952 :
天之御名無主:02/10/15 23:04
しろくろが悪い。
>952
をいをい
954 :
天之御名無主:02/10/16 00:12
しろくろ、余り好きじゃない。
だいたい、レスがよくわっかんない。
955 :
天之御名無主:02/10/16 00:26
ごめん今気づいた。
くろしろ、だね。紛らわしいよ。
>天之御名無主
>>949みたいなのをコピペしまくっているのはあんた?
今朝の朝日新聞に「『海辺のカフカ』は傑作か」っていう記事が載ってるよ。
加藤典洋、弘宮台真司、坪内祐三(←この人、誰だっけ?)の3人が書いてるんだ
けどね。
加藤のはかなり好意的かな?「世界文学水準で圧倒的」
宮台のは相変わらずだ、「説得力を欠く現実回帰」
坪内のは、ちょっととんちんかんだな「あまりに文章巧すぎて」
加藤の宮台の中間あたりが真実という感じがする。
いずれにせよ、1回読んだだけじゃダメなんだね、きっと。
958 :
2チャンネルで超有名:02/10/16 05:39
誤字だらけですまん。
校正
2行目 弘…トル
加藤の宮台の→加藤と宮台の
しかし、こいつら1回しか読んでないんだろうな、きっと。
具体的に物語に沿って書く必要は無いだろう。
具体的に書かなければならない理由は?
俺の感覚としては、優れた表現者は一つのことをその物語、世界の中で描くために書いているというのがそれであるわけで。
その感覚が違うというというのであれば、それは感性の違いであると思う。
しかし、それが正しいという前提であれば、一つのことも言えていない春樹、ウォン、岩井はただ残酷な日常、現実を模倣しているだけ。
綺麗に陳腐な空想=物語喪失型のイメージ至上主義に擬えて描いているだけ。
春樹の作品はいつもどれも一緒、言いたいことが無い、最後まで無い。
あのクソ芥川賞作家吉田修一がケーキのスポンジに擬えたこの空洞の社会の淵をただただ周遊しているだけだ。
だからこそいいのだと思うし、だけどそれじゃダメだとも思う。
それは岩井ウォン春樹の誰にも思う。
それは表現者としての持ってなければならないステータスの喪失なんじゃないか、と。
表現しなくてもいい人間ばかりが表現している、と言ったのは確か柄谷行人あたりの「知の三馬鹿」の誰かであったと思うが、
それには同意する。
今の文壇の状況みてもそれは確かでしょ。
似たようなもんばっかじゃん
961 :
吾輩は名無しである:02/10/16 06:10
962 :
吾輩は名無しである:02/10/16 07:42
>>843 >場をつなげるための「おじさんに眠られると何も先に進まなくなっちゃうんだよ」とは春樹君のうめき声に他ならない。
うーん、だったらなんでナカタのおじはんは死なされたのよ? ノンフィクションじゃあるまいし
生かすも殺すも春樹次第であるにもかかわらず、ナカタさんは逝ってしまった。春樹君がうめくため?
たしか大島君が代弁してたよね。正確な言い回しわすれたけど、
物語のなかのすべては物語によって必然化されてるとかなんとか。
それがドラマツルギーだというのが大島君の弁だったとおもったけど、
ちがったっけ?
