1 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :
テクストは一応、岩波文庫寺田寅彦随筆集全5巻(小宮豊隆編)
ということにしましょう。
この世界には思想も哲学も政治も経済も男も女も老人も子供も戦争も平和もいらない。
ただ、美、美さえあればいい。
それ以外は全て滅べ。
美とは醜と同一なのだ。
電車の椅子に座る時、ちゃんとつめて座るのが大事とか言ったそうだね。
4 :
吾輩は名無しである:03/12/05 03:04
このオサーン、光線の様に匂いにも匂線みたいなモンがあるとか
言ってなかった? 灯台の先生にしては中々オモロイ香具師だよな(w
『吾輩は猫である』に出てくる水島寒月のモデルだそうですが、
そんなにかっこいい人だったんですか?
6 :
吾輩は名無しである:03/12/11 23:22
あげ
カコイイかはわからんが、自分の中の寅彦像は…
橋爪功がチョビ髭生やしてソフト帽を被ってるイメージ
8 :
吾輩は名無しである:03/12/17 01:20
あげ
9 :
吾輩は名無しである:03/12/23 06:33
あげ
ガキの頃に観た『帝都物語』のイメージが抜けない…。
こないだ朝日に透かして湯気を見ていたら、きちんと小さい粒
が渦を巻いて立ち上っていた。「茶碗の湯」だね。
12 :
吾輩は名無しである:03/12/29 21:46
保守
自力ではスレを伸ばせないクセに、定期的な空ageは忘れないバカ(w
14 :
吾輩は名無しである:04/01/02 01:07
青空文庫でだいぶ読めるようになってるけど、原書?で読みたい。
50円100円で買った『蒸發皿』や『柿の種』、『橡の實』を手にとる。
『全集』もあるけど一度ながめたきりだ。
15 :
吾輩は名無しである:04/01/02 21:01
>>4 トンビとあぶらげの話か。(あれ、ネズミだたっけ)
鳥の眼がそんなにいいのか、上昇気流でにおいの線がのびてるんじゃないかって。
こういう人なら理系だ文系だって騒がないだろうな。
科学者であり詩人でありえた彼なら。
16 :
吾輩は名無しである:04/01/08 00:36
自力ではスレを伸ばせないクセに、定期的な空ageは忘れないバカ(w
>>17 放っておけヨ
誰もレスを付けないで空ageばかりだったら削除されやすくなるんだからさ
どうせ>1に、たいしたことは書けないんだし…
19 :
吾輩は名無しである:04/01/11 16:50
とりあへず、
岩波文庫随筆集全五巻読了age
お〜いみんな〜、>19を見てみろよ!
>18に
>どうせ>1に、たいしたことは書けないんだし…
って言われて、悔しくて空ageやめたんだろうな。
でもまさに、たいしたことは書けなかったってワケだ…
ん? まてよ… >1になんて書いてあったっけ?
