【お願い】ヘルマン・ヘッセ【語って】

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1吾輩は名無しである
ヘッセスレが無い。
みんな 車輪の下 読んで終わり、、
みたいな事言わず、「知と愛」「シッタルーダ」
も読んでくらさい。
2山田邦子:03/01/29 08:47







3吾輩は名無しである:03/01/29 09:43
どうせやりたくなってその煩悩から
逃れるにはどうすればイイか
考え悩むモンモンとした主人公が出てくるおはなし。

でてくる女に全て惚れるノンポリ野郎。
4白石昇 ◆yAVJKqLKn2 :03/01/29 10:54
 レアものポスター持ってます。『ガラス玉遊戯』書店販促用↓。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA028485/hesse.jpg
5吾輩は名無しである:03/01/29 10:58
>>1
>シッタルーダ
じゃなくて『シッダールタ』だろが。
6吾輩は名無しである:03/01/29 12:11
>>3
でてくる女に全て惚れるノンポリ野郎。

じゃなくて惚れてるわけじゃないだろ。
単純にやりたいだけ。
7吾輩は名無しである:03/01/29 14:41
そうそう、ヘッセは性豪。
8吾輩は名無しである:03/01/29 14:45
シッダールタは川を眺めて悟りを開きましたが、
漫画「ヒミズ」において自己崩壊を招く主人公の職業が「ボート屋」なのに
深い関係性があるように思われますた。

メルヒェ〜〜〜〜ン
9吾輩は名無しである:03/01/29 15:25
道路から家の窓におっさんが首突っ込んできてだな
「この家はいい匂いがする」なんて言ってたら
変態だろ、基本的に。ええ、ハリー・ハラーさんよ。
10あぼーん:あぼーん
あぼーん
11吾輩は名無しである:03/01/29 15:59
そういえばこの作家さんの小説の主人公は
初期の作品はほぼ、名前のイニシャルが
H.H
作家さん本人のイニシャルと同じ。
12吾輩は名無しである:03/01/30 02:19
 >>1
俺は独文科だったけれど、「ヘッセを読んで独文専攻に決めました」って輩が、
当時の○○大学独文科の新入生には結構居た。 ・・・・・今はどうなんだろう?
ヘッセは現代ほとんど読まれない。 俺の学生時代には既にマイナーだったし。
「デーミアン」のエピグラフは俺の読書人生のきっかけだったから、
このスレ、発展して欲しいなあ〜。 
 「シッダールタ」の題名については、気にすることはない。たかが表記だ。
13吾輩は名無しである:03/01/30 02:47
>>12
きみ、院まで行っただろ?
14吾輩は名無しである:03/01/30 09:17
>>12
ヘッセで独文、というのは相当古いな。
新潮文庫からヘッセの小説が、大量に刊行されていた頃の話だろう。
仏文でいうとジイドが同じような存在だ。
15吾輩は名無しである:03/01/30 10:13
車輪の下おもしろくない
16吾輩は名無しである:03/01/30 10:35
この人はもともと詩人素質だから、
ストーリーに期待するとだめかも。
17吾輩は名無しである:03/01/30 11:07
詩といえば、頭脳警察の「さようなら世界夫人よ」っていう歌知ってる?
ヘッセの詩に曲付けたやつ。
18吾輩は名無しである:03/01/30 15:06
19吾輩は名無しである:03/01/30 23:25
>>12
「知と愛」という題名にしたって、原題は「ナルツィスとゴルトムント」で
「知と愛」なんて言葉はどこにもないしな。 
20吾輩は名無しである:03/01/31 00:05
あー、ヘッセすれできたんだ。

ただの一読書人なんで、文学的にはいえないけど、
なんか、哀愁漂う感じが気に入ってます。

・・・ただ、高橋健二氏の訳は気にくわないです。
訳者話なので話題ずれてますが。
21吾輩は名無しである:03/01/31 00:11
禿てるやん
22吾輩は名無しである:03/01/31 11:59
ヘッセといえば教科書に出てたな。(ちなみに82年生まれ
少年の日の思い出だっけ?
そうかそうかつまり君はそんなやつなんだなという
エーミールの台詞は忘れられない。子供心に衝撃が走ったよ。
こないだ友人たちと教科書話したときも皆覚えてた。恐るべしヘッセ。
23吾輩は名無しである:03/01/31 14:13
作品はちょっと鈍重な感じ まあそこがよいかな
24吾輩は名無しである:03/02/01 22:03
>>22
あー、俺もその話、このまえ友達としたよ。(83年2月生)
車輪の下を教科書でちょこっと読んだ奴が、「あれで全部じゃなかったのか」
っていってたなぁ。………どこら辺の抜粋なんだろうか。ふと疑問。

ところで盗んだは、蝶々だっけ?蛾だっけ?
25吾輩は名無しである:03/02/02 01:12
 この前、『ペーター・カーメンツィント』を読み返してみた。
ビルドゥングス・ロマンではあるのだが、物足らなさはどうにも否めない。
大体、内容をほとんど覚えていないというのが淋しい。
続けて『クヌルプ』も読み返したのだが、こちらは案外正確に覚えていた。
ただ、年月を経ての再読に何の再発見もないのは、俺の読みだけの責任か?
結局、誰もが通る青春(死語か?)の里程標にすぎなかったのか。
26吾輩は名無しである:03/02/02 09:28
>>25
正眼の構えでツね。 マジで見つめられると疲れまツ。
力を抜いてヘルマン・ヘッペしましょう。
ヘッペしても減る万・・・・・なんて・・・・ヒヒヒ。
27吾輩は名無しである:03/02/02 10:11
大体、数ヶ月に一度パテント料が支払われていたのですが、
大仁田さんは。ときにはその半分の500万円を持って行ってしまします。
大仁田さんはどこの興行に出ても。「客が入ったのは俺のおかげじゃ!」と言い。
毎回20〜30万のギャラを持ってゆくのです。
前項でポーゴさんのギャラが破格だったと書きましたが。それでも1試合8万円です。
私たち程度の団体ではまったく考えられない金額でした。★故荒井氏著「倒産FMW」より抜粋
□自殺についての詳細はこちら
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/battle/may/o20020516_40.htm
http://www.nikkansports.com/jinji/2002/seikyo020517_2.html
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_05/2t2002051704.html
荒井元FMWプロレス団体社長を自殺に追い込んだ
大仁田議員に清き一票おながいします!
http://kenji03.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/kage/votec.cgi
28吾輩は名無しである:03/02/02 11:15
26も27も、あっち行け。
29吾輩は名無しである:03/02/02 21:42
厨房卒業のときの寄せ書きに、
鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う、と書きました。
30ピザーラ:03/02/02 22:57
この前、15年ぶりに「車輪の下」を読み返したら面白くて止まらなくなり、最後は鳥肌がたつくらい感銘を受けた。
つくづく傑作だと思った。
数年前「デーミアン」を読んでこれはすごいと思った覚えがあるが、「車輪の下」のすごさに比べたら若干、薄っぺらい印象になってしまうね。
ヘッセの人間を描く上での洞察力のようなものは素晴らしいものがあるよ。うん。
というわけで、ベタ褒めでした。
31吾輩は名無しである:03/02/03 00:10
新世紀の「車輪の下」!
各界で大絶賛の嵐!!
http://www.review-japan.com/folder/p1074.html
3222:03/02/04 16:28
>>24
おお同級。
確か蛾だったよ。
クジャクヤママユとかいったっけな。
何だってまた蛾なぞコレクションしてるんだこいつらはと
憤慨した覚えがあるよ…
33おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/04 16:54
「車輪の下」って、ドイツ版の「ライ麦畑でつかまえて」とも言える作品だ。

サリンジャーをヨーロッパで逸早く評価したのがヘッセだったのは、単なる偶然ではないだろう。
34吾輩は名無しである:03/02/04 22:33
ヘッセの詩はどう?
私は原文でいくつか読んだが...
凡庸であった。
35おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/04 22:34
ヘッセの画業のほうがまだマシじゃないの?
36吾輩は名無しである:03/02/05 03:06
>>34
>ヘッセの詩はどう?
>私は原文でいくつか読んだが...
>凡庸であった。
>>35
>ヘッセの画業のほうがまだマシじゃないの?

え、そうなんでつか!?高橋健二の訳はどうなのでしょうか?
37吾輩は名無しである:03/02/05 09:48
私は小説よりも詩の方が好きだな。
小説自体も長編詩みたいな印象を受ける。
38吾輩は名無しである:03/02/05 10:33
どれを読んでも似ている気がしてしまう。
39吾輩は名無しである:03/02/06 14:08
>38
わかるわかる。小説でしょ?
40吾輩は名無しである:03/02/06 16:18
車輪の下は読んだ事あるよ!俺は結構好きだった。
41吾輩は名無しである:03/02/06 16:40
一番の傑作は「春の嵐」でしょ
42吾輩は名無しである:03/02/08 03:33
「春の嵐」いいね。
昔あんな友人がいたよ。死んじまった。
43吾輩は名無しである:03/02/08 04:27
デーミアーン!!とっても好き。
44吾輩は名無しである:03/02/08 07:37
高橋健二の訳って結構批判受けてるけど、誰の訳が良いのかな。
45吾輩は名無しである:03/02/08 07:41
>>43
ついつい「ダミアン」と読み間違えてしまう私は
オカルト板に逝った方がいいのだろうか・・・
46吾輩は名無しである:03/02/08 07:45
宇多田は高橋訳を薦めています
47吾輩は名無しである:03/02/08 07:55
>>46さんはどうなの?
48吾輩は名無しである:03/02/08 11:11
私は吉田正巳氏の訳が好きです。デーミアン
でも、高橋氏と実吉 捷郎氏訳のも持ってます。
4944=47だけど:03/02/10 00:34
>>48
私はヘッセは高橋訳の全集しか読んだことないんですよね。
今度読み比べてみます。ありがとう。
50吾輩は名無しである:03/02/10 01:19
 昔、人文書院でソフトカバーのヘッセ全集がでていた。
訳者が誰だったか全然覚えていないけど、高橋訳もあったんだろうなあ。
また原書でヘッセを読もうという気にならなかったのは不思議であった。
リルケの原書講読は結構盛んだったのだが。
51吾輩は名無しである:03/02/10 10:36
↑いつの時代ですか。

デミアンも車輪の下もキスシーンがありますね。
結構いいなあと思う。俺もあんな男からならキスされてみてもいい。
でもそういうの一生ないんだろうなあ。
52吾輩は名無しである:03/02/10 10:38
ヘッセの書く少女って類型的だよ、高飛車で。
53吾輩は名無しである:03/02/16 17:23
>>52
ベアトリーチェはそうでもなかった。んじゃなかったかな・・・。どうだっけ
54893:03/02/17 22:05
「春の嵐」いいですね。
モームの「人間の絆」と似てるけど
55吾輩は名無しである:03/02/18 04:10
ヘッセはシッダールタから入った。それからデミアン。
デミアンは高橋訳が好きだな。一人称が『私』のシンクレールはイメージ違う‥
56知と愛:03/02/18 10:04

            ∧_∧  < ナルチス、僕らの愛は
         ∧_(・∀・ )  永遠に変わらないよ  *
        (* ´∀`)と  )
        (つ  し(_⌒つ   ∵
       (⌒)(⌒)ノ
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ___∧_________
      ゴルトムント、たとえ僕らが
      どう変わろうと、愛は不滅だね

    ★        ※    * ☆   ∴
==============================

★      ☆  
              ∧_∧  <ナルチス、僕は胴無しになったけど
         ∧_,,,,,(・∀・ ) 今でも君を愛しているよ   *
        (#"´,∀`)(_(_⌒つ
       ̄ ;; ̄;;; ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
     ______∧__________
     ゴルトムント、僕も打ち首になったが
     君と離れることなんかできっこないさ
57吾輩は名無しである:03/02/18 23:03
>>56

そんな話じゃねーだろ! 
             と、釣られてみる。



正直、ゴルトムントの考えも、ナルチスの考えも、どっちも完全には理解できないなぁ。
あれは、どの辺に作品としての意図を見るべきなんでしょう。
58吾輩は名無しである:03/02/18 23:05
>>55
>デミアンは高橋訳が好きだな。一人称が『私』のシンクレールはイメージ違う‥

この文から見るに「一人称は私じゃないほうがいい」と読み取れるのですが・・・。
手元にある高橋氏のデミアンをみたら「私」でした。

ちなみに、「僕」の方が好きです。吉田 正巳氏とか(筑摩文学大系)
5955:03/02/20 06:06
読み返したら「私」でした〜〜凹
喋り言葉だと「ぼく」と言ってるのでそれの勘違いだったみたいです。



60吾輩は名無しである:03/02/20 23:16
「ガラス玉演戯」も良かったです。
氷のような湖に飛び込むシーン、
3編の短編も味わい深い・・・
61吾輩は名無しである:03/02/21 09:04
古井由吉に訳してホスィ。
なんとなく合いそうな気がする。
62吾輩は名無しである:03/02/21 21:04
ヘッセ・・・昔々、懲りん・ウイルソンが「アウトサイダー」で「荒野の狼」
に触れてたなー。なんか両方とも捨てられずにいる俺。


63吾輩は名無しである:03/03/13 23:51
>>62
「おお友よ、その調子をやめろ」だったけ。

60年代、アメリカのヒッピーははジーンズの尻ポケットに「荒野の狼」をしのばせて、
反戦集会に参加したらしいな。

ヘッセはアメリカと日本で読まれている。ドイツではほぼ忘れられている。
カルフにある生家なんてほとんど日本人だけが行くらしい。
64吾輩は名無しである:03/03/18 21:44
「知と愛」は一度だけ読んだきりだけど、
何となく女性蔑視の匂いを感じた。
でもネットで感想を検索したらそう言ってる人を少しも
見つけられなかったので私の読解力の問題だろうか
と思ったのですが、同じように感じた方いますか?
65吾輩は名無しである:03/03/18 23:08
>>64
学問のない、といっても当時の一般的だったろう街の女を描いているわけで、
特に女性蔑視ではないと、私は思いますが。
66吾輩は名無しである:03/03/19 05:35
「知と愛」は結局なにが言いたかったのかよくわかんなかった。
あと、他の作品と違いすごい読みずらかった。
67吾輩は名無しである:03/03/19 09:25
ナルゴムが何気に人気だな。僕も読んでみよう。
68オジサンの追憶:03/03/20 22:10
>>64
ヘッセは、高校時代に文庫になったものをすべて読みました。
独文の翻訳は、高橋義孝さんの熱烈なファンでした。
しかし、マンとシュトルムとフロイトしかなくヘッセの翻訳がなかったのを残念に思います。
高橋健二さんの翻訳も定評がありますが、語彙に少し抵抗感がありました。
「知と愛」は、40代後半のオジサンになった今、思い出して何となく解る気がしてきましたね。
ロゴスとパトスの葛藤と、パトスの賛歌でしょうか。
キリスト教的倫理感とギリシャ的な生の謳歌でしょうか。
同じモチーフは、「ガラス玉演技」で完結しているように思われます。
あーでも、最近小説なんて何年も読んでいませんね。
69白石昇 ◆yAVJKqLKn2 :03/03/21 18:27
 >>4のポスターが一枚余ってるんですけどどなたか欲しいというヘッセマニアの方は
いらっしゃいませんか?
70吾輩は名無しである:03/03/30 22:56
高1の頃、読み終えたら朝、という位熱中してたなあ…
特に「ガラス玉演戯」「イーリス」「デーミアン」は繰り返し読んでました。

大抵新潮の全集で読んでるので、最初違和感あった高橋健二訳も慣れました。
(「愛人」は「恋人」のことなのね…とか)もはや「ガラス玉演戯」の頃には
あの微妙に変な訳じゃないと合わない感じが。別巻の研究も面白かったし。
71吾輩は名無しである:03/04/10 22:40
「ガラス玉演戯」復刊決定
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=1067

こんなに早く決まるとは・・
早く読みたいです
72吾輩は名無しである:03/04/10 22:47
角川版は持ってるけど、読みにくくて途中でやめてしまった。

復刊するのは新潮文庫版なんですね。
こっちは読みやすいという噂。
うれしいですね。
73吾輩は名無しである:03/04/11 04:56
一つの小説につき1行30字以内で要約してみよう。
ではどうぞ…。
74吾輩は名無しである :03/04/11 17:51
今世紀、『トーニオ・クレーガー』を除いてトーマス・マンは忘れ去られるだろう。
だが、ヘルマン・ヘッセは残るだろう。
マンを持ち上げ、ヘッセを二流と貶めてきたのは旧帝大独文科。
75吾輩は・・・:03/04/11 18:48
>>74
何の根拠があってそんなことを言うのか?
高橋健二だって東京帝大出だろ?
76吾輩は名無しである:03/04/11 21:30
ヘッセの小説って男同士の友情っていうよりは愛情でなんか同性愛っぽい感じがする。
それも美少年ばっかりだし。
でもそこが大好きだから主人公の女性とのシーンになると胸が締め付けられる。
知と愛とか。
77吾輩は名無しである:03/04/13 22:13
>>75
東大だから一流のものしか扱わないはず、というのは単なる権威主義的な
思い込み。別に東大主流派を人材とは思わないが、高橋健二は
どちらかといえば傍流。それなりに自分の地位を確立しようとして
大衆的人気の見込まれるヘッセに取り組んだだけのこと。
時に、ヘッセを一流の文学者として紹介している帝大出身者があれば
ぜひ教えてもらいたい。くだらない権威主義にとらわれ、人の頭で
者を考えているようなお前こそもっと確かな根拠を示せ。
78吾輩は・・・:03/04/14 19:46
>>77
なんか、思い込みの激しい人だね。
私がいつ「東大だから一流のものしか扱わないはず」と書いたんですか?

マンを持ち上げヘッセを貶めてきたのは旧帝大独文科だとあなたが言うから、ヘッセ紹介者の高橋健二だって東京帝大出だと指摘してあげただけでしょ。

ついでに言うと、マンを扱った東京帝大独文科教授は佐藤晃一だけだよ。
生野幸吉あたりもムージルを持ち上げてマンを貶している。
訳書の多さからすると、彼らよりむしろ高橋健二のほうがマスコミ受けする存在であり続けた。
その辺が見えてないとね。
79山崎渉:03/04/19 23:10
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
80吾輩は名無しである:03/05/01 01:25
手紙…ものすごいね。
一般読者にもこんな風に暖かい目を注いでいたのだから人気を維持できるわけだ
大作終えての隠居期の文章は天衣無縫状態だな
矍鑠たるかなこの翁!

訳者・出版者の方々にも感謝
81吾輩は名無しである:03/05/01 22:03
下がりすぎage
82吾輩は名無しである:03/05/03 23:14
デミアン・・・はじめ悪魔の名前かと思ってたよ
車輪の下・・・ほのぼのとした田舎生活描いてる話だと思ってたよ
シッダールタ・・・ブッタぶったコブッタこいつに決めた!ブイ!

なんて 馬鹿だったんだろう私・・・
83:03/05/05 00:19

でみあん、青春だったなぁ。
84吾輩は名無しである:03/05/10 23:29
こういう方がいらして困っています。
高橋健二氏の業績に泥を塗るのではと危惧しています。

http://www.marikadance.com/taka.htm

ドイツ文学に詳しい方に真偽を判断していただきたいのですが。

【人間の盾】イラクダンサー電波師匠マリカ【ねずみ講】
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/dance/1052396921/
85吾輩は名無しである:03/05/10 23:42
高橋きもいよ!
86白石昇 ◆yAVJKqLKn2 :03/05/10 23:44
 >>4は人にあげちゃいました。もうありません。
87吾輩は名無しである:03/05/10 23:47
>>82

デミアンは実際、悪魔のデーモンを意識して名付けられた
と、健ちゃんは書いていた気がする。

でも、健ちゃんの訳は好きじゃないなぁ。
私のお薦めは吉田正巳氏の『デーミアン』の方で。
88吾輩は名無しである:03/05/11 00:08
>>84
えーと、最初のリンクを読みました。良い文章で、
とてもほほえましい師弟関係が書かれていて、楽しく読んだのですが、
それと次のリンクとはどう関係しているのか? ちょっと説明してくれますか?

マリカ先生というのが、高橋健二の弟子の方なのですか?
2つ目のリンクは「ダンス板」ですよね。

84さんの言う「危惧」の内容を詳しく教えてください。
89吾輩は名無しである:03/05/11 01:28
>>88
このマリカさんという方は、イラク戦争で「人間の盾」として話題になっていた
日本人ダンサーの後見人を自称し、かつオサマ・ビンラディンをネット上で
公然と支持している方です。
もちろんいかなる思想信条を持とうと、その方の自由ですが、
ご自身のサイトでさまざまな民族人種に対して差別的・侮蔑的な発言を繰り返し、
そればかりか学歴詐称疑惑や「ネズミ構」疑惑がもたれている人物です。
これが「危惧」です。

マリカさんの回想を拝見しますに、
高橋健二先生とは相当濃密な関係にあったと思われます。
(下卑た意味の「関係」ではありませんよ。)
高橋先生の晩年が実際にそうした交流があったのならば、
それも文学史の一部であり、それをなきものしようとは決して思いません。
しかし、マリカさんの記述は真実であるのか捏造であるのか、
判然としません。

そこで高橋先生ともつながりが深い「ヘッセ」のスレに、
この情報を流した次第です。

90吾輩は名無しである:03/05/11 01:49
>>89
レス、ありがとう。俺もいちおうドイツ文学研究者の端くれなんだけど、
始めて聞いた話なので、ちょっとアンテナ伸ばしてみますね。
91吾輩は名無しである:03/05/11 02:12
>>90
よろ
92吾輩は名無しである:03/05/11 21:13
高橋健二の訳があまり好きじゃないな。
にしても『幸福論』はおもしろかった。
93吾輩は名無しである:03/05/12 12:23
>89,90
しりたし。
94吾輩は名無しである:03/05/12 16:44
春の嵐の序文を読んで痺れた。
全体としてはシッダールタが一番好きだけど。
95吾輩は名無しである:03/05/14 00:42
デミアンは永遠の憧れ
96吾輩は名無しである:03/05/14 00:54
モレは額にシルシがある
97吾輩は名無しである:03/05/14 01:32
「おい、いよいよだぜ」。
これはロシアとの戦争がはじまったとき、デミアンがシンクレールに言った台詞なのだが、このときデミアンがごく普通の人間に見えたのが不思議だった。
シンクレールは現状を把握できず、夢見ごこちでそれを聞いているのだが、自分もこの物語の突然の転機に驚いていたのだった。
というより、人ごみを歩いていていつの間にか何の違和感もなく隣を親友が歩いていて、まるで始めからそこにいたような様子で自然に話し掛けてきたような・・「戦争になる。」はそんな風に受け止められたのだった。
しかし「動員される」という言葉が鈍い頭をガツンと思いっきり殴るのだった。そう・・隣にきて話し出した親友だと思ってた人間は実は全く知らない人だったのだと知り、襲った衝撃だ。
戦争になるという現実がそのときになってやっと理解され、実感された。このとき思ったのだが、私は戦争を経験した事がない。
しかし、戦争とは自然に自分の隣に並び、それに対して自分はただ少し目を見開く程度の反応だけであり、「君のお父さんは動員されるよ。多分君もされるだろう。」と言われたとき、やっと現実を把握し恐ろしさがじわじわと来るものなのだろう。
戦争が起こるときはまさに変革のときなのだ。
デミアンたちはそれを前々から予想していたからかあまり驚きもなく、思ったとおりと思っていただろう。


98吾輩は名無しである:03/05/14 01:33
しかし世界の現状を変えなければならなくなれば、きっと戦争は起こるのだ。この話は物語にとどまらず、決して人事ではないのだ。そうして後で「戦争反対」なんて言えるだろうか。
合図なしに戦争が始まり、気ががつけば反対などとは言えなくなっていた・・それが戦争ではないだろうか。
それに、いったい誰に抗議すればいいのだ。一人の人間が企んだことならはっきりするが、喧嘩は一人ではできない。かといって戦争はふたりではできない。それではだれに抗議し、戦争を止められるだろう。歴史上に戦争を止めた人がいただろうか。
始まれば誰も止められないのではないか。
戦争は大きな喧嘩だと今まで思っていたが、それは今完全に否定された。そしてとても恐ろしいなと思った。自分の生きる舞台は地球上であり、時の流れ・・いわば歴史の上なのだ。また自分の人生より大きな海がありその中に揉まれて生きているのだ。
舵を上手くとれなくては波の思うが侭だろう。
舵が取れなくては海全体を眺めることはできないのだ。・・戦争が始まり、シンクレールはたくさんの顔にしるしを認めるのだった。愛と死とを意味する、美しい気高いしるし・・。すべての人間が、理想のために死にうるのを見たのである。
孤独だった彼はやっとおおくの人間と同じ意識を持つ事が出来た。

また、最後の場面がとても印象深く、私は好きだ。「まだフランツ・クローマーをおぼえているかい?」デミアンの台詞は全ての謎を解き明かし、この物語の世界をひっくり返してしまった。長い眠りから覚めたようだった。



99吾輩は名無しである:03/05/14 02:13
同性愛同性愛同性愛ぃぃぃぃぃっ!!
悪魔信仰悪魔信仰悪魔信仰ぉぅぅぅぅっ!!
100吾輩は名無しである:03/05/14 02:14
シンクレールは親友のデミアンの母親に恋をして・・それからそれから・・・。
すげぇ物語。
101吾輩は名無しである:03/05/14 02:17
同・性・愛!!!

ドイツ人の精神はイギリス人の精神やアメリカ人との精神とは、かけ離れていると思う。
102あぼーん:あぼーん
あぼーん
103吾輩は名無しである:03/05/16 17:18
それで高橋先生の件はどうなってのでしょう。
104吾輩は名無しである:03/05/17 02:53
>>103
いまここで大問題になっている。
   ↓
http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/bakanews/1052930780/

ペンクラブへの抗議に発展しそうないきおい。
105吾輩は名無しである:03/05/18 10:41
ヘルマンヘッセ著「知と愛」は、ナチスドイツ賛美の小説です。
106吾輩は名無しである:03/05/18 10:43
ヘッセはインド思想に傾倒しまくりです。
107吾輩は名無しである:03/05/18 10:46
ヒトラーはガンジー。
自ら歴史の悪者となった、究極の自己犠牲者。
108吾輩は名無しである:03/05/25 20:28
ヘッセ好きだ。
109吾輩は名無しである:03/05/27 19:40
『デミアン』はニーチェのデュオニュソス思想を絵に描いたような話に思われたのですが、
ヘッセとニーチェの関係って?
110山崎渉:03/05/28 09:11
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
111霧の中:03/06/01 00:19
      ヘルマン・ヘッセ

霧の中を歩む不思議さ
草むらも石ころもみなひとり
木立もたがいに見えわかたず
みんなすべてひとりぼっち

私の生活のまだ明るかったころ
世界は友にみちあふれていた
霧がおりてきた今は
もう誰ひとり見えはしない。

まことあの闇の暗さを知らないものを
賢い人とはいえないのだ。
逃れるずべもなくそっとその人を
一切から孤絶するあの闇黒を

霧の中を歩む不思議さ
人生とはひとりぼっち
だれひとりたがいを知らず
みんなすべてひとりぼっち


112霧の中:03/06/01 00:22
高橋健二訳だと、こうなる!

