【清楚】文壇BAR 101店目【真摯】

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648ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE
ラテン文学(長編小説のみ)必読の10作
この分類には「異議あり!」の声もあるかと思うが、
南欧ラテン+その植民地だった(と言っても宗主国は2カ国だけだが)
ラテン・アメリカということで。
どこかテーストに共通するものがあるのがおわかり頂けると思う。
   
1 ドン・キホーテ  (スペイン)    セルバンテス
2 伝奇集      (アルゼンチン)  ボルヘス
3 百年の孤独    (コロンビア)   ガルシア=マルケス
4 密林の語り部   (ペルー)     バルガス・リョサ
5 フェルディドゥルケ(ポルトガル)   ゴンブ・ローヴィッチ
6 肉桂色の店    (ポルトガル)   シュルツ
7 その男ゾルバ   (ギリシャ)    カザンザキス.
8 侮蔑       (イタリア)    モラヴィア
9 まっぷたつの子爵 (イタリア)    カルビーノ
10 デカメロン    (イタリア)    ボッカチオ

日本人の教養としては上記10作を読んでおけばよろしいのでは?
スペインには、いまだにセルバンテスを超えるような作家は現れておらず、
文学史上1を落すわけにはいかない。
近年勢いがあるラテンアメリカ文学は、2、3、4で確定でしょう。
あまり馴染が無いポルトガルは5、6を押えておけばいいかと。
オリンピックが近ずく古き国ギリシアだが、戯曲、詩、神話抜きで小説のみだと
意外に苦しい戦いという気がする。
故アンソニー・クインの大熱演が印象的な映画化作品でも知られる7をセレクトしてみた。
10には、異論続出だろうが、物語の原型はここにありの感があり見落せない。
9と併せて読むと、時代を超えた伝統的なイタリア文学の資質のようなものがわかる気がする。
そして、8のモラヴィアの異質な現代性というものもわかるかと思う。