1 :
吾輩は名無しである :
03/03/20 22:10 天才兄弟の弟。
2 :
吾輩は名無しである :03/03/20 22:21
マン毛
3 :
吾輩は名無しである :03/03/20 22:38
ねじの回転だけ読んだことある。 もう絶版にすべき本だと思った。
4 :
吾輩は名無しである :03/03/20 23:47
講談社の翻訳で読んだ「鳩の翼」 独特の心理描写に頭痛くなった。
5 :
吾輩は名無しである :03/03/21 22:57
このスレは要らないでしょ。 好きな人がこっそり一人で楽しむ作家。 日本で全集が出ることも無いでしょう。 評論はもっと読まれていいかもしれないけど。 ちなみに私が考える彼のベストは長編なら"Ambassadors"、短編なら"The Beast In The Jungle"。
要らないと思うなら書くな。 こっそり一人で楽しむ作家と思うならベストなど書くな。
ジェイムズは中期の作品が良い。 一般的に中期は実験期だとかいうが、なかなか前期も シェイクスピアをなぞりながら実験してるのが伺える。 後期だけしか読んでないixさんは何が楽しくて 読んでたんだろ?旅行から帰ってきたら聞いて見たいな
ジェイムズとかウルフ、フォースターといった英文学の巨星が 語られるスレッドをあまり見かけませんでしたね。 (ヘミングウェイとかモラヴィア、ワイルド、ダレル、莫言…など、 何人かが「意識的に」作家スレを立てている気がしないでもない)。 全集は24巻でしょ? かなりヘビー。選集だけでも読みでがある。 私が英語の原書で読むことを考えるとき、やはり上の三つの 巨星の名が真っ先に浮かんでくる。現代にも通ずる普遍的な テーマがしっかり書かれている印象があるから。ジャリじゃ なく成熟者たちの文学という印象も(ああ、ブッシュには首ねっこ つかまえてフォースター『インドへの道』でも読ませたいね)。 とりわけジェイムズ作品は、トリッキーというか奇矯というか エキセントリックな女性が出てくるのも楽しみ。そういう短篇から 少しずつ読みたいと思う。 短篇は中篇と併せ110篇程度もあるらしいですねw。 長篇が20、自伝が3、旅行記が8、さらに伝記・旅行記、書簡を 入れると、超遅読には一生不自由しないぐらいの量がある。 後期作品はやはり「脱ロマンス」、時系列ではない「意識の流れ」 やそれを扱う言語が、ジョイス、ウルフ、フォークナーにつな がっていくから、「20世紀文学事始」みたいな感じで研究家の 方たちなどは読まれるのでしょうか。 ――何か文学案内に書いてありそうなオーソドックスな解釈ですが。
教科書にはコスモポリタンとしての作家ってでてますね。 アメリカ対ヨーロッパの構図が初期はアメリカの「無垢」を 主張しているに対して後期はヨーロッパの「経験」に 主体を置いている。約40年の間に彼の中に何があったのか・・・ 興味深いとこだと思います。 そうそう、「意識の流れ」などもそうですが「フェミニズム」の 事始wとしての価値も言われてますね。このあたりの方が フォースターやウルフにも繋がると個人的には思います。 >書簡 多すぎ。もし彼が今の時代の人ならメール箱はいつもいっぱいだろうなぁ
Complete Storiesなら5巻で揃う
後期三部作が割りに好きなのですが、何でそんなに物語を引きのばさなくては ならなかったのかなあ、ということを考えながら、読んでいます。 誰がどこからどんなパースペクティブで語っているのかがよくわからない ところが、クロード・シモンの源流のように思ったり。 >マダムBさん 『インドへの道』をブッシュに読ませたら、最後のシーンだけ取り上げ られて、やっぱ和解は不可能だって言いそう(笑)
「デイジー・ミラー」つまんなかった。
>後期三部作が割りに好きなのですが、何でそんなに物語を引きのばさ >なくてはならなかったのかなあ、ということを考えながら、読んでいます。 書くことは引き伸ばすことだ、ってのを、思いっきり文体で示してくれて ますよね。後期ジェイムズ。口述筆記どうこう関係なくても、きっとあの 境地にいっちゃってたんだろうなぁ、ジェイムズって作家は。 でもね、自分でも"too long-winded"とか"too big a head for the body"みたいなこと言ってたんだよね、ジェイムズ。 特に時間に関する言葉とか別の視点、別の角度からの描写を挿入する やり方がすごいんだけど、あれ自分でも「そうせざるをえない」って いうのがあったんだろうね。
なんか変な思い込みに囚われてたんだろうね。
