ああ、小説家としては大したことないね。博識の隨筆家として楽しむべし。
漱石だって同じだよ。面白いのは警句に富んだ表現と会話だけ(と菊池寛も言ってた)。
153 :
吾輩は名無しである:2005/09/02(金) 13:05:48
菊地寛ごときに言われたくないな…w
お前が面白いのは顔だけだろうが。
菊池寛を菊地寛と誤記する人に、『話の屑籠』の優れた批評性は理解できまい。
155 :
吾輩は名無しである:2005/09/05(月) 20:13:53
小説家としてはたいしたことない・・・まあ、ある意味確かだな。
『運命』も『幻談』も『観画談』も「小説」の枠組みには入らないだろうから。
「文学マニア以外には読まれない」・・・それも確かだな。
でも、高校生が読まないからと言って作品の賞味期限は切れないだろう。
高校生で源氏読んで面白がれる人がほとんどいないように。
やせ我慢・・・おいらもしてるさ。
でもやせ我慢しなきゃ味わえない面白さもあると、露伴読んでるとつくづく思う。
156 :
東楽斎 ◆1pEIfYwjr. :2005/09/05(月) 22:56:50
>高校生で源氏読んで面白がれる人がほとんどいないように。
とはいえ、源氏の場合は、現代語訳(訳者次第かも知れないが)なら
読んで面白がれる高校生は結構いると思うし、「小説として大したものだ」と
言うべきだろう。
露伴は・・・そういう意味ではちょっと違う。小説家というより物語家とでも
いったほうが良いのだろうか。
しかしそんな私は、高校生の頃、岩波文庫で「運命」を読んで衝撃を受けたことがあったが。
物語としても大したことない。随筆家だって。
取るべきは詞藻と文体と知識と、意気。
158 :
吾輩は名無しである:2005/09/05(月) 23:11:51
>>157 ある意味、石川淳と似たようなものですね。
159 :
吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 09:49:35
>>157 しかし、『キン考』や『墨子』の面白さは随筆とは随分違うぜ。
『蒲生氏郷』くらいならなんとか随筆と言えるかも知れないけど。
でも確かに、物語とも少し違うんだよね。
物語なら、それこそ現代語訳で読んでも面白いはず。
じゃあ何と言ったらいいのかは、自分にもよくわからない。
>>159 随筆の概念を狭くしすぎ。文字通り、筆まかせに言葉と知識が奔出するものです。
161 :
159:2005/09/06(火) 17:16:58
いや、別に狭くしてないと思うが。むしろ、概念を広くしすぎではないのか?
「筆まかせに言葉と知識が奔出するもの」で随筆の概念規定が足りるなら、
緑雨のアフォリズムも?外の史伝も「随筆」になっちゃうよ。
いや、事実筆まかせであったかどうかではなく、筆まかせに見えるということね。
そう思ったから、蝸牛会も上に挙げた二作を「随筆」の巻に入れなかったんじゃないかと思う。
『折々草』や『蝸牛庵連話』が随筆なのは間違いないし、露伴が秀逸な随筆家であることは確かだが、
じゃあ『易心後語』や『土偶木偶』や『一貫章義』も随筆としていいのかねえ。
162 :
159:2005/09/06(火) 17:32:20
あ、ごめん、上のカキコだと誤解受けそうなので訂正しとく。
別に「随筆」を極めて広義に捉えて、
全集では「小説」「紀行」「史伝」「考証」「研究」などと仮に分類されているものを全て、
「随筆」の下位概念に置くことには必ずしも反対ではないよ。
実際、露伴の作品は「ある種の随筆」という言い方がされることもよくあるし。
ただ、「幸田露伴は随筆家である」と言明された時に、
それは確かだと思うと同時に、そこから取りこぼされる概念の多さに抵抗を覚えるだけ。
「青木玉は随筆家である」という言説と同等にはなりえない、違和感が生起するのでは。
>緑雨のアフォリズムも?外の史伝も「随筆」になっちゃうよ。
当然、随筆でいいだろ。小説でも詩でも戯曲でも評論でもないんだし。
>>162 だったら、随筆の代案になる呼称は何がいいの?
165 :
159:2005/09/06(火) 22:22:26
>>164 それがねえ。159で書いたようによくわからないんですよ。
説得力無くて、我ながら申し訳ない。
ただ、露伴の文業を一語で括れるような概念は存在しないんじゃないかなあ。
少なくとも、露伴本人に関しては、「随筆家」より「文人」のほうがいいと思う。
小説(西洋近代の概念じゃなくね)も書くし、文も作るし、画も書くし、書もやる。
露伴の文芸って、そういうものの総体の上に成立ってるんじゃないか。
あえて露伴をジャンル意識にとらわれて括る必要を感じないのです。
そして、上でも言ったように、アフォリズムとかを別に「随筆」と言ってもいいんだけど、
あえて「随筆」という必要も同様にないと思う。
「幸田露伴は随筆家である」と言うより、「幸田露伴は文人である」と言ったほうがよいと思うんだけど、どうでしょうか?
