モ テ な い 文 学

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1全国垂直社

不細工、根暗、オタク、童貞、彼女いない歴=年齢

現代日本が生み出した社会公認の賤民階級
それを主題にした文学について語らないか
2 ◆GiTmRUKFvw :04/01/17 12:01
糞が2ゲット
3吾輩は名無しである:04/01/17 12:02
どんなやつ?
4吾輩は名無しである:04/01/17 12:02
       ∧  ∧
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      (__(__|     ヽ、ニ三
5吾輩は名無しである:04/01/17 12:06
よく考えてみるとモテない奴を描いた、または題材にした文学って
ほとんど見つからないな。それだけタブーってことか?
6 ◆GiTmRUKFvw :04/01/17 12:18
タブーも何もお前毎朝鏡見てて
そんな本読みたい気分になるかっての
7吾輩は名無しである:04/01/17 12:26
これは案外深刻な問題かもしれない
現在日本において、アメリカのように「おまえは敗者」と指差して嘲る不寛容さintorelanceが
最も浸透し、認められているのはこの方面だからである。しかもそれは非文学的で惨めなものだと
思われている。モテない文学が今求められている。間違いない
8吾輩は名無しである:04/01/17 13:08
村上龍「共生厨」
9吾輩は名無しである:04/01/17 13:15
小谷野敦って評論家は全然知られてないの?
10吾輩は名無しである:04/01/17 13:18
三島の金閣寺とかは?
11吾輩は名無しである:04/01/17 13:53
>>9
小谷野はすげえな。しかも、サヨに汚染されていないので、いじめ問題に
ついても重松清のような「子供達だけの世界」なんて信じていなくて、
文學界の連載の最終回で小谷野は「中学生のいじめを無くすためには、
国家権力の介入が必要である」と言いきった。
小谷野の評論を、文学作品としてやってくれる作家が出てきてくれればな。
それこそ、三島くらいの才能のやつが書いてくれればいい。
12吾輩は名無しである:04/01/17 13:56
もてない文学ってなかなかないのは作家自身が放蕩で遊び人が
多かったりするからじゃないか。もてない奴は頭が固くルサンチマンに
捕われていて広い見方が出来ないから万人に理解される作品は書けない
かも知れない。多くの人が実は「自分はもてない」とか思ってないし
自分に自信があるからマイナスイメージの小説は共感出来ないんじゃ
ないかな。実は共感してるけど共感したら負けを認めるから嫌だとかも
あるだろうし。プライドもあるだろうし。けど、同じ思いを持ってる奴等
からは絶賛されそう。で、同じような奴から絶賛されるのは漏れも
書けるかも知れない、が、万人に何かを思わせるのは厳しいと思う。
13吾輩は名無しである:04/01/17 14:01
万人に理解されないようなテーマを、万人に理解されるように書く。
・・・やはり、三島くらいの才能のあるやつの登場が必要だ。
14全国垂直社:04/01/17 18:53
武田泰淳はところどころでいい感じにモテない男を描いているが、
最後には姉御肌の女にもててしまうので正確にはモテない文学にはあてはまらないだろう。

しかし、女体を嫌悪し、「人生において嫌われないように心がけても必ず嫌われる時がある」と
静かに呟くその姿勢は現代の、抑圧され、その苦しみも理解されない不能男性の文学への可能性を持っているといえるだろう。

