1 :
吾輩は名無しである :
03/07/18 20:07 セリーヌを読むと、 サルトル、カミュ、ジッド等が子供に見えてくる。
2 :
吾輩は名無しである :03/07/18 20:07
タイタニック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 2かな。
3 :
吾輩は名無しである :03/07/18 20:46
国書の全集欲しい 装丁かっこいい 高すぎて買えない
ディオン・…? まあいいや 個人的にはジュネとの対比で考えてしまうよ。 セリーヌの方が好きだけど。
amazonでセリーヌを検索すると、 確かに売上順でディオンがトップだが・・・まあいいや 個人的には全集完結を祝いたいよ。 生田訳の方が好きだけど。
あぼーん
7 :
吾輩は名無しである :03/07/19 09:16
中公生田訳で読んだけど、あの翻訳ってどう? 文末とかを倒置法にしてるだけのように見えるんだけど。 仏語わからないからどうなってるのかわからない。
皆さん、読んでらっしゃいますね。 自分はやっと、「夜の果ての旅」を読んだところです。 前半の戦場、植民地の描写は、もう人類の至宝、財産といって過言ではないと思います。 それに比べて、後半の庶民生活の描写は、 やや皮肉な視線がマイナスになっている印象があります。 次作「なしくずしの死」はどんなものなのでしょうか。 セリーヌの本領は、「世の果て」前半で終っちゃったのかな。
>>8 文章レベルでは、むしろなしくずしより後ってことみたいですけど
現代のフランス人が読解不能みたいですから
ハスミが セリーヌは最早フランス人ではないですからって言ってたような…
セリーヌさんは悪人です
12 :
吾輩は名無しである :03/07/20 03:23
セリーヌを裸にして食いたい人たちが集まるスレはここでつか?
セリーヌは当時のフランスの資本主義、ブルジョワ趣味を批判したのであって、 それがたまたま、フランスの金融界で地位を築いていたユダヤ財閥と重なったというに 過ぎないでしょう。セリーヌに人種偏見は皆無です。その時期がまた、戦中のナチス ドイツと重なったりしたものだから、狂犬サルトルに噛み付かれ、ナチス憎しの 戦後フランスから眼の仇にされた訳で、不運としか言いようがありません。その主張は、 今で言えば、ヘッジファンドとか、ジョージ・ソロスとか、タイ・バーツ売りを批判 するのと同じようなものです。マハティール首相が、果たしてファシストでしょうか。 同じ事を言っているんです。セリーヌはむしろ、時代を越えて、マハティールと同じ 立場に立つものです。
14 :
吾輩は名無しである :03/07/20 19:02
夜の果てを読むと、案外セリーヌってのはヒューマニスティックな 視線があるんだなっていうのが、貧乏な患者にまつわるエピソードで わかる。 俺は反ユダヤのパンフレットとか未見だから、彼の反ユダヤが単に ブルジョワ批判の文脈でのみ行なわれたかどうかは判断できないな。 ただ、ヴォネガットが言うように、その反ユダヤを小説に持ち込まなかった ということは言えると思う。
スローターハウス5にセリーヌについての記述があるね
16 :
吾輩は名無しである :03/07/20 20:18
ルンルン、ルルルルンルン♪
17 :
林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/07/20 20:26
そういや、ちょっと前全集完結したね
セリーヌとジュネ、この二大作家を何と呼ぼう。セリーヌを読んだのは、高校三年生の 時だった。際立って文学青年では無かったが、それでも当時の熊野の高校生同様、 フランス文学の名作は目を通していた。モーパッサンもバルザックも、そしてゾラも 知っていた。翻訳され始めた二十世紀フランス文学のセリーヌの「夜の果ての旅」を 手に取り、ゾラの延長上の作家とたかをくくって読み始め、激しさに驚愕したのである。 (集英社世界文学全集の月報より抜粋)
19 :
吾輩は名無しである :03/07/23 16:54
age
20 :
吾輩は名無しである :03/07/23 18:53
夜の果ての旅となしくずしの死しか読んでないんだけど(両方かなり好き)、亡命三部作とか その他の小説類って面白い? 国書のは高すぎて、容易に手が出ない。
20様 なしくずしの死、どーゆー所が気に入りましたか? なんか、かなり口汚いような気がするんですけど。
22 :
吾輩は名無しである :03/07/23 23:12
……そこが……いいんだろ……
>セリーヌの本領は、「世の果て」前半で終っちゃったのかな これってちゃんと読めてないんじゃないの? ちゃんとセリーヌを読めるやつがいるのかどうか知らんが
24 :
吾輩は名無しである :03/07/23 23:58
セリーヌの詩を。 「Because You Loved Me」 For all those times you stood by me For all the truth that you made me see For all the joy you brought to my life For all the wrong that you made right For every dream you made come true For all the love i found in you I'll be forever thankful baby You're the one who held me up Never let me fall You're the one who saw me through through it all You were my strength when i was weak You were my voice when i couldn't speak You were my eyes when i couldn't see You saw the best there was in me Lifted me up when i couldn't reach You gave me faith 'coz you believed I'm everything i am Because you loved me
詩は良い、見事だな。
その曲ってグラミー獲った曲だっけ?
■■■■■■古本の相場帖 第 114号 【5/20】■■■■■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 古本の相場を語る時、特に、自筆原稿は高値で取引されています。 そのようななかで先日、セリーヌ(1894〜1961)の原稿がパリで 高額落札という記事が出ていましたのでご存知の方もいらっしゃ るかと思います。参考までに記事の内容は下記のような類でした。 ---------------------------------------------------------- 二十世紀のフランスを代表する作家セリーヌの自筆原稿が15日、 パリの競売所で過去最高の1100万フラン(?气tラン=17円、 約一億八千七百万円)で落札された。原稿は処女作の「夜の果て の旅」で仏国立図書館が落札した。 これまでの自筆原稿で最高額は1988年にカフカの「審判」に ついた一千万フラン。価格はパリの収集家と競り合ったために予 想価格の倍以上になったという。 原稿は876枚で、書き直しやメモが多く書き込まれ、「傑作の 創作過程がわかる貴重なもの」と専門家は評価している。医師で もあったセリーヌは第一次大戦後の32年に自伝的な小説として 「夜の果ての旅」を発表。 屈辱と反抗に傷ついた感受性をパリ俗語で語る一人称で、原始的 なほど狂暴な個人主義感情を爆発させた。洪水のような語り口も 計算された技巧であり、話し言葉による記述というまったく新し い可能性を文学に与えたとされる。 さらに、存在そのものへの嫌悪の感覚的把握がサルトルの「嘔吐」 に道を開いたともされている。同原稿はセリーヌがパリの画商に売 り渡した後、長い間行方不明になっていたが、去年発見された。 参紹文献:フランス文学辞典 朝日新聞社
28 :
吾輩は名無しである :03/07/25 00:23
二十世紀フランスを代表する作家か・・ なんかセリーヌって時代からも国からも切り離された存在がするなあ サ(タ)ルトルやジッドの追従者は数多くいるだろうけど セリーヌの流れを汲む人って思いつかない。ヘンリー・ミラーか? とりあえず自筆原稿がコレクターの手に渡らなくてよかった。
あぼーん
あぼーん
「サ(タ)ルトル」ってどういうことですか?「(タ)」を入れてる意味が 解らないので教えてください。
あぼーん
吸血花の別名。マルクスと一緒。 サルトルもマルクスも、パリコミューンを持ち上げてるけど、パリコミューンは労働者の 政権だろ。 ひとつ注意したいのは、サルトルもマルクスも労働の経験がないという事。どんなに 不景気になっても、労使間の協調の方が良い。ストやデモは、食客をのさばらせるだけ。 経営者は、投資リスクを背負ってるんだから。 ああー、ちなみにタルトルは「城から城へ」でこき下ろされている、サルトルを モデルにしたと思われる作中人物です。「解説」にそう書いてあった。
35 :
独学者 ◆Mr9V2vK5bw :03/07/26 03:29
>>34 タルトルは「城から城」以外にも頻繁に出てくるワナ
ほとんど悪口だけどナー
33―35、ありがとうございました。
37 :
吾輩は名無しである :03/07/26 12:08
セリーヌも結構ナイーヴだったんじゃないかな? 資本主義についてもっと考えてたら、ああいう事にはならなかったように思う。
38 :
吾輩は名無しである :03/07/26 12:09
>37 とおっしゃると? もう少し詳しくおながいします
39 :
ガディワッツ :03/07/28 06:15
なしくずしの死と旅いがいはひたすら退屈だったです……よね?……リゴドンとか……ギニョルズとか……契約のために仕方なくページをうめたとかなんとか。戦争とサナダムシにささぐはあるいみでおもしろかったけど。
古原稿の話だけど、過去最高って事は、フランスでもセリーヌの再評価が高まっているのかな?
マニアのせいで予想価格の倍になったってことだし、 評価は半分くらいが妥当。 セリーヌがフランスで最も評価の高い作家になるとは思えないし、 そんな風に態度を変える国など信用できない。
42 :
ガディワッツ :03/07/30 22:54
ひょうせつ……という言い方は悪いけど……彼の影響を受けたさっかは数多くいるわけだし。どう控えめに見ても間違いなくフランスの最高作家だよ。ほかに彼とかたをならべる事ができるのはプルーストくらいじゃないのか? フランス文学あんまりしらんけどな。
戦犯で投獄されましたが?
44 :
ガディワッツ :03/07/30 23:30
投獄されたからなんだってんだ!……キリストだって戦争の理由を作ってる……ただやっこさんは人前で糞をしなかったってだけだ……
45 :
吾輩は名無しである :03/07/30 23:52
投獄?……対独協力がどうしたって?……負の作家?この俺が?…… プルーストがどうしたって?俺が唯一敬愛する作家さ!!!…… そんなことは一度も言っていない?……作家の言うことを鵜呑みに するなんて良いところのおぼっちゃんのする業だぜ?…… 文体が何だって?……わからないものを称揚するのは,お前の好きな キリストを崇めるのと同じ仕組みさ……見えないことが俺を高みに上 げている……そんなところに答えはない……まるで抜け落ちていると ころに目を向けるんだよ
46 :
吾輩は名無しである :03/07/30 23:58
>>44-45 駄目だな。セリーヌは絶句を多用しているが、
停滞ではなく疾走感をもたらしている。
47 :
吾輩は名無しである :03/07/31 00:17
疾走感とはまた言葉足らずだな。
48 :
ガディワッツ :03/07/31 00:17
タルトルにオマエはナチから金貰っただろ?っていわれたからきれたわけ。なんだけど、フランス国内への法律対策で切れたのか、美学に反したのか、ユダヤ人が嫌いなのかがよくわからん。携帯からだからイライラするぅぅー。
こと細かく教えてやるわけねえだろ2ちゃんでwww
50 :
吾輩は名無しである :03/07/31 00:21
ありがちな逃げですね>49
逃げ? 面倒なだけだけどさあ。 こんなところに書き込んでも何の足しにもなんねえし。 検索して自分で探して読んでくれや。 知ってることならその必要もなかろうがな。
知らないのに見栄はらなくていいよ>51
53 :
ガディワッツ :03/07/31 00:34
調べても無いよ。解説してる本はあるけどな。憶測の域にとどまってるわけで。あとな、w多用してるやつみると、ディスプレイの前でポテトコーラ食ってるガリオタのイメージが沸くからやめれ。 じゃあな。携帯だからもう帰るけどな。
>>52 何でそうやって決めつけるの? さもしい人だね。
55 :
吾輩は名無しである :03/07/31 00:38
>54 52じゃないけど。 それは君が結局何も語らないからではないかな? そのくせ人の評価はするし。 つーか、君性格悪いでしょ。
もう止めろお前ら
49=51=54=56
だからこんなところで語っても金にならねえつってんだろが。 俺が書いたやつはweb上に転載されてるから「セリーヌ なしくずしの死」で検索すれば出てくるんだよ。 お前らは結局興味ある作家がいてもネットで情報を少しでも得ようとせずに、 ここでぐだぐだ手軽に何かを知った気になってるだけなのか? それで人を釣り、おちょくり、貶し、叩いて、 そういう精神がさもしいってことなんだよ馬鹿どもが。
2ちゃんねるぉもしれぇよ。やっぱ。 こういうてあいが自分のことをなんと考えているのか私には分からないが、どう控えめにみても神様以下ということはまずあるまい。ドストエフスキイ。
61 :
吾輩は名無しである :03/07/31 20:36
ガディワッツ、良いぞ。 もっと伸びないかな、このスレ。良い雰囲気になってる。
セリーヌらしくて非常に良い。
(^^)
64 :
吾輩は名無しである :03/08/06 01:56
池袋のジュンク堂に国書の全集 全巻揃ってて壮観だった・・・ 俺も欲しい
じゃあ俺が買い占めるか
国書の全集揃えた記念に「セリーヌ伝」も買った。ぼちぼち読んで行こうと思う。 あとセリーヌの奥さんの回想記?みたいなのもあったけど、あれはどうなんだろう? だれか読んだ人いる?
