(cinema)まあ、映画の話でもしようやね(cinema)
1 :
thirteen:
あんたらどんな映画が好きなんや?
さいきんはどうや? 劇場まで足運ぶつもりのモノあんのかいや?
2 :
thirteen:02/11/02 01:14
映画秘宝って雑誌、なかなかオモロイね
3 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:17
文学板の過疎化ってスゲー
ポツン。
JLG
4 :
恵果ミ*・∀-ミ⌒☆13さい ◆.t5tlQkmQY :02/11/02 01:18
おっはーーーーーーーーーーーー!!!!
5 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:18
C'est un ancien génie
6 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:22
génieって?
7 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:23
神童
8 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:24
『Dolls』は久々に感動と落胆を交互に感じる映画だったよ。
バカップルが「よくわかんなーい」と言って出てくるのには笑った。
9 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:25
よくわかんなーい
10 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:25
>>8 プロファイリングによると・・・君には彼女がいないらしいね。
11 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:25
文学板って昔から困難だった
こんなんだった?
まじで5人で回してそう。
美香=プロ固定の噂もあながち・・・
12 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:26
今時「文学」に惹かれる奴はバカだけ。
13 :
thirteen:02/11/02 01:27
>>8 バカップルうんぬんは「ブラザー」の時まったく同じことがあった。
たけしはもう駄目だな。「HANA−BI」以前までは敬意を表するのだが。
14 :
恵果ミ*・∀-ミ⌒☆13さい ◆.t5tlQkmQY :02/11/02 01:28
シコシコ
15 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:29
くりてぃーくppp
16 :
恵果ミ*・∀-ミ⌒☆13さい ◆.t5tlQkmQY :02/11/02 01:30
私は最近『ツインピークス』にはまりまくりです!!
17 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:32
おまえら文学板の連中は、タルコフスキーでも見て懺悔せよ。
18 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:33
学生時分の昔はね、タルコフスキーとかキューブリックとか好きだったさ。
今はね、たそがれ清兵衛に涙してるさ。
それで尋常だと思ってますが。
19 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:36
>>18 キューブリックをそのような文脈にあげるのは正しくないんじゃない。
彼の作品はもっと大衆性も備えていたと思うけど。エロいし。
タルコフスキーならいいよ。俺知らんし。
>19
ごめん。
タルコフスキーとキューブリックを同列に並べようとしてたわけじゃないです。
ただ、同時期に好きだったってだけで、意図はありません。
今はどっちも見てると鬱になってダメ。
年をとったな……。
21 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:41
>>19 お前らってさ、なんでこういうキモイ書き方しかできないわけ?
ブサイクなお前らの顔が目に浮かぶよ、まったく。
22 :
吾輩は名無しである:02/11/02 01:44
>>21 テンション高いな。匿名掲示板で顔のことあれこれ言うのもね・・・
23 :
吾輩は名無しである:02/11/02 02:10
「ぼくのバラ色の人生」が好きだ。
「百貨店大百科」も好きだ。
「アンダーグラウンド」も好きだ。
「世界中がアイラブユー」も好きだ。
「陰陽師」まで好きだ。
みなさんはどんな映画がすきなのさ?
24 :
thirteen:02/11/02 02:27
文芸坐で塚本晋也のオールナイトあるぜ。全部見たやつだけど行こうかな、とか思ってるわけや。
東京フィストもあるしよ!!
25 :
乙葉 ◆.5wljPk1.c :02/11/02 02:32
うん、乙葉も塚本さん好き、ゾンビ好き!
てことで終了でいいな。何も言い残したこと無いな?
27 :
吾輩は名無しである:02/11/03 22:33
「刑事ジョー・ママにお手上げ」の話でもしようか?
「ハリーとヘンダーソン一家」でもいいぞ
なにげにビデオでMementoを見た。
10分間の記憶しか持てない男が勝手に妻を殺した男を探し出していく
内容だけど、巻き戻しの方向でフィルムが進んでいくので
見てて得た情報がすべて擬餌になっていった。
本ではこういう書き方あるのに映画ではめずらしいぐらい
忠実な手法だわ。ホント小細工は「巻き戻し」だけ
これって原作あるのかな?
あげあげ
31 :
吾輩は名無しである:02/11/07 20:41
しかしこのスレの映画話には統一性が無いなあ…。まいったね。
もうそろそろ友達にばれそだな・・・
このまえBSハイヴィジョンでソクーロフの新作やってたけど
見たかったなあ
やっぱりフィルムっていらんのかもう見てないけど
しかしどう考えても鈴木光司なんかより中田秀夫だよ
何で鈴木の方が前出んだよ、メディアで
EZ!TVって番組か中田の名前、
あんま関係無いとこで一回出てきただけだぞ
しかも商業的な面だけのハリウッド崇拝もういいよ!
おまいらジョン・カーペンターズ見たことあんのかよ!『火星の幽霊』
ポッキー&プリッツの日、オヴァルで引くなよ女の子!いいじゃん別に
34 :
吾輩は名無しである:02/11/07 20:55
pupupu
>33おしっこの方が好きだ
『ソドムの市』でのおしっこ、『斜陽』のおかんの「おしっこよ」
36 :
thirteen:02/11/07 20:59
>>29 監督の弟が書いた短編小説がモトらしいよ。
公開は一昨年だっけ? 俺は映画館で観て
その年のナンバーワンだと思ったよ。
mementoですがもう一ひねり欲しかった
ゼータクとはおもうけれども
メメント普通に意味わからんかった
他人に聞いてわかった
クローネンバーグ『裸のランチ』
もちバロウズ原作、読んでないけど
後半だれた
40 :
thirteen:02/11/07 21:10
デビットリンチじゃなかったっけ>裸のランチ
裸のランチですが
ロイ・シャイダーとピーター・ウェラーが出ててややこしい
あとユルゲン・プロホノフとジェームズ・ウッズが出てたら
もう誰が誰やらわかりませんね
ヘルスレにも書いたが
ヘルダーリンの戯曲をストローブ=ユイレの『エンペドクレスの死』
見たいよー
44 :
吾輩は名無しである:02/11/07 22:03
>>43 観たけど眠かった。
よっぽどヘル痛じゃないと苦痛だね。
>36
ありがと。
46 :
吾輩は名無しである:02/11/08 01:34
ニキータ・ミハルコフ監督の映画いいと思うのだけど。
「ヴァーリャ!愛の素顔」なんか。
47 :
J(^Д^)し=6・・(=43):02/11/08 01:46
>>44 スト=ユイは『アンナ〜』しか見たこと無いけど
たしかにスゲーですよね。正直眠かった
あの二人、どうやって飯食ってんだろ?
48 :
吾輩は名無しである:02/11/08 01:56
最近話題の『狂気の桜』を観た。
つまんなかった。
49 :
吾輩は名無しである:02/11/08 02:26
サウスパーク
これに尽きる
「黒い瞳」バリシニコフだっけ?
チェホフのいくつかあわせた映画だけど、美術、音楽、お話、俳優
すべてがパーフェクト。
好きだなあ。
同じ監督で「機械仕掛けのピアノのための前奏曲」とかいうの見た人います?
51 :
吾輩は名無しである:02/11/08 03:20
>>50 ミハルコフでしょ?
『機械仕掛けの〜』はチェーホフの戯曲風の名作。
監督自身も出演しています。
あとこの監督だったら、『愛の奴隷』なんかも必見。美しいの一言です。
ちなみに、
『機械仕掛けのピアノのための未完成の戯曲』
じゃなかったかな?
それそれ>51-52(苦笑)
もう歳のせいで固有名詞忘れまくり。山田君に偉そうに座布団指図してる場合じゃないな。
それはともかく、「愛の奴隷」いう映画、そういえばありましたね(未見)
見てみましょう。
はあ、フェリーニの「そして船はいく」(ツヴァイク「昨日の世界」+マン「魔の山」)
みたいな映画って本当好きです
54 :
吾輩は名無しである:02/11/08 10:04
「スタンド・バイ・ミー」
最高の映画。
55 :
吾輩は名無しである:02/11/08 13:10
ミハルコフ監督作品では「オブローモフの生涯より」も良かったです。
ゴンチャロフの小説が原作。
元祖ひきこもりの人が主人公と言えるような映画。人間を見る目があたたかい。
市川雷蔵!
57 :
吾輩は名無しである:02/11/08 13:20
かんべ、スレの流れ読めよw
58 :
吾輩は名無しである:02/11/08 13:27
ミハルコフって、唯一観た「黒い瞳」が個人的に駄目で、
マストロヤンニが救っているという印象だったから、
食べず嫌いな上に、蓮實が蛇蝎の如く忌み嫌うものだから、
他の作品見ていないんだけど、オブローモフとかやっぱりいいのかな。
見てみようかな。
59 :
吾輩は名無しである:02/11/08 13:42
旧ソ連〜東欧映画って20世紀を感じさせない素朴で綺麗なの多いね。
タルコフスキーとかは正直、よくわからないんだけど、「ロビンソナーダ」とか
最近ではえーと、誰だ、帝政時代のなんとかいう作家を内戦時代の赤軍の
将校におきかえた・・・
60 :
吾輩は名無しである:02/11/08 14:19
>>58 >蓮實が蛇蝎の如く忌み嫌う
知らなかった。蓮實重彦がそんなにミハルコフ嫌ってるとは。
なんでですかね。
映画の評論書く人ってよくわからない。奇を衒うところあるね。
マイナーな作品、監督をやたら持ち上げたり。
61 :
J(^Д^)し:02/11/08 16:37
>>56 ある殺し屋の雷蔵の地マユゲ(・∀・)イイ!!
>>57 雷蔵を馬鹿にするな!
ポール・ボウルズの「天蓋の空」はベルトリッチが映画化してたけど
わりと好きな映画だった。坂本龍一が音楽を担当していたこともあっ
て日本では派手な宣伝がされたけど商業的には惨敗だっったようです
ね。
63 :
thirteen:02/11/08 20:01
文学板だとやっぱそれなりにスノッブな雰囲気になりますね。
>>62 ベルトリッチって日本で商業的にはどうなんですか?
ラストエンペラーはヒットしたらしいけど
>>64 国民性かんがえるとイケそうやけど
映画=娯楽 と考えるとアカンやろなぁ
66 :
吾輩は名無しである:02/11/08 21:20
青山真治のhelplessって面白い?
最近やってたので録画はしといたが、まだ見てない
67 :
吾輩は名無しである:02/11/09 22:02
昔、武満徹の本で(『夢の引用』だっけ)ミハルコフの『愛の奴隷』を引いて
ベタぼめしていたのを覚えてる。武満さんはミハルコフやタルコフスキーが
好きだったよなぁ… あの頃よく対談していた蓮実はタルコフスキーは良かった
けどミハルコフは駄目だった、ということか?
蓮實はタルコも嫌いだよ!
でも大人だから相手に話し合わせるんだよ!
それに武満さん相手だし、許せるんだ!
淀川さん相手にもチクチク行くからね!
でもちゃんと合わせる!
金井とは大違いさ!
即レス、なんだかテンション高いな。
いまTVで「愛と情熱のなんとか・・・」ってやってますね。
ケリーチャンの日本語違和感ありすぎ。
ついでに最近見たリンチの「マルホランド・ドライブ」、映画板に
行く気しないんでよく分からないところを誰かこっそり教えてくれませんか?
@殺し屋ジョーが奪ったブラックリストの本って一体なに?
Aあのニヤニヤ笑う老夫婦ってなんなの?
Bあの青い箱の意味は何?
(一応、「完全読解」とかいうのは読んだけど)
70 :
吾輩は名無しである:02/11/10 00:14
>>66 映画に詳しくない友達と見に行って、俺は面白いと感心したのだけど、
友達は何じゃこれといった感じだった。
ブレの多い青山の映画としては、まとまった佳作だと思うけど、
やっぱり白痴の女の子とか、レストランのシーンとか、後味はよくないかもね。
中上の影響とか、天皇制とかメタファー探しに躍起になるよか、
楽しめばいいんだけど。
昨日『ロード・トゥ・パーディション』観て来た(遅)。
あまりにきれいに作りすぎると、逆に感動が抑制される。
ポール・ニューマンは良い。トム・ハンクスはどうもかっこよすぎるが
良い。ジュード・ロウは特にどうということもない。
「きちんとした」映画とは言えるが、こじんまりしすぎてるかなぁ。
DVD2500円シリーズを買いだめしてきた。
その中で「モンティパイソン・人生狂騒曲」を見た。
シーマンはこの映画のパクリだったのね。得たのはこれだけだった。
73 :
吾輩は名無しである:02/11/18 02:34
人生狂想曲とか、AND NOWとか、モンティ・パイソンは映画版はイマイチだね。
TVシリーズのぶっとびがない。
74 :
吾輩は名無しである:02/11/18 08:21
山田洋次の新作邦画…なんたっけか時代劇、前評判いやに良かったが
誰かもう観たか?
感想キボンヌ。
やっぱり来月公開の『グレースと伯爵』かな、期待は。
あ、間違った「伯爵」じゃなくて「公爵」か(笑)
77 :
thirteen:02/11/18 20:23
俺はヘルツォークの新作にDOKIDOKIしてるぜ!
78 :
吾輩は名無しである:02/11/18 22:21
「テキサスの5人の仲間」おもろかったでつ
>>77 つーか、ヘルツォークって生きてたんだな。
80 :
吾輩は名無しである:02/11/18 23:15
日本じゃヘルツォークはヴェンダースに抑圧されている
いや、総長にと言うべきか。そして俺は見てこなかった。
ちょっと後悔
ドイツ映画ってヘボいと思われてる
83 :
吾輩は名無しである:02/11/18 23:37
ドイツ映画特集とかやったとしても、必ず「カリガリ博士」や
ラングまで逆上ってしまうね。
ファスビンダー、ヘルツォーク、ヴェンダースじゃもたないもんな。
ストローブ=ユイレというのもあるけどな。
私はどうも苦手。
最近の「ラン・ローラ・ラン」なんて典型的なドイツの野暮さが出てたと
思った。
84 :
アンチ☆ニヒリスト ◆a9ChINOVJ2 :02/11/18 23:43
蓮実は戦後ドイツは映画界が崩壊した、っつってたね。
「ラン・ローラ・ラン」は見てないんだけど、高橋源一郎がわりと誉めてたなぁ。
情けない男が主人公で、なんで女はこの男を助けるんだろう、って不思議に思える
ような設定らしいね。
「ラン・ローラ・ラン」最高じゃん。
86 :
吾輩は名無しである:02/11/18 23:56
ダサいところがまあ、かわいいのかもね。
「ラン・ローラ・ラン」
まあ、その点90年代的な映画なんでしょ。
87 :
◆GQgggggggg :02/11/18 23:58
エルンスト・ルビッチやマイク・ニコルズはドイツ生まれだし、ビリー・ワイルダーはオーストリア生まれ。
しかし、彼らはナチのユダヤ人狩りに遭ってアメリカへ逃げて行ってしまった。
フリッツ・ラングやG・W・パプストなど戦前のドイツ=オーストリア映画の大立者にもユダヤ系が多い。
これらの才能あるユダヤ系映画人を追放してしまったことが、今日のドイツ=オーストリア映画の不振に影響しているといえる。
>>87 宿敵よしお(美香)が亡くなって良かったね。
89 :
吾輩は名無しである:02/11/19 00:42
文学板的にナチスの記録映画撮った婆さんはどう?
ああレニ・リーフェンシュタール。ハゲシクキシュツ?
90 :
吾輩は名無しである:02/11/19 00:46
婆さん繋がりで現代美術の日本人の婆さん(確か草間?)はどう?
91 :
吾輩は名無しである:02/11/19 01:01
>>89 いいじゃん、あの婆さんはホネがあって。
ナチス映画を撮ったばかりに叩かれ続けて、そんでも数多くの訴訟を
全部逃げずに戦って一々勝ってきて、やっと新作を発表しようとしたらば
また叩かれて…。んでも70歳過ぎからダイビング始めたらば、
水中記録映画を採ってキッチリ作品化しちまったというし、、、、
すげぇ婆さんであることは間違いないな。ガイシュツデツカ?
今更だけどウッディアレンにはまってます。
文学であらわせない笑いの間みたいなのが最高にイイ!
93 :
吾輩は名無しである:02/11/19 02:07
ギャツビー見なきゃいけないんだけど(授業で)あれ面白いの?映画は。
94 :
吾輩は名無しである:02/11/19 02:20
PolaXとピアニストがよかった。
忍者鳥取君のメール欄がmageって云うのは面白いですね。
チャップリンの映画が見たいんだけど、時間が無い今日この頃。
96 :
吾輩は名無しである:02/11/19 02:35
PolaXを褒めるのは勇気がいるし、偉いと思う。
私も好きだぞ。
97 :
吾輩は名無しである:02/11/19 02:43
メルヴィルのやつだっけ?
98 :
吾輩は名無しである:02/11/19 09:00
現代の国民文学といえば「ハリーポッター」だろ。
ポーラXの最後はドリフのコントみたいだった。
Pola Xは、言われるほどメルヴィルの原作から外れてないと思う。
もちろん前衛音楽家については?だけど、
「あの黒い血管が破裂してしまった。そしてここにあるもの、それは
世界を襲った大洪水の難破の跡―全生命がここに打ち揚げられよう
とは!」
なんて台詞を、ああいうふうに映像化して見せるところが、カラックス
らしくて好き。ピエールの「あいまいさ」も良く出ていたと思うし。
カラックスっていわゆる映画狂なのに
ヘンに文学(主義?)的なところがあって好き
濃いーので疲れてるときは見たくないけどね
そういえばドニは今何してるのかね?
102 :
無名草子さん:02/11/19 11:53
SABU監督の作品って面白い?
103 :
吾輩は名無しである:02/11/19 17:33
ジェームズコバーンに合掌
>>102 こないだテレヴィジョンで「弾丸ランナー」やってたけど、
正直???
104 :
吾輩は名無しである:02/11/19 20:23
仕方がない、煽りに乗ってやろう
「ロードトゥパーディション」を劇場に見に行く神経もどうかと思うが
'90年代から映画を意識的に見始めたハナタレに
映画について語る資格があるなどとは到底思えないのだが。
(たとえば2001年に初めて「2001年宇宙の旅」を見た奴とか(笑))
君ら「ストリートオブファイヤー」も「フットルース」も「バックトゥザフューチャー」も
全部”リアルタイム”で(つまりスクリーンで)見たんかい!
カラックスなら話題になるのがもうダメポの「ポーラX」かよ!!!
誰が「ボーイミーツガール」や「汚れた血」を”リアルタイム”で見たんだ?
誰があの、我々の期待を大いに外してくれた「ポンヌフの恋人」に胸をふくらませて駆け付けたというのか?
だから君らは甘ちゃんなんだよ。DVDとかオモチャみたいなので映画見て、映画とか語ってんな、ボケが。
まぁジェームズ・コバーンが亡くなったのは残念な事なわけだが。
105 :
吾輩は名無しである:02/11/19 20:27
>たとえば2001年に初めて「2001年宇宙の旅」を見た奴とか(笑)
コレワロタ。
106 :
吾輩は名無しである:02/11/19 20:31
関係ないですがPolaのお菓子やジュースは化粧品の味がします。
107 :
吾輩は名無しである:02/11/19 20:31
おっさんしか映画は語れねーのか。
108 :
吾輩は名無しである:02/11/19 20:36
久し振りにこんな傲慢な人見ました。
ま、君らは'90年代のオモチャみたいな映画を見て、ワイワイ騒いでいればいいよ。
イタタ
111 :
無名草子さん:02/11/19 20:50
汚れた血よりはポンヌフの恋人のが出来良いよ
ボーイ>ポンヌフ>>血だな
112 :
吾輩は名無しである:02/11/19 20:52
>>111 センスないね。
ポンヌフの方が好きっていうならわかるけど(藁
んじゃあ、逆に煽ってみよう。
すごいな、初版本しか読まないとか、古典しか文学とは認めないとか、
そういう系統の意見か?>104
んじゃあ、あなたは自分の人生が与えてくれる、限定的な時代の作品に
ついてしか逆に語れないんですね、なんと悲しいことだ…。
スクリーンが絶対だと言うのは、確かに映画というものに関してはある程度
頷けるものがある。だからといって、そのスクリーンという機会にたまたま
接することができなかった人の意見を聞くに値しないものだとして排除する
のは愚の骨頂。
だいたい、
>「ロードトゥパーディション」を劇場に見に行く神経もどうかと思うが
自分が観に行っていない、触れてもいないものに対して最初から断定を下す
のは、批評ではなく単なる知ったかぶりの阿呆でしかない。どんな愚作でも
読んでから批評するのが当然ですね、子供でも分かることだが。
以上。あとはオヤジだけが好き勝手にしゃべくっててくれ。
>>104 ジャニーズブスみたいな意見ですね。あと、ゴダールはフランスでリアルタイムで
見た奴にしか語れないね、フランス語が出来ないなんて論外。
115 :
吾輩は名無しである:02/11/19 22:24
カラックス、ヴェンダース、侯孝賢、ジャームッシュにしても、
実力があった上で、80年代にミニシアターを賑わした映画作家も、
90年代を通じては凡作が続いた。というか、もう終わったと言い切ってしまう人もいる。
まあ、10年以上天下は続かないということなんだろうけど(ファッションにもなった)、
それに相当する人は90年代は誰がいたんだろう。
人気と実力というのが、明らかに分離されているし、はっきり言って、
ムーラン何とかとか、北欧出身の歌手がシングルマザーを演じた映画とか、
人気はあっても、どう見ても小物としか思えない、作家性の希薄さがあったように思う。
(ファン・トリアーは小物だと思う)。
2000年の最初のディケードにおいて、今その人気と実力の両立という幸福を
体現する映画作家として、私が思うのは、下記の三人かな。
みんなミニシアター・オンリーではない。
異論とか、付け加えるのがあったら、言ってね。
黒沢清、ポール・トーマス・アンダーソン(マグノリア)、
クリストファー・ノーラン(メメント)。
ポール・トーマス・アンダーソンについては、マグノリアで失望した人も
(そんなことはないと思うが)、次作(パンチ・ドランク・ラブ)は溜飲を下げるだろう。
というか、大当たりしそうだ。
そりゃ、文学板でもてそうなマイナー系の実力派もいるけど、バブルの頃の
ヴェンダースのような両立という点から考えたら、この3人だと思う。
116 :
吾輩は名無しである:02/11/19 22:30
ゴーストドッグはつまらなかった。
>>114 ハァ? うんこですかァ? おまえ「気狂いピエロ」でもリアルタイムで
見ているんですかァ? ゴダール作品をフランス語で見てその何パーセントを
理解しているんですかァ? 馬鹿じゃないのこいつ。
>>113 あまり煽りがうまくないね。
そうねえ、
>人生が与えてくれる、限定的な時代の作品に
>ついてしか逆に語れないんですね
…これについては多少同意かな。後付けの勉強で無理矢理補強した
言論なんて取るに足らないと思うね。だから僕は若い人の言うこと
なんてほとんど信用していないし。
映画の場合、ごく若い、まだ心が柔らかい頃に足を棒にして
フィルムを見て廻った、という体験がなければ語れない部分はある。
今は何でもレンタル・ビデオで済ましている人が大半だけどね。昔は
エイゼンシュタインも、ベルイマンの希少作品もダダイストたちの実験映画も
小さな上映会のようなところでなければ見ることはできなかった。
今のようにコンビニのように簡単にそれらが手に取れる環境は、むしろ
映画に対する文化的価値を引き下げていると思うね(これは私見だが)。
時代的な状況、個人的な状況、フィルムの物質的な環境が揃って
初めて個人的なフィルム体験が成立するんだよ。映画は単なる精査の
対象となる“作品”なのではない。というよりもそれそのものが
フェティッシュの対象なんだよ。
119 :
吾輩は名無しである:02/11/19 22:37
>>117のメンタリティはイヤミと変わりありません。
と、いうわけで、ちなみに私が最近ビデオで見直した(見た)映画。
アイズ・ワイド・シャット(キューブリック)
マルホランド・ドライブ(リンチ)
裸のランチ(クローネンバーグ)
博士の異常な愛情(キューブリック)
華氏451(トリュフォー)
未知への飛行(ルメット)
五月の七日間(フランケンハイマー)
(我れながらベタだなぁ… と思う。ちなみに「マルホ」「五月の〜」以外は
すべて再見。)
当然「博士の〜」と「未知への飛行」と「五月の七日間」は意図的に
続けて見た(「未知への飛行」の後に「渚にて」を見ればもっと
完璧なのだが)。それぞれ同じ題材を扱っても、演出によって
まったく異なる作風になるのがおもしろい。それぞれ、キューブ
リックの冷たいシニシズム、ルメットの真率さ・生真面目さ、
フランケンハイマーの正義感。。。
「未知への飛行」のラストはロブ=グリエの「ニューヨーク革命計画」
を思い出させる(いや関係ないけど)。「五月の七日間」のラストの
大統領(F.マーチ)の演説には、ふ、不覚にも感動してしまった・・・。
121 :
吾輩は名無しである:02/11/19 23:30
THE RING
122 :
吾輩は名無しである:02/11/19 23:59
映画館主義、東京の映画狂、しかし死ねフィル
特権的な場所でしか成立しない出来事は文学的に否定されるべである、路地のように
翻訳でしか語れない文学もある
という関西人の嫉妬ですけど
でも複製技術バンザイ!もう21世紀なんだし
123 :
吾輩は名無しである:02/11/20 00:04
>>117 言ってることは正論かもしれないが、それにもかかわらず新しい
見方を見つけていくのが僕たち(若者ね)のやり方でしかないのは自明なんだから
そこからはじめなきゃどうしようもないわけで、
それを真っ向から否定しては何にも見つからないとおもう。
映画って歴史的なもので
その映画史の中で起きたさまざまなことも歴史だなーて感じのが多い
といいつつ・・・なんだろ?
