1 :
吾輩は名無しである:
「反時代的毒虫としての私小説」(「鹽壺の匙」)
「静謐な狂気としての私小説」 (「漂流物」)
「業曝しの精神史としての私小説」(「白痴群」)
2 :
吾輩は名無しである:02/10/14 21:01
併し、車谷の狂気はポーズだと思うた。
3 :
吾輩は名無しである:02/10/14 21:16
高い腕時計集めるのが趣味らしいしな。
4 :
吾輩は名無しである:02/10/14 21:48
強迫神経症で入院というのは本当かね?
5 :
吾輩は名無しである:02/10/14 21:50
はい、おまかせします。書くのも読むのも。
あ、「鹽壺の匙」半年ほどまえ読もうと思って買ったはず。
どっかいっちゃったよ、
>>1よ、どうしてくれるんだ?
6 :
吾輩は名無しである:02/10/15 04:27
車谷長吉VS福田和也
ガキの喧嘩みたいなことしているが、其の実二人とも三田の卒業生。
7 :
吾輩は名無しである:02/10/15 05:24
福田和也だって評価してるだろ。
8 :
吾輩は名無しである:02/10/15 05:35
頭いいよな
「赤目」でちょっと震えた。
TVで、饒舌な野太い声を聞いてニセ者だと思った。
結婚したと聞いて俗物だと思った。
10 :
吾輩は名無しである:02/10/15 15:59
このオヤジ、ワープロ使ってんだよ。書いてるの考えると手書きが、と思うんだが。
11 :
吾輩は名無しである:02/10/15 17:03
三田=慶応義塾大学所在地
どうせ知ってんだろ。
14 :
吾輩は名無しである:02/10/15 21:19
はったりやろうなの?スキなんだけどなあ。
15 :
吾輩は名無しである:02/10/15 22:28
ヤツの赤目をよく読めよ。俗物性こそが野郎の毒虫であることの証拠だろう。
インテリが下々の人々に翻弄されつつも慕われて、最終的に”こっち側”に
戻ってくるお話なんて、よほどの厚顔じゃなきゃ書けないだろうに。
16 :
吾輩は名無しである:02/10/15 23:44
言われりゃそうだが、実直さの発露かと思ってた。
17 :
吾輩は名無しである:02/10/15 23:45
バカにしてんだよ。底辺の人間と読者と文壇を。
18 :
吾輩は名無しである:02/10/15 23:51
あまりのプライドの高さに彼は神経症になってしまいました。
それもまた、彼のプライドの上昇に荷担します。
どうにもならんな。
19 :
吾輩は名無しである:02/10/16 00:54
バカにしてるかな?
>19
してないしてない、単に自分がわかってないだけ。
プライド云々も関係ない。年齢に関係なくガキの部類で、
ガキであることがモノ書きにとって必須だと思い込んでいる。
ホントは、違うんだけどもね
21 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:03
ガキ・・なのかな?それもちょっと違うような。
22 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:17
寧ろ老獪なんだろう。あのタヌキ野郎。
23 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:20
いや、便所虫野郎。
老獪もタヌキも、神経症にはかからないw
25 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:22
なんだ嫌われ者だったのか。ファンだったのにw
26 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:23
新刊で買ったから、どうにか赤目を読んで、
すぐホームレスにあげた。
>22−23
個人的怨恨だな、女でも寝盗られたか?
それはオマエが悪い、テクに欠けるんやろw
前すれはどーした?
29 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:24
子供は寝ろ、おまーらにはまだわからん世界の話や<車谷
女一人ヒーヒー言わせられんような厨は、
ションベンしてはよ寝れw
>29
股股って何や、女のまたぐら見たいんか、おめ?w
なにげに深層心理が露呈しとるw
あんな、女をコマすのは超能力でも何でもない、ただのチンポや、
ヤリまくって鍛えれ、話はそれから
32 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:43
確かに読んでて「おいおい」と思うことは多いな。
滑稽な自分を客観視できていないような気がする。
こっちが「プ」なことを大真面目に考えてるというか。
でも面白いから好きなんだけど。
>>25のような「ファソ」が周りの反応をうかがって離れていくのは見苦しいな。
33 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:45
くされ金玉が歌を歌い出すw
ファンなんだけど、前スレで腰が引けているという批判があった。
むしろ全力投球だと私は思うが、騙されてるのかね?
34 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:48
離れていないってw
35 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:53
反時代的反時代的といいながら、しっかり慶応義塾を出ている。
学閥でつるんでいる。しっかり「文壇」の人になっている。
私小説作家なら、そこまで「むごたらしく」書かなければならない。
車谷はこういう肝腎なところで腰が引けてるんだな。
使えませんでしたね。
「俺は給料泥棒」と自分で言っていたくらいですし。
37 :
吾輩は名無しである:02/10/16 02:00
>使えませんでしたね。
何に?
荒戸源次郎さん「赤目四十八瀧心中未遂」映画化はまだですか?
それとも企画倒れ。
39 :
吾輩は名無しである:02/10/16 15:35
キャストはどうなるかな?
40 :
吾輩は名無しである:02/10/16 15:43
車谷はいかにも癲癇もちって顔してるよな。
突然「キーッ」とか叫びそうでヤバイ怖いさがあるね。
41 :
吾輩は名無しである:02/10/16 15:56
そうかあw?
42 :
吾輩は名無しである:02/10/16 15:59
43 :
吾輩は名無しである:02/10/16 16:03
44 :
吾輩は名無しである:02/10/16 23:45
福田のは誉め殺しだろ?
心中未遂ではなく殺人事件ですか!!!!!
46 :
吾輩は名無しである:02/10/17 02:26
殺人マンセー
47 :
吾輩は名無しである:02/10/19 20:51
・作品中で実名晒された人
・板場の元同僚
・「ソクラテスの弁明」を取り上げた上司
レスを待つ。
晒されました。
49 :
吾輩は名無しである:02/11/05 00:40
1は立て逃げですか?
50 :
吾輩は名無しである:02/11/05 20:16
「贋世捨人」読了。
私小説は愚鈍さに耐えるか?
大塚銀悦は読んだ?
52 :
吾輩は名無しである:02/11/05 22:20
>>50 新作か? 版元は?
もうちょっと詳しく感想書かな不親切だ。
買って読んだ方がいいのか逆なのか、他の人間にわかるようにw
>>52 10月30日新潮社刊
笑えます。
しかし、陳瞬臣氏はいい面の皮だな。
あと、大江健三郎、児玉誉士夫、川村二郎、竹中組組長、金大中も。
わたすもこうてきてさっそくよみました。
漂流物へのみちすじがようわかりました。
不運なようでいて実は強運の持ち主、そんな気がしてなりません。
不器用そうに見えてその実「世渡りの才」に長けている。
いやそんな小賢しい才人というよりも、むしろ実は天性の「ひとたらし」なのかもしれない。
大物達との接近遭遇、料理仕事の紹介等のエピソードにそれを感じます。
他人が放置しておけない何か、見るに見かねて声をかけさせる何か、をお持ちなのかもしれません。
それもまた「人徳」というものでしょうか。
いざという時に全身全霊でこうべをたれることの出来る人のような気もします。
残るは流通グループ時代ですが、非常にたのしみにしております。
一言だけ苦言。新潮45雑誌掲載時はじめて「風呂桶の中の魚」を読み、打たれた者としては少々残念に思われる箇所があります。
長い目でみれば、はずせないエピソードではありますが。
長い目とは、初出の記憶が薄れればということで、その暁にはうまくなじんでくれるものと思われます。
車谷はメタ私小説として読めば面白い。魂震わせて読むようなもんじゃないだろ。
つーか、むしろ俺は嫁はんの高橋順子の方が好きだが。
56 :
吾輩は名無しである:02/11/06 12:46
姫路弁で語られる内的独白やその社会要件たる職人仕事は
スケアな戦後市民社会を相対化するために設定された装置にすぎない。
モツを捌くフィリップ・マーロウとでも考えればよい。
57 :
吾輩は名無しである:02/11/10 23:09
あ
58 :
吾輩は名無しである:02/11/10 23:09
っていうのをよく使うよね、作中で。
59 :
吾輩は名無しである:02/11/15 00:53
仰々しい文章で、たまに「クスクス」って笑っちゃうような所も、魅力だと思う。
でも本人に言ったら「阿呆め。死ねッ。」って言われそうですね。
血みどろだもんね。
でも面白い。
60 :
吾輩は名無しである:02/11/15 21:58
61 :
吾輩は名無しである:02/11/22 00:33
それにしても「私小説は俺にまかせろ」って感じじゃないよな。
62 :
吾輩は名無しである:02/11/22 05:55
赤目読んでないんだけど、心中未遂ってほんとにやったの?
63 :
吾輩は名無しである:02/11/25 02:43
あげ
>>62 ばかだなあ、太宰にしろ車谷にしろ、「小説」なんだぞ、
身辺日記じゃない。小説は「創作」という芸術なんだ、君らが日記や手記書くのと
まったく違う。たとえ実生活からネタを拾っているとしても、それはネタのみ、
ネタというのはつまりタネであって、小説という土壌に撒き栄養を与えて
独自の樹と成すのが創作という行為。実人生と私小説とを同次元で見る幼さは
中学くらいまでにしておけ。
65 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:14
>>64 62の書き込みからそこまで妄想して説教するキチガイ(w
自伝的小説として宣伝してるくせに、まったく自伝の要素がない
ものだってあるからねぇ(・∀・)
>65
図星でいかにも悔しそうだ・・w
67 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:17
私小説作家として売ってるんだから、心中未遂が嘘なら、
私小説作家の看板おろせ。ふつうに小説家を名のればよい。
68 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:18
64=66
こんな地味なスレでもジサクジエンがあるのか。
69 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:19
>67
おじょーちゃん、私小説って何なのかもわからんで
恥の上塗りはせんほうがいいよん♪
パンツ見えてるぜw
70 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:20
64=66=69
作家志望のオヤジ、ご苦労さん(w
>>69 相手にしない方がいいっす。
この板には
粘着の「外基地がいますよってw
72 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:21
おじょーちゃん、ね……。
73 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:22
74 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:22
誰からも相手にされない
某コテハンで狂ってまつw >65>68>70 全部そいつでw
77 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:24
78 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:24
79 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:25
うふふふふ
80 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:25
81 :
吾輩は名無しである:02/11/25 20:26
あせってるネ。w
バカだねー、つくづくw
83 :
吾輩は名無しである:02/11/26 20:47
本人も語っていることだが小説だから半分は創作。
だからといって全くの嘘というわけでもない。
創作を通して本人が語ろうとしたこと(あるいは隠蔽しようとしたこと)
を独自の解釈で読み込んでいくのも読書の楽しみでしょう。
しかし、新作や補遺についての書き込みが無いね…
84 :
吾輩は名無しである:02/11/28 23:22
上げ
嘘実皮膜の間、て何べんも言い訳してるのに
あんまり痛いとこつかんといてぇな。
87 :
吾輩は名無しである:02/12/13 20:09
任せられない。
ほんとは大富豪
漫画みたいで笑える小説
俺は大きらいなんだアイツが。
ふざけやがって。
本当に、ふざけやがって。
隙間産業みたいな真似しやがって‥
92 :
吾輩は名無しである :03/01/16 00:33
いわくっつうか、新人じゃないからもう芥はやれなかったってことでは?
たしか81年(!)と95年に芥候補になってた。
でもまあ、「赤目」は直木でもいい気がする。エンタメとしてもいける。
(^^)
94 :
ミステリ板住人:03/01/26 10:50
「贋世捨人」を読んだ。
登場人物のひとりが主人公(=作者)に言う、
「小説を書くとは風呂桶で釣をするようなもの」
けだし名言だと思う。
車谷さんの私小説(?)には、ルサンチマンや自己嫌悪が
感じられないのが特色で、うじうじしてなくてそこがいい。
あるがままに生きる、まあそういう生き方しか出来ないちゅーか。
フツ―、慶應出て下足番や料理番は、いくらなんでもやらんでしょ。
自分をバカにした妹をぶんなぐり、耳に障害を生じさせたうえ、
二階の押し入れに引きこもりにさせてしまうという展開が凄過ぎる。
しかもこの事に関する反省も自己嫌悪も無いのが、
少なくとも書かれてはいないのが、また凄い。
本で読む限りでは、この妹もプライドばかり高い嫌な女のようだけどね。
しかし、車谷さん、一応、広告会社や出版社でリーマンしてたんだから、
堅気も出来る人なんだとは思う。
大手出版社の中途採用試験にも合格するくらいだしね。
これから、がんがん車谷作品を読んでいきたいが、お薦めって何?
95 :
吾輩は名無しである:03/01/26 12:04
ミス板って学歴コンプレックスが強いな(禿藁
96 :
吾輩は名無しである:03/01/26 12:41
97 :
ミステリ板住人:03/01/26 13:38
>>96 ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」「罪と罰」等の主要な長編。
ヘミングウェイ「老人と海」「武器よさらば」等の長編と短編集
カミュ「異邦人」、カフカ「変身」、モ―パッサン「女の一生」・・・
海外文学で印象に残るのはこのあたり。
日本では、漱石、鴎外、芥川、志賀直哉(いい!)あたりは
だいたい読んでいます。
現代作家では、吉村昭マンセー野郎です
吉村氏の本は全著作の9割方読んでます。
私小説は結構好きです。
ルサンチマンもウジウジもジコケンオもあるしあっていいと思うけど。まあいいや。
>>97ミステリ板住人様
あたしも吉村昭好きですぅ。
でも、『赤目四十八瀧心中未遂』のアヤちゃんも好きですぅ。
あッ。
アヤちゃん100ゲットお疲れ。
でもその声、梶原劇画のセリフみたいだよ。
>ミステリ板住人さん
「鹽壺の匙」。これ最強。新潮文庫。
その次は白石さんも言ってた「赤目四十八瀧心中未遂」。文春文庫。
ほんとにアヤちゃんが「あッ。」て言う。
103 :
ミステリ板住人:03/01/27 06:51
皆さんの読書ガイドに感謝します。
車谷作品との出会いは、自分にとってはまさに鉱脈を掘り当てた感ありです。
「贋世捨人」を読んだ限りでは、下世話な表現ですが、フィ―リングが
ばっちり合うんですよ。
いわゆる昔で言う村長(むらおさ)が文学好きのためか、
近所の図書館には、ハードカバーで車谷作品がほぼ全作揃っています。
しかし、滅多にレンタルされていない様子です。
(これはファンにとっては悲しいことではありますが)
ハードカバーをレンタルして読破後、特に気に入った作品を文庫等で購入したい
と考えていますが、文庫の解説が充実しているとかの付加価値があるのであれば、
当初からの購入も検討してみたいです。
この点はどうでしょうか?
104 :
吾輩が名無しである:03/01/27 07:45
どこかのスレで「赤目…」の冒頭が引用してあってその気になり、
読んでみました。最初の2,3ページで、これは…、と思わず
姿勢を正しました。佳作だと思います。
途中から(最初から?)ヤクザというか際物的になり、ちょっと
引きかけました。やや題材に頼りすぎの感がありますかね。
そのため直木賞の方になったのかも。昨今は、日常というか、
「人生」そのものを題材にとったものは直木賞になるような…。
昨今はというより、昔からそうなのかな?
要するに私小説は直木賞? う〜む、とにかくねじれ現象ですね。
105 :
吾輩は名無しである:03/01/27 11:32
車谷はわかりやすいフィクションを書くから、ミステリの好きな人ははまるのかもしれない。
106 :
ミステリ板住人:03/01/28 05:38
>>105 うーん、私はあまり車谷作品にミステリ的な要素は求めていないですが。
>車谷はわかりやすいフィクションを書くから
このくだりにミステリ蔑視の感を受けます。
107 :
吾輩は名無しである:03/01/28 06:08
車谷の評価は難しい。私小説といっても、げんに車谷自身が
いい暮らししちゃってるし。まあ死んでからの評価待ちって
ところでしょう。
109 :
吾輩は名無しである:03/01/28 08:07
他のスレはともかく、このスレではミステリ板住人はまともだと思うけど。
110 :
bloom:03/01/28 08:31
111 :
車谷長吉 :03/01/28 16:59
イタイ事は書けません
「ミス板住人」そのものもウザいのかもしれないが、
あれだけいろいろ板をわたりあるいて荒しまわってきてると、
その周りに怨みだのウォッチャーだのがさらにくっついて来て、
一気にスレが汚れ出すからなぁ。
オレモナー
113 :
ミステリ板住人:03/01/29 06:27
>TVで、饒舌な野太い声を聞いてニセ者だと思った。
この点に関しては、青年期の蓄膿の後遺症による鼻声じゃないかな。
鼻が悪い人は、声が野太く聞こえる。
「贋世捨人」に若い時の蓄膿症の手術の経緯とか出て来る。
推薦していただいた「鹽壺の匙」「赤目四十八瀧心中未遂」。
両作ゲットしました。
読後の思いをこのスレに叩きつける覚悟です。
よろしくお願いします。
114 :
吾輩は名無しである:03/01/29 06:43
116 :
吾輩は名無しである:03/01/29 08:07
>>115 あんたのレスの方が正直ウザイ。
レスの流れを妨げて、住民を遠ざけている原因になっていることに気づかないのか?
117 :
ミステリ板住人:03/01/29 08:48
>>115は、既に妄想の領域としかいいようがないです。
当り外れがそう無さそうな作家のようなので、
赤目、鹽壺に続く3押し、4押しを御推薦いただくと助かるのですが。
車谷作品程度のボリュームだと1日1冊読んでしまうこともあるので、
是非、よろしくお願いします。
お礼代わりに感想を随時アップしたく思います。
118 :
吾輩は名無しである:03/01/30 01:08
>>117 他には小説が「漂流物」「金輪際」「白痴群」、
エッセイ「業柱抱き」「文士の魂」「銭金について」。
本はまだそんなに出てないですね。
短篇集「漂流物」の表題作はけっこうドキドキします。
地震だサリンだで酷かった95年に芥川賞を逃がした作品です。
「このご時世に殺しの話はよくない」という理由で。
で、その時の恨みを叩きつけたのが「金輪際」収録の「変」(直木賞受賞第一作w)です。
自分の代わりに芥川賞を獲った保坂和志と、詮衡委員への怨念。とにかく凄すぎて笑えます。
しかし後に、その「漂流物」によって、かの保坂氏とともに平林たい子賞を受けることに。
>>118 へ〜〜、そんな経緯があったスか。
それにしても芥川賞だろうに、質としては。
直木賞取ったばかりに、そっちの方角へ向かうか? これからだな
>>119 芥は2回候補になってるからね。(1回目は81年「萬蔵の場合」)
121 :
ミステリ板住人:03/01/30 12:15
>>118 いろいろありがとう。
他にも限定販売した本があると聞いたことがあるんだけど?
正直関係無いんだが……
まあ反論に意味は無いことは判ってるが。
時間が接近する書き込みってのは偶然でも起こりうるだろう……
>>121 なんかね、「抜髪」(湯川書房。百部限定)っていうのと、
「車谷長吉句集」(湯川書房。百部限定)ってのがある。
中身はどっちも単行本に入ってるんじゃないかな。
124 :
ミステリ板住人:03/01/31 20:26
再度の読書ガイドありがとうございます。
「漂流物」「白痴群」もゲットしました。「金輪際」は棚には品切れ。
前述した「赤目」等も含め延べ4冊入手しましたので、
順次読んで行くつもりです。
125 :
吾輩は名無しである:03/01/31 22:52
金輪際は文春文庫に入ったね。
126 :
ミステリ板住人:03/02/02 12:28
処女作品集「塩壷の匙」(「しお」の漢字変換が出ない)を読みました。
既に過去ログで適度に荒れながらも車谷作品のキーワードは出尽くして
いるようにも思いますので、ここでは収録作ごとに私の所感めいたものを
簡潔に記すにとどめたいと思います。
「なんまんだあ絵」
日本昔ばなしを聞くかのような、どこかマターリ感が漂う作品だが、
最後の一行に作品のテーマが集約されていると思う。
「その時の友達のお母んの顔に浮んだ白笑いは、
今もはっきり暗い頭の底に焼きついていた。」
「白桃」
この作品も最後の一行がキーかと。
「白い歯を見せて笑ったその顔は、もうすっかり遼一のことなど忘れた顔だった。」
」下記のセリフに見るような残酷なユーモアがある小品。
「男の土左衛門は下向きに浮いとうらしいけど、
女は上向きや、何せ重りがあらへんでのう」
「愚か者」
幻想的な味わいを持つ作品も含む小話集だが、文学青年風素人臭みが抜けない
文体と語りはいただけない。あえて世に問うほどのものではない。
「萬蔵の場合」
藤沢周平の時代小説のようなタイトルだが、内容は奇妙な恋愛話の域を出ない
他愛無いものであり、到底読み手の共感を得られるレベルのものではない
127 :
ミステリ板住人:03/02/02 12:31
「どもりの父が歌った軍歌」
タイトルからして差別用語丸出しの長吉パワー全開の傑作。
仏滅というニックネーム(なんじゃ、そりゃ(w )のどもりの父、
浮世絵美人のような顔をした祖父(どんな顔じゃ!)、
吉祥天のような顔をした冷酷な金貸しである母方の祖母…
一筋縄ではじいかない怪人が続々登場する。
主人公が他人の骨を持って弟と2人で迷走するシーンには、
情景描写も生きており、私小説を読む楽しさに溢れる。
主人公の出身高校は、通称「土ン亀とパン助の収容所」(なんじゃ、この高校は(w )
「牛島、俺な、この亀校へ来たこと好かった思とんや…、
な、な、お前も自分のこと土ン亀でええ思うやろ、思う言うて呉れ」
と主人公に同意を求める同級生。
彼の言葉を、自分で自分を受け止められない腑抜けが洩らす切ない泣き言として、
「嘘つけ」と切り捨てる主人公。
そして、この高校さえ入れずに工業高校へ進学する主人公の弟(子供時代に兄である
主人公の冷酷な行為により顔に火傷の痕がある。)
猫の目に五寸釘突き刺して殺す「走りやく」の主人公(「妻鹿の橋にぶら下っとら」)。
まさに、2ちゃんねらーの世界だ!