「随筆」って言うと、教科書とかでこれが随筆ですよってジャンル区分がされてるせいで、
別にもっと広い概念であっていいし、あるはずなんだけど、そうじゃない狭い対象を指す指示性が梱包されているような気がするんだよね。
随筆家と呼ぶよりは文人と呼んだ方がしっくりする気がするね。
167 :
吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 14:10:21
いや、學人である。
168 :
吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 20:56:27
>>1から読み返したが…
中学生'85から20年、細々と幸田露伴を読んでいる私には
いさなとりとか運命、五重塔、對髑髏、一口剣、
努力論、水の東京、幻談とかが好きですね。
169 :
無名草子さん:2005/10/12(水) 11:40:26
何かに使えそうな気がする
170 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 15:54:37
171 :
吾輩は名無しである:2005/12/12(月) 20:22:00
「ろ(リョ?)声」でしたっけ?
釣り場での、貧しい少年との邂逅を綴った小品。
あれは好きだったなぁ。。
ほのぼのしみじみしていて。五重塔が一番好きだけど。
木目うるはしき槻胴、…文章の書き出しで早読者捕らえるその手腕…しかも五重塔など二十四の時の作なるを知るに及べば愕然とす…
この人ってジョジョにでてくるよね
174 :
吾輩は名無しである:2005/12/27(火) 12:45:14
露伴文学館みたいなものはあるのかしら。知つてたら教へて。
ないよ。
176 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/30(金) 16:25:25
ほんとにないの? 鴎外漱石に匹敵するのに残念ね。
177 :
平下流:2006/01/09(月) 02:00:22
露伴は東京生まれなので文学館はないでしょう。
文学館はほとんど郷土に作られています。
東京にも文学館は色々あるが?
だからないったら。
誰か作ってくれ。
>>177 同じく江戸っ子の漱石には記念館が熊本・修善寺・倫敦にあるのだから、無意味。
>>179 でも露伴の文学館なんかそんなに欲しいかぁ? 何を飾るんだ一体。
181 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 00:27:07
>>180 >>177は「ほとんど」と書いてるよ。
漱石は例外でしょ。だから無意味じゃない。
東京生まれで東京に文学館があるのは、せいぜい4〜5人。
>>181 その前に
>>176が「鴎外漱石に匹敵するのに」と言ってて、
177がそれを受けての発言であるからには、
漱石を例外とする理由を挙げてない以上、やはり無意味。
況んや、東京生まれで漱石にも匹敵しない者の文学館すらあるにおいてをや。
でもまあ、記念物を展示する文学館になんかあまり魅力を感じないな。
183 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 00:46:44
>>182 >>177に限らず、おまえに突っ込まれないように気をつけて書いているわけじゃない。
おまえのは揚げ足取り、重箱の隅、知ってることを見せびらかしたいなら、人のレスにイチャモンをつけるのは止めて、情報提供としてやったら。
人のレスに、何をそんなに怒ってるんだい?
>>183 文学館のある東京出身者が四〜五人も存在するって、君が言ったんでしょ。
だったら幸田露伴位の文学者にもあって不思議は無いはずだけどな。
185 :
181=183:2006/01/10(火) 00:56:51
>>184 おまえみたいな奴は時々見かけるが、もういい。
みんな、辟易してるんだから。
ここはお前みたいな奴と議論する場じゃない。
読んでる人が判断するだろ。
ちらっとツッコミ入っただけでこんなに激昂するのはヘンよ。
>>177本人かファンか。
187 :
181=183:2006/01/10(火) 01:00:24
しつこい!
↑うん、しつこいね君は。
189 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 07:25:20
岩波文庫の「露伴随筆集」の注がめちゃくちゃだ、と高島俊男のエッセイで読んだ。
これ持ってる人いる?高島のエッセイが書かれたのはかなり前だと思うのだが、
いまだにそのままの注なのかね。
>>189 高島さんは中国文学に詳しいから・・・
注釈者は寺田透なんだけど、やっぱり高島さんの知識量には及ばないのかもね。
批評家としては優秀だと思うけどね。
と言いつつ、漏れの学力ではどこがめちゃくちゃなのかもわからないorz
ちなみに、露伴随筆集上下は最近復刻されたから、まだ書店にあると思うよ。
その註を、樋口覚「注と考証」(『日本近代文学館年誌 資料探索 1』2005.9)は
ベタ褒めしてたけどな。やれやれ。
192 :
189:2006/01/10(火) 11:59:00
少しでも漢籍の素養のある人が見たらあきれ返るようなミスだらけ、らしい。
くわしくは高島の「本と中国と日本人」を参照してくり。
些細なミスのあげあしとり、とかそういうレベルじゃないみたいよw
>>192 掲載誌(あるいは単行本?)のデータキボンヌ
195 :
193:2006/01/10(火) 14:37:51
ごめんごめん、アフォでした。
論文名かと思って雑検してた。
>>194ありがd
院生と研究者の
みなさん
(゚Д゚)
こんにちは
197 :
悪太郎生捨:2006/02/16(木) 10:27:33
今
幸田露伴研究で
トップ走ってる人は誰
(゚Д゚)
ですか?
