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ミステリ板住人:
マルケス久々にガルシア=マルケスのネタでも行こうぜ。
昨日(8月11日)の讀賣新聞夕刊「JOURNEY名作」という連載記事に、
ガルシア=マルケスの故郷アラカタカ(コロンビア北部の町)が紹介されていた。
「百年の孤独」の舞台マコンドのモデルになった町である。
記事中に、マルケスの生家には、「百年の孤独」を愛する世界中のファンが連日訪れ、
一日中、生家にたたずむ観光客もいる、とあるが、このくだりを読んで思わず萎えた。
マルケスの作品は、赤毛のアンや大草原の小さな家じゃないちゅーの。
それにマコンドはマコンド、あくまで架空の町(そこが魅力なのだ)であり、
現実に存在するアラタカタという町とは、別ものなんだよな。
マルケスは、故郷の人々と確執があるようにも聞くし、
讀賣新聞は、前に確か同じ夕刊の「旅」という連載記事で、この点を指摘していたように思う。
のノーベル賞受賞決定時にも、町には、それを祝う鐘ひとつ鳴らなかったとか。