平野啓一郎『日蝕』

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933名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 20:11:45


私がこの本を買ったとき、本に帯がついてたんだけど、そこに平野啓一郎さん推薦本!!って書かれて、後ろに推薦の言葉が載ってるの。

この言葉もいいよー。。まさにそうだ。

よかったら「おとなの時間」フェアの帯見てみてください!!


934名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 20:13:25
>>932

【文明の】平野啓一郎 第5部【憂鬱】

これでは駄目ですか?
もう一つのほうはゴンという基地外が立てたんですよ
荒らしがひどすぎる
935名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/07(火) 00:03:12

「HOME」特別編集No.6

特集目次 平野啓一郎責任編集 PUBLIC SPACE


今日は月初めの会議の日。
昼過ぎにスーツに着替え現場を離れ支店へ。
で、会議自体は1時間ほどで終わってしまったので、1週間ほど前にマンションの駐輪場でおかしくされていた前輪ブレーキの修理に。
ところが、オフィス街のせいか全然自転車屋がない。
ということで、自分の家の方まで戻って修理。
自転車屋のおじさんも、「コレはひどいねぇ。」と。
自分も、最初観た時。どうやって倒したらこんな痛めつけ方出来るのかなと目を疑ったもん。
およそ自転車の修理とはほど遠い力仕事でなんとか修理してもらって一件落着。
ホントはそのまま家に帰ろうかと思ってたんですが、自分携帯、現場携帯共に現場に置き忘れていたので、現場に帰還。
その途中で紀伊國屋書店に寄ったら見つけたのがコレ。(前置き長くてゴメンナサイ。)
なんかそそられました。
でも、2520円。迷うなぁ。

貯金もせないかんし、小説・雑誌・CDとかは自分が思うままに買いたいし。
2006年2月7日 読売新聞 空想書店 2月の店主は平野啓一郎さんです
ttp://www.yomiuri.co.jp/book/column/pickup/20060207bk04.htm
937名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/07(火) 17:54:43
「新潮」また新境地だな
「群像」対談面白い
938名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/07(火) 20:21:58
評論家の田中和生をぼろくそ言ってて面白かったな
939名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/08(水) 06:46:00
これで長編に突入か
940名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/08(水) 10:47:11
サルトル読み込んでるんだな
大江論書いてほしいね
>こうした作家と似た感覚を自分が持ち合わせていると思うと嬉しい
こういうのよくわかんねー。同じようなことをもう考えた人が居ると
つまらないと思ってしまうのだが、傲慢なだけかな
942名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/08(水) 14:35:15
くわしくいってよ
よく分からないぜ
>>941
どの引用についての感想だ?わかんないのは、お前の書き込みのほうだ。
独り言ならチラシの裏へ書け、な!
944名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/08(水) 17:13:03
新作いいね
945名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/08(水) 20:28:43
そう思うね
946名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/08(水) 23:12:48
今月ずっと読売に書くのかな?
947名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/09(木) 04:16:00
文明の憂鬱

『文明の憂鬱』

平野啓一郎 著

新潮文庫 460円

2006年1月28日 日系書店で購入。 2月8日読了

評価:★★★☆☆
以前から気になっていた作家ではあったが読んだのは
このエッセイ集が始めて。
作品も読んでいいかなとは思った。
948名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/09(木) 13:01:10
東京に住む友だちから薦めてもらって読みました。本薦めてくれた彼は、別に音
楽大学を出たわけではないけど、とてもクラシック好きで今もよくメールで音楽
談義をしています。非常に難解な語彙が多くて、辞書を引きながら読んでいまし
た。東大出の彼でも頭が疲れていない時に読まないと意味がわからなくなると言
っていましたが、ペーペーの私は4冊を読破するのに、3ヶ月もかかってしまっ
た。ただ音楽の歴史が大好きな私には、堪らない4冊となりました。

作者は平野啓一郎さん。1975年生まれ・・ということは昭和50年生まれ
。う〜ん!若い。私が小学校2年の時に生まれたという計算になります。まだ
30歳くらいでしょうか。若いけど頭のきれる本を書いている。それもそのは
ず、京都大学を出て芥川賞も受賞している作家。この人の文体は、もの凄く一
字一句に力があり人をひきつけるものをもっていて、私も彼の全ての書を読んで
います。「一月物語」(新潮文庫)もおすすめ。

この葬送は、音楽家ショパンと近代絵画を確立したドラクロワの交流を軸に、
華麗な芸術論が描かれています。時代は音楽の時間に習いませんでしたか?ロマ
ン主義の全盛期、19世紀パリが舞台。
当時のショパンの華麗な調べは高貴な婦人達の注目を集めた。その中で女流作家
ジョルジュ・サンドが彼の心を射止めます。彼の繊細すぎる精神は、ある孤高の
画家をその支えとしていました。それがドラクロワ。人間の愛憎、芸術的思念、
哲学的思索がこの小説全体に刷り込まれています。

