二人は還暦を迎え、初めて愛してるとささやき合った。
860 :
吾輩は名無しである:04/01/10 21:43
「ああ〜そんな結婚、アタシもしたい!」ピーコは言った。
861 :
吾輩は名無しである:04/01/10 21:55
おすぎは言った。「ふん!、アタシが先よ。相手だって決まってるの!。有名コテの、
ピーコが口をはさんだ。「え、アンタまさか『鳥がいるよ』スレの人!?」
ピーコはりんごを食った。目が見えるようになった。よかったね。ピーコ。おしまい。
864 :
吾輩は名無しである:04/01/10 23:04
ウルリヒとアガーテは、二人の愛が成就しないことを知っていた。
二人が求めていたのは、成就しないことによって成就する結合だったから。
よかったね。ウルリヒとアガーテ。おしまい。
867 :
吾輩は名無しである :04/01/11 00:09
そして3年後・・・
868 :
吾輩は名無しである:04/01/11 00:14
第5章の幕が上がる。
幕が上がると、そこにはもうひとつの幕があった。
その幕は、五層の膜でできていた。
「彼女の身体は封印の負荷によって限界にきている」とライトノベルヲタ
872 :
吾輩は名無しである:04/01/12 20:00
「美香オバサンのみじめさはトシの負荷によって限界にきている」とオバサンヲタ
「文学者の身体は社会の負荷によって限界にきている」と文学ヲタ
874 :
吾輩は名無しである:04/01/15 07:15
>>753舞妓はんの髪結い知ってはりますか?柚衣子さん?カチヱさん?>
ウルリヒとアガーテはまだ愛し合っていた。
ジギーはまだギターをひいていた。
もちろん物語はまだ始まっていない。
ウルリヒとアガーテが求めていたのは、成就しないことによって成就する結合だった。
ジギーは音の出ないギターをひいていた。
物語は始まらない終りを物語り続けていた。
物語がささやく、「吾輩は物語である。名前はまだない。」と。
「ぼくはまだ生まれていないのに、もはや生きてはいない」
「ぼくを生み出すはずだったジギーとジニーはどこに消えたのだろう?」
「まあいいさ。そろそろ終りを始めよう」
物語は最後のセンテンスを考え始めた。
「ジギーとジニーはいつまでも仲良く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。」
物語は考え直してつぶやいた――「《川》は自らをも流した。」
それよりも――「《城》は自らをも彷徨わせた。」
あるいは――「《森》は自らをも霧に包んだ。」
そのときだった、物語が気付いたのは。
「既に最後のセンテンスは書き込まれているじゃないか。」
それはとても驚くべき言葉だった。
物語にはとてもそれを口にするだけの勇気がなかった。
第1章:川、第2章:城、第3章:森、第4章:愛の中にはそれはなかった。
ダブリンにも村にもコンブレーにもカカーニエンにもそれはなかった。
896 :
吾輩は名無しである:04/01/17 14:42
「あしたま」にもそれはなかった。
金曜日の次の日は土曜日ではなかった
898 :
吾輩は名無しである:04/01/17 21:05
2月28日の次の日は29日ではなかった。
長いためらいの後で、物語は最後のセンテンスをかすかな声でつぶやいた。
900 :
吾輩は名無しである:04/01/17 21:43
「むかしむかしあるところに・・・」と。
こうして第5章の重い幕がようやくあげられたのであったが、
902 :
吾輩は名無しである:04/01/17 21:50
小さいマンコに恋をしたでかすぎるチンポの話
903 :
吾輩は名無しである:04/01/17 21:54
「切ないわ〜。」ピーコは言った。
むかしむかしあるところに物語がありました。
つまらん。。
冷凍蜜柑」はおもろかったけどな
おもろかった?。むふふ
うん。も一回読みたいけど、金かかるし
908 :
吾輩は名無しである:
むかしむかしあるところって?