【さか】スンマスイユ：ユイスマンス【しま】

まあ俺は『彼方』が好きなんだけどさ。

ﾕｲｽﾏﾝｽｽﾏﾝ

おらぁ「腐爛の華」が好きだ

リヴィドナの体が腐っていくやつだね。
誰か『大伽藍』読んだ人いないかな。

ちょっとスレタイ凝りすぎ
外したな

何だ？　読まれてないのか。
削除依頼してこようかな。

あー偶然
ｺﾘﾝｳｲﾙｿﾝ『超読書体験」読んでたらでてきてたよ
でもみかけたことないや
おもしろいのかぇ？

松戸淳訳『黒ミサ異聞』(北宋社)って『彼方』の抜粋なのだな。
解説にそれくらい書けよ！
買っちゃったじゃねぇか！！

「出発」ってなんか透明感があって好き。

さかしま、渋澤以外の誰かが訳してくれないものか。
河出文庫の背の色も、渋澤色だし・・・なんか嫌。

>>5
しかも凝ってるだけで、
「ああ」って感想でおわっちゃう。

『さかしま』って、O. Wilde の『ドリアングレイの肖像』のドリアン
に影響を与えたんでしたっけ。

>>12
『さかしま』のデ・ゼッサントも『ドリアン・グレイ』のヘンリー・ウォットン卿もロベール・ド・モンテスキュー伯爵がモデル、だと思ったが。

別にスレタイ凝ってないと思うけど。
まあ人それぞれだから構わない。
いちいち書き込むような人間は、ちょっと・・・ね。

>>12
サロメは、絵画だとギュスタ−ヴ・モロ−とクリムトとビアズレ−、
音楽だとリヒャルト・シュトラウスも手がけています。
ドリアングレイはユイスマンスの影響というより、
ユイスマンスへの対抗意識のようなものがあったらしいです。
個人的には、ワイルドの短編は好きです。

"L'Oblat"の邦訳を出してくれ

「さかしま」
スレタイ見て面白そうだったので、親の本棚探したらありました。
緑色の分厚いハードカバーで箱入りです。
昭和四拾八年桃源社とあります。
今から読み始めます。
（紙がまっ黄色でちょっと鬱ですが）

スレタイが気になって覗いたが読んだことが無い

『さかしま』『彼方』『大伽藍』『ルルドの群集』この４冊持ってる。
『大伽藍』はワケわからなかった。
あとの３冊は大好き。
『さかしま』が一番好き。

生島遼一の紹介文をよみましょう。

是非とも『大伽藍』の完訳を出してくれ。

『さかしま』がやっぱりいいね

それはそうだね。
っていうか他の読んだことないｗ

文庫クセジュ『美学』の作者、ドニ・ユイスマンスは別人なのだな。

彼方＞さかしま　だな。
なんというか、さかしまのあのデカダンスぶりは非日常的あるいは特権階級的過ぎる。
彼方の主人公（デ・ゼッサントでない方）の方が庶民的で味わいがある。

こんなものかな。

キリスト教やヨーロッパの魔術の変遷をまったく知らないので、
いまいちよくよみこなせなかった＞彼方

さかしまは、あの自分だけのことしか考えてないところが良かった。

彼方買った。
これから読みます。
読了したら感想書きます。
ちなみにさかしまは読んでいません。

ベネディクティン酒とトラピスティン酒てのを飲んでみたいな。
『さかしま』読んでそう思った。

ヨーロッパの、修道院が発祥の酒って、
俺らの口に合わないよ。

このスレの存在忘れてました。
１ヶ月ほど前に読了してました。
読んでから時間が経っているので、
勢いだけで感想を書くこともままならなくなりました。

とはいうものの、おすすめなのでageておきます。

デ・ゼッサントはヒッキーの元祖。

森鴎外の『青年』にユイスマンスが出てきた。
ちょっと吃驚した。

今こそ『さかしま』が読まれる時代だ。

>>31
ただ、彼の場合、金持ちでインテリで貴族だけどな。

ヒッキーも働かなくていいんだから同じようなもの。
それがたとえ親の庇護の下であっても。

そうじゃない俺は『さかしま』なんか読んでも、
なんだよこの野郎・・・いいなあ金あって・・・うらやましいなあ・・・

現実に最もデ・ゼッサント的な人生を送った文学者といえば、やはり
代表格はプルーストか。貴族じゃないが富裕なブルジョワの家庭に生まれ、
株の上がりと家産だけで一生不自由しない境遇だったようである。

>>35
まあまあ、現実のユイスマンスも課長で退職した程度の小役人だし。

マラルメ似が出てくるのは『さかしま』？

>>36
でもコルク張りの部屋で小説をひたすら書き続ける人生って
あんまりうらやましくないよな

>>39
しかも気晴らしは、ネズミを針で突き刺していじめることｗ

「ベネディクティン酒」を入手して飲んでみました。
きつくて甘ったるいな、これ。冬の夜長には悪くない。
値段も良心的だし。
少しだけ「口中オルガン」の気分にひたれました。

