馬鹿になれ 夢を持て!! ボンバイエ!! ボンバイエ!!
2 :
吾輩は名無しである:04/02/15 11:16
2
3 :
吾輩は名無しである:04/02/15 11:17
★★★★糞スレ保守運動★★★★
25レス以上つけばDAT落ちが防止できます
文学板を糞スレで埋めましょう
そりゃ、重複厨には腹は立つけど、
>>3は闘いの方向性が違うだろ。
5 :
吾輩は名無しである:04/02/15 11:21
ワロタ
6 :
吾輩は名無しである:04/02/15 11:42
糞スレ立てんな
7 :
吾輩は名無しである:04/02/15 11:49
ワラタ・・・
8 :
吾輩は名無しである:04/02/15 11:54
これは何重ものの仕掛けがあるな。
まず、「おまえらにいいたいことがある」
ここでいやおう無しに人をひきつける。
第二に、シェイクスピアの重複スレかと思いきや、
アントーニオ=アントニオ猪木のパラダイム転換とくる。
第三、アントニオ猪木なら「123ダー」かと思うだろうが、、
そこでも「巧妙なずれ」が生じる。
微妙に古い大晦日の特番の「馬鹿になれ、夢を持て」をもってくるとは。
このスレを立てた者は、理論派の詩人か、そういう優れた文章家に違いない。
せっかく彼がスレ立ててくれたんだ。このくらいブンガク的な分析をしようじゃないか。
>1
こりゃあ、びっくりだぁwww
10 :
吾輩は名無しである:04/02/15 12:31
>>8 鋭い分析だ。こういう方が文学板を復興させるにちがいない
11 :
吾輩は名無しである:04/02/15 12:57
ペニスの商人
12 :
吾輩は名無しである:04/02/15 13:04
ベニスの商人はユダヤ人差別
13 :
吾輩は名無しである:04/02/15 13:10
↑
そーいう発言する時点で、お前の中にユダヤ差別の意識がある証拠だ。
こいつは正義感マンマンでモンゴル人を差別するタイプと同類だな
14 :
吾輩は名無しである:04/02/15 13:16
呉に言ってくれ
15 :
吾輩は名無しである:04/02/15 13:22
シェークスピア入門にはこの作品がいいのかしら?
16 :
吾輩は名無しである:04/02/15 13:44
ベニスの商人の資本論
>13
いや、意識されるように『ベニスの商人』は書かれてるわけで
読んでないやつを相手にむきになるな。
さて、ここには主語がない。もしくは省略されている。
「ベニスの商人」であるのは一体誰なのか?
スレ主なのか、それともこのスレをROMる者なのか、特定の人間なのか?
ここには冒頭からして主体の決定不可能性が言述されており、
我々に否が応でも「作者の死」を述べたロラン・バルトを想起させる。
「ベニスの商人だが、おまえらにいいたいことがある。」
おそらくこのスレタイを以下のように書くのが普通ではあるまいか?
「私はベニスの商人であるが、おまえらにいいたいことがある。」
省略されているのは「私は」という主語だけでなく、
「ある」という繋辞も省略されている。
20 :
吾輩は名無しである:04/02/15 14:18
>>19 主体? バルト? ハッ。ていうこのスタンス。
語りえぬものには沈黙しなければならない。
8の構造主義的批評とは違う視点からのスレッド分析を続けよう。
タイトルの「ベニスの商人だが、おまえらにいいたいことがある。」
上記で述べたように「だが」という言葉が強調されて異化作用を引き起こしている。
エルンスト・ブロッホの『異化』を下敷きにしていることが見て取れるが、
スレ主はそれをあえて表に出すような野暮なことをしない。
さて、この「だが」によってテクスト論的転回がなされたスレタイに
唐突に「アントーニオ」という署名がなされている。
「04/02/15 11:15」という日付と共に。
まず日付に注目してみよう。02/15と11:15は見事に韻を踏んでいるが
この数字の二重性はあきらかに日付が「反復される」ものであることへの言及であるが、
それはボンバイエという言葉が「ボンバイエ!! ボンバイエ!!」と繰り返されている事へと
参照させる。しかもエクスクラメーションマーク「!」からして既に二重の「!!」なのだ。
ここには非常に緻密に計算されたテクスト的ストラテジー(戦略)がある。
「ある」が省略されたために「だが」が強調されたこのスレタイは
トーマス・マンという固有名詞へと我々を導く。
そしておそらくはモンゴメリーをも。
スレタイの「ベニスの商人だが、おまえらにいいたいことがある。」
そして「アントーニオ」という署名。
もちろん「ベニスに死す」「トニオ・クレーゲル」への相互テクスト性があるのは言うまでもない。
「アントーニオ」とは「アン」「トーニオ」に分割可能であり、
それぞれモンゴメリーとトーマス・マンへとテクストを接続するのである。
25 :
吾輩は名無しである:04/02/15 14:32
震えるほどの、名スレじゃ・・・・・・!!
