【正しい】小論文の書き方・質問スレッド【書き方】

得意な方、後はお願い。

とりあえず、基本を教えてください。

>>1>>2
じゃあ、添削してあげるからまず書いてみ。
何はともあれ書くこと。マニュアルなんてない。
テーマはわたしが受験生時代にやったもののなかから、
・・・うーん、よしこれにしよう。
あなたの独創性・文章構成力を100点満点で判定します。

【問い】以下の設問のどちらかに答えよ。どちらも解答した場合は
得点の良かったほうを採用する。

設問（１）もしもドラえもんの道具を使えたとしたらあなたは何をするか。
800〜1200字で論じてください。新しいドラえもんの道具を考え出しても
構いません。なお、字数は多少の過不足があってもよいとします。

設問（２）歴史上の有名人が現代の若者を見たらどう思うか。800〜1200字で
論じてください。一行目にその人物の名前を書くこと。（文学板なので）文学者
ならばのぞましい。なお、字数は多少の過不足があってもよいとします。

１さん以外のチャレンジャーも受けつけます。
模範解答、および詳しい解説は後日。では！

作家志望崩れが自分の学生時代の恥を「模範」と称して晒して
くださるそうです。拍手！

（２）で。
　かわいい子がいない。もっと下ぶくれで、一重で瞼が腫れぼったいおなごはおらぬか。

とりあえず削除依頼の出し方から魔何らどうやろ過。

１は工房か浪人生だろ。
こんなとこで高卒美香に聞くより
参考書読んだ方がなんぼかまし。
今すぐ回線切って本屋逝ってこい。

＝＝＝＝＝＝＝終了＝＝＝＝＝＝＝＝＝

>>1さんが今うんうんと苦心しながら解答を作成しているのだと信じているからね。
まさかスレを建てるだけで、あとは親切な住人がヒントを教えてくれるなどと
考えているようならそれはまずい。まず落ちる。そういう甘えた根性ではね。
それとわたくしの話。わたし実は小論文の成績がかならずしも良かったわけでは
ない。むしろ悪かった。小論文って受験生の自由な個性を尊重しているように
見えるけど、実は正反対。思いっきり制限がかかっているとても不自由なもの
なんだよね。たとえば「マジメに社会を考えています」というポーズは前提
としてなくてはならないもの。（２）でヒトラーを選択するとする。そして、
このような下らない問題を考えて、わずか1200字ほどの文章で受験生の
資質がわかるなどと得意になっている問題作成者をガス室送りにしたら
もっと若者が輝ける社会ができるだろう、なんて答えるのは禁じ手になるわけ。
わたし個人としてはそういう解答は好きなんだけど。だから点数は２通りつけます。
大学受験としての点数と、もうひとつは美香評価。どっちも高いこともあれば、
どっちも低いこともある。片っぽだけ特別に高いというのもありうる。
小論文についてはそんなふうに思うのです。

あと最後に少し制限をかけておきますね。
（１）で使えるドラえもんの道具はひとつだけ。
（２）はややこしいので故人に限定します。
>>1さん以外に、こういうネタにネタとわかりつつあえて食らいつく変人は
いまの若者にはいないのかな。さみしいかぎりである。

>>9
おまえ、もういいって。
つまんないから。

>>10
おまえも、もういいって。
つまんないから。

ドラ・ハッ・パー！！！

これは俺が行使し得る最大級の怒りと侮蔑の表現だ。
俺はこの言葉を本当にクソスレだと思った時にしか使わない。
いや、一生使わないと決めていた。しかしこのスレにはこの言葉を
もって相対するしかない。俺の我慢にも限度と言うものがあるのだ。
心あるならば、この言葉に込めた俺の怒りを噛み締めて欲しい。