ヘイズ・コードとか、赤狩りとか、西部劇や時代劇というジャンルの隆盛とかかな
わかんねーけど。ビデオとかもそういう映画の歴史の一部かなと
いかれオヤジ>>
とーぜん「ナポレオン」もオケ付で見ておられるのでしょうね。
スクリーン体験で威張れるのって、それくらいなんじゃない?
実際のところ。
あの東京でのたった3日間の興行のうち、どこかでスレ違って
いるかしら私たち…ふふっ。
戦艦ポチョムキンはオケ付で観たぞ。
調布で
127 :
吾輩は名無しである:02/11/20 01:06
てか映画のフィルムだってばんばん複製されてんだけどさ。
ハスミにしろ山田にしろ現代美術の知識ほぼ皆無。まあ、映画は頭つかわなくて
もいいけどねw そのてん楽しいといえる。
128 :
吾輩は名無しである:02/11/20 01:08
後向きに走っているその不様さぶりをたがいに誉めあっているのが映画でつ
129 :
吾輩は名無しである:02/11/20 01:09
クーベルカくらいだろう? でもってバーニーに釣られた映画オタども多数
爆死
130 :
吾輩は名無しである:02/11/20 01:22
>>117 >コンビニのように簡単にそれらが手に取れる環境は、むしろ
>映画に対する文化的価値を引き下げていると思うね
それはあるかもしれないね。しかし君の物言いもすごいね。
映画板にはこういう人がたくさんいるんだろうなってことで、今から映画板覗いてみます。
131 :
吾輩は名無しである:02/11/20 02:37
お聞きしますが、映画に詳しい方に質問。エイズ差別を助長させる
映画ってありますか?近年の作品でこの10年内の作品で。
プリシラ
>今のようにコンビニのように簡単にそれらが手に取れる環境は、むしろ
>映画に対する文化的価値を引き下げていると思うね(これは私見だが)。
>時代的な状況、個人的な状況、フィルムの物質的な環境が揃って
>初めて個人的なフィルム体験が成立するんだよ。映画は単なる精査の
>対象となる“作品”なのではない。というよりもそれそのものが
>フェティッシュの対象なんだよ。
簡単に作品を手に取れる状況をを複製技術時代の芸術であるとして素直に受け
入れず、殊更に固有の翻訳・再現不可能な体験に拘ることは、結局のところ
「俺はこれをリアルタイムで見てるんだぜ、お前らは見てないだろ。
そして俺はこんなに知識もあって経験もあるんだぜ、お前らは結局知識は
あっても経験は後付けだろ、ふふん」
という自己権威化(つぼ入りのオタク化とも言う)にしか繋がらない。当たり
前のことだが。「フェティッシュ」とは不自然なものであり、人が殊更に
あるものを呪物として畏敬の念を抱くことから生じるものであるが、これは
客観化と言うよりもむしろ主観の肥大の産物である。
真に批評眼を備えたものであれば、メディアの如何にかかわらず、その作品
自体に集中しようとする。もちろん、その作品が作られた特定の時代状況が
作品を構成する背景となっている場合も多く、その際には時代の雰囲気を
知っていることは多少役に立つ。しかし、離れているからこそ強く突くことも、
時には可能であり、作品は固定された体験に帰するよりも、限りない読み替え
の契機と考えるべきだ(まあ、ゴダールやロブ=グリエなんかを「リアル
タイム」で観ているんなら、その程度のことは理解できるはずだが)。
華氏451を観たなら、個人が本に「なる」ことが、素晴らしいことであると
同時に歪んだことでもあると認識できたはずだが?本が燃やされずに簡単に
手にとることができる、そしてさまざまな折にふれ、古いものが新しいものと
重なり合いすれ違いできるのは、(捨てられるものも多くなるとは言え)
一概に非難されるべきことではない。
134 :
吾輩は名無しである:02/11/20 03:16
キリング・ゾーイってキワモノの部類に入るんでしょうか?
135 :
吾輩は名無しである:02/11/20 03:46
「簡単に作品を手に取れる」という流通の問題と「複製技術」そのものを、
安易に結びつけてはいけない。ixionも呆けてしまったのか?
136 :
吾輩は名無しである:02/11/20 03:51
137 :
吾輩は名無しである:02/11/20 03:53
?
138 :
吾輩は名無しである:02/11/20 03:55
>>135 「複製技術そのもの」と「複製技術世代」とは別物だ。わからないのかね?
139 :
吾輩は名無しである:02/11/20 03:59
まるでわかりませんが?
140 :
吾輩は名無しである:02/11/20 04:04
>>139は科学全般と社会学と言語学を勉強すべし。
141 :
吾輩は名無しである:02/11/20 04:21
例えば、活版印刷の革新性が顕揚され過ぎる時、輪転機の発明を待たな
ければそうした「技術」の持ちうる可能性も潜在的なものたり続けるの
だと、かつて誰かが本を書いていたけど、「複製技術世代」なる言葉は
どこかで密かに流通しているタームか何かなのかな?
そも「複製技術」の多岐に渡る「流通」を介して、安易に「世代」など
といえなくなっているのだと感じられているのだが。
そんな一言で何かを言った気になられても、こちらは本当にまるでわか
らないんだけど。
ixionは「複製芸術時代」と書きこんでいるんだけどね。
嘘、複製技術時代の芸術ですた。
>「簡単に作品を手に取れる」という流通の問題と「複製技術」そのものを、
>安易に結びつけてはいけない。ixionも呆けてしまったのか?
あ、ごめん、ベンヤミンの文脈無視してた、浮かんだ言葉そのまま書いた
もんで^^;単に一回性の体験と複製され反復消費されうる体験との対比の
つもりで書いてたわ。
流通、というのは経路であるわけで、経路批判をしても仕方ないと思うんだ
よね。もし作品が鑑賞される経路が作品の評価を歪めうるのなら、作者という
のは自分の作品が観られる/読まれる場をあらかじめ「限定」するほどの権威
者でなければならず、さらに鑑賞者も作者によって「限定」された特権を享受
する者しか認められないことになる。銀幕こそが映画である、というのはある
程度分かる(学校サボって映画行ったり、週末に映画館はしごしていた俺の個人
的な感慨として)。しかし、例えばジェームズ・コバーンなら、もちろん
どこぞのお方は『荒野の七人』『大脱走』『シャレード』なんかをリアル
タイムでご覧になられていらっしゃいましまされておるのだろうが、たとえ
ラッセル・バンクスの小説にほれ込んだ奴が前知識なしに『アフリクション』
を観て、「お、このオヤジいいじゃん」と思って、さらに『戦争のはらわた』
をビデオで借りて、「うーん、こんな戦争映画もあったのか」と思い、さらに
さらにさかのぼって初期作品を観て、コバーンを好きになってもいいはずだ。
ほれ込み方、の問題であって、それを「90年代は〜」とか「リアルタイムの
スクリーンで〜」どうこう言うのは、批評ではなくただのオヤジの与太話に
過ぎない。
あの映画(小説)で個人が本に「なった」のは抑圧された状況に
あったからだよね?翻ってみれば、抑圧があったからこそ自身がそれ
自体になれるほどに対象と向き合うことが出来たのかもしれない。
今日の社会では、流通経路の整備、アーカイヴ化などが進み、本にしろ
映画にしろ、好きなときに好きなものが手に入れられる状態になっている。
工藤先生のウイングマン話じゃないけど、ひょっとしたら不便さなりの
抑圧があってこそより真摯に対象に向かい合うことが出来るのかもしれない。
金持ちのプレイボーイよりもムサい肉体労働者のほうが充実したセックスを
するとかさ。かといって好きな本も映画も見れない管理社会なんてまぴらだけど。
あー何かこんな気分だけで書いた文なんて駄目駄目だな。鬱死・・・
すばらしい。全く、すばらしい。君らの上のゴタクは聞き飽きたよ。
まあ一言言っておくと、複製技術の時代と流通のシステムは同時にやってきた
と思うけどね。(ボードレールの時代にね。)それぞれが互いを必要としてね。
もともと映画自体が大衆向けの大量消費型娯楽として発展してきたと思うし。
ベンヤミンが言っていることの大半もゴタクだし、映画を取巻く環境が変わってしまった今では
時代遅れで参考にはならんが、同じベンヤミンでも「エードゥワルド・フックス論 ―― 収集家と歴史家」は素晴らしい。
ここにはアーカイブの欲望が如何に倒錯した情欲によって基礎付けられているかがよく分かる。
「そして錬金術師が金を作ろうという下賎な欲望のもとに、その中で遊星や四大が一緒になって
霊魂を宿した人間の姿をとるような化合物の探求を結び付けたのと同じように、この収集家は所有したい
という下賎な願望を満足させることで、創作されたものの中で生産力と大衆が結び付いて、
歴史を造り出す人間の姿になるような芸術の探求を企てた。」
う〜ん…マンダム。我々は収集家でもないし、個人的な収集が芸術鑑賞の寄与になる
とも思えんが、シネマテークやフィルムセンターや、はたまたTSUTAYAはそうした
複製技術時代の大衆的なアーカイブの欲望&歴史の創設に寄与しているのかもしれない。
もともと書物と映画の、メディア的な形態の相違は分かり切ったことでしょう?
書物はもともと個人的なものだった。映画は上映されるものだった。ベンヤミンの論はビデオカセットや
DVDが出て来てはじめて有効な論かもしれない。書物はいつ何時、読者によって嬲りものにされても
おかしくないものだった。(だからくだらない“文芸評論”などが生まれたわけだが。)かつての映画はそれを
許さないものだった。昔の映画評論家がいかに記憶力を必要とし、時としてそれを誇示していたかを
知っているだろう。今の映画の研究は書物とおなじくアーカイブを漁った死体解剖にすぎない。それこそ
ベンヤミンが言っていたことじゃあるまいか。
映画話なんて、それこそ主観的なオヤジの与太話以外の何物でもないって知らなかったのか?
馬鹿みたいに書物を漁っている人間もいるが、映画を見るのに知識なんか必要ないね。
大人になってから見た昔の旧作について、シコシコ物の本でも見ながら知ったかぶりして
書いている文章なんざあ、想像するだに笑えてくる。
大都市でもない限り、ビデオDVD以外で古いマイナーな
映画に触れられる場所なんてないんですけど。
それでも皆ビデオ屋を何件もはしごしたり、DVD買ったりして、
なんとか観たい作品を探してます。それを、
>コンビニのように簡単にそれらが手に取れる環境は、むしろ
>映画に対する文化的価値を引き下げていると思うね
と、言うならとっくに腐った映画文化なんか死んでしまえ!
いかれオヤジ>>
明けて、もひとつ思い出したが、日本最後のパノラマスコープである
テアトル東京の最終日にも行きましたか?
私は最終日の前の日に、前から2番目で観て(いつもは一番前の
まんなかと決めているが)目がヒラメのようになった。
あれは確かにおうちのビデオでは体験できません。
自慢は棒打ちでなく、リスト化されると読みやすいし、みなで
チェックしやすい。人と差をつけることでしか物を語れない場合は、
栄えるようそれなりの工夫をして表現してみよう。
加えて――
書物も映画も、作り手が注いだ愛が、時空を超えて普遍的に
鑑賞者に響くものじゃないか。
それは、物的、生物的、社会的存在でしかあり得ない人間の
決定論的側面を超克しようとする自由論的側面の美しき表徴
であると思う。
作品にただ感応せずに、流通やら文化的価値やら形態やら
周辺のことばかり語っていてどうする?
あなたの文章は、時空を超えて響いてこない。
その理由は明確――愛がないからダメなのだ。
>映画話なんて、それこそ主観的なオヤジの与太話以外の何物でもない
>って知らなかったのか?
その言葉を書いているあなた自身が、その言葉を裏切るようにして自分の
語る言葉が与太ではないと見せかけようとして権威化のための引用などを
しているのをみると、こちらこそ言いたくなる。
おやじの与太話というなら、なぜ殊更に自分が貴族であると証明しようと
するのか?
あなたはボードレールの時代を生きていないのに、なぜその時代に複製技術の
時代と流通のシステムは同時にやってきたなどと言えるのか、それはあなたが
伝えられた言葉を読み取っているからその情報を得ているに過ぎない。
それを情報の流通と言うなら、では映画が伝えようとするものはその時代、
そしてスクリーンを通して以外には流通し得ないと、考えうる根拠は何か?
>複製技術時代の大衆的なアーカイブの欲望&歴史の創設
が存在することは認める。だが、あなたが「実際に」観た、たかだか数百の
映画から、いかにして「大衆」や「歴史の創出」などという大言壮語が出て
くるのか?そういう物言いですらも
>シコシコ物の本でも見ながら知ったかぶりして書いている文章
でしかない。
所詮、バベルの図書館から逃れて自由貴族然として「マンダム」などと呟く
のは、馬鹿の幻想でしかない、ということです。ていうか、いい加減煽りは
やめて、きちんと自分が愛してスクリーンで同時代に観た映画について「だけ」
語ればいい。他人を排斥するだけの論理性があなたには欠如しているのだから。
うーん、飽きた。奴隷なのに貴族のふりして他人を差別する奴の悲しさは、
誰でも見て分かることだろうしなぁ…もう少し違う路線が欲しい^^;
ロッキーホラーショーって名画座落ちしてもずーっとロングランして
たよね。見に来てる客は映画と同じように台詞をしゃべるわ歌は歌うわ、
すごく面白かった。知らない人同士が映画を通して一緒に同じように
楽しむ、、、そんな場所ってやっぱいいね。
ある意味、
>>147のいう映画って空間を楽しむってことじゃないかって
勝手に思った。ヨコレス、ワルイ
インドで映画館に行ったときは、観客は歌うは踊るは火を焚くわでもう凄かったよ。
あいうマサラムービー(?)は、劇場でみるのと家でみるのとでは全然違うんだろうな。
それだったら、ドラえもんの映画は毎回そうだったなぁ<空間を楽しむ
ただし、子供には、という限定が付くけどね^^;
あと、E.T.は映画館で隣の親と指くっつけ合ってる子供(俺もその中の
1人)がたくさんいた。これは空間の共有ではない?
でも、こういう映画は「劇場に見に行く神経もどうかと思うが」とか言われる
んだろうね^^; あと『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、part1よりも
2を観に行く時にさらにワクワクした。開場の3時間前からジョージ・ガイブ
(だっけ?)のノベライズ読みながら待ってる時間に、同じく待ってた年上の
知らないにーちゃんと盛り上がって話したりした。
どうでもいい昔の話でした。毎日映画漬けだったもんなぁ…。
>>153 そうそう、だからそういう方向性の愛ある自慢話が聞きたいのですよ。
四谷のイメージフォーラムでやってた寺山修司のフィルム。
上演後、スクリーンだった白い板にくぎを打ちつけて出てきたよ…とか。
(寺山は、芝居においても、劇場空間に対して意識的な人だったから。)
官能的なのを観たとき、前にすわっていた女の横腹をツンツン
しちゃったよ…とか(それは、こっちには迷惑だったなw)。
最近映画館で爆笑したのは「アザーズ」(ちょい古いけど)。
妻の元へ戦争からボロボロで帰ってきた夫がそのまま二人ベッドインする
シーンで、奥さんに連れられて見にきてた隣のおやじが
「風呂に入ってからしろよ!」「きたねーなー、だろ?」ってほざいた。
周りは笑いを堪えるのに必死だった
人間っていうか、オヤジっていいよね。かわいいよ。
158 :
141以来の再訪:02/11/21 01:45
両陣営の論ともに、大雑把すぎる気がするなぁ。
159 :
吾輩は名無しである:02/11/21 02:05
ハスミがさ、9.11の映像について聞かれてさ、映画の一回性を引き合いにだして、
ひねくりかえしてただろ? 複製バンバンなのに、「一」とは何事よw
もうちょっとさ、反復と偏在のあり得方について考えたほうがいいよ、「ニューシネマパラダイス」
みたいなもんに泣いてないでさ。どっかでフィルム発見されたとか、馬鹿じゃないの?
見られていないものを見て語ってどうすんの?
160 :
吾輩は名無しである:02/11/21 02:14
大雑把というより、短絡的なイメージの連鎖に任せて言葉を駆ることで、
感情のままになされる反論や揶揄中傷が優先されているってことなのか?
161 :
吾輩は名無しである:02/11/21 02:19
此処には、とうに使い古された「鏡」さえが、欠けている。
162 :
吾輩は名無しである:02/11/21 02:22
>短絡的なイメージの連鎖
それと「映画はひとりで見るものだ」っていうハスミ的幻想と、「映画は
ひとりで上映するものだ」っていう幻想がないまぜになって、後ムキの
珍走ぶりをさらしてるってこつだろうな。
163 :
吾輩は名無しである:02/11/21 02:35
結局、個々の体験の特権性を擁護する行為であることには変わりないわけだし、
下品な馬鹿にマジレスするよか、まったり具体的な映画の話でもしようや。
164 :
159=162:02/11/21 02:49
>まったり具体的な映画の話でもしようや。
禿しく同意
165 :
吾輩は名無しである:02/11/21 02:50
真の雑談スレ、満を持してついに始動
>>117 >今のようにコンビニのように簡単にそれらが手に取れる環境は、むしろ
>映画に対する文化的価値を引き下げていると思うね(これは私見だが)。
>時代的な状況、個人的な状況、フィルムの物質的な環境が揃って
>初めて個人的なフィルム体験が成立するんだよ。映画は単なる精査の
>対象となる“作品”なのではない。というよりもそれそのものが
>フェティッシュの対象なんだよ。
あ、そら、全然違うな。
映画としての完成度をもった作品ならば、たとえ小型のTV画面からだろうと、
その膂力でもって観る者を「鷲掴み」にする力がある。
そこに込められた真髄(エッセンス)は、「意味」を分析しえない年代の子供の感性をも
ガッシリと掴んで離さない。何がなんだかわからないまま、衝撃の感覚は深く
残存し、映画そのものへの志向と感覚の苗床ともなる。
そして
後年たまたま名画座のスクリーンで「正式に」観ることがあるとすれば、
それは小さなTV画面で観た時の衝撃をそのまま鮮やかに甦らせ、
その上に、それまでに育てた眼識や人生経験に応じた深さの鑑賞を実現させる。
だが、根本の「感動の質」は変わらないんだ、小さなTV画面にもそれは在り、
ホンモノは言わばフラクタルなんだよ。
(続き)
だから、より多くに人間の眼に触れうる環境が整うということは、実に
文化的価値を引き上げているわけだ。
アフガンやアフリカの難民キャンプに、小さなTVでもいいから持ち込んで
戦争で疲れた子供達に、たくさんの優れた映画を見せたいと・・・思わないか?
167に同意しながら、
>>167 いや、私がとんでいって紙芝居をやってあげたいw。
論の主旨からズレて申し訳ないですが――
気持ちはわかる。しかし、難民キャンプにTVはいけない。
国際援助でよく引き合いに出される中国のことわざに、
「魚を与えるより釣りのやり方を教えよ」というのがある。
紙芝居をやるついでに、紙と鉛筆をもっていってその作り方も
教えるのがいい。これは既に、ベトナムやラオスで実践されて
いますが。もっと言うなら、文学板の住人ならば、ストーリー
テリングをするべきだ…なんてね。
事ほどさように、映画であれビデオであれ「装置」と切り離して
語れないものなのかな…とは思う。フィルムがなくなりつつあり
デジタル化が進むこの時代にあっても、しかり。
>>159 「ニューシネマ〜」はついつい泣いてはしまうのだけれど、
子ども使うのはズルいよね、うまく「作られた」映画だよね、と
確かに思う。古き映画時代へのオマージュとしては、
「グッドモーニング、バビロン!」がスマートで好きだけれど、
その手のオマージュもので皆さん何かお好きなものありますか?
