___________
∧_∧ / 文章が「うまい」「巧み」と
( ) < 思える作家について
| | | \
(__)_)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
クルッ _____________
∧_∧ /
(´・∀・`)彡< 語ってみましょう!あと翻訳家も!
人 Y \
し (_)
鏡ちゃん
3 :
吾輩は名無しである:03/02/21 15:07
2番ゲットする間に38分もあったんですか・・・。
太宰
4 :
吾輩は名無しである:03/02/21 15:41
猪木の詩の最新作聞いたかよ。
驚くぞ。もう。
三島由紀夫は内田百閧フ文章が一番うまいと書いていたが同感だな。
7 :
吾輩は名無しである:03/02/21 16:08
これからどんどんエクリチュールを破壊していかなければいけないというのに、文章が巧いも何もない。
8 :
吾輩は名無しである:03/02/21 16:12
>7
おまえだけな
9 :
吾輩は名無しである :03/02/21 16:17
梶井基次郎。「檸檬」も「交尾」も「Kの昇天」もすごくいい。
川端康成(マヂレス)
居合抜きの精神だな ww
ここはコングロマリットとかシンジケートみたいな
メジャーリーグ級のカルテル集団が巣喰っているような板なので、
独立系のスレの伸びは期待できないと思うよ
11 :
吾輩は名無しである:03/02/21 17:37
川端、三島、谷崎あたりは
定番すぎるね
最近、幸田文を偶然手にとって
その文章の格調、緊張感におどろいた
も少し若い世代はどうだろう?
>>11 そう?
三島ユキオはぜんぜんうまいとは思わないなあ。
特に大量生産していた頃の作品。読みにくいし、質も低いね。
13 :
吾輩は名無しである:03/02/21 17:49
どういう文章をうまいっていうの?自分の感覚に頼っていいの?
>>13 そんなの人それぞれにきまっているじゃん。
おらにはおらが”いいなぁ”と思う文章があり、他人には他人の基準がある。
たが他人と議論する場合、自分なりの”普遍的な価値”の存在を信じていなければ議論にはならない
16 :
吾輩は名無しである:03/02/21 20:04
>>15 どうして人それぞれに決まってるんですか?
17 :
吾輩は名無しである:03/02/21 20:44
吉行。
色川も上手い。
昔の作家の文章はコクがあるねえ。
いまの作家は口語体で(三人称であっても一人称みたい)。描写もねちっこくしないでさらりと気の利いた(つもり)の一語でながす傾向にあるので、
物足りない。
まあ、読者も、そういうものしか受け付けなくなっているから仕方がないのだろうけれど。
19 :
吾輩は名無しである:03/02/21 23:54
>>9に同意。
梶井基次郎に一票。
20 :
吾輩は名無しである:03/02/21 23:56
武者小路実篤
志賀直哉
>>17 春樹が「短編案内」で吉行は下手って言ってた。
丸谷と長谷川四郎が上手いって。
22 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:59
単に「うまい」「すき」だけでもいいけど
それだけじゃつまらないので
気にいった例文を皆さん、挙げてみましょう。
23 :
吾輩は名無しである:03/02/22 01:17
自称変わり者の寝言。
美文家・綿矢りさ
>>21 長谷川四郎は名作『鶴』が文芸文庫品切れ。
中古で見かけたらぜひ手にとってほしい。
おれが「やられた!」と思うのは
ほんの一言なんだよな、
平明な文の中にズバっと切り込んでくるキラリと光る言葉。
過剰であっても淡白過ぎてもよくない。文章全体の絶妙なバランスと、そこに湛えられた深い知性。
たとえば第一次大戦後ヨーロッパの、アバンギャルドな文学にも
影響を受けていた川端の、最も凡庸な作品の一つである「伊豆の踊子」の冒頭の一文。
川端はけっして必要以上の描写はしない人だ。
−− 道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た。
この「すさまじい早さで」というところが何とも凄い。実際には大して速いはずはないのに。
その言葉が稲妻のように平明な文の中に切り込んでくる。
そしてその様子が、「道がつづら折りになって」という冒頭の情景と呼応している。
26 :
吾輩は名無しである:03/02/22 07:52
平野啓一郎の文章は現代文学の奇跡!!!
27 :
吾輩は名無しである:03/02/22 09:24
芥川じゃん?
とことんシンプルに書いてる気がする
30 :
吾輩は名無しである:03/02/22 14:00
永井荷風はどうですか?
31 :
吾輩は名無しである:03/02/22 14:33
現役では車谷や奥泉、柳あたりが上手いだろ。
32 :
吾輩は名無しである:03/02/22 15:09
車谷、奥泉、柳→悪文家たち
33 :
吾輩は名無しである:03/02/22 15:37
そもそもうまい文章ってのはどんな文章なわけ?
34 :
吾輩は名無しである:03/02/22 16:56
意味がわかりにくくて詩的で古語がたくさんなのがうまい
35 :
吾輩は名無しである:03/02/22 21:52
直接的でなくして、簡潔である。
それが素敵な文学的表現力
36 :
吾輩は名無しである:03/02/22 22:26
谷崎が一番秀麗な文章だな。序でに乃木将軍のも押しとくか。
37 :
吾輩は名無しである:03/02/22 22:42
日本三傑
荷風 谷崎 三島
なぜ三島が…
39 :
吾輩は名無しである:03/02/22 22:57
実篤だよ、実篤
鏡花に一俵
41 :
吾輩は名無しである:03/02/22 23:07
梶井、川端、志賀直哉
42 :
吾輩は名無しである:03/02/22 23:43
梶井、荷風、志賀
43 :
吾輩は名無しである:03/02/23 00:53
好き!
龍の初期、古井由吉、柴田翔、安部公房の後期除く、朝吹訳のジュネ……。
嫌い!
擬古文調、旧かな系。
まず読めない。若い僕の感覚には全く響きません。
>>43 初期の龍の文体が好きとは珍しい。
内容は昔の方が良かったとは思うけど、
文章力では初期の頃のものはイマイチだと思う。
文章がうまい、といって思い浮かぶのは
百鬼園、泉鏡花、吉行淳之介。
つまらない、ありきたりのことでも面白く読ませる。
田口ランディ・皆川博子・幸田文・柳美里・白洲正子は外せませんよね。
47 :
アンパンさん:03/02/23 18:45
乙一うまいよね。菊地寛とかさ
48 :
吾輩は名無しである:03/02/24 03:41
泉鏡花ちゃう?すごいっす。
49 :
吾輩は名無しである:03/02/24 03:46
開高健、丸山健二。
この50年で最良の日本語を紡いだのはこのふたり。
あとは糞!!
50 :
吾輩は名無しである:03/02/24 03:57
ためになるスレだなぁ。
51 :
ミリオンゴッド:03/02/24 04:17
幸田文かなあ。梶井基次郎にも感動した。松本侑子も一押しだね。
ランディは盗作で騒がれてるけど俺も美文家だと思うね
52 :
吾輩は名無しである:03/02/24 04:47
遠藤周作は?
53 :
吾輩は名無しである:03/02/24 04:53
遠藤周作。文章は2級だけど、文学としては間違いなく1級。
彼が美文家だったらと思うといろいろな感慨がわく。
ともかくあの内容には、文章は美文でないほうがよかった。
そんなこともあるのだ。
54 :
吾輩は名無しである:03/02/24 04:56
なるほど。
遠藤氏の小説はよく読んでて鳥肌が出ます
心に響きますぜ
55 :
吾輩は名無しである:03/02/24 06:37
皆川博子には大賛成だが、
ランディと松本侑子には賛成しかねる。
ランディはいまの純文学もどき作家でよくいる、
語りの幼稚さと変に硬派な描写がバランスの悪い、悪文の典型だし、
松本侑子はその少し前の悪文の典型。
漢字、それも熟語を多用しすぎて文章自体がごつごつしていて、
無駄に装飾過多、イメージがちっとも伝わってこない。
ランディ系統の文体で完成してる美意識を感じるのは藤沢周だけ(漏れは嫌いだが)。
松本系で美意識が徹底しているのは長野まゆみだけ(これも嫌いだが)。
ところで、中勘助「銀の匙」もう出た?
56 :
ミリオンゴッド:03/02/24 07:08
ふむふむ。よく分かります。後は森茉莉ですね。賛否両論ありそうですが、
美意識の極みだと思います。
57 :
吾輩は名無しである:03/02/24 10:45
>>49 あとは糞、はともかく、その二人には激しく同意。
58 :
吾輩は名無しである:03/02/24 10:47
丸山健二の良い文章の例は何かありますか?
59 :
吾輩は名無しである:03/02/24 10:47
>遠藤周作。文章は2級だけど、文学としては間違いなく1級。
逆だろ?文学としてはあまりたいしたことない。
他の本も読みなさい。
泉鏡花、中島敦。
倉橋由美子だろうが。
孔子
63 :
吾輩は名無しである:03/02/24 18:37
センテンスの完成度というてんでは、有島。
徳田秋声あたりも入れていいかな。
「上手さ」っていう基準じゃ、葛西善三だって上手くなっちゃう。
64 :
吾輩は名無しである:03/02/24 18:39
>63
うーん。「上手い」んだろうか?
俺はどの作家も好きだが・・・。
つまり、所謂「上手さ」っていうのは、破綻がない構成や文体を持ってるってことだよね?
そういう意味では、泉鏡花は「上手い」といえるんじゃないかなあ。
しかし、そうした所謂文章の「上手さ」っていうのは、作品の評価とは必ずしも比例しないのであって。
むしろ逆の場合の方が多いといえる。
埴谷雄高は実はうまい
>66
だから、そういうの「上手い」って言わないでしょ?
あの人は文章壊してるんだから。
68 :
吾輩は名無しである:03/02/24 19:17
宇野千代さんの文章は素敵ですよね。
樋口一葉や松浦理英子さんみたいな文が書きたいある。
西鶴は上手いらしいね
70 :
吾輩は名無しである:03/02/25 00:04
森鴎外と平野敬一郎の落差をわかるものだけが、文章の初歩を語れる。
71 :
吾輩は名無しである:03/02/25 01:15
↑
誰でもわかります(w
あ、評論家はわからんか
72 :
吾輩は名無しである:03/02/25 01:40
遠藤周作「海と毒薬」
あれは文章が上手いというより小説が上手いというべきか?
73 :
吾輩は名無しである:03/02/25 01:45
上手いと思うのは谷崎。
谷崎はヘンタイイメージが先行しがちだけど、文章の美しさはダントツ。
漱石がその谷崎の文才にいち早く注目したらしいが、
漱石は意外と下手だと思う。
病室に戻ってひと息ついているとまた呼ばれて別の検査を受けに
行くことになった。呼び出されると張り切って急ぐ病人もあるが、
その日の私は、廊下の途中から湧き上がったみたいに先刻と変らぬ
足取りで歩いている。教えられた階の、病棟ではないようで閑散と
した午後の廊下に、赤や青や貴や緑や、色とりどりに引かれた道
案内の線を、背は立てたままなのでやや遠くへ見込んで進むと、線
をたよるでもないのに、足の運びはあくまでもまっすぐで、どこ
まででも行くようで、途中からまたふっと消えてしまいそうな心地
にもなったが、赤い線はやがて左へ折れた。耳たぶから血を採って
凝固を量るだけの検査だったのですぐに了えて、お大事にと送られ、
ありがとうございますと返して廊下に出ると、同じ道でも往く時と
復る時とでは眺めがまるで違う。身体の自由のいよいよ窮まって
きたせいかと驚くうちに、お大事に、ありがとう、といましがたの
やり取りがもう一度、どこぞの路地でかわされたようにくっきりと
立って、その尋常なはずの、意味がつかめなくなった。
―古井由吉「春の日」(「新潮」2001年6月号)
確実に、日本のベスト3には入ると思う。
75 :
吾輩は名無しである:03/02/25 10:37
遠藤は上手くはない。よく友人たちに文章の間違いをからかわれてる。
一天俄かにかき晴れて・・とか、そそっかしいミスが多いので有名だった。
76 :
吾輩は名無しである:03/02/25 20:10
取り上げるのは日本人だけ?
>76
文章の上手さを問題としているので、取り上げる際は原文でおながいします。
文章のうまい人に訳してもらわないと原文が可哀そうだよね。
逆に色に染められてしまうのも原文には迷惑な話し。
ありのまま訳することは不可能だから難しいが。
>79
原文が悪文で書いてる場合もある。
こなれた美文がいい翻訳とは限らない。
逆に色に染められてしまうのも原文には迷惑な話し。=こなれた美文がいい翻訳とは限らない。
82 :
吾輩は名無しである:03/02/25 21:00
名文の荷風 悪文の幾多郎
83 :
吾輩は名無しである:03/02/25 21:47
美しい文体とは言われるが、なぜか上手いとは言われない山尾悠子のような作家もいる。
上手さとはなんだろう?
84 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:28
>>64 「破綻がない構成や文体」
そうだなあ、それって職人的ってことになるのかなあ。
いや、文学における「上手さ」って
もっと別なとこにあると思うのよ。
おれは谷崎が好きだが、文章はまるまるふとって
味わい深いが、「上手い」とは思わんよ。
ただし女に翻弄される男を描くのは抜群に上手いが。
鏡花の「上手さ」に関しては、「一語を挿むこと能はざるべし」だね。
85 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:31
堀辰雄を推す
86 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:42
語り口のうまさという点では、吉田健一、堀田善衛かなあ。
井伏鱒二もつい読まされてしまう。
言葉に対する感覚では犀星かと。
88 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:52
レトリックという言葉が語られなくなってから久しいが、今でも生きているのであろうか?
89 :
マイケル・ジャクソン ◆EB5mqkr0n6 :03/02/26 00:10
それこそがrhetoric。
生きていたかどうかの問題をすり替えるつもりだろう。
騙されないぞ。ぽーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ
90 :
吾輩は名無しである:03/02/26 00:14
>>89 良い反応だ。だが、見当違いのようだ。そんなに深く考えていたわけではない。
91 :
吾輩は名無しである:03/02/26 00:43
佐藤信夫「レトリック感覚」は、すごく面白かった。(続編の「レトリック認識」も)
本格的に修辞学を学んだわけではないので知りませんが、何か修辞学の良い本ありませんか?
92 :
吾輩は名無しである:03/02/26 14:38
谷崎がすごいと思うのは、(作品にもよるが)1つ1つのセンテンスが長いのに、
一読してすっと頭に入ってくるところだな。読者の思考の流れを乱さないように
文章の流れをつくるとは、流石だよな、谷崎。
93 :
吾輩は名無しである:03/02/26 23:30
>>92に同意。
作者の自己満足な文でなくて、読者を念頭においてまず文章ありけりだと私も思う。
その読者のレベルをどう見るかにもよるだろうから、一概には言えない。
確かに谷崎は良いと思うが、吉田健一のような文章も等しく良い。
読者にもてたいばっかりの文章って、好きになれない罠
で、近年の幅広い読者層を念頭に置くと・・・
97 :
吾輩は名無しである:03/02/27 00:36
題名のつけ方で、文章の巧拙は何となくわかるが。
題名に失敗していると、内容も何となく面白くない。
ちょっとスレが違いますが。
98 :
吾輩は名無しである:03/02/27 00:52
>>92 おれもそう思うが、しかし
そういう「文章家」は、時代小説に軒並みいるのよ。
ただその文章が、つねに、なにかしら「女」にふれながら
連綿と続くという、他に類をみない執着性があるのよな、谷崎には。
ゆえに、歯の浮くような大袈裟な表現にさえ、
ただならぬ「生命」が吹き込まれるってわけさ。
99 :
吾輩は名無しである:03/02/27 00:59
泉鏡花の「歌行燈(行灯?)」読んだけど、文章が古くて若い僕には
趣が伝わってきませんでした。
100 :
吾輩は名無しである:03/02/27 01:08
素直でよろしい。
でも、慣れると、入ってくるかもよ。
『春昼・春昼後刻』とかは、どうかな。
>>93 まず作者が満足できなくて、どうする。
えっ?!
102 :
吾輩は名無しである:03/02/27 01:54
>98
じゃあ「女」が出てこない「陰翳礼賛」はどうなの?
谷崎は書かれた内容とはまた別に美文家だと思う。
103 :
吾輩は名無しである:03/02/27 10:17
>86
堀田善衛は、うまかったよな。
故人になってしまったので、もう彼の新作が読めないのかと思うと
無性に悲しくなるときがある。
104 :
吾輩は名無しである:03/02/27 10:35
三浦綾子
105 :
吾輩は名無しである:03/02/27 18:27
>>95 話の流れが読者うけばかりを考えているのはクソだけど、
文章ということで文字によって表記する以上、
読者を意識しないのはオナニスト。
106 :
吾輩は名無しである:03/02/27 18:49
フィッツジェラルドに一票
>>106 うまい! と思った箇所を引用してみてください。
108 :
吾輩は名無しである:03/02/27 20:36
>>102 「女」なくして「陰翳礼賛」が成り立つか!
この阿呆めが!!
それに美文の話じゃないだろがっ。
109 :
吾輩は名無しである:03/02/27 21:15
谷崎を女という括りだけでみるのはもったいないよ
110 :
吾輩は名無しである:03/02/27 22:04
>>103 堀田善衛、新作出るたびに買ってました。
こういう作家はもう二度と出ないだろうなあ・・・
111 :
吾輩は名無しである:03/02/28 03:17
吉行は出てきましたか?
112 :
吾輩は名無しである:03/02/28 03:27
倒叙
これってどう読むんでしょうか?
スレ違いなのはわかりますがお願いします。
とうじょ
114 :
吾輩は名無しである:03/02/28 05:44
>>112 変換しても出てこないんでわかりませんでした
ありがとうございます
115 :
吾輩は名無しである:03/02/28 06:48
星新一
淳之介は特に短編で「話が上手い」とは思うけど、「文章が上手い」のとは
違う気もする。
117 :
吾輩は名無しである:03/02/28 23:19
少し、このスレの趣旨と合わないかもしれませんが、
「マルテの手記」(新潮文庫)、大山定一氏翻訳の文章に狂ってました。
>>105 読者を意識しない文章を揶揄できるのは、
読者を意識しない文章を想像できるからだ。
トイレの落書きを含めて、そんなものは存在しない。
オナニーでさえ女(男)を意識しているのだから。
∴ チミの意識はクソだ
ウマイっつーんじゃないけど、中毒した感じになるのは鈴木セイゴウとかな。
120 :
吾輩は名無しである:03/03/01 02:45
>>118 105のいいたいことは、そんなこととはちがうだろ。
95でせっかくいいこといってんのに。
文学=文章の妙味(あれだけの功績を、自ら文章に尽きると限定した)
安岡翁に一票。外部の読者は自律的に拒否(初期短編は別にして)
こういう凄まじいプロポジションにたいして、このスレタイなど大まかすぎる。
丸谷先生みたいに、自分の気に入った文章が名文ってことで、ハイお終い。
>>120 そう考える根拠をなにも示せないチミの頭は、
やっぱりクソそのもの
123 :
吾輩は名無しである:03/03/01 11:46
司馬遼太郎。
東海林さだおも。
124 :
吾輩は名無しである:03/03/01 12:54
藤沢周平
125 :
吾輩は名無しである:03/03/01 15:06
「文章」ならば、古井由吉。
翻訳家ならば、中地義和。当代随一とみる
126 :
吾輩は名無しである:03/03/01 16:36
古井の文章は「うまい」とは思わん。
ひたすら「すごい」のだ。
だいたい読者に「うまい」と感じさせてしまった段階で
その文章はダメなんじゃないかと
俺なんかは思うんだけど。
美文とかは興味ないな。
127 :
吾輩は名無しである:03/03/01 18:48
128 :
吾輩は名無しである:03/03/02 19:20
司馬と池波だったら歴史小説化としてみなさんどちらのほうが好きですか?
>>126 うまい、ひたすらすごい、ダメ、美文、
こんな言葉をならべて何かを述べた気分になることに、
危機意識はないか?
