★☆★F・ドストエフスキー★☆★Part5

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930吾輩は名無しである:04/06/26 08:46
原節子が大根だっていう評もあるみたいだけれど、日本人でナスターシャやれる
程の超絶美形は、あの当時としては原節子以外ないだろうと黒澤版「白痴」見て
思いました。
今リメイクするとしたら、ナスターシャ役はだれかな?
931吾輩は名無しである:04/06/27 05:14
加藤あい!
932吾輩は名無しである:04/06/27 14:28
サトエリ!
933吾輩は名無しである:04/06/27 18:58
ゆうこりん!
934吾輩は名無しである:04/06/27 18:59
煩いよお前ら・・・
935吾輩は名無しである:04/07/02 10:18
アンチドスト派じゃなかったはずだけど、最近ドスト読むと疲れるようになってきた…
なんかドストの思考って「バカの壁」っていうのか、自分の価値観や信仰が唯一絶対的に
正しいもので、それ以外の生き方は間違っている!って決めつけすぎてねえー??
今世界のあちこちで問題起こしてるイスラム原理主義やアメリカのキリスト教原理主義と
根本的な考え方が同じ。
本人は自分の生の究極的な意味を信仰の中に発見して舞い上がっているんだろうけど、
他人からみれば迷惑このうえない。
「作家の日記」の中でロシア・メシアニズムの思想に酔いながら、「戦争マンセー!!」と
叫んでいるドストたんをみてからちょっと自分、退いてしまいますたよ…
936吾輩は名無しである:04/07/02 14:53
この人は分裂病気質だからね。って、何の説明にもなってないか。
937吾輩は名無しである:04/07/02 15:29
アカどもの敵である時点で戦術的な味方。
だから俺は、ドストエフスキーの感性(あえて思想とは言うまい)を支持する。
938吾輩は名無しである:04/07/02 20:19
ドストって自分は信者ではないが、唯一理想的な人物を挙げるとしたらキリスト、
っていうタイプじゃないの?
939吾輩は名無しである:04/07/02 22:51
ドストは懐疑と信仰の間で揺れていたんではないの?
940吾輩は名無しである:04/07/03 00:16
>>937
アカどもの敵ってのはどんなことがあったのか
 資料とかあったらお教えください。

宮本百合子がドストエフスキーについて評論で妙〜に触れたがらなかったのが面白かったので。
(彼女がゴーリキーを持ち上げる時、トルストイを貴族だからというだけで貶したのに
 ドストエフスキーについて敢えて語りたがらないのが見え見えだったのです)
941吾輩は名無しである:04/07/03 08:06
「作家の日記」のドストエフスキーはある意味スゲー!
ロシア正教まんせー!状態。

ロシア正教を護持するロシア帝国こそがこの堕落した世界を救済するメシアなのだ!
ロシアは文明普及者としての使命を果たすため、アジアを侵略しまくるのだ!戦争万歳!
コンスタンティノープルはわれらのものである!

↑ほんと、こんなかんじだよ、いちど読んでみて。
942吾輩は名無しである:04/07/03 08:18
われわれの呼吸している空気を戦争は新鮮にしてくれる。われわれは堕落し衰弱して
精神的に逼迫し、今の空気の中で息も詰まりそうな状態なのだ。

いつまでという期限もなしに苦しむよりは、ひと思いに剣を抜いたほうがよい。
それに今の文明国の平和がどんな点で戦争よりいいのだろうか?むしろ逆に、
人間を獣的にし冷酷無残にするのは、平和、それも長い平和であって、戦争ではない。
長い平和は常に残忍、小心、粗野で飽食せるエゴイズムを生み、何よりも知的停滞を生み出す。

一方、心広やかな目的のために、抑圧された人びとを解放するために、
無私無欲の聖なる理念のためになされた戦争―――かかる戦争は、積もり積もった毒に
汚染された空気を浄め、魂を癒し、恥ずべき小心と怠惰を駆逐し、確固たる目的を宣明・樹立し、
特定の国民が実現する使命を帯びている理念を提示し、かつその理念を明らかにするのである。

ヨーロッパではわれわれは居候で奴隷でした。でもアジアには主人として立ち現れるのです。
ヨーロッパではわれわれはタタール人でしたが、アジアではわれわれもヨーロッパ人です。
使命が、アジアにおける文明普及者としての使命がわれわれの精神をうまくそそって、
一度運動がはじまりさえしたら、われわれはみな夢中になってアジアに向かうでしょう。