67 :
吾輩は名無しである :03/08/06 22:42
>>66 まあセリーヌ好きなら買って損はないと思うけど。
セリーヌの交友関係の裏話(アルレッティとか)が結構興味深かった。
68 :
吾輩は名無しである :03/08/06 22:55
「夜の果ての旅」と「なしくずしの死」以外の作品を楽しく読める方法は無いんだろうか。 さっぱり意味が分からん。
ルイ・フェルディナン・セリーヌ、生田耕作、大槻鉄男、中央公論社、1964。 カフェで政治談議をする学生、故国は臆病者の集団、戦争で勇ましく戦って褒 美は鉄砲玉。そこへ軍隊の行進、すっかり興奮して、志願兵の列に加わる学生達。 市民の声援、抜け出すつもりが抜け出せず軍隊入り。 どことも知れない戦場、大佐の伝令係りを勤める主人公。遠い地平に二人のド イツ兵が、こちらを狙って射撃している。ドイツ人から恨みを買う覚えはない。 仲良くやってきたつもりだ。子供の頃、ハノーヴァに住んでいた事もある。それ が今では、頭を狙って撃ち合っている。 額すれすれの所を、弾丸が飛んで来る。 開け放された村、家も、教会も、畑もがらんどう。あとには僕らだけ。皆が退 散した後、いやらしい行為にかかる新婚夫婦みたいな心境。 周辺は夥しい死者、自分は歩けない、勇敢な大佐は死が想像できないのか。性 欲と同じように、恐怖にも童貞がある。戦場より監獄の方がまし。戦場からは、 生きて出られない。 よちよち歩きで来る騎兵と伝令、墓場から出て来たような様子が、大佐のお気 に召さない。軍曹が殺られたとの報告。そこへ、火炎と大音響。 死んだと観念した。手足はまだ震えている、耳鳴りはするが、眼にひりひりす る煙の中で、手足はまだ無事だと確認する主人公。あたりは、世界中の南京虫と 虱を一匹残らず退治できそうな程の火薬と硫黄の匂い。 缶詰ひとつの事で自分を軍法会議に回そうとした軍曹が死んだのは吉報。しか し、大佐、騎兵、伝令は亡くなっている。騎兵には首がなく、穴があるだけ、中 では鍋の中のジャムのように血が煮えたぎっている。大佐は腹を割かれていた。 あたりに散った肉が一緒になって、すさまじく血を垂らしている。 未練なく、退散する主人公。こんな良い口実はない。ほかに犠牲者がいないか 気になるし、捕虜になるうまい手があるかも知れない。連隊が皆殺しになれば、 自分ひとりご帰還だ。そうなりゃ英雄だ。勲章と花束に囲まれて、凱旋門をくぐ る。レストランに入ると、金を払わんでも御馳走が出る。勘定の時に、祖国の擁 護者と名乗れば良い。金の代わりに、小さなフランス国旗を差し出せば良い。そ れどころか、勘定係りの娘は、接吻のおまけまでくれるのだ。
逃げる途中も、どこからともなく弾が飛んで来る。こうやって、当てもなくう ろつき回っている所を憲兵に見つかったら大変。どこかの小学校の教室で裁判、 明け方には十二の弾丸を喰って処刑。 ようやく味方の前哨二人を見つける。報告すると、大佐の代わり等いくらでも いらあ、との答え。袋を持って、肉の配給を受け取りに行く。野原での屠殺場、 腹を裂かれた羊の群、樹に吊された牛。合流したり傾斜を求めたりする、生ぬる い血の海。あたりでは兵隊が、肉の配分を巡って喧嘩。気が遠くなる主人公。親 切に担架に載せられるが、袋は盗まれる。 何が起こるか判らないもの。伍長に昇進した主人公、五名の部下を宛てがわれ る。 ザントレイ将軍、戦局よりも自分の身の回りの事が大事。どこの露営地でも、 こざっぱりとした寝台と、設備の整った台所がないと、雷が落ちる。日が暮れる まで歩いた揚げ句、将軍様の為の宿舎探し。静かな村を探す。万が一、よその部 隊が先に入っていても、将軍の権限で退散させる。 いいかげんな命令を出す、パンソン司令官。用が済めば、連隊へ帰れとの命令。 連隊はどこかと尋ねたら、地図も渡さず、バルバニイの方向と指す。その指さす 方を見れば、道ひとつない真の闇。命令通りバルバニイを探すには、一部隊全員 を犠牲にせねばならないだろう。街灯もなく、照明も持たない時代、夜陰の行軍 は手探りのようなもの。そいつは見つかる事もあれば、見つからない場合もある。 連隊と、バルバニイとは。集落には立ち寄れない、ドイツの斥候が居るし、同仕 打ちの可能性もある。いきおい、野原で夜を過ごす。この時以来、野兎の気持ち が判るようになった。
なんか野坂みたいな文体だけど 翻訳のせいか?
上官や憲兵が憎んでいる相手は、ドイツ兵なんかじゃない。部下を死地に追い やり、怒鳴りつける事で自殺願望を植え付ける。 馬も不憫なもの。鞍の下にあるのは、痩せた二枚の肉片だけ。そこから膿が幾 筋も足まで垂れている。身をくねらしながら駆けるが、戸外に置かざるを得ない。 納屋に置くと、傷口から出る匂いのせいで、こちらの息が詰まる。 デ・ザントレイ将軍の方は、貸し切りの家の中で、給士に囲まれ晩餐を楽しん でいる。一人で四十人分の割り当てを受けている。 たった四週間で、すっかり疲れ、すっかり惨めな心境になる。下士官は下っぱ になるほど、愚鈍に、下品に、性悪になってゆく。その為、どんなに忍耐強い人 間も生きる事に躊躇するようになる。眠りたい、逃げ出したい。眠る為なら死ん でも構わない、と思うようになる。 まったく別な村に着くと、そこでは将軍様がゆっくりコーヒーを飲んでいる。 何の為の、夜を徹しての探索だったのか。 経験から生まれた、夜道で迷わない方法。露営地で追い立てを喰らう、五人う ち連れて砲声のある方へ向かう。日照り続きで、燃えやすくなっている村々。砲 声のある方へ行けば、必ず村が燃えている。あんまり近付かないで、離れた所か ら、ただその村を眺める。ひとり歩哨に残せば、あとの五人は枕を高くして眠る 事ができる。 火炎の中に、すべてが呑み込まれる。教会も、納屋も、光の海に墜落する前に 火の粉の髭を生やして夜空に輝く梁。 残念な事に、そいつは長続きしない。ひと月もすると、郡全体にひとつの村も なくなった。森も長続きしなかった。砲兵部隊と避難民は退却、士気を鼓舞する 為に、臆病な兵を銃殺するようになる。
あげ
あぼーん
73に、懐かしい名前が…
サーベルで二人殺したサンタンジャンス、それを手放しで褒めるオルトラン大 尉。戦場では向こう見ずの大尉、コカイン嗅ぎとの噂。 物資調達の特務曹長、これ以上の権力はない、世界の支配者。村には何ひとつ 残らない。家具は炊事用に壊され、寝台も日用品も、気晴らしの為にかっぱらっ て行く。 意に反してオルトランの信頼を得る主人公、夜間の敵中偵察という任務。連体 で一番膿の少ない馬を選ぶ事が許される。 神に八万の犠牲を捧げるアステカ信仰も、戦場へ行くまでは信じられない話。 今では納得がゆく。 捕虜になる望みしか残されていない。月光に照らされた町が、この世の見納め。 どの溝の中で、あの壁のどいつを背に、自分は死ぬ事になるのだろう。エッフェ ル塔のてっぺんから飛び降りたら、やはり途中であと戻りしたくなるだろう。 一軒の農家から明かり、フランス語とドイツ語とで、かわるがわる挨拶する。 若い娘と、その両親。ドイツ兵によって隣家が焼かれ、弟が殺された。 さらに行進、捕虜志願の予備兵ロバンソンと出会う。連隊は壊滅、原因は、野 原で迷った末での同士撃ち。 ノワルスールの町に到着、ひときわ大きな家の門を叩く。出るなり、「わたし はノワルスールの市長です、ドイツ軍の到着をお待ちしておりました」 こちらが同胞であると知り、困惑する市長。今夜にもドイツ軍が入る予定、自 分には十五世紀の教会を守る義務がある。妻と二人の娘とが加わり、市長を応援 する。引き揚げる二人。 ロバンソン「お前がドイツ人だったら、俺を捕虜にしてくれるだろうに」 主 人公「お前さんこそドイツ兵なら、俺を捕虜にして勲章が貰えたろう」
パリに戻る主人公。女達は尻をむずむずさせ、爺連はでかい面して、尻を抱き、 金をかき集めている。 戦闘員は英雄、その栄光と、忍耐強い態度とを誰もが真似る。戦時中の事で、 本来なら中二階の踊り場が、地下室に変わっている。 負傷で入院中に、届けられた勲章。治るなり、それを着けて劇場へ行く。すご い効き目だった。パリではまだ勲章が珍しかった。ひと騒動だった。 アメリカ派遣部隊の一員として、パリに来ていたローラと知り合う。実家は資 産家、メイフラワーの末裔。 戦争は、人類の半分を屠殺場へ送り込む。療養期間を引き伸ばすのに懸命の主 人公、戦争の馬鹿さ加減、インチキさ加減が眼に付いて仕方がない。しかし、ず らかる為に必要欠くべからざる縁故関係というやつが皆無。僕の知り合いと言え ば、貧乏人ばかり。ローラはと言えば、看護婦としてながら、これほど戦闘意欲 に燃えた人物はいない。 看護婦団の宿舎にはパリッツ・ホテルが宛てがわれている。とりわけ、縁故の あるローラの仕事は、市内の各病院に配布する揚げリンゴの味見役。十時起床、 ひと風呂浴びてから、日本の着物を着て、地下食堂でリンゴの味見。 ひと月で二ポンドも太ったローラ。運動の為に散歩を好むようになる。 ローラの部屋は男友達の写真でいっぱい。しかし、すぐに馴れる。彼女が求め ているのは勇気ある軍人。その役を演じる主人公。本当は、ドイツ軍が攻めて来 て、ホテルから、宮殿から、ローラまで奪っても別に構わない。家主がドイツ人 であるか、フランス人であるか、マルクで払うか、フランで払うかの違い。 ローラを横取りしようとする将校連中、彼らにはレジオン・ドヌール勲章があ る。しかし、りんごの味見を代わる事で、ローラの心をつなぎ止める。 ブーローニュの森での散歩。戦争で中止の競馬場、戦前はさぞ華やかな社交場 と問うローラに対して、ドレス、令嬢、ぴかぴかの箱馬車と、見た事ない出任せ を並べて、かえって満足される主人公。 デュヴァルの店での晩餐、居合わせる客がみんな寛ぎ過ぎているように見える。 戦争後遺症の発作、「みんな逃げろ!」 叫ぶ主人公。「撃たれるぞ、みんな逃 げろ!」 発狂。
連体→連隊、です。
これから読もうって人もいるだろうに・・・
>>79 それはそうだけど、
きりの付いた所まで行きましょう。
中学校の校舎に収容される。しばしの観察の後、前線復帰、精神病院、死刑台 へと振り分けられる。菓子や小間物を売る門番の女、十フランで体も売る。しか し、寝物語で仮病や怠慢を話そうものなら、それは主治医に報告される。釘を飲 んだ予備兵、半身不随の芝居をした神経患者が、すでに銃殺されている。主人公 に対しても探りを入れ、すでに死亡した六人の子持ちの父親の家族手帳を世話し ようと申し出る。これは、後方配置に役立つ。 ローラの見舞い、灰になればおしまいと言って、腰抜け呼ばわりされる主人公。 祖国の危機に逃げ出すのは、気狂いか臆病者。だったら、気狂いと臆病者万歳。 死んだ兵士の名を覚えているか、それは文鎮の塵、毎朝のうんこと同じくらい無 名で、無縁の存在。 眼鏡のプランカールの話、泥棒で捕まったが、それを免除して前線復帰。どう して国は民衆を戦争に駆り立てるのか。ルイ十四世は、民衆など眼中になかった。 ルイ十五世も、民衆など尻を汚すだけだと思っていた。下っ端が休息できるのは、 お偉方に軽蔑されている間だけ。ディドロ万歳、ヴォルテールでかした、ついで にカルノー万歳。まず新聞が読めるように、ついで選挙に、そして出陣だ。 選挙権とひきかえに、国旗を担がされ、風穴をあけられに、フランドルの野原 へ引っ張り出された阿呆連のはしり。将軍のデュムリイエ本人は、珍しさ半分に 参加したものの、金に目がくらんで逃げ出してしまった。こいつはフランス最後 の傭兵だった。ただ働きの兵隊、そっちの方は新発見だった。まったく前代未聞 のしろものだったので、ゲーテでさえ、さすがのゲーテでさえ、ヴァルミイ(激 戦地)に到着した途端に眼を見張ったものさ。祖国愛という前代未聞のこしらえ 物を防衛する目的で、進んでプロシア王に腹わたをえぐられにやって来た、情熱 に燃える、ぼろをまとった一団を目のあたりにして、ゲーテは、まだまだ学ぶべ き事がたくさんあるという感慨を抱いたものさ。「今日から」と、さすがに天才 らしく彼は叫んだものだ。「新時代が始まる」とね。ほんとの話さ! それから は、この方式がしごく便利とわかって、英雄の大量生産が始まった。そしてます ます安上がりになっていった。
あぼーん
こらあ、食パン! 飛んじゃったじゃないか。
いま思ったんだが、このスレ立てた奴はもしかしたらセリーヌ・ディオンについて語りたかったのかもしれん。 セリーヌ・ディオンヲタでセリーヌ・ディオンの前ではサルトル、カミュは屑だと思う奴を募っていたのではないか
>>このスレ立てた奴… 俺だよ、俺。
セリーヌの詩は良い。 人生の奥深さを感じさせる。
88 :
吾輩は名無しである :03/08/21 04:17
ああもうルイ=フェルディナン・セリーヌ・ディオンのスレでイイじゃん!
タイタニックがセリーヌ風になるんだったら見たいなー
90 :
吾輩は名無しである :03/08/21 19:50
風と共にセリーヌ
91 :
吾輩は名無しである :03/08/23 14:36
今日二十四時間テレビにセリーヌが出演するらしい
92 :
吾輩は名無しである :03/08/23 15:08
そんな情報、正直イラネ!