130 :
吾輩は名無しである:03/03/02 20:54
松浦理英子は何気に巧い。
「ナチュラルウーマン」
なんて巧いもんだ。
>>131 釣ってねーよ。
巧いと思ったから巧いと言っている。
133 :
吾輩は名無しである:03/03/02 21:06
>>134 とりあえず
虚飾がなく抑制されている。
それゆえ同性愛/肛門描写が巧み。
センテンスが短い。(短い方が好みである)
気の利いた(厭味のない)アフォリズム。
こんなもんかな。
美文は、巧いとは言わん。美文調という枠に囚われているだけ。
ほんとうに巧いのは、完全な独自性、
他の誰が真似しても真似しきれないオリジナリティ、しかも
並外れた呼吸を持ち、言葉の世界が確立されて揺るぎない。<古井
137 :
名無し物書き@推敲中? ◆47PS2vYxuQ :03/03/02 21:38
美文とは美しい語句で飾りたてた言い回しの文章でしょ。
最初から定義に上手さなど無いよ。辞書ひけば解る。
本当に巧いとかほざくが、なにが本当なのかw
並外れたの並外れを説明してくれよ。
呼吸ってなんだよw
「言葉の世界が確立されて揺るぎない。=他の誰が真似しても真似しきれないオリジナリティ=完全な独自性」
同じことばっか言うなよ。阿呆丸出しですよ。
138 :
名無し物書き@推敲中? ◆47PS2vYxuQ :03/03/02 21:41
きちんと句読点と読点。センテンスについて語ってくれないと具体的にならん。
並外れた呼吸が長さ、リズムについてなら、野坂昭如の潜水夫並の息の長さ等を論じるのが具体性というもの。
柳田國男。
>137
からんで煽ってもドン臭いだけw 厨房のわかる領域にあらず
粘着カマッテ君は文学板には要らんな、特にメスの厨房はw
141 :
吾輩は名無しである:03/03/02 21:51
>>137 辞書引いて文章を語る? 女高生だなw
古井を語るには百年早い。
言葉の世界が確立されて揺るぎない。=他の誰が真似しても真似しきれないオリジナリティ=完全な独自性
辞書を馬鹿にしてどうすんの?
145 :
名無し物書き@推敲中? ◆47PS2vYxuQ :03/03/02 21:56
>>140 >>141 言わんとするところ解らないか。
それにしても文章でレスしてるのに、
百年早いとか女子校生、鈍臭い、メスの厨房、厨房のわかる領域にあらず、粘着カマって君。
やれやれ……。
>>145 ここが2chってわかれよ
まあ、文学雑誌も同程度かもしらんがw
どっちにしても、孤軍奮闘してるチミの思考内容は
漏れには理解できなくもない
147 :
吾輩は名無しである:03/03/02 22:34
センテンスが長い人が巧いと言われがちだが(例:古井、梶井、谷崎)
長いのは読んでて疲れる。古井は凄いとは思うが
文章が巧いというのとは違うだろ。
148 :
吾輩は名無しである:03/03/03 11:25
「文章がうまい作家」という言い方には不思議と違和を感じないのに
たとえば「絵がうまい画家を挙げろ」といわれたら「はァ?」って
なりませんか。いや、ふと疑問に思っただけなんですけど。
ちなみにどんな作家に対しても、面と向かって
「あなたの文章はうまいですね」なんて
私にはコワくて言えません。
実は私自身が、よくそう言われるんですけど、
ちっとも嬉しくありません。
あなたはどうですか。
149 :
吾輩は名無しである:03/03/03 11:26
ダリとピカソは下手だな。
>148
あなたの文章はうまいですね
151 :
吾輩は名無しである:03/03/03 12:50
149がちょっといいこと言った!
153 :
吾輩は名無しである:03/03/03 12:54
>>153 だから、2chなんだってば。
>>148 は、「文章がうまい」って
よくいわれると、いいたいわけ
2chのどこにでもある、クソの一種だ
「うまい文章」なんて、いくらでもあんじゃないか?
そう書くことが「文学」することだと錯覚してる
おじさん、おばさんも、ゴマンといる。
場末のママさんだって、そういってるぜ、
自慢げにw
156 :
吾輩は名無しである:03/03/03 14:25
ていうか作家ってたいがい文章上手いし。
むしろ下手な方を語れ。
157 :
吾輩は名無しである:03/03/03 14:26
作家本人がうまい文章とはなんぞやについて、決まった条件は無いと前置きをする。
そのうえで私はこう思うと述べる。その、「こう思う」を語るスレだよね。
とにかく、「うまい文章」を書こうとする性根がいやらしい。
フェラがうまい女なんて、なにも面白くないのと同じだ。
フェラが下手な彼女の口のなかにこそ、
ぐいっとペニスを突っ込んでみたくなる。
そんな文章を洩れは愛する。w
159 :
吾輩は名無しである:03/03/03 15:44
じゃあ皆が美しい!と思った文章を引用してくれよ
原宿に行って、マネキンでも見てろ!
もうすぐ東京コレクションですよ。
きれいな服ときれいなモデルをじっくり観ましょう。
162 :
吾輩は名無しである:03/03/03 16:16
俺の文うまくない?
きょう朝起きて焼き肉を食べた。
肉汁がほとばしるひたひたの肉を一切れ口に放り込む。
美味い。全身が目覚める美味さだ。口内がとろけそうである。
誘われるまま噛み続けるといつの間にかいなくなってしまうお肉。
喉越しを肉で味わうとは。いやはや生れてきて良かった。ああ美味い。美味いぞ。
163 :
吾輩は名無しである:03/03/03 16:17
うまい! ノーベル文学賞級だ!
164 :
吾輩は名無しである:03/03/03 16:17
>>162 >きょう朝起きて焼き肉を食べた。
今朝、でいいと思う。とネタにマジレス
165 :
吾輩は名無しである:03/03/03 16:21
それは味わうことじゃない。
今朝 → きょう朝
と書きひらくところに、
エクリチュールの戯れがあるのだ!
>>162 勝手に推敲してみた。
今朝の焼肉は旨かったなぁ。両親に感謝せねば。
一般人のレベルで言えば美味いでしょ。
168 :
吾輩は名無しである:03/03/03 16:37
晴子、か――――。
榮はしかし、たったいま自分が何かを呼び戻そうとしたという確信もなかった。あるのは
ほとんど名前一つの響きだけで、むしろ何もない、かたちもない虚空が一つ額の周りに穿た
れたような気分を味わい、これも悪くはないと独りごちてみた。
高村薫『新リア王』(日経3/3)
俺さ、高村薫の『照り柿』の文章、好きだったけど、
ここまでくると鼻につく。硬質に書こうとする意識
だけが透けて見える。かえって素人臭い。
「ひとつ」を多用するのが癖になっちゃったみたいだね。
字が下手な作家は中上だよね。
170 :
吾輩は名無しである:03/03/03 16:44
>>162 >きょう朝起きて焼き肉を食べた。
「'き'ょう朝起'き'て焼'き'肉を食べた。」
・・・というふうに、「き」などの音韻を巧みに
用いていますね
「やきにく」の「く」も「き」と同様に「k」の子音を持っていますし
2行目は「h」の子音が使われていますね
すばらしい
マラルメのような巧みな音韻の用法だ!
ただ、あえていえば、漢字を使っているために、視覚にとらわれ、
音韻のおもしろさが伝わらないきらいがあります
すべてひらがなにしてはどうでしょうか
それよりも、朝っぱらから焼肉を平気で食える
>>162のがさつな胃袋に
敬意を表します。
172 :
吾輩は名無しである:03/03/03 16:59
173 :
吾輩は名無しである:03/03/03 17:08
マラルメは巧いんですか?
どのへんが?
174 :
吾輩は名無しである:03/03/03 17:11
>>162 少し手を加えてみた
============
きょう 朝
起きて
やきにくを たべた
にくぢるが ほとばしる
ひたひたのにくを
ひときれ
くちにほうりこむ
うまい
全身がめざめるうまさだ
くちのなかがとろけそうである
さそわれるまま かみつづけると
いつのまにか
いなくなってしまう
おにく
のどごしを
にくであじわうとは
いやはや うまれてきてよかった
ああうまい。
うまいぞ。
マラルメはともかく、
一時期の荒川洋治には
少し近づいているかもね
>>174
176 :
吾輩は名無しである:03/03/03 17:16
>>173 マラルメ読んだ事無いからわからない、
って言うか仏語読めないし
>>174 だいぶ食欲を刺激されますた。
いや、たんに晩飯時だからかもしれんが。
>>174 音読すると、確かにリズム感が少しあるような気がするw
ひらがなで書かれると、この後、何かホラーな展開を期待してしまうのだが…
180 :
吾輩は名無しである:03/03/03 17:35
今更ながら音楽と通ずるものがあるな。
巻きをガブリとかを書いた誰だっけ?
あれを思い出した。
181 :
吾輩は名無しである:03/03/03 17:36
東海林さだお
>のどごしを
>にくであじわうとは
ここら辺の意味不明さに才能を感じる
183 :
吾輩は名無しである:03/03/03 17:51
>>182 溶けちゃう肉をdrinkとして表現したんだよ。
悪いか。
184 :
吾輩は名無しである:03/03/03 18:10
>>183 いやあ、悪くない、チミはぜんぜん悪くない!
悪いとすれば、劣勢遺伝をくりかえしてきたらしい
チミの先祖が悪いだけだ!
ものすごく低い遺伝学の知識ですね。
186 :
吾輩は名無しである:03/03/03 18:16
どこが?w
187 :
吾輩は名無しである:03/03/03 19:09
「天の夕顔」の 中河与一。
え〜らいストイックな作品と思って読んだ、
好き嫌いは別として 美しいなぁ…と。 寸止め恋愛かぁ…
でもこれしか読んでない。
>>186 881じゃないが・・・。
まず、「劣勢」でなく「劣性」。
次に、「劣性遺伝」と「優性遺伝」というのは形質としての現れやすさの問題であってね・・・。
それによって個体に現れる形質の内容とは違う概念なんだよ。
君の遺伝子はさておき、君が受けてきた教育はひどいもののようだねぇ。
189 :
吾輩は名無しである:03/03/03 21:22
>>188 >個体に現れる形質の内容とは違う
こっちも186じゃないが…
ぜんぜん違う? そーかなあ…
ま、いずれにしても、ここは2チャの文学イタ
オモロけりゃいいんでないの?
誤字脱字なんて普通のことだしね(藁
バカ多いな。
メンデルの法則くらい知っとけって。
191 :
吾輩は名無しである:03/03/03 22:19
このスレの流れにワロタ
192 :
吾輩は名無しである:03/03/04 10:47
なんで、千草忠夫とか出てこないの?
193 :
吾輩は名無しである:03/03/04 17:13
おいらは、金子光晴がうまいと思う
マレー蘭印紀行にはシビレマスタ
ところで、ノーベル賞作家大江の名前が出てないようですが、
みなさんどう思われますか?
おいらは、なんでわざわざこんな読みづらい文を書くのか激しく疑問。
#彼は推敲に推敲を重ねた挙句、わざと読みづらくしてるそうだ
嫁さん曰く「(推敲前の)最初の文章がいちばんよみわすいのに・・・」
×よみわすい
○読みやすい
YBB規制解除で久しぶりのカキコに舞い上がっちゃった
>>193 大江の場合、
欧米で訳しやすくするため、
英語を和訳したような文体に
わざと直しているんじゃないのか。
そのせいかどうか知らんが
そもそも欧米言語に訳されなければ
ノーベル賞ももらえないからね。
タゴールも自分で英語版の詩を書いていたし
高行健もパリで仏語で書いていたからな
>>193 ところで、大江の――もはやこの作家の名前が、ノーベル賞作家という冠なしに、
記されることはなくなっていた――名前が出ていなかったが、彼についてどう思っているのか、
わたしは気にせずにはいられなかった。わたしはといえば、大江が、なぜあえて文章を読み
づらくしているのか――それは読者を遠ざけこそすれ、呼び寄せることはないのではないか――、激しく疑問だったのである。
かれは推敲に推敲を重ねた挙句――大江自身はその作業を、elaboration、と表現していたが――、
わざと読みづらくしているそうである。
それは、彼の嫁さんが、――最初の文章がいちばん読みやすいのに、と嘆息したこともあったほど……
ヘタなモノマネしてみた。
一度、その初稿を読んでみたい。
197 :
吾輩は名無しである:03/03/04 23:22
___大文豪___|_
| __憂文_∧_∧|_
 ̄| __避_ (∀・ )_|_ 大人の階段のぼーるぅぅ♪
 ̄| _諦 と つ__|_
 ̄| 笑_< <ヽ |______|_
 ̄| _(_)呆γヽ文____|_
 ̄| ___(__ノ嫌文____|_
 ̄| ____怒文_______|__
 ̄| ____驚文_______|
| ____知文_______|
| ____親文_______|
| ____好文_______|
198 :
吾輩は名無しである:03/03/05 21:43
あー、全体的にはレベル低いね。おまえら全員バーカだよ。
199 :
吾輩は名無しである:03/03/05 21:52
村上龍に決まってんだろ。殺すぞおめーら。
200 :
吾輩は名無しである:03/03/05 22:08
古井由吉はオレも良いと思うな。
仮往生伝試文くらいまでいっちゃうと、ちょっと苦手だけど。
吉田健一は、ただただ読みにくい。
201 :
吾輩は名無しである:03/03/05 22:10
で、翻訳家だと誰が良いのよ?
202 :
吾輩は名無しである:03/03/05 22:11
翻訳だと、志村正雄とかうまいと思うけど。
>>200 『仮往生伝試文』・・・超名作。日本人ならば避けて通れないくらいなw
>>201 翻訳家である前に、良い日本語の書き手であることが最低必要条件。
それすら満たしていないヤシらが多い。
良い翻訳家、一人あげろというなら、中地義和氏。抜群。
205 :
吾輩は名無しである:03/03/05 23:02
池内訳のカフカ、良いじゃん。
206 :
吾輩は名無しである:03/03/06 00:03
白樺派はハイソな言葉づかいでいいね。
武者小路実篤、志賀直哉、有島武郎。最高だね。
207 :
吾輩は名無しである:03/03/06 03:14
「良い日本語」
こんな説教臭い日本語が残存してるとは、驚きだな
209 :
吾輩は名無しである:03/03/06 04:15
実篤の何もかもが嫌い。
210 :
吾輩は名無しである:03/03/06 04:23
ほう、実篤の何もかもに触ったんだ
キモイ!
208>涙
212 :
吾輩は名無しである:03/03/06 12:16
江戸川乱歩の文章は独特の味があって好きです。
語り部の口調を思わせるので、短編を続けて読むと百物語を聴いてる気分になります。
213 :
吾輩は名無しである:03/03/06 12:23
やっぱあれだね「巧い」とか言ってるとそうなるね。
214 :
吾輩は名無しである:03/03/06 12:56
伊藤整とかどですかね?
215 :
吾輩は名無しである:03/03/06 13:37
どですかでん
216 :
吾輩は名無しである:03/03/06 13:59
平野啓一郎!
平野啓一郎!
平野啓一郎!
217 :
吾輩は名無しである:03/03/06 14:23
平野啓一郎、ヒッシだな
218 :
吾輩は名無しである:03/03/06 19:27
倉橋由美子は流暢である。
219 :
ごはん ◆NjaujxTGn. :03/03/06 19:30
>>714 文章の上手さをどう定義するかでしょうね。
批評は非常に上手いと思うけど、小説はそれ程でもないんじゃないかなー?
(伊藤自身も自覚してると思いますけどね。)
220 :
吾輩は名無しである:03/03/06 19:40
>219
むかーーしテストに出た時になんかすごいいい文章を書いていたのを思い出して
本を買ったのですがなんかいまいちでした。。。
なんでかなぁ、、、
221 :
ごはん ◆NjaujxTGn. :03/03/06 19:46
>>220 それは『近代日本人の発想の諸形式』(岩波)収録の批評ですか?
ええー!いまいちですたか?
文章すばらしいよ。
すばらしくない小説の方もさいこー!
222 :
吾輩は名無しである:03/03/06 19:52
違います。
テストに出たのは確か「青春」だったと思います。
そして買いました。
223 :
吾輩は名無しである:03/03/06 20:01
ちなみに、金井美恵子の文章は嫌い。
なんか、下手な奴が訳した翻訳モノみたいな文体じゃない?
224 :
吾輩は名無しである:03/03/06 20:11
しかしそこが「イイ!」って
叫んでるヤシもおいるわけで
225 :
吾輩は名無しである:03/03/06 20:24
なんで松浦理英子の名がでないのだろう?
うまいじゃん。
226 :
吾輩は名無しである:03/03/06 22:39
藤沢周は?
っていうか文章系のスレで名前を出してあげないと、
彼のこと話に出てこなくないですか?
キモすぎ
228 :
吾輩は名無しである:03/03/06 22:41
どうでもいい作家
はっはっは。「作家」らしいよ。わらえる。
ムキになるとカワイイね。
231 :
吾輩は名無しである:03/03/07 00:30
藤沢周は下手だよね。
創作板では中原昌也より面白いとか言ってる人がいた。
自分がおかしいのかと思ってたけど、やっぱりみんなそう思ってたんだね。
ああよかった。
ん?でもよく読んだら、下手だけど面白くないとは書いてない。
また不安になってきた、のだが。。。
>>225-226 そこらあたりを巧いと見ているようじゃ・・・
君の眼が全くだめだということだ。
読書量も足りん、質はむろんw
くだらんモノばかり読んでいれば、眼が腐ってくるし
低レベルでとどまってしまう。
世には万巻の書がある、長い歴史の洗礼を受けた上でなお
古典&名作として生き残っているものから、まず読め。
翻訳でもいいから、世界の標準がどの程度だか、少しはわかる。
>>233 でも松浦のデビュー作は、あの年にしては巧かったんじゃないのかな。
なんでか知らんうちに成長がとまっちゃったみたいだけど。
そりゃ古典の方が巧いにちがいないけど。
235 :
吾輩は名無しである:03/03/07 02:00
山田詠美。
若い世代では、ピカイチではないでしょうか。
236 :
吾輩は名無しである:03/03/07 02:06
え?
>>235 うまいの通り越して、ああいうの悪擦れと言います。多和田葉子に劣るでしょう。
>>235 全然だめ。巧いというイミもわかってないw
多和田も同類。
「文章が巧い」のと「オハナシの作り方がうまい」のとは
全く違う。「オハナシのうまい作り手」は、掃いて捨てるほどいるw
240 :
吾輩は名無しである:03/03/07 04:23
チミも掃いて捨てようか
241 :
吾輩は名無しである:03/03/07 05:23
なかなか壁が越えられないようだな。
242 :
吾輩は名無しである:03/03/07 05:25
243 :
吾輩は名無しである:03/03/07 12:12
梶井基次郎
すごく上手だと思います
244 :
吾輩は名無しである:03/03/07 12:50
245 :
吾輩は名無しである:03/03/07 12:51
242=244
自演ごくろう
246 :
吾輩は名無しである :03/03/07 17:52
わかりやすいところでは
梅沢忠夫
だろ?
小説家でわかりやすいのは
志賀直哉
でいいんじゃない? 梶井が摸写した。
スタイル無視して単に文章というなら、まあ
小川洋子に一票
かな
247 :
吾輩は名無しである:03/03/07 17:58
永井荷風だってば
248 :
吾輩は名無しである:03/03/08 11:04
武者小路は友情しか読んでないけど、
そんなにこりゃあ巧いぞ
って感じはしなかった。
249 :
吾輩は名無しである:03/03/08 12:12
>>233 >>238 ぜひ、「若手作家」で巧いと思われる人を挙げて欲しい。
評価の定まっている無難な古株ではなくて。
鰯。内容は空っぽだが食うと旨い。
251 :
吾輩は名無しである:03/03/08 12:45
最低だったねあれ
鰯は
>>239の「オハナシのうまい作り手」を意識すべきだな。
ってここ、プロについて語るスレだろ。
>>226>>234に同意。若手で文章上手いのって、そういえば殆どいないな。
>>250 旨いもんか。話の筋自体も不愉快だったし。
254 :
吾輩は名無しである:03/03/08 15:02
紫式部
255 :
吾輩は名無しである:03/03/08 15:03
まじれすで紀貫之
256 :
吾輩は名無しである:03/03/08 15:04
藤原定家
257 :
吾輩は名無しである:03/03/08 15:06
芭蕉
綿矢りさは、芥川とるだろうね。
話 題 作 り の た め に
259 :
吾輩は名無しである:03/03/08 17:06
山田詠美は意外とうまいと思ったけど・・・
260 :
吾輩は名無しである:03/03/08 17:11
>259
あたしも思った。
261 :
吾輩は名無しである:03/03/08 18:54
>>259 うまいけど説教口調がやだ。
つか、プロに下手っぴは滅多にいないだろ。
下手っぴを捜した方が早くね?