一度読書にいかが・・・
126 名前:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/08(水) 22:07:53
平野の葬送って文壇に完全に黙殺されたよね
あれを評価してる人いるの?
950名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/09(木) 14:45:52
いっぱいいるみたいね
>>946
いや、>>936のやつだけです。たぶん
>>949
菅野昭正と日野啓三くらいじゃね? とコピペにマジレス
952名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/09(木) 16:09:25
文明の憂鬱

平野啓一郎
新潮文庫

文章が好き。
「日蝕」読もうかな。

>>951

高橋源一郎
三浦雅士
清水良典も絶賛してたね
953名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/09(木) 19:35:13
評論集はいつですか?
>>953
知ってるくせに。
955名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/09(木) 19:59:01
知りません
956名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/09(木) 23:06:58
本屋さんといえば平野啓一郎の『文明の憂鬱』の文庫版がどこへいっても見つからない。んもー!

そして平野さんといえばいつの間にかHPがリニューアルされていて、プロフィールの最後に現在東京都在住って書いてあったのにびびった。いつのまに東京へ…?

あー、なんかちょっと寂しい…。うぅ。

>>956
どこが「本屋さんといえば」なの?
958名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/10(金) 08:38:02
どういう意味?
959名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/10(金) 18:57:10
tashikaniwakarann
960名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 00:38:21
いいかげんにしろゴン
へんな顔
962名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/11(土) 13:36:40
ハンサムですね
963名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 07:27:00
相方のゴルゴについても
語ってやれよw
964名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 09:27:14
とにかく明日からまたしばらく電車内読書生活が続くということであります。
とりあえず平野啓一郎の日蝕をば。く、暗い・・・・・・
そして小栗虫太郎の黒死館など。お、重い・・・・・・
965名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 19:18:54
楽しんでください
966吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 11:23:31
茂木のブログでエンジンに出席したようだな
967吾輩は名無しである:2006/02/13(月) 17:13:50
>>963

相方?
968吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 02:34:20
■平野啓一郎「クロニクル」(『新潮』2006年3月号)
 父Pと子Jについての一側面が、Pに関わった女性とJに関わった女性の口から
それぞれ語られる。女性の語り口調から聞き手がいることがわかるけれども、女
性の反応からしか聞き手の存在というのは感じられない、そんな文章となってる。

 別に平野啓一郎のファンじゃない人は読んでも面白くないんじゃないかと。結
局、物語があるというよりはその語り口、書き方のほうに軸があると思うんで。
まぁ、もっとちゃんと読み込めば、父についてと子についての反復的なものとか
ずれとかが見えてくるのかもしれないけど。

969吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 12:08:50
面白いと思うな
970吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 00:11:30
「葬送 第2部 八」まで読了しました。

 二月革命とそれに伴う政治体制の変化,ドラクロワの絵画に対する考え方,読むに従って,考えさせられることが多い作新です。これまでの平野さんの小説とは感じが違うなと思って読み進めています。読むたびに考えさせられることも多く,少しずつ進んでいるという感じです。





 ドラクロワは,何であろうと彼女の言葉を聴いてしまっては,もう二度とそれを口にすることは出来ないだろうと思い,そのまま喉の途中で血痰のように溜まっている言葉を吐き出してしまった。


「……僕という人間を生きることは,……僕には荷が重すぎるのです。……」




平野啓一郎 − 葬送 第二部 五 より


971吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 08:03:45
ところで、もう昨年のことですが、『TALKIN'』(某H社刊)という本を買いました。JAZZジャーナリストなどとして有名な小川隆夫氏と芥川賞受賞作家として著名な平野啓一郎氏との共著になっているこの本。何気なく手に取ったものではありますが、結構興味深く読み
ました
972吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 13:49:58
平野啓一郎責任編集の"PUBLIC-SPACE"という本がある。そこにハッとするような
文章があった。

―――「パブリック・スペイス」とは何であろうか?
人はそれを、普通は「パブリック」な「スペイス」であると、つまり「パブリッ
ク」という抽象的な概念によって性格づけられ、限定された「スペイス」である
と考える。しかし、こうも考えられはしないか。それは「スペイス」によって可
視化され、具体化された「パブリック」であると。

「公共」ということばを辞書で引くとわかったような、よくわからないような説
明しかない。ものすごく端的にいってしまえば「みんなのもの」といったところ
だろうか。空間があってそこにはじめて公共性が生まれるとは実にうまく言った
ものである。彼の著作の「日蝕」はとても難解だった記憶があるが、ことばの捉
え方次第でそのことばの持つ意味合いが変わってくるというのは作家ならではな
のかもしれない。内容は立ち読みで軽く流し読みしただけなので、これについて
語るのはあまりよくはないが、あえて予備知識なしで考えてみる
973吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 13:58:26



