まず、私から。
文庫版 村上春樹「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
(装丁 司修)
※ただし現行のものではなく、上巻が桃色、下巻が緑色で、中央にフレスコ画が描かれたやつ。
ジェイムス・ジョイス「フィネガンズ・ウェイク」
(装幀 菊地信義 装画 山本容子)
・・他にも、たくさん思い浮かぶけれど、とりあえずこれだけ。
2 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :03/03/14 09:39
かえってあまりカバーに凝っていない古典の文庫が美しいと思う最近
>>1
つづき。
レーモン・クノー「文体練習」
(装丁 仲條正義)
ミロラド・パヴィチ「ハザール事典」
(造本装幀 戸田ツトム+岡考治)
新潮文庫版 ゲーテ「ファウスト(一、二)」
(装丁 多賀 新)
ハードカバー版 村上春樹「ねじまき鳥クロニクル(全三部)」
(装幀 新潮社装幀室)
4 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :03/03/14 09:40
でもこれは一般書籍板向けのスレでは? 文学となんの関係もない。どうでもいいけど(w
さらに、つづき。
徳間文庫版 赤江瀑「光堂」
(カバー題字・人形制作 辻村ジュサブロー デザイン 秋山法子)
ハードカバー版 筒井康隆「パプリカ」
(カバー ポール・デルヴォー 装幀 渡辺和雄)
とりあえずこのくらい。じゃあね。
6 :
吾輩は名無しである:03/03/14 10:30
「ハザール事典」は造本とか装丁とかイイ感じだけど、表紙の模様をよく見ると
CGを拡大したような荒さがあるのが気になるな。
おれは
イスマイル・カダレの「夢宮殿」
装丁は分からないけど、柄澤齊「迷宮浮上」っていう木版画がいい。
あとは清水良典の「笙野頼子 虚空の戦士」か。
これはミルキィ・イソベだな。表紙の紙から本体の模様が見えるのが面白い。
7 :
吾輩は名無しである:03/03/14 11:52
1の挙げてるのって、装幀が美しいというより、
カバーデザインという狭義のグラフィックデザインしか見ていないという気がする。
「ハザール事典」は造本からいいけど。
装丁について話すなら6のミルキィ・イソベのような例を出すのがいいだろう。
で、俺の得意気な一冊。
エルンスト『百頭女』の本国再版が最も美しい装丁だな。
よく鞣された羊の革が使われている。
これ以上に極上の手触りを与えてくれる書籍はない。
もちろん、圧倒的な存在感を放っている。
8 :
吾輩は名無しである:03/03/14 11:55
どうせほとんどが印刷だしぃ……
列挙したってわかんないしぃ……
版組?だっけ?
文字数行数余白、
そういうのが特徴的なのを語ったほうが建設的だと思うんすけど。
いろいろ含めてね。
その方が文学的だし。コテハンもそういっとるし。
非建設的だろ。
なぜそのほうが文学的なのかも意味不明。
それにそういう観点で語るなら、フォント・ポイント・文字飾りも重要。
それらが出てこない時点で8が審美眼を持っていないことが判る。
色数も重要だし。「印刷」で話をするなら特色の使い方などにも注意すべき。
でもそういう見方すると美しい装丁は、文芸書ではなく雑誌の「ヴィジョネア」だろうな。
8は小金を貯めて頑張ってバックナンバーを一冊でいいから買ってみたまえ。
文字数が特徴的というのも意味不明。
11 :
吾輩は名無しである:03/03/14 12:12
すこし古いけど、筑摩書房の「チェーホフ全集」(松下訳)
秀逸でしたね。そう言えば中公の全集も良かった。
いま手元に無い(古本屋に売った)ので細かいコメントは出来ない。
紙質はよかった。表紙はクロス装で濃い桜色が基調のペイズリー柄。
淡い黄色地の箱との組み合せも中々のセンスだったなぁ。
ミルキィ・イソベは半透明の紙を多用する。
新潮文庫が90年代初頭に絶版を復刊した際に、この類の紙をカバーに使った。
エンボス加工やニスびきも、安易な手法だがクオリティが高く見える。
私が書き込んでいる間に、またいくつか書き込みが。
あとは匿名にまぎれて参加します。ほな。
>>13 上のやつだよ。初版なのか。ずっと再版だと思ってた。
最初からこんな豪華版で出すわけないだろってw
今ちょっと調べたら、確かにカルフール社版のこれが初版だった。
アンドレ・ブルトンの強力なプッシュがあったそうだし、
半分美術本みたいなもんだからな、これが初版でもおかしくないか・・・。
得意気な顔して恥ずかしい。でもこんなの家にあると得意気になるってw
ちなみに父が欧州のオークションで落札しました。
うちにある物の中ではさほど高価ではないことが、
扱われ方でなんとなくわかる。
17 :
吾輩は名無しである:03/03/14 12:50
おれ11なんだけど完全に浮いちゃてる(w
装丁なんだけど、活字の組み方や挿画も入るわけ?