源一郎や王太郎の文体はワザとらしいが
結局下手だからあんなんで逃げてるんだろ?
262 :
吾輩は名無しである:03/03/08 19:17
説教されるのが嫌いな人はその分損してるんだよねこの場合。
263 :
吾輩は名無しである:03/03/08 20:03
説教は大抵の香具師が嫌うだろ。
坊さんの講話とかをありがたがる香具師がやーまだを好きなんだろうなあ。
264 :
吾輩は名無しである:03/03/08 20:11
偏見の塊だね。
265 :
吾輩は名無しである:03/03/08 20:35
山田詠美が巧いとは。
266 :
吾輩は名無しである:03/03/08 20:48
インストール、ヤフオクで100円で買った。
途中まで読んだが、あまりにつまらんので、
間のページに射精して捨てた。
268 :
吾輩は名無しである:03/03/08 20:54
>>267 インストール、ヤフオクで100円で買った。
途中まで読んだが、あまりにつまらんので、
間のページに射精して捨てた。
コピペうざい
270 :
吾輩は名無しである:03/03/08 21:01
スプーンは私の身体を可愛がるのが上手い。
心ではなく身体をだ。
ベッドタイムアイズってこんなふうに始まったはず。
結構上手いではないか。
セックスのシーンなんて最高にインパクトあるよ。
巧いというか、強烈だ。
他スレでも見た、別にたいしたもんではないし
273 :
吾輩は名無しである:03/03/08 21:04
レズシーンだが松浦理英子は巧いよ。
漏れは山田より好きだね。
274 :
吾輩は名無しである:03/03/08 21:06
275 :
吾輩は名無しである:03/03/08 21:06
276 :
吾輩は名無しである:03/03/08 21:12
説教とは、じぶんの過去から得られた賢い知識を人に見せることだ。
いいかえれば、個人が過去を肯定的に振り返ることだ。
ゆえに説教好きは、老人と老人予備軍のものだが、
そんなものが愛されるわけがない。
この世界が、お前たちの遺産の上にあるのだから。
死ね! 死んで、もの言わぬ人となれ!
277 :
吾輩は名無しである:03/03/08 21:15
下手な文ですね。
278 :
吾輩は名無しである:03/03/08 21:19
文にもならない頭なんですね。
279 :
吾輩は名無しである:03/03/08 21:43
説教とは、過去に得た知識を人に伝えることだ。
その時、人は過去を肯定的に振り返っている。
ゆえに山田詠美は年をとっている。
そんなものが愛されるわけがない。
この世界が、お前たちの遺産の上にあるのだから。
死ね! 死んで、もの言わぬ人となれ!
276じゃないです。……文を推敲してみようとしたら、
いつの間にか訳分からないものを書いていますた。
280 :
吾輩は名無しである:03/03/09 04:09
詠美は、ひねくれてないからな。
おもしろくねーのよなあ。
281 :
吾輩は名無しである:03/03/09 08:20
>>279 書き換えないほうが、ちょっと変なだけおもしろいよ
282 :
吾輩は名無しである:03/03/09 08:22
>>279 もとのほうが、ちょっと変なだけにおもしろいよ
283 :
吾輩は名無しである:03/03/09 09:24
出久根達郎だろうな。今時の作家の中では最も語彙が豊富で文章に味わいがある。
さすが古本屋のオヤジである。
284 :
吾輩は名無しである:03/03/09 11:19
誰か一人ぐらいマジレスしろよ
(*゚∀゚)アホウ!
>284
西鶴
小林秀雄
上手すぎ・・・
287 :
吾輩は名無しである:03/03/10 03:46
田口ランディ
288 :
吾輩は名無しである:03/03/10 06:40
やまだゆうすけに何故誰も言及しない?
マジレスで秋本康
「文章が巧い」という前に、「文章」がわかっていないレスが多いナ…
ここは
「文学板」じゃないのか? ひょっとして看板だけか?w
292 :
吾輩は名無しである:03/03/10 17:20
>>291 じゃお前は、誰の文章が巧いっていうんだ?
批判するならその人の名前と理由ぐらい書け。
ところで、巧いの定義は何?
俺は田口ランディも秋元康も巧いと思うよ。
だけど例えば、滝本竜彦はへただと思う。
平野啓一郎の文章は読み辛いって人が多数いると思うんだけど、
一般ではそういうのを巧いって言うんだよな。
ちょっと疑問感じない?
294 :
吾輩は名無しである:03/03/11 00:47
桐野夏生の【リアルワールド】関連のスレってありますか?あったらageてもらえませんか?携帯からなので…
295 :
吾輩は名無しである:03/03/12 20:02
マジレス。
永井荷風です。
泉鏡花もよい。
>294
一般書籍板に桐野スレあったと思う
297 :
吾輩は名無しである :03/03/12 23:10
「巧い」って、ジャンルによっても違うよね。スポーツノンフィクションなんて微妙だし。
小説として評価すると 二宮>山際
ジャーナリズムとみると 山際>二宮
298 :
吾輩は名無しである:03/03/12 23:34
299 :
吾輩は名無しである:03/03/13 01:05
うまいってのとはまた違ってるんだけど
バロウズのカットアップ・メソッドみたいな手法は好きかな
他に面白い手法とかで書いてる人とかいます?そんなに小説は読んだことないので
バーロー
タリラリラ〜ン♪
301 :
恋する名無しさん:03/03/13 01:48
文章が巧くて基本的に私小説で、主に、100から150ページくらいの短編を
得意とする、女性の作家さんって誰かいらっしゃいますか?
なるべく最近デビューした方がいいです。
302 :
恋する名無しさん:03/03/13 01:56
あ 反応がない。。もうねまする
303 :
吾輩は名無しである:03/03/13 02:00
20代後半の衛慧(ウェイフイ)がいいよ。
『上海ベイビー』は彼女の私小説とも言われ、
退廃的とも思える現代上海の風俗描写の中にセックスあり、
ドラッグありという内容で、賛否両論の大反響、
ベストセラーになったかと思いきや発禁処分。
305 :
恋する名無しさん:03/03/13 02:06
>>303 ありがとうございます!早速検索してどんな方なのか調べてみます。
他にも、301のようなタイプで柳美里さんみたいな、説明的で社会的なのではなくて
もっと繊細で川端康成のような感覚志向の方を探しています。
稲葉真弓さんどんなんだろ、楽しみです
306 :
恋する名無しさん:03/03/13 02:09
>>304 ありがとうございます! ウェイフィさんですね。検索してみます。
私、作家さんがどんなタイプであるかというよりもまず、自分に似たタイプの方のを
よみたいと思ってしまうんです。
上海ベイビーは正直微妙です、せっかく教えていただいたのに。。
舞台が広すぎるものはどうしてもついてゆけません、あまあまですねすいません。
307 :
恋する名無しさん:03/03/13 02:12
あ でも上海ベイビーってけっこう売れてるんですね。。
文章が上手い翻訳家だったら、小笠原豊樹かな。
やはり詩人だけのことはある。
あと詩人の長田弘の文章は平易だけど的確な表現と
語感を併せもっていて上手いと思う。
309 :
吾輩は名無しである:03/03/20 21:26
あげ
310 :
吾輩は名無しである:03/03/20 22:01
小笠原は今の作家はは文章下手とか振られて、逆だ、昔の作家は下手だと反論した漢だ。
昔は散文が下手な詩人が結構いたが、今はあまりいない気がするけど。
311 :
吾輩は名無しである:03/03/20 22:08
川端康成は写経したくなるほど美しい文章を書く。
312 :
吾輩は名無しである:03/03/20 22:14
私は最近梶井基次郎を書き写してます。
313 :
吾輩は名無しである:03/03/21 18:29
ときどき川端と永井がでるが、
けっしてうまくはないわな。
どの作品も途中で力つきてくるのがありありとわかる。
言葉のチョイス、センテンスのつなぎ、凝縮力、構成力…
どれもみな才能があるとはおもえない。
しかしま、ひねくれた「センス」があるから
雰囲気づくりはできるのよ。
そのセンスは、若い時の「西欧嗜好」ってわけさ。
314 :
吾輩は名無しである:03/03/21 20:12
>>313 じゃあ>言葉のチョイス、センテンスのつなぎ、凝縮力、構成力…
がある作家を挙げてくれい。
315 :
吾輩は名無しである:03/03/21 20:52
>>314 村上龍と山田詠美がいいんじゃないかな
作品全体がどうとかいうのは別として
316 :
吾輩は名無しである:03/03/21 20:58
>>315 村上龍、初期の作品は好きだがその後は・・・。
文章なんでどうでもよいことだが。
317 :
吾輩は名無しである:03/03/21 21:46
ふは。
もしかしたら日本言語学者が書く日本語が一番
文章の上手い人なのかもねぇ。
米原万理(字がわからん)の書く日本語は美しい
319 :
吾輩は名無しである:03/03/21 21:49
320 :
吾輩は名無しである:03/03/21 21:55
>>313 永井って永井龍男か?
永井は短編ばかりなので力つきる前に終わるから
無問題
321 :
吾輩は名無しである:03/03/21 23:12
定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?
定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?
定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?
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定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?
定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?定義は何?
そんなこと訊くぼくはとってもばかでーす。
324 :
吾輩は名無しである:03/03/22 00:10
誰がなんと言おうが柳田國男。最高。感嘆する。
林真理子とかはダメですか・・?
個人的に小説すごい好き。
現代の女の知られざる心の動きをかかせたら
けっこういいと思います。
327 :
吾輩は名無しである:03/03/27 05:01
クセ〜ッ!
>>326 林真理子は語彙が貧しい。
小説のフォーマットも三パターンぐらいしかない気がする。
でも、それでも作家をやり続けてるとこはすごいけどな。
329 :
吾輩は名無しである:03/03/27 17:29
で、ここらへんで決着つかないの?
330 :
我輩は名無しである:03/04/18 19:44
最近の作家で上手いと思うのは「星の、バベル」の新城カズマ!
この板で賛同する人間はいないだろうなあ。
331 :
吾輩は名無しである:03/04/18 19:56
>>328 でも、ほとんどの女性作家は
林真理子以下だと思う。
僕は古井由吉を推すけど。
332 :
吾輩は名無しである:03/04/18 20:05
志賀直哉
333 :
吾輩は名無しである:03/04/18 20:06
中島敦の、あの流麗なリズムがすごいと思う。
334 :
吾輩は名無しである:03/04/18 20:08
金井美恵子
>>328 禿胴衣。林を読むヤシらはあいつと同程度の脳=知能指数低い。
一度関わった偏執なんぞに取り入るのが巧く、
物なの何だので捉まえてスッポンのように離さない。
アホな女の関心のありそうなツボを、
先に回ってバカに合う程度で書く。だから、バカにはウケる。
いつだったか、対談の相手に櫻井よしこを迎え(週刊誌)
懸命に喋ってたが、すべての点で遥かに優れた相手を前にすると
林のバカさが際立ち、とんでもない対談になっていてワラた。
林が嫉妬むき出しで煽り、それを櫻井がカル〜くいなして、
バカ度全面露呈w 編集のしようもなかったのか、担当がワザとそのまま
にしたのか・・・哀れをもよおした。
336 :
吾輩は名無しである:03/04/18 20:19
阿部和重
三島由紀夫は上手いとは定義が外れるかもしれないなあ。好きだけど。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
339 :
我輩は名無しである:03/04/20 02:03
>先に回ってバカに合う程度で書く。だから、バカにはウケる。
それが出来るのは立派に才能だと思われ。
やろうと思ってもなかなかできるもんじゃないよ。
>339
そう思うのはシロートの浅ましさ。
もの書きでメシ食ってんだぜw
書く人間にも、馬鹿と利巧、人格低いのと高いの違いはあるんだ。
>339
ハヤシを語りたければ、一般書籍板へ逝けや。
文学板でかかるタマじゃない、所詮君のようなミーハー受け程度だw
342 :
我輩は名無しである:03/04/20 02:24
別に林ファンじゃないんだけど、
きっちり読み手に合わせて楽しませるものを書けるのは
才能だと思うよ。
文章を語るスレで敵意剥き出しで叩かれてたから擁護したくなっただけ。
>人格低いのと高いの違いはあるんだ。
て言うか、お前頭悪そうだな・・・。
343 :
我輩は名無しである:03/04/20 02:27
文学好きは、普通作家を人格でもって評価したりしないもんだが。
破綻者多いしねえ。
344 :
吾輩は名無しである:03/04/20 06:34
文章の巧さでいけば北杜夫とかは?
北は文章力ではなく、物語構成力が優れている。
別に下手ではないが名文家として論じられる作家ではない。
例えば大岡昇平のように内容ではなく、
その文章で評価されるような作家の事を指すんだろうな>文章がうまい作家
346 :
吾輩は名無しである :03/04/20 10:23
名文家、丸谷才一だね。読ませる文章。
ミステリーでは東野圭吾。頭に入りやすい文章。
悪文というか読んでて(文章が)理解しづらいのは大江健三郎。
作品にもよるが。(オレがバカなだけ?)
348 :
吾輩は名無しである:03/04/20 15:46
多和田葉子がいい。観念をはがしたり、くっつけたりするリズムなどや言語にたいしての
独特のさわやかなしつこさ?がなぜかはまってしまう。「うまいとはこういうことかも」と
思わせる。
349 :
吾輩は名無しである:03/04/20 15:48
マジレスすると、渚水帆。
栗本薫のグインサーガだね。
まったく推敲せずにアレだけ大量に書けるのはたいしたものだ。
351 :
名無しのオプ:03/04/20 15:52
マジレスすると京極夏彦だと思う。
現代の作家では一番じゃないかな。
352 :
■□■週間アイドル盗撮ランキング【4月】■□■:03/04/20 15:53
353 :
吾輩は名無しである:03/04/21 01:10
京極上手いよね。
ミステリだけど、純文でもこんな上手い人いないと思うよ。
独特のリズムがあって、いい感じに酔わせてくれる文体だと思う。
354 :
吾輩は名無しである:03/04/21 01:11
大江は先天的に文体音痴な人だと思う。
光の作曲もなんか不協和音だらけで耳障りだし、
似たもの親子?
大江は文章の歪さがウリなんじゃねーの?
356 :
吾輩は名無しである:03/04/22 21:29
325>同感。「山の人生」の冒頭なんて震えがきた。
小説とは何かを教えてくれた。
同じ題材を新聞記者が書いているのを見た(「柳田國男と事件の記録」)
両者をくらべよみして、作文と小説の違いも知った。感謝しきれん。
357 :
吾輩は名無しである:03/04/23 00:48
月並みだけど俺はやっぱ春樹を推したいね。
一見すると誰でも書けそうだけど、なかなか書けない文章。
丸谷才一もたしかに文章は上手いけど、個性がなくてただ
上手いだけって感じで、どうもうまくない。
若手だと、藤沢周なんかがいいと思う。
358 :
吾輩は名無しである:03/04/23 00:57
どんぐりの背比べ
359 :
吾輩は名無しである:03/04/23 12:34
志賀直哉だよ。
360 :
吾輩は名無しである:03/04/23 13:06
川端は描写がキレーだけど文章が上手いっていうのとはまた少し違うんじゃないかな。
春樹もそんな感じ。ああいうのは散文としての上手さとは違うだろうと思うよ。
やっぱ上手い文章が構築されているというのは鴎外、芥川、志賀でしょう。
361 :
吾輩は名無しである:03/04/23 13:08
たった一人選べと言うのなら谷崎以外ありえない。
敢えてここで中島敦を押す勇気
推す、だった。失礼
364 :
吾輩は名無しである:03/04/24 13:16
息の短い文章なら志賀直哉。長い文章なら谷崎潤一郎。
「夜明け前」しか読んでないけど、島崎藤村かな。
冒頭から世界観を示しまくり。「木曽路はすべて山の中である。」
あ〜これから起こる事は山の中の出来事なんだな〜、って。
花田清輝が柳田の「山の人生」に絡めて言及してたな。
この人も好きだ。「私は天皇が誰か知りません。」とか。
366 :
吾輩は名無しである:03/04/26 14:40
谷崎すごいよな。文体も色々作品によって使い分けてるけどどれもうまい。
「盲目物語」なんかも平仮名ばかりで改行なしでもすらすら読めるもんなあ。
谷崎でキマリ!
368 :
吾輩は名無しである:03/04/26 15:50
美しいではなくうまい文章なら、漏れは大江健三郎を推す。
特に「日常生活の冒険」あたりの、読んでてガリガリ引っかかる上にやたら饒舌な文体が
が大好きだ。
あなたは、時には喧嘩もしたとはいえ結局、永い間心にかけてきたかけがえのない友人が、
火星の一共和国かと思えるほど遠い、見知らぬ場所で、確たる理由もない不意の自殺をしたと
いう手紙を受け取ったときの辛さを空想してみた事がおありですか?
(「日常生活の冒険」より)
369 :
吾輩は名無しである:03/04/26 16:06
太宰に一票。
370 :
吾輩は名無しである:03/04/26 16:25
>>360 そうなんだけど、「死体紹介人」っていう短編にあった
(若い娘が)花束を振り回すように笑い転げた、という
文章にはなんて美しい!と思ったと同時に上手い(正鵠を射た)と
感服したよ。内容忘れちゃったけどね、平凡な言葉でこういう
表現を紡ぎ出せるのってやっぱり凄い文豪。
371 :
吾輩は名無しである:03/04/26 17:17
どんなに比喩が巧みでも、小説全体のなかで浮いていたら駄目。
最近、それができてない作家が多い気がする。
春樹は別格として。
372 :
吾輩は名無しである:03/04/27 01:48
絢爛豪華今東光
添削不可能淳之介
奇才東海林さだお
>351,353
ミステリ系の作家では、連城三紀彦も文章が上手かったと思う。
374 :
吾輩は名無しである:03/04/27 11:25
石川淳がなぜか出てない。
すごくカッコイイ文章だと思うけど、下手にまねすると
ただの強引な自己満足の文章になってしまう罠。
375 :
吾輩は名無しである:03/04/29 12:07
>>374 禿堂。
石川淳って意外に読まれてないのか?
376 :
吾輩は名無しである:03/04/29 12:12
誰か漏れの書いた小説を読んでください。友人には文学的素養のあつ香具師はいません。
素養のある香具師の意見を訊きたいです。
漏れ早稲田理工なので、同じ早稲田の人が良いな。文学部とか。あと女の子が良いな。
>>376 晒してみ。
ただしここじゃなく、牛の涎スレかなんかで。
>>375 読まれてるだろ。
石川淳のスレあるからそこ逝ってみ。
379 :
吾輩は名無しである:03/04/29 12:17
いや、そういうことを語り合える友人が欲しかったわけで。
女の子が良いなってのは冗談。何かイメージ悪いし釣りっぽいので撤回しとく。あくまで真面目なんで。
>>379 うんうん、わかったよ。
でも雑談スレに逝った方がよいんじゃないかな?
スレ違いだからね。
381 :
吾輩は名無しである:03/04/29 15:12
阿部公房は?
382 :
bloom:03/04/29 15:17
旨そうな文章ならいるがな・・・
文章って食えるのか?
