536 :
吾輩は名無しである:2010/03/21(日) 08:30:38
俺は好きだぞ
最近読んでないが
537 :
吾輩は名無しである:2010/03/22(月) 16:43:36
かういふ箇所(自然描写)で長所を見せる堀氏は、氏自身の志向してゐたフランス近代の心理作家よりも、
北欧の、たとへばヤコブセンのやうな作家に近づいてゐる。
人は自ら似せようと思ふものには、なかなか似ないものである。
三島由紀夫「現代小説は古典たり得るか 『菜穂子』修正意見」より
539 :
吾輩は名無しである:2010/04/15(木) 00:07:08
>>538 立ち読みしたけど、これといった新情報がないね。
矢野綾子タンのこともっとしりたいな。
日記や手紙が残存しているはずなんだけど、
多恵子さんが公開したくないみたい。
>>539 538だけど、質問していいかな?
この人脈図に名前が載っている、一昨年亡くなった加藤周一さん、戦後すぐの頃まだ医師だった時代に
堀辰雄さんの主治医だったって本当だよね?
かつて、中村真一郎さんのエッセイを読んでいた時に、加藤周一が堀さんに結核の特効薬・ストレプトマイシンを
軽井沢に打ちにいっていたから・・・・・とかなんとか書いてあった。
そして、この加藤周一さん、あの大御所女優・加藤治子さんの古くからの友人だったんだよね?
541 :
吾輩は名無しである:2010/04/15(木) 23:30:08
加藤周一が堀辰雄の主治医だったったのは本当。
フランス留学中も手紙で奥さんに治療のアドバイスをしていたが、
葬式には出席できなかった。
一方、加藤による「菜穂子」論に対し、堀辰雄は「このような理解、解釈を
してくれてありがたい」と感謝の手紙を残している。
>>541 540です。どうもありがとうございました。538でもあるんですけど、雑誌「新潮45」で
堀辰雄さんの評論を見かけたので、つい書きこんでしまいました。最近、ああいう雑誌に
ああいう文学的論文が載る事、極めて少ないので珍しいと感じたのです。
ここは専門的なスレですけど、堀さんのスレがあるとは思いませんでした。びっくりでした。
ところで、私が初めて読んだ堀さんの作品は「菜穂子」なのです。堀さんの気性、荒々しいもの
感じました。そうして「風立ちぬ」を読むと違った感じを受けました。
戦争中、多くの作家達が恭順の意を示して、政府・軍部に協力的な態度であったのに反して
堀さんがそういう態度でなかったのは、本来、精神的には「益荒男」ではなかったか、と思うのです。
20歳前後から生涯病身であっても、精神的には強靭な強さがあったと思うのです。
544 :
吾輩は名無しである:2010/04/17(土) 21:09:15
奥さんがなくなったらしい
まだ生きてたことに驚き
>>544 今確認しました。やはり死去されたようです。
でも、月刊誌「新潮45」4月号に論文書かれた秦郁彦さん、今日の事を予想されて
堀さんの事と堀さんの周辺の関係者を忘れないで欲しい、という意味で論文書かれたのでしょうか?
546 :
吾輩は名無しである:2010/04/18(日) 01:34:21
加藤周一が亡くなり、ついに堀多恵さんも。。。
堀さんをよく知る人がついに消えちゃいましたね。
今後は本の中だけしか会えないのね。
これから「おもかげ」を再読しよう。合掌。
女優の加藤治子さんは、直接、堀さんの事知っておられるだろうか?
昭和20年代の半ばから、加藤周一さんと親交があったと言われているけれど・・・・。
548 :
吾輩は名無しである:2010/04/18(日) 11:57:17
奇しくも多恵さんが亡くなった翌日の4月17日は、堀夫妻の結婚記念日でした。
幸福の谷ってどこにあるんだろといきなり思い立ち、
検索してたら多恵子夫人の訃報を今知った・・・。
ああ、講演聴きに行けば良かった、と思ってももう遅い・・・
若い頃の昔の写真、可愛いね。笑顔がすごくいい。
外見が個人的に好みでした。どうぞ安らかに。
(-人-)
551 :
吾輩は名無しである:2010/04/22(木) 04:07:29
なんかの文芸雑誌に長文の追悼論文が出ないかなあ
加藤周一さんも一昨年に亡くなってしまっているから、丁度節目で、なんらかの
堀辰雄特集やるべきだと思うよ
553 :
吾輩は名無しである:2010/04/23(金) 00:32:05
堀辰雄、矢野綾子に関する未発表の資料がいよいよ公開される!?
直筆の手紙・・・日記・・・・
554 :
吾輩は名無しである:2010/05/16(日) 11:13:47
アポロ月面着陸=風立ちぬ
金沢にある室生犀星記念館に行って来た。
堀夫人のトーク映像も結構長くて見応えあったよ。
>>555 うらやましい。自分は堀辰雄記念館にも行ったことない
岩波の図書に河島英昭の書いた堀多恵さんとの思い出雑記が載ってる。
ちなみに、内田芳明が加藤周一についても書いてる。
557 :
吾輩は名無しである:2010/07/13(火) 20:36:14
先日、信濃追分の記念館に行ってきたよ。
矢野綾子さんの写真が印象的だった。
「風立ちぬ」は何度読んでも素晴らしい。
その前には、「大和路」を手にしながら奈良の秋篠寺の伎芸天女を見てきた。
誰よりも自分の感性に一致する作家だ。
>>556 岩波の「図書」についての情報ありがとう。
早速取り寄せて読みました。堀多恵さんの追悼文、どの雑誌にも出ていなかったから
寂しく感じていたところでした。1940年代から1950年代初めまでの文壇についての
生き字引のような方だったのに、と思っていたのです。
本当にありがとうございました。
スレ落ちしない為に
てすと
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てすと
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少なくとももう四半世紀は読んでないと思うw ぶっちゃけ覚えてない
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>>558 いえいえ、偶然見つけたので書いたのです。1ヶ月ぶりに思い出して再読しました。こちらこそありがとうございます。
てすと
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てすと
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てすと
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てすと
試験
堀辰雄さんを中心にした文学グループの詳細を知っているのは、加藤周一さん繋がりの加藤道夫さんの
奥さんだった女優の加藤治子さんと、福永武彦氏の息子の池澤夏樹氏の二人ぐらいかな、現存している方では。
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580 :
吾輩は名無しである:2010/08/31(火) 20:05:08
松田聖子の「風立ちぬ」の方が世界観としては優れている気がしてならない。
その味を思い出せない。釣りたてを何度も食ってるはずなんだが。
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てすと
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てすと