島崎藤村

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592吾輩は名無しである:2008/05/20(火) 19:41:38
夜明け前の一部を読み終わった
つらつら描いてあるだけで、いまだにテーマが掴めない
既に買ってしまった二部
凄く眠そう
家は面白かったのになあ
593吾輩は名無しである:2008/06/21(土) 22:13:57
筋や展開に寄りかかった読み方を止めるといい。
594吾輩は名無しである:2008/07/06(日) 15:47:13
我が魂は暗くさまよう

という一文のあるタイトルありますか?
595吾輩は名無しである:2008/07/26(土) 03:48:38
破戒の結末について色々言われているが…
あの結末でなければ傑作とは言えない。手をついて告白する所も同様に。
差別的だとか、部落解放同盟の人達は好んでいないとか言ってケチつけてる奴等は馬鹿じゃねぇのか?
僕はリアリズムだと思う。現実的に考えてあの場面で丑松が裸になって俺だって人間だ!と叫び廻ると思う?(ルーキーズみたいな展開しかわからない馬鹿)手をついてあやまったのはそれだけ現実に対しての
596吾輩は名無しである:2008/07/26(土) 03:49:41
の怖れや不安、丑松の骨の髄にまで染み込んだ俗世間の差別思想がそうさせたんだろう。だから切実で感動するのさ。
あの場面が違っていたら空虚な理想主義に堕していただろう。
ただの小説に空気の色まで見せる藤村はやはり日本で最初の近代小説家であり、唯一の文豪である。
597吾輩は名無しである:2008/07/27(日) 05:09:34
芥川も谷崎も佐藤もみんな藤村の作品も人柄も嫌ってたが
なぜか漱石だけは「明治最初の小説家」と褒めてたんだよね

ただその褒めてくれた漱石に対して、亡くなった時
冷たい反応をしたらしい・・・そんな性格だから嫌われて当然かw
598吾輩は名無しである:2008/07/27(日) 05:22:54
奥さん死んで、藤村の身の回りの世話をしてた姪と肉体関係
姪のお腹ポッコリ
やべー藤村ピンチ
フランスにとんずら
したら大戦はじまってこっちもやべー
帰朝、なんか小説書かなきゃ
すんません、実は姪とやっちゃいましたへへ
と告白したのが小説「新生」
これ読んだ芥川は、藤村は偽善者と唾棄

599吾輩は名無しである:2008/08/18(月) 03:01:01
藤村の短編集で旅を読んでるんだけど、解説サイトとか本ってどっかにない?
600吾輩は名無しである:2008/08/20(水) 15:38:53
藤村が嫌われてたというソースは色々あるけど、包括的なのは多分これだな。
この対談のこの部分、面白くて何度も読み返して一人で笑ってる。

(昭和二十三年十一月の小林秀雄と正宗白鳥の対談より)
 
小林 僕はあのスタイルは好きじゃない。(以下略)
正宗 あの人は訳がわからずに偉い人と思われてたな。僕なんか
   初めて会った時に今日は偉い人に会ったという気がしたな。
   なにか態度が偉そうで、あまり口もきかないから、いかにも偉いような。

小林 そういうところが、嫌いな人には嫌いなんだけれども。
正宗 そうなんだ。このあいだ信濃毎日で座談会があって、
   辰野隆、中野好夫なんかが出て、辰野君は藤村が嫌いだといっていた。
   大嫌いだと断言していたな。僕は嫌いだという説にも同感するんだ。
   あの人柄がおもしろくないしね。だから、一方で非常に崇拝すると共に
   一方であの人はひどく嫌われる。同じ明治学院出身だけども、岩野泡鳴
   なんかも非常に嫌ってた。二人は嫌い合ってたな。
    
601吾輩は名無しである:2008/08/20(水) 15:48:23

小林 菊池寛さんなんかも嫌いでしたね。そんな事を言ってました。
正宗 ええ。芥川も嫌ってた。

小林 正宗さんはそういうところは
   藤村の表面に過ぎんというお説なんですね。

正宗 ええ。態度だな。ぶった態度。ちょっと厭味な態度・・・・・
   だけどもあれは生まれつきだからな、仕方がない。
   それから谷崎君もやはり藤村が嫌いだという。
   それは谷崎君は嫌いでしょう。ぜんぜん正反対のものなんだから。

602吾輩は名無しである:2008/08/20(水) 15:52:37
小林 志賀さんなんかも嫌いなんじゃないでしょうかね?

