952 :
吾輩は名無しである:2008/02/12(火) 22:41:05
>>951 俺も「死霊」読んだけれど、どこが良いのかよくわからなかったよ。
小説を読む第一義は「筋を追う」ことであって「メタファーを理解=推測する」こと
は第二義であるはずのことは理解していたけれど、どうしても筋(プロット)を
楽しむ余裕は自分にはなかった。
どうやって、あの小説の「筋を読む醍醐味」に接することができたの?
……死霊?
954 :
吾輩は名無しである:2008/02/13(水) 02:19:54
死霊はどこか奇妙な空間で登場人物の饒舌さと
各人の確固たる思想が延々と展開される異様がたまらなく楽しい
逆にそれ以外はないと言ってもいい
>>951 太宰の「お伽草子」
…スッ呆けた感じのペーソスが好きだ。
ジキル博士とハイド氏って意外と読まれてないのかな
957 :
吾輩は名無しである:2008/02/15(金) 12:00:09
ドグラマグラの夢野久作って文章下手だよなあ。
>>781や
>>862みたいに、
数百冊と本を読んだ人がベストに上げるような小説ではないような。
数百冊と本を読んだ人がベストにあげる小説でないかどうかは
あんたの判断で決まるわけじゃないんでサァ。
とりあえずあんたのベスト5を挙げてみてはどうです?
なんといっても、ここはそういうスレなんですからね。
960 :
吾輩は名無しである:2008/02/15(金) 14:41:13
>>957 >>781で次点になってる三島由紀夫や阿部公房と比べると文体ひどいよね。
でも文体がひどいからといって、
その人のベストに入らないということはないってじっちゃんが言ってました。
いろいろ読んだけど何故か好きな本ってこどものときに読んだ児童向けのが多い
今はよほどツボじゃないと1回読んだら飽きる
好きだといえる作家もいないや
児童書のスレって、あっても良いよね。
児童書板があるじゃん
964 :
吾輩は名無しである:2008/02/27(水) 01:45:55
あげ
965 :
吾輩は名無しである:2008/03/03(月) 11:45:52
966 :
吾輩は名無しである:2008/03/03(月) 12:03:24
1.ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
2.高橋和巳『邪宗門』
3.トルストイ『戦争と平和』
4.村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』
5.村上龍『愛と幻想のファシズム』
ベスト5となるとどうしても長編になるね。
967 :
吾輩は名無しである:2008/03/03(月) 12:14:37
川端康成『山の音』
谷崎潤一郎『細雪』
福永武彦『死の島』
アントニオ・タブッキ『インド夜想曲』
モーリヤック『テレーズ・デスケルウ』
誰も挙げてないが
芥川の「西郷隆盛」は面白いぞ。
どんでん返しのミステリーのハシリでは。
東大生の本間は夜汽車で奇妙な老紳士と出会う。
老紳士は「西郷隆盛は西南戦争で死んでおらず生きており、
しかもこの汽車に同乗している」と言う。
本当に西郷は生きているのか?そして老紳士の正体とは?
何が真実で、何が虚構なのか?歪められた史実とは?
ラストで衝撃の事実が明らかになる。
初読でラストが予想できるか、挑戦してみるといい。
小気味いいラストが待っています。
969 :
吾輩は名無しである:2008/03/04(火) 00:25:18
サド『眼球譚』
マルケス『百年の孤独』
エリアーデ『ムントゥリャサ通りにて』
深沢七郎『みちのくの人形たち』
藤枝静男『空気頭』
いま思い付くのはこんな感じ。明日になれば変わるかも。
>>967 インド夜想曲」読んだけど何にも覚えてないw
山の音」も昔読んだことあるけど通俗小説っぽかった。
なんか渡辺淳一(w)っぽくないですか?
>>970 「印度夜想曲」はともかく、「山の音」が通俗小説とか、
どれだけゆとりなんだよ。
あれのどこをどう読んだら渡辺淳一になるのか分からん。
まあ、どうせ舅と嫁の禁じられた恋とかそういう視点でしか読めてないんだろうけど。
972 :
吾輩は名無しである:2008/03/12(水) 20:09:56
「吉野葛」谷崎潤一郎
「細雪」谷崎潤一郎
「詐欺師フェリクス・クルルの告白」トーマス・マン
「おとなしいアメリカ人」グレアム・グリーン
「首塚の上のアドバルーン」後藤明生
なんでアンナ・カレーニナが出てこないの?
あれこそ世界最高の傑作だろ?