どーなんだろうなぁ<変な思い込み 全集刊行時の例の序文たちなんかも、自分が作り上げたものに対して更なる 挿入と引き伸ばしを試みているようで、分析としては素晴らしいのかも しれないけれども、作品に絵の具が重ねられていき、下絵が塗りつぶされ、 構図が全く変わり、それでもさらに絵の具を重ねて、どんどんと描くことから 構築することに近づいていく、そんな強迫観念めいたものを感じるときもある。 『金色の盃』の第一部「公爵」でも、よく注意すると時間に関する表現が 結構あって、そこでは時間はやはり「引き延ばし」の為に在るものだと考え られているようでもある。そして、恐るべき忍耐力で待ち構える時間に、 人は自分の考えをさまざまに挿入していくのだ、っていう描写の仕方に 思えるんだよね、後期ジェイムズ。 だからこそ、時間が「待ち構える」のではなく、「容赦なく進む」舞台での 戯曲を書くことには、どうもジェイムズは長けていなかったのではないかな。 でも、後期作品読んだのずいぶん前だし、もう読むのも大変だからちょっと 曖昧^^;
>>5 >日本で全集が出ることも無いでしょう。
作品集でてるじゃん。短編集もたくさん出てるし。相当読まれている作家だと
思うよ。映像化も多いし。
>tar babyさん
>後期だけしか読んでないixさんは何が楽しくて
>読んでたんだろ?旅行から帰ってきたら聞いて見たいな
おいおい、後期「だけ」読んでたら変人だよ^^; 短編や戯曲を全部読むのは
さすがに無理だけど、後は有名どころはだいたい読んでるよ。
…でも、どうしても後期作品にひきつけられるのは確かだ。不思議だね。
ジェイムズは作中の時間を「語られている時間」「語る時間」という2つに わけることで読者意識に立体視法的作用を試みている。また フロイトが過去の記憶は新しい体験によって書き直しされ心理の付与が なされることから彼はさらに「読書」する読者の時間に心理的な介入をまた 一つ加えようと実験しているように思われる。 後期作品が難解であるというのはこの実験的テーマの構築が ピークに達したからじゃないだろうか。 心理学者の兄ウィリアムの影響を多大に受けている結果、 彼も同等の実験を作品の中で試していると思うし、世間に自分の 作品が受け入れられないことも彼の複雑な心理状況に加担している とも思われる(アメリカからイギリスに帰化したのもこの理由らしい) ジェイムズになると自分が止められなくなるw。やっぱ読み応えの ある作品書いてるもんなぁ。ちなみにジェイムズはポーだけでなく ホーソーンの緋文字にも空想の乱用を指摘している。
うげ、15,16を読まずにカキコ
>作品に絵の具が重ねられていき、下絵が塗りつぶされ、構図が 全く変わり、それでもさらに絵の具を重ねて、どんどんと描く ことから構築することに近づいていく、そんな強迫観念めいたもの まさに言い得て妙だと思います。私の感じだと、デッサン。つまり いくつもの不連続な線分があらゆる方向から重ねられて一つの太い 線となり、それが縦横に折り重なって、一つの像を形作る。 けれども、それは明瞭ではあるが、輪郭を欠いたまま最終的な完成 そのものから、常に遅れるものとして提示されるデッサンのような ものに思えます。 ixionさんの提示するジェイムズ的活劇はまさに当を得ていると思う けれども、その裏に幸福なジェイムズを読むとするなら、その 「ある種の暗がり」を言い当ててしまうような言葉を遠い視線で 迂回しながら、含羞むときの勲し(デ・フォレの解説のパクリで) を読み取れるような気もします。
>>16 >作品集でてるじゃん。短編集もたくさん出てるし。相当読まれている作家だと
>思うよ。映像化も多いし。
国書刊行会から出ているのはあくまでも「作品集」。それも後期の作品を中心とした。
『ロデリック・ハドソン』『アメリカ人』『ボストンの人々』『カサマシマ公爵夫人』といった重要な作品は入っていない。
>tar babyさん >読者意識に立体視法的作用 という部分はまさに、『黄金の盃』第1章の一を読むと、明瞭になりますね。 現在の時間は「公爵が馬車に乗ってカドガン・プレースに着く」という、この 中にいくつもの過去がが立体的に立ち現れてくる。それは、確かに公爵の 心理描写ということもできるけれども、公爵の心理そのものの語りなのか、 語り手の語りなのか判別しづらい未分化の言葉の中を、読者は探し求めつつ、自ら 像を結んでいかなければならないですよね。 そうしたような、読むときの抵抗感が、「読む」ことそれ自体が起こす 心地よい疲労感を惹起するから、後期ジェイムズを私は、何度でも読んで しまうのだと思いました。
不連続でうねる後期ジェイムズについて考えるとき、短篇『初老 The Middle Years』の一節を面白おかしく思い出してしまう。 主人公は彼の小説によく出てくる「大作家」という設定で、出版社 から送られてきた最新作の出来たてを手にする。 「それは一巻ものだった。彼は一巻もののほうが好きで、圧縮の かぎりをつくすのが狙いなのだ」(沖田一・訳) 位置的には中期の最後の方1895年に書かれた作品で、明らかに ジェイムズ本人を思わせる人物を描いている。この作品のあと 「圧縮」と正反対の方向に行ってしまっので印象に残る短篇だ。 余談だが、ウルフが学者だった父について書いたエッセイに こんな一節があった。 「できるだけ少ない語数で、できるだけ明晰に、自分の意味する ところを正確に書くこと――それがものを書く方法について彼が 教えたすべてだった」(川本静子・訳) これを最近読んで、『初老』の一節をちょうど思い出していた。
