1 :
みちる ◆lbBh.dZky2 :
ないのが信じられない!
だから立てました。
2 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:07
みちるちゃん
3 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:09
小指の思い出?
終了警報(・∀・)発令!
…とカキコもうとしたら一分経たないうちに2が!
みちるがついにスレたて!
小川洋子って、壁にぶつけたあんぱんみたいな顔のヴス?
オット3ガ! モレトシタコトガ
……
=========終了=========
9 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:13
11 :
みちる ◆lbBh.dZky2 :03/02/19 22:23
「密やかな結晶」、あの設定で400n近くも、飽きさせず読ませる人が、
若手では他にいるでしょうか?
壁にぶつけられたあんぱんがそれ書いたのって何歳のとき?
13 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:25
この人には、童貞のキモさと同じキモさを感じます。
写真を正視できません。
14 :
みちる ◆lbBh.dZky2 :03/02/19 22:28
15 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:32
若手ではない。
歴史上に燦々と輝く世界の文豪が二十代に書いた作品と拮抗すると思っていらして?
16 :
みちる ◆lbBh.dZky2 :03/02/19 22:40
歴史上、かぁ。
少なくとも今の日本では、ストーリーテラーとして、小川洋子一人=他の20代30代ゼンブ、
とゆう印象ですが…。
好き嫌いとかじゃ話にならないから、
どんなふうにそれだけすごいと思ったのか説明キボン。
そうすれば読む人増えると思うよ>みちる
「この島から最初に消え去ったのは何だったのだろうと、時々わたしは
考える。」
コレ「密やかな結晶」の書き出しですが、ココだけだと文学少女の習作みたいです。
でも読み進むにつれて、タダモンじゃないことがわかってくる。
とにかく映像化できない。言葉でしか表現できない世界なのに、
その世界が目の前にあるみたいな、自分が体験しつつあるみたいな、
そう感じさせる実力はすごいと思います。
小川洋子は「妊娠カレンダー」しかしらないなあ。
確かに面白かったけど、3、4人と抱き合わせのスレでもよかったと思うが・・・
あまりレスがつかないようだと困るしね。
抱き合わせるなら、小川未明、小川国夫の『小川も合わせりゃ大河スレ』とかさ。
>>20 別に読むものを限定するとは言ってないです。
日本の現代作家の中では小川洋子が、とゆう話です。
と一応説明しておいてみる。
では現代作家の中では小川洋子が、とゆう話をしてくれ。
フィクションとして、小川洋子の作品は
アノヒトの「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を超えていて、
しかも文章にイタさがない。
オレは安部公房を思い出すのですが、デカク出すぎでしょうか。
あと、小説じゃないですが「アンネ・フランクの記憶」は一読の価値ありです。
文章にイタさがないって、アイタタ……
この人、ユーモアのセンスがないのが致命的だと思います。
あと、ぶりっこ(死語)ですよね、女主人公がどいつこもいつも。
小悪魔ぶってみてもヲタっぽいブリッコ。
そんなんじゃ文壇のジジイに好かれても、現実の読者はついてきやしませんよ。
>小悪魔ぶってみてもヲタっぽいブリッコ
禿胴衣。キモ〜イ。同人誌によくあるよ、こいつレベルのマンガ。
何の説明にもなってないな>みちる
それじゃ好きとか嫌いとかのレベルの話だ。
このままでは、そんなお前のような奴が現代作家で最も優れているなどと思っている人間の作品など、
むしろ糞としか思いようがない。
「アンネ・フランクの記憶」は読んだ。
あまり、一読で惹きつけるタイプじゃないと思う。
じわじわと効いてくる。
28 :
吾輩は名無しである:03/02/20 09:41
オメコ顔
この人の作品は全然読んだことがないのだが
このスレを見るとエンタメ作品としても楽しめるようだ。
いままで出た作品の一覧が知りたい。
あと始めに読むならどれがいいかも教えてほすぃ。
30 :
吾輩は名無しである:03/02/20 14:30
私はけっこう好きだなー。小川洋子作品。
短大の図書館で偶然「妊娠カレンダー」を読んでそれが衝撃的だった。
かわいらしい装丁のなかはクールで残酷。
自分的には「本格派の洋菓子」みたいな感じで楽しめた。最近のは
読んでないけど、初期作品には思い入れがあります。
ひねくれた甘い感じが好きな人はいいのでは?
◇「冷めない紅茶」...死と生との境界線。あやうい友情。
◇「妊娠カレンダー」...主人公の妊娠ではなく、その姉の妊娠。
それを冷たく観察する主人公の話。
◇「シュガータイム」...過食の話。それでも主人公はクール。
まるで人ごと。けっこう明るい話。
◇「余白の愛」...病んでしまった「耳」を持つ私と、私の話をすべて
ひろいあげ、書き留めてくれる「手」をもつ男性との
話。ラブストーリーではないのに、強烈に甘い。
31 :
吾輩は名無しである:03/02/20 14:38
◇「薬指の標本」..思い出の物なら何でも標本にできる標本室に
就職した主人公と、優しげでありながらとん
でもなくサドな上司(?)
◇「やさしい訴え」..ほとんど忘れてしまった。でもおもしろかった
気がする。
◇「ホテル・アイリス」..その名のホテルで働く少女と、その少女
を愛してしまった老人。これはロリータすぎて
ついていけなかった・・。
などです。初期のばかりです。最近のはすこし難しくなっていると思う。
初めに読むなら「冷めない紅茶」がいいのではないですか?
テーマが若干弱いものの小川色が強いので、これで好き嫌いが分かれる
と思いますよ。
32 :
吾輩は名無しである:03/02/20 14:43
これだけ書いてて思うのは、小川洋子の恋愛には
俗に言う男と女は出てきませんね。「耳」や「手」
「少女」や「老人」、「死んでしまいそうな弟の
主治医である彼と私(何の話か題名忘れ)」など、
不思議なつながりを持つ人達がそれはそれは濃厚に
結びつきます。なんていうかそこが好きだし、そういう
異常な状況をさらっときちっと書ける作家は少ない気がします。
33 :
吾輩は名無しである:03/02/20 14:49
◇「やさしい訴え」は、昔の楽器(ピアノのような)を作る
職人と、その妻と、昔の文字を書く職業(うまく言えません)
を持つ主人公である「私」の話でした。そう言えば。
とても上品で、不思議な感じの話。文章なのに音がにじんでくる
ような、舞台である山の空気が感じられるような話でした。
以上、いろいろ書いてすみません。参考までに。
小川洋子は春樹ヲタから作家になった珍しい人。
日本一「イタクない」文章を書く春樹ヲタ。
36 :
吾輩は名無しである:03/02/21 09:38
>>34 確かに文章のどこそこに、春樹の影響は見受けられるね。
例えばよく使うのが、「ぐったりしている」とか「白くうずくまっている」
と表現される電話。擬人化っていうのかな。
あと、多少の感情の起伏はあっても基本的に突き放したような乾いた文章
になっているのも春樹の影響だと思う。
まあイタいとかイタくないとかは私はわからない。
村上春樹がイタいのかもわかんないし、私は小川洋子の作品をある程度
読んでから、彼女がファンであるという村上春樹も何冊か読んで
「あーなんか似てるかも」などと思ったりしたたぶんあまりいないタイプ
だから。
37 :
吾輩は名無しである:03/03/04 22:09
「密やかな結晶」読了あげ
この人、何気に変態っぽくないですか。w
文章はきれいだと思う。
小川洋子がカルチャー・センターで小説の書き方を学んだというのは
本当なんでしょうか?
カルチャー・センター→芥川賞というのは珍しいような…。
39 :
吾輩は名無しである:03/03/05 07:26
小川洋子は早稲田の文芸科だよ。
カルチャーセンターの話は聞いたことない。
40 :
吾輩は名無しである:03/03/05 13:21
あたしも聞いたことないよ。
41 :
吾輩は名無しである:03/03/05 14:05
妊娠カレンダーをなんとなくブックオフで100円で買って読んだけど、
読みやすいけど何も残らない系でした。
42 :
吾輩は名無しである:03/03/08 00:08
初期の短編は未熟だけど、いい小説だった。
冷めない紅茶、妊娠カレンダー、完璧な病室あたりの本は十年来持ってるよ。
たまに無性に読み直したくなる。
でも余白の愛とか、その辺の長いものを書き始めたあたりから徐々に
未熟さが失われていって、こなれてきちゃったんだよね。小説としては
上手くなったんだろうと思うんだけど。
最近の小川洋子の小説は、上品な奥さんが書きました、って感じの文章に変貌して、
なんだか受け付けなくなってしまった。
自分なりの表現で言わせてもらうと、白い陶磁器に描かれた貴婦人みたいな絵が
あるでしょ?あんな雰囲気になってしまったと思う。
ゴメソ。初めて小川洋子を読んだ時(余白の愛)、
音楽で言えば菅原洋一だな…と思ってしまった。
44 :
吾輩は名無しである:03/03/08 11:56
菅原洋一を知らないっす。
どんな感じなのでしょう?
>>43 シャンソン歌手ですよね?ずっと前、よく紅白に出てた。
なんか微妙にわかるような気がw
46 :
吾輩は名無しである:03/03/31 21:58
age
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
それにしても、これほど人気が無いとは。
やっぱ、あの地味さが災いしている。
49 :
吾輩は名無しである:03/05/10 18:07
あげ
いや、つか、あげても無駄。
51 :
吾輩は名無しである:03/05/12 18:32
文庫版「寡黙な死骸みだらな弔い」の洋子の写真に萌え
内容は…「小川洋子の趣味の世界」という感じだった。(w
かなりアブノーマルな性向を持ってるように思える。
それでも、一般的に上品なイメージで捉えられているのは、
文体が上品なせいなのか、それとも
アブノーマルさを伝えるだけの力量がないのか…。
図書館でバイトしてるんだけど、小川洋子、回転率いいよ。
オバサンがよく借りてく。
53 :
吾輩は名無しである:03/05/14 14:48
>52
・・っちゅっーことは、お金出して本買わない層の人達に人気があるってこと?
芥川賞とってなかったらそれすらもないな。
55 :
吾輩は名無しである:03/05/14 16:28
ペンネームが地味すぎ。
覚えられない。
56 :
吾輩は名無しである:03/05/14 17:32
やっぱり好きだな。なんだかんだいって特殊だもん。内容や文体が。
メジャーにはなれないでしょう。きっと。
そこもいいのかも。
>>53 小川洋子以外に借りる本が、芥川賞系じゃないことが多い。
渡辺淳一とか赤川次郎とかの、ついでに借りてく…という風に見える。
内容からして、普通のオバサン向けじゃないと思うけど。
58 :
吾輩は名無しである:03/05/15 22:07
密やかな結晶とか、けっこう上手いと思う。
59 :
吾輩は名無しである:03/05/17 12:41
私は、「凍りついた香り」名作だと思います。
数学の天才少年として生きてきた過去を隠し、
調香師をしていた彼が自殺。
その彼の過去をめぐる女性の話です。
とにかく雰囲気が好き。こういう話は女性だけに
受けるのかしら。
全然関係ないのですが,小川洋子さんは,私の大学時代(昭和55年早大第一文学部入学)の同級生です。当時は本当に地味な文学少女という感じの目立たない人だったので,芥川賞を取ったときは本当にびっくりすると同時に陰ながら祝福したのを覚えています。
61 :
吾輩は名無しである:03/05/25 01:31
62 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/25 01:39
春樹マンセーの人というイメージが固まってねえ?
つか、そう思ってるのは俺だけか?
だが、テーマ、スタイルも被ってるところあるし。
つか、近頃は春樹のほうが従来のイメージから
逸脱しつつあるが。。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
んー。どっちの板にかきゃいいんだ?^^;
とりあえず、かぶりスレがありますねー。
個人的な事ですが、小川洋子の『密やかな結晶』はオレが日本の現代文学読み始めたキッカケになった思い出の作品です。
高一の時読んで以来、大学卒業くらいまで誰かに本貸してって言われるたびに嗜好見る意味兼ねてまっさきにこの本を貸し出していたので、
表紙はセロテープ使用でも崩壊を免れず、頁は所々に得体の知れない染みが付着している有様ですが、
未だに自分にとってとても大事な一冊です。
この作品、文中最初の方に書かれている主人公が描いた小説の紹介の逆順とR氏と主人公の辿る道筋が何気にシンクロしてます。
小説で描かれなかった扉の外世界での彼のその後が、既に冒頭近くで語られてます。
読んだ方おられたらそこの所読み返していただけると。ちょっと面白いかも。
高校時代、それに気づいた時、そういう細かいトリックの構成力を素直にすげえとおもいました。
日本文学ってやっぱおもしろいなと。
『完璧な病室』で螺旋階段が、現実から離脱する通路のメタファーだったり、
割と王道的な仕掛けををこちょこちょ作る作家さんなので、
そういうのを読み解くのが好きな方は面白く読めるんじゃないかと思います。
今から読まれるという方おられるなら、
長編で『シュガータイム』短編で『冷めない紅茶』『薬指の標本』辺りがオレ的にはお勧めです。
前レスにもあり、散々言われている事ですが春樹との類似点について、オレも同意見です。
とりあえず春樹、小川共に小説は全冊読みましたが、特に
『密やかな結晶』と『世界の終わり/ハードボイルド』辺りは割と露骨かと。
そういう意味でも賞取ってはいけない作品ではあったのかな。
前述の螺旋階段のメタファーも、春樹が『ノルウェーの森』以降
国生み神話のイザナギ、イザナミの黄泉参りを作中下地に多用する事を考えると似た傾向があるのかもとは。
ただ、確かに地味ですが実力はある作家だとおもいます。
個人的には、もっと評価されても良いんじゃないかなと思うんですが。
ひいき目でしょうか?^^;
読みにくい文章で長々ともうしわけない。
67 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/06/07 08:54
ジミーな小川さんが出したな。
新潮に。
380マイ?
買うベ。。
へー。そんなんだー。買っとこ♪
69 :
吾輩は名無しである:03/06/07 14:35
DQNなんだけど才能があるって作家だね、小川洋子。
そういう意味で吉本ばななと被ってるような気がする。
とはいえDQN度は吉本ほど高くはないけど
(逆に才能は吉本のほうがあるかも)
まあ文壇に常に最新少女漫画的情緒の刺激をあたえてるって意味で
極めて女流的でいい作家だと思うね。あとあの低姿勢なところも○。
二つもスレが立つほど人気あったのか、と意外に思ってたら、
もう一つはあっという間に消えていた。。。
71 :
吾輩は名無しである:03/06/20 19:37
「冷めない紅茶」は秀逸。
まったりとした空気感の中で、ひやっとさせられる感じがイイ!
72 :
吾輩は名無しである:03/06/23 18:00
この人が入信してる宗教ってなんだったっけ?
その教団がやってるラジオ番組に、この人ゲストで
呼ばれてたんだけど、司会者が無理やり「あなたが成功
したのは信仰のおかげでしょう!?」と言わせようとしてて
笑ったw 小川は「信仰は本当に私の日常に溶け込んでいる
自然なもので・・」とかなんとか言ってたな。
>72
金光教。
金光教って。あの近辺の土着信仰だよねー。
どうも小川洋子在住の玉島がある新倉敷の隣が、その名も金光駅っぽい。
不勉強なもので、日本神道に影響受けた幕末発生の爺婆信仰なイメージあるんだけど、
親の代からの檀家とかなのかもね。これも何だか地味目ですな。
うえ〜。そうなんだ。
でも彼女芦屋市在住じゃなかった?夫の転勤で。
76 :
吾輩は名無しである:03/06/27 19:04
age
『寡黙な屍骸 みだらな弔い』文庫になってたので昨日買って再読してみました。
この本は単行本で出た時まだ高校生で、
浪人で同じ美術予備校通ってた精華の油受ける先輩に貸してもらった思い出があります。
当時は当面の大学受験がせまっており、流し読んじゃった感じであまり読後の印象もないのですが、
今読んでみると、、、この人格段に上手くなってました。こんなレトリック作れる人だったんだ。。
作中の老小説家とは、この小説世界の構築著である著者自身の事なのか。
老婆が山に登る行為との少年との離反、彼女の来し方と如何に関連性があるか。
等考え、にやにやしながら夢中で読み切りました。
特に今まで細密描写に多少難があり、それゆえ現実味の欠ける雰囲気が逆に持ち味の様になっていた筆者ですが、
今作は要所要所で見せる堂々たる描写力、映像を文章に置き換えた際の再現力。圧巻です。
特に『ギブスを売る人』雪の中での情景描写、
最終話『毒草』老婆が山を進む件の疾走感のある畳み掛けるような文章。
これらを楽しむだけでも、一読の価値はあるかと。
ただ今作特に癖が強く人を選ぶかとは思いますが==;
でも読み進めるうちにちょっと気になることもちらほら。
最終話から巻頭作へのシンクロで使われる冷蔵庫の物語。
・・・・これモロ同じようなの読んだ事あるぞ。
それで読み返してみました。村上春樹、『神の子供達は皆踊る』中の『アイロンのある風景』
これは、自分がいつか冷蔵庫に閉じ込められてジワジワ死ぬのだという妄想に取り付かれ、その夢におびえる男と、
モラトリアムな主人公が、焚き火を囲んで火が消えたら心中しようと約束してしばし暖めあうという話なのですが。
まだやってんのか小川洋子。。文庫版あとがきにフォロー入れてるって事はさすがに指摘うけたのかな?
ただ、この2作は発表時期が前後しており、どちらが先なのか僕にはちょっとわかりませんでした。
どうなんだろう。どなたか詳しい資料お持ちの方いらっしゃったら、教えてやって下さい。
また長々と読み難い文章で申し訳ない。今作がかなり面白かったもので(^^;
>75 小川洋子引越したんですねー。知りませんでした。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
(^^)
81 :
吾輩は名無しである:03/08/03 03:04
あげ
>>59あたりで女性だけに受けるのかしらなんて言われちゃってる
「凍りついた香り」を全く偶然にも今朝方読了した28歳男性がここに。
この人の作品、これ以外は「密やかな結晶」しかまだ読んでないが、
俺はかなり好き。少なくとも江國某のやたらめったらソフトでスウィートな
世界よりは、凛とした緊張感、冷たさ、静けさ、そして温かさがあって
格段に味わい深いと思う。「純文学」畑の「文学者」としてはどうかは
俺頭悪いんで知らんが、「お金を払った分あるいはそれ以上」を確実に
楽しませてくれる俺にとっては稀有な現代作家ですね。とりあえず
全作読んでみようと思ってます。
83 :
淳一 ◆gw2dosUH0U :03/08/03 15:48
今日モスで『揚羽蝶が壊れる時』何度目かの読み返ししました。
彼女2時間も放置して夢中で読了。
新人のデビュー作とは思えない緻密な描写と比喩で、文体はこの頃から確立されている感がありました。
>>82さん、66でも個人チョイスのお勧め書きましたが、全作読まれるならこれも成長の経緯が分かって面白いかも。
よろしければまた読まれた作品の感想等お聞かせ下さい。
洋子さんねー「妊娠カレンダー」と「やさしい訴え」は傑作だと思ったんだけどな。
シュガータイムあれなら、あたしも書けちゃうよ。
まして私、摂食障害だからあのメルヘンチックな病的世界はイラついた。あんな綺麗なもんじゃないし。
85 :
淳一 ◆gw2dosUH0U :03/08/03 22:27
へー。そうなんかー。
病気のことはよく知らないからわからんけども。
淳一くんへ。
洋子さんて不気味なものに惹かれるよね。
私もそういうケが。
「妊娠カレンダー」読んだ時、(こりゃー私もはまる現代純文学家が出てきたよ)と思ったけど「シュガータイム」よんで悲しくなった。
あなたこんなの書いてしまっていたの・・・と。
私は何pかの「弟の目の色が水色に見える。」という個所でパタンと本を閉じてしまったんですが。
実際水色なんかに見えますか?目の色が。
あのやたらポップな内容も文章、描写がしっかりしてないと。現実感を超えては読めませんよ。
主人公は過食症ですが自己誘発嘔吐無しでデブ体型にならないなんて有り得ません。
それにあんなにゆっくり食べません。
病人の苦しみに着目点なんて無いんでしょうが、つまり「苦悩」を超越したものが無いのにあれはやりすぎなのです。
「やさしい訴え」も三角関係はこんな綺麗なもんかねと思いもしましたが、陶酔出来たのもあの時点で洋子さんは描写に力入れてるからですね。
今後の作品に期待します。
お逢いしてみたい方ではありますけどね。
そもそも彼女は「私小説」を書いてる認識があるんでしょうか。
ではでは。
小川洋子が女性に受けるなんて、
出版社側の情報操作に過ぎない気がする。
だって、面白い?