文学を読んでいていつも思う疑問それはどうして登場人物は皆普通に恋愛に対して参加できるのだろうかということだ。
15吾輩は名無しである:04/01/17 18:57
嘉村磯多はすこし毒男っぽい。
「妻になる女は処女じゃなきゃだめなの!」って悩んだり
っつても童貞じゃないから>>1には当てはまらないか・・・
16全国垂直社:04/01/17 19:12
私小説作家には毒男気味のものが多いかもしれないですね。
ちなみに僕は27歳で童貞交際歴ゼロ、バイキング型ファミレスの厨房でバイトをしているフリーターです。
自分は現代文学の読者の平均的姿であると信じています。
17吾輩は名無しである:04/01/17 19:50
今も昔も毒男な屈折してる人って文学青年に多い気がする。
ギロチン社の古田なんとかってアナキストは
童貞のまま死刑になったんだっけか?
18吾輩は名無しである:04/01/17 19:55
>>14
そだよね。
作家は普通に結婚して愛人もいて・・・
毒男の苦しみは多分毒男にしかわからないんだろうか・・・
19吾輩は名無しである:04/01/17 20:56
大槻ケンヂ「グミ・チョコレート・パイン」はどうですか?
20吾輩は名無しである:04/01/18 00:06
2chの毒男板はもはや文学レベル。
21吾輩は名無しである:04/01/18 00:08
>>20
激しく同意をしてしまうのが嬉しくも悲しいのです。嗚呼。
22吾輩は名無しである:04/01/18 00:16
仮にモテナイ世界を描いて、その作品が評判を読び作家デビューを果たしたとしても、
その後は作家という肩書きでそこそこモテてしまい、ケコーンとかもできるかもしれないので、
結局リアリティのあるモテナイ世界を描けるのは最初だけということになるのでは?
23吾輩は名無しである:04/01/18 00:18
田山花袋「蒲団」
もててないわけじゃないが、心理描写とかの情けなさは非モテ系文学といえるのでは
24吾輩は名無しである:04/01/18 00:22
>>22
結婚するのがモテる事のゴールじゃないだろう
モテないやつは偶然モテても中身はモテない奴のままだよ大抵
25吾輩は名無しである:04/01/18 00:34
>>24
いや、ケコーンできたらモテナイは一応脱出していると思う。
一生童貞、一生独身を確信している人間からすれば、
決して俺はモテナイなどと言って欲しくないぐらいの遠い存在だろう。
それほど本当にモテナイ人間にとって、恋愛とか結婚とかは自分に縁のない事柄
なのだと思う。また別な言い方をすると、ケコーンやセクースを体験することによって、
いままでのモテナイ内面が微妙に変化して、過去の内面にはもはや戻れないのではないかと
思う。
26吾輩は名無しである:04/01/18 00:44
>>25
一生モテない結婚できないと確信してる人の文学か・・。
その理想的なモテない文学ってのはどんな内容になるんだろう?
セリーヌみたいになんのかね。


しかし、そこらへんの考え方はよくわからんなぁ。
一生結婚できないって事は、する気がない場合は別として、無いと思うんだが。
27吾輩は名無しである:04/01/18 00:47
っていうか、30過ぎの童貞男が主人公の小説あったぞ、たしか。
28吾輩は名無しである:04/01/18 01:11
>>26
>一生結婚できないって事は、する気がない場合は別として、無いと思うんだが。

そういう比較的ポジティブな気持ちを持ちつづけられれば、
結婚することだって難しくはないかもしれない。
しかし、モテない人間はそのような気持ちを持つことはない。
基本的に物事に対して悲観的だし、ちょっとしたことでも傷つき、
諦めてしまうし。
 あとモテナイ文学っていうのが成り立たないのは、
モテナイ人間はマメさも根気もないので、自分の経験や考えを文章に
纏めようとしても、結局最後まで書き終わることがないからだと思う。
で、モテなくない人間がモテナイ人間を書こうとすると、どこか嘲笑的になったり、
希少かつ奇妙な存在を見る好奇心が強すぎて、今度はモテナイ人間の
共感を得られるようなものではなくなってしまう。したがって、モテナイ文学が
生まれる余地はないのではないか?
2928:04/01/18 01:15
とかなんとか長文書いてる俺ももちろんモテません。
そろそろ寝床に帰ろう…。では。
30吾輩は名無しである:04/01/18 06:13
このスレは良スレになる可能性が多分にあると思う

あげ
31吾輩は名無しである:04/01/18 06:29
モテナイ板とか以前の毒男板みたいだな。

>>28
マンドクセで終わってしまうね。
32吾輩は名無しである:04/01/18 11:12
モテない人間というのは自分が女に関する話題に触れること自体が恥ずかしいことだと考える。
だからその作品内部に女の概念が存在しない文学が生み出される事もあるのではないか。

モテない人間が根気がないというのには同意するが、例えばフォークナーのサンクチュアリに出てくる
ポパイのように女性に関して不能な人間は裏側に激情や狂気を持っているものも多いのではないか。
ただモテない自分のみじめさを私小説的に書くだけでなくモテない人間独自の歪みや狂気を客体化して
そこから独特の世界を構築する、という道もあると思う。

またモテない人間というのは意外と普遍性があるとおもう。人間同士の信頼関係において女性が優位であるのは
ヴィクトリア時代でもそうだし、田舎でも例えばハーディの「帰郷」において、やせっぽちのひ弱が農村の娘から
軽蔑されて求愛をはねつけられる、というように女性獲得競争の敗者は必ず存在する。
この敗者というものを浪漫的に見ることが不可能になったのが今の日本ではないだろうか。