26 :
吾輩は名無しである:04/02/15 16:30
ワロタ
27 :
吾輩は名無しである:04/02/15 16:56
ペニスで商売してるチョコボール向井の話ですか?
28 :
吾輩は名無しである:04/02/15 17:04
1=批評家X=ベニスの商人
29 :
吾輩は名無しである:04/02/15 17:09
30 :
吾輩は名無しである:04/02/15 17:17
第2レスポンスに移ろう。
ここでの署名は「アントーニオ」から「吾輩は名無しである」へと変化している。
日時は「04/02/15 11:16」で第1レスポンスのわずか1分後である。
そしてここにはこう簡潔に書かれているだけである。
「2」と。
このレスは自分が2であることを知っており、
3でも4でもないことを知っている。いや、知り抜いているのだ。
そして自分が「2」であるというただそれだけのことを言うために、
またそれ以外のことを言わないために、ただこう書いている。
「2」と。
これは非常に的確かつ簡潔な自己言及的レスであるが、
その簡潔さゆえに我々を深読みへと導く罠を仕掛けているかのようだ。
なぜ彼(彼女)は自分が「2」であることを知っていたのか?
そしてどのような言語遂行的意図から「2」と自己言及したのか?
これらの問いは一時エポケー(宙吊り)させたままにし、
後ほど立ち戻ってみることになるであろう。
つまんね。
35 :
吾輩は名無しである:04/02/15 18:59
ペニスの商人は高橋がなり
36 :
吾輩は名無しである:04/02/15 19:27
なるほど。そういうコンテクストがあったとは!
慧眼を持った人だけが
>>1と
>>2の素晴らしさに気づく。
37 :
吾輩は名無しである:04/02/15 21:20
>>8そして
>>19-24には敬意を表しつつも異なる読解を試みたい。
「ベニスの商人だが、おまえらにいいたいことがある。」というスレタイのもとに
アントーニオはいう、「馬鹿になれ 夢を持て!! ボンバイエ!! ボンバイエ!!」と。
私にはやはりここからシェイクスピアという名前の響きを聞き取りたいと思う。
しかしまずアントーニオの言葉を読むことが先決である。
「馬鹿になれ 夢を持て!!」とアントーニオは言っている。
しかしここには字義通りの応援メッセージがあるわけではない。
ここに非常に投げやり(註@)な声の調子を聞き取ることはやさしい。
アントーニオはおそらく絶望と希望の間で揺れ動いている(註A)のだ。
アントーニオは言葉の空しさをよく知っている。
だからアントーニオの言葉も揺れ動いている。
それゆえにこれに続く言葉はもはや言葉ではない。
「ボンバイエ!! ボンバイエ!!」はもはや言葉でも記号(シーニュ)でもない。
これはと歌(註B)である。
この「ボンバイエ!!」という歌声から海(註C)の香りを味わうのは易しい。
言葉から歌へと移行したアントーニオは、ここで初めて肯定的になる。
「ボンバイエ!!」はベリー・ナイス(註D)と翻訳可能になるのである。
38 :
吾輩は名無しである:04/02/15 21:20
ここにきて我々はようやくシェイクスピアについて語ることができる段になった。
シェイクスピアSHAKESPEARE、この言葉はSHAKEとSPEARに分割される。
ここにきて1が仕掛けた巧妙なアナグラムに我々は愕然としてしまう!
註Aの「揺れ動いている」は「SHAKE(振り動かす)」であり、
註@の「投げやり」は「SPEAR(投げ槍)」である。
作者はシェイクスピアの名前をシェイクとスピアに分割し、
それを言葉のひずみの中へあまりにも見事に溶解させている。
39 :
吾輩は名無しである:04/02/15 21:21
そして何と驚くべきことだろう!
