松本清張を語る

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221吾輩は名無しである:05/02/09 15:59:49
赤川次郎はシナリオセンターの人なんだよな
222吾輩は名無しである:05/02/09 17:28:26
>>218
そう思ったあなたはまず、
『西郷札』と『或る「小倉日記」伝』
から読み出すことをお薦めする。
223吾輩は名無しである:05/02/11 01:04:50
>>222
むむ、そうしてみます。
224名無し物書き@推敲中?::05/02/21 11:39:37
gr
225吾輩は名無しである:05/03/07 11:50:32
8
226吾輩は名無しである:05/03/17 13:41:32
9u
227吾輩は名無しである:05/03/19 13:25:36
デビューが遅かったからこそ、あれだけの作家になれたんだろうな。
社会の最底辺を実地に生きてきて、そこで人間を見る目を養ったんだろう。

清張がいま受けているのには、
「勝ち組」「負け組」がはっきりしてきた今の世相を反映しているんだろうか・・・
社会の大多数をしめている「負け組」の人たちが、
エスタブリッシュへの怨恨に満ちた清張の作品に接して、溜飲をさげる、
みたいな。
228吾輩は名無しである:2005/03/25(金) 14:12:31
純文学、大衆、時代、菅能小説等々、カテゴリー別にすることが不可解だ。文学と小説の語源からくるものだろうけど、そもそも明治前まで一般書物にそんな区別があったの?日本の読物文化に導入するに無理があったのでは?だから松本作品の力量を許容できる度量がないのでは?
229吾輩は名無しである:2005/03/25(金) 21:02:01
『或る小倉日記伝』はいい小説だ。あれは芥川賞の名に恥じない。最高。
230吾輩は名無しである:2005/03/25(金) 22:54:00
229に同感です。底辺を知り尽した人間でなければ書けない人間描写の迫力が、大衆の心を掴んだんでしょう。いずれにせよ時間がたつにつれ再評価を何度も促される作家。
231吾輩は名無しである:2005/03/26(土) 00:02:11
2chネラーも一応社会の底辺層だろ?(w
232吾輩は名無しである:2005/03/26(土) 00:47:58
底辺どころか汚濁だろうね〜
233吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 12:43:57
-
234吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 10:45:12
>>228
分類すること自体は別にいいと思うが?
ジャンルが曖昧なものも当然あるけど、読者も
分類してくれた方が読む時も選びやすいじゃない。
本屋や図書館で、純文も娯楽も時代もSFもエロも漫画も
一緒くたに並べられたら困らないか?
選ぶ時だけでなく作品を論ずる際にも便宜的な分類は必要よ。
まず分類ありきで各作品を当てはめて行くような態度だと困るけど。
ちなみに江戸以前だってジャンル分けもあれば
ジャンル毎の高級低級の区別、地位はありましたぜ。
235吾輩は名無しである:2005/04/22(金) 12:03:14
0
236吾輩は名無しである:2005/04/29(金) 23:26:32
赤塚不二男が「俺中卒だから、小卒の松本清張に会ったら学歴自慢する」って
言ってたっていうタモリの話が好き。
237無名:2005/04/30(土) 01:30:50
 清張の全集を図書館から借りて全て読んだけど、その仕事の範囲の広さと深さに感服してしまった。
しかも面白い。もちろん自分の好みでない分野もあったが、多数の作品は確実に後世に残る。
一連の意見の中に「文豪でない」というものもあったが、自分は意見を異にせざるを得ない。
数点だけを以ってして文学のカテゴリーから外すのは如何なものか。
238吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 07:53:04
>237
読んだ作品の感想とかも書いてください。
盛り上げましょう