ああ、今日もよくつれた。

おもろない

おもろない

美香って何様？文学板に板違いスレを立てた>1よりも美香のほうがむかつく

美香って何様？文学板に板違いスレを立てた>1よりも美香のほうがむかつく

美香って何様？文学板に板違いスレを立てた>1よりも美香のほうがむかつく

>>18
美香は２ちゃん文学板で有名なコテハンです。
ご自身で言っておられました。

>>19
漏れも友達にそう言っています

>>19
漏れも友達にそう言っています

美香はもう少しおとなしくなればいい。かわいいんだから。

豚だよ、豚。美香は豚

美香はかわいいと言うよりは美人だと思う。

顔が見えないと想像力がひろがっていいね

創作文芸で

























やらないでくれ。

うき！

というか、小論文の書き方指導の名著を挙げるスレでいいだろ。
一般書籍板か・・・？

添削しる

受験板に池

小論文って言い切りの形でてきとうにそれなりの主張しておけば点呉れるよな。
具体例挙げたりして。

いや、ほんとに。

d

結局>>1は負け組なわけか。

>>33
おまえの仲間だな

＞美香
もしかするとボクに書き込ませる魂胆なのかも知れないが､
上がってなきゃこんなスレ､気付く筈もないじゃないか｡
｢育ち盛りは食べ盛り｡胡麻の健康､あぁーらよ､出前一丁！!｣
てなかんじで､起きぬけに書いてやったぞ､２）だけ｡ｺﾞﾙｧ
所要時間は 3omin.てとこかな､推敲はしてないよ､ごめんね｡

ちなみに｢意識の流れ｣スレの近くにあったから気付いたんだ｡
ﾌｨﾈｶﾞﾝスレじゃ趣味悪いとか云われたっけな｡（ｗ

三島由紀夫の場合

彼等はあたかも粒子の粗いモノクロムを補うかのように麗色を施した､
およそ二次品でしかないフィルムを好むのであった｡そこで登場人物は
血気にはやる過ちを犯し､そうすることがさも当り前であるかのように
悔悛してしまう｡彼等の面前で荒筋はとうに出来上がっているのである｡
追々その筋を認め､確かめ､そして好み､人物の上に自らを投射する｡
間違いない､劇的な人生などという誰の眼差しに捉えられたところで
珍奇に映えるでしかないものは､あらかたあちら様に委せておくのが
好いのだ｡｢ええい面倒だ｣とばかりに斬って棄てる辻斬りの後姿など
理解に値いしない｡自らを見てくれている者を斬り棄てることに等しい
だろう｡まさに佯狂を見詰める視線がここにあると云っても良い｡場末の
ファミリー･レストランにてW.C.に篭もり､鏡と向きあい､頭を掻き毟っては
一言きり｢生きられない｣と呟くのが好い｡取っ手を圧し､何喰わぬ顔で
仲間の許へと出向けば構わない｡｢誰にも自分の気持は判らないんだ｣
と吐き棄てて､気取った俳優がここにまた一人誕生したではないか｡
また追体験してゆくことに馴らされているため､感覚は鈍磨している｡
総じて悲哀に疎いものだ｡――リビドーがその対象にしがみついていて､
その代わりの用意ができても､失われた対象を容易なことでは諦めまい
とするということ､つまりこれが悲哀というものなのである―― これは
フロイトの『無常ということ』からの言葉ではあるが､全くもって彼等の
群像に通ずるものと思われる｡彼等は殊勝に対象へしがみつく必要など
見ないだろう｡なぜなら彼等は膨大な劇の蓄積であり､そしてそれを
使い回すようにとの綱領が組まれており､ために自らの外 対象を見ない｡
愁然と振舞うべき時来たれば､二次品に貶められた悲哀のロマネスクを
念入りに引き出すまでであった｡悲哀の影は彼等に落ちることもない｡
如何にしてさり気無くクリシェを用いるか､それこそが今日の死活問題である｡
そして今日も模倣に尚更妥協を重ね､取澄ました顔付きから勿体つけた
不平を洩らす｡いちどきりの深いあじわいに拘泥わることなど､知らない｡
仮面(ペルソナ)の捏造に罪を問うすべを私は知らない｡

うをお､ﾄﾞ･厨房だ・・・

こりゃひどい｡いくら起ぬけの文章とはいえ三島にしちゃ､あまり自虐的だわな｡
引用は暗誦だからアテにならん｡人文全集第三巻に収まっているのは確実｡
でも文献考証は無論のこと､前後の叙述さえ覚束ないのが本当のところで｡
まぁ､そこいらの眉唾加減も 由紀夫ｃｈａｎ☆テイスト なんだけども､ねえ｡｡
仮にも論文の名を冠したものを書かされる訳だから､マズいと思うんだよなぁ｡
よほど遊び(｢酔って｣でもいいよ！)感覚で書いたから､寛赦のほどを宜しく
たのんますわ｡てか､医学部の小論は全然チガウし.... （ｗ