テクストの奥底へと沈めているのはこれだけではないのだ。
ベニスの商人The Merchant of Veniceには
註のB〜Dが鮮やかな手捌きで織り込まれているのである。
「商人Merchant」とはフランス語MERと英語CHANTの合成語だが、
ここに註Cの「海MER」と註Bの「歌CHANT」が掛詞になっている。
また「ベニスVenice」は明らかに註D「ベリー・ナイス」を指す。
我々は「略」と書くのをしばしば「ry」と書くが、
ここでは「ry」自体が略されているのである。
very niceからryを取ってみたまえ。
そう、ve niceとなるのだ!
40 :
吾輩は名無しである:04/02/15 21:46
すごいっ! すごすぎるっ!
42 :
吾輩は名無しである:04/02/15 21:59
いろいろなことがみなさんのおかげでわかりましたが
ただ、ベニスの商人さんの言いたいことってのが
いまひとつまだわかりませんっ!
43 :
吾輩は名無しである:04/02/15 22:50
ベニスの商人The Merchant of Veniceとは「ベリーナイスな海唄」だったのか…
眼から鱗とはこのことです!!!
唐突に神降臨age
45 :
吾輩は名無しである:04/02/16 01:08
クソスレかと思いきや名スレじゃん!・・・これすごく腹異体YO(w
このスレタイ、ほんとにいいよね。
さすが、文学板。
MMRもこなけりゃ、なんだってーもこないとは。
人類が滅亡してないからか。
無理して作ってみる。
……Veniceは英語読み。イタリアではVenetiaだ……
このアルファベットを入れ替えると、TE NE VAI というイタリア語にな
る。このままだと主語がないのだが、つまり不特定多数へ向けられた「去っ
てしまった」という意味と考えると良い。
chantは歌。……だが、ただの歌ではない。Gregorian Chantに代表される
ように、聖歌の色合いが濃い言葉だ。つまり、The Merchant of Venice
とは、はるか過去、そして未来の大津波によって海の藻屑と消えていった
人類への隠された挽歌なのだ……
おー、ノアの方舟以前への海底に沈んだ古代世界への哀歌・・・?
49 :
吾輩は名無しである:04/02/21 01:19
47で「Gregorian Chantに代表されるように、聖歌の色合いが濃い言葉」とある。
The Merchant of Veniceが聖歌の意味合いを持つとすれば
当然ながらそれはサン・マルコ(聖マルコ)を讃えたものであろう。
ご存知のようにヴェニスの中心は「サンマルコ広場」であり「サンマルコ寺院」もある。
聖マルコはローマ教会の基礎を築いたパウロの重要な側近であり、
言わずと知れた「マルコ伝(マルコによる福音書)」を書いた著名な人物(a man of mark)。
マタイやルカもマルコによる福音書を参考にしたとされている。
50 :
吾輩は名無しである:04/02/21 01:21
また47でのVenetiaのアナグラム「TE NE VAI(去ってしまった)」には主語がないが、
「ベニスの商人だが、おまえらにいいたいことがある。」というスレタイにも主語がない!
これは驚くべき符牒(mark)である。
ここで我々はマークmarkという言葉をマークmarkしておくことが、
ただし、Deutsche markと呼ばれるドイツの通貨単位「マルク」の意味を含ませるつもりはない。
おそらくマークmarkの頭文字を大文字にすればこれ以上言う必要はないであろう。
サン・マルコ(聖マルコ)がSt. Markと綴られ、マルコ伝がMarkと綴られることをみるのは易しい。
51 :
吾輩は名無しである:04/02/21 01:25
聖マルコの遺骨をヴェニスに運んだのは商人であり、
サンマルコ寺院が聖マルコの記念碑markerであること、
商人merchantはサンマルコ広場を市場marketにしていたことを述べるのは
蛇足以外の何ものでもないわけだが
「TE NE VAI(去ってしまった)」のはおそらく聖マルコであり、
哀歌を捧げているのは商人merchantであるだろう。
しかし、これらのアナグラムは見えにくい。
まるで透き通ったベネチアガラスのように。
___
. |(・∀・)|
. | ̄ ̄ ̄ ジサクジエン共和国
△
△l |
__△|_.田 |△_____
|__|__門_|__|_____|_____
54 :
吾輩は名無しである:04/02/21 14:46
しかしまだアントーニオが誰かわからない!
55 :
吾輩は名無しである:04/02/21 19:52
1ってこういう伏線をもってスレ立てたのか・・・(驚愕
56 :
吾輩は名無しである:04/02/21 22:19
さて、アントーニオとは誰か?