198 :
生捨:2006/02/16(木) 11:55:15
ちなみにおいらは
ただの40代の文学好き
(゚Д゚)
です
199 :
吾輩は名無しである:2006/02/17(金) 20:04:41
200 :
吾輩は名無しである:2006/03/20(月) 00:32:37
露伴全集も暴落が激しいですね。
この間、全巻1万円台というのを見た。
201 :
名無し募集中。。。:2006/03/20(月) 01:39:43
露伴って一年くらい京大の講師やってたことあるんだってね?
どんなこと教えてたんだろ?
近世文藝
204 :
吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 15:07:29
露伴先生より私は文のほうがすきだわー
出かける前には
あとみよそわか、
といつも言っています
天うつ浪、かなぁ。気に入ってるのは。
筋の運びも、登場人物の扱いも、その力配分もバラバラなんだけど、
それをおぎなって余りある力強さがある。若い作品だけど、やっぱり
作者の持つ風格、人品のよさが、何げにあらわれてるなァ、と。
明治・大正の日本文学で、未完に終わって「なんだよぅ〜、もう!」となるのは
これと、漱石の「明暗」ぐらい。
授業で対髑髏を習ったのでなんとなく来てみますた
>>206 どんな内容の授業だった?
漏れにも聞かせてくれ。
まだ露伴って授業で使われてんだなあ。
高校?なわけないか。大学?
208 :
吾輩は名無しである:2006/05/01(月) 16:18:50
今日、努力論を買いました
__
⊥ニニ∧ 七碗歌は面白かったよ〜♪
\(・ω・´ )/ (露伴唯一のギャグ?)
. , -,ゝ―-, ,――,――――--、
, ーヘ、,________∠∠ / l//=7 /7 V
(ワ)[)||l,))‐――――┴,―--<_、,ノ,/ /~ @二二二二)―――--,
 ̄" _ ∠_,゙゙゙゙ゝ゚-゚-゚-´Θ)_/7__________//
/,/,/,/_/ /~/_/_/ ̄\______`_――--<
{==={,F―――‐F{=== ,{,=0=}/ ,√Y √Y √Y √ l ,*》
ヘ===y\ ヘ===ヘ_0,ノ{ { 0.} { .0} { .0} .{ .0}"ノ
,\==\゙ ̄ ̄ ̄ ̄\==_\∧∧ノ∧ノ,∧ノ ∧ノ/ ))))))
__
⊥ニニ∧ ズレタ
\(・ω・` )/
. , -,ゝ―-, ,――,――――--、
, ーヘ、,________∠∠ / l//=7 /7 V
(ワ)[)||l,))‐――――┴,―--<_、,ノ,/ /~ @二二二二)―――--,
 ̄" _ ∠_,゙゙゙゙ゝ゚-゚-゚-´Θ)_/7__________//
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,\==\゙ ̄ ̄ ̄ ̄\==_\∧∧ノ∧ノ,∧ノ ∧ノ/ ))))))
211 :
吾輩は名無しである:2006/05/30(火) 15:31:07
212 :
吾輩は名無しである:2006/06/09(金) 15:21:07
>>168ですが…いさなとりの因縁話が面白かった。
ただちくま書房の解説が福田和也って…
山本夏彦に書いて欲しかったけど文ファンだし…
風流仏、一口剣とかの職人譚は好きですね。
露伴全集欲しい〜!
213 :
吾輩は名無しである:2006/06/15(木) 13:17:43
小説でも詩でも戯曲でも評論でもない
214 :
吾輩は名無しである:2006/08/01(火) 14:26:36
216 :
名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 20:00:27
217 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 22:02:12
「五重塔」の舞台って、西暦何年くらい?