不思議だ、霧の中を歩くのは!
どの茂みも石も孤独だ。
どの木にも他の木は見えない。
みんなひとりぼっちだ。

私の生活がまだ明るかったころ、
私にとって世界は友だちにあふれていた。
いま、霧がおりると、
だれももう見えない。

ほんとうに、自分をすべてのものから、
さからいようもなく、そっとへだてる、
暗さを知らないものは、
賢くはないのだ。

不思議だ、霧の中を歩くのは!
人生とは孤独であることだ。
だれも他の人を知らない。
みんなひとりぼっちだ。
113霧の中:03/06/01 00:25
高橋健二訳だと、味も素っ気もなくなる1
なんだから直訳臭いし、ヘッセのもつ瑞々しさや
叙情性がゼロになる。
ガラス玉演技とか、荒野の狼の訳は悪くないんだけどね!
114吾輩は名無しである:03/06/01 00:38
車輪の下だけ読んだけど、同性愛っぽいシーンにドキドキしただけで、
後は農村の描写が延々と続いてひどく退屈だったぞ。 
115我輩は名無しである:03/06/02 07:01
デミアンが好きだけど、高橋訳は本当にイヤらしい日本語だと思う。
「味気ない人生」
「人生の味気なさ」
原文 分かる人上げてくれないか?
116吾輩は名無しである:03/06/02 08:06
高橋健二訳いいじゃん!断然いいじゃん!
117あぼーん:あぼーん
あぼーん
118吾輩は名無しである:03/06/02 21:34
http://book.2ch.net/book/kako/1002/10023/1002354759.html(シッダールダ (ヘッセ) )
119吾輩は名無しである:03/06/03 23:26
>>115
>「味気ない人生」
>「人生の味気なさ」 どこら辺に出てくるのですか?
もし新潮文庫で読んでいるなら何ページ?
120吾輩は名無しである:03/06/21 18:37
漏れが人生を迷いまくってるのはヘッセのせいだ…('A`)
121吾輩は名無しである:03/06/21 22:13
>>120
よかったら事情を話してくれよ。
122我輩は名無しである:03/06/22 02:34
ヲレのアプラクサス神は悪だ。つまりヲレはお人好しのアフォだ・・・逝こかな
123吾輩は名無しである:03/06/22 09:36
「ヘッセ魂の手紙」って本が近所の古本屋にイパーイあるんだけど、つまんないのかな?
124吾輩は名無しである:03/06/22 13:03
昔、暮らしの手帖に連載されていた、藤城清治さんの
影絵童話シリーズが大好きだった。親が定期購読していたので
毎月夢中になって読んでいた。

ある号で、「ひとつだけの贈りもの」と題したお話があった。
ある貧しい家に生まれた子どもに、隣家の老人が名付け親となり、
「お祝いに、この子になんでもお望みの願いをかなえてあげよう」
と持ちかけられたことから始まる物語。
愛する心の大切さ、ラストシーンの美しさに自分は子どもながら
涙涙で何度も読み上げた。

物語の引用は「ヘッセの短編より」とされていた。
これが、自分とヘッセの出会いだった。

原典の名前は「アウグスッス」。文庫『メルヒェン』に
収録されている。
125吾輩は名無しである:03/06/22 20:19
私が行く図書館の文庫コーナーではもう「車輪の下に」と「デミアン」しかないんです。
全集でかろうじて「知と愛・郷愁」がある。でも重そうで借りる気には・・・。
126吾輩は名無しである:03/06/22 20:21
ヘッセは読書感想文の課題図書
くらいの認識しかないなあ。
127吾輩は名無しである:03/06/22 20:28
うちの図書館は全集全部揃ってる
128吾輩は名無しである:03/06/22 20:28
クヌルプ
タイトルは卑猥だが
泣ける。。。とめどなく。。。。( ;´Д`;) ウワーッ
129我輩は名無しである:03/06/22 23:52
「ガラス玉演戯」文庫化されないねえ、いつまでたっても・・・。
昔あったのかな?
130吾輩は名無しである:03/06/23 20:03
>>129
高橋健二訳の新潮文庫があるよ。俺持っている。
古本屋やネットオークションで気長に探せば、手にはいるよ。
131吾輩は名無しである:03/07/01 02:34
私は中学の時「デミアン」を読んでそれからずっとヘッセ大好きです。
なんか、考え方とか変えられました。
132吾輩は名無しである:03/07/01 02:57
>>131

いいねぇ。
僕も高校の時によんで衝撃を受けたね。
133あぼーん:あぼーん
あぼーん
134吾輩は名無しである:03/07/01 09:24
>>1

「シッタルダ」愛読書ですー
135吾輩は名無しである:03/07/01 11:59
たまにあがってくるからこのスレ良いよね。
136吾輩は名無しである:03/07/06 01:21
>>129
そのうち復刊されます。
復刊ドットコムで。


137吾輩は名無しである:03/07/06 03:02
>>136
それって、こっちからプッシュしないといけないんだったよね。
138吾輩は名無しである:03/07/10 23:59
誰か郷愁を読んだ人いますか
139あぼーん:あぼーん
あぼーん
140あぼーん:あぼーん
あぼーん
141吾輩は名無しである:03/07/12 11:19
知と愛・・読んでみようとしたものの
11章くらいで疲れて来ちゃった・・・
やっぱしここはがむばって最後まで読むべき?
また今度気が向くときまで待つべき?う〜〜ん・・迷うところだ
142吾輩は名無しである:03/07/12 14:23
>>141

最後まで読め!!!!!

めっちゃいいぜ。
最後が感動的。



まぁたしかにちょっと長くてだれるが...
143あぼーん:あぼーん
あぼーん
144山崎 渉:03/07/15 08:58

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
145吾輩は名無しである:03/07/20 21:59
age
146吾輩は名無しである:03/07/28 16:09
age
147吾輩は名無しである:03/07/30 02:20
クヌルプって「寅さん?」
クヌルプ=渥美清
私=前田吟って感じがするんですけど・・・
148吾輩は名無しである:03/07/30 17:33
神様=笠智衆
149吾輩は名無しである:03/08/09 00:22
このスレは美わし
150吾輩は名無しである:03/08/12 12:41
あのー教えて欲しいことが一つあるんですが、
つげ義春の漫画『ねじ式』で、
「死なんて真夜中に背中のほうからだんだんと、
巨人になっていく恐怖と比べたら、どうってことないんだから」
って言葉って、ヘッセの『デミアン』からの引用でしょうか?
昔デミアンを読んだ時そんな一節があったと思うんですが、
記憶が曖昧になりずっと気になっているので、
もし知ってる方がいましたら教えて下さい。
151吾輩は名無しである:03/08/13 10:05
>>150

私の知る限りでは、ヘッセはそういう言葉遣いはしないかと。
デミアンには少なくともその一文はないです。

多分他の翻訳文学でしょう。
152150:03/08/13 17:22
>151
レスありがとうございます。
ヘッセではなかったのですね。
たぶん引用だと思うので、
原作は気長に探してみます。
153あぼーん:あぼーん
あぼーん
154吾輩は名無しである:03/08/16 20:32
久しぶりに「漂泊の人」読みました。

3話の短編連作だけど、
年をとると、最後の雪の中で野垂れ死にする場面がよくなってくる。
155あぼーん:あぼーん
あぼーん
156あぼーん:あぼーん
あぼーん
157吾輩は名無しである:03/08/18 05:47
厨房のときに「車輪の下」と「春の嵐」を読んで好きな作家の一人だったけど、
高一のときに「デミアン」を読んではまったなあ。ぞくぞくするような読書
というのは、ヘッセの醍醐味ですね。
「ナルチス&ゴルトムント」は結局、高三の11月ごろに読んだんだけど、
受験勉強も手に付かなくなって、朝になるまでむさぼり読んだ想い出が。
あのころまだ童貞だったし、ゴルが二人の姉妹を両脇にはべらして、「長いためいき」
をつかせるところなんざ、刺激強かったですねw
ナルチスは祈りの人、書斎の人の人と描かれているのに、なぜか妙に色っぽく感じた。

高橋健二の訳は折れは好き。詩集の翻訳の方も高橋健二のがいいじゃんよ、と思う。
158吾輩は名無しである:03/08/23 07:38
ナルチスとゴルトムントを徹夜で読んでいました。
奇しくもゴルと姉妹を1年も寝かせたままでしたがw

すっきりとしたわかりやすい構成で感銘を受けました。
最終章(と思われる)を残したままカキコしていますがw
159吾輩は名無しである:03/08/23 08:19
160吾輩は名無しである:03/08/23 08:42
ガラス玉演戯の復刊まだ〜?
161吾輩は名無しである:03/08/30 11:37
伝説の美香語録
「私は宮本輝の生まれ変わりだ」
「私に文学を感じない奴は二度と文学の本質に触れられない」
「小説は全部ノンフィクションですよ。私はそういうウソとかつけないんです。
 作り事の小説を書いても人の心を揺さぶらないでしょう」
「工藤はカスの作家。工藤に負けるやつは人生終わりだ」
「オイディプスの両目潰しはいつか真似してみたい」
「本当の文学は平野啓一郎でもなく村上春樹でもなく美香にある」
「中上健次に島尾敏雄・・私の選ぶ文学は最高にcoolだ」
「300人で図書館借り切って読書会したことあります」
「2ちゃんの書き込みだけじゃなく、全てにおいてノンフィクション」
「美香の文学はタイム・カプセル。30世紀の人間を驚かせますよ。逆に、今の
 奴らには少し高級すぎたかなって反省もある(笑)」
162吾輩は名無しである:03/08/30 14:14
>>161
酔った上での気の置けない仲間内の発言ぐらい許してやれよ。
しかもコンテクストを無視しての引用、フェアじゃないよ。
163吾輩は名無しである:03/09/25 18:25
車輪の下を読んだら、すごく面白かった。
さすが、詩人!て感じでよかった。
164吾輩は名無しである:03/09/25 21:43
アメリカじゃ、やっぱ『荒野のおおかみ』!
ヒッピーが好きで読んでたのがわかるよ。
かなり、いってる。
165吾輩は名無しである:03/09/29 04:40
はじめてヘッセの作品読みました。さっき「車輪の下」を読み終えました。
高橋さんの訳ちょっと読みづらかったなぁ。
できれば違う人が訳した「車輪の下」を読みたかったです。

自然の描写がちょっと長すぎるかな、とは思いました。
でも自殺する場所を探したり最後酩酊してあっけなく死んじゃう所とかは
惹かれました。もっと他の作品も読んでみたいと思った作家さんでした。
166吾輩は名無しである:03/10/04 10:18
クヌルプ読んだ〜 
仕事辞めて何ヶ月かガイコク旅行してて帰ってきてから
なかなか仕事決まらない身には痛すぎるよ・・・
読んでスグにあぁこりゃ死ぬなって心構えしてたけど悲しいねぇ。 美しくもあったけど
167吾輩は名無しである:03/10/04 12:35
>>161-162
それ、本人が貼って回ってるんだよ、自分では自己顕示のつもり?w
自分の馬鹿さを宣伝して回ってるわけだ…哀れだな。
IPも知らず恥かきまくりながら2CHに粘着し続けるとは、呆れ。
かなりの歳のようだけどな。ビョーキだな
168吾輩は名無しである:03/10/04 14:46
>>157
工房の頃はヘッセ読むね。モレは『デミアン』一番好きだった。
169吾輩は名無しである:03/10/23 00:13
クヌルプage
170吾輩は名無しである:03/10/25 00:10
コリンウイルソンの「アウトサイダー」読んで
ヘッセ「荒野のおおかみ」よんでみだ。

イヤー酔うね。社会のはみ出し者って感じのフレーズに。
ある意味「救い」だな
171吾輩は名無しである:03/10/29 14:38
しかし、壁は傑作だな・・・
172吾輩は名無しである:03/10/29 22:53
ヘッセってきっといい人だったと思う。
はみ出し者と言いつつも愛されてたんだろうなあ。
ロックじゃない。
173吾輩は名無しである:03/10/29 23:33
ガラス玉演戯の復刊まだ〜?
174吾輩は名無しである:03/10/30 00:16
アプラクサス!!
175吾輩は名無しである:03/10/31 09:02
メルヒェンが一番好きかも。
現実の醜さを感じながら夢見がち。
世界を愛していて、人に尽くしたくて、でも傍観者。
ハァ…
176吾輩は名無しである:03/11/02 08:44
デミアンしか読んでません。
177吾輩は名無しである:03/11/07 08:06
>>173
来月発刊の見こみ。
読者案内申込んでおけば、メールで知らせてくれる。
http://www.gutenberg21.co.jp/coming.htm
178吾輩は名無しである:03/11/07 12:10
↑読書案内だった。
179吾輩は名無しである:03/11/07 15:54
「結婚」について、どなたか意見ありませんか?
いまいちヘッセらしくなかったようですが。
180吾輩は名無しである:03/11/08 17:33
だからトンボガエルなのだ!
181吾輩は名無しである:03/11/09 19:28
↑それでいいのか?
182吾輩は名無しである:03/11/17 22:57
「ガラス玉演戯」
http://www.gutenberg21.co.jp/glas.htm
183吾輩は名無しである:03/11/18 02:43
ヘッセが「シッダールタ」執筆中に読んで感銘を受けたという
オスカー・A・H・シュミッツ「ディオニュソスの秘密」は
邦訳されているのでしょうか?
184吾輩は名無しである:03/11/18 03:00
>>183
なんであんたそんなマニアックなこと知っててドイツ語読めないんだ?
185吾輩は名無しである:03/11/18 18:10
>>183-184
なんかわらった
186吾輩は名無しである:03/11/19 19:02
青春は美わし より ラテン語学校生の方が面白い気がした。

今 郷愁 を よんでいる
187吾輩は名無しである:03/11/23 00:22
古本屋で「ガラス玉演戯」 の角川リバイバル版見つけたんだけど、
訳はどうなのかな。
高橋ばっかりだったので違和感あるかしら。
188吾輩は名無しである:03/11/23 15:14
必ず女にひどく振られる

ホモ話

こればっか。2度とよまん。 
189吾輩は名無しである:03/11/23 16:11
ガラス玉演戯は女出てこないよ。
あと、ナルチスとゴルトムントも別に最終的には振られない。
シッダールタは女を振る話だ。謎
190吾輩は名無しである:03/11/23 16:16
シッダールタがカマラ(だっけ?)を振るのは
当り前のことなんじゃないの?仏陀なんだしさぁ

しかし謎がなければ文学作品は生まれてこない
191吾輩は名無しである:03/11/23 16:17
車輪の下はどうですか?
192吾輩は名無しである:03/11/23 16:20
いや、まぁシッダールタは仏陀とは違うでしょ...汗

しかも正確に言うと、振ったわけじゃない。
だから謎って書いたんですが...
193へるまん:03/11/23 16:22
おい、おまえら、
ヘルマンだけど、何か聞きたいことありますか?
194吾輩は名無しである:03/11/23 16:23
ああ、バラモンと書くべきだったか
195吾輩は名無しである:03/11/23 16:27
あっはっは。シッダールタはバラモンでもない。
ただの川の渡し守だった… すまんすまん
196へるまん:03/11/23 16:29
正確に言うと、沙門だけどね。

久しぶりに盛り上がってくれてうれしいYo。

おっす、おれ、ヘルマン。
他になんかありますか?
197吾輩は名無しである:03/11/23 16:31
サムー
198吾輩は名無しである:03/11/23 22:53
過去ログにありますが、ガを盗む話は文庫でててますか。
1992m:03/11/23 22:56
ヘルペス
2002m:03/11/23 22:59
200m
201吾輩は名無しである:03/11/24 01:25
オカルト小説家
202私もハシクレ:03/11/24 02:06
読んでない方は、荒野の狼も是非。
かなり、ウツ入っているけど・・。
203へるまん:03/11/24 10:50
>>198

新潮文庫にはないと思うよ。
教科書のみ。
204吾輩は名無しである:03/11/24 14:43
>>203
あらそうですか。ありがとう。
まさかあれがヘッセだったとは・・・・
205吾輩は名無しである:03/11/24 17:23
ヘッセってガンジーに似てるね。
206慶子:03/11/24 19:00
207吾輩は名無しである:03/11/24 19:33
>>198
「少年の日の思い出」だよね?
中一の時これ読んで結構衝撃だった。
教科書破ってホッチキスでとめて保存してある
208へるまん:03/11/24 19:39
有島がこれ読んで一房の葡萄を書いたのは有名な話だよね。
209吾輩は名無しである:03/11/24 23:01
>>207
す、すげえ。おくれ。
210へるまん:03/11/25 01:59
あらすじ:

ヤママユを握りつぶした!!



後悔した。

以上。
211へるまん:03/11/25 02:00
一房の葡萄 あらすじ:

葡萄盗んで食った。



怒られた先生に萌え!

後悔した。

以上。
212へるまん:03/11/25 02:02
正直すまんかった。
改心します。



悪いことをして、懺悔......

放蕩息子の帰還!
これがヘッセの王道Yo!
213吾輩は名無しである:03/11/25 11:55
ようするに、「ガラス玉演戯」 角川リバイバル版は「買い」ですか。
214吾輩は名無しである:03/11/25 11:56
あっ、値段は箱入りで850円です。
215へるまん:03/11/25 12:33
わかんない。
値段は状態にもよるんでない?

訳者の井手賁夫という人は有名なヘッセ研究家だよ。
僕は読んだことは無いけど、論文はおもしろいし読みやすい。
だから正確忠実で穏当な気がする。
216吾輩は名無しである:03/11/25 13:53
>>215

訳は安心して読める無難なものってわけですね。
じゃあ、明日大学行く途中で買うことにします。
有難うございました。
217吾輩は名無しである:03/11/25 14:00
ついでにヘルマンさんに質問です。

ヘッセは最終的にどんな宗教を信じたのですか。
来世とか神秘体験についてはどういう見解を持っていたんでしょう。

じつはコリン・ウイルソンを読んでいて最近ヘッセに興味を持ったので
文学にはうといんですが。

「荒野のおおかみ」と「デミアン」読みました。
218へるまん:03/11/25 14:21
いきなり難しい話題ですなぁ。本人が信じた宗教、でしょ。
でもヘッセの場合、自分が信じた宗教と作品のテーマが必ずしもぴったり一致しない気がするよ。

キリスト教的な神秘主義に凝っていたり、ヨガや中国思想に凝っていたのは事実だけど、
それを本気で信仰としてもっていたかどうかはわかんないでしょ。
俺は死んで神と一体化する!とか思っていたとはねぇ。
つまり神秘思想に惹かれつつも、あくまで少し距離をおいた立場を崩していない、ということ。

神と一対一で向き合っていたんだと思うよ。だから彼の作品では常に自我が問題になる。
良くも悪くもプロテスタントの牧師の息子だしね。
ただ、その神はちょっと民俗宗教っぽい、いろんな宗教の根源にあるおおもと、
誰もがそこに到達するようなものを探しつづけているような節はあるかな。
いわゆる大母ね。
ガラス玉演戯はまたちょっと硬質だけど...

これが現段階でのへるまんの考えですな。
いろんな人がいろんなことを読み取るでしょ、彼の作品からは。
219吾輩は名無しである:03/11/25 15:25
>>218

さっそくご回答有難うございます。
デミアンを読んでみて、ちょっと「罪」を強調する伝統的なキリスト教に
批判的なのかなって思ったものですから。
ニーチェのように生命力を重視する立場からの批判かなって。

ところで自分はフラ語専攻の学生なもんで、こじつけかもしれませんが、
ヘッセってジッドと似ているような気がします。
学生時代にこの二人を並行して読んでみようかなって思っているところです。
220へるまん:03/11/26 02:02
ガラス玉演戯、復刊だって@復刊ドットコム。
残り120冊くらい。注文しちゃった。
でも2800円ってのはなぁ。古本のほうが良かったかな...

この時代の人って、なんとなく似てると思いますよ。書き口とか。
あ、いやそれは翻訳日本語がかな...汗
でも構成とかは明らかに似通ってる気が。
ジッドほど(といっても僕も二つしか読んでないですが)思いつめてない感じはしますけどね。特に年取ってからの作品は。
そういう意味ではむしろ荒野のおおかみが異質かも。

あと「罪」って原罪のことですか?
生命力(悪とされる)の要素の肯定は、たしかにニーチェの影響でしょう。
それに対比されるのは、父親の代表する市民社会の倫理(もちろんキリスト教も含む)だと思うけれど。
221吾輩は名無しである:03/11/27 02:06
「デミアン」を呼んでフリーメイソンの匂いを感じ取った漏れの嗅覚はおかしいでしょうか?
ヘッセが会員だったって話を聞いたことがないんですが。
222へるまん:03/11/27 02:58
いや、僕もそう感じました。

スイスのモンテ・ヴェリタというところで、関係者と接触した可能性があります。
ただ、そのへんはよくわかっていないし、新しい書簡か日記が出てこない限りわからないかな、と。
223吾輩は名無しである:03/12/03 01:35
ヘッセはここ数年でてる一連のハードカヴァー本が至宝。
224へるまん:03/12/03 02:41
...
あれは、まぁ...寄せ集めですが...いいとこどり、かと。
書簡集はお勧めだけど...

きちんと小説も読んで欲しいねぇ。
225吾輩は名無しである:03/12/03 17:22
荒野のおおかみは彼の衰えをすでに感じさせる作品だと思います。
226吾輩は名無しである:03/12/03 17:28
「知と愛」は反省による復興を充分にかんじさせる作品だと思います。
227吾輩は名無しである:03/12/04 01:23
「幸福論」は老境の極みのような。
228吾輩は名無しである:03/12/05 20:26
郷愁は青臭いザーメンの匂いを感じさせるね。
229223:03/12/06 23:47
>>224
彼の小説はあらかた読んだ上です。
晩年の枯れたエッセーこそヘッセの傑作ですよ。
230吾輩は名無しである:03/12/07 00:42
あああ、少年の日の思い出 文庫ででないかなああああああ
231へるまん:03/12/07 01:37
>>229
そんなに後期のエッセーのってたっけかな...
もう一度見直してみます。

>>230
文庫では、絶対無理でしょうね。
ハードカバーなら出たかもしれませんが...
正直なところ、もう一度ヘッセブームが来ない限り無理かと。

図書館で全集探したほうが早いですよ。
232吾輩は名無しである:03/12/07 19:46
>>231

>図書館で全集探したほうが早いですよ

何巻目ですか
233へるまん:03/12/07 21:53
>>232

あのなぁ、そのくらい自分で探しなよ...

234吾輩は名無しである:03/12/09 23:35
よし!俺がヘッセブーム起こしてやる(w
235吾輩は名無しである:03/12/09 23:58
たのみます。それだけはやめてくださいませ。

 もしそんなことしたら、5年はヘッセも読めません。
ま、ただでさえ忙しいので読んでる暇ないけどね。

 それじゃ。さようなら。
236吾輩は名無しである:03/12/16 11:20
みんなもっとヘッセ読んでくれよ。
おもしろひのに
237吾輩は名無しである:03/12/16 22:01
ヘッセを面白いと感じた10代。
ヘッセに憧れた20代。
ヘッセは青春の日の幻影と知った、オレ30代。

「喜びも美しく、悲しみも美しかった。あの日の一日が欠けても、たまらなく惜しいことだろう!」
                                       from KNULP
238吾輩は名無しである:03/12/17 17:35
>>237が悪びれることも無くすべてを語ってしまった…
239吾輩は名無しである:03/12/17 21:28
>>237の正式な続き
ヘッセの本に積もる埃を正当なものと思う40代
親しい人の死に取り残された気分を感じはじめる50代
ヘッセに自分が死ぬことの手本や基準を再発見する60代以降〜

「死が近づくと、生命の小さい灯りはいっそう明るく切実に燃えた。」
                     from NARZISS UND GOLDMUND
240吾輩は名無しである:03/12/18 00:37
「秋の徒歩旅行」が大好きだった。
ヘッセはこういう抒情的な作品がいい。
241吾輩は名無しである:03/12/21 00:16
ヘッセの小説みたいに内省的な作品もいいもんだな
242吾輩は名無しである:03/12/23 17:06
ガラス玉演技がやっと届いた。
手に入るようになったのはありがたいけど、
これで2800円はやっぱりちょっと高く感じるな・・・
243へるまん:03/12/23 17:49
うん。届いた。
読みやすい。

でも、帯がダサイ!!!
装幀もこの値段にしてはいまいち。
読めるだけましってことか...
244吾輩は名無しである:03/12/24 21:44
漏れ現在独文科に住んでるんだけど機会があって
過去の卒論のタイトル一覧を見たんだが
ある時期ではデミアンで書いている人がかなり多かった。
でも最近は文学作品でレポート書いている人がほとんどいない(´・ω・`)
みんな興味ないのかなぁ
245吾輩は名無しである:03/12/24 22:07
>>244
比較文化とか政治とかなのかなあ
っつーか大学で文学専攻するってどういうことやるのかよくわからない
講読が中心なの?
246吾輩は名無しである:03/12/24 23:37
漏れはまだ2年だからたいした事はやっていないが
語学、文化(政治とかはココ)あたりもやります。
最近は語学、文化目当ての人が多い気が汁。
それさえも少数で卒業認定欲しいだけの香具師とか…
そういう香具師はどこにでも居るとは思うが
独文は仏文とかと比べて偏差値が低いので・゚・(ノД`)・゚・。。
文学の授業は、今は文学史って感じですが
多分3年からは原文片手に作家や作品についてもっと詳しくやると思います。
でも教授がそのときやりたい作品や作家をやるので
自分の好きな作品が取り上げられるかどうか…
247吾輩は名無しである:03/12/25 00:27
でも原文でヘッセ読める人ってうらやましいな
とくに詩なんかぜんぜん味わいが違うんだろうなあ

独学じゃ独語はむりそう
248へるまん:03/12/25 04:30
>>244
文学にも流行り廃りはあるからねぇ。
ヘッセの作品分析については今は研究しつくされた感があるし。

学部でいまやるんだったら、おすすめはヘッセと政治だね。彼の平和運動。
彼の平和への態度は立派なもんだし、現在に通じる物なのに。
そういうネタでイラク戦争勃発危機あたりに、タイムリーに研究者が本を出さないからドイツ文学がおもしろくないんだよ。
漏れが書きたいぐらいだが...しかしオーソリチイがないんだよな。

>>247
すこしがんがれば読めるよ。
ヘッセの詩はそんなに難解じゃないから。
というか、どっちみち漏れも詩は辞書なきゃ読めないし。
249吾輩は名無しである:03/12/25 23:16
へるまんさんって独文の院生かなー
それとも大学の先生?

ヘッセの講座あるなら授業出てみたい
250吾輩は名無しである:03/12/26 00:34
うちの大学の教授だったらどうしよう((((゚Д゚;))))
251へるまん:03/12/26 00:44
>>249
>>250

>>196 >>210

教授がこんなに2chに適応してるわけがないだろう (´・ω・`)
院生ですよ、もうやめるけど。
ていうか、漏れの方がヤヴァいんだよね。同じ大学の院生がみたらわかっちゃうよ。

ヘッセ関連は、そのうち書きためてメルマガとかで配信したいねぇ。
252吾輩は名無しである:03/12/26 01:13
ヘッセ好きの院生ですか?もしかしてうちの大学の研究棟から
原語版ヘッセ全集のデミアンの載っている巻だけ2冊ほど借りパクsh(ry
探したけど見つからなくて助教授の方に迷惑かけてしまったよ
253へるまん:03/12/26 03:29
>>252
ん、なんか日本語が理解できないのだが...?

漏れが嫌疑をかけられてるのか?w
漏れはDemianはTaschenbuchで持ってるから別にいいのだが...
254吾輩は名無しである:03/12/26 07:29
>>251
>ヘッセ関連は、そのうち書きためてメルマガとかで配信したいねぇ。

いますぐにでも講読したい!!!
ヘッセ熱さめないうちに
255吾輩は名無しである:03/12/26 15:50
>>253
疑って悪かった先輩(w
何故かうちの大学の独文専用図書館から2つあるヘッセ全集のうち
デミアンの載っている巻だけが2つとも行方不明という奇妙な事件があったものでw
どうも熱狂的なヘッセファンがいたらしいです。

Taschenbuchといえばその図書館のレクエム文庫のコーナーに
ヘッセ関連の本が全然無かったのですが
ヘッセの本ってレクエムで出てないんでしょうか?
それともやっぱ誰かがパクt(ry
256へるまん:03/12/26 18:13
>>254
メルヒェンでも読みなされ。
いまはなんもないもん。


>>255
レクラムでしょ?
車輪の下があったような気がするけど、Nacsisで見たら日本には少なくともないね。
ttp://webcat.nii.ac.jp/

あとは、
In der alten Sonne : Erzahlung / Hermann Hesse. Stuttgart : Reclam, 1968 (U
niversal-Bibliothek ; Nr. 7557)

Eine Bibliothek der Weltliteratur / Hermann Hesse. -- Reclam, 1953. --
(Universal-Bibliothek ; Nr. 7003)

この二件か。上の方は聞いたことない。
下は新潮で日本語がでてるよね。
257吾輩は名無しである:03/12/26 18:17
おれイグナチオ教会の隣の大学だけど、知らないうちにヘルマンさんと逢ったことあるのかなあ
258へるまん:03/12/26 19:37
あぁ、Sophiaね。あたしゃ違います。

って順番に言っていったら独文学なんて少ないから特定されちゃうじゃないかYo!
まぁでも最近は独文学「専攻」を作れるところはほとんどないよね。コースばっか。


ドイツ文学が人気ないのは教養(強要)のドイツ語授業の教師がおもしろくないからだよなー。
つまり文学者でも語学をおもしろく教えられるとは限らないしね...