その者はヴェニスの商人であると同時に歌(CHANT)を歌う者だ。
どんな歌か?
イタリアンポップスのカンツォーネか?
それともイタリア・バロック音楽か?
その歌はサン・マルコを偲ぶ哀歌であると同時に
我々を槍で突く(SPEAR)ように振り動かす(SHAKE)。
その歌い手=作曲者とはおそらく、
アントーニオ・ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi)のことだろう。
57 :
吾輩は名無しである:04/02/21 22:28
文学板って・・・・・・これほど濃密な会話が交わされているとは。
まったく知りませんでした・・・・・・高をくくっていた・・・・・・所詮2chだと!!
アントーニオ別解を出そう。
Antonio。これまでの推論からアナグラムが有効であることは
実証済みだ。したがって、この署名にもなんらかの隠された
メッセージがあると考えられる。
試みに、
"ANTI" "NOO" という語句を得てみよう。NOOに敵対する者。
穏やかではない。NOOとは何か。1400年頃までの英語は、NOW
をnooと発音していたということから考えるならば、
(参考
ttp://www.inr.co.jp/zakkaya/his/detls.htm)
「今に敵対する者(anti noo)」として名を忌んで呼ばれて
いた存在が浮かび上がる。シェイクスピアの時代には、さらに
その言葉すら恐れられ、アナグラムの中に隠された。そんな
推測が出来るのである。
さらにNOOをアナグラムと考えるならば、"no","o",の2つ
の音が得られ、これは「オノ」と読めよう。第一の解釈をここ
に再び導入してみるならば、
「花の色はうつりにけりな徒にわが身世にふる眺めせしまに」
の歌を読み、「去ってしまった時の儚さ」を憎しみ悲しんだ、
小野小町、その人こそ浮びあがるはずだ。小町は数々の男たち
の恋を全て退けたといい、その傲慢の罪を問われ、中世には老
いの落魄の伝承やら地獄に落ちたという言い伝えまでつくられ
ていた。処女を守ったがために地獄へ落ちる。キリスト教徒達
にとって、これは受け容れ難い運命であり、その名を直接に指
し示すことも憚ったことは想像に難くないのである。
「今に敵対する者」として考えるならば、オノヨーコの線も
有り得ると付記しておくが、今は後の研究を待ちたい。
アントーニオがアンチ、小野、だとしたら、小野は今スレタイで
現代の小野小町として名前が挙げられている綿矢りさと考えるのが妥当。
この場合、1は昨年11月の時点で、現在の綿矢フィーバーを予想、
綿矢スレ乱立に警告を発していたと考えられる。
ここから1の台詞がアントニオ猪木のものを原型としていることの意味が
分かる。つまり、これは明らかに女性優位になりつつある文学状況、
ひいてはその題材である恋愛、社会状況そのもののさなかにおいて、
そこで絶望し、格闘技などの男性であることが保障される架空世界へと
逃避しがちな若い男性へ向け、男性的なものの象徴である猪木のイメージを借りて発せられたメッセージなのである。
バカになれ、目先に囚われて、若い女でないことを悔やむな。
ボンバイエ!
62 :
吾輩は名無しである:04/02/22 21:08
なるほど。でも「ボンバイエ」がまだ理解できませんっ!
考えるな。感じろ! バカになれ! ボンバイエ!! ボンバイエ!!
64 :
吾輩は名無しである:04/02/23 00:41
そろそろヴェニス(ヴェネチア)を離れてみるときがきたようだ。
我々はヴェニスからコンゴ(旧ザイール)へと赴かなければならない。
「ボンバイエBOM-BA-YE」は正式には「Boma ye」と書き
アフリカのコンゴ民主共和国周辺で用いられているリンガラ語である。
直訳すると「彼を殺せ」、意訳で「やっつけろ」という意味であるが
この言葉には黒人の魂が宿っているといえるだろう。
「BOM-BA-YE」は英語で「爆撃するbomb」を連想させるが
ここにもリンガラ語と英語とのアナグラム的符合が見られる。
65 :
吾輩は名無しである:04/02/23 00:42
しかしただちにコンゴからさらに東に進路を向けよう。
インド中西部の港湾都市「ボンベイBombay」へと。
「BOM-BA-YE」からEを取り除くだけでいいのだから。
おそらくアントーニオの秘密を解く鍵は、
このボンベイという都市に眠っているのではあるまいか!?