小川洋子が女性に読まれてるのではなくて、
女子供は小川洋子でも読んでれば?
という供給側の欺瞞を感じてしまう。
だから、どうしても素直に読めない。
実際、読んでる女性は多そうだが、そういう女性って、
私は小川洋子なんて愛読しちゃう女なのよね、
という自己満足で自己陶酔してるだけの気が。
結局、そういうイヤミな選民意識を持つ女こそが、
マスコミが期待する消費者モデルを実践してたりするわけだし。
いうなればお得意様。
よく知らんけど洋子さん、春樹ずきなの?
「分からない」の表現の多用。
作家のおめーが分からないでどーする!ってこれ春樹スレに書けばいい事かな。
ニヒリズムとか感情的でないタッチでいくなら、描写で作家が苦しんでないと(それが読者に伝わらないと)文学とは読めん。
悩みでしょ、本て。
90 :
吾輩は名無しである:03/08/04 17:49
小川洋子って
賞を取ったあとに、
ワープロのテキストをバックアップに失敗したとか、フロッピーから消えたとかナントカ
PL法オタクみたいなエセーイ書いてたDQNでつか
消えた拳固用紙何枚か分は何処に逝ったとか、被害モーソーを文学されて、辟易しました
91 :
吾輩は名無しである:03/08/04 18:10
シュガータイムって完全に80年代物語だもの
あれなら「ノルウェイの森」読めばいい
そういえば「ノルウェイの森」を恋愛小説だと思っているヤツがまだいるそうだがw
92 :
吾輩は名無しである:03/08/05 06:58
なんか耳へのこだわり凄いですよね。
「森の奥で燃えているもの」とか「ブルーベルベット」じゃないけど
耳の中に引き込まれるような感じがした。
93 :
吾輩は名無しである:03/08/10 15:08
倉敷に住んでるなんて羨ましい。
94 :
吾輩は名無しである:03/08/11 05:19
今は、関西です。
『ホテル・アイリス』は失敗してた
つくづくエロが似合わない(書けない)作家
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
97 :
吾輩は名無しである:03/08/29 20:40
「博士の愛した数式」発売日あげ。
98 :
吾輩は名無しである:03/09/04 22:25
「博士の愛した数式」って、
売れそうな感じに見えますが
どうでしょう。
99 :
吾輩は名無しである:03/09/13 22:01
「王様のブランチ」の文芸ランキングの10位以内に入っていたぞ。
100 :
吾輩は名無しである:03/09/14 00:31
大ベストセラーと言われているw腸矢の新作より売れてる(妙な比較スマソ)。
初心者にはどれがオススメでつか?
101 :
ニーチェ ◆1bBtQE5sBo :03/09/14 15:30
冷めない紅茶を読み始めた。どうなんだ?
102 :
吾輩は名無しである:03/09/14 18:17
「博士の愛した数式」って、
北川歩実の「透明な一日」のパクリだよね?
『冷めない紅茶』を読んだが、ああいうとうのたった乙女心は余り理解したくない
な。
104 :
吾輩は名無しである:03/10/04 08:15
個人的に「冷めない紅茶は雰囲気が出てていい。
105 :
吾輩は名無しである:03/10/04 22:39
「寡黙な死骸 みだらな弔い」を読んだが、いまいち好きになれなかった。
おんなのどろどろした感情丸出しって感じで。SFの荒井素子もそんな感じだな。
つまらなくはない。しかし。。。てやつだ
106 :
吾輩は名無しである:03/10/05 06:44
ベストセラーリストに入っていて驚いた。
過去の作家だと思ってたから。
新潮社はダメダメと言われているが、春樹といい、本格小説といい、
売れそうなものをちゃんと売るというところがすごいなあ。
まあ、他で採算とれる講談社や集英社と違って、
文芸書を売らないことには洒落にならない出版社なんだろうが。
107 :
吾輩は名無しである:03/10/05 16:52
なんとなくビューティフルマインドみたいな話?
108 :
吾輩は名無しである:03/10/05 18:07
109 :
吾輩は名無しである:03/10/21 21:02
>>108 「博士の愛した数式」でしょう。
評判イイですな、コレ。
読んでみよっかな。
amazonで全ジャンルの総合売上ランキング15位だったぞ。
日本文学ではだんとつのトップ。
なんなんだ!?
111 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/10/22 19:41
『博士の愛した数式』読了
今作の発売、実はこのスレの
>>97読んで知りました。読んだ後、急いで購入。
純文学というより、大衆文学だね。主題とかより叙情で読ませる。太宰賞選考委員らしい。
内容については
>>107さんの(なんとなくビューティフルマインドみたいな話?)
が言い得て妙だと思いました。マジそんな感じ。
あいかわらず文章の透明度が抜群に高いです。更に磨きがかかっているなと感じました。
個人的にはラストの弱さが、小川らしくなくて微妙にひっかかるんですが。
文学界誌上で「無垢な物語」と評された本作ですが、産経発行の富岡幸一郎書評でも、かなり絶賛。
川上弘美も朝日誌上で本書について論じているのですが、これはなかなか良い事を言っています。
購入悩んでおられる方の為に、両者共すこし抜粋して紹介しておきます。参考になれば。
112 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/10/22 19:46
尚、川上評の方は前半を削っても、若干ネタばれもあるかも。
問題ないとは思いますが、嫌だという方はスルーして下さい。
◎富岡幸一郎 評
作者は「数学は食わず嫌いだった」というが、数学者の藤原正彦氏のエッセイを読んで、
天才数学者たちの人間的魅力に関心を持ったという。
作中には数式なども出てくるが、数学嫌いな人も全く心配はない。
むしろ、数字が素晴しくチャーミングであるのに目を開かせられるだろう。
小説家の言葉の魔術がそうさせるのだ。
◎川上弘美 評
もしもこの小説の背後に、数字の美しさを表す幾つものエピソードがなければ、
耐えられない悲劇の物語になったかもしれない。
だが、博士には数学がある。ただ弄(もてあそ)ぶものとしての知識ではなく、
例えば博士の愛する江夏豊の背番号が、完全数である28であること。
息子の出生時の体重がメルセンヌ素数と深い関係があること。
それら数字の秩序が、博士たちの人生を香り高く保ちつづける。
けれどやはり博士と「私」たちが慈しみあいながら過ごす時間の中には、悲劇がある。
それは、「私」と息子が博士に感じる愛と、博士の方が「私」たちに感じる愛の質の違いからくるものだ。
「私」は、博士が博士だからこそ、愛する。しかし博士は、「私」や息子を、固有の人間として愛することができない。
特定の人間を愛するには、時間の積み重ねが必要だ。しかし、博士は決して時間を積み重ねることができない。
「私」たちの愛は、煩悩をもつ人としての愛。
一方の博士の愛は、隣人を愛するという汎(ひろ)い意味での、いわば「神」の愛だ。
心を通わせ、慈しみあっているように見えながら、互いの持っている感情は異なる種類のものだ。
そこに悲劇があり、同時にこよなく崇高なものが現れる。
永遠に失われ続ける博士の記憶。
失われたものの美しさを描き続けてきた著者の、本書は真骨頂ともいうべき作品である。
決して通いあわず、けれどもある意味では限りなく近づきあう三人の情感が、
なんとも哀(かな)しく、また、尊い。
113 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/10/22 19:56
>>86 んで、二ヶ月以上気付かなくて、スルーしてた。ごめん。今更レス。
小川、異常な物に惹かれる所は、あるんだろうね。
『ホテルアイリス』とか短編『森の奥で燃えるもの』なんかは、
綺麗だけど読んでてちょっと怖い。
短編『図鑑』なんかはもう…。
114 :
吾輩は名無しである:03/11/03 22:02
博士の愛した数式、読了しました。
ざっと前半のあらすじを説明しただけで、いつもは私の読んでる
本を馬鹿にしている仏・露文学オタの父親が涙ぐみやがりますた。
次に島田荘司マンセーの本格オタの旦那も涙ぐみやがりますた。
115 :
博士の愛した数式:03/11/03 22:08
先週の金曜日の時点ですが、梅田では、チビ紀伊国屋もチビ旭屋も
在庫無しって言われました。
チビとは、本店の近くの地下街に出してある支店のことです。
どちらも本店に行けばありましたが。
そんなに売れないと思ってあんまり刷ってなかったのかな?
綿矢りさちゃんの「蹴りたい背中」のほうが売れてるよね。
もう20刷☆☆☆
117 :
吾輩は名無しである:03/11/03 22:25
>>112 >数学者の藤原正彦氏のエッセイを読んで、
>天才数学者たちの人間的魅力に関心を持ったという。
ふむ。藤原正彦の文章は良い。処女作『数学者の見たアメリカ』から
良質の文を書いている。天才数学者たちの軌跡を訪ね歩いた紀行文は
泣かせる。数学専攻でなくとも、読んで損はない。
どちらかといえば、小川の文よりまず藤原の作品を読め、と言いたい。
>117
同意。
さすが新田次郎と藤原ていの息子という文章のうまさに加え、
ユーモアのセンスあるし、視点も面白い。
>>117 うん、俺も同意だね。
学生の時『遥かなるケンブリッジ』を文庫でたまたま読んで、すっかり
ファンになったよ。
って、ここ小川洋子スレか。スレ違い、失礼。
「数学は食わず嫌いだった=実は単に苦手だった」作者が数学の面白さに触れて、
「へぇー!」「へぇー!」「へぇー!」・・・・・と、その勢いで書いちゃいました
・・・って感じがしなくもない。
それより、
>>112の川上弘美(ちなみに、この人はたしか理系出身だったな)の評がよい。
いやあ川上さん、いい人だ。
121 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/11/26 18:40
『沈黙博物館』ただいま読中。
あげておきます。
122 :
吾輩は名無しである:03/12/27 15:14
うざい七誌も増えてきた
123 :
吾輩は名無しである:03/12/27 15:22
124 :
吾輩は名無しである:03/12/27 22:13
私が好きなのは『刺繍する少女』
125 :
吾輩は名無しである:03/12/27 22:48
ユリイカ特集決定age
>>123 恥ずかしながら…。
ちょっと良かったです…(^^;
127 :
吾輩は名無しである:04/01/12 04:08
古本屋で買った「バルセロナの夜」は、それは春樹のパクリじゃないんですか、
と言いたくなるくらいで呆れた。
ここまでわかりやすく似たようなの書いて、
自分でヤバイと思わないのだろうかと思った。
それ以外の小説は、大体好きだけれども。
128 :
吾輩は名無しである:04/01/13 16:01
>>127 春樹の何と似てるの?
読み比べてみたいので。
129 :
吾輩は名無しである:04/01/16 00:40
「博士の愛した数式」読了しました。
初小川洋子でした。
大島弓子の漫画っぽい雰囲気だね。
でもこういう雰囲気好きだ〜。
小川洋子さんにはまったのは「妊娠カレンダー」。
で「シュガータイム」「寡黙な死骸」「凍りついた香り」「刺繍する少女」
を読み、でも、本屋にはあまり彼女の本はなくて、
「まぶた」「薬指の標本」「冷めない紅茶」「完璧な病室」
「偶然の祝福」「余白の愛」をブックオフで購入。
でもこのスレよんで、気づいた。
私、村上春樹が好きだったことに。だから小川洋子も好きなのかな。
彼女の描く人間の身体や、朽ちていくもの、醜いもの、が好き。
そして、日常に潜む非日常に引き込まれる。
でも、「密やかな結晶」だけは数ページ読んでやめてしまった。
芥川age
132 :
吾輩は名無しである:04/01/27 23:28
ユリイカ、都内の書店でフライングゲット。
表紙の小川さんかわいい!(芥川の頃より今の方が若々しく見えるよね、髪型のせい?)
詳しくは通読してからカキコします。
133 :
吾輩は名無しである:04/01/27 23:59
ユリイカ?
134 :
吾輩は名無しである:04/01/28 06:56
ユリイカに載ったの?見なくては。
「妊娠カレンダー」読了
「妊娠カレンダー」
日常が姉の妊娠に侵食されていくという体験を、ソツ無く纏めていた
姉にジャムを作って与えるのが侵略者(胎児)への「密やかな反抗」
かな〜り怖い
「ドミトリイ」
失踪した学生は? いとこに何か異変が?先生、大丈夫?
ワケワカランで終ったラストは何を象徴していたのかな〜
おそらくそう云う風に感じて欲しかったんだろう
「夕暮れの給食室と雨のプール」
タルコフスキーの映画みたい
次、何を読もうかなと発掘中
でも、こんなんでアクタガワねぇ〜
137 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/01/28 23:38
>>128さんへのレスを読んで思う所があり、読み比べたいとの事なので共通点について
まとめて書いていたんですが、ここに長文アップしても邪魔になるのではと気付きいて中断。
基本的に短編同士などに共通項が多いようです。
>>130 いやいや。それだけ読まれたなら読んでください…(泣
すいません。個人的な思い入れです。申し訳ない。
>>132 また新刊でたそうですね。このところペースが異常にはやい。
あらすじ抜きの感想。楽しみにお待ちしております。
新刊ではなく、新作ですな。
オレよ。日本語は正しく使いましょう。
博士、明らかに代数系なのに何でまた
e<sup>iπ</sup>だったんだろ。
140 :
吾輩は名無しである:04/02/04 08:03
讀賣文学賞受賞あげ。
博士、オメデトウゴザイマス!
141 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/05 10:09
>>140 讀賣文学賞とりましたか♪初耳でした。ファンとしては、嬉しいw
小耳に挟んだんですが、中国地方の地方文学賞で「博士〜」が勝手にノミネートされてるそうな。
他の候補作家は、川上弘美、堀江敏幸、そしてなぜか大衆の伊集院静だそうです。
どうも、大衆だか文学賞だかわからない顔ぶれですが、最近活動が評価されつつあるのかもとは。
そろそろ地味作家なんていうと失礼にあたりそうですね。
>>139 ぶっちゃけその問いかけわかってなかったりする。数の世界はどうも…。すまん。
大衆と文学賞ネタついでになるけど、最近メフィスト賞出の理系作家の活躍が目覚しいね。
森は売れっ子だし、京極はとうとう直木賞受賞。舞城なんざジャンル飛び越えて三島賞作家だ。
君は作家志望らしい。メフィストとかは考えてないの?大衆からの変節になるけど、案外その方が早いかもよ。
と、ジャンル違いと、余計なお世話を承知でひとこと。このレス、雑談っぽくてもうしわけない。
京極って理系作家なのか???
あー。あの人デザイン事務所やってたんだっけ。
理系じゃないね。
スガちんが褒めてるのは以外
145 :
吾輩は名無しである:04/02/13 21:25
「沈黙博物館」良かった。
「ホテル・アイリス」あまり、面白くなかった。
146 :
吾輩は名無しである:04/02/13 22:16
>144さん
すがちんが、どこで褒めてました?
147 :
吾輩は名無しである:04/02/15 13:49
>>146 144ではないが、現在発売中のユリイカ(2月号、小川洋子特集)だと思う。
ほめてるっていっても、前置き延々として小出し小出しにほめてる感じ。
148 :
吾輩は名無しである:04/02/15 13:52
大島弓子の漫画みたいなの?
だったら読みたくねえよ。
149 :
吾輩は名無しである:04/02/15 15:56
>>148 大島弓子って誰?
博士は小川の作品の中では結構異質な部類に入るから、先ずは「冷めない紅茶」「完璧な病室」「寡黙な死骸〜」辺りを読んでみよう。
150 :
吾輩は名無しである:04/02/15 19:10
妊娠カレンダーだろ、最初は
151 :
吾輩は名無しである:04/02/20 01:38
時々、新聞にエッセイが載ります。
この間は小川さんのお母様が息子さんに牛乳の賞味期限を確かめずに飲ませて
しまう。といったことが書いてありました。きっちりした方なんですねw
また、その前は友人の息子さんが心臓病であるエッセイが数編、載っていました
最後はその友人のかたが朝日新聞の投稿欄に学校へのお礼の言葉を投稿されていて、
ほどなく後にその方の息子さんがアメリカへ心臓移植手術を受けに渡米される
旨の記事があり、小川洋子さんがその事務局長になっておいででした。
わたしはこの人のように自然に、世の中の無情とかかわっているひとを
しりません。単なる少女趣味の作家ではないと感じるところがあります。
だから、この人のことを江国某さんなとどひとくくりにする評論家はそれまでの
ことだと認識しています。それがあっているかどうかは、わかりませんがw
昔の新潮新人賞で北川史織っていう人の人情話(らしい)を
激賞してたけど、情に厚い人なんだろうね
久しぶりの話題作なのに全ッ然もりあがらないね
154 :
吾輩は名無しである:04/02/25 14:41
「博士の愛した数式」なんですけど、13ページに出てくる
「数字製でない文字どおりのウールのオーバー」
って一体どういう意味なんでしょうか。
数字製? 文字どおりのウール?
155 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/25 19:47
>>154 それは二通りのとらえ方が出来ると思うんですけど、とりあえず素直に見れば11頁にある
>言葉の代わりに数字を持ち出すのが博士の癖〜
>数字は相手と握手するために差し出す右手であり〜自分の身を保護する《オーバー》であった。
という精神を守る防具に対する、
>数字製でない文字通りのウールの《オーバー》
という肉体を守る防寒着であった。という事でしょうね。
んで、ギリシャ数学を絡めたユーモアだろうというのがもうひとつ。
古代ギリシャのタレスは、哲学の祖とも言われています。この人は
「万物を神話的に説明(なんでも神様で説明)などできはしない、全て物理的原理に則っている」
なんて説きました。これが後に、
【※】「数学的に存在を証明できない物(物体含む)は、存在自体を疑え」なんて発展しました。
要するに「数学で証明出来る=存在する」だということです。無茶ですが。
因みに【※】はギリシャ自然哲学の発端で、ピタゴラスも「物体は数学的法則にしたがう」と説くし、
ソクラテスの「無知の知」も、デキャルトの「我思う故に我あり」もこれがなければ生まれなかった。
これは数学に暗いオレでも知ってるくらいで、『博士』を読む限り、小川もそれは調べて知っていた様子。
数学を通して世界を見、触れ、一日を証明に費やす博士は、いかにもギリシャ数学者のパロディーですな。
「数字製でないコート」とは上記の一つ目の解に加えて、【※】を指したユーモアでもあるだろうな、と。
長いうえに分かりづらくて申し訳ない。多分そんな感じだと思います。
ユリイカが店頭から消えてる
いつも高くて躊躇してるうちにこうなるんだよな。
158 :
吾輩は名無しである:04/03/14 10:52
「フェルマーの鸚鵡は喋らない」(←フランスのドゥニ・ゲジ作)読んでから
「博士の愛した数学」の噂聞いたので、どうもこの人が真似したとしか思えないんだけど…。
「フェルマー〜」は「数学の知識をからめた、ためになるミステリー」という感じなので、
作風はまったく別物なのかもしれませんが、この二作を読んでる方、いませんか?
159 :
吾輩は名無しである :04/03/15 00:54
ちょっとお聞きしたいのですが。
『偶然の祝福』に、指揮者との不倫、そしてシングルマザーになってしまう
というお話がありますよね。あれは、小川さん自身なのですか?
小川さん自身がシングルマザーなのでしょうか。
あと、この方のお話にはよく弟がとても大切な存在として扱われていますが、
それもご自身の弟さんがモチーフなのでしょうか。
160 :
吾輩は名無しである:04/03/15 00:57
あざといというか所詮は取材もの。魂がない
ユリイカ、バックナンバー買った。
「書かれたもの、書かれなかったもの」ってエッセイがよかった。
ふだん文学とか小説とか縁遠いんですが…
先日たまたま「博士〜」を読みまして
おおげさでなくぼろぼろ泣いてしまいました
というわけで記念マキコに来ました
163 :
吾輩は名無しである:04/04/06 20:15
ほしゅ
164 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/04/06 20:34
>>159 たぶん違うよ。
彼女の旦那は、川鉄かなんかで働いてたはず。
弟さんは、いるんでしょうね。エッセイにも出てきた気がします。
確かに小川作品には、離婚したり、シングルマザーだったりする主人公が多いですね。
165 :
吾輩は名無しである:04/04/06 21:28
普通の小説だよ。まったくもって価値なし。
「普通」に価値はあるわけだ
「博士」、映画にならないかなあ
岩井俊二か、大穴で黒沢清あたりで
映画が無理なら2時間ドラマでもいい
でも配役がむずかしいね
169 :
吾輩は名無しである:04/04/10 16:13
妊娠カレンダーは何頁ぐらいの短篇でしょうか?