個人的には結婚している人間はモテないではない気がする。女に相手にされないことが
全的な孤独感に直結しているのがモテない人間の心情ではないだろうか。
33吾輩は名無しである:04/01/18 11:18
>>23
蒲団は確かにモテない、というか情けないおやじを描いてるな笑
34吾輩は名無しである:04/01/18 12:06
>>32
現実として、モテないことでそれほど狂ったり人間ゆがむか?
大抵は、ある程度の歳になれば何らかの形で自分と折り合いつけるだろう。
趣味に没頭するとか、風俗に行くとか。
究極的な絶望にいたるようなファクターじゃないから、滑稽として書くしかないのでは。
35吾輩は名無しである:04/01/18 12:53
http://love.2ch.net/motenai/
実地調査に適した掲示板
36吾輩は名無しである:04/01/18 15:05
>>32
>女に相手にされないことが全的な孤独感に直結している
これは文学的な主題になり得ると思う。
>モテない人間独自の歪みや狂気を客体化してそこから
>独特の世界を構築する
その狂気を振った相手やその恋人に向けるのではなく、
逆に彼らの幸せを妨げるものに向け、排除しようと努力する
主人公というのはどうか。狂気の矛先を個人ではなく、例えば
「社会的矛盾」などの抽象的な対象に向ければ、殺意を持って
行動しながら、かつ誰も傷つけずに他者に貢献する人物を描けて、
モテる奴からも好感を得るかもしれない。そしてモテない奴の
社会的地位が上がるかもしれない。
37吾輩は名無しである:04/01/18 15:30
ネガティブなものはあくまでネガティブに表現するべき
政治運動とかじゃないんだから
38吾輩は名無しである:04/01/18 17:16
>>36 >>37
必ずしも社会参加的であるか、呪詛的なものであるかの二つに限定されなくとも
よいのでは。例えばポーのように自閉した、夢幻的な世界を(具体的にどうとはいえないが)
つくるとか。
中上も、あれは部落差別を社会に訴えるだけでなく、小説としての面白い材料としても利用したのだと思う。
39吾輩は名無しである:04/01/18 17:24
ユイスマンスのさかしまをアニヲタバージョンで書くとか?
40吾輩は名無しである:04/01/18 17:28
近松秋江は、もてなかったんじゃない?
41吾輩は名無しである:04/01/18 19:28
よく文学は世間の支配的な概念に対するカウンターとしての役割を果たしたりするけれど
現在の日本(ポストモダン?とか、歴史の終わり?とか)における
「コミュニケーション能力(→もてるもてない)」だけしか人間を測る基準として
認めないという風潮へのカウンターはほとんどないよね。
42吾輩は名無しである:04/01/18 19:54
メアリ・シェリー「フランケンシュタイン」
43吾輩は名無しである:04/01/18 20:04
カフカの小説は駄目男を書いてるがやはり愛してくれる女がいるな。
シラノ・ド・ベルジュラックもモテない人間に入るかな?

「ある時、鏡を取りて顔をつくづくと見て、わが貌の醜くあさましき事をあまりに心憂く覚えて、鏡さへ疎ましき心地しければ、
その後ながく鏡を恐れて手にだにとらず。更に人に交はる事なし」
「貌を改め、齢を若くせよとにはあらず。拙きを知らば、なんぞやがて退かざる」
「すべて、人に愛楽せられずして衆に交はるるは恥なり。貌醜く、心おくれにして出で仕へ〜人の与ふる恥にあらず、貪る心に
ひかれて、みずから身を辱しむるなり」
『徒然草』
44吾輩は名無しである:04/01/19 00:57
モテないというか、毒男をテーマにした小説なら今書いてる。

女に告白されたらまず疑う。こいつは俺を騙す気なんじゃないのか、と。
なんとか信じられても自虐に走る。俺なんかと付き合ったら可哀相だ、と。
付き合い始めたとしても、それが苦痛で苦痛で仕方が無くなってしまう。
死ぬか殺すか別れるかぐらいまで追い詰められる。逃げて逃げて逃げまくる。

