芥川賞候補予想→受賞作予想 第五回

このエントリーをはてなブックマークに追加
836吾輩は名無しである:03/11/22 19:39
>>834
1/8発表
837吾輩は名無しである:03/11/22 23:46
>>829
笙野頼子は芥川賞受賞してないけど
838吾輩は名無しである:03/11/23 00:19
>>837
ん? 釣りか?
あるいは、単なる勘違いか?
確かに、笙野はいかにも「受賞して当然だが受賞をのがした」という雰囲気を
持っている。小林恭二や高橋源一郎のように。
タイムスリップ・コンビナートなんかではなく、居場所もなかったとか、硝子生命論
で芥川賞を受賞するべきだったかもね。
839吾輩は名無しである:03/11/23 09:05
阿部和重はいつになったら芥川賞取るんだ矢
840淳一  ◆8kTRz46uUU :03/11/23 09:26
>>837
『タイムスリップ・コンビナート』ね。

>>831は、候補作?もう決定したんですか?

どうなんだろう、イトヤマは候補になっても
『第七障害』では受賞には届かないだろうな。
石原、ドラゴンあたりに「あまりに軽い」なんて言われて没だろう。
上手いが、薄い。
綿谷は、来るかね。微妙だと思う。
森健あたりが、意外に好評価か?

個人的には、受賞作こんかいは出ない予感がする芥川賞。
841837:03/11/23 13:34
>>838 >>840
失礼。勘違い。芥川賞受賞してましたね。
842吾輩は名無しである:03/11/23 13:46
文学に一石を投じるなら綿矢なんだろうけど
蹴りたい背中はいかんせん、志の低さは否めない
843吾輩は名無しである:03/11/23 14:02
>>841
なんだ、ただの勘違いか。
反省の意味をこめてタイムスリップでも読んだら。
>>842
綿矢をこれ以上純文学世界で評価すると可哀想。
三島、野間に続き三連続落選しちゃう。
それよりも
栄光の直木賞を受賞してもらおう!

844吾輩は名無しである:03/11/23 22:37
直木賞を取れるだけのエンターテインメント根性が綿矢にあるのか甚だ疑問。
845吾輩は名無しである:03/11/23 23:25
禿同
文壇や一般人が思う
直木賞(有名中堅作家)>芥川賞(無名新人作家)の図式を
壊せるだけの実績と実力がワタヤには無い。
846工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/11/24 05:36
工藤伸一的芥川賞候補予想

森健『鳥のようにドライ』(「群像」12月号)
栗田有起『ABARE・TAIKO』(「すばる」12月号)
青木淳悟『四十日と四十夜のメルヘン』(「新潮」11月号)
絲山秋子『海の仙人』(「新潮」12月号)
由真直人『ハンゴンタン』(「文學界」12月号)
羽田圭介『黒冷水』(「文藝」冬季号)
847吾輩は名無しである:03/11/24 05:59
工藤伸一は前回の芥川賞をほぼ正確に当てたからな・・・
>>846の予想も概ね妥当だと思う。
848吾輩は名無しである:03/11/24 08:46
>>846
で、君はそれらの作品をすべて読んだのか?
849吾輩は名無しである:03/11/24 08:58
>>848
工藤なら読んでるよ。
850【矢部】 ◆pIzFRdQNI. :03/11/24 20:10
>>813
中村航の「ぐるぐるまわるすべり台」は、サンプルみたいな小説だ。
スラスラと読めて、しかも「文学読んだ」という手応えも残る。
「黄金律」とか難解そうな思弁を織り交ぜてるが、読者に思索を強いはしない。
「不登校」など社会現象も取り入れてるが、問題を深刻に抉りはしない。
80年代文学を、夾雑物を取り除いて、純粋にサンプル化したらこういう感じか。
これからの文学が打倒すべき「旧体制」を、端的に象徴する小説であり、その意味で、芥川賞にふさわしい。

851吾輩は名無しである:03/11/24 20:15
文藝さんも一本取られましたな
852吾輩は名無しである:03/11/24 20:33
あの高校生はないでしょ
冒頭が「何が出るかな何が出るかな」なんて嫌だよ
853【矢部】 ◆pIzFRdQNI. :03/11/24 20:35
>>850の続き

この小説は、非常に軽くて読み易いのだが、
その「軽さ」自体が、すごく重苦しく、息苦しい。
なぜなら、ここでは、あらゆる「困難」が予め抑圧されているからだ。
例えば、バンド募集に応えてきた人達は、誰も主人公を怪しまない。
真剣に楽器を語る相手に、あんな適当な相槌を打ってたら、普通、相手は変だと気付くだろうが、
そういう「困難」や「障害」が生じることなく、どんどん話が進んで行く。
前の文藝賞受賞作では、保坂和志が「そこがいい」と言ってたが、
そういう80年代的というか、ポストモダン的な上滑り感が、ひとつの「鋳型」として、
何かこう、すごく窮屈な、息苦しい感じで出てきてるのが、この小説だと思う。
(無駄を削ぎ落として、ここまでサンプル的にできるのは、まあすごい。)
だから逆に、今「困難」を充分に言葉にし得た小説は珍しいし、たまに読むと凄い解放感を感じる。
願望としては、中村みたいなのでなく、そういうものに受賞してほしいと思う。