文学者にはなりたくないが、ドイツ語教師にはなりたかったよ。
でも、日本の現状ではほぼ不可能なので断念。たいしてできもしないというのもあるし。
259吾輩は名無しである:03/12/26 21:00
>>256
ぎゃふん!間違えて覚えてた_| ̄|○
>>257
そこは漏れが記念受験したところですw

教授は・・・面白い人もいますよ。多少。
どういう意味の面白いかによっても違うんですけど。
260吾輩は名無しである:04/01/03 23:39
誰か、>>111は誰の訳だか教えてはくれまいか。
261吾輩は名無しである:04/01/03 23:42
友達の蛾を盗むやつってなんだっけ?
262吾輩は名無しである:04/01/04 00:21
>>261
少年の日の思い出
263へるまん:04/01/04 03:54
>>260

調べたけどわかんなかった。
書い込んだ人がまだ見てると良いね。

しかし私訳な予感もする。
264吾輩は名無しである:04/01/04 19:15
>>263
ありがとう。
俺も私訳かという予感はしました。
高橋訳よりは良いなぁと感じたので、
ちょっと気になったのです。
26535歳 主婦 ◆baeGuFHffI :04/01/04 19:22
ヘッセってガンジーに似てるね。

「メルへン」読んだけど最初のほうの話は面白かったけど
途中にすごい難しい話があって止めた。
266吾輩は名無しである:04/01/04 20:05
ハンドルネームがなぜか意味ありげで気になる。
人生のターニングポイントか?
267へるまん:04/01/04 20:37
>>265
「苦しい道」かな。

その辺はすっとばして、イーリス読んだ方がお得かと。
268へるまん:04/01/05 10:05
1947年にジッドと会ってたと。

ジッドが訪ねてきたようだ。
269吾輩は名無しである:04/01/05 21:16
へー

ジッドの印象は?
270へるまん:04/01/05 21:34
ヘッセ70才の記念に新聞に書いたらしいよ。
読んでないから知らない。

多分Taschenbuchのどこかに入ってるんだろうな。
ま、見つけたら眺めてみるけどね。
271吾輩は名無しである:04/01/05 21:47
ふーん
272吾輩は名無しである:04/01/08 00:49
>198
文庫には収録されていません。
273吾輩は名無しである:04/01/08 23:12
「苦しい道」好きだけどな。ヘッセらしい作品だと思う。
最後の方が非現実的なので戸惑うかもしれないけど。
274吾輩は名無しである:04/01/08 23:26
>>272
ありがとうございます。
ここみてる業界の人いませんかね?
文庫でだしてくれませんかね?
275少年の日の思い出:04/01/09 13:53
 客は夕方の散歩から帰って、私の書斎で私のそばにこしかけていた。昼間の明るさは消えう
せようとしていた。窓の外には、色あせた湖が、丘の多い岸に鋭くふちどられて、遠くかなた
までひろがっていた。ちょうど、私の末の男の子が、おやすみを言ったところだったので、私
たちは子どもや幼い日の思い出について話しあった。
「子どもができてから、自分の幼年時代のいろいろの習慣や楽しみごとがまたよみがえってき
たよ。それどころか、一年前から、ぼくはまた、チョウチョ集めをやっているよ。お目にかけ
ようか」と私は言った。
 彼が見せてほしいといったので、私は収集のはいっている軽い厚紙の箱を取りにいった。最
初の箱をあけて見て初めて、もうすっかり暗くなっているのに気づき、私はランプを取ってマ
ッチをすった。すると、たちまち外の景色はやみに沈んでしまい、窓いっぱいに不透明な青い
夜色に閉ざされてしまった。
 私のチョウチョは、明るいランプの光を受けて、箱の中から、きらびやかに光りかがやいた。
私たちはその上にからだをかがめて、美しい形や濃いみごとな色をながめ、チョウの名まえを
言った。
「これはワモンキタバ(輪紋黄下翅)」という蛾で、ラテン名はフルミネア。ここらではごく
珍しいやつだ」と私は言った。
 友人は一つのチョウを、ピンのついたまま、箱の中から用心ぶかく取りだし、羽の裏がわを
見た。
「妙なものだ。チョウチョを見るくらい、幼年時代の思い出を強くそそられるものはない。ぼ
くは小さい少年のころ熱情的な収集家だったものだ」と彼は言った。
 そしてチョウチョをまたもとの場所に刺し、箱のふたを閉じて、「もう、結構」と言った。
276少年の日の思い出:04/01/09 13:55
 その思い出が不愉快ででもあるかのように、彼は口ばやにそう言った。その直後、私が箱を
しまってもどって来ると、彼は微笑して、巻きたばこを私に求めた。
「悪く思わないでくれたまえ」と、それから彼は言った。「君の収集をよく見なかったけれど。
ぼくも子どものとき、むろん、収集していたのだが、残念ながら、自分でその思い出をけがし
てしまった。実際話すのも恥かしいことだが、ひとつ聞いてもらおう」
 彼はランプのほやの上でたばこに火をつけ、緑色のかさをランプの上にのせた。すると、私
たちの顔は、快いうすくらがりのなかに沈んだ。彼が開いた窓のふちにこしかけると、彼の姿
は、外のやみからほとんど見わけがつかなかった。私は葉巻を吸った。外では、カエルが遠く
からかん高く、やみ一面に鳴いていた。友人はそのあいだに次のように語った。
277少年の日の思い出:04/01/09 14:06
「ぼくは、八つか九つのとき、チョウチョ集めを始めた。はじめは特別熱心でもなく、ただは
やりだったので、やっていたまでだった。ところが、十歳ぐらいになった二度目の夏には、ぼ
くは全くこの遊戯のとりこになり、ひどく心を打ち込んでしまい、そのためほかのことはすっ
かりすっぽかしてしまったので、みんなは何度もぼくにそれをやめさせなければなるまい、と
考えたほどだった。チョウをとりに出かけると、学校の時間だろうが、お昼ご飯だろうが、も
う塔の時計が鳴るのなんか、耳にはいらなかった。休暇になると、パンを一きれ胴乱に入れて、
朝早くから夜まで、食事になんか帰らないで、駆け歩くことがたびたびあった。
 今でも美しいチョウチョを見ると、折り折りあの熱情が身にしみて感じられる。そういう場
合、ぼくはしばしのあいだ、子どもだけが感じることのできる、あのなんともいえぬ、むさぼ
るような、うっとりした感じにおそわれる。少年のころ、はじめてキアゲハにしのびよった、
あのとき味わった気持ちだ。また、そういう場合、ぼくはすぐに幼い日の無数の瞬間を思い浮
べるのだ。強くにおう乾いた荒野のやきつくような昼さがり、庭の中の涼しい朝、神秘的な森
のはずれの夕方、ぼくはまるで宝をさがす人のように、網をもって待ちぶせていたものだ。そ
して美しいチョウを見つけると、特別に珍しいのでなくったってかまわない、日なたの花にと
まって、色のついた羽根を呼吸とともにあげさげしているのを見つけると、捕える喜びに息も
つまりそうになり、しだいにしのびよって、かがやいている色の斑点の一つ一つ、すきとおっ
た羽の脈の一つ一つ、触角の細いぼち色の毛の一つ一つが見えてくると、その緊張と歓喜とき
たら、なかった。そうした微妙な喜びと、激しい欲望との入りまじった気持ちは、その後、そ
うたびたび感じたことはなかった。
278少年の日の思い出:04/01/09 14:08
 ぼくの両親はりっぱな道具なんかくれなかったから、ぼくは自分の収集を、古いつぶれたボ
ール紙の箱にしまっておかねばならなかった。びんのせんから切りぬいた丸いキルクを底には
りつけ、ピンをそれにとめた。こうした箱のつぶれた壁のあいだに、ぼくは自分の宝物をしま
っていた。初めのうち、ぼくは自分の収集を喜んでたびたび仲間に見せたが、ほかのものはガ
ラスのふたのある木箱や、緑色のガーゼをはった飼育箱や、その他ぜいたくなものを持ってい
たので、自分の幼稚な設備を自慢することなんかできなかった。それどころか、重大で、評判
になるような発見物や獲物があっても、ないしょにし、自分の妹たちだけに見せる習慣になっ
た。あるとき、ぼくは、ぼくらのところでは珍しい青いコムラサキを捕えた。それを展翅(てんし)し、
乾いたときに、得意のあまり、せめて隣の子どもにだけは見せよう、という気になった。それ
は、中庭の向うに住んでいる先生のむすこだった。この少年は、非のうちどころがないという
悪徳を持っていた。それは子どもとしては二倍も気味悪い性質だった。彼の収集は小さく貧弱
だったが、小ぎれいなのと、手入れの正確な点で一つの宝石のようなものになっていた。彼は
そのうえ、いたんだりこわれたりしたチョウの羽を、にかわでつぎあわすという、非常にむず
かしい珍しい技術を心得ていた。とにかく、あらゆる点で、模範少年だった。そのため、ぼく
はねたみ、嘆賞しながら彼をにくんでいた。
 この少年にコムラサキを見せた。彼は専門家らしくそれを鑑定し、その珍しいことを認め二
十ピニヒぐらいの現金の値打ちはある、と値ぶみした。しかしそれから、彼はなんくせをつけ
始め、展翅の仕方が悪いとか、右の触角が曲っているとか、左の触角が伸びているとか言い、
そのうえ、足が二本かけているという、もっともな欠陥を発見した。ぼくはその欠点をたいし
たものとは考えなかったが、こっぴどい批評家のため、自分に対する喜びはかなり傷つけられ
た。それでぼくは二度と彼に獲物を見せなかった。
279少年の日の思い出:04/01/09 14:10
 二年たって、ぼくたちは、もう大きな少年になっていたが、ぼくの熱情はまだ絶頂にあった。
そのころ、あのエーミールがヤママユガをサナギからかえしたといううわさがひろまった。今
日、ぼくの知人のひとりが、百万マークを受けついだとか、歴史家リヴィウスのなくなった本
が発見されたとかいうことを聞いたとしても、そのときほどぼくは興奮しないだろう。ぼくた
ちの仲間で、ヤママユガを捕えたものはまだなかった。ぼくは自分の持っていた古いチョウの
本のさし絵で見たことがあるだけだった。名まえを知っていながら自分の箱にまだないチョウ
の中で、ヤママユガほどぼくが熱烈にほしがっていたものはなかった。いくどとなくぼくは本
の中のあのさし絵をながめた。ひとりの友だちはぼくにこう語った。『トビ色のこのチョウが、
木の幹や岩にとまっているところを、鳥や他の敵が攻撃しようとすると、チョウはたたんでい
る黒みがかった前羽をひろげ、美しいうしろ羽を見せるだけだが、その大きな光る斑点は非常
に不思議な思いがけぬ外観を呈するので、鳥は恐れをなして、手だしをやめてしまう』と。
 エーミールがこの不思議なチョウを持っているということを聞くと、ぼくはすっかり興奮し
てしまって、それが見られるときの来るのが待ちきれなくなった。食後、外出ができるように
なると、すぐぼくは中庭を越えて、隣の家の四階にのぼっていった。そこに例の先生のむすこ
は、小さいながら自分だけのへやを持っていた。それがぼくにはどのくらいうらやましかった
かわからない。途中でぼくは、だれにも会わなかった。上にたどりついて、へやの戸をノック
したが、返事がなかった。エーミールはいなかったのだ。ドアのハンドルをまわしてみると、
入口はあいていることがあった。
280少年の日の思い出:04/01/09 14:12
 せめて例のチョウを見たいと、ぼくは中にはいった。そしてすぐに、エーミールが、収集を
しまっている二つの大きな箱を手に取った。どちらの箱にもみつからなかったが、やがて、そ
のチョウはまだ展翅板にのっているかもしれないと思いついた。はたしてそこにあった。トビ
色のビロードの羽を細長い紙きれにはりのばされて、ヤママユガは展翅板にとめられていた。
ぼくはその上にかがんで、毛のはえた赤茶色の触角や、優雅で、はてしなく微妙な色をした羽
のふちや、下羽の内がわのふちにある細い羊毛のような毛などを残らず、間近からながめた。
あいにくあの有名な斑点だけは見られなかった。細長い紙きれの下になっていたのだ。
 胸をどきどきさせながら、ぼくは誘惑にまけて、紙きれを取りのけ、ピンをぬいた。すると、
四つの大きな不思議な斑点が、さし絵のよりはずっと美しく、ずっとすばらしく、ぼくを見つ
めた。それを見ると、この宝を手にいれたいという逆らいがたい欲望を感じて、ぼくは生れて
はじめて盗みをおかした。ぼくは針をそっと引っぱった。チョウはもう乾いていたので、形は
くずれなかった。ぼくはそれを手のひらにのせて、エーミールのへやから持ちだした。そのと
きさしずめぼくは、大きな満足感のほか何も感じていなかった。
 チョウを右手にかくして、ぼくは階段をおりた。そのときだ。下のほうからだれかぼくの方
にあがってくるのが聞えた。その瞬間にぼくの良心は目ざめた。ぼくは突然、自分は盗みをし
た、下劣なやつだということを悟った。同時に見つかりはしないか、という恐ろしい不安にお
そわれて、ぼくは本能的に、獲物をかくしていた手を、上着のポケットに突っこんだ。ゆっく
りとぼくは歩きつづけたが、大それた恥ずべきことをしたという、つめたい気持ちにふるえて
いた。あがってきた女中と、びくびくしながらすれちがってから、ぼくは胸をどきどきさせ、
額に汗をかき、おちつきを失い、自分自身におびえながら、家の入口に立ちどまった。
281少年の日の思い出:04/01/09 14:14
 すぐにぼくは、このチョウを持っていることはできない、持っていてはならない、元に返し
て、できるなら何事もなかったようにしておかねばならない、と悟った。そこで、人に出くわ
して見つかりはしないか、ということを極度に恐れながらも、急いで引き返し、階段を駆けあ
がり、一分の後にはまたエーミールのへやの中に立っていた。ぼくはポケットから手をだし、
チョウを机の上においた。それをよく見ないうちに、ぼくはもうどんな不幸が起ったかという
ことを知った。そして泣かんばかりだった。ヤママユガはつぶれてしまったのだ。前羽が一つ
と触角が一本なくなっていた。ちぎれた羽を用心ぶかくポケットから引き出そうとすると、羽
はばらばらになっていて、つくろうことなんか、もう思いもよらなかった。
 盗みをしたという気持ちより、自分がつぶしてしまった美しい珍しいチョウを見ているほう
が、ぼくの心を苦しめた。微妙なトビ色がかった羽の粉が、自分の指にくっついているのを、
ぼくは見た。また、ばらばらになった羽がそこにころがっているのを見た。それをすっかり元
どおりにすることができたら、ぼくはどんな持ち物でも楽しみでも、よろこんで投げ出したろ
う。
 悲しい気持ちでぼくは家に帰り、夕方までうちの小さい庭の中にこしかけていたが、ついに
いっさいをを母にうちあける勇気を起した。母は驚き悲しんだが、すでにこの告白が、どんな
罰をしのぶことより、ぼくにとって、つらいことだったということを感じたらしかった。
『お前は、エーミールのところに、行かねばなりません』と母はきっぱりと言った。『そして、
自分でそう言わなくてはなりません。それよりほかに、どうしようもありません。お前の持っ
ている物のうちから、どれかを埋めあわせによりぬいてもらうように、申し出るのです。そし
て許してもらうように頼まねばなりません』
282少年の日の思い出:04/01/09 14:15
 あの模範少年でなくて、ほかの友だちだったら、すぐにそうする気になれただろう。彼がぼ
くの言うことをわかってくれないし、おそらく全然信じようともしないだろうということを、
ぼくは前もって、はっきり感じていた。かれこれ夜になってしまったが、ぼくは出かける気に
なれなかった。母はぼくが中庭にいるを見つけて、『きょうのうちでなければなりません。さ
あ、行きなさい!』と小声で言った。それでぼくは出かけて行き、エーミールは、とたずねた。
彼は出てきて、すぐに、だれかがヤママユガを台無しにしてしまった。悪いやつがやったのか、
あるいはネコがやったのかわからない、と語った。ぼくはそのチョウを見せてくれと頼んだ。
ふたりは上にあがっていった。彼はロウソクをつけた。ぼくは台無しになったチョウが展翅板
の上にのっているのを見た。エーミールがそれをつくろうために努力したあとが認められた。
こわれた羽を丹念にひろげられ、ぬれた吸取り紙の上におかれてあった。しかしそれはなおす
よしもなかった。触角もやはりなくなっていた。そこで、それはぼくがやったのだと言い、詳
しく話し、説明しようとこころみた。
283少年の日の思い出:04/01/09 14:16
 すると、エーミールは激したり、ぼくをどなりつけたりなどはしないで、低く、ちえっと舌
を鳴らし、しばらくじっとぼくを見つめていたが、それから『そうか、そうか、つまり君はそ
んなやつなんだな』と言った。
 ぼくは彼にぼくのおもちゃをみんなやると言った。それでも彼は冷淡にかまえ、依然ぼくを
ただけいべつ的に見つめていたので、ぼくは自分のチョウの収集を全部やると言った。しかし
彼は、『結構だよ。ぼくは君の集めたやつはもうしっている。そのうえ、きょうまた、君がチ
ョウをどんなに取り扱っているか、ということを見ることができたさ』と言った。
 そのときはじめてぼくは、一度起きたことは、もう償いのできないものだということを悟っ
た。ぼくは立ち去った。母が根ほり葉ほり聞こうとしないで、ぼくにキスだけして、かまわず
においてくれたことをうれしく思った。ぼくは、床におはいり、と言われた。ぼくにとっては
もう遅い時刻だった。だが、その前にぼくは、そっと食堂に行って、大きなトビ色の厚紙の箱
を取って来、それを寝台の上にのせ、やみの中で開いた。そしてチョウチョを一つ一つ取り出
し、指でこなごなにおしつぶしてしまった」
284吾輩は名無しである:04/01/09 14:37
>>275-283
に『少年の日の思い出』をコピペしてみました。懐かしいでしょお?
本文ではレスごとの区切り、つまり段落ごとの行間はありません。
コピペするときは、行間をくっつけてください。
285吾輩は名無しである:04/01/09 15:02
>>284

ネ申 降臨━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
286吾輩は名無しである:04/01/09 23:22
それ、高橋健二の訳でしょ? 「チョウチョ」という表現が特徴的だ。
287吾輩は名無しである:04/01/09 23:32
>>284
おおおおおおおおおおおおおお、ありがとううううううううううううう。
かなり懐かしい。これをヘッセが書いてたなんて最近しったよ。
本当ありがとうううううううううううううううううううううううううう。


文庫でもでないかな
288吾輩は名無しである:04/01/09 23:37
なんどか出てくる「熱情」って言葉も特徴あるな
最初は「情熱」の間違いかと思ったよ
でも良い短編だね
なんか心に長く残りそう
どこが良いってうまくいえないけど

289吾輩は名無しである:04/01/09 23:54
これ何年生の教科書にのってたんだっけ
290吾輩は名無しである:04/01/10 13:38
>287
新潮社「ヘッセ全集」第2巻(1982年出版)に、
『車輪の下』その他と共に収録されている。古本屋にあるかも。
291吾輩は名無しである:04/01/10 14:14
けっきょく、この短編は何を伝えたかったんだろう。

どんな美しいものも不正な手段で手に入れようとしたら台無しになるってこと?
それじゃつまらないか。

主人公の美しいものへの憧れが誰にも理解されないまま
卑俗な力に踏みにじられていくことの悲しみ?
とにかく主人公の孤独感はひしひしと伝わってくる。

先輩の皆さんの読後感が知りたい。
292へるまん:04/01/10 14:46
懐かしい!

>>279の末尾だけちょっと誤植があるみたいだけど、たいしたことじゃない。

ネ申!


おもしろいサイトをみつけたのでどうぞ。少年の日の思い出関連です。

ttp://ymiyagi.cool.ne.jp/books/hesse.html
293吾輩は名無しである:04/01/10 21:39
>291
ちょっと難しく考えすぎでは。
ある種の「いやな奴」に軽蔑され、否定されると、
どんな気持ちになるかを表現した。
294吾輩は名無しである:04/01/10 22:33
>>290
おお、情報ありがとうございます。
それは文庫ではないのですかね?
もし文庫でなくても、この話は本で持っておきたいなあ。
ですからありがとう
295吾輩は名無しである:04/01/11 02:02
>294
それは文庫ではありません。当時1500円でしたが、
今ではプレミアがついています。
296吾輩は名無しである:04/01/11 13:17
>>284
ありがとうこのやろー。
297吾輩は名無しである:04/01/11 19:05
>>295
情報ありがとうございます。当時1500円で
今は・・・・・・・・・・ザクグフゲルググ
298284です。訂正です。:04/01/11 21:04
>>275
上からL8 彼が見せてほしいといったので、 →  彼が見せてほしいと言ったので、
下からL7 ワモンキタバ → ワモンキシタバ

>>276
下からL4 緑色のかさをランプの上にのせた。 → 緑色のかさをランプにのせた。
下からL2 私は葉巻を吸った。 → 私は葉巻きを吸った。

>>277
下からL5 まって、色のついた羽根を → まって、色のついた羽を
下からL3 触角の細いぼち色の毛の一つ一つが見えてくると、 → 触角の細いとび色の毛の一つ一つが見えてくると、

>>278
下からL6 珍しいことを認め二 → 珍しいことを認め、二
下からL5 十ピニヒぐらいの → 十ペニヒぐらいの

>>282
下からL3 こわれた羽を丹念にひろげられ、 → こわれた羽は丹念にひろげられ、
299284です。283はごっそり訂正です。:04/01/11 21:05
 すると、エーミールは激したり、ぼくをどなりつけたりなどはしないで、低く、ちえっと舌
を鳴らし、しばらくじっとぼくを見つめていたが、それから『そうか、そうか、つまり君はそ
んなやつなんだな』と言った。
 ぼくは彼にぼくのおもちゃをみんなやると言った。それでも彼は冷淡にかまえ、依然ぼくを
ただけいべつ的に見つめていたので、ぼくは自分のチョウの収集を全部やると言った。しかし
彼は、『結構だよ。ぼくは君の集めたやつはもう知っている。そのうえ、きょうまた、君がチ
ョウをどんなに取り扱っているか、ということを見ることができたさ』と言った。
 その瞬間、ぼくはすんでのところであいつののどぶえに飛びかかるところだった。もうどう
にもしようがなかった。ぼくは悪漢だということにきまってしまい、エーミールはまるで世界
のおきてを代表でもするかのように、冷然と、正義をたてに、あなどるように、ぼくの前に立
っていた。彼はののしりさえしなかった。ただぼくをながめて、けいべつしていた。
 そのときはじめてぼくは、一度起きたことは、もう償いのできないものだということを悟っ
た。ぼくは立ち去った。母が根ほり葉ほり聞こうとしないで、ぼくにキスだけして、かまわず
においてくれたことをうれしく思った。ぼくは、床におはいり、と言われた。ぼくにとっては
もう遅い時刻だった。だが、その前にぼくは、そっと食堂に行って、大きなトビ色の厚紙の箱
を取って来、それを寝台の上にのせ、やみの中で開いた。そしてチョウチョを一つ一つ取り出
し、指でこなごなにおしつぶしてしまった」
300まだあった……:04/01/11 21:33
>>276
上からL5 実際話すのも恥かしいことだが、 → 実際話すのも恥ずかしいことだが、

>>277
上からL2 二度目の夏には、 → 二度めの夏には、
301吾輩は名無しである:04/01/11 23:37
1982年刊行のヘッセ全集は全10巻で15300円だったが、
今ではそれが3倍の値段で売られている。3万円以下なら安い。
302吾輩は名無しである:04/01/11 23:46
訂正おつ!!!!!!

ところでそういう全集とかって大きさどのくらいなの?
なんか全集ときくと図鑑みたいのを想像してしまうんだけど・・・
303吾輩は名無しである:04/01/12 00:51
>へるまんさん
ヘッセ読んでて気になったんですが、
この人はニーチェ/リルケからどのくらい影響受けてるんでしょう。
デミアンなんかは特になんですが、
"ニーチェ解釈のウチの一つ"と非常に良く似た立場を取ってるように読めますし、
↑の方のレスでもありましたが、「放蕩息子の帰還」っていうと、リルケを思い出します。
つーか私にはリルケも、"ニーチェ解釈のウチの一つ"に読めるんですよね。
304吾輩は名無しである:04/01/12 13:27
ヘッセか・・・・・・・
危険な人生を歩んだ男だよね
305吾輩は名無しである:04/01/13 01:31
>302
A5判くらい。

同じ詩人でもヘッセとリルケでは別世界の人と言えるくらいに違う。
少なくともリルケの影響は小さいといえる。
306へるまん:04/01/16 20:16
リルケはあんまり影響はないんじゃないかなぁ。
読んでるのは確かだけど。

放蕩息子の帰還というと、普通に聖書でしょう。福音書。
ヘルマンは悪い子だったから。


とりあえず、ニーチェの影響は絶大でしょう。
ヘッセがもっとも影響を受けた人の一人で、ゲーテと並ぶくらいなんじゃないかと思う。
307吾輩は名無しである:04/01/17 10:45
>>291
私がこの話を学校で習った時、国語の先生は
「最後ぼくは、チョウをつぶしてしまった自分は収集家として失格であると思って、
全てチョウを潰して、少年期に終わりを告げたということですね。」
と言ってましたよ。
へえーなるほど、と私はその時思いましたがどうでしょうか。
308吾輩は名無しである:04/01/17 12:11
>307
蝶あつめが少年期の象徴であると言うならば、そういう解釈が成り立つが、
そうなのだ、と断定できないのでは。
作品は作者の手から離れた段階で、読者のものとなっているのであり、
読者によって多様な読み方がある。
少なくとも、センター試験の第2問に採用されるような、
読み方が一通りしか許されない作品は、国語の試験には向いているが、
作品としてはカス。
309吾輩は名無しである:04/01/17 12:29
ヘッセって単なる青春小説家だろ
晩年もいい加減な東洋的神秘主義で
味付けしただけノーベル委員会も
ころっと騙された
310吾輩は名無しである:04/01/17 13:09
ヘッセのヤーウェ嫌いの悪魔信仰ぶりが好き、素晴らしい・・。
それなりにゲーテの悪魔信仰、悪魔親交を継承していると言えよう・・・。

ミルトンの失楽園は読み辛過ぎ。
311吾輩は名無しである:04/01/17 23:34
そもそもノーベル賞の選考の質が悪い。
グラスや大江が受賞するんだから。芸術性より政治性重視。
しかも時代遅れの左翼信仰。
312へるまん:04/01/18 01:59
>>309
>晩年もいい加減な東洋的神秘主義で
>味付けしただけ

よければこの辺について詳しく聞かせて頂けますか?
根拠がわかりかねます。
所詮、程度問題といえば程度問題ですが、いい加減とまで言うからには何かあるんでしょうか。


少年の日の思い出は、個人的には、野バラ(ゲーテ)の少年に芽生えた罪の意識だと思います。

美しいものを純粋に欲しいという、幼い(少年期の)誘惑に駆られ盗みという罪を犯してしまった主人公。
蝶(自分の欲しかったもの)を自ら破壊してしまい、どうやっても取り戻せないことに、
犯してしまった罪の重大さ、とりかえしのつかない罪が象徴される。
主人公は贖罪として、純粋だったけれども無思慮でもあった少年期にけじめをつけるために自分の収集を壊す。
彼が収集を壊したことによって、少年時代に大切だったものがその時点で壊れ、過去のもの即ち思い出となった。

くらいだと思ってましたが。いかがでしょうか。
ま、多少飛躍してるかもしれませんが.....
313吾輩は名無しである:04/01/18 02:08
>312
2ちゃんでムキになりなさんな


「子供の心」でも似たような話があるな。
314へるまん:04/01/19 11:57
うむ。

Verzeihung.
315吾輩は名無しである:04/01/19 18:53
>>275-283
>>298-300
を読む限り、少年は平凡で家は貧乏で、新たな環境へのあこがれがある。
それに対してエーミールは憎まれるべき存在のように映る。おれなら
エーミールを殺しても胸がせいせいするような。実際できんがね。
316吾輩は名無しである:04/01/19 22:23
「少年の日の思い出」…なんか漏れが教科書で習ったのと違う訳なような
気がする…
317吾輩は名無しである:04/01/20 15:46
漏れは教科書の訳だと思うが…
318吾輩は名無しである:04/01/20 15:54
車輪の下を読めと薦める教師に限って、神学校の教師のような愚劣な
ことをしてる罠
31937歳無職童貞自殺志願者:04/01/20 18:46
さてと飯も食ったし、副作用で「自殺企図」のある精神安定剤「ジプレキサ」
でも飲んで寝るか、、はは 「自殺企図」か、、、(´・ω・`)
お や す み(^o^)丿

320ちょこキムチ(´∇`) ◆v6NGmhnXAc :04/01/20 19:31
学校の授業で、自分と同じ誕生日の人について、調べるという授業を行っていて
私はヘッセについて調べています。
しかしながら、どうも分からない事があるのですが
どなたか教えていただけないでしょうか。
@「シラノ・ド・ベルジュラック」とヘッセとの関連していること。
A「ユートピア」とヘッセとの関連していること。

宜しくお願い致しますm(v_v)m
321あぼーん:あぼーん
あぼーん
322吾輩は名無しである:04/01/30 02:17
新潮社1982年版の「ヘッセ全集」、
12000円の店もあれば48000円の店もある。
みなさんはいくらで買いましたか?
323へるまん:04/01/30 23:07
>>320

「われわれは多くのことを学んだ、シッダールタよ。だが、まだ学ぶべき多くのことが残っている。輪を描いて廻っているのではない。われわれは上に向かって進んでいる。輪はらせん形をなしている。われわれはもう幾段か登った。」

Sprach Govinda: "Viel haben wir gelernt, Siddhartha, viel bleibt noch zu lernen. Wir gehen nicht im Kreise, wir gehen nach oben, der Kreis ist eine Spirale, manche Stufe sind wir schon gestiegen."
324吾輩は名無しである:04/02/05 19:33
ヘッセってなんでこんなアマアマなの?
甘いアマーいお菓子みたい。読んでてちょっと恥ずかしいよ。
325吾輩は名無しである:04/02/08 04:57
少年の日の思い出を教科書で読んでから虫が嫌いになりますた。
つぶれた蝶((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
326吾輩は名無しである:04/02/12 01:43
シッダールタつまずいちゃった。 ペラペラの本なのになかなか読めない…
327あぼーん:あぼーん
あぼーん
328へるまん:04/02/12 17:49
>>326
シッダールタはねぇ...

