☆☆☆F・ドストエフスキー☆☆☆☆Part3

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乱歩先生のドストエフスキーに関する記述をもう少し紹介してみよう。

…鳥羽造船所にいたとき(大正七年)あの新潮社の部厚い小型本の翻訳叢書で、
先ず「罪と罰」を、つづいて「カラマーゾフ」を、息もつかずに読み終った。
これは谷崎以上(注 乱歩先生は谷崎潤一郎作品に傾倒していた。)の驚異であった。
ドストエフスキーを逃避の文学というのではないが、私はこれを日常的なリアルとしては
驚異しなかった。
ドストエフスキーの中の人為的なものに、その哲学に、その心理に圧倒されたのである。
そこに現われる諸人物は、日常我々の接する隣人に比べて、殆んど異人種と思われる
ほど意表外の心理を持ち、意表外の行動をしていた。
それでいて、人間の心の奥にひそむ秘密が、痛いほどむき出しに描かれていた。
日常茶飯事とは逆なもの、、即ち私の最も愛するところの別個のリアルがそこにあった。
その後数々の翻訳小説を読んだが、そして、ゲーテの「ウイルヘルム・マイスタア」に
驚き、スタンダール、ブールジェ(「弟子」)に感動し、ジイドに傾倒したが、
いずれもドストエフスキー初読のような驚異は感じなかった。
(「乱歩打明け話」収録「谷崎潤一郎とドストエフスキー」より抜粋)
618吾輩は名無しである:03/04/21 22:38
>>617

>258 :さくじょ忍者 :03/04/21 11:35 ID:???
> 執拗な荒らしが多いスレとの報告を受けて、拙者が偵察に来たでござるよっ♪

> こちらからはIP丸見え故、レスアンカー付きで名指しの警告を発するのは容易なれど
> 武士の情けでそこまではいたしませぬ。ただ該当者の悪質な行為は他板でも轟いているため、
> 市井の人々の迷惑になる行為が続くようなれば、特別な処置をとらざるを得ませぬ。
> お奉行より厳しいお仕置きを申し渡さなくて済むよう、身の振り方を考えられよ。

>   では長屋の皆様、失礼いたしまする。ニンニン♪ (シュッ)