93 :
吾輩は名無しである :03/08/23 15:17
イタリア読みならチェッリニよね。 あの人の自伝のほうがいいな・・・
94 :
セリーヌ風のタイタニック :03/08/28 19:58
三等客室で……大変だった……混乱が……そりゃあ、もう、命懸けだから。 男は航海士を殴り付ける……女はよってたかって、若いボーイを難詰する…… ボーイの顔と来たら、この世の矛盾をひとりで引き受けたかのようで、真っ青だった……
95 :
吾輩は名無しである :03/08/28 20:03
大江が好きみたいね。あのひと?
そうそう大江ね・・
97 :
吾輩は名無しである :03/08/28 21:21
98 :
吾輩は名無しである :03/08/28 23:41
99 :
吾輩は名無しである :03/08/31 21:37
仏文卒の人の話によると、生田訳は信頼が置ける 高坂訳はほかに較べるとまだマシ、あとはダメ。だそうだ しかし原書はほんとにヤバイらしいのでダメになるのも分る、とも。
100 :
吾輩は名無しである :03/08/31 23:16
やばい?
今のフランス人でも 夜の果ての旅となしくずしの死以外はまともに読めない。 当時のスラングばっかで
俺は旅となし崩しの死以外だと、ギニョルズバンドが面白かった。未完だけど
>>102 ギニョルズ読めるなんてすごいね。
楽しめるコツって何かあるの?
虫けらどもをひねりつぶせ、痛快。
105 :
吾輩は名無しである :03/09/22 23:11
おい! 高いぞ!
106 :
吾輩は名無しである :03/09/23 00:40
なしくずしの死を10pくらいで読むのをやめてしまった。 最後まで読んだ方がいいと思う?
107 :
吾輩は名無しである :03/09/23 00:47
>>106 好きにすればいいんじゃない?
ずっとあんなかんじだよ・・・
あれが好きな人は読んでるってだけ
(シモンとアルレッティの朗読CD・・・聴きながら原書と生田訳と高坂訳を目で追う・・・) (現代詩手帖・・・セリーヌ特集・・・持ってますが・・・古本6500円・・・)
109 :
吾輩は名無しである :03/10/10 19:47
110 :
吾輩は名無しである :03/10/13 16:11
あまり書き込まれてないのは、やはり読まれてないからか?
111 :
ガディワッツ :03/10/19 17:16
近所の図書館にてセリーヌの原書を発見。 ちらちらと読んでみたけど、やっぱりイイ。 日本語だと……がやたらにインパクト強いんだけど、フランス語の...になると 不思議に印象が変わってくる。 だれかが、疾走感っていったけど確かにそういうところがあるかもしれませぬ。
112 :
吾輩は名無しである :03/10/19 17:46
すげえな、おい セリーヌの原書がおいてある図書館! いったいどこよ?
113 :
ガディワッツ :03/10/19 18:51
N市としかかけません。なぜなら自分の住処が解ってしまうので、てっても 別に知られたって支障は無いんだけどね。 千冊くらいまとめて寄贈されたもんらしくて、 そのうち、セリーヌは2冊だけだったけどね。
114 :
吾輩は名無しである :03/10/19 20:54
セリーヌの本って買おうとするとどれも高いですね。 手軽に手を出しちゃいけないということなのかな。
115 :
吾輩は名無しである :03/10/23 09:33
N市というと・・・ 新潟・新座・西東京・野田・習志野・沼津・長野・名古屋・奈良・那覇・ニューヨーク くらいしか思い浮かばん。
opac片っ端から検索したら分かってしまうのかね。 俺はやらないがw
夜の果てのロバンソンが最高です。 共産マンセー時代は面白いの? 河出文庫化早くやれ!!
119 :
吾輩は名無しである :03/10/30 02:55
近所の図書館で全集の12巻読んでたら「ケツの狂躁病者に」で噴出してモタ(w
121 :
吾輩は名無しである :03/11/13 15:45
上げ忘れた
上下で1900円かよ高えなあ! 現段階でも古本600円くらいだぞ。
中公文庫の「夜の果ての旅」は初版が1978年に出た。 いま手元にある1998年発行のやつ、上巻11版、下巻7版。 25年ものあいだ細々と売れ続けてるな。
125 :
吾輩は名無しである :03/11/13 21:05
>>124 今、自分の文庫を確かめた。
当時、中学生だった俺は文学など何も知らず、その初版を読んでさ。
何故、この本を手にしたのかも覚えてないけど、
それから、俺の物の見方は変わっちゃたよ。
もう何遍、読み返したか分からんが、
この小説を客観的に見れなくなってる。
国書からシリーズで出た時に「なしくずしの死」を読んだが、ピンとこなかった。
そして訳の質って大切なんだと思ったよ。
126 :
吾輩は名無しである :03/11/13 21:13
高坂氏の訳より良いの? 今回復刊されるやつは
127 :
吾輩は名無しである :03/11/13 21:43
128 :
吾輩は名無しである :03/11/13 23:06
ヤバイって何だろな?スラングがやばいの?どうでもいいが・・・ 俺はすべて生田耕作訳で読みたいね。 生田耕作は偉大だよ。
129 :
吾輩は名無しである :03/11/14 17:46
生田訳そんなにイイ? なんかバタイユスレで生田イクナイみたいに言われてるんだが…… まぁ作家が違うからなんとも
クノー『地下鉄のザジ』も生田訳はひどすぎる。
131 :
吾輩は名無しである :03/11/14 21:22
>>129 >>130 俺は生田訳の夜は良かったよ。
俺は仏語なんかわからんし、
翻訳としての質とかわからないけどね。
心に響いたよ。
出会いが中学生だったからね、論じる対象になるより前に
呑みこまれちゃった気もしないでは無いが・・・
刷り込みみたいなもんかもしれん。
バタイユもマンディアルグも生田訳でしか読んだこと無いけど
何が悪いんだろうかね。うん、みんな面白かったけどな。
つまり、旅は 生田と高坂を読み比べないといけない ということですか。
生田は、ここらへんの紹介者として 有名だからね・・・でも、基本的に どっちでもいいし、同じようなもん 個人的には高坂のほうが好き
生田耕作の本この前図書館で読んでたら この人ヌーボーロマンを全否定してて なんか意外だった
135 :
吾輩は名無しである :03/11/15 08:08
>>133 そう。俺が多少、本を漁ってた頃は、この人の訳しかなかったからね。
そして俺は、それらを読んで育っちまったから。
どっちでもいい、個人的にXXが好きってのに賛成です。
たまたま俺は生田訳で、もうそれが刷り込まれてるだけなんだろな。
セリーヌ、バタイユ、山崎俊夫・・・
生田さんのおかげでいろいろ好きになる事が出来たので感謝。
ところで中公文庫の旅のセリーヌの顔写真。
あの額の深い皺が子供だった俺は怖かったよ。
読み終わったら更に怖くなったよ。
もう今はいい年だが、今でも怖いよ。
>131 レスサンクス オレ自身もどっちでもイイです。 ただバタイユスレでそんなことも言われてたな〜ってだけで。 因みにオレは旅もなしくずしも高坂訳で読みますた。 あと復刊するヤツ「夜の果てへの旅」ってなってるけどこれ高坂訳で出るってこと? 生田訳なら『へ』抜きじゃない?
137 :
吾輩は名無しである :03/11/16 23:15
>あと復刊するヤツ「夜の果てへの旅」ってなってるけどこれ高坂訳で出るってこと? >生田訳なら『へ』抜きじゃない? 確かに。生田訳中公文庫版は確かに「夜の果ての旅」だ。 おれは、生田訳ってちょっと信頼できない気がするから、違う訳で出るのは うれしいが。 ちなみに「なしくずしの死」は滝田文彦訳もあるね。
138 :
吾輩は名無しである :03/11/16 23:29
139 :
吾輩は名無しである :03/12/04 23:52
高坂訳のなしくずしの死で、 国書刊行会のほうでは一人称が"おれ"で、 河出文庫のほうだと"私"になってんのは何故? 個人的には"おれ"で慣れてたから、今日文庫立ち読みしたら やや違和感を覚えた。
巛彡彡ミミミミミ彡彡 巛巛巛巛巛巛巛彡彡 r、r.r 、|::::: | r |_,|_,|_,||:::::: /' '\ | |_,|_,|_,|/⌒ (・ ) (・ )| ハァ? |_,|_,|_人そ(^i ⌒ ) ・・)'⌒ヽ | ) ヽノ |. ┏━━━┓| | `".`´ ノ ┃ ノ ̄i ┃| 人 入_ノ´ ┃ヽニニノ┃ノ\ / \_/\\ ┗━━┛/|\\ / \ ト ───イ/ ヽヽ / ` ─┬─ イ i i / | Y | |
141 :
吾輩は名無しである :03/12/19 14:47
明日発売の『夜の果ての旅』買ってきました! 一部改訳ということですが、 どこがどう変わったのか、 以前の中公文庫版を読んだことのない俺には分かりません! とにかく読んでみます!
142 :
吾輩は名無しである :03/12/30 00:49
夜の果てへの旅。買ってきました。 以前に読んだのはあの黒書版だったのですが、 この文庫版のバルダミュはなんだか上品で堅い感じがする。 やっぱり、翻訳じゃ駄目なんだよ翻訳じゃぁさ。 で、やっぱりホントの本物の、セリーヌに接したいってことで、 なしくずしの死・夜の果て、のフランス語版をゲット。 これからフランス語を一から憶えなくちゃいけないってのが、あれだけど。
新しい中公文庫版、読んだ。 まず、、、いくら訳者が死んだとはいえ、 全面改訳できなかったのなら無理に変えるなと。 セリーヌは単語の選び方にも偏執狂的に拘っていて、 どこか一つの箇所で差し替えたら、 全ての部分を差し替えたりしていた。 余りにも中途半端で、無惨な訳で、哀しくなった。 これはただ単に、 生田耕作神話を作りたがっている人たちが満足するためだけのものではないだろうか。 帯やカバー裏などからも、それは読みとることが可能だ。 完璧な翻訳などありえない、という前提に立つならば、 以前の中公文庫版『夜の果ての旅』で十分であり、 新しくなった『夜の果てへの旅』は、 どこにもたどりつくことのできない、 作品として完成する前のスケッチ集に過ぎない。
144 :
吾輩は名無しである :03/12/30 08:54
そんな駄目になってるの?
145 :
吾輩は名無しである :04/01/09 18:37
age
146 :
吾輩は名無しである :04/01/13 21:56
カルヴィーノ『宿命の交わる城』買ったのだが、 カバー裏にある「河出モダン・クラシックシリーズ」から 『なしくずしの死』が抜けている。 巻末の刊行リスト(と呼ぶのか?)にもない。 『なしくずしの死』以外はすべて紹介されている。 増刷しないということだろうか。
147 :
吾輩は名無しである :04/01/13 22:03
>>146 『なしくずしの死』は2002年3月刊。
『さかしま』は2002年6月刊。
モダンクラシックシリーズは『さかしま』以降ということでは?
そう信じたい。『なしくずし』が増刷されないなんて許されないことだよ。
148 :
吾輩は名無しである :04/01/23 11:06
「なしくず死(上)」読んでるんだけど…かなりイイねセリーヌ。 この…罵詈雑言とも言うべき…暴力的な文章の中に…ふとした美しさがある。 まるで…詩のような…。 特に…女性の描写は…そのギャップが上手く作用してて…素晴らしい…。
>>148 は東映ヤクザ映画を観た直後はヤクザ気分で歩くに違いない。
Voyage au bout de la nuit手に入れたぜ。 読めねぇよ……
読了。あげ。
153 :
吾輩は名無しである :04/02/06 11:33
Voyage au bout de la nuit手に入れたぜ。 すらすら読めたよ…
上巻のフェルディナンが好きだな。
下げ。保守下げ。 Nous cherchons notre passage Dans le Ciel ou rien ne luit...
ジャズの極北、阿部薫のサックスソロライブアルバム「なしくずしの死」は、 『夜の果てへの旅』の原書朗読が流れ、ドアが閉じられ、演奏が始まる。 間章のライナーノーツも必読。
>>156 ここの部分かな……?
いつか聴いてみたいものです……。
Voyager, c'est bien utile ca fait travailler l'imagination.
Tout le reste n'est que deceptions et fatigues.
Notre voyage a nous est entierement imaginaire. Voila sa force.
Il va de la vie a la mort. Hommes. betes, villes et choses, tout est imagine.
C'est un roman, rien qu'une histoire fictive.
Littre le dit, qui ne se trompe jamais.
Et puis d'abord tout le monde peut en faire autant. Il suffit de fermer les yeux.
C'est de l'autre cote de la vie.
世の果て読了寸前なんだけど、なしくずしはもっとキツイのか? 世の果て読みだしてから、なに見てもケッ金持ちが!””ってな気分になって ドンドン人生が嫌になってくるんだけど? なしくずしの死、なんて題名からしてもっとエグそうなんだけど、どう?
>>158 ”なしくずしの死”も基本的に同じようなかんじ
だけど・・・子供の頃の話だから、旅よりも
もうちょっと貧乏臭くて、気が滅入るような話かも?
”北”とか”リゴドン”のほうが面白いよ!
160 :
吾輩は名無しである :04/02/25 23:11
何気に生誕110周年age
近所の図書館には「夜の果てへの旅」がないようなんですが、 中公文庫「夜の果てへの旅」、近所の本屋にあるうちに 買っといた方がいいでしょうか?
162 :
吾輩は名無しである :04/03/08 10:24
セリーヌ作品ではどれが一番えげつないですか?