丸山健二は悪文っつーか、拙い。
巧いのは岡本かの子。
385 :
吾輩は名無しである:03/04/29 19:47
>>378 なのに、文章がうまいスレには出てこないのか。
それはそれですげえな、2chanって。
石川ファンはこのようなネタスレには余り出入りしないと思われ
ネタスレかよ!
388 :
吾輩は名無しである:03/05/05 23:32
うまい文章なら、海老沢泰久がピカイチでしょう。
余計なものを削り落とした、分かりやすい描写に感心する。
389 :
吾輩は名無しである:03/05/05 23:38
三島でしょう
390 :
吾輩は名無しである:03/05/06 00:00
金子光晴の「マレー蘭印紀行」をまずは読んでくれ皆の衆。
392 :
吾輩は名無しである:03/05/08 01:09
みんなどんな所を見て「文章上手いな」とか「文章下手だな」とか判断してるの?
やっぱレトリックの巧みさ?
393 :
吾輩は名無しである:03/05/08 11:31
堀辰雄はいかが?
394 :
吾輩は名無しである:03/05/08 11:35
ナンシー関
あのかゆいところに手が届く表現は脱帽・・
395 :
吾輩は名無しである:03/05/08 11:38
>>394 書き方がかなり独特だけど、あれはすごいね。
第二のナンシー関はこれから絶対生まれないね。
396 :
吾輩は名無しである:03/05/08 12:44
ナンシー関が何人いても関心がない
興味がないから。
397 :
吾輩は名無しである:03/05/08 12:47
>>396 ま、そういう人もいるだろう
テレビ見ない人もいるからね
398 :
吾輩は名無しである:03/05/08 20:32
出久根達郎に僕も一票。文体の固さに無理を感じない。
399 :
吾輩は名無しである:03/05/08 20:37
福永武彦 志賀直哉 百鬼園先生等 王道ですが。
中島らもはユーモアがあって面白い。
401 :
吾輩は名無しである:03/05/09 13:34
石原慎太郎 『太陽の季節』
田中康夫 『なんとなく、クリスタル』
田口ランディ 『コンセント』
村上龍 『希望の国のエクソダス』
辻仁成 『ピアニシモ』
柳美里 『命』
平野啓一郎 『日蝕』
花村萬月 『ゲルマニウムの夜』
五木寛之 『大河の一滴』
乙武広匡 『五体不満足』
>>401 え? もしかして、これが文章がうまい作家?
それとも、素人晒しage?
403 :
本当の話です!読んでください。お願いします!!!:03/05/09 14:36
404 :
吾輩は名無しである:03/05/09 21:25
宮城谷昌光(歴史小説)
純文学からはかなり遠ざかるけど
読み物としては司馬遼太郎の比じゃないです
405 :
吾輩は名無しである:03/05/10 03:32
後期の太宰治でしょう?日本語の美しさを
再確認できるよ♪
松尾芭蕉の文章が一番美しいと感じるなぁ。おりは。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
408 :
吾輩は名無しである:03/07/01 02:20
中勘助の文章がきれいだと思います。
漱石が見出しただけはあるなって。
409 :
必ず文学業界の刑事責任を問います。:03/07/01 09:14
●●●マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるのか?その8●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/1011/10115/1011522150.html 515 名前: 投稿日: 02/03/01 12:13 ID:p3m8shmo
<盗用訴訟>早坂暁さんの謝罪掲載で和解 京都地裁 (毎日新聞)
2002年2月21日(木)21時0分
作家の早坂暁さんに著作を盗用されたとして、京都市の男性医師が早坂さんに謝
罪広告掲載と慰謝料100万円の支払いを求めた訴訟は、無断引用した小説が掲載
された新潮社発行の雑誌「新潮45」に早坂さんが謝罪文を載せることで、京都地
裁で和解が成立した。これを受け、18日発売の同誌3月号に謝罪文が掲載された。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
盗作事件がつづくということは、今日も誰かの私生活がネタとして盗聴されている
と言うことだ。早坂暁は才能のある部類のライター。彼が盗作事件を起こしてしま
うほどだから、才能のない連中は、生き延びていくために盗聴/盗撮/盗作にすが
ってしまう。「一発屋」と言われるミュージシャンがいる。特に「パクリ」で大ヒ
ットを飛ばしたアーチストは一発屋が多い。パクリで当てても、もともと才能がな
いから2発目3発目が続かずに、忘れられてしまう。他人のアイディアを盗んで
成功したアーチストを待っているのは、頭を絞っても絞ってもアイディアが湧き
出てこない凡才を隠しながら続けていかねばならない、苦痛に満ちた地獄の創作活
動だ。才能はほんの一握りの人間にしか与えられず、凡才は才能の不足分を盗聴で
補おうとする。凡才にとっての盗聴は不良債権のための低金利に似ていて、無関係
の個人の平穏な生活を乱し、やがては、社会や文化全体を蝕んでいく。
411 :
吾輩は名無しである:03/07/01 17:01
やっぱり漱石だなぁ…。
『坊っちゃん』読むと、罵倒のうまさにどうしても感心する
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
age
414 :
吾輩は名無しである:03/07/30 09:49
宇能鴻一郎
あたし、見ちゃたんです。
現代の作家で文の上手なのは宮元 輝 福永 武彦あたりだと思います。
416 :
吾輩は名無しである:03/08/01 06:16
現代の作家だったら平野啓一郎。
この板じゃ馬鹿にされてるけどやっぱり凄い。
大江が最高位から退いたら次世代の文壇を担うのは彼以外ありえない。
417 :
吾輩は名無しである:03/08/01 06:47
宮本輝。
初めてここまではまりました。
418 :
吾輩は名無しである:03/08/01 07:30
(^^)
420 :
吾輩は名無しである :03/08/02 22:59
無駄な討論はやめなさい。
三島由紀夫で決定だ!
以上で、このスレは終わり。
421 :
吾輩は名無しである:03/08/02 23:08
中島敦漢字多い
422 :
吾輩は名無しである:03/08/02 23:17
423 :
吾輩は名無しである:03/08/02 23:18
坂口安吾
425 :
吾輩は名無しである:03/08/08 15:10
うまい文章と、好きな文章ってどう違うんでしょうか?
格調高いと言われるようなややこしい文章と
シンプルであっさりとした文章ではどちらが「うまい」のでしょうか?
(*゚∀゚)アホウ!
>425
前者は客観的な判断、後者は主観的判断(。。ととりあえず言ってみようか♪)
>426
426さんは「ややこしい」と書いている時点で、ご自分で答えを出しておられますね☆
どちらが「うまい」かどうかは場合によるのではないでしょうかw
428 :
吾輩は名無しである:03/08/08 23:48
>>384 同じく 岡本かの子 に一票!
岡本かの子には気品があり、好感もてます。
幸田文は父・幸田露伴について書きすぎていて、ほとほと疲れる。
あとは
泉鏡花にも一票。「外科室」は愛読書です。
宮本輝、最近読み始めた。はまりつつある。
>>415 福永武彦って現代作家?今読んでます。
共通するのは、気品があり、言葉が流れる如く彩られていくかのよう。
ある程度のテンポで読め、どことなく古風。
このような文章が書ける作家は 本当に繊細な心の持ち主なんだな、と
感心してしまいます。
美しい文章に出会った時は、なんとも表しきれないほど幸せな気持ちになります。
これだから、読書はやめられない。
反則っぽいけど、近松門左衛門。
曽根崎心中の文章には痺れた。
430 :
吾輩は名無しである:03/08/13 10:13
どんなに優れている作家だって、ひとつの作品の中ですべてうまい文章を
書いてるわけじゃないからなぁ。ぐぐっと力のこもったところや、空振りしているところもあるから。
空振りがまったくない作品なんてない。
でも、そんな中で川端康成の伊豆の踊子はは、その空振りが極端に少ないと思う。
たとえば、
>踊子は掘割が海に入るところをじっと見下ろしたまま一言も言わなかった。
>私の言葉が終わらない先き終わらない先きに、何度となくこくりこくりうなずいて見せるだけだった。
とあるけど、この言い終わらない先に、何度もこくりとうなずくという動作の中に
踊子の現在の心情が痛いほどによくわかる表現ではないだろうか。
自分が誰かに別れをつげられる立場を想定して、自分でこくりこくりとしてみるだけでわかる。
そうは言っても、川端康成の作品すべてが空振りが少ないわけじゃないからねぇ。
431 :
吾輩は名無しである:03/08/13 10:16
>428
にほぼ同意です。
*
でも、こういうテーマではこの人がうまい、とか
こういうシチュエーションを書かせたらこの人、とか
もう少し肉付けしてやんないとレスの収拾がつかなくなるのでは?
金井美恵子の「森のメリージュ」の文章は
かなり高度な文章だと思う。
散文から詩に自然に移行してみせたり。
あれは詩人でないと書けない文章だと思った。
433 :
吾輩は名無しである:03/08/13 17:53
石田衣良。かっけぇ。マコト最高。
434 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :03/08/13 17:55
金井美恵子の文章を読んではきそうになった。
それだけあくが強いのだろう。「愛の生活」だったか。
ゴテゴテくどい文章を「うまい」と思って読んでる香具師は、
これまたくどい脳みその構造をしているんだろうなぁ。
オレなんかは、くどくどしいのはダメ。オレも吐いちゃうよ。
436 :
吾輩は名無しである:03/08/15 00:02
三島は文章は下手です。平野啓一郎はカスです。
437 :
吾輩は名無しである:03/08/15 00:29
古井由吉に一票です。
あのまとわりつくような粘りけのある文体は癖になる。
438 :
USres:03/08/15 00:34
有島武郎はいかが
439 :
吾輩は名無しである:03/08/15 01:32
既出だけど、倉橋由美子。
川端康成は、一部の人にはもうたまらないモノがあるんだろうね。
「片腕」の夜の描写とかは素晴らしいと思う。
三島が、この人には文体がないとか言ってたっけ。
440 :
吾輩は名無しである:03/08/15 03:39
端整な文章なら、堀江敏幸や小野正嗣といった、学者系の作家だ。
滅茶苦茶なスレだな。
所詮テクニックとかじゃなくて個人の好みというわけですね。
「うまい文章の定義」から始めなくっちゃダメでしょ。
まあ、美人の条件と同じようにスッキリとは決まらないけどね。
ゴテゴテに化粧して着飾った女を好きな奴もいれば、
すっきりとして理知的な雰囲気の女を好きな奴もいるし、
ガキっぽくて、キャピキャピしている女を好きな奴もいるからな。
どんな女を好きかによって、そいつがどんな男なのかがわかる。
同じように、どんな文章をうまいと感じるかによって、そいつがどんな奴なのかが
なんとなくわかる。
華美な装飾や、あけすけなご機嫌取り、もったいぶったまわりくどさを好きな奴は
結局、実生活もそういったものに左右される人間なんだよ。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
444 :
吾輩は名無しである:03/08/17 03:51
椎名誠うまいよね。って言ったら笑う?
>>444 人それぞれだし。いいのでは。
自分自分、あまり好きではないが。
446 :
吾輩は名無しである:03/08/18 00:18
西部すすむ
446
なんか、好々爺ってかんじだけどね。
>>444 わははははははははははははははははははははははははははははははははは
449 :
淳一 ◆gw2dosUH0U :03/08/18 08:09
坂口、大江。
太宰は、味はあるへたうま。
450 :
吾輩は名無しである:03/08/18 20:51
『エロチック街道』あたりの頃の筒井康隆のあの静謐な文体が
好きなのだが、このスレに集っている諸賢の御意見を拝聴したい。
451 :
吾輩は名無しである:03/08/18 21:21
えー大江?マジ?
まあいいや
452 :
吾輩は名無しである:03/08/18 21:22
453 :
吾輩は名無しである:03/08/18 21:26
>>450 『風』とか『残像に口紅を』の最後の方など
透明でもの哀しい文体が印象的ですね
父親との不和とそれに対する後悔の念が底流にある様な気が
します
>>450 同意。
筒井の様々な文体実験は、成功不成功を問わず、注目すべき業だと思われ。
あれだけ果敢な挑戦者は他にない。
筒井のエピゴーネン町田あたりとは月とスッポン。
455 :
吾輩は名無しである:03/08/18 23:44
オレは、いい米をおいしく炊いた、うまいごはんみたいな文章がいいな。
かたよった新しい味は、少し時間がたてばおいしくない料理に変わってしまいそうだから。
456 :
淳一 ◆gw2dosUH0U :03/08/19 11:00
大江はね〜、やっぱ上手いわ。
一文中の情報量が多くて、豊か。
筒井も確かに、新しい文体作った事だけでも、
もちっと評価されて良いかもね。
457 :
吾輩は名無しである:03/08/23 22:33
和語を中心に文章を組み立てている作家はうまいと思う。
漢語が連発する文章は下手だと思う。
458 :
吾輩は名無しである:03/08/23 22:36
いまは「美文」というのは陰口なんだろ?
川端は美文だが読んでてこっぱずかしい。
美文でなく上手いのは梶井くらいか。
>>458 オマイは、美文の意味がわかってないんだろうなぁ。
460 :
吾輩は名無しである:03/08/24 01:19
安部公房
花袋や、森茉莉も文章が美しいと思います。
462 :
吾輩は名無しである:03/08/24 22:30
463 :
吾輩は名無しである:03/08/25 00:39
椎名桜子でいいじゃん。
バブルよ、もう一度!
モーム。
理由→俺の英語力でも原文が読める。それなのにあの内容。
梶井基次郎はおしいね。
「このへんでやめておけばいいのになぁ」という比喩表現をしつこく
合わせワザにしてしまうものだから、文章がくどくなっている。
466 :
吾輩は名無しである:03/08/25 11:54
?外
例「水が来た。」
467 :
吾輩は名無しである:03/08/25 11:56
もりおうがいも打てないような掲示板で名文が語れるか!
468 :
吾輩は名無しである:03/08/25 11:58
おまいら、文章読本などで紹介されている例文でしか
名文を語れないんですかい?
>>469 文章読本などで紹介されてない名文を挙げて下さい。
>>470 じゃぁ、おいらが宝石箱のようにお気に入りの伊豆の踊子から
>雨戸を閉じて床にはいっても胸が苦しかった。また湯に入った。湯を荒々しく掻き廻した。
>雨が上がって、月が出た。
>雨に現れた秋の夜が冴え冴えと明るんだ。
>跣(はだし)で湯殿を抜け出して行ったって、どうとも出来ないのだと思った。
>二時を過ぎていた。
ストーリーの中にある方が百倍効果的だと思うけどね。
472 :
吾輩は名無しである:03/08/25 22:33
川端康成が一番上手いと思うね。
とにかく美しい。真似できない。
473 :
吾輩は名無しである:03/08/29 06:24
離れた部分の文章が共鳴しあうのは、文章のうまさというよりも
ストーリーのうまさになるのかな。
北村薫は、こういった共鳴しあう部分が多い方の作家だと思う。
474 :
淳一 ◆gw2dosUH0U :03/08/29 07:27
森?x9dd7;外
476 :
吾輩は名無しである:03/08/29 21:20
絲山秋子も文章がうまいと言われてる(文学界新人賞の講評、芥川賞選評)ようだが。
477 :
吾輩は名無しである:03/08/29 22:23
百關謳カ
479 :
吾輩は名無しである:03/08/31 17:57
↑
お前も無さそう(W
480 :
吾輩は名無しである:03/08/31 17:59
田口ランディは、読ませるね。
うん、盗作部分がキメラのようで、皆クイズのように読むね
483 :
吾輩は名無しである:03/08/31 21:04
森見登美彦。小説新潮読んで不覚にも大爆笑させられてしまった。
北村透谷は?
485 :
吾輩は名無しである:03/09/02 22:44
おまいら、名前出しと同時に、いいと思う部分の抜書きも
よろしくですよ。
486 :
吾輩は名無しである:03/09/09 21:37
三島じゃ、三島。
三島由紀夫じゃ。
487 :
吾輩は名無しである:03/09/16 17:28
川端康成ですね
表現の巧さっていう意味合いならば、やっぱり
トルーマンカポーティ!韻を踏んでいて美しい。
しかしさっぱり、中身がない。
489 :
純文学団長 ◆4ZyQ37vgo6 :03/09/16 21:39
文章が上手いという点に於いては日本文学史上、三島由紀夫である。
490 :
吾輩は名無しである:03/09/16 21:56
作家個人や内容に関しては評価が別れると思うが、ドラの初期の小説はカメラワーク的な文章のリズム感があり、なんだかんだ言ってうまい。
椎名誠はメチャクチャ書いてるようで、文法的にはしっかりしてる。
個人的に好かないが、山田詠美もうまい。
492 :
純文学団長 ◆4ZyQ37vgo6 :03/09/16 22:03
ゆうみりは最低だな。<文章
493 :
吾輩は名無しである:03/09/16 22:04
安部公房が凄くしっくりきます。
個人的に筒井が一番。
吉本ばななは下手なようで、新人作家が真似しようとしても出来ないらしい。春樹はメチャクチャ真似されてるらしいが。
495 :
吾輩は名無しである:03/09/16 22:08
496 :
肛門院菊子 ◆vZotYyVK0A :03/09/16 22:08
春樹はあの根性が気に入らない。
>>494 ちなみに春樹は文壇で嫌われてるから、春樹の文体を少し意識しただけで選考落とされるらしい。
498 :
吾輩は名無しである:03/09/16 22:19
町田康は反則だと思うが、あれもアリかも。
499 :
吾輩は名無しである:03/09/16 22:29
春樹は一般ピープルに、コレだったらオレにも書けると思わせたのが偉いトコロ。
500 :
吾輩は名無しである:03/09/16 22:39
エッセイと詩しか読んでないだけど、渋沢龍彦ってどうなの?
>>497 文壇? なにをトチ狂っている、そんなものが何処にある、
あったらお眼にかかりたいもんだ、ぜひ。
無いから、カオスがとどまるところを知らない、味噌も糞も容れて
ダブダブと流れる量だけはたっぷりのドブ河・・・
泳ぎ切るのも、なかなかだ罠。
502 :
吾輩は名無しである:03/09/16 23:24
>>501 コレが本当に、数々の名作を読んだ人の文章だろうか?
503 :
吾輩は名無しである:03/09/16 23:29
>>501 なんていうか、町田康に一番近いですよね。
504 :
吾輩は名無しである:03/09/16 23:48
505 :
吾輩は名無しである:03/09/17 00:16
場違いかもしれんが野口英世の母親が英世にあてた手紙に慄然としたことはある。
高齢になるまで文盲だった母親がやっと習い憶えたたどたどしいひらかなで
かかれた手紙。もつれ合い意味の通らない文章、幼稚な言葉の中に見え隠れする
母親の打算と本音。
かえってきてくだされかえってきてくだされかえってきてくだされ
彼女が意図する以上の効果を持って英世に襲いかかったであろう木訥且つ凶暴な
この言葉の群がずっと私を恐怖させている。
春樹と三島は会話の雰囲気が似ている。三島は素晴らしいけど、春樹もどうしてなかなか。
春樹は真似しやすいけど、大抵はわざとらしい劣化コピーになる。
どんなに似せてもノルウェイや世界の終わりの頃の文体は真似出来ん。
507 :
吾輩は名無しである:03/09/17 06:21
春樹は文章は癖がない。どちらかというとうまい方。
508 :
吾輩は名無しである:03/09/17 19:05
渋沢龍彦は近年珍しい格調高い文体。内容はエロティシズムな幻想文学だけど。
近年でもないか。
それにエロティックなのはエッセイの方だね。
511 :
吾輩は名無しである:03/09/17 19:59
南條竹則、うまいよ。
尾崎紅葉
513 :
吾輩は名無しである:03/09/20 01:00
服部まゆみ、滑らかな文章。最近は少し耽美に走る傾向が見られるけど、構成は
素晴らしい。
514 :
吾輩は名無しである:03/09/20 01:45
久生十蘭。まあ、中井英夫の受け売りだけど・・・。でも、「墓地展望亭」は息をつかせないほど一気に読めて、それでいて楽しいラブロマンスとしてお勧め。
それにしても、内容として、かなり甘いロマンスに「墓地展望亭」なんてタイトルを付けるとは・・・。なんとなく、作者に"冷めた狂気”を感じる。
515 :
吾輩は名無しである:03/09/20 02:11
谷崎潤一郎がいいと思う人は
映画評論家の山田宏一はどうなの?