先に「ジャリでなく成熟者たちの文学」という品のない書き方を したけれど、一般に「意識の流れ」と呼ばれる文学を読んだとき、 これらはある意味「加齢」というものがもたらした産物ではない のかと思えることがある。 >"too long-winded"とか"too big a head for the body" >みたいなこと言ってたんだよね、ジェイムズ。 そこにある時間の流れに、別の時間軸や想念が挟まって くる現象というのは、記憶の堆積が重なれば重なるほど、 倍々ゲームのように加速してくる。 たとえば見慣れた町を歩いていて、工事現場に出くわしたとき、 「ここは昔、小料理屋があってガンコな親爺が切り盛りしていた。 見事にハゲてたな。バイトで来ていた元教師だった女性は、大陸へ 戻ったのだろうか。中国と言えば、あの農薬問題はカタがついたか。 そういば当時よく飲んでたあの友だちは…」 てな具合に、経験が重なれば重なるほど、うねり逆巻く意識は 肥大化してくるものだ(読書時はとりわけ煩わしい)。 これらにおそらくは悩まされながらも、表現の対象として描き 切れるかどうか立ち向かったというのが、老作家となった後期 ジェイムズのユニークなところだと思う。 でも、私は『友だちの友だちThe Friends of Friends』や 『私的生活The Private Life』のような有名な幻想譚も好きだ。 前者の女性の心理描写は、日記という形式をとっているだけに 余計凄みがあると思う。
うげ、脱字。
>表現の対象として描き切れるかどうか立ち向かった そうかもなぁ・・・「加齢」というのもあったのかもしれない。 ちょっと思うにThe Friends of Friends(The Way It Came)とか The Turn of the Screwなんか読むと作品の突き進もうとしている テーマは「情動」ではないかと考えてしまう。 喜怒哀楽・恐怖を持った時の人間の表情のような表出反応とか 生理的喚起。これらは原因や対象が明確にされるはずなのに、 それをわざと見えて見えざる、聞こえて聞こえざるように 無意識的に埋め込んでいく・・・(ちょっと言葉が足りないかf^^;) ま、現代ホラーの先駆けとも言えなくはないなと思うわけです。 >JPB 自分はその抵抗から読めないんですよ。意識が頓挫してしまう 読書はかなりつらいです。
>JPBさん 「さん」付け忘れました。何やってんだ俺は。
>作品に絵の具が重ねられていき、下絵が塗りつぶされ、 印象批評で終わってしまわなくもない
そこを分析すると、しちめんどくさい文体分析になるから嫌^^;
印象批評というのは、評者の文体や表現が個性的になされ味が出てくれば、 一種の「文芸」として読むべきものが十分にあるように思う。 ジェイムズほどの作家なら、日本人学者による研究書もいくつか出ていたと 思うし、そういったものをとうとうた〜らりと始められても、ねえ。 まあ、奇特な方がいればやってほしいですけれど。 むしろジェイムズとかナボコフみたいな「ひねくれおじさま」たちの 文学を語るときには、彼らが乗り移ったかのような文体で戯れてみる なんぞ、しゃれているのでは?<27さん また、「隠喩」というものを人類が何故かくも便利に使ってきたか、 その意義を考察するも一興。 アトウッド『昏き目の暗殺者』を読み始めたら、別スレで話題に なっていた通り、なかなか面白い。何かパルプ・フィクション乗り なので「すっ飛ばし読み」をしているけれど、ズルして先に訳者 あとがきを読んでいたら、アトウッドが「ヘンリー・ジェイムズを 読みすぎたかもしれない」と語っていたというエピソードがあった。 『昏き目〜』はハメット賞を取ったから、ジェイムズの「意識の 流れ」を取り入れようとしたハメットを意識して書いたのでは ないかと訳者は推量している。 でも、この本を読む限りにおいては、「意識の流れ」よりむしろ 話者narrativeの扱いにおいてジェイムズの影響が顕著だと思わ れるのだけれど…。読み通せて何か考えついたら、また書きます。 文学史を押えている人には当たり前でしょうが、ジェイムズか カフカか。後続の作家たちに与えた影響という点で、この二人は ホントによく名前が挙がってきますね。
>tar babyさん そうですねェ。私が初めてJames作品を読んだのが、『Ambassadors』 だったのですが、最初の印象は、うわ読みにくい、というものでした。 フロベールの薫陶を受けたあとにこれって一体・・・??という疑問や、 「読めなさ」や「わからなさ」の持つ現実感などがないまぜになり、 後期に惹かれていっている気がします。 もちろん前期、中期ともに今後も色々読んでいきたいなあと思っています。 岩波文庫で出てる『アスパンの恋文』も中期に属するものなんでしょうか?