「虫けらどもをひねりつぶせ」
165 :
吾輩は名無しである :04/03/14 16:44
あげ
166 :
吾輩は名無しである :04/03/20 21:28
セリーヌとか論理的に話すんじゃなくて もろもろの感情に訴えるものを書くけど ・・・反ユダヤの本はあんまり意味無いよ 特に理由もなく、ただユダヤ人は糞 みたいなことを言ってるだけだから ・・・まぁ、それが差別なんだろうけど
論理的ユダヤ人批判か
別にえげつなくも無いような気がする。 優しい気持ちになれます/した。
169 :
吾輩は名無しである :04/04/03 05:26
最初に読むのはどれ?
170 :
吾輩は名無しである :04/04/03 05:51
セリーヌディオン軍
このひと、ケツばっかいってない? ぼくちんとしては、アメリカからが、おもしろかったよ。 さいしょの、ほうとかは、なんだか、よみづらかったよ。 でも、もういっかい、よんでみるよ。
172 :
吾輩は名無しである :04/04/20 14:32
「夜の果て」と「なしくずし」の次はなに読めばいい? 論集じゃなくて小説でおねがい
戦争、教会(夜の果ての旅に関連あり。) それか、北、リゴドン、ギニョルズバンド、かな。 亡命三部作に行くのもいいかも。 だけど、全集しか無いよ。フランス語が読めれば安いfolio社のペーパーバックスが あるけど、国書刊行会の全集は一冊6000円超えます。 しかも、つまらないです。
175 :
吾輩は名無しである :04/04/21 12:14
「夜の果て」の解説には、「北」に作家生活の全力量をかけたとか 説明されてるけど、それでも「夜の果て」や「なしくずし」ほどには面白くないって事? この1stと2ndはかなり好きなんだけどなぁ。この世界観たまらんよ。
やっと「夜」と「なしくずし」を買った。 パラパラ拾い読みしただけだが、いい感じだ。 セリーヌっていうとブコウスキーの「パルプ」に出てきて、 トーマスマンが退屈だとかいって最後は車に轢かれて死ぬイメージしかない。 これから1週間くらいかけて読んでみる。
177 :
吾輩は名無しである :04/07/17 17:10
生田さんによると、ユダヤ人批判ってのはセリーヌの社会批判の一要素に過ぎなくて、 「ユダヤ人」ってのもブルジョアの代名詞みたいなもんだと。
こじつけみたいなセリーヌ擁護萎え
苗だな苗。しかしなしくずは本当に良いね。結構センチな感じのとこもあるんだよな。っていうか多い。 そこがまた良いんだけど。
昨日の晩から中公の『夜の果てへの旅』読み始めた。 いま発狂したところ。とりあえずロバンソン萌え
181 :
ガディワッツ ◆wCv9l5YJ26 :04/09/17 22:32:54
なんだよお前ら、二ヶ月も放置したら落ちちゃうじゃ無いかよう。 保守だ、保守。 サルトルの嘔吐には「教会」の一節がひかれているね。 最初は仲悪くは無かったんだろうな……
182 :
吾輩は名無しである :04/09/18 03:09:40
183 :
吾輩は名無しである :04/09/18 04:00:11
軍用弁当 or not to be!
184 :
ガディワッツ ◆wCv9l5YJ26 :04/10/02 22:14:10
フレデリック・ヴィトーのセリーヌ伝読んだ? 面白いよ。 リュセットのわたしの愛したセリーヌは微妙……
185 :
吾輩は名無しである :04/10/03 15:51:24
亡命だのなんだの政治ネタが絡んでくるので、手放しでは褒めちぎることはできない。
186 :
吾輩は名無しである :04/10/03 15:57:45
反ユダヤ
187 :
吾輩は名無しである :04/10/03 15:58:20
サルトル
すっかり死んだと思ってたスレッドが、 こうやって、息を吹き返して来るなんて…… 皆さん、私は感激です!
189 :
吾輩は名無しである :04/10/03 23:04:48
政治ネタ
190 :
吾輩は名無しである :04/10/03 23:09:19
えんだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーいあーーーーーーーーーーーー♪
191 :
吾輩は名無しである :04/10/03 23:14:33
マハティール元首相とかユダヤ人とか在日半島人って したたかで狡猾で実はファシストだよね マスゴミつかって国民を騙そうとするし 弱者の恐喝?被害者イメージつかって問答無用で恐喝してきた。。。 すごい恐いよ、この人たちって・・・いやまじで… 左翼と右翼の概念ってマスゴミのせいで 意味が逆転現象おこしてるね、今
192 :
吾輩は名無しである :04/10/03 23:15:21
マスゴミ
193 :
吾輩は名無しである :04/10/03 23:18:16
マハティール元首相
194 :
吾輩は名無しである :04/10/03 23:19:42
セリーヌって今、日本でこそ 再評価されるべき女性だと思うぞ ユダヤ資本に買収されてる雨マスゴミなぞ 絶対とりあげないだろうけど
195 :
吾輩は名無しである :04/10/03 23:21:08
ネット上で盛り上げるのもいいかも… 日本語と英語でわかりやすい紹介ホムペを 美しいデザインで立ち上げるとか…
歌手のやつかとオモタ チガウノ?
197 :
吾輩は名無しである :04/10/04 00:24:30
ムードン墓地へ墓参りに行ったけど石碑が見つけられなかった ノン
198 :
吾輩は名無しである :04/10/04 00:53:23
>>197 ノンって都市伝説らしいぞ。
>>184 で触れてるセリーヌの女房の本で訳者が言ってた。
普通に本名と生没年だけみたい。
>>184 同感。後者はなんていうか……リュセットの話はまだしも、
各章の冒頭にある共著者の下手にリリカルな導入がね
>>197 ガーン どうりで見つからん訳だ
今度行ったときこそ探してくる アンガト
あぁ、そういや墓って、結構金かかるしね 誰も好き好んでそんな墓たてないよねw
201 :
吾輩は名無しである :04/10/04 22:15:51
「この俺がセリーヌ・ディオンになるのかい?」 by Elliott Smith
でも旅読むとノンとも彫りたくなるわ。
203 :
吾輩は名無しである :04/10/05 01:04:26
age
204 :
吾輩は名無しである :04/10/05 01:18:34
人生で土壇場を切り抜けるのにいちばん必要なものはたぶん臆病心だ… この一文に頭をガァンと殴られた。 セリーヌが描くのは現実ではない、現実が生み出す幻覚である、って誰が言ったんだっけかな アンドレ・ジードだっけか 剥げ同。 でもその幻覚が逆に現実の暗部を曝け出していたり。 うーん。久々に読み直そう。
,.'´  ̄ ヽ. L_lミ!レノノ)))〉 く_l从゚ ヮ゚ノリ
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208 :
吾輩は名無しである :04/10/07 02:27:04
いかにも、いかにも! これぞいとも単刀直入に、問題のありようを、あますところなく、 明確に見せてくれているではないか。世の娘どもがどうしてマトモな口をきこうとしないのか、 フランス人がどれほど並はずれて・・・・・・全体としても、個人としても、書物をおろそかに しているかを!・・・・・・ごまかしようのないこと。明々白々、黒々と書いてあるんだ。 事実は事実として受け止めようではないか・・・・・・悲劇というより抱腹絶倒・・・・・・ 書き方と同様で御機嫌に愉快千万・・・・・・重箱の隅をつつく気はないものの、やはり アカデミックと称している解説は、不適切なもの、受けいれられぬ嘘だとして、断じて退けねば ならない。甘やかし発言はいかんのだ。つまり映画やラジオ、そしてスポーツ、雑誌などが 危機をもたらした犯人であって・・・・・・フランス人が読書し、すぐれた著書に身銭を切ることを 妨げていると・・・・・・とんでもない寝言だ・・・・・・破廉恥なでたらめだ! 合衆国だってイギリスだってドイツだって、その種の気晴らしならなんでも、われわれの十倍も 持っているぞ! だのに、見るがいい、連中はちゃんと読み続けているじゃないか・・・・・・
209 :
吾輩は名無しである :04/10/07 02:32:50
生田はだめ。。。
210 :
吾輩は名無しである :04/10/07 02:46:15
パラピーヌはねえ君、まったく頭の良い男だよ、そりゃたしかに… だけどその頭のよさってのがあの男の場合まるっきり気紛れなんだ! そう思わないかね、フェルディナン?(彼は"まるっきり"と言った。) まずだいいちにあの男は適応ってことをしようとしない…これはちょっと見ただけで分かる… 仕事にだって馴染んじゃいないんだ…この世にだって馴染んじゃいないんだよ! …違うかね?…それがあの男のいけないとこなんだ!まるでいかん! …だってあの男は苦しんでるじゃないか…それが何よりの証拠だよ! 例えばそれ、この私なんか見たまえ、なんにだって適応するよ私はフェルディナン!…(やっこさん胸板を叩いて見せた。) 例えば明日地球が反対向きに回りだしたとするさ、どうすると思う? 適応しますよ私は!それもすぐさま!それも易々とね。なあにぐっすり十二時間だって寝て見せますよ! けろってなもんですよ!わけもないこった!なんてことありゃしない!それで適応完了さ! ところがパラピーヌとなると、あの男だったらそんな時どうすると思う? どうしたらよいか百年だってくよくよ思い悩むのさ!…そうに決まってるよ!言っとくけどね!…違うかね? 地球が反対側にまわり出したってだけでもう眠れやしないだろう!…なんかとんでもない不正だと思うに違いない! …あまりの不正だとね!…そもそもこの不正ってのが彼の十八番でね! …やたらと不正についてまくしたててたっけ、まだ私に口を利いてくれてた時分のことだがね… しかも君、愚痴をこぼすだけじゃない。それだけならまだ良いさ!…ところがどうして! …やっこさんときたらすぐにでも地球をふっ飛ばす手を考えるんだ!復讐のためにだよ君!
文章レベルでは、むしろなしくずしより後ってことみたいですけど 現代のフランス人が読解不能みたいですから
212 :
我輩は名無しである :04/10/09 21:05:46
彼にまつわる評論はないかね?
近所の図書館でなしくずし借りてきた。 旅よりさらにえげつな.... でも根底にはユーモアもたっぷりだし面白くすらすら読める。 図書館に全集あったので今年中に制覇したい。
215 :
吾輩は名無しである :04/10/28 23:04:49
セリーヌ好きに聞くが生きてる作家でいいのいない
216 :
吾輩は名無しである :04/10/28 23:06:10
?書き忘れ
217 :
吾輩は名無しである :04/10/29 06:17:35
ミラン・クンデラとかはけっこう好きだけどなぁ… 有名な「存在の〜」より、「不滅」が面白かったよ。 あり、まだ生きてるよね? ちなみに参考までに、他に好きな作家は ヘンリ・ミラー、ロベルト・ムジール、カート・ヴォネガット、ボリス・ヴィアン、アゴタ・クリストフ、ギュンター・グラス ラテンアメリカ系(マルケス、コルタサル、リョサ)などです。 やっぱ死んだ人多いなぁ…
219 :
吾輩は名無しである :04/12/06 04:27:06
age
220 :
吾輩は名無しである :04/12/14 00:23:03
ペレール
汚辱の作家
223 :
吾輩は名無しである :05/01/16 21:49:27
うんうん
さようなら、哀れで、苦悩する医者
セリーヌって爆笑文学だよな。 ゲラゲラ笑える。 暗黒文学みたいなイメージがいまだにあるのが解せん。。
226 :
吾輩は名無しである :05/01/27 01:37:59
誰にも影響されていない文体が書きたい・・・
227 :
吾輩は名無しである :05/01/27 22:28:23
>>225 同意
登場人物がみんな滑稽だよね
そこがたまらん
228 :
吾輩は名無しである :05/01/27 22:54:15
亡命三部作は、かなり笑えるよね まぁ、ユダヤ差別もろもろの出来事を 冗談だったかのように扱いたい、とか 色々な思惑もあるんだろうけど・・・ それでも、やはり面白いと思う
こらこら、本人は至って本気ですよ。 パンッフレットも読んでみなせえ。
うーん、ユーモアだけで突き抜けるところまで行けずに 最終的にはマジになってしまったところがつらいところか。。
「虫けらども〜」購入記念sage
232 :
吾輩は名無しである :05/02/18 20:41:01
セリーヌっていい名前だね
婆ちゃんの名前を借りたんだよね、確か。
234 :
吾輩は名無しである :05/02/19 19:27:43
ヒロシです セリーヌ読みたいんで 最初に読むべき作品をひとつあげてくらさい
夜の果てへの旅
うむ。旅だな
夜の果てへの旅。高坂訳。
俺だけでも、なしくずしの死
>>238 俺は「なしくずしの死」の方を先に読んだ。
めちゃハマった。声出して笑った。
根本敬に漫画化してほしいw
「夜の果てへの旅」と「魔の山」はどっちを先に読んだほうがいい?
