【駄作】輝く日の宮【丸谷才一】

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20吾輩は名無しである:03/08/02 14:07
>16
ベストセラーだろうとなんだろうとw
とっくにここでは葬り去られているんでつ、中身次第なんでね。
21吾輩は名無しである:03/08/02 19:13
丸谷って大根役者って感じ

「年の残り」で芥川賞とったとき選考委員の三島に「花がない」といわれた
22吾輩は名無しである:03/08/02 19:19
あの有名女優の無修正が!
セーラー服姿の美少女の無修正も!
http://www.ncdonald.com/
23吾輩は名無しである:03/08/02 22:48
>>21
まったく同感。まさに花がない。
研究者の方が向いてたんじゃないかと思う。
文体使い分けるのもジョイスの真似かと。
24吾輩は名無しである:03/08/03 13:16
花がない
25吾輩は名無しである:03/08/09 23:30
おもしろかったっていう人の意見も聞きたい。
26吾輩は名無しである:03/08/09 23:51
老害になっちゃったね丸谷
27高山昇 ◆QTTsPqzxtE :03/08/10 00:15
誰でも踊れる盆踊り。
みんなが参加出来る盆踊り。
でも、「本来の盆踊り」を追求するおっさんが参加した盆踊り。
おっさんの舞いがつまらなくて、なんだかしらけた盆踊り。
おい、○なんとかのおっさんよ。
好きなように躍らせてくれや、盆踊り。
28吾輩は名無しである:03/08/10 00:31
この本おもしろいっていう奴は誰もいないのかー!

オレこれから読むんだけど・・・
29吾輩は名無しである:03/08/10 01:01
>>28
ここまでの読んだヤシのレス見る限り、時間の無駄っぽいからやめとけば?
本は友人に2割引ぐらいで売りつければよい。
30吾輩は名無しである:03/08/10 01:13
マルヤのいいところは村上春樹を初期から評価しているところ
風の歌とか1973ピンボールを芥川賞選考会で強く押したが力及ばず
逆に中上健次をすごく抑圧して谷崎賞を絶対に与えなかった
まあこの辺の見識は評価できる
31吾輩は名無しである:03/08/10 01:14
そうだね、ブックオフよりは儲かるね。
32吾輩は名無しである:03/08/10 01:23
>>29
意地でも最後まで読む。
読むよ。
331:03/08/10 18:12
あーあ、時間の最強の無駄遣いだね。2ちゃんねる見るのと、同じくらい、時間の無駄ですよ。<読むの
34吾輩は名無しである:03/08/10 20:38
3章の途中まで読んだ。

いや、おもしろいよ。
少なくともつまらなくはないよ。

最初の「0章」に樋口一葉ばりの――実際は泉鏡花風らしい――
筆致で1970年頃の東京の女学生の行動を描いた不思議な
文章が出てきて、なんじゃこりゃと思ったけど、
この0章はこれだけでもよく出来てると思った。
風雅な文体と当時の東京の風俗が奇妙にマッチしてて味がある。

1章にある古今集の和歌の解釈についての箇所はスリリング。

0章が鏡花へのオマージュなら2章は芭蕉へのそれ。
芭蕉はなぜ東北へ行ったのかについて主人公(安佐子)の論文発表が中心。
芭蕉好きはぜひ読むべし。
ただこの章の冒頭、作者が古文の読みについての薀蓄を
傾けるところはちょっと五月蝿い。
シェイクスピアを2ページにもわたって引用するのはどうかと思う。
古典テクストは現代化した綴りで読んでもちっともかまわない、という
のが主旨なんだけど、旧かなにこだわる丸谷が言っても説得力がない。
章の最後、発表に対して誰も質問者がいなくて司会者が困るとことか、
いかにもありがちな学会の情景描写が楽しい。

