∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
49 :
吾輩は名無しである:03/05/28 11:45
50 :
吾輩は名無しである:03/05/28 12:57
ただ、青山真治は『ユリイカ』一本で終わった、という感は否めないが…
実感の部分では同意
51 :
吾輩は名無しである:03/05/28 12:59
>>44 パスというか、pas du toutだから、英語のat all(全然)ですな。
52 :
吾輩は名無しである:03/05/28 13:50
現代思想にインタヴューのってた
53 :
吾輩は名無しである:03/05/28 19:36
夏発売「ユリイカ」総力特集。
54 :
吾輩は名無しである:03/05/29 14:23
北野武はいったい何を企てようとしたのか
『3-4X10月』がなかなかの手腕によって作られたと思われる最大の理由は、物語がよ
くわかるという点にある。ただの荒くれ者が無茶苦茶やっただけでは勿論ないし、一
芸に秀でた他分野の才人が感覚にまかせて撮ったところで、映画とは、こうはいかな
い代物だ。
まず物語がある。カメラで全てを撮るのは不可能なのだから、何を見せ、何は見せな
いでおくかという選択の作業が次にある。そうやって撮ったものを、さらにどういう
順番で何秒見せるかを決定していかねばならない。誰しも、映画というものがおおよ
そどういう形体に納まるべきなのかは漠然と知っているのだが、実際作業してみると、
それが本当にちゃんと納まっているのかどうか、ほとんど自分では判断できなくなっ
て、「ワケがわからなくても思い通りやったんだからいいや」と居直ったり、「やや、
これじゃさっぱりワケがわからないぞ」と青ざめ、慌ててただワケがわかるという一
点に目標を絞って全てをつなぎ直す。ま経験の少ない凡人は皆そんなふうだ。このご
におよんで、あのカットはああ撮っておけばよかったと悔やんでも、時すでに遅しで
ある。ちなみに、ここで言うワケとはつまり物語のことだ。
55 :
吾輩は名無しである:03/05/29 14:23
さて、北野武の手腕は、こういった日本映画によくあるレベルをはるかに越えている。
まず物語があり、さまざまな選択を経て作品を仕上げるという過程はいっしょなのだ
が、彼の主眼は、あくまで“皆が漠然と知っているような形体におさめることを絶対
にしない”ことにある。これはおそらく彼の性格からくるものと思われるが、しかし、
性格には忠実だが愚だけはおかすまいとかたく決意した北野武は、無茶苦茶はしない、
きちっと納まりもしない、ワケはちゃんとわかる、そういう困難できわどい方向に
『3-4X10月』を位置づけた。これほど、自由奔放という言葉から遠い創造もまたとない。
この作業を完成させる為には、どういう被写体を、どのアングルから、何秒見せれば
よいのか、そしてそれは本当に観客にもそう見えるのか、そのへんのところを細心の
注意をもって周到に見極める必要がある。しかし、彼の性格から言うと、作品全体が
計算と教義にこりかたまったように見えては絶対にいけない。ムシロ、あらゆる自粛
や禁欲が、一見自由奔放のようにも見えなければならない。
大変なことだと思う。こんなことをして、北野武はいったい何を企てようとしたのか。
日本映画会を辛辣にあざむくことか。或いは異才タレントとしての自分の存在を固持
し続けることか。おそらくどちらも当たっているだろう。しかし、これらは全て北野
武の性格からくるものなのだ。そして、性格とはつまり才能のことでもある。
(宝島1991.4.24)
56 :
吾輩は名無しである:03/06/01 13:56
明
57 :
吾輩は名無しである:03/06/08 23:10
age?