ドストエフスキーってアジア人の「ご主人様」のなるつもりだったんだぜ?w
これどう思うよ?
943吾輩は名無しである:04/07/03 08:22
↑うえは「作家の日記」からの抜粋ね(最後の2行除く)
944吾輩は名無しである:04/07/04 21:39
抑圧への闘争は人間を高めるから、その闘争を経て我らロシア人も欧州に認めてもらおう。
これがドストエフスキーの本意である。
ロシア人=タタール人という定義を肯定している事から判るように
彼の言う闘争の対象は、帝政ロシアに他ならない。
監獄にブチ込まれた経験が迂遠な表現を用いさせているに過ぎない。
945吾輩は名無しである:04/07/04 22:03
>>935
小説内の思想=ドストエフスキーの思考なのか。おめでてーな
946吾輩は名無しである:04/07/04 22:18
>>944
欧州に認めてもらいたかったのかなあ?
悪霊じゃあヨーロッパの貴族文化や科学をこきおろしてたし、
カラマーゾフではロシア聖教マンセーロシアマンセーだったし。
947吾輩は名無しである:04/07/04 23:21
ロシア正教マンセーはちょっと違うような気がしないでもない。
948吾輩は名無しである:04/07/05 03:47
又吉イエスもドストエフスキー的には予想の範囲内かな?
949吾輩は名無しである:04/07/05 04:28
てswt
950吾輩は名無しである:04/07/05 19:52
>>945
「作家の日記」はドストエフスキーの時事評論エッセイ集だよ、
小説じゃないよと小1時間(ry


あと「作家の日記」には皇帝陛下万歳!帝政万歳!みたいなことも書いてあったけど、
帝政打倒をめざしていたとしたらなんでそんなこと書いたの?
保身の為のため??
951吾輩は名無しである:04/07/05 23:44
『作家の日記』の対トルコ戦争万歳!は、東方正教会の聖地を奪回するための
言説でしょう。「遅かれ早かれコンスタンチノープルはロシア領にならなければ
ならない」てな具合。ドストが長生きして、日露戦争開戦時に生きていれば、
トルストイとタッグを組んで「戦争反対!」を叫んだかも。
いや、案外「アジア人に対して『白帝』の無敵さを見せてやれ!」かもなあ。
ガキが死んで自分の足元を見つめ直すまで、ドスは
中道保守的な態度で、皇太子とマブだった。その頃
の「悪霊」は「反革命」作品。図式的な見方をすれ
ばだけど。
選挙もない時代に「中道保守」もないかw
954吾輩は名無しである:04/07/06 00:02
ド氏のすごいところはあれだけ「作家の日記」で極右的なことを書いてるのに、
いざ小説になったらすべてを相対化する言説を構築してしまうところ。
小説という形式でしか世界のポリフォニックな構造を表せなかったんだと思う。
955吾輩は名無しである:04/07/06 00:13
>>954
>小説という形式でしか世界のポリフォニックな構造を表せなかったんだと思う。

過去形を使っておられますが、これは現在でも同じではないでしょうか。
そこに「小説」という芸術形式の現在・未来における可能性があるのでは
ないでしょうか。
956吾輩は名無しである:04/07/06 00:32
955さん、いいこと言うねえ。
957吾輩は名無しである:04/07/06 05:16
2004年6月10日(木)
「戦争と平和 三」 トルストイ 岩波文庫 1984.10 622P 読了。
「スペードの女王 ベールキン物語」 プーシキン 岩波文庫 1967.5 221P 読了。
2004年6月11日(金)
「ミケランジェロの生涯」 ロマン・ロラン 岩波文庫 1963.2 214P 読了。
「罪と罰 上」 ドストエフスキー 新潮文庫 1987.6 488P 読了。
「戦争と平和 四」 トルストイ 岩波文庫 1984.11 553P 読了。
2004年6月12日(土)
「罪と罰 下」 ドストエフスキー 新潮文庫 1987.7 502P 読了。
「わが闘争 上 I民族主義的世界観」 アドルフ・ヒトラー 角川文庫ソフィア 1973.10 554P 読了。
「わが闘争 下 II国家社会主義運動」 アドルフ・ヒトラー 角川文庫ソフィア 1973.10 462P 読了。
958吾輩は名無しである:04/07/06 05:23
>>957
「おまえら、月に何冊くらい、【小説】読んでる?」スレから
妙なものを転載するのはやめてもらえませんか。
959吾輩は名無しである:04/07/06 05:36
6月12日、合計1500ページ。
一日24時間。1440分。
1分1ページとしても、一日中ぶっつづけで飯も食わず眠りもせず読書。
不可能。
逆算して一日読書に8時間費やすとして、480分。
1ページ19,2秒。
不可能。
960吾輩は名無しである:04/07/06 07:46
>>951
絶対「アジア人に対して『白帝』の無敵さを見せてやれ!」派だとおもうなぁ…ドストは。
このひと、小説で言ってることと、エッセイでいってることと、まるきり違う印象なので
今回私びっくりしてしまいました。

