今はアメリカを読み始めています。
新作の「何も願わない手を合わせる」も読んでみましたが
まだ死が身近に感じられない世代の者とすれば
今ひとつ深みにはまれなかったという印象です。
20年後、30年後にこそ読み返す価値がありそうな本でした。
初めて手にしたのは
ふと、古本屋で見かけた「全東洋街道」の文庫本。
艶めかしい女性の表紙に釣られてしまいました。
いざ読んでみると文章は面白いし
その場の空気が直接伝わってくるような写真にもやられた。
暴力性の塊みたいなものを感じたな。
ここから、一気に藤原新也の世界へ。
今は藤原新也にしか目が無い。
今読んでも東京漂流の衝撃が凄かったというは分かります。
リアルタイムで痛感した人の感想も聞いてみたい。
書き込みお願いします。
いまさら、藤原新也ですか・・・
読まなくていいよ。。
テレビであいのりでも見てたほうがマシ。
彼も年ですから、以前のようなエネルギー、鋭い洞察力は薄れてきてるけども
今は今で別の味がありますね。
どちらが魅力的かというと、前者でしょうが。
アメリカのショートショートぽい文体は新鮮だけど
実力がそれに見合ってないような。
イチオシはやはり『東京漂流』でしょうかね?
積読状態の徒なんですが
>9
リンク張り、ありがとうございます。
2ch検索はかけたんですけど、引っかからなかったので
スレがあるとは分からなかった。
知っていたなら、わざわざ立てなかったのに不覚でした。
アメリカ、ちょくちょく読んでいます。
車の表現方法、上手いとは思わないが
無骨な文章が藤原新也らしい。
言葉から伝わってくるあの乾いた空気も
本人のアメリカに対する印象がそのまま表れてるんだろうな。
>8
好みによって、違ってくると思うので
何ともいえない部分もありますけども、80年代前半期の日本を感じてみたいのならば
「東京漂流」が一番のお勧めですね。
勿論、興味を抜きにしても読み応えのある一冊だと思いますよ。
あとは読み物とすれば、「乳の海」も推薦したい本です。
>>11 早速の丁寧なレスありやとさんでした(深謝
「東京漂流」押入れから引っ張りだそっと
13 :
吾輩は名無しである:03/11/18 23:19
あげ
>>12 いえいえ。
読み終えましたら、是非、感想を書き込んでみてくださいね。
>>13 乙です。
アメリカを読むペースがなかなか上がらない。
以前と比べれば、明らかに新境地であるし、だからといって魅力も無い。
倦怠期みたいなモンですか。
15 :
吾輩は名無しである:03/11/20 10:26
一番好きなのは「逍遥遊記」なのだがなぁ。
>>15 「逍遙遊記」ですか。
初期衝動を終え、一段落落ちた印象も受けます。
比較的日本に近い東アジアを旅したこともあって
落ち着いた雰囲気が漂っていて
周りを見る余裕が感じられ、のどかな町のなかを
冷めた著者が眺めているという風景が思い浮かびます。
そういう点ではバスの中の珍騒動は面白かったですね。
文章も洗練されていて読みやすい。
隠れた名作といったところでしょうか。
アメリカを読むペースがようやく上がってきました。
多少、強引にでもアジアを引き合いに出されると興味が増しますし
読み応えも出てきます。
アメリカを読んでいると、渦中のさなかにあるマイコー氏の話が。
滅茶苦茶にこき下ろされていますね。
言わんとしていることは分かるんだけど、何か納得できない点もある。
彼は現代社会の代表的な被害者だと思う。
幼少時に父親から虐待にも似たレッスンの指導を受け、心に傷を負った。
それがあの過保護などの子へ思い
そして少年に対する愛は一般的には過度に映り「性的虐待」という犯罪に至ってしまう。
天才的な歌、ダンスの巧さでスーパースターの座を射止めた分
メディアからの圧力も現時点での彼の人格を造る上での大きな要素になっただろうし
そのパワーから逃れるためのバリアが「ネバーランド」という形で表れたんだと思う。
エンターテイメントで捉えれば、マイコー氏の現実感の無い浮ついた思想も有りだと感じる。
でもマイコー氏の場合、遊戯を超えて宗教近いものもあります。
一方、藤原新也は土の匂いたっぷりの超現実主義者。
このギャップがあそこまで批判になったんでしょうね。
今のマイコー氏を見て出てくる言葉、大嫌いな言葉だがこれしかない。
「可哀想」
アメリカ読破。
ロス辺りでは希薄だった藤原新也も沙漠、ロッキー山脈を越えて
シカゴまで近づくと彼らしい感性ある文章が増えて
読み応えが増しました。
参考になる部分もそれなりにありましたね。
