文学理論

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952吾輩は名無しである:05/02/21 00:14:05
21世紀の文学理論テーマは「人情」!
953吾輩は名無しである:05/02/21 00:16:43
皆なんで理論の中身を言わないんだよ。
ところで、語り手と作者は違うはずだよな?
954吾輩は名無しである:05/02/21 00:17:46
>>952 『人生劇場』ですか。青成瓢吉、燃え〜とか。
955吾輩は名無しである:05/02/21 21:27:30
>>947
> 理論は実践(実作)を産むためのものではない。
それはそうだが、理論と実作が影響しあうというか、反目でもいいけど、
そういう関係にあこがれたりしないか?
ジャンルは違うけど、戦後アメリカのミニマリズム美術とマイケル・
フリードの「芸術と客体性」(アキラックス編集の「モダニズムのハード・
コア」所収)とか。
その時代が幸福だっただけとか、そういう関係を持てたんだという
認識自体が幻想だっていわれたらそれまでだけど。
956吾輩は名無しである:05/02/22 22:17:56
あこがれない。そんなロマン主義は止しにして欲しいな。 >>955
957955長文スマソ1:05/02/23 00:16:13
では煽りではなく、喪前の考える理論と実践の関係を聞かせてほしい。
漏れは最近理論と実践についてもっぱら考えているので、その参考に
したい。

漏れは理論というより理論的な批評の事を念頭においてるのだが(先の
ミニマリズムとか。日本の文芸批評では適切な例が思いつかん)、批評は
多くの場合単純に時間的には実践の後追いなわけだけど、美術史のジャンル
では、戦後アメリカの美術批評にグリンバーグという批評家が現れて、
「絵画はその形態からして平面的であり、マネ以降より平面的であること
を目指してきたし、今後も目指すべきだ」と唱えた。ここで言う「平面的」
とは、遠近法的でない、奥行きのないキュビスムとかフォーヴィスムを
指すと考えてもらっていいが、グリンバーグ以降現れたミニマリズム
(文学のミニマリズムとは少し違う)の芸術家はこれに基づいて、人とか動物
とか、何かを象った彫刻じゃなくて、ワイヤフレームのような作品を作り出
した。絵画が平面を目指すべきであるなら、彫刻は、それが立体的である
ことを、奥行きを感じさせさえすれば、より彫刻らしい彫刻になるのだと。
グリンバーグはその理論的影響力によってアメリカ美術界の覇権を握った
後、その立場を利用して作品の展示の仕方を指示したりした。理論的な
影響の外で社会的権力をふるったということに関しては彼の罪を責める
向きもあるけど、ミニマリズムの作品自体は美術史の成果として認められ
てる。
958955長文スマソ2:05/02/23 00:18:27
これは理論的批評と実践が実り多い関係を持ちえた稀有な例とは言えない
かな。日本の文学史にそれがありえたかとか、ましてそれを漏れが実現
できるとかではなくて。漏れが言いたいのは、単に批評家がこういう
作品を作るべきだと言ったら作家がそれに従った、あるいはそれに反対
したとかいう話じゃなくて、グリンバーグ無しにはおそらくミニマリズムは
ありえなかったし、多分ミニマリズム無しにはグリンバーグがそれほど
偉大な批評家として認められることもありえなかったのではないか、という
共犯関係なんだけど。
グリンバーグの「正しさ」を証明するかのようにミニマリストが作品を
制作したという歴史は、批評家と作家が理論的なレベルでお互いを高め
あったという例としてうらやましいと思う。それが漏れのおつむでは
可能ではないけれども。

なんか遅れてきたタバスコになってるみたいでいやだけど…。
959吾輩は名無しである:05/02/23 00:34:15
>日本の文芸批評では適切な例が思いつかん
それは文学史を知らないから。
自然主義時代の島村抱月・長谷川天溪らの批評と花袋らの実作、
プロレタリア文学全盛期の青野季吉・蔵原惟人らの理論と実践活動、等々。
でも、特に後者は無残な結果を生んだだけ。
960吾輩は名無しである:05/02/23 00:44:11
955はミスリーディングだから正確を期すと、
グリンバーグ本人はミニマリズムを嫌っていた。
ここで興味深いのはむしろ、
一批評家の思惑を超えた形で、
理論が実践に対して生産的に働いたという事。
961吾輩は名無しである:05/02/23 02:38:40
理論は、理論的実践でなければならない、
――と、アルチュセールなら言ったはず。
962吾輩は名無しである:05/02/23 02:40:40
理論もまたそれ自身で実践である、ってことね。
963吾輩は名無しである:05/02/23 21:57:10
理論が理論的実践でなければならない、の理由は?
964吾輩は名無しである:05/02/25 19:30:43
口ばかり達者でも革命が起きないから。
965吾輩は名無しである:05/02/26 00:11:07
単純に言ってしまうと、現在一般に言う文学理論というのは、
要するに批評のための理論なわけ。
そうすると理論に対応する実践は、
個々の作品の分析や解釈ということになる。

