☆☆☆F・ドストエフスキー☆☆☆☆Part3

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313ドストエフスキーの位置付け
ぼくの考えでは、世界の四大文豪の一人がドストエフスキーだと思う。
ぼくの提唱する四大文豪とは、ダンテ、シェイクスピア、ドストエフスキー、
トルストイ である。頭の固い人はこの四人の中ではドストエフスキーが劣ると
思うかもしれないが、決してそんな事はない。確かに、ダンテは偉大だし、
シェイクスピアは文学における神かもしれないが、ドストエフスキーこそが現代を
最も的確に洞察し得たという点に、ドストエフスキーの価値があると思う。
百年以上も前に書かれた「カラマーゾフの兄弟」は正に、「現代の預言書」という
名にふさわしいほどの完成度だと思う。
314ドストエフスキーの位置付け:03/03/20 15:32
この四者を地球になぞらえるなら、ダンテは空であり、シェイクスピアは
大地であり、トルストイは海であり、そしてドストエフスキーは深淵な
深海だと思う。
>>ミス板住人さん
ぼくは実はアメリカ人の父を持つハーフで高校と大学の一年をアメリカで
すごしましたが、ぼくの知っているところでは、1960〜70年代まで
はドストエフスキーはアメリカでも絶大な人気を誇っていた(教養のある
人の中で)という事です。現在はわかりません。
315吾輩は名無しである:03/03/20 15:33
そんなことはない。
316313:03/03/20 15:39
しかしぼくは文学部の教授などと話す機会も多いのですが、ドストエフスキー
に偏見を持っている学者(アメリカ、イギリス人に多い)が多いのには驚かさ
れますね。彼らは皆ナバコフを持ち出してきますよ(ナバコフは英文の論文を
多数出していますが、その多くはトルストイ賛美、ドストエフスキーの批判
です)。彼らに言わせれば、原文(ロシア語)で読んでいてしかもあれほど
の文豪のナバコフが批判しているのだから、その批判には正しさが認められる
だろう、という事です。いや、ナバコフの不当な批判があまりにも説得力を
持ってしまっている現実は悲しいまのですよ(アメリカ、イギリスにおいて)
317313:03/03/20 15:41
やはりドストエフスキーを語るにあたっては、世界が彼を認めたって事を
前提にして話し合いたいものですよ。
318313:03/03/20 15:52
あるアメリカ人の教授(東京家政大学の教授、英文学の権威の一人)
などは、本気でコンラッドがドストエフスキーよりも優れているなんて
ぼくに熱弁していましたよ。英語圏ではフョードルをディケンズ以上の
巨匠だと認める公平な学者など、ほとんどいないのですからね。
60年代のアイビーリーグの学生たちにおける、空前の実存主義ブーム
の時には流行ったんですがね>ドストエフスキー
アメリカにおいて、流行で終わってしまったのなら悲しいものですよ。
319吾輩は名無しである:03/03/20 16:05
ヨーロッパではどうなのよ?
ドイツやフランスで
320吾輩は名無しである:03/03/20 17:42
>>312
2ちゃんねる要望板では「高等遊民」と名乗っているよ…ミス板住人