次は小津安二郎「東京物語」でも見てみようか。
talk更新age
かなり吠えてます。
自衛隊派兵については反対ですか。
テロ以降、よく耳にした言葉「平和ボケ」は藤原氏の造語。
20 :
吾輩は名無しである:03/12/02 01:02
>>20 リンク乙です。
talkも更新されてました。
もう少し近場であれば、足を運んだのに。
氏が描く自分の円顔、見てみたいような見たくないような。。。
東京物語を鑑賞。
一つの死を妻の死と母親の死で二次的に見せて
戦前、戦後の世代における精神的な変化を切なくも温かく
表していたと思います。
ちょうど50年前の映画ですけど、今とあまり変わらないような印象を受けた。
現時点では分からないが、自分も同じような態度を取ってしまうんだろうか。
talkも更新。
最近は著作の内容からして、随分と老け込んだ、
愚痴臭くなったなといった感想でこのまま静かに年を取っていくのかなと
イメージしてましたけど、それを覆すかのようなエネルギー溢れる文章。
孫であってもおかしくない年齢なのに励まされたかのような気持ちになった。。。
23 :
吾輩は名無しである:03/12/10 20:13
アメリカ アメリカ日記 ルーレット
全部読んでいたけど。
マイケルの歌は聴いたことがなかった。
さぞかし痴呆時代の散々な曲なんだろうな
っておもってた。
で、時は流れて・・・
今回のマイケル事件で、
報道のさなかにマイケルのビデオクリップが
ちょいちょい出てるのだが!
それを見て、ハマった!
毎日、マイケルを何度も何度も聞いてます。
聞くたびに頭脳の快感中枢が・・・
イイわぁ〜〜〜
これじゃレバーを押しつづけるラットだわな。
ラットで何が悪い!
レノンなんか、ダサダサ!
マイケル、サイコー!
>23
スレ違い気味ですがレスありがとう。
アメリカ関連は全部読まれてるんですか。
マイコーは一時期はまっていた時期があって
ヒストリー(ベスト)を何度も聴いてました。
彼の人間性が窺えるman in the mirrorが好きでしたね。
オリジナルだとオフザウォールが好み。
でもジャクソン5時代が一番良いな。
talkも毎度のことながらに更新。
何の試験の勉強なんだろう。止まりませんね、この方は。
言ってる事、体現してるわ。
小泉はああいう人間ですよ。ええ。
本当に更新多いな。
ああ、どうなることやら。
更新。一部誤字あり。
世の中、いろんな人が居るもんだ。
今は「僕のいた場所」(平成幸福音頭の文庫版)を
読んでいます。
面白いなー。グッと引きこまれる感じ。
この人の目は鋭いわ。
家族関係悪化の一因として食生活の乱れを指摘。
ゆとり教育の是非についての的確な意見。
十年前の著作だけども今でも通用するようなことがたくさん書いてある。
犬狼伝説という漫画で東京漂流の文章(詩?)が引用されてて
その時初めて藤原新也の名を知った。
>28
書き込みどうも。
ちょっとググってみれば、押井守氏が原作だこと。
と、言っても殆ど良く知らないんですけど。
なんでも政治に結構な関心を持っているようで
それが引用に繋がったんですかね。
僕のいた場所
脳死の問題やら、ストーカー続出にしても確かな言葉を。
ageましておめでとうございます
talk更新。
一見、誰でもいえそうなことを書いてるように見えるけども
流石の奥深さです。
>>27 エッセイものは最新刊「なにも〜」以外、
全部読んでますが------
なかでも、
絶版の「幻世」がとびぬけて面白かった。
こんなにすごい本がどうして絶版なのか
全く理解不能。
あまりに面白いので、
1冊読んだあと、もう1冊買ってしまった。
っと情報を流したところで
希少価値高めて、高く売りに出すつもり。
でもこの本がエッセイで一番面白かったのは、ホント。
talk更新。といっても今回は絵。
やはり文章と同じく、以前の刺々しさが無くなり
丸みを帯び来ているように思えます。
正月ということも有るんでしょうがね。しかし、年賀状を書くとは律儀に成ったな。
はがきの縁取りに添った、デザインが面白い。
60のジジイになっても、あんな絵を描ければ。
>31
過疎スレでは珍しい時間差の無いレス、どうも。
書き込む前の更新を忘れたかと思ってしまいました。
古本屋で偶然見かけた幻世をちょっとばかし読み直していましたが
光る作品はいくつもありますよね。
唯一つ、しっくりこない点は年代がバラバラなためか
焦点がぼやけ気味でフワフワした印象が残るところ。
故に幻世。都合いいな。上手いことつけたな。
>31さんは幻世のどこが気に入ったんですかね?