横レスで申し訳ないですが、 「後期三部作」のタイトルを教えてください。 ここのスレ見て読みたくなってきました。
>>31 さん
私は『鳩の翼』『使者たち』『黄金の盃』のつもりでした。
JPBさん そっか・・・とりあえず初期・中期・過度期・後期とわけて考えて ですが、アスパンは中期に属してると思います。 個人的には「幽霊」モノでジェイムズ作品を区切ってます。 初期・・・The Romance of Certain Old Closes 中期・・・Sir Edmund Orme 過度期・・・The Turn of the Screw 後期・・・The Jolly Corner はっきり言って後期の作品を英語で読むのはあまりにも辛すぎる。 ジェイムズの後期作品の視点は登場人物→語り手→読者という具合に 3度訳さなければならないし、英語ならさらにもう一つの訳が加え られる。 日本でジェイムズ研究は一昔前盛んに行われていたけど、かなり 手間取ってるように思われた。僕は幽霊モノしか追わなかったけど それでも「こりゃ何を指す?」って感じで取りようがいくらでも あった。 ジェイムズは(初期をぬかして)10人いたら10人の視点がある作品ばかり。 >おいおい、後期「だけ」読んでたら変人だよ^^; っていうのと同感で後期だけ読んでそれらが一番面白いと思うのは 合点がいかない。 後期の3部作を読むのなら「ある婦人の肖像」は絶対に読むべきだと 思う。
>tar babyさん 「過渡期」という分け方もあるのですか。 何だろう? ジェイムズの頭がだんだんこの世のものと思えなく なってしまった時期なのでしょうかw。 年号がわかりやすいので、1881年『ある婦人の肖像』ぐらいまでが 初期、1901年までが中期と単純に思っていました。 そして、それに続く1902年『鳩の翼』、1903年『使者たち』、1904年 『黄金の盃』って、文学史上まれに見る神がかりぶりですよね。 日常会話がちゃんとできなくなったらしいと言われているようですが、 そりゃそうだろと納得できるヘビーな仕事だと思います。 幽霊もので傾向の変化を分けるというの、よかったらもう少し根拠を お教えください。 それから、前期のころの短篇は評価が低いようですが、どんな感じ なのか分かれば…。 Complete Storiesは価格もさることながら、ボリュウムもすごそうで おののきますが、中篇扱いの『アスパンの恋文』なんぞも、これに 所収されているのかな。
ごめん、Completeには全部入ってなかった(やっぱ突っ込み入るよねw)>Bさん カキコした後見たら長編はなかった。バラで買うしかないや(ドコガコンプリート? 幽霊モノでジェイムズを追っていくと 初期は単純にシェイクスピア作品をなぞってる節があるし どちらかといえばディケンズのようなリアリズムを目指して いると思う。写実的・・・ですね・・・。 中期の幽霊モノは怪奇小説のかなり高度な完成度です。 これも人間の内心よりも動作的なリアリズムです。 で、過度期ですが、自分がマジに面白いと思う 『ねじのひねり』『友達の友達』は 『ある婦人の肖像』と中期幽霊モノをごった煮した感じです。 (『ある婦人の肖像』はちょうど中期と過度期の境目になります。) 過度期には『メイジ−の知ったこと』という作品も入っていて、 ジェイムズは「子供の視点」からアプローチしてます。中期の ThePupilと比べるとその視点の完成度は高いと思います。 (何をもって視点の完成度と言うのかと聞かれそうですが) ナレーターや読者の外側と内側に存在するものの介入を遠慮なく やってのけてる・・・というスゴミのある作品です。かなり面白い。 最後の後期ですが、自分的には芝居がかっている作品だと 思います。点で結ばれているような動きに思いますが・・・この あたりは異論が多くありそうです。 Completeの3巻にアスパンが入ってます。友人がこの作品について 昔暑苦しく語っていました・・・自分的にはどこがいいのかイマイチわからんの ですが。
Ghost Storiesの説明、早速にありがとうございます。 「小説」という日本語には全部ひっくるめられているから、用いるのに ご用心…というようなこと、前に独文学に精通している方から指摘され たような記憶がありましたが、中短篇はStoriesなのでしょうね。 Library of Americaシリーズには、ジェイムズのNovelsという巻も 年代別に整理されているようです。自伝や紀行の巻もあるのかな? これ、恐るべきシリーズで、米国アマゾンの方でシリーズ名で検索 すると、威圧的な巻がいっぱい。 どこか妙なスレで、ixion氏が戯曲に関する長カキコをしていたのを 見かけ(もちろんちゃんと保護済み)、Tennessee Williamsの巻を 試しに調べていたら、1000頁のが2冊もあった。戯曲なら少しは読み やすいかも…と思う浅墓を一気に粉砕されますw。 やはり薄い1冊ずつの達成感がないと、楽しみも苦行と挫折で終わる。 「糊づけして踏み台にも転用可能」というキャッチコピーの企画で しょうかw。壁面演出とか、ね。 『アスパンの恋文』は『ワシントン・スクエア』のような読み易さ (邦訳ですが)がありますよね。会話が多い。でも、ロマン派詩人の 恋人だったという設定のご婦人も、その姪も何か変わった女性で、 人物描写が面白いということは言えるのかもしれません。だから、 ジェイムズ入門みたいな言い方をする向きもあるのだと思います。 ああ、そうだ。バイアット『抱擁』を読んだとき、詩人の恋文を 保管しているという設定で、この中篇を思い出したりしたのだった。