169 :
吾輩は名無しである:02/11/21 10:27
>映画であれビデオであれ「装置」と切り離して語れないものなのかな
意味なく勝手に癒着して愉悦に浸っているのはてめえだろう。
二流スノッブが。
170 :
吾輩は名無しである:02/11/21 10:28
171 :
吾輩は名無しである:02/11/21 10:50
>>168 いやいや、子供を使っていてもシネフィルのような
人種までをも感動させる作品は多々ありますぞい。
例えば今ふと思いついたのはトリュフォー。
この人の初期短篇『あこがれ』なんていうのは
とても良かった。悪ガキ達が、あこがれの女性を
追い掛けまわして、その女性が乗った後の
自転車のサドルに、そっと唇を寄せるシーンの
ゆるやかなエロティシズム。
あるいは『思春期』における、あの少年少女たちの喧騒。
そして幼いキスを交わす二人の子供の感動的場面。
あ、そういや後者の作品はトリュフォー自身が
小説化もしてるよね。
>>169 ずっき〜ん。
>意味なく勝手に癒着して愉悦に浸っているのはてめえだろう。
>二流スノッブが。
「あまり意味がないと思われるのに、ひとりよがりに結合(癒着
は意味が違う)させて何かに得心している様子なのは、どうかな?」
と、私なら書く。まあ、それではさらし揚げの用をなさないがw。
ご存じのように「マダム」というのは、既婚婦人の総称であり、
真のスノッブであろうと、二流スノッブであろうと、品のない
女性であろうと、そう呼ばれるところのものである。
それにあの文脈は、この場を借りて「援助」のあり方をちょいと
語りたくなったわけであり(文学が取り上げてもいいアクチュアル
な問題でもあろうから)、流れを意識して強引にまとめに入った
ものなのだ…と、察してよ。
まあ、映画の話でもしようやね。
173 :
吾輩は名無しである:02/11/21 11:25
今、その出来栄えを秘かに期待している映画がある。
それはモー娘。の映画なのだ。
何故かといえば『仔犬ダンの物語』は澤井信一郎で、
『お菓子な大冒険』は樋口しんじの監督作品だからだ!
公開は来月14日である。おまえら観るべし!
174 :
吾輩は名無しである:02/11/21 11:29
つーか来月の1日は映画の日だよな。
お薦め作品教えて下せい。
175 :
吾輩は名無しである:02/11/21 14:21
文学板のレベルの低さにはガッカリ。
俺様のBEST3は
1.アルマゲドン
2.パールハーバー
3.タイタニック
それやるんなら、「天と地と」とか「北京原人Who Are You?」
とか「クライシス2050」とか、もう少しマニアック路線に走って
欲しい<俺様BEST3
>>168 無意味な饒舌で話を逸らすなw 自分のチンケな次元でしか
モノが見れず語れずに、全てをそのレベルへ引き下げて
くだらん喋りへ堕してしまうのを“井戸端会議カキコ”というw
典型的だなw 喋らずに沈思し熟慮する姿勢を、真似でもいいから
やってみろ一度くらいはw
>>175 選び方が厨房そのまんま?
『天井桟敷の人々』は『地獄の黙示録』は『2001年宇宙の旅』は
『ブレード・ランナー』は・…etc,etc,etc・…どったの?
179 :
吾輩は名無しである:02/11/21 14:36
いや 175=179だろう?w
>>168 映画じゃなくてロックだけど、
キャメロン クロウの『あの頃ペニーレインと』は良かった。
子供映画でも、ラッセ ハルストレムの『マイ ライフ アズ ア ドッグ』や
『やかまし村〜』2作、ジェーン カンピオンの『エンジェル アット マイテーブル 』
(この人の中でいちばん良いと思う)なんかには、ちっともあざとさ感じなかった。
>>176 ナイス!
『宣戦布告』の佐藤慶と夏八木は、久々ツボな役どころだったなあ。
>>177 <沈思熟慮する真似の図>
∧∧
(,/⌒ヽ
,/ ヽ
(____")
↑
ずれて鬱。
難しいなAAって。
184 :
吾輩は名無しである:02/11/21 22:55
175はネタでもひねりが欲しい
185 :
吾輩は名無しである:02/11/21 23:12
潔さを楽しむネタだよね
186 :
吾輩は名無しである:02/11/21 23:12
>>184 それじゃあ、おまいさんが手本を見せなよ。
187 :
吾輩は名無しである:02/11/21 23:15
>>186 その手のネタで馬鹿なコテハンに反発するなんてダサいからヤだよ。
188 :
吾輩は名無しである:02/11/21 23:21
>>187 ダサいからヤだよ、か。
なるほど。んじゃカッコいい人生歩んでおくれや。
ばいばい!
189 :
吾輩は名無しである:02/11/21 23:34
さあて、コテハンも厨房も淘汰したところで、まったりいこうや。
190 :
吾輩は名無しである:02/11/21 23:37
どうでもいい話かもしんないけど、
「インビテーション」っていう映画雑誌はお薦め。
文学板のレベルの低さにはガッカリ。
俺様のBEST3は
1.さよならジュピター
2.シベリア超特急2
3.ドン松五郎の生活
皆さん、暇なんですねえ。呆れました。
>>149 テアトル東京、って'81年に閉館されたんですね(しかも『天国の門』が最後の作品…)
大阪・梅田の(旧)シネラマOS劇場はテアトル東京が閉館した後も、例の半円筒・
巨大湾曲スクリーンで営業してましたよ。多分'80年代の終わりか、'90年代初頭に
閉まったんだと思う。
私は関東に移ってしまったので劇場の最期には立ち会えなかったけれど、子供の頃は
ずい分足繁く通いました。あと名古屋にもシネラマ(映写機三台使って映写する方式のことですね)
を上映できる劇場があった(1999年に閉まったらしい)。
(旧)OS劇場てのは私が子供の頃、普通にロードショーを観るために出掛けていった
映画館でした。通常の35ミリ・ヴィスタサイズの作品なども普通にここで掛けていて
とにかくスクリーンはデカかった(その代わり画面の粒子は粗かったかも)。
それと客席が山岳地帯みたいに傾斜がきつくて縦に長くてねえ、子供が階段を駆け回って
遊んでいましたよ。あんなに劇場が大規模だと、採算が合わなかったんでしょうね。今は
シネ・コンの流れのせいで分割されていくつかの映画館になったのかな?
'60〜'70年代には「2001年宇宙の旅」「ゴッドファーザー」「スター・ウォーズ」、
みんなここで上映していたようですね(ごめんなさい、私はその時の上映を見ていませんが)。
ここの目玉は、'80年代にも年に数回、自分とこの大スクリーンを誇示するために、
70ミリ・シネラマサイズの超大作を一定期間上映していたんです(一週間とか)。
私はここで両親と一緒に「ベンハー」や「十戒」を見に行きました。今となってはいい思い出です。
>>166 「膂力」ですか。お笑いの言葉使いですね。
>>153 ああそれから、あなたはそれをどこで見たんですか?「ロッキーホラーショウ」
なら、私は紛れもなく劇場で観ました。しかし大人しいもんでしたがね(笑)
まあ「特別上映」とかの形ではない、昼間の回でしたが。
いきなりですが、はじめまして。
最近わたしは何のために生きているのかさっぱり分からなくなってきたので、
やるべきことはやった上で、暇と時間を見て精神安定剤がわりにビデオかDVDで
ちょくちょく映画を見ることにしました。
そしてここに一言ずつ感想を述べてゆくことにしました。
おススメの作品を教えてもらってもいいのですが、大抵わたしは私だけの関心で
動くので作品選定はメチャクチャ、“恣意的”です。
そこでまず最初の作品。「ロス・オブ・セクシュアル・イノセンス」(マイク・フィッギス監督)
…見る価値ありません。この監督は何をやろうとしたのかさっぱり判らない。
同監督の「リービング・ラスベガス」は悪くなかったので多少関心を持ったのですが、
この監督は何か勘違いをしているようです(英米の監督には“性”を過剰に哲学的な
深遠なテーマと捉えすぎる傾向があると思う)。作中、黒味つなぎはゴダールの
真似なんでしょうか? 最後の奇妙な事件はアントニオーニを思い出させます。
はっきり言って同監督は自分をいっぱしの偉大な映画監督と同列と思い込んで実験的な
作風を試したのでしょうが、まったくさまになっていません。同監督の
「ワン・ナイト・スタンド」などでは、要所で滑稽で思わせぶりなストップモーションが
使われていたりしてお笑いものでした。よく考えてみると、この監督の「心のままに」
とかいう作品を「リービング…」の前に見たことがあって、“なぜこんなに退屈な映画なのか…”
と思ったことがあったのを思い出した。やっぱり「リービング…」は単なるフロックだったんですかね。
(「ワン・ナイト・スタンド」もW.スナイプスの“顔”は悪くないけど、どう見てもおしゃれなL.A.の
CMディレクターには見えない。おまえ、どう見てもLAのカラテか柔道のインストラクターだろっ!!、てな感じ。)
…はい、文学とは何の関係もない話題で失礼。
ジョナサン・リース=マイヤーズ? 相変わらずホモくさかった...
198 :
吾輩は名無しである:02/11/22 23:07
「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2」、あーおもしろかった。
エリザベス・シューは昔「ベストキッド」でラルフ・マッチオの相手役を
やっていたんだよな。ほっそりした可愛い娘さんていう感じだったのに
「インビジブル」ではあんなにガタイがよくなっていたのでおどろいた。
“セクシー”というか、あのウエストの肉のつき具合はすごくない? あ、
子供産んで、肉付いたのか?
199 :
吾輩は名無しである:02/11/22 23:11
エリザベス・シューは「リービングラスベガス」でオパイ出してるよ。
>>200 酒を胸に垂らしてチョメチョメ… っていうシーンでしょ。
あれで思い出すのは、なんだろう?
「ライジング・サン」かな…?(笑
ビデオやDVDを肯定すべきだ!
と思いつつ、映画館にでいい映画見ると
やっぱりフィルムじゃねーとなあ、と思う
39 :吾輩は名無しである :02/11/18 13:40
嗚呼……あなたが文芸文庫スレにいたときに、
わたしはあなたのそばにいたかった。
あなたの涙を唇で拭い去ってしまいたかった。
でもそんなわたしの青い気持ちなど、杞憂だった。
あなたはあのスレで唯一、同じハンドルネームを使いつづけている。
気丈なあなたに甘えたい。
インビジブルマンにもエリザベス・シューは出てるよね
でもリービング...が一番体当たりで良かった。
お嬢様女優だと勝手に思ってたからまさかあそこまでやるとは思わなかったし。
「心のままに」ってリチャード・ギアだっけ?ドラマのようなカメラワーク
だったけど綺麗なイメージが残ってるなぁ。ま、繊細というか普通というか。
今ムーランルージュ見たけど
三十分以上耐えられなかった……
ニコールキッドマン役あってないし
映画事態のテンションがどこかおかしい
主人公の自作だという歌が
エルトンジョンの時点でやめた
205 :
吾輩は名無しである:02/11/25 01:31
DUNE砂の惑星のテレビ版3巻組み
なんだあれ?
280分間も見させやがって
俺は怒っている
リンチに謝罪しろ
何も言わずに黒沢清を観とけ。
207 :
吾輩は名無しである:02/11/25 16:23
黒沢清は蓮実塾→Vシネという経歴のせいか、意気込みは買うんだけど台詞回し
とかがダサダサなんだよな。ヨモタンが何であんなにご執心なのかが分からんよ。
でも『Barren Illusion』は結構好き。
>>207 直接黒沢本人に対する影響はともかく
黒沢の撮ってる映画自体は意外に蓮實と関係ありそうでなさそう
例えば『回路』のワンショットで女性の飛び降り自殺をとらえた場面なんかは
あー蓮實だ!って思ったけど。
望遠鏡とか
ってなんだ・・・やっぱり結構関係あるのかな・・・
台詞回しダサダサって、具体的にどうダサいの?
蓮実塾→Vシネという経歴と、そのダサさに、どういう関係があるの?
210 :
吾輩は名無しである:02/11/25 21:10
「カリスマ」は結構好きだ。
台詞回しダサかったかは覚えてない。
「回路」観てないから、今度借りてこよう。
やたらだだっ広い場所で撮影するの(例えばCUREの病院とか)は、
黒沢のオリジナルなんじゃないの?
台詞回しって蓮実の影響受けてるの?
212 :
吾輩は名無しである:02/11/25 21:26
「CURE」は小説だけ読んだ。あれは映画の脚本が先でノベライズかな。結構面白かったなぁ。
映画観てないけど、借りてくるか。
映画、面白いぜ。
うじきつよし氏が狂言回しの役ね。
カルトっQゥ!
214 :
吾輩は名無しである:02/11/25 21:38
215 :
吾輩は名無しである:02/11/25 21:58
蓮實塾出身ってどんな監督がいるんですか?
立教出身の監督って大体そうなんですか?
青山真治、塩田明彦、篠崎誠、周防正行とか。
東大の船橋淳とか。東大表象出身でアメリカに留学した人。
>>215 黒沢清、青山真治、塩田明彦、周防正行、万田邦敏は立教(周防は自信無し)
中田秀夫と船橋淳は東大
篠崎誠は知らん
中田秀夫(リングの監督ね)のジョセフ・ロージーの映画見てみたいなあ
218 :
吾輩は名無しである:02/11/25 22:06
>>216 検索してみました、「エコーズ」、観てみたいけど、家の近所のTSUTAYAには置かなそうだ。
219 :
吾輩は名無しである:02/11/25 22:22
220 :
猿回し ◆a9ChINOVJ2 :02/11/25 22:36
>>217 周防氏も立教ですよ。
マーケティングに頼った映画ばかりでなく、他のタイプの映画も撮って欲しい、
と蓮実さんは仰ってましたね。
ああ、話遮ってごめん。誰かの掲示板見て思い出した。
最近『ヘカテ』を見直したことを。
元祖・西欧人エグゾティスムの作家ポール・モラン。
『ヘカテ』―― 月の女神。犬を引き連れて三叉路に現われる三相一致の神。
今ではありがちな西欧人エグゾティスムとアイデンティティ・クライシス
(要するにP.ボウルズもランボーもみな同じね)
典型的な“運命の女”(と、陰謀の影。)
どう見ても不自然な露台での体位。
苦悩にいつも顔を歪ませているフランス人青年外交官。
振り向きざまの、すきっ歯の女と再会すること。
永遠に何も考えない女神。
222 :
吾輩は名無しである:02/11/26 00:25
>例えば『回路』のワンショットで女性の飛び降り自殺
細かいところつっついてスマソだが、あれはツーショットによる合成
私は黒沢なら「ニンゲン合格」がベスト
223 :
吾輩は名無しである:02/11/26 00:29
>>217 観たけどね。ロージーの観れない映画がたくさんあることに愕然とするよ・・。
けっこうコツコツみているんだけど、私は10本しか観てない。
>>223 確かに。しょうもない(J.フォンダが出てくるやつとか)作品も
含めて10本程度。とにかく50年代の作品はほとんど見れない?
なんといっても、ゴッドファーザー123でしょう。
長い年月を経て作られた人間ドラマ。悪い事をしているマフィアなのに、
応援してしまう登場人物の魅力。特に2でのロバート・デ・ニーロのイタリアーノ
にはしびれちゃいます。これ以上のマフィア映画はおそらく存在しないでしょう。
ゴッドファーザー昔に一回見たきりで内容忘れちゃったよ
でもあんなに長いの見直す気が起きないよ
でも気になるよ
>>222 そうだったのか。しかしそれは撮り方のみのことじゃ?
結果的にスクリーンに映ってるのはワンショットになってるからいいんじゃないの?
最近ロメール新作もCG使ってるんだし(←関係無いけどニュアンス)
・・・という自分の無知に対する言い訳ですが・・・
ロメールがCG使っていることがそんなに奇異なことかね?
ある意味、ゴッドファーザーなんてどうでもいい。
うちにDVDのBOXセットや、昔テレビで放映した7時間だか8時間だかの
“サーガ”の録画ビデオもあるけど、最近は見てないな。
ハーラン・リーボの本も、コッポラの研究書の類もうちにある。
例えばこのパソコンでもDVDは見れるけど、こんなモニターで映画を
見たいとは思わない。(25型以上のTVでなら見てるけど)
はっきり言ってDVDで映画を見る奴に“映画への愛”があるとは思えない。
大昔に、ゴダールが言っていたように、“ビデオには愛はない”。
228 :
吾輩は名無しである:02/11/26 17:46
>>227は何が言いたいのか?
それならなざDVDを買うのか? DVDで映画を見る事が
映画界を圧迫する事ならば、映画への愛が無い事も分かるが、
DVDやビデオで上げる収益でも映画界は潤っているのではあるまいか?
大画面で映画を見るのと、飛行機のシートの背中のモニターで楽しむ映画の
違いを何一つ説明せずに、ゴダールの言葉を引用する君の姿勢こそ、
映画を愛する人からすれば、意味不明の奇行だ。君に映画を語る資格は無い!
229 :
吾輩は名無しである:02/11/26 18:18
>>228 おお。
DVDで映画を観るのは、特典映像や音声解説などが入っていて
資料になるからじゃない?しかし飛行機の座席の背中のモニターで
見る映画じゃ、映像的にも音響的にも、大画面で見るのとは
あまりにも違いすぎるんじゃないの? あまり言いたかない説だけど、
制作者や監督はあくまで大画面で、それに見合った設備と条件の下で
観客に見られるように作っているわけだから、飛行機の座席の背中の
モニターで作品見られたら、制作された作品の意図の何十パーセントは
ごっそり抜け落ちちゃうだろうね。
>意味不明の奇行だ。君に映画を語る資格は無い!
いや、確かに「意味不明の奇行」かもしんないけど、そんなんで
なんで“映画を語る資格”がなくなるわけ?
…それと、はい、“映画への愛”っていうのはちょっと格好つけてました。
一度使ってみたい言葉だったんだよね。
230 :
吾輩は名無しである:02/11/26 18:37
>>229さんは
DVDでは特典以外、本編は見ないのか?
飛行機のモニターで見る映画はもちろん映画館で見る物とは違う
かもしれない。だけどそんな事、飛行機で映画を楽しむ人のほとんどが
知っている事ではないだろうか?レンタルビデオ店に通う人も、
映画館に行った事のある人ならば、だれもが映画館でみる映画の素晴らしさ
を知っていると思う。それでもいろんな所で映画がみらるのは、映画が好きだから
であって、たとえ飛行機のモニターで見た映画でも感動すれば涙をながし、
興奮すれば顔を赤らめる。それこそが、作り手の幸せではないのだろうか?
もちろん
>>229さんは鼻からモニターで観る映画は映画では無いと決めつけている
わけだから、楽しむ事はできないだろうけど……。でもそれって哀しい事ですね。
自分で楽しめる道の間口を狭くして、ましてやちいさなモニターで映画を
楽しむ人をバカにして悦に入ってるなんて。映画を語る資格は無いと言ったが、
資格が無いというより、資質が無いんだろうね。とはいえこれは映画に限らず
読書にだって言える事かもしれない。。マンハッタンが舞台のハードボイルド小説
をマンハッタンのホテルで読むのと、山手線の満員電車の中で読むのとでは
読了感も違えば見える世界も違うと思う。しかし、僕は山の手線で本を読む
事をやめないだろう。なぜなら本が好きだから。
231 :
吾輩は名無しである:02/11/26 18:54
ねえねえ、不毛な話はやめにしませんか?
232 :
吾輩は名無しである:02/11/26 19:58
>>230 ごめん、飯食ってた。
いや、あなたが何のためにそこでそんな文章を書き綴っているのか
訳が知れないのだが、>ましてやちいさなモニターで映画を楽しむ人を
バカにして悦に入ってるなんて。←これは言い過ぎだろう。
わたしゃ鼻からモニターで映画を見ることを馬鹿になんかしてませんよ。
ひどい言いがかりだなあ… ずいぶん不当な拡大解釈をして人を
論難する人ですねえ…私がそんなことを言っているわけではないことは
それこそ誰でも知っているはずなのに。あとトリュフォーの「華氏451」
の話でも出てきたように書物と映画ソフトだと性質が違うでしょ?
NYが舞台のハードボイルド小説を必ずNYで読まなければならないと
いうもんでもあるまい。説得力に欠ける意見だよなぁ・・・
書物というか文字はいつも遅れて読まれる。その遅れはメディアとして認定
されている。映像は基本的に時間を再生するメディアですよね? もし書物が
時間再生的メディアなら、古典文学を読むためには男性は直衣を着て、女性は
十二単を着なきゃなぁ… またプラトンや古代ローマ詩を読む時はチュニックを着なきゃ。
しかしチュニックを着て映画館に『十戒』を見に来る人を見たことないんだよね。
それに大学の教室で18世紀ヨーロッパの絶対王政時代の衣装で講義している先生
とか。もしそうだとしたら面白いんだけどね。仮装して山の手線で本を読む
のも悪くないと思うんだけど、山の手線はいつも混んでいるから無理だろう。
私はもっぱらラッシュアワー時でも空いている都営地下鉄線の利用者だが。
>はっきり言ってDVDで映画を見る奴に“映画への愛”があるとは思えない。
とりあえず、こういうことを言うヤツは映画板にでも逝ってくれ。俺からはそれだけだ。
234 :
吾輩は名無しである:02/11/26 20:10
ビデオのいいところ
映画館でやってない作品が見られる
ビデオの悪いところ
映画館でやってない作品が見られる
>>227よ、
僕の言いたい事はもう230で全て言った。
さようなら。
236 :
吾輩は名無しである:02/11/26 20:34
中田秀夫の「カオス」は泉鏡花の短編みたいな話だった。
何故にDVD発売メンインブラックツーについて話さんのだ?
俺はフランクのフィギュアをもらいたいが為に買ったぞい!