34 :
吾輩は名無しである:04/01/10 14:18
絵は描いていないのかな。
>34
どうなんでしょう。
その辺の話は聞きませんね。
以前、氏の本で「年取ったら、〜〜(詳細忘れた)を描き上げたい」とか
言ってたような。
絵といえば、動物記に載っているものはどれも力作で見応えがあります。
そろそろ自衛隊派遣についての更新がありそうな。
まだ冬眠中か・・・
冬眠後の写真が妙にリアルだった。。。
39 :
吾輩は名無しである:04/01/30 13:56
40 :
吾輩は名無しである:04/01/30 14:01
スペイン語というのは、日本人にはとっつきやすい言葉で
英語と違って、すぐにうまくなる。
しかも、イタリア人やポルトガル人とでも、
スペイン語で、ある程度の意思疎通ができるらしい。
藤さんが、それを知らないはずはない。
スペイン語検定でも受けているんじゃないかなァ。
41 :
吾輩は名無しである:04/01/30 14:17
世界を旅行してきた人は
世界で最も面白い大陸はどこでしたか、
と聞かれれば、
ラテンアメリカ、
という人が多いらしい。
私自身、中米地域の旅行は、得るものがありましたから、
南米も、面白いところだと思いますよ。
アジア、アジアであれだけのものを提供できて、
ラテンアメリカものがないのは、
物足りない。
私は、長らく、そう思ってきました。
そういうわけで、
今回南米に本格的に行く、というのは、
おそまきながら、非常にスジが通っているんじゃないでしょうか。
>39-41
興味深い書き込みありがとう。
最近の著書やらTALKを読んでいると
人間の根本を掘り下げていくような作業をしているように思えるんです。
海外に対しては無知なので、何ともいえないけども
近況を考えれば、人類の租であるアフリカもいいかなと。
それから勉強中らしい検定は海関係の匂いもしますね。
以上、理屈も糞もない駄文でした。
43 :
吾輩は名無しである:04/01/31 14:22
1さんは、
新規投稿があると
すぐリアクションされますね。
それは
投稿があったことを通知する設定を
組んでいるからだと思われます。
どうやったら設定できますか?
WINDOWSのXPなど、
あたらしいバージョン専用の機能でしょうか?
44 :
吾輩は名無しである:04/02/03 11:58
全部一よう読んでます。この前京都の何必館の展覧会いってきたよ。随分汗かいた。なぜだか。生きてるうちに写真(笑 交してみたい人だね。見たことないからなぁ。どういう個性してんだ。この人。
>43
すいません、よりによって、こういうときにレスを返すのが遅くなるとは。
特別な機能は何も使ってませんよ。
スレ立て人なので、こまめにチェックしているだけです。
今言っても説得力ないな。。。
ちなみにブラウザは2ch専用のものを使っています。
OpenJane α 0.1.9.2 です。
書き込みがあれば、反応する機能を持つものもあるので
詳細は初心者板あたりで聞いてみてください。
>44
いいですね。
見てるだけで、汗をかくということは
それだけ感動できたということでしょうか。
もう少し近場であれば、足を運んでいたでしょうが
都合つかずで行けませんでした。
アジア期の土の香りや空気感がダイレクトに伝わるものも
今のやや脚色されたものも、両方良いですね。
そう考えれば、かなり両極端なんですよね。
ttp://www.daimaru.co.jp/museum/topics/fujiwara.html 3月に大丸で回顧展があります。
皆さん、行かれるんでしょうか。
46 :
あげ屋さん ◆P1AWcg9OTs :04/02/08 18:38
(・∀・)age!
