ドンキホーテ、まだ読み始めたばっかりなんですが、ついにスレッド立ててしまいました。
1もがんばって盛り上げますが、みなさん、レスよろしく!
3 :
吾輩は名無しである:03/04/08 22:34
ドン・キホーテと死せる魂はどこか似ているような気がする。
4 :
吾輩は名無しである:03/04/08 22:34
>>1 花も荒らしも踏み越えて、見果てぬ夢を心に進んでいきましょう。
(サンチョ・パンサ)
友人に自分の女房を誘惑させる作中作が面白かった。
6 :
吾輩は名無しである:03/04/08 22:34
サンチョ最高
読んでみたいんですけど
文庫だったらどこのがいいですかね?
8 :
吾輩は名無しである:03/04/08 22:41
9 :
吾輩は名無しである:03/04/08 22:41
抄訳のと全訳とのがあるが
10 :
吾輩は名無しである:03/04/08 22:45
11 :
吾輩は名無しである:03/04/08 22:55
>>8 ちくま文庫はどうですか?
注釈が同じページでわかりやすいと本屋さんのポップにあったのですが
肝心の訳のほうはどうなんでしょう。
>>11 会田由訳のだね。
読んでみて、訳が古い(会田氏明治生まれ!)と思わなくて、
逆にしっくりくるようなら、良いと思いますよ。
13 :
吾輩は名無しである:03/04/08 23:09
>>12 なるほど訳が若干時代がかかってるわけですね。
無難に岩波にしておこうかな。
レスサンクスです。
14 :
吾輩は名無しである:03/04/08 23:11
ピーター・オトール&ソフィア・ローレンの
「ラ・マンチャの男」は感動したよー
松本幸四郎のは、どうかな?
15 :
吾輩は名無しである:03/04/08 23:16
ついにスレ立てたんだな、おめでとうage
牛島先生の訳がいいと思う。
応援どうもー。
前編、第27章までしか読んでませんが、
一番印象深かったのは、第19章でサンチョが初めて、
ドン・キホーテを"憂い顔の騎士"と呼んだところでした。
「実はさっき、あの気の毒な得業士さんの松明の明かりで旦那様のことをじっと見ていたら、
旦那様が、これまでおいらも見た覚えのないほどの、おそろしく侘しげな顔をしていなさったからですよ。」
ここで決定的に、ドン・キホーテは悲劇だと確信しました。
引用長すぎましたね。(汗)
この物語は、正反対の読み方ができますが、
滑稽話としては、演じ手が不幸になりすぎる。
どんな読み方をしていますか?
憂い顔ってちくまですか?
俺の岩波は「にがり顔」だったような・・・
そういやドンキ続編モデルの大江のも「憂い顔の童子」だったな
>>18 ワータさんは、岩波文庫で読んでいるんですくぁ?
22 :
吾輩は名無しである:03/04/08 23:44
お前ら会田先生訳で読め。
牛島訳なんぞ邪道。
>3
ゴーゴリですか。
読んだことないので返事がかけないー。(苦笑)
ゴーゴリとか、ユーゴーとかの作品も読まないとー。(独り言)
>7
推薦するのは岩波。
全訳で、何より、僕が今よんでるから。(笑)
24 :
吾輩は名無しである:03/04/08 23:50
>20
にがり顔ですか。。。
うーん。僕は大江健三郎の作品で、「ドン・キホーテも読んどくべきだな。」と思ったんで、
「憂い顔」の方がしっくりきますね。
>21
そうです!
5000円弱しました!
月初めなのに金欠です!
だー!(泣)
>22
根拠が気になります。
初日から飛ばしすぎました!
ねます!
>24は僕です!