以上、今現在の所感。
最後まで読むぞ。
おもしろいもん。
35:03/08/11 00:58
和歌の解釈については何年も前から、丸谷は言っていたので新鮮味が無いのである。
36吾輩は名無しである:03/08/11 01:28
>34
和歌の解釈って、単に助動詞の活用の話だろ
予備校の講義みたいでつまらんな
そして日銀の兄の嫁が古典の知識があるのも不自然
エリートの嫁なんて教養ないのが普通だろ
371:03/08/11 09:55
小説のネタにそんなもん、使うなって話やね。
38吾輩は名無しである:03/08/11 10:28
いや、まあ味噌糞言われてるけど
「樹影単」とか結構面白かったよ。
文章も上手だと思うし。
39吾輩は名無しである:03/08/11 14:03
横しぐれはけっこう面白かった
40美香 ◆FEwvkFGQnw :03/08/11 15:34
なんだかんだ言ったって英文学専攻であれだけ国文学の教養があるのはすごい。
このスレで偉そうなことを言っているあんたたちのような連中が
束になって挑戦したって、敵うわけない。大口叩くんなら自分で書いてみなってw
41吾輩は名無しである:03/08/11 15:46
書き手は読み手のことを考えなければ。
書いた人が「実は私凄いんです」って言っても読み手に
伝わらなければ何の意味もない。

況や読み手である人間に「書いて見ろ」等と言うのは
愚の骨頂であろう。
421:03/08/11 16:46
>>40
あんた、本物の馬鹿?たとえばね、小林秀
雄はね小説のことを色々言っているけど、
実際自分で小説は書けないでしょ。漏れが
小林秀雄とは言わぬが、君のその言葉は受
け入れ難い。
431:03/08/11 16:47
ごめん。41さん。。。見落としていました。キチガイに目を取られて(ry
44吾輩は名無しである:03/08/11 17:52
「小説から遠く離れ」てるんすかね?
45吾輩は名無しである:03/08/11 20:01
>40
>>なんだかんだ言ったって英文学専攻であれだけ国文学の教養があるのはすごい。

美香バカだな。おまえは「教養」人にだまされてきたんだろ。「教養」を盲信してるだろう。
教養で小説が書けたら苦労しないんだよ
真の優れた小説は教養なんてちゃちなものを一挙に崩壊させてしまう野蛮で動物的で暴力的なものなんだ
46吾輩は名無しである:03/08/11 20:35
>ミカ
書く奴等は、創作文芸版だ。そんなことも知らないの?(プッ
47吾輩は名無しである:03/08/11 20:36
悪霊に取り付かれているという千穂ちゃん。
除霊をしてあげるという男に乳もまれるはオマンコ触られるは挿入されるは・・・
本当に悪霊は退散したのでしょうか?こんな気持ちのいい除霊だったらいつでもOK!
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48吾輩は名無しである:03/08/12 00:33
読み終わったよ。
大傑作!!! とは言わない。
でも読んでも損はしないってば。

>>35
それ、知りませんでした。(安佐子の口調で)

3章は、aからp節に分かれていて随所に短い年表を挟みながら、
10年間の安佐子のエピソードが描かれる。
ここは6章での記述と呼応させています。(千年前の年表のメモ)
またこの3章では安佐子の話し方、しぐさがとても魅力的。
みんなきっと好きになるよ。

4章は幽霊シンポジウムの場面。
ステージを舞台に見立て、戯曲形式で書かれてる。
喜劇的な要素もあるけれど、「源氏物語」についての
専門的な議論はちょっとつらい。
みんなドストエフスキーばりの長台詞です。
ここで安佐子に「源氏」の失われた章、「輝く日の宮」を
小説化するというテーマが現われ、
結婚話を挟みながらそれを追求していくのが、残りの章。

49吾輩は名無しである:03/08/12 00:36
それにしてもなんでこんなややこしい書き方をしたんだろう?
>>1のような感想はオレだって思わないわけじゃない。
でもそれは「源氏」の成立過程を調べるときに
安佐子の頭にも浮かんだことだと思うし、丸谷だって
わかって書いてるはずだと思うよ。

「すべてすぐれた典籍が崇められ、讃へられつづけるためには、
大きく謎をしつらへて世々の学者たちをいつまでも騒がせなければ
なりません」というのは文中からの引用。

もちろん老人の単なる言葉遊びの面もあるかもしれない。
でも一番の目的は古典を今に生かす、ということだと思う。
この小説を読んでオレは泉鏡花や芭蕉や源氏を読みたくなったけど
現代人に日本の古典に目を向けさせること、
それがまさに丸谷の望むところなのだと思う。