身障、貧困、学歴、職業等の差別を生のまま出し虚飾していない点に好感度大。
「塩壷の匙」
主人公の叔父ヒロユキ兄ちゃん、キャラがどことなくこのサイトの同名の開設者
につながるのが笑える。
タイトルの意味は?
128 :
ミステリ板住人:03/02/02 12:37
短編集「漂流物」。表題作から読みました。
哀しくユーモラスだが、何気に不気味な青川さんの一人語り。
これって土佐源氏?
いいんじゃないか、くるまたに。合衆国にきてから読んだ数少ない日本の本。
あ、記憶に残っているという具合で
130 :
& ◆uJfuD9/jxo :03/02/05 18:53
百二十九です。続きです。読んでいまだに記憶に残る日本語の本でした。
深沢七郎だよね、基本的には。当人も重々そのつもりに違いないが。
131 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/09 16:21
直木賞受賞作「赤目四十八瀧心中未遂」を読了。
完全に賞を狙って書いている感じで、物語を創り過ぎているという印象あり。
心中未遂のくだりは、いかにも嘘臭い。
最新作「贋世捨人」の方が自然態で書いている感じで好感が持てた。
132 :
吾輩は名無しである:03/02/09 16:26
>>131 誤読。
あれは連載が文芸誌(文学界)なのに直木賞(オール読み物系)を獲った。
エンタメ系の賞を狙ったのではない。賞狙いは穿った見方。
漏れはファンではないが、一番上に与太なレスを見つけたもんでね。
133 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/09 16:33
>>132 表面しか見てない。
裏で芥川賞狙い作品から直木賞狙い作品に回付された可能性大。
主催の出版社が同じだし、過去に逆コースだが松本清張等の例あり。
芥川狙いで直木賞受賞、賞狙いという点では成功?
134 :
吾輩は名無しである:03/02/09 17:03
>>133 この問題は表面しかない。
松本成長? あんた読んでねーだろ?
「或る小倉日記」これ正調に純文なのだが・・・
素直に認めれ。
>裏で芥川賞狙い作品から直木賞狙い作品に回付された可能性大。
それは編集サイドが根回しはしただろう。
直木賞でいけると判断したのだろう。
おまえは作者が直木賞を狙って書いた、と与太をかましたんだろ?
135 :
吾輩は名無しである:03/02/09 17:08
>133
馬鹿か?
>裏で芥川賞狙い作品から直木賞狙い作品に回付された可能性大。
芥川賞と直木賞では狙いが違うだろ。
作者は書きながら両方狙ったのか?
136 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/09 17:17
>>135 君は生きてるうちに頭使え。
ノミネート時点で疑問を呈された年だったのは有名。
当然、車谷さんは芥川の方ではないかとね。
芥川賞狙いの直木賞受賞、現代では不思議ではない。
137 :
吾輩は名無しである:03/02/09 17:36
さすがミステリ板住人さん。
なんでも推理するのがお好きなようで。
もういいからミステリ板に帰れ。
好きなだけ推理して許されるだろうからな。
マターリ臓物でも食らいましょうよ
139 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/09 19:16
768 名前:ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E 投稿日:2003/02/09(日) 16:23
文学板の上にあるスレと上げ進行のスレは、何気に糞スレ・駄スレが多い気がする。
自分でアゲて糞スレにしている糞それ自体。
おれはミステリーなど読まない。
142 :
吾輩は名無しである :03/02/09 23:56
ミステリ某、性格が悪いぞ。
散々教えて君をやった挙句その態度か。
お願いだからもう荒らすのはやめてくれ。
ミス板住人はちょっとおかしいよ。
>>131の論旨はどう見ても「車谷が直木賞狙いで書いた」としか読めない。
指摘されてから編集サイドがうんぬんとか、芥川狙いで直木賞受賞とか
書いてるけど、それは車谷自身の意図とは関係ないから、いずれにしても
131の論旨が誤りであることに変わりはない。
今まであんなに低姿勢だったのに、誤読を指摘されただけでどうしてそんなに
逆ギレするの? ここもカラマーゾフスレや乱歩スレみたいにする気なの?
だいたい、芥川賞狙いだというのも、あなたの根拠のない憶測でしょう?
145 :
吾輩は名無しである:03/02/10 16:57
ミステリ板某、クリントイーストウッドとその万年愛人ソンドラロックとの
泥沼はどう思った?
ソンドラロックの自伝は、世の愛人女子御用達らしいよ、
男がイーストウッドみたいに惨い切り方する時に具えるという意味で
争いかたを示唆するという意味で
146 :
吾輩は名無しである:03/02/10 16:59
惨い、というより、まさに「汚い」捨てかたをするときに
そなえて、だろう
147 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/10 18:56
わかりにくかった点があるかもしれないが、僕が言いたいのは、
車谷氏は今度こそはと芥川賞受賞を狙って「赤目…」を書いたが、
なんらかの事情で直木賞候補の方へ回り、直木賞の受賞に至った
のではないか、ということ。
純文学と大衆小説という分類がボーダーレス化した現代においては、
芥川賞狙いの直木受賞は決して不思議ではないと思う。
どちらにしろ賞狙いという点は、同様である。
賞狙いで書いたか否かは、正確なところは作者でなければわからないが、
そうでないという証明も出来ない。従って一概に誤読と断定される謂れはない。
「赤目…」は、僕が読んだ車谷氏の他の作品に比べ、全体的に暗い情念が強調され、
チャカ(拳銃)取引、心中の道行き等物語性が妙に膨らまされている感じを
受けた。
誇張により、選考委員(芥川賞の方を想定していたと思う)にアピールしやすく
する方策のように思えだ次第である。
いずれにしろ、賞狙いと見る立場もこれを誤読と見る立場も推測に過ぎない点
では同様である。
「赤目…」を読んだ他の人の感想も聞きたいところだ。
148 :
吾輩は名無しである:03/02/10 22:52
赤目は文学界に一年に渡って連載された長篇だ。
短篇ないし中篇が対象の芥川賞に馴染まないことは明白。
芥川賞は欲しかっただろうが、この作品で獲ろうとは思っていなかっただろう
(それに車谷はもう新人ではないからという意見も見逃せない)。
そして
>>147のいう誇張がどうして芥川賞詮衡委員にアピールすることになるのか甚だ疑問。
芥川賞、ひいては純文学がどんなものなのかもよく知らない人間が
>純文学と大衆小説という分類がボーダーレス化した現代においては
とは恐れ入るばかり。知ったかぶりの受け売りときた。
>>147 芥川賞の規定枚数を超えていたので直木賞にノミネートされた、
と聞いたことがあります。もし、そうだとしたら、
芥川賞を狙って書いた、
とは、言いにくいのではないでしょうか?
もし狙って書いたのだったら、それこそ規定枚数に収めるでしょうし。
150 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/10 23:08
>>149 了解、リアルな理由ですね。
芥川賞の対象には、まだなリ得る人だったとは思うんですよね。
151 :
吾輩は名無しである:03/02/10 23:13
>>150 解るのが遅い。131みたいな軽率なこと言ったら即行で訂正した方がいいぜよ。
152 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/10 23:18
153 :
吾輩は名無しである:03/02/10 23:22
154 :
吾輩は名無しである:03/02/10 23:35
ミス某は148を無視するのか?
768 名前:ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E 投稿日:2003/02/09(日) 16:23
文学板の上にあるスレと上げ進行のスレは、何気に糞スレ・駄スレが多い気がする。
>>148 芥川賞、ひいては純文学がどんなものなのかぜひうかがいたい。
157 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/10 23:54
>>148は形式論と個人的な見解に過ぎず説得力無し。
芥川賞と直木賞の応募枚数を確認したい。
>>157 >純文学と大衆小説という分類がボーダーレス化した現代においては、
・・・アホかい? てめぇのようなんを「昼あんどん」と言う。
甘い推理小説ばかり読んどるから脳がだれて、バカになるんだ。
ちっとはまともな本を読め。まるっきりの的外れな糞カキコを
文学板に垂れ流すのはたった今止めて、古巣に引き篭ってろ!
>>158 あ、ごめん。ガイシュツの外基地だったか<ミステリ板住人
…道理で
誰一人相手にせんわけだ罠w レスして損した。159は撤回だ、バカバカしい・
>>159 まともに相手にしてはいけないよ。
>>158のサイトを見てごらん。
こいつがいかに悪質な常習荒らし犯かわかる。
あらゆるスレで他人を罵倒して嫌われ、それにも懲りずにここにいるんだ。
無視するのが一番いい。
>>156 説明できません。軽率な発言をしてしまったと反省しています。
>賞狙いで書いたか否かは、正確なところは作者でなければわからないが、
>そうでないという証明も出来ない。従って一概に誤読と断定される謂れはない。
おいおい、そんなこと言ったらカラマーゾフスレでの主張が全部ひっくり返っちまうぞ。
自分と違う読み方で得た解釈を全部「誤り」とか「偽り」とか断言してたくせに。
165 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/11 14:44
>>148は素朴な文学青年らしい好感が持てる人物である。
自分の誤りを素直に謝罪するのは意外に簡単な事ではない。
友人にしたいタイプだ。
>>164 事前準備(予習)不可能な部分は、「推理」した結果を叩き台に論を進める
しかありません。
直木賞・芥川賞は、規定枚数も絶対的なものではないようだが、
慣例が完全に定着しているようだ。
長さとかにとらわれず、賞の性格にマッチした作品を選んで欲しいのだが。
167 :
吾輩は名無しである:03/02/11 14:52
>>145は他の板を渡り歩いてる典型的なヲチャだ。ヲチャは書き込まないと言い切るが嘘だというのがはっきりしたね。
>>165 =
>>167 だからおまえの自演はバレバレだっつーの。表記が一緒なんだよ。
コテで書き込むなら全部コテにしろや。そういうところから信頼をうしなっているんだよ。
>>168 もうミス板も放置するからさ、あんたらも放置してくれない?
何度も警告してくれてご苦労だけど、もうわかったから。
>>165みたいな傲慢な書き方には俺もウンザリしてきたし。
>>169 了解したよ。誰か知らずに奴にレスして、それでその人が不快な場面に巻き込まれたらかわいそうだなと思っただけなんだ。
なるべく芽のうちに摘み取っておいたほうがいいと思ったんだが、みんな奴の本性がわかってきたみたいだから、余程のことがない限り注意を促す書き込みはやめよう。
171 :
吾輩は名無しである:03/02/12 19:12
ヲチャってなんですか?
172 :
吾輩は名無しである:03/02/12 23:08
nandesuka
173 :
吾輩は名無しである:03/02/12 23:17
たった今「贋世捨て人」読み終わった。
「赤目〜」に続いて二冊目。
なんつーか、心地よくだまされてる感じかな。
福田和也の「作家の値打ちの読み方」で中野翠と対談しているのだが
福田曰く
「あれは、ほとんどはポーズだ」
白けるなー、福ちゃん。
174 :
吾輩は名無しである:03/02/13 04:14
赤目、今年の秋、公開だって。どこの制作会社か知ってる人いる?
監督は荒戸源次郎。
赤目の映画化の件は車谷サイトに出てたが制作会社は書いてない。
独立プロかなあ。
アヤちゃんが寺島しのぶ、主人公の私が大西瀧三郎(誰?)
寺島しのぶねえ、せっかくアヤなのにねえ、
フツーはキャラ自体を脚色して松浦だと思うが。興行的にもこれが正解だと思うし。
とにかく、2003年10月1日公開。
多分、俺は見ないな。
どの松浦?
177 :
吾輩は名無しである:03/02/13 23:47
1・マツウラリエコ
2・マツウラアヤ
あの歌姫「あやや」を指すのは、言うまでもない。
寺島しのぶでは興行的な成功は、とても見込めないと思う。
自分としては、「あやや」よりは「はやや」こと、
はしのえみにやって欲しい気が、年齢は原作のアヤの
アローアンスにあるし。
「古墳の話」。
同級生の女の子の話す言葉が当たり前すぎてつまらないと思った。
もっとこう、死んじゃう役なんだから、魅力を出してほしかった。
みんなはどう?
>>178 おまい、ほんと雰囲気ぶっ壊す香具師だな。w
アヤちゃんがアヤヤだとー?
あのガキに何ができるんだ?
768 名前:ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E 投稿日:2003/02/09(日) 16:23
文学板の上にあるスレと上げ進行のスレは、何気に糞スレ・駄スレが多い気がする。
>文学板の上にあるスレと上げ進行のスレは、何気に糞スレ・駄スレが多い気がする。
私のこの発言について、少し説明を加えておきます。
もとより板上位にあるスレ、上げ進行のスレのすべてが糞スレ・駄スレの類とは思いませんが、
スレタイに関連が無いレスが多いスレは、やはり糞スレ・駄スレ類だと思います。
「赤目四十八瀧心中未遂」のアヤちゃん役に通称「あやや」こと松浦亜弥ちゃんを
起用すべきである旨の私のレスを、ネタと理解された方もいるようですが、
マジレスです。理由は以下のとおり。
1 原作と映画化された作品は別物と理解し、シナリオ段階で原作のアヤちゃんのキャラ
をあややにマッチするように書き換えることで、あやや起用は可能。
2 物語にさほどの派手さが無いうえに、映画のキャスティングは地味であり、
優れた興行成績は期待出来ない。
原作者車谷氏の一般的な知名度も決して高くはないので、
この面からの集客力も期待できない。
トップアイドルである「あやや」起用は、赤目原作を読む者は少ない若年層に対する
集客力を増すのは間違いなく、また、中年男と少女の心中未遂という物語は、
中高年層にも強くアピール出来得るものである。
3 主題歌は「あやや」の曲を使用。「イエー!めっちゃ心中未遂ホリディ」は冗談としても、
「草原の人」あたりを流用すればいいであろう。
183 :
吾輩は名無しである:03/02/14 18:05
・・・もうだめぽ。
ここはかん違いなミステリ住人に占拠されますた。
カラマーゾフスレの時も思ったけど、ミス板住人って既存住人の価値観を
逆なでするのが本当にうまいな。
議論提起といえば聞こえはいいんだろうが、一行煽りを長文に膨らませた
だけという感じもする。
185 :
吾輩は名無しである:03/02/14 18:51
ミス住いい加減にしろ。何があややだ。
まじめにやれ!!!
186 :
吾輩は名無しである:03/02/14 18:53
イエー!めっちゃ心中未遂ホリディって・・・。
ミステリ板は文学を語る資格なしだな。
>>186 >「イエー!めっちゃ心中未遂ホリディ」は冗談としても、
>「草原の人」あたりを流用すればいいであろう。
188 :
吾輩は名無しである:03/02/14 19:26
>>187 あほくさい。どう考えても文学的ではない。
189 :
吾輩は名無しである:03/02/14 19:29
>>187 おまいはほんとに原作読んだのか?
あの濃厚な濡れ場にあややだと?
馬鹿も休み休み(以下略。
190 :
吾輩は名無しである:03/02/14 19:31
ミス板は帰れ
>>189 ひとつの企画として真面目にレスしている。
濡れ場は当然カット、
映像的には赤目四十瀧への道行きを現地ロケして
どれだけあややを美しく撮れるかがポイントであり見所。
あややが原作のアヤちゃんのどこかけだるい雰囲気をどこまで出せるかだな。
193 :
吾輩は名無しである:03/02/14 21:29
あややはもういいよ・・・
194 :
吾輩は名無しである:03/02/14 21:32
>>192 おまい、あの作品が濡れ場なしに成立すると思ってるのか? 馬鹿か?
>>194 濡れ場そのものを撮る必要は無い。(つまり映像上に濡れ場は無い)
暗示で十分。それに原作とは別物と最初に書いたはず。
日々ボロアパート二階で臓物の串刺しを続けている主人公の
やるせない雰囲気は出るようにしたいが。
原作とは別物なら、別に映画化する必然性はなかろうに。
ミステリ住は放置しろってばよ。
ほっといたら飽きていなくなるから、話はそれからにしよう。
198 :
吾輩は名無しである:03/02/15 21:15
制作会社知りてーな。
「漂流物」「白痴群」両作品集を読破。
・漂流物
表題作については、過去ログに土佐源氏を想起させると書いたが、反応無し。
文学板住人敗れたり!
「木枯し」「物騒」「愚か者」の中の「温み」というエピソード。
私小説風な幻想小説という雰囲気があり、「贋世捨人」「赤目四十八瀧心中未遂」
という長編を読んで来た私には「へえ、こんな作品も書くのか」という感が強い。
あの世とこの世の境が不分明というか、ガルシア=マルケス?
私はマルケスも好きなので、読者の作家の特性に対する嗜好は一定なのかな
という気もする。
その他の収録作品には、特筆すべき感想はない。
・白痴群
「白痴群」
タイトルから予想すると、もっと凄い話かと思ったが、
意外にオーソドックスな私小説である。
作者が町の中学に通うため、叔母の家に預けられていた頃の話である。
もっぱら主人公の少年(=作者)の視点が中心のため、
丁寧に読まないと、周囲の大人の世界での出来事がわかりにくい感じだ。
「狂」
高校時代の一風変わった恩師の思い出をつづった車谷風私小説。
最後の1行には萎え。
「私は先生の意に反し、無能者の文士になった。文士なんて、人間の屑である。」
長吉、じゃあ、やめれ!そして氏ね!
と言いたくなる。
「功徳」
作者の広告会社勤務時代に材を取った作品。
本作のラストには共感出来るものがある。俗物は逝ってよし!
「愚か者」
5つのエピソードから成る作品だが、子供の眼で描いた作者の姿等
趣向は面白いが読みにくい。
「武蔵丸」
本書中、一押し。
子無しの中年夫婦とペットのかぶと虫武蔵丸の交流を描いた異色の私小説。
犬や猫ではなく、かぶと虫というのが、いかにも車谷風。
前半の土地売買のエピソードは、それなりに興味深くはあるが、
余計な気がしないでもない。
「一番寒い場所」
山口二矢の親友だったという逆木大三郎という男のキャラと人生だけでも
結構読ませる。
「贋世捨人」や本作を読んでいると、車谷氏は大江健三郎嫌いなのがわかる。
201 :
吾輩は名無しである:03/02/18 16:49
あれ、読めよ。私小説なら善蔵だよ。
葛西善蔵?
203 :
吾輩は名無しである:03/02/19 13:53
善蔵に比べりゃ、車ちゃんはやっぱりポーズだよ。創作を生み出す源泉としての生活が、創作
に追従しているという倒錯は、どうしても私小説の限界となるところだよ。その倒錯
の中にあったのが善蔵で、まだポーズでもっているのが車谷。車谷はその限界を見つめられる
だけの誠実な書き手だから、そのうちに生活自体を食いものにするね。
芸術至上主義みたいなのとは少しニュアンスが違う。そう考えていくと、本当に純粋な
私小説作家というのはそれ自体が成立しえないのかもね。
204 :
吾輩は名無しである:03/02/19 15:00
この人ばかりが私小説と言われるが、
柳実里もそういう作品が多いし、小島信夫「うるわしき日々」だって私小説でしょ?
ようはおもしろけりゃいいわけで、その点車谷は合格。文章も良い。
結構な大型書店に行かなければ、葛西善蔵の本は無いと思われ。
前に図書館で少し読んだことがあるが、車谷作品よりは淡々としていた
印象がある。車谷さんは、過去ログで書いてた人もいるが
やはり話を作り込んでいるいるんだろうな。
206 :
吾輩は名無しである:03/02/20 00:09
柳の私小説と変わらんでしょ、車谷って。
どこがそんなに評価されるポイントなの?
207 :
吾輩は名無しである:03/02/20 00:11
柳の私小説、おもろいやんけ。
208 :
すみません:03/02/20 00:18
新潮文庫でこの人の作者紹介のところ見たら
「遺作」が云々って書いてあったんで
もう死んだ人なのかと思ったんですけど
今も健在なんですね?
なんで文庫の紹介欄にまぎらわしいこと書いてあったんだろ
209 :
吾輩は名無しである:03/02/20 00:22
>>208 現役バリバリやんけ。
いまが旬かもよ。
210 :
吾輩は名無しである:03/02/20 00:27
>>208 遺作のつもりで書いたってこと。あざとさが鼻につく。
>>209 >>210 ああ、結局自分でそう称してたのを
その通り新潮社が文庫の紹介欄に
書いただけってことね。理解しました。
赤目よりは贋世の方が、洗練されていてけれん味が無い感じで
好感が持てる。
213 :
吾輩は名無しである:03/02/20 23:16
「私小説」とか言ってるが
所詮は営業用のキャッチコピーだ罠。
でもしれがおもしれーから困ったもんだ。w
どの作品も小説における「リアリティ」に溢れている。
短篇「金輪際」は色川武大「怪しい来客簿」を思わせた。
色川武大亡きあと、ああいうテイストをだせる書き手がいたのかとびっくり。。。
現代の私小説では、男には長吉、女には柳が面白いのではないかな。
長吉の作品、長編では贋世は面白く赤目は面白くなかった。
短編では、「どもりの父が歌った軍歌」「漂流物」「武蔵丸」
が面白かった。各短編集に1話は自分好みの作品がある感じかな。
長編も2作だが、私的面白率5割。
残る創作集は、現在のところ「金輪際」のみだが、
すぐに読もうか、どうしようか迷うところだ。
それともこのスレで教えてもらった葛西善蔵でも読もうか。
215 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:27
↑ネタでないなら、いいかげん消えて。
突っ込む気も起きないよ。
>>215 読んでなければ突っ込めないわな(w
お前が消えろ。
217 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:35
>>214 ミリを面白いと思ってるのはおまえだけ。
これから老人文学・老衰文学を書こうかと思っております。
受賞パーティーに出席していた彼女の着物姿はやっぱりすっぱかった、それもめっちゃ。
219 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:36
もうさ、ミステリ板住人の君にみんな、呆れてんだよ……。
あんた、脳死してんじゃない?
220 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:39
>>216 あなたがバカすぎて、突っ込む気も起きないって言われてんだよ。
215さんが、柳や車谷を読んでないってどこに書いてあんの?
222 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:40
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E 逝ってよし(・∀・)
具体性が無いレスは論じるに値せずだな。
文学好きなら、もうちょいしっかりせいや。
224 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:43
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2Eさんよ、おまいの白痴書き込みは
浮いてんのよ。ミステリ板でも居場所がないから、こっちまで来ちゃったの?
