1 :
吾輩は名無しである:
どういうものを「漫画みたい」と呼ぶかについては、
・物語性が強い
・登場人物に魅力がある(キャラクターが立っている)
・設定に凝っている
・言文一致で書かれている
・コメディータッチで書かれている
・内容に時評性がある
というような感じです。
「漫画みたい」の受け取り方については各人異なっていても良いと思います。
「私小説全般ってつげ義春の漫画みたい」というような意見が出てくると、
個人的に嬉しいなあと思います。
2 :
吾輩は名無しである:03/03/14 12:56
日蝕
漫画を読め
>>3 このスレの目的は「漫画みたいに面白い小説」を探すことじゃないんですよ。
5 :
吾輩は名無しである:03/03/14 12:59
「虚栄の市」サッカレー
6 :
吾輩は名無しである:03/03/14 13:01
山本周五郎の小説は漫画みたいに面白い
漫画化できないような文芸作品が好き。
たいてい漫画化できると思うけど?
>>4 売れてる小説は全て、漫画みたいだから売れてると言いたい?
9 :
吾輩は名無しである:03/03/14 13:06
別に漫画みたいじゃなくてもおもしろいものはある。
10 :
吾輩は名無しである:03/03/14 13:07
カート・ヴォネガット「モンキー・ハウスへようこそ」
11 :
吾輩は名無しである:03/03/14 13:08
石川淳の「鷹」は漫画みたいだよ。
なんか、アニメにしたら面白そう。
13 :
吾輩は名無しである:03/03/14 13:22
漫画みたいな面白さを狙った小説なら、
大塚英志が最近取り上げたスニーカー文庫でしょう。
物語性はないけど、「キャラ立ち」している小説で思い浮かぶのは、
筒井康隆の『文学部唯野教授』、車谷長吉の私小説など。
あと、大江健三郎作品に登場する女性は、結構面白おかしく描かれていて、笑える。
J.アーヴィングでしょう。
「ホテル・ニューハンプシャー」とか。「ガープの世界」でもいいけど。
「オーエン・・・・」は浦沢直樹が漫画化したら本当にハマリそうだな。
15 :
出会い系ビジネス他所とは違います:03/03/14 13:34
http://asamade.net/web/ 成功報酬型独立オ−ナ−
システム代理店募集です
資本金¥0一切不要です
HP作成費は無料、、
振込みは代理店様口座に
直接入金されます。
当サイト代理店システムは
他サイトとは比較になりません
1度HP訪問くださいませ。
解約も自由に出来ます
多数の代理店募集しております
起動中サイトは約10件です
16 :
吾輩は名無しである:03/03/14 13:36
>>10 モンキーハウス〜はモンキーパンチが書くといいんじゃないかと思う。
駄洒落じゃなくて。
1は明確なビジョンを示してほしい。
漫画的かどうかという視点で小説を見ようとした時、
まず気になるのは「漫画的」が何を指すのかということです。
今よりずっと昔には、「漫画みたいだ」という評価は、
他愛も無い低俗なものを指す悪口として使われていたようです。
とはいえ、読者が漫画に求めるものや、
漫画が扱う題材が多様化してきた現在では、
僕が
>>1で書いたようなことを漫画らしさだとしても、
異論が出ないような状況になってきていると思うんです。
つまり、文学の領域に踏み込んだ漫画が増えてきたことで、本末が転倒して、
文学は漫画のようだと感じるような感性が、一般的になりつつあるのではないかということです。
これはなかなか面白いことだと思うんです。
19 :
吾輩は名無しである:03/03/14 16:18
すごく馬鹿な一だ。
だったら「漫画みたい」関係ないじゃん。
自分の言いたいこと言ってりゃいいじゃなの。
わざわざ一人で語ってないで。
20 :
あべっち ◆q0giUx9YEE :03/03/14 16:33
>>18 あなたは、
「重耳」なんつって、ただのキャラ萌え小説じゃん。
スレの1ですか?