小説としてはあんまりうまくいってないかも知れないけどオレは好きだ。
真の主人公が安佐子でも、象徴的に現れる「水」でもなく
日本の古典文学であるこの小説が。

501:03/08/12 01:57
>>49
つまりその老人の言葉遊びが癪に障ったんですよ。
51山崎 渉:03/08/15 09:43
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
52吾輩は名無しである:03/08/15 19:15
テプテプ麻布十番(P9)の「テプテプ」は
チョウチョウと読んでいいのでしょうか?
53吾輩は名無しである:03/08/17 09:41
良いのでせうか?
54吾輩は名無しである:03/08/17 12:57
55吾輩は名無しである:03/08/17 16:15
>>54
うん、蝶々(てふてふ)は古くはテプテプと読んだらしいけど
カナ表記ではあくまでも「テフテフ」だよね。

276ページに蝶のブレスレットをもらったとき、阿佐子が言う言葉
があるけど――

「きれいね、テプテプ。 嬉しい。 有難う」

ここではふざけて「テプテプ」と言っていると解釈していいのかな。
それとも蝶々をテプテプと表記する例が他にあるのでしょうか?
56吾輩は名無しである:03/08/19 19:40
阿佐子は文字通り tepu-tepu と言ってると解釈していいんですねー!
57吾輩は名無しである:03/08/21 00:18
>>56
基本的に丸谷は字音の場合は現代仮名で書く。
だから蝶々は仮名で書くとしたらチヨウチヨウと表記するはず。
逆に言えば、仮にそこに「テフテフ」とあってもtyo-tyoとは読まない。
以上。

おまえうるさい。
58吾輩は名無しである:03/08/21 21:43
プレゼントの蝶を見て「テプテプ」
阿佐子・・・かはいい。

このとき彼女は38歳。
59吾輩は名無しである:03/08/23 16:50
はぁ
60吾輩は名無しである:03/08/31 12:35
「輝く日の宮」書評のミニリンク集を作ったよ。

BOOKアサヒコム
http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=4082
YOMIURI BOOKSTAND
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/syohyou/20030713ii07.htm
本やタウン
http://www.honya-town.co.jp/P3/999999/webhon10/tanko/t_05.html
REVIEW JAPAN
http://www.review-japan.com/search/result.html?TYPE=2&KEY=%B5%B1%A4%AF%C6%FC%A4%CE%B5%DC
*REVIEW JAPANは一般人の書評だけどこれが一番読み応えあり。

e-hon の著者インタビュー
http://www1.e-hon.ne.jp/content/sp_0031_maruya.html
61吾輩は名無しである:03/09/15 18:55
「実は近頃、『源氏物語』をよんでゐます。 かういふとき誰も言ふこと
だけど、読み返してゐます。〔笑〕」  P.223

ここはカルヴィーノの「人はなぜ古典を読むのか」に出てくる古典の定義
を踏まえてる。
「古典とは、たいていの人が『あれはいま読み返しています』とは言いは
するものの、『いま読んでいるところです』とは決して言わない本である」

62吾輩は名無しである:03/10/07 06:16
泉鏡花文学賞受賞記念age
63吾輩は名無しである:03/10/07 18:42
金がないので買えませぬ、読めませぬ、図書館!早く買うだべし!
64吾輩は名無しである:03/10/07 18:49
>>63
2ちゃんやってる時間あったら稼いで買え乞食。
65吾輩は名無しである:03/10/07 18:55
>>61
著者と担当編集者以外は、さらっと流すところだね。
66吾輩は名無しである:03/10/07 18:59
>>64
な、なんという失礼な、礼儀を知らんガキだな!
67吾輩は名無しである:03/11/21 15:18
この小説は国文学に関する知識が無い奴は読んでもわけわかんねえだろ。

若くて美人の国文学者なんかいねーよ!と思った人もいるかもしれないが、
俺の大学にいるよw マジであの先生をモデルにしたのかと思ったw
AV女優の朝川蘭をもうちょっと上品にした感じの人が。
ただの美人ならいくらでもいるが、教養のある美人はあまりいない。
68吾輩は名無しである:03/11/21 15:21
あげ
69吾輩は名無しである
丸谷作品初挑戦の者だが結構面白かった。
読んでて飽きないようにいろいろ趣向が凝らしてあるのがいい。