北村透谷
島尾敏雄
三好十郎
大原富枝
横光利一
森鴎外
古井由吉
小島信夫
川端康成
中上健次
『高丘親王航海記』を読んで思ったけれど、澁澤の文章は論理的で読みやすい。
それでいながら格調高さも損なわれていない。
エッセイにしても、難しいことを優しく伝えられる素晴らしい文章だと思う。
難解な思想をわかりやすく伝えられるような作家が現代にどれだけいるだろう。
もしも澁澤の思想を平●啓一郎に書かせたら、たいへんなことになりそうだな。
あげ
519 :
我輩は名無しである:03/09/26 21:06
原民喜
520 :
吾輩は名無しである:03/09/26 22:21
>>517 同意。澁沢が嫌いな人は多いけれど、慣れればおもしろいよ。扱っているテーマは近寄りがたいけど、読んでみると親しみ易さすら感じる。
個人的に池澤夏樹の書き方も好き。澁沢と池澤って対極にあるようだけど。
522 :
吾輩は名無しである:03/09/26 22:30
内田百閧ナいいじゃん。
523 :
吾輩は名無しである:03/09/26 22:37
そういえば、浅田彰も『天使が通る』って本で澁澤を褒めてたな。
浅田 三島由紀夫が「絶対を垣間見んとして」死んだのだという紋切り型
は、澁澤龍彦のエッセイに始まる(「絶対を垣間見んとして・・・」『
三島由紀夫おぼえがき』中公文庫)。信じがたく単純なこのエッセイを読
んで感じるのは、澁澤龍彦というのがたかだか高度成長期までの文学者だ
ったということだ。近代のタテマエがそれなりにしっかりしていたから、
それに背を向けてみせれば「異端の文学者」を気取ることができた。それに、
ヨーロッパがまだ遠く、洋書を手に入れるのも難しかったから、あの程度
でも素人を眩惑できたという事情もある。だが、さすがに僕の世代ともなる
と、澁澤龍彦が面白いというのは、よほどナイーブな人間ということになっ
た。(同時に、澁澤龍彦も「異端」を気取るのをやめ、反世界の<美>が砕
け散ったあとの<綺>の世界を素直に物語るようになる。その<綺譚>は、
かつてのような力みがなく、読んで恥ずかしいということはなくなったが、
これはつまり毒にも薬にもならないということに他ならない。)
524 :
吾輩は名無しである:03/09/28 13:11
>>523 もし、読んだのがそれ一冊だけなら、たった一冊でそこまで踏み込んだ意見を言うことはできないんじゃないか?
525 :
吾輩は名無しである:03/09/28 19:18
うまいと思った部分を、ここに書き出してみて下さい。
526 :
吾輩は名無しである:03/09/28 19:41
加茂湖のほとりで北一輝は生まれた。
美しい湖である。
眺めているとこの空想的革命家の
深い悲しみが伝わってる。
この間、お墓参りに行くと
漆を塗ったようなカラスが一羽
口をあけたまま
畦道にたっていた。
会田綱雄
>>526 どちらかというと下手な方だと俺なんかは思うけどね。結局は好みってことか。
528 :
吾輩は名無しである:03/09/30 00:53
丸山健二
内田百聞
梶井基次郎
そう、そうなんだ…。あの日は確か…、どしゃぶりの雨が降ってたんだ…。
ふと朝、眼が覚めて時計に目をやると時計は9:11を指していた。
その瞬間、「しまった!!遅刻したっ!!」と体が縮み上がった。そして急いで携帯電話を手にした。
しかし、ふぅっという溜息と共に僕はベッドにへたれ込んだ。そういえば今日は久しぶりの休みだった。
忙しさに追われ気持ちに余裕がなくなってきていた。窓の雨を眺めながら憂鬱な安堵感と同時に喉に渇きを覚えた。
そういえば最近、缶コーヒーとコーラばかりだ…。
昔、よく飲んでいたポカリなんて久しく手にしていない。
覚えだすうちに少しづつ無性に飲みたくなってきた。
家の目の前の自販機にポカリは入ってただろうか?
外はどしゃぶりの雨だ…。まぁとにかく行ってみよう。くたびれた財布を手にした。
実はこの前の誕生日に彼女から財布をプレゼントされた。
でも正直、すこし派手だった。気に入らないというわけではないけれど…。
僕は物持ちのいい自分が好きだ。だから少々古くても使い慣れたものの方が何故か安心する。
彼女からすれば相当気に入らないはずだ。何も言わないが。
「さぁ、行こう。」と思って、玄関に辿り着いた。
電灯のスイッチに手を伸ばして無機質なスイッチ音が耳に響いた。なのに視界は狭いままだった。
あぁ、壊れてる…。仕方がない。
足下にあった揃えてある靴に足を入れて玄関のドアを開けたんだ。それから駆け足で自販機の横まで来た。
いつもの朝は見過ごしているショーウインドウを見渡した。
あった…。よかった…。財布を開けた。小銭ばかりだ。
100円玉を見つけた。10円玉を見つけた。10円玉が見つからない。
服と髪をびしょぬれにしながら独り、焦っていた。
500円玉を見つけた。今日は悪運がついている。暗い投入口に入れた。
と同時に嫌な金属音が聞こえた。派手なライトアップは起こらない。腰を屈める。
「旧500円玉は使えません。」
走った。久しぶりに。必死で走ったんだ。足ももつれそうになりながら。
走りにくい。倒れそうだ。息が切れてきた。
そんなにポカリにこだわる必要があるのか?何を必死になってる?
いくつもの嫌な金属音が聞こえる。最近、悩まされている頭痛に響く。そしてふと足下に視線を落とすと
それはNIKEのスパイクだった…。
530 :
ドナーティ:03/10/10 10:26
ナンシー関。
ダカラサー、オマエ、ソウイウコト、素直ジャナイトサー、馬鹿ニナレル女ガホントーニ賢クテサアア・・・・・軍服めいた上着の、表情だけ妙に幼い中年過ぎの男が、ごましおのチョビ髭を震わせながら、十五歳くらいの女ゾンビの、プラスチックで補強された首を締め続けている。
532 :
吾輩は名無しである:03/10/11 00:17
女性作家なら、
幸田文、樋口一葉あたりかな・・。
吉行で決まりだろ。
三島なんて装飾だらけ。
叶姉妹か?
ステファン・ツバイク!!あの過度にゴテゴテした文章がたまらないです。あと宮沢賢治はだれも言わないですね。
>483
>森見登美彦。小説新潮読んで不覚にも大爆笑させられてしまった。
お目が高い!
彼の文章は最近の新人のなかでは突出してうまい。
この作品、ぼくは全体を読んでいるのだけど、十二月の出版を期待し
ていいよ。
536 :
◆KvIrBluOA. :03/10/22 17:04
>>530 >ナンシー関。
確かに。亡くなったのは惜しい。
537 :
千鳥 ◆ozOtJW9BFA :03/10/22 17:13
向田邦子。
538 :
吾輩は名無しである:03/10/22 17:55
三島なら吉行かな
幸田文なら樋口一葉かな
茨木のり子が詩以外でも、結構良いんだけどね
540 :
吾輩は名無しである:03/10/25 20:56
野坂いいじゃん。
541 :
吾輩は名無しである:03/10/26 06:46
文学史に残るような作家の文章を下手だとかまあまあだとかって言ってる連中の気が知れない。
542 :
吾輩は名無しである:03/10/28 13:37
『FUTON』の中島京子はバツグン。
高橋源一郎やテリー伊籐が絶讚するだけのことはあるよ。
無名とゆーかリーマン編集者時代に副業で書いてたエッセイからして
うまい! 匿名でWEBに残っている文章も評判だしね。
543 :
吾輩は名無しである:03/10/28 14:33
石川淳、澁澤龍彦。
544 :
吾輩は名無しである:03/10/28 16:40
内田百閨B
age
547 :
吾輩は名無しである:03/11/18 21:28
谷崎潤一郎
春琴抄と盲目物語がいちばんよいと思う。
548 :
吾輩は名無しである:03/11/18 21:58
池波正太郎 : 文章表現が粋でつ
549 :
吾輩は名無しである:03/11/18 22:02
坂口安吾
550 :
吾輩は名無しである:03/11/18 23:42
谷崎潤一郎
特に『細雪』と『盲目物語』
俺も谷崎
細雪なんてたまに辞書引かなきゃ分からないような単語に出会っても
前後の流れが綺麗だから、自然と意味が判然とする
文学者とは呼び難い人だけれども「齋籐緑雨」がシブい。
松本清張、丸谷才一、そして山本夏彦翁と、緑雨ファンもまたシブい人揃い。
age
miyabe miyuki
555 :
吾輩は名無しである:03/12/27 22:04
綿矢りさちゃん☆
太宰治のどろくささと、町田康のぶっとんでる感じを
上手く昇華させてま〜す☆
556 :
吾輩は名無しである:03/12/27 22:10
文章に関しては、井上ひさしはうるさい(良い意味で)よ。
>>537
>向田邦子。
私も向田邦子さん大好きです。
知ったのは母に無理矢理連れられて映画(阿修羅のごとく)見に行ってからですが、
すごく惹かれて、『あ、うん』と『父の詫び状』読みました。
うまく言えないけど、文章読んでるとなんだか懐かしい感じがします。
・・・って言っても私はまだ高校生なんですけどね。
558 :
吾輩は名無しである:03/12/28 01:56
文章が上手いとかって、単に読み手の主観じゃないの?
ここは自分の好きな作家の名前をあげるスレですか?
それとも誰か上手い文章とはどんなものか
客観的なモノサシでも出してくれるのかなw
559 :
吾輩は名無しである:03/12/28 02:41
「客観的なモノサシとは何か?」とか質問すると
「ヒトそれぞれの好み」とか言うヤシが出てきそうなので
あえて言うけど、客観的な基準であるモノサシと
単なる事実の叙述である「ヒトそれぞれ違う」とは別物。
これって「私はこのレストランのこういう料理が好きです!!」
と同じだよね。
「おいしい」という感覚は、ほぼ誰でも持ってるだろうけど、
万人に通用する「おいしい」の定義なんてないだろ。
あえて大江健三郎とか言ってみる。
561 :
吾輩は名無しである:03/12/28 03:11
川端康成はゴミです。アホな西洋人に媚びてるだけです。
562 :
吾輩は名無しである:03/12/28 03:42
>559
?????????
個人的には浅田次郎を薦めたいんだが。
_| ̄|○
564 :
TUSEKO:04/01/07 01:59
橋本治
北村薫
坂口安吾
江戸川乱歩
藤田よしなが
文章的には芥川竜之介と森鴎外、石川淳が挙げられると思う。
これは客観的に見ての話だ。
age
567 :
吾輩は名無しである:04/01/21 22:15
568 :
吾輩は名無しである:04/01/27 01:08
569 :
吾輩は名無しである :04/01/27 01:15
太宰に一票。
テンポがいいし、無駄な言葉がない。
志賀直哉。
あと、翻訳家では河野一郎
作家ばっかり。むしろ批評家の文章はどうでしょう?
下手な作家よりは文章への意識があると思う。
小林、保田、吉本、柄谷、ハスミン、浅田、加藤、福田、東とかね。
それぞれに個性的だし、意識して作り上げてるし。
572 :
吾輩は名無しである:04/02/01 21:58
川端
573 :
吾輩は名無しである:04/02/04 19:17
三島
574 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/04 19:35
このあいだ読み返して、柳と奥泉は上手いかもしれんと思いました。
個人的には長嶋にも一票あげたい。
575 :
吾輩は名無しである:04/02/04 20:58
今の日本のミステリ作家の書く文章なんて全然なってないね!!
分厚い本を書くことが文章力の証明だとでも思ってるかのようだ。
もっともうまい日本語書きといったらやはり
室生犀星
太宰治
谷崎 潤一郎
が三巨頭だと思う。
576 :
吾輩は名無しである:04/02/04 23:48
小林秀雄
577 :
吾輩は名無しである:04/02/04 23:52
太宰の文体は緩い。読点も結構変。
綾辻行人って作家うまいよ。みんな知ってるかどうかわからないけど。
579 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/05 10:27
>>578 『十角館の殺人』書かれた大衆の方ですよね。存じています。
>>577 オレはかなり上手いと思うんですが。
太宰は行間がトントン流れるといったのは、中条省平だったか。
>>575 >今の日本のミステリ作家の書く文章なんて全然なってないね!!
>分厚い本を書くことが文章力の証明だとでも思ってるかのようだ。
それ、ほとんど京極を名指ししてないですか?(笑
580 :
吾輩は名無しである:04/02/05 10:44
>>『十角館の殺人』書かれた大衆の方ですよね
^^
よく分からない文章。どういう意味?
オレは新本格はじめとするミステリよく読むんだけど、文学板の人達は
ミステリに対してどういう評価してるの?
たとえば、京極夏彦について言えば、文章にせよ、筆力にせよ、教養にせよ、
彼と同世代の純文学作家ってまるでかなってない気がするんだけど。
582 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/05 18:00
>>581 わからないも何も、綾辻の著作でしょうに。
純文学の対極に大衆文学というものがあって、ミステリーはそのいちジャンルです。
よろしく。
うーむ、わかりました。
584 :
吾輩は名無しである:04/02/05 20:07
谷崎と安部公房。
最近のだったら村上春樹くらいじゃん?
585 :
吾輩は名無しである:04/02/06 21:36
いいや、太宰の文体は緩い。『富嶽百景』あたり音読してごらんよ。かなりひどいことがよくわかるはず。
586 :
吾輩は名無しである:04/02/06 21:53
>>585 つか、「文体が緩い」などという自己チューな表現して
一人で悦に入ってんじゃねえよ。
587 :
吾輩は名無しである:04/02/07 10:36
反論するならきちんと反論しろ。
太宰の文体に対してどういう判断をするのか示せ。
アタマ悪そうな文書いてなくってさ。
具体例 「つか」「自己チュー」「ねえよ」
588 :
吾輩は名無しである:04/02/07 18:28
評論家では中沢新一の文章もいい。
589 :
吾輩は名無しである:04/02/07 19:00
コルタサルは、どんどん文章が下手になっていくと喜んでいたとか。
590 :
吾輩は名無しである:04/02/07 20:17
591 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/07 23:03
>>585 んん〜。音読じゃなく読んだけど、ムラはある人なのかもしれないですね。
『斜陽』とかはかなりイイ線いってると思うんですが。まあ、好みもあるので。
オレは行変えの場面転換のスピード感が、好きだったりします。
592 :
吾輩は名無しである:04/02/08 00:20
すぐにテキストに当たって確認を取る淳一氏は誠実ですね。
「行変えの場面転換のスピード感」というような観点は自分にはなかったので、
ちょっと勉強になりました。
『斜陽』は好きな小説ではあるのですが、
今ざっと眺め返してみて、やはり地の文での過剰な読点が気になりました。
流れに無駄なブレイクが入ってしまうため、文としてのリズムを形成しきれない
気持ちの悪さを感じてしまうのです。
読点だけでなく、たとえば順接を太宰は「そして」とは書かず、
「そうして」と書いてきますよね。こういう感覚なんです。違和感を感じるのは。
恐らく「語り」から充分に離脱していない「文」の気持ち悪さなんでしょう。
逆に、完全に「語り」の側へ張り付いた『駈け込み訴へ』のような作品なら
気持ちよく読めるのですがね。
593 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/08 13:08
>>592 >やはり地の文での過剰な読点が気になりました。
>流れに無駄なブレイクが入ってしまうため、文としてのリズムを形成しきれない
>気持ちの悪さを感じてしまうのです。
この気持ちはとても良くわかります。
気にせず読んでいたのですが、言われてみると確かに太宰は読点が多い。
『惜別』あたりになると句点までの一文に三個も四個も読点をうってるんですね。
ウェットですが、これは苦手な人は苦手だろうなと、レスを読んで気付いた次第です。
>読点だけでなく、たとえば順接を太宰は「そして」とは書かず、
>「そうして」と書いてきますよね。こういう感覚なんです。違和感を感じるのは。
>恐らく「語り」から充分に離脱していない「文」の気持ち悪さなんでしょう。
「そして」を「そうして」と書く感覚に違和感を覚える。これもわかります。
文字数を節約しないという事は、それだけ情報密度が落ちるという事であり、
やはりまどろっこしい印象を与えてしまうのだと思います。
総じて、太宰の文体というのはウェットで緩やかではあるが、
それゆえ読者に長く読むことへの「我慢」を強いる性質があるのかもしれないなあと、感じました。
同じ退廃主義でも、文章だけで言えば推敲を徹底する谷崎などとは対極の作家かもしれない。
もっとも、この「語り」から充分に離脱しない地の文のリズム、
「緩さ」こそが太宰の文章の魅力でもあるとオレは思っているのですが。
594 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/08 13:09
かくいう自分も、やたらと読点の多い文章は苦手な読者のひとりです。
近年の作家で言うと、大道なんかは読点がやたら多いですな。
『しょっぱいドライブ』は「文体に対する意識がある」として評価されたようですが、
俺には彼女の作品は、実験的ではあっても読みにくいだけだとしか感じられませんでした。
同じように批評家の福田も、文章だけで言えばどうにもなじめない。
多和田葉子の『犬婿入り』も、(彼女は文体コロコロ変えますのが)
句点までの距離に、読んでいてストレスを感じたと記憶しています。
彼、彼女らのそれはもちろん戦略でしょうが、これは好みの問題なのでどうしようもない。
無駄をあえて残す文体というのは、読者の嗜好で評価がおおきく変化するような気がします。
ひょっとすると、彼らのそれは太宰に強く影響をうけたものではないかと、深読みを承知で思いを馳せました。
そういえば大道は、どこかで太宰のことを誉めていたような気もしますな。
太宰の活躍した昭和初期は文体至上主義が横行し、「文学これすなわち文体である」などと言われた時代でした。
是か否はおくとして、太宰の緩やかな文体は、彼だけの独自の文体であるというだけで評価されるべきでしょう。
そして、それはいまだに現代作家に影響を与えているふしもあります。
そういう意味で、日本文学にとって太宰の文体は、きわめて重要な意味をもつのではないかと思っています。
個人的には、ですが。長文失礼。
595 :
名無し募集中。。。:04/02/08 13:21
>>592 エッラッソーによ(笑)
そういうおまえの文章にはセンスのかけらも感じないんだけどねえ。
これはどうしたことだろう??
読点がどうだなんて、そんな「原稿の書き方入門」的な正しさを
太宰に対して「上から目線」で添削してるおまえって
そうとうな自信家だよな(笑)
その身の程知らずな自惚れぶりには驚かされるわ。
太宰は「津軽」が一番なんだけどな。
おまえごときにその良さは永遠にわかるまい。
>>592 こいつに言わせれば「ダス・ゲマイネ」とかも読みづらいと
言うんだろうな。
読みやすいのがいい小説なのか?
おまえって、抽象画を見て「子供の落書きみたい」とか言うタイプだろ?
写真のように「実物そっくり」に描くのがうまい絵だと思ってるだろ?(笑)
おまえ予備校生?
大学入試の「小論文」じゃないんだぜ、文学はよ。(笑)
597 :
名無し募集中。。。:04/02/08 13:59
>>592 あ、わかった。もしかして、おまえ斎藤なんとかってやつの本に
感化されたな?
「もっと日本語を美しく使え」とか見当違いな批判しようとしてるよな?