平野は草加



974吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 14:00:00
まるちの宣伝.972 イラネ
975吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 16:43:13
芸術とは如何に 〜「葬送」 平野啓一郎〜 葬送
時は十九世紀、ロマン主義全盛期の社交界。繊細で流麗な音楽を創り、世の寵愛
を受けるフレデリック・ショパン。斬新な表現方法を用い、名声を博す近代絵画
の巨匠、ウジューヌ・ドラクロワ。その華々しい活躍の裏ではしかし、両者とも
に、苦悩の日々をおくっていたのである…ショパンの後半生を軸に展開される芸
術観・哲学を描き出した長編小説。
この本を、今の世に出回る「小説」と同じように見なしてしまうのは間違いで
ある。作家は、十九世紀に完成したといわれる小説手法を踏襲したようで、今
の日本小説をとは味が全く異なる。むしろ、昔の外国小説の翻訳ものに近い。語
り手の性格を表す文体が、登場人物(例えばショパンやサンド夫人)の感情の吐露
のときでさえ客観的な印象を与えるし、また今の小説のもつ「空気」のような曖
昧なものがない。外国翻訳小説が嫌いだったり、大衆小説派の方にはあまりお勧
めできない。だがこの作品で語られる芸術観などはとても勉強になる。特に僕が
面白いと感じたのは、芸術家が自分の作品が受ける評価に対して、ああだこうだ
言う場面。難しい言葉で小理屈つけているが、要は認められなくて負け惜しみを
言っているだけである。芸術家は我儘な子供なのだ、ということなのだろうか。
また壮絶な闘病を続けたショパンの臨終の場面で彼が最後に発した言葉、あれは
自分にとっては印象深かった。今わの際はああもあっさりとしたものなのかと、
人間の果敢無さを感じた。
976吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 16:43:47
よくわかんない文になっちゃいましたすいません。至らねー、と反省、頑張って
精進します。この本はこの間新潮文庫で出版されましたが、なんと二部構成で4
冊!1冊も結構な厚さだし、読むのには相当な体力精神力を必要とするでしょう
。ハードカバーだと2冊ですがお値段的には文庫のほうがリーズナブルだし、装
丁もオシャレです。
作者の平野啓一郎は、当時最年少で芥川賞を受賞し「三島由紀夫の再来」と評価
を受ける一方、「なんであんなやつに賞をやるんだ」という酷評も受けて、話題
になった作家。でも基本的に、綿谷理沙と金原ひとみが何で芥川取れたの?とい
われるのとは別次元ですよ、彼の作品読めばわかりますが。常用外漢字を多用し
た読ミニクイ初期段階から脱し、今は実験的段階とでも言えばいいでしょうか。
小説のほかにも評論・編集などマルチな活動を展開しています。僕は結構好きな
んですけど、この人相当なナルシスト、そこがなぁ…。

977吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 17:14:08
なんでそういう書き方するのかな?
おまえら有り難く頂戴せよ みたいな
978吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 17:15:16


平野は草加だから
979吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 17:32:26
なるほどーw
980吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 17:40:14
中村俊輔も大して有名でもない頃から応援が異常だった
世界に羽ばたけ中村俊輔とかでかすぎる横断幕掲げたり
981吾輩は名無しである:2006/02/15(水) 21:48:24
あと、今日、倫社のテストに面白い問題が出たので少し書きます。
平野啓一郎著のエッセイ『文明の憂鬱』の一文を読んで筆者の述べたい事と自分
の考えを書けとありました。
エッセイの内容はクローンは神の領域だ。臓器移植は異常な行為で個を群体にし
てしまうとか、人工臓器の移植は精神と肉体の乖離につながるなど僕好みの内容で
した。
 特に死者の断片を組み合わせた不思議な有機体という言い回しはすごい発想だ
なと思い、一人、コオネとクオンを思い出してました。
この倫社。全開僕は奇跡の満点を取っていたので適当に済ませようと思っていまし
たがめちゃくちゃ俺節全開で答えを書いてきました。僕の回答です。
 筆者の意見。臓器移植という行為は生命として在る自己という個人の境界を
曖昧にしてしまい。個という概念が群体という概念に侵食されてしまう。臓器移
植者を彼と認める要因は能との関係だけなのかあるいは意識という存在しない器
官によるのか、彼を彼として留めているものはかつての彼の輪郭だけなのではな
いだろうか。自分の意見。臓器という他を内包するという事は自己は他によって
構成されているという矛盾を生む。私はこの群体という表現はとても的を射た例え
だと思いました。精神を宿すべき肉体が本来自己を構成していたものでなくなっ
ても自己という精神は存在し得るということは自己を認識する境界というものは
それこそ自分の認識という曖昧な括りでしかないのではないかと思います。何点取れるでしょう?電波入ってます。
つまり腕を切り落とした人間の腕と体はどちらもその個人だけれど体が本体と定
義されるのは精神を宿している方、生命活動を行える方が本体とされるからであっ
て、けして『自己』が切り落とされた腕に無いわけではないという事。
 もしその人の本質が腕にあった場合、腕を失ったその人はもはや、その個人で
はないのではないかという考え。こういう概念考察の問題だけだったら僕は優等生でいられるんです。
もう十の位の無い答案用紙はいいです。赤い丸が一つだけ書いてある答案用紙も結
構です。
982吾輩は名無しである
こいつ創価なのか