218 :
吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 11:45:27
『風流微塵蔵]』を読み始めました。
連環体という形式の長編小説らしいです。
蒲生氏郷から読み始めた。江戸っ子みたいな書き口でおもろいね
220 :
名無し募集中。。。:2006/11/01(水) 20:21:48
『太郎坊』は実に良かった。
222 :
吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 19:06:37
840 :書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2006/11/23(木) 17:42:52 ID:dca9SL+B
久々、幸田露伴「五重塔」を読んだ。
谷中感応寺の五重塔建設に賭ける2人の職人の執念とこれを巡る人間模様を描き切った
古典的な名作。これを人生における「冒険」と言わずして何と表現しようか…
終盤の嵐が五重塔を襲うシーンはまさに圧巻である。
ボリュームは少ないものの、文語体(本作はこの文体あってこその世界観であると言い
得る)、いささか(注 伊佐坂先生ではない(w )ミスヲタには厳しい注文ではあるが、
まあ、この程度の文章が読みこなせないようでは知識人とは言い得ないであろう(w
露伴の読者が、今でも結構いるんですね。
私は「野道」がよかったな。
先輩の老学者3人に陪従して、野草を、懐中した焼き味噌につけて味わいながら、
散策する様子は、何とも言えぬ趣があって、且つ非常に食指をそそられるものがある。
随筆の中では白眉だと思う。
小説では、「土偶木偶」だったかな、あれが面白かった。
少年文学の巻は何度も読んだな。
224 :
吾輩は名無しである:2007/01/18(木) 02:39:54
「五重塔」が映画化されるらしい…。
225 :
吾輩は名無しである:2007/01/29(月) 23:52:33
age
226 :
吾輩は名無しである:2007/01/30(火) 22:42:43
再評価
小林勇「蝸牛庵訪問記」てのを読んだ。
おもしろいなこれ。露伴も普通の人だったのだな〜。
豪傑、大知識人、怖い、ってイメージしかなかったけども。
あと当時の作家たちの位置関係がよくわかる。
寺田寅彦をずいぶん買っていたこと、
鴎外との縁が切れた原因、などなど。
露伴の評伝で代表的なのって塩谷賛のやつ?あれは未読。
228 :
吾輩は名無しである:2007/04/18(水) 06:41:54
.
229 :
吾輩は名無しである:2007/05/26(土) 09:56:27
だが断る
230 :
吾輩は名無しである:2007/05/26(土) 20:16:34
幸田露伴の臨終は昭和二十二年七月三十日の午前九時十五分だった。
それを医師から告げられたとき、作者(幸田文・引用者注)は静かな声で「お父さん、お静まりなさいませ」
といった、と小林勇は書きとめ、その言葉をもって『蝸牛庵訪問記』全編を結んでいる。
はずかしいことながら、田舎育ちの私はこういう場合に、こういう言葉づかいをすることを
はじめて知った。なんという美しい日本語だろうと、感にたえた。
(「平野謙作家論集」より)
231 :
吾輩は名無しである:2007/05/30(水) 01:03:40
父さん、お静まりなさいませ
感動した。
232 :
吾輩は名無しである:2007/06/01(金) 18:32:18
近代日本文学2の幸田露伴集に源頼朝は入ってるの?
233 :
吾輩は名無しである:2007/06/01(金) 18:55:07
たしか勝海舟は、幸田露伴の「五重塔」を褒めていたね。
>>230 「鎮まる」ではないのだろうか、と思った無学な俺がいる。
235 :
吾輩は名無しである:2007/06/05(火) 16:09:54
幸田露伴は動かない
236 :
吾輩は名無しである:2007/06/05(火) 23:29:54
此頃は慰みがてらに小説を読むが、露伴といふ男は、四十歳位か、彼奴なか/\の奴だ、学文もあつて、今の小説家には珍らしく、物識で、少しは深かさうだが、
お前懇意か、さうか、面白い、郡司大尉の弟だ、さうか、それから紅葉といふ男もあるな、アレハ才子だ、小説の外に仕事を遣る奴だ、書いたものに才気が現はれて居る、
篁村……篁村といつたネ、アノ「むら竹」といふ本を書いた奴さ、彼奴の小説は暫らく見えぬが、モウ種切れになつたか、
商売替でもしたかナニ未だ壮健だ、ぢやア老い込んだのか否、それから浪六といふ男がある、彼奴の書くのは、一本調子で、侠客ばかり書くが、何日見ても何も意味が無い、
つまり腹の無い人間ばかり書く、あれでは遠からず種切れになるよ、露伴ばかりは博い、書くものが皆な趣が違ふ、
仏教も少つとは読んだな、作者はなんでも腹が広くなくてはいかむ、
(中略)
今の小説家は西洋を加味して、昔の物の焼直しをするから広いけれども、深さが足りない、昔の小説はその時世が判るけれど、今の小説は、
今の風俗さへ判らぬ、諷刺が浅くて、直ぐに人を怒らせるのは、余り智慧の無い話ぢやないか、露伴なぞいふ奴が、モソつと年を老つたら好からう、書いたもので見ると、彼奴なか/\のもので、経歴もある、先づ今日ではアレが好いやうだよ。
勝海舟「古今小説談」
明治32年3月
>>236 露伴のスレにくるような人なら普通に知ってるような文章をわざわざどうも。
俺は知らなかったけどw
そんなこといちいち指摘するのも余り智慧の無い話っすねwww
同じ慶應3年生まれの文学者
正岡子規:1967〜1902
尾崎紅葉:1967〜1903
夏目漱石:1967〜1916
幸田露伴:1967〜1947