>17さん
別に、俺は古い訳が「正統」だなんて全く思わないし、『ドン・キホーテの旅』
(牛島信明 中公新書)を読んで深く納得するものがあったから。最初に
読んだのは筑摩世界文学大系の合田訳だけど、その後(大江の影響もあった
かもしれんが)牛島訳を読んで、読みやすいし良いと思った。
ただし、牛島先生の紹介書で寅さんとドン・キホーテ比べてるのは、変に
読者にすり寄りすぎていて嫌だけどね。
27 :
吾輩は名無しである:03/04/09 10:18
おれも岩波がいいと思うな。あれは非常に読みやすいし、引っかかるところもなくて
いい訳だと思う。ちくまは文字組がきつすぎるところがある。会田訳はちゃんと読んでない
から何とも言えないけど。
牛島氏の新書は、岩波文庫の解説とかなりかぶってるところもあるけど、
面白いところがたくさんある。どっかから本格的な論集がでてるみたいだから
それも読んでみるつもり。
ところで、ドンキホーテって、悲劇か? ドンキホーテとサンチョとの関係の
変遷とか、おれには全体的には喜劇だと思えたんだけど。
28 :
吾輩は名無しである:03/04/09 13:59
憂い顔の童子今読んでますが、
次はドンキホーテ読んでみよう。
29 :
吾輩は名無しである:03/04/09 14:02
30 :
出会いNO1:03/04/09 14:06
絶版だけど「ペルシーレス」もなかなか面白いよ
牧人小説っていうガラテイアってどうなの?
あと、贋作の方も誰か読んだ人いないかな?
スレ立ておめでとう★☆
後編は度肝抜かれたけど面白いよね♪
>27
なんだろうなー。
僕は、ドン・キホーテが演じる喜劇は面白いと思う。ただし、劇として見ればという意味で。
演じ手側の視点で見れば、その演じ手は別に劇を演じているわけでなく、
狂ってはいるが、必死に生きようとしているわけです。
ドン・キホーテ的な立ち回りをするかも、しているかもしれない僕にとって、
ドン・キホーテを他人事として笑っているだけでは済まされないのです。
>28
お!僕といっしょですね。
ぼちぼち読んでいきましょう。
>32
セルバンデスの著作ですよね?
絶版かー。
>33
「ラ・ガラテイア」・・・
1585年出版の牧人小説で、セルバンデスの処女作。
今、手に入りますかねー。読んでみたいですね。
贋作ってなんでしょうか。うーん。
>34
ありがとうございまーす!
特に下のリンクいいですね。あったんだ、こんなサイト(汗)
本を読むと、本に写った自分がみえます。
こんなよみかたでいいのかな?とも思いますが。
38 :
吾輩は名無しである:03/04/09 21:53
コスプレコーナの辺りに行くと
ちょっとムラムラしますね
>>36 ワータさんは大学生ですか? 若々しいが。
贋作は一作目がヒットしたんで便乗したパクリみたいなもんすね
それにしてもドンキはまず普通の騎士道物語に対しての距離があって
サンチョのドンキに対する距離があって、
作中に出てくる架空の『ドン・ホーテ』の作者や翻訳者(詳しくは忘れました)
に対するセルバンテス自身の距離があって
続編の中には贋作もでてくるし、メタメタですな
40 :
吾輩は名無しである:03/04/09 23:50
>>1 セルバンデスってどういう人物ですか?
セルバンテスは常識ですがセルバンデスなる人物は不幸にも知らないので・・・。
うわー性格悪いからみ方。
42 :
吾輩は名無しである:03/04/10 03:03
スレタイを間違えられると検索できねーよ。あんまり庇い過ぎるのも
よくないね。
がーん。
ほんとだ。
今の今まで、セルバン「デ」スだと思ってました。
。。。
このスレ育っても、検索ひっかからないって、さびしい。はぁ。
>ところで、ドンキホーテって、悲劇か? ドンキホーテとサンチョとの関係の
>変遷とか、おれには全体的には喜劇だと思えたんだけど。
悲劇と喜劇のどちらか、と言われれば、俺は迷うことなく「喜劇」と言いきり
たい。サンチョとの「変遷」ってのは、サンチョがドン・キホーテの言葉に
だんだん取り込まれていく過程のこと?