>中短篇はStories
そっか。ありがとうございます。長編でもE-textでいくつか
手に入ります。だいぶ昔に下を辿っていくつか手にいれました。
ttp://www2.newpaltz.edu/~hathaway/ >「糊づけして踏み台にも転用可能」というキャッチコピーの企画で
>しょうかw。壁面演出とか、ね。
爆笑中です。しばらく動けないwww
38 :
吾輩は名無しである :03/04/06 22:50
捕手
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
40 :
吾輩は名無しである :03/04/23 12:25
テキストサイト発表 tar baby氏の論文資料age
へーーーーこんなスレあったんだ。 なんかジェイムズって、読むの疲れる。 きっとイギリス人の典型みたいな人物なのかな?
>41 アメリカ人なんだけどね。俺も時々勘違いするのだが。
>おさWorm ヘンリーのお父上は,同じヘンリーという名で,アイルランドから 米国へと渡った移民.よってヘンリーの出生地はアメリカ。 ヘンリー・ジェイムズが生後6ヶ月のときに一家は英国へ旅行. そのときに父上は,熱狂的ともいえる神秘主義者となって, スウェーデンボルグ哲学を信奉し始める. 1843年生まれのヘンリーは,1855−1858年に一家で再びヨーロッパ 外遊.これは,精神文化が深いヨーロッパの地にて子どもたちを 教育したいという父の強い意向による.米国を野蛮視していたのですな. 18歳で南北戦争が起こるものの,その前に近所の火事でケガを追った ため,従軍はかなわなかった.ハーバードで法律を志すも,文学に 興味が移って中退.1875年に故国アメリカを去ったヘンリーは, 1876年にロンドン永住を決意する. ヘンリーの作品は,米国文学としても英国文学としても扱われる. 両文壇から綱引きされている…という側面があるようだ.
わざわざ略歴すまんこ そういやデイジーミラーはそんなことかいてあったな。
45 :
吾輩は名無しである :03/05/19 13:49
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
>20 >国書刊行会から出ているのはあくまでも「作品集」。それも後期の作品を中心とした。 『ロデリック・ハドソン』『アメリカ人』『ボストンの人々』『カサマシマ公爵夫人』といった重要な作品は入っていない。 遅レスですが・・・・上記作品の翻訳は以前に出ていますよ。国書刊行会は翻訳が出ていないもの中心に組んだのではないですか。 昔の文学全集全盛時代に、夫々筑摩書房、河出書房、中央公論、集英社の全集で出ています。私は「ロデリック・ハドソン」以外はこれらの全集で読みました。
亀+横レスですが
>>33 さんの
>>作品の視点は登場人物→語り手→読者という具合に・・
ここに大文学の秘密がありそうな予感。
49 :
吾輩は名無しである :03/06/17 22:26
この人の作品って、すごく晦渋なんだけど・・・・・ 文学史的に重要なのはわかるけど
岩波から『デイジー・ミラー/ねじの回転』出ました。
51 :
吾輩は名無しである :03/06/22 10:02
岩波と新潮どっちの翻訳が良い?
岩波、読んでない。 あぽろんと新潮ならあぽろんかな
53 :
吾輩は名無しである :03/06/22 20:52
54 :
吾輩は名無しである :03/07/08 22:40
『金色の盃』、やっと読み終わったよ…。下巻の半分までいい調子で読み終わったと思ったら その後がとってもしんどかった。。。マギーの想像(妄想か?)が延々と続くのがまどろっこしかったり…。 個人的には『鳩の翼』の方がお気に入り。 ともあれ、ヘンリー・ジェイムズかなり気に入ってます。『ある貴婦人の肖像』はもう読んだし、『使者たち』を読もうかな。
>使者たち ナイスなチョイス。
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
57 :
吾輩は名無しである :03/07/20 21:10
58 :
吾輩は名無しである :03/08/03 18:37
英語の原書で読むの難しいですか?
59 :
吾輩は名無しである :03/08/06 20:41
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まみでっす!みんな元気ぃ?夏だねーーー!
