■■■大衆文学でも読んでみませんか■■■

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100吾輩は名無しである:03/06/08 23:11
『スポーツマン一刀斎』を推薦する。
10197:03/06/09 02:01
おお、レスどうもです。
実はまだ全く読めてないんですが(汗
みなさんのお薦めがあるかどうか、明日にでもまた行ってみます。

実は久生十蘭の『魔都』は以前読んだことがあって、
そのときはあまりのおもしろさに驚きました。
漫画みたいっていうか、大衆小説って当時の人にとっては
今の漫画みたいな存在だったんでしょうね。
102吾輩は名無しである:03/06/14 00:02
ごめん、珍しい短編が入ってるのは『忍者枯葉塔九郎』ではなくて、『忍法甲州路』のほうでした。
103吾輩は名無しである:03/06/14 15:53
忍者ばっかりだな
104吾輩は名無しである:03/06/28 22:05
國枝史郎の「先駆者の道」を購入。
著者の現代モノは初めて読むので楽しみ。
105吾輩は名無しである:03/07/08 15:37
長谷川伸と久生十蘭で何かおすすめありますか?
ほかにも「新青年」系の作家で良いのがあれば。
106吾輩は名無しである:03/07/08 23:59
長谷川伸を「新青年系」というのは無理があるような気がするよ。
十蘭でいま手に入るのって、創元推理文庫とちくま文庫だけだと思う。
前者は「日本探偵小説全集(?)」の一冊で、顎十郎捕物帖を全編と、その他短編を数編、
ちくま文庫の方は、怪奇幻想ものを主としております。
107山崎 渉:03/07/15 09:06

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
108吾輩は名無しである:03/07/30 10:34
>>105
十蘭のだったら欧州ものがおすすめ。
109_:03/07/30 10:41
110山崎 渉:03/08/15 10:33
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
111吾輩は名無しである:03/09/23 23:05
十蘭最高!
112吾輩は名無しである:03/09/25 16:00
香山滋をちくま文庫で初めて読んだよ。
いいねぇ。面白い。
人見十吉モテすぎだぜ(w
113吾輩は名無しである:03/09/25 21:45
大衆小説ってのは純文学に比べると今でもステイタス低いものなのかな?
お隣の中国や韓国では金庸の武侠小説や「太白山脈」みたいな
小説が、カルスタなんかが流行る前から高い評価を得てるみたいだが。
114吾輩は名無しである:03/09/25 22:13
世間も文壇もとっくの昔にエンタメ(大衆?)>>純文でつよ。。
ジュンブン志望の作家志望者からさえも
はっきりと直木賞>>芥川賞の認知。。
115吾輩は名無しである:03/09/26 02:59
いや、それは単に純文が衰退したからでしょ。
純文学だと一定の評価受けた連中の作品は古くても
生き残ってるけど、大衆作家は一部を除けば
時間が経てば忘れられてるんじゃね?
それは大衆文学の宿命なのか?
それとも単に世間が純文学偏重なだけ?
116吾輩は名無しである:03/09/26 18:59
確かに、研究に相対する文芸古典一般に純文学(当時の分類で)が
含まれているのであって、現代の負け組分野の純文学の
イメージ、定義づけとは違うよな・・・。
でも、当時はエンタメ扱いだった作家、作品も一緒くたで今となっては
古典に放り込まれていると言う皮肉。w
117吾輩は名無しである:03/09/26 20:55
>>112
人見さんはすけべぇではないけれど、ルパン三世とかコブラとか
シティハンターの先駆かも。
118吾輩は名無しである:03/09/26 23:42
エンタメが純文を駆逐して純文が衰退した、なんてのは明治から言われてることだよ。
硯友社が黒岩涙香の流行に対抗して探偵小説を書いてみたりしたこともあったし。
そもそも、純文がエンタメより流行ってたことはなかったのでは?
119吾輩は名無しである:03/09/27 03:19
だな。
でも、昔は少数でも精鋭の支持者達が最前線にいた。
それが他者他社会に影響力をもつ学者、学生だったり、
総合的芸術知識をもつキッチュなインテリ層だったり。
今はその歓迎すべき(?)支持者達がちょっと前は漫画やサブカル、
現在では……うーん、どこにいったんでしょうかねw
まあ、誰もが誰かに対し、薄く浅くしか影響を与えられない、
また受け取れない時代だとは思うけど。
120吾輩は名無しである:03/09/27 04:04
>>118
>エンタメが純文を駆逐して純文が衰退した、なんてのは明治から言われてることだよ
でも今は吉川英治や中里介山や白井喬二読んでる人より
漱石や鴎外や太宰を読んでる人の方が圧倒的に多いよね。
同じように50年も経てば司馬遼や清張より
武田泰淳や阿部公房が読まれてたりするかな?
121吾輩は名無しである:03/09/27 07:29
阿部公房も武田泰淳もエンタメ作家として捉えてる人も多いよ。
あと、漱石や鴎外を当時の人気大衆作家と定義してる研究家も多いし、
漱石なんか本人自覚もそう。
好きで本読む人たちにはカテゴライズなんか無意味でしょう。
122吾輩は名無しである:03/09/28 23:54
>カテゴライズなんて無意味
そりゃ厳密にはそうかもしれないが、
「純文学と大衆文学なんて区別は存在しない」
なんて言い切っちゃうと極論だと思うけどなぁ。
いくら明確な区別が困難であろうとSF小説だの歴史小説だの言うのだって
便宜的に必要だろうし。
漱石や泰淳にしても一般認識として大衆小説だなんて思われてない。
なら「漱石は純文学だ」でいいんじゃないの?
人気作家と大衆作家は意味が違うと思うしさ。
つーか「大衆文学スレ」というスレ自体を否定したいわけですかあなたは?
123吾輩は名無しである:03/09/28 23:55
>明確な区別が困難であろうと
これおかしいな。
>厳密な区別が困難であるとしても
に変更。
124吾輩は名無しである:03/09/29 02:12
介山は一般には大衆小説の祖だが自称は大乗小説だからな(w
125吾輩は名無しである:03/09/29 19:00
山田風太郎や柴田練三郎や半村良を読んで
「何でこんなに変態エロじゃないといけないの?」
と疑問に感じたものだ。
126吾輩は名無しである:03/09/29 19:09
は? 文学なんか何の有効性もないよ、これからの時代。特にミステリーなんて誰も読まなくなる。
退屈で
127吾輩は名無しである:03/09/29 19:16
区別はできると思うよ。