コンゴといえばコンラッド「闇の奥」
そして「地獄の黙示録」
ボンバイエはそれが猪木の台詞からの引用であることを強調する記号。
それがなく本文部分だけでは、ダイレクトに「猪木=男」という背景を引き出すのには
ちょい弱い。
さらに、現在「ボンバイエ」には興行の名前という商標的な意味もある。
ここから読み取れるのは、「若い女の受賞は商業主義的な陰謀」という
論調の予言とそれへの警告だろう。つまり、真に強い男なら、商業主義を
排する純粋さを主張して、商業主義の場における自分の弱さを語るのではなく
むしろそれを取り込む強さを見せろ、ということだ。
格闘技=文学の純粋さを求めてスポーツ化することより、
猪木的なプロレスの道を進んで受け入れることこそ、男だ、という。
つまりこれは綿矢現象以前にすでに潜在していた板全体の論調
(純粋主義、排他主義、反商業主義)が預言者的資質によって1に感知され
たことで発せられた予言=警告なのである。そして彼はその予言を
猪木=シェイクスピアという形で発することによって、
文学が本来的にプロレス的な雑種であり、純粋主義の産物ではあり得なかった
ことを板の住人に思い起こさせようとしているのだ。
70 :
吾輩は名無しである:04/02/23 12:16
なるほど。「商業主義的」な意味合いから「ベニスの商人」が出てきたわけか。
そして、ベニス、コンゴ、ボンベイへの貿易?
71 :
吾輩は名無しである:04/02/23 15:36
おれの肝臓を2万で質に入れたい。
半年後に3万で買い戻すからさ、頼むよ。
「ベニスの商人」は国際貿易の従事者。つまり、この猪木が語る
「脱純粋主義」とは、国内的な意味での商業主義に迎合しろということでは
なく、国際的視野によって国内的な商業主義を超克しろということなのだ。
とすれば、ここで猪木=シェイクスピアとしての1が具体的に
誰を指しているのか、ひとつの回答が浮かび上がる。
この1の台詞は「芥川賞には期待しない、自分はノーベル賞を取る」の
言い換えではないか。
失礼、書き込み時間の部分の11を日付けと勘違いしてました。
1が書いたのは今年の二月か。予言じゃなかった。
批評の勉強になるスレですね。
『文体練習』じゃなく『批評練習』なんて本がでたら読んでみたい。
75 :
吾輩は名無しである:04/02/23 22:10
>74
あーその本いいね。もしあったら買うっ!
76 :
吾輩は名無しである:04/02/23 22:11
良スレ
アメリカのディベートの授業ってこんな感じなのかなーと思った。
無意味なお題でワザを競う。
確かにレイモンクノーの「文体練習」みたいな批評練習本があったら読んでみたい
なんにもならないと思うけどw
大体の本はなんにもならない。
参考書として「ヴェニスの商人の資本論」(岩井克人)がある。
シェークスピアの物語を辿りながら、貨幣それ自体では価値を持たないことや、
貨幣は異なった共同体の接触の中でこそ生まれることなどを解説した経済論。
すごい、註がついた。
これで決定版にしてしまっていいのか? 1が春樹ってことでいいのか?
83 :
吾輩は名無しである:04/02/23 22:48
>>65でヴェニスが港湾都市ボンベイに結び付けられたのは示唆的である。
ここで重要なモチーフになっているのは「海」または「水」だからだ。
テマティック批評のバシュラールならばきっとそう述べることだろう。
>>39では既に「商人Merchant」が「海歌」であることが指摘されていた。
つまり「海MER」と「歌CHANT」のアナグラムであると。
そしてヴェニスとはご存知のように運河がめぐらされた「水の都」である。
交通の重要な足はゴンドラであり、人々は水に揺られて移動する。
SHAKESPEAREのシェイクSHAKE(振り動かす)はここにもかかってくる。
MERはフランス語で「海」であるが
英語では以下のように商業的な接頭語ともなる。
@mercantilism重商主義
Amercenary報酬目当ての
Bmercer絹物商人
うーん、上の註の意義はちょっと疑問。英語のほうでそういう意味の
接頭語になってるのは「merchant」からきたことなのではないでしょうか。
merの解釈がふたつあるってことではなくて。
なんかわかりにくいな。すまん。
はっ、もしかして、
こういうのにはこういうあんまり意味のない註がいっぱいつくものだ、
というパロディの一貫なのか!?