>169
単行本で約70頁ほどだよ。他2篇所収。
171 :
吾輩は名無しである:04/04/10 19:01
眠くなる。ただのエッセー
172 :
吾輩は名無しである:04/04/10 22:30
小川さんは佐野元に気があった?
173 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/04/11 04:27
>>171 眠くなるはともかく、ただのエッセーってのはいかがか。
彼女は、物語作家ですね。
>>172 たぶん、一ファンだったっぽい。
174 :
W ◆RABK4KAJgA :04/04/11 21:30
今日外出したら(既出じゃないよ)上着いらなかった。
で、春といえば佐野元春。つーことはないんだけど
小川洋子はアンジェリーナとかシュガータイムとか
元春の曲名をそのまま小説のタイトルにも使ってるね。
恋愛関係でもあったら面白いと思うけど。
>172
気があるっつーか純粋にヲタなんだと思う。
対談前に興奮のあまり鼻血が出たってエッセイは可愛かった。
ジュジュとか奈々子とか、佐野ヲタが読むと
ついニヤリッとしてしまうキーワードが多い。
176 :
吾輩は名無しである:04/04/16 11:43
177 :
吾輩は名無しである:04/04/16 11:54
178 :
吾輩は名無しである:04/04/16 20:18
>>175 ふーん、やっぱ対談もしてたのかぁ。。。
179 :
吾輩は名無しである:04/04/17 01:31
さの仕込まれてもわかんないなー。
180 :
吾輩は名無しである:04/04/18 01:54
なんかしらんが新刊出てたぞ
181 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/04/21 01:10
私事ですが、今日『密やかな結晶』を読んだ奴と話してて、
やはりあれは名作だったなと思った次第。
そんだけ。
182 :
吾輩は名無しである:04/05/06 09:17
刺繍する少女読んだけど…意味不明
不思議な話ですね。
女性らしく綺麗な雰囲気でしたが。
この人の本は全部こんな感じなんですか?
183 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/05/06 13:23
>>182 ほとんどそんな感じです。
あわない人は、あわないかもしれないですね。
184 :
吾輩は名無しである:04/05/07 09:33
>>183 そうなんですか。
最近は東野圭吾などを読んでいたので、ゆっくりした感じが良かったです。
ただ「えっっこれで終わり?この後どうなるの?」って思ってしまう…
いろいろ読んでみます
>>184 いわゆる純文学系(芥川賞系)の小説は、だいたいどれもそんな終わり方だよ。
オチがはっきりしているかどうかが純文/エンタメの差(俺分類)。
ちくま文庫からもうすぐ沈黙博物館。
「風薫るウィーンの旅6日間」読んだけど
淡々とながらなかなかいいリズムで話が進み、と思いきや、
あ、ラストでこんな結末がまってたのか。。。
彼女の力は認めるけど。小川さんの物語の設定がどうしてもついていけない。。だけどなぜか「盗作」
は心に残る。。事故でからだがめちゃくちゃになるところは、なんだかねーなんですが。
要は女ムラカミは川上さんっていいたい。スタイリッシュということで
先月七月号の文芸春秋本誌に、小川さんと江夏豊さんが
対談している記事が載ってました。
もう天才江夏豊が好きで好きでたまんないんだなー、という無邪気で
素直な、なんというか読んでいて愉快な対談でしたよ。
小川さんには「神・江夏」なんだなー。良かったですよ。
それから安部譲二さんの公式サイト日記に、「博士の…」を激賞する文章が
載っていた。過去二十年間読んだ中で最高の小説だと言っています。
「博士の愛した数式」面白かった〜
おれは阪神ファン・・・
もうひとつ。
「うたかたの日々」(ボリス・ヴィアン)を読んでたら
解説を小川洋子さんが書いていました。
びっくりした〜
exp(ix)=1-(1/2!)x^2+(1/4!)x^4-(1/6!)x^6+(1/8!)x^8…
+i{(1/1!)x-(1/3!)x^3+(1/5!)x^5-(1/7!)x^7…}
=cos(x)+i*sin(x)
∴ exp(iπ)=cos(π)+i*sin(π)=-1
194 :
吾輩は名無しである:04/07/23 19:59
「博士の愛した数式」読了。
なんでか知らんが泣けてきた。困った。
誰かも言ってたけど、もし映画化したらちょっと観てみたい気がする。
195 :
吾輩は名無しである:04/07/23 21:43
物足りないんだよ小川洋子の小説は。
意志を持った人間が出てこない。
幽霊話みたいなもの。
来週の爆笑問題にゲスト出演されます
不景気そうなツラに萎えました
198 :
吾輩は名無しである:04/08/03 00:36
女流作家はテレビ出ちゃダメ!がっかり
アーヴィングを推してたのは正直意外だった
\ | /
\ | /
\ ∧ ∧ 200
(゚Д゚∩ ゲ
⊂/ ,ノ ッ
 ̄  ̄ 「 _ |〜 チ  ̄  ̄  ̄
∪ ヽ l ヨ
/ ∪ オ \
/ : オ
/ | . ォ \
/ | : ォ \
(\ ∧ ∧ カッ
< `( ゚Д゚)
\ y⊂ )
/ \
∪ ̄ ̄ ̄\)
ヽ(,,´ё`)ノ
∩
/ ω\
201 :
吾輩は名無しである:04/08/03 00:41
>>198>>199 テレビでどんな話してたの?
腹痛くてずっとトイレに篭ってたらエンディングだったorz
202 :
吾輩は名無しである:04/08/03 00:45
博士の愛した数式、どこに泣けるのかさっぱりわかんね。
さらりと読めて、何ものこらん。というか少々退屈だった。
アーヴィングの本のタイトル覚えている方いますか?教えてください。
204 :
吾輩は名無しである:04/08/03 01:30
>>201 佐野元春の「情けない週末は泣ける」、とか
アーヴィングの「オーウェンのために祈りを」は泣ける、とか、そんな話。
訂正
「オウエンのために祈りを」でした
>>201 冬のソナタのように分かり易い話は、もういい。
例えばアーヴィングのは、今の自分よりマシになりたい登場人物がこの生きる辛さには
意味があるはずであると信じ、他の本でもそれぞれがなんとか答えを探し出そうとしている。
それが文学のやるべきことではないか、と云う様なことを語り合っていらっしゃいました。
面白かったです。
208 :
吾輩は名無しである:04/08/03 03:50
爆笑を見たけど、ちっとも深い話がなかったな。
話しをどこまで理解できたかの問題じゃない?なかなかいい話していたと思うが。
211 :
吾輩は名無しである:04/08/05 01:48
いまごろですが「博士」を読みました。
これはアタリでした・・いい時間を過ごすことができました。
映画化されないかなーと思います。
丁寧に、繊細に、博士を描いてほしいです。
博士役の役者さんは・・仲代達也さんとか山崎努さんかなw
妄想すみません。
家政婦さんと義姉がもめたときに博士が出したボイラーの定式?
というのはどのような意味を持つのでしょうか?
恥ずかしながら皆さんに質問です。うまく意図を汲み取れなかったので。
クソスレ
213 :
吾輩は名無しである:04/08/05 06:01
「博士」泣けたとかマジでいってんの? わけわかんね
214 :
吾輩は名無しである:04/08/05 21:19
淳一さーーーん
215 :
吾輩は名無しである:04/08/05 22:21
まだ北村薫のほうがイーネ
小川にはダークさが書けない
皆が皆ダークさを求めて読書をするわけではない
217 :
吾輩は名無しである:04/08/06 18:42
博士にはオヒョイさん(マジ)
218 :
吾輩は名無しである:04/08/06 21:23
博士には緒方拳
武闘派研究者として。
219 :
吾輩は名無しである:04/08/06 22:21
家政婦さんには小西真奈美かな。
私もボイラーの定式の真意が知りたい・・
220 :
吾輩は名無しである:04/08/07 02:40
オイラー、だね。
博士に三国連太郎とか。
博士の愛した数式、図書館の予約件数いきなり200件ちょいになってる。
テレビの効果すごいな。
222 :
吾輩は名無しである:04/08/07 11:57
(ё_=)~☆
223 :
吾輩は名無しである:04/08/07 22:40
沈黙博物館買った。
この人なんか不思議な人ですね。川上弘美みたいなあわ〜っとした感じの
人かと思ってたのだけど、違った。
それはそれで好きだ。ちょっと自分の感覚が狂ってく感じ。
>>223 博士は、小川洋子の中ではダントツに健康的な小説だと思う。異色作と言っても良いくらい。
沈黙より、密やかな結晶の方が向いているかもしれないよ。密やかは最高傑作と言ってもいい、かも。
>>224 博士は気になっていたけれどずっと読まずにいました。
まだ短編集を二冊ほどしか読んでいないので、色々読んでからの方がいいかな?と。
今度「密やかな結晶」読んでみますね。ありがとう。
「オイラーの贈物」は泣けますよ。文庫も出たので読んでね。
227 :
吾輩は名無しである:04/08/18 15:33
佐野元春のナンバー1ヒットソングはシュガータイム。
228 :
吾輩は名無しである:04/08/18 23:19
/:::::::::::::::::::::::\
/::::::/ \::\
|::::::/ ノ \ \::|
|::::| ・ ・ |::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::| )●( |::|< 佐野さんは素敵なひとです
|::::\ 'ー ノ::| \_____
|:::::::\____/::::|
|:::::::::| |:::::::|
/ |::丿\-、 ,-/|:丿..\
230 :
吾輩は名無しである:04/08/21 04:34
そうだね。
むしろ、佐野元春・アーヴィングというオオタの好きな
ネタにふれてスムーズに進んだという感じかな。
231 :
吾輩は名無しである:04/08/21 13:01
博士がニンジンきらいなのが、笑えた。
津川マサヒコはどうかな?
232 :
吾輩は名無しである:04/08/24 22:58
病に倒れました・・・
233 :
無名草子さん:04/08/25 09:12
>>211>>219 オイラーの公式は、てんでばらばらに見える3つの数(i、e、π)が、
実は非常にうまく調和できることを示している。
この3つの数を博士、義姉、家政婦に置き換えると(ry
234 :
吾輩は名無しである:04/08/27 20:51
ヤフーニュースにのってたね。
235 :
吾輩は名無しである:04/08/27 21:22
読売の夕刊に、五輪についてふた昔前のスポーツジャーナリズムみたいなこと書いてた。
236 :
吾輩は名無しである:04/08/29 15:33
>>232 虚数iは、マイナス1の平方根、つまり「ルート」ー1だから、
家政婦の息子の「ルート」を指しているのではないかな?
237 :
吾輩は名無しである:04/09/04 19:33
「密やかな結晶」読みました。
安倍公房みたいですね。ちょっと読むのが苦しかったかな。
「博士の愛した数式」「余白の愛」のほうが好きかも。
238 :
吾輩は名無しである:04/09/05 09:18
俺は小倉優子の方が好きだな。
239 :
吾輩は名無しである:04/09/07 18:10
わたし、小川洋子さんの書くものが大好きなんですけど……
>>228そっくりだと思いますorz鬱d(ry
240 :
吾輩は名無しである:04/09/07 23:11
すごい!思う小説じゃなく、登場人物の記憶障害という何かありきたりな内容だったけど
『博士の愛した数式』良かったよ
ルート・・・いい奴だな
241 :
吾輩は名無しである:04/09/09 21:55
小川先生は可愛い顔してエロいね。
242 :
吾輩は名無しである:04/09/09 22:06
薬指の標本って最後のほうで、
話が上手くまとまっていない感じがしたね。
もうちょっと話の筋を煮詰めて書き込んで欲しいと感じた。
243 :
吾輩は名無しである:04/09/09 22:16
>>241 /:::::::::::::::::::::::\
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|::::::/ ノ \ \::|
|::::| ・ ・ |::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::| )●( |::|< ありがとう
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244 :
吾輩は名無しである:04/09/09 22:21
245 :
吾輩は名無しである:04/09/10 01:33
弟子丸氏(;´Д`)ハアハア
246 :
吾輩は名無しである:04/09/10 18:10:33
/:::::::::::::::::::::::\
/::::::/ \::\
|::::::/ ノ \ \::|
|::::| ・ ・ |::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::| )●( |::|<
>>244さんのち○ぽ、ルート君より立派。
|::::\ 'ー ノ::| \_____
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/ |::丿\-、 ,-/|:丿..\
247 :
吾輩は名無しである:04/09/11 13:01:15
10月,「やさしい訴え」と「まぶた」文庫化です。
248 :
吾輩は名無しである:04/09/11 13:09:39
249 :
吾輩は名無しである:04/09/11 13:24:02
>>248 /:::::::::::::::::::::::\
/::::::/ \::\
|::::::/ ノ \ \::|
|::::| ・ ・ |::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::| )●( |::|< 面白いので買ってください
|::::\ 'ー ノ::| \_____
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可愛いよ。やりたいよ。
結婚してんの?22歳。
251 :
吾輩は名無しである:04/09/11 22:45:30
どうでもいいけど、最近貼られているAA、小川洋子に激似なんだけど・・。
252 :
吾輩は名無しである:04/09/13 13:46:46
湯舟がノーヒットノーランを達成したのはデーゲームです
253 :
吾輩は名無しである:04/09/13 14:09:41
博士が愛した数式、読みました?
しばらく来ない間に変なAAが定着してるな、ワラタ!
255 :
吾輩は名無しである:04/09/13 20:43:58
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|::::| ・ ・ |::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::| )●( |::|< 声援にお答えします
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>>250 よく可愛いといわれます。ありがとうございます。
>>251 私も似ていると思います。作ってくださった方、ありがとうございます。
>>252 それにしても湯舟は、あの甘いマスクで、入浴剤のコマーシャルにでも出ればいいのに、と思います。
>>253 たくさんの方が読んで下さったおかげで、映画化も決まりました。ありがとうございます。
>>254 みなさん気に入って使ってくださるので、私もうれしいです。ありがとうございます。
お〜
257 :
吾輩は名無しである:04/09/13 23:12:35
まじで映画化決まったのかな?
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|::::| )●( |::|< 書店に行くと、アフターダークと博数のカバーをかけ変えています。小川洋子です。
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>>259 /:::::::::::::::::::::::\
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|::::| )●( |::|< プッ
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261 :
吾輩は名無しである:04/09/14 01:25:41
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|::::| )●( |::|< 声援にお答えします
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>>256 はい。ありがとうございます。
>>257 みなさんの応援がいただけると、うれしいです。
>>258 本の厚みがちがうので、かけ替えるのはなかなかコツがいります。
>>259 あなたが思っているより、あなたはずっと面白いですよ。
>>260 私は「フフフ…」と笑いますので…よろしくお願いします。
262 :
吾輩は名無しである:04/09/14 08:51:31
小川洋子の熱烈なファンって、いるの?
この人の作品って、どれも印象に薄いんだけど、駄作というものがないんだよね。
だからといって傑出しているわけでもない。可もなく不可もなく、って感じ。
>>262 ストーリーはすぐ忘れるけど、強烈な印象が残る、と思う。
また結晶読み直そうかな。
264 :
吾輩は名無しである:04/09/16 13:23:31
265 :
あまぐり(≧▽≦) ◆rkR5fAFJQg :04/09/16 13:32:12
>>264 『密やかな結晶』は「主な著作」じゃないんだね。
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|::::| )●( |::|< おめーら、もっとレスつけろ。ぶち殺すぞ
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267 :
吾輩は名無しである:04/09/16 19:13:31
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|::::| )●( |::|< 声援にお答えします
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>>262 いわゆる「純文学」なので、印象はどれも地味かと思います。恐縮です。
>>263 言葉の向こう側にある、何かを感じていただけたようでうれしいです。ありがとうございます。
>>264 この時は特に写真うつりが悪かったのです。いただけません。
>>265 『密やかな結晶』も、私にはとても大切な作品です。二度三度と、読んでみて下さい。
>>266 声援をいただけると、やはり執筆にも身が入ります。よろしくお願いします。
私の悩みはオナニーがやめられないことです。恥。受験生なのも影響があるのかもしれないんですが、ここ
最近は毎日してしまい、多い時は日に三回くらいしてしまいます。けど、私は処女なんです。。なので自分で穴
にはあまり入れたくないんですけど、どうしても中に入れないといけないんです。。そこで、どうやったらオナニー
の回数を減らせるか、またどうやったら中に入れないでもいけるようになるか何かいいアドバイスあったらお願い
しますm(__)m
>>267 声援にお答えしますAAに回答してもらうと、なんだかうれしいね。
伝説のミヤベスレにいた人もこんな気持ちだったんだろうか。
272 :
あまぐり(≧▽≦) ◆rkR5fAFJQg :04/09/17 15:04:27
273 :
吾輩は名無しである:04/09/17 19:25:06
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|::::| )●( |::|< 声援にお答えします
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>>268 かわいいAAで、しかも私の顔の特徴がよく出ている。とても気に入っています。
>>269 普段は閉じこもって小説を書いているので、じかに読者の方と顔を合わせる機会は少ないです。すみません。
>>270 回数は、時間が経って気持ちが治まるのを待つしかないと思います。方法は、ご自分で色々試して工夫なさるのが一番でしょう。
>>271 こちらも作品について言葉をいただけてとてもうれしいです。ありがとうございます。
>>272 遠慮しないで批判も述べられる、それがここの良いところです。包まない言葉を、よろしくお願いします。
274 :
吾輩は名無しである:04/09/17 21:30:59
絶版がだいぶあるけど入手できるものでのおすすめは?
AAほんと似てる・・・w
>>274 俺は『シュガータイム』が好きだな。中公文庫で出てる。
小川洋子特有の冷たさ・静謐さがありつつ、「博士」に近いあたたかさもあって。
277 :
吾輩は名無しである:04/09/18 22:58:37
家近所なんだけどさ、たまにス−パ−で買い物してるの見かける
暗いよ
暗そうだね、読んでるとそんな気がする
スーパーでの明るい買い物の仕方とは
>>279 ∩___∩
∩___∩ | ノ ○─○ヽ_∩__∩
| ノ ヽ/⌒) / /3 3 | ヽ
/⌒) (゚) (゚) | .| | ( _●_) |o⌒ ⌒o|
/ / ( _●_) ミ/∩―−、 |∪| /⌒(_●_)⌒ ミ
.( ヽ |∪| / / (゚) 、_ `ヽ ヽノ | |∪| /
\ ヽノ / / ( ● (゚) |つ ∩. ヽノ∩
/ / | /(入__ノ ミ | ノ⌒ ⌒ヽ
| _つ / 、 (_/ ノ / (。)(゚)|
| /UJ\ \ \___ ノ゙ ─ー| (⌒_●⌒)ミ
| / ) ) \ _彡、/ |U UU_/
∪ ( \ \ \ | | ||
\_) . .| |nn _nn|| ぐへへへへへへ
\___)
281 :
吾輩は名無しである:04/09/21 01:51:25
でもエッセイとか読むと結構ギャグ言ったりしてるね。
あのままの調子の文章で。真顔で言われてる感じで逆に笑える。
/:::::::::::::::::::::::\
/::::::/ \::\
|::::::/ ノ \ \::|
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|::::| )●( |::|< どうも、芥川賞作家綿矢りさでーす、って違いますね。フフフフ
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まぶた文庫化ってマジ?
博士が売れてまぶた本屋で平積みだよ、
もったいねー
285 :
吾輩は名無しである:04/09/30 03:12:34
爆笑問題の番組で最近感動した本はときかれて、
冬ソナもそれはそれでいいけれども、背の小さな
少年が野球で珍しく打った大ファールが友達の
お母さんにあたって、結果死んでしまい、少年は
一生は苦しみ自分を見つめ続けるといったのが良
いといっていたけど、その小説のタイトルと作者
わかる人いる?
ジョン・アーヴィング「オウエンのために祈りを」 じゃない?
すまん、287はうまくいかなかった。
でも、アーヴィングの「オウエンのために祈りを」であってると思うよ
289 :
吾輩は名無しである:04/09/30 21:58:51
そうです。
小さい頃の愛読書は「家庭の医学」だったらしい。
291 :
吾輩は名無しである:04/10/02 19:55:39
「博士」で入った人には「まぶた」みたいのは受けつけなかったりするのかなあ。
ホテル・アイリス読了。ちんぽが勃ちぱなっしだった。
今日本屋に行ったら「薬指の標本」の腰帯に
フランス映画化って書いてあったのだけど、詳細知ってる方いますか?
アタック25のパリ挑戦問題になってたな
295 :
吾輩は名無しである:04/10/07 16:24:47
で、まあ新作の予定はあるのかと
ブラフマンが新作に当たるんじゃないの?