そんな男の話。
45吾輩は名無しである:04/01/19 02:15
>>44
いいねぇ。モテない子ってか毒男は、死ぬか殺すまでっていうような
気持ちにはならないんだろけど。
46吾輩は名無しである:04/01/19 02:46
例えわからないけど、モテない人(異性関係なく相互理解不可の人)
の狂いって、醜形恐怖とか対人恐怖とかなものになってしまう気がする。
自傷に走る世界を嫌悪するってのは前提で。
普通の人になるように自分の中で最大限の努力をしても報われない悲哀とか
病的な方向に向かうしかないのかなぁ。読みたいな。けど、メンドクサ
47吾輩は名無しである:04/01/19 02:53
あと、>>32の>モテない人間独自の歪みや狂気を客体化は、
一回でもモテた経験がないと客観できんと思う。
すべて想像の世界でってのもおもしろいかもしれない。
上の誰かが言ってた社会的地位はもうほっといて。マイノリティー相手にw
48吾輩は名無しである:04/01/19 03:29
>>45
死ぬか殺すかは明示的になるように取り入れてみたんですが、
やっぱ能動的な行動過ぎますかね。みんなの意見を聞いてみたい。

>>46
僕自身、毒男なところはある、というかモテないんですが、
今はともかく、本当に自分に自信が持てない時期がありました。突き詰めて。

対人恐怖というか、とにかく申し訳なかったり自分不信だったりします。
女性なんて男性以上に信用できないし、まず疑うところから入ります。
どうせ自分なんて、というより、どうせ自分のことなんて、というところも強いです。
49吾輩は名無しである:04/01/19 03:45
自分への不信を外界への憎悪に転換したりもするよね。

これ、案外面白いテーマなんじゃないのか?
50吾輩は名無しである:04/01/19 04:15
>>49
毒男の初期段階
51吾輩は名無しである:04/01/19 04:25
モテないのも究極形態までいくと、異性同性親兄弟あか他人、ありとあらゆる人間から愛されない孤独を突き詰めたものになるような気がする。

文学が取り上げる価値は十二分にあるだろう。
高校生が「私ってなに?」って悩んだり、
厭世主義的なくせして仕事も交友も、うまくこなし
なぜか性に関しては早熟で、そのくせわけ分からん理由で自殺してしまう小説なんぞよりよっぽど高尚なものができそうだが。
52吾輩は名無しである:04/01/19 04:33
知力よくたばれ!死よ万歳!
53吾輩は名無しである:04/01/20 18:13
motemotetinpo
54吾輩は名無しである:04/01/20 23:38
>>51
激鬱なはなしになりそう・・・
55吾輩は名無しである:04/01/20 23:53
おいムルソー!てめえなんでモテるんだ!!
って思った。正直あんなに愛してくれる恋人いたら自分の実存と不条理なんてどうでもいいと思った
いまだにそういう恋人できたことないからわからんが。32歳。
56吾輩は名無しである:04/01/21 00:02
あれ、ここ小谷野スレじゃないの?
57吾輩は名無しである:04/01/21 03:13
>>55
そのぶんニーチェとか言ってること置いといて
やべぇなぁって気になるぽ

58吾輩は名無しである:04/01/21 09:53
いまもてない人間を描いてるのは作家じゃなくて漫画家の方だろ
59吾輩は名無しである:04/01/21 19:00
モテないモテない言ってるくせにやたらと美人が寄ってくる文学は
どうなんですか。特に村上なんか、ジャンプの童貞向け漫画見てるみたいで
吐き気がします。自分の妄想を見せ付けられてるようで。
村上に限らず上に書いたような傾向が見られる文学は少なくないです。
例えば大江が童貞の頃に書いたヤリチン文学とか、老人なのにやたらとモテる
ビオイ・カサレスの「豚の戦記」とか。
こういう妄想は文学の世界では暗黙の了解なんでしょうか。
60吾輩は名無しである:04/01/21 21:05
村上に比べたらジャンプの童貞向け漫画のほうが「どうだっ!」という潔さがあって好感が持てます

文学者は駄目だね…ええかっこしいだから
61吾輩は名無しである:04/01/23 01:34
なんかないですか?
62吾輩は名無しである:04/01/23 02:14
毒男は文学よりも哲学に突っ走るような気がする。
63吾輩は名無しである:04/01/23 16:02
SANEATHUのお目出度き人とか
64吾輩は名無しである:04/01/23 16:06
65吾輩は名無しである:04/01/23 16:12
モテない女の文学と言ったら、姫野カオルコだな。
でも、主人公の顔は美人ということを遠回しに書いてあるが。
66吾輩は名無しである:04/01/23 18:38
結論

モテない人は意外と文学では扱われていなかった
駄目人間は腐るほどいるがモテない人間はなかなかいない
67吾輩は名無しである:04/01/27 23:35
このスレが盛況なら面白かったのだが、

もてない人間は、口ではいろいろと厭世的、悲観的なことを言っても、
ほんの少しでもモテる兆候があると嬉しいし、
ましてや、(奇跡的に)付き合ってくれる異性が現われたとしたら・・・

