118 :
吾輩は名無しである:03/09/12 04:57
119 :
吾輩は名無しである:03/09/12 11:03
>>117 だから英訳を英国人は容易に理解する、とアランがいってた。
マラルメは英語でまず詩を考えて、仏語に置換した、というのがアランの説。
121 :
吾輩は名無しである:03/09/13 18:32
いいね。アランの知り合い?
>>120 副詞の場所とか、英語の語順のままだったりするしね
そんなのはラテン語に近いという方が
当たっているんでは。
124 :
吾輩は名無しである:03/09/14 02:56
125 :
吾輩は名無しである:03/09/14 02:57
なにせ西脇がいっているんだから。
>>123 いや、違う。
だいたいラテン語は語尾変化が豊富だから
語順が相対的に自由じゃないか
127 :
吾輩は名無しである:03/09/14 14:12
>>126 マラルメの詩は英語でも考えられないぐらいに
語順が自由じゃないか、だから
>>117にあるように
>いわゆる難解さの一因になっている
一因でいいのではないか?
>>127 英語ってけっこうでたらめな言語ですよ。
ラテン系とゲルマン系の混合物だから。
でたらめさを露わにするとジョイスみたいになります
(ジョイスは象徴派の影響を受けていたから、
逆輸入的な発想で英語のでたらめさを発見したと思いますが)
そうだね。俺も一度米国人のコピーライターに英文の
手紙を添削してもらったことがあるがよくこんなに
語順を変えるかと驚いた経験がある。めちゃくちゃだが
なんとはなく調子のいい文章になるんやね。でも、
マラルメのは意味が取れんように無理やりやっているようや。
独特やね。多義性を狙っている。定型の中に自分の好きな
言葉をぶち込んだごとくだ。
ジョイスも含めてすべてはマラルメから始まるってとこか。
130 :
吾輩は名無しである:03/09/14 23:55
「英単語」なんて電波本書いているし
たぶん英語ってでたらめだな、
と最初に薄々気付いたのはポーだと思います。
ポー→ボードレール→マラルメ→イェイツ→ジョイス
という文学史(この文学史は一般的なものですけれども)。
ジョイスの弟子のベケットまでになると多義性ではなく非-意味の方向へ向かう。
それで上に挙げた面々は全員イギリス人ではないというのが面白い。
アメリカ人、フランス人、アイルランド人。
外国人の方が英語を客観的に見れるからではないでしょうか。
132 :
吾輩は名無しである:03/09/21 02:14
マラルメ詩集
無人島に持って行けるのはただ一冊だけだとして
俺が選ぶのは
134 :
吾輩は名無しである:03/10/08 11:42
la region ou [on doit] vivre
135 :
吾輩は名無しである:03/10/11 18:51
今日ひさしぶりに本屋に行ったら、筑摩書房からイヴ・ボヌフォア著
『マラルメの詩学』菅野昭正・阿部良雄訳っていうのが刊行されていたけど、
面白いのかな?
読んだ人、感想求む。
yahoo掲示板のマラルメカテってどう?
あぼーん
あぼーん
139 :
吾輩は名無しである:03/10/11 20:26
140 :
吾輩は名無しである:03/10/13 00:45
>>140 ありがとうございます。
早速Yahoo!掲示板のマラルメ・トピ見てきました。
が、ちょっと見てすぐ逃げてきてしまいました(笑
息詰まる切迫感のあるスレですね。
マラルメ先生のマザーグース
143 :
吾輩は名無しである:03/10/16 19:29
一つ教えて。
デリダのマラルメ論は彼のどの本に
入っているの?
144 :
吾輩は名無しである:03/10/16 20:19
散種
145 :
吾輩は名無しである:03/10/16 20:20
二重の会のことか・・・
フランス語出来ないくせに出来る振りする人ってヴァカですね。
148 :
吾輩は名無しである:03/10/17 14:05
どのくらいで出来ると言えるのだろうか?
はっきりしない。マラルメはちょっと
出来る人でも、大変出来る人でも極端に言えば
同じくらいに難しいということを知ってるかな?
149 :
吾輩は名無しである:03/10/26 22:28
本当に白紙の苦しみやね。
150 :
吾輩は名無しである:03/10/26 22:34
派手な幻想や華麗なレトリックはなく
呪文や何に役立つのか分からない格言みたいだからね。
だがしかしダリダやブランショの先人でもある。
151 :
吾輩は名無しである:03/10/28 18:02
ボヌフォワ『マラルメの詩学』ほんとどうなの?
著者は何が言いたい?
マラルメ専門の人、教えてください。
152 :
吾輩は名無しである:03/10/29 02:45
イヴ・ボヌフォアの『マラルメの詩学』の翻訳は高い本だからね、文学板の
住人には買った奴はいないんじゃないのか?
俺も本屋で手に取ってみたけど、値段見てあきらめたよ。
ちなみに俺はマラルメ専門とかでは全然ありません。
153 :
吾輩は名無しである:03/10/31 02:49
俺も立ち読み。だけど、静かにマラルメに
迫って行く詩的な深みを感じたよ。だから、
高いけど買いだな。お金が出来たら買うわな。
まるめら……って御菓子ありません? カルメラだっけ
カリメロの卵で作った菓子だろ。あれはウマイぞ。
156 :
吾輩は名無しである:03/11/01 03:51
昨日図書館から連絡あったよ。
イヴちゃんのマラルメ入ったとか。
読んだら書くね。
157 :
吾輩は名無しである:03/11/01 05:16
『マラルメの詩学』ネット古書で、約半額で注文したよ。
届くのが楽しみ。
ぼくも読んだら感想書きます。
158 :
吾輩は名無しである:03/11/09 23:13
>>109 古いことやけど、あんさんのの読み方が
出来ていないと言うことちゃいまっか?
159 :
吾輩は名無しである:03/11/10 05:07
変な時間に目覚めてしまった。
『マラルメの詩学』届いたよ。
ちょっと目を通したけど、いつ読み終わるのかわからない。
でも、面白そう。
読んだら感想UPしますね。
160 :
吾輩は名無しである:03/11/15 00:06
>>159 ご苦労さん。
イヴのは簡単には要約出来ないね。
161 :
吾輩は名無しである:03/11/30 00:30
フランスには原理的な一点を求め
その追求に一生を捧げる人が哲学だけでなく
詩人にも画家にもいる。マラルメ、セザンヌ。
セルトーとかね。
リセで哲学やってるのが強いよ
文学史を見ても理知的な奴が多数いる。
でも日本だと高校で義務なのは国文だろ?
論理的散文の伝統が薄杉だから
読者や作者のリテラシーの差は歴然
164 :
吾輩は名無しである:03/12/03 01:56
マラルメは哲学者が好む詩人の筆頭。
田邊元の「マラルメ覚書」の入った
彼の全集の第十三巻目を古本屋で見付けた。
500円。これから楽しんで読むぞ〜。
165 :
吾輩は名無しである:03/12/03 17:24
マラルメは瞬間を言葉に出来た詩人でしょう。泡沫を言葉に変えたといってもいい。
166 :
吾輩は名無しである:03/12/05 01:51
>166
rien, cette ecume, vierge vers
solitude, recif, etoile