だとしたら浅見を恥じるばかりだ。申し訳ない。
87 :
吾輩は名無しである:04/02/24 00:39
>>85 その通り。遡ればラテン語「merx商品」が元。
>>86 こっちこそわかりにくい洒落ですまん。
88 :
吾輩は名無しである:04/02/24 00:41
我々はベニス、コンゴ、ボンベイという空間を揺れ動いた。国際的な貿易商人のように。
またシェイクスピア、猪木、トーマス・マン、サン・マルコ、アントーニオ・ヴィヴァルディ等の
固有名詞の間をも横断してきた。ゴンドラに揺られるようにして。
ここでアントーニオ・ヴィヴァルディ(Vivaldi)の名前に注目してみよう。
Viva!とは「万歳!」という間投詞であるが、
これは当然ながらBOM-BA-YE!「ボンバイエ!」と饗応しあう。
なんか納得してしまうぐらい読解が濃密になってきたんですけど・・・。
このへんで1に登場してほしいなあ。
猪木ボンバイエは、モハメド・アリ(尊敬される者)との対戦
の折に、アリのテーマを贈られたことからという事実を忘れて
はならない。ザイール(コンゴ)での興行の際に、興奮した観
客たちが、「アリ、ボンバイエ!」と口々に叫んだのがはじま
りだったという。語句に付された歴史をみれば、また別のメッ
セージが登場する。あたかも太陽の日差しで海の波間がそこか
しこと幾度となくきらめくに似て。
そう、馬鹿になれ、夢をもて。これらの言葉は、アリの人生
そのものから発せられ、猪木へと伝えられた魂の解読をせずし
て、私達の読解の旅に休息を与えてはくれない。
この83、88系統の読み(なんていうのか知りません。バルトみたいなやつ)
文を味わうには非常に有効だと思いますが、
でなんなの結局、みたいな点に限界を感じるんですが。
何なの、もなにももとはないからそれでいいっていえばいいのか。
シェイクスピア、アントニオ・猪木、モンゴメリ、トーマス・マン、サン・マルコ、
コンラッド、小野小町、オノ・ヨーコ、ヴィヴァルディ、バルト、バシュラール、
モハメド・アリ・・・巻末に人名索引も必要でつねっ。
>>92 印象批評より面白くない?
印象批評は化け物みたいな人にしか許されない批評だと個人的には思っているけどw。
こういう読解だと、とりあえず議論できるし、なにより面白い。
まあ、
>>1もこんな展開は予想だにしていなかったと思うけど。
え、こういうのを印象批評っていうのかと思ってた(全然知識なし)。
印象派っぽいから。単語からの印象で引っ張ってるように見えるし。
じゃ、こういうのはなんて言うんですか?
というか、じゃあ印象批評ってのを誰かしてみてくれ。
くれくれ君っていうのになっちゃったみたいでごめんなさい。
すっかり生徒気分になってました。
>>95 俺も知識はそうないけど・・・。
小林秀雄みたいな化け物が印象批評じゃないの?
これは批評ってか、読解ゲームみたいなものじゃない?
テケストの表の意味からどれだけ水面下の塊を取り出してみせるかっていう。
なんやかんやともうすぐ100か。
1はどういう展開を考えていたのだろうか・・・。
すべて
>>1の自作自演だったらすごい。
そして華麗に100
101 :
吾輩は名無しである:04/03/04 00:52
おいっ、「ボンバイエ」は商標登録されてるらしいぞ!
当然されてるでしょ? されてないの?
103 :
吾輩は名無しである:04/03/04 16:41
「1・2・3、ダァーッ!」も商標登録されてるんだと。
意外だな。
「ペニスの商人」と書いてる奴が1つしかない。
みんな本当は書きたいんだろ。
無理しなくてもいいんだよ。
ここで我々は
>>1を問いなおさなければならない。
「ベニスの商人がいいたいこと」。しかし、ここで問い直されるのは
「何を?」では無く「誰に?」をである。無論「ベニスの商人アントニオが言い
たいこと」があるのはユダヤ人シャイロックにであるが、『ベニスの商人』にお
けるシャイロックの立場が産業革命を経て浸透しつつあった資本主義下のドイツ
ロマン派によるシェイクスピアの再発見手続きにおいて反転し、第二次大戦後
シオニズムの運動の中で確定したパラダイムの中にあるということに注目しなけ
ればならない。
同様に「アリから猪木へと受け継がれた魂」がなんであるのかという問いもまた、
それが誰に向けられていたという問いに変形させられる必要がある。
猪木が燃やす闘魂に火をつけたのは新日本と全日本とが対峙する劇空間を構成した
文字通りの巨人、ジャイアント馬場であるのだが、ジャイアント馬場なき今、
ダビデの末裔、アントニオ猪木に立ちふさがるゴリアテ、ジャイアント馬場という
安易な構図は我々には許されない。
では迷走する猪木イズムの空疎な叫び
「馬鹿になれ、夢をもて、ボンバイエ、ボンバイエ」(
>>1)はフラクタルに再構成
されたこの構図においていかなる意味を持つだろうか?