>>900 「文壇」は量産体制じゃないと、生活できないから言いたいことが
なくても量産させられているんでしょ。あなたは文章を書きすぎて
いるんじゃないの? その他の人は、まあ、いろんな動機があるだろう
けど、例えば自己顕示欲とか。
例えば文章を、部屋の壁のペンキ塗りだとする。すると淡いパステル
カラーだと五月蝿くないから購買者が増加する。だれもドギツい色
の壁紙の中で生活したくないから。頭がおかしくなるから。
「言いたいことがない」っていうのはちょっと賛同できないな...特に
春樹の場合には。彼は彼自身で言いたいことを持っているんだろう、
ただそれがあなたの心に響く方法で描かれているかどうかは別として。
メッセージを逓減させてイメージを前面に押し出す、っていう手法に対する
典型的な批判なんだろうけど。表面だけ見ていてもしょうがないでしょ。
それはまったく手法の問題で、主題の問題じゃない。世間受けする
文章ばかり書いていると飼い殺される。だからどこかで拒絶が必要なん
だけど世間がそれを必要としているのかどうか・・・ よほどの構築力と
実力がないと無理かもね
>それはまったく手法の問題で、主題の問題じゃない。
でもさあ「手法の問題」っていったってさあ、『カフカ』の中で
「主題」っていったら「君は新しい世界に一部になっている」。
これでしょ?アンティ・オイディプスなんて結局、カフカとナカタ
さんの身体離脱みたいな不可解な現象、字面ででっち上げて、
結局その答えはなに?何にも答えないし、主題だってメタファーで
全部塗りつぶされてる。で、ボクは思う。これは全面的に表層意識の
問題だと。つまり書かれた文章=構造上のトリックであると。
で物語を客体化する。対象aとする。小説の書かれた道程は登場人物
の関係、起こった事象その他もろもろの組み換え遺伝子作品であると
する。春樹はそのように読めと言っているように思えたからね。
というかそう読ますようにしか書かれていない。
でも。ぜんぜん話のまとまりがない。「読み物」として純粋に面白く
ない不可解だけが残る。それは話が散漫であるという不可解です。
主題に対する不可解では断じてない。主題は全部提示されているし、
それは分かった。もういい。そこに謎はない。観念論だから。
即物的な事象=テクストへの移行、物質としての文章、そこに整合性
があるのかといったら、ない。「主題」というのは、「主題」だけでは
だめなんで、「構造」を伴って初めて小説の立ち上げに到達するはず。
>>963 とりあえず、964の意見に賛成かな。
んで、貴方はなんか意見の中に世間との接点を求めているようだけど、俺にとっては別にそんなことはどうでもいい。
例え世間と遠い場所で表現というものをしていたとしても、それが本当にオナニー表現じゃなく優れたものであれば、
時代(世間)はその表現に追い付き、例えその表現していた人が死んでいても、認知することは出来る。
それは歴史が証明してきたことだし、不動の考えだと思う。
大江しかり、中上しかり、三島しかり。
春樹は50年後も読まれますか?
まさか。
イメージ至上主義はいつも時代に埋もれる。
だけど、それが春樹ストらの求める作家の在り方なんでしょう?
ファンタジーなんでしょう?
966 :
2チャンネルで超有名:02/10/16 10:36
「物語」を脱構築することを創作の出発点に据えて活動してきた
ポストモダン作家の春樹が、そのような態度の不毛さに気づいて
「批判を通過した誤りのない物語」を描くことに方向転換した(
←オウム事件から得たもの)のはいいが、その結果できてきた作
品は「オイディプス」と「成長物語(通過儀礼)」という定型的
な枠組みを導入しただけの退屈きわまりない物語(=『海カフ』
)でしかなかった。
川本が「イーヨー」や「マグノリア」とカブってるって指摘した
のはまともな意見だと思う。実は映画「ユリイカ」ともカブって
る(海のイメージが、人が社会にコミットするときの、その振る
舞いの根拠のなさからくる不信感を癒すメタファーとして、具体
的な中身の提示は避けつつも扱われているところなど)。先鋭的
な他の先行作品がすでに提示している結論やイメージを反復して
いるにすぎないから、『海カフ』の評価が下がってしまうわけ。
俺はこの作品を前半部こそ興奮しながら読んだものの、後半部は
あくびをかみ殺すのが大変だったよ。
『ユリイカ』
言われてみればそうねえ。
最後の宮崎あおいが言葉=象徴を獲得しておわるのとかさ。
やたら饒舌な青年がホシノ君にかぶったりさ。
一番、失敗なのはホシノ君とナカタさんの関係性を培うのにページ
を取りすぎたことだと思うのね。第一、あの二人の関係の先にある
ものって単純に「お涙頂戴」でしかない。『ユリイカ』だとホシノ
君的青年は、しゃべりすぎて途中で放り出されるのね。お話から。
でもその放り出すって行為は、別にあの3人に潜んだトラウマの切実さ
