>>276 オレも大学時代メンズパブでバーテンをやっていた事があって、客層はそんな感じでした。
もっとも、うちは店の中だけで遊べば良く、ノルマもなくてぎりぎりホストではなかったけども。
店長は三回結婚して八人の子供がいるロクデナシで、夜の町でだけ生きていけるような男でした。
松っちゃん似で場を盛り上げるのが天才的に上手かったけども、一人の時の寂しい顔の方がオレは好きだった。
呑み帰りのおじさんと歌い、夜のお姉さんと馬鹿笑いをしてボトルの酒で潰れるのがオレ達の仕事で
昼頃目が覚めたら店のソファーだというのは日常茶飯事だったし、
知らない県の知らない駅で、課題作品の講評会まで一時間という事もあった。
あれはまさに乱痴気騒ぎだった。当時の彼女はよく許してたよなぁと思う。
そういうカオスの中で、呑んでる人たちを見てると女も男もないね。
精神は消えて、感情は失せて、純粋にそこにあるのは一個の肉だけになってしまう。
いくら綺麗な女に色目つかわれても、誘われても、ちっとも感じない。
携帯番号すら教えずに適当にかわしいたし、おじさんの愚痴や体験談を聞いてたほうが全然たのしかった。
フェミニズムというのが女性をいたずらに奉るという事でなく、男女の差を無くすという事ならば、
これはひょっとして永遠のフェミニズムなのかもしれないと、酒気と嬌声のまんなかで思っていました。
結局バーテンは、酔った店長と夜中の繁華街でストリートファイトしてやめてしまったけども
色んな事を教わったし、まぁおもしろい日々だったなあと今になればそうおもいます。
つい二、三年前の事ですが、レスを見て懐かしく思い出しました。
>>285 邪魔した事は一度もないが、やるなら雑談スレッドだけにしときなね。
作家スレとかに迷惑はかけんようにしなよ。
>>296 いままで見たきた淳一のレスの中で一番面白く読めた。
何故、面白いと思ったのか自分なりに考えてみると
そこはリアリティがあり、ストーリーが有ったからだろう。
大学時代のバイトということにリアリティがあるし
まっちゃん似の店長てのもそこはかとなくリアリティがあるし
酒を飲んだ乱痴気騒ぎの中では性欲は減退するというのも
そうかもしれないと思わせるものがあった。
小説の面白さもそういう面に負うところも多いだろう。
でも淳一は嫌いだけどな。