スゴイ。俺スゴイ。まじでヤバイよ、マジすごい。
俺ヤバイ。
まずひとり。もうひとりなんてもんじゃない。超孤独。
「ある朝虫になっていた男くらい?」
とか、もう、そういうレベルに到達してないけど。
何しろオタク。すげえ。なんか本が友達なの。何冊とか数量の概念超越してる。棚から溢れて床になってる。
しかもまだ増大してるし。ヤバイよ、一冊が人との1メートルだよ。
だって普通の人はいらない本捨てるじゃん。だって読みもしない本で寝るとこなくなった困るじゃん。来客が部屋見て超帰るとか困るっしょ。
そればかりか本の重量だけで床抜けて、初めて話した階下の人に対する第一声が「申し訳ありません」とか泣くっしょ。
だから普通の人は本とか溜めない。要領を心得た人たちだ。
けど俺はヤバイ。そんなの気になるけど、すごく気になるけど、本買いまくり。止まらない。活字中毒。
オタクって言ったけど、趣味的にはそうじゃないかもしれない。でもマトモって言うには
「他人のたった一言一言に嘆き悩み苦しみ、裏を探って一言も発せなくなるような対人恐怖症だろお前は」
って内なる声が絶えない。分かって欲しい。誰にも理解されて放置されたい。でもそれも寂しすぎる。
あと超小声。聾唖者通り越して最近おしの症状まで出てきた。ヤバイ。大江的後天性おし。家族とかよく見えすぎる。怖い。
極めつけに超何もない。超ガラガラ。人を疑いののしる自分をののしる毎日。自傷癖まで。小学生のころから兆候があった。
なんつっても生きる資格は凄い。俺には到底満たせない。
俺らなんて無限に広がる宇宙の前では塵芥に過ぎないとか逃避口を見つけた先から、だが社会からは逃れようがない現実に立ち返ったりして、
逃避した自分の弱さは俺自身扱いきれない。そんな俺とは関係なく流れ行く世情に絶望して、見えない壁であがくように、
嗚咽混じりのため息を吐く。
とにかく貴様ら、坂口とか太宰とか読んで自分の命だけが軽いと実感してるつもりのイタい俺を見ないでください。
こんなヤバイ世界で生きてるあんたらとか超偉い。がんばれ。がんばって。どうか、がんばってください。がんばれえぇぇえーえええ……