>46
乙
talk更新。
何も言うまい。
48 :
吾輩は名無しである:04/02/14 09:59
思想とトラウマ...何も言うまい
まぁ、ちょっといっちゃってるところはあると思いますが
それは面白みということで。
脂のないラーメンだったら、食欲も湧かないですしね。
talk更新。
あのコメントからして、こんなに早く書かれるとは思わなかった。
今回の回顧展はかなり気合が入ってるみたいです。
親父さんは結構な長生きでしたが、氏はどれくらいまで生きるんでしょう。
51 :
吾輩は名無しである:04/02/16 23:27
>>1 回顧展はいいが開催元のサイト見たか?
先生とか書いてあったぞ。
あの人、先生なんて呼ばれる酷く嫌っていたはずだが…。
最近のあの人はどうなってしまったんだろうねえ。
>51
先日、更新されたtalkを読んでいて、改めて思ったのですが
還暦を受け入れるなど、以前では忌み嫌っていたものも
最近では、そのものが持つ意味や特色を考慮して
柔軟に対応していこうという姿勢が強くなっている気がします。
これは近著の文章や写真にも見て取れるますね。
何せ、60ですから。
表現者といえども年を取れば、考え方も自然と変わっていくものなのかな。
そりゃ、還暦も受け入れなければ。
この変化については、劣化だとか老化という範疇ではなく
新たな一歩を踏み出すためのものと捉えたいですし、期待もしています。
藤原新也と握手したことあるよ
東京でやってた写真展で
おれ筑波大行ってたんだよね
あの「乳の海」で描かれてた
大学1年のときに「乳の海」を読んで
これはまともな大学じゃないということを実感して
結局4年目にやめた
>1
彼自身が同じようなことを書いてるけど、それでも
「先生」とか言われて悦に浸る人ではないと思ったが…。
確か印度行脚かなんかの後書きでも、同じようなことを
書いてたけど、人が歳や環境によって変わっていくという
のはごく自然なことだよね。
ただ、どのように変わろうといいけれど「昔はいい写真
撮ってたけどなあ…」って言葉をよく聞くのね。
好き嫌いがあるとしても、やはりパワーダウンしてるような
気がする。
昔なら、もっと大きなところから日本を眺めていたと思うし、
自分もそれが好きだった。東京漂流とかね。
もちろん、旅での写真も凄まじかった。
でも、延々と繰り広げられる小泉批判とか読んでると、彼が
彼ではなくなってしまったような気がする。あのような批判
って別に彼でなくとも語れることだし、もっと目を向けて欲
しいようなところってあると思う。藤原だから書けるってこ
ととかね。
異国の空気吸わずに猫とぼんやり過ごしていたせいか、何時
の間にか、かつてあったゾクゾクする鋭さがなくなってしま
った。少なくとも、あの時の彼の作品はあの人でなくてはで
きないものだったと思う。
昔が凄かっただけに残念に思ってね。
>53
良くも悪くも氏の影響を多大に受けてますね。
結局、その選択は正解だったんでしょうか?