正宗 嫌いでしょう。志賀君は何でも嫌いだね。潔癖で・・・・・・
   あれもおかしいと思うな。若い者にしても、ぼくなんか読んでみて
   若い者は若い者で偉いと思うな。相当にやってるんだからな。
   明治以来のものとくらべて劣ってはいないね。むしろ明治文学なんて
   今からみればつまらないものが多い。それは今のほうが進歩してるね。
603吾輩は名無しである:2008/08/20(水) 16:13:51
初恋を記憶のままに諳んじてみる。

まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えし時
前に刺したる花櫛の
花ある君と思いけり

うーん、いい詩だね。
604吾輩は名無しである:2008/08/20(水) 20:45:26
不器用な人だな
小説も生き方も
605吾輩は名無しである:2008/09/09(火) 02:14:21
破戒 買いましたよ〜wktk
606吾輩は名無しである:2008/09/22(月) 23:47:22
>>390
信州、木曽路の宿場町、といったイメージを世間にはこわされたくない
と思ってるのは少数派 
大部分は「藤村?信州だろうが岐阜だろうがそんなかわらんだろ。これからは
岐阜の藤村ってことで」とか思ってる だからこそ合併しちゃったんだね
607吾輩は名無しである:2008/10/11(土) 01:36:11
ほしゅ
608武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2008/10/11(土) 01:42:05
>>604
器用な人だと思うよ。小説の売り出し方も心得てるしさ。
姪に対する対処も器用だよ。不器用な人間ならああ言うやり方はしねえだろ、やっぱ。
609吾輩は名無しである:2008/10/11(土) 17:42:45
うざい
610吾輩は名無しである:2008/10/11(土) 17:55:30
舞踊はウザいが>>608は別にウザくない。
611吾輩は名無しである:2008/10/14(火) 14:40:11
>608
同意。
稀代の文豪でっせ。
海千山千ですわな。
612吾輩は名無しである:2008/10/16(木) 14:17:21
最初の小説が文壇から攻撃されなければ、もっとマシな人生だったろうか?
それとも並みの作家で終ったろうか
613吾輩は名無しである:2008/11/06(木) 16:56:27
もしかして夜明け前って全部で四巻あるんですか?
614吾輩は名無しである:2008/11/07(金) 09:50:58
うん
615吾輩は名無しである:2008/11/08(土) 01:30:44
いまgyaoで市川崑監督の破戒(1962年)をみられますね
616いつか:2008/11/08(土) 01:35:16

 とーそーん VS しまむら(ファッションセンター)

 手堅いな。ガチだよこりゃもう
617吾輩は名無しである:2008/11/16(日) 02:22:43
613
実質はそうなんだけど
第一部上・下
第二部上・下
でそもそも巻はない。
618吾輩は名無しである:2008/11/16(日) 03:26:54
老獪な偽善者(芥川龍之介)というのが一番当たっているな
とはいえ、作品は捨てたもんじゃないよ
いつから作家は聖人君子でなければいけなくなったのだろうか?
619吾輩は名無しである:2008/11/17(月) 16:01:42
たとえば芥川のひとくれの土なんか
いったい芥川は何を解って書いているのか
思わせぶりな物語はひとを惑わせているだけじゃなく
自身が迷っているのを誤魔化しているだけじゃないの?
姪を抱いちまった藤村のほうが罪を知っているに決まってるだろう?
620吾輩は名無しである:2009/01/14(水) 01:36:36
向町って今もあるの?
621吾輩は名無しである:2009/01/26(月) 04:21:00
僕の先祖様だw
っても姪と関係持ったりして…なんかリアルで嫌だ
作品はよまない
622吾輩は名無しである:2009/01/26(月) 04:32:41
なんか苗字が二つ並んでるみたいだな。
623吾輩は名無しである:2009/01/26(月) 22:43:53
島崎と藤村の合作ペンネームだぜ
624吾輩は名無しである:2009/02/14(土) 21:56:26
>>602
莫迦な座談会をしたものだなあ。自分たちがつまらない人間だということ
を暴露して、自分たちの愚かさを末代まで垂れ流しているとはね。
625吾輩は名無しである:2009/03/23(月) 15:40:36
潔癖な若者か…