あたしね、今どこにいると思う?えへっ、実はアメリカなんだぁ。
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60 :
吾輩は名無しである :03/08/09 18:27
Washington squareは映画化されてて、結構いい出来なのに日本での販売はないのだ。
ジェイムズもだけど、100年近くも前の作品だと研究の定説が 出来てて、たまにうざいと思う。でもその定説すら読まないで 勝手に言ってるやつはもっとうざい。
62 :
吾輩は名無しである :03/08/09 20:14
小説じゃないけど、兄貴の方は何から入るのがいいのかな。
63 :
吾輩は名無しである :03/08/09 20:22
今、本屋で買えるのは「ねじの回転」と「デイジー・ミラー」だけですよね?? 「
64 :
吾輩は名無しである :03/08/09 20:51
あっ、講談社文芸文庫でも2つありますね
>62 ネットで読めるモノ手当たり次第つーのは?乱暴すぎるかな(w
>61 定説を承知したところで、各古典作家のスレで新説披露してみて!
>64 岩波文庫「ある婦人の肖像」「アスパンの恋文」「国際エピソード」 もまだ手に入るんじゃ?
>66 おに、あくま
>68 たこ! 「国際エピソード」は見かけなくなった。 「ある婦人〜」「鳩の翼」もそろそろ在庫僅少というところ。
>69 すっとこどっこい 『デイジーミラー』は新潮にある。
おっとキシュツだった
あんぽんたん☆☆☆ 『国際エピソード』はまだ並んでた。
おたんこなす 『ねじの回転』は訳者の感情移入が、『ねじのひねり』は 原作に忠実であろうとする訳で、どっちが良いかは・・・悩むところだ。
うらなりびょうたん☆☆☆ 新潮と岩波、そんなに印象が違うのか。 読み比べる前に、原書にも当たらなきゃということか。 うらなりが3年ぐらい悩んでいれば、その間に読んでみることにする。
(#゚−゚)うらなり・・・しかも星3つだ(w 途中インターバル入ったから3年はやってないけど まあ、やってみそ
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
>60 ビデオとかDVDのはなし?
>途中インターバル入ったから3年はやってない ワケワカラン♪ ワケワカラン♪ 「感情移入」か「原作に忠実」か、nincompoopが3年ぐらい悩んで いるなら、その間に原書に当たってふたつの訳を比べてみようかと いう意味なのに… そんなにジェイムズ的に書いとらんのに、poopの意識の流れは どこに辿り着くのだろう?
79 :
吾輩は名無しである :03/08/21 17:07
どうせこんな横柄な文を書くのはixionだろ? ixionならカマってやってもいいぞ(禿藁
まだ映画化されていないもので、映像にすると面白そうなものって あるかな?
あぼーん
あぼーん
もし美香が男なら、すげーとか思う。 それこそジェイムズの描く「女以上の女」の心理を見抜いてるね。
84 :
吾輩は名無しである :03/10/06 11:56
アメ公なのにイギリス人っぽいってことは、キューブリックみたいなひとですか?
85 :
別板の通行人 ◆YNS0qIRC9I :03/10/06 12:35
>>83 美香の作者は男に決まってんじゃろーが!
そんなこともみんなわかんねーの!!
一体をんまえさんは何の文学読んできたんだい!
「女以上の女」の心理を見抜いてるってか!
全然ダメダメぜよ。おれは女だからよくわかるけどな。
だいたい「美香」ってHNつけねーつーの。女なら。
まさか元ころにゃんファミリーの面々さえも気付いてねーのか?w
それからなー、ついでに言っておくがなー、 20代のわけねーだろっつーの。 40以上であることは間違いなし。 あ 、ここH・ジェイムズのスレか、 ここらでやめとくか。
>おれは女だからよくわかるけどな そうですか。 君が男なら美香のこともよくわかるということですね。 しかし君は女です。ならば美香が >40以上であることは間違いなし との断定を吐き捨てるのはいかがなものか・・・ ジェイムズの描く女性(無名の主人公たち)は嫉妬深く、 騙る部分が多くある女性。ジェイムズの場合世俗から 離れて成長したので「騙る」については人並み優れた想像力が あったのではと考える。 「女以上の女」など現実には存在しない。「女は女」でしかない。 本が「騙る」のならば読者は「疑う」ことをやめないだろう。
>>87 >「ジェイムズの描く女性は嫉妬深く、騙る部分が多くある女性」
たしかにそうですね。そしてH・ジェイムズは女ではなかった。
美香の作者が男だという仮定(あくまでも仮定にしましょう)の根拠も
ここにあるのです。断定調に「騙った」のは、アジキャラであるためです。
あなたが83さんかどうかは知りませんし、83さんが美香の作者自身かどうかも
わたしは知りませんが、「女以上の女」の雰囲気がもしあるとすれば、
そこには男の手が加えられていると考えるほうが自然だと思いませんか。
あなたがいうように「女は女でしかない」のですから。
そして「女以上の女など現実には存在しない」のですから。
まあ、男でも女でもどっちでもいいんですがね。
次からはジェイムズネタをふってから撤収してくれ
さては、実は誰もヘンリー・ジェイムズを読んでないな。
91 :
吾輩は名無しである :03/10/11 14:40
ジェーン・カンピオンの『或る貴婦人の肖像』観ました。 ニコール・キッドマンが綺麗でした。 原作を読んでみようと思います。 H・ジェイムズはアスパンの恋文を読んだですが……。
92 :
吾輩は名無しである :03/10/15 16:11
『金色の杯』の映画はどうだった?