むしろ本体だよね、そういうのは。まあ合わせて
評価するのは良いとは思うけど。また、特定の文庫本
一冊の装丁をどうのこうの言うのもなんか変だ。
何々文庫の装丁は〜だ、別にならおかしくないけど。
18 :
吾輩は名無しである:03/03/14 12:53
>>17 ×・・・別にならおかしくないけど。
○・・・なら別におかしくないけど。
カバーの話ですよ。
昔の本は背表紙の文字組みにまで手間を惜しんでいない。
PC使う人ならわかるけど、日本語もアルファベットも、
各文字で大きさが違う。一文字一文字、全体のバランスを考えながら、
大きさを調節したり、ひらべったくしたり縦長にしたり、文字間を調節したり。
ちゃんとした企業のロゴもそう。
ただ文字打ってフォントを選んだだけのものには吐き気がする。
今の文庫はどれもそうだし、素人デザインの殆どがそう。
なるほど、なっとく。
横田創の『世界記録』の装丁いいよね。いくない?
あと『裸のカフェ』。ホンマタカシ。
あとは常盤響の装丁はどれもいいよね。いくない?
常盤響カス。
カス扱いされた
24 :
吾輩は名無しである:03/03/14 15:20
あれだ、サバト館の限定本とかだろ?持ってないけど・・・
北原白秋「邪宗門」
・・・いや、持ってないけど。
26 :
吾輩は名無しである:03/03/14 17:52
……存在感とか……異様さとかなら……、「セリーヌの作品」を挙げないわけには……
27 :
吾輩は名無しである:03/03/14 19:34
新潮文庫 三島由紀夫「春の雪」旧装丁版。表紙に聡子の書いた恋文が見えるもの。本文の改ページも絶妙だったのに、新潮よ、何故。
28 :
吾輩は名無しである:03/03/15 15:29
ヘルマン・ヘッセ「蝶」ズールカンプ版
29 :
吾輩は名無しである:03/03/15 16:56
限りなく透明に〜は結構綺麗だと思った。
30 :
吾輩は名無しである:03/03/15 17:08
『ダーバァヴィル家のテス』(ハーディ)。
フランクリン・ライブラリーが予約購読者のためだけに特別に印刷・製本したというかなりの豪華版。
まず、黒い革張りで、全面に金色の刺繍のような模様が廻らしてあり、背表紙は題名を囲うように皮が少し盛り上がっている。
紙は上等の厚いもので、背表紙以外の3面は金色に塗ってある。
ブックオフでなぜか300円。価値のわからない店員が適当につけたのであろう。
31 :
吾輩は名無しである:03/03/15 17:25
>>9 あんたのレス読んで言うけど、
あんたに審美眼云々言われたくないなぁ。
持ってる本をざっと見てみなよ。ざっと。じっくりじゃなくて。
拾った本でいいからね。
32 :
吾輩は名無しである:03/03/15 17:28
昔の本てしっかり作ってあったよな。
型押しみたいなことやってあったりとか。
今のって基本的に印刷の段階で違いがあるだけだもの。
その分今は紙の質がいろいろあるような気はするけど。
33 :
吾輩は名無しである:03/03/15 23:41
戦前の昭和一桁頃までの本はそうだよね。本が高級品だったことと、
日本の国力の充実の両方がそれを可能たらしめていたんだろうな。
戦中戦後は物資不足で藁半紙だし、昭和40年代になって経済的に
豊かになると今度は本が大衆化して日用品みたいな位置付けになり、
造本に贅を尽くすような考え方が通用しなくなってきたんだろうね。
定価を100円でも安くするために原価を削るというように。
34 :
吾輩は名無しである:03/03/16 02:25
激しく擦れ違いの予感だが、
大航海時代叢書のアズララ及びカダモスト『西アフリカの航海』は
カタルーニャ地図に薄葉紙で日本語解説がついていてびびった。
だっていきなり紙質の違う半透明な頁が現れるんだもの。
35 :
吾輩は名無しである:03/03/16 04:51
森博嗣のスカイクロラ
36 :
吾輩は名無しである:03/03/16 13:21
山下洋輔「ドバラダ門」新潮社
装丁・山藤章二
問題は本の内容。中身。
森茉莉の本はどれも装丁が好きだ。
39 :
リー ◆rxxxxN2Hiw :03/03/31 16:29
>>35 禿同!
