630 :
ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :
「ミステリは読み捨て」(鼻紙のようなもの)という客観的事実と、
「ミステリ読みは文学板住人よりも読解力の点で優れる」という僕の持論は、
何ら矛盾するものではありません。
ミステリ読みが、文学板住人よりも読解力が優れるに到ったのは、
「文学作品」と「ミステリ」という興味の対象の違いにもとづくものでありましょう。
筋を正確に読み取ること、まずこれが出来なくして、良きミステリ読みとは言えない
からです。単に「俺は○○が好きだ!」で済むのは、厨房の頃だけなのです。
僕は、大谷崎は国内でさえノーベル賞に推す声がほとんど皆無のまま、内心は失意のまま
逝去された、そのように考えたいのです。
ちなみに、僕が好きな映画監督は小津です。