ペルシーレス絶版なんだ・・・。
<報道より>
一方、米メディアは、レバノンのナビ・ベリ国会議長の話として、
フセイン大統領は米露間の密約に従いバグダッド市内のロシア大使館に
隠れているとの見方を伝えた。同議長は、6日にいったんバグダッドを
離れたロシアの駐イラク大使が8日に急きょ大使館に戻ったことや
ライス米大統領補佐官が7日に訪露してプーチン大統領と会談していること
を挙げ、米露間でフセイン氏の処遇を話し合った可能性を指摘した。
またカタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」もモスクワ発で
「米・イラク間でフセイン大統領の脱出と引き換えにイラク軍も抵抗を
やめるとの密約があった」と報じた。
…第2次世界大戦の間、アメリカのCIAの前身だった諜報機関は、
ヒトラーについての心理学的リポートを大統領の命令を受けて作成していた。
精神科医、心理学者がそのために動員された。ヒトラーがどのような心理傾向を
持った男であるか、極限にまで追い詰められると、どのような行動に及ぶ可能性が
あるのか、切羽つまれば核兵器・生物化学兵器などを使用し、世界と心中する
ような行為に出ないか、理性的に降伏のできる男か、などなど…それとも
自殺を選ぶ男か、精神分析学の学者に徹底的に検討させていたのである。
その報告は、大戦終了の少し前にアメリカ合衆国大統領に提出された。おそらく
チャーチルにまで回されたのではないか。
戦後しばらく眠ったままだったが、当時この調査に携わった心理学者の復活させ
たこの資料を読んで、私はまだ日本でこれを手に入れたものは作家の間には
あるまいと信じた。かなり心理学的に専門的なものだったからである。これを種に
小説を書けば、注目度抜群だろうと小躍りした。ところが、それから間もなく、
私は何を見ただろう。「アドルフに告ぐ」の連載の予告だった。私は、手塚治虫に
してやられたと思うと同時に、彼のアンテナはCIAの内部にまで張りめぐら
されているのではないか、と疑ったほどだ。・・・(手塚本のあとがきより)
49 :
吾輩は名無しである:03/04/10 11:48
岩波で正編だけよんだ。確か会田訳だと思ったけど
現在は牛島訳の新版が出てるのか?
あと、入門レベルのスペイン語に興味がある人は清水憲男氏の
「『ドン・キホーテ』をスペイン語で読む」(PHP21世紀図書館)
って新書版の本が面白い。ただし絶板だろうがね。
>あと、入門レベルのスペイン語に興味がある人は清水憲男氏の
>「『ドン・キホーテ』をスペイン語で読む」(PHP21世紀図書館)
>って新書版の本が面白い。ただし絶版だろうがね。
それ、大学の時に読みました。面白いし、ためになった。
ドン・キホーテのイメージっていうと、みんなドレの挿画を連想するんだろうか?
それとも高麗屋?
個人的には、この風刺小説の喜劇的側面を描き出したのがドレの絵で、
主人公の悲哀を描いたのがオノレ・ドーミエの一連の絵画だと思う。
52 :
吾輩は名無しである:03/04/10 15:55
>>51 ミュージカル版は見てないが、幸四郎なら主役より
ドン・キホーテの馬の役が適してるんじゃないのか?
>>46 そう。変遷というと言葉が足りないかも知れないけど、サンチョとドンキホーテの立場って
のは固定してないし、それを言うならこの作品中のさまざまな事柄の関係もほとんどが
変転してしまう可能性を孕んでると思う。嘘であったはずのサンチョが島の領主になる
っていうのが本当に実現されてしまったり(しかも、案外うまく治めている)、
現実には贋物であり無名の騎士であるはずのドンキホーテが、本当に有名であることになってしまう場面、
他にも贋作や贋作の登場人物まで出現したりと、ひとつとして絶対性を持ち得ているもの
がないんじゃないか、と思う。
笑えると言うところでも喜劇だし、作品全体の構造が「喜劇」じゃないかと思う。
そして、異様なまでのメタ性。これも喜劇性に数えられるかも、と思う。
ixion氏はメタフィクションスレッドでもドンキホーテのメタ性について書いてたけど、
それも面白いから、リンクしておく。
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1032658852/ だいたい400番台あたりでしょうか。
54 :
吾輩は名無しである:03/04/10 20:06
岩波文庫(牛島訳)の挿絵が
ドレって人のですか?