鬱陶しいからもう来んな。
225 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:46
>>223 あんたはとにかく「逝ってよし」としか思われてないんだよ。
だから、具体的な会話はふってもらえないんだよ誰からも。
はて?
最近のレスは、
私以外のレスは、ろくに車谷作品の評をしていないと思うがね。
勿論、真の文学板住人のハイレベルなレスを期待する気持ちは
大きいぞよ。
227 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:47
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E
いいかげん頭冷やせバカ。
>具体的な会話はふってもらえないんだよ誰からも。
レスアンカー付けた馴れ合いは、勝手にやってくれや。
229 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:50
レスアンカーって何?
231 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:52
ウザ、キモ>ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E
スレタイに沿った話題に戻そうぜ。
今後は、スレ違いな話題(叩きレス等)書いた香具師が荒らし。
お互い不干渉なら問題無いしな。
233 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:58
197 :吾輩は名無しである :03/02/15 13:06
ミステリ住は放置しろってばよ。
ほっといたら飽きていなくなるから、話はそれからにしよう。
234 :
吾輩は名無しである:03/02/22 00:59
183 :吾輩は名無しである :03/02/14 18:05
・・・もうだめぽ。
ここはかん違いなミステリ住人に占拠されますた。
ミス住の過去はどうあれ、このスレに限って言えば、普通に書き込んでる。
住民の過剰反応がスレを腐らせただけでしょ?HNのみに過敏に反応するの、
いい加減やめようよ。
236 :
吾輩は名無しである:03/02/22 01:02
あーあ、こんだけ邪魔にされてるのに居すわるのか……。
だから233でいいじゃない。234は考え過ぎ。
前に書いたけど、このスレはレス100くらいまでで語るべきことは
語り尽くされている。
長吉の作品数も少ないし、仕方無いことかもしれんがな。
238 :
吾輩は名無しである:03/02/22 01:02
断言しておくが、235は別人。
俺の擁護ということではなく、スレを荒らしたくないのだろうな。
柳を面白いと書いた人は他にもいるのに、俺の時だけ攻撃されるのは
完全なコテハン叩き、理詰めでどうこうという訳ではないから、
俺も引くことは出来ないよ。
>238
だから、過剰反応すんなって。おれは別人だっつーの。
それと自意識なくキチガイとか言うな。今の君、ミス住より
板違いだよ?
>239
君も、ネタスレ以外では丹念に書き込めば、丹念なレスがつくん
だから、煽りに敵対心燃やすなよ。わかるでしょ?
241 :
吾輩は名無しである:03/02/22 01:10
何が「引くことはできない」だよ。
ジサクジエンのキチガイはもう来るなよ。逝けよ。うんざり。
242 :
吾輩は名無しである:03/02/22 01:17
無視だよ無視。もうミス某は無視だ。
243 :
吾輩は名無しである:03/02/22 01:25
>>241 まったく意地で書き込みしてもしょうがないのにねぇ。
引くことはできないってチンピラかよ。
244 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/22 01:48
じゃあブレークイーブンといこう。
車谷長吉について熱く語ろうぜ!
珍走板住人 ◆ExGQrDul2Eは珍走板に返ってよ。
珍走板っていうのは、おまいの脳内にあるから。
246 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/22 02:11
ウエイティングだな。
車谷スレは自作自演のキチガイ、ミス厨に占拠されました。
248 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/22 02:34
コテハン叩きこそ1名、多くて2名か。
性根の腐った奴が自己正当化に最適だから読むんだよな、こいつのって。
250 :
吾輩は名無しである:03/02/22 03:01
>>248 ボクタンを叩いてるのは一人か二人だよ!そんなに大勢じゃないよ!ってか。
おめでてーな。キモすぎなんだよボケ。
251 :
吾輩は名無しである:03/02/22 03:03
それから、コテハンだから叩かれてるんじゃねーぞ。
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E の存在が鬱陶しいからキモがられてるだけ。
252 :
吾輩は名無しである:03/02/22 03:11
このスレはミス厨にあげようか?
新スレ立てる?スレ終わるまではダメかな。
新スレのときは、テンプレに、ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E はスルーでっ
てルールを入れたいかんじ。
文学板住人、がんがれよ(w
254 :
吾輩は名無しである:03/02/22 23:26
>>253 あんた、リアルでも、「おまえ、キモいからこっち来るな」って言われてる
タイプでしょ。ウザ〜。おまえは世の中にも、ここにも必要とされてないの。
必要とされてないんだから、顔出すなよ。
255 :
F1板住人:03/02/22 23:49
ミステリ人まともなこと書いてんじゃないの。
いきなりウザイから消えろとか書かれたたら誰だってカチンとくら〜な。
反論しないで罵倒始めるのってガキかホントに頭悪い奴だけだよ。
盲目的に作家の存在にすがってる奴はそうなりやすいな。
内容のあること書いてみなよ。
俺はクルマ谷の文士気取りなとこがムカつく。
ほっといたってあんたは文士なんだから
ビョウキを演じて見せなくても良いっての。
悲惨さを気取ってんだよな、そういう態度の本質が
全然文士っぽく無い。
256 :
吾輩は名無しである:03/02/23 00:52
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E (F1板住人 )は、病的な
負けず嫌いだね。もう、このスレ、完全ダメポ。
257 :
F1板住人:03/02/23 01:05
258 :
吾輩は名無しである:03/02/23 01:14
へい、車谷スレは自作自演のキチガイ、ミス厨に占拠されました。
>>258 だから違うって。おまえ実は構ってほしがってるだろ
構ってもらってレス返せるのを心の深いところで喜んでるだろ
そのためにここに書いてるだろ
クルマ谷の事なんかホントはどうでもいいと思ってるだろ
あ、俺のことか。もう書いてあげませんよ〜〜
>>259 信じられないくらい自意識過剰だねぇ。
俺はミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E のこと言ってんのに。
F1某は自分のことだと思ったわけか?(w
>>260 197 :吾輩は名無しである :03/02/15 13:06
ミステリ住は放置しろってばよ。
ほっといたら飽きていなくなるから、話はそれからにしよう。
262 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/23 08:59
作品評が少ないところを見るとヲチャーの荒らし?
次に入る私以外の作品評に関するレスを待つとしよう。
>>262 ハァ?だな。他人を荒らし呼ばわりか。
あんたがここに寄り付かなくなったら、また小説の話をするよ。
邪魔くさいのにとりつかれたもんだ。
264 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/23 09:10
お手並み拝見。
265 :
出会いNO1:03/02/23 09:13
266 :
吾輩は名無しである:03/02/23 09:18
ミス住負けるな。ガンバレ!!!
ミステリ板住人君は、浅見真規にそっくりなメンタリティの持ち主と見た。
要は自分の知識で持ってその板に戦いを挑んでいるわけだ。
間違いを指摘されても異論を提出されても、その板の住人に勝つことが身上なので関係はない。
空気を読まないのも、相手に無礼なのもそのせいだな。議論の中身自体は関係ないんだ。
つまり、他人と話をしているようで実は全部独り言なんだね。
何故そんな空しいことをしているかといえば、おそらく浅見と一緒で寂しいからなんだろう。
これは無視して、飽きていなくなるまで放置しかあるまいと思う。放置ってなかなか難しいけどね。
でも彼は文学自体に興味があるわけじゃないから、飽きたらいなくなるよきっと。
>>267 まるっきりおまえのことやんか。もう一回読んで恥を知れ。
269 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/23 14:37
新潮文庫「葛西善蔵集」(山本健吉編)をゲットしました。
200頁強程度のボリュームですが、善蔵の入門書としては最適かと思います。
読み終えたら長吉作品との比較などを書いてみたく思います。
270 :
吾輩は名無しである:03/02/23 15:06
車谷長吉罵倒ゲーム
このスレで車谷長吉の批判をすると引きの強い獲物がつれます。
粘り強く楽しめます。Let's challenge!
272 :
吾輩は名無しである:03/02/23 15:42
悲惨ぶってる車谷を面白がるというのもひとつの楽しみ方だと思う。
大仰な言い回しとか、ほとんどギャグと紙一重だよ。
そんなわけで俺は車谷作品が好きだ。
文章もいいし。
リアル車谷の生活ぶりが見てみたい
PCとか持ってないんでしょ、あの人?
金の入った今でもそういうストイックな生活してるんだろうか?
274 :
吾輩は名無しである:03/02/23 16:38
短編集「金輪際」収録の「変」。
これ笑える。w
芥川賞に落ちて、五寸釘買ってきて選者一人一人の名を書いた紙をかたどり、
夜中に近所の森で五寸釘で打ち付ける。
選者は実名で登場するが可笑しい。
さっきラーメン屋で読んでたらラーメン吹出してしまった。
275 :
吾輩は名無しである:03/02/23 17:09
276 :
吾輩は名無しである:03/02/23 19:04
ミス厨、こんどは何板の人間を登場させて自己擁護でつか?
2ちゃんでも居場所がないの?
277 :
吾輩は名無しである:03/02/23 19:11
278 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/23 19:34
スレタイに無関係なレスはスルーしてれば消えて行くと思う。
レス読んでいると「金輪際」、面白そうだな。やっぱ買いか。
279 :
吾輩は名無しである:03/02/23 19:37
183 :吾輩は名無しである :03/02/14 18:05
・・・もうだめぽ。
ここはかん違いなミステリ住人に占拠されますた。
280 :
吾輩は名無しである:03/02/23 19:40
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E ってなんなの?
こんだけキモがられてるんだから、分をわきまえて消えればいいんじゃない?
意地で書き込みしても虚しいでしょ?
281 :
吾輩は名無しである:03/02/23 19:41
247 :吾輩は名無しである :03/02/22 02:21
車谷スレは自作自演のキチガイ、ミス厨に占拠されました。
282 :
吾輩は名無しである:03/02/23 19:42
パート2、時期になったら、漏れが立ててもいいが、
またキチガイミス厨に粘着されちゃうかな?
283 :
吾輩は名無しである:03/02/23 19:51
ミス厨ってミス板でも同じコテハンなの?
あっちでも叩かれてるの?
284 :
吾輩は名無しである:03/02/23 20:10
>>283 書斎魔神と名乗っている。住人からは馬人のだんなと呼ばれている。
285 :
吾輩は名無しである:03/02/23 20:14
>>284 あー、どこでも、つまはじきなんだやっぱし。
286 :
吾輩は名無しである:03/02/23 20:28
住人に粘着してるヤツを本格的に攻撃したくなってきた。
なんなの、こいつ?
住人に振られた女?まえ、住人にめちゃめちゃ馬鹿にされたヤツとか。
馬鹿にしがいがあるもの、この挙動は。
287 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/23 21:08
>>286 スルー推奨。見るからに粘着の連続投稿だしね。
それより長吉ネタ、広くは私小説ネタ(長吉との比較論でいい)求む。
俺は「小説の神様」が書くような、
ちょっとすかした私小説も結構好きだったりする。
288 :
吾輩は名無しである:03/02/23 21:28
289 :
吾輩は名無しである:03/02/23 21:37
「ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E自作自演スレ」を立てて一人でやれよバカ馬人
だが、あれは確信犯的に笑いを取りにいっている。w
「日野啓三、河野多恵子、黒井千次、三浦哲郎、大江健三郎、
大庭みな子、、丸谷才一、古井由吉、田久保英雄、と9人の選考委員名前を書いた。
書き了えると、嫁はんが寝静まるのを待った。
私は、金槌と五寸釘と人形を持って、深夜の道を歩いていた。
旧駒込村の鎮守の森・天祖神社へ丑の刻参りに行くのである。
私は、私の執念で9人の選考委員を呪い殺してやるつもりだった。
人を呪わば穴二つと言うが、併したとえ自分が呪い殺されることになろうとも
どうあってもそうしないではいられない呪詛が、ふつふつと滾っていた。
水のないプールの底の私が、それを狂的に渇望した。
天祖神社は鬱蒼とした樫や公孫樹の奥に鎮まっていた。
あたりは深い闇である。私は公孫樹の巨木にう人形を当てると、
その心臓に五寸釘を突き立て、金槌で打ちこんだ。
金槌がクッ偽の頭を打つ音が、深夜の森に木霊した。
一枚終ると、また次と、「死ねッ。」「天誅ッ。」とココロに念じながら打ち込んでいった。
打ち終わると、全身にじっとり冷たい汗をかいていた。
全身に憎悪の血が逆流した。」
なんて素敵な香具師なんだ。。。w
291 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/23 21:48
>>290 思わずワロタ、絶対読む。明日買う。
長吉マンセー!
292 :
吾輩は名無しである:03/02/23 21:49
そんなんでラーメン吹き出すほど笑えるんだ。
車谷が笑いを狙ってたなら、その寒いお笑いセンスには笑えるが。てか萎える。
293 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/23 21:54
萎えながら笑える。
長吉は雲と同じに天才だ!
294 :
吾輩は名無しである:03/02/23 21:56
「文学板でミステリーの話しするのやめない?」
というスレ立ててください。
295 :
吾輩は名無しである:03/02/23 22:32
>>293 「ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E自作自演スレ」を立てて一人でやれよバカ馬人
296 :
吾輩は名無しである:03/02/23 23:27
「墜ちた自分」を演じて小説にしてるだけの鼻持ちならないヤツって
感じなんだけどなー。
297 :
吾輩は名無しである:03/02/23 23:31
それだけの人じゃないだろうよ。
他の小粒な―例えば最近の芥川賞獲るような―作家よりは
明らかに完成度が高いよ。
文学というエクスキューズなしでも小説が成立してる。
298 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/23 23:32
長吉の場合は、296のように見られても仕方無い部分もあるな。
どこまでフィクションと割り切って楽しめるかどうかが肝心要。
葛西善蔵の時代には、まだ私小説の世界が現実に存在した時代。
この点は期待大。
たしかに完成度は高いしうまいと思うんだよ。むしろ、うますぎる。
でも、それなら「私小説」って言葉を利用すんなよと言いたく
なってしまう。ただ、小説で売ればいい。
赤目読んだけど、俺の胸に迫ってくるものはなかった。
300 :
吾輩は名無しである:03/02/24 01:15
保坂和志が長吉のこと揶揄してなかった?偽装とかなんとか。
だれか知ってる?
301 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/24 19:03
長吉叩きは結構あるようだ。
やはりレス290で引用されている「変」が要因だろ。
あの筒井康隆でさえ「大いなる助走」では選考委員(この作品では直木賞の方がモデル)
叩きは、自重気味な気がするが、長吉のは面白過ぎる。
選考委員と取り巻きの一派に喧嘩を売ったのと同じだ。
302 :
吾輩は名無しである:03/02/24 19:59
>>301 あれはギャグだろ。
実名で挙げられた香具師等も笑っていると思う。w
あんた、もしやすご〜く若くないかい? 18歳とか。。。
>実名で挙げられた香具師等も笑っていると思う。w
うーん、冗談を冗談として受け流せるのが普通の大人の世界だが、
文壇人なんて大人服着た子供が多い。
勿論、それなりの才とスキルはあるわけだけどね。
編集者なら、このあたりの実状に詳しいはずだ。
>>302 ミス住はもうすぐ40だよ。
でも無職(就職歴なし)で生活すべて親がかりという特殊な人生の人だから、
精神年齢はよっちゅくらいかな(w
そうだ、ミス住、おまえが自分のヒキコモリ人生を私小説として書いてみるってのはどうよ?
304は「私は文学板住人ではなく、ヲチヤーな荒らしです」と
告白してしまったな。
306 :
吾輩は名無しである:03/02/24 21:32
せっかく、まともなスレに戻りかけてたのに、馬人があいかわらず
居すわってるから、結局、ダメポな感じか。
>>305 ヲチヤーな荒らしの煽りまで自作自演するようになったか・・・。
そんなことまでして構ってもらいたいですか。
>307
折角俺が香具師のスレに貼り付けて誘導したんだから、
あとは放置してくれたまい。
==========ミス板ネタ終了==========
309 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/24 22:28
私小説かどうかは問題だが、ヒキコモリ小説はフョードルが凄いのを書いてる。
この作品を抜く気合いがあるか、別なテイストを出せる自信があるくらいでないと、
このテーマはスルーした方がいいだろな。
310 :
吾輩は名無しである:03/02/24 23:38
>>309 あんた作家志望なの?( ゚д゚)ポカーン
ヒキコモリ小説を今書いてるの?
この作品を抜く気合って、長吉作品を抜く気合ってこと?
もうダメポどころじゃない・・・・・・・・
親はいつまでも生きてるわけじゃないのよ。早く職を見つけな。
作家へ夢があきらめられないなら文芸社あるし。
頭の方、お大事にね。
それから、もうここには来ないでね。
ヒキコモリ誇大妄想狂の来る場所じゃないから
あ、失礼。馬人が書いてるわけじゃないのね。
でも、ヒキコモリ人生には変わりないか。
やはり釣れたか(w
でも車谷作品にも私小説にも何のコメントも無いんだよなあ。
荒らしの限界てか。
僕は今日は葛西氏の短編ひとつ読んでから寝るよ。
比較論とか明日以降。
313 :
吾輩は名無しである:03/02/25 00:11
長吉、何故かおこちゃまに人気・・・
懐古趣味ってやつか?
>>312 そんなもんよりフロムA読めよ。
そっちの方がおまいには有益だぞ。
あと履歴書もコンビニで売ってるから一緒に買ってきな。
315 :
吾輩は名無しである:03/02/25 01:54
いまどき、「釣れたか(w」って・・・・・・・
相変わらず粘着坊主ウザイね。
何でそんなに粘着してんの?
俺には普通のこと書いてるようにしか見えないんだが。
せっかくまともな話が始まったと思ったのに。
317 :
吾輩は名無しである:03/02/25 05:17
>>316 F1板って書かなくていいの?
ていうか、ミスバカの粘着擁護チャンのおまえがうざいんですが。
まともな話がはじまりそうだったのに、ミスバカが居すわってるおかげで、
場の空気が「あ〜〜あ……」になっちゃってるのは一目瞭然ですが何か?
318 :
出会いNO1:03/02/25 05:53
葛西善蔵集の「悪魔」「子をつれて」を読んだ。
時代の相違はあれど、「悪魔」は長吉風の書き方も出来る素材かなと思う。
長吉に書けない世界は、「子をつれて」の方だな。
女房に逃げられ幼い子供と共に家賃滞納で家を追われる貧乏文士。
子無しの長吉には無理な、かっては実在した私小説の世界。
反面、「武蔵丸」は子無しゆえに良く書けた傑作だとは思う。
主人公に対する共感を超えた一体感が無いと、読者の心を捉える
ような私小説を書くのは困難だと思う。
320 :
吾輩は名無しである:03/02/25 18:39
280 :吾輩は名無しである :03/02/23 19:40
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E ってなんなの?
こんだけキモがられてるんだから、分をわきまえて消えればいいんじゃない?
意地で書き込みしても虚しいでしょ?
322 :
吾輩は名無しである:03/02/25 20:26
乱Dスレの香具師も来てる……↑
このスレはミス厨と、ミス厨擁護(たぶん本人)に占領されまつた。
・゚・つД`)・゚・ ウワァァァァン
323 :
吾輩は名無しである:03/02/25 20:30
この人、上手いけど、間延びてるのもあるよな。
「児玉」とか「ある平凡」
すかさずレスを返す!
やっぱり向こうもヲチャだな。
「擁護」って言葉がもうンディヲタだもんな。
必死だな。
326 :
吾輩は名無しである:03/02/25 20:33
のんびり会話しようと思っても、ヒキコモリ馬人が消えない限り無理。
いい年して、親の金でインターネットって死んだ方がいいよ。
流石だな。
328 :
吾輩は名無しである:03/02/25 20:34
sage馬人、ジサクジエンのキチガイ、はよ消えて・・
どうすんだ、ヲチャはせっかくずっと名無しでやってきたのにばれちゃって
コテハンか?コテハンにしても相変わらず自演か、おめでてーな。
これからはどこに書いてもヲチャはヲチャだ。
その人格改めない限りおまえはヲチャだ
330 :
吾輩は名無しである:03/02/25 20:36
・・・おそろしいと思うた。
ずっと気になってたヤツの人物特定できたからもういいや。
じゃあね、ヲチャ。また今度ね。
あんまり人に迷惑かけるなよ。自演すんなよ。
333 :
吾輩は名無しである:03/02/25 20:42
334 :
吾輩は名無しである:03/02/25 20:43
ヲチャヲチャって、何わけわかんないこと言ってんだ?
早く精神病院逝けよ。と放置せずにスマソ。
335 :
吾輩は名無しである:03/02/25 20:45
336 :
吾輩は名無しである:03/02/25 20:46
ヲチャきもい・・・
すげぇ面白くなってきた
338 :
吾輩は名無しである:03/02/25 21:53
こいつ「恐ろしい」と言い過ぎ。
文章は上手いけど安っぽいぞ!
339 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:12
いいなあ、ミス住。今日も働かずに一日中2ちゃんねるかあ。
俺も年老いた両親のわずかな蓄えを食いつぶしながらブラブラ無職生活してみてえよ。
で、ミス住は40になっても50になってもパパとママにおこずかいもらってブラブラしてんの?
たまにお仕事(おしごと)してみるのも楽しいよ。
340 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:15
>>339 ミス住も痛いが、あんたもね。。。
車谷の雰囲気を考えてくれ。
341 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:17
車谷って雰囲気って?
車谷の雰囲気って? でつ。
車谷は今や、いい収入があるんじゃないの?
パパママの年金たかってる香具師とちがって。
343 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:26
だから、本が売れて生活上は実はなんの心配がない現状。
心臓が悪いようだが。。。
ファン私設のHP行ったら、良い表情で写真に写っていた。
どうも信用ならん。。。でも、面白いから読む。
344 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/25 23:28
341ってヲチだったんだな、何も知らないし。
345 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:32
賞もとって、金もある。評論家からの評価も高い。
万々歳じゃないですか、車谷先生。
346 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:34
こやつは
確信犯的にかつての私小説を模するが、
定まった宗教がない我が国においては、
「私小説」こそ、己と向き合う、我が国独自の「現象」である、と言った。
>>344 こんなところで遊んでないで仕事でも探したら?