854吾輩は名無しである:03/11/24 20:37
いやいや文藝の中村さんが文學界で芥川賞受賞ですよ。
855吾輩は名無しである:03/11/24 21:18
黒冷水はないでしょ。慎ちゃんと輝ちゃんが
本気できれちゃいます。そこまで文藝は勇気ない。
それに糸糸山なら第七障害でしょ。
まじで駆動は終わってる。まあ最初からか。
856犬山丈「アストリッド」が受賞だな。多分。:03/11/25 00:32
絲山秋子 「第七障害」 (文學界9月号)

犬山丈 「アストリッド」 (新潮12月号)

栗田有起 「ABARE・DAICO」 (すばる12月号)

中村航 「ぐるぐるまわる滑り台」 (文學界12月号)

森健 「鳥のようにドライ」 (群像12月号)

綿矢りさ 「蹴りたい背中」 (文藝秋季号)
857【矢部】 ◆pIzFRdQNI. :03/11/25 23:10
すまん。>>853の続き。

とはいえ、この「ぐるぐるまわるすべり台」は、単に軽さやサンプル性だけの小説ではない。
この小説では、「僕」の語りと、バンド応募者の言葉との落差が、ひとつの眼目になっていると思う。
まず「僕」の語りは、大学中退という困難も、困難として扱わず、全てを軽く、円滑に進行させていく。
これに対し中浜は、中退に至る苦悩をすごく深刻に語り、経済的な心配もし、両親にも気遣いを示す。
また「僕」の言葉は、尾崎を単に「ちくわ好き」と仲間に紹介するが、
当の尾崎は、ちくわの味付けの仕方、それを教えてくれた祖父の思い出など、細かい記憶を大切にする。
つまりこの小説は、「僕」のモードと、中浜や尾崎のモードとのズレが、常に生じている。



簡単に次の

858吾輩は名無しである:03/11/25 23:18
次の何なんだよ!
文学衰退スレよりも、こっち構ってくれよう。
859【矢部】 ◆pIzFRdQNI. :03/11/25 23:26
>>857の続き。

言い換えれば、軽く簡潔な、ポストモダン的上滑りの話法を
サンプル的になぞる「僕」の語りの向こうに、そこからこぼれ落ちる、
人が生きる困難とか、ダサさとか、世代を超えた絆とか、生活の細かな味わいとか、
そういうものの存在が、ネガのように浮かび上がる仕組みが取られているといえる。
作者の意図はともかく、小説の形態面に限れば、こうした二重構造を通して、
ポストモダン的な語りのシステムを簒奪し、内部から相対化しているのかもしれない。
とすれば、この80年代以来の様式が、「体制」と化した今だからこそ、
それへの内在的な批評として、意味のある小説、意識的、方法的な小説ということになるだろう。
芥川賞の結果にかかわらず、かなり重要な作家になっていくのではないか?
860吾輩は名無しである:03/11/25 23:39
金原ひとみって文藝にも応募してたのね。
二次まで通過したみたい。ソースーは今出てる文藝。
861吾輩は名無しである:03/11/25 23:40
>>860
今さらって感じだけど。
862吾輩は名無しである:03/11/26 00:30
ちなみにその文藝の二次通過作は
すばる受賞作の
予選通過に載ってた応募時のタイトルと同じだ。
863吾輩は名無しである:03/11/26 01:56
二重投稿は「受賞取り消しの上、文壇から永久追放」されるという噂を聞いたが・・・。
864吾輩は名無しである:03/11/26 02:33
>>863
そんなことは一度もない。
ただし地方文学賞は別。
中央の出版社はどこも自分のところが一番だと思ってるから
他で落ちていようが知ったことじゃない。
自分のところで落とした奴が他で受賞したら原稿を頼むことすらある。
865創作文芸板より:03/11/26 12:19
慎太郎が気に入っているから、芥川賞なら綿矢は獲れる。
辻・柳にまであげたんだし、島本&綿矢のダブル受賞とみた。
866吾輩は名無しである:03/11/26 12:24
島本&綿矢だと花があっていいね!
867吾輩は名無しである:03/11/26 12:27
いくら綿矢でも引き立て役次第では美人に見えるんだろうな。
868吾輩は名無しである:03/11/26 15:44
りおおは背がちっちゃいから
可愛いよ。
869吾輩は名無しである:03/11/26 22:31
本年度一番の問題作『インストール』ついにデジタル・コンテンツで書籍と同時発売!