やっぱり嬉しいだろう。有頂天になる人間だっているかもしれない。

もてないときには根気がなく、自分を見つめて文章にしたためるだけの持続力はない。
かりそめにも、もてたのなら、喜びすぎてこれまた自分を内省する暇もなく、当然文章として現われてこない。

よって、モテナイ文学が成立するのは難しい。
68吾輩は名無しである:04/02/13 20:22
モテない文学lへのヒントとしてソール・ベローの小説は使えそうだが
69これもまた文学:04/02/15 00:52
70吾輩は名無しである:04/02/18 11:44
佐藤友哉「水没ピアノ」を読んでみろ
ジャンルにしたらライトノベル風ミステリーになってしまうんだろうが
これだけもてない男の孤独を書ききってる小説もなかなかあるまい
71吾輩は名無しである:04/02/18 11:57
主人公は工場で働いている高卒フリーター。
対人恐怖症ぎみで親しい友人もいない
唯一の楽しみはパソコンで知らない女子高生とするメール交換のみ。
特に最期のオチにもてない男ゆえの悲惨さ・残酷さ・滑稽さの全てが
詰まっています
72吾輩は名無しである:04/03/01 19:54
保守っとく
73吾輩は名無しである:04/03/06 21:03
だが佐藤友哉はひきこもりのくせに彼女がいる。しかも長い付き合いの。
74吾輩は名無しである:04/03/12 05:23
いちおう童貞じゃないやつが
周りから違うのにそう思われてるに違いないって苦しむ話

だれか描いて
75吾輩は名無しである:04/03/12 06:16
非童貞はこのスレに足を踏み入れるべからず
76吾輩は名無しである:04/03/17 23:01
>>74
逆の方が苦しい、と思う
>>74
リアルでそういう局面が多々ありますがなにか?
誰かが書いたとしても読みたくないな。
78吾輩は名無しである:04/04/12 01:08
保守
79吾輩は名無しである:04/04/19 22:10
1は彼女ができたようだな
80吾輩は名無しである:04/04/20 11:01
猫や河鹿蛙の交尾を見てハァハァできる梶井基次郎はモテナイ文学の王者。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/423_504.html
好きになった相手とは誰彼となく寝たと公言する宇野千代にまで
「梶井基次郎は宇野先生のことが好きだったみたいですね」
「寝ない。私も好きでしたよ。でも、私、面 食 い だ か ら。」
と言われてしまう最強のモテなさぶり。
http://www6.plala.or.jp/fynet/4nagahama-tubuyaki.html
文豪モテナイ番付があったら、東の正横綱まちがいなし。
81吾輩は名無しである :04/04/20 11:27
>>44
うわあ、その気持ちよくわかるなあ。
女の子とはそんな付き合いかたしかしたことないよ。
82吾輩は名無しである:04/04/20 11:32
椎名麟三の主人公は毒男だし、もてないよね。
梶井基次郎も文章が綺麗で一見いい男そうだけど実は毒男で全然もてない。
83吾輩は名無しである:04/04/20 19:58
つーか面倒臭いよ。
あんまりモテないが、なんとか頑張ってみてちょっとは恋愛とかしたけど
とにかくメンドイ金も時間かかる
読書したり映画見たりレコード買ったりしたいし。
ピッタリ合う娘いないかな〜
という作品。 誰か書いて。 こういう人多いと思うんだよね。
84吾輩は名無しである:04/04/21 00:36
もてる男ともてない男、どっちの方が辛いか、
もてる男ともてない男という組み合わせの親友を主人公にした小説、
誰か書いてみて。
85吾輩は名無しである:04/04/26 22:45
山田詠美の「僕は勉強ができない」みたいになりそうだから嫌だ。
書くんだったら>>44みたいな「なんでおれはこうなんだ」という小説の方が良い。
86吾輩は名無しである:04/05/22 22:16
保守すてぬる
87吾輩は名無しである:04/06/01 14:42
童貞はともかく、処女それもある程度以上の年齢(最低でも25歳以上)の話は本当に無いな
モテないだけじゃなくて、潔癖症過ぎて男を近づけない話とかまで広げても
あっても「過去に男でトラウマがあるから」みたいなのばっかりだし
88吾輩は名無しである:04/06/01 14:53
>>87
処女ネタなら、姫野カオルコだろ。
89吾輩は名無しである:04/08/11 01:31
確か4,5年前の本だけど「太古ブスは女神だった」って本。