圧倒的に長生きなのである。
240 :
吾輩は名無しである:2007/06/17(日) 23:01:42
保守
241 :
名無し募集中。。。:2007/06/20(水) 19:49:19
>>239 鴎外も同い年の牧野富太郎のように長生きしていただきたかった…
243 :
吾輩は名無しである:2007/06/23(土) 13:52:06
1860年代生まれは
1870年代以降が小粒に思えるくらい皆凄い。
244 :
吾輩は名無しである:2007/07/03(火) 22:56:11
努力論こうてみた
245 :
吾輩は名無しである:2007/07/19(木) 12:51:39
幸田露伴は動かない
この人ってもう明治30年代から
忘れ去られた過去の遺物と化してたんだね
248 :
平下流:2007/07/26(木) 02:15:50
>>239 分野は異なりますが、
南方熊楠:1867-1941 がいます。
蛇足ですが、正岡子規、夏目漱石とは予備門で同期です。
この頃の人は凄いですね。
あのな、そんなのはとっくに
坪内祐三『慶応三年生まれ七人の旋毛曲り 漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』
って本にもなってる位、常識なんだよ。
いまさら得意げな顔して、何が「凄いですね」だ。
素人は坪内の詰まらない本でも読んでろってんだ。
250 :
吾輩は名無しである:2007/07/26(木) 11:41:46
じゃ、何故凄いの?
251 :
平下流:2007/07/26(木) 19:58:15
>>249 そうでしたか、失礼しました。
坪内祐三の本のことは知りませんでした。
253 :
平下流:2007/07/26(木) 20:03:13
>>250 何れも、現在の人とは比較にならないくらい、基礎的な教養が質量ともにあるということです。
254 :
吾輩は名無しである:2007/07/26(木) 21:33:24
でもみんな村上春樹読んだことないひとたちだよね?
そんなのと比べられてもなあ。
256 :
吾輩は名無しである:2007/09/01(土) 12:28:23
age
>>244 『努力論』、読中。字面は難しいが、内容は面白い。
age
259 :
吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 19:58:44
マンカス幸田の方言はウンカス以下
260 :
吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 21:30:17
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吾輩は名無しである:2007/11/06(火) 00:01:31
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吾輩は名無しである:2007/12/31(月) 22:07:03
■■■■■■■■■■■■■■■■
■ ■ 違う板にコピペすると、四角の枠の中に
■ ■ メッセージとURLが現れる不思議な絵。
■ ■
■ ■ (その仕組みがリンク先に書いてある)
■ ■
■ ■ この原理を応用すると、まったく新しい
■ ■ コピペが作れる予感。
■■■■■■■■■■■■■■■■
263 :
吾輩は名無しである:2008/01/10(木) 13:12:10
然りといへども人間を崇拝するもののごときは元来人間の
奴隷となることを自ら甘んぜるの痴物にして、換言すれば
平等の人間界より好んで堕落したる者なる故に、崇拝者の
多寡は到底被崇拝者の価値を変んずるあたはず。
これは福沢諭吉の文章ではない幸田露伴のそれである。
264 :
吾輩は名無しである:2008/01/10(木) 18:29:26
露伴子、明治の文豪といえるは彼と鴎外のみ。漱石なんどは
数えるにたらず。初期の作品、坊ちゃん。猫、草枕のみ。
朝日新聞に入って堕落。ああ、わが露伴先生偉大なる哉。
265 :
吾輩は名無しである:2008/01/10(木) 23:48:28
物知らない奴だなあww
266 :
吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 19:51:00
漱石ぐらいの小説家はいくらでもいる。四迷、蘆花、紅葉、、、、、
くたびれた。
267 :
吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 20:00:05
虞美人草は愚作、行人は目をおおうばかりの超駄作。
白樺派の面々は「暗い」の一言。未完作「明暗」は
「暗暗」と変えるべし。私小説のはしりとも言えぬは。
「則天去私」が聞いてあきれる。「門」のえせ禅かじり。
枚挙にいとまないわ。えげれすから尻尾をまいて逃げ帰った
意気地なし。南方熊楠偉大なり。
268 :
吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 20:02:53
精神病患者不健康文学=漱石
269 :
吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 20:04:27
だから芥川を認めれた
270 :
吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 21:15:01
露伴の釣り関係の文章佳品ぞろい
271 :
吾輩は名無しである:2008/01/12(土) 20:17:30
陶淵明をぼろくそにけなしているの真意かな?