>>36
え、ちょっといいと思ったりもした…。ちょっと、だけど。大作と引き換え
にできるのなら。

質問。「さかしま」は文庫本でてないのかな。やっぱ古書店つぶさにあたる
しかないのかな。「彼方」は持ってて読んだし、「黒ミサ異聞」は本屋で見
たことあるけど。特にユイスマンスが好きなわけじゃないけど、やっぱ「さ
かしま」はクリアしときたいもんね。いろんなとこで奇書みたいにとりあげ
られてるから名前は知ってたし気になってたけど、かといって是が非でも入
手したいというほどのこともないから特別探し回るようなこともしなかった
けど。三島の「仮面の告白」にも取り上げられてたように記憶するが、自信
ない。しかしあいつ、好きそうだもんな。ユイスマンス。

『さかしま』（澁澤龍彦訳　河出文庫）が出ています。

ありがとうございます。早速本屋行ってみます。

買えました。なぜかついでにアナトール・フランス『舞姫タイス』まで買っ
てしまった。昔大好きでよく読んでた芥川が絶賛してたの覚えてて、たまた
ま見つけたから。あの頃は探しても探しても見つからなかったのに。いつの
まに文庫化されてたんだ。

さかしまは、部屋を閉め切って世間へ出ていくラストが悲惨で好きだった。
宝石の亀なんか、ひからびて死んでるし。
大半の人と、好きなポイントがズれているようだが。。

でもまあ腐爛の華の方が、さかしまより好きだ。今、絶版。

どこまでもムカつくところが好き＞さかしま

デ・ゼッサントって要するに「ダメ人間」だよね。
あの生活には憧れるけど。

>>48
金もってる時点で勝ち組。

あげますよ、もっと語ってくださいませ。

『ルルドの群集』いいよね。
本の中身自体も好きなんだけど、あの本の立派な作りが。
金文字で押されたタイトルと作者名・・・
自分の粗末な蔵書の中でただ一つ「ほんとうの本」といえる贅沢な一冊。
宝物です、この本は。

お家にお友達を招待してね
薔薇の宴なんかを催しちゃったりして
プチ・デ・ゼッサントしようと思ったのよ。

それでまず部屋を薔薇色にしようと思ってさ、
吟味して連れてきた大和市の工芸店の若い衆に、
薔薇色の壁紙を貼らせようとしたの。
そうしたら、若い衆は、
「これは輸入壁紙だからホルムアルデヒド・フリーじゃないですよ」
って言うのよ。
もちろん、あてくしは、「え？」ってな感じで驚いたわ。
だって、それって、シックハウスってことじゃないの。
冗談じゃないわ。病気になるじゃないの。
私が怒って「そんな壁紙いらないわ」って言ったら、
若い衆は、「シックハウスの中で、薔薇の宴なんて、
なかなかデカダンスだと思いますけどねぇぇ」って言って
食い下がってくるのよ。本当まいったわ。

>>52
ｲｲ(・∀・)!!

53ですが。
間違えた。
sage失敗。

ファスビンダーが彼方をベストにあげてる
映画板でみた

限界か？

彼方にでてくる、イヤサントっていう奇妙な女性、かっこいい！私のつい最近
までのロールモデルでした。（今は次を探してます）なんか百年以上も前の話なのに彼女と主人公のデュルタル
のやりとり読んでると、まるで今のようでほほえましい。あとその当時の新聞連載
小説にしては性描写が過激よね。

「さかしま」ってどういう意味？

さかしま 0 【逆しま】


（名・形動）[文]ナリ
(1)道理にそむく・こと（さま）。よこしま。
「―な心を抱く」
(2)逆さま。さかさ。
「十握(とつか)の剣(つるぎ)を抜きて―に地(つち)に植(つきた)てて/日本書紀（神代下訓）」

「さかしま」では香水に関する記述が素晴らしいが、
腋臭について書かれたエッセイも読んでみたい。

匂う女って、好きさ

age

ふむ、実に素晴らしいスレタイだ

「いいこと思いついた。お前、俺の亀の甲羅に宝石細工しろ」
「えーっ！？亀の甲羅へですかァー？」
「男は度胸！何でもためしてみるものさ。きっといい気持ちだぜ。
ほら 遠慮しないで嵌めてみろよ」
彼はそういうと足元の亀を抱き上げ、逞しい亀を僕の前につきだした。
自分の亀の甲羅に宝石細工をさせるなんて、なんて人なんだろう…
しかし 亀の堅くひきしまった甲羅を見ているうちに
そんな変態じみたことをためしてみたい欲望が……
「それじゃ…やります…」
クン…ズ！ズズ！ニュグ！
「は…はいりました…」
「ああ…つぎはサファイアだ」

さかしまって、どういうあらすじなんですか？

カンフル剤

>>65
強いて違うところをあげるとすれば美と退廃に興味があるってとこかナー。
名前はデ・ゼッサント…
…な青年貴族が「ウホッ、いい隠れ家」を見つけてホイホイ隠遁するが、
結果的にその生活はクソミソな結果に終わる。