トーマス・まん
好きなほうを。君がまだ十代なら旅をおススメする
243 :
吾輩は名無しである :05/03/08 08:32:10
オメー等がセリーヌ云々を言えるのは、全て死神博士のお陰なんだぞ。 その死神博士は、今夜もゴールデン街の銀河系で酔い潰れてる。 ホント愛すべき爺さんだよ。
244 :
吾輩は名無しである :05/03/10 02:46:31
近々パリに旅行するので、セリーヌの墓参りをしたいと思っているのですが 場所がよくわかりません。確かパリ郊外のムードンと聞いたような… 初旅行ですがなんとか行きたい! ご存知の方がいたら、是非教えてください。
ホテルのコンシェルジュにききなさい。俺はそうした。 ちなみに「Non」とは彫られていない。
246 :
吾輩は名無しである :05/03/10 18:39:14
>>244 死神博士に直接聴いてやったから、有り難く拝聴しろよ。
「セリーヌの墓は Cimetiere de Meudon です。モンパルナス駅から
郊外電車で、確か Bas Meudon という駅で降りたところです。
僕は車で行ったのでうまく教える事ができません。ミシュランの道路
地図で探せばあるはずです。僕は例の乱雑病で、どこにあるのか、
今探す気力もありません。ご免なさい。」
って言ってました。
見つかると良いですね。
247 :
246 :05/03/10 19:07:17
248 :
吾輩は名無しである :05/03/10 21:00:57
なんと彫られているんだろう
>>245 レスありがと。やっぱりそれが妥当かな。
>>246-247 ご丁寧にサンクス!なんとか辿り着けそうです。
サイト、墓の写真載ってんね。写真だけでも感慨深い。
つうかフラ語わかんねえwwwうはっww努力の限り訳してみる
ほんとにありがとね。
250 :
吾輩は名無しである :05/03/11 02:08:29
251 :
吾輩は名無しである :05/03/16 22:22:47
今日、ブクオフで国書の全集、4冊見たよ。買わなかったけど。 『なしくずしの死』上下と『北』上下で1冊950円だったよ。 『なしくずし』は文庫で持ってるからいいんだけど、 『北』というのは興味あるなあ。 読んだ人、どんな感じでしたか?
253 :
吾輩は名無しである :05/03/17 23:21:25
>>251 繰言に耐えられれば、なしくずし、旅に次いで面白い。
254 :
251 :05/03/18 20:25:10
>>252 町田のブックオフ。
今日いったら、『北』はなくなってた。
そのかわり、『苦境 他』があったので買ってきたよ(950円)。
『なしくずし』はまだあったよ。
255 :
252 :05/03/18 20:30:15
>>254 関西圏在住です・・・orz
セリーヌ国書全集ブクオフで見掛けたことない・・・
『虫けらどもをひねりつぶせ』を読了直後だったので、他も読んでみたいなぁと・・・
そっか、残念だったね。 『なしくずし』読んだことないなら、 国書の全集版、あなたは欲しかったかもしれないけど・・・ すごく装丁いいよね、国書のセリーヌって
257 :
252 :05/03/18 20:48:39
>>256 レスサンクス
『なしくずしの死』は文庫で既読でした。
『北』の上下欲しかったなぁ
> すごく装丁いいよね、国書のセリーヌって
同意です。
重厚感があって、文字や写真の割付が渋い。
これぞセリーヌって思う。w
地道にそろえ続けて、あと一冊で全部集まりますよ>国書セリーヌ 本棚に並んでるの見るだけで満足。 しかし6000円は高えよな、まあ、値段に見合うだけの価値はあるんだけどね。
259 :
吾輩は名無しである :2005/03/25(金) 18:38:57
260 :
吾輩は名無しである :2005/04/03(日) 07:42:56
261 :
吾輩は名無しである :2005/04/04(月) 05:34:49
>>258 >本棚に並んでるの見るだけで満足。
当初死神博士は、国書の立派な装丁に反対していた。
それを装丁家に押し切られたと言っていた。
しかし、未亡人が出来上がった訳書の出来を見て、
その立派さに感激してくれたそうです。
「夜果旅」の上の最後・・・切ない・・・。
>>262 上巻と下巻は別物のような気がしたなぁ。
このスレのせいで、カイジネタ見るとセリーヌを思い出すようになってしまったっ・・・・・・。 セリーヌに関する論文で面白いものってある?
なしくずしの最後もかなり切ないぜ
266 :
吾輩は名無しである :2005/05/03(火) 00:43:01
夜は下巻いらんよな。 上巻だけで充分すぎるくらいオチついてるし。
いやー下巻の虚しいまでのアホらしさも良い。
268 :
吾輩は名無しである :2005/05/05(木) 07:42:39
ワインのうんちくを覚えるより、 そのワインを口に含む方が良い。 好きな音楽に関する10の評論を読むより、 その音楽を一回聴く方が楽しい。 学者が作品をいじくればいじくる程、 初めてその作品に触れた時の喜びから 離れていく様な気がする。
失望 と 疲れだけだ。
セリーヌが猫を可愛がってたのが意外。 でも納得。
原書で挑戦してみた。 読めない!・・・・・・ 河出書房のなしくずしの解説、良いね。
272 :
吾輩は名無しである :2005/05/28(土) 15:21:42
「セリーヌを読む」っていう本は読んだの?
273 :
吾輩は名無しである :2005/05/28(土) 15:33:08
>>268 音楽の評論だけを読んでるのはつまらないが
評論を読んでから音楽を聴けばまた違った聴き方ができる
ワインも本もそう
274 :
吾輩は名無しである :2005/05/30(月) 17:22:31
>>274 >>273 は、評論の可能性を認めてるだけで、強制はしてないと思うよ。
「夜の果てへの旅」、アフリカ行きの船の中で、媚びて生き延びようとする場面が、
すごく印象深い。
276 :
吾輩は名無しである :2005/06/01(水) 00:24:05
277 :
吾輩は名無しである :2005/06/01(水) 01:38:45
セリーヌ・ディオニュソス神♪
278 :
吾輩は名無しである :2005/06/01(水) 11:46:55
夜の果ての旅の最初の序文みたいなのがすばらしぃ。
279 :
:2005/06/01(水) 11:50:14
>271 訳文だいたい頭に入れてから原文読めば、 おおまかな意味はつかめるでしょ? ガンバレ!
280 :
:2005/06/01(水) 11:55:01
阿部薫はどうでもいいなあ 勝手に引用してるだけだし
281 :
吾輩は名無しである :2005/06/13(月) 06:18:24
私もどうでもいい。 恥ずかしいんだけど、他人がセリーヌをさも理解しているという顔をしてると苛々する。 思春期は終わったはずなのに。
282 :
吾輩は名無しである :2005/06/13(月) 23:58:14
夜の果ての旅しか読んだことないんだけど、次はやっぱなしくずしの死?
>>282 うん。
>>281 同感。だからカート・ヴォネガットに好感を抱いたよ。
「わたしは慌てて『夜の果てへの旅』を必須テキストに指定したが、
授業後、何一つ語れていないことに気付いた」
「スローターハウス5でつぶやかれる「そんなものさ」云々は、
彼がやったことの不格好な真似だ」(うろ覚え)
……なんてさ。真摯な人だな、ってね。
ブルジョワも労働者階級も糞ッたれだと罵倒しつつも、小さなものへの愛情を示すところがいい。 かといって、優しい人ですねと迂闊に近寄ろうとしたら肥溜めに突き落とされそう。 うんこって臭いんだよ。
285 :
吾輩は名無しである :2005/07/01(金) 23:38:57
あげとく
>>286 中公文庫は左から右に値上がりしていますね。
変態さんだね
なにこの夜オタw 次は洋書か?
290 :
吾輩は名無しである :2005/07/08(金) 00:30:01
撮ってる時も興奮してたんだろうな。
291 :
吾輩は名無しである :2005/07/12(火) 00:54:44
なしくずしはないんかい
292 :
吾輩は名無しである :2005/07/12(火) 23:55:57
就職活動してて、道に迷って会社にたどり着けなかった時、 ふと、靴をすり減らして職を探していた『なしくずしの死』のフェルディナンのことを 数年ぶりに思い出して切なくなった。 『ギニョルズ・バンド』読み終わってからあとがきで続編があることを知ったんですが、 別に読まなくてもいいだろうと思ってそのままにしていたんですが、 『ギニョルズ・バンドU』ってどうなんですか?
セリーヌはとにかく戦ったね ああ頑張りたくねえ
>>294 そういう印象を持つのは分かるけど、そう簡単に括っちゃいかん気もする。
『ライターズ・アット・ワーク』なんて復刊するまでもなく ペヨトル本としてはそこいらへんにゴロゴロしてると思うんだけどなぁ・・・。 でも、この本の中ではセリーヌの項が一番面白い。 ●でも、書く楽しみのためにだけお書きになるんではないんですね? ■ああ、ぜんぜん、まったく違うよ!自由だったら、金があったら、決して書くもんか。・・・ ●もし、山ほどお金があったらお書きにならないんですか?御自分のためにも? ■いや、書かない、絶対書かないね!休むよ私は。・・・ ●お金を稼ぐ以上の意図で書かれた本は一冊もないとおっしゃる? ■一冊もないね!それははっきり言っとくよ。金を稼ぐため以外には私は何もしない。・・・ 涙なくしては読めない。
302 :
299 :2005/08/11(木) 02:04:22
ユリイカのセリーヌ特集に載ってるのはインタビュアーがアルベール・ズバンダンで
内容は似ているけど、
>>297 とは全然別物でした すみません
ユリイカのは、1957年7月25日ラジオ・ローザンヌでの収録<夜の果ての男>です
こんにちは。286でリンク貼られた夜オタです。
2chからブログに訪れていたのはこういうことだったんですね。
>>291 『なしくずしの死』は、国書の2・3巻、集英社の全集端本、河出文庫で持ってます。
訳は、国書がいちばんしっくりきます。
セリーヌのインタビューですが、邦訳されているのは1957年に『城から城』を刊行して、
ようやく復活できてからのものが多いです。
というかそれしか知りません。
参考までに一覧を。
1957年7月25日ラジオ・ローザンヌ -「ユリイカ」1994年10月号 青土社 1957or1958 初出不明 -『作家の声』晶文社 1960年1月、同年2月「レ・カイエ・ド・レルヌ」第三号、第五号 -『ライターズ・アット・ワーク』ペヨトル工房 1960年6月1日付「ル・モンド」紙 -『ライターズ・アット・ワーク』ペヨトル工房 1961年7月12-18日号「アール」 -『ライターズ・アット・ワーク』ペヨトル工房 1962年 初出不明 -「海」1971年4月号 中央公論社 1962年「ルクセンブルグ・ラジオ・テレビジョン年報」 -『ライターズ・アット・ワーク』ペヨトル工房
他に講演として、1957年10月22日に録音され、 レコードとなり、1974年刊行物に所収された -「現代詩手帖」1978年11月号 思潮社 があります。これは現在CD“Anthologie Celine”で入手可能です。 また、生田耕作『滅びの文学』では 「フィガロ」紙によるリュセットへのインタビュー プレイヤード版著作集の序文に引用された書簡 ロベール・プーレとの対談 ロバート・ストロンバーグによるインタビュー などから抜粋して、生田がセリーヌを紹介しています。
306 :
吾輩は名無しである :2005/08/26(金) 20:40:02
夜オタ降臨age━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!! サンクス。
307 :
吾輩は名無しである :2005/09/04(日) 02:29:18
情報提供もしてくれてるのに呼称は「夜オタ」w
ケルアックの路上は夜を意識してますね☆ あれも夜に匹敵する大作だが。
全然
セリーヌ以外で、何かおもしろいのあります?
まずはセリーヌ全作品読破。
312 :
吾輩は名無しである :2005/09/24(土) 04:43:02
「虫けらどもをひねりつぶせ」の虫けらって何のこと?
怖くていえないよ
315 :
吾輩は名無しである :2005/09/26(月) 01:31:12
紀元前に600万人いて、今1500万人いるひとたち。
>>315 いや、本当にぐぐれば見当つくと思ってマジレスしたんだが……。
318 :
吾輩は名無しである :2005/09/27(火) 06:53:26
ハッキリとユダヤ人と言わない所に、意地の悪さを感じるな。 それとも優越感に浸っていたいのかな?
こういう種明かしは興醒めだけど……。
簡単に「ユダヤ人」と言ってしまわなかったのは、意地悪じゃないでしょ。
「虫けらどもをひねりつぶせ」がセリーヌ作品の中でタブー視されてきた事実に則った冗談。
>ハッキリとユダヤ人と言わない所に、意地の悪さを感じるな。
>それとも優越感に浸っていたいのかな?
こんなこと書くくらいなら、他のレスに絡んでないでもっと前の方で自分から答えりゃいいのに。
>>314 は親切だと思うけどね。優越感も何も、実際ぐぐれば一発で分かることだし。
322 :
吾輩は名無しである :2005/09/28(水) 05:49:26
心を見透かされたからと言って屁理屈を捏ねるなよ。
323 :
吾輩は名無しである :2005/09/28(水) 05:53:44
>こういう種明かしは興醒めだけど……。 この言葉に低級な優越感が滲んでいる。
324 :
◆2kJebVO31U :2005/09/28(水) 06:02:17
タイタニックの主題歌歌ってた人?
>>322 >>323 「屁理屈」の一言で逃げて、自分の非は認めないんだね。
なんで「虫けらども〜」がユダヤ人批判の文書だということを知ってるだけで、セリーヌスレで優越感(!)に浸れると思ったのか。
しかも、なんで「ぐぐれ」とアドバイスした人を煽ったのか。
そこに自分の下劣さが表われてるとは思わない?
低俗な精神分析ごっこをやって悦に入る前に、自分の書いたレスを見直してみれば?
折角セリーヌ読んでるなら、そういうところも学べばよいのに。
>>こういう種明かしは興醒めだけど……。
>この言葉に低級な優越感が滲んでいる。
これは滲んでいるも何も、思いっきり呆 れ ら れ て るのに気付きませんか?
言ってることはよくわかるけど、 つまらんことで熱くなりすぎだよ。
328 :
吾輩は名無しである :2005/09/28(水) 23:23:02
呆 れ ら れ て るのに気付きませんか?
