1 :
吾輩は名無しである :
02/12/25 18:25 読んだ人、感想を聞かせて。おながいします。
2 :
吾輩は名無しである :02/12/25 18:40
誰も読んでなかったか・・・。
3 :
吾輩は名無しである :02/12/25 21:31
本当に誰も読んでないんですかー?
4 :
吾輩は名無しである :02/12/25 21:32
お前らは耳ありますかー?
5 :
吾輩は名無しである :02/12/25 21:34
いや、目と指があれば取り敢えずはいいかと・・・。
仏版立ち読みして、つまんなさそうだったんでほっぽった。
7 :
吾輩は名無しである :02/12/25 21:35
この間、大きな耳アカとったから聞こえるよ。
8 :
吾輩は名無しである :02/12/25 21:36
やっぱり文盲なんですねー
9 :
吾輩は名無しである :02/12/26 11:19
悲願のage
10 :
吾輩は名無しである :02/12/26 13:46
11 :
吾輩は名無しである :02/12/28 22:26
今日買った。まだ読んでない。
12 :
吾輩は名無しである :02/12/30 10:10
気になるけど・・・買いなのか? どうなんだ?
知らないんだけど、どのような作家でどのような本なんでしょうか? それによって買うかどうか決めたいと思います。
14 :
吾輩は名無しである :02/12/31 01:39
ていうか、この程度の「実験」ならば、black sparrow pressのconjunctions あたりでいかにもやってそうな実験だと思う。それを物語としてある程度 まとめて(中核がなさそうに見えて、実は存在している)いる点は評価できる が、でもやっぱ面白くはない。それほど「新しい」とも思わないぐらい、この 手の実験ものはよく書かれてきた。すでに小説というジャンルに取りこまれて いる手法をいろいろやってみた、というだけで、上のURLの書評: >「小説とはこうあるべき」という固定観念を覆すばかりでなく、 >「生きているという状態に根拠など何もない。」という耐えがたく不安な心境 >に読者をグングン導いていく。 は誉め過ぎ。「印刷」や「装丁」への愛を再確認する役には立つけどね。 johnnyjohhnyjohnnydeardeardearは、映画の『シャイニング』かと思った^^;
16 :
吾輩は名無しである :02/12/31 16:54
今日パラパラと立ち読みしたが、あまりの凝りように衝動買いしそうになった。 自制したけど。でも手元に置いておきたい種類の本だね〜。 訳者と編集者は大変だったろうなあ。
17 :
吾輩は名無しである :03/01/03 21:57
先日パラパラと立ち読みしたが、あまりの凝りように衝動買いし「てしまった」。 ixion氏ほどの学識はないので新奇な眼差しで相応に興味深く読んではいるものの、 氏の言う「中核」なるホラーとしての物語性がやや陳腐(キッチュ?)か。 「内部と外部で寸法の異なる空間」に始まる種々の断片的なアイディアだとか、それを 映画「CUBE」(「ブレアウィッチ」よりむしろ)を髣髴とさせる内在的な視点で語る手法だとか、 ないしメタレベルの書き手によって編集されたものとして綴るボルヘス的な手腕は買うが、 そのどれもが中途半端で互いに癒着し、結局「書物」としての完成度は低く感じられた。 偽書フェチなので萌える要素は多々あるが、ボルヘスの傑作「トレーン〜」を前にしては 児戯に等しいとさえ。無駄に長い。 随所に挿入される哲学的なアナロジーも鼻につく。そう直接的に語られては 萌えるものも萌えない。生ゴミには蓋をしないと。 ともあれ、サイズ上の関係から「ゲーデル・エッシャー・バッハ」の隣に並べ置かれて 鎮座ましますこの書物、ホフスタッターの仕事に唯一見合うものがあるとすれば そのユーモア・センス(?)だけか。ナボコフばりの(ウソ)
>17さん ほぼ全く同じ感想を俺も持ちました。無駄に長い。 好きな部分もある。それは最後のVarious Quotesのなかなかのセンス (もう少し手広く集めてもいいけどなぁ)と、Appendix 3の "Conceptual Model of the Navidson House"(ちょっとシュルレアリスム 意識しすぎだけど、こういう箱庭系のイメージは大好きなんだなぁ)。 でも、作中のこまごましたものの寄せ集めよりも、結局こういったものの方が 印象に残る作品でしかなかった。
19 :
吾輩は名無しである :03/01/04 22:55
うぬぬ。。。大枚はたいて買ってしまったのだが。。。
20 :
吾輩は名無しである :03/01/04 23:00
あ、忘れてた^^;<トリップ いや、面白いと言えば面白い本ではあるんだけどね…。
そうか〜。臨時収入でもあったら買ってみるかな。
23 :
吾輩は名無しである :03/01/05 11:33
上では酷評めいたものを書きましたが、ixionさんの仰るように Various Quotesや付属のイメージなんかは確かに面白いですよ。 その手の「実験」ものにさほど明るくない読者(例えば私)ならば、 種々の試みの集成本としても重宝すると思いますし。 寸考あって「構造と力」の隣に置き直してみたりしつつ。 手法と手法が癒着して云々…というのはあるけれど、乱れ飛ぶ奇手に 眩惑する楽しさ、その表紙が饒舌に表象するコラージュ的な魅力はあります。 何より、本フェチにはたまらないこの装丁。愛ですね、愛。 日本語版¥4,600なら買って損はないかと思う次第。
24 :
吾輩は名無しである :03/01/07 09:55
100ページ。面白くなってまいりました!