・・・そんなに間違った事書いてないよな？俺。

ウホッ
ほんとに、ウホッとしたのだろうか。もっとアンニュイな感じではないのか？
>>６７

石原慎太郎「太陽の季節」

ウホッ、いい男


ちんこばっさり


ウホッ、いい男

あげ　

大伽藍って絶版？

平凡社ライブラリー版、もうないのか？

>>72
>>73
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582761062/qid=1101827300/sr=1-3/ref=sr_1_10_3/250-1826503-7913008

品切れ？絶版？

age

さかしま、ふらんす以外の諸国の美大学生のバイブルと言われているらしい。

さかしま、懐かしい！
またまたユイスマンスって人気出てきているんですか〜
10年前に、卒論で取り上げましたよー
やけに先生方からは喜ばれましたねえ。
いつだったか、作家自身に関する本も出ましたが、
あの翻訳は酷かった。学生のお遊び程度の翻訳でしたねえ。

ロバート・バルディック『ユイスマンス伝』（学習研究社1996.11）のこと？
岡谷公二訳だな。そんなにひどいかね。

あれ、そんなに酷くなかったですか？
読んだ当初は、文章自体がひっかかって
やけに読み辛い気がしたのですが。
もう一度引っ張り出して読んでみようっと。

原文が読み辛い文章だったからって可能性は？

「オペラ座の怪人」見てきたんだけど、
怪人が、すごい、デ・ゼッサントな生活していたよ。

g

t

で、バルディック『ユイスマンス伝』はひどい訳なのかどうか？

g

En Radeって翻訳ないですよね？

調べた限りでは、ないみたいなんですが。

それと、この小説のあらすじがわかりましたら

ご教示ください。よろしくおねがいします。

ブルトンが『停泊中』を激賞してます
それしか知りません

>>87

レスさんくす。
やっぱりないみたいですね。

>>84
今、ちょうど図書館で借りて読んでたところだったのでタイムリーですね。
訳は岡谷公二だから（ルーセルの訳とかしてる）それなりだと思う。
でもイギリス人がユイスマンスの伝記ってのがそもそも何かおかしいよね。
それに出版社が学研だけど、よくこんなもん平気で売り出したな、って思うぐらい脱字がひどい。

でもユイスマンスの人物像って、意外に日本じゃ知られていないと思うし、
僕もこの本でゴンクールやリラダンとかとユイスマンスが実際に親友だったって知ったし、
ユイスマンスにかかわるゴシップ集と思えばすごく興味深い。
このイギリス人何者？『ユイスマンスマニア』って思えるぐらい、いろんなことよく知ってる。
でも中身は全然ないよ。

>>89
へぇ。ゴンクール兄弟と仲良かったの。
意外。
っていうか、ゴンクール賞は有名だけどゴンクールの邦訳なんて本屋で見たことないな。
ユイスマンスもヨーロッパでは大作家の一人みたいだけど、日本では無名に等しいよな。
残念なことです。

まあキリスト教関係は、日本人にはわかりにくいところもあるし。

>>91
何だ？キリスト教関係って。
ユイスマンスは確かに改宗者だが、キリスト教関係とかでまとめてんじゃねーよ。
適当なこと言うな。

すまんゆいすまんす

酷暑の新刊はどう？
このサイトはあまり評価してないみたいだけど
http://d.hatena.ne.jp/puhipuhi/20051001

でも出口訳『大伽藍』は相当いい加減だよな。
W田辺の方が誠実だ。
澁澤に寄生してせいぜい頑張ってくれという感じだ。

>>95
まぁそこまで言わんでも。
出口がただの五月蝿いおっさんだっていうのは、
種村が仕事で評価されても、出口が鳴かず飛ばずだってことで
分かるじゃん、
と追い打ちをかける。

hosyu

おちる。

三島由紀夫が谷崎潤一郎のことを「日本のユイスマンス」と呼んでいたので
興味を持ちました。ユイスマンス・ファンの方、この発言如何思われますか？

谷崎は大好きなのですが、ユイスマンスは知らないので読んでみようかなと
思っています。

「さかしま」読了したけど、難しかった！衒学小説やったね。
「彼方」もあれと同じくらい難しいの？

909 名前：名無しさん＠自治スレッドでローカルルール議論中 ：2006/01/18(水) 18:41:24
ユイスマンス『三つの教会と三人のプリミティフ派画家』読了。

あとがき読んだら・・・田辺先生・・・
ご自愛下さい（´・ω・｀）

910 名前：名無しさん＠自治スレッドでローカルルール議論中 ：2006/01/18(水) 18:45:14
田辺貞之助がまだ生きてるのか（笑）。御年百歳でごじゃりますがな。

age

hosh

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とんでとんでとんでとんでとんでー
笑って笑って笑っておちーるぅうぅ〜

平凡社ライブラリーの「大伽藍」はあっという間に品切れ扱いになってしまった。
なぜだろう。

>>107
それは真実を世間に広めてくれるな、という陰謀家たちの仕業です。

ゲーテがやられたのといっしょか。
なるほど。

さかしまは呑気で面白かった。

さかさま

age

澁澤→ジル・ド・レイ→彼方→さかしま
とたどっていった。
若き日の想い出。
あの頃は血気盛んだった・・・。

元旦以来か。