を言いたいわけじゃなくって、彼らの距離を指し示す、あるいは
役所広司の人格を突出させるためなのね。
彼らの間にある関係性っていうのはそういうある突発的な事故
みたいな少しの台詞を挟むだけで、容易に表現できるし、
そのほうが話としてはダイナミックなわけだよね。
そういうダイナミズムが春樹には致命的に欠落している。
そんなこといってもしょうがないといえばしょうがないけどね。
バスジャックの犯人はジョニーウォーカーでしょ。もしかしたら
あれを殺す場面を最初に持ってきて、父親の死に直面したカフカ君が
憎悪を抱いていたとは言え、死のショックで少しおかしくなる。
そこから物語が始まって、その死を追憶と捕らえ、旅に出る。
追憶の奇跡にまざまざと浮上してくるいくつかの真相。
ナカタさんとの遭遇。失われた記憶の回帰。
とかっていう感じにしたほうが、よかったんじゃないかなあ。
あのねえ『カフカ』は少し戯画的過ぎて、殺しの場面とかカーネル
サンダースとかがそこだけミュージカルになってる部分がある。
そこだけポコッと浮かんで劇場に入ったような気分になる。
そこで「オイディプス」とか「通過儀礼」は途端にミュージカルの
台本に転換してしまう。主題を明確に捕らえながら、それを物語の
磁場から切断することで、『海辺のカフカ』は他に別の主題がある
という風にしたのかもしれないけれどね。
とにかくナカタさんとホシノ君の関係だけは、あってもいいけど
ページを取りすぎっていうのが一番悪い。
ねこと話すっていったって、それもジョニーウォーカーに殺される
場面での情感の揺らぎを狙っただけで、あるいは猫の地域がある
ということをイメージさせて小説の地平を広めようとしただけで、
あるいは、ナカタさんの象徴機能のON/OFFのスィッチになっていた
だけで、いずれも主題(深層)へと介入する手立てとしては弱い。
『ユリイカ』に到達する前に、手法やページの浪費をするだけで
最後にちょこっと「君は新しい世界の一部になっている」
なんて盗人猛々しいというか、ご都合主義もいい加減にしてほしい。
でもこれを突き詰めていって次作は本当の「新しい世界」を見せて
欲しいと願うばかりだ……。
970 :
吾輩は名無しである:02/10/16 16:38
加藤典洋の「オズの魔法使い」っていうのは単純にそういうフォーマット
に乗せて考えた場合っていうだけで、彼の中でそういったパーツが
合致ぢていったんだろうけど、それにしたって結局本人が思い描いている
ドラマに『海辺のカフカ』をトレースしていったっていうだけだと思う。
要するに、自分の頭の中だけで「ここはこれ、ここはこれ」ってパズル
のピースを当て込んでいった。それで大絶賛できるんだからおめでたいことこの上ない。
駄作
973 :
吾輩は名無しである:02/10/16 17:38
週朝の虫の書評にワラタ
974 :
くろしろ ◆Mi0a.9Ms2A :02/10/16 18:32
ぷぷぷ
975 :
くろしろ ◆Mi0a.9Ms2A :02/10/16 18:56
僕がジョニーウオ-カー役で出たらみんな驚くぞ。なにせ・・
976 :
吾輩は名無しである:02/10/16 19:08
坪内はもうちょっと何とかなんなかったのかな
あんなの高校生の読後の感想と変わんないぞ
もうちっと体裁整えるとかできなかたのかな
977 :
くろしろ ◆Mi0a.9Ms2A :02/10/16 19:22
素顔でご登場だからな。あははははははは。
978
979
気が付けば、このスレもあとわずかだね。
981 :
吾輩は名無しである:02/10/16 19:52
くろしろには1000を取らせたくないな。
982 :
くろしろ ◆Mi0a.9Ms2A :02/10/16 19:54
取っちまうぞ
ほらageたらバレちゃった!
はやくとっていいよ
985 :
くろしろ ◆Mi0a.9Ms2A :02/10/16 19:56
ひひひ
つーか次たててリソクつけろよ
987 :
くろしろ ◆Mi0a.9Ms2A :02/10/16 20:01
俺スレ立てられねー
はやくう。もう。
じゃあ俺たてようか? Part3が盛り上がるかどうかは分からんが。
おれが評論レス書いてやるから安心しなよ
991 :
くろしろ ◆Mi0a.9Ms2A :02/10/16 20:03
建てろ建てろ。
はじまたーよ
静かなんだなこの板。ふつう980過ぎたら2分だぞ。
春樹はもういらない。
「トレンディーじゃないんだ」ぼくは口に出してそう言った。
駄作
この書き込みからラッシュがはじまります
998 :
吾輩は名無しである:02/10/16 20:15
うんこ
氏ね春樹
1000 :
吾輩は名無しである:02/10/16 20:16
うんこびち
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。