高校の夏休みの課題図書だったので「数式」読んだけど
少年にベタベタするじじいがキモくてたまらんかった。
と感想文に書いて出した。
298 :
吾輩は名無しである:04/10/13 20:21:03
エェ━.∧━━.∧━━!?
/,_ ┴─/ ヽ , 、 ,、
(・_.,》.'(・_,》)ミ ヽ . / L--/ l、エェーーーー!?
/ ,,__,ニ、、 ノ( | (・;;》 (・;;》 | /L--/l、 エェーー!?
| Y~~/~y} `, ~ | |y-,‐vi`ノl | (・.》 (・.》 l /L--/l、エーー!?
| .,k.,.,!,.,.,r| ,! く |, kl r| i ^< | 'fT~ヲ x | (・〕_(・〕x| /L/l エーー
/ <ニニニ'ノ \ / (二二‐ ' \ / l==_」 < ,l fmヨ ! L 〔゚fヲ゚.〕
この人、絶対はずさないけど、
逆に突出した作品が無いね。どれも似た感じ。
まぶたの文庫いつでんのよ
300 :
吾輩は名無しである:04/10/13 21:22:28
300get
301 :
吾輩は名無しである:04/10/13 22:02:29
『やさしい訴え』文庫化age
302 :
吾輩は名無しである:04/10/13 22:10:35
薬指がベストかな。
俺的には。。
>>298 _,......,,,_
,、:'":::::::::::::::::``:...、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
!::::::::::::::::::::::;‐、:::::::::_::::::_::::';
|::::::::::::::::::::::| :: ̄ ``!
r''ヾ'::::::::::/ :: | 自分、そのAA貼りたかっただけやん
l r‐、\::/ _,,、ii_;;_、 _,,,l、
ヽヾ〈 ::= -r:;;j_;、`/ :;'ィ;7
!:!_,、 :: ` ー : |: `´/
,./ヽ | 、_ :: ,: 'r' :i |: /
,../ `ヽ;_ i | '"、_:::__`:'‐'. /
/ ``'ー 、_\ ! `::` ̄''`チ`シ
/ー 、_ `\:、_ :: ` ̄/
/ ``ヽ、 ヽ`'7‐--'゛
304 :
吾輩は名無しである:04/10/17 20:01:57
今日の朝日新聞にでてた
爆笑問題の番組に出た時、まわりドン引きしてたね
306 :
吾輩は名無しである:04/10/17 22:50:18
そうかな?
こよなく愛してます。
308 :
吾輩は名無しである:04/10/18 10:31:59
上田晋也蘊蓄やらせ
芸人板へ
>>304 この人なんかの宗教にはまってるらしいけど創価?
爆笑問題も朝日も創価だよね
310 :
吾輩は名無しである:04/10/18 23:13:52
まじで?!
311 :
吾輩は名無しである:04/10/19 16:53:53
もし「博士〜」を映画化するとしたら
田中美佐子と津川雅彦でどう???
312 :
吾輩は名無しである:04/10/20 11:15:35
もし「博士〜」を映画化するのなら、
博士と未亡人は、昔、すご〜く美形だった女優さんや俳優に演じてもらいたい。
最後の、博士と未亡人の若いときの写真があらわれるとき、CGでもいいから
往年のスターの若さで輝くばかりの映像を入れてほしいな。
数学の「うつくしさ」はわたしたちには、分かりにくいのだけれど、
老人の博士と未亡人が、若いときにあんなに美しかったのだという映像から
数学の「うつくしさ」も、見えないけれどほんとうにあるのだと暗示できたら
いいと思うから。未亡人はアサオカルリコさんなんかが、ふけメイクで演じたら
どうかな?
この人、昔は可愛かった面影がある女性作家の一人ですね。
なんだか一気に有名になってしまって哀しい。
これからどんどん受賞するんだろうなぁ。
芥川、読売、本屋大賞、泉鏡花・・・
いま密やかな結晶を出版してたら山本周五郎あたりを受賞するだろう。
10/28 まぶた 小川洋子 新潮文庫
317 :
吾輩は名無しである:04/10/21 20:10:16
318 :
吾輩は名無しである:04/10/23 21:40:16
小川洋子は金光教。
↑↑
320 :
吾輩は名無しである:04/10/28 14:10:06
博士は深津えりで博士は緒方研がいい。
で、ルートに演技がうまい子役だったら完璧
>>320 ええーっ。深津っちゃんは、チャラチャラして薄っぺらすぎ。
家政婦役にはそぐわないよ。家事が得意そうには見えないし。
緒方ケンの博士は、肝心の知性が足りない。
そもそも映像化には、反対。合う俳優がいない。
なんでも、映像化してぶち壊すのはやめてほしいな。
322 :
吾輩は名無しである:04/10/31 22:03:00
薬指の標本の映画情報が入ってこないね。
323 :
吾輩は名無しである:04/11/01 22:22:38
家政婦:竹内ゆうこの5年後
ルート:CG
博士:イッセー尾形
324 :
吾輩は名無しである:04/11/01 23:55:41
家政婦は地味だけどがんばりや、発奮するタイプの女優がいいね
ストーリー仕立ての作品が多いからつまらない。
もしも映像化するとするなら、田中裕子が家政婦役というのはどうかな。
ルートは「わたしの青空」で太陽役をやった子(そこそこの年齢だし)
博士は思いつかない。
328 :
吾輩は名無しである:04/11/03 00:39:03
うおおおおおおおおおおおお!!!
義妹はハマりすぎ!!!!
深津絵里好きだが苦労の跡なし!
寺尾の「夜回り先生」いかった!
329 :
吾輩は名無しである:04/11/03 03:51:31
映像化はなぁ〜なんか拍子抜け
まぁ見に行くだろうけど
無難な配役
90分じゃなくて80分になったのは何故?
332 :
吾輩は名無しである:04/11/03 20:24:42
義妹役を当てたネ申がいたよな・・
333 :
吾輩は名無しである:04/11/03 20:40:17
はげ
334 :
吾輩は名無しである:04/11/03 21:00:30
今日の朝日朝刊に好意的な写真入の記事があったね。
いいかんじ。
ホテルアイリス読んだ。
博士の愛した数式から入った私にはなかなか衝撃的だった。
おじさまと少女の恋愛だとは聞いていたが、
純愛物だと思っていたので緊縛プレイが出て来た時は泡吹いた。
ラストの終わり方も暗くてショックだ。
337 :
吾輩は名無しである:04/11/08 18:06:38
積読だった薬指の標本、良かった。「無くなっていく」という感覚がぞくぞくする。
でも表現の仕方にほーっとため息。怖いのに美しいというか。
あとまぶたも買って今読んでいるところ。表題作とバックストロークが好きだ。
偶然の祝福は一番のはずれ作かも。
339 :
吾輩は名無しである:04/11/09 03:20:06
はげ
340 :
吾輩は名無しである:04/11/13 17:50:55
「博士の愛した数式」を読んだが、事前情報から自分が勝手に妄想してたストーリーとのギャップが
大き過ぎてダメでした。ちなみに自分が考えてたストーリーはこんなもの。
家政婦の私(60代)は、年老いた数学者の家で働くことになった。彼は80分しか記憶を維持する
ことが出来ないのだと言う。
彼の家には流右徒(字は何でも可)という名の息子がいて、引篭もりの30男(外見は唐沢なおき
の描くスティーブ・ジョブス)だった。数式にしか興味を示さない博士とタイガースしか興味のない
ルート君、その中で淡々と物語は続き、やがて心を閉ざしていたルート君も子どもの頃、その名前
で苛められていたこと、その頃(85年)、阪神が優勝し、夢中になっていたことをポツリ、ポツリと
告白していく。
3人揃って食卓を囲むようになったある日、ルート君は些細なことで言い争いになり、博士を「人の
気持ちの分からぬ数式バカ」と罵倒する。「せっかく生の田淵や江夏や村山が見られる機会があっ
たのに、このバカは研究室に篭って・・・」と叫んだその時、博士は「江夏はいい投手だ。」と呟いた。
唖然とする主人公とルート君を尻目に、博士は江夏が如何に偉大な投手であったかを朗々と語り
始め、「それに江夏の背番号の28は完全数なんだ。」と茶目っ気たっぷりにつけくわえた。
そして博士が記憶を失うきっかけとなった事故が、ルート君をかばってのものだった事実が第3者
によって明らかにされる。。。
341 :
吾輩は名無しである:04/11/13 18:24:00
わたしは、博士の愛し〜は、映画のビューティフルマインドのようなお話かと
予測していたけれど、ちょっとちがっていた。本のなかに、フェルマーの最終
定理の証明をした数学者が、日本人の天才数学者の谷山ー志村予想をもとに
証明をしたという話が載っていた程度だけれど、映画ではこの谷山豊と
志村五郎のこともふれられるといいなと思う。この間、ピーター・フランクルが
テレビで数学はうつくしい。と言っていた。そのうつくしさを求めて、ほとんど
神の領域まで到達できたひとたちのなかに、日本人がいることは誇らしいと思う。
薬指の標本はホラーですか?
344 :
吾輩は名無しである:04/11/14 12:57:45
>>336 博士から入った人は小川作品は受け付けないかと。
基本的に眼球取り出したりグラタンの油が臓器だとか
姉に奇形児を産ませるだとか、グロ系なので。
345 :
吾輩は名無しである:04/11/14 21:35:01
>>341 確かに数学は美しい
これはまちがいない
ただしピーター・フランクルの類は本当の意味で理解していない
彼がやっているのはパズルの延長のような数学だから
薬指の標本を読んで好きな感じだったので博士の愛した数式も読んでみた。
ぞくっとくる感じがないから食い足りなかったかも。
他のも今読んでるけど、この人の長編はちょっとかったるいな。
短編が好きだ
347 :
吾輩は名無しである:04/11/17 00:42:49
348 :
吾輩は名無しである:04/11/17 09:12:58
沈黙博物館から入ったので博士はびっくりした。
中〜長編が結構好き。
短編もさらっとしていて好きだ。「まぶた」は意外と怖かった。
>>344 姉に奇形児は薬指の標本の次に怖かった…ガクガクブルブル(AA省略
350 :
吾輩は名無しである:04/12/05 22:34:24
余白の愛読破記念あげ
なんとなく敬遠してた揚羽蝶を昨日読んだ。
素晴らしかった。
大江の死者の奢りを思い出させる描写がちらほらあって、
好きなのかなと思った。
352 :
キノ:04/12/23 16:40:10
この人はどんなぐろい話もさらっと書くので、気持悪さはない。後からぞくっと怖さがにじみ出てくる感じ。
353 :
あひる:04/12/29 17:47:46
私は高校の時、冷めない紅茶に出会って、それ以後、まぶたまで読みました。
最近のは、ぜんぜん読んでいません。小川洋子さんの小説を読んでいると、
現実逃避してしまいますね。就職してから、遠のいてしまった感じです。
働きながら、読む小説ではないのかな?
薬指の標本の映画は日本でも公開するのでしょうか。ほんと情報が入らないですね。
354 :
吾輩は名無しである:04/12/31 23:43:58
銀の盆に載せた、金の林檎。
小川洋子がこれ以上メジャーになるのがいや。と思う自分がいや。
356 :
吾輩は名無しである:05/01/03 03:42:16
『沈黙博物館』は滑った。
男が主人公だといけませんね。
>>355 分かる!!
それ、漏れは5年前に思ったよ…orz
でも、芥川賞の受賞作だって、売れて読まれてたわけでね
今度、読売で何か連載するそうだ
薬指の標本はいつ公開されるの?
小川洋子の小説って、フランス人が好みそうね。
>>361 ありがとう。
小川さんの話はシンプルな思いが伝わってくるなあ。なんかいい。
363 :
吾輩は名無しである:05/03/02 00:37:06
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|::::| )●( |::|< 新連載は読んでいただけたかしら?
|::::\ 'ー ノ::| \_____
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364 :
吾輩は名無しである:05/03/04 19:04:03
(*´Д`)ハァハァ
博士の異常な……数式。
366 :
吾輩は名無しである:05/03/14 02:32:02
初めて文学スレに来たよ。沈んでるから探すの時間かかった。
昔から好きなんだけど、時々痛々し過ぎて読めないことがあります。でも結局この人に帰って来ちゃう。
最近また大丈夫になって来たので古いのを読み返したいのだけど、
ダイウ゛ィングプールって何に収録されてましたっけ?
実家にあるはずだけど探すの面倒なので、売ってたら買いたいわ。
昔読んで『嫌いだ』と感じた作品を、今どんなふうに読み返すのか、楽しみにしています。
今探したら、完璧な病室に入っていました。>ダイヴィングプール
小川さんの作品の中ではかなりプロットにこだわっているというか、
計算されたストーリーですよね。
368 :
吾輩は名無しである:2005/04/02(土) 08:33:12
背が高い 168ぐらいある?
背が高いの?!
150cmくらいだと思ってたよ。
デイリースポーツの終面に寄稿(昨日から明日までの3日間)。
371 :
吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 08:01:37
へー。スポーツ新聞に。
もしや、阪神ファンなのかな?
372 :
吾輩は名無しである:2005/04/17(日) 01:32:33
本屋大賞発表会出てこなかったね。
373 :
吾輩は名無しである:2005/04/20(水) 02:00:40
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|::::::/ ノ \ \::|
|::::| ・ ・ |::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::| )●( |::|< 謎の多い女に魅力を感じてなさるの?フフフ
|::::\ 'ー ノ::| \_____
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/ |::丿\-、 ,-/|:丿..\
374 :
吾輩は名無しである:2005/04/22(金) 22:05:54
すき
375 :
吾輩は名無しである:2005/04/22(金) 22:17:56
タイトル忘れたけど、
「夕暮れの給食室とプールとかなんとか」
っていう昔の短編がすごく印象的だった。
あと、片手片足の男性がとても優雅にお茶を
入れる・・・という描写があって、最後は
主人公が蜂蜜の流れに向かって手を伸ばそうと
するが、届かない・・・という短編。
376 :
吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 00:42:19
文体が村上春樹に似すぎ。
伊坂幸太郎もそう言われるけど、
翻訳文の影響があると皆村上似ってことにされるだけじゃん?
378 :
吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 15:52:26
岡山に住んでんの?
379 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 04:26:50
いいじゃん、洋子本人が春樹好きなの認めてるんだから。
形容詞とかまんま使ってるのとかあるし。
381 :
吾輩は名無しである:2005/05/02(月) 23:06:51
「やれやれ」を使い始めたら要注意
382 :
吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 22:36:24
孤児院と宗教施設のはなしが多いね。
383 :
吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 09:30:02
”弟”もよく出てこない?
好きだけれど、人物の顔がぼやけている。
384 :
:2005/05/16(月) 16:36:56
今は芦屋に住んでいるらしい
祝・長者番付入り
386 :
ハコ:2005/05/24(火) 06:15:55
>>30-33 とても参考になります。
「博士の愛した数式」を読んで、小川洋子の作品を読みたくなり探していたので。
次、「余白の愛」にしようと思います。
387 :
吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 18:58:02
>>386 小川さんの作品は何点か読んだことがある程度ですが、(博士の・・も読みました)
そのなかでも特に「余白の愛」は秀作だと思う。
読んでいるとずっとバックに音楽が流れているような気がしてた。
書きこみを読み返していると同じような感想があって日本人の歌手の名前を
あげておられましたが、わたしはドビッシーが聞こえるような気がした。
388 :
吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 19:04:29
文学板は ちょっと合わない 気がする
書籍のほうが よくない?
389 :
吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 22:16:14
ここでよろし
390 :
ハコ:2005/05/31(火) 03:37:09
>>387 わあ、「余白の愛」に期待が膨らみます。
あまり期待してしまわないようにがんばりたいほど。
予定が変わって「薬指の標本」を読むことになりまして
からめ取られるか、否か…悩みながら読みました。
小川作品の甘美に私がからめ取られたわけですけどw
ドビッシーか…もうちょっと「余白の愛」がどんな作品か
想像してから読みたくなりましたw
391 :
吾輩は名無しである:2005/06/02(木) 00:01:22
新宿東口の紀伊国屋書店で、ちょっとした小川コーナーができてた。
直筆色紙もあり。
>>391 今そこら中の本屋で専用コーナーあるだろ
393 :
吾輩は名無しである:2005/06/06(月) 20:28:11
今日、ブクオフで妊娠カレンダーの単行本を買っちゃったYO!!
394 :
370:2005/06/15(水) 23:48:15
今度の18日から3日間、また寄稿します
395 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 01:42:05
教育テレビでパン作ってた
396 :
吾輩は名無しである:2005/07/10(日) 21:46:20
Σ(゚Д゚)w
397 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 21:26:00
(*´Д`)ハァハァ
ソルティドッグ
薬指の標本ゲッツ^^
400 :
吾輩は名無しである:2005/08/25(木) 19:12:17
今日初めてブラフマンの埋葬読んだんだが、このブラフマンって何の動物なんだ?
401 :
吾輩は名無しである:2005/09/02(金) 00:30:12
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402 :
吾輩は名無しである:2005/09/02(金) 03:02:16
薬指の標本を読みました。新潮文庫です。
題名のイメージとは全く違った話でした。もっと猟奇的なものを想像していた
のだけれどw。
帯にフランスで映画化とありました。その表題でしょうかRing Fingerとあり
ました。こちらのほうが物語の意味がわかりやすいですね。恋愛の恍惚を描いて
いるのでしょうが、まるで蜘蛛にからめとられて、糸にまかれた蝶が、傍目には
ほんとうに可哀想にみえるのですが、蝶本人は蜘蛛に恋して恍惚となっている、
そんな風景が思い浮かびました。Ring Fingerを標本にするというのは、象徴的
ですね。邪宗にからめとられてしまう人たちの心情に近いものが描かれているかも、
マインドコントロールとはこうした恋愛の恍惚と同質なのでしょうね。
>>402 十分猟奇的だろ。
好きな作品だけど、ラストが説明調でくどい。
ところで、森で燃えるもので出てきたぜんまい腺ってなんのこと?
405 :
吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 00:52:59
小川さんのサインってものすごくシンプルだよね。
406 :
吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 01:16:21
小川さんに似た文体の女性作家はいるの?
407 :
吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 20:09:54
いない
408 :
吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 20:11:04
顔がなにげにユニーク
410 :
吾輩は名無しである:2005/09/20(火) 05:28:38
春樹のパクリだという指摘が…
博士スレでは散々けなされてるね
411 :
吾輩は名無しである:2005/09/20(火) 21:06:40
>>409 精巧なレース編みみたいな文体だと思った。
412 :
吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 00:22:23
>>403 薬指の標本を集める話かなと想像していた。それより実際の話は
インパクトがなかったw
薬指の標本というが、最後は自分が標本になってしまうのでは?と想像させた。
最後の長々とした説明のような独白?はまるで呪文か新興宗教のお題目みたいな
たとえば統一教会の「愛がなんたらどうした」というような感じにみえた。
俗な想像をして作者には悪いが、カルト新興宗教に陥ったり、詐欺でだまされて
いるのを知らない間は、この最後の主人公の独白のように、満ち足りたあやうい
ヒロイックな幸福感で満たされているのかと思った。
413 :
吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 00:24:02
>>410 確かに最近の純文学作家では春樹と並んで読みやすいと思った
415 :
吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 22:09:10 ID:O
虎物語
最近の洋子さんから昔の繊細さが感じられない
映画が公開されたら、江国みたいな存在にされそうでいやだ。
「薬指の標本」「まぶた」「妊娠カレンダー」を読んだ。
春樹の短編からユーモアを取り除いて淡々と冷ややかにしたような印象を受けた。
笑える部分が無いところが私の中ではマイナスだった。
418 :
吾輩は名無しである:2005/09/29(木) 11:35:47
「完璧な病院」が好き
419 :
吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 00:16:46
>>416 江國にはならないでしょ。あまり露出を好まない人みたいだし。ダヴィンチの表紙になったら何か嫌だな。
パン作り以来のテレビ出演を希望してます。
420 :
吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 09:28:30
村上春樹の文体にはすごく影響を受けていると思う。本人も認めてるしね。
でも、十分に咀嚼されてオリジナルな文体を作っていると思うけど。
村上春樹はさらさらとした流れの底に、あたたかさを感じる。
小川洋子の文体は絹物のような硬い流れの底に、冷え冷えとしたものを感じる。
たしかにユーモアはないね。笑わせるのは苦手なんだろうな。
が、そこがいい。
421 :
吾輩は名無しである:2005/10/10(月) 01:10:59
凄く真面目で、才能はあまり無い人という感じがする
悪い意味じゃない
角田も似た感じ
422 :
吾輩は名無しである:2005/10/10(月) 01:30:00
>>420>>421 両方同意。
地道にこつこつと努力を重ねて文体を作ってきた感じがする。
一文字一文字、とても丁寧に紡いでいる、という感じ。
きらめくような才能の持ち主が勢いで書いたような小説も、読むとはっとするけれど、
小川洋子の真面目で地味な作品は、とても好感が持てる。
安心して読めるところが好き。
でもそのきらめくような感じが、紋切型かつ少女趣味で、作品読んでてちょっとこそばゆくなってきますた。
424 :
吾輩は名無しである:2005/10/10(月) 09:43:12
>>423 でもそのきらめくような感じが
きらめくような才能はない、という話をしてるんじゃないの?・
ここ数年ではまった者です。
小川洋子みたいに、ストーリーによりも
文体や比喩の美しさだけで読みこめる人って
最近の作家で他にいますか?