55 :
吾輩は名無しである:03/04/10 20:27
>>54 そうです。あの銅版画がドレの手になるものです。
56 :
吾輩は名無しである:03/04/10 21:38
あの挿絵はほんと良いですよね。
有名な人なんですね。
やりまんの娘に萌え〜
前編37章まで読み終えました。
ここまで読んできて、ところどころ笑いましたが、
やっぱりこの話は悲劇なんじゃないか?と思います。
でも、僕みたいにみんなが喜劇という話を悲劇としか取れないなんて、
それはそれで悲しいことかもしれません。
「愚かな物好きの話」、面白く読めました。
3人全員、愚かでしたね。
3人に限った話ではないでしょうが。
結構、こういう話もいいなーと思いました。
>46
>悲劇と喜劇のどちらか、と言われれば、俺は迷うことなく「喜劇」と言いきりたい。
何故でしょうか。
>51,54,55
ドレの絵は、いいですね。
でも、本当にこれが喜劇的な側面を描いてるんでしょうか。
僕には、この絵はちょっと怖いものに感じられました。
まー、僕は絵のことは良く知らないので、よく分かりませんが。
59 :
吾輩は名無しである:03/04/12 00:43
>58
よー解からんが、あなたはドン・キホーテのペーソスを
悲劇性と取り違えてない? 文学で「悲劇」というのは
もっと違う「様式性」が定型的にあったりするというか・・・
ピエロのパントマイムを見てうら悲しさを感じても
あれを「悲劇」とはいいませんよね。そんな感じ?
>59
うーん。
「様式性」ですか。
>ピエロのパントマイムを見てうら悲しさを感じても
>あれを「悲劇」とはいいませんよね。
いいませんね〜。(汗)
やっぱり、僕の誤読ですか。。残念。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
>>60 ドンキは本当は英雄になりたいのに
結果的にピエロになってしまったという点では悲劇だと言えないすか?
自ら意識的にピエロになろうとしたわけじゃないし
>66
ピエロも、別に笑いものになりたくてなったわけではないでしょう。
>59の発言は、文学的な形式、様式の点で「悲劇」とは呼べないといっているだけで、
読み方によってはそう取れることもあると思います。
今日は、よむぞー!
第41章まで読みました。
捕虜の話おもしろくよめましたが、
キリスト教徒や、イスラム教徒が宗教を大事にするのは、
異教徒との対立があるからなんだろうなー、と思ったり、
ソライダの「わたしの夫になってください」発言に驚いたりました。
そんなわけねーよ、と。
うざっ
70 :
吾輩は名無しである:03/04/15 03:57
ドン・キホーテって何かというとボコボコにド突かれるじゃん。
骨折くらいはしてるはずなのに、次回にはピンピンしてる。
ほとんどギャグ漫画(w
>>70 おれはバスター・キートンの映画を連想した。
キートンが演じる役って、ドン・キホーテ同様に
誇大妄想のケがあること多いし。
『ロストインラマンチャ』観た人いるかな??予告編はつまんなそうだったけど。。。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
75 :
吾輩は名無しである:03/05/04 02:54
返事がない。ただのしかばねのようだ。
76 :
吾輩は名無しである:03/05/04 19:06
びくっ
>75
>76
わざわざあげてくれてありがとう。
後編読み出しました。
サンチョが第五章でいきなり賢くなったのは、なぜなのでしょうか。
何か意味があってのことなのかと、不思議に思ってます。
78 :
吾輩は名無しである:03/05/09 21:54
>>77 当時の出版事情と作品にまつわるエピソードに
関係あり。読みすすんだらわかるよ♥
79 :
吾輩は名無しである:03/05/16 14:12
あげ
80 :
吾輩は名無しである:03/05/24 19:57
このスレどうするんだろう
>80
思った以上に読み進められなくて、
書き込もうにも書き込む内容がありません。
すいません。
>>81 自分も読んでる途中。
マターリいこうや。
23章でもサンチョが急にかしこくなって
またアホに戻る所がありそこは違和感。
>>58 『愚かな物好きの話』はそれだけでもおもしろかったし
次のエドロテーアたちのエピソードの盛り上げにもなっててイイ!