238 :
吾輩は名無しである:02/11/28 19:46
君たちは、本当にどうしようもない趣味をしてますね。
せっかくだから自分も書きますが、私のBEST3は
1.アルマゲドン
2.パ−ルハーバー
3.タイタニック
239 :
ころにゃん ◆VAfyLa8LAA :02/11/28 19:50
1・少林サッカー
2・ビューティフルマインド
3・ドラえもんのびたの恐竜
240 :
吾輩は名無しである:02/11/28 20:24
俺は映画館でなんて見る気しないけどね。
前の席に座ってる奴の頭が目障りだ。
長時間同じ姿勢でけつが痛くなる。
隣の席で物食う奴と居合わせたらもはや拷問だ。
映画一本観るのにビデオが何本借りられるんだよ。
そんな俺はたしかに映画を愛してはいないのだろう。
好きだけどね。
241 :
恵果ミ*・∀-ミ⌒☆13さい ◆.t5tlQkmQY :02/11/28 20:27
DVDプレイヤーっていくらぐらいで買えるものなの?
2万くらいでも売ってるよ。
243 :
恵果ミ*・∀-ミ⌒☆13さい ◆.t5tlQkmQY :02/11/28 21:05
なりほど
DVD+ツインピークスDVDBOXで4万あれば足りるわけだ。
ボーナス出たら買おう。
ありきたりだが、「パルプ・フィクション」はかなり出来がいいと思う。
朔時法は、まあ、今は置いておく。
面白いのが細部に凝らされた意匠ではないかな?
>>244 ユマ・サーマンがトラボルタに言うジョークがワロタ。
アメリカでみたけど、字幕ではうまく訳せてたのかな?
「トマトの親子が散歩していて、お父さんに早くついていけなくって、
何度も早くこいと振り返っていうの。で、何度目かに振り返ったら・・・」
オチはわかるよね。
ケチャップになってもうた!
>>246 Catch up!とかけているんだけどね。
248 :
吾輩は名無しである:02/11/29 06:42
今号のSTUDIO VOICE読んだな
マッチーさんもリキ入れて書いていたような気がする
しかし自分は「パルプ・フィクション」はあまり好きじゃない
249 :
吾輩は名無しである:02/11/29 08:06
最近のゴダールの映画はビデオですよ。
>>248 その雑誌に「パルプフィクション」がのってるの?知らなかったよ。
「パルプ・・・」は昔から好きで、ビデオまで買った。
細部の意匠についてはどうですか?
例えば、トラボルタとサーマンがいく有名人そっくりさんレストランとミルクシェイク、
ウィリスとギャングのボスが捕まる雑貨店の覆面男と日本刀、
同じくウィリスの父の形見への偏執、
「フットマッサージ」へのこだわり、などなど。
実は当時、僕はロスに住んでいて、友達経由でタランティーノから直接得た情報がある。
知りたいか?
はは、Studio Voiceは見ていないが、やはりあのジョークは
英語のレッスンにも使えそうだね。
私はNYで初日に見に行ったんだけど(それほどキャパのある劇場ではなく、
ミラマックス系の映画をやるような、日本で言うミニシアターに近いところだったが)
ひどく混雑していて、タランティーノは時の人だった。
しかし、パルプ・フィクションがカンヌを獲ったというのは、
やっぱフロックだわな。というか、タランティーノ自体そうか。
252 :
吾輩は名無しである:02/11/29 23:15
>>250 あーごめん。私が見ていたのは去年の8月号のバックナンバーでした。
「最終[アメリカ映画]」という特集のやつ。「タランティーノ以降」の
若手作家について特集してました。
最新号は「アメリカン・ニューシネマ」の特集でした。スマソ。
>友達経由でタランティーノから直接得た情報がある
マジっすか。例の「キル・ビル」の最新情報っすか?
隠密に日本で撮影をやっているという話はどっか読みましたが…(前号のひほーか?)
>>252 スーツケースの中身は何か知ってる?
普通の人は「黄金」とか思い勝ちだけど、実は違う。
秘密と言うのは、その中身が何かということです。
MISHIMA A LIFE IN FOUR CHAPTERSって面白い?
>>255 スーツケースが出てきたことを覚えてないとなあ・・・・・・。
また今度教えてあげよう。
>>256 ヘイ、ヘイ、ヘイ...見直しとくよ。マジで、Thx.
258 :
吾輩は名無しである:02/12/02 01:21
中田秀夫が蓮実塾だぁ?
日活撮影所だろ、彼のバックボーンは。
259 :
吾輩は名無しである:02/12/02 01:29
中田秀夫は中川信夫の弟子筋だと聞いたことがあるが。
僕がマフィアになろうと思った「ジャッキーブラウン」は最高ですね。
フィルムはもちろんサントラも楽しめる。アクロス110stは僕の車
のテーマソングにもなってますしね。パムグリアも熟女ってるけど、
ありかなって思わせる程にセクスぃー。
261 :
thirteen:02/12/02 01:58
「ジャッキーブラウン」って、あれミュージックビデオだよ…
タランティーノ、正直どうでもいい部類の監督。
「レザボア」のどこがそんなに面白いの?
久々に見返して、ビーバップに気づくトオル
助監七年はやっぱ無駄だよね
本人も、得たものもあるけど
ムカツクところもいっぱいあったみたいな感じで言ってたのを
覚えているのだが
二、三年くらいでよかったのでは
見返すなら「タクシードライバー」か「スケアクロウ」
どうよ?
267 :
吾輩は名無しである:02/12/03 22:44
ぼくは頭が悪いので、ゴダールさんの映画も蓮実先生の文章も判りません。
そのお二人をあがめる皆さんがだーいすきな「引用」ですが、
ぼくにも教えてください。
ゴダール板にも書き込みましたが、広く意見を聞きたいのでこっちにも。
モーフィング使ったらなんの引用?
俯瞰をイントレ使わずにスコーピオンで撮影したらなんの引用?
フォトフォニックでハイスピード撮影したらなんの引用?
フィルムをフジの400Tにしたらなんの引用?
音を5.1chにしたらなんの引用?
特機を明光セレクトにお願いしたらなんの引用?
逆ズームアップはなんの引用?
ガラスにスタッフが写り込んだのを編集で消したらなんの引用?
照明をHMIにし、フリッカーをわざと入れたらなんの引用?
268 :
吾輩は名無しである:02/12/03 22:59
>>267 なにが言いたい?
あまりDVばかりで映画撮ってんじゃねーぞ
269 :
吾輩は名無しである:02/12/04 02:13
>なにが言いたい?
なんにつけ蓮実蓮実という、クレーン以外に特機を知らない
安直な映画評論家の撃退法ですけど。
270 :
吾輩は名無しである:02/12/04 02:15
「さあどうだ、おれのきんたまだあ」
271 :
吾輩は名無しである:02/12/04 02:26
故淀川にニセ伯爵だと面前で揶揄された意味が彼にはわかってないのだから仕方がないよ。シンパのショベルカーみたいなノイズを問題にすべきだね。
偽伯爵=リアル公家
273 :
吾輩は名無しである:02/12/04 03:27
リアル公家=青い目の嫁はん
274 :
吾輩は名無しである:02/12/04 04:04
>>271 ヨドガーの単なる冗談を生真面目に取り上げて、
それ見たことかと振りかざすのが蓮實アンチの弱い所…。
冗談の中にこそ本音が隠されている
アンチの良い見本だなぁ・・・・・・。
277 :
吾輩は名無しである:02/12/05 11:49
今朝の朝日朝刊、黒沢清のマイノリティ・リポート評は面白かった!
278 :
吾輩は名無しである:02/12/05 15:52
だれしも揶揄だと知りつつ、その皮肉な二重構造を語らずに、まさに生真面目に表層だけを取り上げ、一様な生真面目さで蓮見シンパを表明すること。蓮見シンパ=バカ読みの文字知らず。
279 :
吾輩は名無しである:02/12/05 16:19
しっかしせっかくクリッコしてやったのにつっまんねえスレだな。
映画板を連想させるよ。多分いる奴はかぶってんだろうけど
>>267 その若いうちにだけ許される傲慢さを生かして「傑作」を取ってね^^
楽しみにしてる。
>277
どこが?全部種明かしをしろって言ってるようなもんじゃん
そこまできちんと説明や補足が必要なら見んじゃねーよ
282 :
吾輩は名無しである:02/12/11 22:11
ようやくビデオでカポーティ原作の『冷血』を観る。
映画自体はいわゆる“クライム・ドキュメンタリー”のジャンルで、
このジャンルの映画は'50年代からあったから、そうめずらしくはない。
その点では、映画は文学より先んじていたとも言える。
(まあ、文学には二十世紀の初めにドス=パソスの『U.S.A.』があったけどね)
―― そこで気になったことを幾つか。
・クラター一家は実に無害な人達として描かれている(大して描写はないけど)。
・ペリー・スミスとディック・ヒコックは最初金取り目的でクラター家の屋敷に
忍び入るが、ヒコックが刑務所で仕入れたネタはガセネタだと判る。
と、ここまではいいのだが、なぜその段階で二人は立ち去らずにクラター一家の
4人を全員惨殺したのか?、という疑問が残る。原作ではどうだか忘れたが、
映画ではこの殺人シーンにペリーの親父の姿をインサートすることで
全部説明している。つまりペリーの母がチェロキーインディアンで、父親と
うまくいかずにドメスティック・ヴァイオレンスが激しかったこと、また
にもかかわらず親父に附いて行ったペリーは、父のアラスカでの事業が失敗した
ことで仲が険悪となり、銃を使った確執があったこと… 等々がラストに暴露される。
何となくこのタネ明かしは余計なような気もした。最初にナイフでクラター父の
喉を掻っ切るペリーが、不幸な家庭環境を言い訳にした“世間への復讐”を
アリバイにするのはごくありがちなことといえばありがちなのであるが、そう
だとするとこの事件の“動機なき殺人”という側面が薄れてしまうのではないか?
むしろその部分が一番興味深い部分なわけだが。(この事件は世田谷の
一家惨殺事件を思い出させるし、“4人殺した”という点では砒素カレー事件
をも連想させる)
混沌としたペリーの意識を描くのに映像はよく表現していた。いつも油汗を
垂らして足を引き摺りながら歩くペリーを演じた俳優もなかなか上手い。だが
やはり映画であると合理的な説明が付随してないと世間では通用しないのかと
思うと鬱になる。
283 :
吾輩は名無しである:02/12/11 22:41
マイノリティリポートって
「盲目の国では片目を持つものが国王になる」
って言葉が最後まで鍵だったね
久々面白かったよ
284 :
吾輩は名無しである:02/12/13 02:39
>>283 いつぞやの朝日新聞では黒沢清がそれについての
エッセイを書いていましたね。
>284
なんか時代考証や、前半の目玉のIDうんぬんでハリウッド映画、または
スピルバーグの映画がおかしくなったとかいうやつでしたっけ?
映画をきちんと見てれば謎なんてありません。ただ見終わったすぐ後は
「え?」って感じですが、あの画はやはり素晴らしい・・・と思いますね
286 :
吾輩は名無しである:02/12/15 01:33
明日は日曜日だし、たまには劇場に足でも運んでみるか…。>1
287 :
吾輩は名無しである:02/12/15 01:36
288 :
吾輩は名無しである:02/12/15 01:44
>>287 いや、このスレでも話題になっているマイノリティでも
観に行こうかと思っている。
なんせスピルバーグってのは、今だけの監督だかんね。
池袋で昨日から始まったヴィスコンティ『白夜』ニュープリント版は、
ドスの原作関連書籍、マストロヤンニの自伝持参者、および「花飾り
付き帽子」をかぶった人に、割引(チケット屋さんに行けばいい
までのことだけれど)適用。
つけていくか、デッカいヒマワリの造花でもw。
>288
その「今」が20年以上になりますが
291 :
吾輩は名無しである:02/12/15 14:36
今年ももうわずかですね。
皆様の2002年の映画ベスト10とワースト10をお聞かせください。
「白夜」は大昔に劇場で見たなあ
好きだけど、あんまりおもしろくはない
全編ニセの雪なのがバレバレ。と言うかあれは全編セットなんだね
293 :
吾輩は名無しである:02/12/15 16:08
>>292 雪の美しい映画っていうと何だろう?
私は、『ドクトル・ジバゴ』ぐらいしか印象的なのが
思い出せないけれど。
>>293 これを使ってこんどスタンプラリーでもやろうかと
目論んでいるんだけれど…、乗らないか?
「雪の美しい映画」ねえ・・・誰か3たちが好きそうなネタだねえ
たぶん本当に”映画的教養”に溢れている方々はここでポンポン名前が出てくるんだろうけど
ぼきの頭のポンコツ・コンピューターはテマティックに映画を語るのが苦手なのです
模範解答をひとつだけ。J.フォードの「捜索者」。
J.ウェインが四季をめぐり雪の平原を横切って
ひたすら宿敵、コマンチ・インディアンを捜してゆく
西部劇は画面に雪が出てくるだけで感動するな
はーい、267でーす。
「白夜」というとブレッソンだ。
ヴィスコンティは「イノセント」がええね。
雪が綺麗な映画だぁ?
吉田喜重「戒厳令」でも見てくれ。
長谷川元吉のコントラストの強い画が
素晴らしく活きるから。
八甲田山ものを挙げられないでよかったw。
「捜索者」「戒厳令」、こんどレンタルビデオで
さがしてみます。あるかなー。
ブレッソンは転げ落ちていく「ラルジャン」も
結構好きで、ヴィスは「山猫」「ルートヴィッヒ」も
捨て難い。頭と臀部がしびれるほど、ゴージャスを
これでもかと長尺で見せられる拷問のような感じが
いいのだ。フェリーニの場合は、それと同じく
グロテスク責めで、いい。
デュラスが始まったので、渋谷ブクファストでは
ずらり関連書が並んでいた。
店員さん、この板に来てるかなー。
バベルの図書館シリーズ、ジェイムズの『友だちの
友だち』を置いていてくれて、ありがとね。
>>296 ほらね。
そう言えば「イノセント」があったなあ。
「戒厳令」はあれはあれで
サブーい映画だった・・・
(まあ2.26事件ものには雪は憑き物かも)
あと秋津温泉も良い。
299 :
吾輩は名無しである:02/12/15 19:19
雪・・・ゴダールの『自画像』とか
雪と関係無いが、ヴィスコンティは『地獄に落ちた勇者ども』か遺作の『夏の嵐』がベストだと思う
>>288 いや、俺はスピルバーグは商業主義のフリして
今のハリウッドを護ってるとさえ言えると思うけどな
あと商業的には小粒だがジョン・カーペンターもね。
『ゴースト・オフ・マーズ』みたいな小説ないかね?
内容だけじゃなくて、あの語り口も含めて。
『ゼイリヴ』は・・・見た人いると思うけど、別の意味でおもろい・・・
300get.
俺のBest3は、
1.ペレ(89年丁抹嬰蛾・続編が観たい)
2.尼僧物語(58年米嬰蛾・ジンネマン、オードリーの最高傑作)
3.あの子を探して(99年中華嬰蛾・教員斯く有るべし)
J嬰蛾では、『人情紙風船』山中姦涜がBest。
>301人情紙風船ラスト嫁はん包丁キラーソ怖いよヽ(`Д´)ノウワァァン
>302
『人情紙風船』……実は、ほとんど覚えていない。良かったという思い出のみ。
訂正 『ペレ』は、87年作品か?
304 :
吾輩は名無しである:02/12/17 22:32
そうそうあんま関係ないんだけどさぁ、
ヴィスコンティ、『夏の嵐』にはポール・ボウルズが
ダイアローグ書きで参加してたの知ってた?
ジョエルとイーサンの兄弟の作品で、良いのは
『ファーゴ』までじゃないかな。
『ビッグ・リボウスキー』 『オー、ブラザー』 等、近作は正視できないモノばかり。
“才能の枯渇” って言うか、“事実は小説より奇なり” というか、作家精神が時代にせせら笑われている感じ。
時代を笑い飛ばす(もしくは拒否する)力を持てていない。頑張って欲しいんだけど…。
306 :
吾輩は名無しである:02/12/19 12:57
彼女の沈黙がうるさい
307 :
吾輩は名無しである:02/12/19 13:36
>305
『ビッグ・リボウスキ』が楽しめないのは、君の鑑賞能力の枯渇だ!
ストレイト・ストーリー面白いよ。
村上ドラゴンせんせが絵本の翻訳だかをしているのがあれだけど。
そういえば「ファーゴ」も気が狂うほどに恐ろしく
美しい雪のなかの映画だった。雪景色の向こうに現われる
チェーンソーを思い出すと、今もぶるぶるしてしまう。
近作はいずれも見ていないけれど、あそこまでの怖い
美しさはありますか。
この男たちの沈黙がさぶい
というか、ファーゴは米国の辺鄙な地域を描いたら、
今までのコーエンと違うから、目立っただけという感じ。
そんないいかな。
オー・ブラザーは南部にそれをもっていったってわけでしょう。
コメディ・タッチだから、ファーゴみたいな重みがないけど、
結局、アメリカの辺境の良さは、ブラッドシンプルに叶わない
と思うけど(あれはテキサスの寂れた街だっけ)
まあ、コーエン兄弟ってミネソタ出身だから「ファーゴ」には
ご当地作家ならではの魅力があるという評価なんでは。
あと「ファーゴ」の評判が高いのは多分、コーエンには珍しく一般の観客が
好感を持って感情移入できる普通の人を出しているからではないかと思う。
プロット自体は単調で、「ブラッドシンプル」のほうがずっと良いよね。
313 :
吾輩は名無しである:02/12/22 14:40
マキノとか森一生とか三隅研次とかそのヘンも見てくだせー
いまの単館系の邦画は見る、昔の洋画は見る
昔の邦画も黒澤、小津、溝口、ギリギリで成瀬は見る
しかしマキノとか真に邦画を支えてきたB級監督作品を見ない奴が多い
これは悲しいこっちゃ
314 :
吾輩は名無しである:02/12/22 16:49
フランス映画の「モンド」が好きでつ。
315 :
吾輩は名無しである:02/12/22 16:53
>いまの単館系の邦画は見る
これ余計だね。サブカル馬鹿ではあるまいし、あんなもの見る値打ちはない。
316 :
吾輩は名無しである:02/12/22 20:22
>>315 「サブカル馬鹿」って・・・(笑
>単館系の邦画
って、黒沢清や塩田明彦の作品のことを言っているんじゃないのかなぁ・・?
・・・ああいうのを見るのも「バカ」なの?
まさか「ナースのお仕事」を見に行くのとは訳がちがうと思うのだが。
>>312 「ご当地作家」という言葉使いが違うような気がするが・・・
(“ご当地映画”というのはオーストリアで撮影されたスキー映画みたいなもんだろう)
もともとコーエン兄弟の作品にはアメリカの田舎(中西部?)を
舞台にした作品が多いですよね?
あっしは「赤ちゃん泥棒」「ミラーズ・クロッシング」、「バートン・フィンク」
までは良かったけど、「未来は今」でズッこけた。
今でも「バートン・フィンク」が最高傑作だと思っている。
318 :
吾輩は名無しである:02/12/22 20:48
>>316 >黒沢清や塩田明彦の作品のことを言っているんじゃないのかなぁ・・?
当たり。たいした作家ではないし、語りたいのなら映画板に行けばってことなんだが。
しかし、ふと思ったが、彼らの仕事に匹敵する実績を残しえた同時代の文学者もほとんどいなかったりするんだよなあ・・。
319 :
吾輩は名無しである:02/12/22 20:53
塩田明彦がたいしたことがないか。
稲垣浩以来の子供を撮れる監督だと思うが。
あっ、わざわざ「作家」と言っているところをみると
引用くんだな、君は。ごめんごめん。
320 :
吾輩は名無しである:02/12/22 20:57
塩田明彦なぞたかが知れていると思うぞ。
あんたの妄想とは違って引用ではなく主観だがね。
どこがって追求するのはなしね。
だめなものはだめとしか言いようがないからね。
逆にどこがいいのか
>>319お薦めの作品は何だか教えてもらえる?
見直してみてよかったら訂正を明記しておくよ。
「月光の囁き」以外、尺が100分以下。
これぢぁ、ダメ?
君は引用くんではないのだね。では、おれの妄想する引用くんの定義も
ついでに教えとくね。これは君にとっても馬鹿撃退に有効だろうから。
・「自然光」という言葉(ロメールを賞賛するのにしばし使う)は使う
が「デイライト」、「タングステン」は使わない。
・「ズーム」とは言っても「ズームアップ/バック」とは言わないし、
「トラック」も使わない。
・特機はゴダールの「軽蔑」で覚えた「クレーン」がどうのこうの言う のが好きだが他の機材は蓮実も知らないから当然知らない。
じゃ〜ね。
322 :
吾輩は名無しである:02/12/22 21:25
ワラタョ
>>317 あ、要はミネソタの地元出身ということが言いたかっただけです。
325 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:11
>>321 >他の機材は蓮実も知らないから当然知らない。
そうなんですか?
蓮實はよく自分は現場を知らないとか言うが、機材の存在も結構知らなかったりするのですか?
ちなみに僕も塩田は好きですよ。月光の原作ファンでもあるし
森一生も好き。ちょーでたらめで、明らかに撮影現場にいなかっただろうという登場人物が
さもその場にいたかのように台詞を喋ってるなんて場面があったりとか、おもろい
繋げ方もフラーみたいでカコイイ。
つーか「イントレ」は知っていても、「スコーピオン」は知らない。
ズームアップは知ってても、逆ズームアップは知らないな(そんな言い方
あるんだ?)
タングステンとかデーライトっていうのは、コダック社がフィルムを
開発したときに言い出したことなのかねえ?
ちなみにロメールが戸外で撮影をする時はいつもデーライトタイプのフィルムで
撮影するのかなあ? それともフィルター付けてタングステンで撮影しているんだろうか?
いずれにしてもロメール映画の「自然光」なんて、まともに信じている人は
いないと思うけど。
327 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:20
328 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:22
機材の使い方がどうのというのが、現場主義というのは怪しいのでは?
本当の映画作家は資金調達の営業の苦労を知っていないとね。
結局は、青臭い映画談義を出ていないぜ。
だから、日本映画って駄目なんでないの。
黒沢のぞけば(塩田は未見なのでノーコメント)。
>>327 ここ文学板の「映画スレ」でしょ?
