何でも質問箱(軽い質問はこちらまで)其の八

このエントリーをはてなブックマークに追加
895閑話休題 ◆K9kCbDNrVU
(発端)
谷崎の「日本に於けるクリップン事件」に対して、
芥川が「話の筋と云うものが芸術的なものかどうか」
疑問を呈したことに対する反論。

「饒舌録」谷崎潤一郎 (S2.2〜12『改造』)
 小説の筋、虚構(の面白さ)を重視。
 小説の筋の面白さに芸術的価値を認めない芥川に反論。
   ×
「文芸的な、あまりに文芸的な」芥川龍之介 (S2.4・5・6・8『改造』)
 (たぶん、谷崎作品の持つ奇抜な筋を嫌悪していた)
 通俗的でない詩=「話らしい話のない」小説に価値を認める論調。