348 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:39
結局、こういう印象しかないんだよな↓
296 :吾輩は名無しである :03/02/23 23:27
「墜ちた自分」を演じて小説にしてるだけの鼻持ちならないヤツって
感じなんだけどなー。
349 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/25 23:41
作品を読む限りでは、
車谷スレがあまりマターリしてたらおかしい感もある。
煽りも、もうちょい粋なものなら面白いんだがな。
350 :
久留間多似:03/02/25 23:42
>>348 結局芸があるかないかで、あんたはわてに芸がないと思うてるようだね。
351 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:43
352 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:53
心中未遂はモノホンです。
354 :
吾輩は名無しである:03/02/26 01:02
355 :
吾輩は名無しである:03/02/26 01:04
車谷の小説はファンタジィだよ。
356 :
吾輩は名無しである:03/02/26 01:05
>>355 なら納得。オヤジの心中未遂妄想ロマーン♪
うそかホントかで疑問を持たせるのが今の私小説だと幽oのスレで読んだが
この人もそうなりつつあるな。現実と嘘の配合ばっかり考えながら読んじゃう。
小説的じゃないよね。それは狭い見方?
358 :
吾輩は名無しである:03/02/26 01:18
私小説ということにして、「上げ底」してる罠。
贋世捨人と短編はわりと事実に忠実な感じを受けるけど。
360 :
吾輩は名無しである:03/02/26 01:23
「赤目〜」のどこからが写実で、どこまでが幻想なのかは分からんが、
アヤちゃんが電車から去っていったシーンは、すごく胸が痛かった。
それを受けてのラストも、空虚感が痛かった。
ま、会社ズル休みした時に読んだからかもしれんがw
結局広く読まれているのは直木賞受賞作「赤目・・」だけなのかな。
幻想小説も含めて短編の方が面白いと思うのだが。
363 :
吾輩は名無しである:03/02/26 20:31
>>356 だから簡単に言うと演歌なのよ、長吉って。
赤目絡みの話題しか出ないな、
作者が金持ちになったとか下世話な話題がリピートされ、
肝心の作品論もあまり無い。
短編をいくつか読んでいれば、演歌的という印象批評は出ないはずだ。
365 :
吾輩は名無しである:03/02/26 20:51
ミス板にとって文学板住人はどのように感じられるのか聞いてみたい。
366 :
吾輩は名無しである:03/02/26 20:54
>ミス板にとって文学板住人はどのように感じられるのか聞いてみたい。
まず
>>366は典型的な荒らしとか(w
車谷作品は結構「自虐趣味」、ゆえに広く文学板住民に読んで欲しい。
赤目だけでなく、特に短編。
結構、いろんなテイストが味わえる。
368 :
吾輩は名無しである:03/02/26 22:01
自分に質問して自分で答える。自己完結していてよろしゅうござんす。
ハッハッハッア・・・
>>366=
>>368 君は車谷作品に登場しそうな壊れた人間だよ、
何か書いて楽しませてくれたまえ。
370 :
吾輩は名無しである:03/02/26 22:11
僕も車谷先生のファンです。
ああ、黒須麻耶さんの膣で逝きたい。・・・・うっ。
短編集「金輪際」を読了。
あくまで既読の「漂流物」「白痴群」「塩壷の匙」と比較した場合だが、
全体として見れば、あまり面白い作品集ではなかった。
これで現時点における長吉の創作は全部読んだことになる。
気付いたことを2、3記す。
・ 収録作品中「白黒忌」は昔面識があった女、「ある平凡」「児玉まで」は昔の女
の話だが、長吉という人は自分と触れ合いがあった女を美化する傾向が
あるのではないだろうか?何かわざとらしい作為が感じられる。
これは長編「赤目四十八瀧心中未遂」のヒロインあややの場合に特に強く感じたことである。
・ 「静かな家」「金輪際」「変」は長吉作品の特色である自虐趣味溢れる作品群。
前にこのスレでも紹介された「変」は長吉風ユーモア小説とも読める。
・ 文庫本解説は、話題作「青春の終焉」の著者三浦雅士。
長吉作品は私小説にあらず幻想小説であると断じている。
これは極論にしても、本格的な長編幻想小説も書ける資質を持つ人だとは思う。
既に短い私小説風な幻想小説は書いているということは前に書いた。
374 :
吾輩は名無しである:03/03/03 15:47
とくに上手いというわけではありませんが、私は短歌を詠みます。ある時、新聞の投稿欄に載っている作品を
見て、この程度のもので選ばられるのなら私の自作だってと思い、それからというもの新聞に投稿し続けるよう
になりました。が、五年目にもなるのに、一度も掲載されたことがありません。
さて、「私の日本語辞典」という大変マイナーなラジオ番組があり、一月の放送で池内紀先生が出演されてい
ました。
お話によると、高校時代の先生は熱心に短歌を詠まれ、ほうぼうにの雑誌に投稿し、しばしば掲載されたのだ
そうです。
ただ、掲載を狙うのならば、それなりに工夫しなくてはならないようで、たとえば、恋愛歌を投稿するのなら、
姉上の名義で。また、エジプトの写真集から読んだ歌を投稿するのなら、年齢五十いくつ、職業医師という具合
にされたのだそうです。
つまり、今はやりの産地の偽装ならぬ、作者の偽装をされたわけです。
これを聞いた私は、出世する人は若いうちからずいぶんと知恵が働くものだと感心し、それに比べていい歳を
した我が身は、なんと馬鹿正直なだけなのだろうとおおいに思い知りました。
375 :
吾輩は名無しである:03/03/03 18:55
車谷作品に出てくる女は類型的で、
そこが良いともつまらないとも言える。
まあ、女を書きたいのではないらしいが。。。
抑制の効いた筆力とマゾっぽさ、
つまり、高い筆力と廉いテーマのアンバランスが特徴的であると思う。
漏れは筆力で読むが。。。
筆力もストーリーテリングもある作家だと思うので、
実体験を素材にした通常の私小説のネタを書き尽くしたら、
本格的なファンタジーを書くべきであろう。(平易に読める泉鏡花のような)
自分としてはこの方面に大いに期待している。
後、つきあった女に甘く、血族に対してはシビアな目注ぐ人だと言う気がする。
可愛がってくれたという母方の祖母(金貸し)を描く筆にもあまり愛情の
ようなものは感じないし、妹には憎しみしか、
作者がその生き方に一目置いているような弟に対しても、
お互い相容れない距離感のようなものしか感じられない。
生来、精神面で孤独な人なのだろうか。
>>376 おお、よく読んでまんな。。。w
でも、あんた、車谷の思う壺っぽいのだが。。。w
いや、もうちょい香具師の「あざとさ」を意識した方がいいよ。(マジ)
他に純文系は誰を読むの?
378 :
吾輩は名無しである:03/03/03 21:28
379 :
吾輩は名無しである:03/03/03 22:19
>>378 はあ?
自演でないけど。決め付けないでほしいな。
>>377 僕も車谷作品の自虐趣味のあざとさには気付いている。
あえて乗せられてみるのも小説の楽しみでもあると思うが如何?
車谷作品以外に読む純文学
吉村昭、高井有一、遠藤周作、安岡章太郎、三浦朱門・・・
まあ乱読ですな。
私小説に興味を持ったのは、やはり志賀直哉、武者小路実篤あたりから。
白樺派はミステリ好きには人気無いですけどね。
自分は好きです。
曽野綾子
382 :
mj ◆fJHXbipmYo :03/03/04 00:16
>>381 遠藤、テーマは明確だけど、ヘタで萎える。w
安岡、巧いけど縁がなかった。(海辺の光景は萌えた)
吉行淳之介、色川部大、田中小実昌、読みなはれ。w
車谷、軽いでよ。
383 :
吾輩は名無しである:03/03/04 00:32
自分はビリッケツだ悪人だとか言いながらも、
他人より一段高いところから見下ろしている。
そこがまたさらに悪い。
というのも文士らしくて良し。
384 :
吾輩は名無しである:03/03/04 00:50
>>383 それ、安岡じゃろ?
あいつら、自らを劣等性、と言いながら高学歴。
吉行淳之介は新潮文庫で、田中小実昌と色川武大は角川文庫で
少し読みましたが、今ひとつ乗れなかった気がします。
一区切りついたので今後はレスは匿名でします。
車谷長吉作品一覧
「小説」
1塩壷の匙(短編集) 表題作で芸術選奨文部大臣新人賞及ぶ三島由紀夫賞受賞
2漂流物 (短編集) 表題作で平林たい子賞受賞
3赤目四十八瀧心中未遂 直木賞受賞
4金輪際(短編集)
5白痴群(短編集) 本書所収「武蔵丸」で川端康成文学賞受賞
6贋世捨人
「エッセイ」
1業柱抱き
2文士の魂
3銭金について
作品数が少ないのに受賞歴は素晴らしいものがある。
三田の名に恥じないどころか、既に押しも押されぬ名士である。
エッセイも3冊出しているのがその証明と言えよう。
387 :
吾輩は名無しである:03/03/04 23:24
>>385 今までも匿名でジサクジエンはやってたじゃないの・・・・・
>>385 wずーーーーっと、名無しでジエンし
自分をほめるわ自分自身にするわ、あまりの醜態ぶりに
しょっちゅう周囲のバカ笑いを誘っていたのおまえじゃないか、
何をいまさらw
390 :
吾輩は名無しである:03/03/04 23:36
私小説と自伝的小説の違いって何なんですか?
392 :
吾輩は名無しである:03/03/07 20:45
ミス住とはヲチャ(文学板住人ではない荒らし)用語。
394 :
吾輩は名無しである:03/03/07 21:02
文学板住人やミステリ板住人のあいだでは、「ミス住」なる珍用語は
既に普及してるよ(w
うれしいでしゅか?(・∀・)
いい年したヒキコモリで、親の年金でネットしてる、2ちゃん
の書き込みだけが唯一の生きがいの、キモい豚=ミス住ってことでね。
395 :
吾輩は名無しである:03/03/07 21:04
ヲチャはミス住用語。
「古墳の話」読んだ人いない?
397 :
吾輩は名無しである:03/03/07 21:07
398 :
吾輩は名無しである:03/03/07 22:42
>>396 上のほうにいるし、
読んでないから内容を知りたいのか、
読んだので語り合いたいのか意図が不明確だし、
そういうレスはイクナイ。
古墳の話。最後の祝詞が圧巻。
漢字の塊みたいな真っ黒の紙面は何だか凄い迫力を感じた。
で、上の方でも言ったことなんだけど、
相手の女の子の言葉が陳腐でつまらないな、と思いました。
あとはなんの事はない車谷の小説で。
最近町田康がマンネリといわれてるけど、俺はこの人のほうが心配。
文学界に「飾磨」っていうのが載ってるらしいですね。
どんなかな。
ミス住って言葉は知りませんでしたし、いずれにせよどうでもいいんですが、
本当にその違いが何なのか分からないんですよ。
海外の作家でも自伝的な作品を書く人は少ないないけれども、一方で私小説っ
ていうものは、日本独自なものである、とかいう言説をよく目にするでしょう?
例えば、ドリュ・ラ・ロシェルとか、ブコウスキーだとか、他にも無数にいる
だろうけど。個人的にその二つの違いに興味があったのです。
私小説の場合はフィクション部分があるのが了解済みてことなのでは?
あくまで小説だしね。
例えば小説のテーマの強調に必要であれば、当然フィクションの挿入は許容されうる。
自伝の場合はあくまで事実を叙述して行くのが当然かと。
読む時はこのあたりに留意してるけどね。
401 :
吾輩は名無しである:03/03/08 19:43
>400
えぇ、フィクション部分があるとか、そういうことは、小説である限り、許容され
得るかどうかは別として、起り得ることだろうと思います。しかし、それは私小説
の定義とは別物なのではないでしょうか?
僕の感覚としては、むしろ事実に如何に肉薄するかというのが、私小説のテーマな
のだろうかと感じているのですが、どうでしょう?
この問題はかなり面倒だとは思うのですが、、、。
>事実に如何に肉薄するかというのが、私小説のテーマな
>のだろうかと感じているのですが、どうでしょう?
私小説のテーマを事実への肉薄だけに限定してしまうのはどうでしょうか?
これは表現手段として多様な可能性を持つかもしれない私小説の可能性を
限定してしまうことになりませんか?
例えば、作者が人間の業のようなものを描きたいと考えた場合に、
私生活を素材(あくまで素材です)にして、よりテーマが鮮明になるように
フィクションも交えながら作品世界を構築して行くのは十分に許容される
ことかと思います。
404 :
吾輩は名無しである:03/03/09 18:10
405 :
吾輩は名無しである:03/03/09 19:50
もう1点指摘すると、私小説のテーマを事実に対する肉薄に限定した場合、
車谷氏が書くような私小説風の幻想小説を認め難くならないだろうか?
幻想の中に作品のテーマを読み取る楽しさも一興。
車谷氏はいずれ泉鏡花賞も受賞する気がしてる。
406 :
吾輩は名無しである:03/03/09 20:46
こうして、延々とキチガイのジサクジエンが続くのであった。
407 :
吾輩は名無しである:03/03/09 20:50
>>406 キチガイってヲチスレのコピペ貼り付けてる香具師のことだね(w
408 :
吾輩は名無しである:03/03/09 20:52
いいや、キチガイは407、つまり、いい年したヒキコモリで、親の年金で
ネットしてる、2ちゃんの書き込みだけが唯一の生きがいの、キモい豚。
おまえだよ、ミス住。
「述而不作」(ノベテツクラズ)という事で小説の虚構性や
物語性を排したのが日本的私小説の特徴。
少なくとも成立段階においては。
車谷の場合は私小説の持つ存在論的(@三島由紀夫)傾向
に価値を見出しているだけで伝統的私小説作家とは少し違う。
あれが人間心理の内奥を突詰める存在論的文芸なのか?
という批判はひとまず置いといて。
410 :
吾輩は名無しである:03/03/09 21:15
馬人は自分の掲示板作れ。そうすれば誰も文句言わない。
でなきゃもう死んで。
411 :
吾輩は名無しである:03/03/09 21:24
やっと文学論らしいレスが出て来た。
>>409 車谷作品を幻想小説として評価する見解如何?
412 :
吾輩は名無しである:03/03/09 21:26
車谷作品は確かに読ませるよ。
なにより文章が良いし、たしかにかつての自然主義っぽい郷愁を誘うよ。
漏れが不思議に思うのは、白州正子がめっさ褒めしてたろ?
あの女史って目利きだったらしいが、その辺どうよ?
413 :
吾輩は名無しである:03/03/09 21:32
自然主義か、その中であえて誰のイメージに近いかと言えば、
田山花袋でない?
こういう意味ではスレタイ通り私小説は俺にまかせろって感じかな。
白州正子が誉めていたという話は初耳だ。
415 :
吾輩は名無しである:03/03/09 21:48
名無しに戻ったミス住が、ひたすら自分でネタふって、それにレスしてまつ。
キチガイのジサクジエンは永遠に。
416 :
出会い系ビジネス他所とは違います:03/03/09 21:49
417 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:03
いまでこそ売れっ子と言っていい車谷がだ、
売れなくて板前の手伝いをしていたころ、ただ一通のファンレターが白州正子からのものだったんだと。
それを励みにがんがったんだと。
対談でのへーこらっぷりが可笑しい。w
つか、白州ってそれほど権威なのか?
418 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:05
ババアの憧れよ。ダンディな旦那も込みで。
419 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:07
車谷、ちっともダンディでないぞ。
神経質そうな坊主頭親父。
420 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:09
ミス住は、もう少し時間差でジサクジエンしなよ。
いくらID出ないからってさ。
421 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:14
>>420 ボケ! 漏れ412、417、419はミス板と違うわい!!
422 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:16
名無しに戻ったミス住が、ひたすら自分でネタふって、それにレスしてまつ。
キチガイのジサクジエンは永遠に
>>421(みじめな馬人)
俺があんなデムパ扱いとは・・・(涙
>>419 白州次郎のこと。
「和楽」っていうじいさんばあさん向けのハイソな雑誌があるのだが、
1000万円かかる豪華客船の旅だとかの記事の中に、
白州夫妻を紹介したページが10ページくらいあった。しかも創刊号。
424 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:20
>>421 漏れをあんな音痴と一緒にすな!
みなの衆、この馬鹿を見よ。↓
422 名前:吾輩は名無しである :03/03/09 22:16
名無しに戻ったミス住が、ひたすら自分でネタふって、それにレスしてまつ。
キチガイのジサクジエンは永遠に
>>421(みじめな馬人)
425 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:22
名無しに戻ったミス住が、ひたすら自分でネタふって、それにレスしてまつ。
キチガイのジサクジエンは永遠に
426 :
419,424:03/03/09 22:22
>>423 了解。
422はかわいそうな香具師だな。w
427 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:24
426は株板行かなくていいのか?
428 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:24
なんか、ものすごく惨めだね……。
もう2ちゃんも人生もやめたら?>うましかミス住
429 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:25
株板でなにがある?
430 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:25
「了解」だって。( ´,_ゝ`)プッ
431 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:31
>>430 あんたみたいなかん違いは、恥ずかしいぞな。
433 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:35
馬鹿はAAで逃げる。
これ2ちゃんの定説。
434 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:38
へ_,,,ー ̄ |
へ ( _,,, i~7 |
( レ⌒) | | 」 レ' |
|\_/ /へ_ | _ _ ー, )
\_./| |/ \ | | 」 |/ /
/ /| |~ヽ ヽ く_,,,ーー~~\
/ /| |ノ ノ | |_ | ) | /_,,,ー,
| | | / / /\`〜 ~~ ,,,,ー’
\\ノ く / / ~~ ',| √| ノ_,,,ー〜i
\_∧」 / / (〜' ̄ ~~_,,,ーー〜'
_/ / `ーフ ) ̄ ) )_
∠-''~ ∠/ //( ノ
く\_ー-' '~~~7
へ く~7_へ く_,, ┌二、~
/7 ∠、 \ _> _/ <ニ, ~ ∠,,へ
| / ! | (__//~) _,,,,-' _,〜、)
| | i | く ̄ / \_/~~_ _
! レノ | ! フ∠へ . /フ ( (_,,,,\\
\_ノ ノ / (_,,ノ ∠っ レー' ┌` )/
/ / へ_/\くニニ┐ 「 ̄| レフ
ノ / | /| | __ | レっ | く
ノ/ | |~~ | ノ \_,、 「 //\\_/|
ノ/ | |_ノ ) J |∠ノ \ ノ
(__,,ー~~ \ノ `V
車谷先生は魁偉(怪異じゃないよな)な容貌と聞く1度拝見したい。
奥さん、かみさんか、何をしてる人なのだろう。
大学のゼミ云々とか書いていたけど。
436 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:45
奥さんは高橋順子。
著名な詩人だよ。
>>436 詩は読まないので知らなくて御免
その人大学で教えてるの?
438 :
吾輩は名無しである:03/03/10 01:05
名無しに戻ったミス住が、ひたすら自分でネタふって、それにレスしてまつ。
キチガイのジサクジエンは永遠に
最新作「飾磨」の結末は、バスの車中で転がる蜜柑、墓で冬眠する蛇と、二段構えの凝りに凝った技法でした。(こうゆうのを永井龍男の技法とか、象徴主義とか言うのですか。)
しかし、いつも車谷氏の自制した描写に異様な迫力を感じているわたくしには、この結末だけが変に才気走っているような感じがしてなりません。短編「ある平凡」の結末でも同じような技法が用いられていましたが、こちらも同じような感じがいたします。
こうゆうことを感じているのは、わたくしだけでしょうか。
最近、読んだので感想を訊きたかったのです。
442 :
吾輩は名無しである:03/03/10 18:26
名無しに戻ったミス住が、ひたすら自分でネタふって、それにレスしてまつ。
キチガイのジサクジエンは永遠に
443 :
吾輩は名無しである:03/03/10 19:58
「三笠山」はどうよ?
おれはこれが一番好き。
悲しい話だけど、美しい。
444 :
吾輩は名無しである:03/03/10 19:59
「飾磨」が文学界に載っております。これから読み待ます。
他人が居ない。
448 :
吾輩は名無しである:03/03/12 07:03
この人いいなあ。
嘘っぽくて(笑)
今、一番笑える作家やわ。
449 :
吾輩が名無しである:03/03/12 08:56
車谷長吉「贋世捨人」読了。
前半、お寺巡りをする辺りまでは良かったけれど、後半は出来事の羅列に終わり、
いささか尻つぼみの感があるのがちょっと…。
それはともかく、陳瞬臣(この漢字でよかったっけ?)の洞穴のような口腔の
エピソードと、大江に原稿を依頼したときのやりとりが面白かった。大江自身が
電話口に出て、こう言ったそうな。
「ぼ、ぼ、僕は新潮社と講談社と、ぶ、ぶ、文藝春秋と岩波書店、
それから朝日新聞社以外には、げ、げ、原稿を書きません。」
<何という抜け目のない、思い上がった奴だろうか、何糞と思うた。>
とか書いている。車谷もよほど悔しかったものと思われる。
車谷が大江を嫌っているとは初めて知った。笙野頼子は車谷にも大江にも一目置いて
いるようで、笙野つながりで(w)二人もそれなりに認め合っているものと思っていた
のだが、文壇の人間関係は複雑で、一筋縄ではいかないようですね。
こういう事情だと、芥川賞落選後の例の丑の刻参りも単に笑い話では済まないかも(ww
それにしても彼の人生遍歴はやはり独特ですね。下足番時代に、竹中山口組4代目の目に
留まり、1万円をチップに貰ったとか、気の弱い一般市民の私としてはほんとかいなと、
ちょっとびっくり。
450 :
吾輩は名無しである:03/03/12 15:41
>車谷が大江を嫌っているとは初めて知った。
こんなの有名な話じゃん。うぶいね。
451 :
吾輩は名無しである:03/03/12 16:50
>>449 大江とのやりとりはやっぱり笑わせるのが狙いだと思う。
車谷がいた出版社は総会屋右翼が隠れ蓑、及び左翼の情報の収集、
を目的としたいかがわしい情報誌。
そんなところには大江でなくても原稿書かないだろ、普通。
452 :
吾輩は名無しである:03/03/12 16:55
大江も車谷もどっちも好き。
差別的ユーモアって点では似てるよ。
あと、権威主義的なとこもね。
ただ、車谷の方が美に対して理解ある。
大江は色気がない。あっても、本気で女は濡れない。
ま、そんなところもいいんだが。
453 :
吾輩は名無しである:03/03/12 16:57
454 :
吾輩は名無しである:03/03/12 17:01
車谷は大江に
「世界の不幸を代表してるような顔をするな」
と言いたいのだと思う。
そして狭量っぷりで読者を笑かすことも忘れない。
そのプロ根性は見上げたものである。w
455 :
吾輩は名無しである:03/03/12 17:10
456 :
吾輩は名無しである:03/03/12 20:03
車谷のあの鬼のようなサービス精神は関西人だから?