がんばってくだされ。
329吾輩は名無しである:04/02/13 00:07
>326
無理して読む必要はないでしょう。
自分もヘッセは好きだけど、シッダールタはあまり読む気がしないね。
薄い本なら、クヌルプとか、青春はうるわしとか読んだら?
330326:04/02/13 19:23
レスサンクス
ヘッセでつまずいたのはじめてです…
気長に他の本の合間にでも読んでいくことにします。
クヌルプは自分の末路を見ているようで凹んだなぁw でもお気に入りです。
331吾輩は名無しである:04/02/13 19:48
『ガラス玉演戯』復刊の話題がないね。
332吾輩は名無しである:04/02/14 00:18
薄暮に包まれた雪野原の中、友達も恋人も家族もなく、
神さまの幻影に自分の歩んできた道について懺悔して、
血を吐いて死んでいく。そしてその屍に、冷たい雪が降り積む。
やがて闇が下りて、何事もなかったかのように、再び夜が訪れる。

そんなクヌルプの末路に、酔った時代があったものだ。
>>331
全集?
あれ、太陽崇拝する若者が、最後にクネヒトの後継になるよね・・・
「聖マラキの予言」を、ちょっと連想させる。
336吾輩は名無しである:04/02/16 14:02
>333
いや、復刊ドットコムがらみのブッキングから出たでしょ?
2800円で。
新潮文庫が応じなかったのかなぁ。
「ガラス球」は文庫化してないだろ、確か。新潮が全集売りたくて、
わざと文庫にしないんじゃないかとか疑ってんだがw
338吾輩は名無しである:04/02/16 15:29
>337
新潮、角川から文庫が出ていましたよ、昔は。
ふーん、初耳・・・
340吾輩は名無しである:04/02/16 18:56
ちなみに角川文庫の「ガラス玉遊戯」は某古書店で4000円。
俺は新潮の世界文学全集のヘッセの巻で読んだが。
342吾輩は名無しである:04/02/17 11:37
人生が車輪の下になりつつある((;゚Д゚)ガクガクブルブル
343吾輩は名無しである:04/02/17 13:05
>342
なごみに来ているのに、やめろよー。
344吾輩は名無しである:04/02/17 16:51
クヌルプって、スナフキンみたいだよな。
いつまでも憧れてる場合じゃない大学4年生。

学生か、それ以外の何者にもなりたくないよ。
(・∀・)モラトリアム!
『シュテッパン・ヴォルフ』どうよ。
346吾輩は名無しである:04/02/18 12:08
>>344
仕事辞めて海外放浪して、
実際に世界を見て普段できないような貴重な経験を積んで帰ってきたものの、
途方に暮れてるリアルクヌルプみたいなひと結構いるような気がする…
347吾輩は名無しである:04/02/18 12:48
クヌルプはどこに行っても世話をしてくれる友達がいた。
だから、あの小説が成り立つ。
現実にはそんな都合のいい話はないよ。
現実逃避したい時に読むと感動するけど、あくまでも逃避なんだよね。
まぁ、ヘッセにも色んな型の作品があるからなぁ。クヌルプ、
読んでないけど、確か、沢山ある『車輪の下』のヴァリエー
ションじゃなかったっけ?
349吾輩は名無しである:04/02/23 08:28
『シッダールタ』の映画も良い出来だと思った。
http://www.spice.or.jp/~cineaste/l/961.htm
350へるまん:04/02/23 12:05
それさ、ビデオ屋においてある?>シッダールタ

あるとしたらどのコーナーにあるんだろう。
351吾輩は名無しである:04/02/25 04:29
去年の11月か12月ごろスカパーの「シネフィル・イマジカ」でやってた。
352吾輩は名無しである:04/02/25 11:50
ヘッセの書いた本じゃないけど
『ヘルメティック・サークル』を読みなはれ
ヘッセ好きにはたまらんと思いますよ
353吾輩は名無しである:04/02/26 00:52
>>351
シネフィルイマジカかよ…よっぽどだなぁw
354吾輩は名無しである:04/03/01 17:24
>>211
『一房の葡萄』は

ジムの絵具盗んで吊るし上げにあった。
先生に叱られるはずが葡萄貰って食った。
ジムとの友情、先生には萌え! ああ懐かし。

だと思う。
355へるまん:04/03/01 20:09
>>354

そういえばそうだった...

すまん。
ぶどう盗んだわけじゃなかった。たしか二人に仲直りのしるしとしてくれたんだっけね。
356吾輩は名無しである:04/03/01 20:22
リアルクヌルプでもやってみるか
357へるまん:04/03/01 21:06
レビューうpきぼんぬ。
358吾輩は名無しである:04/03/01 22:17
「ガラス玉」、いつかもう一度ちゃんと読んでみようと思うが、
文庫も持ってるが、なかなか読めない。
ヘッセの中で唯一(失礼?)、よくわからない、情緒で処理できない作品。
359吾輩は名無しである:04/03/02 11:21
新潮文庫「メルヒェン」の「アヤメ」(高橋訳)は
暗誦しちゃうぐらい読んだよ
こないだ「庭仕事の愉しみ」(岡田朝雄訳)に収録されている「イリス」
をあらためて読んで、相変わらずくらくらしたけど
高橋訳のあの固さ古風さが染み付いちゃって。高橋訳はリズムがある。
360吾輩は名無しである:04/03/02 13:24
この間「飛ぶ教室」の映画を見たのですが
ヘッセの作品が映画化やドラマ化されて
なおかつ日本で見られるのってありますかね?
361吾輩は名無しである:04/03/05 07:57
教えてください。
教科書に載っていたヘッセの「少年の日の思い出」
読み返したいのですが、文庫とかに入ってますか?
それとも、全集じゃないと駄目かな?
362吾輩は名無しである:04/03/05 08:59
>>361
文庫にははいってないみたい。
コノスレのどっかに
少年の日の思い出をコピペしてくれた神がいるよ。
363吾輩は名無しである:04/03/05 09:29
『人は成熟するにつれ若くなる』を読んだ事
ある人いませんか?
小説じゃないけど、なんか老年のヘッセの
必死さ、真摯さが伝わってきて好きなんですよ。
364吾輩は名無しである:04/03/05 18:24
>>363
あのシリーズ古本屋さんでよく見るなぁ。 
そうかつまらなくはないのか。 今度買ってみよう。
365吾輩は名無しである:04/03/22 16:16
お年寄り向けかもしれないけど、私も結構好き。
年取ってから読むとまたちがうんだろうな〜。
366吾輩は名無しである:04/03/22 21:12
同じく古本屋の常連、『愛することができる人は幸せだ』も結構好き。
ヘッセらしさがよく出てるw
367吾輩は名無しである:04/03/28 18:29
シッダールタ読んだage
途中がクヌルプっぽかったように感じた。
さすがに宗教ネタなので読むのに時間かかっちゃった。
物語としてよりも文章が楽しかった。
36835歳主婦 ◆baeGuFHffI :04/03/28 19:19
ブックオフにヘッセの同時代ライブラリーの本があったから
すごい発見だと思い手に取って見たんだけど
なんか蝶について書いてある本だったから買わなかった。
100円だったんだけどこれって掘り出しものかな??
369吾輩は名無しである:04/03/28 19:28
難しすぎ、字も小さいし。サービス精神なし。
370淳一  ◆8kTRz46uUU :04/03/28 19:31
>>1
貧しいですw
ってか、産まれてこのかた、二十万以上の札を見た事が無い。
昨日は魚釣りに行きました。来週、つくしをつみに行きます。
371吾輩は名無しである:04/04/08 21:31
>>361
「少年の日の思い出」
>>278-282
>>298-300
372へるまん:04/05/03 22:36
おっす。
おれへるまん上げ。
373吾輩は名無しである:04/05/12 23:32
いまメルヒュン読んでます。 
なんかシッダールタみたいな「精神的に独立する・自分の魂/意思で生きる」的な話多いですね。
まぁそれでこそヘッセと言えるかもしれませんが…
3741@CLIE ◆GodOnnFcO. :04/05/14 02:41
久しぶりに車輪の下を読み直してしまいました。
11時から二回完読したらこんな時間に、、
やっぱり何度読んでもヘッセの作品は一味たらないというか何か抜けてる感じがするんだよね。
ハイルナーの脱そうも微妙だし、神経症になる理由もなんだかいまいちな気がする。
終わり方も納得できないし。
読んだ後に不快感が残る感じかな。
そういいながら今晩中にもう一度読み直そうと思ってたりして。
375吾輩は名無しである:04/05/14 06:02
いいではないかヘルマンでもあるまいし
376吾輩は名無しである:04/05/16 15:05
     __
    i<´   }\   , - 、
   ヽ.._\./  .ンく r-兮、 __
    ∠`ヽ.! /   ヾニEヲぐ ,ゝ->  
   /_`シ'K-───‐-、l∠ イ   
   l´__,/l\、_ ̄0¨0)゙@Yヘ, -┤    
.    l'___|⌒ヾ''ー==、ーr='イ i二|        
   / .」   i   /./7r‐く  lー!      
.   f.  ヽ‐i人.∠'<   _i. l,.-ゝ.
    トiヘヘ「ト〈      `X  トレi7__|
   〉ト:トハj`! i.    /  トー┤lルj,リ
  /‐+----+‐l    iー--i---ヾ'〃
.  l_i____i__|   |___i,__i_|
377吾輩は名無しである:04/05/19 00:26
おれ荒野の狼が一番好きだな
1年に1回読むようにしてる
378吾輩は名無しである:04/06/01 17:35
中断された授業時間が好き
379吾輩は名無しである:04/06/03 09:36
最後の授業が好き
380へるまん:04/06/06 13:45
やっぱりあれだよ!

デミアン最強だよ!


最近はめっきり読んでないなー。
381吾輩は名無しである:04/06/06 13:47
ステッペンウルフ
五回読んだ。
382吾輩は名無しである:04/07/04 03:24
ナルチスとゴルトムントが好きだった。今でも一年に何回か無性に読みたくなる。
荒野の狼はモーツァルトの語るシーンが一番記憶に残ってる。
383吾輩は名無しである:04/07/12 22:33
モーツァルトが爆笑してハリーをこき下ろすシーンは何度読んでも鳥肌が立つ。
その前後でヘンデルだのラジオだのについて紋切り型な御託並べるところはちょっと興ざめだけどね。
384吾輩は名無しである:04/08/02 02:15
おおお。少年の日の思い出だ!!

これ、小六の教科書で読んだのだ私。
あまりに衝撃だったので、自分もそれをまだ保存しております。
いろいろな解釈ができる話だろうけれど、
これを読んだとき自分はそこに「居た」。

狂おしいような熱情をもって蝶を追いかけていたし、夏の夕暮れの
暗い部屋で絶望を抱えて坐っていたし、どきどきしながら奴の蝶を
盗み、自分がこなごなにしてしまった羽にふれて泣いた。本当に、
羽の感触がこの手に伝わってきたように思ったのをまだ覚えている。

小説を読んで、五感の感覚をあそこまでリアルに感じたのはあれが初めてだった。
今ものっているのかな。教科書にのってる小説って、やっぱり厳選されていたと思う。

高橋健二はケストナー訳も好きだし、ドイツ文学の詩情にぴったりくる。

コピペしてくださってありがとう。
385吾輩は名無しである:04/08/02 18:36
http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c35451798
私はこういうものを欲しがる方ではないのだが、
このスレなら欲しい人いるのかな。
だれか買って、どこぞの美術館にでも寄付しれ。
もうすぐ終了だが。
386吾輩は名無しである:04/08/05 00:29
我々が見る事物は自己の内部にあるものと同一物だ。
多くの人は内部の世界を全然発言させないから真の自我を生きていない。
しかし、僕らのように覚醒したものは、同じ道を進むことはできない。
シンクレール、進もう。苦しくとも。
387吾輩は名無しである:04/08/05 22:11
↑ これって、長州力の名ゼリフ?
388吾輩は名無しである:04/08/05 22:58
Max のせりふだ。知っとけ。
389吾輩は名無しである:04/08/05 23:22
デミアン
390吾輩は名無しである:04/08/07 01:57
391吾輩は名無しである:04/08/07 02:39
車輪の下のほうが日本では有名だけど
デミアンのほうがあきらかにいい出来だよね?
392アプラクサスの崩壊 ◆UVM76UkvSo :04/08/07 02:53
デミアンのほうが迫ってくる。
運命によるが、デミアンと心中する青年期をすごす俺のような人間もいる。

車輪の下では、キスシーン(木柵によりかかって)がドキドキを伝えてる。
ひかるものがある。

運命的出会いを演出する偉大なる狂人の書となりうるのは
デミアン。

さらに清澄され、知と愛、
ガラス玉演戯。

デミアンの呪縛から進み、今私は「知と愛」を読み始めた。
中学高校大学、全然興味がなかった。
そういう書名があるのは知っていても、読み始めることができなかった。
今、すごく早く読み進める意欲に堕ちている。
時期があるのだ。

393アプラクサスの崩壊 ◆UVM76UkvSo :04/08/07 02:54
Beatrice in DEMIAN
I adore you.
394アプラクサス神 ◆UVM76UkvSo :04/08/07 20:20
jinseiha
tuarai
turai

turai

turai

tanosikunai
katta

yo---------------------------------------------------------->
395へるまん:04/08/08 10:27
どうした?
刻印がお前を身体の中から焼いているのか?
396アプラクサス神 ◆UVM76UkvSo :04/08/08 23:08
刻印が、俺の脳を焼いておる。
君も刻印を持った少年だね?

いずれ大学で会うだろう。
君のピストーリウス。

ヘブライ語、読めるはずさ。
それが彼の印である。

俺は今、泥酔の
397アプラクサス神 ◆UVM76UkvSo :04/08/09 04:00
http://www.abraxas.tv/AbraxasMuezli/MAinIndex.html
I will be there.
And will write here in Amsterdam with Marijuana.

Gokigen daze! sontoki ha yO!

SOsite KAMI ni naru noda.

ABRAXAS the GOD immoral and divine
398吾輩は名無しである:04/08/09 19:30
やっぱり長州ですね!
399アプラクサス神 ◆UVM76UkvSo :04/08/09 21:58
soudesu
.

turai
koto
areba
ikiru
koto
.

宇多球は撃つなよ
400
401アプラクサス神 ◆UVM76UkvSo :04/08/09 23:09
(゚∀゚)ノィョ―ゥ

神が新だって女が
402アプラクサス神 ◆UVM76UkvSo :04/08/09 23:24
ijyou torimidaside sita
gomen gomenn gomennnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnnn.
otuhta
.tstota ga.t
tehalt.etao.gn NAT;
Nat;
NAT;
mod NAT);
hello world.
;
;

;;;;;;;;;
; ; ;;; ;;;;;;; e;;tege; ethe te;tehtehe tet et et et

et et et et et et et et e t e t e t t
403アプラクサス神 ◆UVM76UkvSo :04/08/09 23:32
>>402

典型的なアレです。
困ったモンです。

さぁ、鳥は飛び立ついマージ。
のt。
のt。
のt。



お前も都会の雪景色の中で
ちょうどある話のように
さみしい思いしてはいないか
体を壊してはいないか。
404吾輩は名無しである:04/08/09 23:34
ヘッセがショタなのは公認なの?
405吾輩は名無しである:04/08/10 00:18
同性愛はヨーロッパ多いんだよ。
美青年が多いから仕方ないんだよ。

いい意味でね。
406ABRAXAS神:04/08/10 03:35
http://www.occultopedia.com/a/abraxas.htm

バカいっちゃいけない!
アプラクサスを偶然しるなんてことはありえない。


407吾輩は名無しである:04/08/11 21:45
なんで長州ばっかりなんだ?
408吾輩は名無しである:04/08/13 04:38
俺はどういきればいいのだろうかと思案中
ここを大学の怜悧な教授連中が覗いているのだ。
409吾輩は名無しである:04/08/16 13:59
ところで復刊されたガラス玉演技は読まれましたかな?
もう半年くらい経ちますけどね。
410吾輩は名無しである:04/08/16 14:38
「車輪の下」挫折しちゃったテヘッ。
411吾輩は名無しである:04/08/16 15:20
ヘッセ・ファンの人は気を悪くするかもしれませんが。
わたし「車輪の下」にアンビバレンツな感情を持っています。
これは、いい学校に行くための成績のよい男の子向けの話ですよね。
女の子とか、偏差値が低い子には関係ないわけです。アジアの過酷な
児童労働・児童回春・子どもの臓器売買・スラム街の悲惨などとも無関係
なのです。
それを普遍的な青春だの十代の悩みだのと言っちゃっているのがおかしいと
思います。
時代の限界もあるけれど、東洋についても帝国主義的なオリエンタリズム
から抜けない視点でしょう。
それから、自分の十代のころにすごした時代と地域の関係もあるのですが。
ギムナジウム的な環境で思い切り勉強したいと思いながら、女の子だというだけの
理由でその権利を奪われていたわたしにとって、この作品はぜいたく病、優越性
を獲得したあと否定することによって優越性を独占する巧妙な作戦に思えたものです。
また、だいたい「受験少年院」みたいな異様な環境は、本当に上のほうの学校に行くと
かえって関係ないんです。言っては何ですが、「田舎」の「2流」の学校や塾のほうが、
スパルタだったり、道徳的な締め付けがキツかったりするわけです。
412吾輩は名無しである:04/08/16 15:20
つづき。
ですから、 ヘッセは相対的にはマシなところにいたのに、ここが一番のヒドイ所だと言っているように見えてしまう。
それはそれで大変だったのでしょう。人を視野狭窄にさせる教育システムや
文化環境にも問題があったでしょう。それでも、何か違うという気がしてならないのです。
最後にもう一点。自然への賛美はファシズムと変わらないのではないでしょうか?
結局自然礼賛などしていると、女性差別・民族差別・障害者排除の方向に暴走する気がします。
また、文化社会学のほうでは、「自然」や「野生」というのは実は学校文化だ。
それも都市の中産階級に支配的な文化だとされています。ヘッセも商売や業界受けの都合も
あったのかもしれませんが、自然を崇拝することによって労働者階級のしゃべりかたを「不自然」
として無視・過小評価したり、女性の自己主張を「不自然」として封じ込めたりする傾向は
なかったでしょうか?
みなさん、どう思われますか?
413吾輩は名無しである:04/08/16 15:29
スイカ食いたい
414吾輩は名無しである:04/08/16 17:10
長州力
415吾輩は名無しである:04/08/16 21:45
>>411-412
文学板で釣りなんて、しかも「つづきです」などとご丁寧に。
まるで白痴だ
416吾輩は名無しである:04/08/16 21:49
まあ、
長い人生を送った作家の人格を、
ただ一つの作品だけを取り上げて批判する輩というのは、多いけれどもね。
今は正に、フェユトン時代全盛期ですな。
417吾輩は名無しである:04/08/17 11:42
>>411-412
どこかの投書かとおもっちゃったよ。
418吾輩は名無しである:04/08/17 12:32
      r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/      >::::::::::ヽ
>>411-412
.      〃  ヽル1'´        ∠:::::::::::::::::i
       i′  ___, - ,. = -一   ̄l:::::::::::::::l
.      ! , -==、´r'          l::::::/,ニ.ヽ
      l        _,, -‐''二ゝ  l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
        レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_   !:::l ) } ト
       ヾ¨'7"ry、`   ー゙='ニ,,,`    }::ヽ(ノ  チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、     !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、       ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{   __)`ニゝ、  ,,iリ::::::::ミ
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ ,  な!
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::::::::::::::! :|.\;::::::::::::::::::::::::::::::/ /
419吾輩は名無しである:04/08/17 12:35

 デミアン と 荒野の狼 が好きです。
420吾輩は名無しである:04/08/17 18:48
>>411
>女の子とか、偏差値が低い子には関係ないわけです。アジアの過酷な
>児童労働・児童回春・子どもの臓器売買・スラム街の悲惨などとも無関係
>なのです。

当たり前でしょう。世界のあらゆる問題を扱った文学作品なんかありませんよ。
じゃあ、成績の良い子も悪い子も、裕福な子も貧乏な子も、アジアの子も
ヨーロッパの子もアフリカの子も、地球人も宇宙人も、児童労働も児童売春も
援交もルーズソックスも臓器売買もスラム街の悲惨も
高級住宅街の見栄の張り合いの悲惨さも扱った文学作品を挙げてみて下さい。

>ギムナジウム的な環境で思い切り勉強したいと思いながら、女の子だというだけの
>理由でその権利を奪われていたわたしにとって、この作品はぜいたく病、優越性
>を獲得したあと否定することによって優越性を独占する巧妙な作戦に思えたものです。
>また、だいたい「受験少年院」みたいな異様な環境は、本当に上のほうの学校に行くと
>かえって関係ないんです。言っては何ですが、「田舎」の「2流」の学校や塾のほうが、
>スパルタだったり、道徳的な締め付けがキツかったりするわけです。

あなた、『車輪の下』をちゃんと読みました?
主人公はギムナジウムに行けないからラテン語学校を受験した貧しい少年なんですよ。
受験のシーンで、大きな町から受けに来た裕福そうな少年は、
ここを落ちてもギムナジウムに行くんだ、と言ってハンスをびっくりさせますよね。
ハンスは家に帰ってから、ラテン語学校を落ちたらギムナジウムに行っていい?と
父親に訊いて、バカ言うなと怒鳴られるのです。
貧しい生まれの頭のいい少年が、ドン百姓で終わらない唯一の道がラテン語学校だった。
そこんところ読めてないんじゃあ、文学を語るのはやめたほうがいいと思うな。
421吾輩は名無しである:04/08/17 19:51
>>420
ご批判・訂正ありがとうございます。
2つの論点ともあなたのおっしゃるとおりと思います。
トンチンカンな情報をカキコしてしまい、ご迷惑をおかけしました。
422吾輩は名無しである:04/08/17 20:13
>>421
そこでもっとファビョってもらわないと。
糸をたらしたら魚場を荒らすまでが釣りだから
423吾輩は名無しである:04/08/17 20:17
キャッチ&リリース
424吾輩は名無しである:04/08/17 20:22
ラン&ガンニング
425吾輩は名無しである:04/08/17 20:23
ラリアット&サソリ
426吾輩は名無しである:04/08/17 22:12
>>422
「ぎょば」でも「ぎょじょう」でも「漁場」としか変換できない
うちのPCはもうだめぽでしょうか?
427へるまん:04/08/17 23:26
>自然への賛美はファシズムと変わらないのではないでしょうか?
>結局自然礼賛などしていると、女性差別・民族差別・障害者排除の方向に暴走する気がします。
>また、文化社会学のほうでは、「自然」や「野生」というのは実は学校文化だ。
>それも都市の中産階級に支配的な文化だとされています。

>ヘッセも商売や業界受けの都合も
>あったのかもしれませんが、自然を崇拝することによって労働者階級のしゃべりかたを「不自然」
>として無視・過小評価したり、女性の自己主張を「不自然」として封じ込めたりする傾向は
>なかったでしょうか?

久々に来たらなんだ、これ。勝手に改行させてもらったけど。
前半部分は自然の賛美に対するあなたの意見。

で、肝心の後半部分はヘッセが本当に自然の賛美をへて「暴走した」のか、
あるいは当時ヘッセを読んだ人が「暴走した」のかどうか調べたのかい?
自分で読んだり調べたりしても、まだそう思うんだったら該当箇所を挙げてみなよ。

あなたがずいぶん勝手な偏見に基づいてヘッセを断じているんじゃないのかい?まともに読みもしないで。
428吾輩は名無しである:04/08/18 00:47
まあ、もちつこうぜ。
マターリ、しかし熱く語ろう。
429吾輩は名無しである:04/08/18 19:40
長州のようにな。
430吾輩は名無しである:04/08/18 21:34
キレテないですよ
431吾輩は名無しである:04/08/19 20:08
前から不思議なんだが長州ってなんだ
432吾輩は名無しである:04/08/19 20:20
433吾輩は名無しである:04/08/19 20:22
妹のほうが美しかったが、ひどくそっけなくてゴルトムントは
ほとんどことばを交わさなかった。

http://human5.2ch.net/test/read.cgi/ms/1082886201/639
434吾輩は名無しである:04/08/27 01:42
巨はたくさん買った。ヘッセ本
435吾輩は名無しである:04/08/29 18:54
>>430
長州キタ――(゜∀゜)――!!
436吾輩は名無しである:04/09/20 20:03:39
aaaaaaagggeeeee
437吾輩は名無しである:04/09/21 00:21:12
電車で「幸福論」をいい気持ちで読んでたら、
隣の席の方に、幸福論に興味があるのでしたらよろしければ
読んで下さい。と、「日蓮大聖人に背く(以下略)」を
渡されました。

ちょうど「湯治手記」を読んでいた僕は動揺しながらも、
苦笑を浮かべ、「これ、ヘッセ…、海外文庫ですよ。」と
いいつつ断れずに本を頂きました。

ヘッセの読者に学会はないだろ!と思うのは僕だけ?
いい年の方だったのに、ヘッセを知らないの?
438吾輩は名無しである:04/09/21 07:21:59
その本には嫌味を言うと幸福になれると書いてあるのかw
439吾輩は名無しである:04/09/21 08:57:58
まったく心外だよね
幸福論読んでれば信者、ねえ…
外でヘッセ読むの止めようかな…
440吾輩は名無しである:04/09/22 01:00:40
カバーかけたら?(w
441吾輩は名無しである:04/09/26 12:08:35
ageラリアット
442437:04/09/27 01:48:08
>>438
気に障ったらすみません。「湯治手記」のシチュエーションと
自分を重ねて、皮肉を言ってしまいました。
本書は個人的な「幸福」の瞬間を作者の美しい文体で表現しているのに
心を奪われます。(実際は原文とは違う印象なのでしょうが)
私にとってヘッセさんとの邂逅は、特別な時間です。

ただし至福の時間を奪われたことへの敵意と多少の悪意があったにせよ、
特定の宗教団体と分かる記述には謝罪します。
(気分が高揚していたとしても、発言してしまったので
 事実ですし削除要請などの撤回はいたしません)

>>439
信者ではなく、単に宗教に興味があると思われていたのでは?

>>440
カバーは当然、かけています。
各ページの上部にある、表題を見たのでは?

と、スレ違いになりそうなので好きな作品をあげると、
「ゲルトルート(春の嵐)」は美しく物悲しくて大好きです。

度々、長文ですみません。
443吾輩は名無しである:04/09/27 19:40:44
>>442
すいません、すいませんと言って、自分が悪者になって納得する、
典型的な日本人だね。ドイツでは生きていけないよw
444吾輩は名無しである:04/10/04 01:04:51
>>443
釣られてみます。

ドイツに行ったことないから分からないけど、
作者は自己主張の多い人に対してあまり好意的では
ない気がするんですが?