598 :
吾輩は名無しである:04/02/08 14:08
890 名前:おさむ ◆UvGJoaFDw6 :04/02/08 14:04
せっかくちょっと面白そうになってきたところなのに。
>868のおかげで。しねよばか
892 名前:淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/08 14:04
>887
いいと思うよ。
オレも、議論の為の議論には興味ないけど、そのリストの反応は面白かった。
みんなこういうのが好きなのかって。おつかれさま。
↑こういうジキルとハイドみたいな文章は素敵ですね。
599 :
吾輩は名無しである:04/02/08 19:09
係数0 バカの壁
慎太郎「弟」。作家の値打ちでも高得点。
601 :
吾輩は名無しである:04/02/09 17:34
580=595=596=597
レベル低すぎ。
邪魔だから退いてろ。
602 :
文学のサイトだよ:04/02/09 17:39
603 :
吾輩は名無しである:04/02/09 23:07
>>595 >そういうおまえの文章にはセンスのかけらも感じないんだけどねえ。
>これはどうしたことだろう??
恥ずかしいなあ。いや、俺の拙い文がじゃなくって、
こういうバイアスのかかった野郎が必ずやってくるだろうと予想した
紋切り型がそのまんま出てくるんだもんな。紋切り型反応が。
恥ずかしいよ、こいつの頭の中身が。
吐いた唾は自分の立派な文章にはかかってないかい?
>太宰に対して「上から目線」で添削してるおまえって
>その身の程知らずな自惚れぶりには
「水平の目線」のつもりだが。いずれにせよ有名な文学者であるからして
批判的な言葉を吐く方が間違っているという権威主義。
俺の最も嫌いな考え方が透けて見える。モノサシはどこでどうやって作る?
>太宰は「津軽」が一番なんだけどな。
>おまえごときにその良さは永遠にわかるまい。
根拠も示さなければ(示せなければ)論証もない(できない)。
どうにも言いようがないな。
コノテーション「ボクだって議論に加われるけど、しないだけだい!」
として読んだ。
604 :
吾輩は名無しである:04/02/09 23:19
>>596 >おまえって、抽象画を見て「子供の落書きみたい」とか言うタイプだろ?
>写真のように「実物そっくり」に描くのがうまい絵だと思ってるだろ?(笑)
何、これ? すごいね。
それこそ予備校でまともな思考力を養ったら?
605 :
吾輩は名無しである:04/02/09 23:28
>>597 >斎藤なんとかってやつの本
読んでない本についてどうのこうの言われてもなあ。
決め付けばっかりで、議論にもならんし。
それから所々(笑)なんて入れてくるセンスも。
前の文末「文学はよ」というところに至っては
プ………ブンガクはよ?………大爆笑!
そりゃお前とじゃどうもならんわな。
606 :
名無し募集中。。。:04/02/09 23:41
ま、いずれにせよ、おまえのあの稚拙な批評を読んで
おまえのことを頭のいい人だなんて思ってくれるような奇特な人は
どこにもいないよ。
せいぜい井の中の蛙くんとして死ぬまで自惚れてればいいさ。
おまえを高く評価してるのはおまえだけ。(笑)
どうして放置できないの。
で、川井俊夫は、上手いと思う。
608 :
名無し物書き@推敲中?:04/02/14 11:42
/\
609 :
吾輩は名無しである:04/02/14 14:05
>>574 奥泉はいかにも純文学って感じか良いね。柳はうまいと思うが、くさい言葉(自分の中で)を使うのが好かない。最近の作家なら、吉田の「パーク・ライフ」(これしか読んでないが)は現代的な文体が描けてると思った。
>>609 芥川賞の話でしょうか。
最近思うんですが、けっきょく柳と辻の受賞がライト路線に流れる直前のきらめきだったかなと。
彼らはディープな文学好きさんにとっても、なんとか読むに耐え得るんじゃないでしょうか。
好き嫌いはあるでしょうが。ディープな文学好きさんには最近の受賞作は食い足りないでしょうな。
奥泉は、よかった。彼の作品は心地よく疲れさせてくれますな。
611 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/14 16:32
ぐあ、ディープな文学好きさんって重複で使ってるw
文章の下手なコテハンでしたw
612 :
吾輩は名無しである:04/02/14 19:28
小林秀雄の文章が素晴らしい。
まったく無駄な文章もなく、足りない文章も無く、
筋肉質のような文章に全てを表現している。
小林秀雄の文体は、全く無駄な音も無く、足りない音も無い
モオツァルトの音楽に似ている。
下手な文ですね。
614 :
吾輩は名無しである:04/02/15 14:23
小林秀雄は確かにいいね。特に戦時中に発表された古典論が。
具体的には『平家物語』『徒然草』『実朝』『当麻』あたり。
モオツァルトかどうかは別として、音楽的なリズムを持った文章は
こちらの心に食い込んでくる。記憶にも残りやすい。
ただ、音楽性を優先するあまり、言葉が切り詰められすぎて
困惑してしまうこともある。
例えば<美>を説いた『当麻』のあの有名な一節などは
自分の頭の中で言葉を補ってやらなければ理解しにくかったし、
『徒然草』の最後の一文などは、いまだによく理解できない。
そういうことは承知の上で、彼の音楽的な文章には強く惹かれる。
松浦理英子に一票
616 :
吾輩は名無しである:04/02/16 04:43
不謹慎だけど、神戸の少年が引用した中でいいのがあった。
元はウィリアム・マーチの「悪い種子」のパクリらしいが、漏れはこの作文でこの文章知った。
「大多数の人たちは魔物を、心の中と同じように外見も怪物的だと思いがちであるが、事実は
全くそれに反している。
通常、現実の魔物は、本当に普通な“彼”の兄弟や両親たち以上に普通に見えるし、実際、そ
のように振る舞う。
彼は、徳そのものが持っている内容以上の徳を持っているかの如く人に思わせてしまう・・・
ちょうど、蝋で作ったバラのつぼみや、プラスチックで出来た桃の方が、実物は不完全な形で
あったのに、俺たちの目にはより完璧に見え、バラのつぼみや挑はこういう風でなければなら
ないと俺たちが思いこんでしまうように。」(作文「懲役13年」より)
蝋で作ったバラのつぼみ・・・プラスチックの桃・・・なんて綺麗なんだ。
悪魔に魅せられたような表現。そのつなげ方。論文である以上に美しい。
原文は知らないんだが、日本語の文章は直すところがないほど完璧だ。
質は違うが
谷崎潤一郎
三島由紀夫 は名文。
618 :
吾輩は名無しである:04/02/16 12:06
うまいって何を基準にしていいのかわからん。
大江が彼の文章を絶賛してましたね。
オレは彼の文章を読むと、塩ビのスカスカのモモ食ってるような気分になるんですが。
「通常、現実の悪魔は」「実際そのように振る舞う」
なんてのは、知った気でいる他の悪魔を、明らかに自分の行動と重ねて正当化しているし
「彼は、得そのものが持っている内容以上の得を持っているかの如く人に思わせてしまう」
という一文に至っては、無闇に時代がかった名文調も、
「一般人には、ときに悪魔がカリスマにみえるはずなんだ」という論旨も、
強烈なナルシシズムと願望が見え隠れして、気持ち良くは読めない。
作品に作家の人間性は関係ない。と思っているオレですが、彼のは臭気が強くてどうしてもダメです。
事件の後も、自分の脳内で生きてるかと思うとどうにも気分がわるい。
まあ、個人的な意見でござる。オレの懐が狭いだけなのかもしれない。
621 :
吾輩は名無しである:04/02/16 13:39
↑彼ってだれよ?
622 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/16 14:24
>>621 酒鬼薔薇です。
たしか柳の『ゴールドラッシュ』もこの作文に触発されて書かれたんじゃなかったっけ。
柳が「事件の時ワクワクした、文学の領域だ」などとほざいて、ムカツイた記憶があります。
623 :
吾輩は名無しである:04/02/16 14:26
>>622 それ言ったの筒井康隆じゃなかったっけ?まあ、柳も同じようなノリだったが。
624 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/16 14:39
どうでしたっけ。筒井は『文春』?『読書人』?それも読んだから混同してるかもしれない。
確か筒井は「事件が起こったとき、嬉しかった」とかも言ってましたな。あれで作品読まなくなった心の狭いオレw
立花隆は文才が惜しいという事のみに触れていて、それはそれでありかと思ったんですが。
625 :
吾輩は名無しである:04/02/16 14:42
作家じゃないけど宮谷一彦っていう漫画家
626 :
吾輩は名無しである:04/02/16 14:52
柳はしかし、「だからといって罪の重さが軽減されるわけではない」
と付け加えてたよ。
筒井は永山紀夫も擁護したくらいだから、作者と作品を分けてほしいんだと思う。
627 :
吾輩は名無しである:04/02/16 15:28
>>620 それは完全にウィリアム・マーチの文章だよ。以下、引用
『悪い種子』
「善良な人達が疑い深いことは稀である。自分にはとてもできないことを、ほかの
人がやるなんて想像もできないからだ。通常、彼らはドラマティックでない解決を
正しい解決策として受け入れ、問題の原因などはそのままにしておく。 さらに、
まともな人たちはサイコパスを、心のなかと同じように外見も怪物的だと思いがち
だが、事実はまったくそれに反している・・通常、現実のモンスターたちは、本当に
ノーマルな彼らの兄弟や姉妹たち以上にノーマルに見えるし、実際、その様に振舞う。
彼らは、徳そのものがもっている内容以上の徳を持っているかのごとく人に思わせてしまう。
ちょうど、螻でつくったバラのつぼみやプラスティックでできた桃の方が、実物は
不完全な形であったのに、私たちの目にはより完璧に見え、バラのつぼみや桃は
こういうふうでなければならないと私たちが思い込んでしまうように。」
628 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/16 16:21
>>626 >作者と作品を分けてほしいんだと思う。
それは、まったくもってそのとおりだと思います。
オレ自身、「作品の善し悪しは作者の人間性とは関係ない」と言ってきたし、今もそう思っています。
だから犯罪の為に文章を評価しないというのは、ちょっと矛盾なんですが。
それでも事件の後で、作家が「文才が惜しい」だの「ワクワクした」だのと、担ぎあげるのはやはり無責任だと思う。
野次馬になっているだけで、惨く殺された被害者と遺族の気持ちも、少年Aの事も考えてないんじゃないかと。
この作文と徒にそれを誉める作家達の発言は、どうにも無責任に思えて良い感情を持てないです。
なに?淳一は懐がせまい?ぐふうW
>>627 みたいですね。ちなみにオレはまだ未読だったり。
レスも長くなったので、「少年A」の犯行声明、作文等のテキストも、下に貼り付けておきます。
興味のある方はどうぞ。
631 :
吾輩は名無しである:04/02/19 12:35
>>628 まあ、「ワクワクした」はちょっと酷いが、それも「新しい若い才能に」って
意味だと解釈すればそこまで非人間の発言でもないだろう。確かに不謹慎ではあるが。
>>629-630 二重カキコ乙w
しかし犯行声明と犯行メモのこの巨大な溝は何だろう?
志賀直哉は本当にうまいと思う。無駄が全くなく,しかも美しい。
初期の『網走まで』ですでに完成されてるし,
『和解』『焚火』あたりは最早絶句するしかない感じ・・・
「神様」と呼ばれるだけのことはあるんじゃないすか?
石川淳,中島敦も巧い
あまりにも下手なのは辻邦生。
日本的「私小説」の世界にひたすら背を向け,西欧的な明晰さと澄明さを追い求めた
その姿勢は貴いが,
でも,文章まで翻訳調の生硬さを丸出しにするこたアなかったんじゃないでしょうか?
(好きな作家なんですけどね・・・)
633 :
吾輩は名無しである:04/02/19 17:45
>>612>>614 小林秀雄の
梅が咲き、竹林が揺れ、紅葉が現れて眼を楽します。
を名文として挙げたらこんなレスが返ってきました。
==========================================================
698 :吾輩は名無しである :04/02/19 16:44
>>696 春が来て梅に鶯桜咲く
なんていう世界がお好みかい?
702 :おさむ ◆UvGJoaFDw6 :04/02/19 16:46
>>696 その描写のどこがうまいの?紋切り型のうんこちんちんじゃん。
>>633 ワラタ。たしかに2ちゃんねらーの四季からの遠のきは
小林とは違う四季からの遠のきだろうな。
出典は何ですか? ちなみに私も陰性反応です。
>>635 小林秀雄全集第?巻「ゴッホ」の中の文章のどれか。
そうですか、、、私は図書館で読んで「美しい!!」と思って
ノートに書き留めたのですが、、、。
637 :
吾輩は名無しである:04/02/20 03:07
いちばん上手いのは紫式部ですよ
いい文章とは、スラスラ読めるものよりも
むしろ、読者に「躓き」を与えるものだという説がある。
でもわけわからんというとこまで行ってはいけない、というのが難しい。
小林のは、スラスラ読めてしまって、しかもわけわからん、という意味でいい文章とはいえない。
639 :
吾輩は名無しである:04/02/20 04:48
じゃあマルクスの資本論はいい文章?
640 :
吾輩は名無しである:04/02/20 16:05
>>638 ちょっと同意?
小林秀雄はもったいぶった書き方をするけど、内容が乏しい。どの分野に対する評論も、
「入門用」の域を出ないと思う。まあ、乏しい内容を、さも立派な思索のように見せかけて
いる、という意味では「名文家」と言えなくもない。
もっともその小林の文章にのせられて、漏れは様々な音楽、絵画、古典の世界につま先
を踏み入れている訳だが。
山本周五郎。
642 :
吾輩は名無しである:04/02/20 21:15
>>638 そういう説があるということだけでしょう。
つまらない説だと思います。
重要なのは「躓き」ではなく、「引掛かり」だと思います。
スラスラ読めても美しい文章はあります。
643 :
吾輩は名無しである:04/02/20 21:28
きれいな料理を話題にしている。
おいしい料理ではない。
栄養価の高い料理でもない。
644 :
吾輩は名無しである:04/02/20 22:14
一文を書くだけで、強い印象を与える文章ってある。
クセがある、というのかな。
それが名文かどうかと言われると困るけど、
幸田文、坂口安吾の強い文章は心に響く物があると思う。
田中小実昌
646 :
吾輩は名無しである:04/02/21 03:37
一目みるだけで覚えられる文で名文じゃない?
647 :
吾輩は名無しである:04/02/21 15:49
>>644 そういう文って良くも悪くも後々まで残る。歴史的名文と言っていいんじゃないか?
648 :
吾輩は名無しである:04/02/21 23:01
樋口一葉のたけくらべは好きだった。
よかったら、作家と一緒に、作品もあげてもらえるといいけど。
649 :
吾輩は名無しである:04/02/21 23:21
太宰治。
特に短編。
650 :
吾輩は名無しである:04/02/22 06:52
作家名と作品名を言いっぱなしで終わりというのも何だかなあ。
651 :
吾輩は名無しである:04/02/24 17:53
>>650 じゃあ上手い文章の条件というものを語ってみましょう。
漏れは
・心に響く文章(リズムがある、勢いがいい等)
・論理的で起承転結ハッキリしている文章
・読者を引き込む魅力を持つ文章(これは主観によりけり)
652 :
吾輩は名無しである:04/02/24 18:10
>>651 妥当だね。“上手い文章”の必須事項だと思うよ。
653 :
吾輩は名無しである:04/02/25 18:29
>>25 のような書きこみが理想的だと思う。オレにはできんが。
655 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/25 21:22
坂口安吾『堕落論』を久々に読んだ。
この人やっぱ、文章うま〜〜い!!
坂口は
>>651で言うリズムがありますね。
656 :
テリ造 ◆taIZZWMjp. :04/02/26 00:46
瀬戸内幻聴
657 :
吾輩は名無しである:04/02/26 03:57
俺だよ、オレ オレ カフェ オーレ
659 :
吾輩は名無しである:04/02/28 02:04
660 :
吾輩は名無しである:04/02/28 02:50
西尾維新は言葉遊びがうまいと思うけど、文章がうまいとは別?
661 :
吾輩は名無しである:04/02/28 06:41
まぁ、当然言葉遊びがうまく感じられるなら
文体の組み立てが秀逸なんだろうけど
西尾維新よりも卓越した奴いるよ
例えば・・
福永信
663 :
吾輩は名無しである:04/02/28 08:41
野間宏
664 :
吾輩は名無しである:04/02/28 08:49
梶井基次郎と、志賀直哉の短編
665 :
吾輩は名無しである:04/02/28 09:02
大槻堅二
666 :
吾輩は名無しである:04/02/28 19:02
>>661ー665
へぇ、ありがと。
今度読んでみるよ。
667 :
吾輩は名無しである:04/02/28 19:25
定番で既出かもしれないけどやっぱり、夏目漱石。
文章はさることながら思想がいい。
いまは村上春樹や吉本ばななのようなクールで冷めた絶望感ってのが多いが
一見それらは日本文学からは切り離された形式にみえるけど、
よく漱石や太宰そして春樹などを読み比べてみると、
日本人の好みそのまんまだなって感じがする。
村上龍などは日本文学からは切り離された感じがするけど
村上春樹なんかは日本文学そのまんまの伝統を受け継いでいると思う。
だって夏目漱石も太宰治も村上春樹も同じような感覚で楽しめたもの。
668 :
吾輩は名無しである:04/02/28 19:28
漱石なんか今頃読むなんて、頭がいかれてる。エルビスプレスリーをいまさら聞きかじるようなもの。
もしくはもっと古いクラシックとか。
669 :
吾輩は名無しである:04/02/28 19:39
ということは、ドストエフスキーもトルストイも芥川も太宰も、バルザックもジョイスもデカルトもサルトルも、古いから読むべきではないと。
読むべきではないんじゃなくて、読む必要がありませんよ、ってこと。
671 :
吾輩は名無しである:04/02/28 20:36
まあ、夏目漱石や芥川龍之介や川端康成や二葉亭四迷あたりは、もう古典だな。
太宰治や大江健三郎や安部公房あたりは、いまでも十分通用するというか違和感はないな。
トルストイなんんか読んでる奴なんてだた自己満足でしかないからね。
俺は太宰ファンですが。
672 :
吾輩は名無しである:04/02/28 20:45
おいらは太宰も大江も中上もだめ。せいぜい、村上春樹とか赤川次郎くらいから。
村上龍がボーダーかな。
673 :
吾輩は名無しである:04/02/28 20:48
えええええぇぇぇえええぇぇええええええええeeeeeeeeeee!!!!
674 :
吾輩は名無しである:04/02/28 20:50
俺は村上は「限りなく〜〜〜」はまあ何とか伝わってきた。春樹は「ノルウェーの森」と
「風の歌を聞け」とダンスダンスダンスくらいかな。
676 :
吾輩は名無しである:04/02/28 20:55
釣りと認定しました
677 :
吾輩は名無しである:04/02/28 20:57
「ノルウェイ」は釣りだよな。
釣りだといってよバーニィ!