大衆文学は純文学と比較して、より世相に密接しているから賞味期限が短い。
逆を言えば世相に密着しているからこそその時代に限れば読まれる。

最近の作家だと星新一あたりは残るのではないかな。
128吾輩は名無しである:03/09/29 19:34
>>125
その傾向はしっかりと青年漫画に受け継がれてますな
129吾輩は名無しである:03/09/29 21:40
文学と大衆小説の違いってなんですか!?
130吾輩は名無しである:03/09/29 23:14
>>127
でも文壇の傾向&見識では、
今の純文はエンタメよりも社会的地位が低い上、
その賞味期限も短くなったことも
敗因の一つでもあるようですよ。
てか、消えすぎ芥川賞作家・・・。
131吾輩は名無しである:03/09/30 02:32
確かに純文作家は絶滅危機に瀕してるなぁ・・
辻仁成みたいなカスカスが取る賞に価値あるわけないしさ。
132吾輩は名無しである:03/09/30 22:35
>>120 >>121
俺の中では阿部は純然たるエンタメ作家なんだがなぁ。
133吾輩は名無しである:03/10/01 00:11
>>127
>大衆文学は純文学と比較して、より世相に密接しているから賞味期限が短い。

ミステリーなんか、一般的に見ればかなりマイナーな作家でも、
系統的な復刊がなされたり、文庫本で傑作集が編まれたりするよ。
「嘉村礒多傑作選」なんか誰も買わないだろうけど(w)、「渡辺啓介傑作選」なら5,000部くらいは売れるはず…。
134吾輩は名無しである:03/10/01 00:49
ミステリーは心理描写や論理性が重要な場合が多い?
だったら時代を乗り越えるには有利だな。
それにあるレベルを超えたらエンタメの方が却って普遍性を持つかも。
思想は古くなっても娯楽は古くならない。
いや、時代を超える大思想はもちろんあるけど・・・
135吾輩は名無しである:03/10/01 01:22
白井喬二の「富士に立つ影」のちくま文庫版って、
5〜8巻だけは取り寄せ可能で他は品切れとか言われた・・・
何でそんな中途半端なのよ。
136吾輩は名無しである:03/10/02 00:27
>135
未知谷版なら手に入るよ〜。
137吾輩は名無しである:03/10/02 10:18
昔、山崎豊子や五味川純平や松本清張を夢中になって読んだなぁ。
138吾輩は名無しである:03/10/07 03:18
国枝史郎の長篇未完作って、
作者の死で完結しなかったんじゃなくて
単に途中でやめちゃったって感じなんだよねぇ。
139吾輩は名無しである:03/10/07 23:22
国枝史郎は、自分でも収拾つかなくなって止めちゃってる気もする(w
そういえば。現代小説集は、ちゃんと出るのだろうか。
140吾輩は名無しである:03/10/08 08:10
大衆文学は文字通り「豊穣の海」である。
141吾輩は名無しである:03/10/10 07:41
尾崎紅葉や泉鏡花も大衆文学だよね?
142吾輩は名無しである:03/10/13 09:45
泉鏡花や安部公房や夢野久作はどっちとも取れそう
143吾輩は名無しである:03/11/01 12:00
当時は大衆文学でも、現代ではどうかな
144吾輩は名無しである:03/11/01 13:59
大衆文学と純文学の違いは?
145吾輩は名無しである:03/11/01 18:44
>>134
古代ギリシャの思想を研究する人は多いが、娯楽を楽しもうとする人はほとんど皆無。
146吾輩は名無しである:03/11/01 18:45
だってギリシアの娯楽って女と男とギャンブルと格闘技観戦でしょ。今と同じ。
147アンナマリア:03/11/01 19:34
anataga erabaremasita
お友達になちゃった。
ヾ(^-^)ゞヾ(。_。)〃ヾ(^o^)ゞヾ(._.)〃こんな気持ち。
ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ こんな感じ。
        
             アンナマリア
148吾輩は名無しである:03/12/07 11:18
あげま〜す。
国枝史郎、あともう少しで伝奇文庫に入ってるのは全部読める。
149ixion ◆ySh2j8IPDg
>国枝史郎は、自分でも収拾つかなくなって止めちゃってる気もする(w

神州については、何かの対談で国枝すえが、「くたびれちゃった、って感じ
でしたねぇ」と語っていて、面白かった覚えがある。くたびれたらやめる、
というのも、いかにも国枝らしい。