映画の題名は『金色の嘘』だわな
94 :
吾輩は名無しである :03/10/16 06:44
映画といえば、『ねじの回転』の前日談という映画があるんだよ。 マローン・ブランド主演で、そりゃ〜息詰るようなエロティシズムで、 ガキの頃観たんだけど、縛りあり汗みどろのくんずほぐれつあり、 いまだにあれ以上のポルノ映画はない・・・ 残念ながら題名は忘れた。ま、おいらは観たから、も〜いいもんね。
『妖精の森』(1971)・・・>『ねじの回転』の前日談という映画
餓鬼のころ観た映画って、大人になってから観ると強烈にしょぼいときがあるよな……。
97 :
吾輩は名無しである :03/10/21 00:01
ノッティングヒルの恋人という映画がありますが、その劇中、ヘンリー・ジェイムズの 小説を映画化する撮影風景が出てきます。ジェイムズのどの作品かは明示されないのですが、 みなさんはどれだと思いますか?
デイジーミラー
ロンドンで撮って急いで他の国へ行くような設定だったっけ?(アメリカかな) 個人的には『デイジー・ミラー』『鳩の翼』あたり?みたいな気はした。 「自由奔放なアメリカ娘」である映画の主人公と重なるやつで、それに あえて付け加えるなら映画の中の映画での相手役の設定が「おしゃべり」だったこと を加えるとジェイムズ独特の「お話の中のお話」ということでもっと特定できなく なりそうです。
ついでに100GET!
101 :
吾輩は名無しである :03/12/02 00:17
某オークションのジェイムズ選集に入札しているのは、あのixionなのだろうか?
げ、マジで?
あぼーん
>某オークションのジェイムズ選集に入札しているのは、あのixionなのだろうか? そうです。翻訳と読み比べてみるのもいいかな、と思ったんだけど (特に『象牙の塔』と「密林の獣」)、結局全部は落札できなかった。 安く手に入るかなぁ、と思った俺が甘かった^^; ジェイムズの英語って、 フォークナーよりつらいと思うときがしばしばで、日本語のほうがやっぱ 楽だし、日本語で読み直そうかと。 ウィリアム・ジェイムズは、人の認識や感覚ってのは時間の経済(つーか、 人と人は「真理」ってものを信用取引しているってことだっけか?よく覚えてない) と、対象が種類に分けられて存在していることなどの絡み合いから、因果的に 成り立っている、みたいなことを『プラグマティズム』で書いていたと思うが (もちろん、単にそんなふうに俺が感じただけで、「正確な」読みじゃない)、 ヘンリー・ジェイムズって作家はそれを小説で語ってる。で、『プラグマティズム』 なんて読んでて頭痛くなるけど、H・ジェイムズの作品群を読んでるとそう 感じない、ってのは、やっぱ小説(物語/書き方)の「強さ」みたいなものが あるからなんだろう。
ウィリアムとジェイムズはあんまり一緒に考えると 余計分からなくなる。 ただウィリアムの言う「認識」がジェイムズに影響を与えてるのは 確かだろう
カサマシマやメイジーの古書価格がおそろしいぐらいに 吊り上げられているな、最近。
107 :
吾輩は名無しである :03/12/26 23:18
それは古書闇雲堂だろ。何が光だ。 丁寧に古書肆を巡る人間になら、容易に入手できる本ですら、無茶苦茶な値段を附ける 最低な古書肆だよ。
108 :
吾輩は名無しである :03/12/29 03:02
ねじの回転けっこうしんどいぞーーーー
109 :
吾輩は名無しである :04/01/02 20:41
最後のオープンエンディングまでがんがってたどり着け。 おもしろいぞーーーーー
110 :
35歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/02 20:48
「黄金の盃」つまんない。
111 :
吾輩は名無しである :04/01/02 20:59
ま、読んだだけえらいよ。でだ・・・ 逝 け よ 、 一 般 書 籍 板 へ
112 :
吾輩は名無しである :04/01/03 20:05
謹賀新年。
ローカルネタで悪いが、 11日日曜日19.55〜京都テレビにて『ある貴婦人の肖像』放映。 ニコール・キッドマン主演。
114 :
吾輩は名無しである :04/01/13 20:04
>>114 ごめん、わからんわ。
ここに書き込んだのに見るの忘れた。ビデオも忘れた。
何やってるんだ俺_| ̄|○
116 :
37歳無職童貞自殺志願者 :04/01/23 19:37