持つだろうか、まで書いたなら、結論はよ書け。
上に見たアントニオを含む二つの劇のパラレルな変遷を踏まえて、
>>1を解釈していこう。
1.馬鹿になれ:全日本vs新日本の劇空間の内部でその最後に馬場が
立つプロレス史を否定し、
2. 夢を持て:新しい時代の到来を告げる
3.ボンバイエ:我こそは、アリから受け継ぐ闘魂のイデアを具現する者。
この1. 2. 3.はアントニオのもう一つの言葉に対応している。
曰く、「1.・・・2.・・・3.・・・・ダァーッ!!!」。
1. 2. 3.の段階において未だ馬場の作り出した全日本vs新日本という劇空間に
含まれる「アントニオのいいたいこと
>>1」は
「ダァーッ!!!」
この言葉にならない叫びによってこの空間を突き破り、さらには観客と舞台
の間の空隙さえも突き破って我々を巻き込むのだ。
ここで当然思い起こされるのはダダイズムであるが、ダダの叫びが
それが歴史を否定する否定のための否定、新しさのための新しさでしかなか
ったのに比して、1. 2. 3.と経過を数え上げるアントニオのそれが明確に
異なっていることはいうまでもない。
上に見たアントニオを含む二つの劇のパラレルな変遷を踏まえて、
>>1を解釈していこう。
1.馬鹿になれ:全日本vs新日本の劇空間の内部でその最後に馬場が
立つプロレス史を否定し、
2. 夢を持て:新しい時代の到来を告げる
3.ボンバイエ:我こそは、アリから受け継ぐ闘魂のイデアを具現する者。
この1. 2. 3.はアントニオのもう一つの言葉に対応している。
曰く、「1.・・・2.・・・3.・・・・ダァーッ!!!」。
1. 2. 3.の段階において未だ馬場の作り出した全日本vs新日本という劇空間に
含まれる「アントニオのいいたいこと
>>1」は
「ダァーッ!!!」
この言葉にならない叫びによってこの空間を突き破り、さらには観客と舞台
の間の空隙さえも突き破って我々を巻き込むのだ。
ここで当然思い起こされるのはダダイズムであるが、ダダの叫びが
歴史を否定する否定のための否定、新しさのための新しさでしかなか
ったのに比して、1. 2. 3.と経過を数え上げるアントニオのそれが明確に
異なっていることはいうまでもない。
つまんね
>>110 確かに、確かに
>>106の「パラレルな変遷」を踏まえてないしな。
とんでも臭もでてないし。
上でやっていた名無しさんの再登場を待つ。
つまんないっていうより、論旨が明確でない、という感じ。
「こういう評論文って、結局何いってんのか分かんない」ということの
パロディとして解釈すれば良いか。
>>112 論旨としては、
『ベニスの商人』においてのユダヤ人の変遷と
プロレス界の構造変化を対置して、(ここまでが
>>106)
「1.・・・2.・・・3.・・・・ダァーッ!!!」が
>>1を
発展解消しているってこと。
後半は
>>106書き込んだあとに思いついたもんでね。いかなる意味を持つだろうか
と振っておきながら、
>>108の「
>>1の意味」が前半を受けてない。
114 :
吾輩は名無しである:04/03/07 00:41
とりあえず1bにしてはよくやった(w
コテハンを内容で属性じゃなく個別認識してるのって、
あんまり大いばりでいえることでも。
「内容で属性じゃなく」→「属性じゃなく内容で」。間違えた。
>>117 >コテハンを属性じゃなく内容で個別認識してるのって、
>あんまり大いばりでいえることでも。
ちょっと意味が分からんです。説明してほしひ
ああ、名前入れ忘れた。
>>117はあたしです。
それにしても、あの名無しさん来ないね。
多分\(・∀・)ノウンコースレやってた人だと思うんだけど。
あの名無しって誰のこと?