25 :
吾輩は名無しである :03/01/18 08:38
あげ
26 :
吾輩は名無しである :03/01/18 12:12
このスレを見て読みたくなったので、 図書館にリクエストを出してまいりました。 「昏き目の暗殺者」を買ってしまったので本代がない。 (↑期待はずれでした。) 直接関係ないのですが、日本ファンタジーノベル大賞の 「世界の果ての庭」を読みました。 著者はファンタジー翻訳で有名な西崎憲氏。 これも構造的な仕掛けがある本なのですが、 期待したわりには、最後は仕掛けをまとめ切れず 中途でぷつんと切れたような感じでした。 読まれた方いられますか?
27 :
吾輩は名無しである :03/01/18 18:34
昨日の朝日新聞の夕刊の書評で大絶賛してたね。 SF扱いだったけど。 >ixionタン 「この手の実験もの」の先行作品でオススメなの教えて〜。
海外作品の訳書?>27さん だとすると、こういう「印刷」上の実験をやってる作品は キャシー・アッカー『血みどろ臓物ハイスクール』 デニス・クーパー『ジャーク』(確かそうだよな…) レイモンド・フェダマン『嫌ならやめとけ』 エディ・ラナーズ『イリュージョン』(これも確か…) とかかなぁ、もちろんe.e.カミングスやエズラ・パウンドみたいに、詩で あればtypographyの実験は当たり前だし…なんかいっぱいありそう。 訳されてないものなら、たくさんあります。特にMark AmerikaやRonald Sukenickの周辺に集まっている作家たちは、みんな「実験」志向の作家です から、ダニエレブスキーみたいなことをやってると思う。ただし、あそこまで きちんとまとめられるかは別の話。 その周辺のものを手軽に読める洋書としては "Degenerative Prose" ed. by M. Amerika & R. Sukenick "Avant-Pop: Fiction for a Daydream Nation" ed. by L. McCaffery などがあります。
>28 上でixionがあげてるのでは キャシー・アッカー『血みどろ臓物ハイスクール』しか読んでないけど、 印刷上の実験?なんてあった? 下手クソなイラストはあった気がするが。 偽書といえば、思い出すのは「完全な真空」だな。 日本だと、倉坂鬼一郎?(ぜんぜんちがうのだろうかw 関係ないけれど、文学界の10月号での 源一郎と柴田の外国文学対談、 柴田の選んだなかに「夢宮殿」が入ってるのがさすが、と思った。 対して源一郎はいかにもうすっぺらな選択だった。
いや、実験っつーか、イラスト、活字体などでの「挿入」だよね、正確に 言うと<『血みどろ臓物ハイスクール』 まぁ、そういうものならいっぱいあるか。ヴォルマンもそうだしなぁ^^; あと思い浮かぶのは、 Malcolm Lowry, "Through the Panama" Georges Perec, "Species of Spaces"(英訳しか読んでない) なんかかな。活字字体でいろいろやってるのは。 カダレ、読んでないんだよねー。面白い?>29さん(スレ違い?)
31 :
吾輩は名無しである :03/01/20 13:39
>>30 「夢宮殿」は文章を味わうように少しずつ読んでる。
カフカと似てるが、カフカにはない文章の緻密さと典雅さに
ゾクゾクブルブルw
>29 『モレルの発明』とか『センチメンタルな殺し屋』とか、高橋の選択も悪くないぞ。