457 :
吾輩は名無しである:03/03/12 20:16
エッセイのお薦めって何?
459 :
吾輩は名無しである:03/03/14 01:43
赤目四十八瀧心中未遂の映画化って・・・。
金掛かりそう・・・。
461 :
吾輩は名無しである:03/04/03 22:39
おっ、キチガイ馬が死んだ?
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
463 :
吾輩は名無しである:03/05/02 13:08
あかめしじゅうはったきしんじゅうみすい
465 :
吾輩は名無しである:03/05/02 18:32
あかめしじゅうはちろうしんじゅうみすい
466 :
吾輩は名無しである :03/05/23 11:57
車谷の小説はしじゅうやたきだが、
町田康の詩集はしじゅうはったきである。
町田笙野対談でもしじゅうはったきがいいよね、ってな。
467 :
吾輩は名無しである:03/05/24 07:14
せきもくよんじゅうはちたきしんじゅうみすい
468 :
吾輩は名無しである:03/05/26 03:12
「三笠山」って面白いな。
単純にこういう筋がすきなだけなのだが。
文学は敷居が高くてわからないけども、
これは文学的にはどうなのですか?
あかもくよんじゅうやたきしんじゅういまだとげず
470 :
吾輩は名無しである:03/05/26 06:05
あかめよんじゅうはちたきれんたんのりょうたらず
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
車谷長吉句集
抜髪
を読んだ人いる?
473 :
吾輩は名無しである:03/06/08 00:56
一昨日の朝日新聞夕刊に何か書いてたね。
何か、、ではなく、ちらっとでも要旨をうpするとか、
それくらいの親切はしてくれてもいいじゃないか。
泣くぞ
475 :
吾輩は名無しである:03/06/14 01:19
泣いた
私が少年時代を過ごした播州飾磨の在所では、私が高校生の時分までは裏作をしていた。
麦の穂が出揃う五月半ば頃は、一年中で一番気候がよい頃で、遠く播州平野一面に大麦
と小麦の穂が風に揺れていた。私は小学校からの帰り道で、黒穂病に罹った麦の穂を
見つけ、その穂を抜いて、よく麦笛を鳴らした。黒穂病は伝染病なので、勝手のよその家の
畑へ入りこんで、穂を抜いても叱られることはないのである。私の家も家業は百姓だったので、
野良へは赤ン坊の頃から連れられて行っていた。だから麦笛を吹くのは得意だった。
村に人から「しげっきゃん」と呼ばれている少年がいた。このしげっきゃん
は麦畑で雲雀の子を捕まえてきて、まだ「どびんご(生まれたばかりの、
まだ毛の生えていない鳥の子)」のその子に練り餌を与えて育て、完璧に飼い
ならしていた。籠から出して手のひらに乗せると、ピーチク、パーチクとよい声
でさえずり、肩や頭に止まって、たわむれるのである。私はそれが羨ましくて、
必死になって麦畑の中で雲雀の巣を探した。手掛かりは揚げ雲雀が舞い降りた
地点である。併し雲雀は賢い鳥で、巣のある所からは決して空に昇らず、かなり
離れたところまで歩いていってから、昇るのである。降りる時も同じである。
だから巣はどうしても見つからなかった。ある日、お袋と一緒に野良へ出て、
また夢中になって雲雀の巣を探していると、お袋に「これっ、巣を探したら
あかんッ。」とどやされた。私はうらめしかった。
六月が近づくと麦熟るる頃である。黄金色の穂が遠い姫路の城下まで続いていた。
胸に沁みる美しさである。私の古里では麦秋のことを「むぎあき」というのであった。
「揚げ雲雀」も春の季語であるが、麦秋のころになっても雲雀は天に昇った。
478 :
吾輩が名無しである:03/06/14 05:35
「業柱抱き」と「銭金について」を読了。
「業柱」に比べ「銭金」が随分と過激になっているのが興味深い。
直木賞受賞が自信となったのだろうか? 伊藤整賞を辞退して直木賞一本に
絞った、いわば一世一代の大博打だったそうですね。それほど直木賞は魅力
があるということでしょうか。私が万万万が一賞を貰えるとしたら、絶対芥川賞、
直木賞はイヤです。直木三十五は全く読んだこともないし…。
え? 天地がひっくり返っても有り得ないから心配するなって? これは失礼。
向井千秋さんを砒素カレー事件の林真須実と同列に並べて罵倒しているのが
違和感ありまくりですねえ。
オレも向井千秋のはしゃぎっぷりをみて殺意を覚えたひとりです。
あの「シェー」のイヤミみたいなダンナともどもくたばって欲しいと思った。
「死ねッ」と。
勿論向井千秋のはしゃぎぶりはいささか鬱陶しいと私も思いますが、
何も林真須実と並べなくてもなあ、と思うわけです。もう一人、NEC
関本元会長を加え、3人同列に置いていて、関本の破廉恥ぶりを考え
れば、これは当然と思いますが(w
ところで、私は随分前のレスで車谷が大江を嫌っているらしいのが
ちょっと不思議と書いた者なのですが、「銭金」を読んで初めて
車谷が江藤淳の教え子であることを知りました。何という迂闊さ!
江藤は車谷の直木賞受賞を喜んでいたとのこと。これなら大江嫌い
になるのは当然過ぎると言えますね。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
あげ
483 :
?@?@?@:03/07/30 11:30
「贋世捨人」に出てくる、座布団の下に七万円を忍ばせた編集者って、
前田さんのことでつか?
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
age
age
今月の文学界「忌中」読みました。
「三笠山」に次ぐ絶望系に息を呑みますた。
少なくとも現在公開中の「ドラゴンヘッド」よりも絶望w
けっこう最近の彼は脂乗ってる。私小説の「私」をいい意味で打破しているような気がします。
489 :
吾輩は名無しである:03/09/11 00:59
武蔵丸がいいとおもいまーす。
490 :
吾輩は名無しである:03/09/11 01:08
おれも読んだが
河野多恵子の川端賞「秘事」と被った。
「喪中」は火曜サスペンスの原作になる
に100屁〜。
赤目四十八瀧心中未遂、見てきました。設定は現在になってました。
舞台となったところは今でも原作とほとんど変わってないのにね。
アヤちゃんのキャスティングでだいぶ印象は変わったと思うけど
まあ満足です。
492 :
吾輩は名無しである:03/10/05 00:51
493 :
吾輩は名無しである:03/10/11 04:18
494 :
吾輩は名無しである:03/10/15 14:51
リトルモアから『赤目』の写真集が出て、そのなかに撮影現場を訪れた車谷を
撮った一枚があるんだが、ズボンの前のボタンが外れてるんだよ。
これって、絶っ対、わざとだよな!?
495 :
吾輩は名無しである:03/10/15 18:01
496 :
吾輩は名無しである:03/10/15 23:41
しかし車谷氏の面白さってのは、そのあざとさでもあるわけで……。
このひとの「私」キャラづくりはそうとう「キャラ萌え」だと思う。
島田以来のキャラ立ちだし、島田以上に萌える。島田もすきだけど。
毒虫はかなり無名の読者を救っている。俺クルマタニ読むとバカだから救われるもん。まじで。いいんだそれで。全部よんじゃう。こういう現存作家いないのね。俺的に。
498 :
吾輩は名無しである:03/10/16 00:46
福田和也の『喧嘩の火だね』に所収の車谷論は、なかなか面白い。
499 :
吾輩は名無しである:03/10/16 04:30
大塚英志が徹底的に車谷のへぼ私小説を批判してる。
500 :
吾輩は名無しである:03/10/16 12:13
大塚の車谷論は福田の車谷論の丸写し。
501 :
吾輩は名無しである:03/10/16 13:12
映画みたい
502 :
吾輩は名無しである:03/10/16 13:42
今は大阪の近鉄小劇場でやってるよ。
503 :
吾輩は名無しである:03/10/17 04:27
うん。なんか激しく既読感があって、ああ、福田の車谷論じゃねえか、これ。
って思ったよ。
505 :
吾輩は名無しである:03/10/17 17:35
福田は車谷を評価してないの?
誰が車谷を褒めてんの?
506 :
吾輩は名無しである:03/10/17 17:44
507 :
吾輩は名無しである:03/10/17 19:40
508 :
吾輩は名無しである:03/10/17 21:41
友人から、赤目なんとか、とかいう作品を、いつ会っても薦められるんだけど、
ほんとにおもろいんですか?
インタヴュー読むと、どうも、かれ、じじいっぽくて、
それを気取ってるようで、好きになれないんですが。
510 :
吾輩は名無しである:03/10/17 22:45
511 :
吾輩は名無しである:03/10/18 02:06
福田和也『作家の値うち』より「車谷長吉」。
自ら「私小説作家」を任じている。しかしその本質は田舎者根性丸だしの文学
至上主義者であり、徹底して低回する人生経路は裏返しのダンディズムである。
(中略)車谷は葛西や嘉村磯多のようにどうしようもなく愚劣な人生を生きざる
をえない存在ではなく、その人生を演じているにすぎない。
けれどもハイカラな意識から虚構されたその作品世界が、きわめて濃密なもので
あり、今日においては比類のない独自性と完成度を備えていることは、認める
べきだろう。
シオ壺の匙:82点
漂流物:76点
赤目:87点
金輪際:72点
512 :
吾輩は名無しである:03/10/18 02:54
>しかしその本質は田舎者根性丸だしの文学
>至上主義者であり、徹底して低回する人生経路は裏返しのダンディズムである。
>(中略)車谷は葛西や嘉村磯多のようにどうしようもなく愚劣な人生を生きざる
>をえない存在ではなく、その人生を演じているにすぎない。
これは全面的に同意。だから車谷って大嫌いなんだよ。
513 :
吾輩は名無しである:03/10/19 00:42
>しかしその本質は田舎者根性丸だしの文学
>至上主義者であり、徹底して低回する人生経路は裏返しのダンディズムである。
>(中略)車谷は葛西や嘉村磯多のようにどうしようもなく愚劣な人生を生きざる
>をえない存在ではなく、その人生を演じているにすぎない。
そこが面白いんだ。長吉っつぁんは役者だよ。
面白きゃいいじゃん。w
とにかくあのオヤジは読ませますぜ。
赤目はォセンチに過ぎるが。芥川賞に落ちたときのことを書いた小品は絶品。(題名失念)
「死ね! 天誅!」
呪言とおもに闇夜の森で、選考委員一人一人の藁人形に釘を打つ。w
カツ‐ン、カツ‐ンと金槌が釘を打つ音が雑司が谷の森に木霊する。w
活字であんだけ笑ったのは記憶にないくらい久しぶりであった。
ちなみにそのとき僅差で車谷に競り勝ち受賞したのは保坂の「この人の逝き」
515 :
吾輩は名無しである:03/10/19 01:45
なんで「私小説」ってことにしてゲタ履かせんだろ。
ふつうに小説として発表してれば、別にいいんだよ。
私小説でもないのに、そう言って作品にゲタ履かせてる
とこが嫌だね。だから、つまんない作品がよりつまんなく感じる。
>>500 大塚は作品自体を評価してないよ。河豚田は作品自体は
認めてるが。
>>515 福田の無頼気取りと似たようなもんだしょ。w
車谷の方が腕がたつから、おれはゥザくはないっす。
517 :
吾輩は名無しである:03/10/19 02:18
>>516 ああ似てるかも。
河豚田は鎌田にめちゃくちゃ言われてたなあ(w
518 :
吾輩は名無しである:03/10/19 13:50
>>514 天誅!の小説は「変」。『金輪際』収録。俺もかなり笑えた。
これが直木賞受賞第一作というのもまた面白いね。
519 :
吾輩は名無しである:03/10/19 20:13
ぜんぜん笑えないよ。
520 :
吾輩は名無しである:03/10/19 23:35
あ、なんかレス伸びてる・・上のほうで「赤目」見てきたといった者です。
まぐわいは激しかった・・かな?寺島しのぶがブ××クなので妙なリアリティはありました。
お尻はよく見せてくれたけど胸は一瞬でした。からみつくようなイヤラシさはなかったです。
「赤い髪の女」みたいなの期待してましたが。
原作者はずいぶん誉めてましたが、アマの街はよく雰囲気がでていたからかな。
映像は綺麗ですよ。
>>515 大塚なんて問題にならないのでは?
河豚田はむろんのことw
522 :
吾輩は名無しである:03/10/20 04:32
>>521 車谷信者キモイってば( ´,_ゝ`)プッ
>>523 感動するテの映画じゃないし・・・原作は歳月がたってから尼崎を再訪するところで
物語を完結させてたけど、映画は話そのものが現代なのでラストが苦しくなったかんじ。
小説の映画化はどうしても不満がでるものだけど上手くやったほうじゃないかな。
ただ2時間半は長すぎ。でも、もう一回見に行ってもいいかな、と思ってます。
525 :
吾輩は名無しである:03/10/20 22:22
胸も一瞬?
ドハデに見せるべきじゃねーの( ´,_ゝ`)プッ?
526 :
吾輩は名無しである:03/10/21 12:22
にっかつロマンポルノで撮るべき小説なのにな。
527 :
吾輩は名無しである:03/10/21 21:04
528 :
吾輩は名無しである:03/10/22 20:35
「えッ。」
529 :
吾輩は名無しである:03/10/22 21:22
528か。渋い作家なのに健闘してるな。
530 :
吾輩は名無しである:03/10/24 07:49
一般にイメージされてるより、読んでみると意外に読みやすい作家だからね。
531 :
吾輩は名無しである:03/10/25 09:17
「あッ。」
532 :
吾輩は名無しである:03/10/26 23:27
「えッ。」
↑情報提供、有難う。
535 :
吾輩は名無しである:03/11/17 14:39
新刊出たのに、スレ伸びんな・・・。
536 :
吾輩は名無しである:03/11/22 00:14
私もそう思うた。
「三笠山」や「忌中」は新聞記事をもとに書いたとのことですが「こわれていくゥ。」感じは私(ワタクシ)であろうと他人様の「かたり」だろうと変わりませんん。けった糞悪い。
むかし太宰を読んでいると親に怒られましたがもし息子が車谷を読んでいたら私はどうするでしょう?
1 「死ねッ。」といい取り上げる。
2 「あッ。」と思うたが奥歯を噛むだけで見逃す。
3 「おない時に芥川をとった保坂和志を読みなさい。」と指南する。
538 :
吾輩は名無しである:03/12/11 02:03
>>537 毒のかけらもない車谷の本でそこまで思えるとはおめでてーな。
◆忌 中 車谷長吉著
壮絶な短編集である。ページをめくるごとに、重い荷を背負わされていくようである。
ここに描かれているのは生きることの喜びではない、抜け出ることのかなわない苦しみだ。
すさまじい生の果てにある死は、救済でも脱出でもない、生と同じようにただそこに在る、すさまじい死である。
表題作「忌中」が私には忘れがたく強い作品であった。寝たきりの妻の介護に疲れた夫が、
妻の望み通り彼女を殺害し、その亡骸(なきがら)を押し入れにしまっておく。朽ち果てていく亡骸を
日々確認しながら、夫はゆっくりと自らを死に追いこんでいく。生半可な救いや慰めが潔く排された
この作品は、とりわけずしんと心に残る。
読み終えると負わされた背中の荷はずいぶんと重さを増している。けれど不快感はない。これは
負うべき荷だと思わせる力がこの短編集にはある。生のなかに等しく死を内含させる私たち自身が、
負ってしかるべき荷であると。
文芸春秋 1429円
●評者・角田光代(作家)
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/syohyou/20031214ii05.htm
540 :
吾輩は名無しである:03/12/30 22:55
今日模試受けたんです。
したら国語の現代文の小説は「金輪際」からの出題だったんだけど
久しぶりにあんな難しい小説問題解いたよ。
澤田君だったかな?
すっげぇ感じ悪い子でさ、問題解きながら久しぶりに憤った。
ついでに主人公がかわいそうで涙が出た。
いや、そんだけなんだけどね。
541 :
吾輩は名無しである:04/01/05 16:54
「忌中」は「文学界」掲載時に読んで非常に惹かれたので、
本になったのを買うて読み返した。
どこかの批評にも書かれていたが、
車谷長吉、新境地を開いて面白くなるかもしれない。
とくに「忌中」など完成度は「赤目」などより上かと思うた。
542 :
吾輩は名無しである:04/01/06 00:57
『忌中』、ウチの近所の図書館で10人待ち。
ああ、結構みんな、凄惨なんだなあ。
ただ「忌中」って、ちょっと無理のある展開ではないかな。
心中しようとして、死にきれなかった男が、ああいう風に自分を追いつめるかな。
おろおろしてみたあと、警察に出頭するのが妥当なところではないのかと思いますが。
そういう展開にしてしまった方が、よりいっそう、みっともなくて、おもしろくなるのではないですか。
「忌中」って、新聞記事をもとに書いたって、本当ですか。
ウソくさいと思って読んだのだけれど。
544 :
吾輩は名無しである:04/01/06 02:38
いやいや、「忌中」の主人公の心理、よくわかるよ。
現実に、そうやって自分を追い込んでいく人は現代社会に多いらしいじゃない。
そういう意味で、ここにはすごく「現代」が書かれていると思いますよ。
文体や題材から古い感覚の作家という気がしていたが、
もっと現代をテーマに創作を広げていってほしい。
新聞記事をもとに小説を書いたというのは本人がゲンダイか夕刊フジのインタビューで言っていました。三島がよくやった手法だと。
一応純文学作家なのにタブロイド夕刊紙にインタビュー記事を載せるところに彼らしさがあるのかもしれませんね。
546 :
吾輩は名無しである:04/01/07 06:56
新潮2月新春特別号:車谷長吉「ぼんくら おわびと訂正」
なんだなんだ……?
1月号に掲載された「刑務所の裏」に、斎藤慎爾のことを
かなり辛辣に書いたところがあったが、あそこらへんにクレームでもついたのか?
斎藤慎爾云々は、はずれですた。おわびします、私もぼんくらである。
実際は、車谷に句を盗作されたとする女流俳人の抗議への謝罪文。
一応謝罪の形をとってるんだけど、最後まで読むと
おわびにも何もなってないところが笑える。さすが車谷!
多分車谷が嫌いな奴はこれ読んでますます嫌いになるだろうし
好きな奴はますます車谷の毒が回るんじゃないかな。
わずか3ページだから、とりあえず立ち読みしてみて。
今月は他に「群像」に中篇の「飆風」、「文学界」に講演の採録と、
車谷大活躍と言ったところで、うれしい限り。
あと車谷とは無関係なんだけど、「すばる」2月号の
森富子「森敦との対話」もいいよ。
独特の小説論を熱く語る森敦の姿や
風変わりな夫婦関係が活写されてて
車谷のファンなら気に入ってもらえるんじゃないかと思います。
……とは云うもののまだ半分しか読んでないんで、あまり無責任なことは言えない。
これもとりあえず立ち読みしてみてね(500枚の長編だけど)。
548 :
吾輩は名無しである:04/01/07 22:49
>>547 内容の濃いレスサンクス。謝罪文楽しみです。
そろそろ『白痴群』が文庫化されてもいい頃ではないかな?と逝ってみる。
544
「忌中」も「三笠山」も、心中してしまうところまで書いてしまうからウソくさくなる。
心中する勇気もなくて、たんにオロオロして際限なく転げ落ちていくというところで切ってしまえば、
とことんみっともない人間像が描かれることになったと思うのだけれど、
心中まで書いてしまうから、なんか心中なんてとてもふんぎれない人間からみると、
実感のもてない話しになってしまう。
心中するしかない状況であっても、心中するところを書かずに、その前で切ってしまえば、
心中さえできないようなありきたりな人間にも共感できる、みっともない人間像を描いた
より凄みのある小説になると思うのですが。
乃木「希典」も「きてん」と呼ばれていたそうだ。
551 :
吾輩は名無しである:04/01/09 13:19
謝罪文読んだ。笑えた。
もし本当は盗作だったとしても、この人なら良いや。
「飆風」を読んだ。
「変」とダブっているところが多すぎ。
最後の方に書くくらいなら、削るか変えたりできなかったんでしょうか。
ちょっとよくわからないなぁ。
553 :
吾輩は名無しである:04/01/10 23:13
なんか、最近続けざまに雑誌に発表されたものを見ると、
うーん・・・・・ってのばっかり。
『忌中』がブレイクしたんで原稿依頼が押し寄せ、
詰まんないものを書いたのだろうか。
『忌中』のレベルを維持してくれよ。
貴重な作家なんだからさあ。
才能の枯渇。
もともとたいしたことはなかったが。
555 :
bingobingobingo:04/01/13 01:02
>547「文学界」に講演の採録と、
昨年の上智のソフィア祭で、その講演を聴きました。
当日の感想は、全くつまらなかった。
特に、質疑応答(『文学界』には掲載されていない部分ですが)などは、
全くひどかったです。
しかし、今回の紙面を読んでみると、それなりに面白い講演会だったんですね。
私にとって、車谷長吉という作家は、凄いんだか、つまらないんだか、よくわからないので、だから、とりあえず気にかかってしまう、という存在のようです。
556 :
bingobingobingo:04/01/13 01:06
>555
紙面→誌面
いや『赤目』でブレイク。
『忌中』は、いままでのものとはノリが違う。
558 :
吾輩は名無しである:04/01/13 11:17
『赤目・・・』の映画、やっと見に行けた。
期待を大きく裏切る酷い出来だった。
寺島しのぶ、大楠道代の2人だけがまともな演技で、
後はシロウト集団だった。
監督の解釈、アイディアもシロウトの上、結構はずしている。
『赤目・・・』ってあんなモンじゃないのだ。
車谷自身はHPやパンフに寄稿した文章で手放しにほめているが、
ああ、この人一流のひねくれなのだなと思った。
あんな映画をほめるようなことを平気で書いてしまうのも車谷。
ははは。
559 :
吾輩は名無しである:04/01/13 18:36
>>552 俺も『飆風』はだめだったけど、前半の嫁はんとのくだりはちょっと面白かったな。
『武蔵丸』もそうだけど、嫁はんとのおかしな夫婦生活を描いたものは
そこはかとないユーモアが漂ってて、意外と好き。
嫁はんの尻に軟膏を塗ってやるみたいなえげつなさも、
車谷の照れの裏返しみたいな気がしたりして……。
なんて書いてるところで夕刊(毎日)みたら
嫁はんの高橋順子(J-UNKO)さんの短期連載コラムが始まってた。
アルコール肝炎で腹の膨らんだ車谷が
関係者から「タマちゃん」と呼ばれてることをばらしたりして、
嫁はんも負けてない。いい勝負だな、この夫婦。
車谷というのは嘘と真、本気と嘘ん気が輪のようにぐるぐるしているひょうひょうとしたところがよい。
他の純文学作家ももう少しキャラづくりをしてほしい。
このおっさんのように。日本の近代文学ってかなり作家自身へのキャラ萌え文化だと思うんですが……。
さいきん、ちとあざとさを感じてしまうが……
天祖神社に行きました。
藁人形が二つあったのはオレの気のせいだと思う。
昔、車谷が電車の中で酔いながらヤクザのように暴れていたと
浅羽道明が言ってた。浅羽は車谷のことを知らず、その時は
一喝したらしいが、数ヶ月後、車谷の写真が新聞に掲載されて、
「あのヤクザ逮捕されたのか」と思って読んでみたら
直木賞受賞の記事だったらしい。
565 :
吾輩は名無しである:04/02/16 17:47
age
詩集買いました。
ものすごく高かったです。
567 :
吾輩は名無しである:04/02/19 02:00
赤目観たほうがいいよ
568 :
吾輩は名無しである:04/02/23 22:45
なんか映画『赤目』の評判どんどんよくなるな。
メジャーで上演してるし。
寺島しのぶは日本アカデミー賞とるし。
来る股にファンとしては彼に印税が入るのはうれしいが、
原作と微妙に違うあの変な映画が広まるのはうれしくない。
569 :
吾輩は名無しである:04/02/27 14:50
密告age
焼き鳥を食べたくなくなる作品
572 :
吾輩は名無しである :04/03/13 21:22
白痴群が武蔵丸とタイトルを変えて文庫化age
573 :
吾輩は名無しである:04/03/21 08:32
今夜0時からNHKラジオ第一深夜便にて夫婦対談age
574 :
吾輩は名無しである:04/03/21 14:38
575 :
吾輩は名無しである:04/03/21 15:36
読みづらい 車団吉とまちがえてるやつ多し
576 :
吾輩は名無しである:04/03/21 16:03
しらねえ、、、売れてる???