おそらく、日本初のブス論を展開。

著者は源氏物語とか古い文学の専門家で、本書は、日本の古文に登場するブスをモデルに語っている。
ブスがいかにひどい仕打ちを受けてきたか。そもそもブスとはなにか。など。

世の美人論を読むよりよっぽどシンパシーを感じた。お暇で物好きな方はお試しあれ。私は堪能した。
90名なし:04/08/11 01:38
綿矢をみてみろよ。
不細工なのに、身近に感じた人々にあんなに支持された。
やっぱり、時代のニーズに美も糞もない。
91工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :04/08/11 04:01
主人公がモテない作品って結構あるんじゃないですか?
武者小路実篤『友情』とか中上健次『19歳の地図』とか。
92吾輩は名無しである:04/08/11 06:43
三島由紀夫「美しい星」の不細工な宇宙人
これは見てて悲しくなる。
特に最後の方の火星人大杉との論争。
万年助教授が人類の宿命を、火星人大杉が人類愛を語っている中で
人類の醜さへの嫌悪、女に対する嫌悪、女を求める人類への嫌悪を語る宇宙人。
(三島の意図は俺には完全には理解できないし、しようにも俺の心の重心はモテナイと言う事に傾いているので客観的な見方もできない)
この宇宙人と言う非現実的で馬鹿みたいな仮面の下の心の叫び、
宇宙人と言う馬鹿馬鹿しい仮面を使わなければ笑のネタにしかならないような悲しすぎる心の叫び。
女が嫌いだ!女になんて興味ない!こう思う理由はわかりきっている。俺はモテナイからだ。
しかし、人類である以上、性欲や、様々な幻想に彩られ、それが幻想であると知りつつもなお魅惑的である恋愛への渇望、
これらを裏切ることはできない。(禁色にもこの考えが…)
モテル、もしくはモテナイ意識の無い人にはどう見えるのかわからないけど、
この屈折せずにいられないモテナイ男の悲しさはあまりにつらすぎる。
俺はレイプ魔に対しての親近感など持ちたくも無い、
しかし和田サンの顔を見ればその強姦と言う非道な行為をさせてしまうほどに彼を屈折させた悲しみが痛いほどよく分かる。
床屋をやってる宇宙人の有名人に対する嫌悪も涙モノ。
ただ、ここまで男の悲しみを上手く描写した三島も、やはり凄い才能の持ち主であったけれど、
自己形成の才能故にモテナイ感情をモテナイとして扱う事には躊躇いがあったように思う。
リアルなモテナイ男であり続けるのは、俺の様な精神の美からも肉体の美からも拒絶された男に違いない…。
93吾輩は名無しである:04/08/11 06:44
相互リンク
仲正昌樹は童貞か!?
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/philo/1088542857/l50
94吾輩は名無しである:04/11/19 08:17:42
切ないのでもっと伸びてほしい
95CO2:05/02/02 17:41:41
何でもかんでも文学のせいにするな!
俺は…俺は…! 彼女いない暦=年齢なんだよ! 畜生!
最近は文学廃人としての誇り=埃に目覚めたんだぞ! 
否定的アイデンティティ? 上等だコラァ!
96吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 00:05:36
ウホッホ
97吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 02:58:30
なぜ笙野頼子が出てこないんだ?
男社会の中でブスがどれだけ不可触賎民として迫害されているかを
吐き気がするほどリアルに書いてて、これを読んだら小谷野なんか屁でもない。
しかも男とちがって女の作家は有名になったからってモテるわけでもなく、
延々と恨みは続くのだ。おそらく一生処女だろう・・・
98吾輩は名無しである:2005/04/24(日) 04:39:16
武者小路実篤と田山花袋
この辺は非モテ自虐の元祖として現代にも十分通じるな。
電車に乗るモテナイ男の話なら『電車男』よりも『少女病』の方が現代的だ!
99吾輩は名無しである:2005/04/24(日) 15:45:33
(1)作者もモテて、小説の主人公もモテる → イケメンは(・∀・)カエレ!
(2)作者はモテるが、小説の主人公はモテない → リアリティの欠如
(3)作者はモテないが、小説の主人公はモテる → 現実逃避
(4)作者もモテず、小説の主人公もモテない → 真の文学