「コテハンを属性で認識」
→例えば、美香さんは早稲田の人。おさむ君は絵を描く。など。
これらは普通に読んでれば知識としていつのまにか知ってしまう情報。
それに対し、
「1bにしてはよくやった」というのは、個々のコテハンのレス
を追跡している感じ、変な身内意識を感じさせる。
2ちゃんねるのコテハンのレス内容に詳しく、彼等が「がんばった」ことが
分かり、「よくやった」と「ほめてやれる自分」でいることは、
果たして「よくやった」などとえらそうに言えるようなことなのか??
そういう自分をこの人はどう思っているのだろうか?
というような意味です。
>>119 > あの名無しって誰のこと?
>>83,
>>88,
>>91のひと。ネタスレを愛着するしかたが
「\(・∀・)ノウンコー」スレで「スカトロ教授」をやってたひとのような気がする。
どうやら、わたしもコテハンを内容で追跡しているようですね♥
まとめてうぜーってことでしょうがネタスレなんだしまったりしましょ。
>120
91は俺です。83,88とは別人だよん。
ぼかして書いたのをはっきり説明させておいて、「まったりしましょ」とは
勝手な言い草。だから分かりにくく書いたんだろうに。
>>123 いやいや
>>120でようやく意味が分かったんですよ。
属性というのが雑談コテ云々というあれかと思ってましたんで、
ちょっと理解ができないなと思ってお尋ねしたのですよ。
図らずも、1bにはあまり読解力がない、ということは認識。
127 :
吾輩は名無しである:04/03/11 21:17
しかしどうして
「1・2、ダァーッ!」
でも
「1・2・3、4、ダァーッ!」
でもなく
「1・2・3、ダァーッ!」
なのか???
猪木のきめ台詞がそうなんじゃないの、良く知らないけど。
>>127氏がその可能性を指摘する「4.ボンバイエ」を見ていこう。
ここでトリスタン・ツァラが発した「ダ」が、「ダ」「ダ」と繰り返されて
「ダダ」をなしていることに注目して欲しい。これに対応するのは勿論、
>>1の「ボンバイエ ボンバイエ」である。
繰り返されるべき「ボンバイエ」を「ダーッ!!!」という「ダ」に
音的類似性を持つ語に置き換えることで「4.ボンバイエ」は
「ダダ」の歴史に目配せし、ボンバイエボンバイエイズムという
不在の歴史を哄笑する。
「1.・・・2.・・・3.・・・(不在の4.)・ダーッ!!!」
はボンバイエボンバイエイズムの否定であり猪木イズムの完成であるのだ。
>>126 どうもこういうの書けないんですよね。バルトの本は昔一冊読んだ覚え
があるんだけれども。
そういえばウンコースレでアリストテレスのカタルシスの語源を排泄として、
日本語の「スカッとする」の語源がスカトロジーであるというのを書いた
んですけど、勿論嘘です。
最近読んでた本にカタルシス=排泄というのはヤコブ・ベルナイス
という人が十九世紀に定義づけたと書いてあったのを読んで思い出しました。
131 :
吾輩は名無しである:04/04/16 20:25
ベニスの商人ってどんな話?
132 :
1b™ ◆1bBtQE5sBo :04/05/23 08:05
133 :
吾輩は名無しである:04/05/23 10:05
あ、ニーチェ久しぶりじゃん。
仕事の調子はどうよ?
これって当時ユダヤ人が演劇を見て泣いたそうです。
これこそ喜劇ではなくてユダヤ人の悲劇を描いた作品なんだと。
>>134 当時のイギリス人は演劇を見てゲラゲラaa略だったそうです
これはユダヤの本質と末路を描いている、と
136 :
吾輩は名無しである:04/05/23 11:44
>>134 当時、演劇鑑賞ができるユダヤ人はいないに等しい
>>133 お久しぶり。調子はあんまり。
新潮文庫の福田恆存の解題によれば19世紀のロンドンのご婦人方も泣いたそうです。
その文脈でシャイロックへのロマン主義的な感情移入を諌めてましたが……。
138 :
吾輩は名無しである:04/08/29 16:50
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ゝ /  ̄|γ/ , ヽ
 ̄ \ ``ゝ' ゝ ヘ  ̄ `'-、
\ ^ ヽ |
こういう絵みたいなやつ、
顔の描写のオタクっぽさはなんとかならないものか。