>54
パワーダウンしていることは明らかですよね。
批判にしても、愚痴臭くなっているところが感じられる箇所があったりします。
そうなった理由としては年を取ったことや
「アメリカ」で今までの活動にある程度の区切りが付いたこと
興味が他に移ってしまったことなどが考えられます。
「東京漂流」の衝撃を今一度。。。。とは自分も期待するところなんですけど
同等のものは勿論、以下のものを作るのも並大抵なことではないと
著作を読んでいて感じましたぶん、正直、厳しいかなと思います。
それに今の氏は国や社会、相手を見るというよりも
自分自身やごく近辺に起きていることに対して視点を移しているように感じます。
そういった状況の中だからこそ、小泉ならびに政治批判も愚痴臭く思えるかもしれません。
心底の興味が政治社会にあるのであれば
もっと込み入った内容のものになっているでしょう。
このまま、傍目からして「老いた、パワーダウンした」と言われ続けるのか
世間を揺るがすような作品を発表するかは、本人のみぞといったところですが
自分はもう少し長い目で活動を見送りたいと思っています。
57 :
吾輩は名無しである:04/02/20 00:03
>>53 アッパレ。
こういうところに通っている人間は、
二十にして、常に無難なほう無難なほうを志向する、
事なかれ的で、長いものに巻かれろ的な、
官庁の役人のような、場面場面の表面をうまく取りつくろう、
小賢しい技術論を、身に付けている。
だから、自分の人生をトータルな視点でながめて、
この学校をやめるべきだ、と結論しても、
なんやかやで、
無難で、安全で、体裁のいいほうに取りつき、
むらむらとした耐えがたさを抱えながら、
本当の自分をおし殺して、だましだまし、
ずるずると大学にいつづけてしまう。
私は、筑波大学と似たような学校にいたから、
身にしみてそれがわかる。
58 :
吾輩は名無しである:04/02/20 00:04
私の大学は「自由な気風」で知られているとのことだが、
皮肉なことに、
誰もが同じような服を着、
金太郎アメのように同じような顔つき髪型をして、
どこかで聞きかじったようなありふれたつまらない話をし、
丸の内のサラリーマンの出勤のような、
常に何かにおいたてられた歩き方をする。
毎日クローン人間を見せつけられているようなものだった。
誰に強制されたわけでもない、しかし、
誰もが、ヌメリとした無個性のクローン人間であることを
主体的に選択させられる。
そんな空間でした。
つくばのほうでも、こういった感じなのでしょう。
talk更新。
「還暦効果」ですか。フーム
60 :
吾輩は名無しである:04/02/28 23:54
展覧会をやるときは、
大都会の真っただ中でやってほしくない。
いくら
心が洗われて会場から出てきても、
一歩踏み出せば、
そこには荒涼としたニンゲン砂漠がひろがっている。
その点、
「旅の軌跡」展で訪れた駒ヶ根は
すばらしかった。
使いでのある
便利な公共交通機関が周辺にないから、
タクシーか、マイカーが便利といえばいえるが、
これはもったいない。
61 :
吾輩は名無しである:04/02/29 00:05
高速バス、またはJRで駒ヶ根におりたったら、
ぜひ、歩いて会場まで出向いてほしいものだ。
美術館の駐車場を見ると、
豊橋や練馬ナンバーなど
県外からの車があったが、
車で来るのは藤原道に反する。
邪道だ。
とにかく駒ヶ根では、歩け。
それがなぜかは、
ごちゃごちゃと解説して
わかった気にさせるのはよくないから、
なにも云わんよ(笑)。
62 :
吾輩は名無しである:04/02/29 00:14
藤原新也の愛車はベンツ
63 :
吾輩は名無しである:04/03/01 20:34
64 :
吾輩は名無しである:04/03/03 08:51
ある意味、有名になってしまうとこういう風なことを言われるのかと参考になる掲示板。
それが2ch♪
少し遅れましたが、talk更新。
全東洋街道のトルコ嬢の写真は艶があって良いな。
そんななか、気になる言葉が。
過去の作品を見せるのは今回の展覧会が最後だということ。
だから、あれだけ気合が入っていたのね。
>63
リンク、ありがとう。
アジア自体に疎いので、何ともいえません。