という整理でいいかな?
このスレでは(4)ばかりが取り上げられているけど、(3)も読んでいて
胸苦しくなる作品が多い。
夏目漱石の作品のヒロインとか、男が夢に見る理想の女性像そのものという
感じで読んでいて切なくなる。
100吾輩は名無しである:2005/05/04(水) 04:43:40
そういうネタはツンドラーのリストへ逝け

http://jbbs.shitaraba.com/sports/4725/
101吾輩は名無しである:2005/05/04(水) 08:49:48
宮沢賢治は童貞で逝ったんだよな
もてなかったかは知らんが
102吾輩は名無しである:2005/05/05(木) 07:53:50
これからは、エロライトノベルの時代ですよ
103吾輩は名無しである:2005/05/06(金) 15:13:38
モテナイので文学より
エロ画像で抜いて
すっきりしました。
104吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 01:33:50
モテナイもモテルも
思い込みにすぎない
105吾輩は名無しである:2005/05/09(月) 21:47:19
あげましょう
106吾輩は名無しである:2005/05/09(月) 23:47:32
もてない自分にキレた
107吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 01:26:18
萌える文学 ロリロリ篇
http://media.excite.co.jp/book/news/topics/102/

童貞文学と近いような希ガス
108吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 01:34:04
頼タンこそ非モテ文学
109吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 02:14:36
ttp://ya.sakura.ne.jp/~otsukimi/

キモイ系文学「ファントム」の創刊を目指す
110吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 11:47:08
大昔,三田誠広が新聞のコラムで
林真理子の「葡萄が目にしみる」と誰か別な女流作家の何かをあげて,
ブスでもてない女性と美人で愛されて当たり前だと思ってる女性とは
やる文学が違うという講義をすると女学生が反発するがこれは厳然たる
事実だというようなことを書いていた。
111吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 12:24:05
三田って、なに?
112吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 12:38:38
0930オクサマ解散
113吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 12:41:46
みたまさ の才能は終わってるが、
それはたしかな事実だ。
114バカアホマヌケ:2005/05/10(火) 23:38:05
「らい文学」ってすごいぜっ!マジ
115吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 22:33:44
もてたいんや!
116吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 23:23:20
文学ではモテナイ
117吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 02:49:34
>44
その男の人は、モテる、モテない以前の問題だ。
自分が傷つくことをただ恐れ、
女の想いはおろか女に対する自分の想いにも目を背けている。
コミュニケーションの問題が発生していない
118吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 23:43:19
モテナイとわざわざ言う
タイプって自己愛強い

119吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 19:54:53
せめて自分だけは自分を愛したいからだ
120吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 03:14:46
小谷野は結婚したせいで一気に
言葉が実際の喪へ届かない人になっちやったような。
ここら辺が難しいね。
121吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 21:57:25
>>120
もう離婚したぞw
今は出会い系(マジで)や結婚相談所(マジで)を積極的に活用して高学歴な美人を探しておられる。
122吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 05:31:12
>>121
ホント!??
123吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 05:35:45
>>122
今月号の新潮45読むべし
124122:2005/07/14(木) 06:54:51
>>123
何でこんな時間に即レス返ってるんだよ!ww
見てみまつ。あんがと。
125吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 07:54:46
ほんとに個人的で深刻な主題で小説なんて書けないよ
どっかお気楽なもんだよ小説なんて
商売上、魂の救済だとかごたくならべてるけど
実は屁のつっぱりにもならないからね
娯楽や表現手段がほんとに多様化すれば
キチガイとオタクしか読みません
126吾輩は名無しである:2005/07/18(月) 01:17:11
小谷野って2chの喪男板にいるようなタイプとはまったく性質違うよな。
127吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 23:38:06
性格歪んでるよ
128吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 23:40:27
そりゃそうでしょ
129吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 06:42:12
中島敦の「プウルの傍」はぁ?
130吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 14:15:31
美香ってひと、自分は早稲田出たって言い張ってるけど、無理があるよ。
英語まるでダメ、
古本好きとか言うくせに早稲田の古本街のこともしらない、
演劇好き、戯曲好きとかいうくせに演劇科のことも全然しらない、
演劇博物館を利用したこともない。
あのキャンパスで演劇好きだってふらふらしてれば、関係者とのつてもできるはずなのに、
まるでない。
そもそも、根本的に頭が悪いし、全然文学の知識がない。

仮に間違って早稲田にいたとしても、
他の学生とのレベルの違いにおののいて、コンプレックスの塊で、
暗ーい4年間を送ったんだと思う。

だいたい卒論何やったの? 文学的に何の専門知識があんの? あんたは
131吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 20:18:26
569 名前:吾輩は名無しである :2005/09/18(日) 20:11:36
だって、このスレは恋愛の仕方を論議するスレじゃ無いじゃん。
文学ボーイが現実の女は嫌だぜ!というスレだろ。
なに非童貞云々とか、恋愛ヘタクソとかいっちゃってんの?