デジタル・コンテンツ版限定・著者のカラー近影を合わせて配信。
デジタル・コンテンツ版限定・著者のカラー近影を合わせて配信。
デジタル・コンテンツ版限定・著者のカラー近影を合わせて配信。
デジタル・コンテンツ版限定・著者のカラー近影を合わせて配信。
デジタル・コンテンツ版限定・著者のカラー近影を合わせて配信。
デジタル・コンテンツ版限定・著者のカラー近影を合わせて配信。
デジタル・コンテンツ版限定・著者のカラー近影を合わせて配信。
デジタル・コンテンツ版
限 定 ・ 著 者 の カ ラ ー 近 影 を 合 わ せ て 配 信 。
870吾輩は名無しである:03/11/26 23:10
だからなに?
871吾輩は名無しである:03/11/27 01:18
生まれる森

Hなタイトルだなあ、りおおちゃん。
872吾輩は名無しである:03/11/27 17:21
浅尾大輔 「家畜の朝」 (新潮11月号) 

絲山秋子 「第七障害」 (文學界9月号)

栗田有起 「ABARE・DAICO」 (すばる12月号)

島本理生 「生まれる森」 (群像10月号)

中村航 「ぐるぐるまわる滑り台」 (文學界12月号)

綿矢りさ 「蹴りたい背中」 (文藝秋季号)
873吾輩は名無しである:03/11/27 17:24
栗田と島本でいいよ。
二人ともブスだが文学少女(女性)足りえている。
浅尾と綿矢はありえない。
絲山は四回、五回と候補になって獲りそうな予感。
中村が無視される。
874工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/11/27 19:19
工藤伸一的芥川賞候補予想・補足

森健『鳥のようにドライ』(「群像」12月号)
→高橋源一郎イチオシなので、芥川賞は候補止まりで、
デビュー作の『愛と火星の星』のほうで三島賞を受賞するかもしれません。

栗田有起『ABARE・TAIKO』(「すばる」12月号)
→前回の芥川賞候補の際には宮本輝や黒井千次が
好印象を持っていたので、かなり有力と思われます。

青木淳悟『四十日と四十夜のメルヘン』(「新潮」11月号)
→新潮新人賞受賞の際に保坂和志が「日本のピンチョン」とまで呼んで
大絶賛していたので、おそらくすごいのでしょう。

絲山秋子『海の仙人』(「新潮」12月号)
→文學界新人賞受賞者なので「文學界」掲載の『第七障害』で候補になる
可能性もありますが、こっちの作品のほうが面白いと感じました。

由真直人『ハンゴンタン』(「文學界」12月号)
→とりあえず「文學界」から一作は出るだろうということで選出。
まだ読んでませんので、どういう内容かは知りません。

羽田圭介『黒冷水』(「文藝」冬季号)
→ルックスのいい17歳の男の子ということで、話題性のために入れてみました。
島本理生が候補になったときにはテレビのニュースなどでも大きく取り上げられて
いましたので、若い候補者の存在は、芥川賞のいい宣伝材料になると思います。
875工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/11/27 19:23
あともしかすると、このセンもあるかもしれません。

嶽本野ばら『ロリヰタ』(「新潮」10月号)
876吾輩は名無しである:03/11/27 19:25
羽田圭介の黒冷水は400枚ジャストあるので
芥川賞的に
合わないのではないか。
純文学の短編に与えられる賞なので
せいぜい250枚までだな。
それでも長いとぶ〜ぶ〜文句を言う選考委員も多い。
877吾輩は名無しである:03/11/27 19:26
ハンゴンタンはありえないよ。
もっと勉強してください、って感じの作品。
878吾輩は名無しである:03/11/27 19:31
高橋源一郎が芥川賞の候補にすらならなかったのは
結局、長編ばかり書いていたせいではないか。
デビューからして500枚ぎりぎりまで書いての
群像長編新人賞受賞であったわけだし。
879吾輩は名無しである:03/11/27 23:19
タイムスリップでもなさったのですか
880吾輩は名無しである:03/11/28 01:18
村上春樹が文學界に発表した街とその不確かな壁が
ノミネートされなかったのには驚いたよ。
881吾輩は名無しである:03/11/28 02:22
工藤伸一の予想は鋭いな・・・。
ハンゴンタンは作品の出来はともかく候補作にねじ込まれ、しかし受賞はできないだろう。
882吾輩は名無しである:03/11/28 02:25
いやいやハンゴンタンは久しぶりにノミネートされまいて。
883吾輩は名無しである:03/11/28 03:12
由真直人は無職で共感できるのだが、27歳だし、吉田修一のように芥川賞受賞
まで5年くらいかかりそうな予感。
884吾輩は名無しである:03/11/28 18:13
>>883
それはつまり君も無職だということか?
885吾輩は名無しである
>>842
うるさいよ!
     _,,_
  ( V。V)パシッ
     ⊂彡☆;)`ω゜)