577 :
吾輩は名無しである:04/03/23 23:29
長吉の描く「まぐわい」は絶品!
578 :
吾輩は名無しである:04/03/29 09:51
雑誌の名前は忘れてしまったが、某通俗小説誌に中村うさぎとの対談が載っていた。
これを車谷氏が通俗作家に転向しようとする根回しと見るのは、少々うがち過ぎか?
ラジオ聴いた。
ファンだったが、ちょっと引いたね。
ありゃ、「達郎&まりや」だよ。
きも。
580 :
吾輩は名無しである:04/04/08 10:12
いつか誰かにやられると思ってたけど、
ついに名誉毀損で訴えられちゃったね。
このせいでこれから毒が薄まっちゃう
っていうことが無いといいけど…
582 :
吾輩は名無しである:04/04/08 20:52
名誉毀損で提訴された長吉、また丑の時参りして五寸釘打ち付けるんだろうな。
「くそっ!」「おのれっ!」とか言いながら。
583 :
吾輩は名無しである:04/04/08 22:05
この斉藤って香具師、
「金に汚い人物」として描かれているって抗議してるけど、
3300万円の損害賠償要求って十分金に汚いじゃん。
普通こんな大金要求する?
584 :
飾磨のオカン:04/04/09 06:55
「あんた、これで首がかかってもうたな」
585 :
吾輩は名無しである :04/04/09 17:21
586 :
吾輩は名無しである:04/04/09 22:18
天保水滸伝のカセットをしんみりと聞く長吉・・・イカす。
587 :
吾輩は名無しである:04/04/10 00:34
最近は毒舌が多いが、
小説が持つ毒と毒舌はチト違うだろ。
私小説作家のパフォーマンスも
度が過ぎると白ける。
588 :
吾輩は名無しである:04/05/04 20:49
589 :
吾輩は名無しである :04/05/04 22:09
>>588 新潮2月号読んだけど、訴えるほどの文章とは思えなかったな。
恩賀って人の文章を引いた上で、それが下品な文章だと言ってるだけで。
引用された箇所だけでも、恩賀氏の方がひどいこと書いてる。
590 :
吾輩は名無しである:04/05/05 13:42
パクリの上に開き直りのクズ作家スレはここですか?
↑恩賀氏
592 :
吾輩は名無しである :04/05/05 22:27
開き直りなんてぬるいもんじゃない。逆ギレだ。
593 :
吾輩は名無しである:04/05/06 00:22
たかが同人誌でこきおろされたからと言って、直木賞作家が「新潮」誌上で
やり返すのは大人気ない。読者の数からして桁違いなのだ。おまけに
相手は一私人。車谷は裁判に負ける可能性が高いね。
594 :
吾輩は名無しである:04/05/06 00:49
大丈夫、相手がいくら請求したって
これくらいの名誉棄損なら数十万ですむ。
それで名前があがるなら良し。
595 :
吾輩は名無しである:04/05/06 01:02
名前が上がるかなぁ? どう見ても今回の車谷の行動はDQNまるだしだろ。
596 :
吾輩は名無しである:04/05/06 01:21
矢張り喧嘩はいけないことだろうな。
判らんよ。今の裁判システムはどう転ぶかまったく判らんよ。
598 :
吾輩は名無しである:04/05/06 01:25
井伏鱒二の「山椒魚」を思い出した。
直木賞作家に1000万円賠償請求
直木賞作家の車谷長吉(くるまたに・ちょうきつ)さん(58)の俳句集
の一部に盗作があったと指摘した和歌山県の女性(84)と車谷さんと
の間で“中傷合戦”が起きている。
車谷さんは指摘について文芸誌「新潮」の中で「その通り」と開き直り、
女性のことを「人品骨柄の卑しい人」と記述。女性も車谷さんを
「泡まつ作家」とこき下ろした。女性は車谷さんと発行元の新潮社に対し、
近く計1000万円の損害賠償を求める訴訟を起こす。
訴状などによると車谷さんと争っている女性は和歌山県在住の俳人で、
昨年7月、車谷さんの著作「業柱(ごうばしら)抱き」(新潮社)に収め
られている俳句集のうち2句が「昭和30年ごろ別人が詠んだ句の季語を
入れ替えただけの盗作である」と同人誌で指摘。その上で女性は車谷さん
を「泡まつ作家」と名指しした。
女性の主張に対し、意外にも車谷さんは盗作であることを認めた。今年2月
発行の月刊文芸誌「新潮」で「おわびと訂正」を掲載。「たしかに盗作と言
われれば、その通りである」とあっさり告白したのだった。
だが、その上で車谷さんは、同人誌での女性の批判文について「それにして
も女性の文章は下品な文章だった。ここに書き写すのもけがらわしい」と切
り捨てた。さらに「文は人なりと言う。さぞや人品骨柄の卑しい人なのだろ
う」と記述。女性側は「感情的な人格攻撃で名誉を傷つけられた」と主張。
車谷さんと発行元の新潮社に計1000万円の損害賠償を求める訴訟を、
近く東京地裁に起こすという。車谷さんも「私のことを『泡まつ作家』と
バカにしたので売り言葉に買い言葉で言い返しただけ。訴状を見ていない
ので何も分からないが、まず相手からの謝罪があってしかるべきで、それも
なく慰謝料と言われても困る」と反論している。車谷さんと新潮社に対して
は4月にも、俳人の斎藤慎爾さんから名誉棄損で訴えられている。訴状に
よると「新潮」に掲載された小説「刑務所の裏」で、斎藤さんの実名を
無断で使用し、金銭トラブルなどの話を描いたという。
斎藤さんは「全くのねつ造」とし、両者に対し3300万円の損害賠償など
を求める訴訟を東京地裁に起こした。
601 :
吾輩は名無しである:04/05/06 08:35
というか車谷が100%悪いじゃん。開き直ってんじゃねえよ。
私小説家の悪行というよりは、
元・広告代理店社員の開き直りだな。
まあ部数にはつながらない罠
604 :
吾輩は名無しである:04/05/06 21:36
孤高な私小説作家だと思っていたのに、今回の事件で幻滅した
605 :
吾輩は名無しである:04/05/06 22:05
あのー、私小説作家って「釣り師」のことですか?
606 :
吾輩は名無しである:04/05/06 22:13
まあ、自分の名誉を気にするほど自尊心の高い人が
他人様つかまえて「泡沫作家」とは言わないわな、普通。
607 :
吾輩は名無しである:04/05/06 22:17
泡沫作家と言われてムキになるのが泡沫作家の泡沫作家たるゆえん
バブルの事をあぶく景気というぐらいだから
泡沫作家はさしずめ“あぶく物書き”ってところかな?
しかし、毒虫とか人間の屑とか自嘲気味に言う割には
自尊心が異常に強いな。
609 :
吾輩は名無しである:04/05/07 01:41
長部日出雄は故郷津軽の人々から「青酸カリ作家」と呼ばれていたそうだが
610 :
吾輩は名無しである:04/05/07 11:48
>>608 自尊心が強いことも含めて、自分は「人間の屑」と、長吉は言っているのだと思う。
だから今回の件に関しても、幻滅するどころか、より親しみを覚えた。
醜い泥試合こそ、長吉ののぞむところだろう。
己の矮小さを剥き出しにして闘えるのだから。
頑張れよ、長吉!
611 :
吾輩は名無しである:04/05/07 12:31
つーか、単なる自己中心性の表れだろ。
「自分で馬鹿と名乗るのはいいが、人から馬鹿呼ばわりされるとやっぱり腹が立つ」というアレだ。
「俺が言うのはいいが他人が言うのは許さん」という徹底的な身勝手さが、裏側にある。
数年前に「漂流物」を文春かなにかで読んだ。
新幹線の中であった。露悪的趣味に満ちたその田舎言葉の文体は彼の
抑えきれない情念に満ちており、読む方はムラムラする程に嫌な気分に
なったのだが、いつまでもその情念のカスのようなものが私の胸の奥に
ブスブスと煙を立てているかのように残った。
今年、買って読まずにおいていた文庫本の「金輪際」を読んだ。
やはり帰省中の新幹線の中でだ。
「ある平凡」は優れて素敵な大人の恋愛小説であった。
ここでは彼は現実から戯作に入るスイッチとしての露悪趣味を
既に超越しているかのように見えた。
まだ「赤目心中」は読んではいないが、恐らくこの恋愛小説が
更なる結晶をみたものだという期待がある。
楽しみだ。
613 :
吾輩は名無しである:04/05/07 15:15
パクリはいかんだろパクリは。
614 :
吾輩は名無しである:04/05/07 16:12
>>611 だからこそ世を捨てることが出来なかったのだよ、長吉は。
「贋世捨人」を再読すべし!
さて、「ある平凡」がいかに素晴らしかったかを書き留めたい。
ここでの主人公はいかにも車谷のものらしく心に荒廃を持つ現実世界から
外れた人間である。
その恋人の女性もやはり現実世界からはいくらか遊離している女性のよう
にも見える。がそれは荒廃している訳ではなく、若い女性特有の華やぎの
ある、眩しいようなポエジックな世界の住人としての現実感のなさである。
男はそうした女性との世界観の溝を埋める事が出来ずに別れる。
この葛藤はよくある話ではある。
さて十数年後に二人は再会する。
女は生活感を滲ませた二児の母の、少々生活に疲れのある中年女性
として現れる。若い日の透明感のある女性の姿との見事な対比
は鮮やかである。
そして男は相変わらずも心に荒野を抱きながら生きているが、
この再会で、生々しい存在感を示す現在の中年女性に、過去の恋愛
感情も含んだ、痛いしいようないとおしみを感じるのである。
それが彼の現在の生である事を彼は嫌でも認めて切ない。
この切なさの描かれ方がとても素晴らしいのであった。
616 :
吾輩は名無しである:04/05/07 20:51
ある平凡はラストがいいんだよな。
617 :
吾輩は名無しである:04/05/07 21:00
大人気ないとか自尊心が高いとか自己中心的とかいって批判してる人多いけど、
作品読むと、まさにそういう男だってわかるじゃん。
こういう騒動起こしそうな人じゃん、車谷って。
芥川賞落とされた腹いせに、選考委員を呪って牛の刻参りした男だよ?
>>610と同じように、オレもむしろもっと好きになったよ
618 :
吾輩は名無しである :04/05/07 21:22
面白すぎ。
これをネタにまた書くんだろうな。早く読みたい。
619 :
みか5さい ◆NGaQPY3pmc :04/05/07 21:24
ねえ
私小説って
なんだろう。。。
620 :
吾輩は名無しである:04/05/07 21:57
人生という修羅を生き、それをネタに日々の糧を得る。
これぞまさしく車谷小説の真髄!
「抜き身」で生きとるなぁ、長吉は相変わらず。
621 :
吾輩は名無しである:04/05/07 22:38
こういう頭悪い私小説マンセーが
日本の小説を延々停滞させてきた。
創造も糞もねえ
622 :
吾輩は名無しである:04/05/07 22:43
何かと板荒らしに励んでるランディ粘着を馬鹿にしてくれたからサポートしてやる。
623 :
吾輩は名無しである:04/05/07 22:51
>>621 この二十数年の間に世の中に行われる言説は大きな変容を遂げ、その過程において
私小説は毒虫のごとく忌まれ、さげすみを受けて来た。そのような言説をなす人には、
それはそれなりの思い上がった理屈があるのであるが、私はそのような言説に触れるたびに、
ざまァ見やがれ、と思って来た。
−−『鹽壺の匙』あとがきより
624 :
吾輩は名無しである:04/05/08 02:48
まあ私小説って基本的につまらない
625 :
吾輩は名無しである:04/05/08 05:59
反私小説派の急先鋒である筒井康隆が車谷を肯定的に評価しているのは何故?
626 :
吾輩は名無しである:04/05/08 06:05
長吉、おまえここ読んでるんだろ。盗作について釈明しろよ。
>>625 筒井が唯一苦手としている書き方、しかできないのが車谷、だからさ
628 :
吾輩は名無しである:04/05/08 13:13
筒井は私小説を批判している癖に私小説も結構書いているけどね
立原正秋の短編の幾つかは、例えば飾りのない和室に間違いなく
正しい位置に置かれた白磁の陶器の如き印象を与えられる。
車谷長吉の短編は荒廃した草地の中に忘れられたように残された
ひびの入った便器の如き景色を思い出させる。
しかし両者ともに強く退廃の香りを放つ事では同一の素地を
持っている。ただし車谷の退廃臭は立原のものと比べるとずっと
意識的になされているように感じられる。
それゆえに車谷の退廃はエセ臭が漂うのだ。
そのエセ臭はそのまま彼の魅力でもあるのだと思う。
630 :
吾輩は名無しである:04/05/08 15:42
>>629 まったく同意!
エセ臭が車谷小説の魅力であると同時に、長吉自身がそのエセ臭に自覚的であるところが好い。
つまり、確信犯ですな、彼は。
と思うと同時に、どう描いても漂うエセ臭に車谷が後付の言い訳と
して、俺はエセだけど悪い?と言っているようにも見える。
そこが微妙なんだが、高踏的には描こうにも描ききれない恨みを
本人は持っているのやも知れぬ。
作家としての出だしが自身の崩れを主題にして出てきた奴のようだから、
自身のスタイルはその呪縛を受けているようにも思える。
つまり生への怨念とかネガティブなものを超越して一度車谷が肯定的な
生への賛歌を描く物が出来れば、ひとつステージが上の作家になれると
思う。と同時にネガティブなものでのみ構成された彼の文学の香りは
失われるのだが、私はやはりそうした「感動」なるものを作家は目指す
べきだと思う。
633 :
吾輩は名無しである:04/05/08 17:02
他人の俳句をパクった上に
80ババアに指摘され
泡まつ作家と罵られ
謝れ謝らないの中傷合戦
あげくババアに告訴され
大恥さらしの新聞沙汰
さらにくわえて
他の俳人からの告訴も追加報道
ああ、みっともね。
みっともなさだけが売りの私小説
狙った上での行動がこの程度なら
死んだ方がまし
634 :
吾輩は名無しである:04/05/08 19:42
>>632 車谷はそんなことが出来るほど器用な人間ではないだろう。
それに、「生への賛歌」を描く作家なら五萬といる。
>>633 「みっともない」は車谷にとって、最高の褒め言葉だ、おそらく。
635 :
吾輩は名無しである:04/05/08 20:20
>「みっともない」は車谷にとって、最高の褒め言葉だ、おそらく。
そのみっともないオッサンがこんな事逝ってますが
>「文は人なりと言う。さぞや人品骨柄の卑しい人なのだろう」
盗作じじいが。てめーは人品骨柄の卑しくないのかと。
636 :
吾輩は名無しである:04/05/08 20:23
イヒヒヒヒ!
>>634
人間の「業」そのものを描こうという文士が、その昇華を願わなくてどうすると
いうのだろう。深い「業」に至れば至る程に「業」を肯定し「生」を謳歌し得る
立場に近しいものだ。
車谷は言うまでもなく、人間の愚かしさ、生きるもどかしさを描き、ちょいと
拗ねて見せるものの、どうしても人間の持つ生の感情や肉体を超越出来ぬ自身と
いうものを最後に感じてそれを人間の「業」と称し続けている文士ではないのか。
つまり車谷はそこいらの作家よりは「生」の賛歌により近い作家であるとも
言える訳なのだよ。
「業」を諦念の中で未消化させているというのがこれまでの車谷の文学なのだが、
ステップはすぐそこにあるのだ。
深い「業」をそれ以上の力強い何物かで、例えば祈りとか、いやそういえばとても
通俗的に感じられるが、ともかく有無を言わさぬ人間の生そのものの輝きを
作品に与えられれば、それが感動というものなのだ。
ただそれは簡単なステップではない。当然そこに留まるよりもより多くの苦痛を
伴う作業に間違いなくなるのである。
638 :
吾輩は名無しである:04/05/08 22:45
DQN作家の小説をDQNな読者が読んで喜んでいるという構図だな
車谷の小説が近年まれに見る面白さであることは確か。
でもね、「私小説は俺にまかせろ」と言われたって、車谷
の私小説で描かれる「私」は車谷自身に限られるわけで、
もっといろいろと読みたいのですよ。
誰も、聞いてないかなぁ〜
これだけ短期間のうちに自己肥大した作家も珍しいと思うが。
そしてそれが作品にあらわれてる。
一歩間違ったら芸人やってたな。
ただし「業」を昇華させる事は恐らくここで言う程に容易くはなく、百戦百敗の
仕業におちいるやも知れぬ。いやそうなるに違いない。しかし私はその葛藤をこそ
見たいのである。
そして車谷が安吾の如く高らかに「生きよ!堕ちよ!」と叫べるに至った瞬間に
私たちはそこに新しい価値観を垣間見る事が出来る筈である。
それこそが凡百の作家から車谷が新しい作家に変化した瞬間なのである。
643 :
吾輩は名無しである:04/05/09 07:58
何を言っても盗作は盗作。
644 :
吾輩は名無しである:04/05/09 08:22
でも1ヶ月くらいの前の朝日新聞に載ってたけど、
俳句界の中からも、あれを盗作とするのはおかしい
んじゃないかっていう説が出てきてるらしいね。
645 :
吾輩は名無しである:04/05/09 08:35
昨年7月、車谷さんの著作「業柱(ごうばしら)抱き」(新潮社)に収め
られている俳句集のうち2句が「昭和30年ごろ別人が詠んだ句の季語を
入れ替えただけの盗作である」と同人誌で指摘。その上で女性は車谷さん
を「泡まつ作家」と名指しした。
女性の主張に対し、意外にも車谷さんは盗作であることを認めた。今年2月
発行の月刊文芸誌「新潮」で「おわびと訂正」を掲載。「たしかに盗作と言
われれば、その通りである」とあっさり告白したのだった。
646 :
吾輩は名無しである:04/05/09 09:24
647 :
愚劣庵さんへ:04/05/09 09:36
短編集「忌中」お読みになりましたか?