個人的に五行目って実は投射という言葉を挿入したかっただけなのではないかと
書いたそばからして疑っているんだよ(これは読解を妨げるのであぼーん推奨だな)｡

１）だけど､ボクはドラえもんが大ｯきらいだから書かないよ｡
もし書くとすれば､やぱ追憶することに焦点をあてるかな｡
カートゥーンの可能性をフルに活かせばいいだけの話で｡
劇中劇じゃないけど､多重構造にすればいいんでねーの｡
自分だけの漫画を道具に作ってもらうの(読むと消える)｡
そうすりゃ失われた時を求めてがネタとして使えるし！（ｗ

じゃね！! 後､酒場の詩人はボクじゃないよ｡｡

【社会人の心構え】
このテーマに一週間悩んでます。
書き出しや流れを参考までに教えて下さい。お願いします。

情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ

これらを使うといいかもね
ただ俺がキーワードから思いついた言葉だが・・・・
参考にしてちょ

>>39
レスありがとうございます！
情熱・思想・勤勉さ　これらは間違いなく使わせて頂きます。

http://poetry.rotten.com/blonde/0006/

起承転結の
起の部分が出てこない〜
どんな書き出しにするべきか――――

巷ではnoblesse obligeが流行なんでねーの

起承転結というのは漢詩の形式であって、小論文とは何の関係もないんだよ

こら､美香｡ボクのレスへの採点はどうしたんだよ｡かけた時間が3o min.とはいえ､
ボクがあなたに書いたものという意味では､かけがえのない回答に違いあるまい｡
あんまりじゃないか｡ちぇ､ひどいや！!

べつに怒っちゃいないけどね(w

・・・｡

吾輩は猫である
の小論文を書こうと思ってるんだけど…どなたかアドバイスしていただけますか？
参考文献とか読みたいんだけど良い参考文献とかありましたら教えてほしいです。

>>35
ごめんなさい。１ヶ月近く気づかなかったや（ｗ
ボクのいう「酒場スレ」はいちおう全レス見ているから、
できたらあそこで教えてほしかった。わざわざ書いてくれたのにほんとごめん。
よーし、赤ペン先生、はりきっちゃうぞ！

なるほど臍を噬む思いだわ､こりゃ｡早速だけど､無茶苦茶加筆したひ｡。(w
未成年への１ヶ月弱にも亘る放置プレイは処罰対象ではないのでしょうか？
未成年の羞恥心にも気を遣ってちょ｡

・・・しかし朝早いねえ｡

>>36
ぶっちゃけた話だけど、わたしは東大文�Vに落ちて早稲田一文だからね。
そんなわたしがあなた、理�Vを目指しているあなたを採点できるはずがないのですよ（ｗ
採点者のレベルを超えています。きっとあたまの良いひとが読んだら
（あるいは「ボク」と似たような読書体験を経ているひと）わかるのだろうけど。

採点や批評ではなく個人的な感想しか書けないけど。
＞場末のファミリー･レストランにてW.C.に篭もり､鏡と向きあい､
＞頭を掻き毟っては一言きり｢生きられない｣と呟くのが好い｡
＞取っ手を圧し､何喰わぬ顔で仲間の許へと出向けば構わない｡
＞｢誰にも自分の気持は判らないんだ｣
＞と吐き棄てて､気取った俳優がここにまた一人誕生したではないか｡

ここがいいね。

>>50
ひょっとして「ボク」本人？
どうレスしたらいいか１時間以上考え込んでるよ・・・
何回も書いて消してを繰り返して・・・
で、とりあえず良いと思ったところを引用して(>>51)うーん、
さてどうするか（ｗ

>>36
ぶっちゃけた話だけど、わたしは東大文�Vに落ちて早稲田一文だから
と言うだけが自己主張の全ての女だからねｗ
じつは２４歳のひきこもりで、仕事もなく何ひとつ自己表現する場がなく
２ちゃんの文学板にこもって誰か餌にひっかかるのを待ってるだけの
毎日なんだけど「ボク」みたいな初心なのは最高なの！ｗ
しばらく遊んでよね、誰一人文学板では相手にしてもらえないから
朝早くから一日中張り付いてカモを待ってるのよｗ

＞場末のファミリー･レストランにてW.C.に篭もり､鏡と向きあい､
＞頭を掻き毟っては一言きり｢生きられない｣と呟くのが好い｡
＞取っ手を圧し､何喰わぬ顔で仲間の許へと出向けば構わない｡
＞｢誰にも自分の気持は判らないんだ｣
＞と吐き棄てて､気取った俳優がここにまた一人誕生したではないか｡