中上健次?そうさなあ〜土臭いよ。古臭いよ。感じが多くてスマートじゃないよ。
田舎くさいよ。かっこわるいよ世界観が。
ノルウェーの森、長いけど何とか読めたよ。エロいシーンまであとどれくらいなのかなあなんて
下らない情景描写を全部飛ばすと意外と読めたよ。この本のいいとこは、セリフのやりとりですな
680 :
吾輩は名無しである:04/02/28 21:07
はぁ〜↑こりゃ釣りだ。
清少納言
歯切れがよく、鋭い描写とユーモラスな感覚が いい。
実際そうなんだよねえ。春樹の話は終了。次は三島。本屋に行って手に取るが
まず胡散臭い作り物っぽい文章と退屈で生真面目な情景描写。思わずラスメイヤーの映画を急に見たくなるような
退屈さ。
清少納言まで古くなっちゃうと、逆に英訳するみたいな感じで意外と読めるかも。
いや読めないだろう。古臭くて。
次は誰だ。えーと、筒井康隆かな。文章がうまいっつーか発想の人だよね。いい発想はするとは思えど
表現力がインテリ風というか馬鹿になれないんだろうね。退屈。
陶淵明
686 :
吾輩は名無しである:04/02/28 21:48
宮澤賢治と太宰。天才的。
中島敦
やっぱジョイスだろうな。よく練られた古典落語の趣がある。
あ、当然原書の話だよ。日本語訳はただの駄洒落の連続に貶められた。
あれは酷いと思う。
689 :
吾輩は名無しである:04/02/28 22:25
”文章”の話ですよ。
物語構成の話しているんじゃないの。
菅原孝標女
691 :
吾輩は名無しである:04/03/04 21:57
sage
692 :
吾輩は名無しである:04/03/04 22:07
筒井康隆は現代版志賀直哉にすぎない池沼
作家じゃないけど、長田弘のエッセイは抜群だ。
694 :
吾輩は名無しである:04/03/05 16:55
あげ
シェークスピア
696 :
吾輩は名無しである:04/03/06 06:50
柳美里
「ルージュ」は著者初の恋愛小説で、いままでにない
感動と共に、伝わりすぎで気味悪くさえ思った。
697 :
吾輩は名無しである:04/03/06 07:03
698 :
吾輩は名無しである:04/03/07 01:07
夏目漱石。『倫敦塔』や『夢十夜』の、あの螺旋階段を
降りていくように現実と虚構が混じるようなところが。
上手くいえないけどつい何度も読む。
やはりインテリ(良い意味での)でないと美しい文章、他の心に共鳴する文章は
書けないのでしょう。いわゆる平凡な人は結局、自身の体験、記憶でしか書けないから
すぐに似たようなものばかり書くことになって、修飾も甚だ見苦しいものになりがち。
山本周五郎の文章を褒めそやす人が多いけれど、私はそうは思わない。
山本の文は教養の少ない人間が背伸びをして書いているのがありありとわかる。
そこが山本の限界なのだ。彼にとって芸術性の高い幻想的な作品は理解不能なものだったはず。
700 :
吾輩は名無しである:04/03/12 19:10
>>699 「自分が好きな文章=うまい文章」
漏れが周五郎の書く文を好きなのは、口に含んで転がすと、
とても味わいが深いから。貴方の言う「教養」がどんなものを指すのか
漏れには判らんが、周五郎は、芝居、或いは能や歌舞伎といった舞台
芸術の素養を持った人だと、「文章」を読んで感じる。目で見る文章では
無く、口に出してみて初めて判るうまさを持った文章だと思う。
実際周五郎がどんな趣味を持ち、どんな修養を積んだか知らないので
かなり妄想入ってるんだが…。でも、会話の部分など、まるで、部屋の
広さが分かるような、登場人物同士の物理的距離感まで分かるような
書き方をされてると思うよ、「音」として味わっている時は。
701 :
吾輩は名無しである:04/03/18 18:08
夢野久作。カタカナに萌え。
吉村昭。
物語の運びも変に凝ってなくて好き。
村上明日香さんは上手かった。
ネット上の作家だったがデビューしないの?
704 :
吾輩は名無しである:04/03/19 12:01
再読したいあげ
三島しかいなくねー?
706 :
吾輩は名無しである:04/03/20 00:34
三島の文章はちょっと頑張り過ぎと言うか、ムキムキのマッチョっぽい感じ。
でも、綺麗だよなぁ。漏れは好きだよ。
707 :
吾輩は名無しである:04/03/20 03:39
1・すらすらと読めて、きれいだな、と感じて、なおかつ個性を感じる作家。
村上春樹
江國香織
川上弘美(なぜ話題に出ない?)
アゴタ・クリストフ
小川洋子
2・ひとつひとつのセンテンスを宝石箱に入れたくなる作家。
川端康成
谷崎潤一郎
吉行淳之介
宮澤賢治
(「限りなく〜」限定で)村上龍
3・小説全体がリズミカルできれいだと思う作家。
夏目漱石
樋口一葉
4・作者の視点が面白いと思う文章家。
川上弘美
武田百合子
森茉莉
中上健二
5・なんだかよくわからないけど強烈に魅力と個性を感じる作家。
金井美恵子
椎名誠
・・・凡庸な意見だけど。
708 :
吾輩は名無しである:04/03/20 04:32
邪道かもしれんが田中小実昌に一票。
翻訳家としては一流。
ところが自分の小説になるとぐずぐずになる。
自分にとってわかりやすいコトバと表現で書こうとする為に
文章がすごーく遠回りするけど絶頂期の文章は
そのドライヴの利いたグルーヴ感が巧みでハマる。
モードジャズのように聴いてる側には単調に思えるが
実はアドリブでむつかしい事をやってる人。
数行読んだだけでこの人の文章だとわかる。
もっと評価されていい作家だと思います。
欠点:どの小説も内容がほぼ同じ。
三島は師匠の川端とかなり近いものがある。けど、川端が天性でよりナチュラ
ルなのに対して三島のは緻密な計算や試行錯誤のあとが強く感じられる。
辻邦生はどうだろうか。「安土往還記」などで有名な作家だが、
海外文学を読むような名文だったと思う。
711 :
吾輩は名無しである:04/03/21 06:50
無意味な糞スレこれにて終了
712 :
吾輩は名無しである:04/03/21 06:54
江國あげてるヤツがいることに
こんな時間にショック受けました
713 :
吾輩は名無しである:04/03/21 07:37
うん、まさに名文のための名文ばかり。
いちいち上げないでも名文家と言われてる作家ばかりじゃん。
三島…川端…谷崎
つまらん
714 :
吾輩は名無しである:04/03/21 08:45
林真理子さん。
いやみのない文章がすてき。
715 :
吾輩は名無しである:04/03/21 15:44
アゴタクリストフだね、
716 :
吾輩は名無しである:04/03/21 15:58
川端康成はノーベル文学賞だ。
717 :
吾輩は名無しである:04/03/21 16:08
辻仁成さん。
情熱的な文体が心にせまります。
718 :
吾輩は名無しである:04/03/21 16:12
大江健三郎もノーベル文学賞だ。
719 :
吾輩は名無しである:04/03/21 16:17
正直どうよ。
720 :
吾輩は名無しである:04/03/21 16:20
わかった。マジレスすると、川端と漱石と澁澤と村上春樹と金井美恵子だ
終了でいいかな。
721 :
吾輩は名無しである:04/03/21 16:21
町田町蔵さん。
淡々とした文章に無常観をかんじます。
722 :
吾輩は名無しである:04/03/21 16:23
金原ひとみさん。
透徹したリアリズムは実存文学の到達点をしめしています。
721以降はまったく意味がないので。文学初心者は惑わされないように。
三島と太宰
作家志望者は書写すべき
725 :
吾輩は名無しである:04/03/21 16:47
>>720はこのスレを乗っ取ったつもりでいる佐賀バスジャックの脳内模倣犯。w
726 :
吾輩は名無しである :04/03/22 08:46
バルガス=リョサ
幸田文は間違いなく上手い。
728 :
吾輩は名無しである:04/03/22 16:45
「おとうと」の冒頭がいい。自然描写が美しい。
729 :
吾輩は名無しである:04/03/22 18:10
「誰々が上手い」で終わりって、なんか意味あんの?
バカじゃねえのお前ら。
730 :
吾輩は名無しである :04/03/22 18:36
ただ単に意思疎通をしようとしたり、意見をすくおうとしただけだろ
おまえも、そんなこと言って意味あんの?
バカじゃねえの ←ぷっ
731 :
吾輩は名無しである:04/03/22 18:39
『バカじゃねえの』が『ぷっ』なんですね
732 :
吾輩は名無しである:04/03/22 18:45
名前あげるだけで意思疎通になる不思議、ぷっ。
733 :
吾輩は名無しである:04/03/22 18:51
729に同意。はじめはまともだったこのスレも、名前を列挙するだけの連中がダメにした。
735 :
吾輩は名無しである:04/03/22 19:02
題名も読むことができないのかな
「語ってみましょう」って書いてない?
「挙げてみましょう」なんて書いてないよね。
名前を挙げているだけの連中はともかく、作者特有の描写とか
思想を書いてそれに共感できれば十分に意思疎通になると思うけど、
全体把握できてないのかな?
いや、おまえの意思疎通はけっこう複雑なんだね^^
太宰の文章は当時どう評価されてたの?
内容(物語)はないけど文章はいい、みたいな感じ?
737 :
吾輩は名無しである:04/03/22 21:18
判断の根拠を示さなければ、どんな評語も意味ないわな。
738 :
吾輩は名無しである:04/03/22 21:30
おう、「文体研究-1」の方が勉強になるぞ!
鏡花の流れるような文章をきちんと理解できたらいいのにと
思います。今は背伸びして読んでいる状態だけどいつかきっと。
740 :
吾輩は名無しである:04/03/23 07:12
なぜ誰も宮城谷昌光に触れようとしない!?彼がもはや不可侵な領域にいるからかっ
741 :
吾輩は名無しである:04/03/23 10:49
平易な言葉で上手い人って上手いよね。
742 :
吾輩は名無しである:04/03/23 13:25
みなさん言い放しで展開がないですよね。
743 :
吾輩は名無しである:04/03/27 11:19
456
744 :
吾輩は名無しである:04/03/27 14:57
僕の背後75℃の部屋の片隅でロックロックしたBGMがギターの弦の爪弾きを奏でている。カーテンは閉じられており、半ば引きこもりである。
昼の3時だというのに、僕は不機嫌な人形だ。
部屋の中では孤独であるというあたりまえの認識の中で、
きっと外界では誰もが連帯感のもとで群れをなし、道路だってじゃり道だってスパスパくだらない痴話や差別用語や恋愛ことばを吐き捨てながら、
そうはいて捨てるに値する言葉の数々を撒き散らすことで孤独から逃れているような錯覚にしばしアイデンティティを忘我している。
僕はいったい何のためにバイトしているのか。いや、そんなことは普通の人間にとっては鼻水をかむごとくあたりまえの陳腐な自己追求であって、
自分でもなにかしら演技をしているんじゃないか、
そうやって得体の知れない何かに隠れるようにして毎日をやり過ごし、食事し排便しうがいをし、いややめておこう。
すべての生活にまつわる行動のすべてに虚無的な価値観でしか対峙できない僕にとって、こんなくそ食らえな自己言及などとりたてて意味はない。
なぜ信号機は黄色を挟んで青と赤が対峙しているのか、そんな程度の普遍性だ。
どうですか? 5分で書いてみました。
746 :
吾輩は名無しである:04/03/27 15:31
747 :
吾輩は名無しである:04/03/27 15:42
知っている人は知っている村上明日香は
まー上手かったな。ネット作家だけど。
748 :
吾輩は名無しである:04/03/28 16:44
何で売れるかっていったら感動できるからだよ。
くだらねーラノベでも感動できるものが売れるのよ。
まあ
118 名前:無名草子さん :04/03/28 16:23
感動できるか、あんな三文小説で。
わざわざハードカバーにすんなや。
資源のムダムダ。
119 名前:無名草子さん :04/03/28 16:43
無駄だと思う作家を以下にあげよう。
中上健次
古井由吉
大江健三郎
永井荷風
森博嗣
金井美恵子
大西巨人
三島由紀夫
綾辻なんとか
749 :
吾輩は名無しである:04/04/21 17:37
志賀直哉
750 :
吾輩は名無しである:04/04/21 20:20
>アゴタ・クリストフ
翻訳本で原文の匠さを理解できるわけだ…w
ふ〜ん、ふ〜ん、ふ〜んw
751 :
吾輩は名無しである:04/04/21 22:07
ここにきている連中はあんまりまともに相手にしないほうがヨイ。
文学板に来るなら、
「君の金切り声は鵺の雄叫び
わたしの心は懐かしむその甘美な囁きを」
(↑ 美しき矛盾と確信犯的誤解)
とでも言いたまえ。
丸山健二「夏の流れ」
三島由紀夫評/男性的ないい文章であり、いい作品である。etc・・
754 :
無名草子さん:04/05/29 22:56
dd
エルベ・ギベールの「赤い帽子の男」は良かった
756 :
吾輩は名無しである:04/05/29 23:05
>>744 下手すぎ。
こんなん浜崎あゆみと50歩100歩だ。
文学というものを「人生論を語るもの」と思い込んでる節があるな。
むやみやたらに苦悩してみせたりするのが文学だと思ってる、こいつw
758 :
しょうちゃん:04/05/30 17:47
>744を上手すぎと思った人って単純に頭悪いと思いますよ
人生における価値判断能力が低劣ってとこまで掘り下げて
精進しましょう
760 :
吾輩は名無しである :04/05/30 17:53
>>750 フランス語の解らない香具師の発想だな(w
761 :
吾輩は名無しである:04/05/30 18:31
山田悠介とかどうよ?
彼のシンプルかつスピード感あふれ、なおかつ不条理で読む者に
不安とスリルを与える文章はやはりすごいと思うぞw
762 :
エイチドット@喫煙中:04/05/30 18:52
中島敦はどうよ?
三浦哲郎。
森鴎外 芥川龍之介 太宰治 久生十蘭 梶井基次郎(はちょっと劣るかな。)
766 :
吾輩は名無しである:04/06/08 10:08
誰か一回集計してみてくれないかなー、あげ。
768 :
吾輩は名無しである:04/06/08 12:52
やはり白眉は森鴎外の渋江チュウサイでは。
名文の基準は何でしょうか?
それをはっきりさせないならこんな議論無意味じゃないでしょうか?
770 :
吾輩は名無しである:04/06/08 20:52
何で売れるかっていったら感動できるからだよ。
くだらねーラノベでも感動できるものが売れるのよ。
まあ
118 名前:無名草子さん :04/03/28 16:23
感動できるか、あんな三文小説で。
わざわざハードカバーにすんなや。
資源のムダムダ。
119 名前:無名草子さん :04/03/28 16:43
無駄だと思う作家を以下にあげよう。
中上健次
古井由吉
大江健三郎
永井荷風
森博嗣
金井美恵子
大西巨人
三島由紀夫
綾辻なんとか
771 :
吾輩は名無しである:04/06/08 21:00
澁澤龍彦
武満徹
この二人は別格
澁澤美学はイコノエロティシズム♪
772 :
吾輩は名無しである:04/06/08 21:03
車谷長吉でしょう!
773 :
吾輩は名無しである:04/06/08 21:08
寺山修司
白州正子
犬養道子
梅原猛
横尾忠則
特に白州の文章は芸術!
774 :
吾輩は名無しである:04/06/08 22:09
林達夫しかいない
775 :
吾輩は名無しである:04/06/09 13:19
$B<B5H%J%s%H%+$5$s!)(B
$B4dGHJ88K$N%H%^%9%^%s$NK]Lu<T$N?M(B
東海林さだお
777 :
吾輩は名無しである:04/06/09 13:50
>774
なかなかいとついてくるねー
778 :
吾輩は名無しである:04/06/09 13:54
久生十蘭、五味康祐、山田風太郎、金子晴男、百間の初期
志賀直哉 なんだかんだ言ってもうまい
「暗夜行路」の序章なんか、「なんとなく」だらけなのにぐいぐい読ませる
谷崎潤一郎 日本語がどこまで文学表現に適しているかを本気で挑戦した作家だと思う
横溝正史 写実的でいて、詩情があって、無駄がない。
文章家として取り上げられることは少ないけど達人だと思う。
780 :
吾輩は名無しである:04/06/10 00:10
トムロビンス
781 :
イギ− ◆od0qY8Ss/. :04/06/10 00:26
宮沢賢二
読書量もあり、バカの壁も超えてる1割以下の人たちに言う
結局はこれなのよ
マイナーどころを一つ
高城修三
随分前に「榧の木祭り」で芥川賞とった人なんだが
著作はたぶん殆ど出回ってない
とにかく筆に乱れが無くて、デビュー作とは思えないくらい模範的な文章だった
芥川賞全集の村上龍とか宮本輝とかが入ってる巻で読める
783 :
吾輩は名無しである:04/06/10 10:49
>>781 「バカの壁」という言葉の使い方はそれでいいのか?
作家ではないが浅田彰の文章は美しい。
エッセイや評論を書かせて、彼の右に出る者は見あたらない。
50歳以下部門ではダントツに抜きん出ていると思う。
文章のうまさというが、質がともなってないパープリンな文章を
「文章がうまい」とは言いたくない。質と内容がかみ合ってこそ美文。
「バカな美少年」より「賢い好青年」
久世光彦の文章は読むのに疲れる。
786 :
吾輩は名無しである:04/06/10 19:50
稲垣足穂だな
787 :
吾輩は名無しである:04/06/15 21:32
石川淳
太宰考は名文
788 :
吾輩は名無しである:04/06/16 02:50
俺には高卒程度の英語力しかないが、フィッツジェラルドの上手さは、原文ちょっと読んだだけで伝わった。
思わず音読したくなるような、本当にきれいな文章だった。
氷の宮殿の冒頭だったかな?でもめんどくさくて読むのやめた。
>思わず音読したくなるような、本当にきれいな文章だった。
>でもめんどくさくて読むのやめた。
・・・・・。いったいなんと言えばいいのやら…(地下のフイッツジェラルド)
東海林さだお
文字だけで人を笑わすことほど難しいことはない
791 :
吾輩は名無しである:04/07/09 16:21
マリファナ
792 :
吾輩は名無しである:04/07/09 16:24
今は作家よりも批評家のほうが文章上手な傾向にあるよ。
浅田の「ヘルメス」
福田の「日本人の目玉」などなど。
もち両方とも悪文も書くが。「罰当たり」とか。
793 :
吾輩は名無しである:04/07/09 22:31
美しい日本語だと思う文章・・・谷崎・三島
うまい文章・・・漱石後期
阿部公房が好きなんですが、文章のうまいわけではないので。
小林秀雄は無駄が無さ過ぎて・・・色気のない文章は苦手かも
安部公房の文は、うまいかと言われると違う気はするけれど、
魅力的ではあると思う。
独特の味があるというか、何というか……
795 :
吾輩は名無しである:04/07/11 01:11
澁澤龍彦
白州正子
塩野七生
796 :
吾輩は名無しである:04/07/11 01:47
吉行淳之介かな
798 :
吾輩は名無しである:04/07/11 02:34
ブンガクじゃないかもしれんけど
犯村量って上手いと思う
799 :
吾輩は名無しである:04/07/19 12:38
古井由吉以上
800 :
吾輩は名無しである:04/07/19 12:42
小林秀雄
日本の最高頭脳はこの人です
平野啓一郎。
なんたって三島の生まれ変わりだそうだから。
>>801 じゃあそろそろ割腹の準備をしないとな。
その前にボディビルでもするか?
すごく素人的な意見だけど太宰かなぁ。
これぐらいの文章なら書けそうだなって思うんだけど。
三島とかって絶対無理だと思ってしまうんだよね。
素人が書けるかもって思うぎりぎりの所をついてくるという意味でさ。
文章上手は菊地秀行、立松和平。器用に書くのは山田詠美、島田雅彦。でも皆さんただそれ
だけ。へたっぴは村上春樹。内容、書き方ともひでえのは村上龍、太宰治。文章も内容も大
変グーなのは三島由紀夫。ただ頭は馬鹿。島尾敏雄もいい。うん、白い人の遠藤周作もいい。
思いつくまま。もう寝るわ。
805 :
吾輩は名無しである:04/07/20 12:41
小林秀雄
三島由紀夫
原田宗典
舞城王太郎
807 :
吾輩は名無しである:04/07/20 18:46
団鬼六
808 :
吾輩は名無しである:04/07/20 18:48
お願いです。
「ぼろきれ」の意味の、やや硬い表現の二字熟語なんでしたっけ?
縷?みたいな字が入っていたような気がします。
らんる。襤褸かな。
810 :
吾輩は名無しである:04/07/20 19:16
ていうか川端みたいな小説の文の機能を半ば無視した杜撰なレトリシャンを持ち上げるのはどうかと思うよ。
まあここで彼を「上手い」と言っている人達のマヌケさには、何かこう、「日本」を感じてしまわないでもないから、
そういう意味では、このスレにおける評価こそ川端に相応しいものなのかもしれないけどね(笑
大江健三郎や後藤明生やのようにフォルムに極めて自覚的であると同時に優れている人間の方が、
川端なんかよりはよほど「上手い」という言葉にふさわしいのは明らかなのにねえ。
812 :
吾輩は名無しである:04/07/24 11:18
叩かれ覚悟で綿矢りさは?