まぁ、藤崎詩織の同人誌でエロまでいった脳内非童貞の俺の敵ではないな。
132吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 20:25:13
つまり、
自分の中だけのSEXの幻想が入る隙も無いほど、
SEXの幻想が現実を超えてしまったといえるのではないだろうか?
133吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 20:26:03
誤爆。
134吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 20:26:50
原爆オナニー
ってこと
135吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 20:33:25
>>134

やっぱり、オナニーがSEXを越えちゃ駄目でしょw
136吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 20:41:59
つまり、昔はそれだけ現実の方が生々しかったと言う事で、
今は、想像があっさり現実を超えうる程、平均化していると言う事だろうか?
137吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 20:46:42
平均化するから、なんとか差別化を量ろうとするが、
成し得ないもどかしさ。

それが、さらに幻想へと向かわせる。
そして、その幻想と現実の間にさらなる溝を作る。

138吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 10:01:32
モテない文学を書くには、自分がモテない事に苦悩している必要がある…!
139吾輩は名無しである:2005/09/20(火) 23:13:52
なんか笑うにも気の毒なんだよね。
本人は、なんか反逆の英雄気取りで、親の七光りの裸の王様に理知的な知恵を武器に噛み付いたつもりかもしれないけど、
あまりに馬鹿で幼稚で、傍目にはキチガイおばさんの見世物としか見えてないし、
実際に、福田逸サイドにその通りにあしらわれてるんだよね。

西尾なんとか先生の士官候補生気取りのスパサピオ君が、
丁重に退場の方向にもてなされる「大先生」(もろ皮肉)の扱いで門前払いされるように。
まんま銭金でオンエア間に合わせ要員だった工藤伸一なんだよね。

よくがんばったと思う。
もうこれは、本人の努力うんぬんの問題ではなく、名もなく消えていく雑魚DNAが骨の髄までプログラムされた
生体機能としての問題だと思う。本当にご苦労さま。

ふたりが、このささやかな決起を、
なしえなかった天皇暗殺計画の代償として決行したのも、そのこぢんまりとした雑魚さ加減を象徴していて、
笑うに申し訳ない。あはは。
140吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 00:21:16
h
141吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 13:30:33
                   _,,..i'"':,
                   |\`、: i'、
                      \ \`_',..-i
                     \|_,. -┘
            タタタッ    _ノ )  ノ
                  ノ ///
                 _//  | (_
                  .. レ´  ー`
142みか5さい:2005/09/26(月) 00:55:03
「キミと逢えない夜、どうやって自分自身を慰めたらいいんだい?
美香とみか5さいのことでR
他の女の姿を思い描いて、下劣な雑誌を左手で捲れと?
きゃぴきゃぴきゃぴきゃぴ♪
rental videoやdvdを借り、店員から蔑みの視線を浴びろと?
わかってても、つっこんでほしいんだねっ♪
キミを思い描き、陰部を掻きむしることをして、
キミと逢えない悲しみをより深めることも難しいんだ。
だって、美香とみか5さいのことだもの♪
せめてpersonal computer画面やtelevision画面で逢いたいよ。
え、もういっかいいって、って♪
それとも、telephone sexをしてくれるのかい?
きゃぴきゃぴきゃぴきゃぴきゃぴきゃぴきゃぴきゃぴ
精神的な浮気を、俺はしたくないんだよ。だからhoney、はめ撮りさせてくれ。
143吾輩は名無しである:2005/09/26(月) 01:11:03
松尾スズキの『ふくすけ』は世界一醜い者は幸せに生きることができるのかがてーま感動シマスタ(T▽T)
144吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 23:04:33
モテない文学なんぞいっぱいあるじゃん。

「非モテの文化誌」
ttp://www.excite.co.jp/book/daily/backnumber/?w=thursday

ちなみに
大江「セヴンティーン」の自慰シーンは最高。
阿部「ニッポニアニッポン」の主人公もナイスキモさ。
145吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 06:25:52
>>58
それは鋭いかもな。
作家って時点でもうもてるんだよ。
146吾輩は名無しである:2005/09/29(木) 05:25:22
確かに漫画家はもてない印象があるよなwwwwwww
147無名草子さん:2005/10/20(木) 12:20:57
不自然だった
148吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 03:49:33
フォークナーの文学ってめっちゃ根暗だと思う。「響きと怒り」なんて暗すぎて
読んでる人間まで暗くなる。
149吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 03:52:39
フォークナーはもてるよ。当たり前だけど。
150吾輩は名無しである
保守