かつては小説理論と呼ばれるものもあったけどね。
966吾輩は名無しである:05/02/26 02:17:05
なるほど。
オマイの理論書はオマイの理論と乖離してるな、とか
突っ込まれたりすることがあるのかな。
でも、理論と実践は別物ってことでいいような気がするな。
理論の場合、実践の場合における作品に相当するものを
設定できないこともありそうだし。
967吾輩は名無しである:05/02/26 10:11:19
>>959
現代でもその試みは失敗に終わるだろうか?
失敗した原因が除去できれば、小説作法が昇華された
文学理論(小説理論でもいいけれど)が確立できるんじゃないかな?
968吾輩は名無しである:05/02/26 10:57:42
「理論」に則って創作すべきものではない以上、無駄無駄ァ。 >>967
969吾輩は名無しである:05/02/26 13:55:54
>>968
「則る」必要はないが、既存の理論による解読に耐えうる作品
でなくてはならない。つまり、理論を先回りしてだしぬくためには
理論を知っている必要がある。
970吾輩は名無しである:05/02/27 20:42:45
星を動かす事ができないからといって、天体力学が不要というわけでもないしね。
971吾輩は名無しである:05/02/27 23:46:14
まあちゃんとした理論ならいくらあっても無駄にはならないよね
972カルスタ最高!:05/03/04 06:53:28
カルスタ最高!
973吾輩は名無しである:05/03/06 02:51:32
スガ先生ーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
974吾輩は名無しである:05/03/06 07:13:29
カルスタなんてベンヤミ(ry
975吾輩は名無しである:05/03/07 05:04:03
976吾輩は名無しである:05/03/07 05:04:32
977吾輩は名無しである:05/03/07 05:05:09
ぐらい
978吾輩は名無しである:05/03/07 05:05:37
てめえら
979吾輩は名無しである:05/03/07 05:06:06
辻は糞
980吾輩は名無しである:05/03/07 06:30:18
盗む
981吾輩は名無しである:05/03/07 06:38:04
エンプソンのちんぽ
982吾輩は名無しである:05/03/07 06:40:35
ちんぽ
983吾輩は名無しである:05/03/07 06:43:03
一生を終える
984吾輩は名無しである:05/03/07 06:44:01
カントリーを終える
985吾輩は名無しである:05/03/07 10:48:36
この名スレももうすぐdat落ちします。
log保存したい人はいまのうちにどうぞ。
986吾輩は名無しである:05/03/07 20:03:34
>>3
日本人の手になる、日本人のための文学理論の入門書はありませんか?
987吾輩は名無しである:05/03/07 20:04:47
>>986
TEのような感じのもので、というのを忘れていました。
988吾輩は名無しである:05/03/07 20:05:50
>>986
森本浩一さんとかは?
めずらしく分析哲学系の理論家
989吾輩は名無しである:05/03/07 20:05:56
日本人のための、ってところが不明。
日本文学研究用?

それより次スレはどこ?
990吾輩は名無しである:05/03/07 20:09:04
このスタイルで、
万葉集、源氏物語、枕草子、・・・、漱石、鴎外、・・・、谷崎、三島、川端、大江、・・・
のような系譜を連続的に解説したものが読んでみたいのです。
991吾輩は名無しである:05/03/07 20:10:47
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992吾輩は名無しである:05/03/07 20:11:02
>>988
ありがとうございます。探してみます。

>>989
日本文学研究用ということです。
993吾輩は名無しである:05/03/07 20:11:28
中村光夫なんてどうでしょう?
994吾輩は名無しである:05/03/07 20:12:15
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995吾輩は名無しである:05/03/07 20:13:02
ちょっと古いけど『読むための理論』
996吾輩は名無しである:05/03/07 20:17:20
>>992
ttp://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%90X%96%7B%8D_%88%EA/list.html
森本浩一[モリモトコウイチ]
1956年熊本県生まれ。東北大学文学部哲学科卒業。
同大学大学院文学研究科博士後期課程ドイツ文学ドイツ語学専攻単位取得退学。
横浜国立大学教育学部助教授等を経て、現在、東北大学大学院文学研究科教授。
専門は、文学の理論

言語哲学ですか。
「解釈の賭を通じて生み出される合意。」ってのは面白そうだけど、
日本の文学理論の入門書としてはどうなんでしょうか。

997吾輩は名無しである:05/03/07 20:19:18
理論ならば国や言葉を越えて援用できるのが普通じゃないの?
わざわざ日本の、ってつける必要があるの?
998吾輩は名無しである:05/03/07 20:19:59
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999吾輩は名無しである:05/03/07 20:20:46
>>995
ありがとうございました。
ttp://www2a.biglobe.ne.jp/~kimura/kenkyu1.htm
共著ですね。意見の統一が図れていますでしょうか?
1000吾輩は名無しである:05/03/07 20:21:37
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