ここがいいね。 まるで私のことみたいだよ！ｗ

私はもう、周知の事実だけど
摂食障害に長い間苦しんできて、医者も何も信用できない女なのよｗ
東大を「落ちた」って、誰にでも言えるセリフってわかっているんだけど、
バカにされるとわかっていても言わずにおれない。
「東大理�Vを落ちたんだ」というヤツとか
「東大法学部だけど何か質問ある？」というヤツとか見ると、
ケッとか笑えるんだけども、自分じゃ言わずにおれないのよね、それ言う
と誰かがひとりでも振り向いてくれそうだからｗ

先に断っておくと､別に実体験じゃないからね｡そこは｡
多分800字ｷﾞﾘｷﾞﾘなんだけど､肉付けして読み易くしたかったな｡
畳み掛ける調子･リズムは損なわいように注意しつつ｡
三島由紀夫氏だったら､､､ のサンプルになってるのは多分､
川端康成作品集の選にあたったときに寄せた文章かな｡
サルトルとニーチェが一緒に引用されてたもんで､ビビッた(w

ボクは妖精のように可愛らしく純情そうに鬱屈した浪人生なのですが､
意外と単純でいいヤシなんだそうですよ｡某スレでは亡コテハンから
太宰好きと勘違いされ､あたふたした挙句､そのまま放置しました｡

名無しだと文体を変えてそこらじゅうで遊べるからいいなあ､と｡

あ､ちょと待って､レス付けるｗ

見られてるのはわかってるｗ
どーせ「自分語り」の垂れ流し…誰一人興味をもってくれないような
日常茶飯事とつまらないただの「感想」だけ・・・それしか
書けることがないｗ　だから
相手にして構ってくれる同類の駆動ｸﾝとかと
お互いに他の人から叩かれれば
即名無しになって「美香さんレスください」とか
「やっぱり美香がいい」とか、書くわけですｗ
バレバレなのはわかっているけれど、それでも止められない。
ビョーキだから、他に私のいるところはないから。文学板の
どのスレでも自分の日記のようにして、どうでもいいことでも
書かずにはおれない。自分のコテハンが
叩かれても、話題にされるだけで嬉しくてたまらないｗ
「ボク」のふりしてカキコして、自分にレスしたりもする・・・
狂っているのかと、時々思うわｗ
最近偽者が出るから、トリップも時々変えてるｗ　わかるかな？ｗ

とにかく
朝っぱらから、レスくれるアナタって好きよｗ>>56
私だってしょっちゅう名無しで遊んでるも〜〜んｗ
ＨＮで書いて、すぐ名無しになって自分にレスするのも得意、
私を叩いたﾔｼを尻目に「美香さんのレスがほしい」とか書くのｗ
すごく快感なのよｗ
最近は偽者が次々に出るから、先回りしてトリップも次々に
変えたりしているｗ　どんなことでも書けるから、楽しいよねｗ
私のはたいてい自分のことばっかしだから、バレてるのは確かだけどｗ

それで、時々元のトリップに戻るわけｗ
そうするといかにも真実味があるでしょう？
文章をわざと違えたりして・・ジエンよ、
ジエンの面白さしかないでしょ、２ちゃんなんてｗ
だからわざわざＨＮ付けて、トリップ付けて、トリップ変えて、
名無しでも書いて、それこそ自由自在に自己露出と演出ができるのよｗ

はぁ〜〜、
えらい喋りますねーーｗ

>>55
なんだ２ちゃんにきていたんだ。
たしかに名無しだとわからない。
ボクという一人称を使ってくれないとなると。

＞先に断っておくと､別に実体験じゃないからね｡
そうそう。難しいのはそこなんだよね。
三島氏を騙っているボクへの採点・批評・感想なわけでしょ。
じつはこれ河合塾でだされた問題なのです。
思えばずいぶんと採点者泣かせだよね。
なりかわったひとをよく知らないとならないし。

ちょっと待ってね。
そろそろ二日酔いのあたまが思考力を取り戻してきたから（ｗ

どうせ「ボク」も
誰かの罠でしょ？　わかってるわよ、釣り師の遊びだってｗ
それほどバカじゃない、いくら私だってｗ
残念ね、ひっかけられないでｗ

あの、ボクさ、偽者と本物のちがいわかっている？
釣られたら恥だよ。

とりあえずシャワーあびながら考えてきます。

＞名無しだと文体を変えてそこらじゅうで遊べるからいいなあ､と｡

名無しじゃなくても、遊べるよ、ﾎﾗｗ
変身用トリップ幾つもある…ｗ

＞とりあえずシャワーあびながら考えてきます。

これ、張り付くときのｾﾘﾌだから、覚えておいてね＞「ボク」ｸﾝ
あ、
アナタがもし釣り師だったら・・・いいや、しばらく釣られてあげてもｗ
どうせ一日中、ここ見張ってるんだからｗ
時々元のトリップで書くから、よろしくね、それは真実味を出す演出ｗ