427 :
吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 09:08:16
フランス映画の薬指の標本は日本でも見れるのでしょうか?
博士の宣伝でメディア露出が増えそうだな
初期のころの文体はこれまた初期の金井美恵子にそっくりだと思う。
431 :
吾輩は名無しである:2005/11/26(土) 20:09:39
クウネルに記事が載りました
432 :
吾輩は名無しである:2005/11/26(土) 23:00:46
今日の講演に行った人いる?
433 :
吾輩は名無しである:2005/11/26(土) 23:58:40
博士〜の文庫本発売って12月だよね?
え、文庫になるの?
早くない?
>>434 今日もう文庫が本屋に並んでたよ。
こないだ中古で単行本買ったばっかだったのに(´・ω・`)
なぜか私が単行本を買った途端、文庫が発売される。
436 :
吾輩は名無しである:2005/11/29(火) 21:09:05
>>435 それはさ、文庫化のタイミングが悪いんじゃなくて
君が単行本を買うタイミングが悪いんだよ
437 :
吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 22:03:29
↑
要するに馬鹿なんだなw
>>436-437 まったく。
でも、初版本発売日からぴったり3年後!とか一律で決まってたらいいのに、と思いませんか。
>>438 値段より場所が。
>>439 だったら文庫化情報くらい調べたらいかがかと。
この人、去年うちの大学で非常勤講師やってた。
夏休みの集中講義のテキストが博士だったはず。
受講したかったけど学科違ったのでだめだった。
せめて聴講だけでもしたかった。
好きな作家さんが先生の授業だったら絶対寝ないんだけどな。
気になるう。
443 :
吾輩は名無しである:2005/12/16(金) 21:48:03
深津は小学生の子供がいるように見えないよなあ。
雰囲気からすれば小林聡美あたりでいいような。
>>443 そんな良いとこじゃないwww
地方の五流私立大。
重松清氏との対談イベントもやってたような気がする。
二人の出身地がうちの県だからか?
絲山よ この本を読め」感想文です。
第二位 「センセイの鞄」川上弘美(文春文庫)
端正な文体で、入りやすい。読んでいて裏切られる怖さがない。じっくり味
わうことができる文章。文庫本だから、旅のお伴にも最適。月並みな喩えだ
が、気の利いた飲み屋で、酒の銘柄もいい感じだし、器も趣味がいい、料理
も気配りが効いていて、もったいないけれどぺろりと食べてしまう、そんな
感じ。
しかし。
辛党の私には後味の甘さがどうにも。なんで老人は死ななければならないの
か、なんで最後は自己愛みたいになっちゃうのか、前半は良かったのに後半
はなんか「センセイ」が都合のいい男になってしまった気がする。「博士の愛
した数式」(小川洋子)もすばらしい小説だけれど、結末は一緒だったなあ。
読書感想文を書くと、自分の性格の悪さがもろに出るんだよね。失望した方
、ごめんなさい。
博士の愛した数式
の記憶が80分でメモをとるなんて
クリストファー・ノーランの「メメント」そのままだし
糸井重里・池谷裕二「海馬」でも読んだかな
数式のCMみると障害者の感動物語みたいにされてるのが気になる。
小川作品を知らない人たちは誤解してそうだ。
ここにはあまり映画の感想とかないんだね。
本人出演してる?>小川洋子さん
何か薪能のシーンで寺尾&浅丘の斜め前くらいに
そっくりな人が座ってたんだけど。
451 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 10:35:40
>>448 それやたらと指摘されるけど、
現実の記憶障害者がそういう行動とるんだから、
「現実のまねをするな!」と批判しているに等しいぞ。
452 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/01(水) 00:25:30
453 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 02:39:56
ミーナの行進ってあまり面白くないよね
>>450 映画、みる気がしない
同種の『ビューティフル・マインド』は巧いつくりだったが。
455 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 17:01:37
456 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/06(月) 18:06:10
久々の快挙というべきですね
457 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/07(火) 00:46:31
どうせ小川洋子を叩いてる奴らは博士しか読んだことないんだろ
458 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/08(水) 16:34:11
この人のにこやかな近影写真がどれも邪悪に見えてしかたがない。
459 :
吾輩は名無しである:2006/02/21(火) 20:32:50
結局、博士と未亡人はどういう関係だったの?
もともとは博士と未亡人が恋仲→博士の兄貴と未亡人が結婚
ってこと?
461 :
吾輩は名無しである:2006/02/26(日) 01:51:18
462 :
吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 12:13:02
原作が好きなので映画を見るのが怖くて見なかったのですが、
昨日、チケットをもらったので見てきました。
博士と義姉の関係が強調されすぎていたのが、不愉快でした。
でも、作品自体はよかったと思います。
博士がルートを可愛がるシーンは、映像で見れてよかった気がします。
原作と違う、原作の雰囲気を壊してる、などいろいろ批判はあるかと思いますが、
映画と小説ではそもそも表現方法が違うので、何とも言いようがありません。
ただ、この小説のヒットによって、昔の作品がどんどん本屋に並んでいるのが、
なんか悔しいような、嬉しいような感じです。
彼女の作品はあまり売ってなくて、ほとんど古本屋で探して購入したので。
それより、
>>427 >>428『薬指の標本』がフランスで映画になってるんですか?
463 :
吾輩は名無しである:2006/03/01(水) 19:31:45
>>462 「薬指の標本」はフランス映画になっている様ですよ。私もそういう噂を聞いて
文庫本を買うと、帯にフランスで映画化という風なことが書いてあって、映画の
一シーンの映像が印刷されていました。題は「RING FINGER」だった
ような・・英語ですね(?)
ただ作品を読んだ後思うと、薬指よりもリングフィンガーという名前のほうが
内容にあっていて、はっきりと意味がわかりやすいと思いました。
フランス人偉い!(でも映画は見てないので内容はわかりませんが。)
フランス人はカルトに対して非常に鋭い感覚を持っていて、日本の政権政党の
宗教もカルト指定していると聞きます。私が「薬指」を読んでまず感じたのが
カルトに陥る人間そっくりではないだろうかということです。カルトには
なぜか愛とか結婚とかが密接に関わってきます。愛とか幸福に対するあこがれる
強い気持ちが赤子の腕をひねるように、カルトによって簡単に取りこまれる、
そのときに被害者が感じる「絶対的な幸福と達成感」をうまく描いたか偶然に
描いたかは知らないが、そこにうまくフランス人の嗅覚が引き寄せられたの
では?とたった文庫本の帯を見ただけで想像しています。
「薬指の標本」の映画を見てみたいなと思っています。なぜなら監督がどういう
風にその作品を解釈したのかわかるからです。映画によってその監督の力量も
わかるというか・・映画には「なるほどそうだったのか」と感心させられるような
ものが多いので期待してしまいますw
ブラフマン読んだけど、どうにも娘が気にくわない
なんだろ・・・全体的に和やかな雰囲気ではあるんだけど読後感が悪かった
私もブラフマンは娘が嫌いだった。
ブラフマン殺しといて、なにあの態度!!
人間としておかしいだろっ!
動物や子どもが出てくる物語は、ダメなんです…。
動物が酷い目に合っているという時点で、冷静さを失ってしまう。
博士・・・はウケ狙いで嫌い。
博士の愛した数式
の記憶が80分でメモをとるなんて
クリストファー・ノーランの「メメント」そのままだし
糸井重里・池谷裕二「海馬」でも読んだかな
そこらの科学入門書読んだ形跡があるよね
4/05 小川洋子「犬のしっぽを撫でながら」集英社
4/25 小川洋子「ミーナの行進」中央公論新社
税込価格:1,680円 ISBN:4120037215
美しくてか弱くて、本を愛するミーナ。あなたとの思い出は、損なわれることがない。芦屋の屋敷で育まれた、2人の少女と家族の物語。
小川洋子といえばクリストファー・ノーランの映画「メメント」を盗ん
だぱくり作家として知られている
池谷裕二・糸井重里「海馬」のなかで
海馬を切り取られた主人公が長期記憶を失ったため 短期記憶しか使えず
メモをとりながら犯人を追う物語と紹介されてるのを読んですぐさま
ぱくった人間である
471 :
吾輩は名無しである:2006/03/29(水) 16:26:54
>>469 その理屈で行くとメメントは、
1993年のNHKドキュメンタリー「脳と心」をぱくったって事になるなw
ならないな
473 :
吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 01:18:58
記憶喪失ストーリーはみんなメメントが元ネタだってのか?このアホ
爆笑問題のちっちゃいほうに顔似てない?
475 :
吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 15:52:56
博士の愛した数式バカ売れしたけどテレビ出ないね
トップランナーとか依頼してそうだが
476 :
吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 21:08:17
本日は小川洋子の誕生日アゲ。
477 :
吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 21:27:27
おめでとうあげ
478 :
吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 22:18:23
NHKのラジオに出たことあるね。どういう風に小説を書くかを話してた。
ちょっと声が鼻にかかってるんだけどしっかりと発音し、理路整然と話して、
とても魅力的な話し方でした。
声には惚れた。
479 :
吾輩は名無しである:2006/03/30(木) 23:22:03
鼻にかかるような高過ぎないゆったりした話し方って魅力的ですね〜 爆笑問題とかいうひとはおばかだよ
480 :
吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 02:44:39
ミーナの行進は買わないな 連載は面白くなかった
481 :
吾輩は名無しである:2006/03/31(金) 07:42:02
彼女、数学は大の苦手だったそうですね。
数学者との会話を通じて、数式の美を理解するようになったとか、なんとか。
彼女の論理的で内面の強さを感じる話し方からすると
数学にも強そうに思えてしまう。
482 :
吾輩は名無しである:2006/03/32(土) 10:30:18
この人の「余白の愛」はいいですね。
といっても読んだことはないんです。
以前深夜のjwaveで朗読の番組があって、そこで取り上げられていました。
元宝塚の女優さんが朗読していたのですが、とても良かった。
483 :
吾輩は名無しである:2006/04/02(日) 02:05:31
余白の愛いいよー。
恩田陸との対談読むとこの人はこれから物語作家にシフトするのだろうか
484 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 12:08:37
今ブラフマン読み終わったんだけど、何の動物かわからなかった…
茶色くて尻尾がすごく長くてひまわりの種が好きで水かきと肉球と牙がある動物って何!?
猿は肉球ないし…熊は尻尾長くないし…
「森の動物は飼っちゃいけない」って娘が言ってるから犬でもないよなー
それにしてもブラフマン轢き殺しといて、男と逢うから埋葬来ないって…
娘の神経が信じられん!!!!
485 :
吾輩は名無しである:2006/04/06(木) 12:47:31
ブラフマン、「おそらくカワウソかなにかだろう」って書いてあるサイトがあったから
カワウソをイメージ検索してみたんだけど、条件に合う!
ブラフマンはカワウソだったのかぁ
486 :
吾輩は名無しである:2006/04/08(土) 23:37:07
アンジェリーナが一番スキ〜。
ブラフマン、半分架空の動物なんじゃないのかな?
488 :
吾輩は名無しである :2006/05/06(土) 16:10:27
今日、ブランチに出ていたみたいだが。
489 :
吾輩は名無しである:2006/05/06(土) 18:20:26
まぁ、天才の部類。村上春樹の次にノーベル賞候補になる日本人がいるとしたら
この作家?(かなり苦しいけど・・)
というか村上春樹スレ見ているんだけど過負荷賞取ったからノーヘル賞間近って本当なのかな?とか思うが
491 :
吾輩は名無しである:2006/05/07(日) 15:14:22
>>488 芦屋にまで取材に行った白石というレポーターが、すごくいい人だといって感動して涙流してた。
492 :
吾輩は名無しである:2006/05/07(日) 15:16:33
なんで出てたの?ミーナの宣伝?
493 :
吾輩は名無しである:2006/05/07(日) 15:23:29
>>492 それです。
要約すると、
芦屋の市政だよりに、昔の動物園みたいなお屋敷の子がロバに乗って学校に通ってたというエピソードが載ってて、執筆動機になった。
小説にイニシャルで出てくる洋菓子やのお菓子を、想像で描いて、書き終えてから実際に食べた。
などでした。
薬指読んだけど、言葉にできないなにかがポワーンと頭の中に浮かんでる。
やけどの少女や主人公はそのあとどうなってしまったんだろう。
それとも、そこんとこは詳しく考えるべきではないのかしら。
今日、神戸のサイン会に行ってきました。
圧倒的に女性が多かったですね。
496 :
吾輩は名無しである:2006/05/28(日) 19:02:01
薬指の弟子丸氏って、蜘蛛みたいだと思った。
広い浴室のタイルに蝶の模様があちこちにあるというのも象徴的
弟子丸って十進法もデシマルですよね。標本にラベルをつけたり
なんとなく図書館みたいだなと思った。
ドビッシーの月光みたいな音楽が流れているような錯覚もあった。
「図鑑」で、ムササビを支配した寄生虫は、何だろう。最後に目玉や器官を捨てる虫って、本当にいるのか?
見当つく人いませんか。
498 :
吾輩は名無しである:2006/06/12(月) 09:22:46
随分前だけどNHKの「食彩浪漫」でビゴさんにパン作りを習ってた、
はじめて動く小川さんを見たのが印象的だった。
499 :
吾輩は名無しである:2006/06/13(火) 01:26:28
小川洋子? パクリ作家だし、お相手があの藤原正彦だろ?(爆笑)
お里が知れるよ。ゴミ。
500 :
吾輩は名無しである:2006/06/13(火) 02:49:22
小川さんが博士のモデルが極右人間だと知ってたのだろうか?
501 :
吾輩は名無しである:2006/06/13(火) 15:15:34
>>497 ムササビではないが、鯉につくフタゴムシってのがいるよ。
寄生した途端、目玉をころりと捨ててしまう。
そんで、全身ペニスと全身バギナになってしまうという不気味な奴ら。
そんな姿になったら自分を見るのも嫌になるんだろうな
503 :
吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 01:32:24
ミーナの行進、読み終えました。
最後の手紙はまるで宮本輝の「錦繍」かと思った。
504 :
吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 01:39:06
>最後の手紙はまるで宮本輝の「錦繍」かと思った。
右翼の次は創価学会かよw
505 :
吾輩は名無しである:2006/06/17(土) 12:32:07
506 :
吾輩は名無しである:2006/06/17(土) 12:33:39
いちいちいちいち創価だとか煩いなあ
ふんとだなぁ
誰もいないのー?
「おとぎ話の忘れ物」読んだ。
いい意味で、博士〜以前の雰囲気が色濃くて良かった。
509 :
吾輩は名無しである:2006/06/29(木) 19:22:42
小川さんは人がよすぎる
510 :
吾輩は名無しである:2006/06/29(木) 20:40:10
小川さんは顔でかいだろ
小川さんは阪神ファン
512 :
吾輩は名無しである:2006/07/07(金) 14:13:28
最も小川さんらしさが出ている作品はどれだと思いますか?
513 :
吾輩は名無しである:2006/07/07(金) 19:16:08
865 名前:吾輩は名無しである :2006/07/07(金) 19:11:19
小川洋子
--------------------------------------------------------------------------------
目新しいものを書こう、などと思う必要はないかもしれない。人間は長い年月、同じことを繰り返し書いてきた。自分もその繰り返しの波に飛び込んでゆこう、という覚悟の方が、ずっと難しく意義深いのだと思う。
514 :
吾輩は名無しである:2006/07/08(土) 18:28:40
小川洋子に読んでもらえるなら新潮に投稿しようかな
でも福田に落とされそうw
515 :
吾輩は名無しである:2006/07/08(土) 20:33:08
そこまでいかない
一次落ち
516 :
吾輩は名無しである:2006/07/08(土) 20:41:05
前もって言うべきことはない浅田彰に読んでもらいたい
っていうか国家の品格?????
ゴミ。
518 :
吾輩は名無しである:2006/07/14(金) 16:42:31
小川洋子の最高傑作は何でしょう?
まさか博士じゃないよね
>>510 でかくない。皮膚が白くてテカテカ光ってるからTVだとでかく見えるだけと思われ。
>>518 博士は異色作だと思う
一般受けを狙ったのかな
今日の日経新聞に御出座し
○枠からはみ出すような顔写真に、ついw
522 :
吾輩は名無しである:2006/07/18(火) 13:54:29
「凍りついた香り」を読むと口から心臓出そうなくらい切なくなる。
新潮社のサイトで声が聴けるって知ってた?
524 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 19:05:59
余白の愛好きだなあ
映像も見れるけど?
小川洋子の最高傑作は博士
527 :
↑:2006/07/23(日) 21:47:20
んなわけない
528 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 23:51:31
存在自体が最高傑作
529 :
吾輩は名無しである:2006/07/23(日) 23:53:08
んなわけない
530 :
吾輩は名無しである:2006/07/24(月) 18:48:32
でも顔は最高傑作
531 :
吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 15:13:13
薬指の標本がよかった
532 :
吾輩は名無しである:2006/07/26(水) 20:31:23
ホルホル
533 :
吾輩は名無しである:2006/08/06(日) 00:54:38
救済
534 :
吾輩は名無しである:2006/08/24(木) 19:58:45
535 :
吾輩は名無しである:2006/08/24(木) 20:26:34
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060824i513.htm 谷崎潤一郎賞に小川洋子さん「ミーナの行進」
第42回谷崎潤一郎賞(中央公論新社主催)は24日、
小川洋子さん(44)の「ミーナの行進」(中央公論新社)に決まった。副賞100万円。
受賞作は1972年の芦屋の豪邸が舞台。いとこ同士の少女2人が、病気や家族、時代が及ぼす不安に負けず、
想像力を働かせて明るく成長していく様子を生き生きと描いた。
本紙土曜朝刊に昨年2〜12月連載。選考会では「独特の世界が構築された、すばらしいファンタジー」(筒井康隆氏)と絶賛された。
小川さんは「初の新聞連載で、初めて特定の年代に取り組んだ。冒険した作品が認められ、うれしい」と語った。
贈呈式は10月19日午後6時から、東京・丸の内のパレスホテルで開かれる。
(2006年8月24日20時14分 読売新聞)
これはまあ博士のお釣りみたいなもんなのかな
また自社本への授賞ですか
・・・・などと意地悪なことは思っても書きません。
小川さんおめ!
538 :
吾輩は名無しである:2006/08/25(金) 11:15:38
新聞連載読んでたけどつまんなかったぞ ミーナ
博士の人気に便乗する気か?
539 :
吾輩は名無しである:2006/08/25(金) 11:26:08
なんかここのところ
ポンポンと重い賞もらって文壇内を出世してるな
540 :
吾輩は名無しである:2006/08/25(金) 12:53:25
谷崎賞はいまや殆ど価値を失ってるわけで
切羽詰った中公新社が迷走してるだけだ。
541 :
吾輩は名無しである:2006/08/25(金) 18:48:08
前回の谷崎賞誰だっけ?