21 :
吾輩は名無しである:03/03/14 16:47
言いたいことも言えないこんな世の中じゃ
ポイズソ
マンガ的な小説ってのはよくわかんないけど、比較的読みやすくて
面白いのは
東野圭吾の「同級生」学園ものの殺人事件
コメディーはないけど、物語性というか、すごくドキドキもんだよ
あと全然マンガ的じゃないけど
えくに香織は読んでみて。「すいかの匂い」っていうのなんだけど
個人的にとてもすきなので紹介しました。夏に読むのが一番のオススメ
なんだけどね(w
24 :
吾輩は名無しである:03/03/14 18:43
初期の村上春樹は良質の青春漫画っぽい。
25 :
吾輩は名無しである:03/03/14 19:37
>>18 小説というのは一番新しい文学の形式なわけで、昔は詩や短歌なんかが文学の中心となっていたわけなんだけど、
そこに後から加わった小説が今はデカイ顔をしているわけだ。
そう考えると将来、漫画が文学の一つのカテゴリとして認められて、漫画が文学の中核をなすということも・・・まぁ、それはないな、絶対。
(^^)
『十四歳 ルシフェル』
作者はわすれた
スマン・・・
28 :
吾輩は名無しである:03/03/15 20:23
ハウス名作劇場「デミアン」
ちょっと見てみたい。
29 :
吾輩は名無しである:03/03/15 20:30
ハウス名作劇場「不思議な少年」モナー
30 :
吾輩は名無しである:03/03/15 20:33
ハウス名作劇場「にんじん」
お茶の間にトラウマを
(*゚∀゚)アホウ!
>1
二葉亭四迷『浮雲』
32 :
吾輩は名無しである:03/03/15 21:46
>>1 つげ義春の漫画って私小説みたい。
――――――――――――――――――終了――――――――――――――――――
(*゚∀゚)アホウ!
>32
つげは日本の私小説よく読んでるよね。
意識的に継承してるわけだけど。
34 :
吾輩は名無しである:03/03/15 21:55
>>33 初めて読んだときは温泉物が多くて閉口しましたが。
「漫画みたいに面白い」ってへんな表現だな・・・
「マンガみたいにこっけいな」っていう意味なのか?
土台、漫画と小説では表現の質のもつ潜在的な可能性が違う。
たとえば「絵」(=画)が持つ潜在力というのは、言葉が規定してしまう
意味の固定、あるいはその衝突による攪乱では持ち得ない、
直接感覚に訴えかける訴求力がある。これはバカにできない。
芸術的な表現の方法から言って、文学と較べてどちらが優れて
いるかなど上下を決めることはできない。
36 :
吾輩は名無しである:03/03/15 23:37
>>32 それが逆になってるってのが1の主張なわけね。
37 :
吾輩は名無しである:03/03/15 23:41
クレイジーワールド漫画の世界で♪
38 :
吾輩は名無しである:03/03/15 23:48
それでは小説らしい小説とは?
39 :
吾輩は名無しである:03/03/15 23:50
文字でしか表現できないような手法を採っているもの。
40 :
吾輩は名無しである:03/03/16 00:07
41 :
吾輩は名無しである:03/03/16 00:11
>>40 漫画化、映画化しにくいもの。もしくはそうした途端につまらなくなるもの。
ジョイスのユリシーズやフィネガンズウェイクあたりが該当するんじゃないの
かな?後者は未読というか挫折したんでよく分からないんだけど。
42 :
吾輩は名無しである:03/03/16 04:03
マンガらしいというのは
美形ばっかで、顔アップばっかで、キザな台詞吐いて、常にポーズをつけて立ち、家が爆発しても次の回では何事もなかったかのように復活していて、格闘シーンだけで話がすすんだりするやつ
日本一の美女を漫画で描くことはできない。
44 :
吾輩は名無しである:03/03/16 11:08
>>41 ここでユリシーズ出したのは失敗じゃないかと思った。
そんな大文学出さないと、小説らしい小説って無いかね?
つか俺は未読だから小説らしい小説を知らないことになる。
(*゚∀゚)アホウ!
>44
>漫画化、映画化しにくいもの。もしくはそうした途端につまらなくなるもの。
この例としてジョイスを持ち出すのはメチャクチャふつーのなんじゃない?
じゃ、卑近な例で逝けば、石川淳。映像化不可能だからね。
47 :
吾輩は名無しである:03/03/16 11:27
つか、漫画とか映画とかに干渉されて、
「小説にしかできない」ことが減ってるって話でしょ?