アメリカ文学とか糞だろ
出てるじゃん
アンナ・カレーニナってどこが面白いのだろうか。
年を取ると分かるようになるものなのか。
976 :
吾輩は名無しである:2008/03/13(木) 09:23:39
安部公房「砂の女」
川端康成「山の音」
川端康成「古都」
澁澤龍彦「高丘新王航海記」
夢野久作「ドグラマグラ」
海外の小説って全然読んだ事無いんですが
ここでよく挙がる
ガルシアマルケス「百年の孤独」って
面白いんでしょうか?
977 :
吾輩は名無しである:2008/03/13(木) 13:58:13
はい、文学板に来るひとならまず間違いなく面白いと思うでしょうあれは
978 :
吾輩は名無しである:2008/03/13(木) 16:44:08
登場人物が多い上にみんな同じ一族で名字が一緒だから、
家系図を作り整理しながら読むといいよ。
979 :
吾輩は名無しである:2008/03/14(金) 00:55:32
980 :
吾輩は名無しである:2008/03/18(火) 17:56:00
マジックリアリズムの手法を使った作品を読みたくてマルケスの百年の孤独か森見とみひこの
有頂天家族で悩んでいたわけだが、どちらが面白いと思う?
トルストイは英訳で読むと分かりやすい気がする
982 :
我輩は名無しである:2008/03/18(火) 20:47:33
1・戦争と平和
2・カラマーゾフの兄弟
3・異邦人
4・人間失格
5・海辺のカフカ
983 :
吾輩は名無しである:2008/03/18(火) 21:28:11
5が解せんな
ネタか?
984 :
吾輩は名無しである:2008/03/18(火) 21:28:40
罪と罰 ドストエ
デミアン ヘッセ
荒野の狼 ヘッセ
シッダ−ルタ ヘッセ
リア王 シェーク
罪と罰ダントツすぎておもろいな、そして2位が人間失格か。
似たもの同士の12フィニッシュ☆
皆さんどす黒いものをお持ちで(笑
罰を受ければ救われる、しかし罪は償っても罪。
まったくあい反したものなのかもしれん。芥川もきにしてたね。
そうなると、日本にも絶対なるものへの信仰って大事かな?
...本は時がたってからもう一度同じ作品を読むと、読み方が変わるので
大好物です。
罪と罰はなあ、主人公が糞真面目すぎるのがつまらん。
986 :
吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 00:21:51
ジョイスが結構いて驚いた。
俺も読んでみたが全くの意味不明だったぞ
それとも、ああいうぶっとんだ小説を良くわからないながらも1つの芸術として眺めるのが好きなタイプなのか?
そういう気持ちならわからなくもない。
987 :
吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 00:37:18
「ダブリン市民」なんかは普通だが
988 :
吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 08:00:38
村上春樹「ノルウェイの森」
舞城王太郎「煙か土か食い物か」 芥川龍之介「歯車」 太宰治「春の盗賊」 色川武大「引越貧乏」
ダブリン市民はリアルなんだかシュールなんだかよくわからん
俺はむしろ、ヘッセやカミュがいまだに幅を利かせてるのに驚いた
ドストとかジョイスとかと違って、こいつらはもう時代遅れな気がしてたんだが
991 :
吾輩は名無しである:2008/03/20(木) 04:38:48
1太宰治「晩年」
2夏目漱石「草枕」
3カミュ「異邦人」
4池谷信三郎「橋」
5岡本かの子「老妓抄」
最近、池谷信三郎の文章にハマりました。でも「橋」以外作品が無いようで残念です…。
どなたか池谷によく似た文を書く作家をご存知の方、教えてください!
罪と罰
カラマーゾフ
荒野のおおかみ
アンナ・カレーリナ
グレートギャッビー
罪と罰の方がカラマーゾフより好きなんだよな、私的には。
ムーミン谷の冬
ムーミンパパ海へ行く
ムーミン谷の11月
995 :
吾輩は名無しである:2008/03/20(木) 12:54:41
996 :
吾輩は名無しである:2008/03/20(木) 14:48:55
ムーミンシリーズだと、
冬・彗星・楽しい一家かな、自分は
読んでないのもいくつかあるけど・・・・・・
いつかムーミンが赤毛のアンのような扱いを受ける日が来るのだろうか・・・。
998 :
吾輩は名無しである:2008/03/20(木) 15:19:25
ヤンソンは暗さがあるとこが心地いいね
999 :
吾輩は名無しである:2008/03/20(木) 16:00:11
999
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吾輩は名無しである:2008/03/20(木) 16:00:40
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