それにそれまでのこのスレへの流れと、
>>321さんへのレスでもあるし
しかしたしかに
>>326さんのおっしゃることはムズイですね
330 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:27
>>328 >だから、日本映画って駄目なんでないの。
何がダメなの?実際俺は頑張ってると思うけど。日本映画って。
政府が金出してるフランスだけじゃん。残ってるの
今のハリウッドはいいのもあるけど、やっぱり全体的に俺嫌いだしね。
被写体に寄る場合、2通りあるよね。
レンズで寄ると、カメラ自体が寄る。
逆ズームはレンズは寄り、カメラは引く。
アメリカ映画は頻繁に使う。
サム・ライミの近作5本くらい借りてきて観れば
1本くらいは使っているであろうか。
フィルター付けてタングステンで、というのは経済効率が悪い。
HMIつう単価の高いライトを使うことになるから。
>>329
だってそんなの一眼レフのカメラ用語の基礎レベルで出てくる話だよ。
しかしなんでズームとトラックを対比させるんだろ?
トラックとパンを対比させるなら分かるけど。
333 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:31
>>330 ビジネスとして駄目じゃん。
拡大再生産が難しく、優秀な人材を引き寄せる規模に達していない。
つまり、特異な才能を持つ人材を掘り起こせないということ。
334 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:33
つーかな。映画はメディアそのものが時代遅れ。処置なし。
335 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:35
いや、コンテンツはメディアを換えて、生き残ることは可能だが。
日本の場合は周回遅れのまま、時代後れに突入するということだろう。
まあ、文学と似ているよね。
>>332 >だってそんなの一眼レフのカメラ用語の基礎レベルで出てくる話だよ。
だって「一眼レフのカメラ用語」なんてものを勉強しようと思ったことがこれっぽっちもないんですもの・・・
337 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:36
文学よりはましな才能があると思うが。それでも芳醇な時代の作品を見てしまうと如何ともしがたい差を感じる。
338 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:40
>>333 そーかなー。つーか理想的なモデルが俺には想像できん
政府が金出すとか。
欧州も国が金出してるフランス以外全部ダメでしょ。ハリウッドにボロ負け。
そのへんと比べりゃ自国映画の占める割合は日本てデカイんじゃなかったっけ?
その「規模」ってなんなのだろうか。わからん
日本てポルノとかVシネとかそういう傍系な感じで残ってきたし、そんな感じでいいのでは
よくわからんが
339 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:45
>>331
ああごめん「逆ズーム」というやつね。
ドリーでカメラを動かしながら、レンズでズームアップさせる。
昔ヒッチコックがよく使った手。蓮実はそんなの当然知っていると思うが。
340 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:46
コンテンツって・・・。こんなビジネス用語ほど似つかわしくないものはないだろう。
スクリーン、TV、PC、どこで見ようが映画は映画。
フィルムでもデジタルでも映画と呼べるものはすべからく映画。
映画やら小説やらが終わっているのは、既に方法論的に何もかもやり尽くしたからだよ。
SFXなんぞはテーマパークのアトラクションと同等の発想で導入されたものだしな。
>>339 『めまい』で螺旋階段を上から捉えたショットですね
342 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:49
結局は人材の淘汰があるかないかなんだよ。
ちょっと自意識過剰な映画青年がのこのこやってきて、
限られたバジェットで、オナニーのような映画を取っている
という停滞は否めないと思う。
まあ、かつてのことをくらべると、勿論、優秀な人も増えているし、
今はかなりいい時期だと思う。
オゾンなんかに頼っている宗主国(?)フランスよりいいような気がする。
でも、何か人材が似過ぎて小粒すぎやしない?
台湾も似たような感じで凋落がはげしいな・・・。
米国の圧勝なのは、かたやビッグ・バジェットの娯楽作品がある上で、
もう一方で多様なインディーズ系の層の厚みがあるからだよ。
343 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:51
音楽だって変わらないような・・・。
まあ、音楽に最良の人材が流れていることは自明ではあるが。
>>341 そうそう、『サイコ』で階段の上からアーボガストが
殺されるところでも使われてなかったっけ?
>>331、確かに「クイック・アンド・デッド」で逆ズームが使われて
いたのを今思い出したよ
345 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:53
まあ、昨今の邦画なんてクソみたいなもんだということで合意は得られたわけだが。
346 :
吾輩は名無しである:02/12/22 23:57
ストローブ=ユイレの映画は「オナニー」か?
一般的に退屈とされる系。ジャン・ユスターシュとかフィリップ・ガレルとか
ソクーロフなんかも。あとゴダールでも何でもいいけど。
俺は上記に上げた監督はみんな好きだけど。
これらが興行的に当たらないんだとすれば、オナニーでいいじゃんと思う。
347 :
吾輩は名無しである:02/12/23 00:01
ハリウッドを意識したフランス映画、ユーロ勢を意識したアメリカ映画。
そんな雰囲気漂う映画が好きです。
本当に良い脚本があれば、良い作品は撮れるよ。
349 :
吾輩は名無しである:02/12/23 00:10
タケシのここ2〜3作が嫌いだ。気味の悪い自己愛なんて見せないでくれ。
そういやタケシの『ソナチネ』も一週間で打ち切りになったオナニー映画だが
大好きだぞ。
やっぱりオナニーまんせーだ
もち、そうじゃないのも好きだが、オナニーもいい
351 :
吾輩は名無しである:02/12/23 00:16
>>345 うん、でもこれでも相当よくなっているんだという擁護はしておく。
大健闘だけど、結局器がないから、何か一過性のような気がする。
作品としてのレベルというよりは、需要と産業としての度量の問題でしょう。
糞だとは言いたくないけど、世界に向けて開かれているわけではないから、
そう言いたくなる気持ちは分かる。
文学と同じ。
>>344 調べてみたところ、「サイコ」でアーボガストが切りつけられて
階段を落ちるシーン、あれはスクリーンプロセスであることが判明。
まず先に階段を落ちる映像をドリー・ショットで撮影しておいて、
あとからそれを映すスクリーン前でバタつく演技をする人物を撮影。
これで逆ズームとよく似て非なる効果を産み出せるとは。
「映画術」に書いてあった。さすがはヒッチコックだね。
353 :
吾輩は名無しである:02/12/23 01:27
コーエンって名前から考えてユダヤだろ
354 :
吾輩は名無しである:02/12/23 01:33
コーエン兄弟は91年にバートン・フィンクでカンヌ金賞獲った時に、審査員の間で、
まだ早過ぎる云々とかいうように意見が割れた(どっか文学賞みたい)
らしいんだけど、何か水準は安定していても、決定打がいまだに出てないね。
バーバーもそんな感じだった。
久しぶりにトリュフォーの映画を続けて何本か見る。
『家庭』と『恋愛日記』と『逃げ去る恋』。
この中で、明らかにもっとも出来が良いのは『恋愛日記』なのだが、
しかしほとんど映画とも言えないユルユルな構成の『逃げ去る恋』に
最も心惹かれるのは何故なのか(おそらくトリュフォーの最大の功績の
一つはあの、「ドロテ・クラブ」のドロテを初めてスクリーンに登場させた
ことにちがいない)。例によって気の抜けたようなアラン・スーションの
シャンソンと言い、トリュフォーがよくまあこんな歌謡映画みたいなのを
撮ったのなあと思うのだけれど、おそらくこの時はトリュフォーの弱点
がモロに出てしまったにちがいないと思う。
まあ全編過去のフィルムの転用だったり、子供に暴力を振るって殺した
父親のエピソードなどまったく掘り下げられていないのだけれど、
『二十歳の恋』のM.=F.ピジエが出てくればそれなりに感動するし、
過去のフィルムの継ぎはぎによるべったりしたノスタルジーも、20年間
同じテーマを描き続けてきたからこそあり得る、尊い献身のようなものが
感じられる。「トリュフォーは女を愛し続けた」というのは紋切り型の常套句
ではあるが、『恋愛日記』の自己言及的な原題“L'homme qui aimait les femmes”
(なぜか最初から過去形)や『逃げ去る恋』で思いがけなく可愛らしく
撮られているドロテを観ると、彼が本当に女性を愛して丹念に撮っていたことがよく分かる。
トリュフォーは後年“伝統的なフランス映画に回帰した”と言って批判された
が、彼がいなければフランス映画は停滞していただろうし、彼は
彼にしかできないことをやったわけだ。それを誰が非難できようか?
>>356なぜ君は映画板でなくあえてここでそれを語るのか。
相当な長文なので気になった。
映画板とか行っても日本映画はダメだとか言う意見が多いが
でログ読んでみると、「邦画の監督ってデッドエンドにすれば深いって勘違いしてるよねー」
「わかるわかるー」とか
評論家なんてどうこうとか、
どう考えてもマトモな評論家(それが誰かはご想像にお任せします)を読んだことがない口調で
純文学に対する意見と似てますね
もちろん下らんもんも限りなく多いよ。「芸術」のフリして下らん事やってるやつ多い
でも自分の無知を知らずに(僕も無知ですよもちろん)ショボイこと通ぶって語ってるやつが大多数かと思うと
イライラする。イライライライラどかああああああああああん!!
どうしてカイエ・ジャポン軍団及び立教軍団や阿部和重は中田秀雄についてなんも言わんのですか?
何か気を使ってるんですか?
映画狂受けだけじゃなく一般受けもするってのが大切みたいな事を言ってるのに
ピッタリの人物だと思うんですけど
大作以外は監督のオナニー映画だと思ってる厨房は多い。
というか、ハリウッド対ミニシアター系という構図が古いんだよ。
この構図が出来上がるのは、大都市に住んでいない田舎のDQNが
コンプレックスを持っているからであることが多いんだけどね。
でも、趨勢としてミニシアター系のレベルが落ちているよね
確かにオナニー化している傾向はあろう。
フィリップ・ガレルの『白と黒の恋人たち』素晴らしかったです。
いつもはミニシアター系ばかり見てるけど、久しぶりにでかいところ行ったら
予告で色々面白そうだなと思えるのが多くて、でっかいところも悪くない、と思った
で、ハリウッド対ミニシアター系という構図ができる理由がわかった気がした
僕にとってミニシアターが大事なのは
古ーい作品、古ーい監督の新しい作品を見るためです
正直新しい監督の新しい作品をミニシアターで見る気はない
ここ二ヶ月くらいでミニシアターで見たのは
ゴダール『フォーエヴァー・モーツァルト』『JLG/自画像』×2『ウィークエンド』×2
ロメール『グレースと公爵』、カーペンター『ゴースト・オブ・マーズ』
です
何かいかにもな選択だなあ。売れ線ハリウッド映画もチェックしてますよ。
おそらく将来当時中身がないとバカにされていたフォードやホークスやヒッチコック
フィルムノワール系の作品みたいにな扱いになるかもしれんですよ。
365 :
吾輩は名無しである:02/12/28 23:49
↑ほんとに「いかにも」だな。
>>364 「グレースと侯爵」はどうでした?
ロードショー系の方が新陳代謝が激しいって点もあるかも。
中間的な監督の層の厚みもあるでしょう。
いつまでもロメールやゴダールに頼っているようじゃ・・・。
アンゲロプロスとかクストリツァにしても、好きだけど、
なんか王道ではないよね。
来年はポール・トーマス・アンダーソンの「パンチ・ドランク・ラブ」に期待
している。
>>366 えーとね、グレ公はスンゲー豪華なコスプレみたいな感じで
そのチャチさが(・∀・)イイ!!って感じかな
A級&B級っぽい。衣装はナカナカいいし背景もその安そうな嘘臭さがいい。
初めから壮大に歴史を描こうとかもしてないし、かといってどろどろメロドラマでもない。
とは言ってもフランス革命関連しまくりのお話なので、もちろん歴史が絡んでくるわけで
そういう歴史性みたいなのは個人的に好き。グリ『嵐の孤児』とか好きだし。
ありゃメロメロドラマだけどサイレントなので中和されて臭くないし。
>A級&B級っぽい
というのが、よさげなので元日にでも見に行こう。
369 :
吾輩は名無しである:02/12/29 10:51
グレースと侯爵
どう考えても色彩がボケてる。
ときどき人物の輪郭にシャギーが入るし。
ビデオ撮影だからしょうがないのかもしれないが。
>>369 あ、それおれも気になった
でも慣れた。あんま派手な動きないしね。
ものすごいぶっきらぼうな撮り方してたし、まーいーかと
>>369 >>370 グレースと公爵は
油絵の背景に実写で撮影した人物をデジタル合成してるんでしょ。
その味わいなのか、フランスだから技術が未熟なのか、
どっちなんだろう。
たんじゅんに金がなかったのでしょう
373 :
吾輩は名無しである:03/01/02 20:34
ゴダールとメカス以外、映画と呼べるものはない
374 :
吾輩は名無しである:03/01/06 02:21
>373
そのとーりです。
映画の議論はたいていがゴダールだのマキノだのと言っていいれば
よくて、要は大方がとりたてて面白いとは思わぬが持ち上げられる
ことの多い固有名詞を言っていればすむ。
そうですよねぇ、373様。
ところで「映画と呼べるもの」って何ですか?
あ! 野暮でした。失礼失礼。
メカスって映画なのか?って
>>374がやんわりと突っ込んでるよね。
キューブりっくはぴかいちだぞ。
377 :
吾輩は名無しである:03/01/07 09:56
メカス、鼻くそを笑う。
378 :
吾輩は名無しである:03/01/07 10:40
>>374 ほんとに映画評論ってどうしてこうなっちゃうんでしょうか。
あと鈴木清順だの市川昆だの石井輝夫だのが、ミョーに持ち上げられる
風潮があるのが気持ち悪い。
天下の名作『天井桟敷の人々』を語りやがれw
素人は素人らしく映画感想文書いてりゃいいんだよ。
分らないなら批評に首を突っ込むな。
381 :
吾輩は名無しである:03/01/07 12:48
烈しく同意↑
382 :
吾輩は名無しである:03/01/07 12:50
しかしここは批評スレじゃないからなんでもよいのだ。
383 :
吾輩は名無しである:03/01/07 13:01
373 名前:吾輩は名無しである :03/01/02 20:34
ゴダールとメカス以外、映画と呼べるものはない
↓
翻訳
わたしは無知です
384 :
吾輩は名無しである:03/01/07 14:15
( ´D`)<ぎゃんぐおぶぬーよーくみたけどつまらなかったのれす
385 :
吾輩は名無しである:03/01/07 14:19
/||||||||||||||||||||||||||||||||||||||ii;、 \
/ ̄ ̄\||||||||||||||||||||||||||||||||||||ii;゙ヽ, /
'" ̄ヽ ヽ!!|||||||||||||||| ||||||||||!!"ヘ <
ヽ ゙!!!|||||||||||| |||||||!! iヽ── /
|||l ゙゙ヽ、ll,,‐''''"" | ヽ|||||||||
|||l ____ ゙l __ \|||||||||
||!' /ヽ、 o゙>┴<"o /\ |'" ̄|ドラゴンボール実写化!
\ / |ミミヽ──‐'"ノ≡- ゙'──''彡| |、 | |
 ̄| |ミミミ/" ̄ 、,,/|l ̄"'''ヽ彡|| |、/ /
ヽ、l| |ミミミ| |、────フヽ |彡l| |/ /_
\/|l |ミミミ| \_/ ̄ ̄フ_/ |彡|l/  ̄/
\ ノ l|ミミミ| \二二、_/ |彡| フ
 ̄\ l|ミミミ|  ̄ ̄ ̄ |メ/ \
| \ ヽ\ミヽ  ̄ ̄"' |/ /
/ \ヽ、ヾ''''ヽ、_____// /_
/ ヽ ゙ヽ─、──────'/|  ̄/
. / ゙\ \ / / \__ /
───'''" ̄ ̄ ゙゙̄ヽ、__,,/,-'''" /
386 :
吾輩は名無しである:03/01/07 14:20
いまTV東京のジャン・クロード・バンダム主演の
「中西部の子持ち母子家庭にながれついた心の優しい犯罪者バンダムが
美しいトウモロコシ畑の風景のなかで、銀行やら土地開発業者やらの
東部の悪党と戦う」いうB級映画、ちょっとアメリカ文学くさくていいね。
387 :
吾輩は名無しである:03/01/07 15:28
玄人の映画批評ですか。難しいでしょうねえ。
なんせ「映画批評とプロ野球批評は誰にでもできる」という世界ですからねえ。
でも野球解説者は大抵、元プロ野球なわけで技術的な裏付けがあるけど、映画批評家
の場合は・・・ねえ。
世の中、387みたいな奴が大半、、、、頼むから死んでくれ。
プロ野球批評なら草野進の「世紀末のプロ野球」読め。
野球解説者が批評家ではないことだけはよーく解るから。
ただし絶版。
>>389 最近は本名で書いちゃってるけど
総長マンセー制度を不意討ちマンセー
391 :
吾輩は名無しである:03/01/07 21:45
アンゲロプロス、エリセの映画はポエジイだ
カウリスマキの映画に出てくる人の無表情にもポエジイを感じる。
ユーロでカウリスマキ特集やるの楽しみ
>>391 また、欧州系の映画監督の名前出すと、
それだけで、見る機会のないミニシアター・コンプが
いちゃもんつけてくるよ。
カウリスマキはコンタクト・キラーは良かったけどね。
その後ぱっとしないな。
エリセもアンゲロプロスも振幅が激しい。
393 :
吾輩は名無しである:03/01/08 00:50
ビクトル・エリセの『マルメロの陽光』見たことないスゲー見たい・・・
まずタイトルがたまらなく(・∀・)イイ!!
文学板なのでというわけでもないが
金井美恵子が『ミツバチの囁き』が嫌いな理由を誰か知ってますか?
『エル・スール』は大好きらしいのだが
ちなみに黒沢清も『ミツバチの囁き』が嫌いらしい。なんでだろう?
394 :
吾輩は名無しである:03/01/08 00:56
東京では目黒と飯田橋の映画館に良く逝くな。
395 :
吾輩は名無しである:03/01/08 01:06
>>393 「ミツバチの囁き」はすごいよ
とりあえず黒沢清がどうこう言う資格はない
>>395 「資格」とかの問題じゃないと思いますが。好みの話だし
でも「ミツバチ」はいいですよね。アナ・トレントもすごくいいし
ぜんぶいい。あれだけホエールの『フランケンシュタイン』を輝かせるのもすごい
エリセが10年に1本というペースを守っているなら、
そろそろ新作の頃ではないの?
「マルメロの陽光」は私はあまり乗れなかった。
398 :
吾輩は名無しである:03/01/08 01:35
黒沢が一般人ならいいけど奴も映画人だから
でもあんなマイナー映画をわざわざ取り上げて嫌いと言うくらいだから
なんか理由があるんだろうな。
嫉妬だろうけど(プ
>>398 >でもあんなマイナー映画
そんなことはないだろう。
しかも煽りになってない。
久しぶりに見たよ『(プ』って。2ch初心者?
>>398 もうマイナーとは言えない映画なのだが・・・。(プ
黒沢はたぶん、「ミツバチ」が玄人的なうまさの映画だから、
照れて嫌いだって言ってるんでしょう。
401 :
吾輩は名無しである:03/01/08 01:47
はいはい、出てきた出てきたよー!
402 :
吾輩は名無しである:03/01/08 02:00
>>399 清ファンですか?さすがにキモイですね
自称2ch玄人はフェリーで一生大洋さまよってな(ププ
403 :
吾輩は名無しである:03/01/08 02:09
こらこら君達、然う云う稚拙な罵り合いをだ、え?文学板に来てまでやることかね。
文学の名にし負う高等な遣り取りをして欲しいものだね。
404 :
吾輩は名無しである:03/01/08 02:58
あまりに・・・あまりに・・・
稚拙だ!!!
405 :
吾輩は名無しである:03/01/08 03:17
しょせん映画だろ?
音楽でも文学でも美術でもない、映画だろ?
そんなにムキになるなよなあ。
406 :
吾輩は名無しである:03/01/08 03:23
あ、そっか。たかだか百年しか経ってないのにすでにムキにならざるを
得ないような没没状態に映画がはまってるってことなの? まあ、たしかに
すべてを見尽くすことは物理的には不可能だけど、知り尽くすことは
できてしまうような妄想を抱いてしまうんだろうかなあ、百年たらずの
分野だと。
映画来る前に積読だったのよんでやろうと思って、Catch Me If You Can
読み始めたんだけど、これが面白い!!
また、この少年詐欺師、数年間の嘘つき行脚もすごいが、その後の人生の
変わりようもすごい。
あとはスピルバーグ/ディカプリオが、これを期待通りに仕上げてくれて
いることを祈る。ミニシアター系じゃなくてごめん。
ixion萌えー
409 :
吾輩は名無しである:03/01/08 09:51
>>408 稚拙はもういいだろ・・・
>>407 ixion氏の映画生涯ベスト5とか、よかったら教えてもらえませんか?
>>393 マルメロの陽光、は退屈なドキュメンタリー調です。
蜜蜂やエルスールは大好きな洩れも、かなり座っているのがつらかった記憶が・・・
カメラの向こう側の生と、こちら側の映画とのズレを意識させ、
ついにそのものとしては生をとらえきれないことを
描いていたようには思うが・・・
トム・ハンクスも良いらしい。
本来的にサブカルチャーだから瑣末化=ミニシアター化とよくなじむんじゃないか、
映画は。というか、良くも悪くも表現の最終形態、みたいなところがあって、
いろんなものをひっぱってきたり、リファレンスしたりしながら作られているんだ
ろうけど、映画そのものがリファレンスされることが少ないっていうか、
映画をリファレンスするのは映画でしかなくなっているわけで(そうやって
一部の評論家が必死に映画を盛り上げよとしたね)、なかなかにどんつまっていく
のは仕方がないというか、ネタをもとめてより末端(一般的に知られてないあたり)に
進んでいくのは仕方がないかもね。だってそもそもが百年であんまり実がつまってない
んだから。じゃあ、どうするかっていうとたとえば「映画」はいつからはじまったんだ
ろう、リュミエールが映写した瞬間にはじまったのかなあ、いや、でも観客もいなきゃ
そもそも映画ってあるのかなあ、でもフィルムってものがあるでしょ?
