124 :
吾輩は名無しである:03/10/31 00:03
125 :
吾輩は名無しである:03/11/17 11:09
昔なんかのCMで「賢者の贈りもの」やってたよね。
O.ヘンリーのおもしろさは、解説にもあったけれど
決してハッピーエンドじゃないんだよね。
その主人公がどうしても通るしかない道になっていて
けれども、それが暖かい。
どうしても通るしかない道というと、それをいじわるな人間に
使われるのはいやだけれどね。
まぁ、神業ってことだね。普通の人間にはできないこと。
128 :
吾輩は名無しである:03/11/17 12:44
スレタイを「Oヘンリーを見逃しなさいよ」と読んでしまったのでお詫びにage
130 :
吾輩は名無しである:03/11/17 14:02
131 :
吾輩は名無しである:03/11/24 02:41
上の方で作品に黒人がめったに出ないってレスあるけど、そうかな?
名無しの脇役としてなら時々出てるけど。
「都市通信」では結構重要な役になってるし。
132 :
吾輩は名無しである:03/11/24 23:12
警官と賛美歌を読んだのですが
最後に主人公が警察に捕まった理由がわかりません。
何故なんでしょうか?教えてください。
133 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/11/25 00:45
オー・ヘンリは単なるストーリーテラーとしてばかりの評価が目立ちますが、
詩情溢れる繊細な文章の書き手としての手腕にもっと目を向けてもいいと思います。
僕も子供の頃に読んだ絵本や中学の英語の副読本などで
この作家の事を知ったわけですが、後でちゃんと読み返してみると、
どうやら子供時代に読んでいた文章とはかなり違うようなのです。
子供向けの本では比喩表現等を省略してわかりやすく書き換えられているのではないでしょうか?
有名な代表作はたいてい好きですが、
個人的に最も好きな作品は、『人生の歯車』とかいう作品です。
特にたいしたオチが用意されているわけでもない異質の作品ですが、
あたりまえの日常生活の裏側にある見えない歯車の存在が面白いのです。
135 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/11/25 01:38
>>132 冒頭でショウウインドウを割っていたからだと思います。
>>134 こんばんは。空元気かもしれませんが、それなりに元気です。
英語読めないから文章が繊細とかそういうのわからないのです。
文章って訳者によるところ大きいでしょ。
集英社文庫で読んだ記憶があるけど、あんまり印象なかったな。こっちが
鈍感だったんだろうけど。
137 :
吾輩は名無しである:03/11/25 03:54
>冒頭でショウウインドウを割っていたからだと思います。
いや、教会の敷地内に柵を乗り越えて不法侵入したからでしょ?
警官が"What are you doin' here?"って聞いてるし。
138 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/11/30 19:53
>>137 どっちともとれそうですが、不法侵入で禁固6ヶ月は重すぎる気がしたんです。
139 :
吾輩は名無しである:03/11/30 23:44
>>138 違う、禁固3ヶ月だ。
それにショーウィンドーを割ったのが理由だとしたら話の全体の意味がなくなる。
せっかく「改心」したのに、今度は自分は罪だと思ってないことで捕まるってのが重要なんだから。
140 :
吾輩は名無しである:03/12/01 00:36
ところで、オー・ヘンリ?
それともO・ヘンリ?
141 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/12/01 01:33
>>139 3ヶ月でしたか。それならそうかもしれません。
あいにく現物が手元にないもので記憶が曖昧で申し訳ありません。
確かに現行犯逮捕できていることを考えると、不法侵入のせいだと考えるのが妥当ですね。
しかしショウウインドウの件で逮捕されるんだとしても、辻褄は合うんじゃないでしょうか?
せっかく「改心」したけれども時すでに遅し、犯した罪は償う羽目になったということで。
142 :
吾輩は名無しである:03/12/01 17:48
> しかしショウウインドウの件で逮捕されるんだとしても、辻褄は合うんじゃないでしょうか?
> せっかく「改心」したけれども時すでに遅し、犯した罪は償う羽目になったということで。
そんなのただの勧善懲悪じゃん。文学的おもしろみがどこにもないよ。。。
143 :
あんけ〜と:03/12/01 19:49
>>142 その通りだとおもいます。
>>141さんは、わざとそう言ってるのかどうか
わからないけど。なぜ「警官と賛美歌」という題名なのか。
ただ、勧善懲悪と宗教的と文学的おもしろさというのとの
間がわからないのだけど。
あれは、神様の計らいで、罪を犯しても捕まらなかったのだとおもいますよ。
どこにも神様という言葉はでてこなくて、あくまで現実のこととして
書かれているけれど。そのへんがまた、にくくておもしろいですね。
現実でも、確かにありそうに書いてある。
実際ありますからね。
はーあ。
実際あるからね。ありそうじゃなくて。
ちょっと、よく書きすぎたかw
文学的なおもしろさっていうことでいえば
飲食店から警察をよばれる前に、放りだされてしまうところなんか
世の中の本当の厳しさがあるとおもうし
女の人に声かけたら、案外にOKされてしまうところは、世の中そんなに
こみいったものじゃないというのが、表現されてるとおもうし。
いや、文学的なおもしろさとは、関係ないかw
151 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/12/02 01:04
>>145 オー・ヘンリは実際に公金横領の濡れ衣を着せられて禁固刑にあっている、
と言う話を聞いたことがありますが、その辺の事情と併せて解釈すべきなんでしょうか?