ヘッセが好きならドイツに住むわけじゃないし…
445吾輩は名無しである:04/10/05 16:13:21
まあまあ。
>>443は生まれながらに外人の血を引いていて、日本で疎まれ続けたが故に
自分も日本生まれ・日本育ちでありながら、典型的な日本人には腹が立って仕方ないのさ。
奴等は血も環境も純粋な日本人だから良くない、ってね。
そんな程度の低い問題点にしか、不満の捌け口を見出せないんだ。
僕らが>>443を優しく見守ってあげなければ。
446吾輩は名無しである:04/10/07 05:20:55
ヘッセの水彩画の本買った人いる?
447風流佛 ◆syNvxiVHLc :04/10/07 05:24:34
>>446
ヘッセの絵、下手だから…
448吾輩は名無しである:04/10/07 06:55:15
ヘッセの詩はどうなんですか?
449吾輩は名無しである:04/10/07 17:34:09
感傷的。
450吾輩は名無しである:04/10/09 21:34:46
革命戦士的
451吾輩は名無しである:04/10/10 13:59:37
「私は数万冊の本を読んだ。その中には、二、三回読んだものも少なくない。」
                       「我が愛読書」〜『世界文学をどう読むか』新潮文庫より
ほんとかよヘルマン〜( ´∀`)σ)∀`) 
452へるまん:04/10/10 23:19:35
うん、まあね。テレテレ(*・∀・*)
453吾輩は名無しである:04/10/10 23:34:45
あれは1962年だったかな。
ヘッセが亡くなった数ヶ月後に、ヘッセの家を訪ねたんだけど、
奥さんが意外なほどに歓迎してくれた。
「あなたは、ヘルマンのことを忘れないでいてくれたんですね。
最近の人は、なんでもすぐに忘れすぎます」って言ってたなぁ。
っていう文章をどっかで読んだ。
454吾輩は名無しである:04/10/14 16:49:32
小説は幾つか読んで、まぁまぁ好きだと思ったのだけど…随筆はどう?
『地獄は克服できる』とか『庭仕事の愉しみ』など。
読んだことがある方、感想を伺いたいのですが。
455イギ− ◆od0qY8Ss/. :04/10/14 17:05:52
『デーミアン』読んでるけど、凄いね。
ヘッセの小説って、やたらとスピリチュアルというか、ミステリックというか
知的というか、超自然というか……。
とにかく僕のような何に対しても敏感な人間からすると、読んでて怖くなってくる。
第三者的立場にある皆さんも、僕ほどではないにしろ、なんとなくその神秘的な
リアリズムというか、まぁそんなものが伝わってらっしゃると思います。

時間よ、清流のように過ぎ去りたまえ。
私も自然に帰りたい、ヘッセのように。
456イギ− ◆od0qY8Ss/. :04/10/14 17:31:13
ヘッセの生い立ちみたいなのを紹介する本を図書館でパラパラとめくってみたんだけど
それで驚いたのが、ヘッセの子供の頃の写真があったこと。絶対に拝めないものだと
残念がっていたのでとても感動した。
晩年のヘッセの写真に見る、その高潔な紳士ぶりには、やっぱりうっとりしてしまう
んだけど、とすると、『車輪の下に』の主人公のハンスのモデルである少年時代の
ヘッセ自身もまた、ハンス同様に、神秘的な美を具えた、稀有な美少年だったの
だろうと、夢想の中でうっとりするしかなかったんだけど、まさかその子供の頃の
ヘッセの写真があったとは……。
僕にとっては、まさに夢が現実になったような、奇跡の現出だ。
で、ヘッセ少年の容姿は、僕が思い描いていたハンス少年のものとはちょっと違っていた。
むしろ、ヘッセのもう一人の分身であると言われる、ヘルマン・ハイルナーだと思った。
写真は二枚。4歳ぐらいだったか、それと、12歳ぐらいの家族で撮った写真。
前者、後者ともに、一人天啓を受けているかの如き勝気さや、ちょっと斜に構えてるような
そんな片意地めいたものが感じられる特別な少年に見えた。
そして、何となく、神秘的な美のようなものを具えているように見えた。
それにしても、全く幸運だ。
457吾輩は名無しである:04/10/14 17:51:49
ウザい
458イギ− ◆od0qY8Ss/. :04/10/14 18:10:35
結構。
459へるまん:04/10/15 00:55:00
まぁ大きな図書館ならどこにでもあると思うけどね。その4才と12才の時の写真。
大抵の伝記には載ってるからねぇ。

書簡でも読んだら?若い頃の。
全集の手紙の巻の最初の方。
さらなる幸運に巡り会えることを保証します。
460イギ− ◆od0qY8Ss/. :04/10/16 16:02:27
『デーミアン』読んだよ。
ファンタジックな作品だね。
『車輪の下に』に比べてかなり濃密に感じた。

「〜すべてが不愉快だった。」のところはなかなか。
翻訳者の人もセンスある。

「ねえ、ジンクレール。僕には詩のことなんかわからないだろうなんて、そんな心配は無用だぜ。
 夕方、もやのなかを、秋にふさわしい感慨にふけりながら、こんなふうに歩いていれば、こりゃ、ちょっとした気分だ。」

「僕、そんなおセンチな人間じゃない」と、僕は、あいかわらず剣つくをくわした。
461吾輩は名無しである:04/10/17 08:43:46
ガラス玉遊戯というヘッセの本を探しているんですが、
手に入れられた方いますか?
デミアン、良かった。
荒野の狼やシッダールタとか読んでて幸せだったなぁ。
462吾輩は名無しである:04/10/17 09:25:47
ヘッセは、学校教育などで推薦されるせいか、
「ヘッセ=車輪の下」というイメージがついてしまっているのが
不幸といえば不幸
463吾輩は名無しである:04/10/17 09:28:05
>>461
新潮文庫で「ガラス玉演戯」というのがだいぶ昔には出ていた
今は絶版
古本屋で手に入れて全部読んだ
他の出版社から出ているバージョンもあったと思う

大きな図書館か古本屋にいってみては?
464吾輩は名無しである:04/10/17 09:52:01
465吾輩は名無しである:04/10/17 10:04:09
ドイツ文学はいろいろ読んだが、
ヘッセの持ち味は、やっぱり、豊かな自然描写、甘酸っぱい青春模様、
ノスタルジア、現実逃避気味のさすらいの旅、にあると思う。
「ペーター・カーメンツィント」「ゲルトルート」
「クヌルプ」「ナルツィスとゴルトムント」を推薦する。
466吾輩は名無しである:04/10/17 14:19:41
>>465
アンタ、ミステリ板住人なの?
467吾輩は名無しである:04/10/17 21:28:21
>>466
あんなアフォと一緒にしたら可愛そうだろw
468吾輩は名無しである:04/10/17 23:20:33
ガラス球遊戯が最高傑作
469吾輩は名無しである:04/10/17 23:52:57
ヘッセに思想性を求めてはならない。
そういう意味で評価される作家ではない。
もっとも、私は、文学に「思想性」を求めるのは嫌いだが。
470461:04/10/19 23:46:01
ガラス玉遊戯について教えてくださった方、ありがとうございました。
471吾輩は名無しである:04/10/21 16:07:51
車輪の下って日本だけで名作扱いらしいね。

ドイツでは何が有名なの?
472吾輩は名無しである:04/10/21 18:52:06
クヌルプ、、、フリーマンの一生が心に染みた
最後は確か雪のなかで野垂れ死にするんだよね。
473吾輩は名無しである:04/10/22 00:25:59
仏陀じゃない?
474へるまん:04/10/22 01:04:08
デミアンと、メルヒェンと、ガラス玉演戯じゃない?
郷愁(ペーターカーメンツィント)は教科書に載ってた。
475吾輩は名無しである:04/10/23 20:07:18
中学の時はおセンチで大嫌いだった
高校中退して一時ぐれてから、その良さがわかった
476吾輩は名無しである:04/10/24 14:08:14
やはりヘッセというべきか
定期的にお花畑の住人がスレに顔を出している
477吾輩は名無しである:04/10/24 21:17:49
新潮世界文学の全集の中の、ヘッセUにもガラス玉演戯は収録されてますよ。
これは確か絶版にはなっていない筈。
478吾輩は名無しである:04/10/24 21:21:26
ガラス玉はことし復刊されたでしょ、ブッキングから
479吾輩は名無しである:04/10/25 09:16:37
古本屋に行けば
新潮のも角川のも安く売ってるよ
480吾輩は名無しである:04/10/25 16:42:19
「荒野のおおかみ」どうよ?
最後が凄まじくて良い。
481吾輩は名無しである:04/10/25 23:44:41
>>480
渋い好みで、イイ!
482吾輩は名無しである:04/10/26 21:36:05
「少年の日の思い出」
クラスの一人が「部屋にはきちんと鍵をかけておかねばならない、という小説だね」
といきり立っていましたなぁ・・・。
先生(これまた教師の風上にもおけんやつでしたが)が理由は?とたずねると
「エーミールは、ネコがやったのかもしれないと言ってるんだから、予測はできたはずです」
だと。
まぁ、ネコが鍵のかかっていない扉を開けれようが開けられまいが、彼は「大事なものなら
せいぜい用心するこった」という自説を曲げることなく、テストで悪い点をとりましたよ。
483吾輩は名無しである:04/10/27 00:25:21
>>482
その少年は可愛かったですか?
484吾輩は名無しである:04/10/27 13:30:32
何で?
485吾輩は名無しである:04/10/27 15:45:29
>483はショタコン
486吾輩は名無しである:04/10/27 18:01:44


何故ヘッセ好きにはそれが多いのか?


というか、何故ヘッセはそういう人を惹き付ける作風が多いのか?


僕にはある一つの結論が明白であるように思われる
487482:04/10/27 20:49:51
>>483
普通といえば普通でしたが、年中半ズボンを履いているというよりは
寒いときには長ズボンを履くようなやつでした。それに転校生でした。
可も無く不可も無くという感じで、体育の時間ではめだたずに
一歩距離を置いていました。流行のカードとかは集めてたりしましたが、
あまりほかの子供には見せなかったです。お母さんは他の家の子供に
冷たい感じ。。。
488イギ− ◆od0qY8Ss/. :04/10/28 22:51:22
じゃあ、国語の時間のそのエピソードのみが際立っていたということか。
それ以外は普通の少年だったってことか。ふーん。
しかし『デーミアン』はいいな。
瞑想シーン、ちょっと無理がある感じなんだけど、作為的なのかどうなのか
微妙な面白みがあっていいんだよね。
489吾輩は名無しである:04/10/28 22:59:27
デミアンは前半と後半のバランスが悪い。
490イギ− ◆od0qY8Ss/. :04/10/28 23:12:49
>>489
それは相性の問題。
ハッキリ言えばヘッセの作品は読者を選ぶ。
ヘッセは本当に知的な人間なんだよ。文章力も凄い。
聖母の泉(知と愛)は「芸術論」的な意味合いが強い作品だと思ったな。
ちょっと無理した長編。
491吾輩は名無しである:04/10/28 23:40:33
「デミアン」は終わりの方になって急に幻想物語になるからねぇ。
あれがいいのか悪いのか。

「ナルツィスとゴルトムント」が芸術論???
リルケを読んでから言えw
492吾輩は名無しである:04/10/29 19:42:53
490はどういう根拠で得々と語ってんだろうか
あと君ゲーム板でも一人語りして荒らし扱いされてたでしょ
無意味なコテハンやめたほうがいいよ
493吾輩は名無しである:04/10/29 21:02:39
イギーってジョジョに登場した犬のこと?
494吾輩は名無しである:04/10/29 23:21:52
>>493
THE STOOGESを検索してみたら?
何にしろ根っこは同じだから。
495吾輩は名無しである:04/11/04 02:52:04
「荒野のおおかみ」っていろいろな解釈できると思うんだけどヘッセ自身は結局ハリーはどんなふうに
生きるべきだといいたかったんだろうか。誰かわかる?
496吾輩は名無しである:04/11/04 21:07:33
>>495
友達や恋人を作って、欲を満たして人生を楽しみなさい、
というありきたりな話。
497吾輩は名無しである:04/11/06 01:01:56
>>496
それは違うんでない?

498吾輩は名無しである:04/11/06 01:22:00
>>497
だったら君の説をどうぞ。
499吾輩は名無しである:04/12/02 09:40:54
ラジオでヘッセやってるよ
500吾輩は名無しである:04/12/02 11:03:35
で500ゲトだ
5011@CLIE ◆GodOnnDc.o :04/12/03 15:11:20
神です
502吾輩は名無しである:04/12/17 20:32:23
デミアンは、クローマーにどんなこと言ったんだろうなあ?
503吾輩は名無しである:04/12/17 22:19:15
やらないか?
504吾輩は名無しである:04/12/17 22:28:51
クッ、先を越された!!
505吾輩は名無しである:04/12/20 23:21:28
「静かなしみとおるような思索家のまなざしと、美しくきりっとした輪郭の細いくちびるを持った美少年に」
「彼のきれいな白い首、上品ななめらかな手」   

                         [知と愛]

こういう身体的特徴にすごく憧れる!
506吾輩は名無しである:05/01/01 18:09:09
新しく全集出すみたいだな、臨川書店てとこが
507吾輩は名無しである:05/01/01 22:04:41
紅白フラッシュ合戦の作品でアプラクサスのくだりが使われてた
508へるまん:05/01/02 00:01:09
おっす、おれへるまんです。みんな元気?
Ein Gutes Neues Jahr!


>>507
どれどれ?
僕はナローバンドなので探すのが大変なのよ。
509吾輩は名無しである:05/01/02 01:03:56
>>508
俺もナローだよ。しかも低スペック。
フラッシュ合戦はまだ全部ロードし切れてないw

11日目5回戦赤組ノシさんの作品
ttp://www.geocities.co.jp/WallStreet/3970/kouhaku2004dandan.html
510へるまん:05/01/02 18:40:23
>>509

おっ Vielen Dank!
早速みてくるぜ。
511吾輩は名無しである:05/02/06 18:17:58
初歩的な質問でごめんなさい。
「シッダールタ」新潮文庫で読みました。
一つ解らないことがあります。
いわゆる歴史上人物の釈迦は、この小説では
ゴータマのことなんですか。それとも主人公の
シダルータのことなんでしょうか。
ストーリーの上では、ゴータマのような気が
するんですが、カバー裏のあらすじ説明では
シッダルータの事らしいですし、よくわかりません。
どなたか教えて下さい。
512吾輩は名無しである:05/02/06 18:45:19

シダルータ、シッダルータ⇒シッダールタです。
訂正します。
513へるまん:05/02/06 23:25:32
釈迦も覚醒前は「シッダールタ」と呼ばれていたので、混乱される方も多いかもしれません。
でも作中では、ゴータマが、歴史上の人物の釈迦です。

作中でのシッダールタは、(まぁ良くあることですが)明らかにヘッセ自身の投影です。
これは実際の釈迦の生い立ちと、作中でのシッダールタを比較すればわかります。
そしてそういう風に描いたのは、ヘッセ自身が作品を書くことを通じて、悟りに至るまでの心境を
追求していようとしていたためだというのが穏当な解釈ですね。
既に悟りを得てしまった釈迦にはあまり興味がないわけです。

ちなみに、シッダールタは釈迦と対決しているわけですが、これはもちろんヘッセと仏陀の対決とも言えるわけです。
どんな点で対立しているか、というのは(別に難しい訳じゃないですが)面白い所なので、
お暇ならぜひ考えてみてくださいな。
514吾輩は名無しである:05/02/07 10:36:48
へるまんさん

ご親切な教示どうもありがとうございます。
文庫本の訳者解説にも、「思想や言葉は重要でなく
救われる体験の秘密が問題であった」と書かれてあります。
この点が、へるまんさんの仰られるように、ヘッセ自身の
投影としてのシッダールタの悟りに至るまでの道程を描く
由来となるものですね。
そして、その悟りに達するところの内的体験は決して
教えによって得られるものではないと確信した
シッダールタは、敢えて釈迦の弟子となる道を選択
しなかったのですね。
ただ、後年老いたシッダールタがその時の折を
照れたような思いで(俗な表現ですみません)
述懐するところが印象的でした。
515名無し物書き@推敲中?::05/02/16 14:12:14
th
516吾輩は名無しである:05/02/16 16:02:30
なんてなつかしい!
十代の頃、良質の恋愛ものが読みたくてヘッセの
「青春は美わし」「春の嵐」など、夢中になって読みふけりました

高橋健二の訳がまたいいんですよね・・・
ヘッセの自然描写が好きですね
ニサアカシア、ハリエニシダ、植物の名前が風景を描写するときに
出てきていろいろ想像しました

失恋、悲恋ものが多いですが、多感な時期に読んだせいもあり
報われない恋でさえとても甘美なものに思えました

ああ、あの夢見る日々よ、、、遠い目

517吾輩は名無しである:05/02/21 13:27:38
なんでそんなに幼年時代を思うのかがわからん
518吾輩は名無しである:05/02/23 12:58:02
ヘッセの作品そのものがノスタルジックなのですね
「郷愁」という作品もありましたが・・・

ただ、「なつかしい」だけではなく、少年の日々にあったものが
すでに失われてしまった今の自分を顧みるような気持ちにさせられる
作家なのですよ
519吾輩は名無しである:05/02/23 15:44:08
シッダールタ ヨカッタヨ
520吾輩は名無しである:05/02/24 17:00:15
わたしはヘッセを読んで「干草の月」とか、草の匂いのする言葉などを
たくさん知ることができました

自然描写、情景描写をする上で、ヘッセはわたしのお手本となっています


521吾輩は名無しである:05/02/27 23:12:02
自分も昨日シッダールタ読了。
最後のゴーヴィンダに語る言葉が凄い良かった。
なんつーか、心に凄く残りました。
(自分が)若い時でなくある程度大人になった今だからこそ
わかる言葉があった気がしました。名作!!
522ああ。:05/02/27 23:16:40
ヘッセ、最高だな。まいってしまう。臨川書房が全集出すのか。この出版状況で、すごいニュースだ。誰が翻訳するんだろうか。早く書店で実物をみたい。早速購入という具合にいけばいい。
523吾輩は名無しである:05/02/27 23:31:34
10代でヘッセにかぶれてしまったのがどうもそのあと
影響したみたい。
社会に乗れないっす。
524吾輩は名無しである:05/02/28 00:18:53
ヘッセに耽溺するものは、アウトサイダー人生を歩む可能性が高い
525吾輩は名無しである:05/02/28 01:06:45
そうね。そしてハリー・ハラーのように・・
526吾輩は名無しである:05/02/28 10:09:40
>>525
薬漬けの後はどうなる?
読んだ者の最期がどうなるのか教えてくれ!
527吾輩は名無しである:05/02/28 22:00:33
なんかヘッセ読んでて思うのは彼うつ病っぽい感じだよな
なんか考え方がさ
でもドロドロしてない。むしろ爽やかな気分になる
孤独な人だけどその辺にいる孤独な人とは違ってるね
孤高って感じ
528吾輩は名無しである:05/02/28 22:39:28
孤独であること、共同体から外れていること、人生の道に迷っていること、
未来よりも過去について考えること、失ったものに執着すること、
変人であることに満足すること。
いずれも、ヘッセ文学の基調を成すものである。
ヘッセの愛読者は、こういった特徴に陶酔しているので、
自身もそういう人生を歩みたいと考える。ナルシシズムともいえる。
529吾輩は名無しである:05/02/28 22:44:57
ヘッセとは対照的に、カロッサ文学は、抒情的でありながら光に満ちている。
そこには、前向きに生きようとする生命力がある。
鬱病患者にして自殺未遂者のヘッセと、軍医のカロッサ。
高校生に頃にはヘッセを愛読していたものだが、
大学生になってからはカロッサの方が気に入った。そして今でもそう。
530吾輩は名無しである:05/02/28 22:55:26
>>528
それだけ見ると、なんか村上春樹みたいだね
531吾輩は名無しである:05/02/28 22:59:02
アンデルセンに比べたら、糞。
532吾輩は名無しである:05/03/01 01:20:54
村上春樹はとてつもなく苦手なのに、ヘッセは好きだ。
何が違うのか…
533吾輩は名無しである:05/03/01 09:10:58
作家の資質
534吾輩は名無しである:05/03/01 09:31:08
村上春樹の場合、どうしてもポーズにしか受け取れないんだよね
真剣に悩み、迷っているのだろうけど、スノッブさが鼻についてしまう

ヘッセの人物はもっと人生に対して真摯で切実な感じがする・・・

村上春樹の場合「僕」「彼女」で完結している世界
そこから先へは出て行けない、行かない
ヘッセとは世界観がまったく異なる

535吾輩は名無しである:05/03/01 21:34:56
>>534
なんか納得した。
536吾輩は名無しである:05/03/02 08:56:34
>>534
贅沢な学生の憂鬱の域を脱しない、ってことか
537534:05/03/02 09:55:00
>>535
ありがとうございます! 拙いながらの、わたしの見解です

>>536
はい
村上春樹の作品全般に言えることかもしれないのですが、主人公の懊悩、葛藤などが
普遍性を持たないのですね

ヘッセも村上氏も青春文学の第一人者ではありますが、ヘッセは、主人公の生き方を
とおして人生そのものについて深く考えさせてくれる作家です
けれども、村上氏の場合は「僕」と「彼女」の域に留まってしまうのです
つまり、僕と彼女の物語、にすぎない印象を受けるのです

ヘッセは、人生について、生きることについて、思索させてくれる作家です


538吾輩は名無しである:05/03/05 03:03:28
ヘルマン・ヘッセ全集全16巻刊行開始
http://www.rinsen.com/books/hesse.htm
539吾輩は名無しである:05/03/05 23:27:32
新潮文庫のヘッセ作品。

今まで「車輪の下」以外、絵柄無しの一律同じ水色の
地味なカバー表紙だったけど、今度「荒野のおおかみ」
と「知と愛」も作品のイメージに合わした絵柄のカバー
になっていた。
くだらない理由かもしれないが、思わず二冊とも買って
しまった。
「荒野のおおかみ」以前途中で挫折したが、「知と愛」は
学生時代に感動した記憶が蘇ってきた。
これから、二冊読み直してみるけど今からすごく楽しみ。
540吾輩は名無しである:05/03/08 19:21:51
『デミアン』でデミアンとシンクレールが最後に接吻したのはどうしてですか?
教えてエロいひと。
541吾輩は名無しである:05/03/09 02:06:21
接吻は挨拶の一つです
542吾輩は名無しである:05/03/09 11:54:45
541 そんな感じに思えないんです。もっと深いなにかがあるような・・・・・
543吾輩は名無しである:05/03/09 12:12:35
腐女子は帰れ
544吾輩は名無しである:05/03/09 12:46:54
車輪の下の牧師さんと少年との交流の内容に、良からぬ想像をプラスアルファすると、少年の「厭世の果て」が納得できるんだよね。ギリシャ正教会もスキャンダルまみれが暴露されちゃったことだし。当時の作家は教会への不信を書けなかったろうし。深読みかな?
545吾輩は名無しである:05/03/09 19:23:21
つまり、デミアン(異端の神の化身)と接吻することで、少年時代ヘッセに
性的いたずらをした神父とキリスト教を暗に告発したということですか?


546吾輩は名無しである:05/03/09 22:14:02
デミアンは言っていますよ、エヴァ夫人から受け取ったものだと。
そしてその少し前にジンクレェルはエヴァ夫人の面差しに似た
世界の向かう先の化身を見ていますでしょう?



後は自分で考えろ。
547吾輩は名無しである:05/03/09 22:18:33
「デミアン」にも、そんな空気を感じますか?キリスト教徒の信仰の動機がこれほどドラマティックなのかと単純に驚いたものですが、↑さんの指摘に、ハタッと思う描写もー 告発というより、後世に自身の内懊を委ねたのではと。
548吾輩は名無しである:05/03/09 22:19:33
「デミアン」にも、そんな空気を感じますか?キリスト教徒の信仰の動機がこれほどドラマティックなのかと単純に驚いたものですが、↑さんの指摘に、ハタッと思う描写もー 告発というより、当時の世間や後世に自身の内懊を委ねたのではと。
549吾輩は名無しである:05/03/09 22:39:34
『デミアン』でデミアンとシンクレールが最後に接吻したのはどうしてですか?
教えてエロいひと。
なるほど。ただエロ的に解釈するのは間違いだということですね?
エロ的に解釈する方向はありませんか?
550吾輩は名無しである:05/03/09 22:40:35
連投です。この現代でも神学は教学のテキストに忠実であることが規則です。海外なら政治から芸術まで組織的に禁忌されていることがあります。キリスト教徒の信仰と背心の動機のドラマ性は、へッセとしては精一杯の婉曲表現かなあと。
551吾輩は名無しである:05/03/09 22:48:36
その婉曲っていうのを具体的におねがいします。
あの男同士の接吻はどういう表現なんですか?
552吾輩は名無しである:05/03/10 01:53:07
現実の神学は排他主義の硬直した世界。ましてやへッセの時代は尚のこと。信仰を語るにはあまりに菅能的すぎる表現は、信仰の揺らぎの影にーを想像してしまう。
553吾輩は名無しである :05/03/10 02:39:10
実はヘッセは好きではない
554吾輩は名無しである:05/03/10 02:43:16
だから、その告発に感応して奇妙な洸惚感に浮かれた婦女子があちらこちらに。
555吾輩は名無しである:05/03/10 21:01:27
萩尾望都の『トーマの心臓』や金子俊介の『1999年の夏休み』など両方とも
ヘッセの『デミアン』に影響されているようですが、なぜアプラクサスに飛ばずに
少年が愛する少年に飛び立つという設定になるんですか?何で日本の女子は男同士の
少年愛が好きなんですか?それとヘッセ好きはみんな同性愛傾向が有るんでしょうか?
556吾輩は名無しである:05/03/11 08:59:50
マンガのことは知らんけど、ヘッセ好き=同性愛傾向っていうのはどうかな。
ヘッセ作品自体が同性愛を匂わせているように思うのは自由だけど、
読者がその部分に魅力や共感をいだいてるとは限らないかと。

上のほうでもヘッセの自然描写が好きという人もいたし、
私自身、完全な異性愛者であるがヘッセは好きだ。

でも、ある程度同性愛について理解のある人が多そう。
同性愛嫌いなら、男同士のキスがあるだけで嫌悪するかもしれないから。
557吾輩は名無しである:05/03/11 09:13:20
ヘッセは少年時代に神学校という寮生活を体験しており、思春期の少年たちだけに
囲まれた日々を送りました。
ですから、異性に対する憧れはあれど実際に接することはない以上、その対象は
当然同性である少年に向けられたでしょう。

おそらくは、まだ異性に恋する前に誰もが一度は経験するのではないでしょうか?

ヘッセの恋愛小説(異性との恋愛)は悲しくて、ほろ苦さを漂わせていて
とても好きです。
また、自然描写も大変見事です。水彩画で描かれた風景を見ているような心地よさを
感じさせてくれますね。
558吾輩は名無しである:05/03/11 09:16:25
詩なんかでは同性愛を感じるのないよねぇ
559吾輩は名無しである:05/03/11 09:19:25
詩は、異性との恋愛、人生について語られているのがほとんどですね
560吾輩は名無しである:05/03/11 09:30:40
へッセは教会の裏側を知り過ぎたんだよ。濃厚な同志愛、強制的な師弟愛、教条主義の偏屈に、権力抗争好きの政治屋僧長ありでー純粋な信仰心を問いながら絶望と厭世の中で色々試みた。そんな彷徨を婦女子がロマンと履き違えて騒ぐ。へッセの絶望はいまに続くー
561吾輩は名無しである:05/03/11 10:04:29
シッダールダは好きだな。
主人公のシッタ−ルダ=実在の釈迦と思って読んでいたので、ずっと引っかかっていたのだが、目からうろこです。
育ちのよいニートの青年が親父に逆らって、プライドが高いから学校教育にもなじまず、家出して商売の経験をしたりして、行きずりの女と愛欲にただれた日々を送り、そっからも逃げ出して、渡し守になって、親父になって、家庭内暴力の息子を持って・・
書いてて鬱に成った
562吾輩は名無しである:05/03/11 10:08:23
「ガラス玉演戯」ってどうなの? 「荒野のおおかみ」ってどうなの?
563吾輩は名無しである:05/03/11 10:26:28
神、教会への絶望か…

神童と呼ばれた若き日のヘッセは理想を夢見ていたのでしょうが、
悉く覆されたのでしょうね。

わたしは同性愛に比重をおいては読まなかったですね。
ひとりの青年が、初めて人生の扉の前に立たされた瞬間の苦悩の物語として
読みました。

同性愛のロマンと履き違えて読むのは、それぞれの嗜好によるものなのでしょう…
564吾輩は名無しである:05/03/11 11:54:50
萩尾望都の『トーマの心臓』や金子俊介の『1999年の夏休み』など両方とも
ヘッセの『デミアン』に影響されているようですが、なぜアプラクサスに飛ばずに
少年が愛する少年に飛び立つという設定になるんですか?何で日本の女子は男同士の
少年愛が好きなんですか?それとヘッセ好きはみんな同性愛傾向が有るんでしょうか?

他にご意見ある人いますか?
565吾輩は名無しである:05/03/11 12:07:06
ヘッセは日本の少女漫画に多大な影響を与えていると思うのです。
それは多くの部分で同性愛に関するもののような気がします。
ですが少女漫画で少年愛を楽しむ女子読者はヘッセの熱烈な読者になる
可能性も秘めていると考えられるのではないでしょうか。
ヘッセ=少女漫画=婦女子という公式が成り立つとしても
結果的にヘッセを知らない人がヘッセを読んでくれるというのは
うれしい気がするんですがどうですか?
566吾輩は名無しである:05/03/11 12:42:11
やはり、日本では西洋の神の概念が定義しづらく、また、根づかない
ということも考えられると思います。
ですから、少女漫画家たちはヘッセの宗教的、芸術的な作品の芯となる部分を
取り除き、あとに残った同性愛に大きな関心を寄せたのでしょう。

全寮制の学校、思春期の少年たちだけの世界、教会、……
現実とはかけ離れた世界へ憧れやすい、夢見がちな少女たちのロマンを誘うには
ぴったりの作品世界なのかもしれません。
567吾輩は名無しである:05/03/11 14:16:34
日本人には西洋の神概念が理解できなかった。なのでその残滓(さし)である
同性愛だけに関心を寄せることになった。というのは大変納得出来ました。
でも何故少年の同性愛なんでしょう?何故異性同士の恋愛じゃあいけないんでしょうか?
日本は少なくとも中学校までは男女共学が多いわけです。それなら異性恋愛
の漫画だけで十分だと思うんですが・・・・。
同性愛の漫画なんて外国では考えられないんじゃないでしょうか?(しかも
小学生が読むなんて)。
日本の女の子の恋愛観はかなり特異な感じがします。
その婦女子的同性愛傾向が日本人のヘッセ好きにつながっているのではない
かと思ってしまうんです。婦女子=少年愛者=ヘッセ好き。
少なくとも日本的な読み方としてヘッセを同性愛と切り離して語れない
というかんじがしてしまいます。
568吾輩は名無しである:05/03/11 14:19:53

訂正、婦女子のところは腐女子の間違いでした。
569吾輩は名無しである:05/03/11 16:21:53
一青年読者として割り込むと。

ヘッセにおける同性愛的要素は神聖への背信の表現としか思われない。
教会かそれに近い寮制の施設の設定でしか見た事はないし、
放蕩人とかアウトサイダーとしての展開中心の時は多くが男女恋愛が軸になってる。

聖書の一節で禁じられてる事からすれば、憧れの対象としての面の外は、
向こうのお堅い人々が特に嫌悪を覚えるものとしての役割、モラルハザードの具体例
以上の意味はないと断じて読んだ。

要するに上で語られてる見解に賛成。どこが興奮できるのか解らないけど、
日本に忌避される慣習がないだけで、基督教圏でもロマン的解釈をする人はいると思う。
570吾輩は名無しである:05/03/11 16:27:01
>でも何故少年の同性愛なんでしょう?何故異性同士の恋愛じゃあいけないんでしょうか?