五木寛之「ガウディの夏」角川書店
真っ赤な布張りで、箱?がついてる奴。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
41 :
吾輩は名無しである:03/04/23 12:36
一昨年、岩波の初版本限定復刻で
漱石「こころ」を手に入れたが
作家自らの手になる装丁がスバラシイ
出版というものの「文化」を
実感できる作りであった
42 :
吾輩は名無しである:03/05/05 22:34
はてしない物語
谷川俊太郎の『気晴らし神籤』。本といっていいのか微妙なところだけど、
美しい。
バーコードが入るようになってから萎える。バーコードないころの
福武文庫なんてよかったのになぁ。
文庫って・・・。
46 :
吾輩は名無しである:03/05/06 20:06
「逮捕+終わり」カフカ 頭木弘樹訳 創樹社
内容も装丁もすごく丁寧にこだわってる。
この頭木さんって人はもうちょっと有名になっても
いいと思うんだが…
47 :
吾輩は名無しである:03/05/06 20:49
埴谷雄高『死霊1』講談社 装幀 辻村益朗
見返しの写真(あるいは絵)が素晴らしい
宇宙の開闢を思わせるような神秘性が感じられる
48 :
吾輩は名無しである:03/05/06 22:53
石原慎太郎 『太陽の季節』
田中康夫 『なんとなく、クリスタル』
田口ランディ 『コンセント』
村上龍 『希望の国のエクソダス』
辻仁成 『ピアニシモ』
柳美里 『命』
平野啓一郎 『日蝕』
花村萬月 『ゲルマニウムの夜』
五木寛之 『大河の一滴』
乙武広匡 『五体不満足』
50 :
吾輩は名無しである:03/05/07 12:46
ロードオブザリングスのどでかい全三巻。
漬け物石にもなります。
51 :
クロスあぼーん ◆E/Z4abonps :03/05/07 13:41
プロレスかよw
52 :
吾輩は名無しである:03/05/07 13:43
クラフト・エヴィング商会の本
54 :
吾輩は名無しである:03/05/16 00:11
ミルキィ・イソベがやった笙野頼子『硝子生命論』『時ノアゲアシ取リ』はとてもきれいです。
常盤響がやった『渋谷色浅川』も渋谷写真がいい。
古井由吉の『聖耳』は白い箱に銀色の本が映えます。
「クラシック馬の追求」
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
57 :
吾輩は名無しである:03/07/01 02:16
皆川博子の「ゆめ子縮緬」
なかなか幻想的な表紙です。
表紙のデザインじゃなくて、
装丁のスレなんじゃねぇの?
59 :
吾輩は名無しである:03/07/01 03:57
オルタナティブ・メディスンとか赤と白がいかすよ
60 :
吾輩は名無しである:03/07/01 09:51
●●●マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるのか?その8●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/1011/10115/1011522150.html 515 名前: 投稿日: 02/03/01 12:13 ID:p3m8shmo
<盗用訴訟>早坂暁さんの謝罪掲載で和解 京都地裁 (毎日新聞)
2002年2月21日(木)21時0分
作家の早坂暁さんに著作を盗用されたとして、京都市の男性医師が早坂さんに謝
罪広告掲載と慰謝料100万円の支払いを求めた訴訟は、無断引用した小説が掲載
された新潮社発行の雑誌「新潮45」に早坂さんが謝罪文を載せることで、京都地
裁で和解が成立した。これを受け、18日発売の同誌3月号に謝罪文が掲載された。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
盗作事件がつづくということは、今日も誰かの私生活がネタとして盗聴されている
と言うことだ。早坂暁は才能のある部類のライター。彼が盗作事件を起こしてしま
うほどだから、才能のない連中は、生き延びていくために盗聴/盗撮/盗作にすが
ってしまう。「一発屋」と言われるミュージシャンがいる。特に「パクリ」で大ヒ
ットを飛ばしたアーチストは一発屋が多い。パクリで当てても、もともと才能がな
いから2発目3発目が続かずに、忘れられてしまう。他人のアイディアを盗んで
成功したアーチストを待っているのは、頭を絞っても絞ってもアイディアが湧き
出てこない凡才を隠しながら続けていかねばならない、苦痛に満ちた地獄の創作活
動だ。才能はほんの一握りの人間にしか与えられず、凡才は才能の不足分を盗聴で
補おうとする。凡才にとっての盗聴は不良債権のための低金利に似ていて、無関係
の個人の平穏な生活を乱し、やがては、社会や文化全体を蝕んでいく。
>>58 装丁には表紙のデザインも含まれるんでない?