だとすれば、本人は罪だと思っていないのに不法侵入で逮捕された、が正しいのでしょう。
>>140 「C.W.ニコル」の場合、「C.W.」は名前を略したイニシャルですから、
「シー・ダブリュー・ニコル」とは表記しませんよね。
「O」がイニシャルなら、「O・ヘンリ」と表記すべきですが、これは筆名です。
ですから「O」は単なる「オー」以外の何者でもなく、「オー」でいいわけで、
「オー・ヘンリ」でもいいということになります。
。。。資料がないので適当な事書いちゃいましたが、合ってますでしょうか?
152 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/12/02 01:08
>>149 そういう人間観察眼の鋭さが面白いんです。
前出の『赤い酋長』の話でも、
情けない悪党と悪がきの掛け合いが素晴らしいのです。
『賢者の贈り物』でも、夫婦が本当にいい人そうだし、
『最後の一葉』でも、主人公が本当に薄幸そうで、
物語の発想力のよさに厚みを与える人間描写の技術に長けているのです。
そういう部分で、もっとこの作家を評価してもいいはずです。
ああ、
>>144から、
>>150まで、僕のレスです。
まぎらわしくてごめんなさい。
>本人は罪だと思っていないのに不法侵入で逮捕された、が正しいのでしょう。
いや、まったくそうおもえないんですけどw
確かに濡れ衣というせつと、本当に横領したという説とあるそうですね。
O.ヘンリーは、いろいろな仕事をして、いろいろ経験があるみたいだから
そのへんの経験からかもしだされたものでは?
横領事件で逃げてた時があるんですよね。その時の心理的なものが
作品にかもしだされてるのではないでしょうか。逃げてる時に、いわゆる
悪い人達とも付き合いがあったみたいだし。
154 :
144−150:03/12/02 03:50
もうひとつ踏んどくか。あげ。
155 :
吾輩は名無しである:03/12/02 23:35
> >本人は罪だと思っていないのに不法侵入で逮捕された、が正しいのでしょう。
>
> いや、まったくそうおもえないんですけどw
理由は?
156 :
141−150:03/12/03 00:26
ごめんなさい、レス読み間違えたようです。酔っ払ってたようです。
おぼえてないけれど、ショーウインドウを破ったのならそれが原因かも
しれませんね。
僕は最初これを読んだ時、当時ホームレスであるだけで罪とする法律があって
それで捕まったのかとおもいました。公序凌辱罪みたいなもの。
それが教会という神聖な場所にいたために、さらに目だって、捕まったのではないのかなとおもいました。
157 :
吾輩は名無しである:03/12/03 01:06
> おぼえてないけれど、ショーウインドウを破ったのならそれが原因かも
> しれませんね。
いや、だから理由は?
158 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/12/03 04:02
>>156 単純にこの作品を小説作法に当てはめて考えてみると、
冒頭で主人公が「越冬のため禁固刑を受けること」を目的として
ショウウインドウに石を投げつけていた行為が複線となっていて、
「真っ当に働こう」と改心したにも関わらず逮捕される結末に繋がっている、
と考えたくなるものです。不法侵入説では、オチが唐突過ぎるからです。
159 :
144−150 :03/12/03 05:45
>>157 へ?ま、どうでもいいや、レス読むのめんどくさい。
160 :
吾輩は名無しである:03/12/03 15:20
163 :
144−150:03/12/04 02:12
しにます。ごめんなさい
165 :
吾輩は名無しである:03/12/04 17:10
>>1ですが、みんな・・・なかよくな〜あ。
このスレはOヘンリーのお陰であるんだから、
まあお茶でも飲んで な。
166 :
吾輩は名無しである:03/12/04 17:15
旦~
167 :
吾輩は名無しである:03/12/04 17:23
∧_∧
\ ::::|| ___\(・∀・ ) <ナムナム チ〜ン
\|| \_/⊂ ⊂_ )
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 愛媛みかん |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
168 :
吾輩は名無しである:03/12/04 17:24
あっ耳が・・・耳がァ・・・!
169 :
吾輩は名無しである:03/12/05 02:26
Oヘンリーは
新聞に連載してたとき
どうしてもネタが出ないと、挿絵画家に
「俺のことはいいから君は君の描きたい絵を描いてくれ」
と頼み、
絵をヒントにしてネタをつくっていたそうだ。
171 :
吾輩は名無しである:03/12/05 03:47
それどこの情報?
>>171 たしか三谷幸喜のエッセイに載ってたような。
「こんな風にスタッフの方々に
『僕の脚本のことなんていいですから先に撮影進めてください』
って言えたらなー」
って意味のことが書かれてました。
へー、ありがと。
前にどこかで読んだのは、「賢者の贈りもの」は締め切りギリギリまで内容が決まらなくて、
仕方なく締め切りが先だった挿絵の指示(「質素な若い夫婦」とか)だけして、
文章は後から書いたって話だったけど、それのことを言ってるのかな?
いくらなんでも指図なしに勝手に絵を描かせるとは考えにくいけど。。。