かれ一流の韜晦の気がす。五斗米がどうのこうの、
笑いを禁じえない。
272 :
吾輩は名無しである:2008/01/13(日) 00:10:32
逍遥大先生をわすれているな
273 :
吾輩は名無しである:2008/01/24(木) 20:16:55
274 :
吾輩は名無しである:2008/01/24(木) 20:32:52
幻談 なんど読んでも 恐ろしい 美しい
275 :
吾輩は名無しである:2008/01/24(木) 20:38:20
たしかに紅露逍鴎はある時代を劃した、しかし今冷静に
普遍性をかんがえるならば、露鴎だな。
276 :
吾輩は名無しである:2008/01/24(木) 20:40:03
枕頭山水 名文なり
「連環記」、「骨董」も好きだ
278 :
吾輩は名無しである:2008/01/25(金) 01:45:43
>>274 いいよねえ。
これはこれは みたいなものも好きだな。
279 :
吾輩は名無しである:2008/01/25(金) 13:18:29
>>278「幻談」:例によって露伴の薀蓄満載だが嫌味なく
溶け込んだ中にぞっとする描写。「お客さん」の
指を折ってのぼていの一本竿を取るくだりの凄惨さ
並みの書き手ではないな
それと粋な江戸言葉のやりとり
280 :
吾輩は名無しである:2008/01/25(金) 13:21:17
日本人はこれだけ漢字を駆使していたのだ
旧仮名遣い、制限なしの漢字、なにが悪い
281 :
吾輩は名無しである:2008/01/25(金) 13:30:04
カナモジ;roma ji
で露伴子の文章書けるか。
282 :
吾輩は名無しである:2008/03/10(月) 02:14:50
283 :
吾輩は名無しである:2008/03/14(金) 22:58:44
ろはんさんです
いい歳して文学初心者からの質問です。
『雪たたき』を読みました。
最後のシーンがいまいち理解出来なかったのですが
どなたかご解説お願いします。
285 :
吾輩は名無しである:2008/03/15(土) 16:19:04
>>236 グッジョブ!
勝海舟は小説を読む眼力もあったんだ…やっぱり偉人はすごいですね。
学歴で言うと理系。
納得できないような、できるような・・・・・
287 :
吾輩は名無しである:2008/04/06(日) 06:34:15
内藤湖南あたりの怪物もやはり学歴ないんだけど
やっぱ学歴なんて関係ないんだな。
明治生まれの人の教養の高さは尋常じゃない。
288 :
吾輩は名無しである:2008/04/12(土) 09:45:14
まいんはブサ○クだな。
289 :
吾輩は名無しである:2008/05/17(土) 17:28:25
マイソは、ブチャイク
290 :
吾輩は名無しである:2008/07/08(火) 17:47:39
露伴最高・ガキには無理。
291 :
吾輩は名無しである:2008/10/13(月) 00:22:01
あげ
292 :
吾輩は名無しである:2008/11/06(木) 09:54:29
勘違い!?
ド素人の小僧がかの幸田露伴をコケにするのかねッ!