みたいな話になるとみんないやがるのかなあ、すみません。
412 :
吾輩は名無しである:03/01/08 11:36
文学板もたかが知れてるということです。
ていうか文学板住人は映画を文学的にしか見られないということかな。
それはそれでいいんだけどどうにも発展的な意見交換にならないね。
身体(見ることと書くこと)とか、劇場(作品と観客/読者)とか、そういう視点から
映画や、映画のありかたと文学のありかたなんかを語ったりするとまた
違う展開もあるのかなあこの板らしい。
特殊な哲学用語とか映画専門用語とかを使わなくても丁寧に考えれば
ごく普通の言葉でいろいろなことが語られ得るはずだしていうかそうしなければ
ならないはずだし、いやたとえ使ったとしても「それはどういう意味ですか?」みたい
にたがいに問い合えばよいのであるのになあというのは僕の妄想ですね、すみません。
414 :
吾輩は名無しである:03/01/08 13:16
まあ、文学板なんだから文学的に捉える、というのでいいんじゃないの。
映画板で語ればいいようなことをここで語ってもしょうがないし。
>>414 >まあ、文学板なんだから文学的に捉える、というのでいいんじゃないの。
いいと思う。しかしときおり飛来する映画板住人の急降下爆撃にやられて
沈黙・・・が痛々しい。。。
というか、いちいち煽りに乗らないでよ。
ここのスレって、盆百の映画批評よりはレベル高いと思うよ。
好きな、観たことのある映画を個々が触れればいいじゃん。
「なになにを知らないのに語るな!」みたいな極サブカル的発想のカキコ
がくると沈黙しちゃうね。はいはい、みたいなw
要は語り口というか、文体の問題かもね。
418 :
吾輩は名無しである:03/01/08 13:33
ここはひとつ、久しぶりに阿部和重に登場してもらってガツンとかまし
たってほしいものだ。 「文学界」のエッセイ面白かった。陰謀妄想が似合う
男、あべっち!
>>416 よくレス読むと、意外と誰も煽りには乗ってないですよ
例えば
>>398=401-406です
必死に文体を変えたりしるけど、バレバレなので完全に放置されてるがw
こういうのを見ると、ID付けるべきだとか思ったりする
短時間で煽りまくったりはしにくいし。
>>418 阿部チンには頑張って欲しいけど、正直やっぱり映画批評はちょっとなーと思う
プロの映画批評家とか優れた映画監督でも
今、そんなにいい批評書けてないし、ましてや阿部チンにはかなり難しいと思うけど
>>419 406だが、誤爆だ。俺のは他のレスだ。たとえば418だw 411や413も俺だったりする。
目くそと鼻くそをいっしょにしてもらったら困ると罠にかかってみた。しかし、これくらいの「煽り」
でID云々とはきなくさいな、君も。荒らしならともかく。あれ?荒らしか?
阿部チンには「いい映画の批評ってなに?」みたいなところに切りかかってくれた
ら読んでみたいなあと思っているのだ今号の文学界面白かったし。もちろん、陰謀妄想
作家阿部っていうバイアスがかかりすぎかもしれないけれど、バイアス上等じゃん!
というのが批評にあってもいいんじゃねえかなあ。能天気にすぎるだろうか?
リファレンスするって言いにくいな
422 :
吾輩は名無しである:03/01/15 08:13
>阿部チンには「いい映画の批評ってなに?」みたいなところに切りかかってくれた
>ら読んでみたいなあと思っているのだ
どうでもいい。
>409さん
ごめん、このスレ書いたあとしばらく見てなかった。
映画生涯ベスト、は、どうせ何書いても「所詮ガキの選ぶ映画なんて…」
とか「文学板の奴のレベルも…」なんて来そうなのでやめときます。
でも、好きな監督はヒッチコックとティム・バートン、とか言ってみる。
あと、実は中(高?)学生ぐらいでパゾリーニの諸作品をビデオで(失礼)
観て、それと同時になぜか借りていた(変なビデオ屋だったんだろうな)
『バッド・テイスト』観て、完全に映画の見方が歪んだらしい^^;
サブカル系とか言うんなら、もっと思い切ったもの作って欲しい、と思う。
424 :
吾輩は名無しである:03/01/15 12:12
>>392 最近のカウリスマキがぱっとしないのは同意。
でも「コントラクト・キラー」だからね。
殺し屋雇う話なんだからさ。
ハスミンが良い映画批評は映画に対する熱い思いがないと書けない
みたいなことを言ってたね。
>>423 こちらこそゴミンナサイ。そんな丁々発止の経緯があったとは・・・
今1から読み返して初めて知った。
パゾリーニとバッドティスト(!)とは、文字通り食い合わせがよろしくないかも(w
てっきりixion氏はルノワールとか挙げてくると思っていたのだけど、ティム・バートンには驚いた。。。
ちなみにこの間、クリストファー・ドイルのカメラで撮り直したサイコのリメイクをチェックしたけど、
洩れには駄目でした。眠かったっす。
洩れは映画はそんなに観てないんだけれど、名無しだしBEST5を挙げておきます。
肴にしてやってくらさい。
1.「カルメンという名の女」
2.「エレメント・オブ・クライム」
3.「蜜蜂のささやき」
4.「動くな、氏ね、蘇れ!」
5.「未来世紀ブラジル」
あ、誤字が交じってますね。ま、いいかw
ところで未だに映画ファンとシネフィルの区別がわからんのですが、どう違うんでしょう?
>>426 映画狂は年に300〜600本近く映画を見ている
それを数年間続けたりしてる(まあその多くは学生だったり映画関係の仕事してたりが多い)
<東京>のミニシアターとかに通える状況である
日本人だと蓮實重彦とか読んでる
総長の他にもその手の映画批評を熱心に読んでいる
こんな感じかね?
関西人のオレには嫉妬でいっぱいですがね。
単純にウラヤマシイ。花のミヤコ東京じゃいっぱいイイ映画がかかってて
オレはムルナウとグリフィスと森一生が好きです。でも正直ビデオも多いんだよねー
>>427 謝。そうか、シネフィルは映画狂と訳すわけか。
蓮実の批評系の本は読んでるんですけど、映画の方はビデオになっていないのも多くて
今ひとつおさえてないっす。
>オレはムルナウとグリフィスと森一生が好きです
グリフィスは、この間東京で特集上映されてましたよね?
その最前列に蓮実夫妻が陣取ったという噂をきいた。
427さん、はやく移住しる!
蓮実の息子さんは映画音楽をつくっているらしいっす。ま、みんなとっくに知っているか(w
>>426 「動くな、氏ね、蘇れ!」は傑作だけど、続編の「ひとりで生きる」も何か
頽廃してて好き。ちょっとつげ義春入っているなと思ったね。
>>427 長年住んだ東京から、昨年4月に大阪に越してきたけどさ、
シネマ環境という点では、そう悲観することもないと思うよ。
良質な映画ファンになら十分になれる、大阪に関してはそこそこ環境いいと思う。
というか、東京も一時のような映画都市ではないし、シネフィル的な映画が
ある種の威光を放っていた時代も今は昔だよ。
ハスミンの映画論ゼミは、年間100本以上観れない人はお断りと募集要項に
昔あった。「映画は数かい?」と小一時間、ヤギヒゲを引っ張って問い詰め
たい気もする。
>>426 シネヴィヴァンこけら落しで観たよ『カルメンという名の女』――残念
ながら、そんなに良かったかなーという印象しかない。
何でみんな「ミツバチ」を「蜜蜂」と書くの?
『エル・スール』のコインの振り子は、未だにときどき目に残影が浮かぶ。
ああいう「永遠なるもの」に結びつけられていくようなフィルムの方が
好き。闇と光もきれいだったし…。
『ニュー・シネパラ』みたいな子どもの使い方はずるいと書いたとき、
エリセみたいな使い方がいい、と書き損ねていたので…。
432 :
吾輩は名無しである:03/01/17 14:37
生涯のベスト5をあげよなど、固有名詞じゃんけんみたいなもの。
蓮実の100本以上というのもそれの備え。
池広一夫>森一生>三隅研二>伊藤大輔>・・・・
そうやってメジャーを軽んじるだけ。
なんだかんだ言って数は絶対だよ。
文学だって数こなしてないやつに語られたくないじゃん。
>>431 もう一個誤字ありましたね^^; そうそうミツバチ。
ミツバチといや、巽真理夫のオススメにのって、WAXっつうのを
観たんですが、かなりわかんなかったっす。
正しい読みなんてないにせよ、あれはどう観ればいいんでしょう?
カルメン駄目でしたか・・・。個人的には「基地外ピエロ」のリメイクと
して重ねながら観ると、さらにこっちの方が、映画を撮ることについての広がりというか
カメラの場所というかが、よく見えるんで楽しいっす。
「新ドイツ零年」も「アルファヴィル」のリメイクと見る向きがあるらしいですね。
リメイクって言葉、すごくいい加減に使ってますけど^^;
ちょっと思ったんですが、文学とかでは、読め読め厨っているじゃないですか、
映画では、観た観た厨というふうに、体験を共有するよう働きかけるんじゃなくて
自分の体験を特権化する風に欲望がはたらくんですね。なんか興味深いっす。
少なくとも、言葉で書きこむこの場所では、いかに言葉で語り直すことができるかが、
勝負?だと思う今日この頃です。ま、おいらはそれができなくて困ってるんですが・・・。
ところでトリアーの「エレメント・オブ・クライム」ってやっぱ駄目ですか?
リンチの「ロスト・ハイウェイ」やオースターの「シティー・オブ・グラス」
ロブ=グリエの「消しゴム」みたいな、空転するオィディプス神話みたいな
感じの話なんですが・・・。最後にあなぐらから出てきた狐の赤ちゃんみたいなの
に向かって「この夢から目覚めたい」と呟くところとか、妙に泣けます。
435 :
吾輩は名無しである:03/01/17 18:28
>文学とかでは、読め読め厨っているじゃないですか、
>映画では、観た観た厨というふうに、体験を共有するよう働きかけるんじゃなくて
>自分の体験を特権化する風に欲望がはたらくんですね
君個人の問題だと思われ。
436 :
吾輩は名無しである:03/01/17 18:44
映画ってここ数十年の文化であって
文学は読むべき古典がいくらでもあるが
しかし最近の映画はほとんど娯楽ものばかりで
年に100本見たってあまり意味がないのでは
>>430 京都です。朝日シネマ潰れました。黒字出してたのに。大阪まで行く電車賃無しよ
>>436 「娯楽」っていったら全部そうですよ
グリフィスもヒッチコックもジョン・フォードも
ルノワールでもなんでも
>>435 おいら個人の問題ですかね?
この思いつきには
>>432-3のレスや
このスレで一時喧しかった論争の争点を射程に含んでると思いますが・・・。
なんかダヴィンチみたいで格好良くはなかったですけど
おいらがixion氏にベスト5を訊いたのは、シネフィルじゃんけんで
勝負するためじゃないですよw。面白い映画を追体験したいと思っただけっす
(つうかシネフィルの意味知らなかったし^^;)
ま、ああいう論争は実を結びにくいから、蒸し返すのもなんなんで
おいら個人の問題で終わるなら all OK です!
>>429 続編未見です。面白そうだから観ようっと。
あと、テリー・ギリアムやメル・ブルックスも好き。
アルモドバルや、ホドロフスキーも。って、だんだんこっから
ミニシアター系の名前に移っていきそうなので、やめる。
うんうん、「動くな、死ね、蘇れ!」好き。
440 :
吾輩は名無しである:03/01/18 01:10
やはり凡庸だな。
>>440 こらこら煽るな。ミニシアターもメジャー系ももうボーダー崩れているのに、
コテハンのアレルギー強めてどうする。
まあ、でもミニシアター系みないと、いい映画の半分は見れないってとこかな。
本当にみるべき映画なんて、年間10本あればいいとこでしょう。
思うに芥川賞-直木賞の区分が変質しているように、
ミニシアター-メジャー系の区分も崩壊しているんだ。
といっても、いまだに芥川賞=純文学という偏見が強いもんで、
映画にもその図式を持ち込まなければならない人がいるってことかね。
ミニシアターはよく行くけどさ、ここでその「ミニシアター系」と俗に
言われるもののなかに「限定して」名前を「殊更に」挙げてみるっていうのは、
単に「他人が味わってないものを自分は味わっているんだ」っていう勘違いの
ヒケラカシになる可能性が高いし、実際自分が好きなのはティム・バートン
だから仕方ない^^;
大体、ミニシアター、なんて、馬鹿げた言葉だと思う。
あと、映画は好きだから観るものであって、観る「べき」ものや観「なければ
ならない」ものなんて存在しない、と思う。それは本も同じ。
>あと、映画は好きだから観るものであって、観る「べき」ものや観「なければ
>ならない」ものなんて存在しない、と思う。それは本も同じ。
ハスミンの「抑圧」教育を真向から否定しておりますなw
>>44 蓮實はでたらめなくらいに抑圧しないと、解放しえないってことでしょう。
それにいちいち従順になるのが痛いというか、蓮實が読めていない。
>>443 みる「べき」というのもレトリックでござるよ。
でも、ちょっとスノッブに敏感に反応しすぎだな。
それは認めな。
447 :
吾輩は名無しである:03/01/18 05:32
文学で「カラマーゾフ」「こころ」みたいな古典読んでない奴は蔑視されるが、
映画に限っては「人それぞれでいいのさ」という言い方が許されるという罠。
正直にいえよ、
文学>>>>>>>>>>>映画>>>>>>>漫画だろ?
吐いちゃえよ。
448 :
吾輩は名無しである:03/01/18 08:11
>ティム・バートン
(´∀` ) イイ!
次回作はなんでしょうね?知ってる人いますか?
イワン・マッグレガー主演、”Big Fish”でした
>ハスミンの「抑圧」教育を真向から否定
というか、蓮実は「前提としての教養」を全ての知に求めたいのかもしれんが、
前提である教養は役割として存在することはあっても、快楽とは程遠い苦行
であることが多い。つまり、苦行の後の快楽を蓮実は薦めてるわけだよね。
でも、映画も文学も第一義的に「快楽」を求めるものであってもいいはずで、
蓮実は(結果としてその先を見据えてはいても)「前提としての教養」を
塁壁として、「知としての映画」という城砦を堅固にしている。だから、
単に「抑圧教育」と思われたりもするんだろう。もちろん、そこから城砦を
ぶっ壊してさまざまな方向へと知の視線をさまよわせることが蓮実の考えてる
ことなんだろうが、俺は快楽の前に苦行はいらんと思うし、それを馬鹿という
なら馬鹿「も」正しいと言い切りたい。
>文学で「カラマーゾフ」「こころ」みたいな古典読んでない奴は蔑視されるが
別に、蔑視するか? 興味があるのに読もうとしない、っていうのは、ちょっと
どうかな、と思うが、別に古典に興味がないのならその人にとってはそこに
快楽が存在しないわけで、それならば別に「蔑視」する必要もない。
抑圧した後の方が解放感は強烈ではあろうが、凡庸な快感の持続、っていうのも
それはそれでありだと思うな。読んでない古典なんかいくらでもあるぞ^^;
そういえば、映画の話:
今"Rabbit Proof Fence"(「裸足の1500マイル」って邦題は、あんまり気に
入らない)が観たい。この話(Stolen Generation)には結構興味があるし。
452 :
吾輩は名無しである:03/01/18 22:18
まあまあ、腹割って話そうよ。
文学>>>>>>>>>>>映画>>>>>>>漫画だろ?
>>452 ixion氏のレスは読みやすいし素直だよ。
>>451も腹を割った率直なレスに読めるが?
別になんだっていいんだけど、わたしゃ、文学趣味の人の映画の関心
っていい筋してると思うし、余分な知識つけていなくて鋭いと思うし、
それでちょっと書いているし、このスレ期待してんのね。
ixions氏はちょっと過敏に反応しすぎだし、つべこべ言わずに
(その方がよっぽど「映画の見方はこうあるべき」と逆説的にお説教臭い)
主観述べればいいに決まっているわけだから(素直には思えんけど)、
煽りに気にしなくていいじゃん。
だけど、もう少し謙虚に構えてもいいよな。
反省…^^; < 謙虚
ってことで、昨日は「太陽がいっぱい」をまた観ました。ビデオ。
俺は「イングリッシュ・ペイシェント」を、原作を映画の「文法」(があるの
なら)に則って作り変えた、とても良い作品と思っているので、「リプリー」
も嫌いではないです(ただ、「イングリッシュ・ペイシェント」に比べると、
ミンゲラの監督としての構成力もちょっと弱くなったかな、とは思ったが)。
「太陽がいっぱい」と「リプリー」は、陳腐な言葉でいうなら明と暗だけど、
原作は明とも暗ともつかないところをトム・リプリーがすり抜けていく、
って感じで覚えていたので、どちらもまた原作とは別物として楽しめる。
でも、昨日この作品観たのは、単にジュード・ロウ好き、って奴に、アラン・
ドロンも格好いいよ、ということを見せるためでした(苦笑)
今日は「ゼロ・ペイシェンス」観ます。
ハスミンの「映画100本〜」云々の発言は、「映画論」「映画学」を志す人
には当然の発言なのだと思う。その「前提としての教養」という言葉に
すれば、私にはわかり易かった。
昔、恩師に「学問っていうのは禁欲じゃよ」と言われて、よく分かる気がし、
「自分は研究者は向かんなあ」と人生の選択をした。さまざまなジャンルに
赴く好奇心に流されることなく専門を深めなければ、「研究」は究められ
ない。サラリーマン的教育者であれば可能であると思うけれど。
体調が悪い日やデートしたい日にまで、時間作ってわけのわからん実験映画
なんか観るの辛そうだ。それも、何かとの比較や何かの脈絡のなかで語る
べきだからという理由で…。人生に潤いや愉しみを増すための小説や映画で、
それはつまらない(研究者さん、ご苦労さん。お世話にはなりますw)。
美人と美男がいっぱい出てきて、恋のさや当てが繰り返され、そんな
人たちの一族の盛衰が描かれる。贅を尽くしたセットや小道具のなかで、
ぐりんぐりん大勢の人たちが踊りまくっているような映画が好きだなあ。
「植民地」「道ならぬ恋」「激動の時代」「夢の消失」――コンサバな
設定でまんまと泣かされる時間がいとおしい。
>>434 『カルメン〜』はダメという意味ではないです。絵画的で美しいと思う。
ただ、映画的記憶が豊富な人、文学的記憶が豊富な人にだけしか響かない
分からない部分の多い作品って、奥があって深そうで、実は底が浅いのでは
ないかという偏見がぬぐえない。その前提となる記憶に恵まれない人にも
ストレートに向かうものでないと…。文学も映画も表現である以上、
どんなに間口の狭いカルトもありだと思う。カルトよりコンサバな大衆
向けのものがいい、ということでもないが、ほとんどの人間の原型を揺さぶる
ものに通じていく、自分の身の内にある「線」を響かせる何かを常に求めて、
諸ジャンルをさ迷うわけで、コマ切れの時間だけでなく、まとまった時間が
あれば、文学より映画の優先順位が高くなるかもしれない。
ブニュエル月間とかやりたいなー。
457 :
吾輩は名無しである:03/01/19 19:12
学生の頃、蓮実を読み、年に映画館で200本、ビデオで300本観ましたが
その後CM制作会社に入り、一瞬にして蓮実なんぞ無駄という結論になった
けど。それは職業においてでなくて映画を観る上でだが。
引用くんたちへ。文学−映画で展開するのは文学板だからやむを得ないが
演劇、写真をからめてちょ。それと劇作家・脚本家の映画はなぜつまらない
のか、も。
読んだからそれが無駄だとわかった
だとすれば結果的に無駄じゃなかったんじゃないの
と屁理屈
そういやなんとなくですけど
優れた表現者って他のジャンルについてかなり勘違いしてる場合多いですよね
有名なのはマルクスとかフロイトのベタすぎる文学趣味とか
優れた映画の原作でもかなりくだらない小説だったりとか
ありゃなんなんですかね。
スレ違いなんで映画の原作について限定でいいんですが
>劇作家・脚本家の映画はなぜつまらない のか、も。
ちょっと待った。
それは一般的な認識か?
ベルイマンやマイク・ニコルズやデビッド・マメットの映画がつまらない、
と思うのなら、それはそれで仕方が無いと思うが…。
…とここまで書いて、蓮見が嫌いそうな作家たちだと気づいた(w
劇作家・脚本家「の」映画、って、監督としての、ということかな?
460さんが挙げた人以外なら、ぱっと思いつくのは寺山修司やコクトー、
はもちろんのこと、ニール・ジョーダンや(果ては)三谷幸喜とかも
そうだよね。うーん、もちろんつまらないものもあるけど、面白いもの
もあるよ。
劇作家の脚本は、どうなんだろう?トム・ストッパードとか
サム・シェパードとか…。
そういえば、脚本家/監督で強烈なの思い出したぞ。
橋本忍『幻の湖』(笑)!!
>蓮実を読み、年に映画館で200本、ビデオで300本観ましたが
>その後CM制作会社に入り、一瞬にして蓮実なんぞ無駄
そりゃ、ケインズ読んだからと言って、投資家で一攫千金できるかというような
ものであって、あまりにも時間を無駄にしたね。
御愁傷様。
映画は君を選んでなかったんだよ。
演出家と劇作家を混同しちゃいかんでしょ。
マイク・ニコルズ、ベルイマンは演出家(あるいは演劇人)であって
劇作家ではない。強いて言えばシンガーソングライターみたいなもんじゃん?
「劇作家・脚本家の映画はなぜつまらないのか」という問いは
例えばチェーホフが映画を撮ったら面白かったか?というような問いでしょ。
俺の考えは No。そう三谷幸喜の映画は面白いかねえ・・・?
作詞家の秋元康が作った映画は面白いか??
ところでデビッド・マメットの作った映画は面白いかな??
マメット脚本の作品は面白いのもあるけど、演出した作品はあんまり
おもしろくない。マメットが監督した映画で唯一面白いのは「殺人課」。
評判のいい「摩天楼を夢みて」はほとんど舞台劇を映画にしたようなもんだからなあ。
それに監督のJ・フォーリーはあれはあれで見るところのある作家だと思う。
>>ixionさん
トム・ストッパードはむかつく(ローゼンクランツも恋シェクも)けど
サム・シェパードはなかなか良い脚本を書くひとですね。
>464
>演出家と劇作家を混同しちゃいかんでしょ。
申し訳ない、書いてしまってから気づいた。
三谷は見たこと無いから知らないけど(秋元はもっと知らない。奴って劇作家だったの?)
マメットの映画は激おもろいぞ。
「殺人課」ももちろんいいけど、
近作「スパニッシュ・プリズナー」「ザ・プロフェッショナル」とか見た?
ストーリーテリングと役者の演技だけで映画は作れるぞゴルァ!