ということは『ミーナの行進』も映画化ってことか
544 :
吾輩は名無しである:2006/08/27(日) 02:52:23
泉鏡花賞も取ったしのりにのってるなあ
昔のほうが面白い気もするけど
545 :
吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 02:53:21
今度児玉さんと出るよ
>>544 ハゲド。
色々とチャレンジしてるのは分かるけど、昔の方が面白かった。
最近ではブラフマンがまだ良かったかな。
>>545 kwsk
でも、こんだけ賞づいてるし一般に認知もされたのに
フランスで映画化された『薬指の標本』は
上映館も少なくて寂しい。
見に行きたいけどちょっと遠い(ノД`)゚・:。゚。
547 :
吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 06:59:46
小川洋子の小説なんて、つまんない。
548 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 01:28:27
好きな作品
冷めない紅茶
ドミトリー
妊娠カレンダー
しょうがないじゃん。まわりが沈没してるのだから。
自然とあがってくるでしょ。クソ小説しか書かないけどゐ。
550 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 21:16:21
この人は才能あると思ってたよ。
551 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/15(金) 21:20:27
生涯臭い文章しか書けない人だろう。
552 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 23:17:33
それが良い。
あれは男には書けない。
553 :
吾輩は名無しである:2006/09/15(金) 23:18:44
欲に対する姿勢が山田詠美とは逆にあるのかも
554 :
ペンギン ◆od0qY8Ss/. :2006/09/16(土) 08:42:27
『博士』と『海の仙人』しか読んでないけど、一見して糸山のほうが知的だなと思う。
前者はいかにも女の小説だなと思うけど、後者は脱臭している。俺が好感もてる姿勢は後者。
江国の文章も読んでてたまらんものがあるけど、『神様のボート』は展開の面白さに普遍性を感じて
そこが評価できる。
知性の欠片もないお前がいうな
「脱臭」とかくだらん言葉使うな。意味不明。
>展開の面白さに普遍性を感じて
これも意味不明。
557 :
吾輩は名無しである:2006/09/16(土) 11:42:01
女性作家の小説は感性で読むべきだ
558 :
吾輩は名無しである:2006/09/17(日) 16:02:30
博士は読んでないがこの人の小説は半透明のゼラチン液で満たされてるような感じがする。
559 :
吾輩は名無しである :2006/09/18(月) 01:50:40
「寡黙な死骸 みだらな弔い」の短編から入ったが
迷宮に迷い込んだような妙な気分だ
560 :
吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 02:02:32
博物館がどーしたこーした、ひどかったな。
おまけにアホウヨクのジジイとコラボ=博士
なんつう女だ
博士の愛した数式
の記憶が80分でメモをとるなんて
クリストファー・ノーランの「メメント」そのままだし
糸井重里・池谷裕二「海馬」でも読んだかな
そこらの科学入門書読んだ形跡があるよね
盗作とは言いたくないが
563 :
吾輩は名無しである:2006/09/18(月) 19:06:57
薬指の標本,明日公開ですね。
DVDになったら買いたい。
田舎住みだから見に行くのは面倒
566 :
吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 22:17:49
567 :
吾輩は名無しである:2006/09/22(金) 22:43:05
この人の作品の中では、博士は少し毛色が違うと聞いたのですが、本来はどういった作風なのでしょうか?
随分以前に博士を読了したのですが、正直つまらなかったので…
よろしければ、何かお勧めを教えて下さい。
毒があって、切なくて、あまり軽くなくて、でも読みやすい、そんな作品が好きです。
こうやって文学はどんどん無害化されさていくのであった…。
569 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 00:13:49
しょうがない。小説を読むのは女ばかり。
>>567 密やかな結晶は良かった
正直博士とそれしか読んでないけどw
571 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 02:47:15
超右翼(国家の品格)のじいさんと関係している時点でダメ作家。
>>570 同意。加えて、つるんとした額がよろしゅおます。
573 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 08:22:35
574 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 17:17:15
>>567 > 毒があって、切なくて、あまり軽くなくて、でも読みやすい、そんな作品が好きです。
『完璧な病室』(中公文庫)収録の「ダイヴィング・プール」を。
クリトリスの標本
だったっけ?
あれがいいよ。
映画化もされたしね。
576 :
吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 22:45:56
『寡黙な死骸 みだらな弔い』
をケーキ食べながら、どうぞ。
577 :
ねこ:2006/09/24(日) 18:27:31
「薬指の標本」の映画をみてきました。
なんだか、標本技師がやらしいおじさんにみえてしまって、残念・・。
全体的には小説の世界の雰囲気そのままですが、
浴室でのシーンが、具体的すぎたように思います。
原作もそうだったかな?
みなさんどう思いますか?
578 :
吾輩は名無しである:2006/09/24(日) 20:01:20
>浴室でのシーンが、具体的すぎたように思います。
フェラチオの場面が凄かったですね。
小川洋子ファンの女性のオ×コには割れ目がなく「つるん」としています。
もちろん陰毛などははえていません。つるんとして、光っているのです。おしっこ
もしません。汗をかくように、たえずじんわりと毛穴から排出しているので、
あえておしっこをする必要がないのです。ですから、穴は必要ないのです。
生まれたときはもちろんありました。でも、母親が「この子はわたしみたいな
淫らな女にはしたくない。毒もなく、さらりとした人生をおくってほしい」と
願って、お七夜の日にわれめを縫い閉じてしまったのです。クリトリスは剃刀で
とりのぞきます。そして、小川洋子の本を読ませるのです。けっして村上龍や
牧野僚なんかの本を読ませません。それが彼女たちのつるんとした人生なのです。
そしてつるんとした股間と、つるんとした心の奥には、人には決していえない
地獄が広がっているのです。縫い閉じられたオ×コに、復讐されているのです。
それは一生続きます。糸をぬきとって、ふたたびわれめのなかみを世間に
さらすまでは。合掌。
580 :
吾輩は名無しである :2006/09/25(月) 00:23:33
死体、殺人、拷問、標本(((((゚Д゚)))))ガクガクブルブル
ひじょーにサイコな世界ですな
581 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 00:44:25
『アンネの日記』がどうのこうの言ってたな。
>>577 ねこ
弟子丸役が、ただのエロじじいに見えてしまったの、同意です。
あれじゃあ、節操なく少女に手を出すじじいのよう・・・
なんだか全体的にイリス役のモデルちゃんのプロモーションビデオのようだった。
それだけヒロインが魅力的に描かれてはいたのだけれど、
弟子丸との関係性の描写は雑すぎる印象だったなあ
かえって原作には無かった、宿をシェアしていた青年との関係の方が
弟子丸との空気に近かったような。
583 :
吾輩は名無しである:2006/09/25(月) 20:29:23
少女、いいよね。あの針の先でつついたら、「パチン!」って破裂しちゃいそうな
肌の張りぐあい!
584 :
吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 05:22:28
最近になって博士を読んだ。驚かされた
よんでもよんでもイカれたババァが登場しない
電車でこの人の小説を読んでると、不思議と他人を観察するように見て
しまう
586 :
吾輩は名無しである:2006/09/30(土) 18:59:26
へえ・・・
587 :
無名草子さん:2006/10/01(日) 18:25:57
小川さんの「ホテルアイリス」を読んだが良くここまで書けた
なという感想を持ちました。こういうのを書く心境というのを
知りたいなーと思った。しかし、記憶に残っていると言うこと
はそれなりに何か訴えるものが有ったんだろうなーと感じた。
588 :
吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 07:15:01
いいたいこといってりね
589 :
吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 07:19:14
この人には少女のままでいてほしかった(T_T)
590 :
吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 09:11:14
ひそかにノーベルをねらってる洋子です。
新作が出るみたいだけど、どういう話なんだろ。
タイトル「海」。
592 :
吾輩は名無しである:2006/10/09(月) 01:45:50
女の子は、いまいち雰囲気にあわなかったな きれいだったけど
>>590 あくまで“ひっそりと”ね。
島田さんみたいに“そわそわ”してない。
ユリイカに載ってる子供のころの写真すごく可愛いね
595 :
吾輩は名無しである:2006/10/27(金) 03:52:18
デビュー当時も綺麗だと思ったよ
時代を感じさせる洋装ではあるがね
596 :
吾輩は名無しである:2006/10/27(金) 06:35:54
洋子、最近太ったか?
博士の愛した数式
の記憶が80分でメモをとるなんて
クリストファー・ノーランの「メメント」そのままだし
糸井重里・池谷裕二「海馬」でも読んだかな
そこらの科学入門書読んだ形跡があるよね
盗作とは言いたくないが
盗作作家として有名です
598 :
吾輩は名無しである:2006/10/27(金) 19:44:12
>>597 博士の愛した数式はなかったことにしておいてください YOKO☆
うほほお
600
601 :
吾輩は名無しである :2006/11/20(月) 00:30:23
女カフカ?
女安部公房?
簡単な文体でヘビーな異次元空間を表現する。
602 :
吾輩は名無しである:2006/11/20(月) 04:10:11
『寡黙な死骸 みだらな弔い』みたいなのを延々と書き続けて欲しかった。
603 :
吾輩は名無しである:2006/11/20(月) 04:29:40
作家ってのは連綿と続くぱくりの流れを構築していく文人のことを言います
平野みたいにあからさまだと叩かれます
604 :
吾輩は名無しである:2006/11/20(月) 04:34:52
この人あんま賢くないね。
この人の単行本の解説を読んだことがあるけど、
ほとんど感想文になっていて、なんだコイツは、と思った。
605 :
吾輩は名無しである:2006/11/20(月) 04:37:05
賢くないのが芸術家。
606 :
吾輩は名無しである:2006/11/20(月) 04:39:16
賢くないから共感を受ける。
607 :
吾輩は名無しである:2006/12/16(土) 05:03:58
最近ハマってこの人の本いろいろ読んでる。
密やかな結晶が一番好きだな。
映画「薬指の標本」観てきた。
【ネタバレ】
すごく良かったけど、
和文タイプの活字盤が麻雀で代用されてたのがどうしても許せなかった・・・
609 :
吾輩は名無しである:2006/12/17(日) 23:08:07
>>608 それは、・・・ハゲ同、激ワラ。コーヒー噴きました。(映画見てないので)
和文タイプの活字盤を麻雀で代用だなんて、フランス人もやってくれるな。
ほんとうに、むちゃくちゃ許せない感覚ですよね。
和文タイプの活字が床一杯にちらばって、それを一つ一つひらい、細かい
活字盤の網目のなかにピンセットで一つ一つもどしていくという途方もない、
気の遠くなるような作業を、遊戯性さえあるドンジャラを並べ替える作業に
変えるなんて、興ざめだな。牌がでてきた瞬間で、自分的にはもう麻牌放浪記に
なってしまう。あの牌はどうなったんだ?と最後までひっかかってしまいそう。
そうなんですよ。
フランス語タイプの文字数ではあの途方のなさは出せなかったのでしょうが、
何も麻雀でなくても…と。
それなら日本人が、和文タイプの活字盤の保存を頼みに来た、
って設定でよかったような…それも変か。
せめて中国人は登場させないで欲しかった。
映像と音楽も良かったから、ただそこだけが気になって
「この靴をはいたまま、標本室で、彼に封じ込められていたいんです。」
って台詞が出てこないのにはビックリした。
一番好きな台詞だったのに…
ブラフマン読んだ
思いっきりブルー…orz
ブラフマン映画化希望。
薬指の標本のDVD、3月下旬発売みたいだね
615 :
吾輩は名無しである:2006/12/28(木) 12:53:56
密やかな結晶を映画化してほしい
頑張ればできそう
ん?沈黙博物館の
シロイワバイソンって実在してるの?
618 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2007/01/10(水) 16:23:04
博士の愛した数式
何故、野球の話があれほどまでも登場するのかがいまだに分からない。
619 :
中川泰秀 ◆tyvkWCNtzY :2007/01/10(水) 16:30:34
>>1>>618
大学時代の指導教授がチカラを持っていたので、
賞を総なめにできたのでしょうね。
620 :
吾輩は名無しである:2007/01/10(水) 17:39:25
金光
薬指の標本のDVDに
小川洋子さんインタビューも収録されるみたい。
買おうかな
622 :
吾輩は名無しである:2007/01/19(金) 16:15:02
623 :
吾輩はつまらん:2007/01/20(土) 00:23:27
>>618 >>622 彼女は超阪神ファンさ 江夏豊の背番号からあの小説を思いついたと
彼女の講演会で聞いたぜ
対話集が出たんだね。
なんか他にも色々出てるな・・・
「広告」って雑誌にインタヴュー載ってるよ。
3月に公開される「パフューム」ってフランス映画、
小川さんの小説の世界観に近い気がする
主人公の男が鋭い嗅覚をもった調香師なんだけど
ブラフマンって今年あたり文庫化するかなー
>>626 自分もそう思った
物語の役割読みやした
それ発売されたばっかりのやつ?
ブラフマン〜、
ハーラン・エリスンの「少年と犬」
の最後にちょっとだけ似てると思った。
631 :
吾輩は名無しである:2007/02/18(日) 18:00:16
『妊娠カレンダー』はいい小説だが、反社会的でもある。どのように反社会的かといえば、遠藤周作の『真昼の悪魔』の主人公のように反社会的であるといえる。面白くはあるが。
読んでみます
633 :
吾輩は名無しである:2007/02/18(日) 19:57:57
文春文庫で出ています。
反社会的というより反本質主義的だと思う
635 :
吾輩は名無しである:2007/02/19(月) 23:31:40
ううむ
言い得て妙。
どこらへんが反本質主義的と思ったかというと
「母性」という概念を突き崩しているところ。
え、ほめて言ってたの?
え、むかしは「反本質主義」がけなし言葉だったの?w
「パフューム」って「香水」って本を映画化したのかな
>>641 そう。
パトリック・ジュースキント「香水―ある人殺しの物語」
「まぶた」を読んだが、頭が悪い俺にはイマイチ、オチがわからん。
どうして、Nはメ欄になってしまったんだ?
ホテル・アイリスを読んでみるといいかも
>>643 /:::::::::::::::::::::::\
/::::::/ \::\
|::::::/ ノ \ \::|
|::::| ・ ・ |::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::| )●( |::|< ものすごい低脳なんですね。とっとと死になさい。
|::::\ 'ー ノ::| \_____
|:::::::\____/::::|
|:::::::::| |:::::::|
/ |::丿\-、 ,-/|:丿..\
お久しぶりです!小川先生…!!
「まぶた」に収録されている作品では、「詩人の卵巣」も難解なお話。
ミーナの行進はNHKの朝ドラにも出来そうだね。
結構色んな本に参加してるよね
おいしい話―料理小説傑作選 (文庫)
ポール・オースターが朗読するナショナル・ストーリー・プロジェクト Vol.2 動物/家族/物 篇 (単行本)
650 :
吾輩は名無しである:2007/03/09(金) 14:35:36
小川という名前の作家に悪いやつはいない
651 :
吾輩は名無しである:2007/03/09(金) 14:39:19
652 :
吾輩は名無しである:2007/03/09(金) 17:26:41
小川国夫という偉大な作家もいることだし
653 :
吾輩は名無しである:2007/03/09(金) 17:59:50
小川勝巳を知らないらしいな
ワロタ。別人ww
656 :
吾輩は名無しである:2007/03/14(水) 08:47:08
/:::::::::::::::::::::::\
/::::::/ \::\
|::::::/ ノ \ \::|
|::::| ・ ・ |::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::| )●( |::|< 金正日マンセー。神は医大なり
|::::\ 'ー ノ::| \_____
|:::::::\____/::::|
|:::::::::| |:::::::|
/ |::丿\-、 ,-/|:丿..\
/:::::::::::::::::::::::\
/::::::/ \::\
|::::::/ ノ \ \::|
|::::| ・ ・ |::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|::::| )●( |::|< わけのわからんこと言うなら、薬指切り落とすでぇ〜
|::::\ 'ー ノ::| \_____
|:::::::\____/::::|
|:::::::::| |:::::::|
/ |::丿\-、 ,-/|:丿..\
ブラフマン文庫化はまだか
待ちきれずに古本で単行本買ってもた
薬指の標本DVD発売〜
661 :
吾輩は名無しである:2007/03/30(金) 21:31:16
次回作はチェス
若島正に取材中
小川先生、むかしイタい手紙だしてごめんなさい。
お返事くれてありがとうございました。
お礼も言わないでごめんなさい。
どんな手紙w
4月13日、ブラフマンの文庫発売らしいです
ブラフマンの文庫
思った以上に薄かった
行間も広い感じがした
小川さんって外国語できるの?
668 :
吾輩は名無しである:2007/04/22(日) 13:38:29
完璧な病室が一番好き。
図書館で2週間に一回本借りるときいつも1冊ずつ
借りてやっと小川さんの本全部読み終わった。
わりと安定して読める作家だったな。
絶望的な気分になりたい時には小川洋子
とゆうわけで今文庫ブラフマン読み終わった
おかげで眠れません
アンジェリーナが売ってない件
672 :
吾輩は名無しである:2007/04/27(金) 15:53:35
>>670 小川洋子って幸福か寂しくなりたい時なのでは
何故に絶望的な気分?
673 :
吾輩は名無しである:2007/04/27(金) 21:36:39
全然話題に上がってないがみんな知らないのか?
小川洋子は、川上弘美と共に芥川賞選考委員になったんだけど・・・。
674 :
吾輩は名無しである:2007/04/27(金) 21:39:45
微妙
676 :
吾輩は名無しである:2007/04/30(月) 07:00:21
川上の『蛇を踏む』読んだ。
正直、卑怯に思える。
蛇が出たり、消えたり、意味のわからん展開の繰り返し氾濫。
こちらが理解できないのではない。
こちらの感受性が乏しいの出もない。
ただ紙面を増やす。文章を羅列させる。
それが彼女の筆致。
そこに何が存在するか?
象形文字だけだ。
映像は再生されまい。
小川『妊娠カレンダー』読んだ。
ハズレではない。
読了後の書籍を積み上げることにもカタルシスを感じる俺には、積み上げた瞬間、損にはならなかった。
他の作も手を出してみたい。
ハチミツ舐めたいな
小説のキャラクターの中で誰が好き?
貴婦人〜のニコ
680 :
吾輩は名無しである:2007/04/30(月) 16:09:11
薬指の標本 の表紙がよかった
681 :
吾輩は名無しである:2007/04/30(月) 16:47:11
年上だよ。
682 :
吾輩は名無しである:2007/04/30(月) 17:15:30
アレじゃ分からん。
684 :
吾輩は名無しである:2007/05/01(火) 14:18:37
博士の愛した数式、放送するみたいだね
686 :
吾輩は名無しである:2007/05/08(火) 08:41:14
去年あたり野性時代で連載してましたけど、まだ連載してますか?
>>686 映画、博士の愛した数式
5月19日 21時00分〜
フジテレビで放送だよ
689 :
吾輩は名無しである:2007/05/11(金) 17:33:59
「偶然の祝福」に収録されている「盗作」ってありますよね
その「盗作」に出てくる「バックストローク」は「まぶた」に収録されている「バックストローク」のことですか?
あと「」これ使いすぎだと思いました
691 :
吾輩は名無しである:2007/05/14(月) 22:53:54
女子走り幅跳びの選手に激似。
692 :
吾輩は名無しである:2007/05/14(月) 23:47:07
初期の脆い自閉的な世界が好きだったな。最近は開けた感じになった。だから本は売れるけど
おれも初期のが好きかも
フランスでは初期の作品のが人気なのね
694 :
吾輩は名無しである:2007/05/25(金) 16:33:07
昨日図書館で『ブラフマンの埋葬』?借りてきたので読みます
695 :
吾輩は名無しである:2007/06/17(日) 13:30:12
昨日のの読売夕刊に小川さん出てる。
結構かわいく写ってる
696 :
吾輩は名無しである:2007/06/25(月) 21:10:10
ホテル・アイリス読み終わったんだけど
小川洋子変態すぎる・・・
ちょっと無理してる感じだったね。
アイリスみたいなのがまた読みたい。短編れ色んなの・・・
始めての文学シリーズから小川洋子さんの本が出たね
小川さんはピンクかw
野性時代の「夜明けから、零れ落ちた人々」はどうなったんですか?
700 :
吾輩は名無しである:2007/07/02(月) 13:44:47
700
春樹ファンらしいが作品にその影響はあまり出てないと感じる。月並みな言い方やけどあの透明感はやっぱり魅力的やし、何よりタイトルの付け方(本人が付けたとしたら)が強烈にうまい
702 :
吾輩は名無しである:2007/07/07(土) 16:19:18
上で菅原洋一に雰囲気が似てるって言われてたけど、
久保田早紀にも似てない?
国籍不明な感じが。
新作まだかな
いっぱい賞の選考委員やってるね。
それよりも新作を早く!
このスレ読み返したらめっちゃ面白かったんだがw
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wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
708 :
吾輩は名無しである:2007/07/19(木) 00:07:13
あさって発売の「博士の本棚」って小説?エッセイ?
あ、ごめん。エッセイですね
ブラフマンって何か美味しそうじゃね?
誰かラジオ聞いてる人いないの?
714 :
吾輩は名無しである:2007/08/14(火) 20:54:31
あげ
715 :
吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 18:51:57
716 :
吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 21:47:32
アンジェリーナの文庫本出たのね!?
ようやく文庫本で出ている本が全て集まった。
717 :
吾輩は名無しである:2007/08/21(火) 17:45:34
718 :
吾輩は名無しである:2007/08/26(日) 10:56:21
2012年のノーベル文学賞の有力候補だという噂は本当なのかな。
昔みたいな路線に戻れば確実に獲れると思うんだけどなぁ・・・
春樹なんかよりよっぽど。
昔のあのひんやりとした文体・話に戻ってほしい…
薬指の標本を借りようとしたら18禁で借りられませんでした。
小説に18禁になるような場面って特にないですよね?