さてと飯も食ったし、副作用で「自殺企図」のある精神安定剤「ジプレキサ」 でも飲んで寝るか、、はは 「自殺企図」か、、、(´・ω・`) お や す み(^o^)丿
117 :
吾輩は名無しである :04/01/23 20:08
くんじゃねーよ、死に損ない。
きょねん新しい短篇集が1冊出ていたんだね。
>119 そうそう、渓水社というところの。 もう品切れ? がっかりだな。 図書館の検索で見つけて、こんど大きな書店で見ようかと思ってた。 岩波のはわりと古書で見かけるけど。
121 :
吾輩は名無しである :04/01/26 18:40
武田泰淳なみにおもしろい
122 :
37歳無職童貞自殺志願者 :04/01/29 16:19
今日、病院行ってきました、やはり先生の話だと怪我は順調に回復してて 職種によっては就労可能という判断しか下すことはできないとのことでした 鬱の話もしたら精神科のほうでも相談されたらとのことでした。 来週精神科の通院があるのでそっちで相談してみます。 「先生、形成外科で傷病手当打ち切られそうなので鬱のほうで傷病手当 もらえませんか?」と。それで駄目なら自殺未遂前に通院していた 怪しげな精神科医に相談してみます。
>短編集 むむ、249頁で3作品・・・やるなジェイムズ(笑)
124 :
tar baby ◆7pcTvobAhE :04/02/07 11:21
短編で思い出したが、『デイジーミラー』を読んだなら 『パンドラ』もその後に読むと面白い。 "お話のお話"として、ジェイムズの遊び心を満喫できる。
age
126 :
吾輩は名無しである :04/05/04 12:23
鳩の翼、読もうかなあ
鳩の翼って、講談社文芸文庫版をどこの書店でも見かけないけど、絶版かな?
>>127 アマゾンでは上巻は品切れ、下巻は2日以内
129 :
吾輩は名無しである :04/05/04 19:06
ixion氏、そろそろ遊ばないか?
恭子も美香も男だ。
イクシオンは妙齢の美女
ixionって実はすごい綺麗な女の人なんだよね・・ 才女にして美人・・高値の華だな、おい。
133 :
吾輩は名無しである :04/05/04 21:02
10年ほど前、鳩の翼の原文に挑戦して50ページほどで挫折。本当に難しい。 黄金の杯はおそらくもっと難しいだろう。現在はLook Homeward Angel!(Wolfe) あと数ページ。毎日読めればねえ。
134 :
吾輩は名無しである :04/05/05 09:58
誰かコンラッドのスレ作れ。どう考えても不自然だろ。
あげといた
136 :
吾輩は名無しである :04/05/07 09:22
ねじの回転はブリテンがオペラにしてるんだよな。 ジェームズはストーリーを楽しむものじゃないだろうに。 だれか見た奴いるか?
>>136 オペラだってストーリーを楽しむものじゃない。
映画と勘違いしてないか?
138 :
吾輩は名無しである :04/05/08 10:13
誤解するな、ストーリーを楽しむのでないものを 何故わざわざオペラにという疑問が俺にはある。そ もそもジェームズが大衆娯楽か?欧米でも大作家とは 認められていても一般人が読むことなどまれなのが現 実。
『聖なる泉』の後半の推理合戦が好き
>>138 だからおまいはオペラというものを理解していない。
魔笛とか、フィデリオとかをきいてみればわかるが、ストーリーが糞でも名作とみなされているオペラは腐るほどある。
大体オペラが大衆娯楽だったのは「薔薇の騎士」までで、ブリテンの時代にはすでに高尚な芸術になっていたわけだが。
ブリテンのオペラは傑作とは認められていても、本国以外で演奏されることはまれなのが現実。
「ねじの回転」は最近は聞いてないけど、小説の心理描写をコンパクトなオーケストラでうまく表現した面白い作品だよ。
エンターテインメントとして楽しめるかどうかは人によると思うけど。
ちなみにブリテンは根暗な音楽を書くことにかけては第一人者だったので、「ねじの回転」はきわめて自然な選択だと
思われるが。
141 :
吾輩は名無しである :04/05/09 02:12
アルバン・ベルク作曲の鳩の翼とか聴いてみたい気がするなあ。
142 :
吾輩は名無しである :04/06/04 14:17
>127 「鳩の翼」(上)重版出来。 アマゾンで4〜6週間以内に出荷だって。
今度は「アスパンの恋文」が在庫切れになってる
144 :
吾輩は名無しである :04/06/23 13:31
あげとくか
そういえば重複スレが立っていた
146 :
吾輩は名無しである :
04/08/06 22:24 あげとくよ