偽善の何たるかを知れよ
626吾輩は名無しである:2009/03/28(土) 04:12:07
>>621
藤村は親族の間ではどういう評判なの?
でも親族(兄弟?)にも詐欺とか犯罪を犯した人が何人かいたと聞くし。

今も生きてる人で「生藤村」に接したことある人っている?
627吾輩は名無しである:2009/03/28(土) 04:13:41
没後67年じゃさすがにいないかな
628吾輩は名無しである:2009/04/10(金) 23:30:37
ようやく新潮文庫の新生を古本屋で250円で見つけて来たんだけど
岩波文庫の新生はネット販売のサイトで13000円もするんだとか
なんでだ?数が少ないの?
629吾輩は名無しである:2009/04/14(火) 15:04:05
青空で読んどけ
630ハマーミー ◆mQW1TeUFG6 :2009/04/27(月) 16:40:57
性欲
631吾輩は名無しである:2009/05/27(水) 03:02:55
初めて読んだのが「家」。
内容が「暗夜行路」とかぶるけど、
藤村のほうが率直に感じられ、瑞々しく、心地よくエモーショナルで、はるかに共感できた。
ざっと眺めた限り、このスレではあまり話題に上っていないようで、
不思議であるとともにとても残念。
632吾輩は名無しである:2009/06/25(木) 14:30:22
「新生」の本が欲しいけど絶版で古本しかない
再発行して欲しい
633吾輩は名無しである:2009/09/05(土) 21:03:49
暗夜行路は漱石へのオマージュじゃないの?
634吾輩は名無しである:2009/09/21(月) 23:09:43
家をどう読んだら暗夜行路とかぶるのか知りたい
635吾輩は名無しである:2009/09/26(土) 00:23:05
新生か。ダンテにもあるね。
636吾輩は名無しである:2009/10/18(日) 23:10:30
はあ
637吾輩は名無しである:2009/12/23(水) 22:31:19
同和問題に関心を持って、破戒を初めて読みました。
全く感動出来なくて、ぇー・・・?というような読後感が残りました。
大日向騒動で下宿を出るまではいいけども、猪子に傾倒していったり、
丑松はお父さんの気持ちを全く理解していなかった青臭い奴だと、そればかり鼻について、
噂が立つに至っては、自業自得じゃん、、という気持ちしかありませんでした。
むしろあの状況で同和の人という噂が立つのがなんか不思議で、丑松の態度からすると
まるでどこかで犯罪でも犯して逃げてきているとか、統合失調症の始まりとか、そういうイメージを持ちました。
土下座も誰に向かってしているのかよくわからず、何故エタですみませんなのか?
猪子に傾倒していたのなら、もっと他の告白方法があったのでは?
こんな土下座じゃあ、まるで公開リストカットみたいだとか・・・。
言われた生徒はあれをされたら受け入れるしか他の方法は無いと思いますし・・・。
トサツ場の人の描写とかもめちゃめちゃ差別的で、びっくりしました。
読んだ後、どうしてこれが同和のバイブルになるのだろう??とwikiを見たりして、
同和の人達もこれは好きでないと知り、ぁぁー・・・と思いました。
丑松は同和故に追い詰められていったのではなくて、
高すぎる厨二病的自意識や逆差別的感情が周囲と齟齬を起こして破滅したようにしか自分には感じられません。
こういうことをリアルで言うと、「その無理解が差別だ」と言われそうですが、
感じた感想としては、嘘偽りなくこの気持ちでした。
638吾輩は名無しである:2010/01/24(日) 12:14:24
厨二病的感想文を長々乙
迷惑だからマジでチラシの裏とかに書いときましょう
639吾輩は名無しである:2010/06/09(水) 22:30:33
末娘の柳子さんってまだご健在なんですか?
640吾輩は名無しである:2010/06/09(水) 22:40:31
孫娘の徳田章子さんはお元気にしてますかね?
641吾輩は名無しである
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