721 :
吾輩は名無しである:2007/08/26(日) 13:28:05
アサッテ一番に推したのこいつって話じゃないか。
もしこれが他の作家だったらメッタ斬りとかに笑われたりしただろうに
中原といっしょで文壇のタブーだな。うらやましいw
薬指の標本が18禁ってどんな池沼図書館だよ。
バッカじゃねーの。
>>716 最近出たアンジェリーナの文庫は新装版だぞ?
小説ににR指定つけてる図書館なんてあるんだ・・・
おれも中学とか高校の内に小川さんの本読んでおきたかったなー
羨ましす
アンジェリーナの文庫の小川さんの写真
新しいの使ってやれよっていう
アンジェリーナ400円ってなんてやさしい価格
>>720は映画のほうを言ってるんじゃないの?小説は読んでいるようだし。
あぁそうかゴメン
あれは18禁かな・・・
アンジェリーナいい感じだね
だれかが君のドア〜は密やかな結晶と設定が似てるね
薬指の標本はR-18だよ。
次はブラフマン映画化で
733 :
720:2007/08/27(月) 14:21:12
明記していなくてすみませんでした。
>>728で合っています。
ブラフマンが映画化すると、小説を読まない人達にさらに
小川洋子=ほのぼのと思われそうな気がする。
あのラストでほのぼのと思うかな
刺繍する少女も新装版でそうだな
ニーナの行進の文庫化はまだかなぁ・・・
急に盛り上がっててびっくりした。
自分も薬指のDVD借りようとしたら18禁で借りられなかったよ・・・
中公文庫の表紙デザインが素敵すぎるからもっと出してほしいわー
若い子多いな
博士の本棚って読んだひといる?
凍りついた香りの単行本の表紙良いよね・・・欲しい
740 :
吾輩は名無しである:2007/08/30(木) 15:42:24
このスレに触発されて「薬指の標本」買ってきました
ん?本のほう?
新刊 「夜明けの縁をさ迷う人々」 発売決定!!!!!!!!!
例のチェス題材のやつかな?
おぉ、やったね!
野性時代で連載してた話だね
面白い?どんな感じの小説?
短編集だよ
小川さんの中では自分はそこまでではないな。
ミーナはやく文庫でないかな
新刊いつでるのかな〜wktk
749 :
吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 09:36:14
あげ
750 :
吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 23:00:18
ラジオまだ1回も聴けてない・・・
751 :
吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 23:58:36
752 :
吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 22:10:45
あげあげ
本出たのね
754 :
吾輩は名無しである:2007/10/16(火) 18:56:56
皆さん、こんにちは。
小川洋子の完全な小説のリストってないですか?
主要な作品って言うんじゃなくて完全なやつです。
処女作から最近のやつまでの。
宜しくお願いします。
>>754 本になってるものだけでよくて「博士の愛した数式」までだったら
「ユリイカ」の小川洋子特集の全著作解題が網羅してた。
ただ本に未収録の短編やエッセイまでだとさすがに知らないな。
wikiもみてみるといい
757 :
754:2007/10/17(水) 08:55:30
>>755さん
>>756さん
アドバイス有り難うございます。
でも、できたらネットで公開しているやつで調べたいのですが。。
wikiも見てみましたけど、どうも主要な作品っぽくて完全じゃないみたいですね。
おれユリイカもってるから
あとでwiki更新しとくかな
759 :
754:2007/10/18(木) 08:26:49
うん
762 :
吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 10:09:39
1919年生まれのドリス・レッシングが今年のノーベル文学賞だったことを考えると、
小川さんにはよほどのことが無い限り当分回ってこないね。
英語圏の女性だけを見ても1931年生まれのアリス・マンロー、1938年生まれの
ジョイス・キャロル・オーツ、1939生まれのマーガレット・アトウッドという
大本命がいるし、可能性がある人だったらその何十倍にもなる。
欧米の知識人には、小川さんの文学は川端康成の亜流のように見えている可能性も
ある。
年の巡りがどうのと言う前に、
フランスでは売れてるらしいね
どの程度売れてるのかは知らんけど
765 :
吾輩は名無しである:2007/11/03(土) 11:14:58
あげるよ
766 :
吾輩は名無しである:2007/11/04(日) 11:00:58
あげ
767 :
吾輩は名無しである:2007/11/04(日) 21:12:45
誰もラジオの感想とかないのね
768 :
吾輩は名無しである:2007/11/04(日) 22:51:17
あ
769 :
吾輩は名無しである:2007/11/06(火) 09:45:11
なんなのそのレス。ふざけてるの
そうだな・・・
773 :
吾輩は名無しである:2007/11/22(木) 09:39:30
小川さんのラジオ番組の詳細を教えてくれませんか?
曜日とかチャンネルとか。お願いします。
ブレイク前まだ本屋に仕切りさえなかった頃卒論で小川洋子を書いた
まさかこんなに一般的な作家になるなんてwww驚いたww
>>774 すごいな。なんでその段階で小川洋子を選んだの?
777 :
吾輩は名無しである:2007/11/25(日) 14:43:41
ご近所に小川洋子さんの家があることを今日初めて知った。
犬の散歩でいつも通るコースにある、ごくごく普通の一戸建て。
あの人にとっては、住む家なんてどうでもいいんでしょうね。
エッセイに時々出てくるラブちゃんが、玄関先で吠えてたわ。
778 :
吾輩は名無しである:2007/11/29(木) 08:37:30
芦屋だよね?
779 :
吾輩は名無しである:2007/12/01(土) 00:55:53
「ホテルアイリス」を読んだけれど、いいじゃん。主人公のマリは母親にがんじがら
めにされてほどんど窒息しかけているんだよ。あっと言いそうになっちゃった。男
と出会って、男に酷い目に会わされても、マリは意外に平気なんだよね。なぜだろうか
それは、彼女の心と身体はすでに、母親に縛り上げられて感覚を失っているからなんだ。
腐った手足に針をつきたてられても何にも感じないのと同じ。
母親は家庭の事情もあり、また娘のためにも良かれと思っていたのかもしれないが、
娘をしばりつけてしまった。そのことでマリの心はすでに感覚を失うところまでいって
いた。ほとんど死んでいたんだ。同時に男も、ロシア語の翻訳家だと名乗っているが
本当のところ正体不明なんだ。妻を殺したのではない、事故だったといっているが
本当のところはだれにもわからない。壊れた男と窒息してしまった美少女の物語。
蒼井ユウ(マリ)、藤竜也(男)夏木マリ(母)ぐらいの配役でどうかな。
母親はブスなんじゃなかったっけ?
私は最後の、マリーの小説は無く、あるのは私の写真だったっ
てところでそれまでは普通に読めていたけど、そこで無理!っ
て感じになったなぁ。予感はしていたけれど。
781 :
sage:2007/12/02(日) 00:05:40
母親ってブスだったの?ちょっと昔のりえママを想像した時もあったんだけど、
強烈な個性だから演じるとしたらアクの強い演技の出来る人かな・・って思った。
私も最後の、マリーの小説はなかったという箇所でぞっとしたよ。
「やっぱり・・」って感じで。すっごい虚無感?
でもマリはどうしてその男に魅力を感じたんだろうか?年寄りで狡猾な男に。
マリが住んでいる海辺の町にはない雰囲気の男だったからだろうか?それもある
だろうが、マリは男の声にひかれたんだよね。いつもは丁寧で礼儀正しい男が
時に発する威嚇するような強い命令的な口調に。
ホテルアイリスを読んで私が感じたのは、マリという少女は傷ついているということ。
それも瀕死の重症。外側からはちっともわからないのに、内側から腐っている。回り
が彼女を傷つけたのにみんなちっとも気づいていない。人間というのは時に非常に
傷つきやすいんだな。って「人間の尊厳」っていう難しい言葉まで浮かんできた。
マリはかわいくてまるでお人形さんのようだ。でもマリは人間でお人形とはちがう。
それなのに人形のように扱われて最後はほんとうに人形のようになってしまった。
壊れた人形を母親はフロントから片付けて、2度と客の前に飾ることはしない。
いま初めてラジオ聴いてる。
声がイメージとぴったりだ
783 :
吾輩は名無しである:2007/12/17(月) 04:55:30
小川洋子って新興宗教に入ってるんだよね。何教だっけ?
金光教だけど、新興宗教ではないから。
つうかこれくらい自分で調べられないの?
ドミトリイ、すごく好きなんだけどどういうことなのかわからん
誰か解説お願いします
786 :
吾輩は名無しである:2007/12/17(月) 22:08:50
787 :
吾輩は名無しである:2007/12/27(木) 19:15:44
>>784 >金光教だけど、新興宗教ではないから。
金光教はれっきとした新興宗教だよ。なにいってんの?
788 :
吾輩は名無しである:2007/12/28(金) 12:37:16
解説は出来ないけど、ドミトリイは私も好き。
展開の滑らかなスピード感がたまんねぇす
あと、グレープフルーツのジャムを姉に作ってあげる話。
でも実績を考えると、春樹より先にノーベル賞はないかな。
789 :
吾輩は名無しである:2007/12/28(金) 21:45:12
きんちら gyaoで「薬指の標本」やってるね。
マジ!?
791 :
吾輩は名無しである:2008/01/23(水) 03:50:12
ブラフマンかわいいよブラフマン
792 :
吾輩は名無しである:2008/01/30(水) 23:08:30
新作出てた
ブラフマン、どこがいいんだ? なぜあれが?
794 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 18:21:12
新作、絵がステキ。
795 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 11:40:13
芥川賞の選考委員でもあるし、そろそろ真面目に語ってみようか。
で、ご主人の職業はなんなんだ?
796 :
吾輩は名無しである:2008/02/10(日) 19:16:46
ああ今日もラジオ聞き逃した。聞く気ないんじゃないの俺・・・
それにしても「ダイヴィング・プール」は良い。
>>795 普通の会社員じゃないの?
798 :
吾輩は名無しである:2008/02/11(月) 23:45:07
女村上春樹みたいな感じがするめ。
倒れる直前の河合隼雄と対談してた。
800 :
吾輩は名無しである:2008/02/12(火) 00:41:42
でも「博士」ってあれだよね、昔から使ってるモチーフ、テーマを、
使い回して盛り込んでるわけだよね。
801 :
吾輩は名無しである:2008/02/12(火) 01:20:25
「博士」はまだ読んでない。記憶が保持できない? えーっと、
それって「メメント」のパクリのような気がしてさ。
しかしまあ¥あって読み始めた。
絶え間なく村上春樹臭が漂っているが、それを差し引いても、
面白いな。いまは「めまい」の単行本を読んでるのだが、
表題作も、「バックストローク」も面白い。
面白いってなんだろうな。あらためて考えさせられるよ。
しかし、「バックストローク」の、「もう少しで届きそうなのに、
どんなに身体をのばしても、左腕は指先のほんのわずか向こうにあった」
なんつうのはオマージュなの?(w
>>800 >昔から使ってるモチーフ、テーマを
そのあたり、例示きぼうぬ。
802 :
吾輩は名無しである:2008/02/13(水) 03:48:38
小川洋子大好きなんだけれど、
もう読む前からオチがわかってしまう。
大切なものや人が壊れたり、いなくなる感じ。
好きだからそれでも読んじゃうし、買い続けるんだけど
読めば読むほど(回数ではなく冊数)オチがわかって
つまらなく感じてしまうのはファンとしては複雑。
803 :
吾輩は名無しである:2008/02/14(木) 00:44:01
そもそも村上春樹大好きっこだったんですね。
804 :
吾輩は名無しである:2008/02/14(木) 01:39:33
壊れる、傷つく、死ぬ、失う…。
村上春樹にはその先が暗示されているが、小川洋子にはそこでとどまり
続けている。むしろ血の味を、たんねんに味わっている気配がある。
おとなしそうな顔して、実は残酷。
そこが決定的な両者の違い。
805 :
吾輩は名無しである:2008/02/17(日) 01:11:22
ここ数日、図書館から借りまくって読んでいるが。
どの話も救いがないな…。ものすごく、冷たい世界だ。
「博士」は未読。さてさて。
806 :
吾輩は名無しである:2008/02/17(日) 01:19:15
女は残酷だ。
小川洋子の小説を読めばよくわかる。
807 :
吾輩は名無しである:2008/02/17(日) 01:22:21
最後のまともな芥川賞作家。
思ったより多作なんで驚いた。
809 :
吾輩は名無しである:2008/02/17(日) 01:58:58
「凍りついた香り」読了。つまんね。
村上春樹をあからさまに絶賛しておいて、どうしてこんなつまらない
作品を発表できたのか?
この人は短編(読みもの)向き作家だなあ。
小川洋子好きな方他にどんな作家の本読みますか?
あんなふうに不気味な感じでおすすめとかあったら教えてください
>>811 蜂飼耳の新作を読んではいかが?
この人、数年以内に必ず芥川賞とか、大きな賞をとるよ。これ、予言。
ここしばらくまとめて小川洋子の本を読みました。えーっと、10冊くらい?
あれだね、この人は美しく、繊細なものを用意して、それをていねいに
ていねいに切り刻むのが好きな人なんですね。
>>811 日野日出志なんかおすすめです。
漫画ですが。
814 :
吾輩は名無しである:2008/02/18(月) 20:30:55
ああ、日野の世界は小川さんをもっと洗練させたタッチだね
前知識無しに読むのを私も勧めます
815 :
吾輩は名無しである:2008/02/19(火) 01:31:10
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
817 :
吾輩は名無しである:2008/02/20(水) 18:40:06
違和感ないけど
818 :
吾輩は名無しである:2008/02/20(水) 21:23:00
小川洋子は山野一も好きだよね
819 :
吾輩は名無しである:2008/02/20(水) 22:53:54
「沼正三読みながらヌイたことがあります」って河合隼雄に打ち明けていた
のを読んだ。
河合先生は「まあ、そういうことも、生きているうちにはありますわなあ」
と答えていた。
合掌。
820 :
吾輩は名無しである:2008/03/01(土) 01:29:26
>>819 ソースを詳しく。
絶版の場合は全文をここに写すこと。
821 :
吾輩は名無しである:2008/03/01(土) 19:09:46
なんという長寿スレ。
スレが立った頃はマイナー扱いだったんだな。
822 :
吾輩は名無しである:2008/03/02(日) 15:54:55
過疎板の過疎スレだしな
823 :
吾輩は名無しである:2008/03/02(日) 20:59:05
スレたてた「みちる」って、 ( ̄^ ̄) ですか?
824 :
( ̄^ ̄):2008/03/02(日) 22:56:57
( ̄^ ̄)は天才でしょうねぇ(笑) 自覚ある天才(笑)
825 :
吾輩は名無しである:2008/03/02(日) 23:03:37
そんな昔からいるんだ
「博士」大ブレイクしたのに1000行ってないとはw
827 :
吾輩は名無しである:2008/03/04(火) 17:04:46
いいなあ、俺も芦屋に引っ越したいよ。
やっぱり作家は売れてなんぼだよなあ。
828 :
吾輩は名無しである:2008/03/05(水) 14:46:46
『夜明けの縁をさ迷う人々』を読み終えた。
ほとんどおもしろくなかった。
今まで読んだ作品と変わらないような…
「刺繍する少女」に似たような話が収められてなかったっけ?
「ホテルアイリス」に似たオチもあったし…。
ううん…好きなんだけど、だんだん読む気がしなくなる。
829 :
吾輩は名無しである:2008/03/06(木) 10:46:22
この人薬指の標本の人?
830 :
吾輩は名無しである:2008/03/06(木) 17:58:14
そうだよ
831 :
吾輩は名無しである:2008/03/06(木) 18:19:14
この人赤毛のアン関係の本出してた?
松本侑子じゃない?
833 :
吾輩は名無しである:2008/03/06(木) 21:00:09
短編はいいね。エグくて。いかにも女が書きそう(ほめことば)
834 :
吾輩は名無しである:2008/03/06(木) 21:07:19
832
指摘ありがとう
そうでした。
835 :
吾輩は名無しである:2008/03/06(木) 21:32:16
小川はアンヌの日記だろう。
836 :
吾輩は名無しである:2008/03/07(金) 08:15:35
冒険と狂気は好きだが、
いつも運転手付きの車のなかから世界を眺めてる
感じのする作家
838 :
吾輩は名無しである:2008/03/08(土) 08:50:09
作品と現実が必ずしもリンクしている必要はないんだよ。
想像力で羽ばたけるのが作家の作家たる所以だからね。
839 :
吾輩は名無しである:2008/03/08(土) 11:52:10
山田詠美と対局
>>838 羽ばたいている気配がはないって話じゃないの。836のことなら。
836は、「芦屋」というイメージからだけの印象じゃね?
運転手つきの車によるようなイメージはないよ
本を読んでないんジャマイカ
842 :
吾輩は名無しである:2008/03/08(土) 17:45:25
たしかに。
843 :
836:2008/03/08(土) 20:15:36
読んだのは、寡黙な死骸 みだらな弔い、
薬指の標本、博士の愛した数式
舞台は面白いけど、アクが足りない気がしないか?
もっと面白いのある?
844 :
吾輩は名無しである:2008/03/08(土) 21:20:01
>>843 アクが足りないのではなく、読みが足りないのではないかな。
アクを求める相手じゃないよ。
846 :
吾輩は名無しである:2008/03/08(土) 22:35:12
どこかのHPに「博士の愛した数式」からの文章が引用されていたのだけど、
「空腹を抱え、事務所の床を磨きながら、ルートの心配ばっかりしている私には、
博士が言うところの、永遠に正しい真実の存在が必要だった。目に見えない世界が
目に見える世界を支えているという実感が必要だった。厳かに暗闇を貫く、幅も
面積もない、無限にのびてゆく一本の真実の直線。その直線こそが、私に微かな
安らぎをもたらした。」(博士の愛した数式より)
ちゃぶ台ひっくりかえすのも方法だろうが、人間にはこういう強さもあると
教えてくれた。
848 :
吾輩は名無しである:2008/03/09(日) 00:55:07
いわゆるセックスを忌避しているからな。
アクなんて望むべくもなし。
永遠の処女ぶりっこ。
849 :
吾輩は名無しである:2008/03/09(日) 01:44:31
ダイヴィング・プール読んでみます
物足りなかったら裸のランチでも読み返すかな...
負け惜しみw
>>848 ホテルアイリスは??あとチェンバロ職人のやつ
詳しい描写おぼえてないけど
>>811 俺は、村上春樹、大崎善生辺りをお勧めします
『(勧め方が)つまんねーーーー』って言われるのは十二分に解ってるんだけど…
俺の場合は、春樹はいって、小川洋子に出会って、大崎でした。
ハルキスト(死語か?)までは行かないけど、かなり春樹ばかり読んでて
好きな作家ばっかり読んでたら良くないってことで、似たところから
幅を広げていこうとしてこうなりました。
高校のときに、国語の資料集に早稲田の文学の系譜を今に引き継ぐ作家
みたいな感じで春樹とヨーコが取り上げられてて、小川洋子に至ります。
大崎は二人に比肩するとあれだけどw
852 :
843:2008/03/09(日) 21:19:07
>846
ダイヴィング・プールを読んだ
主人公の彩はプールに飛び込まずに見て楽しむ
孤児でもないのに孤児院に住んでいる
色んな点が作者とシンクロしてるね、凄い
853 :
吾輩は名無しである:2008/03/09(日) 21:33:42
ダイヴィング・プールって、そういう話だったっけ?
間違ってはいないけど読んでほしいのはそこじゃなかった・・・!