いい加減sage覚えろボケ
俺も読んでないんで、死神博士に聴いてみた。 投稿しようか否か迷ったが、先人の成果は皆で 共有した方が良いと判断して投稿する事にしたよ。 【質問1】 「虫けらどもをひねりつぶせ」の虫けらとは、 単純にユダヤ人の事を 指していると理解して良いのですか? 訳者は生田耕作の意を継いで、bagatelles →つまらぬもの→ユダヤ人→虫けら というメトニミーを使ったのでしょう。答えはyesです。 【質問2】 Bagatelles pour un massacreを日本語に訳すと「大虐殺の為のつまらないこと」 ですが、何故それを「虫けらどもをひねりつぶせ」と訳したのか良く解りません。 先生はこの邦題をどの様に評価しているのですか? 直訳すればそうですが、bagatelle は楽曲(特にオペレッタなど)の形式の 一つでもあり、「よしなしごと」「戯言(ざれごと)」の意味もあります。 生田訳はセリーヌの「呪われた作家」というイメージを強調する意図で、 こう訳したのでしょう。 私はこれはいたずらにセリーヌをスキャンダラスに印象付けるための訳題だと 思いますが、作家・作品解釈の問題ですから、この題も可能です。 私はセリーヌ解釈を生田耕作とはまったく異にしているので(思いやり深い 人道主義者としての面を彼は無視または茶番視している)、セリーヌについて 誤った印象を与える題だと思います。 しかし重ねて言いますが、この意訳も可能です。
【質問3】 先生なら何と邦題をつけますか? 私は「皆殺しのための戯れ言」として紹介しています。 ジッドもそのように解釈しています。 bagatelles� はむしろ自分の文章を指しているのです。 massacre に un という不定冠詞をつけたのは、“一種の殺戮”、 すなわちこんな批判の仕方もあるよ。これも一種の殺戮だよ、 という語気緩和です。 だって。 内容は元より、真摯に教えてくれる姿勢に頭が下がった。
>>333 高坂の注釈にそのタイトルあるんだけど。
まあね
337 :
:2005/10/04(火) 09:38:29
>332 こんなの大学のゼミで当たり前のようにやるじゃん 2CHで得意に講談垂れるな!
値段高過ぎと思ったけど「夜の果てへの夢」、文庫で買ってきた。 ここ覗いてたら評判いいみたいだし興味出てきたので。 つまらなかったらここに文句言いに来る。
上のほうでかなりいい加減なダイジェストがあるけど、生田訳? 名前とか階級とか
>>338 Songe au bout de la nuit ou Reve au bout de la nuit?
341 :
吾輩は名無しである :2005/10/05(水) 02:51:38
>>337 嫉妬は自分の価値を下げるだけ。
お前が小さく見える。
342 :
吾輩は名無しである :2005/10/05(水) 06:23:19
>>337 自分からバカを証明する必要は無いのに・・・・
>>337 同意。
内容は学部生向けの授業でも普通にあるレベルだよね。
書き込んでくれてるのはありがたいと思わなきゃいけないんだけど・・・
メル欄とか前口上でもったいぶってるからツマンネと思っちゃうのかな。
346 :
吾輩は名無しである :2005/10/08(土) 04:10:57
>>344 ここは文学部出身者だけが集まるスレじゃないでしょ。
何か言いたいのなら投稿行為に対して絡むより、
内容についてレスするべきだろ。
俺は理系なので、文学の面白さを感じさせる紹介文だった。
sageでレスしたのに、いきなり二つもレスつくとは。
自演じゃないよ。
>>337 は(口は悪いけど)大学のゼミでやるレベルっていう指摘はまっとうなのに、
直後に「嫉妬」とか「バカ」とか叩かれてるからなんだかなーと思ったの。
「せっかくレスしてくれた人に失礼」っていうのならともかく。
まあ、「虫けら〜」に関する荒れた流れの後の、
>>332 の大仰な言い回しがなーんか気になったのもあるけど。
考えあぐねた挙句、親切に書き込んでくれたことは有り難いけどね。
もちろんそのレスを読んで得るものがある人もいるはずだろうし。
あと、「理系なので」って理由は(もしもあなたが本当に理系ならば)他の理系の人に失礼だと思うよ。
348 :
吾輩は名無しである :2005/10/08(土) 06:39:18
>>347 >>337 は口が悪いんじゃなく根性が悪いんだよ。
>大学のゼミでやるレベルっていう指摘はまっとうなのに、
指摘と呼べる程のものではないし、それが真っ当か否かも関係無い。
問題は折角紹介して貰ったのに「2CHで得意に講談垂れるな! 」
などと、了見の狭いレスを付けた事にある。
それが荒れる火種の一つになってる。
>
>>332 の大仰な言い回しがなーんか気になったのもあるけど。
「大仰」という言葉の裏に「嫉妬」という心情が透けて見える。
セリーヌ翻訳の第一人者(だと思う)が、知らない者に対し
親切に教えてくれた事に感謝してる内容に感じられるが。
教え貰った事に異を唱えるのは、
>>321 のググれ君くらいなのだが・・・
>「理系なので」って理由は(もしもあなたが本当に理系ならば)他の理系の人に失礼だと思うよ。
何故失礼なのか意味不明。
もっと論理を組み立てて投稿するように。
つーか、くだらない事で絡むな。
いずれにしても言いたい事が有るなら、紹介者に対してより、
紹介内容に関してレスを付けるのが本筋。
論旨をそこに持って行けないのなら、
>>321 ググれ君の
苦しい自己弁護か嫉妬と考えるのが妥当。
349 :
吾輩は名無しである :2005/10/08(土) 06:42:18
>>348 んーとね、「理系なので」っていう理由が失礼なのはね、
理系でフランス語やってる人もいるし、文学作品沢山読んでる人もいる。
なのに、理系の人間をひとくくりにしちゃってるとこ。
そして、文学部と対峙させて、「(自分は)理系なので文学の面白さを感じさせる紹介文だった」という文脈だから、
いかにも理系は文学に慣れていないっていう前提で書いてるように読めたからなんだけど。
違ったらごめん。そうなら何を意図して理系を理由にしたのか教えて欲しい。
>>348 あとついでに言うと、私は
>>321 が間違ってるとは思えないよ。
検索すればすぐ分かるものは自分で調べるのが当然だと思うから。(「虫けらって何?」の質問自体ネタなんだけど)
「ググれ君」って言葉は聞かないけど、「教えてチャン」って言葉はよく使われてることも考えてみるといいと思う。
>>337 =
>>321 と見てしまうのも妥当どころか妄想気味で怖いよ・・・。
ネ申キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! シニガミ ダケドw のレスをされたら、ぐぐれって言った奴は完全に立場無いよな。
353 :
吾輩は名無しである :2005/10/08(土) 09:38:13
神キタwって自演?
何を書かれるのか恐くてネットを監視してるんだな。
おまえら頼むから荒らさないでくれ
356 :
吾輩は名無しである :2005/10/09(日) 17:57:07
>>350 >理系の人間をひとくくりにしちゃってるとこ。
「俺は」と記した事で限定命題である。
従って「ひとくくりにした」と言う発言は、文章の理解力不足か
単なる絡んできた行為に過ぎない。
>理系は文学に慣れていない
慣れてないのではなく相対的に興味が薄い。
従って仏文専攻者より、持っている情報量が少ない。
俺の新たな発見の喜びに関しての記載を失礼と言うのなら、
「大学のゼミで当たり前のようにやるじゃん 2CHで得意に講談垂れるな! 」
の投稿の方がはるかに失礼にあたる。
どちらが、より失礼かの判断能力が欠如している。
そして肝心な事は、
>>332 >>333 の投稿内容に触れていない事は、
教えなかった行為が、完全に裏目に出てしまったバツの悪さを隠そう
とする心境のあらわれを意味している。
357 :
吾輩は名無しである :2005/10/09(日) 17:58:04
>>351 >検索すればすぐ分かるものは自分で調べるのが当然だと思うから。
優越感に浸りたいとする、性格の悪さを誤魔化す発言に他ならない。
>>332 >>333 のレスは、その優越感を劣等感に変えてしまった。
だから「大学のゼミで当たり前のようにやるじゃん 2CHで得意に
講談垂れるな! 」との投稿をしたのだろう。
有益な投稿内容で勝負するのではなく、他者を貶める事で自分の
メンツを守ろうとする、惨めで薄汚い行為である。
高坂・生田の両オーソリティーに敬意を表し、君に新たな称号を
送る事にした。bagatelles→つまらぬもの→戯れ言→虫けら から、
「虫けら君」と「戯れ言君」は如何だろうか?
きっと気に入ってもらえたと思う。
358 :
吾輩は名無しである :2005/10/09(日) 18:10:33
「虫けら君」「戯れ言君」、これからは人に親切にした方が良いよ。 君の情報と親切が、新たな発見や発展に結びつく事が有るかもしれない。
夜の果ての旅、決して読みやすい文章じゃないですね。 う〜ん、難しい。
私もはじめは戸惑ったけど、 読了後、めげずに読む価値は十分にある本だと思ったよ。 頑張れ。
361 :
吾輩は名無しである :2005/10/09(日) 19:54:45
>>360-358 「虫けら君」「戯言くん」かぁ・・・
人が折角提供してくれた情報を駄レスに使った上に、センス無いねw
せめてくだらない駄洒落でも良いから、アルマン・ド・ポンマルタンぐらい言ってくれればいいのに。
>慣れてないのではなく相対的に興味が薄い。
>従って仏文専攻者より、持っている情報量が少ない。
だからね、こういうところを他の理系の人に失礼だって言ってるの。
ひとくくりにしてるよね?
文学板のセリーヌスレにわざわざ来て、「理系」を自分が情報を得てない
理由にもってくるのを変だとは思わない?
(特に文学板にいる)他の理系に失礼だと思わない?
数学板のシュヴァルツ解析学スレで、「文系だからそれは知らなかった」といってるようなもん。
あと、そこから
>>337 のレスに結びつけるのは笑える。
よくそんなめちゃくちゃな論理展開で理系を名乗れるね。
あげちゃった。ごめん。
>>332 >>333 のレスだけど、そんなに触れて欲しいなら触れてみる。
そういえば、君は教えてもらってお礼の一言も書いてないね。
私は生田耕作の「虫けらどもをひねりつぶせ」の訳は良いと思う。
なぜなら、「ユダヤ人批判のパンフレット」という存在の重さを、フランスのようには受け止められないから。
(数人のフランス人に聞いただけだけど、フランスでセリーヌは「ユダヤ人批判」という暗い面が
日本に比べてかなり重く受け止められているようだった。)
だから「虫けらどもをひねりつぶせ」という過激な邦題で丁度良かったのではと思う。
また、思いやり深い人道主義者という面も、セリーヌ作品を読む上では欠かせない部分だと思う。
そういえば大江健三郎もこの視点でセリーヌ作品に小説内で言及してた。
「皆殺しのための戯れ言」ってうのも、直訳で分かりやすいと思う。
でもやっぱり、生田訳の方が極端ではあるが上記の理由で適当な題であると思う。
高坂氏と会えるっていうのは羨ましい。
親切に教えてくれるっていうのも大変立派な人ですね。
あと、高坂氏の文庫版「なしくずしの死」の解説は本当に素晴らしいと思う。
さらに。
検索しろって言った人と
>>337 を同じ人物とする前提から入ってるけど、
頭悪いだけじゃなくて根性も悪いね。
そんなひねくれた見方する君の方が薄汚いよ。
私はやっぱり、「分かることは」自分で調べるべきだと思う。
ここに来てる人はセリーヌ作品に興味があるんでしょ?
「虫けらどもをひねりつぶせ」がどんな作品か、興味があるなら自分で調べる(つーか読む)でしょ。
もしかして、調べりゃすぐ分かる質問と、中々分かりにくい質問の区別もつかないのかな?
あと、あなたのレスを読んでて気になったんだけど、教えてくれた人に対する感謝が無さ過ぎる気がする。
教えてもらって当たり前って甘えたスタンスだよね。
礼も言わんし。
劣等感だ優越感だばっかり言ってるけど、セリーヌスレでそんな貧相な罵倒(ごっこ)するのはとんだお笑い種だよ、
粘着くん。
364 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 04:37:55
"虫けらの戯れ言君"へ
新しい称号は、予想どおり大変気に入って貰えたようだ。
で、「ぐぐれ」と言った後に
>>332 >>333 の投稿があったわけだが、
その事が"虫けらの戯れ言君"のメンツを傷付け、優越感を劣等感に変え
た事に関して論点を絞れないのかな?
>私はやっぱり、「分かることは」自分で調べるべきだと思う。
優越感に浸りたいとする、性格の悪さを誤魔化す発言に他ならない。
>>332 >>333 のレスは、その優越感を劣等感に変えてしまった。
だから「大学のゼミで当たり前のようにやるじゃん 2CHで得意に
講談垂れるな! 」との投稿をしたのだろう。
有益な投稿内容で勝負するのではなく、他者を貶める事で自分の
メンツを守ろうとする、惨めで薄汚い行為である。
枝葉末節に関する事を延々と述べたり、論点のすり替えをするからバカに
されるし、恥の上塗りになっているのは痛いほど解ってる筈なんだが。
自分に都合の良い妄想からしか話を始められないのか?
366 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 04:58:30
>教えてくれた人に対する感謝が無さ過ぎる気がする。
マジ笑った。
>>337 こんなの大学のゼミで当たり前のようにやるじゃん
2CHで得意に講談垂れるな!