62 :
吾輩は名無しである:03/07/01 10:39
アナイス・ニン 「小鳥たち」
この作家好きな人っていないですか?
63 :
吾輩は名無しである:03/07/01 12:41
松浦理英子の『裏ヴァージョン』の装丁は品があっていいと思う。
巨人
>>61 野菜の話をしているのにキャベツの話だけでいいというのか!
文芸書は規格が定まっているから特に優れた装丁というのはないな。
大量消費商品だし。
だから表紙のデザインだけの話になってしまう。
美術書やデザイン書籍などには到底及ばぬ。
「SPOON」という本の装丁、雑誌「ヴィジョネア」の各号、
装丁というのはそれくらいやって美しい装丁と言える。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
68 :
吾輩は名無しである:03/07/22 05:13
プチグラムという書籍の装丁が秀逸。
函にはミッドセンチュリーの大御所デザイナーのファブリックが張ってある。
文芸書はつまんないね。
69 :
吾輩は名無しである:03/07/22 06:00
>>66 煽るつもりじゃないけど、個人的に「ヴィジョネイア」にそんなに価値を見いだせない。
とくに装丁という意味では価値があるかどうかは疑問。
個人的に装丁で気に入っているのは、
北園克衛による白水社の新しい世界の文学シリーズ、
フェルディナン・ペソア『不穏の書、断章』、
これは本全体、素晴らしいのひとことにつきる。
やや手に入れにくいけど、豊崎光一『余白とその余白または幹のない接木』。
これもやばい。手に持っているだけで幸せな気分になれる。
しかし極めつけは、原弘による『モダン・デザインの展開』。
具体的にどこが、というわけではないけど、
まさにモダンな、力強さに溢れていると思う。
モダンといえば、ちょうどいま渋谷のパルコブックセンターでやってる
「ウルトラモダン」は凄まじかった。
展示してある本の紙面から伝わってくる躍動力が素晴らしい。
思わず所望しちゃいそうで、お金持ってなくてよかったw
http://www.parco-art.com/logos/urtra/
過去ログにもあったけど、福武文庫は装丁としてけっこういい本が多いと思う。
菊池信義が手掛けてるし。
あと工作舎の本はどうも好きになれない。
最近のでは「紙葉の家」(マーク・Z・ダニエレブスキー)の装丁。
デカイし重いし、レイアウトは無茶苦茶だし。気に入ってます。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
73 :
吾輩は名無しである:03/09/14 23:09
梶山季之の『せどり男爵数奇譚』に特装限定版というのがあるらしい。
5部だけ作られたみたいだけど、どんな装丁か知ってる人いる?
74 :
吾輩は名無しである:03/09/14 23:10
安部公房全集、これ最強
75 :
吾輩は名無しである:03/11/14 23:41
安倍公房も読まれなくなったな〜。
『ノルウェイの森』の装丁はレベル高いよ。
完全に補色同士を彩度変えて、見られるレベルに落ち着かせてる。
ハレーションとその広告効果まで完璧に計算された配色ですな。
まあ、だから馬鹿売れしたんだろうけど。
色盲は客じゃないってわけですな。
78 :
吾輩は名無しである:03/11/25 00:11
では、すべてのアートは否定されるのか?