映像のカリスマ手元にほしい!ブックオフとかで見つかるかなぁ。
59 :
吾輩は名無しである:03/07/05 08:48
私は好きではない作家
たいしたことないですよ
>54−55
漫才師あがりのタレントのことは芸能板で語れ、
ここは文学板、間違えるなw
61 :
吾輩は名無しである:03/07/05 12:21
ほほぉ〜そんなに高等な学問ですか、ほほぉ〜
62 :
吾輩は名無しである:03/07/05 12:23
すくなくともミステリ板と同等くらいの高等学問ですか、ほほぉ〜
ばかばっか
64 :
吾輩は名無しである:03/07/05 12:58
ほほぉ〜60が登場しましたよ〜ほほぉ〜
>>54-55はやっぱり面白いね
最後のいいかげんな断言がこれだけ説得力を持つのは凄い
66 :
吾輩は名無しである:03/07/09 02:36
ユリイカアゲ
ユリイカつまんなかった( ´・ω・`)
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
69 :
吾輩は名無しである:03/07/23 16:51
あげ
70 :
吾輩は名無しである:03/07/23 18:03
この前、井の頭線渋谷駅へ向かうエレベータ付近の宝くじ売り場で、
黒沢清さんを目撃。サングラスをかけていたが、髪形とエラで分かった。
同じ歳くらいの女性と同伴。シックな服装が格好良かった。
「アカルイミライ」って、なんか「うなぎ」とダブるんですが。
いや、どっちも観たことないんですけど
73 :
吾輩は名無しである:03/07/24 00:07
>>72 2人で並んでおられましたよ。買う役は同伴の女性のようでした。
宝くじなんか買うんだね
意外だね。
76 :
吾輩は名無しである:03/07/24 21:55
でもさ、CUREで
「自殺しようとする奴が宝くじなんか買う?」みたいな
話しなかったっけ?
佐久間が「俺は買った事ないからわからん」とかいう
「希望を持ってるやつが」みたいな
監督買うタイプじゃないと思ったけど…
何か面白いね。
77 :
吾輩は名無しである:03/07/26 20:36
恐怖の映画史どうですか
読んだ人います?
78 :
吾輩は名無しである:03/07/26 21:20
恐怖の映画史は面白い。
映画板の清スレによると、
あの本は発行部数が少ない
から早めに買っとけ、との
ことらしいが。
79 :
純粋呪文を検索:03/08/14 06:33
普通と違う精神構造を書けるという点でT・ハリスが近い、と思う。
この人自体、異(以下略)
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
81 :
吾輩は名無しである:03/08/15 14:16
落ちそうなのでage
82 :
吾輩は名無しである:03/08/26 22:31
揚げ。
83 :
吾輩は名無しである:03/08/27 16:49
『回路』の小説版読んだんですけど、あれはゴーストライターではない、
のだろうか?良くわからなくなってしまった。
話自体は実はこういう話だったのかという説明書みたいで面白かったんだけど、
あんだけ頭よさそうな人がああいう文章や心理描写を書くのだろうか。
かっこつける、というのを一切排除する感じなのでなんか書きそうな気もするが。
正直小説はあんまり好きでは無い
85 :
吾輩は名無しである:03/09/29 18:24
揚げ。
86 :
吾輩は名無しである:03/10/07 19:20
ドッペルゲンガーはギャグか?
87 :
吾輩は名無しである:03/10/07 20:07
ドッペルゲンガーの小説出たけど
なんか違う人が書いてる
88 :
吾輩は名無しである:03/10/07 20:41
回路、映画は意味がわからなかった。
CURE、映画は素晴らしい。ニンゲン合格よりも完成度高し。小説も買った。
回路、小説を読んでみようかな。
文筆家としての特異な存在。
この指摘は当たってると思う。
読みにくいけどテンポがいい。
思春期で悩んでる青年の思考回路のような文章。
青臭くていいね。
黒澤清ってただの職人さんみたいなもんだから、青山さんも言ってた
とおりプロぢゅーさーがつけばいい。
なんつうか、でも最近のクラゲ騒動は『アカルイミライ』だと思った。
だからどうっつうことでもないんだよな。
92 :
吾輩は名無しである:03/11/06 21:13
黒澤清監督、洞口依子主演「ドレミファ娘の血は騒ぐ」
これは傑作だ。こんな映画はない。是非観てみろ。
みてぇけど置いてない
94 :
吾輩は名無しである:03/11/08 06:33
回路の文庫版出てんだな、初めて知ったよ。
買って途中まで読んだところだけど、ホント不思議な文体だよ。
単語のチョイスとか独特…というよりも変だし、しっくりきてないんだけど、
全体としては妙に纏まってるというか…書いてて自分でも意味が分からないが。
SLITSとかNEW AGE STEPPERS聴いてる感じです。ワケわかんねーな。
確かに清の文章面白い。「悪魔のいけにえ」とか
「ブルーベルベット」「サスぺリア」とかノベライゼーションしてほしいくらい。
映画はどうかと思ったが「ハンニバル」なんかも清が書いたら原作より
すごくなりそう。