>>337 同意。
内容は学部生向けの授業でも普通にあるレベルだよね。
書き込んでくれてるのはありがたいと思わなきゃいけないんだけど・・・
メル欄とか前口上でもったいぶってるからツマンネと思っちゃうのかな。
>>362 高坂氏と会えるっていうのは羨ましい。
親切に教えてくれるっていうのも大変立派な人ですね。
あと、高坂氏の文庫版「なしくずしの死」の解説は本当に素晴らしいと思う。
劣等感に裏打ちされた悪意を持っている者が良く言うよな。
"理系発言"に絡んだ次は"感謝"かよ。
その上、言ってる内容も再三変わるようだ。
だから"虫けらの戯れ言君"と言われる。
>>366 粘着君こんにちは!人の話聞いて無いねw
フラ語駄目でも日本語なら通じると思ったんだけどな。
理系についてのレスについてはスルー?
>>332 >>333 について書いた箇所は?
「有益な投稿内容」じゃないからスルー?
あとネーミングセンスの無さはw
あとね、粘着君が何度も何度も引用している
「大学のゼミで当たり前のようにやるじゃん 2CHで得意に 講談垂れるな!」
は私じゃないよー。残念でした。
ずーっと優越感とか劣等感とか書いてるのが、何を意図してるのか意味不明だったのだけど、
あなたが劣等感→優越感を感じたんじゃない?
と、私も精神分析ごっこをやってみる。
ぐぐれと言った奴を煽った(劣等感)→教えてくれる人が現れた→自分が正しい!しかも死神博士!ネームバリュー!(優越感)
こんな感じだろう。
368 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 05:19:11
うわぁ〜"虫けらの戯れ言君"はネットを監視してるのかよ!
それだけ暇で、気になってしょうがないって事か。
迂闊に「ぐぐれ」とか「興醒め」なんて言っちゃって、
とんでもない事になっちゃったね。
枝葉末節に誘導しようとしても無駄だよ。
>>366 で書いたけど、何とか言い逃れをしようとする人格は不様だな。
君がおバカさんなのは分かるかな? 教えてくれた人が現れた=教えてチャンには丁寧にレスすべき ってわけじゃーないんだよ。 たまたま親切な人がいたっては考えられない? その人がレスするのにかかる時間、考えた? なのに礼も言わずに優越感に浸って(自分は何もしてないのに)、おめでたいよね! 優越感とか劣等感を感じてたのはあなただけだよ。 なんでぐぐれといった人が優越感や劣等感を感じるんだろう? 君が縋っていた論理が破綻してる上に、自分がいかに俗物であるかを 曝け出しちゃってることに気付かないのかしら。 みんな自分と同じスノッブとは思わない方が良いよ。 劣等感丸出しな「ルサンチマンくん」! あと、これは純粋に興味があるんだが、本当にセリーヌに関心あるの?
>>368 >枝葉末節に誘導しようとしても無駄だよ。
>
>>366 で書いたけど、何とか言い逃れをしようとする人格は不様だな。
自分のレス読み返して言ってよ。笑ってしまったよ。
せいぜい退路を確保しとけば〜。
あとさー「ネットを監視」という言い方といい、ぐぐれと言われてブチキレタリ、引用の仕方変だし、
無闇にあげるし、2ちゃん来て間もないの?
それなら「ぐぐれ」って言い方はきつく感じたかもね。
あと、「うわぁ〜」には笑ったよ。 おまえいくつだよw
ググれって言葉は一生トラウマになったろーな。
373 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 23:47:48
"虫けらの戯れ言君"へ
>教えてくれた人に対する感謝が無さ過ぎる気がする。
>>337 こんなの大学のゼミで当たり前のようにやるじゃん
2CHで得意に講談垂れるな!
>>337 同意。
内容は学部生向けの授業でも普通にあるレベルだよね。
書き込んでくれてるのはありがたいと思わなきゃいけないんだけど・・・
メル欄とか前口上でもったいぶってるからツマンネと思っちゃうのかな。
>>362 高坂氏と会えるっていうのは羨ましい。
親切に教えてくれるっていうのも大変立派な人ですね。
あと、高坂氏の文庫版「なしくずしの死」の解説は本当に素晴らしいと思う。
劣等感に裏打ちされた悪意を持っている者が良く言うよな。
"理系発言"に絡んだ次は"感謝"かよ。
更に言ってる内容も、その時々で再三変わるようだ。
だから"虫けらの戯れ言君"と言われる。
「ぐぐれ」と言った後に
>>332 >>333 の投稿があったわけだが、
それにメンツを傷付けられ、今迄の優越感が劣等感に変わったんだね。
374 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 01:57:39
セリーヌの誕生日いつ?
375 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 10:12:18
>>373 馬鹿に理論武装しろとは言わないが、もう少しマシなレスしてみてよ、ルサンチマン君w
376 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 18:54:31
"虫けらの戯れ言君"へ (1) 一日中スレを監視してる。 (2) 「あなた」が「おまえ」に変わってる。 (3) 「虫けらの戯れ言君」と命名された事がとても応えたようだ。 (4) 肝心な部分には触れずに、悪態をつく頻度が上がってる。 (5) 何とか論旨を外そうとして枝葉末節に拘り、必死で話題を 転換しようとしてる。 つまり冷静さを失うほど追い詰められてるって事だね。 ここで退いたら自我は完全に "ひねりつぶされちゃう" よな。 ガンバレ!
377 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 19:17:41
食いつき良いなぁ。 必死に屁理屈こねてないで、質問してる人に答えてあげれば? どんな質問にも親切に答えてあげろって主張してるんでしょw もう忘れてるのかな?
378 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 06:07:37
>>377 (1) 一日中スレを監視してる。
18:54:31 に投稿したら 19:17:41 に反応した。
(5) 何とか論旨を外そうとして枝葉末節に拘り、
必死で話題を転換しようとしてる。
なんかネタとマジが半々で生き残ってるな、このスレ。
380 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 12:40:46
相手に枝葉末節に拘って〜とか書きながら、書き込み時間にしがみついてんのは笑える。 必死で論旨から逃げようとするのは止めなよ。 質問には親切に? 質問者を無視するのは、あなたが妬んでるぐぐれ君以下じゃないのかなw 早く答えてやれば。 「スレ」を監視とか、こそこそどうでもよいことを直してないでさ
381 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 17:23:03
"虫けらの戯れ言君"へ (1) 一日中スレを監視してる。 (2) 「あなた」が「おまえ」に変わってる。 (3) 「虫けらの戯れ言君」と命名された事がとても応えたようだ。 (4) 肝心な部分には触れずに、悪態をつく頻度が上がってる。 (5) 何とか論旨を外そうとして枝葉末節に拘り、必死で話題を 転換しようとしてる。 (6) メンツを守る為には、人を陥れる穴を掘り始める。 つまり冷静さを失うほど追い詰められてるって事だね。 ここで退いたら自我は完全に "ひねりつぶされちゃう" よな。 今後の展開は、悪態をついて逃げ出す事が予想される。
382 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 17:25:14
虫けらの考える事はお見通し。プププ
383 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 17:27:10
自分の掘った落とし穴に自分で落ちる奴って ホントに居たんだな。
あ?よくわからんけど中途半端なバカ同士仲良くしろよ?お?
あ?よくわからんけどおまえも仲間に入れば?お?
386 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 18:40:22
なんか面白そうなので読んでしまいました。 "虫けらの戯れ言君"とか命名する方が どうしても頭が悪そうなんでヤケに興奮勃起状態で 気持悪いの私だけでしょうか?
387 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 18:42:28
あれ!↑の書き方だと私が興奮勃起状態見たいですね。 半分オッタチましたので同じようなものですね。
セリーヌを語る人間にしては小物ばっかだな。
389 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 21:48:45
セリーヌでイオーン。 というイオンの広告があったね。
358 :吾輩は名無しである :2005/10/09(日) 18:10:33 「虫けら君」「戯れ言君」、これからは人に親切にした方が良いよ。 君の情報と親切が、新たな発見や発展に結びつく事が有るかもしれない。 お手本マダー?
391 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 22:37:31
392 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 05:22:33
【 "虫けらの戯れ言君" の人格が明らかになりました 】
>教えてくれた人に対する感謝が無さ過ぎる気がする。
>>337 こんなの大学のゼミで当たり前のようにやるじゃん
2CHで得意に講談垂れるな!
>>344 同意。
内容は学部生向けの授業でも普通にあるレベルだよね。
書き込んでくれてるのはありがたいと思わなきゃいけないんだけど・・・
メル欄とか前口上でもったいぶってるからツマンネと思っちゃうのかな。
>>362 高坂氏と会えるっていうのは羨ましい。
親切に教えてくれるっていうのも大変立派な人ですね。
あと、高坂氏の文庫版「なしくずしの死」の解説は本当に素晴らしいと思う。
言ってる内容が、その時々で再三変わる事が証明された。
先の投稿が本心であり、後の投稿は本心を隠す為の投稿である。
従って「ぐぐれ」と言った後に
>>332 >>333 の投稿があり、
メンツを傷付けられ、今迄の優越感が劣等感に変わった事が立証された。
それを追求されると必死で取り繕い、論点を外そうとするも適わず、
後は自我崩壊の「なしくずしの死」に向かって一直線。哀れ!
393 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 05:27:18
"虫けらの戯れ言君"へ 数々の自作自演が、君の追い詰められた精神状態を証明している。 苦しいからって自殺するなよ。
>>392 必死だね。自演ってことにしとかなきゃ、発狂しそうなのかな?
顔真っ赤にしてキーボード叩いてる姿が目に浮かぶ。
じゃあ、コピペにレスしてあげるね。
まず、
>>337 は私じゃない。残念だね。
>>344 と
>>362 は、私。
文体見て分からない?
>教えてくれた人に対する感謝が無さ過ぎる気がする。
これは、ぐぐることもできず、教えてもらって当然というあなたに向けた言葉。
私は、「虫けら」が何て意味か教えて欲しい立場じゃないよ。
>同意。
>内容は学部生向けの授業でも普通にあるレベルだよね。
>書き込んでくれてるのはありがたいと思わなきゃいけないんだけど・・・
>メル欄とか前口上でもったいぶってるからツマンネと思っちゃうのかな。
その後、私がこう書いてることを避けてるのは、無意識にやってるなら阿呆、故意にやってるなら卑怯だね。
>
>>337 は(口は悪いけど)大学のゼミでやるレベルっていう指摘はまっとうなのに、
>直後に「嫉妬」とか「バカ」とか叩かれてるからなんだかなーと思ったの。
>「せっかくレスしてくれた人に失礼」っていうのならともかく。
よく考えようね。
私は、ぐぐればすぐ分かることを質問するのは良くない、自分で調べるべき。
と主張したけど、教えることを禁止するようなことはしてないよ。
それより、「教えるべき」って立場をとって人に絡むなら、
自ら率先して回答していくべきだと思うけど。
そうじゃなきゃ、自分が質問者の場合だけそれを適用しろっていう甘ったれた意見にしか聞こえない。
そして最大の疑問。
「虫けら」が何のことか知っていることが、
何で「セリーヌスレの中で」優越感に浸れることになるんだろう……?
395 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 08:15:18
チョット気になったんだけど。 >後は自我崩壊の「なしくずしの死」に向かって一直線。哀れ! って書いてるけど、「なしくずしの死」っていうのは、 人生の過程そのものを「なし崩し的な死」と例えていると思ってたんだけど、違うの?
396 :
吾輩は名無しである :2005/10/13(木) 15:16:23
すまん、流れ止めて悪いんだけども質問。 セリーヌだと思うんだけどさ、2年か3年まえくらいに元カレってドラマあったじゃん? あのドラマでいいトコで流れ出すセリーヌ(?)っぽい声の曲の名前わかる人いる?
398 :
396 :2005/10/13(木) 17:04:05
あ、ごめんココ文学板か。。スマソ
>>398 マジだったのか・・・。
悪いのは・・スレタイでした。
400 :
吾輩は名無しである :2005/10/14(金) 05:12:47
"虫けらの戯れ言君"へ 論点は教える教えないの問題ではなく、知ってる事の優越感を 露わにする性格の卑しさと、そのプライドをへし折られた時の 対応の醜さの指摘にある。 色々苦しい言い訳をしている様だが、人を引きずり降ろす事で 自身のメンツを守ろうとする人格がハッキリした今、何を言っ ても空しいだけだ。 プライドとは確かな実績と、それに裏付けられた自信が有って こそのものである。
401 :
吾輩は名無しである :2005/10/14(金) 15:25:20
粘着君こんにちは!人の話聞いて無いねw
フラ語駄目でも日本語なら通じると思ったんだけどな。
理系についてのレスについてはスルー?
>>332 >>333 について書いた箇所は?
「有益な投稿内容」じゃないからスルー?
あとネーミングセンスの無さはw
ずーっと優越感とか劣等感とか書いてるのが、何を意図してるのか意味不明だったのだけど、
あなたが劣等感→優越感を感じたんじゃない?
と、私も精神分析ごっこをやってみる。
ぐぐれと言った奴を煽った(劣等感)→教えてくれる人が現れた→自分が正しい!しかも死神博士!ネームバリュー!(優越感)
こんな感じだろう。
402 :
吾輩は名無しである :2005/10/14(金) 15:26:41
>>400 >色々苦しい言い訳をしている様だが、人を引きずり降ろす事で
>自身のメンツを守ろうとする人格がハッキリした今、何を言っ
>ても空しいだけだ。
お 前 が な
403 :
吾輩は名無しである :2005/10/14(金) 17:29:04
20 :吾輩は名無しである :2005/09/27(火) 17:53:31
ハッキリとユダヤ人と言わない所に、意地の悪さを感じるな。
それとも優越感に浸っていたいのかな?
321 :吾輩は名無しである :2005/09/27(火) 19:46:16
こういう種明かしは興醒めだけど……。
簡単に「ユダヤ人」と言ってしまわなかったのは、意地悪じゃないでしょ。
「虫けらどもをひねりつぶせ」がセリーヌ作品の中でタブー視されてきた事実に則った冗談。
>ハッキリとユダヤ人と言わない所に、意地の悪さを感じるな。
>それとも優越感に浸っていたいのかな?
