不思議な少年のラストは厨の時読んで震えた。
トムソーヤの後だったからよけいに。
83 :
吾輩は名無しである:03/06/17 11:16
「アーサー王宮廷のヤンキー」工の時読んで無茶苦茶に嵌った。
「コンスタンチノープルの配管工〜」とかのインチキ呪文とか動力源が苦行僧の機械とか。
なんといっても決定版は主人公の子分が書いた新聞記事だったな。
ここまで笑った小説は無かったし、これからも絶対無いだろう。
あれ以来、2年に一度は読み返してるけどやっぱあきない。個人的にハック・フィンよりも好きだ。
( ゚Д゚)ポカーン
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
(^^)
88 :
吾輩は名無しである:03/08/13 23:45
あげ
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
90 :
吾輩は名無しである:03/08/25 00:01
なんか意外に重要な作家みたいなので保守。
子供のころトム・ソーヤを読んだだけだけど。
91 :
吾輩は名無しである:03/08/25 23:16
「ノータリン・ウィルソンの悲劇」
10代の頃に読んで「怖い」と思いました。
今更ながら「ハック」を読んだ。
なるほど傑作。
ただ後半のトム・ソーヤの脱獄ごっこはおもしろいけど
ちょっとやり過ぎだよね。
付き合ってるジムが気の毒になったよ。
次は「アーサー王宮廷のヤンキー」というのを読めばいいですか?
93 :
吾輩は名無しである:03/09/03 19:44
アメリカ文学の「語り」の部分は結局トウェインに戻らなきゃならない
みたいだ。
注目すべき点は「口語体」だけじゃなくて「語り」をする登場人物が
ナレーターとは呼べない点にあることか。一人称で語られてるからって
その人物が物語を進展させていくとは限らない。作家が主役に語らせる
ように主役が誰かを語らせる。これが南部文学、黒人文学のひとつの
特徴なのかもしれない・・・と下辺で書き込む根性無しの俺┐(゚〜゚)┌
子供らは全員、読んでみれ
98 :
吾輩は名無しである:03/09/23 19:52
>>95 >作家が主役に語らせるように主役が誰かを語らせる
tar baby、具体例を挙げてください。
すまん、誰か「に」だ。
Huckleberry Finn
逆に質問だけど、本当にハックがあの物語を語ってると思いますか?
僕はナレーターはいつでも物語の指南役を引き受けてるとは思いませんよ
物語言説はナレーターだけのものじゃない。
ついでに100
ジャンヌダルク物があるみたいだが・・・・誰か読んだ?
102 :
吾輩は名無しである:03/09/23 23:37
The Mysterious Stranger No.44 日本で以前に翻訳された『不思議な少年』(中野好夫訳、岩波文庫。)の改竄された「原作」ではなく、長い間
出版されなかったオリジナル版によるものです。
話はハンニバルの印刷所から始まります。新入りのオーガストは、古参の工員にいじめられています。そんな彼に親方は頑張るようにと励まします。
その際に印刷が中世ヨーロッパにさかのぼる素晴らしい技術である旨の話を聞きます。食事をお預けにされたオーガストは、ひとりミシシッピ川の河
畔で親方の話を思い起こします。そして彼の空想が中世ヨーロッパの印刷所に飛びます。そしてそこで話が始まります。ハンニバルと同様、ここでも
先輩からいじめられるオーガスタ。そんな彼のところに"No.44"と名乗る少年が現れます。・・・・
>>99 >物語言説はナレーターだけのものじゃない
たぶんそうだと思う。
そもそも小説における語りとは・・・・・・以下略
(ここにバフチンやデイヴィッド・ロッジの著書の受け売りの
文章があるものと想像しといてください)
ハックの語ることより、語らないことに注目したい。
13才くらいの少年だから、ハックは語るに足る思想の持ち合わせがない。
自分の直接の体験がすべてです。
第1章でおばさんがモーゼの話をしても
死人には興味ない、と言い切る。
「王様」と「公爵」のシェイクスピア芝居は醒めた目で見てるけど、
「ロミオとジュリエット」を地でいく「怨恨」の争いは身をもって
体験する。
そういう実体験を経て、世の中の真実を見極めていく過程が
読んでいて痛快なのです。
葦のかごの中、赤ん坊のモーゼはナイルの岸辺で保護されました。
第18章、沼の中洲で黒人にかくまわれていたジムとハックが出会う場面では、
ジムこそハックにとってのモーゼなのだと思った。
>103
レスがあったのでうれしく思います。ところで唐突ですが
構造主義で「ナラティブ理論」の良い本ありませんかね?
グレイマス(Greimas, Algirdas Julien)以外で・・・。
この親父の本、俺には全然わかんねーっす(笑)
>読んでいて痛快
物語の中に読者も一人の役者としている感覚があるでしょ?