これまでの車谷小説と明らかに作風が変わりましたよね。
よろしければ感想聞かせてください。
私はこの変化を、「深化」と捉えているのですが。
648 :
吾輩は名無しである:04/05/09 09:40
車谷はまるで「大いなる助走」の作中人物のようだ
>>647 坂口安吾に「真珠」というパールハーバーに特攻隊が突っ込んだ日の、その隊員に
花向けた大層美しい小品がある。何をそんなアナクロな、と現在の人間は言うで
あろう。しかし、空疎な自身を見つめ続けていたアナーキーな筈の安吾ですら
特攻という無私の、死に向かう生そのものの輝きを見せられた時、恐らくは
ひどく慄き、そしていかに生が尊いものかという事に震えるような感動を
持ったのである。だからあのような感動的な文章を成しえた。
現在は生が共有されたものではなくひどく個人的なものになった、不幸な時代
とも言えるかも知れぬ。
私は
>>612>>614で書いたように中篇の「漂流物」一点と短編集「金輪際」しか
読んではいない。指摘のものは読んでみたいが即時に読めるやどうやも不明で
ある。恐らくは車谷も変化はし続けているのであろう。
しかし根源的な所、例えば自画像を描き続ける作家が自画像を通して普遍的な
人間そのものを描けるかどうか、それともやはり自身の闇を覗き続けるだけな
のか、この板のレスポンスを読む限り車谷の場合、未だに後者のように
感じられるのだが。
650 :
吾輩は名無しである:04/05/09 11:31
------------------------
ttp://www3.plala.or.jp/kenjigeki/uzu2004/uzu0404.html#kanyou 青芒(あおすすき)女の一生透き通る
ふところに乳房ある憂さ秋暑し
これらの句が、つぎに掲げる句の盗作だと指摘されたらしいのです。
青蘆原をんなの一生透きとおる=橋本多佳子
ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき=桂信子
------------------------
このサイト、とても詳しい。
青芒(あおすすき)の句は俺のような素人目にも盗作は歴然。
ふところに の句についてこのサイトは
>類句としてもかなり危ういところにあるのは確かなような気がします。
と、言葉を選んでる。
秋暑し→梅雨ながき、これだけの変換で「類句」として認められるのなら
俳句の世界は「生ぬるい」通り越してる狂ってる気がする。告訴にふみき
った80ババアの方がはるかにマトモ。
盗作問題自体は長吉に非があるのだが、
最初に暴言を投げつけたのは婆サマの方だから
裁判がどう転ぶかは分からんよ。
齋藤慎爾との方は圧倒的に分が悪いとは思うのだが。
車谷長吉の盗作問題を世に広く知らしめた
婆さんの告訴作戦は成功していると思うよ。
653 :
吾輩は名無しである:04/05/09 15:35
車谷長吉は人の悪口は大好きだが
言われると逆上するタイプだな
こういうのは理屈言っても無駄いきなりガツンとやって
自分で考えさせないと。
婆あもそこわかってるな年の亀だな
654 :
吾輩は名無しである:04/05/09 16:24
こういう未熟な男には、肉体的な苦痛を与えて思い知らせるのが一番いい薬になる。
子供と同じだからね。
655 :
吾輩は名無しである:04/05/09 17:39
すげえ、車谷ってこんなに嫌われてるんだw
ファンのオレからしたらすげえ愉快だよ
もっともっと嫌われてほしい
656 :
吾輩は名無しである:04/05/09 17:52
車だんきつ?
657 :
吾輩は名無しである:04/05/09 19:24
車谷ってムツゴロウと同類の薄っぺらさ感じるのだが
658 :
吾輩は名無しである:04/05/09 20:13
指を喰われて、古巣を追い出されるくらいされないと懲りないと思うよ。
659 :
吾輩は名無しである:04/05/09 20:30
車団吉?
最近は増長しまくっていたからな。
661 :
吾輩は名無しである:04/05/09 20:40
おれはこんなに生きたんだ、年の功だ、年下には文句は言わせん、説教をありがたく聞け。
しかしまさか、ばばあからケチをつけられようとは。
662 :
吾輩は名無しである:04/05/09 21:00
>>655 言えてる。
長吉の創作力の源は、マゾヒズムにあり。
663 :
吾輩は名無しである:04/05/09 21:18
読んだことないが、小説版のつげ義春みたいなものか
ttp://www.asahi-net.or.jp/~lu1a-hdk/kurumatani.htm 作家・辻井喬(堤清二)氏はじめ著名人を含めた多くの知人・友人が実名
で登場する。作家・車谷氏の『修羅日乗』とは受賞後、一躍有名人に仲間
入りし、一変して超多忙を極める得意絶頂の日常の様(さま)のことであ
るようだ。
タイトルの小見出しが語っている。「これまで多くの人に小馬鹿にされて
きたが、これで私も男になれた」。日記の底流に一貫して流れる氏の心情か。
「男子の本懐というか、男の花道というか。兎も角、これで私も男になれ
たのだ。これ迄、随分多くの人に小馬鹿にされて来て、悔しい、癪に障る
思いをして来たが、そういう人達がTVや新聞を見て、どう思ったか。私
が捨てた女たち、私を捨てた女たち、あるいはすでに絶交した友たち、私
としては、見たかッ、という思いである。これも私の劣等感のなせる業で
ある。」
--------------------
どこがマゾヒズムなんだろう?
665 :
吾輩は名無しである:04/05/09 23:12
やっぱり、福田が言うように田舎者だなぁ。
直木賞ぐらいで有頂天になるなよ。
「赤目心中」を買う。近所の小さな本屋の文庫本の棚にはこれと「武蔵丸」しか
なかった。「赤目」は「ある平凡」を発展させた恋愛物ではないかと期待して
三分の二くらいまで読んだのだが、私の期待は見事に裏切られた。
題目からも分かるようにこれにおいては車谷は近松の心中物をかなり強く意識
してるらしいおどろおどろしい舞台立てである。
そしてこの作品は「漂流物」を因数分解したかの如きものとなっているのだが、
「漂流物」が強く詩を孕んだ作品であるのに比べてひどく散漫であり、作品と
しての力が劣っている。
残念である。多分読了した所でその印象は変わるまい。
車谷は世間の最下層に沈潜する事で世俗を超えようと試みるのだが、ついには
その業によって世俗の葛藤にオロオロするという構図かまるで一緒である。
667 :
C ◆7sqafLs07s :04/05/10 17:52
>>649 「真珠」は安吾の小説の中でかなり好きなものです。
ただ、あの作品は特攻隊といういわば墜落する死の定めに縛られた男達への共感とともに
自らの意思だけではなく抗いがたい時代の流れによって過剰な演出を受けてしまったことへの反意でもあったと思うのです。
そのテーマが存在することで「私」と「公」との緊張感が保たれている。
その美しさがあの作品の真髄で、そこが所謂「私小説」にはない輝きだと思っています。
668 :
吾輩は名無しである:04/05/12 00:39
>>650 俺もババアの方がまともだと思う。
そう考える人の方が多いんでないかね。
ちなみに、大石英司日記から↓
>「それにしても女性の文章は下品な文章だった。さぞや人品骨柄の卑
>しい人なのだろう」
>
>これは、84歳の女性俳人から盗作を指摘されて、それをあっさり認めた上
>での負け惜しみなんだが、盗作の事実を認めた時点で、弁解はともかく、
>少なくとも相手の人格を非難する資格などは喪失しているわけで、本来編
>集者が、先生、これちょっと大人げないですよ、と諫めなければならないの
>にそれが無い。他社では起こりえない状況では無かろうかと思う。
> 何がわれわれ同業者を不快にさせるかと言えば、物書き全員が、マスの
>世界に生きることを免罪符にしているわけではないし、いわんや、影響力
>の大きさで自分より声の小さい人間を威嚇し、圧殺しようなどとは思っちゃ
>いない(でもグリーン車が大好きなビッグマウスな人はそうかもぅ)。マスに
>訴える手段を手にした者にこそ、強い自己抑制を求めたい。
http://www02.so-net.ne.jp/~eiji-oh/diary/display.pl?table.html&2004_05.txt
「赤目四十八瀧心中未遂」が何故つまらなかったか。
読了後の空疎な感じが何故なのかを暫く考えていた。
決定的な事を言うなら、この物語の中には主人公である男と女との愛憎がまるで
ないということとなる。
他人と接触する事を避けて下降し続ける男なんだからそれは当たり前では
ないかという指摘があるかも知れぬ。
しかし、であるならば元々の物語の必然も失われるに相違ない。
そういう男でありながら、人間の愛憎という業に否応んく引きずられる男
であればこその物語の基盤なのであるから。
男と伊賀屋の女主人との関係においてはかなり濃密な感情のやりとりがある。
しかし男とあやとの間には、肉体の交わりがあるばかりで感情のやりとりと
いうものがまるでないのだ。いや描けていないのだ。
道行にした所で、周辺の事情からきたものばかりで、男と女の感情の必然から
きたものではなかった。
そこが物語が物語として成立する必然をも失っているのである。
精神の必然を喪失した物語は、従ってそこいらのサスペンスと変わる所がない。
そして作品の基盤となるリアリズムが完全になし崩しにされているのであった。
分かりやすく言うと、
堕落論を読んで堕落するような人間には
未来永劫、淪落の美や倫理が自覚出来ないという事。
「文学」というのは常にその外部にあるわけだ。
671 :
吾輩は名無しである :04/05/12 23:37
しかし「しゃたに」だったとは……。
672 :
スレをまかせっきりの1:04/05/12 23:59
随分伸びたな。671とは。
673 :
吾輩は名無しである:04/05/13 00:22
674 :
吾輩は名無しである:04/05/13 10:00
江藤が得ぬ英知ケーで
明確にくるまだにと発音しているんだよ馬鹿
>>670]
いい事いうね。
人間は精神的な淪落さえしなければ、まだどこかに救いがあると
いうことだ。更に言い募れば自身の現在を受け入れる所からしか
成仏の道は開かれない。
郷里姫路では「しゃたに」だそうでつ。
中上健次が、郷里では「なかうえ」だったのと同じ。
「武蔵丸」を買う。
偉そうな能書きを書きたい為だけに車谷の本を買っておりますが、
何か?
678 :
吾輩は名無しである:04/05/15 21:04
腐れ金玉踊らしちょるがじゃ。
哀しいの。
679 :
パチプー文学オヤジ:04/05/15 22:36
丸山健二と是非とも対談を。曲者ふたり波乱を呼ぶこと必死。
武蔵丸「狂」に心を打たれる。
「狂」、これは小説というよりも、車谷の「挫折という精神を生きる」という
生き様に多大な影響を与えたと思われる、彼の高校時代の恩師何某への敬慕を
リアルに歌った追悼文の如きものであった。
その師の精神を語る事はそのまま車谷の師の精神に共鳴する精神を語る事で
あり、ここには全く車谷らしくないのであるが、韜晦も見栄もなく、自身の
魂の来し方をあからさまに開示したいという一人の男の清清しいといってもよい
意思が見えた。
真実を真摯に語ろうとする姿に打たれた。
戯作の形を取ろうとも、車谷がこの精神を尊重して創作していくならば、
彼は更に優れた何物かをものに出来るだろう。
そう期待したい。
682 :
吾輩は名無しである:04/05/16 15:48
>>679 マジで実現してほしいな。
毒舌長吉を腕力でねじ伏せようとする丸山、見てみたい。
683 :
パチプー文学おやじ ◆TJ9qoWuqvA :04/05/16 22:15
>>682 車谷に口負けした丸山がぶん殴っちゃうに一票。
684 :
吾輩は名無しである:04/05/17 05:14
車谷って部○民? だとしたらあの人格障害ぶりも納得できる。
「いまどき」めずらしいご立派な意見。あほくせ
686 :
吾輩は名無しである:04/05/17 08:34
部落民に多いのは中上健次のような粗暴犯タイプ。だから車谷は違うだろう。
車谷はもっと女性的で陰湿な男だ。
687 :
吾輩は名無しである:04/05/17 08:41
車谷の先祖は赤穂浪士の逃げ組みじゃなかった?
688 :
吾輩は名無しである:04/05/17 11:17
祖先がどうであろうと車谷は文壇のエタ非人
てか、この人は山頭火のような生き様を自身に課したかったのではないか。
エッタ非人などと呼称されるのは本人も望む所であろう。
そこまで下降して人生というものを仰ぎ見れば何事かが見えるのでは
ないかと思っていたのではないか。
エッタ非人といわず、一匹の「虫」の如き存在になりたかつたのではないか。
食らう、まぐわう、糞をひる、それだけの生。
>>689 そうかも。ですが、だいたい
なりたくもなりたくないもない、元々人間はただ一人の例外もなく
「食らう、まぐわう、糞をひる、それだけの生」。
それ以外に何かを成したように思うのは、当人の妄想、
または時代の共同幻想、に過ぎない。「難波のことは夢のまた夢」。
車谷の冷め方は、中途半端でかわゆい。
まあそうなんだがね、命の煌きを感じそしてそれに感動するというのはやはり
人間であるからの仕業でね、それも大した事じゃないといえばそうなんだが、
その瞬間の感動の為に命を賭すという姿はやはり美しいもんなんですよ。
100メートル走の選手がたかだか10秒の為に涎をほとばしらせ、心臓も張り裂けん
ばかりに全身筋力となる姿と同じようにね。
俳句の雑誌読んだ。(名前は忘れた)
写真も出てたけど、なんだか老けたよなあこの人。
「おいちゃん」「おじいちゃん」て感じだった。
もちろん、最近は丸くならず、
それに反してに益々、毒を噴霧しているようだけどな。
知ったふうな口ばっかきいてないで、てめえが小説書いてみたらどうだ。
車谷を凌ぐくらいの御大層な作品をよ。
694 :
吾輩は名無しである :04/05/19 00:12
中村うさぎと対談!読んでないけど!
695 :
吾輩は名無しである:04/05/19 03:42
>>693 ほんと、マジウゼエよ。
一体愚劣庵って何歳なんだ?
>>693>>695 人に物を言う時は己が一体どういう考えかを述べてからにしないかい。
それとも述べる己自身がないのかな。
所謂、kasuってチミたちのような人たちなのかな?
697 :
吾輩は名無しである:04/05/19 18:26
>>696 だから、車谷作品についての評論集の一冊でも執筆してみなと言ってんだよ。
こんな所で匿名で大層なこと言ってる暇があるんならよ。
匿名使ってぐだぐた「己自身」を述べて、虚しくならない?
698 :
吾輩は名無しである:04/05/19 18:54
>>697 しょせんくだらない
文章に自分の名前つけて発表しようなんて
機知外ざただぜ
>>697>>698 世の中にレスの来るこそうれしけれ。
とはいうもののおまえではなし。
by 禁客寺
百間先生がお嘆きになっております…
「ふんどしにチンポコある憂さ梅雨ながき」なら
盗作にならなかったかも。
奥様は品の良さそうな方なのにね。
俺はひととようは嫌いだったんだが、今歌ってる花みずきってのは
普通でいいね。要はてらいなどに満ちたものはつまらんという事なんだよ。
さて、長ちゃんの次は何読もうかな。
704 :
吾輩は名無しである:04/05/28 17:25
5月27日、太田出版より「トンデモ本の世界S」発売。
我が車谷長吉先生の「銭金について」が、堂々選ばれますた!!
705 :
吾輩は名無しである:04/05/29 01:00
706 :
吾輩は名無しである:04/05/29 07:09
>>705 ちらと立ち読みしただけなんですが、
要するに、車谷長吉自体がとんでもない人間であると。
でも、あんまり詳細書いちゃうとおもろくないんで、
立ち読みでもしてみてください。
「波」連載の「続・意地っ張り文学誌」によると、
近々、角川書店から長吉先生のショートショート集が出るらしいぞ。
楽しみに待とう、皆の衆!
707 :
吾輩は名無しである:04/05/29 07:55
>>706 「銭金について」っていうと、確か直木賞受賞した時の身辺雑記とか
つげ義春を読んで感動したとかっていうエッセイが載ってたよね。
なかなか面白い本だった気がする。
長吉先生、ついにトンデモ本デビューかw
本屋で立ち読みしてみるよ
こいつのカミさんが輪をかけたトンデモ
自己讃美本出してる。
ほとんど半分くらいを占める長吉との夫婦対談がすげーきもい・・・
お互いに俳句を出して、うんちくをだらだら述べあって
うふん、うふんとほめちぎってる。
朝日俳壇に何回載ったとかが、挨拶がわりの
俳句じじい、ばばあの成れの果て、と思った。
709 :
吾輩は名無しである:04/06/05 20:49
武蔵丸は面白くなかったな。
まるで一匹のカブトムシの生き死にに喜び悲しみ、それっちゅーのは
まるで小市民の姿ではないか。
車谷というのは一歩間違えば人生の深淵に足を踏み外すようなスタンスを
取りながら、そこで能書きを書かなければ作家としての妙味はない。
>>708 へー。「へんてこな連れ合い」だっけ?詩人の高橋順子だよね。
トンデモと聞いて興味出てきたから今度読んでみるよ。
あああ間違えた。けったいな連れ合いだね。
713 :
吾輩は名無しである:04/06/14 16:37
膣門です。レス300あたりまでみたが、いつまでも掲示板玄人に占拠されてるようだったので、いくつくらいからまともになってんのかな?
714 :
吾輩は名無しである :04/06/14 17:01
いみがわかりません。
715 :
吾輩は名無しである:04/06/14 19:31
業柱抱きが廃版になってんだけど。俳句盗作の影響?
716 :
吾輩は名無しである:04/06/15 13:17
おまえら盗作問題についての車谷の反論読んでねえだろ?だれかが拾ってきたコメントだけを判断基準とすんなよ。
車谷は結果論として「たしかに盗作と言われれば、その通りである」といっているが、その後のコメント知ってるか?
要約するが「生まれてから自分の言葉を所有している人はいない。すべて他人の言葉だ。
それらが自分の魂と結びついたときに自分の言葉となる。」当然車谷は「盗作しよう
という考えはかけらもなかった。あまたの人の俳句集を読んで「あッ。」と思うた句は
、無意識の記憶に残るものらしい。」といっている。
717 :
吾輩は名無しである:04/06/15 13:38
やっぱ引用は全部引かないと伝わらないか。。。
図書館で読んでください。「新潮」2004/2。
車谷は文中で恩賀とみ子氏に何度も感謝の意を伝えている。
その上で例の発言をしているが、そこで終わっていない!!!
「人をそしるは鴨の味、人をなじるは葱の味。いやはや。
私はぼんくらである。」
これって、自分にいちゃもんつけた恩賀氏をこき下ろす自分に対する批判でしょ。
キッチリ著作権継承者へ謝礼し、句を訂正し増刷の際に改訂を約束し、
恩賀氏への非礼に対して返句し、これ以上ないパフォーマンスだと思うた。
718 :
吾輩は名無しである:04/06/16 16:56
>>716 開き直ってるだけじゃん。そんな文言言い訳にならんわ
719 :
吾輩は名無しである:04/06/18 13:50
私小説は好きなんだけど、
エッセイや俳句は苦手かな。
というより変な期待をしちゃってる
自分の受け皿に合わないんだよね。
720 :
吾輩は名無しである:04/06/19 01:15
今でも月に3回しか風呂入ってないのかな〜
イムポなおったのかな〜
721 :
吾輩は名無しである:04/06/19 13:11
アマチュア俳句
じじいばばあ
はこんなケンカばっかしてるよ
クルマダニと一緒
722 :
吾輩は名無しである:04/07/07 12:58
どいつもこいつも糞ヴァカだね。
慶応でて広告会社で高給とってる奴が今度は小説で名を売るには
どうすればいいか、あっそうだマーケティングだ。それで、
まずマーケットリサーチをして自分をブランディングした、
ポジショニングは私小説が渋いかな、発言のやさぐれ具合も
計算尽くの演出でしょ。ことさら自分の性格の欠点を培養して
いるし。年齢のわりには、古すぎる文体も借り物じみている。
私小説パロディとして読めば笑えるね。
>722
どうしました?! 男ひでりで欲求不満でつか? 抱いてやらうか
724 :
吾輩は名無しである:04/07/07 16:48
反吐がでるほどいやな物を怖いもの見たさで見てしまう、だめな私。
725 :
吾輩は名無しである:04/07/07 17:10
この人の小説を読んだ感想は、公衆便所で他人のウンコを見てしまった気分。また意図的に流さない奴もいるんだね。
車谷長吉はそういう人ではないでしょうか。
>723
つまらん!揚げ足とりするならもう少し頭使えよ。
長吉先生は今回の件について沈黙を続けるんでしょうか?
業腹だからね
729 :
吾輩は名無しである:04/07/08 21:37
長吉先生の今回の裁判について、なぜ他の作家たちは発言しないのか!?
柳美里の時と比べて明らかに文壇とマスコミが冷めてるだろ。
長吉先生がDQNだからか!?自業自得だからか!?
長吉先生のアイデンティティが否定されようとしているときに、だれか守ってやる
というやつはいないのか!?
730 :
吾輩は名無しである:04/07/08 22:54
おい、ぽまえら!長吉が人探ししてるぞ。恐らく斎藤氏との金銭トラブルの
詳細を知っている人だ。協力汁!
>緊急・尋ね人
>
>人を捜しております・寺島和治氏
>寺島和治氏は昭和43年、44年、45年ころ、東京新宿区2丁目で「火の車」という居酒屋を経営なさっていました。
>その後、平成に入ってから、新宿区3丁目で「火の車」を経営なさっていました。数年前にこの3丁目の店を閉店なさり、
>現在は警備員をなさっていると聞いております。現在の推定年齢は60代後半です。どなたかこの方の現在のご連絡先を
>ご存じであれば、おおしえ下さい。
> 車谷長吉(くるまたにちょうきつ)
ttp://www.ykoseki.com/kuruma/kurumatani.html
夫婦で深夜便出てたっけ。放送禁止用語言わないかドキドキしてたけど、大丈夫だった。
年配の出演者は結構言っちゃう人いるんだわ。
732 :
吾輩は名無しである:04/08/28 08:28
人気ないね、車さん
733 :
吾輩は名無しである:04/08/29 13:48
あるよ。
734 :
吾輩は名無しである:04/08/29 14:25
長吉ッつぁん、なんか燃料投下してくんないかな〜
盗作疑惑のときはスレの伸びがすごかった。
ランディスレからの出張してきた香具師が多かったろうけど。
735 :
吾輩は名無しである:04/09/08 18:39
桃の実一ヶage
桃の実一ヶつまんねかった。
ネタ枯れですな。充電しなさい。
ひょうふうが傑作だったから許す
738 :
吾輩は名無しである:04/10/02 15:23:46
age
739 :
吾輩は名無しである:04/10/04 22:55:18
『愚か者 ―畸篇小説集』 (角川書店)
発売記念age!!
740 :
吾輩は名無しである:04/10/08 19:16:35
対談集『反時代的毒虫』(平凡社新書)刊行!
伝説の江藤淳対談、白洲正子対談もあるらしい。
損害賠償支払いの資金にするためにみんな買ってあげろよ!
この人の本よみたいけど売ってません。
このスレ一通り目を通したけど嫌な奴多いなぁ。
俺は車谷好きだから見たんだけど。
好きな奴はともかく嫉妬してる奴醜いよ。
品格がない。
く る ま た に さ ん の よ う に な っ て し ま う よ
744 :
吾輩は名無しである:04/11/14 23:35:46
「反時代的毒虫」でなにが驚いたって
中村うさぎと対談してるってことだ。
>>578 >>694 で既出でありますが。
(初出は「小説トリッパー」(朝日新聞社)2004年春季号。)
タイトルは「覚悟の文学、命がけの浪費」。
なるほど、なるほど。
これから読みま〜す!