異性恋愛の漫画はあまりにも、ありふれているからかもしれません。
学園ドラマ、あるいはアイドルに憧れた少女の恋愛、…

これらは、少女たちの日常を細やかに、よりリアルに描かれることが望まれます。
親近感が勝負といえましょう。

ところが一転して少年愛の世界は、リアルどころか完全に想像の産物の
世界です。何しろ読むのが、少女なのですから。
異性がまったく介入しない少年同士の恋愛、それは少女たちの逞しい想像力を
激しく刺激するのでしょう。

少女とは、今も昔も好奇心旺盛で、ときにストイックで、禁忌が好きです。
日常には飽き飽きしているがゆえに、非日常の世界が大好きです。

>日本の女の子の恋愛観はかなり特異な感じがします
やおい、などはその最たるものかもしれませんね…
571吾輩は名無しである:05/03/11 16:55:14
小学生の女の子がそんな気持ち悪いことを妄想してるなんて・・・・・。
見た目では分からないものですね。激しく不健康。
そして元を正せばヘッセは教祖みたいなものなわけで・・・・。
572吾輩は名無しである:05/03/11 18:22:07
う〜ん…

異性愛に目覚める前に、同性に友情以上の気持ち、擬似恋愛めいた気持ちを
抱く時期というのがあると思うのですね。
それが、少女同士のこともあれば、少年同士のこともあるのでしょう。
そのとき、少女でありながらも関心が少年愛に向けられることもあるのではないでしょうか。

第二次性徴期を迎える頃には、異性愛への関心が芽生えてくるのかもしれません。
573吾輩は名無しである:05/03/11 19:39:57
あんまり同性愛的要素に注目して読んだことはなかったけど、
たしかに、ヘッセの作品の中で同性愛的要素が登場するのは、
キリスト教という権威に反発するときが多い。
車輪の下、デミアン、荒野の狼、ナルツィスとゴルトムント・・・
思えば、ヘッセ作品に頻繁に登場する東洋思想もまた、
キリスト教に対する反発。
574吾輩は名無しである:05/03/11 20:09:42
反発、反抗は青春文学の普遍のテーマ
挫折も然り
ヘッセは通過儀礼を描いた作家として永遠の金字塔
575吾輩は名無しである:05/03/11 20:14:37
同性愛って青春文学の普遍のテーマ?
女子小学生が少年と少年のセックスを妄想するのは通過儀礼?
576吾輩は名無しである:05/03/11 20:26:05
あ、純粋にヘッセの事ね。スマソ
577吾輩は名無しである:05/03/11 20:55:43
>>575

辛辣…
嫌な気分にさせるコメントする人がいるんだね
578吾輩は名無しである:05/03/11 20:57:50
というよりも、きちんと文言が読めてないんでしょ、575は
579吾輩は名無しである:05/03/11 21:43:35
ヘッセって全体的に暗いイメージで、少し内向的すぎる感じがする。
それがいいって人もいるけど。
あとキリスト教の人って、ヘッセの事どう思ってんのかな?
ヒッピーが『荒野の狼』をバイブルにしてたとか聞いたことあるけど、
純粋にキリスト教やってる人からしたらかなり問題あること書いてるでしょ?
580吾輩は名無しである:05/03/11 21:48:54
ちょっと言葉が良くなかった、ごめんなさい。
前レスからの流れで読んでください。


581吾輩は名無しである:05/03/11 21:57:09
水清ければ魚棲まず

キリスト教徒の世界では、神聖であることを勿論重要視しますが、
人が集まる世界は、たとえ宗教の世界であっても人間臭さがあります。

中にはそうしたことにあえて目を背けている人もいますが。
遠藤周作の「沈黙」など、当時、カトリック教会では異端扱いされたほど・・・
582吾輩は名無しである:05/03/11 22:18:17
遠藤さんの本を読んでキリスト教を身近に感じてる私なんかは残念です。
三浦綾子さんなんかもいいんですけど、やっぱ遠藤さん的な方が日本人として
肌に合う。ヘッセもドイツより日本の方が人気があるみたいだけど、
キリスト教諸国ではまだ受け入れがたいもんがあるんでしょうね。

583吾輩は名無しである:05/03/11 22:26:35
ドイツ人って禅が好きだよねぇ…
584581:05/03/11 22:33:25
わたしも遠藤氏の「沈黙」にこころ打たれたひとりなのです。
あそこに登場する信者たちのこころの弱さは、そのまま自分に通じています。

ヘッセは、やはりどこか東洋的なのかもしれませんね。
西洋の乾いた空気というよりも、東洋の神秘を感じさせる作家なのかも
しれません。
585吾輩は名無しである:05/03/11 22:35:24
禅の男っぽいところが好きなのかなあ?
あと無宗教者や、無神論者にまで好感持たれる奇妙な宗教だしね。
それに理知的で哲学がしっかりしてるところなんかドイツ人が好きそうだよね。
586吾輩は名無しである:05/03/11 22:42:41
遠藤さんは多分に禅びいきですよね、ヘッセもそうですけど。
587吾輩は名無しである:05/03/12 12:33:29
ヘッセは小説の中でよく神聖なものを賛美してるけど、
ヘッセの思想はけっこう宗教に対して否定的っていうか、
自分は信仰しようとしないって感じがあるよね。
信じられるのは自分の中から生まれた思想だけ、みたいな。
ならああいう神聖なものを褒めるのはどうしてなんだろう?
588吾輩は名無しである:05/03/12 13:40:03
考え方がお釈迦さん的だったんじゃないかなあ。
仏教は宗教とはいえ元来神を立てない宗教だった。
それってお釈迦さんがなるべく自分に誠実であろうとした結果だと思う。
ヘッセも信仰の重要さは説いているけど、それ以上に
自分が自分に誠実であろうとしているような気がする。
もちろんキリスト教もそうなんだろうけど・・・・・・キリスト
さんって神様だし。自分もお釈迦さん的に真理に目覚めようとしたんじゃないかな。
589吾輩は名無しである:05/03/12 22:39:12
久しぶりに「ガラス玉演戯」を読んでいる
590吾輩は名無しである:05/03/12 22:45:09
異教を引き合いに出すのはミルの「失楽園」のように堕天使の悪魔あっての神。影あっての光に似た技法でキリスト教への対峙を試みたのではと思う。バルト神学、カント哲学を生んだ土壌。恐らく当時のへッセは発禁覚悟だったのかも。
591みか5さい ◆NGaQPY3pmc :05/03/12 22:47:19
ヘッセはいいよね
ぜんしゅうよんだんだ
齋藤孝がいいだして
メジャーにしたとき
むかついた
592吾輩は名無しである:05/03/12 22:48:07
齋藤孝が言い出さなくても日本ではメジャーだったよ。
593みか5さい ◆NGaQPY3pmc :05/03/12 22:51:08
ふるいひとたちは
『車輪の下』とかでしょ
『デミアン』はかくしておきたいいっさつだもん
「おまえがいいだすなw」っておもったもん

やくは
高橋健二よりいわなみぶんこの実吉のほうがよい
はつかに
594みか5さい ◆NGaQPY3pmc :05/03/12 22:53:41
×)はつかに→○)はるかに
595吾輩は名無しである:05/03/12 23:23:59
どこがどう良いのか教えて。
596吾輩は名無しである:05/03/13 06:52:23
ヘッセの小説はスラスラ言葉が脳みそに入っていく。
情景が浮かびやすい。
難解でなく優しい
597吾輩は名無しである:05/03/13 11:35:56
あの物語の入り易さは不思議だよな…
いくら考えても、どうしてあんな巧妙な筆致が可能なのかわからん
598吾輩は名無しである:05/03/13 14:58:00
物語が巧妙で情景描写が上手いといえば、ゴットフリート・ケラー。
ヘッセはケラーを愛読していた。
5995さい事務所:05/03/13 15:14:09
『緑のハインリッヒ』はよいね
小学校の頃愛読してました
と将来言う予定

ああいうの読んじゃうと
日本近代文学の教養小説なんてw
600吾輩は名無しである:05/03/13 15:15:16
600をト書きさんへ♪






601吾輩は名無しである:05/03/13 21:45:11
ミカさん、皆さんに迷惑をかけることは止めましょうね。いささか呆れてしまいそうですよ。言いたいことは簡潔に。書き込みは繰り返さずに。
602吾輩は名無しである:05/03/15 19:57:27
ヘッセの詩っていいよね
603吾輩は名無しである:05/03/15 23:33:15
どうしても岩波文庫派で、先日クヌルプを読みました。
車輪の下とは別の悲しみに襲われ、今も少し辛いです。
他の本も主人公死にオチが多いのでしょうか。
そして、評判のガラス玉も気になる。
604吾輩は名無しである:05/03/16 00:03:11
ガラス玉も最後に死にますよ。ただし、読みにくい上に長いです。
605吾輩は名無しである:05/03/16 16:09:57
死ぬ上に、読みにくいうえに長いですか…
購入ではなくに図書館に行ってみます。
ありがとうございます。
606吾輩は名無しである:05/03/20 00:33:13
「知と愛」はいかにもドイツ的作品だな。
607吾輩は名無しである:05/03/20 20:18:23
新潮文庫と岩波文庫で現在入手可能なものは全部読んでみました。
ステッペンウルフとシッダールタは大人になってからも鑑賞に耐えうる、いや寧ろ大人になってからこそ読むべき作品だと思います。
他の作品は良くも悪くも感傷的で、少年少女の多感な頃に読まなければ大人になってからは読みづらいだろうなあと思いました。

といっても全部好きだったりするわけですが。「マウロブロン神学校生」はたった4ページのエッセイなのに泣ける。
608吾輩は名無しである:2005/03/25(金) 19:50:09
あま〜〜〜い
あまいよヘッセさ〜〜ん
609吾輩は名無しである:2005/03/25(金) 20:56:40
ヘッセが甘いというのは、そりゃ、読みが甘い。
610吾輩は名無しである:2005/03/27(日) 22:08:35
ヘッセは奥行きが深い作家ですね

友情、青春、人生、宗教、死、恋愛…
一編の作品の中に深いものが、透明な美しい文体で込められています
611吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 22:18:31
ドイツ語原書で読めたらいいだろうなあ。
612吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 11:06:03
そうですね

高橋健二氏の訳は本当に典雅で美しいですが、
直接自分でヘッセの原書を読むことができたなら、ヘッセの文体の
美しさにより一層、打たれるでしょうね…… (ため息)
613吾輩は名無しである:2005/04/02(土) 23:19:38
シッダールタ読んだ。感動した。愛と青春の旅立ちって感じ。泣いた
俺も生命が永遠であることを感じ取りたいわー・・・。
614吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 19:56:11
>614
ヘッセファンの鏡をみた!その次はどう展開するか楽しみです。
615ナーメ:2005/04/04(月) 05:53:09
Im Schatten des Hauses, in der Sonne des Flussufers bei dem Boden, im Schatten des Saal Waldes, im Schatten des.......
(シッダールタ冒頭より一部)
すみません。覚えている限りですが、流れる様な美しさが伝わるでしょうか?
カタカナ書きすると

イム シャッテン デス ハオゼス, イン デァ ゾンネ デス フルスウハーズ バイ デム ボーデン, イム シャッテン デス ザール ヴァルデス, イム シャッテン デス.........と続いてゆきます。

616612:2005/04/04(月) 17:18:39
>>615

おおっ!
原書の綴りと読み方が…

ドイツ文学専攻の方でしょうか?
ありがとうございます、発音はよくわかりませんがリズミカルな文体が
伝わってきますよ…
617吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 19:08:34
をいをい
618吾輩は名無しである:2005/04/05(火) 23:37:23
英語の勉強にデミアンか車輪の下の英語版を買おうと思ってるんだけど、
619吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 03:53:52
おゐおゐ
620吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 15:22:46
>>618
マジレスするけど、英語の勉強なら英か米の作家のほうがいいんじゃない?
621吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 19:52:21
だな。やっぱり響きは原著が一番良い
ドイツ語は分らんけどランボーをフランス語で読んで感動した覚えがある(堀口大學も良いけどね)
スレ違いスマソ
622吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 16:17:50
少年の日の思い出が車輪の下の一部だと思い込んでいて
とっさに車輪の下を購入、エーミールが二人出てきてキターと思ったのも束の間
肩透かしを食らうものの結果的に面白い小説だったと感想を抱いた俺は勝ち組
623吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 19:57:45
とりあえず、異なる言語体系に参加することは有意義。ヘッセの英訳、言語体系参加にお勧め可能。
624吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 22:03:18
何かの本に載っていた、ヘッセの顔写真がコワカッコ良かった
625吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 23:13:49
ヘッセの読書術って本の表紙のヘッセがカコイイ
なんかダーティーでこちらを見てる目がクール
626吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 23:12:33
  ./  ̄/〃__〃   /  ̄/       /
    ―/  __ _/   ./ ―― / /
    _/   /   /   _/    _/ /_/
    /\___/ヽ
   /''''''   '''''':::::::\
  . |(●),   、(●)、.:| +
  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
.   |   `-=ニ=- ' .:::::::| +
   \  `ニニ´  .:::::/     +
,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||


すまん。
627626:2005/04/15(金) 23:17:46
あれじゃ嵐みたいだな、失礼した。

少年の日の思い出、教科書に載っているヤツは一部変更&削除
されていると知り、変更前のやつを必死で探した。
エーミールがいよいよいやらしく、嫌なやつだとわかった。
主人公の屈辱が倍に感じた。
ヘッセスゲーな。主人公の苛立ちを共にできるような人物も書けるなんて。
628吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 16:09:05
:::::::::::.ゝ そうかそうか、ノ:::::::::::
:::::::::::/  つまり君は  イ:::::::::::::
:::::  |   そういう奴  i ::::::
   \_  なんだな。 ,-'  
――--、..,ヽ__  _,_-''
:::::::,-‐、,‐、ヽ. )ノ      _,,...-
:::::_|/ 。|。ヽ|-i、      ∠_:::::::::
/. ` ' ● ' ニ 、     ,-、ヽ|:::::::::
ニ __l___ノ     |・ | |, -、::
/ ̄ _  | i     ゚r ー'  6 |::
|( ̄`'  )/ / ,..    i     '-
`ー---―' / '(__ )   ヽ 、
====( i)==::::/      ,/ニニニ
:/     ヽ:::i       /;;;;;;;;;;;;;;;;
629吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 17:25:27
そのときはじめてぼくは、一度起きたことは、もう償いのできないものだということを悟っ
た。
630吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 17:34:23
「どぶえ」って何だろうとか思ってたっけ。
631吾輩は名無しである:2005/04/24(日) 22:42:25
土笛のことですか?

オカリナかなあ…?
632吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 00:59:56
もうすぐ全集発売あげ
633吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 13:56:20
古本屋行けば全集売ってるよ。
3、4万出せば買えるんじゃない?

ヘッセ=青春って図式は、実存主義主義を理解してないよな。
確か、『荒野の狼』とか書いてた頃は、発狂すれすれでユングに診てもらってた筈。
634吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 14:08:14
そうそう、existenzialismismも理解できないとは恥ずかしいよな。
635吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 15:50:04
全集は2万円台が相場。
3万円以上なら買う必要なし。
2万円以下ならお買い得。
636吾輩は名無しである:2005/05/02(月) 12:02:28
何だ、実存主義主義って(汗
>634
いいツッコミだ
でも、exitenzialism→extentialismじゃなかったっけ?
英語もドイツ語も
637吾輩は名無しである:2005/05/02(月) 15:09:24
2005.05.01
 数日前に新聞を見ていたら、臨川書店という所の広告があって、
ヘルマン・ヘッセ全集を新たに刊行するとの広告が出ていた。
さっそくサイトを覗いてみると、日本ヘルマン・ヘッセ友の会・研究会編
となっている。翻訳者の名前はどこにも出ていないので、どうやら、
この団体が翻訳も行なっているらしいと推察した。
 私にとって、ヘッセの小説は、高橋健二訳とセットになっているのだが、
未訳作品とかの翻訳もあるとのことなので、さっそく予約を入れることに
した。ところが、bk1では取り扱いがないという返事が来たため、結局、
amazonに注文した。
 で、昨日、第1回配本の第4巻『車輪の下』が届いた。
 日本では、『車輪の下』が中学生の課題図書とかになっていて、
新潮文庫の夏の百冊なんかにもよく選ばれている。有名なので、
今回も、この表題からの配本となったのだろう。けれども、『車輪の下』は
、ヘッセの作品の中では中の下くらいのできである。面白くなるのは、
年代的に、『春の嵐(ゲルトルート)』以降で、一番面白いのが『デミアン』
と『知と愛(ナルチスとゴルトムント)』なのである。その次が
『荒野のおおかみ』と『湖畔のアトリエ』だろうか。
 さて、届いた『車輪の下』の冒頭を読んでみたが、なるほど、
訳が解りやすく、高橋訳の決定的に古い所が払拭されている。
 たとえば、「もっともお寺に対する信心は、いくらか分別くさく、
地金が出ている。神様やお上に対しては程度な尊厳を失わない」という
部分は、「いくらか進歩的なところもあって、教会への進行は
もう弱まっていたが、神さまやお役人に対しては、それなりの
敬意を忘れなかった」となっている。
 なるほど。今の私たちにとって、後者の訳の方が自然に読める。
また、ここはキリスト教のことなのだから、「お寺」と表現するのは、
今となっては違和感がある。
 というわけで、これを機会に、もう一度、ヘッセの全作品を読むのも
良いかな、と思ったしだいである。

ttp://homepage1.nifty.com/NIKAIDOU/NISSI/NISSHI.htm
638吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 21:33:25
このスレの1がいきなり「知と愛」「シッダールタ」を
挙げているのにビックリした。
自分もヘッセ好きなのだが、この二つが一番好きなんだよね。

ところで私の周りにはヘッセを読む人が誰もおらん。
皆さんはヘッセについて語れる友人をお持ちですか?
639吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 21:38:13
ヘッセどころか文学語れる友達がいません…
640吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 21:45:42
荒野の狼読んでたら鬱になってきた
641吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 22:02:17
>>529
カロッサに興味もった。お勧めの作品ある?初心者はどれから読んだらいいかな
642吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 22:32:11
>>639
同じくorz
643吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 22:35:47
デミえもん、読んだら凄く良かったよ。
644吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 23:41:17
639,642
いまいくつ? よかったらメールしない?
近かったら会えるし
645吾輩は名無しである:2005/05/09(月) 01:35:08
車輪の下になりそうだった
やべぇよ
先生、いくらなんでも小6で読ませるなよなぁ
646吾輩は名無しである:2005/05/09(月) 02:02:45
小6の頃と言えば、最近どんな本を読みましたかと訊かれたので
ラディゲと答えたら先生がおもいっきり引いたっけなあ。懐すい。。。
647吾輩は名無しである:2005/05/09(月) 02:37:36
出見案があるんだけど
648吾輩は名無しである:2005/05/09(月) 15:28:10
>>644
641だけど自分も文学友達ホスィ・・・
649吾輩は名無しである:2005/05/09(月) 16:05:36
>>646
子供のころって背伸びして難しいの読んだりするけど
案外複雑な心理のとかってわかってなかったりしないか?
自分にわかる部分だけわかって得意になってたりとか・・・
650吾輩は名無しである:2005/05/09(月) 23:16:21
638ですが…
自分はヘッセを読んでから、宗教や人生哲学を考えるようになったのですが
皆さんはどうですか?
車輪の下、デミアン、知と愛などはキリスト教についての知識を持ってから
読むと理解できるように感じられる所が多かったかな…

あとクリスチャンはヘッセの作品をどのように感じるのでしょうか??
このスレを読んでいる方でクリスチャンの方はいます??
651吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 00:33:52
644 [email protected]
まったりと
652へるまん:2005/05/10(火) 00:50:22
お、盛り上がってるねぇ。

みなさん感想を話し合うのはとてもいい経験ですよ。
653吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 08:27:39
ミステリ界の人気者・日本本格推理をリードする作家二階堂黎人氏が
ヘッセの新訳について言及されております。
ttp://homepage1.nifty.com/NIKAIDOU/index.html
2005.05.01の日記
654吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 05:27:17
知と愛って英語で"Narcissus and Goldmund"だよな。
最近その英語版買ったけど、みんながここで語ってるどの本なのか気になって。
655かぼちゃ:2005/05/11(水) 19:39:15
最近In der alten Sonneという初期の短編を読んだが、これがよかった。
二十代でなんでこんなのが書けるのか不思議に思った。 
656吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 19:44:12
神の存在が想像力を養うのでは。
657吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 21:39:32
弟のこと書いたはんすの思い出が悲しかった
658吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 21:59:05
>>656
俺もそこから宗教が生まれたんじゃないかとオモタ。
659吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 03:00:41
>>653
>637で既に引用されとるが無反応だ
660吾輩は名無しである:2005/05/15(日) 03:49:30
ヘッセの本ってなんか不思議だ。
普段は漫画にしか興味がない俺に、漫画より面白い本ってあるんだなぁって
気づかせてくれた。教科書にあるようなヤツとか、全然つまらんし、
理系の俺は結局文学には合わないと一時に思った。
ヘッセの本は理系のための文学なのかな?
661吾輩は名無しである:2005/05/15(日) 10:14:37
ヘッセは、数理理解的な空間構築をするからねえ。いいんだよ、そこのところが。
662吾輩は名無しである:2005/05/15(日) 13:11:37
>>661
詳しく教えてくだされ。

そういやノヴァリスは数学大好きだったなぁ。
数学の神秘性にロマンを感じてるみたいだった。
663吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 04:17:51
ノヴァリスって誰だ?
664吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 04:20:56
英会話の学校のこと
665吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 07:46:26
あれのマスコットはウサギだったような。
666吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 20:52:16
てことはウサギリスか
667吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 21:00:33
ルーマニア日記、美しき惑いの年(カロッサ童貞喪失)あと
何か読んだけど忘れた。
668吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 22:22:38
知と愛そんなに面白いの?
もったいなくてよめねー
669吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 10:48:00
知と愛は序盤と終盤はヘッセ節全開のおもしろさ。

中盤はエロスwwwwwwwwwwwww
670吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 12:26:19
あげます
671吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 18:19:36
私は生きることを容易にしてくれるような知恵を知りません。
人生は楽なものではありません。決して。
それにしても私たちは人生が楽であるか、そうでないかなどと
断じてたずねるべきではないのです(書簡)

私は、自分が努力してきたこと、信じていたことが
すべてむだで、愚かなことだったと思う日があります。
また自分と自分の生活が非常に苦しいものではあっても
完全に正しく、確かに成功したと感じて満足する日もあります(書簡)
672吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 20:39:41
>数理理解的な空間構築をするからねえ。いいんだよ、そこのところが
こういうことが書いてある評論、研究を教えてください
日本語か英語でなにかありますか?
673吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 11:39:06
誰か千葉のヘッセ展に行った人いる?
674吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 19:13:47
え?ヘッセ展なんてやってるの?
675吾輩は名無しである:2005/05/21(土) 19:32:44
>>666
m9(゚Д゚)プギャー
676吾輩は名無しである:2005/05/22(日) 10:19:41
>>674 mixiのヘッセのコミュニティで話題になってたからこっちでも聞いてみたお
     デミアンの初版(!)らしきものなどがあったらしい
677吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 22:05:01
デミアンの最後、戦争に行ってしまうのが解せなかった。
同じころマンが書いてた魔の山も終わりは戦争へ行ってしまった。
なんだかね、やっぱり二台巨匠も当時の世情に影響されてしまったのかな。
678へるまん:2005/05/24(火) 01:11:36
>世情に影響されてしまったのかな。

うーん、そりゃしょうがないんじゃないの。
身近なインパクトにまったく影響を受けなかった(?)作品というのは、ドイツ文学じゃあないけど
デカメロンくらいしか思いつかないな。

ちなみにマンは第一次大戦については賛成の立場だったけどね。
679吾輩は名無しである :2005/05/24(火) 01:59:21
>>663
ノヴァリス→ノヴァーリス

『荒野の狼』でハリー・ハラーが読んでいるよ。
ニーチェの80年先を行っていると大絶賛。
680吾輩は名無しである:2005/05/24(火) 02:11:48
>>676
mixiにヘッセのコミュニティなんてあるのですか!
いいなあー
681吾輩は名無しである:2005/05/24(火) 18:42:58
市川のヘッセ展行ってきた。場所がわかりづらくて困った。
682吾輩は名無しである:2005/05/24(火) 18:44:50
>678

マンが第一次大戦支持者だったのは少し驚きです。、
でも、魔の山の終わり方じゃあ納得ですね。
しかし、前半の貴族趣味から一変してのエンディングで、
なんだかなーって思いましたね。
それに対して、デミアンは余裕というか、エンディングは戦場の場面でありながら
十分神秘的で余韻がよろしかったです。
683吾輩は名無しである:2005/05/24(火) 21:37:40
マンは別に「第一次大戦を支持」したわけではないよ。

愛国的立場から発言したのであって、
その事情は『非政治的人間の考察』や、
『ドイツ共和国について』などを読むとわかる。

当時は、たいていの文人たちが自国の立場から発言していて、
そんな中、一国の立場に捕らわれぬ反戦思想を打ち出していた、
ヘッセの方が珍しい存在だったわけで。

当時のヘッセの立場をよく伝えるのが、
『友よ、その調子をやめよ』というエッセイ。

しかしヘッセ自身も反戦の立場を打ち出したとはいえ、
ドイツを愛する気持ちは否定していなかった。

この「反戦愛国」という立場は、戦時中はなかなか理解されず、
戦後も非国民的偏見を蒙り続けることになったのが、ヘッセの悲劇。

以来、ヘッセは祖国を追われ、スイスに永住の地を見出した。

ちなみにヘッセとマンはお互いを認め合っていて、
当初ジンクレール名義で出版された『デミアン』の作者は、
ヘッセに違いない、といち早く見抜いていたのがトーマス・マン。

なお、両者のお互いに対する敬意は、
『マン=ヘッセ往復書簡集』を読むとよくわかる。
684へるまん:2005/05/25(水) 00:26:33
>>683

ああ、確かにおおっぴらに「支持」を表明した訳じゃなかったね。
すまん。

ちなみにヘッセとマンが一緒にスキーに行ってとった写真が残ってるよね。
ロマン・ロラン全集のヘッセとの往復書簡にも、いろいろヘッセの反戦の思いはあらわれているよ。

僕はデミアンが一番好きだねぇ。何度読んでもいいね。
685吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 19:20:42
ヘッセ展

日本人が贈った花札大切に取ってあった。
石のコレクション10個くらい、キラキラ光る粒が入ってるのとか
金色の蛇の文鎮
赤くてちっちゃな日本の湯呑み、蓋付き

あとデミアンとか代表作の初版本
水彩画、写真で観るよりずっと良かったけどちっちゃい
鉛筆で書いた自画像ジョソ・レノンぽかった。
二度目の女優の奥さんの写真超超きれいだった。
愛用サングラスの大きさから考えると小顔?

芳澤ガーデンまで徒歩5分なんだからもっと行けばよかった (((´・ω・`)

へるまんさんとか来たの?
686吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 20:00:12
メーリケ+シュティフター+ケラー=ヘッセ
687吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 21:29:56
>>今年は「日本におけるドイツ年」です。
ヘルマン・ヘッセの作品が日本各地で展示されますが
最初の会場に、ここ市川市芳澤ガーデンギャラリーに選ばれました!!