79 :
ヽ( ・∀・)ノ ウンコー:03/11/25 00:34
春陽堂 森鴎外『即興詩人』(装幀:長原止水)の菊判本など清楚で高雅で、
私の最もお気に入っているものということが出来る。
74 名前: 投稿日: 02/03/13 08:03 ID:q2GHXKSG
大阪経済法科、帝京、帝京平成、帝京科学、東和、第一経済、第一工業、第一薬科
以上は一般に日本八大悪徳大学と呼ばれ、その醜悪ぶりは日本随一である。
そして上記の八大学は文部省の規定を破り、高校生を不正な手段で集め、文部省に
見捨てられている。(助成金をもらえない)
具体例を挙げれば帝京は推薦で定員の8割以上を入学させている。(文部省の規定によると
推薦では5割までしか入れてはいけない)今でもかなり偏差値は低いが普通の大学と
同じように帝京が推薦枠を5割にしたら現在の偏差値より10は少なくとも低くなるだろう。
つまり上辺だけ格好をつけている汚い大学というわけだが、入学者の質の悪さは当然、
日本最低ランクの奴等がウジャウジャいることになる。
次に大阪経済法科は定員の3倍以上の入学者(もちろん全て超ドキュン)を
入れて文部省の規定を破り、見捨てられている。最近ではすでに馬鹿の入学者も
集まらなくなってきたようで、帝京とともに廃校は時間の問題と言って良い状態。
まあ、集めているとは言ってもどこにも入れない究極のドキュンしか集まっていないが。
つまりものすごく頭の悪い高校生を集めて金を稼いでいる営利団体だな。
東和、第一経済なども同じようなことで文部省から無視されているザマ。
しかもこれらの大学は実質倍率を公表しなかったりデタラメな数値を公表したりしている。
教育内容や施設・設備はとんでもなく劣悪なのにも関わらず、学費の高さは全国トップレベル。
間違ってもこの八つの大学にだけは入学してはいけない。
帝京大学の過去の犯罪特集・1
http://choco.2ch.net/news/kako/1015/10154/1015445145.html
81 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/11/26 18:48
>>77 どうなんだろう。
上刊は明度的にも対比つけられておるから大丈夫っぽいけど。別に色盲の人意識した訳じゃないだろうけど。
ほら、薄目でぼんやり見ても文字が認識できるっしょ。あれ明度対比ね。
下巻は駄目だね。意図的に明度統一してる。
>>78 大丈夫じゃ。デザインのみは商業芸術なので、まだまだ残る。
重松清(だっけか?)の単行本の装丁はなかなかいい。
買いはしないが見る度に必ず手にとってしまう。
今迄での最強は古井由吉の「仮往生伝試文」
小説というよりも名高い宗教書のような重厚感。
>76、81
『ノルウェイの森』の装丁ってさー
簡単にいえば上下刊でクリスマスカラーだから
気軽なプレゼントとして売れたんでねーのー
>82
古井由吉「仮往生伝試文」は同意
「競売ナンバー49の叫び」(サンリオ文庫)
捨て値で買ったこともあってやっぱりこれがお気に入り。
親しみやすいカバーといい好き。
「マルゴ」(河出書房)
えーと。これは、これはですね、最悪。
帯にある<大人のメルヘン>といいネタですかね。
始めの方で挙がっているエルンスト。いいなあ。
すごくうらやましい。ほしい。
大西巨人の「三位一体の神話」の単行本。
古本屋ではじめて見かけたときは、どうやって中身を
とり出せばいいのか迷ったw
まさかカバーが上下二つに分かれてるなんて思いも付かなかった。
赤坂真理の「彼が彼女の女だった頃」
洒落ていると思う。
87 :
吾輩は名無しである:03/11/27 00:53
春陽堂 「江戸川乱歩文庫」最強!
88 :
吾輩は名無しである:03/11/27 00:56
いまいち好きになれない、横尾忠則装丁の、佐藤晴夫訳のマルキ・ド・サド本。
どこで読みゃいいんだ
89 :
吾輩は名無しである:03/11/27 12:00
>>79即興詩人は昔持ってたな。渋い緑色で金線模様のヤシだろ?
戦前の本はさり気なく高級感あるよね。紙質がイイし。戦争で
物資が無くなる前の総和初期の岩波本なんて、本当にシックだよ。
90 :
ヽ( ・∀・)ノ ウンコー:03/11/27 22:14
>>89 鴎外の著書には、この人の装幀になるものがまだ幾つかある。
『鴎外全集』の最初の菊判のもまたそうである。
明治の末年から大正にかけて漱石の著書が一つ一つ美しい形を備えて出版せられた。
橋口五葉、津田青楓などの人々がその装幀をしている。五葉の如きはわが国の専門的な
装幀家として特筆せらるべきかも知れない。雑誌『ホトトギス』の増刊などにも、この
人の驚くべき美しいものがある。私等の好みからいえば、あるいは少し華麗に失している
ともいわれようが、そこにまた日露戦争後の時代の好尚の顕れているものがあるとも
いわれそうである。
華麗といえば、明治の末から大正へかけての金尾文淵堂の出版物には、
与謝野晶子の『新訳源氏物語』その他、絢爛の美を極めたものがある。
それらの書物も、とにかく思切った美しいものとして珍重すべきであるが、
少し上方趣味が濃厚だといわれるかも知れない。
91 :
吾輩は名無しである:03/11/27 23:38
皮装丁に興味ないかい?
三島の全集が革装だったね。それは三島だから良かったという
考えもあるけど、現代の本で革装ってのも悪趣味でないかな?
93 :
吾輩は名無しである:03/11/28 00:14
渋沢のにもなかったけ?