Q1 「breathの日本語訳は?」
くるたまにさん 「息やの」
Q2 「長崎県に属する離島で対馬とともに古事記にも描かれている地名は?」
くるたまにさん 「壱岐やの」
Q3 「先日、殺人事件の容疑者が脱走しましたがそれについてはどう思われます?」
くるたまにさん 「意気やの」
746 :
吾輩は名無しである:04/11/15 06:38:32
>>716の主張はそれなりに肯首できる。
だがな、この世に盗作と言う概念、しかもそれは一般通念として解釈できる概念だ。
それが有る以上、やはり負の部分は認めなければな。
ただ、彼は小説家だ。ならば彼は現実ではなく虚構としてそうした既成の概念に文句を言ってやりゃいいのではないか。
747 :
吾輩は名無しである:04/11/15 06:41:53
呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
残念ながらこのスレは呪われてしまいました。。。
呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
私の次に書き込むと、あなたの身辺に不幸がおとずれます。あなたの
病気は一生治らないばかりか、あなたの肉親にも不幸がおとずれます
呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
以前にこの忠告を無視した人は交通事故で亡くなりました。くれぐれ
も絶対に書き込まないようにして下さい。。。。。。。。。。。。。
呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪
人を呪わば穴二つ
>>748書いてしまったか・・・
交通事故に遭わぬよう注意されよ ナンマンダ
書店で「愚か者」の目次を開いてみて、「あれっ」。巻末の初出一覧を見てみれば、
一番最初のと、終わりの数篇以外は、すでに既刊の本に収録済みではありませんか。
「愚か者」の実物を見ないで注文しようとお考えの方、ご注意ください。
ファンの僕はといえば、まだ読んだことのない作のために、一冊まるごと買いました。
買いたくなるもので、買いたいとは思わないものをも買わされてしまう。なんだか
某ソフトメーカーみたいなやり口で、こうゆうのを、抱き合わせ販売とか、セット
売り商法とか云うのではありませんか。
この本を企画した角川書店の担当者は、相当な知恵者です。亡き山本夏彦氏の警語、
「いかさまの才」をそのまま実践しています。
この方法は使えます。出版界の方々、おおいに参考にしたまえ。そして公正取引委員会
に指導されたまえ。(笑)
>>750 そんなことは予想してましたけど。
ファンのくせに本当に「あれっ」と思ったんですか?
>>751 はい、そうです。
角川書店のを、このように勘違いしておりました。
「愚か者」のシリーズは、新潮以外に、マイナーな紙面にも発表されているに違いない。
たとえば、どこかのPR誌とか、同人誌とかなどですね。
角川書店のには、それらがまとめられているに違いないと。
「銭金について」を読むと 単行本にする際 朝鮮人絡みの表現四箇所を修正させられたとあり
厭な気分がした。おたくの「週刊文春」「マルコポーロ」が(ともに花田が編集長の時だが)自主規制の
実体を暴露していたんだが、そんなもんなんだな。
>>753 これ「赤目四十八瀧心中未遂」のことです。書き忘れていました。
確かに場所柄、もっと朝鮮人差別的な発言は露骨になされてると思う。
作品の中に残ってるのは、セイ子ねえさんの「言うとくけどな、あの子、朝鮮やで。」
ってセリフだけだもんね。
こういう規制(かの文藝春秋が。しかも一旦は文学界で出したものを。)をするのは
車谷長吉が日本人だからで、在日コリアンだったら許されたりするから おれは厭なんだ。
757 :
吾輩は名無しである:04/12/11 01:38:31
吉田豪の本のインタビューで、内田裕也が『赤目四十八瀧心中未遂』の
ピンバッジつけてた。あれほしいな〜
車谷長吉さんと俳人が和解 私小説の表現めぐり謝罪
直木賞作家車谷長吉さんが文芸誌で発表した私小説に実名で取り上げられ、
名誉を傷つけられたとして、俳人の斎藤慎爾さんが車谷さんらに
書籍化の差し止めなどを求めた訴訟は13日、東京地裁(滝沢泉裁判長)で
和解が成立した。
和解条項は(1)車谷さん側が斎藤さんに関する記述が事実と違うことを
認めて謝罪(2)書籍などで再発表する場合は表現を変更する−−
などの内容。
斎藤さんの代理人弁護士は「実名表記の私小説という手法の行き過ぎが
認められたもので、完全勝訴に近い和解だ」としている。
問題となったのは文芸誌に掲載された小説「刑務所の裏」。
斎藤さんと主人公「私」との金銭トラブルなどが描かれている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041213-00000104-kyodo-soci 朝日新聞によると、斉藤さんは出版社「深夜叢書社」の主宰、という
表現になってる。
あと、「新潮」誌上に車谷氏の文章が掲載されることも和解条項に
あるのだが、その文章には
(1)車谷さんと新潮社側が、小説中の斉藤さんと深夜叢書社に
関する記述についてすべてフィクションだと確認する
(2)記述が真実と受け止められ、斉藤さんに迷惑をかけたことを
謝罪する
…という趣旨を盛り込むんだそうです。
ちなみに「新潮」は毎月7日発売。
2月号(1月7日発売予定)には、ちと間に合わんか。
俳句ババアの時みたいな謝罪文にしたら長吉はネ申
760 :
吾輩は名無しである:04/12/14 22:00:24
「刑務所の裏」の斎藤氏のくだりをうpしてくれるひと、いないかな〜。
761 :
吾輩は名無しである:04/12/19 15:05:08
車谷氏の本名はなんというのですか。
生島与一というわけではないよね?
762 :
吾輩は名無しである:04/12/19 23:05:48
車谷嘉彦
ちなみに読み方は「しゃたに」だよ
出身は播州飾磨で 慶應義塾大学に行って 日本橋の広告代理店で働き
30の時にセーターもなくて 郷里に戻り 下足番をするよ。
いつもいつも同じことを書くから 本名含めて 憶えるよね。
下足番の時、ヤクザの親分に三万円握らされる。
大塚銀悦が出てきた時はひやっとしたろうな。こっちの方が小便臭いもの、赤目より。
767 :
吾輩は名無しである:05/01/08 00:32:06
「凡庸な私小説作家廃業宣言」あげ。
今後一切、「私は」で始まる、「生島与一」「生島嘉一」が主人公の私小説は書かないそうだ。
穿った見方をすれば、斎藤氏とやらに逆に罪悪感を抱かせる意図ではないかと。
768 :
吾輩は名無しである:05/01/08 10:11:23
何か論理のすりかえを感じる。
結局、私小説という形式に責任押し付けて、
書いた当人はこれからも小説書くんでしょう。
車谷長吉はラノベ書け!
765さん、荒ぶる獅子姫路の竹中親分ですね。
今は弟さんが継いでいるのかな?
後、宮沢元総理にも首筋みてもろた。
悲しいなあ…。恥ずかしながら長吉の私小説にはずいぶん救われたからなあ…。
三人称で書いた『忌中』は出来が良かったから、これからも期待してるぞ。
私も『忌中』に新展開を感じた私小説はもう結構
「漂流物」等、創作殺人小説を希望
茶箱の中で腐敗していく妻に対する様子や心理描写
破滅に向かう人物像は醒めいて新鮮。
773 :
吾輩は名無しである:05/01/14 00:02:30
私小説やめちゃうのかよ_| ̄|○ショックだ
やめたと言って、結局書くんじゃないか?
三島賞とったころ、明治時代に正反対の人生を生きた幸徳秋水と山県有朋に
ついての伝記を書きたいってよく言ってたんだよな。
この際だから1000枚くらいドーンと書き下ろしで書いて
谷崎賞でも狙っちゃえば?
このひとは慶応卒の矜持を担保に 世捨てを気取る俗物であると思おた。。
777げt
病醜のダミアン
779 :
吾輩は名無しである:05/02/20 09:30:09
暴露(ぼうろ)本は俺にまかせろ・高杢禎彦
サイン会いつやってるんだろ。
一度生でみてみたいのにい。
神保町の東京堂書店でよくやってるみたいよ
白痴群の文庫が出た時に東京堂でサイン会があったと記憶
人権擁護法ができたら長吉先生の本も発禁処分?
文学界 特集 記念あげ
785 :
吾輩は名無しである:05/03/07 22:05:59
愚か者のダンディズム
いつも社会の窓を開けているのか?
開いてるんじゃない、開けているんだ!
788 :
吾輩は名無しである:05/03/16 20:29:41
彼は自らの「遺言状」を公開している。
1,私の葬式は行ってはならない。屍体はゴミとして処分すること。
1,私の墓を作ってはならない。骨を姫路名古山の墓(車谷家の墓所)
に葬ることもならない。 骨はゴミとして処分すること。
1,私の遺体・遺物・遺産は、私の死後、誰もこれを継承・使用してはなら
ない。遺物・遺産は凡て、これをゴミとして焼却すること。
車谷嘉彦(車谷長吉の本名)。
↑
一体、これを誰にさせるつもりなんでしょうか?
それを行う人は人間性を放棄してこれを行わなくてはならないのでしょうし、
この人のためにそこまでしなくてはならない人は不幸ですね。
この遺言状を見て、寒気を感じました。とても利己的な人だと思いました。
行われないことを前提に書いてるのだとしたら
この人の作品世界における自虐は所詮、自分を守るための自虐であって
常に自分と向き合うことから逃げて
内輪の責任問題を他に転嫁して語ろうとしてるように思う。
789 :
吾輩は名無しである:05/03/16 20:36:47
文学界の4月号で
ゲンユウ氏に完全に看破されているのに
それを受け入れずに
最後の最後まで座布団の温もりに逃避するクルマタニ氏が拝めますよ。
この対談を読んでいて、何か朝鮮的なものを感じたので
そのページの間に挟まれている広告をチェックしました。
ググって見ると韓国朝鮮がらみの記事ばかり。。。
やはりこの作家はアッチ系のようですね。。。顔はモロだけど…
出自も怪しいです。もうちょっと調べてみようかな。。。
それにしても朝鮮系作家は売れてないし
聞いた事もないのに、やたらと〜賞を受賞してるんですよね…
映画賞にしても在日モノばかりだし
権威を演出するビジネスが得意なのでしょうね。
790 :
吾輩は名無しである:05/03/16 21:01:10
福田和也『作家の値うち』より「車谷長吉」。
自ら「私小説作家」を任じている。しかしその本質は田舎者根性丸だしの文学
至上主義者であり、徹底して低回する人生経路は裏返しのダンディズムである。
(中略)車谷は葛西や嘉村磯多のようにどうしようもなく愚劣な人生を生きざる
をえない存在ではなく、その人生を演じているにすぎない。
791 :
吾輩は名無しである:05/03/16 21:04:26
直木賞作家に1000万円賠償請求
直木賞作家の車谷長吉(くるまたに・ちょうきつ)さん(58)の俳句集
の一部に盗作があった。
車谷さんは指摘について文芸誌「新潮」の中で「その通り」と開き直り、
女性のことを「人品骨柄の卑しい人」と記述。
女性の主張に対し、意外にも車谷さんは盗作であることを認めた。今年2月
発行の月刊文芸誌「新潮」で「おわびと訂正」を掲載。「たしかに盗作と言
われれば、その通りである」とあっさり告白したのだった。
だが、その上で車谷さんは、同人誌での女性の批判文について「それにして
も女性の文章は下品な文章だった。ここに書き写すのもけがらわしい」と切
り捨てた。さらに「文は人なりと言う。さぞや人品骨柄の卑しい人なのだろ
う」と記述。女性側は「感情的な人格攻撃で名誉を傷つけられた」と主張。
車谷さんと発行元の新潮社に計1000万円の損害賠償を求める訴訟を、
近く東京地裁に起こすという。
車谷さんと新潮社に対しては4月にも、俳人の斎藤慎爾さんから名誉棄損で
訴えられている。訴状によると「新潮」に掲載された小説「刑務所の裏」
で、斎藤さんの実名を 無断で使用し、金銭トラブルなどの話を描いたという。
斎藤さんは「全くのねつ造」とし、両者に対し3300万円の損害賠償など
を求める訴訟を東京地裁に起こした。
コピペ止めろウザイ
つーか、単なる自己中心性の表れだろ。
「自分で馬鹿と名乗るのはいいが、人から馬鹿呼ばわりされるとやっぱり腹が立つ」というアレだ。
「俺が言うのはいいが他人が言うのは許さん」という徹底的な身勝手さが、裏側にある。
794 :
吾輩は名無しである:05/03/16 21:17:00
朝鮮人気質
嘘 自尊心の高さ パクリ 居直り 開き直り ねつ造 ジャイアンイズム
795 :
吾輩は名無しである:05/03/16 21:29:44
村上春樹ロングインタビューに惹かれて
文学界購入して読んで
電車の中で暇だったんで、この人の対談も読んだ。
作品読んだことないけど、この対談を読んで感じたことは
この人の作品は読みたくないなぁということだけでした。
矛盾をつかれると直ぐに愚かだとか偽ですからとか言って
逃げるのが狡いと思った。
そんな態度を肯定する詭弁はいくらでも吐けるけど
それを他者が受容しつづけたら、この世の中はめちゃくちゃになっちゃうね。
業の深さを自分で処理しようとしないで、文字にして
似たような他人を探してきて、その人のせいにして
自分が救われようとしてる人みたいに思った。
2ちゃんでもそういう人って多いから。
自分に向かって説教するのはいいんだけど
他人のフィルターを通してしようとするのが狡いわけで
この卑怯者さ加減が許せないです。
こういう人は、共振することなく
徹底的に叩いてあげないと気づかないのではないかと思う。
796 :
吾輩は名無しである:05/03/16 21:33:11
797 :
吾輩は名無しである:05/03/16 21:36:14
文學界4月号。村上春樹ロングインタービュー「アフターダークをめぐって」
はまだ拾い読み。なぜかこのひとのインタビュー記事は必ず読んでしまうの
だが、作品自体は「ノルウェイの森」で卒業してしまって以後の作品はまっ
たく読んでいない。
大江健三郎を「万延元年のフットボール」で読むのをやめたり、
「豊饒の海」連載途中で三島由紀夫を読むのをやめたのと似ている。
ほかに特集「車谷長吉・愚か者のダンディズム」。玄侑宗久との対談の
標題横に……先日、衝撃的な「私小説作家廃業宣言」を出した
車谷長吉氏……という牽句につられて読んでしまった。
「『飆風』をを最後に、私小説を書くのは辞めました。みんな自分のことを
書かれると嫌がるんですね。私の私小説の場合は、半分くらい嘘なんだけど、
ある程度は事実に基づいて書いているから、書かれたひとからいろいろ抗議
やお叱りを受けるんです。そのたびにまた人を傷つけたなあと思って、
もう辞めようと思ったんです」
この発言には問題が二つある。
798 :
吾輩は名無しである:05/03/16 21:40:10
先ず第一。自分のことを書かれたら嫌がることを知らず、予測もできずに
書いていたのか?いいことばかりを書かれる訳ではなく、書かれたら嫌なの
は誰にも判ることで、何をいまさらという感じ。
第二点。
>私の私小説の場合は、半分くらい嘘なんだけど、ある程度は事実に基づいて
>書いているから、書かれたひとからいろいろ抗議やお叱りを受けるんです。
この半分くらい嘘 、そして ある程度は事実に基づいて書いているからと
言う言葉に注目。
つまり事実半分、嘘半分という書き方なのだと言っているんだが、
それじゃ書かれた人は怒って当然。だって半分は自分じゃないのに
半分だけ自分だなんて書き方をされるのはだれだって嫌に決まっている。
なぜ虚実ない交ぜに書かなくてはならないのか。
あったことを書きたければ、会ったことをそのまま忠実に書けばいい。
そうすればどんなに抗議されても「これは事実あったことを書いたまでです」
と言える。
ほんとうは「あったこと」を書くのはとてつもなく困難な作業である。
「私小説」どころか、決して「あったことをあったままに書く」という
スタイルの小説は死んでも書かない(書けない)と思うのは、その困難さに
思いを馳せれば当然の帰結です。
ただし、その反対に現にあったことに寄りかからず、人物から出来事まで
嘘(虚構)で作るあげるのもとてつもなく困難なことだが、そういうことを
わきまえずに書かれた中途半端な作品が結構存在する。
799 :
吾輩は名無しである:05/03/16 21:46:59
チョン丸出しだな、こいつww
800 :
吾輩は名無しである:05/03/16 21:53:18
赤目四十八瀧心中未遂
株式会社アートン�
>ワンコリアの20周年パーティーに参加した。予想したより華やかな宴席で、
>ちょっと緊張した。出版界の編集長クラスや作家などが多く、ほとんど知り
>合いがいなかったが、こうなったら開き直るしかない。まず、梁石日氏に
>名刺を差し出し、次は株式会社アートン(「夜を賭けて」をプロデュースした
>編集・出版会社)の社長に挨拶をする。3次会に向う途中はぐれてしまい、
>あえなくリタイアとなったけど、生野のコリアタウンにパイプも出来たし、上出来かな。
>今日から始る月9ドラマ「東京湾景」を嫁に録画してくれるようお願いした。
>弁護士の金慶得氏の発言も興味深かった。在日が韓国籍を捨てて、
>日本籍に帰化するのは、勿体無いと述べていた。60万人が日本で参政権を
>持っても、一人の国会議員も選出できないが、韓国の国政参政権を取得で
>きれば、20万人で1人の国会議員を送り込む事ができる計算になるらしい。
>3人を韓国国会に送り込むことができれば、在日の意見が最大限に尊重され
>るようになると強調していた。日本では、住民として地方参政権を得て、
>韓国に対しては、国民の権利として国政参政権を取得しようということのようだ。
>>798 何を今さらなのはお前だよ。
「他人を傷つけてでも書く作家の業」
「虚実皮膜の間」
口を酸っぱくして言ってるだろーが。
803 :
吾輩は名無しである:2005/03/23(水) 14:27:34
業柱抱きつつあげる
銭金について文庫
坪内祐三が解説書いてたな。福田デブ和也と同じような認識だと思ってたから意外だった。
長吉が坪内を指名したっていうのはなんなんだろうね。
よくわからんなあ。
807 :
_:2005/03/26(土) 09:41:09
「灘の男」読了。
広告屋の面目躍如ですな。
銭金文庫でやっと読めた。どのへんがトンデモだったんだろう
私小説やめたら急につまんなくなったな
中日新聞(3月27日)に載った「飆風」の書評(井口時男)を
読んで知ったこと。
「『廃業』のきっかけになった実名小説『刑務所の裏』
(雑誌掲載時のタイトル)は、モデルの一人を仮名にして、
かつ結末を変更して、別に発表した小説と組み合わせて
一本化した小説『密告』として収録されている。」
811 :
吾輩は名無しである:皇紀2665/04/02(土) 00:30:06
age
文學界の史伝はどうだった?
813 :
吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 22:34:02
女塚あげ
814 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 17:37:17
銭金の「ざまあみやがれ、エエぞ、お富」にワロタ。
薄暗い座敷に座り、浪曲を繰り返し聴く長吉の姿が目に浮かぶ。
女塚の過去帳の
「嘘も方便!」とか「英雄、色を好む!」
とかのエクスクラメーションマークになんかワロタ。
816 :
吾輩は名無しである:2005/05/05(木) 00:30:27
age
作家がバカでもいいんじゃないの?
こういうバカな作家の小説を読んで、こういうバカな人間にはなるまい、と
思ってればいいじゃない。それも文学の役割の一つだ。
長吉ガンバレ!
私小説やめたキミはつまらないぞお〜
雑誌「新潮」6月号に新作「阿呆物語」が掲載されてるが
最後のページに「この作品はフィクションで、
実在のz(以下略)」と書いてありました。
三笠山が一番好き
821 :
吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 03:38:50
ねたがつきたんだろ('A`)
822 :
吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 20:49:44
>>820 同意。
しかし最後のまぐあいで「抜かずの三発」をやってしまう辺りは笑った。
赤目でもたしかやっていたよな。
長吉のこだわりなんだろう。
在日sage
俺の一番は漂流物だな。佳作だけど病醜のダミアンの話(タイトル失念)もいいな。
こん中でハンセン病の施設行ったことある人いる?
心中事件の生き残りの片割れのことを何というのですか?
826 :
吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 00:19:28
車谷チョン吉
こいつ在日ヤクザでそ?、ほんまもんの
私小説作家廃業宣言したあとの作品、どれもまったく面白くないのだが…。
今売っている「文藝春秋」のも面白くも何ともない。
廃業してからどの作品も最後まで読み通してないわ。
毒を噴霧しない長吉はアレフになったオウムみたいなもん。
これからは私小説は西村クンとかいふ人にがんばってもらおう。
塩壷の匙一冊でいいや
346 :吾輩は名無しである :2005/04/23(土) 17:23:22
>>343 朝鮮人の小説ってほとんどその手のものしかないらしい。
在日の車なんとかっていう作家も
自分の両親を私小説で糾弾して父親を狂い死にさせた。
まじですか
age
833 :
吾輩は名無しである:2005/07/26(火) 20:03:43
教育に出てるからあげとくね
新作出してくれ。
最近何かに載っていた大工の話読んで人いる?
836 :
吾輩は名無しである:2005/09/20(火) 23:08:21
この人すごいらしいね
「私小説」を標榜する時点で「大御所」丸谷才一に嫌われたも同然だろうな。
838 :
吾輩は名無しである:2005/10/04(火) 23:38:46
ドラゴン桜に出てた品川徹さんの日記に長吉のこと書かれてた
839 :
吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 00:08:07
840 :
吾輩は名無しである:2005/10/06(木) 22:32:51
>>839 うん数学教師の役やってた人
書かれてたといっても最近じゃなくて7月くらいだけどね
841 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 22:28:31
群像age
842 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 22:15:43
「雲雀の巣を捜した日」age
843 :
吾輩は名無しである:2005/12/07(水) 06:41:50
私小説って、自分の体験を書くんでしょ?
想像で書いてるわけじゃないんだから、何がすごいのか全然わからない。
844 :
吾輩は名無しである:2005/12/07(水) 06:47:50
>>843 自分の体験であれ何であれ、ものを書くときには、想像力は
フル回転するのだ!
想像力というものについて、もう少し考えてから出直すこと。
845 :
吾輩は名無しである:
>>843 車谷はほとんど脚色してるよ。
「虚点」のない小説はダメだと、本人がエッセイで
さんざん主張している。
自分の体験だけを綴った過去の私小説は否定している。