あの、ボクさ、君が釣り師だってわかってるけど、
一応書いたのよ>>63はｗ
私を釣ったなんて、いばらないでねｗ
釣られはしないってのｗ
その為にＨＮ付けて、ﾄﾘｯﾌﾟも種々あるんんだからｗ
アンタなんかに釣られるわけがないってｗ　

>>66は　「ボク」ｸﾝへのレス、念のためｗ

いい加減にすれば？ｗ　ウザ過ぎ・・

どうも最近､キーボードの具合がイカレてる｡
タイプに五倍以上時間がかかるんだよ､すまんね｡

ボクには東大に通う元同級生が百人近くいるんだけども｡
百分率にして3�l未満なんだよ､高潔な理想を抱いているのは｡
語るに足るヲトコ逹は｡いくら集合の一部とはいえ､ね｡

ごめん､フリーズして長文レス消えちまったんだ｡
釣りじゃないよｗ

続きはリサイクルを決めた古本スレの方でどうぞ(sageでね)｡

>>36
90点
平岡公威は最後まで「三島由紀夫」を演じようとした、というのが
市ヶ谷自衛隊駐屯地における惨劇の理由だとしたらば、いまの若者は
むしろ何者かを演じることを嫌っているとする君の、いや三島の
指摘は鋭い。二重の構造がおもしろい。平岡が三島を演じたように
君も三島を演じ、なおかつ人生と演技についての若者の姿勢を評する。
君の意図は十分に評価されるものである。成功しているといえよう。
特にファミレスのトイレの描写は秀逸である。鏡にうつる自分。鏡の
まえにいる自分。あちらにいる自分が本当の自分ではないか。
「かくありたき自分」というものを想定する生きかたには好感がもてる。
しかしフロイトの引用はこの程度の分量の小論文では好ましくない。
というのも識者からの引用は得てして大学側の採点者＝大学院生
のコンプレックスあるいは虚栄心を刺激するので、君の答案の印象を
悪くしてしまう危険があるからだ。

完成された答案だが、ここで採点者の独り言でも書いてみよう。
自分のこの世での役はなんだろうと試行錯誤する若者像がある。
かつてわたしもそうだった。自分の役を知るためには相手の役を
知らなければならない。たしかに両親に振り当てられた役から、
わたしたちの役はほぼ決定されているともいえよう。だが、その
役を拒絶しようとするのが若さの特権である。するとどうなるか。
与えられた役を投げ出したら、どうしても他者を傷つけてしまう。
ならば天与の役で我慢するか。それだけは嫌だ！　この過程が
いわば青春期なのである。この矛盾が青春の別名なのである。

ところで君は「ハムレット」を読んだことがあるだろうか。
ハムレットは「関節のはずれた世界」を修復する役割を与えられた。
実の父を叔父に暗殺され、こともあろうか実母がその叔父と
結婚してしまう。その息子としてのハムレット役。彼はすぐ行動に
でない。でることができない。叔父を殺すことができない。
そこで試行錯誤をするのだがその長いこと。この迷っている
過程が「ハムレット」という劇の主内容なのである。ということは、
そう、ハムレットはまさに青春を描いた物語になるわけだ。
最後、ハムレットは「スズメ１羽が落ちるのにも天の摂理が働いて
いる」との悟りに達し、叔父への復讐を敢行する。自らの役割に
従ったのである。これを青春の終焉、中年期への移行とするのは
いささか乱暴だが、そう言えなくもない。

浪人生として君はいま自分の将来への不安、迷いに襲われている
のではないか。心配することはない。君にも天与の役割が周到に
用意されている。しかしそれはハムレットのように試行錯誤の結果、
初めて得られるものなのである。若い君にはどんどん色んなものに
チャレンジしてもらいたい。
最後に君にある言葉をささげよう。「ハムレット」から。

「いま来るなら、あとには来ない。あとで来ないのなら、いま来るだろう。
いま来なくても、いずれは来る。覚悟がすべてだ。
生き残した人生のことなど誰に何が分かる」