森茉莉全集の装丁は美しすぎる!
友達んちで見ただけだけど。
95 :
吾輩は名無しである:03/11/28 22:38
>>92 新潮社の小林秀雄全集は革装だけど悪趣味って感じはしない。
やっぱり使う革によるんだと思う。
96 :
吾輩は名無しである:03/11/29 01:25
>>93 「さかしま」の限定本なんか、皮装だね。
神田で45万くらいで売ってました。
デ・ゼッサントが、部屋中をモロッコ革で覆わせた、
ってエピソードがあるけど意識してるのかな。
モロッコ革だけで45万もしないか・・。
個人的には、第一書房版のマーブル和紙で装丁された
永井荷風の珊瑚集が好きです。
図書館でしかみたことないけど実に愛らしい。
97 :
吾輩は名無しである:03/11/29 01:29
タルホ版、「男色大鏡」
電子レンジくらいもある漆器のような箱に金箔の和綴じ本2巻と絵巻。風呂敷包み
・・・邪魔
98 :
吾輩は名無しである:03/11/29 04:22
Slavoj Zizek 「The Ticklish Subject」
99 :
吾輩は名無しである:03/11/29 16:30
装丁の言葉って言うのかな、あの装丁の種類とか用語とかわかる?
>>99 DTP・印刷板にいけば詳しく教えてくれると思う。
101 :
吾輩は名無しである:03/12/01 00:04
最近函入の本が少ないよな
シブサワとかはほとんど文庫になったのはいいけど
ちょっと惜しい気がする。
102 :
吾輩は名無しである:03/12/01 03:05
日本の新刊本ってなんであんな品が悪いんだろ。
ビジネス書だの、学習参考書だの・・最悪。
どんなに内容がよくてもな・・・
参考書といえば伊藤和夫の「英文解釈教室」はクロス装で高級感あったな。
104 :
吾輩は名無しである:03/12/07 09:28
このスレの「装丁」って言うのは印刷のこと?
どのレスに対していってるの?
表紙の装丁の話が多いからさ。
107 :
吾輩は名無しである:03/12/10 11:03
三島由紀夫「金閣寺」新潮社200部限定版昭和31年刊
革装・三方金・和紙箱・署名・記番入り、時価50万円
表紙は箔押しの模様が豪奢です。
108 :
吾輩は名無しである:03/12/10 13:16
すげえ、それ欲しい>金閣寺
限定本ってプレッシャーかかる…
110 :
吾輩は名無しである:03/12/11 00:59
鼻くそほじりながら読みにくいわな。
しかしトイレに紙がなく、
その限定本しかなければ俺は・・・ウォシュレット。
112 :
吾輩は名無しである:03/12/11 01:05
安部公房全集はあがらねえのかい。
オレはジャケ買いしたぜ。
90年代最大のジャケ買いといえば「インディヴィジュアル・プロジェクション」
114 :
吾輩は名無しである:03/12/11 01:13
確かにあのモデルはいいねえ。
115 :
吾輩は名無しである:03/12/17 17:09
泉鏡花「国貞ゑがく」明治45年4月・春陽堂刊
実家の本棚から唯一かっぱらってきた本。
妖艶、幻惑、たまらなく美しいぞ。
判型も画集のような縦横比。
一歩間違えば江戸の艶本w
みすず書房が出してた、心理学の新書シリーズみたいなやつ。
表紙はコットン紙みたいなピンクの紙で(よごれやすいのには閉口)
その下部に浮き出しの模様(都市に雪がふってるみたいな)。
「ハードボイルドワンダーランド」も書き下ろし単行本で出た時
衝動買いしてしまったが、
どうも自分はつや消しの紙に印刷されたきれいなピンクにそそられるようだ。
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118 :
吾輩は名無しである:04/01/04 01:58
ほるぷ出版「マラルメ詩集」
谷崎潤一郎『お才と巳之介』定価35銭。竹久夢二装画。購入価格5万円。
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121 :
吾輩は名無しである:04/01/21 20:29
普通に『仮往生伝試文』は美装でしょう。
布張りにエンボス加工と箔押しを施し、さらに函。
そうした幾つもの印刷技術をふんだんに使いながら、
ごちゃついた感じがまったくしない。
全体を支配する、古井作品を具象化したようなムードを出しながら、
品と格調、重厚感と洗練をも醸している。
文芸文庫や河出モダンクラシックスでつまらんレイアウトを繰り返す菊池信義の、
装丁家として、デザイナーとしての代表作。
これを文芸文庫で出してほしいという声がありますが、
はっきり言って、1500円くらいの文庫を出すくらいなら、
これをそのまま2913円で復刊したほうがいい。
ここの人たちが書いてるような立派な物ではないけど、自分の中で一番の衝撃だったのは
「はてしない物語」だな。その赤い表紙にふらっとなってしまって図書館で借りてから
本文が2種類のインクで刷られてるのを見て惚れ惚れしてしまった。
その後母にねだりまくって(三千円は子どもには高い…)ようやく誕生日に買ってもらって