それは逆に現実世界に物語が関与してくるわけで、はまれば楽しいけどそれが
嫌いな人には受け入れられないと思うのですが、どうでしょうか。
とりあえず大人はあんまり読まないし>マーク・トウェイン
107 :
吾輩は名無しである:03/10/05 19:23
この人あの人に影響与えてるよね。
ハードボイルド作家のキリマンジャロの雪、あー思い出したヘミングウェイにね。
108 :
不思議な少年 ◆bvNo.44TUs :03/12/14 12:58
孤立せよ…人は世界がバラバラになれとまかれた種だっ…!
だから孤立せよっ…!散れっ…!
109 :
吾輩は名無しである:03/12/14 20:09
最近、「赤毛布外遊記」という、トウェインの岩波絶版の旅行記を読みました。
内容は、ニューヨークからイタリア、フランス、ギリシア、トルコ、パレスチナ、エジプト、スペインなどの旅行記。
アメリカから、欧州、そして聖地であるイスラエルに巡礼するという企画にトウェインが参加したものらしいです。
個人的に印象に残ったのは
ローマの骸骨院、ピサやジェノバの印象のよさ、
フランスでの美容院話・ファーガソン(案内人)・ナポレオン&トルコ皇帝を見かけたところ、
ロシア皇帝への謁見とかですかね・・・・
あと、スフィンクスの描写が非常に霊妙でしたね。
中東関係の話は聖書を読んでいないので全然わかりませんでしたが、
国土の味気なさと乞食の酷さは頻繁に出てきていますね。
110 :
吾輩は名無しである:03/12/20 16:00
トムソーヤの冒険を卒論で取り上げようと思うのですが、
何が一番無難で取り上げやすいテーマですか?
作品でみれるユーモアのセンスとかですか?
皆ハックの冒険ばかり卒論でやってるので参考がないです。
ハックの冒険だと人種問題とかがテーマとして思いつくんですが。
全く・・・カキコがない・・・
もしかして私専用のスレになりそうなくらい人がいないスレなのでしょうか
無難ねぇ。。。
113 :
吾輩は名無しである:03/12/24 01:49
思いつきが馬鹿すぎるので答える気にならない
115 :
吾輩は名無しである:03/12/27 02:23
>>114 「ハックの人種問題」とか「作品でみれるユーモアのセンス」の馬鹿さは、
113を叩き返したところで改善されるわけではない。
セコムしてますか?
>>115 でも実際、各有名大学の先生方が出版したマーク専門の著書には
「ハックの人種問題」とか「作品でみれるユーモアのセンス」みたいな
馬鹿げたことが卒論のテーマとして良いだろうって書いてあるんですけど。
馬鹿なんですね。
学生が馬鹿だから調子あわせてんだろう?
>>118 オマイが馬鹿だって言ったんですけど。馬鹿なんで理解できなかったんですね。さいなら。
120 :
吾輩は名無しである:03/12/27 15:23
なんちゅーか、真性の方ですね・・・・・・。
(゜Д゜)
しばらくしたら読む。
マーク・トゥエインのジャンヌ・ダルク、読んだ人いませんか。
初版では別のペンネームを使ったというエピソードを記憶していますが。
『イブが林檎を食べたとき、アダムはイブを殴らなかったのか』
これは、トゥエインの言葉でしたっけ?
123 :
吾輩は名無しである:04/02/08 16:30
マーク・トゥウェインの「ジャンヌ・ダルク」を読まれた方の感想をうかがいたいです。
ジャンヌ・ダルクは、手垢に塗れた素材なので読む気がしないのですが、
マーク・トゥウェインが書いたというので興味を持っています。
124 :
ファロスマン ◆FTa/HQEoL2 :04/03/23 18:37
鯖移転にともない、スレのならびが不規則になったようで、このスレが下から50に入っています。
たぶん大丈夫だとは思いますが、念のため、あげておきます。
何気に1年半近く保ってるんだね・・・
文学板ってすげー
126 :
吾輩は名無しである:04/04/16 08:22
127 :
吾輩は名無しである:04/06/21 22:39
アーサー王ヤンキーの最後はいったい何なんですか
死屍累々バトルロワイヤルもびっくり
本物も似たようなもん
129 :
吾輩は名無しである:04/07/09 00:42
彩流社から出ているマークトウェインコレクション、って読みやすい?
読んだことないやつを集めてこうと思ってるんだけど・・・
130 :
吾輩は名無しである:04/08/27 23:46
夢落ち
131 :
吾輩は名無しである:
コリン・ウィルソンは、トムソーヤーを絶賛してたね。
ある意味自分の思想の原点なんやろうね。