>>931 それはあるよ。
昔の人は語学力がすごかったから(必要があったわけだけど)
原文で読んでたからファウストをよく理解できて、
ファウストが一種のステイタスにもなり、ファウストは重く扱われた。
戦後、ファウスト(に限らないんだけど神曲とか)が
たいして人気にならなくなったのは、日本人の語学力の衰退に
あることは否めないね。
ま、それ言ったら詩全般にいえることだけどね。
というより自己陶酔してる奴を否定したいだけに見えるんだが
>ゲーテ「ファウスト」を語るスレ
おぉ! 2chにもこんな高尚なスレがあると思って驚いたが
その レスの内容は (トホホホホ
935 :
吾輩は名無しである:2009/08/03(月) 11:44:32
「2chにも」と考えたときの君の直感が正しかったわけだから喜べw
936 :
吾輩は名無しである:2009/08/03(月) 11:47:21
いや、人を見下しているやつがいるのは事実だろ。
ちょっとでも自分の頭のよさ(実際は悪そうだが)を
表明するチャンスを逃さないとしているような阿呆がよ。
こんな言い合いしてたらゲーテが泣くぞ
よくわからんけど
泣かしたれや
はるすぎて なつきにけらし ちゆうばうの あほさらすてふ にちやんねるかな
閣下なら2chで「ファウスト」が語られた時点で泣いてるよ。
カール・アウグスト閣下だろう
いいや、ヴェルナー・メルダース閣下に決まってるだろ!
メルダースは将軍になってなかったorz
945 :
吾輩は名無しである:2009/08/11(火) 00:29:22
「ぶっちゃけ」って使われててビックリした
最近の言葉だと思ってたわ
946 :
吾輩は名無しである:2009/08/11(火) 00:35:22
と思ったら、初版が2004年のやつでした。さーせんw
「さーせん」とか訳されてたらびっくりするけどな。
ファウスト ああ、なんたるちや、むっちゃがんばって学問を追及してきたのに
分かったことは人間は何も知ることができないということジャマイカ
メフィストフェレス「さーせん」
頑張って第一部読み終わったけど、もうギブアップ!
たまに挿入される歌みたいなのが鬱陶しすぎる。芝居みたいな構成がダメだ・・・
分かる、分かるw
小説や戯曲に挿入された詩って読みにくいんだよね。文体違うから。
昔トゥーレに王ありき
なんとかかんとかしずくだに
ゲーテさんは史料が足りなかったのかわざとやっているのかわかりませんが
ギリシャ関連の記述に間違いが多くて読みながら多少想像しづらいところがあります
954 :
マルガレーテ:2009/08/19(水) 14:31:24
愛しいお方がここにいると聞いてやって来たわ、
わたしよ
955 :
吾輩は名無しである:2009/08/24(月) 09:12:24
マルガレーテ? 誰それ。
グレートヒェンなら知ってるけど。
これはどう考えても
ムルナウのファウストは面白い
新井はファーストのほうが良かったよなあ
あれ、森林太郎のファウスト(岩波緑の方)が
古書amazonに第一部しかないや
これ、第二部とあわせて上下巻だよね?
ちくまでいっかな
961 :
鬱病患者:2009/09/03(木) 23:51:06
手塚治虫の『ネオ・ファウスト』は時間とクローンの主題を扱っており、スピノチストとしてのゲーテを甦らせていて秀逸だ。
963 :
吾輩は名無しである:2009/10/17(土) 21:56:50
>>953 わざとやってるんだよ。伝承にこだわるより自分の想像力をはばたかせる方が大事。
資料は山のようにあったって。大臣様だったんだから、貧乏作家とは訳が違うよ。
歴代の登場人物を使ったパロディ
と分かり易く考えていいのかね?そのへん
洒落を言うシーンとか原文じゃないと意味がないわな
966 :
吾輩は名無しである:2009/12/04(金) 11:51:11
日本語で「ファウスト」を読みたいのですが、最も良い翻訳はどれですか?
967 :
吾輩は名無しである:2009/12/04(金) 11:55:38
↑手塚訳
私の思い違いでなければ、それは手塚治先生の「ファウスト」のことですよね?
ネタなのか本当に薦めてくれているのか分かりませんが、
いずれにせよそれは翻訳書とは呼ばないと思うんです。
質問にちゃんと答えて頂けたらありがたいのですが……。
日本には手塚富雄という訳者がいる
河出のグリーン版はあれ、ウェルテルだけが手塚なんだよな。
ファウストの方は高橋健二。
グノーシス主義とつなげて原ファウストを解釈する人もいますが、
ゲーテ版に対しても有効な視点ではないでしょうか?
新約聖書にも出てくる魔術師シモン・マグスなどが源流のひとつのようです。
>>970 その手塚訳のウェルテルが絶品!
あ、ちなみに手塚訳のファウストは中公文庫ね(但し第2部は現在絶版中)
池内ってのをちょっと読んだんだけど
街の女どもときたら、足をふりたてて、
お聞きとどきをねがいたい!
水晶の鏡…
原文調べる気もないんだけど、日本語が荒いな
荒いというか大雑把だよね池内訳
カフカ作品の訳もそうだった
>>973 私も店頭で手に取って翻訳上の問題箇所を数箇所読んだだけですが・・・
日本における原典翻訳の伝統(良くも悪くも)である「逐語訳」としてどれほどのレベルの翻訳であるか、という観点で合否を採点すれば、池内訳はまず「デタラメに近い」という結論が出てしまいますね。
しかし「文学」の翻訳なのですから、ああいう行き方を一概に否定することは誰にもできないでしょう。
もし学術書の翻訳があの調子だったら困りますが。
>>975 しかし、大多数の日本人が読むのは出鱈目のほうなので…(笑
灯台の野崎の赤と黒を下川から誤訳展覧会とかなんとか非難されていたけど、
中学生でもこれはまずい、というレベルだった
論文や紀要はしっかりかくけど、という姿勢なんだったらそういう仕事は止めて欲しいな
さらに、こういうのを出す出版社、愚民政策に協力でもしてるのか?
3年も前のレスに絡むのもなんだけど……
というかひょっとして周知の事実だったら恥ずかしいけど
>>491で「プードル」発言が笑われてるけど
原文にあたったら本当に「schwarzen Pudel(=黒いプードル)」と書かれていた
いや、ドイツ語のPudelはもしかしたら、犬種のプードルのこととは限らないのかも?
と思ってドイツ語のwiki調べてみたら
載っていた写真はやはりあのプードルばかりだった
そういうイメージではなかったので意外だなあ
978 :
鬱病患者:2009/12/14(月) 21:58:22
>> 497
pudelは、プードルまたは尨犬の事。
ファウストの場合は、尨犬と訳すべきです。
>>978 「尨犬と訳すべき」なのは、美学の問題から?
それとも、ドイツ語のPudelには明確に
『犬種としてのプードル』のほかにも『毛のむくむくした犬』くらいの意味があるんでしょうか。
979ですが追記:
ドイツではなくフランスの例だけど、
フランス語ではプードルのことをカニッシュと呼んでおり、
これはそのまま「むく犬」の総称になるらしい。
また、スピッツという犬種名はドイツ語に由来するんだけど、
これはおおむね「北方系犬種」というものの総称でもあるらしい。
なのでPudelという語も、『犬種としてのプードル』のみならず
『プードルみたいな毛質のむく犬』の総称だとしてもおかしくないかも。
まあ、もし仮に犬種のプードルのことだったとしても
主人を持たないプードルならあのライオンカットをしてるはずもないでしょう。
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