物凄く嬉しかったことを覚えてるよ。装丁と言う物を意識したのは多分これからだと思う。
あとは岩波少年文庫が好きだったなあ…そこまで意識してたわけじゃないけどポプラとかの
文庫よりも格上のオーラがでてたと思う。
森茉莉全集の装丁は確かにすげぇ。仮往生伝もいい。
小島信夫の原石鼎もよいよぉ。好きだ。
あと主婦の森社のキリスト教文学の世界とかね。
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125 :
吾輩は名無しである:04/02/25 16:34
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やっぱりセリーヌ全集かな
箱も良いし、箱から取り出したら装丁も布張りの型押しで渋いし、
頁の横側の部分も黒いし
127 :
吾輩は名無しである:04/03/04 20:06
山田悠介の本
ひどい本ばかりなのに
装丁とタイトルが良い為に売れてしまってる・・・
川端の「古都」と「雪国」牧羊社
二反長 半の「青桐の床屋と燕」崙書房
土井林吉の「オヂュッセーア」冨山房
辞書系はどれもしっかりしたつくりで読みやすい
古い本のほうが読書って感じで読みごたえがある
文庫も岩波の古いやつでサイズが縦に長いほうがすき
漱石文学全集かな
130
131 :
吾輩は名無しである:04/04/01 10:05
正直言って、『ノルウェイの森』が出たときは
ダークグリーンの巻と、ワインレッドの巻のとりあわせで
美しいなあと感心したものだった。
村上春樹のジャガイモ顔はすでに知っていたので、ただただ商売のうまさに
関心したよ。
聖書は革装がやっぱり一番いい。しかし新改訳の改訂第三版のビニール装は
けっこう良い感じ。紙カバーもシンプルで。
昔のパラフィンかかっている岩波文庫が好き。
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135 :
吾輩は名無しである:04/06/14 07:26
戦前の文藝市場社の本
136 :
吾輩は名無しである:04/09/29 03:15:03
137 :
吾輩は名無しである:04/10/03 01:49:25
age
138 :
吾輩は名無しである:04/10/04 08:44:22
139 :
吾輩は名無しである:04/10/04 08:48:33
140 :
吾輩は名無しである:04/10/04 21:34:55
>>138 ( ´,_ゝ`)プッ ( ^∀^)ゲラ
ペヨトル工房のはイイ!
>>139 まあ、中身の詰まった壺のやうなものですよ。機能性なんてないのです
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しんどう何たらの「忘れ雪」。子犬に萌え。
幸田文「きもの」
表も中も美しい
146 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 08:48:20
三島由紀夫「サーカス」限定375部
「花のレクイエム」辻邦生・山本容子
辻さんの文章の美しさもさることながら、
山本さんの花の銅版画が函にも印刷されていてうっとりします。
148 :
吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 20:57:55
村上龍
共生虫
149 :
吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 14:35:32
さいたま文学館で企画展「装丁浪漫−ブックデザイン懐古−」開催中(7月31日まで)
日本初のグラフィックデザイナー杉浦非水をはじめ、岸田劉生、恩地孝四郎などの作
品や円本、ゲテ本など昭和初期までの装丁の秀作を紹介。7月9日(土)には、講演
会「グラフィックデザインの先駆者 杉浦非水」を開催。講師は多摩美術大学教授で
グラフィックデザイナーの中島祥文先生。参加無料、定員100名申込み順、さいたま
文学館は、JR湘南新宿ライン高崎線桶川駅西口下車徒歩5分。電話048-789-1515
150 :
名無し:2005/07/10(日) 16:57:43
森博嗣 だいたい全部 特にSMシリーズ
151 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 18:05:29
中村稔『鵜原抄』。誰も知らない。限定800部。
152 :
吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 09:27:28
白水社の海外文学復刊版。ソフトカバーと淡い色彩
153 :
吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 10:47:03
開高健「ロマネ・コンティ」の装丁がお気に入りです
154 :
吾輩は名無しである:2005/10/31(月) 19:20:23
青山真治『ユリイカ』文庫版
筑摩書房
「競売ナンバー49の叫び」は?