小学生のとき読んだ。(子供文学全集とかで)ギャグ小説にしかとれなかったです。
NHK のアニメのような(?)内容だった記憶がある。
今読むとまた違う印象を受けるかも。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
まだ後編32章なんですが、なんかもーおなかいっぱいって感じです。(汗
「ドン・キホーテ」自体読み終えてないにもかかわらず、「ドン・キホーテの旅」っていう解説本も読みたくなってきました。
最後まで読み通したいし、読んだ方がいいとも思いますが、僕自身そんなに気が長くないので退屈してきました。
(これは僕がこの小説を楽しめていないってことでしょうか。)
うーん。でも読み始めると結構おもしろいというこの矛盾。
>4の書き込みに励まされながら、読んでいきます。
86 :
吾輩は名無しである:03/06/01 01:24
>85
「ドン・キホーテの旅」ってもしかして新潮新書の? だとしたら
図書館で読みました。玉ねぎを生で丸かじりする場面があるってのが
とても印象に残ってます。不味そうだけど何かウマそー(w
ドン・キホーテ級の有名作なら研究書の類を先に読むというのも良いのでは?
いま始めの方を見てたらありましたね「ドン・キホーテの旅」。
中公新書の牛島氏の本でしたか。勘違いスマンです。
ドンキホーテか。
西洋の人から言わせると、近代小説の原点であるとか。
「ノベル」の形式全てを網羅し、およそ近代小説と言うものはすべてドンキホーテの亜流だとかね。
この説をはじめに聞いたとき、「つーかお前の脳内がドンキホーテ」とか思ったけど、形式から見ると、
たしかに、ドンキホーテにはあらゆるパターンが書かれている。あの時代にパロディまでやったセルバンテスはすごいな。
他にも個人の内面じっくり語りますとか、ドンキホーテで初めてやった事は多いけどね。
エポックメイキングな作品ってのは
それを無から生み出した同時代性がすごいわけで
普遍的な良質さを必ずしも伴わないものだからな
ピカソとかといっしょだべ
今みたらいくらでもあれぐらい描くやつはいるけど
そういう流れを生み出した才能がいまだに讚えられてるわけで。
90 :
吾輩は名無しである:03/06/02 19:34
当時の印刷術の発展も考慮にいれるべきかも>近代小説の祖
それまで語り継がれる形の「文芸」が多かったのが
紙面になりヒット「小説」が現われやすい時代でもあったから。
感動した。
でもやっぱり最後まで悲しかった。
あぼーん
94 :
吾輩は名無しである:03/06/12 02:34
>>1 ワータさん
そのサイト「文豪セルバンテス波乱万丈なその生涯」見てきました。
うま〜い!とても読みやすくて、要領よくまとめてあるサイト!
セルバンテスの生涯が目に見えるようです。戦争で左腕やられてきかなかったん
だって、大変な時代に生きたんだね。生きていく苦労も凄いし女所帯に一人と
いうのも大変そう。版権を売り渡したので、ベストセラーになったのにお金が
入らなかったというのもなんだか、いま凄い金額で売買される名画を描いた画家
たちが貧乏なまま死んだ話を思わせる。
せめて、ちゃんと読破しなければいけません「ドン・キホーテ」。読もう!
95 :
吾輩は名無しである:03/06/14 17:55
ここを見て、岩波がいいのかと古本屋で揃い1200円を買ったら、
永田寛定訳ですた。ビニールで閉じてあったので開いてみると、
「すゝむ」とか、「なか(く)」とか、繰り返し記号まであって、物凄く
古い訳……(´・ω・`)。うーん、がんばってこれで読むかなあ。
96 :
吾輩は名無しである:03/06/14 22:30
悪いこと言わないから新しい岩波文庫の牛島訳を読みなさい。
97 :
吾輩は名無しである:03/06/16 04:16
ペンギン文庫のドンキって正・続全巻一冊なんだよね。もう無茶苦茶w
>>97 洋書はそうだよ。
「戦争と平和」も「カラマゾフの兄弟」も1冊。
「失われたときを求めて」の1冊本を見たこともある。
どこかで読んだことだが、1作品を2冊以上にすると、
読者は「出版社は2冊分の値段を取って、不等に儲けようとしている」と思うらしい。
読め!読むんだジョー!