でも何を書くかってレベルでは、小説にしか扱えない題材なんかもう無いよね。
あとは、どう書くかって話だけで。
48 :
吾輩は名無しである:03/03/16 11:31
>>43 それは想像力が無い人の漫画の読みかただ。
それじゃなんのために絵が抽象化されてるのか分からない。
>>47 元々題材よりもどう書くかってところが小説の肝なんじゃないのかな。
50 :
吾輩は名無しである:03/03/16 11:38
(*゚∀゚)アホウ!
>50
禿藁!特に下が。。。
まさに、小説化できない好例でつ☆
よくあるコピペの個人名のところをひろゆきにしたのと、
何か違いがあるとも思えないが。
53 :
吾輩は名無しである:03/03/16 12:19
>>51 漫画らしさ、映画らしさってのは、別に漫画や映画でしか
表現できないから、それらしいというのとは少し違うよね。
小説読んで、漫画みたい、映画みたい、と思うことってあるし。
>>52 違いないけど、
笑えればいいんじゃない?
55 :
吾輩は名無しである:03/03/16 12:30
結論、ツナギを着た男には気をつけろ。
56 :
吾輩は名無しである:03/03/16 12:44
57 :
吾輩は名無しである:03/03/16 12:45
こんな超ガイシュツのブラクラを貼る奴が未だにいるとは・・・
うーん春だから仕方ないか。
>58
普通のエロ画像みたいだったが?
60 :
吾輩は名無しである:03/03/16 15:32
らもの「長老伝」
61 :
吾輩は名無しである:03/04/10 21:38
今の「悪名」
62 :
吾輩は名無しである:03/04/10 22:10
『バトル・ロワイアル』はほぼ漫画だな。実際漫画化されてるし。
映画の二作目がもうすぐお目見えらしいが、またR指定食らうんだろうか?
63 :
吾輩は名無しである:03/04/10 22:14
バトル・ロワイアルより蠅の王
64 :
吾輩は名無しである:03/04/10 22:58
筒井康隆の「俗物図鑑」とか?
筒井のって、1/3はマンガにできて(↑とか)、1/3は小説でしかありえなくて(「虚人たち」「残像に口紅を」とか)、残りは…
なんだろう?NHKドラマ?
あ、「時かけ」と「グランパ」くらいか。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
漫画みたいな小説って会話文ばっかで書かれた小説じゃないの?
67 :
吾輩は名無しである:03/05/09 14:09
石原慎太郎 『太陽の季節』
田中康夫 『なんとなく、クリスタル』
田口ランディ 『コンセント』
村上龍 『希望の国のエクソダス』
辻仁成 『ピアニシモ』
柳美里 『命』
平野啓一郎 『日蝕』
花村萬月 『ゲルマニウムの夜』
五木寛之 『大河の一滴』
乙武広匡 『五体不満足』
68 :
吾輩は名無しである:03/05/09 14:24
69 :
吾輩は名無しである:03/05/25 18:41
筒井康隆の70年代までの作品
70 :
吾輩は名無しである:03/05/25 18:48
ライトノベル全般
浅田次郎の極道ファンタジー系は漫画みたいだよ。
「きんぴか」「プリズンホテル」等・・・
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
73 :
吾輩は名無しである:03/06/30 12:29
井上ひさしの全作品
特に「ブンとフン」だな。
75 :
吾輩は名無しである:03/06/30 12:59
引間徹も漫画みたいだな。
内容は、まぁ、芥川賞2回漏れただけのことはある。
76 :
吾輩は名無しである:03/06/30 14:48
銀林みのる『鉄塔武蔵野線』。面白かったよ。児童マンガって
カンジかな。
77 :
吾輩は名無しである:03/06/30 15:01
てst
78 :
吾輩は名無しである:03/06/30 15:35
かわゆいじょせいを愛でたい
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
知名度は低いけど
前衛小説ばかり書いている
奇知 芸という作家の「どんぴしゃ精射」という
少し観念よりの小説が奇想の連続で面白かったです。
81 :
吾輩は名無しである:03/07/30 21:32
中島らもの「ガダラの豚」全3巻のうち、1巻
82 :
吾輩は名無しである:03/07/30 21:32
原田宗典「スメル男」
村上龍の『69』でFA。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
漫画の世界も本当は・・楽じゃないぜ
夢枕獏の「キマイラ」シリーズ
あれはホントに漫画。イイ意味でね。
そういえば途中までしか読んでなかったな。
完結したんだろうか。
87 :
吾輩は名無しである:03/10/10 09:55
SFに選べば、いいのあるよ
88 :
吾輩は名無しである:03/10/10 11:25
無理矢理に文字を詰め込めば漫画化不可能な小説などないのでは?