ちなみに、露伴は少年雑誌向けの作品もけっこう発表してるよ。
295 :
吾輩は名無しである:2008/12/14(日) 18:53:52
>>275 :吾輩は名無しである:2008/01/24(木) 20:38:20
たしかに紅露逍鴎はある時代を劃した、しかし今冷静に
普遍性をかんがえるならば、露鴎だな。
> 今冷静に顧みれば 紅逍 も捨てたものではない。
四も味わいあるぞ。 鴎も四の実力を高く評価している。
296 :
吾輩は名無しである:2008/12/15(月) 17:12:09
迷のツルゲーネフの翻訳よりも迷の小説のほうが面白い。
297 :
吾輩は名無しである:2008/12/18(木) 18:48:10
ひょっとしたら露伴は鏡花よりも幻想的小説多いかもしれん。
298 :
吾輩は名無しである:2008/12/19(金) 01:54:27
それは無いw
299 :
露伴の弟子:2008/12/19(金) 05:40:26
露伴先生の『努力論』を読んでいます。
露伴先生の精緻な観察眼には驚かされます。
300 :
吾輩は名無しである:2008/12/19(金) 18:59:50
迷がもう少し長生きしていれば、また、創作意欲を継続できたら、
石など問題にならない作家になったとおもうんだが。残念。
301 :
吾輩は名無しである:2008/12/22(月) 19:23:53
露伴先生、明治文壇の最高峰。
子規は露伴に自分の小説を読んでもらい、あまりよろしくない評を聞いて失望して帰る。
この二人、同い年なのに。
303 :
吾輩は名無しである:2008/12/23(火) 20:09:43
>>294 :吾輩は名無しである:2008/11/19(水) 16:12:22
ちなみに、露伴は少年雑誌向けの作品もけっこう発表してるよ。
>
ちなみに、露伴は婦人雑誌向けの作品もけっこう発表してるよ。
304 :
吾輩は名無しである:2008/12/29(月) 01:50:10
露伴の食い物の描写って良いよな。
「幻談」の柳蔭
(みりんと焼酎を混ぜた江戸時代のリキュールのようなもの)とか、
野道の焼き味噌とか。
板に味噌付けて焼いたのとかって、
似たようなメニューが今の蕎麦屋にもあるよね。
305 :
吾輩は名無しである:2008/12/29(月) 12:33:45
>>304いま清潔な無垢杉板を都内で簡単に手に入れる事むずかしい。
306 :
吾輩は名無しである:2008/12/30(火) 06:25:52
今はしゃもじに付けて出すよね。
柳蔭で落語の青菜思い出した
308 :
吾輩は名無しである:2009/01/01(木) 21:49:10
ゆうべ ひさしぶりに いさなとり をよんだ。
雄渾な「大ローマンス」だ。いまでは こういう スケールの
大きな小説、否、物語は期待できないな。
309 :
吾輩は名無しである:2009/01/12(月) 11:52:31
このスレ臨終真近。よってカンフル注射。
310 :
吾輩は名無しである:2009/01/16(金) 19:54:44
スレ主様。ど派手にやってちょう
#$%&[明治の]#$%$幸田露伴スレ$$$[大大文豪]$&&&\\\
てな調子で
311 :
吾輩は名無しである:2009/02/11(水) 19:43:51
おいたわしや露伴先生。 こんなに過疎で。
明治文学の最高傑作は五重塔。
312 :
吾輩は名無しである:2009/02/13(金) 18:49:52
露伴全集が届いた。頑張って読もう
311
「おい、たわし屋」とよんでしまった
314 :
吾輩は名無しである:2009/02/13(金) 19:44:46
>>312読むへし、考えるへし、読むへし、
読み返へすへし。
315 :
吾輩は名無しである:2009/02/13(金) 19:47:03
>>313なんでもよい、この不況だ、露伴先生に
興味もってくれるなら、どんな屑でもよい。
どんな馬鹿でもよい。どんな低級でもよい。
高島俊男「しくじった皇帝たち」によると、露伴の名文中の名文とされる「運命」は、
原典の漢文をただ読み下しただけのシロモノらしいぞ。
さて、真偽のほどは…?
317 :
吾輩は名無しである:2009/02/14(土) 13:09:22
運命は退屈な小説だな。
318 :
吾輩は名無しである:2009/02/16(月) 08:52:48
いさなとり に見られる露伴のデーモン恐ろしい。
>>236 露伴じゃないけど、これもいい。
今の小説家は、なぜ穿ちが下手だろう。風刺といふことを殆ど知らない。
たま/\書けば、真面目で新聞に毒づくゝらゐの事だ。気が短いのか、それともまた、
脳味噌が不足なのか。
馬琴の『八犬伝』も、あれは徳川の末世のことを書いて、つまり不平の気を漏らしたのだ。
ちよつとみると、なんの意味もないやうだが、その無さゝうなところが、上手なのサ。
京山や、春水なども、本町あたりの大町人の内幕、そら、本町辺の噂を書いたものよ。
馬琴の風刺は、ちようど司馬遷の『史記』のやうなもので、褒貶曲折が著しい。
およそ窮屈な時代には、才の競争で、手を拍つやうな上手な風刺が多くあるものだ。
320 :
吾輩は名無しである:2009/02/17(火) 16:54:20
誰もまず読む「海舟座談」は法螺だらけでどこが本当か疑わしい。
他の書き物も似たり寄ったり。
カッテンダイケの「長崎海軍練習所の日々」では
榎本の器量を大きく評価しているが、勝の話は
出てこない。徳川様に仕えて「変節」しなかった点は買うが、
武揚のように、明治日本で重きを成さなかった。麟太郎は
たしか伯爵だったかな?
>>320 今までは 人並の身と 思いしが 五尺に足らぬ四尺なりとは
322 :
吾輩は名無しである:2009/08/14(金) 21:04:04
>>321麟チャンが子爵だったとは。榎チャンは伯だったのか。
323 :
吾輩は名無しである:2009/08/17(月) 19:06:52
犬山の明治村にある、蝸牛庵、かわいらしくてなつかしくて
いいね。西園寺の別邸は金持ちの道楽。
324 :
吾輩は名無しである:2009/08/29(土) 02:01:38
>>316 有名な話だろ?