100 :
吾輩は名無しである:03/06/17 23:42
100
ご忠告通り、牛島訳を図書館で借りて読み始めました。
今日、サンチョがトランポリンごっこされたところまで。
無茶苦茶面白いです! ラテンアメリカ文学スレで
薦められて興味を持ったのですが、こんなに面白いとは!
感動!!ウワァァァァン!!! ヽ(^▽^)ノ
>101
確かにおもしろいけど、
そんなにうけるとはびっくり!
僕の笑いの感覚が鈍いのかな。
まー、ぼちぼち読み進めていきましょー。
>102
そ、そうなんですか?
昨夜はゲロの吐き合いまで読みました。下品なコントみたいです……(゚Д゚;)。
歯を折られたり、骨を折られたり、痛い描写は苦手なので、顔をしかめながら
読みましたが……。
104 :
吾輩は名無しである:03/06/30 15:09
全編だけ読んでおけばいいと聞いたことがある→ドンキ
前編の間違いスマソ
んなこたないぞ、後編はちと陰鬱になったりするが、
やはり素晴らしい作品だと思う。
ついでに、ちくま文庫からでている『贋作ドン・キホーテ』もよろしく!
悲しすぎる物語。。。age!
109 :
吾輩は名無しである:03/07/08 04:39
>26
そう?俺、今ドンキ読んでるけど、なんか寅さんみたいだなぁと感じてたんだけど。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
111 :
吾輩は名無しである:03/07/20 03:52
図書館で牛島訳のハードカバーのヤツ借りてきた。
16日から読み始めて後編の半分までいきました。
こんな面白いとは思わなかった。
贋作も読みたくなったのでちくま文庫から出てるの
ネットで注文したけど出来はどうなんですかね?
昨日、後編読み終わった。
やっぱり後編より前編の方が面白いね。
後編は公爵夫人の城での出来事が長くてダルかった。
>>111-112 俺はどっちも好きだな。
後半は後半ではらはらするでしょ。
いつ狂気が終わっちゃうのか、
なんとかこの冒険が続いてくれないものかって。
後編はサンチョが島の太守になるエピソードがあるから好き。
ガイシュツかもしれんが、灰毛の騾馬に涙流しながら話しかけるところは白眉。
話題になっていないみたいだけど、映画「ロスト・イン・ラ・マンチャ」見てきました。
東京では25日が最終だけど、見て良かったです。切実過ぎて笑えないけど。
ロシュフォールよりも、ギリアムにドン・キホーテを演じてもらいたくなりました。
ジョニー・デップのサンチョ・パンサも見てみたいです……(´・ω・`)。
>>116 そうそう。見ると、ああ、実現して欲しかったのに!と思うよ。
今日までだから、急げ! チケットは、チケットぴあで買えば
1500円だから。
みたよーロストインラマンチャ。
ロシュフォールはまさにドン・キホーテそのものって感じで
復帰してもらいたいと心から思ったな。
最後のシーンにはウケタ。ギリアム不屈だね。
>112
僕は後編の方がおもしろかったです。
サンチョが、別人のように頭がよくなって、裁判をするところが特に。
でも、ずいぶん忘れてしまったなー。(汗)
>113
僕はドン・キホーテで始めて知ったような気がするんですよねー。
読書の楽しみってやつを。
ぐいぐい引き込んで読ませる本はこれまでにもあったことがあるんですが、
ドン・キホーテってなんか散歩する気分で読めるんですよね。
「さ、今日も読むか。」みたいに。
だから話の終わりに近づくとさびしくなるのだと思いました。
>114
いいですよねー(笑)
(^^)
俺も後半でサンチョが活躍してるとこは好きだよ。
あとちくま文庫から出てる贋作の上を読みました。
ドン・キホーテもサンチョも全然、惹かれる物がなくて
セルバンテスのドン・キホーテに遠く及ばないけどそれなりに楽しめたよ。
途中に入ってる「幸せな恋人達」って挿話は面白かった。
気が向いたら下も読んでみます。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
124 :
ワータ ◆yDB/O8kZAc :03/08/16 23:52
セルバン「デ」スだから人が来ないのかー。
セルバンテス上げ。
それにドンキホーテに中黒入れてないしね
う。そうか。それもありますね。
セルバンテスの作品ならぬいわゆる贋作、
ドンキホーテ・続編を読んだ人います?