漫画でしか表現できないモノ、小説でしか表現できないモノ
があると俺は信じている。根拠ないけど
90 :
吾輩は名無しである:03/10/10 23:16
表現形式が違う以上表現できるものが異なるのは当たり前だよ
漫画は絵が全てだ。百パーセントと言ってもいいくらいだ。
絵はお前が思っているよりもはるかに凄い、
お前は絵を本当に読めているか?
文字(ストーリー)しか見てないんじゃねーか?
漫画においてはストーリーなぞどうだっていい、その位絵は重要なんだぞ?
上手い絵と綺麗な絵は決してイコールでない事を知ってるか?
鳥肌が立つようなアングルの絵を見た事あるか?
漫画の絵は言って見れば文学作品における「文章それ自体の面白み、言葉自体の運動の面白み」だ
俺に言わせりゃ、漫画を味わえない奴は小説も味わえない奴さ
91 :
吾輩は名無しである:03/10/11 21:24
町田康全般、今度の芥川賞受賞作「ハリガネムシ」とか。
92 :
吾輩は名無しである:03/10/11 21:39
ハリポタとかじゃあダメなの?
93 :
吾輩は名無しである:03/11/06 22:12
岬兄悟
94 :
吾輩は名無しである:03/11/06 22:33
漫画家がどれだけネームで苦労しているか知らないバカ=90
95 :
吾輩は名無しである:03/11/06 23:43
漫画=コメディタッチなのか?
>>89氏の表現を借りると
漫画でしか表現できないモノ→思いつかねぇ・・・岡崎京子あたり?
小説でしか表現できないモノ→川上稔の都市シリーズとかどうよ?
後者は言葉の使い方に感激した記憶があるのだが。あれはマンガだと表現しきれない(F.S.S.みたくなる)・・・。
しかし今書いたところで
>>1はいないよなきっと。
漫画みたいというなら漫画を読めばいい
98 :
吾輩は名無しである:04/01/18 02:33
>>97 まだ言うてんのかアホ!
カレーうどん食べるくらいなら、カレーライスを食べればいい
って言ってるようなもんだぞ、それじゃあ
99 :
吾輩は名無しである :04/01/18 02:56
『邪宗門』
平安時代を舞台にしたSFっぽい。魔法対決するし。
ただし、読後感は悶々太郎・・・
100 :
KONAYUKI:04/02/03 01:39
こんなこと書いたら、またたかれそうだけど、
『悪魔の味方』 著 うえお久光
本当に出だしから、冗談だらけ、
あとは
『蓬莱学園の初恋』 著 新城十馬
これも結構皮肉が効いている。
全部ライトのベルだけどね。
101 :
KONAYUKI:04/02/03 21:21
大事なモノを忘れていた。
『腸はどこへ行った。』 著 筒井康隆
オチが凄い。笑える。
102 :
吾輩は名無しである:04/02/28 10:31
ドン・キホーテ
たぶん笑えると思うよ
村上龍『ライン』
漫画みたいにキャッチな話だった。
舞城王太郎
熊の場所 世界は密室でできている
夏目漱石の「こころ」は初めて読んだとき漫画的だと思った。もちろんいい意味で。
あと自分の中では町田康の小説。(でもこれは文字だからこその面白さかもしれんと思う。
)
106 :
吾輩は名無しである:04/04/16 02:27
漫画的と言えるかはわかりませんが、漱石だったら『吾輩は猫である』が面白いと思います。新聞の連載小説だったので大衆向けな感じですし。私はお腹を抱えて笑いました。
最近の作家さんだと重松清の『日曜日の夕刊』がツボにはまりました。もう爆笑!それでいて感動できます。たぶん。
町田康「くっすん大黒」
108 :
吾輩は名無しである:04/04/16 03:34
2ちゃんねるの連載小説。
109 :
吾輩は名無しである:04/05/06 13:33
夏目漱石の「坊ちゃん」かな。下手な漫画よりずっと笑える。
110 :
名無し物書き@推敲中?:
「ひるがえるひとはた」集英社。天才無名の漫画家が主人公。