そうなんだ。
中部にもくるかなあ
688吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 22:04:58
>>641
カロッサはすばらしいです。抒情的で、繊細でありながら、希望があって。
まずは「幼年時代」「青春の変転」を読んでみては如何でしょう。
689へるまん:2005/05/27(金) 00:13:40
ヘッセ展、行けなかったよ。
気づいたのが遅くて、もう終わっちゃってましたよ。残念。

もういちど首都圏でやるといいけど。


2度目の奥さんの写真っていうのが見てみたかったですねぇ。
すぐ離婚しちゃったし、あまり触れたくなかったみたい(?)で、写真とかでてないですからね。
690吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 12:31:30
「クヌルプ」読んだ。
自分とクヌルプが重なって見えた。
クヌルプと神の対話のシーンは泣きながら読んだ。
691吾輩は名無しである:2005/06/14(火) 16:11:28
ちょ、お前マジで夢の中にヘッセ出てきたぞw
おれヘッセのことをヘッセさんって読んでた
692吾輩は名無しである:2005/06/14(火) 19:55:20
>>691
ヘッセの本が夢に出てきて読んだんだねww
693吾輩は名無しである:2005/06/14(火) 21:37:22
クヌルプになろうと思ったあの冬の日
駅を見ればホームレス 鏡を見ればもてない不細工
涙をのんであきらめた
694吾輩は名無しである:2005/06/19(日) 13:42:11
ハイルナーになろうと思ったあの秋の日
駅を見ればギーベンラート 水鏡を見れば結構美しい顔
水をのんで溺死した
695吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 01:44:41
海外放浪して帰ってきた後、なかなか定職につけない香具師にクヌルプは危険すぎる
696吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 02:06:50
ヘッセスレの住人は、彼らをニートでなくクヌルプと呼ぶ
697吾輩は名無しである:2005/06/23(木) 23:01:38
ヘッセを読むのは十代まで。二十歳になったら卒業すべき。
698吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 01:43:34
今日初めてこのスレ発見しました。
ヘッセ展、気付くのが遅かったorz

短編『メルヒェン』、特に『笛の夢』が大好きです。
699吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 03:14:46
>>697
なんで?
700吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 19:38:40
青臭い
701吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 20:07:10
>>700
どうやら僕は、生涯ヘッセを愛読し抜いても良さそうだな。
702吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 21:04:34
最初に、車輪の下読んでそれほど好きにはなれなかった。
次に、春の嵐読んでそれほど好きにはなれなかった。
後に、デミアン読んで好きになった。
別にオチはない。
703吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 21:07:55
デミアンなんて読んだら経済感覚失うよ。
704吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 22:47:32
知と愛読んだら、放浪の旅と修道院にあこがれた
705吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 23:51:10

レス読んでるとヘッセ好きは腐女っけ、ホモっけたっぷりだな
まあ俺もヘッセは好きだけど。
706吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 23:53:43
ひでー。
707吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 00:49:10
煽りか自虐かどっちかにしてもらいたい。
708吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 10:30:11
同性愛の興味も、いわゆる腐女子でもない(性別から言って)んだけど、

前にもヘッセの同性愛が、それ気の感情から描かれたものか
反伝統的キリスト教のテーマの必然性で、出てきたものか
ここでひと議論起きてたね。
男友達同士のつき合い方って、自分でも思うけど、
異性(とそれ好みの男性)から見たら、純粋な友人関係であればあるほど
そういう風に見えてくる面がある気がする。

逆に置き換えてみて、男の側からすれば、
女友達の少し無邪気すぎる関係って、時によって結構怪しく見えてしまう。
純粋な分だけ、傍から見ると勘繰りたくなるようなものだと思うんだよね。

ヘッセから少し逸れたけど、要するにヘッセ作品の描写っていうのは
純化された友情関係が、ことに読者に同性愛と思われやすいのではないか、と。
そうじゃなくて、丸っきり同性愛の描写として楽しむために読む
っていうきらいの人もいるんだろうけど。
709吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 14:31:04
いや、ヘッセ好きの奴は客観的にどう思われてるか気づいてないだけだって。
710吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 16:55:41
体裁を気にして文学が読めるかよ、この神経症!
711吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 17:11:07
もうヘッセ好きとか言ってる奴は家から出ないでほしい。俺の知ってるヘッセ好きで、レイプ事件起こした
ことある奴がいるから。マクドナルドの女子トイレに幼女が入ったのを見計らって、着けていって
鏡台の上でやっちゃったんだよ。遅いと思って見に来たその子の母親が見に来て気絶したんだから。
地元じゃヘッセ好きイコール変態ってことになってる。もうヘッセ好きなんて公言しないほうがいいよ。
712吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 20:43:09
>>711 どこだよwwwwwwwww

ヘッセと幼女の接点はヘッセと同性愛の接点くらい無いと思う。アメリカだかイギリスだかのホモ団体が選定した
「ホモ小説ベスト100」にはヘッセの作品はランクインすらしていないし(1位は当然マン「ヴェニスに死す」)。

ま、ステッペンウルフにはレズ描写があるけどね。
713吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 20:53:28
>>712
大阪だよ!!二人いんだよ。ヘッセ好きでレイプ事件起こした奴。あと一人は腐女子で、男の子をレイプしたんだよ。
君たちも過ちを犯さない前にもっと外向的な、健全なものを読めよ。
714吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 21:03:00
またお(ry
715吾輩は名無しである:2005/06/25(土) 23:45:05
>>713
同感
716吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 13:06:45
>地元じゃヘッセ好きイコール変態ってことになってる。

って、ろくに文学作品を読んだ事のないオバチャン連中の空想だろ。
文学が性犯罪を引き起こすなら、明らかにナボコフの方が発禁モノだわい。
717吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 13:37:57
>>716
なんで擁護するわけ?明らかにナボコフよりヘッセの方が文学的にレベルが高いだろ?
少女漫画だってヘッセが教祖みたいなもんじゃん?それだけ危険性が高いんだよ。
バカいってないで、気をつけるべきは気をつけるべきだって。しっかりしろよ
718吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 14:33:12
頭おかしいのが住み着いたな。
719吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 14:43:07
うは、mixiだけじゃなくって、こっちも盛り上がってたんだね。
文学スレの上位にいるなんて信じられん。

ま、変なのが出て来たけど、放置しておけばいいんじゃない。
720吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 15:01:55
変なのよばわりされる言われはない。べつにヘッセを読むななんて
言ってるんじゃないし。俺だってヘッセは好きだよ。尊敬してるよ。
でもそんな要素があることは気をつけるべきだって言ってるだけ。
721吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 15:09:10
そんな要素ねーよ。
722吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 15:09:50
あざといガキだな、
723吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 15:17:48
まあとにかくもうちょっと外向的な本も読むべきだ。それだけ
724吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 17:29:09
ほい
725吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:22:46
>>720
頼むから統計学の本一冊くらい読んでからにしろ。

このちょーしじゃ、漫画のサイコとか、ブラックメタルとかにも文句言ってそうww
726吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:25:27
いろいろ否定してるみたいだけど、ヘッセ作品の同性愛傾向は否定しようがない。
727吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:27:23
あと異常な内向性。日本の悪しき部分を代弁するような作品が多いのは事実。
728吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:30:27
もともと外向的な西洋人が読むのはいい。内向的な日本人が読んだらますます内にこもりかねない。
それは事実でしょ。べつに煽ってるんじゃないよ。ただ事実としてそういう部分があるんじゃない?ってこと
729吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:30:44
そういった傾向の何が悪いのかさっぱりわからんのは俺だけ?
普段小説読んでいる人間の発言とは思えんな…。
730吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:32:31
事実でしょ?ってあんたの妄想じゃネーか。
勝手に事実にスンナ。
731吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:32:48
何か、すごく頭がかたそう。そして悪そう。
732吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:37:23
とにかく内向的な人間は観念的にものを考えるきらいがあるのは解るでしょ?甘ったるいヘッセ作品は
その危険を助長する。ヘッセ作品に溺沈すると社会で生活できなくなる可能性はある。
とにかく限度が必要だといってるの。三島由紀夫だって本当にいい本てのは、人間を絶望させるんだ
といっている。ヘッセ作品に、特に後期作品にはそういう絶望がない。甘ったるいんだよ特に中期の『デミアン』
とか君も気をつけろよ。俺も気をつけるけど。
733吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:39:57
つーか。何様のつもりなんだろうね。
>気をつけるべきだって。しっかりしろよ
あんたがしっかりしろよ。まず書店に行って東大出版会の統計学入門1、2でも買って勉強してろ。
734吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:40:52
>>732
君自身がそうした危険の中にあると言う事は十分に皆理解したはずだから、
続きはチラシの裏に書きたまえ。
735吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:41:21
このスレはヘッセを褒めるためにあるの?ヘッセを非難してはいけないの?それじゃ議論にならんでしょ
あなたが言ってることも正しいと思うよ。俺も不勉強なのは反省する。
736吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:42:31
間接的におれらを非難しているから、お前は疎まれるの。
737吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:43:27
>>732
貴方がまともな勉強をまったくしていないことは理解できました。
貴方が普段小説を読まないことも理解できました。
738吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:45:06
批評は大歓迎。
妄想垂れ流しは勘弁。
739吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:45:51
そうとられたら謝るよ。だがもうそんな言われ方をしたら議論の余地がない。
自分の好きな作家を貶されたらそれだけで、ファビョルのはルールに反してる。
いいたいのはそれだけ。たぶん俺よりあんたの方が頭いいんだから、
俺の言うことに腹が立つのは分るよ。でもバカにも主張があるんだって。
740吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:47:44
もうちょいまとめろや。いきなりワンワン吠えられても困るだろ。
741吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:50:13
んじゃあまとめていうと、ヘッセは内向的すぎる。ヘッセ思想にはまると
社会で生活しにくい。気をつけよう。ってこと
742吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:52:13
なんだよ。
「ヘッセ思想にはまると、マクドナルドで幼女をレイプする羽目になるから気をつけよう」

って言いたいのかと思ってたよ。
743吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:52:27
>>739
あんたって誰の事?
少なくとも3人くらいはあんたの妄想に文句言っていると思うけど。
でさ。ある人の趣味が、何がしかの行動にどれだけ影響与えるのかなんて、なんで解るの?
俺はヘッセが好き→同性愛的・観念的傾向?ww
俺はブラックメタル(エンペラーとか)が好き→教会に火をつける?ww
俺はサイコが大好き→人を殺す?ww
俺は資本論を読んだ事がある→革命願望有り?ww
…なわけねーだろ。自分がdデモ妄想をいっているって自覚すべき。
744吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:54:20
上の発言はしらないよ。まあ、幼女にレイプするような奴は内向的な人間だろうね。
それとヘッセを結びつけるのはおかしいかもしれないが、内向的になるようなものに
触れてたら取り返しのつかないことになるのも事実。一日中ゲームしてる奴なんて
あぶないでしょ?ヘッセも例外じゃないかも。
745吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:56:10
もういいよ。あんたが全部ただしいよ。
746吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 18:58:24
くだらねー。
747吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:00:15
はあ?その例だと
一日中ゲームしているやつは危ない→一日中、小説を読んでいる奴は危ない
くらいの類推しか出来ネーじゃねーか。つーかそれすら強引。
そんなのはただ「ヒキコモリカコワルイ」くらいしかいえねーだろ。
しかも、なんで「ゲーム」なんて大きな括りから、「ヘッセ」という1人の作者に推論を飛ばせられるんだよ。アフォ?
>内向的になるようなものに
>触れてたら取り返しのつかないことになるのも事実
×事実
○妄想
748吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:02:00
…あれだ。東大出版会の統計学の本と一緒に同じ東大出版会の論理学の本も買って勉強してろ。ヒドスギ
749吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:06:00
わかったって、俺の負けだって。あんたが正しいよ。それでいいだろ。今度読んでみるよ。
750吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:10:06
ヘッセって結局虚妄な議論しか生まないんだよな・・・・。ヘッセ自体トンデモだから
751吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:15:43
勝手に虚妄な議論を垂れ流して、最後は責任転嫁か…。。
752吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:19:30
割と賑わって面白かったよ。またやってくれよな。
753吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:21:46
「議論しましょう」といっておきながら、最後は「勝ち負け」で判断するクオリティに乾杯。
754吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:22:03
ヘッセは所詮青春の文学どまりなんだよな・・・・内容的にも。
755吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:23:36
あんまり議論する価値もないよな実際。
756吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:27:17
「ぼくのぎろんがうまくいかないのはへっせのしょうせつのできがわるいからだ!」
757吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:28:46
ヘッセッセ〜ノヨイヨイヨイ!
758吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:28:47
そうだね、あなたが全部正しいよ。
759吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 19:30:19
さて空気が淀んできたな
760吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 01:15:02
>>711でヘッセ好きは家から出るなと言っておきながら、
>>720でヘッセ好きだし尊敬してると言っている。

つまり、引きこもり宣言をしてたんだよ!!
761へるまん:2005/06/27(月) 01:20:05
しょうがないな。

ヘッセの小説の前に、取り締まるべきものはもっとあるんじゃないのか?





2chで怪しいレスしている君とか。笑
762吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 09:20:20
池沼君以外の、ヘッセスレ住人だと思われるレスは
ジョークの使い方が妙に上手いw

議論と関係無いけど、度々文学板で覚える感動の一つとして
言わずにはおれなかった。
自分なんかも、これと似たような騒ぎ起こしたって
こりゃあ議論でも冗談でもコテンパンにやられるなw
763吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 09:26:58
 .| ヾミ,l _;;-==ェ;、   ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヒ-彡|
  〉"l,_l "-ー:ェェヮ;::)  f';;_-ェェ-ニ ゙レr-{   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | ヽ"::::''   ̄´.::;i,  i `'' ̄    r';' }   | 久々にへるまん乙!
 . ゙N l ::.  ....:;イ;:'  l 、     ,l,フ ノ   | 思いっきりヘッセでまたーりするのが
 . |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ.  /i l"  < 昔のヘッセスレなんだよな今のスレは
   .| ::゙l  ::´~===' '===''` ,il" .|'".    | 車輪の下でヘッセマンドクセ('A‘)見たいな感じで困る
    .{  ::| 、 :: `::=====::" , il   |     \________

ヘッセて結構書店では売れているらしいね。ヘッセの読書の本とか。
764吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 16:56:01
ヘッセはドイツ人?スイス人?
765吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 17:25:08
逝きペディアには、エストニア系の家系、とある。
766吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 17:36:15
てことは何人?
767へるまん:2005/06/28(火) 01:33:29
まあ普通に考えればシュヴァーベン人だと思うよ。


ちなみにエストニア系っていうのは父方の家系で、どのみち「ドイツ」からの移民らしいけど。


ヘッセを部分的に集めたオムニバスは、なんだか読む気がしないんだよね。
タイトルとか装丁には惹かれるから、衝動買いしたくなる気持ちもわからなくは無いんだけどね。
768吾輩は名無しである:2005/06/28(火) 15:40:22
>>767
どもありがとン
769吾輩は名無しである:2005/06/28(火) 23:03:19
ヘッセ好きを 見かけたら 110番
770吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 00:04:32
「車輪の下」「デミアン」「シッダールタ」を読んだんですが、
何かオススメな作品はありますか?

上記の中では「シッダールタ」が一番好きでした。
771吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 00:11:36
湖畔のアトリエ!
772吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 10:13:26
春の嵐かな
773吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 13:54:07
クヌルプ
774吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 22:30:47
>>771-773
ありがとうございます。
上から順に読んでいこうと思います。

ヘッセの情景描写っていいですね。
懐かしいような優しい感じがあるのに、厳しさも忘れてないみたいな。
読んでると景色の綺麗な所にいるみたいな感じがします。
775吾輩は名無しである:2005/06/29(水) 22:53:36
やいやい、好きなもんからどんどん読んでけや
読んだって減るマンじゃねーし
776吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 22:09:54
そろそろデリダでも読むか
777吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 15:50:45
何となく777
778吾輩は名無しである:2005/07/02(土) 11:58:55
ヘッセを読むにあたり、こだわっている出版者とかありますか?
岩波を読んでいるんだけど、岩波から出版されているヘッセものは少ない。
シッダールタを読んでみたいのですが…。ここに皆さんは新潮でしょうか。
779吾輩は名無しである:2005/07/03(日) 02:46:53
僕は新潮ですねー
単に高橋の訳が好きだからですが
主要著作そろってるのもうれすぃし
780吾輩は名無しである:2005/07/05(火) 00:47:49
高橋健二の硬質な文章で読むべき
781吾輩は名無しである:2005/07/05(火) 17:35:45
えっ、硬質なのかなあ・・・?
782吾輩は名無しである:2005/07/06(水) 23:42:36
クジャクヤママユ最高
少年の日の思い出
783吾輩は名無しである:2005/07/08(金) 22:33:18
ヘッセの読書案内・読書観は作家の中で最高度の信頼が置ける実質内容です。作家になるよりここまで最高度の認識をもつことができたら、いい。
784吾輩は名無しである:2005/07/09(土) 03:57:41
ヘッセはどんなの勧めてるの?
785吾輩は名無しである:2005/07/17(日) 20:02:17
へぐまんへっせ
786吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 03:08:57
私もご質問です。
最近、ヘッセ全集が隔月おきに刊行され始めましたが、その翻訳のことでお聞きします。
私はヘッセといえば高橋健二訳が好きなのですが、この刊行され始めたヘッセ全集の翻訳文は
どのような印象でしょうか。十分心に伝わってくる行間がありますでしょうか。
教えてくださいませんか。
787吾輩は名無しである:2005/07/24(日) 22:07:17
高橋健二で読んで、夢中になった。
夢中になりすぎて独文科行った。
卒論、荒野の狼。
788吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 01:11:53
荒野の狼って最後の最後で急に冷めちゃったんだよね。
そこまでは面白かったのに、何かいきなり考えて読むのを止めちゃった。
変な部屋がいっぱいあって、あのモーツァルトが出てくる辺りの本当に
最後の方は流し読みして終わったままだ。もったいない?


789吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 01:42:13
理系出身なので文学部の卒論のあり様は知らないのですが、文学部の卒論テーマでは作品をあげている人が確かに多いですが、どのようなことを書くのでしょうか。
よく刊行されているような作家論や作品の分析でしょうか。
790吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 07:01:55
788
もったいない。一度でピンとこなくても、通しで何回か読んでみて。
789
俺の場合は、荒野の狼と自己実現、というテーマで、ドストエフスキー、ニーチェの系譜に連なる真の意味での実存主義者ヘッセを論じた。
高校時代からコリンウィルソンにも思い切りハマってたもんで
791吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 10:30:46
>>787
偉い〜
私は根性がなくてだめでした。
792吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 13:38:35
ヘッセの本は人生の相棒。
デミアンは一生の憧れ、親友だなあ。
といってもシッダールタと知と愛はまだ読んでなかったけど。
ヘッセって作品としての弱点や欠点、物足りなさや、文の拙さなんかも
見えてきたりするけど、そんなものを遥かに超越して心にじかに
触れてくるものがあるよね。不思議な作家だ。
793吾輩は名無しである:2005/07/27(水) 13:08:47
青春はうるわし借りてきた
車輪はかなり面白かったから楽しみ
794吾輩は名無しである:2005/07/28(木) 17:39:10
>>793
車輪で挫折する人多いみたいだけど。
車輪好きってめずらしい気がす。
795吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 00:10:17
>>794
ひどい!なんでそういうこと言うんですか?
796へるまん:2005/07/29(金) 02:30:11
ひどいか?

別にめずらしいっていうのはけなしている言葉ではないがなぁ。
797吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 13:28:12
>>793
別に他意はないんだけど・・・・
ただ車輪の下って内容が暗いから
ってこと
798吾輩は名無しである:2005/07/30(土) 00:05:43
車輪の上いくら探しても見つからない。
下巻から読む気はしないし (((´・ω・`)カックン…
799吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 10:30:41
                >>798
    ∩___∩           |
    | ノ\   ,_ ヽ      |  
   /  ●゛  ● |         |
   | ∪  ( _●_) ミ       |  
  彡、   |∪|   |       J
 /     ∩ノ ⊃  ヽ
 (  \ / _ノ |  |
  \  "  /  | |
   \ / ̄ ̄ ̄
800吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 16:46:45
すわさんとぬふ
801吾輩は名無しである:2005/08/05(金) 11:31:24
802吾輩は名無しである:2005/08/05(金) 13:00:22
>801はグロ注意
803吾輩は名無しである:2005/08/06(土) 13:27:12
グロじゃなかったよ、びっくり動画じゃん。
804吾輩は名無しである:2005/08/11(木) 11:18:12
今「我が心の故郷アルプス南麓の村」を読んでいる。


つまらねええええええええwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
このシリーズは「地獄は克服できる」がぶっちぎりで面白い、次いで「人は成熟するにつれて若くなる」
あとはどれも似たり寄ったりの糞っぷりで本当に愉快ですね
805吾輩は名無しである:2005/08/18(木) 23:13:22
そうかそうか、きみはそういう奴だったんだな
806吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 02:30:03
ヘッセのおかげでモーツァルトにはまったよ
ありがとう
807吾輩は名無しである:2005/08/22(月) 00:28:07
デミアン読んだ。
主人公がカインの印を持った特別な人間という割には、
特別なことを何もしてないのがよくわからなかった。
あと、この物語って、けっきょく妄想オチという解釈でいいの?
808吾輩は名無しである:2005/08/22(月) 03:24:10
おまえどんな読み方したらそんなアホなことになるの
中学生くらい?
809吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 01:31:51
最後の場面で朝起きたときに隣にいたのは知らない人だったというから、
デミアンという人物は、シンクレールが頭の中で作り出した人物だと思った。


「自分自身の姿が――いまはまったく彼に、
私の友であり導き手である彼に似ている自分自身の姿が、
見えるのである」

そして、この最後の言葉から、
自分が作り出したデミアンという理想に、自身が近づいたという物語かなと。
810吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 06:03:46
>>807ではないが>>808の物言いは言いようのないくらい不快だ。
いったい何様のつもりなのだ。偉そうな振りをするな、やなやつ
811吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 17:20:58
夏休みなんかの読書感想文の課題図書に
ヘッセの「車輪の下」を出すバカ教師が毎年後を絶たないが、どうゆうセンスだろうね。
あいつら車輪の下しか読んでねえんじゃねーか。
812吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 17:57:26
811は、車輪の下よんだかよ?
読解してんだったら、「教師が生徒にこんなストーリーを勧める」ってとこに
大きな意味がある、と思えないか?
813吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 20:37:10
>>809
デミアンは戦争でどっか行って、シンクレアも戦場に居るんだよね。
で、夢にデミアン出てきて、起きたら同僚が
「見たことない人」のような気がしたっていうんじゃなかったっけ?

デミアン妄想説は無理だと思う。
814まさみらcヴ:2005/08/23(火) 21:58:50
>>810
馬鹿には素直に馬鹿と言って上げたほうが良いと思うよ
815807=809:2005/08/23(火) 23:10:17
>>813
最後に出てきたデミアンは夢だったんですか……。
隣に寝ていた人も同僚で、「知っている人」が「見たことない人」の気がしただけだなんて。
読み込みが足りなかったみたいです。
もう少し読み込みんでから、来ることにします。

参考までに、皆さんが考える「デミアン」という作品の解釈を教えて頂ければ、ありがたいです。
816813:2005/08/24(水) 00:38:30
>>815
あー、ラストはデミアンに会ってから眼を閉じてますね。
適当ですいません。
ただ最後が幻覚でも、デミアン自体が妄想にはならないって事で。
僅かながらシンクレア以外の人物とも交流の描写があるし。
ヘッセも合理的に説明つけようとはしてない気がします。

ピストリウスがアプラクサス知っていた事なんかもそうだけど。
817へるまん:2005/08/24(水) 02:23:12
私は、Demianの存在自体が幻想であったと捉えることができるように、意図的に書いているのではないのかと思いますが、いかがですか。

タイトルがDemian。
執筆者はSinclair。
冒頭からして、私は私の中から生まれ...ですからね。


Demianを執筆した頃にはHesseはJungにひかれていましたし、無意識について突き詰めていた時期です。
ほとんどが一人称で語られるわけですし、主人公にとって、
読者にとってDemianが神秘的な存在なわけなのは当たり前かもしれませんね。

DemianがSinclairにとって実在していたか、実在していなかったかに執着し過ぎるのはあまり意味のないことで、
(それは深く正確に読むきっかけにすぎないかもしれません)
なぜHesseがそのように描くことによって、何を言いたかったのか、何を伝えることに成功したのか考えるとおもしろいのではないかと思います。
818へるまん:2005/08/24(水) 02:24:19
いやあ、長文スマソ

短くまとめられないのはいかんですな。
819吾輩は名無しである:2005/08/24(水) 10:31:39
おれが教師だったら車輪の下ではなく、むしろデーミアンを勧めるがな。
820吾輩は名無しである:2005/08/25(木) 23:49:53
同意。いつまでも車輪の下が代表作と言われてるようじゃ、ヘッセがかわいそ。
821島秋人:2005/08/27(土) 13:17:10
人もまた
花にしありき
春くれば
かへりて咲きて病なく
なべての罪もゆるされん

これヘッセの詩の一節なんですけど、タイトルがわかりません。
教えて下さい。

822吾輩は名無しである:2005/09/02(金) 20:00:17
ヘッセがこれほど日本語に堪能だとは驚きました。
七五調のリズムを自家薬籠中のものにしていたのですね。
いやはや、舌を巻きました。
823吾輩は名無しである:2005/09/02(金) 20:47:31
どうあろうと至るところに至るのだ、ならばいっそ
824吾輩は名無しである:2005/09/06(火) 13:19:25
>>821
そんな詩あったっけ?
825吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 16:29:04
おじゃまします
「車輪の下」しか読んだことがありません
この作品で、少年の苦悩をきめ細かく表現しているにも関わらず
ラストで主人公が、比較的あっけなく死んでしまうのは、何故なんでしょう?