という意志がビシビシ感じられてたまらん。
映画作りのそんな素朴な心構えが最高。
カメラや演出が映画の命というのはしごくまっとうではあるけれど、
俺は脚本と役者が前提、という基本を遵守した映画のほうが面白いな。
「ザ・プロフェッショナル」は見てねーや。はは
漏れは演出が第一、とは言ってねえっすよ。
もちろん脚本が面白くなければ話にならない。あと役者の演技も
どちらかといえば“演出”に含まれるのでは、、と。
さすがにマメットは脚本家だけあってストーリーテリングはうまい。
しかしマメットに役者を動かせるのか、、、と。>・・・そんな素朴な心構えが最高。
“素朴な”心構えねえ・・・。黒澤の脚本家であった橋本忍もそうだけど、もともと
脚本家が演出した作品がそれほど面白いと思ったことは、ほとんどない。
>脚本と役者が前提、という基本を・・・
俺はそれが“基本”だなんて思わないけど? やっぱり演出は映画において重要な要素ですね。
・・・と、ここまで読んで気になったこと。
>>431 マダムBさん、
「カルメンという名の女」はシネヴィヴァンのこけら落としで
上映された作品じゃないっすね。こけら落としで上映されたのは
「パッション」です。
468 :
吾輩は名無しである:03/01/19 22:23
ヴィスコンティとかロージーとかもともと演劇の人じゃなかったっけ?
コクトーは映画はかなり好き
美女と野獣は廊下のカーテンがスローでファァァァてのが美しすぎるし
オルフェもいいしオルフェの遺言もアナーキーでいい
>>465 三谷幸喜は見ておいた方がいい。後学のためにも。
日本でN・サイモンやW・アレンを真似るとどうなるか?、
というケース・スタディのためにも。もうビッグネームには飽き飽きだ。
>>457 じっさい、蓮実の映画評論なんて何の役にも立たないというのが
私のいけんです。概括的な見識はともかく、彼の時評なんて
読んでも何の価値もない。くだらない主観的な言葉ですよ。
まあ、彼は映画をよく知っているからある程度は信頼が置ける
んでしょうが、土台、映画について書かれた言葉なんて、
じつは映画とは何の関係もない、単に宙を舞っているようなもので、
そりゃあむしろ「言葉」の領域の遊びでしょ?映画を見てるかどうかなんて
関係ないんだよね。ハスミの糞文なんて眉につば付けて読んでりゃちょうど
いいんですよ。
>>467 正直に申し上げますと、こないだ書き込んだあと、その間違いに
気づきまして、古いパンフの山をひっくり返して2冊を取り出し、
「あ、やっぱ違ったわ」「またまた、やってしまった」と舌を
出したところです。知らんふりしようとして済みません。
何だろう、赤のイメージでだぶっていたのかもしれない。
ごまかし紛れに、役者としての清順と監督としての清順と、皆さま
どちらがお好き?と振ってみる。
しかし、463はいじわるだなあ。
仕事でも、映画鑑賞や読書でも、友だちづきあいでも、「幸福」と
いうのは自らの内面の充実であって、一攫千金や(映画に選ばれて)
映画界で成功をすることとは異なると思うけど。
人の幸福の姿、表情、行動(あるいは不幸のそれら)を見るために、
映画は即物的手段であり、それが「本」「芝居」「写真」につな
がってくると感じる。無論、幸不幸の表現でなく、もっと抽象的な
ものを表現しようとする作品は別に置き…。
472 :
恵果ミ*・∀-ミ⌒☆13さい ◆.t5tlQkmQY :03/01/19 23:24
みんな長文うぜーよ
>463へ
ものを緑色ぽくするには色々な方法論がある。
被写体を塗る、カラーライティング、フィルター、
フィルムをフジの400にする、カラコレで引っ張る・・・
で、映画を観て緑色がきれいであったときに、
その方法を詮索するのは面白いし、誰の功績かも判る。
色味についてどうこう言いはするが、その方法論(結果として
誰の仕事であるか)には触れずにいるのよりは、触れる方が
ましと思わないかね。で、それを蓮実重彦を読んでいて判るか。
判らないから、話の軸をずらし込んでいるのではないか。
475 :
吾輩は名無しである:03/01/20 00:39
ハスミン以外で面白くて読んどいたほうがいい批評集とかある?
教えて。
井筒監督
はいはい。
「サンライズ」でもみて、泣いてて下さい。
>「サンライズ」でもみて、泣いてて下さい。
ワラタ
>>457 まあ、同情されるだけでも、ありがたく思えば、いいんじゃないの。
蓮實読めずに、何か真に受けて年間500本観る馬鹿って、
やはりどうしようもないでしょう。
要するに君の人生って単なるやせ我慢なんだね。
480 :
吾輩は名無しである:03/01/20 01:58
蓮實重彦は身長190センチ
四方田は身長15ウンcm
463の活躍を期待したい。
くだらん。君らの書く文章なんて、どうせここでもよそでも電波文だけだろ?
>蓮實読めずに、何か真に受けて
文章が読めないなんてことがあるかよ。本当に読めないのは、
本当に質の悪い文章だけだよ。
>>473 「色」もいいけど「照明の当て方」(影の置き方)が
気になる。影をうまく使いきれてない映画はちょっと引く。
>>464 >サム・シェパードはなかなか良い脚本を書くひとですね。
知られてるのは『パリ・テキサス』と『フール・フォア・ラブ』ぐらいですが、
どちらも彼の原作ですしね。
彼のオフ・ブロードウェイ時代の戯曲は最高です。大好き。
>>477 実際かなり好きな映画なんですけど・・・
>>479 500本なんて日本でも海外でも普通にいるじゃん
熱心な読書家と一緒でしょ。おれはムリだけど
>>473 素朴な質問で恐縮ですが――
>ものを緑色ぽくするには色々な方法論がある。
>被写体を塗る、カラーライティング、フィルター、
>フィルムをフジの400にする、カラコレで引っ張る・・・
これらって、「方法論」というより「技術の種類」としか理解できない
けれど、選択の仕方で製作者のスタンスが分かれるものなの?
つまり、○○の技術を使うとシズル感が出るから□□派風になるとか、
△△の技術を選ぶとアンダー気味でダークな緑になるから◇◇主義
だとか…。
スタイルの選択につながるというなら、方法「論」とまで言うのは
分かる気がするけれど…。映画「論」というのは、そういうところ
まで対象に組み入れるものなんですか?
いや、何でも研究するには、対象を限定して分析するという科学的
(論理的)姿勢が必要だとは分かるけれど、表現する「内容」と
「技術」を分けよう、分けようとすること自体が、創作された物には
ふさわしい方法でなく、もっと統合的な評論があってもいいんじゃ
ないかっていう気がしたので…。
自然科学や社会科学と違う研究メソッドがないのかなーなんて。
すると「表層批評」になっちゃうのかなw。
つーか、単なるDQNだろ、473って。
相手すんなって、スレ乱れる。
>>485 アルトマン不遇時代の「フール・フォア・ラブ」ってとってもいいです
けど彼が一番カッコイイのは、「ライトスタッフ」での勇姿じゃないかしら
>>487 表現法の中に方法論は含まれるのではないですかね?
>>489 「表現法」…すると、そこに「本」「芝居」「写真」ほか
すべての映画の要素がひっくるめられちゃうねw。
「販促」も入るのかな?
シネフィルと言われる「うるさ方」がキューを出す映画評論って、
どんな項目をクリアしていればいいのかなあと思って…。
指標を出してもらえると、好きな映画について、その項目を意識して
書けるようになるじゃない。
……ネカマって大変そうだ。主語と述部が統一されていないよ。
映画のシナリオなら、赤を入れられちゃいそうだ(ブツブツ)
そういばナボコフ・スレにもそういうレスがあって笑えた。
>>488そうなの?
>>473 そりゃ蓮實「だけ」を読んでりゃわからんだろうね
でもそんな人いないでしょ。
それとジャン・ドゥーシェについて知りたいと思いました
494 :
吾輩は名無しである:03/01/21 20:24
はーい、473でーす。
蓮実でも何でも読むから、
音についての批評を教えてくれ。
映画音楽じゃないよ。音ね、音。
橋本文雄と上野昂志の著書、元共産党員のSE屋、
「映画読本溝口健二」の大谷巌のインタビュー以外
ろくに読んだことがない無学な者に教えてね!
なんだか哀れみを誘うスレになってきたな…。
496 :
吾輩は名無しである:03/01/21 21:14
>491
そうだよ
>映画音楽じゃないよ。音ね、音。
スレ違い
音の批評は寺島靖国にでも頼め。
498 :
吾輩は名無しである:03/01/22 18:37
誰もまともに答えてくれねえから本人に聞くよ。
>>485 ixionは何故イクシオン?
イグジオンじゃなく?
ギリシャ神話から取ってるんだろ?
500 :
吾輩は名無しである:03/01/22 18:42
500
イクシオンじゃなくてイグジオンでもいいと思うけど・・・
501 :
吾輩は名無しである:03/01/23 00:06
>音の批評は寺島靖国にでも頼め。
映画の音をいっているのだが。
ジョン・トラボルタが、効果音を集めているうち何かの事件の証拠を
突き止める映画があったような…。
「音」って文学をからめて語るのは面白そうな気がする。
もうずいぶん前から、文学って「音」を意識するのをやめているのでは?
昔話でも、吟遊詩人でも琵琶法師でも、文学は語りから出発したジャンルで
あったろうに、本に定着することで、サイレンスをおとなしく受容した
みたい。
タイポグラフィーや文字を一字ずつ抜く実験小説はあっても、クレッシェ
ンドやデクレッシェンドの記号をつけた小説は聞かないなー。台本には
つける場合もあるかもしれないけど。
漱石みたいに「声に出して読みたい」講談みたいなノリの文学も、とんと
見かけなくなった。
子どもの紙芝居なら、バイキンマンのセリフの下に、「叫びながら」なんて
書いてあったりするが、擬態音や擬声音も含め、音に意識的な文学って
あるのだろうか。
映画は、逆に時間的経過のなかで「音」を得たジャンル。
昔、吉祥寺バウスの吸音がしっかりした小さい箱で無声アニメ見たとき、
すごく辛かった。自分がゴクリとする音が異様に大きく聞こえて…。
ああいう状態を表現しようとするだけで、文学の実験が成り立つ気がする。
あっ、「韻」は忘れていた。
おまけに擬態音のスレが立っているとは!
>>498 質問スレのほうでお答えしておきました、ご参照を。
>擬態音や擬声音も含め、音に意識的な文学ってあるのだろうか。
音読すると美しさが分かる作品、ってのは確かにあるけど、あと楽譜を挿入
するとか。でも確かに「クレッシェンドやデクレッシェンドの記号をつけた
小説」は寡聞にして知らんなー。
昨日「ピクニック・アット・ハンギングロック」を観直した(ツタヤの
100円レンタルで、誰も借りてないけどまた観たい映画を10本ばかり
借りてきたので)んだけど、やっぱり「乙女の祈り」ってこの映画を
多少は参考にしてるよね?
今日は「サクリファイス」観直します。何年ぶりだろう…今回は
寝ないで見られるのだろうか^^;
>文学って「音」を意識するのをやめているのでは?
我々の読書とは文字を追うのと一緒に音声変換をしているんです。
つまり音のない文学はないってことです。
映画の音は役割がまったく違うと考えなければならないと
思いますな。
>>506 僕も文学ってとても音楽的だと思うんですが
にもかかわらず黙読の場合、映画のような唯物的な音(っていうのかな?)って
ないですよね。
どういう風に理解したら良いんでしょうかね
内的な音というのは
508 :
吾輩は名無しである:03/01/24 20:16
「千と千尋の神隠し」(8:30から日テレじゃ)を見れ
千尋の父親の車はアウディだが、音入れもアウディ吹かしたそうじゃ。
文学も「アウディ」という文字があればアウディの音を想像するじゃろて
映画の音は実に巧妙じゃのぉ・・・
>読書とは文字を追うのと一緒に音声変換をしているんです。
>内的な音
ともに掘り下げて考えてみたい興味深い視点ですね。
では、生まれつき耳が不自由な人にとっての字幕付き映画鑑賞とか
読書ってどういうものだろうか…などと、外れたことも考えてしまう。
502で考えたのは、「可視的なもの」以上に「不可視的なもの」を表現する
ことに熱中した20世紀文学が、「映画」や「写真」といった見るジャンルと
拮抗することには意識的だけれど、「音楽」という聴くジャンルにはあまり
競争心を燃やしていないのではないか…という疑問。
情景が見えるような描写にたけている作家でも、周囲の音が聞こえてくる
ような描写には、あまり紙幅が割かない気がする。話が複雑化しますが、
その意味では、「香り」も同様かな…。
「音楽」や「香り」というものは、記憶と直接に深く結びついていると
思います。記憶は、わずかのメロディーやふとした香りをきっかけに、
一瞬ののちに呼び起こされるものですが、言葉はいくら数を重ねても、
人に伝わるものが少なかったりする。
人間は、何という不便なものを、さも便利そうにコミュニケーションの
道具に使い続けているのだろう。…と、ますますズレました。
言葉と音声の機能の差や特性は、科学的に考えれば簡単な話でしょうに。
ただ、表現的には、映画や音楽より不自由で分が悪いジャンルが文学なの
かもしれないという感じは残る。それが読むことや書くことの挑戦に
つながるのかもしれないね。
>>508 見るよ。
でも、アウディよりフォルクスワーゲンの方が
エンジン音は特徴的だと思うw。
511 :
吾輩は名無しである:03/01/24 20:41
十三人連続暴行魔のビデオ化を強くキボンいたしまする
>アウディよりフォルクスワーゲン
ワーゲンの中にアウディは吸収されてるから同じエンジンつんでる
車もあるのだ(A3とゴルフ。他にもあるかな?)
ちなみにハヤチャンはアウディの大ファンさw
>内的な音
、
>生まれつき耳が不自由な人にとっての字幕付き映画鑑賞とか
>読書ってどういうものだろうか…
読書や映画鑑賞して感じる、または考えるっていうことは
人間の中には蜘蛛の糸みたいなすぐに感じる神経とナイロンザイルみたいに
多少のことには気が付かない神経があって個人それぞれの経験(記憶)
の有無、または量的にある何かによって左右されると思うんですよ。
「音」に関しては映画は情報として与えてくれているのでこちらから
想像することはない。でも生まれつき音のない世界に住んでる人は
読書と同じくらい想像力を働かせないといけないかもしれませんね・・・。
(だからこそ生まれつき音のない世界に住んでる人は素晴らしい音作りが
できるのだと何かの本で読んだが・・・忘れた)
514 :
吾輩は名無しである:03/01/25 20:24
494だけど、映画の音を扱った批評はないつーこと?
照明や特機について書くと、蓮実ファンがおー騒ぎだったが
音にはおとなしいのだね。
ソニマージュも今は昔
>>513 いろいろタメになるレスをありがとう。
『千と千尋〜』は何回か観(せられ)ているけれど、今回初めて
「音」を強く意識しながら観ていたら、千尋が湯ばぁばの妹宅へ
訪ねていくシーン…すごいね。鳥肌が立った。
列車の音と水音が響きあうバックに、音楽も流れている。
列車の音も水の音も、人に「過去へ還ろう」「過去へ還りたい」
という気持ちを喚起させるもの。
懐かしいものに回帰させたり時間を留まらせることで、身の回りの
豊かさを再びこの手に取り戻したいという意志が、ジブリ作品の
多くからは伝わってくる。
その音による「引き戻し」作用と、否応なしに「進む」時間の
経過により茜色から暮れなずんでいく空の情景の対比が、もう
何とも…。
千尋にカマジィがハクを助ける方法を話している時、
画面は坊ネズミが「えんがちょ」切りしてましたけど
あれは映画でしかできませんよね。音と画面がずれてて
不思議で面白かった。人間には「目」や「耳」の部位があって
それぞれの働きと存在を知らされたような、面白い伝達方法
だなと思いました。今に映画館で「香り」(臭覚)も加わるように
なるかもしれませんね。(なんか疲れそうだけど)
「ラッキーマン」(マイケル・J・フォックス)読み終えた。
映画の裏話はもちろん、彼の人間性にひかれる。
>>514 はすみんは映画音楽は正直わからないと言ってるし
あと「音」そのものに関しては
ブニュエルの『哀しみのトリスターナ』だっけか(タイトル違うかな?)の杖の音とか
シュミットのなんかの映画についても、なんかの場面になると必ずピアノの音が流れるって
シュミットが私も気付かなかったあなたスゴイねみたいなこと言ってたが
基本的にサイレント万歳なのであんまし音についてはないでしょう。
519 :
吾輩は名無しである:03/01/29 02:07
>>514 たとえばフランスのミシェル・シオンが書いてます。邦訳もあります。
でも日本の映画屋さんは耳が悪いので黙殺されているようです。合掌。
スクリーンが真っ青のままで音だけが流れる映画はどうなの?
521 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/29 02:31
ヨーロッパ映画。
レース鳩が出てくる。最後のほうで猫に食われる。
失業問題がある。
少女二人が出てくる。
ボクシングシーンがある。
これって、何の映画でしたっけ。
522 :
吾輩は名無しである:03/01/30 22:42
>スクリーンが真っ青のままで音だけが流れる映画はどうなの?
それは映画でなく映像でしょうね。
おそらく屋外にある青い壁をみながら音楽を聴く方がよいと思う。
↓ はい、ジャーマン愛好家の方、反論をどうぞ。わはははははは。
523 :
吾輩は名無しである:03/01/30 22:47
>スクリーンが真っ青のままで音だけが流れる映画はどうなの?
それは映画でなく映像でしょうね。
おそらく屋外にある青い壁をみながら音楽を聴く方がよいと思う。
↓ はい、ジャーマン愛好家の方、反論をどうぞ。わはははははは。
まったく下品なやつだな。
デレクジャーマンのフィルムを知っているからってそんなに得意気になるもんかね?
映画の“音”について知りたかったら、デュラスの「インディア・ソング」
と「ヴェネツィア時代の彼女の名前」を見ろ。
基本だろ?
バカじゃねえの、おまえら?
526 :
吾輩は名無しである:03/01/30 23:16
典型的な煽り文体
>>522、とはさほど関係無いかもしらんが・・・
タルコフスキーは芸術家としては一流だが、映画監督としては二流で
総合的には一流半くらいだ
とか思ったりするんですけどね、でそれが自分の趣味なら良いんだけど
(あくまでも僕の個人的な基準なので、ファンの人ごめんなさい)
自分の好みではない場合、自分の中でどういう位置付けか迷う
別に位置付けないでも良いんだけどね。体系化するのも楽しいので
位置付け的にはタルコと似てるのは、
個人的にはフェリー二とか松本俊夫とかかな、キューブリックもそうかも
ちなみにパゾリーニは純粋に映画だけの面では二流かもしれないが
その他の部分で一流であり、総合的にも一流だと個人的な趣味レベルでは思ったり
小説でもなんかそういうのいるよね。小説自体は下手糞だけど注目すべき存在みたいな。
『評決の街』
あらすじコピぺ
??????????????????????????????
>東京都知事の歓迎の式典最中、
>ニューヨーク市長ジョン・パパス(アル・パチーノ)にある事件が報告された。
>ブルックリンで、刑事の放った弾が下校途中の6歳の黒人少年に当たり、
>少年が死亡してしまったのだ。銃を放った刑事も殉職。
>少年が運び込まれた病院にすぐさま駆けつけたパパスは、悔やみの言葉を述べ、
>右腕である補佐官ケビン・カルフーン(ジョン・キューザック)に
>事件の処理を任せたのだった。
↓ここから、あらすじパッチワーク(別の人が書いてるらしい)
>事件の詳細はこうだ。マフィアのボス、ポール・ザパティ(アンソニー・フランシオサ)捜査に
>当たっていた刑事エディ・サントスは、ポールの甥で垂れ込み屋のビニーを通じ、
>ポールの息子ティノとの接触を試みたのだった。
>ティノをビニーが呼び出し、エディが接触する手はずだったのだが、
>異変を逸早く察したティノがエディに向け発砲し、銃撃戦の末、
>撃たれたエディの放った銃弾が近くにいた少年に当たったのだ。
>少年とティノは即死、エディは病院で間もなく息を引き取ったのだった。
>ケビンは、保護観察中だったティノの犯罪調書を調べた。
>すると、犯罪の割りに刑が軽いティノの調書に不審な点を見つけたのだった。
??????????????????????????????
で、ここから市長の汚職まで繋がってるんだが
それを市長の人格に心酔してる補佐官が暴いていくという実に試練な話だ。
エンディング。ゴージャスな執務室
補佐官に証拠を突き付けられた市長ジョン・パパス(アル・パチーノ)は
次期市長選辞退(つーか政治家引退、で警察に通報無し)を迫られる。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
で、ココだけが見どころ。これだけが言いたかった。映画自体はボンヨ〜
アル・パチーノが凡てを諦めるんです。
その表情は!
┌(・。・)┘ワッショイ♪└(・。・)┐ワッショイ♪
間違った・・・
( ●´ Д `● )
(´∀` )( ●´ ー `● )( ●^ ー ^● )( ●^ Д ^● )
ヽ(´ー`)ノヽ( ´∀`)ノ ヽ(´ー`ヽ)(ノ´ー`)ノ(・ω・)ノ
( ´−`) (;´Д`) (`Д´) ヽ(´Д`)ノ ヘ(Д´ )ノ (#`Д´)凸 (ノ´Д`)ノ
ヽ(*`Д´)ノヽ(TДT)ノ┐('〜`;)┌ )(≧∇≦) (≧ヘ≦ )(`ー´) ( ´_ゝ`)
(*^ー゚)ノ ぃょぅ(=゚ω゚)人(゚ω゚=)└(゚∀゚)┐
_, ._
( ゚ д゚)
クドイね。違う。
全部違う。
顔文字じゃ無理ですがな・・・
おれ、ああいう表情は見たこと無かったんだな、それ以後どんな映画でも見てない。
それで糞下らんドラマに出てる田村正和も
たま〜に見るようになった、というわけですな(´ー`)y-~~
533-535の間には投獄された人の気持ちに素手で触れたような
いろいろな哀しいことが氷点下の現実で起こりました
ぼくわ、ポッカのスウプで暖をとりましたとさ
5連投で規制されてしまったが半ばヤケクソな気持ちで推し通ることにしたよ
今夜はスレの温度差も十分に堪能しましたし・・・
好きな俳優の話とかもしないの?
とsageで書いて立ち去るのみ・・・
アル・・・まだ日本に来てないよね・・・。
「ディックトレーシー」での悪党ぶりが滑稽で好きだ。
メメント。先程ビデオで見た。
コンセプトの在る映画ってのは優れた教材のようでもあり、「そ
れ、見た」と言うだけで、アカデミックな優越感
に浸れる。しかし、それを言うと会話に詰まる事も
あるので、相手が説明の勢
いで饒舌になってきたら、「今思い出した」と相槌の種類をパターン
βに換えるが吉。
寝ても覚めても見た映画
の興奮が続けば、脚本をまで欲しからずや。
久方ぶりの健全な向上心か?と期待し錯覚したそばからgoog
leに答えを求める指先が
表裏一体となった利便冗長を引き剥がそうと性欲以外のエネルギーをふりしぼり!ほとばしる!