昔、アニメでやっていたドンキホーテは面白かったな〜。
思うに中年男が主人公の子供向けアニメって、あれ以降ないんじゃないだろうか。
>>127 ちくまから出ているいわゆる『雁作ドン・キホーテ』のことですね。
ある意味たいへん労力を消費する読書になりますよ。イタすぎました。
130 :
ワータ ◆yDB/O8kZAc :03/08/31 22:30
ナボコフのドン・キホーテ講義あげ!
>127のは普通の続編のことじゃないの?
だったらそれは贋作じゃないけど・・・
古本屋で『ドレ画・ドン・キホーテ物語』という文庫本を
100円で買ったよ。今は亡き教養文庫。
岩波文庫には数点抄録されているドレの画が、正・続合わせて120枚。
これは見ているだけで楽しい。
本編はまだやっと正篇を読み終えたばかりなので、これから続篇がんばります。
岩波文庫でいうと『ドン・キホーテ前編・後編』がセルバンテスの作品で、
続編は贋作なのでは?
昔の版じゃないの?>続編。訳が違う。永田訳だったり。
贋作じゃないよ。
「愚かな物好きの話」の位置は絶妙ですね。
保守
>>132 ああ、ドレの画はすばらしい! 画を眺めるだけでも楽しい。
100円とはいい買物・・
139 :
ワータ ◆yDB/O8kZAc :03/10/05 23:19
あげ!
140 :
吾輩は名無しである:03/10/06 06:11
俺は長田寛定訳が好き。ってこれしか読んでないけど。
最初に読んだ訳が定着してしまうのってあるよね。
俺の中ではドン・キホーテのしゃべりは「いかっしゃい」とかで固まってしまっている。
141 :
ワータ ◆yDB/O8kZAc :03/10/24 07:34
保守上げ。
142 :
吾輩は名無しである:03/11/03 13:39
ふう
セルバンテスについて
レポートを書く羽目に・・・
キホーテじゃなくて
セルバンテスについてもっと
おしえて
犬がぶつぶつ言うやつが好きだな
ドン・キホーテ、今日初めて読んだんだけど、電車の中で吹き出しまくって
周囲に怪しまれたので途中で読むの止めちゃった。
滅茶苦茶面白いっすね、これ。公の場では恥ずかしくて読めないや。
145 :
吾輩は名無しである:03/11/26 21:03
娘に売春させていたセルバンテスは逝って良し
>>145 いいんだよ。
妻、妹、娘が売春して稼いでくれる。
そして自分は、トラブった男を殺す役割。
著作権なんて概念の無い時代、この稀代の奇人はそうやって暮らしていたんだ。
だからこそ我々は彼の作品を読めるんだ。
妻に感謝、妹に感謝、娘に感謝。
今フジでやってんじゃねーかよ
誰も書いてないのかよ・・・
読みは結構強引だねえ。
「窓際族のおっさんがいきなり頓珍漢に張り切りだす」って何だよ。
でも参考にしてるのは故牛島さんの『ドン・キホーテへの旅』?みたいで
結構オーソドックスだね。「才知あふるる」という箇所に注目するとか、寅さんと結び付けるとか。
148 :
吾輩は名無しである:03/12/07 01:24
そうか俺のはちくまのだから読みにくいのか…
149 :
吾輩は名無しである:
古本屋で原語のペーパーバックが100円で売ってた。ただし後編のみ。
いつの日か読んでやるぞ!(w