学生時代には理解不能でした、ぜひご教示ください
826吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 16:39:22
手っ取り早くストーリーを完結させるためだよ。
確かにヘッセは天才だけど、
本来、車輪の下は世界文学全集に集録されるほどの水準ではない。
ヘッセには車輪の下よりずっと優れた作品がたくさんあるよ。
827吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 16:54:40
車輪の下はつまらんよな
デミアンの方が100倍面白い
828吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 17:05:13
ハンスの思い出
829吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 17:06:06
>本来、車輪の下は世界文学全集に集録されるほどの水準ではない。

その水準に興味があるんだけど、教えてもらえますか。
830825:2005/09/07(水) 17:34:07
え〜!
俺が高校のとき予想してたことと同じですか?
前半と後半で別人のような仕上がりなんですよね

831吾輩は名無しである:2005/09/07(水) 17:36:07
デミアンはファイトクラブオチと解釈したけど・・・
832吾輩は名無しである:2005/09/09(金) 12:54:26
ナルチスとゴルトムント
イイ!
833吾輩は名無しである:2005/09/12(月) 04:50:03
私も「ナルチスとゴルトムント」が最高傑作だと思う。
伝染病で人が大量に死んでいく中世。世間から隔離された修道院。
そこで禁欲と学問に生涯を捧げるナルチス。
そこから逃げ出して世俗の中で「女=母」を追い求めるゴルトムント。
そのふたりの間に奇跡のように成立する友情。
834リュウジ:2005/09/16(金) 10:57:56
詩の題を教えてください!!
もう30年ほど前、小学校の卒業のときに友人に書いた(本からパクッタ)詩。
確かヘッセだったんですが、「・・・・最後は自分の足でふみだす」といった
意味の詩はなかったでしょうか?
835吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 03:30:55
>>1-834
そうかそうかつまり君はそういう奴なんだ
836吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 03:31:43
荒野の狼が大好きなのだけどもあのラストがよくわからん
837吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 15:26:10
新潮社には、『車輪の下』を「新潮文庫の100冊」に入れるのをやめてもらいたい。
ただ「受験に苦しむ主人公が日本人の共感を呼ぶ」というだけのことから、
日本では『車輪の下』が明らかに過大評価されていると思う。
オレ自身の感想としては、『車輪の下』は、主要作品の中で一番つまらない。
最後に主人公が自殺(断定はできないけど)することも許せないし、
ヘッセ自身だって「部分的にしか成功していない作品」と認めてる。

「ヘッセ=車輪の下」という印象が固定化してしまい、
真の代表作である『デミアン』、傑作の『シッダールタ』『知と愛』
大作の『ガラス玉演戯』が読まれなくなっているのは、
ヘッセ自身にとってあまりに可哀想だし、日本の読書界にとってもマイナスだと思う。

新潮文庫は今日本で間違いなく一番読まれてる文庫なんだから、
新潮社は、「新潮文庫の100冊」から『車輪の下』をはずし、
かわりに『デミアン』『シッダールタ』『知と愛』を入れるべき。
そうすれば、ヘッセの真の傑作に皆が触れる機会が増え、
『車輪の下』が代表作でも何でもないことを皆が理解し、
『車輪の下』を夏休みの必読書に指定するバカ教師もいなくなるだろう。
最終的には、ヘッセに対する間違った印象も払拭され、
日本におけるヘッセ像が変わることさえ可能だと思う。

「ヘッセ=デミアン、シッダールタ、知と愛」
これが解らない限り、真のヘッセ像には辿り着けない。
そのためには、つまらない『車輪の下』を「新潮文庫の100冊」から
はずすのが最も効果的。
838吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 18:10:22
知と愛がいちばん好きだなあ ちょっと長いほうだけどね
ヘッセは軟弱者のなぐさめではない
839吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 18:49:33
>>838 「ヘッセは軟弱者のなぐさめではない 」禿同!
『車輪の下』だけしか読んでないくせに、
「ヘッセ=甘い」とかいう固定観念振り回して知ったかぶりしてる奴
まじムカツク。
『シッダールタ』読んでから言え!
840吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 21:30:40
荒野の狼はC・ウィルソンがアウトサイダーのテキストに規定して以来、誤読されていると思われますが…
ハリーの手記は好きだな…
841吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 02:05:28
ハリーハラーは俺なんだ!俺なんだよ!!!
842吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 02:18:17
>>837
禿同。俺も中学時代に一回読んで、車輪には禿しく失望したよ。
けど、高校時代に好きだった女が「面白かった」って云うもんだから、
確認のために別の翻訳で再読して、やっぱり失望した。
さらに原書を読んで、三度の失望を味わった。
車輪を読書感想の課題図書に推す教師が、
デーミアンやシッダールタを読んでいるとはとても思えないね。
これまで日本で出版されている世界文学全集のヘッセの巻には
必ず車輪が入ってたから、
それでヘッセの代表作だとでも思ってんだろう。
哀れな権威主義と云うしかない。
車輪で生徒たちに読書感想書かせるくらいなら、せめて郷愁にしてやってくれ。
それと、新潮文庫はそろそろ新訳を出してもいいんじゃないか。
いつまでも大政翼賛会文化部長さまでもないだろう、21世紀なんだし。
843吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 04:43:38
湖畔のアトリエが切ない
844富田派:2005/09/27(火) 15:26:39
あれだよ。

車輪の下はキスされるとこがいいんだよ。
845吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 09:19:20
そこだけが、いいんだよ。

竹宮恵子がそのシーンのイラスト描いてたな、昔。
846吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 11:19:59
高橋健二訳はあの歌田ヒカルさんもお気に入りなんですよ?
847吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 13:28:52
高橋健二は大政翼賛会文化部長だったんですよ?
848吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 16:21:15
なんか大学のレポートの課題で ヘッセの小説シッダールタは荒野のおおかみ、知と愛と続く三部作の最初に位置するが、この作品と音楽理論との関係について論じなさい
といわれたのですが、さっぱり分かりませぬ!誰か助けて
849吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 17:14:41
その先生の授業に毎回出席していてもさっぱり分からないようなレポート課題なら
レポート作成に値しませんな。
「このレポート課題は回答に値しない」と一行だけ書きましょう。
そして不可をもらいましょう。
850吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 20:49:05
>>849
惜しい。
「回答に値するレポートしか書かない。
さもなくば何も書きたくない」と書けば、
多少ヘッセを知ってるセンセーならおまけしてくれるかも。
851吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 21:27:14
>>850
ヘッセに倣うならそれでもしぶとくレポートを書いて出さなきゃなw
852吾輩は名無しである:2005/09/29(木) 15:25:11
>>848
『シッダールタ』自体には、音楽の話は出てこなかったと思うけどな。
『荒野の狼』にモーツァルトの話が少し出てくるから、
それを読めばわかるんじゃない?
853吾輩は名無しである:2005/09/29(木) 21:14:44
ヘッセと音楽って本があったな
854吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 00:17:43
848です。荒野の狼よんだんですけどね、、、わからーん
855吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 00:21:32
>>654
関係者に直接訊けばどーよ 
ヘッセ関連リンク集
ttp://www.k-minoya.com/hesse/hesse.html
856おれごん:2005/09/30(金) 01:25:26
へるまん氏へ
何とかドイツ語教師として生き残り、いつの日か私達の青春時代に出会えたら
良かったと思うような先生になって、ヘッセの魅力を語り継いで下さい。
「デミアン」「シッダールタ」「知と愛」を読む若者の為にも!
857吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 02:31:47
全く駄レスだったらすまんけど、
クンデラの小説で各章そのものの長さや各章での時間の流れのスピードを
クラシック音楽の作曲法にならった(多分ソノタ形式)ものがあったはず。

そういう視点でうまく比較できないかな?

参考にならなかったらごめんお!
858吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 10:33:32
>857 おおーーー!早速調べて見ます。ありがとうございます!!
859吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 20:12:38
たしか「不滅」じゃなかったかな>クンデラ
小説作法みたいなのもあるから、そっちだったかもしれんが……
860吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 21:20:00
たぶんなんとかの彼方へ的なタイトルだった気がするんだけど。
好みに合わなかったから解説だけ呼んで積んでるためいまいちおぼろげな記憶しか茄子。
学生は途中経過など報告して頂きたく。
861エリーザベト:2005/10/01(土) 02:41:00
ヘッセ研究会/友の会に入って10月10日(同志社大学)の例会に行こう!
関学の青島教授による「デーミアン」についての講演。是非、行くべし!
ちなみに10月には愈々「デーミアン」の刊行もある。
862859:2005/10/01(土) 10:02:06
>860
あ、そうだ、「生は彼方に」だった。
嘘情報書いてスマン。
863学生:2005/10/01(土) 13:44:01
シッダールタを読んで音楽理論と関連付けろってレポートがでますた。
誰か・・アドヴァイス下され。。
864吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 13:59:33
だれも学生のレポートに素晴らしい斬新なものなんて
求めてないんだから、つたなくても自分で考えれ。
無理やりこじつけたっていいじゃん。
865吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 14:18:18
>>863

ヘッセ関連リンク集
ttp://www.k-minoya.com/hesse/hesse.html
866吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 18:51:06
「先生が納豆と関連付けてフッサールを論じてくれたら、
僕も音楽理論と関連付けてシッダールタを論じます。」
という切り返しはどうでしょうか?
867吾輩は名無しである:2005/10/06(木) 19:49:49
「ゲルトルート」を代表作としたい
868吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 09:44:36
クンデラネタを書き込んで申し訳ないが、「存在の耐えられない軽さ」ではないですか。
第一主題‐第二主題‐展開部‐第二主題‐第一主題‐コーダ。
でもこれだと再現部の第一主題と第二主題が逆ですね。
さまざまなモチベーション(動機)が繰り返し小説の中に出てくるようになってます。ex「重さと軽さ」「行進」などなど
869吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 00:48:26
詩集(新潮社・高橋健二訳)を久し振りに読んだが「おお友よ、その調子をやめよ!」が載っていない。
誰かこの詩の全文を知っている人がいたら、教えて欲しい。
870吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 01:17:33
>>869
ヘルマン・ヘッセ・ジャパンのHP.掲示板で質問に応えてくれる。

ttp://www.h5.dion.ne.jp/~diyberg/index.html
871吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 10:37:39
>>870
そうでした!早速聞いてみます。有難う。


872吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 02:23:53
戦死した兄が台風の夜に堤を閉めに来る話はヘッセでつか?
中学か高校の国語の教科書で読んだんだが、タイトルが思い出せない。
なんていうタイトルですか?
873吾輩は名無しである:2005/10/17(月) 09:39:07
>>872
たぶん、シュトルムの「白馬の騎士」じゃなかったか?
874吾輩は名無しである:2005/10/18(火) 01:26:44
調べたら「ある年老いた独り者の思い出から」だったようです。
ありがとうございました。
875ヘッセ:2005/10/28(金) 11:44:33
ヘッセの作品で豚をつぶしてソーセージを作るお話がありますよね?中学生くらいのときに読んですごく印象に残っています。題名はわかりますか?
876吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 01:24:16
>>875

小学校の教科書に載ってたよ。
「マドンナB!!」って言うシーンがあるやつでしょ?

あれってヘッセなの?
877吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 15:03:42
全然違う!
878吾輩は名無しである:2005/11/01(火) 19:51:18
なんで代表作「ガラス玉遊戯」が書店で売ってないの?
図書館にはあったけどボロボロで読めたタマじゃなかった。
879吾輩は名無しである:2005/11/01(火) 21:30:37
糞長いからじゃね?
880吾輩は名無しである:2005/11/02(水) 01:45:07
「がラス玉演技」でならあるかも知れない、”遊戯”じゃなくて。
881吾輩は名無しである:2005/11/02(水) 02:00:32
単に「遊戯」とやくされてるのもあった気がする
882吾輩は名無しである:2005/11/02(水) 14:29:44
若いうちはどんどんヘッセ読むがいいサー
いくら読んだって減るまんじゃねぇし
883吾輩は名無しである:2005/11/02(水) 15:48:10
>>882
What a boring joke!
Go to hell,man!!
884吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 02:34:20
>>883
Never ever use that word especially here!! Do you have any idea what that word really means in English?
885吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 02:37:58
正しく美しい言葉を使って欲しい。少くともヘッセのファンを自認しているのなら!
886へるまん:2005/11/03(木) 11:26:11

まあ、LとRはかなり違いますのでねぇ。
887吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 12:32:34
Shame on You,Herman ! I thought it might be you...By the way I am = 856
888吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 12:50:35
くだらん流れだが、ちょっと気になる。
>>884-886って何に突っ込んでいるのかな。
>>883のシャレに特に問題はないと思うんだが。
889吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 14:09:20
気にしなくていい。”物言えば くちびる寂し 秋の風”って感じだから。へるまん、そうか、君はそんなやつだったんだ。
890吾輩は名無しである:2005/11/03(木) 22:28:59
”くちびる寒し”が本当。へるまん 頑張って!
891へるまん:2005/11/04(金) 00:17:09
ん?なんか変な流れだな。
頑張ってと言われてもなぁ。
>>889 粉々に握りつぶせばいいですか?

>>886は、別にそんなにこだわらなくてもいいんじゃない、と>>884>>885に言いたかったんだけど。

>シャレに特に問題はないと思うんだが。
に賛成ですね。

全然そうは読めなかったね。
892吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 00:25:09
ヘッセは、第1次世界大戦を経験した後に発表した『デミアン』(1919年)の冒頭で、
「私は、私の中からひとりで出てこようとした所のものを生きてみようと欲したにすぎない。
なぜそれがそんなに困難だったのか」(高橋健二訳)と心情を披瀝した。
彼によれば、人間の生き方は、「自然の法則(天命)に従って、自已発見の道を歩む」ことであった。
以後『シッダルタ』『荒野の狼』『ナルチスとゴルトムント』等の作品を発表した。
「生まれながらに与えられている自分の性向と可能性を見いだして、それをこの世で実現するのだ」
ハンス・ギーベンラートの悩みは、私たちにも理解できるものになったであろうか。
私たちはヘッセの真意を理解できる所にいるのだろうか。成熟は、生きている限り続くものだから、もうこれでよいというときはない。(落合亮一)
893吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 00:53:43
ヘッセの目標とは、たとえ地獄へ落ちろ!と喚かれても、さいですか?ヘエ、と
いなせる成熟をさらにさらに越えたところにあるわけだが。

百歳越えても無理かもしれんな、我々凡人には
894吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 01:07:25
それじゃまるで「明日できることを今日のうちにしてしまうことはない」とか言って、カトリックのくせに「踏み絵を差し出されて改宗を迫られたら、その場凌ぎで改宗して次の日は又カトリックに戻っている」と唱えた御仁にそっくりではないか。
895893:2005/11/04(金) 01:13:16
ごめん、俺は>>893が最初の書き込み。議論とは関係なし。
>893を見てつい思ったことを書いただけだ。邪魔だったら謝るよ、双方に。
896吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 02:02:59
あ、アンカーミスだ>>895訂正  「>892を見てつい思ったことを」
897吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 03:10:43
いいよ、シンクレール。別にたいしたことじゃない。へるまんは僕で、多分あの人は僕の母だろうから・・・
898吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 04:39:45
>>880,881
角川文庫の金色復刻版は確か「ガラス玉演戯」だったよ。
上で音楽理論云々というのが出てたけど、ヘッセで音楽といったら
この作品だよね。
899吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 17:29:59
>>878
『ガラス玉演戯』なら、ハードカバーで復刊されてるぞ!!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4835440978/qid=1131092683/sr=1-20/ref=sr_1_2_20/250-0140297-3084269
復刊されたのに品切れなんて!!! 嗚呼!!
みんなが、こんなにいい本を買おうとしないからだ!!
でも、元はといえば、それもこれもみんな、『車輪の下』を「新潮文庫の100冊」に
入れ続ける新潮社が悪いんだ!!(ちなみに、俺は>>837)

何はともあれ、早めに買っておいて良かった。
900吾輩は名無しである:2005/11/04(金) 17:59:26
>>898
古い角川文庫「ガラス玉遊戯」上下巻なら欲しいヤシにやってもいいが
そうもいかんか…
復刻版は値段が高いな
901吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 00:45:35
こんなのはどうか。
「ガラス玉演戯」(上)・(下)
(有)グーテンベルク21
〒156-0043 東京都世田谷区松原1-2-17
定価 735円 (本体価格 700 円+消費税 35 円)
http://www.gutenberg21.co.jp/glas.htm
TEL 03-3327-3917  e-mail:[email protected]
902吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 01:19:37
広島にヘルマン・ヘッセ館があるそうだが、もし行った人がいたらどんな感じか教えて欲しい。
もっと早く知ってればこの夏、原爆資料館に行った時に寄れたのに!  
903吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 03:11:46
森の灯台(http://blogs.dion.ne.jp/a532046809/archives/1459228.html)を是非読んで欲しい。
全部引用出来ないので一部だけここに紹介する:
「おお、友よ、その調子を止めよ」は第一次大戦勃発当時に発表されたヘッセの反戦の訴えであった。
やがてドイツは惨めな敗北を喫する。そして青年たちは、失意と絶望の淵に沈み、生きる意欲を失った。
その時、ヘッセはまた、勇気を持って「ツァラツストラの再来‥‥一言ドイツの若い人々へ」と題する
一文を起草し、ドイツの青年たちに呼び掛けた。「みずからの生活を生きることを学べ!みずからの
運命を認識することを学べ!」と。青年は絶望、虚無、孤独に打ちひしがれていてはならない。今この
悩みから逃げようとしてはならない。自らの運命をただ嘆くのではなく、それを認識し、受け止め、
すべてを包容して進めと訴えたのである。・・・「君自身であれ!そうすれば世界は豊かで美しい!」
904吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 09:19:32
よく出てくる鳶色の髪に鳶色の瞳。何故、日本ではこの色を髪や瞳の色の形容
に用いるのか不思議でならない。一体どんな色なのか。バーガンディー色の髪
や瞳をした人なんて何処にいるのだろう。
赤/金褐色の髪はいいとして、そんな色の目をした人がいるだろうか。
瞳の場合は褐色(茶色)なのか。
905吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 17:50:13
どうせやりたくなってその煩悩から逃れるにはどうすればイイか考え悩むモンモンとした主人公が出てくるおはなし
906吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 21:15:55
>>899
新潮も見識ないよな。
あと、ヘッセと云えばバカの一つ覚えみたいに「車輪の下」だけを持ち出す
中学の国語教師ども、逝ってよし。
907吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 23:23:57
新潮世界文学ヘッセ第2巻がいちばんお買い得かもしれない。
「車輪の下」はヘッセの登竜門だよ。それから先のステップ・アップは
読者自身の問題だ。
ロマン・ロランでは岩波の「ベートーベンの生涯」からはいったが、
残念ながら、それを超える感動はあまりないな。
908吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 23:34:45
でも「車輪の下」ってヘッセの中では作風が地味じゃないかな。
最初あれよんでピンとこなかったな。ほかの読んでから
読み直したら面白かった。
909へるまん:2005/11/07(月) 23:38:24

別に車輪の下を否定するつもりはないけれど、
ヘッセを紹介するのに、車輪の下の作者ですよ、って言いながら、
ちょっとひっかかってしまうよね。

(僕にとって)他にもっとおもしろい作品はあるのにね、みたいな。
910吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 23:57:59
「荒野のおおかみ」とか「シッダールタ」とかのほうが
普通の意味で面白くない? 
ちょっと語弊があると思うけど、太宰っぽいおもしろさっていうか。
まあだから教科書的ではないんだろうが。
911吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 00:16:52
こどもには、少年少女向けの「あらすじ本」は読まさないほうがいいね。
川上弘美の母親が“大きくなってから、しっかりした翻訳本を読ませる
ようにしつけた”という話を文藝春秋で読んだが、ヘッセも少なからず
「あらすじ本」による弊害のある作家かもしれないな。
自分も「ああ無情」を読まなかったことを幸いに思っているよ。
でも漫画の「三国志」には肯定的だけど。
912吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 02:15:09
「ああ、無情」懐かしい!(3〜4歳児の読み聞かせなら何の害もないと思う)
「車輪の下」でヘッセを知ったが、ヘッセは前半の叙情詩人の時代のものより
第一次大戦を境にした「デミアン」以降が断然面白い。
現在、時々中学生に「少年の日の思い出」を教える運命にあるが、重視するのは
彼らに課すヘッセに関するレポート。情熱をこめてヘッセについて語れるチャンス。
それにしても、「車輪の下」といい「少年の〜」といい、どうしてこんな作品
ばかり中学の教科書に載せるのか。それなら、詩でも載せればいいのに。
そして又、何故今ロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」は高校の教科書に
ないのか。?外の「舞姫」なんかよりずっといいのに。
漫画の「三国志」は面倒な名前がよくわかっていい。他には「源氏物語」もお薦め。
913912:2005/11/08(火) 02:20:12
??外の「舞姫」
914エリーザベト:2005/11/08(火) 03:00:39
お願いですから、ヘッセ全集(新潮社/高橋健二訳・全10巻) 復刊リクエストに
投票して頂けないでしょうか。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=20623
復刊には100票必要なのにまだ35票・・・

どうか、へるまんさんを初めヘッセ・ファンの皆さん、清き一票を♪〜
915吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 09:12:43
>>913
鴎外の鴎が文字化けして「?」になったんだと思う
916へるまん:2005/11/09(水) 01:56:44
復刊されたら大人買いですねー。
917吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 13:21:22
うちの大学図書館は、高橋全集のうち何故か7巻だけ所在不明になっている。
借りパクは良くないよ
918吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 05:41:50
投票できない
919吾輩は名無しである:2005/11/18(金) 18:55:07
>>917
よくないけど、大学図書館なんだったら早い段階で
追跡調査できたはずで、それくらいやれっていう。
920吾輩は名無しである:2005/11/20(日) 15:12:29
今日電車の中で茶髪ロン毛の30くらいの男が春樹の「風邪の歌を聞け」を読んでた。
足組んで場所とってて、顔も気に食わなかったから体の向きを変えた。
すると目の前に可愛らしい中学生くらいの子が座っていて「郷愁」を読んでた。
さらおうかと思ったけどあんまり集中して呼んでたから止めた。
921吾輩は名無しである:2005/11/20(日) 15:13:52
922吾輩は名無しである:2005/11/20(日) 20:00:28
デミアン好きだな。あと無常って詩がすごい心に残ってる。
923吾輩は名無しである:2005/11/20(日) 20:17:29
その中学生は男の子ですか?
924吾輩は名無しである:2005/11/20(日) 20:43:07
>>923
もちろん。そして僕も男。
925吾輩は名無しである:2005/11/20(日) 21:15:45
頼むから悪い冗談はよしてくれよ(´〜`)
926吾輩は名無しである:2005/11/20(日) 23:26:17
新潮のカバー色はイメージぴったりでイイ!

でも電車で本をむきだしにして読んでる人ってあんまり見かけないね。
中央線にいないだけか。
927吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 00:49:30
電車で本読む人も少なくなったよ。
928吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 12:03:45
ほとんどの人、携帯いじってるからねぇ。
929吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 13:18:01
ダミアン、読んだよ。 牝犬の息子(son of a bitch)!
930吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 14:34:19
666
931吾輩は名無しである:2005/11/21(月) 22:35:58
>>928
でもケータイのおかげで、
分からない単語をすぐ調べられて本を読むのにも重宝する。
調べたページをブクマしておいてあとでまとめて読むと
単語も覚えるし、読んでた本のことも思い出すし、
なかなかいいよ。
932吾輩は名無しである:2005/11/22(火) 21:28:05
>>920
いいもん見たな。
933吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 16:56:11
制服かなあ。
934吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 19:09:38
>>899
なんかお前ムカツクし。
お前の人生において車輪の下はどうでもいいかもしれないけど、
なんか頭ごなしにそういうこと書かれるとカチンとくる。
935吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 20:12:21
おれは澁江抽斎を読めるんだぜっていう鴎外ファンみたいだな。
936吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 20:20:25
そんなに頭ごなしじゃないと思うけど。
937吾輩は名無しである:2005/11/23(水) 22:47:36
935がまさに車輪の下だな
938エリーザベト:2005/11/23(水) 23:55:09
昨日、古書店に行きヘッセの英語版の詩集を探していたら「シッダルター」や
「デーミアン」、「ガラス玉遊戯」それに「ナルチスとゴルトムント」があり、
買ってしまった。ヘッセは原書の方が日本語の訳より平易でわかり易く感じたが、
この英語版もごく日常使う言葉で書かれていて読み易そうだった。
その後でコーヒーを飲みに行ったら、そこにまるでヘッセの作品に出て来そうな
美少年がいたのでびっくり。
939吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 00:02:43
>>938
もう少し踏み込んでほしい。
940吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 00:06:58
>>938
そのびっくりのなかに、どれだけのエロスが詰まっているかは想像に難くない。
踏み込むことでヘッセに一歩近づくかも。
941吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 00:22:24
ヘッセの美少年って顔はきれいかもしれないけど
エロくないっつーか、一生本人それに気が付かなそうな。
942吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 00:28:29
>>941
同意。
それにしても
なんで文学好きは美少年が好きなんだろうか
943吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 00:39:05
一緒にすんな。そんな趣味は無えよ。>>942
944吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 00:53:18
>>943
いやいやみんな好きですよ。男も女も美少年は大好きです。
多分本人が気付いていない美少年は皆好きです。
女の人でヘッセ好きなら、非常に危険だと思う。
エロ過ぎる。たまに青山で見かける14、5歳のあどけない美少年と
母親にしては若すぎる年齢の女性が肩を寄せ合って歩いていたりする
のを見たりすると、誰だって妄想が逞しくなるもんさ。うらやましいとか
そういうのじゃない。
945吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 00:55:33
お前の特殊な性癖を一般化するな。>>944
946吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:01:50
心の奥底に流れる涙と精液で出来た川の流れにたゆたう気持ちになってごらんなさい。
これは特殊じゃない。美少年といっても本人が気付いているような美少年はだめ。
絶対に気付いてはいけない。少なくとも気付いていないふりをしなければいけない。
そうしないと、ヘッセ好きの女性は近づいてこない。
947吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:03:33
いい年こいてヘッセ好きの女性なんて気持ち悪い。男もな。
948吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:05:17
そしておまえもな。
949吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:08:24
>>948 いやいや、まだまだ。美少年好きを公言する方ほどではありませんよ。
950吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:08:50
>>947
気持ち悪くなんかない。俺はヘッセ読んだこと無いけど、まあ大体分かる。
というか気持ち悪さの中にしかエロスは存在しない。
951吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:11:15
>>950
あほくさ。百歩譲ってその中にしか存在しないだとしても、
気持ち悪きもの必ずしもエロス存在せず。単に気持ち悪いだけのものが多い。
952吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:13:18
>>951
当たり前すぎてあほくさ。何のひねりもないね。出直して来い。
953吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:13:25
ヘッセを気持ち悪いっていう人はそんな読み方してんの?
いい年してガキじゃあるまいし、変に意識しすぎでは?
954吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:15:26
>>951→このアホっぽさはズンっぽいね。
955吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:15:48
おいおいよく読め。ヘッセ(の作品)が気持ち悪いとは言ってない。
いい年こいてヘッセ好きの女性が気持ち悪いと947は言ってる。
950も953も、非論理的なのかな。
956吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:17:30
当り前のことを指摘されなきゃいけない>>953の阿呆っぷりには負ける。
957吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:17:36
>>955
ん?ヘッセ好きの女性を気持ち悪いと思ってしまう背景には
その主体がヘッセを変に捉えてるからだろ?
958吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:18:43
>>955
では何故ヘッセ好きの女性を気持ち悪く思うのでしょう?
959吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:19:01
>>957
勝手な決めつけだな。的外れ。
「ヘッセを変に捉えてる」のは、むしろ美少年大好きとかぬかす奴らでは。
960吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:19:17
>>957
あ、被ったwスマソ。
961吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:20:41
>>959
>いい年こいてヘッセ好きの女性なんて気持ち悪い。男もな。

この一文だけでそう読み取るあんたがすごいよ。
962吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:23:17
>>961
前後の文脈をよく読め。
「ヘッセ好きの女性」とか持ち出したのは>>946の方から。>>947はそれを引いた。
>>946みたいなのが気持ち悪くないなら、もうつけるクスリはない。
963吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:25:44
>>962
お前はエロスも何もないただの気持ち悪い煽り厨。
きっしょいからあっちいけ。
964吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:26:10
>>962
あ、オーケー。>>947に反応しすぎた。
965吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:27:08
美少年にルサンチマンでもあるんじゃね?
966吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:28:38
>気持ち悪いただの煽り厨

どうせズンでしょ。
967吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:28:52
せやから、特殊な趣味を一般化するなっての。 >>965
968吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:30:59
この異常な反応からして、ルサンチマンたっぷりと察せられる。
969吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:32:15
>>968 たしかに、みな美少年大好きとか言ってる奴って、何かそんな感じ。
970吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:34:15
負け惜しみにしか聞こえないんだよ。
頭悪いくせに調子乗りすぎ。
971吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:35:29
地下のヘッセも美少年萌えで読まれたと知ったら泣くよ。
972吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:35:47
冗談が通じないからねズンは。
放置するのが一番ですよ。
973吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:37:31
ユーモアのセンス無い奴って、洒落にならんこと言っといて、冗談だと逃げるんだよな。
974吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:38:04
>>972
okok
放置します。というか俺ヘッセ読んだことないからね。
まさかこんなに粘着質の反応があるとは思わなかった。
んじゃねます。
975吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:38:15
ところでズンって誰? 渡辺淳一爺さん以外で?
976吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:40:23
>>973
心の狭い奴だなお前。洒落にならんのはお前の糞レス連発だ。
あれまくり。
977吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:41:44
ボケ(冗談)にはツッコミ(批判)が入るのは、当然でっせ。
978吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 01:48:49
ヘッセ病罹患者には
高田里惠子『文学部をめぐる病い 教養主義・ナチス・旧制高校』がお薦め。
979吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 10:13:23
かわいい中学生の男の子とお風呂入りたい
それ以上はもう老けてだめ
980吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 12:47:07
お風呂場で何する気?
981吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 12:53:12
盛り上がってるかと思えばこんな話題かよwwwwwwwwww

まあヘッセが少女漫画的に捉えられてるのも無理は無いんじゃね?
新全集の推薦文を萩尾望都が書いてた位なんだし。
尤も美少年萌えとか、そんな感じばっかりで読んでいると春の嵐や紺屋の狼で挫折するのだろうね
982吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 13:41:58
少年ばかりでなく情景描写も美しいからなぁ…。
そういうところが一部の女性にウケるのかも。
983吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 15:26:15
え〜・・・っと、とりあえず転載しておきます。
ttp://namihei.zone.ne.jp/upup/up/48850.jpg
984吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 16:21:22
きっかけはなんでもいいのだ
985吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 18:05:03
・・・・・・・・・・・・・・・!
986吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 22:33:40
ヘッセを汚い心で読むんじゃねえ ゲス野郎の変質者ども
987吾輩は名無しである:2005/11/24(木) 23:26:57
とりあえず車輪の下は中学生のバイブル。
デミアンは高校生のバイブル。
988吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 02:17:46
そうではない。デミアンは高校生のバイブルになり得るかもしれないけど、
車輪の下は中学生の単なる登竜門に過ぎない。
989吾輩は名無しである:2005/11/25(金) 19:29:36
ヘッセはやっぱ高橋健二訳じゃなきゃダメなんだよな。
990吾輩は名無しである:2005/11/26(土) 00:52:47
確かに彼の「私は、私の中からひとりで出てこようとした所のものを生きて
みようと欲したにすぎない。なぜそれがそんなに困難だったのか。」や
「鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、
一つの世界を破壊しなければならない。」は名訳。彼のその訳によってへッセの
世界に引き込まれた人は多い。
でも、あえて言わせてもらう。そんな風に考えるのはよくない。もっとオープン・
マインドでいるべきだ。
高橋健二訳を支持する人も新訳はまだ知らない人が多いのだから。評価というのは、
もっと年月が経ってからなされるべきもので、今はまだ早急過ぎる。

ヘッセは常に異次元・異極に心を開いている人だったのでは。

991吾輩は名無しである:2005/11/26(土) 01:05:08
雛がどうこうのくだりは何か、示唆的なものなんじゃないの
992吾輩は名無しである
ヘッセといえば萩尾もとだよねー。