好き嫌いは分かれるみたいだけど、「ホテルアイリス」は作品としての完成度が
高いと思う。主人公のマリに、なにもかも見透かした透明な目を感じる。それなのに
全然逆らわない。すでにとどめは刺されているということか。親子、家族という
守りあうように思われている関係のなかでダメージを受ける人たちには救いがない。
特に自分を守る力の弱い人たちにとっては。ラマンで有名なマルグリッドデュラス
も作品のなかで下の兄は上の兄に殺されたようなものと言及していた。文学作品は
日頃私たちが気づかないこの世の隅っこにも光をあてる。ほんの少しの人でいい
どうか気づいてほしいと思った。
856 :
吾輩は名無しである:2008/04/01(火) 21:06:17
博士の愛した数式
の記憶が80分でメモをとるなんて
クリストファー・ノーランの「メメント」そのままだし
糸井重里・池谷裕二「海馬」でも読んだかな
堀江敏幸といえば福田和也に素人作家とかかれちゃったよね
ご都合主義のミニマルな物語
あの程度で「最後の純文学者」を気取れるんだから、
無教養ってのは幸せだ
859 :
吾輩は名無しである:2008/04/01(火) 23:05:19
>>858 それは福田和也のほうが目がないってことでしょう。仲間はほめ才能のある作家は
潰すってことでそ。だから読者は実際に自分で確かめて見る必要があります。
評論家のセンセイ方の惨状は目覆おうばかりです。
860 :
吾輩は名無しである:2008/04/01(火) 23:32:50
福田が堀江より教養があるとは思えないしね。
861 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 07:41:17
某新古書店で、小川さんの「妊娠カレンダー」が育児書の棚に置かれていましたよ。
ほほほほほ。
862 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 14:52:57
福田和也は堀江の蓮実映画評論文体をぱくった文章をとりだして
からかったり
子供が作者の計画通りに死んでしまう、まったく人間の生きていない
内容を分析していて説得力があったな
古井も賛成してたよ
ミニマリズムなんてアメリカでも終わってるんfだから、無内容な作文を
たいそうなものに見せかけるのもやめたら?
863 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 15:00:08
>>863 堀江作品が無内容な作文に見えると言った時点で、福田はもう終わっているでしょ。
〇〇が分析しているというだけでは、聞いているほうは意味わかんないよ。
ちゃんと説明してよ。まさか福田も、〇〇がこういっているからこうなのだって
主張してるんじゃないだろうな(笑)
864 :
863:2008/04/03(木) 15:02:22
865 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 15:04:08
すまそて。済みませんなら解るが
堀江の作品は人がよく死ぬ
しかし、その死はフォークナーなどと違い、作者に操られ
単にその後の感慨をもたらすためだけに計画通り死ぬ
子供は使用方法が決まっており、自らの意思で行動はしない
そういう内容だった
867 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 17:00:15
>>866 そういう感想をもつということは、作品に問題があるんじゃなくて
福田センセイの人となりに問題があるんじゃないの?
>「その後の感慨をもたらすためだけに計画通り死ぬ」
と福田は感じたのかもしれないが、それを納得させるだけの説明が必要
なんで、そこを言ってもらわないとわからないよ。
868 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 18:57:47
小説はどれか知らないけど
自転車好きの子供が死ぬ小説ってある?
子供が自転車好きに設定されると堀江の作品で
それはその子の人間を描くためにあるのではないと
その後その子が自転車好きであるがゆえに川かなんかで死ぬための
設定に過ぎない
そして死んだ後、氷菓子かなんか食べて感慨にふけると
そのために子供は利用されている
子供は使用方法が端から決められている
死はそれ以上の深みは持たないというようなことを
フォークナーなんかでは死は決定的に重要なのに堀江にはないってさ
869 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 19:25:27
>>868 どうしてその死が
>死はそれ以上の深みを持たない
って言えるわけ?
それは福田が
>子供は使用方法が端から決められている
と最初から思いこんでいるのが理由ででてきた感想なんじゃないの?
フォークナーでの死は決定的に重要なのに堀江にはないっていう根拠が
あまりにも独善的で説得力を欠いている。
深い意味ないでしょ
どうみても
フォークナーは「それでも死んだ人から私たちは逃れられないんだ」というような
せりふで「死」というものに縛られた人間というものを書いてるけど
堀江の死は意味ない
871 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 19:38:51
それは理解力がないってことかもしれませんぜ
872 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 19:48:00
評論家は作品の良し悪しを言う。けれども同時に評論家もまた読者からの
厳しい目にさらされている。
一部の評論家のセンセイたちの惨状は自分のような末端の読者にも知れる
ようになってしまっている。
873 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 20:49:45
>堀江の死は意味ない
死そのものに「意味」なんてないでしょ。堀江はそっからはじめている
じゃねえか?
なんでもかんでもあらかじめの意味意味なんて読み方はもう意味ないよ。
俺もこの人好きなんだよね
描写上手
堀江スレでやればいいのに・・・何この盛り上がりっぷり
876 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 23:11:39
人気あるね、堀江。
877 :
吾輩は名無しである:2008/04/03(木) 23:45:24
堀江や小川が人気があるということは、この国にようやく静かな良質な
ものを自力で評価できる読者層が誕生したということ。これは画期的。
宣伝や権威者の威力で売りたいものを売ろうとする人らにとっては邪魔で仕方がないのかも
どっちもぱくりなわけだが
堀江なんぞおフランス文学者のお遊び以外ではない
意味もわからないスノッブ以外誰が読むのかね
880 :
吾輩は名無しである:2008/04/04(金) 20:03:41
堀江はもともと日本文学を研究していたのだが。
それに最近はおフランスのことをほとんど書いていないのだが。
変態が出てきて派手なことをやれば小説になると思っている
作家たちのよい反面教師になるであろう=堀江
881 :
吾輩は名無しである:2008/04/04(金) 20:12:31
>宣伝や権威者の威力で売りたいものを売ろうとする人らにとっては邪魔で仕方がないのかも
うれしそうに学者と対談したり、奇矯な表紙を使ったり群れ具合を
文芸誌に載せてもらって喜んでいる作家たちとは大違い。
そういう群れ系の作家や評論家からするとうざくてたまらないのだろうな。
一番文学者ぶりっこしてるのが堀江なわけだが
883 :
吾輩は名無しである:2008/04/04(金) 20:23:22
しっとがすごい
884 :
吾輩は名無しである:2008/04/04(金) 20:39:15
>うれしそうに学者と対談したり、奇矯な表紙を使ったり群れ具合を
>文芸誌に載せてもらって喜んでいる作家たちとは大違い。
>そういう群れ系の作家や評論家からするとうざくてたまらないのだろうな
うざいというよりも、才能がうらやましくてたまらないのだと思う。
読めば歴然と才能の差はわかる。だから読ませないようにする。あるいは
先入観を植え付けて大したことはないんだと思わせようとする。おそらく
その方法はかなり効果があったんじゃないかな。センセイの言われる通り
やってきた世代には通じたと思う。でも今はゆとりで、みんな自分らで
考えだした。自分はどうなんかって、自分はどう思うのかって、いう世代。
885 :
吾輩は名無しである:2008/04/05(土) 00:31:14
>一番文学者ぶりっこしてるのが堀江なわけだが
ぶりっこはしているように見えない。普通に文学者であり、作家だ。
普通の「当の者」だ。
それよりも「文学者っぽく」ない素振りや趣味を露悪的にふるまっている
作家たちのほうがよほど哀れだ。彼らは作家ではあるが、文学者にはなれない。
自分でもなれるとは思っていない。作家として多少の人気はあるが、尊敬
されていないことを一番知っているのは自分だ。彼らはわざと文学者らしからぬ
振る舞いをしたりする。アニメだのロリだの言ったりすると文学者のイメージの
敷居が下がるとでも思っていたのだろう。そういうやつらこそ、ぶりっこなのだ。
外国語のひとつもできないw
しかし、堀江みたいなぶりっこではない本格派が出てくると無残にもそういうピ
エロたちの偽者ぶりがあらわになって面白い。
世界が小さい
887 :
吾輩は名無しである:2008/04/05(土) 17:56:21
なんか爆発させたり刃物振り回したりすればいいんじゃないか
888 :
吾輩は名無しである:2008/04/10(木) 12:11:59
薬指の標本読んだ
六角形の方がなんとなく好きだ
889 :
吾輩は名無しである:2008/04/17(木) 10:34:07
堀江と羽生さんてなんか雰囲気似てる
891 :
吾輩は名無しである:2008/04/17(木) 23:05:34
堀江スレでやれよ
892 :
吾輩は名無しである:2008/04/28(月) 21:07:09
ラジオ番組でいつかオルハン・パムクもやってほしいな。
できれば「私の名は紅」がいいです。
この人好きで出てる本はあらかた読んじゃったんだけど
この人が好きならこの人も読むべきってお勧めの作家さんいますか?
894 :
吾輩は名無しである:2008/05/11(日) 13:25:09
>>889のラジオ番組のログに、内田百間が小川さんのお近くの出身だとあったので
内田百間なんかどうですか?趣味じゃなかったらごめん。
博士の愛した数式は、なかなかのできだと思ったけど、
それ以外は、あまり良くない。やけに暗いのが多い。
読んでいるうちに嫌になって、合わないと思った。
博士〜は売れたくて書いた話なのかな?
「博士」は異色の作品だよね。
記憶の消失をネタにしてる点では他の作品と似てるけど
根本的にテーマが違う気がする。感動モノの人情話みたい。
"お話"を書くのって珍しいよね。
文庫本でしか読んだことないから最近の作品(賞とったミーナの行進とか)はわからないけど。
映画でいうとクライマックス5分前で話が終わることが多いイメージがある。特に短編。
899 :
吾輩は名無しである:2008/05/17(土) 20:54:35
この人の本読むと谷山浩子を思い出す
>>899 ちょっと精神のあやういところを描くのが、どちらも巧みだよね
プラハはどこですか
この人の文章綺麗なんだけどたまにシュールすぎて笑ってしまう
わらかそうとしてんだろうか
903 :
吾輩は名無しである:2008/05/31(土) 22:29:00
Oh YoKo
FM楽しいな
声がいいね
904 :
吾輩は名無しである:2008/05/31(土) 23:07:06
けっこう残酷だったりするね。
静かな雰囲気で隠してるけど。
え、いまやってんの??
やさしい訴え途中までしか読んでないけどなんか怖いw
余白の愛p102からの水薬は何を表してるんだろう?
うーん最近ぼんやりと小川洋子の世界が見えてきたような……
刺繍する少女読んでるけどいままでの中で一番面白いかも
既読のやつぜんぶ読み返してみようかな
909 :
吾輩は名無しである:2008/07/17(木) 01:09:58
今週のラジオはポール・オースターのナショナルストーリープロジェクトか
あのなかでは、クリスマスのプレゼントの話が一番好き。
910 :
吾輩は名無しである:2008/07/20(日) 17:15:10
「物語の役割」で紹介されてたやつか
ってラジオ聞き逃した
毎回毎回聞き逃す
聞き逃したことを書くことだけは忘れない
913 :
吾輩は名無しである:2008/07/20(日) 17:42:42
月に一度くらいageるのが楽しみなのよっ
914 :
吾輩は名無しである:2008/07/20(日) 17:55:29
>>910 あ、それじゃなくて。ある一家のお父さんの仕事がうまくいかなく
なってすごく困窮したとき、お父さんがみんなに「今年のクリスマス
はプレゼントはなし」って言うのね。子供たちはみんなすごく落胆
してそれでも日々の暮らしはあるわけ。そのうちに家のものがなくなり
だすの。それも手袋の片方とか、愛用の使い古されたスリッパとか・・
そして憂鬱なクリスマスの朝。それでもお父さんはツリーだけは
用意しておいてくれた。見るとツリーのそばにプレゼントが用意して
あるの。みんなで不思議がりながらあけてみると、そこには
使い古されているけれどもなくては困るもの、なくなったはずの
手袋の片方とかスリッパとかが入っていて大笑いしたんだって。
犯人は末の弟。
こういうお話をもっている人たちっていいなと思った。嘘でも本当でも。
釣れまして おめでとうw
>>914 2chに来たら、煽りにのっちゃ駄目だよ。ばれちゃうから。
917 :
吾輩は名無しである:2008/07/20(日) 22:22:36
なんで急に賑わってるんだ
>>914 読み返したらやっぱり紹介されてたよ、その話
ゲイのカップルの話と一緒にね
918 :
914:2008/07/20(日) 23:26:12
>>917 おっと「物語の役割」で紹介されてましたか、
あのゲイのカップルの友愛数のクリスマスプレゼントの話もいい
ですね。どことなく寂しい。「物語の役割」では友愛数の話ばかりが
印象にのこっていたのでうっかりしてました。すまソ。
919 :
吾輩は名無しである:2008/07/22(火) 21:09:34
ミーナの行進読みたいからはやく文庫化してくれないかな
今月の文学界に載ってた作品読んだんだけど、今までとちょっと毛色が違うように感じた
>>919 うぜー……。そんなに読みたかったら単行本買えよ。
こういうワケのわかんねえこといちいち書き込むな、低脳
922 :
吾輩は名無しである:2008/07/26(土) 21:29:23
うるせーボケ
923 :
吾輩は名無しである:2008/07/26(土) 21:44:00
>>921 おまえみたいなやつのほうがはるかにうざい
>>919 図書館で借りれば?
今なら予約も少ないと思うから、すぐに読めると思うよ
925 :
吾輩は名無しである:2008/08/07(木) 00:46:14
926 :
吾輩は名無しである:2008/08/11(月) 23:27:28
おや?去年も「博士の愛した数式」があったぞ。
もう一度取り上げてというリクエストが多かったのかな?
927 :
吾輩は名無しである:2008/08/16(土) 01:06:54
久しぶりにこの人の本読んでるけど、やっぱ綺麗な文章なのに何か下品だな。でもそこが魅力かな
…とケーキを睾丸に例えた場面で思ったのでカキコ
929 :
吾輩は名無しである:2008/08/18(月) 12:53:47
930 :
吾輩は名無しである:2008/08/18(月) 18:42:07
>>929 「夜明けの縁をさ迷う人々」に収録されてる「教授宅の留守番」です。
931 :
吾輩は名無しである:2008/08/18(月) 19:06:58
>>930 教えてくれてありがとう
確かにそんな場面があったね
なのに下品に感じさせないのがスゴいな
932 :
吾輩は名無しである:2008/08/19(火) 22:51:58
でもすっごいエロスな台詞。正直ムラっとした。良いセンスだ
博士の愛した数式全然小川洋子っぽくないけど
読み返すとかなり気合入れて書いた感じだね
好きな野球も取り入れてるしね
935 :
吾輩は名無しである:2008/09/16(火) 14:37:54
私は「妊娠カレンダー」で衝撃を受け「夕暮れの給食室と〜」が大好きで
シュガータイムも、完璧な病室も、冷めない紅茶もすごくすごく大好きだった、
けど、「薬指の標本」から「、、?」と思いだめだった。
でも「やさしい訴えは」はいい。
誰か初期の頃の作品の話詳しい人いますか
またその頃の作品に近い小説って何かありますか?
どうも、それ以降は完璧なおとぎ話、小川ワールドの確立って感じになって
ついていけない
薬指の標本で躓く奴に小川洋子の良さが分かるわけがない。出てって
937 :
吾輩は名無しである:2008/09/16(火) 17:07:42
いいじゃない
好みは自由なんだし
>>935 本人は書く作品一つが何かの比喩になればいいって言ってたけど、
それに近づいていったんじゃない?
でも俺もひたすら表現がきれいだった頃の小川洋子が好き
小川洋子の魅力ってある種の予定調和にあるような
939 :
吾輩は名無しである:2008/09/17(水) 21:18:02
>ひたすら表現がきれいだった頃
って言葉いいね
940 :
吾輩は名無しである:2008/09/18(木) 23:34:27
夜明けの縁〜読んでるけどなんか軽いなぁ・・・
「まぶた」みたいな短編集がまた読みたいよ
942 :
吾輩は名無しである:2008/10/10(金) 11:14:28
あげ
943 :
吾輩は名無しである:2008/10/21(火) 21:55:22
FMのラジオ番組どうにかして再放送聞けないものか。
聞こう聞こうと思って一度も聞いてない
945 :
吾輩は名無しである:2008/10/21(火) 22:50:06
普通のおばちゃんって感じだよ
1回ちょっと聞いただけだけど
サイン会とかやらないのかなぁ
三県となりまでなら飛んでいく
947 :
吾輩は名無しである:2008/10/25(土) 00:15:10
直に見るもんではない
技術者・科学者のみなさんに聞きました
「え〜と、皆さんの頭脳によって研究・開発・製造された商品の売上金を盗んで生きている
宣伝・広告に携わる連中をどう思いますか?」
「政治家、法曹、マスコミといった、一生われわれにたかって生きる、そしてその事実を
隠蔽する仕事で飯を食っている、歴史上一人も存在理由のなかったことで知られる
社会と無縁の無能な邪魔者がいますがどうですか?」
「全員消えていいんじゃない?」
「人間社会で一人も通用しない、集団レイプ・殺人・強盗以外に仕事のない、早稲田
大学の人間が皆さんの金をすぐに盗みますが、どう思いますか?」
「誰が生きていいっていった?」
949 :
吾輩は名無しである:2008/11/05(水) 04:48:32
一番好きな貴婦人Aはあまり名前が挙がらないんだなあ
貴婦人、まぶた、凍りついた、寡黙な〜が好きです
貴婦人〜好きだよ。ニコが好き。
951 :
吾輩は名無しである:2008/11/11(火) 16:59:59
最寄の図書館の除籍雑誌リサイクル市をのぞいたら
ユリイカのコーナーに小川特集号が一冊ぽつねんと残っていた
もちろんお持ち帰りした
あの表紙で一冊ぽつねんかw
おれも持ってる
953 :
吾輩は名無しである:2008/11/12(水) 22:36:01
いいなぁ
amazonのマーケットプレイスだと3000円だよ
955 :
吾輩は名無しである:2008/11/12(水) 22:52:05
先週から大学の講義で小川洋子の作品を扱ってて薬指の標本と刺繍する少女っての読んだんだけど
すごい微妙な世界だよね
ついでで薬指の標本の映画も見たんだけど映画のほうが原作よりも伝えたいことを伝えれてるよね
小川洋子を批判するつもりではないんだけどさ
>>954 文学界の連載で読みました。
漫画でした。
三回ぐらいうるっとしましたが。
原作を担当したってことですか?
楽しみです
958 :
吾輩は名無しである:2008/12/13(土) 15:07:33
ラジオ、ネットでも聞けるようにしてくれないかな
959 :
吾輩は名無しである:2008/12/19(金) 00:06:22
>>955 なんかわかる。インタビューでフランス語の翻訳家は私よりも私の作品を理解してくれて
います。とか言われてた。小川作品ってとっても深く崇高なものを秘めているのにそれを
主張しないんだよね。著者もそこを言わない。けれどフランス人の翻訳者はおそらくそこを
きちっと押さえているのだと思う。私たちが小説を読むとき、読みっぱなしが多いよね。
小川作品は読みっぱなすには惜しい、深い含蓄がある。私たち自身の人生経験が増えれば
増えるほど理解が深まるのかもしれない。
960 :
吾輩は名無しである:2009/01/18(日) 11:37:07
今度の新作の影に暗躍する関西グループってすごいね
博士から見てるとやっぱりねって感じ
そういや新作でたんだった
963 :
吾輩は名無しである:2009/01/20(火) 16:05:48
>>960 今回の新作、小川さんらしくなくっていまいちだけど、関西グループって
いうのが協力でもしてるって訳?逆効果なんじゃないかって思うけど。
ミーナの行進のときに、協力者の名前がたくさん本の後ろに記されていたけど
あれが関西グループ?
なっ、最近シフトチェンジがあからさまと思ったら
ここ最近、何かが違うとは思ってる
芥川賞の選考委員とかも
金光教関係?
967 :
960:2009/01/22(木) 16:44:05
知ってる人は知っている早稲田がらみの話
いやな話よ
さあ教えたまへ
お取り込み中すみません
昨日の「博士の愛した数式」見た人はいますか?
970 :
吾輩は名無しである:2009/02/08(日) 19:58:31
『猫を抱いて象と泳ぐ』(小川洋子)。低俗な文。ご都合主義。
『運命論者ジャックとその主人』(ドニ・ディドロ)。こちらで毒消し。小説はこういう風でなきゃ。
そして、読まざるを得ない新刊は、
待ちに待った『宿神論』(服部幸雄)
それから『観阿弥と正成』(梅原猛)
なんか気持ち悪いのがいっぱいいますね
新刊出ましたね
新書ですが
犬の尻尾の文庫も出たね
この人ノーベル賞候補なんだってさ
薬指〜の頃の路線に戻らない限り、ノーベル文学賞は無理だと思う
薬指もなんだかあからさまであまり好きじゃないから完璧な病室まで戻ってくれ!
977 :
吾輩は名無しである:2009/03/03(火) 21:00:04
「海」の文庫出ましたね
「ミーナの行進」もはやく文庫にならないかな
小川洋子の偏愛短篇箱
DJ KAORIみたいなことするんですね
979 :
吾輩は名無しである:2009/03/09(月) 22:12:57
博士の愛した数式、映画よかったなあ
数式はほんと、ロマンに満ち満ちている!
美しいなあ。
虚数か、、、
980 :
吾輩は名無しである:2009/03/09(月) 22:19:40
ポワンカレage
茶化されると日常に戻れるのは、真剣な証拠。
茶化されて怒り出すのは、見栄だけの証拠。