でも954 さんのおっしゃるとおり、「小説」とエッセイは別物、別世界なのかも。
小説家って奥深いものなんですね。
961吾輩は名無しである:04/07/06 13:26
1ページ19,2秒。 普通。罪と罰くらいの密度の文章を、
見開きで一分以内に読めないなら普通より読むの遅いよ。
962吾輩は名無しである:04/07/06 14:47
それは読書家の普通でしょ。平均は分速600文字。
963吾輩は名無しである:04/07/06 19:12
>>961
古典くらい丁寧に読めよチンカス野郎
964吾輩は名無しである:04/07/07 00:43
>>963
うるせえ、くされマンコ
965吾輩は名無しである:04/07/07 22:12
次スレ980ぐらいでいいかな?
966吾輩は名無しである:04/07/08 02:19
おいちょっと!アリョーシャたんってかわいくねえか?
967吾輩は名無しである:04/07/08 06:27
>>965
次スレ、もう早々にムイシュキン公爵がたててたヨ。
Part6でしょ?
いま、下におちてる。
968965:04/07/08 20:59
>967
Σ(゚Д゚)
気付かなかった…
逝ってくる。
969吾輩は名無しである:04/07/08 21:02
970吾輩は名無しである:04/07/09 15:54
暑ーい、暑すぎ。きのうディズニーランドで一日遊んだら熱中症になりかけたよ。
ところで質問なんだけどさ、「白痴」ってムイシュキンがドアホのくせに余計なお節介
したから、あれほどの悲劇になったんだと思わない?
衝動的にナスターシャに結婚申し込んでおきながら、手におえないと思ったらポイして
アグラーヤに即、乗り換え。なんて節操のないヤツ。
なんでこんなヤツが「美しい人」なんだ?
スプラッシュ・マウンテンでmyハニーと落下しながらそんな事を考えたんだけど。
971吾輩は名無しである:04/07/09 20:47
ムイシュキン公爵は最初から最後までナスターシャ一筋だと思うんだけど
972吾輩は名無しである:04/07/10 08:23
じゃあ、なんでアグラーヤにラブレター書いたり、結婚申し込んだりしたの?
973吾輩は名無しである:04/07/10 16:41
バカだからじゃない?
974吾輩は名無しである:04/07/10 17:10
>>973
身も蓋もねぇ……
975吾輩は名無しである:04/07/10 18:57
いくらバカだからって、して良いことと悪い事があるよ!
二股かければ結局はどちらの女性も傷つけて最悪の結果になるんだということが、
どーしてこのバカにはわからないの?
ナスターシャもアグラーヤもロゴージンも、このドアホの哀れな犠牲者だよね。
ムイシュキン公爵は「美しい人」と呼ばれているけど、理想理念ばかり高くて決断力・実行力に
決定的に欠けた「虐げられた人々」のアリョーシャとどこが違うんだ?
そういえばナスターシャとアグラーヤがムイシュキンをめぐって争うシーンって、
「虐げられた人々」でナターシャがカーチャにアリョーシャを譲るシーンの…なんて言えばいいのか
わかんないけど、ネガだよね。
「虐げられた人々」が三角関係の天国篇なら、「白痴」はより現実的な地獄篇なのかな?

まったくもう、このバカには本当に腹が立つよ〜!
976吾輩は名無しである:04/07/10 19:38
コピペ975のラッキーアイテム:君が望む永遠
977吾輩は名無しである:04/07/10 20:19
ナスターシャが真の主人公であり美しい人なのだ。
なぜなら、非常に混乱している。
しかも、その混乱の原因はナスターシャ自身のせいではない。
そして、彼女は彼女自身の分身、ロゴージンとムイシュキンに
心を引き裂かれている。素晴らしい!!。
ナスターシャと結婚したい。
978吾輩は名無しである:04/07/10 22:55
>>977
そういう読みもあるんだねえ。
目からウロコです。
979吾輩は名無しである
978ほど他人様を嘲弄したレスは無い。