というか、「西蔵放浪」読んでいない(´・ω・`)
最近はスローライフという言葉に心惹かれるものがあって
その辺りの著作をちょこちょこ読んでいたりするんですが
氏の生活や活動を本ながらに目にしていると
良いなと、思えるものがたくさんあります。
資本主義ありき社会本位の競争だけではなく
自分本位で地球の一分子でありたいと思います。
67 :
吾輩は名無しである:04/03/08 13:37
>>66 同感です。
田舎の過疎地で農業、を希望する人も増えているとか。
1さんも都市生活者なんでしょうね。
68 :
吾輩は名無しである:04/03/08 14:08
藤原新也自身は大金持ちだけどね。
>67
酔った勢いで、恥ずかしい書き込みをしてしまったと
思いましたが、レスがもらえて良かった。
ウチの実家は農家なんです。
親父は公務員になったので、そこで途切れたんですが
来年辺りから、本格的に跡を継ごうと思っています。
今年はその前準備をやろうかと。
すれ違いスマソ
>68
金は持ちよう、使いようですから。
藤原が以前(相当前です。もしかしたら10年くらい前かも)、
確かNHK教育のテレビ番組で、下着泥棒の男とやりとりする場面があった。
そのときの藤原が少ししっくり来ないで、今もどこか俺の中で引っかかっている。
具体的に表現するのが難しいんですが、
犯罪を繰り返すその男に対して諭す(説教する)藤原の態度・物言いが
あまりにも「凡庸」というか「常識的」というか「型どおり」というか。
そのときリアルで見ただけなので、見返したりしたらまた俺の受け止め方は
変わるのかもしれないが。
みなさんでこれ見られた方いますか?どう思われましたあの番組。
>70
電波に乗っている藤原は一度も見たことがないので
その番組も目にしてはいません。
本人が「テレビに出るのは好きではない」といった節を書いていたので
そのままのイメージなんですが
テレビの中では書き物のように豪快には行かず
小さくなってしまうのかもしれませんね。
talk更新。
今は展覧会での仕事に忙しいながらも充実した生活を送っているみたい。
ちょこっと見せる風刺もいいね。
忙しくて、来れませんでした。
新刊が読みたくなってきたな。
73 :
吾輩は名無しである:04/04/03 23:06
>>72 数年前の「旅の軌跡展」に行っているなら。。。。
今回のは、無理して行くことない。
安心しろ。
私が行ったのは大阪会場だったが、
ものすごい混雑。
軌跡展の十倍以上の混雑ぶり。
ゆっくりじっくり味わえなかった。
会場の天井が低く、妙に圧迫感があったのも××。
点数も軌跡展の半分以下だったはず。
私と同一日のほぼ同一時間帯に会場にいた人が、
すいてた、とインプレしていたが、
おいおい、キミの感性はどうなっているんだ。
バーゲン会場と同じノリで来るんじゃないよ(笑)。
ちょっとアフォ入っとるね
talk更新。
一級船舶資格取得オメ
「イラク占領政策支援」には笑った。
ずばっと切り込んでくるところが魅力的。
>73
レスどうも。
回顧展などは特に余裕を持って楽しみたいもの。
多くの人に見てもらうという意図はあったので
成功は成功なんでしょうが、予想以上の入りだった点が
そのような感想になったんでしょう。
ご苦労様でした。
76 :
吾輩は名無しである:04/04/18 22:18
藤原新也、なつかしー。昔はまったよ。
動物千一夜?だっけ、それと全東洋街道がすきだったな。自分も旅行したし。
サイトも見たけど、ちょっと説教くさくなってしまっている。
藤原さんの魅力って指南する文章ではなくて昔の客観かつ冷静に物見て
藤原流に文章で現代を語って欲しいな。なんてかいたら怒られそう。
>76
過去ログ読めば分かりますが
説教くさくなっているというのは多くの人が感じているところですので
心配されなくてもいいですよ。
talkは言わば、個人的な日記みたいなものですから
愚痴っぽくなってしまうのかも。
本格的な著作でも書く気になれば
また違った切れ味を見せてくれると思うんですがね。
talk更新。
藤原は年金を払っているのだろうか。
79 :
吾輩は名無しである:04/05/04 21:29
ミュリエルスパークのスレはここでつか
80 :
吾輩は名無しである:04/06/12 10:59
あっぷ!