谷崎だかが調べてわかったらしい。
読んでると、どこが明史からの引用で、どこからが露伴の創作かがわかっておもしろい。
325 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 19:34:35
中島敦の「作品」は?
いま「露団団」読み始めたぜ!!
もう読み終えたはずだが・・・・
328 :
吾輩は名無しである:2009/10/18(日) 23:36:27
日本の文豪の五指に入る
329 :
吾輩は名無しである:2009/10/22(木) 20:47:39
風流仏のやつ岩波復刊してくれ
330 :
吾輩は名無しである:2009/10/24(土) 17:49:54
対髑髏いい
読みたい
332 :
吾輩は名無しである:2009/11/03(火) 19:26:10
風流仏のやつ岩波復刊しろ
努力論より需要あるだろ
>>327 > もう読み終えたはずだが・・・・
読み終えたあとで人に貸したら返ってこないのだ。
334 :
吾輩は名無しである:2009/11/22(日) 12:41:14
あ
図書館でCD文庫の、幻談を借りてダビング、最近寝る前によく聞いてる。久米明の朗読、ケイズ鯛のくだりが心地よい。
出る杙が打たれて済んで 御小普請。
337 :
吾輩は名無しである:2010/02/10(水) 18:37:03
明治文豪の最高峰、漱石、鴎外、両葉、問題にならず。
小林勇:蝸牛庵訪問記、 小林の教養では露伴先生の深さ描ききれず、皮相的
記述、病気の記述などどうでもよい。聞き流された記録すべき数々の惜しい
巨人の言動、ああ。
338 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 00:29:40
樗牛が上だなww
339 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 14:48:06
釣りに関しては井伏鱒二と幸田成行とどちらが深いかな?
どなたか分かれば教えてください。
幸田露伴の「水の東京」が読める本を探しています。
収録されている本ありませんでしょうか?
>>340 岩波文庫「一国の首都」にたしか入ってたような。
>>340 レスありがとうございました。
探してみます。
343 :
吾輩は名無しである:2010/05/26(水) 13:11:22
5月31日(月)より
NHKラジオ第二 月-金 10:45-11:00
朗読 「幸田露伴初期作品集」 全25回
344 :
吾輩は名無しである:2010/05/30(日) 10:44:38
ちくま文庫で「文豪怪談傑作選 幸田露伴集」が出るみたいね。
345 :
吾輩は名無しである:2010/05/30(日) 10:54:47
それは凄い楽しみ
346 :
吾輩は名無しである:2010/05/30(日) 12:52:28
いつ出るのですか?
347 :
名無し募集中。。。:2010/06/08(火) 11:03:02
この人
五歳で焼き芋食べながら
十八史略読んでたってホント!?
もう絵本感覚やね
安藤忠雄が情熱大陸で五重塔を話題にしてた
読みにくいけど何となく言いたいことは伝わってくると
349 :
吾輩は名無しである:2010/07/19(月) 04:40:28
>>346 8月刊だからもうすぐ(10日頃に店頭に並ぶと思われ)
つか、これ昨年度発刊予定だったけど同じくちくま文庫の文学全集の一環が出ちゃったんで
食い合わせになるんで今年に廻された模様。
つか、亀レスすぎたなこれ。
350 :
吾輩は名無しである:2010/07/19(月) 11:08:34
亀でも参考になったお
ありがとう
351 :
吾輩は名無しである:2010/07/19(月) 23:04:17
五重塔を読んでない奴は日本人じゃないな。
露伴こそ鴎外、漱石を超える作家である。
352 :
吾輩は名無しである:2010/07/19(月) 23:55:20
まあ超える超えないは別として
五重塔は読むべきだね。
文学好きなら絶対に圧倒されるわ。
353 :
吾輩は名無しである:2010/07/20(火) 07:28:46
木目麗しき欅胴、だっけか。
泉鏡花、中勘助と併せて読み手を圧倒させられる作家だよね。
354 :
其日庵:2010/07/20(火) 23:06:21
幸田露伴は史伝小説の「運命」が好きです。
355 :
吾輩は名無しである:2010/07/21(水) 00:33:06
連環記が最高峰
天うつ浪、幻談も好きよ
文庫本や、なんとか文学全集の二段/三段組みで見ると字がビッシリ詰まってて、
それだけでなんか得したような気分になってニヤニヤしちゃいますよね。
で、じっさい読んでみて、もっと遙かにお得な買い物であったことに気づく。
誉めても褒めても崇め足りない、宝のような文章人物です。