「蹴りたい背中」普通に脱帽ちゃったんだが
小川国夫も読んでない香具師ばっかだな。
讀む必要ない。
うまい文章か。
まずその定義を決めたい所だね。
816 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :04/10/10 00:43:31
うまい文章。匂い立つような目も眩むような火傷しそうなシンフォニックな美味な文章。
817 :
吾輩は名無しである:04/10/10 12:47:59
谷崎は上手いね
川端は読みづらい
818 :
吾輩は名無しである:04/10/11 00:44:21
世の中には物語性がないと小説だと思ってないばかがいるみたいですね。高卒の俺でも
認識していることをわかつてないなんて、春樹の読者って、どんだけ阿呆なんでしょう。
物語が読みたいなら一定の型にはまったラノベでも読んできなさい。
そして、もっとアホになれ。
上田秋成。一言で十語る。
820 :
吾輩は名無しである:04/10/11 20:18:36
女教師凌辱生活女教師凌辱生活女教師凌辱生活女教師凌辱生活
開高健。
822 :
吾輩は名無しである:04/10/12 03:33:45
かいこうはうまいね。うますぎるね
>>818 >物語が読みたいなら一定の型にはまったラノベでも読んできなさい。
始末のわるいことに、物語を読みたいのにラノベで満足しない者こそ
後を絶たないのだよ
824 :
吾輩は名無しである:04/10/15 01:58:44
>>818 徳田秋声だか正宗白鳥は、「アンナ・カレーニナ」を読んで「通俗小説だ」と
いってけなしたそうだ。
まさに、彼らも「物語を読みたいバカ」「物語性がないと小説じゃないと思うバカ」と
戦っていた先輩なんだよね。
>>824 すごいな。
しかし、そんな昔からでは物語の破壊というのはそろそろ
食傷気味なような気もしてしまうんだけど。
そこらへん今はどうなってるんだろう?
826 :
吾輩は名無しである:04/10/25 20:21:12
辻仁成万歳
日本人なら…
川端康成、寺山修司、水木しげる、芥川、太宰…
辻は俺には合わんかったな。
829 :
吾輩は名無しである:04/10/25 22:21:13
826なんだけど、辻は嘱望とか寂寥とかサラリと遣うとこが、素晴らしすぎ
830 :
吾輩は名無しである:04/11/03 11:54:33
関川夏央
荒川洋治
宮脇俊三
須賀敦子
>>829 おいおい、その程度で素晴しいんですか。語彙不足の人なのかな。
832 :
吾輩は名無しである:04/11/03 17:22:40
寂寥という手垢のついた言葉に酔いしれる奴がいる、
そうした現代の文学事情に底知れぬ寂寥を感じてしまう。
しかしテレビに出てる作家は、どっちかと言うとひどいのが多い。
暇だからか、テレビに出ないと食えないからかしらんが。
834 :
吾輩は名無しである:04/11/04 02:37:10
835 :
吾輩は名無しである:04/11/04 02:48:45
新井素子
>>833 忙しくて書き飛ばしてるんじゃないか。
書き飛ばしても良いものが書けるほどの
蓄積も無いのかもしれん。
837 :
吾輩は名無しである:04/11/09 18:00:49
明治の文豪の文体が心地よい。
中勘助の「銀の匙」なんて美しすぎて涙が出ます。
「月に吠える」にそえられた北原白秋の一文は自分のなかで最高なんですが。
あとかなり既出だけど梶井基次郎の「檸檬」
839 :
吾輩は名無しである:04/12/06 14:39:08
age
840 :
吾輩は名無しである:04/12/08 16:49:27
現代文学の文体を築いた人を教えてください。
私は梶井基次郎か井伏鱒二だと思っています。
841 :
吾輩は名無しである:04/12/08 23:39:39
梶井は糞。井伏はとてもよろしい。
武者小路はうまい。
842 :
吾輩は名無しである:04/12/09 13:00:42
谷崎先生だろ
843 :
吾輩は名無しである:04/12/09 13:22:30
谷崎は確かに巧い。
しかし高尚な文学がすべてだとは一概には言えない
花村萬月。
845 :
吾輩は名無しである:04/12/10 15:53:45
近代以降で言うなら漱石と谷崎で終了だと思う。なんだかんだいって。
志賀はなーんかものたりないし、川端とか三島とかはわざとらしい。意外と(意外じゃないか)内田百けんなんかもいいところいってると思う。
現存する作家では倉橋由美子。ガイシュツだけど。
ちなみに私の「いい文章」の基準は何度読んでも飽きない、というただ一点。
漱石って悪文家って言われてねーか。まあ比べる対象が鴎外だったりするわけだからしょうがないけど。
847 :
吾輩は名無しである:04/12/10 22:57:30
重い重すぎる。
中村うさぎのほうが漱石よりもうまい。
848 :
吾輩は名無しである:04/12/12 23:49:35
スレ違いかもしれませんけどいわゆる文章が上手いといわれるにはどうしたら
いいのでしょうか?やはり名文家といわれる人の文章を書き写したりするのでしょうか?
(すれ違いでしたらもうしわけありません。)
849 :
吾輩は名無しである:04/12/14 00:08:02
あることを書くのにはそれに相応しい書き方があるわけで、そういう意味で誰かの文章を書き写したりするよりは、沢山の顔の文章を読む方が効率的だと思うよ。
850 :
吾輩は名無しである:04/12/14 23:49:27
古井由吉じゃねえの
851 :
吾輩は名無しである:04/12/15 03:51:28
すれ違いかもしんないけどヘミングウェイの老人と海(新潮)は
表現が稚拙で、視点もばらばら、悪文多いのになぜ文学として高評価なの?
なにかあるわけでしょう?
2ちゃんねらあはどう見てる??
852 :
吾輩は名無しである:04/12/15 05:04:46
清少納言
853 :
吾輩は名無しである:04/12/15 05:11:26
中原中也かな。
854 :
>849・852・853:04/12/15 05:40:28
え?どうして?その根拠は何ですか?あなたはどんな分析や実例に基づいて
そう言うのかな?どうしてその結論になるの?具体的にはどういうこと?
明晰かつ論理的な日本語で書き込みできます?
>>854 文学板でこういうコピペするのはどうかな?
自分の意見を述べる自信がないのか、とおもわれてしまうよ。
856 :
吾輩は名無しである:04/12/16 13:23:14
泉鏡花に一票。
857 :
吾輩は名無しである:04/12/16 13:48:40
山崎豊子に一票。
858 :
吾輩は名無しである:04/12/16 14:53:42
リングに一票。
859 :
吾輩は名無しである:04/12/16 16:07:49
山口瞳が一回も出てきてない・・・。
驚き。
文章だけ見たらえくにかおりんがすごい。
詩かね、あれは?
詩的だよね。心に響く言葉をつかうね。平仮名多いことと関係してるのかな?
文章は・・・だと思うけど
ばななもその点では似てると思ふ。
開高健
863 :
吾輩は名無しである:04/12/17 08:14:27
開高は小説は全滅だね
文はめちゃくちゃうまいんだけどね
864 :
吾輩は名無しである:04/12/20 05:47:53
上手い下手というより、圧倒的な力を見せつけられるのは
芥川と小林秀雄
まあ、妥当に考えて俺だな。俺しかいない。
>>865 文章にはセンスってあるだろう?
ハンドル名、センスあると思ってる?
>>865 妥当に、ねえ
こんな短い文章でも力量が伺われる
誰がと言うよりも、もはや化石化された雅俗折衷体の解読をするにつれ、日本語は何と
きれいで表現が豊かな言の葉なんだろうかと甚く感激します。
既に死語となった語彙にこそ、我国古来の四季の移り変わりや心の微妙な変化を
表現する術が内包されているのではないでしょうか?
言文一致体はまだ百年ほどの歴史。千年もの歴史のある文語体を全て葬り去ったのは、
非常にもったいない話だと思われますが。
一葉文語体
「廻れば大門の見返り柳いと長けれど」
2ch口語体
「ぐるっと廻って逝けば大門近くの見返り柳の枝が長いように道のりも長いが」
「いと長けれど」は、正確な口語文に出来ない?
871 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :05/01/09 16:16:09
泉鏡花
石川淳
小林秀雄
福永武彦
夏目漱石
夢野久作
中島敦
丸谷才一
岡本かの子
872 :
吾輩は名無しである:05/01/09 23:24:30
作家 レマルク
翻訳家 秦 豊吉
873 :
吾輩は名無しである:05/01/10 01:40:21
井上靖
遠藤周作
山崎豊子
桐野夏生
北杜夫なんかも好きだね、俺は。
朝永振一郎
875 :
吾輩は名無しである:05/01/10 07:09:49
古井由吉氏の文章はうっとりするぐらい良いなあと思います。
876 :
吾輩は名無しである:05/01/10 07:18:58
語彙って死語?
俺使ってたよ
877 :
吾輩は名無しである:05/01/10 09:16:28
桐生祐狩
878 :
吾輩は名無しである:05/01/10 16:37:30
>>876 「語彙」が死語だとは書いてないでしょうが。
879 :
吾輩は名無しである:05/01/10 18:30:26
福島サトル
880 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :05/01/10 19:00:42
おっと、一人忘れておった。
水上勉
「土を喰う日々」とか。
881 :
吾輩は名無しである:05/01/10 19:02:07
おっともうひとり
島尾敏雄とか
882 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :05/01/10 19:09:17
急に「夢の中の日常」を読みたくなった。
島尾は良い。
やヴぁい、世の中、文章の上手い奴だらけだ。
ってことで、
深沢七郎
883 :
吾輩は名無しである:05/01/10 19:30:23
おっ、孤高の鬼才はっけん!
孤高の鬼才=じゃに=基地外 だよね
884 :
いい男せよ:05/01/10 21:49:46
文章がへたで、人気があんのは、村上春樹 宮本輝作
この二人は、文章が規則正しくない、太宰は、同じ作品だったら、どんな場面でも
同じ調子
885 :
いい男せよ:05/01/10 21:53:33
東野圭吾は意外とうまいよ!直木賞とれないのが不思議、
886 :
吾輩は名無しである:05/01/10 21:54:35
あげ
887 :
吾輩は名無しである:05/01/11 09:52:15
俺。
888 :
吾輩は名無しである:05/01/12 03:40:27
古井由吉の文章は神々しい。
谷崎潤一郎の文章は色気がある。
石川淳の文章には旋律がある。
三人とも大好きなのだが、古井由吉はまだ先があるわけで、
どこまで行くのか見当もつかない。
889 :
吾輩は名無しである:05/01/14 04:22:48
887勘違いファイトクラブ野郎発見
890 :
吾輩は名無しである:05/01/14 08:15:10
開高!開高!開高!
891 :
吾輩は名無しである:05/01/14 16:29:47
初期の鷺沢
(ご冥福を祈る)
892 :
吾輩は名無しである:05/01/15 02:00:04
林芙美子、三島由紀夫、初期の石原慎太郎、石川達三
大江健三郎は上手いと思わなかったが、最近の他の作家と比べると全然レベル
高いことがわかった。
893 :
吾輩は名無しである:05/01/15 02:20:09
上手い文章より、癖のある文章のが好き。
895 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :05/01/16 22:53:31
なんとなく、マジレす。
上手いのは、原民喜。上手い。
896 :
吾輩は名無しである:05/01/17 13:28:33
泉鏡花
太宰治だろう。
独特のリズム感を有した文章だ。翻訳は難しいだろうね。
898 :
吾輩は名無しである:05/01/17 14:53:26
椎名誠
原田宗典
夢枕漠
中村うさぎ
福田一也
俺
899 :
吾輩は名無しである:05/01/17 22:35:01
>>898 そして、そのうちそこに漏れの名前も追加されるわけだw
900 :
900:05/01/18 01:30:06
安倍なつみ。
彼女の詞を読むとまるで別人が書いてるんじゃないかと思う程
詞ごとの表情が異なっており、その才能には驚嘆せざるを得ない。
902 :
吾輩は名無しである:05/01/18 08:46:56
>>871 丸谷才一をあげてどうする。丸谷のどこにそんな名文がある?あんたの目は
節穴か。
903 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :05/01/18 09:14:14
>>902 論理的なレトリシャン。旧仮名遣いに対するデリカシーなど、どうでもよい。
「言葉」に対する神経症的なスタンスが、良い。
904 :
名無し物書き@推敲中?::05/01/27 00:46:10
tu
藤子不二夫F
小説の文体の話だからなあ。
普通の、文意を伝えようとするテキストとはそもそもわけが違う。
結局、作家の描きたい世界とぴったり重なった文章、というのが
うまい文章になるんじゃないかなあ。
もちろん一定の技術と推敲意欲があった上でのことで
それがない作家ってのも山のようにいるけれども。
俺が忘れられないのは、瀧井孝作の「無限抱擁」。
小林秀雄の評論に引用された一節に感動して読んだ。
悪文家として有名で、たしかに文章の意味すら取りづらい所が多い。
しかし‥‥あの文章以外では書けない、と確信させる小説だった。
特に奥さんの死の描写‥‥、いや本当に凄いよ。
あの小説が忘れられた存在になっているのは、じつに惜しい。
907 :
吾輩は名無しである:05/01/28 11:19:28
久世光彦
駄スレ
>>118 意識ってちがくないか?
オナニーの意識は相手に見せるためじゃなくて自分のためだろ
文章と各側としての意識はある程度読者を想定してそれに対して書く
910 :
吾輩は名無しである:05/01/29 01:10:00
>>118 というかオナニーのたとえがおかしくないか?
>>148 前半はよしとして
後半はたぶん本人に言うとかそういう問題ではないと思う
>>162 >>きょう朝起きて焼き肉を食べた。
>>肉汁がほとばしるひたひたの肉を一切れ口に放り込む。
ここで面白表現を使っているのに
このあとで普通の表現(美味い)になっているのでつながりが悪いと思う
>>美味い。全身が目覚める美味さだ。口内がとろけそうである。
>>誘われるまま噛み続けるといつの間にかいなくなってしまうお肉。
>>喉越しを肉で味わうとは。いやはや生れてきて良かった。ああ美味い。美味いぞ。
>>153 上手いの基準がそれぞれによって違うということもわからんのか?
ダリのシュールな上手さと
写真みたいな絵の上手さを同列にあつかってもしょうがないだろってことだろ
>>170 なかなか面白い解釈だ
RAPの世界だね
915 :
吾輩は名無しである:05/01/29 01:17:33
こじつけだよ。
916 :
吾輩は名無しである:05/01/29 10:19:16
小川洋子、佐藤亜紀、スタパ斉藤、野田秀樹はうまい。
917 :
志賀直哉:05/02/01 02:38:23
東京駅の屋根のなくなった歩廊に立っていると、風はなかったか゛、冷え冷えとして、着て来た一重の外套で丁度よかった。
>>900 純粋に上手な文章を考えると、パクリ後のほう。
元ネタと較べると、幾分散文的に処理されている。
ただ、歌詞とか詩として考えるとねぇ……
最近『カミとヒトの解剖学』を読んだのだが、
養老孟司は文章うまい、と思った。
919 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/08 13:48:16
te
920 :
吾輩は名無しである:05/02/08 14:26:01
深沢七郎が挙がらないのはどうしたことだろう
921 :
吾輩は名無しである:05/02/08 18:26:55
七郎いいねえ。七郎にしか書けない。正に天才
922 :
いち:05/02/08 21:39:33
乙一さん、西尾維新さん。
(西尾維新さんはミステリー的には駄目なものがあるかもしれないけど、文は上手いと思う。)
923 :
吾輩は名無しである:05/02/08 21:50:28
↑
話にならん
>>922 もっと色んな本を読んでからこのスレに来てくださいw
乙一は、最近まともになってきたと思われ。
926 :
吾輩は名無しである:05/02/10 21:08:47
うまい文章とはどんな文章ですか?
描写をイメージしやすい文章?
作者が伝えたいことが、理解しやすい文章?
>>926 川端の雪国読めば何となく分かると思われ
最近の宮部みゆきは結構上手くね?
929 :
吾輩は名無しである:05/02/17 00:59:37
宮部みゆきの文は読めない。読んでると途中でガクッと来て、気持ち悪くなる。
930 :
吾輩は名無しである:05/02/17 02:21:14
1流の作家の文章は、
例えば、1センテンスを2ちゃんにコピペしたとして
必ず反応がある。
なんか違う。目立つというか奇麗。
931 :
吾輩は名無しである:05/02/17 15:38:01
なんつっても久世光彦
文章が上手いだけなら伊集院静。
ただし小説自体は少しも面白くは無い。
933 :
吾輩は名無しである:05/02/19 18:57:14
倉橋由美子はどうして上がらないんだろう。
934 :
吾輩は名無しである:05/02/20 16:06:39
加門七海。何か一味足りない気もするけど
935 :
吾輩は名無しである:05/02/20 16:27:34
こうみんな見事なまでにバラバラだよな。
936 :
青年純一:05/03/04 01:16:34
内田百間。古い作家だけど文章に味があっておもしろい。
937 :
吾輩は名無しである:05/03/15 12:39:19
l
内田百閧チて書くんだけどな、本当は。
939 :
吾輩は名無しである:05/03/15 23:06:11
憲法9条改正反対の大江健三郎先生に1票
ただし大江先生の文章は憲法以上に面白く無い文章だとは言っておこうw
941 :
吾輩は名無しである:05/03/19 10:33:52
やはり鴎外はずば抜けてうまいとおもう。
一切余計なことを書かないが、豊穣な世界を描いてしまう。
これは逆に言えば、書かなければいけないことを逃さず書いているって
ことなんじゃないか?引き算というよりは、むしろ足し算の美学。
このことの凄さが最近なんとなく解ってきたよ。
943 :
吾輩は名無しである:05/03/19 18:36:40
大岡昇平がいちばんうまい。
944 :
放浪金魚 ◆BO3CHNdBPA :05/03/19 20:43:44
銀色夏生!!!詩集とか小説(・∀・)私的にはちっちゃい本が好き
本の大きさと文章のうまさにどんな関係があるというのか。
947 :
吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 01:18:53
f
948 :
吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 02:04:57
開高健はよくわからんけど、うまいんだと思う
949 :
吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 02:42:59
A.クリスティ。あの心理描写はなかなかできない。凡百の純文学より
よほど優れてると思うが。
志賀直哉と川端康成
951 :
:2005/03/31(木) 14:57:35
英訳して、これぞ文学っ! という文章を書くのは谷崎潤一郎
だから欧米での評価はべらぼうに高い
志賀直哉だろうな。
ただし小説としては面白くないのが多いけど。
953 :
吾輩は名無しである:皇紀2665/04/01(金) 21:40:22
阿刀田氏
954 :
吾輩は名無しである:皇紀2665/04/01(金) 23:37:52
一説でも良いから例示してくれ。
それと、名文美文の定義はできてるのか。
俺的には絵が浮かぶ文。
しかも、短くて歯切れ良くしたがってリズミカルな文章。
邪眼鳥の筒井康隆
向田邦子さん
957 :
吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 12:55:14
k
958 :
吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 14:04:55
時に悪文よばわりされることがある文章、例えば、大江、中上
のあの文章を、「ヘタ」の一言で片付けるわけにはいかないだろうし、
「失われた時を求めて」の井上訳と鈴木訳を比べて
井上訳で10行使うところを8行で済ませている鈴木の簡潔性、
平明さ、明晰さは、どちらかといえば一般的な意味での
「うまい」になるんだろうが、読了後になにかを残すのは
典雅で音楽的な調べをもった、井上のくどくて読みにくい文章
だったりすることや、小島信夫にいたっては「てにをは」さえ
おぼつかないことがあるにもかかわらず、それでもなお小島が、
文章で読ませる作家、であるという事実に考えを巡らせているうちに
いつしか、小説における文章の味というものと「うまい」との関係性
について考えこんでしまうことになる。
>>958 少なくともお前が文章どヘタなことだけは良くわかった。
読みにくいったらありゃしない
それなりにうまいとおもったが
井上の訳文を真似ているんだと思われ