俺も藤原は昔すごいハマってたな。
とくに「アメリカ」は何十回も読んだ。(他のもだけど)
ちょうど、彼がアメリカを旅した年から十数年
俺もアメリカに住んでたから、特にリアルに感じられたんだと思う。
東洋を語る藤原は主観的だけど、アメリカでは東洋と比較するような視点があって、クールで客観的な所もよかったのかもしれない。
それと同じ意味で、「全東洋」の後編も好きだ。
だんだん西洋のエーテルが入ってくるという論理。
奇跡の地ビルマにはすごく憧れた。行くチャンスは未だにないけど。
talkが始まったときは、
「現在進行形の藤原が読める」と思って嬉しかったけど、
皆さんが言うような変化はやはりはっきり感じられたね。
「ああ、彼も日本の社会で居場所を見つけたんだな」って感じた。
「東京漂流」のころは世間に牙を向く野性の犬そのものだったけど、
長い旅を通じて成長した彼と、90年代を経て少し変質した日本が
どこかで共通項を持てたような…。
きっともう旅にはでないんじゃないかな。
出たらすごいと思うけどね。
俺自身は、彼の哲学とは少し違う方向性が違う考えを持つに至った。
それはそれでヨカッタと思う。
82 :
吾輩は名無しである:04/06/28 15:49
ところで、藤原って何カ国語喋れるんだろう。
83 :
吾輩は名無しである:04/06/30 18:43
揚げ
84 :
吾輩は名無しである:04/07/02 01:56
藤原さんは、昨日ポルトガル・リスボンへと旅立ちました。
新たな旅を始めたようです。
85 :
吾輩は名無しである:04/07/03 09:48
ついに出たようですね。
すごいバイタリティーだ。
今度は南米でしょうか。
新たな力強い作品を楽しみにしてます。
86 :
吾輩は名無しである:04/08/19 15:18
あっぷ
87 :
吾輩は名無しである:04/08/19 17:55
>79
ああ、同名の小説はあるな。
藤原さん元気かな?
89 :
吾輩は名無しである:04/09/09 07:18
NYでヤンクス松井と記念撮影。
藤原さん、いつからそんなキャラになったんですか…。
90 :
吾輩は名無しである:04/10/02 21:03:36
藤原はやっぱり写真の方がいい。
現実をそのまま切り取ったようなダサさがいい。
マラソン中継のバックに流れる意図されない映像が良いと言っていたな。
なるほどね、凄いよ!などと思う。
房総の家を探しに竹岡に逝った。
92 :
吾輩は名無しである:04/10/21 04:15:17
保守
93 :
吾輩は名無しである:04/10/21 04:28:13
> 新たな旅を始めたようです。
>>81の言う通り、彼にもう旅はできないと思う。
94 :
吾輩は名無しである:04/10/21 13:47:17
>>93 旅はできないんじゃなくて、「昔の旅と作品を期待している人が
考えているような旅」はできないんじゃないだろうか。これは
「しない」じゃなくて、やはり「できない」だと思うが。
ただ、彼も還暦を超えてる。30代の作品と比べるのは無意味。
30年前の本をいま初めて読む人もいる一方で、彼にとっては
30年も昔の作品だからさ。それと同じことをいまやってた
としたら、それこそ終わってるんじゃない?
「作者」と「読者」には必ず時差がある。
期待するものが彼から出て来なければ、自分が期待するものを
出してくれる別の作者に期待すればいい。変化を楽しむ読者は
その変化を楽しめばいい。
正論、以上。
95 :
我輩は逝って世氏:04/10/21 15:09:56
付け足すなら、どんな人間も旅は人生に一度しか出来ないんだと思う。
ほとんどの人間は、一度も旅せずに人生を終えるのかもしれないけどね。
97 :
吾輩は名無しである:04/10/24 06:36:35
第1の旅 インド、チベット
第2の旅 アメリカ、アイルランド
第3の旅 南米
ようわからんw
98 :
吾輩は名無しである:04/10/25 00:34:17
>>97 「ようわからん」理由がようわからん。
何がわからんの? 順番が? 選んだ場所が?
97を見て思わずン・パカマーチを口遊んでしまった綿串
TALK見てるとさ
ポルトガル→沖縄→ニューヨーク→イギリス
南米はどうなったんだろ
年寄りの道楽旅行っぽいね。もう。
人質事件に関するコメントは無し?