>テクストは一応、岩波文庫寺田寅彦随筆集全5巻(小宮豊隆編)
>ということにしましょう。
はぁ?今まで読んでいなかったのかよ? オオワラヒ…
>1は板を荒らす為にこのスレを立てたことをゲロったってことか…
ミス住だし
23 :
吾輩は名無しである:04/04/12 17:18
24 :
吾輩は名無しである:04/04/15 00:42
なんとなく庄野潤三さんの随筆を思い出します。
日常の他愛ない出来事を書き連ね、ときには常人からすると退屈と
思われるような事象にさえ観察と考察を重ねる…
たまに隙、というか、いい意味での空回りな微笑ましさが見え隠れするのもご愛嬌。
庄野潤三さんが自然をいつくしみつつも自然科学に興味はないと言及するまでの文系
であるのに対し、寺田寅彦さんはいわば両刀。
生きる時代も違うこの方たちの、妻へのいたわりをこめた文章がそれでも
奇妙にも似た温かみに包まれているのは、決して崇拝の意味をこめた
わけではありませんが、人格、というものを感じさせます。
芸術に文系理系の区分はないのだなあ、と改めて思いました。
mailto:mms://winlive.coltstream.net/algtv56k.wmv
26 :
吾輩は名無しである:04/06/25 23:18
随筆集1の「花物語」がかなり好きだ
27 :
吾輩は名無しである:04/11/08 22:56:37
>>23 画像サンクス。
でもなんか夢が壊された気分だw
今度随筆集読んでみようかと思います。
28 :
水戸の馬鹿:05/02/04 17:31:46
寺田寅彦は『尺八の音響学的研究』で学位をとりました。
当時の物理学は音響学が盛んに研究されていました。
私は、今度、寺田寅彦を初めとする明治期の日本の
物理学者について調べるつもりです。『天災は忘れた
頃にやってくる』(寺田寅彦)地震についても研究していました。
29 :
吾輩は名無しである:05/03/08 10:58:00
http://f20.aaa.livedoor.jp/~merc/sasaki_nikkei.jpg 佐々木力、日経で池内了の寺田寅彦本の書評
>> 今回の佐々木の文章を見て、(´・ω・`) とした印象を受けた。 何だか、さすがに元気ないな。
Up乙です。感想は: 佐々木にしては「おとなしめ」(無難)な筆致だろう。
佐々木が「みすず」「岩波」に寄生してる感じがよくわかる。
こんな短い文章なら誰でも書ける。物理や数学の専門家に任せる必要もない。
しかし、物理や数学がわかってる人間は筆不精だから、新聞にとっては佐々木は便利なんだろう。
>> 何だか、さすがに元気ないな。
元気が無い、というより、「いつもの佐々木トロツキー電波が出ていない」 「佐々木にしてはマトモ」 というような印象をもたらされた。
「というような印象をもたらされた。」 ← 語尾だけに凝る佐々木のチョンボ?
同じく岩波文庫の「柿の種」の話したいんだけどここでオケ?
いいんじゃねーの?ただ実際話できるかはまた別問題だと思うけど。
俺が書き込んだ
>>26からほぼ一年たってるけど4しか進んでないしな(ワラ
32 :
すずかけ通り三丁目:2005/05/11(水) 23:35:15
>>30 「柿の種」 は本音が書かれてあって興味深いと思う。
好きなのはいくつかあるけど、例えば、すっぽんの鳴く話 (文庫P.14〜15)。
根津権現の境内で大学生が数人で話をしている。
夜になってふくろうが鳴くのが聞こえてくる。
一人が 「ありゃあ、すっぽんだろう」 と真剣に言う。
曰く 「なんだか鳴きそうな顔をしているじゃないか」。
それで皆は大笑いしたが、その男だけは笑わなかった。
彼はそう信じているのだ。
「…… 過去と未来を通じて、すっぽんがふくろうのように鳴くことはないという事が
科学的に立証されたとしても、少なくも、その日のその晩の根津権現境内では、たしかに
すっぽんが鳴いたのである」
人を受け入れるとはこういう事だろうな。
寅彦が弟子から慕われたのも頷ける。
(寅彦の発言は、さらに深い意味が込められていると思うが、割愛する。)
>>31 花物語か。 俺はその中の 「のうぜんかずら」 が好きだな。
寅彦が小学校時代に算数が苦手だったのも意外。
で、習いに行かされた中学校の先生の家でも良く分からなくて苦心する。
説明が分からなくてうつむいていると鼻水が出てくる。
やっと終わって家に帰ってくると、何も知らぬ母親がご馳走を用意してくれている…。
「ちやほやされるのがまた妙に悲しかった」―。
本当は親の期待に全然応えられていないのに、母親はよく勉強したからと気を遣ってくれている。
このギャップはつらい。 子どもの心理を上手く描いていると思う。 ほろ苦い夏休みの思い出。
33 :
itsuwoり:
寺田寅彦の学位論文は「尺八の音響学的研究」今、俺尺八やってる。