157 :
吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 19:08:55
「宮廷の道化師たち」
透明カバー
158 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/07(土) 17:24:55
あげ
>>54 硝子生命論は、あの装丁に惹かれて読んだところ中身グロだったという
トラウマの一冊です。
160 :
吾輩は名無しである :2006/01/07(土) 21:13:02
トルストイ全集
講談社現代新書の装丁変更について
1 :無名草子さん :2005/10/17(月) 14:17:55 --- 装丁が新しくなって、私としては凄く残念!
あのイラストに惹かれたから、 買う気もないのにいつまでも立ち読みしてたのに。
今となっては (狙ったんだろうけど)棚が柄物みたいで目がイタイよ。(苦笑
せめて見返しの既刊紹介は残して欲しかった。 体系的に関連書を探せたのに。orz
201 昔のクリーム色のは杉浦康平デザイン。 雑誌「遊」を思い出す、素晴らしいデザインだった。(著作権の契約が切れたとかだろう。)
醜悪なデザインになって残念だ。 「日本の美しさの一部分が失われた」と思う。
202 契約切れというより、杉浦康平ももうお年で仕事じまいにかかってるんだろう。
杉浦装丁仕事は立派だったが、かといって杉浦装丁に戻せとはもう思わない。
でも替わりがあれじゃあまりにみっともないだろう。誰か他の人の装丁に 変えてくれ。
203 >201 そうそう、杉浦さんだ。あの表紙に配した文字が特徴的。
>202 同意。デザイン変更を一概に悪いといってるのでも杉浦原理主義でもなく いくらなんでもあの新装丁はないよな、と。
まして既刊分のカヴァまでむしりとって新カヴァにするのはやり杉。
205 > 契約切れというより、杉浦康平ももうお年で仕事じまいにかかってるんだろう。
出版業界の人が「契約切れ(+あのイラスト等は手間がかかり過ぎ)だからだろう」と言ってた。
杉浦康平はもう講談社現代新書の装丁には関与してなかったはず。
どの本も「装丁:杉浦康平+(XXXX)」とあって、杉浦基本デザインに加えて(XXXX)がイラスト等を配置しました、という事だったはず。
162 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/12(日) 13:38:03
こういう種類のスレなのに画像の引用なしで(文字レスだけで)進行してきたことに驚く。
このスレが立ったの3年前だし、3年間でそこら辺のあり方が、だいぶ変わったのかな。
こういうスレの住民さんたちはケルムスコットプレスなどに興味はいかがでしょうか
稀覯本のスレってないのかなあ
164 :
163:2006/04/26(水) 20:54:34
一度あげて聞いてみよう
165 :
吾輩は名無しである:2006/04/26(水) 21:21:17
・童貞の美しい僕を得意気に陳列するスレッド・・
166 :
吾輩は名無しである:2006/04/26(水) 21:22:22
童貞の美しいホモ
167 :
吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 17:16:14
上野千鶴子の発情装置
内容は…
スカトロの下の激情
169 :
吾輩は名無しである:2006/06/10(土) 11:09:05
顔のない裸体たち
170 :
吾輩は名無しである:2006/06/10(土) 11:45:55
世界100物語
171 :
吾輩は名無しである:2006/08/01(火) 12:40:29
幸田文「きもの」
172 :
吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 10:32:14
講談社現代新書は本当に馬鹿なことをした。
個人的にだが、司修が装丁を担当した大江健三郎の著作(単行本)は
素晴らしかったと思う。
ヴィジュアルさと意味作用(コンセプチュアル)が絶妙にマッチング
していた。
現代ではああいった文学と美術の深い結合感や達成感は死に絶えた。
173 :
吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 13:06:22
尾崎紅葉『多情多恨』岩波文庫新版
あれは美しすぎる。
174 :
吾輩は名無しである:2006/08/02(水) 17:12:48
175 :
吾輩は名無しである:2006/08/16(水) 00:29:22
三浦しをん『人生激場』
文庫版は、ぜんぜん違くなってしまって残念だ〜。
134 :吾輩は名無しである :2006/08/07(月) 21:54:26
スレ違いかもだが
何処に書けばいいのか迷い、ま一応英国関係だから。邪魔する。
英国伝統のプライベート・プレスの珍しい展示会が
千葉市美術館で8月27日まで。
ーー『イギリスの美しい本』展ーーー
ウィリアム・モリスらによる貴重な130点に加えて
製本装丁家協会の最近作も展示。
芸術の域にまで達した装本技術が堪能できる。
177 :
吾輩は名無しである:
平野啓一郎『高瀬川』(単行本)