ちなみに昨日『権妻』を読みました。
髭に挨拶するところとか、髭のいけ好かない奴がいるからまねしてみよう
239吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 11:51:16
9
240吾輩は名無しである:2005/05/22(日) 10:45:51
地方紙を買う女
天才画の女
巻頭句の女
241吾輩は名無しである:2005/06/05(日) 15:10:36
殺人行おくのほそ道が好き
242吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 17:33:39
30年ぐらい前にNHKでやってたドラマ。
昔軍隊で上官(荒井注)に苛められた男(小林桂樹)が戦後復讐する物語。
題名は?教えて下さい。
243吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 20:26:31
短編で、小指が短い一族の話があると聞いたのですが
タイトルは何でしょうか?
244吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 14:44:23
「砂の器」
殺し方がチャチ。
245吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 15:52:58
「北の詩人」朝鮮の詩人林和の悲劇的な生涯を扱った小説があった。
たしか松本は軍隊を朝鮮ですごしたと思うが、朝鮮や朝鮮の人々に対して
変な幻想や先入観みたいなものがなくて、淡々としたリアリスチックな
筆致が良かった。司馬の朝鮮に関する文章なんかは先入観を膨らませるだけ
膨らまして書いてるから対照的だ。
246吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 21:56:09
「日本の黒い霧」
あそこまで突っ込んでやばくなかったの?
247吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 22:08:12
帝銀事件。GHQが毒薬の実験台として帝銀の人達を選んだのか?
248吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 16:20:13
この人が左寄りだったからという理由で評価したがらない右寄りの人は多そうだな。
249吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 02:24:41
ドラマの影響で「黒革の手帳」を読んだのですが、
ラスト20ページまではワクワクするような面白さだったのが、
ラストで真っ暗な奈落の底に突き落とされたような終わり方で
凄く後味が悪かった…。
もう少し、救いのあるラストにはできなかったのだろうか。
他の小説もこんな感じですか?
250吾輩は名無しである:2005/08/04(木) 20:34:31
くちびるがおもいだされる
251はるか高み:2005/08/04(木) 20:53:59
>>246
すべての事件が的外れなので、少しもやばくはなかった
のです。松本清張は真相の億兆分の一どころか、まった
く何も知らないのです。推理力はゼロ、無能でした。

252はるか高み:2005/08/04(木) 21:03:43
帝銀事件や下山事件は、世にいうような事件ではな
く、もっとはるかに知的なものなのだよ。真相はホ
ント凄いんだぜ。
253はるか高み:2005/08/05(金) 07:17:04
僕は松本清張に約束を破られているが、不思議と憎めない人で
はあった。もし彼が僕との約束を守っていれば、彼は世界一の
推理作家になっただろう。

高円寺。今さらながら深い縁で結ばれていたのだと思う。
254吾輩は名無しである:2005/08/18(木) 20:05:49
今度フジの金曜エンターテイメントで黒い樹海やるんだってね
255吾輩は名無しである:2005/09/03(土) 13:11:34
この人の全集っていっぱいあるから値段結構するのかと思ったら
古本屋で探せばかなり安価で買えるのね・・・
256吾輩は名無しである:2005/09/03(土) 19:20:15



砂の器は本人が書いたんじゃないのにねw
257吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 16:51:13
『霧の旗』(新潮文庫)に関してですが、
この作品て、トリック破綻してませんか?
作品末の殺人事件に関して、柳田桐子が大塚弁護士をハメていることを示す
決定的な証拠があると思うのですが。

それは、桐子がタクシーの運転手に、わざわざ「あの車の後をつけて」と頼んで、
後に殺される男の車を、殺人現場となる家まで追いかけたことです。
タクシー会社を片っ端から捜索して、写真を見せて
「この女(桐子)を乗せなかったか?」と訊けば、
桐子を乗せた運転手は、間違いなく桐子を覚えていて、
「乗せた」と証言するに違いないのです。
なぜって、「あの車のあとをつけてくれ」なんて、
珍しい依頼をしてきた客を、運転手が忘れるわけないですからね。
しかも、この運転手は、桐子をかなり長時間自分のタクシーに
乗せていたんですからね。

この運転手の証言を取るだけで、桐子が殺人現場に行っていたことが
明らかになり、桐子が大塚弁護士をハメるために嘘をついていることが、
全てばれると思うのですが……

ご返信をお待ちしています。
258吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 16:25:07
259吾輩は名無しである:2005/09/17(土) 16:28:27
260吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 12:50:41
司馬の歴史小説が好きで、
今回初めての清張作品として昭和史発掘を読んでいるのですが、
前者の作品と大違いでこちらは歴史の負の部分、というか
人間の本性みたいなとこにスポットライトを当てているのですね
重苦しいけれど面白い
261吾輩は名無しである:2005/09/24(土) 08:44:02
(小谷野は28才くらいの時から2年間カナダに留学した)
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20050914 カナダ留学実記