かに見えて、今現在そうであるように脳内言語がプライバシるばかりの、凶この頃。
陰陽師かぶれが、多少、未だに垣間見えなくも無い。あと、俳優話はまだ諦めてないから。
思わせぶりに縦読み不可だし、
きっと忘れてしまうから、メモの替わりの2ちゃんねる、と。書き込むわけだな・・・
539 :
恵果ミ*・∀-ミ⌒☆13さい ◆.t5tlQkmQY :03/02/12 20:23
文学板って駄目だな
というか最近の2CHが・・・。
541 :
吾輩は名無しである:03/02/13 21:23
タマには映画の話でもしようぜ!
ギャング・オブ・ニューヨークは面白かったよ。
543 :
吾輩は名無しである:03/02/13 23:34
明日、多分「レッド・ドラゴン」を見に行くぞ。
「沈黙」も「ハンニバル」も見てるから楽しみだぞわくわく
544 :
吾輩は名無しである:03/02/14 01:09
「刑事グラハム」は見てないんだな?>543
007は今回も笑わせてくれる。暇で金のあるヤシは見るべし。
546 :
吾輩は名無しである:03/02/28 18:43
24アワーピーポー!!!!!!!!!!
ニューオーダーもストーンローゼスもいないけど良かった。
相当マンチェスター好きじゃないと楽しめないだろうけど…。
あの頃フレアジーンズはいたな…
>>502 超亀レスですが・・・それは「ミッドナイト・クロス」(ブライアン・デ・パルマ監督)です。
「効果音の収録中に自動車事故を目撃したB級映画専門の効果マン。しかし事件の
背後には政治がからんでおり、彼のテープには事故が殺人であった事を示す証拠が
残されていた……。J・リスゴー扮する不気味な殺し屋とのチェイス・シーンが
テンポ良く展開されるアクション・スリラーで、悲痛なエンディングが強烈な余韻
を残す。」(allcinema onlineより)
552 :
吾輩は名無しである:03/03/21 20:49
戦争映画で気分転換しようぜ!
まずは、『ブラックホークダウン』
553 :
吾輩は名無しである:03/03/21 20:52
次に『戦火の勇気』
(*゚∀゚)アホウ!
きゅーぶりっく♪
若松孝二!
556 :
吾輩は名無しである:03/03/25 07:17
BOX東中野が閉館するそうです、残念。
557 :
吾輩は名無しである:03/03/25 22:56
アメリカによる今回のイラク攻撃は
今後どのような戦争映画を産み落として
くれるのだろう。
ランボー怒りのアフガン
デレクジャーマンの作品、大好きなんだけどな…
勿論、「ブルー」も含めて。
カラックスも以前、好きだったんだけど、
「ポンヌフ」がお洒落すぎて、だめだった。
今週末は久々にDVDを借りて来よう。
560 :
吾輩は名無しである:03/03/31 23:07
1日は“映画の日”だよ。
>>559 ポンヌフオサレか?
けっこう野蛮でいいと思うけど
でもポーラXの方が好きだけど
562 :
吾輩は名無しである:03/03/31 23:10
ポーラXの主演男優さん足チョンパしたんだってね。
564 :
吾輩は名無しである:03/03/31 23:33
565 :
吾輩は名無しである:03/03/31 23:53
ごめんなさい昨日クレヨンしんちゃんで感動してしまいました
566 :
吾輩は名無しである:03/04/01 02:00
今日は映画の日だ!
567 :
吾輩は名無しである:03/04/04 21:45
最後に小川伸介の作品流して終わりか……<BOX東中野
何かを暗示してるようなw
それにしてもあそこが潰れたら日本のインディペンデントものはどこに流れていくんだろ
関西の東京に比べたら数少ない貴重で良質なミニシアターがどんどん閉館していく・・・
ああ無常
569 :
吾輩は名無しである:03/04/15 13:42
最も文学的な映画
地獄の黙示録
570 :
吾輩は名無しである:03/04/15 15:43
映画って文学をかるく越しちゃったね
越したか?
本屋行ってもビデオなんてレジ横にチンマリ置いてあるだけじゃん。
572 :
吾輩は名無しである:03/04/15 15:55
音楽>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>映画>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>文学ってこどだ
573 :
吾輩は名無しである:03/04/15 16:19
いや 音楽>>>>>>>>文学>映画
携帯>>>>>>>>>TV>>>>>>>>音楽文学映画
575 :
中原メシヤ@青山:03/04/15 18:42
現状分析は
>>574が正しい。
日本を文化大国に!
30歳過ぎて月に20万なんて・・・
576 :
ちんぽマン ◆aKY4BDD/3E :03/04/15 21:14
緯度0大作戦で決まりでんなぁ
577 :
吾輩は名無しである:03/04/15 21:47
中原よ。『ミレニアムマンボ』見たかい?
文学も映画も音楽もピンきり。
同等に素晴らしく同等に酷い。
その中でのチョイスこそが君のセンスだ。
映画とはダグラス・サークのことだ
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
582 :
吾輩は名無しである:03/04/25 21:47
そろそろ映画の話で盛り上がろうぜ!
583 :
吾輩は名無しである:03/04/25 21:49
ボイスに期待。
ガクガクブルブルしたいYO!
トリップの解読方法を教えてください。
eyesは見た。最低の映画だったと思う。ホラーというには緊張感に欠け
音響でなんとかごまかしたいというだけだった。子供を使って恐怖感を
増大させるというもくろみは単に最近のアジアンホラー映画の流行に
乗っただけという印象がぬぐえない。角膜移植して幽霊が見える→
そのドナーの過去に何か怨念があるはず→ドナーの怨念を解放しに
いくという設定はリングで確立された定式を踏襲しているのはいいに
してもさすがに観客としては同じものを何度も見せられるのは退屈。
ドナーの過去を撮ったドキュメント的な映像はそれでも唯一救いといえるかも。
主人公は目の不自由な人が有志で集まる楽団の主席バイオリニストだが
演奏シーンは唖然とするほど酷い色遣いと幼稚なCG演出で見ていられない。
物語の最終部ではとうとう終わり方を選択する余地を失いこの映画の
テーマの主張を世界の爆破につなげることでもはや当初の科学的ホラー
という宣伝文句を忘却=放棄してしまっているのには怒りすらこみ上げてくる。
結局何も観客を圧倒しないまま映画の自己主張が1人退屈な自壊を
繰り返す様を見続けなければならずあきれ果てる観衆を見渡すと
この映画には同情の余地が残されているのかも知れないなどとも思う。
トムクルーズはこの映画の版権を取得したそうだが欧米で注目される
アジアンホラーのカラーを移植したのみという作品目当てであるのだ
ろうがどうせなら呪怨やVOICEにすべきだった。
この映画には角膜移植手術に対する偏見を除去するための医師による
コメントが宣伝に含まれているが医師側としてもこんな出鱈目を
真面目に信じられたらまずいということの懸念からだろうし、
逆手にとってそれを宣伝文句に組み入れる商業戦略のどうしようも
ないあざとさはこの映画の低落ぶりをなお一層助長するばかりだ。
僕は初日の最終でこれを見たがかなりの長蛇の列で観衆の期待を
ずいぶん肌で感じた。見終わった観衆の「はずれクジを引いた」
というがっかりぶりには、さすがに居た堪れないものがあった。
>>585 ブラックジャックで似たような話があった気がする。
パクリっぽいね。
587 :
吾輩は名無しである:03/04/26 13:14
『スパイダー』は誰か見た?
原作をどう料理したのか気になる……
588 :
動画直リン:03/04/26 13:17
589 :
吾輩は名無しである:03/04/28 16:15
「ファザーファッカー」ビデオで借りて見たけど、
原作の暴力的な部分が全てカットされてて全然面白くなかった。
>>588 ありゃ駄作で有名。
けど少女の裸は観れたでしょ?
ヴォイスは?誰か知らん??
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
593 :
吾輩は名無しである:03/05/31 11:13
台風4号が通過途中の今日だが、そういや相米慎二には
『台風クラブ』という映画があったことを思い出した。
594 :
吾輩は名無しである:03/05/31 11:44
そんなおまいらはNARCでも観にいけ。
毎日昼飯は大盛りいか焼きそばのくせに、得々とヴィスコンティを語る
596 :
吾輩は名無しである:03/06/09 17:48
ロゼッタって映画あるじゃないですか……カンヌだかヴェネチアだかの賞とった……
あれってどういう始まり方でしたっけ?……いえね、ちょっと気になってしまって。
いや〜なんだ〜、原作読んでから映画を見るモンジャないね〜
600 :
吾輩は名無しである:03/06/17 10:14
明日から横浜でフランス映画際(当日券もある)です。
601 :
吾輩は名無しである:03/06/17 11:15
8mileよかった・・
単なるhippopにーちゃんの映画じゃなかった。
602 :
吾輩は名無しである:03/07/03 21:47
やっぱ文学はパッションだよな!
603 :
吾輩は名無しである:03/07/03 21:48
パッションブルー
604 :
吾輩は名無しである:03/07/03 21:51
リローデッドの次はミニミニ大作戦かT3だよな。
605 :
吾輩は名無しである:03/07/03 22:40
シャーリーズ・セロン最高。
606 :
吾輩は名無しである:03/07/03 22:42
このまえビデオ屋で借りてきた「ディア・ハンター」。昼過ぎ
より観る。…180分…マイケル・チミノ…デ・ニーロ…クリストファー
・ウォーケン…。。今回で2回目、かな?、多分。。
本当、久しぶりなんだよな、まともなのを借りてきて観るのは…
などと思いながらジックリと。。
…最初から最後まで、圧倒された。涙が出た、本当…。。
…しかし、どうだろう?…と、一方で思う。
…この「ロシアン・ルーレット」という小道具の醸し出す「キワモノ感」
、たしかに、人間の持つダークな一面を、鋭く抉ってはいるものの、
キワモノ特有の臭みに耐えて、たとえば10年後の俺は、この映画を
最後まで見通すことができるかな?…などと、そんな思いが、フと脳裏
を過ぎったりもした次第。。。
だけど、観てよかった、とに角。。デ・ニーロもよかった、そして何より、
若き日のウォーケン、こいつが最高だった。。。。
あんた、ツウだよ>606
ウォーケン、最近その風貌から異常者役とかリッチマンとかしか
やってないから、なんでかなぁ〜なんて思ってた。
だってあんなに心理的に鑑賞してる人間の心につきささる役者、
いないよ・・・。ま、見た目?なんてもちょっと思ったりするけど(テレワラ
まじにあんな役者、今は誰がいるんだろ?思い浮かばない・・・。
昔の映画、最近見たビッグウエンズディなんてのをテレテレしながら
みちゃった俺が言うのもなんですけどウォーケンはイイ!
何で文学板の映画スレで自演?
609 :
吾輩は名無しである:03/07/13 23:52
保守
窪塚の「GO」におけるファンタジー性ってなんなんだ・・・・・・?
どこにファンタジー性を感じればいいんだ?
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
612 :
吾輩は名無しである:03/07/19 17:17
age
614 :
吾輩は名無しである:03/07/19 17:51
ロシアンアーク観たよ。とっても素敵でうっとりした〜
615 :
吾輩は名無しである:03/07/19 20:10
>この「ロシアン・ルーレット」という小道具の醸し出す「キワモノ感」
>たしかに、人間の持つダークな一面を、鋭く抉ってはいるものの、
>キワモノ特有の臭みに耐えて、たとえば10年後の俺は、この映画を
>最後まで見通すことができるかな?…などと、そんな思いが、フと脳裏
>を過ぎったりもした次第。。。
君、もう一回頭から見直したほうがいいと思われ。
ウォーケンらが住んでる町の建築をじっくりと見れ。
ロシアンルーレットにどんだけ深い悲しみが隠されてることか。
616 :
吾輩は名無しである:03/07/19 20:15
617 :
吾輩は名無しである:03/07/19 20:16
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アンゲロプロスのユリシーズの瞳
いまひとつだった。
日本人にとってはユリシーズつーかオデュッセイアだが
もうちょっとハデハデでも良かったのでは
619 :
吾輩は名無しである:03/07/25 19:04
620 :
ビッグバン宇宙論は完全に間違いだった!!!!!:03/07/25 20:58
科学者よ、恥を知れ!
ビッグバン宇宙論は完全に間違いだった!
科学の原則を無視した、デタラメのインチキ理論だったのだ。
そして、そのビッグバン宇宙論の世界的な浸透は
アメリカ、ユダヤ・キリスト教勢力による世界支配のための思想的な戦略だったのだ!
また、ビッグバン宇宙論の思想によって戦争が起こり、
貧富の差がひらき、終末的な絶望感が世界に蔓延しているのだ。
ビッグバン宇宙論は世界の平和を揺るがす、悪の元凶となっているのだ。
ビッグバン宇宙論とは、
「宇宙は『無』からビッグバン(大爆発)によって誕生した」という理論である。
この理論は、ユダヤ・キリスト教の創造神話(神が天地を創造した)そのものである。
ビッグバン宇宙論の実態は、科学理論ではなく宗教思想なのである。
『無』は科学的に証明できるものではなく、
そして、『無からの誕生』も科学では証明できるものではないのだ。
ビッグバン宇宙論が科学の正統であるという思想を、世界中の人々に
浸透させる戦略が成功したことにより、ユダヤ・キリスト教勢力の
世界における優位性が確立されていったのだ。(20世紀に)
そして、その思想的支配の最大の例が、アメリカやイギリスによる
イラク戦争なのだ。
ビッグバン宇宙論の浸透により、世界中に終末思想(世界の終わり)が
蔓延してしまっている。
そのことにより、自己中心的、せつな的、短絡的な考え方が
社会に広がっている。
科学的に間違っているビッグバン宇宙論から脱却しなければならない。
そして、宇宙は無限だということを理解しなければならない。
人間は本当の宇宙観、世界観を構築し、
新しい時代に進んでいかなければならないのだ。
ビッグバン宇宙論が世界を支配している限り、平和な世界にはならないのだ。
そのことを科学者は重く受けとめるべきである。
平和を返せ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
>>606 一つ言える事は、実はクリストファー・ウォーケンの最高傑作は「ディアハンター」じゃなくて
「デッド ゾーン」だということだ。
そして
>>618!!!
アンゲロプロスがハデハデなった日にゃぁ俺は死にたくなるぜ多分
ハデじゃないというか、暗いなら暗いなりに何とかしようがあったのではないか
と思って
同じ長回しでも、有名どころだとソクーロフとかストローブとユイレとかあるじゃん。
地味さがいい意味で陰湿で、粘っこい感じになったほうが良かったのではないかと
まあビデオで見たんであんま偉そうなこと言えないんすけど
623 :
吾輩は名無しである:03/07/26 01:44
「なんかバカみたいだなー、俺」
って思わないか?618よ。
通りがかりだが….>623のレスがはるかにバカに見えるが・・・
>>622はまともに見える
あ、俺バカですよ
あははははは
でも別にストローブとか言ってる俺ってオサレ!とかは思ってないですよ
あははははは
というかソクーロフ、ストローブ&ユイレ、アンゲロプロスは
それぞれ全く違った意味の長回しなんだから比較しちゃ駄目だよ
相米とデ・パルマですら、その意図はハッキリ違うんだよ(笑
たしかに「ユリシーズの瞳」の長回しは実にアンゲロプロス的で無かったけれど
彼が徐々に個人的な視点へと降りて行く過程が見えて面白いじゃないか
ヴェンダース的というと短絡的な感じもするけど
少なくともそういう方向に向かっていったんじゃないか
自らの映画的感性のルーツを辿るような話しだったと記憶するけど
それも結局はギリシアという国の話というより
それに対する作者の嘆きがラストに据えられている点が新境地だと思んだ
僕は少なくとも「旅芸人の記録」なんかより「永遠と一日」の方が好きだと言える人間だから
なおさらそういう風に思うのかもしれないけど
↑全く違うから比べたんだよーヽ(`Д´)ノウワァァン
その人たちと違ってアン毛流に方法論が消化できてないんじゃねーかと思って
( ゚Д゚)もういいや!プンプン!
そういやギリシャっぽいイメージはなかったね。なんか。
ところでソクーロフのエルミタージュ幻想見た人いたら感想聞かせてください
なんかひさびさにブーベの恋人観て泣いてしまった
モロに不良娘みたいな髪型しているカルディナーレとか、
田舎のあんちゃんみたいなジョージ・チャキリスとか、見てて思わず感情移入してしまう
カービン銃持っている兵士というのは‘憲兵’のことなんだな。森の中の隠れ家とか
政治で引き裂かれる恋人同士とか、いまの化石的映画作家の源流というのは案外
こういうところなのかもしれん。
ルイジ・コメンチーニなんておっさんはなんかのドキュで見たけど
どうってことないおっさんだった
アンゲロプロスとかストローブ=ユイレなどは80年代に見るのは楽しかったけど
今見るのは退屈で苦痛だな。それでも観てるけど。
現在作られているヨーロッパの芸術ぶった映画なんて観るに耐えない
↑ …と、思わず駄文を書いてしまった(汗
板汚し・ツラ汚し。無視して素通りしてくだせえ
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
今、ヴィデオで『ガキ帝国』を見ていたわけだが
人間関係も分かりにくいし、登場人物が喋っているセリフが全然聴き取れない
ところがある… これは関西に住んでいたこともあるこの俺の関西弁聴取力に
不足の面があるのか、それとも紳助の滑舌の悪さに問題があるのか…
633 :
吾輩は名無しである:03/09/20 09:44
なんだかこのスレもかなり死んでいるみたいだけど
(というか最初からこのスレは気に入らなかったけど)、
『ゲロッパ!』(1ヶ月ぐらい前に観た)で良かったのは
せいぜい岸部一徳ぐらいだったな…
『くたばれ!ハリウッド』見てきた(…にしてもヒドいタイトルだなこれ)。
これは絶対に観るべし。(六本木の映画館、わかりにくぃ〜)
あの時点(だいたい、前作が『雨のなかの女』ww)のコッポラに
『ゴッドファーザー』の原作本の権利を売ったエヴァンズは何はともあれエラい。
プールに飛び込んで有名になったのは、何もエヴァンズだけじゃなくて
アリマッグローもそうだったんじゃないのかねぇ…?
今日は思わず『ブラックサンデー』と、『マラソンマン』のDVDを見直す気に・・・
ロバート・エヴァンズは1930年生まれ。っつーことはクリント・イーストウッド、
ゴダールと同年生まれじゃんww。これもオドロキw
>>634 ゴダールとイーストウッドの数々の符合は青山真治の「我、映画を発見せり」で
触れていて中々興味深かったですよ。
636 :
吾輩は名無しである:03/09/25 23:25
>>635 けっこうありきたりな話題じゃない? 十数年前から気付いてたよ、それ。
E.T. ワイルドバンチ ウエストサイドストーリー
ロック、ストック&トゥースモーキングバレルズ
が好き
639 :
吾輩は名無しである:03/10/16 04:53
阿部和重が文學界に連載してる映画批評っていいね。
単行本に早くなって欲しいなー。
640 :
吾輩は名無しである:03/11/01 00:01
毎 月 一 日 は 映 画 の 日 。
今 日 は 何 を 観 よ う か な 。
641 :
吾輩は名無しである:03/11/01 00:57
「キッスで殺せ」のオリジナル(ディレクターズカットじゃない)って
ビデオになってるのかなあ。
642 :
吾輩は名無しである:03/11/01 10:01
書店も映画の日のような慣習を取り入れて、
読者人口の増加を目論んで欲しいものだ。
643 :
吾輩は名無しである:03/11/08 16:20
ニューシネマは今見てもすごくおもしろいです。
今気に入ってるのは、真夜中のカーボーイとバニシング・ポイント、あと小さな巨人です。
他にアメリカン・ニューシネマが好きな方いますか?
644 :
吾輩は名無しである:03/11/08 17:24
アメリカン・ニューシネマって良く聞く言葉だけれど
どんなのを指して、こういうの?
645 :
吾輩は名無しである:03/11/08 17:48
一般的にはベトナム浅草寺の反体制的な主人公が死ぬ映画です
とりあえず便宜的に用いられる程度だろうと思います
僕は高校生で当時を体験したことはないんですが、
はじめてみた「俺たちに明日はない」の、予想外の明るさに驚いて
このへんの映画を見始めました。
>>635
クリントとゴダールは八九年のカンヌに出品してて共に無冠ってのもあります。
審査員長はベルトリッチでパルムはリンチの
「ワイルド・アット・ハート」でした。
>ニューシネマ
作りはあらいけど秀作を残してるよね。この時代に生きたかったと
思うオイラはダメダメかもな・・・
648 :
吾輩は名無しである:03/11/08 20:11
>>647 オレも60年、70年代に青春時代を送りたかったよ
ニューシネマに限らず、あの時代はいい意味でも悪い意味でも輝いていたよ
ま、オレは20なんだけどな
ほ〜、そりゃあお若い
650 :
吾輩は名無しである:03/11/27 14:42
これだけは言っておきたいのですが。
沼野さんの「スラヴの真空」で知ったパラジャーノフの作品を
さも自分が掘出したかのように友人へ薦めて回る僕ですが、
スタンドバイミーが心底好きです。
651 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/11/27 14:48
>>643 大好きw
『真夜中のカウボーイ』は、最高だね。
ダスティン=ホフマンまじ渋い。
>>646 そういえばゴダールって、こないだ日本の芸術賞かなんか受賞してたね。
652 :
吾輩は名無しである:03/11/27 22:59
高松宮記念日本賞とかいうのじゃなかったっけ?
産経グループが金を出して、仕切ってるヤツ。その映画演劇部門の受賞だった。
他に文芸部門とか絵画彫刻部門とか建築部門とか音楽部門とか、いろいろある賞だよ。
ゴダールが礼服を着て、皇居で天皇と歓談したんだぜえ。もう、信じられなーい!
どうせ天皇はゴダールの映画なんか見たことないだろうから、話はかみ合わなかったんじゃないかな。
「日本の監督で好きな人はいますか?」と天皇が聞いて、
それに対してゴダールが溝口とか小津の名前を出して、天皇は二人の作品は見てたみたいだから、
それでちょっとは会話が成立したみたいなんだけど…。
黒沢清が天皇と会話をしてる場面を創造しよう・・・
カリスマとか大いなる幻影とかヤヴァめな映画撮ってるけど。
>653
それを言うなら「HELPLESS」撮ってる青山の方が怖い。