還暦になったから、遊びたいんでしょう。それが多分、本音?
久しぶりに力のこもったTALK
心が熱くなった。
103 :
吾輩は名無しである:05/01/09 21:15:50
あっぷ!
104 :
吾輩は名無しである:05/02/08 18:44:28
あっぷ!
105 :
吾輩は名無しである:05/02/20 12:48:59
ファンクラブが無くなってる、、、
>>105 ありゃほんとだ。
あそこ便利だったのになあ
107 :
吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 22:45:36
あっぷ!
実は絵真芯が好きなんです。恐いから書きません。僕にとってはアナクロのホ一むシアタ一。る〜れっとがぱくりの自慰でした。ペコリ すみません
109 :
吾輩は名無しである:2005/06/15(水) 05:09:01
あっぷ!
110 :
吾輩は名無しである:2005/06/15(水) 05:22:30
この写真集を見せてくれた夕霧智也くん、居たらレスください。
この人の文明批判みたいな部分は今じゃ時代遅れかなあと思うけど、
後発だというのに関野吉晴みたいなのが展開する本当に安っぽい文明批判が
平気で流通してるのを見ると、先駆者としての大きさは感じるね。
少なくとも一本筋は通ってた。
あ、夕霧さんではないです悪しからず(笑)
113 :
吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 04:08:27
>G8に西欧のお祭りのおこぼれをちょうだいした(する)
>アジアの二カ国が入っているということも
これって合ってる?
114 :
吾輩は名無しである:2005/11/02(水) 01:37:53
落ちる寸前だな
公式サイト見るといま書き下ろし中みたいだね
115 :
吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 18:34:21
ずっと前NHKの島田雅彦の番組に出てるのを見た
川崎のバット殺人の家に行っていた。
藤原氏が帰った後で島田が
「藤原さんはインドを放浪しているような顔をして郊外歩いてましたね」
と言っていて、笑った
116 :
吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 20:43:37
こんなスレが・・・あったとは・・
117 :
吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 21:28:36
公式サイト初めて見ました
結構キツい人だね。
118 :
吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 01:02:02
写真と文章のコラボでは、一番。
ブクオフでひじょーに古くて色褪せた文庫本を開いたら、写真が凄くて
息を呑むようだった。「印度放浪」。買った。100円
紙質悪いよなー,その本。ブクオフならきっともう悲惨なことに。
だが,それがいい。
120 :
吾輩は名無しである:2005/11/09(水) 17:55:34
朝日文庫? かどっかで出てる藤原本
買おうと思って本屋に行ったら、あったのだけれど、紙質のせいか
ウンコのニオイみたいなニオイがした。
・・・棚に戻した。
だが,それが(ry
>>119 そーなんだよ、俺118だけど。悲惨も悲惨、すげえ紙質の上に日焼けして
各ページが薄茶色の枠で囲まれてる状態なわけ。
だけど、
写真は、もちろんカラーなんか褪せてんのに、ぜ〜んぜん古びていないんだ。
逆にその凄さが際立って、
こいつ写真にかけては天才だと思うた。
だけど下巻しかないんだよ、上巻が見つからねー(;_;)
>>122 『印度放浪』は(上)の方がはるかにいいぞ! てジョーダン(w
人間を撮れる稀な写真家だと思う。
登校拒否の女子高生を被写体にした時、
ポーズを変えて何枚も撮り進む内に、レンズの向こうの少女の顔も身体も
みるみる変化していったのだという。
撮影後その子の行動や生き方まで変わったことを、後で知ったそうだ。
「かたち」というものの持つ深い意味を、いまさら痛感した、みたいな話を
していた、訥弁で。
身体と精神と、貫く何か、を一瞬捕まえるワザ、凄い。
124 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 05:05:39
>>123を読んでいたら
なんかすごい気がしてきた!
125 :
吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 03:43:42
きっと気のせいですよ。
126 :
吾輩は名無しである:2005/11/28(月) 18:14:36
順調に更新されてたオフィのTalk、また停まってるねぇ。
また旅に出たかご老体
128 :
吾輩は名無しである:
いや東京にいたようだ。
相変わらずカッコいいこと言ってる