面白い文章だ。 
ただし、(小谷野が大学教授職を辞める時のイザコザがごく普通の程度の事で、普通の人間なら辞職するようなことではないのと同様に)
小谷野が大学院生として味わった苦労は、日本人の留学生の大部分が経験する程度のことである。

文系の大学院生が博士号を取るまでには、小谷野が経験した程度の苦労(教授たちとの人間関係のイザコザ)はごく平均的だろう。

● 小谷野が、博士号取得資格試験に落ちたのは英語力の無さが大部分の理由だと思うが、有力教授に嫌われていた事が少しは関係していたかもしれない。

● 2年博士課程に在学して博士号取得をあきらめる学生は修士号(M.A.)を取るのが普通だが、その点でも小谷野は不手際だったようだ。

> いやあ文系研究生特有のルサンチマンが凝縮された凄く濃い内容だね。知らせてくれてありがとさんw
> 向こうの教授連がクズ揃いだったのは本当かもしれないけど、それでも 大学院生なら御無理ごもっともでひたすら耐えなければだめだよね。

モストウ: http://www.asia.ubc.ca/faculty/faculty/mostow.html 小さな大学のアジア学科なんて大抵こういう奴がヌシになってますよね。

小谷野スレも覗いてみてください: http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1117723179/l10

小谷野(30才)、魂の叫び> 私は、泣きたくなった。たしかに私は小説家になりたいと思ってはいた。だがその才能がなかったために、学者の道を選び、こうしてカナダまでやってきたのである。その道からさえ、私は蹴落とされようとしているのか?

「カナダ留学(失敗)実記」の結末の辺りが良いよな、と考えていたら
しはらく読んでない 松本清張『或る「小倉日記」伝』を思い出した。「西郷札」も良い。

或る「小倉日記」伝  新潮文庫  ☆☆☆☆

「或る小倉日記伝」「菊枕」「火の記憶」「断碑」「笛壷」「赤いくじ」「父系の指」「石の骨」「青のある断層」「喪失」「弱味」「箱根心中」の9編の現代小説集。 学究に進んだ研究者たちの生涯を描く。
262吾輩は名無しである:2005/10/08(土) 20:38:23
>>257

あの小説の眼目は貧しい女の逆恨み復讐の暗い情熱を
描くところにあるわけですから細かい事はいいんです
263吾輩は名無しである:2005/10/09(日) 18:34:43
>>262
まったくそのとおりです。"257"はいろんなところに、その長文を貼り付けている。その性格は異常としか言いようがない。無視しましょう。
264吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 07:06:02
高校生のとき、ハマッタ
短編では「菊枕」
長編では「けものみち」が好きだ
265吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 16:16:41
>>263
私、>>257ですけど、
「いろんなところに」って、3箇所だけですよ。
これがそんなに「異常」な数ですか?

一番最初に書いたのが、「松本清張ファンのHP」の掲示板。
清張ファンの中には2ちゃんねらーもいるだろうと思って、その直後に、
この板にコピーしたわけです。

その8日後、返信がないので、2ちゃんの他の清張スレ
「社会派ミステリーといえば松本清張。その2」にコピーしたのです。

もしこの3箇所以外でおなじコピペを見つけたなら、
それは私以外の誰かが勝手に貼ったものです。

私が自分で張ったのは、3箇所だけです。
しかも、3回目を貼るまでに、8日間も待っているのです。
これで、「しつこい」とか、「自慢げ」とか、「異常」とか
いわれても困ります。

>>262さんのような返信ならいいのですが。
266めるす ◆ZspydnSMwU :2005/10/18(火) 17:03:16
初めて読んだ作品がわるいやつらだったなあ。
いやはやこんな面白い本があるものかと衝撃を受けたリア厨時代が懐かしいや。
267吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 15:26:22
>>260
おれ今年は司馬遼太郎エッセイ集と昭和史発掘両方集めてますよ。
前者は八割方、後者は半分近くまでこぎつけました。
268吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 06:20:19
今黒革の手帖読んでるかめっさオモシロイ
ハマったぜ松本清張
269吾輩は名無しである:2005/11/16(水) 22:48:21
昭和史発掘読んでる面白い
最近これもリニューアルされて発売されてるね
死後何年も経ってるのにドラマ化されたり、版を重ねてる作家もすごいと思ふ
270吾輩は名無しである