こんなこと書くくらいなら、他のレスに絡んでないでもっと前の方で自分から答えりゃいいのに。
>>314 は親切だと思うけどね。優越感も何も、実際ぐぐれば一発で分かることだし。
404 :
吾輩は名無しである :2005/10/14(金) 17:30:42
326 :吾輩は名無しである :2005/09/28(水) 17:10:33
言ってることはよくわかるけど、
つまらんことで熱くなりすぎだよ。
327 :吾輩は名無しである :2005/09/28(水) 20:38:26
>>312 はタダのネタだろ
405 :
吾輩は名無しである :2005/10/15(土) 01:04:54
>プライドとは確かな実績と、それに裏付けられた自信が有って >こそのものである。 流石、「虫けらどもをひねりつぶせ」「なしくずしの死」、 どちらの作品も読んでないくせに張り切って言葉の上っ面だけパクって、 案の定誤用している方がいうことは違いますね。
>>388 いや、さすがセリーヌスレだろ。
どいつもイライラしてやがる。
その調子で互いの苦痛をぶつけ合え。
夜は近い。
>>406 『果て』はまだなわけですね。言い得て妙。
つまらん揉め事だな
409 :
吾輩は名無しである :2005/10/15(土) 11:54:35
【 "虫けらの戯れ言君"の行動様式 】 (1) 一日中スレを監視してる。 (2) 「あなた」が「おまえ」に変わってる。 (3) 「虫けらの戯れ言君」と命名された事がとても応えたようだ。 (4) 肝心な部分には触れずに、悪態をつく頻度が上がってる。 (5) 何とか論旨を外そうとして枝葉末節に拘り、必死で話題を 転換しようとしてる。 (6) メンツを守る為には、人を陥れる穴を掘り始める。← New (7) 揚げ足取りをするネタを探し始めた。← New どんどん壊れていく"虫けらの戯れ言君"。
しつこー
1000まで続くんじゃないの。
バカバカいうやつはバカじゃけん バカバカいわれておこるやつはバカじゃけん どっちもどっちじゃ もずくのかわりにいんもうでもくわせたらよかよか
バカのコメントでした。
こうしてバカスパイラルに陥る君と僕。そして前述のバカ2人。 何の正当性もない陳腐極まりない自己愛の応酬。 心の底からくだらねえ。
415 :
吾輩は名無しである :2005/10/17(月) 17:52:40
同意しておいて「自分の投稿じゃない」と言っても通らない。 自演であるか否かもさる事ながら、自分の発言に対する無責任 極まりない性格までもが証明された。 自分の掘った穴に自分で落ちる奴。 っと投稿したら、"虫けらの戯れ言君"本人から、又しても 「同意」のレスが有ったのには大爆笑だった。
416 :
吾輩は名無しである :2005/10/17(月) 18:12:43
まだやってるの? 事の発端は道ばたで肩がぶつかった程度なのに…。
417 :
吾輩は名無しである :2005/10/18(火) 00:58:04
夜の果てへの旅、読んだよ・・・。 必死に読んだ。これは凄いね。 これほど写実的に生の虚しさと望みと苦痛を描ききった作品は中々ないよね。 それでいて必死に人間と向き合い、自分もまた真に生きようとしてて・・・。 ・・・さて、次に何を読めばいいのやら。
418 :
吾輩は名無しである :2005/10/18(火) 01:06:28
次は「なしくずしの死」が良いとおもう。 河出文庫から出てるよ。
>>418 ありがと。
どんな内容か全く情報知らないけど、逆に楽しみ。
420 :
吾輩は名無しである :2005/10/18(火) 17:27:26
反復 夜の果ての旅は、生田と国書のどっちが良い?
421 :
吾輩は名無しである :2005/10/19(水) 07:17:19
>>416 >事の発端は道ばたで肩がぶつかった程度なのに…。
事実関係を歪曲した表現になってる。
その表現では、双方に悪意が無いとの誤解を招く。
例えるなら"虫けらの戯れ言君"は因縁を付ける事を
目的として、わざと肩をぶつけたと捉えるべき。
>>420 モリーとお別れするところは国書が好き。
それ以外は生田訳が好き。
高坂は、サンボマスターやおちまさとが書く世界に影響を与えた人たちの文体である。
424 :
吾輩は名無しである :2005/10/20(木) 12:12:26
「なしくずし」の高坂訳苦手なんだけど、他の訳者の出てないかな?
>>424 集英社版世界の文学に滝田文彦版『なしくずしの死』があるよ。
ただ高坂訳を参考にしたって聞いたけど、詳しいことは不明。
集英社版世界の文学 滝田訳の書き出し こうしてわれわれはまたも孤独だ。すべてはこんなにも遅く、重く、もの悲しい…… もうじきわたしは年をとるだろう。そしてついにはこれも終わりになるだろう。 わたしの部屋にはおおぜいの連中がやって来た。やつらはいろいろなことを言った。 たいしたことじゃなかったが。そして出ていった。 やつらはめいめい世界の片隅で年をとり、惨めで、のろくなった。 その後改訳したものが、集英社ギャラリー「世界の文学」9に収録されています。 ちなみに高坂訳も、国書と河出文庫で異なりますよ。
427 :
吾輩は名無しである :2005/11/17(木) 23:32:37
「旅」の文庫の新版を買ってきた。 一人称が「僕」では印象が柔らかい。ロバンソンはさすがに「おれ」だけどひらがな。 高坂訳の国書は本当に高くて買えないけど、言葉使いと糞尿ネタでパリの汚さ加減がよく出てると思う。 こっちは図書館で借りて読みました。
セリーヌもっと多くの出版社が出してくれないかなあ。 河出文庫高すぎて・・・。
429 :
吾輩は名無しである :2005/12/04(日) 13:46:10
>>11 それ太宰ネタか?
て、何年越しの遅レスだろう...
三年くらい遅いですね。
じゃ遅れてきた青年ってことで。
432 :
吾輩は名無しである :2005/12/04(日) 23:44:28
433 :
吾輩は名無しである :2005/12/25(日) 14:33:40
プルースト?生きながらの亡霊だよ、奴は。 上流社会のやつらに関わって、まるで役に立たないクソ面倒な儀式、やり方に イカれた執拗さで飲み込まれてたわけだ。
434 :
吾輩は名無しである :2005/12/25(日) 16:40:46
亡命三部作はおもしろい? 読んだ人感想教えて
436 :
吾輩は名無しである :2005/12/28(水) 04:32:53
>>434 セリーヌ好きには面白いよ
くどいけどね
437 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/08(日) 23:36:28
今も本国はガリマールですら全集出してないって本当すか?
>>437 未亡人が亡くなっていないのなら「本当」。
『虫けらどもをひねりつぶせ』とか『苦境』は未亡人が出版を差し止めしてるそう。
ちなみにソースはフレデリック・ヴィトゥー『セリーヌ伝』。
c pas vraiと思ったら、amazonで売ってないなんて… beaux draps自体存在してないし。
441 :
438 :2006/01/13(金) 03:06:05
442 :
:2006/01/21(土) 18:25:12
セリーヌの奥さんは健在。だから全集は絶対に出ない。 ただ、出版差し止めの本も実は印刷されている。 『虫けらどもをひねりつぶせ』や『苦境』の新本欲しけりゃどこで売ってるかは 知ってるけど。ただしパリでね。
443 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 20:53:06
「旅」とかは英訳で入手できるかい?
“ジャーニー・なんとか・エンド・オブ・ザ・ナイト” のタイトルで絶賛発売中。
夜の果てへの旅の高坂版、古臭い言い回しが多用されていて、 すごく難しいです。 生田耕作訳のほうが簡単ですか?
446 :
吾輩は名無しである :2006/03/15(水) 21:33:09
河出のなしくずし在庫まだあるよね?
448 :
吾輩は名無しである :2006/04/16(日) 23:09:01
生田耕作と国書の間であったいざこざって、何?
秘密。簡単には話せない。
450 :
吾輩は名無しである :2006/04/18(火) 00:52:48
大人の事情があるんですね……
それを話しちゃうのが2chでしょうに
452 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 22:49:12
セリーヌの本どれか原書で読みたいんですけど、どれが読みやすいっすかね??
453 :
吾輩は名無しである :2006/05/09(火) 22:50:03
河出セリーヌ高過ぎ
>>453 だな。
もっと色んな人に読ませるべき本なのに・・・出版社のせいで・・・。
456 :
吾輩は名無しである :2006/05/10(水) 20:05:04
457 :
吾輩は名無しである :2006/05/17(水) 22:38:20
河出の「なしくずしの死」買って読んだよ。 内容の素晴らしさから言って、全然高いとは思わない。 サッカーで言うと、ジダンとかロナウジーニョですよ。 給料が高い安い言っても代わりがいないからね。
458 :
吾輩は名無しである :2006/05/17(水) 23:22:00
ジダンなんていくらでも代わりがいる希ガス
>>457 装丁はどうなってましたか?
個人的に河出の新しい背が気に入らないもので……
460 :
457 :2006/05/18(木) 07:34:04
>>459 装丁、菊池信義氏ですが、ポップな感じで内容と合っているかは微妙かな。
童話みたいな図柄で、若い男がおっさんの首を絞めている絵、という
よく見ればおもしろいのですが。
461 :
459 :2006/05/20(土) 01:46:51
>>460 ありがとうございます。さがしてみます。
462 :
吾輩は名無しである :2006/07/12(水) 11:25:59
age
463 :
吾輩は名無しである :2006/07/28(金) 13:47:33
464 :
吾輩は名無しである :2006/08/15(火) 22:06:56
age
465 :
吾輩は名無しである :2006/08/16(水) 15:00:52
つーか、歌手のセリーヌ・ディオンとは同姓同名の全くの別人? 歌手活動の合間に暇潰しで小説書いてるとかじゃなくて?
ええそうよ
「夜の果てへの旅」を途中まで読んだ感想。 だれかが言ってたけどコメディを読んでるみたいです。 四方田犬彦が書いていたような深刻な感じがあまりしない。むしろ笑える。 これを深刻に読む人もいるのか。
ブラック・コメディ 戦争とアフリカ行きの船上のところが笑えるね 腹立つ上官が死んだとき「戦争もたまには役に立つ!」とか 「フランス万歳!」とか
「夜の果てへの旅」読了。おもしろかった。 たしかにブラックコメディと言っていいかも。 カリカチュアされた描写がおもしろい。 セリーヌの罵詈雑言は戯画化されたものじゃないかと思います。 ただそのなかにも悲哀があるというか、それがまたなんとも言えない。 それがセリーヌの愛なのかな。
あああああああああ、なし崩し昨日から読んでるがおもしれええええええええ!!!!! 文体の衝撃度がハンパない!!!!バージェス以来だ
国書全巻読了したんだけど他に読む価値のある本なんてないよな。 ちょうどきりいいし、いこうかな。
472 :
吾輩は名無しである :2006/10/20(金) 03:52:31
つまらんスレになったな。
473 :
吾輩は名無しである :2006/11/18(土) 12:45:11
474 :
吾輩は名無しである :2006/11/18(土) 12:57:51
大江はセリーヌを20世紀フランス最高の作家と評した
大江千里
476 :
吾輩は名無しである :2006/12/01(金) 18:55:51
はじめてこのスレきたけど、
>>1 さんは馬鹿なんですか?
はやく太いのちょうだい
セリーぬスレがあったあああああああああああああああああ なかなか捨てたもんじゃねええええええ なしくずしの死は漏れの人生そのものだと感じてるのは漏れだけじゃねえええええはずだああああああああああああああああああああ
480 :
吾輩は名無しである :2006/12/12(火) 14:52:19
あげる
新スレ「セリーヌとは誰であったか」に移しました。
ここは文字通りの「セリーヌ・ディオン」のスレとなりました。
483 :
吾輩は名無しである :2006/12/23(土) 02:06:51
高坂先生がお亡くなりになりました。 公式発表は21日22時20分、ご自宅で心不全に因り死去、享年74歳。 偉ぶることも無く、何でも気さくに教えて下さる方でした。 今はただ、先生のご冥福をお祈りするばかりです・・・。
「セリーヌとは誰であったか」スレタイのセンスがない。こっちのほうが好みだ。 どうしてわざわざ新スレ立てるのだろうか。
485 :
吾輩は名無しである :2007/02/21(水) 05:19:51
セリーヌ・ディオンと勘違いしたんじゃね?
セリーヌ・ディオンも評価しつつ、セリーヌを語るスレ。
馬具ハァハァは基本
ブギーバッグほしい
489 :
吾輩は名無しである :2007/04/02(月) 09:31:02
490 :
吾輩は名無しである :2007/05/02(水) 10:30:50
亡命三部作ってどれとどれのことを言ってるの?
お前もセンス無い
492 :
吾輩は名無しである :2007/05/03(木) 11:37:26
死神なんとかいうホラ吹きどこいったの?
493 :
吾輩は名無しである :2007/05/03(木) 12:27:09
東京に出たいんだけど金がない。 五十万円送金してくれないか。 大阪市阿倍野区三明町2−6−12だから筆名(笑)は何でもいい。 本名は村上真洋、だからMwwwwwwwwwwwwwwwwwwww っていうか誰だよ俺が元木大介に似てるって言ったヤツはwwwwwwwwwwwwww
494 :
吾輩は名無しである :2007/07/04(水) 09:26:14
ロカンタンが吐いたのは何でだ
ひといないね。 やっぱタイトルか……
496 :
吾輩は名無しである :
2007/09/28(金) 10:50:06 死神書きこめよww