おしえてくれ
2 :
吾輩は名無しである:02/08/20 02:03
無意識の流れのこと
3 :
吾輩は名無しである:02/08/20 02:11
>1
哲学板の方が向いている話題じゃないか?
純粋に文学の技法だとおもったから、こっちに立ててみました。
創作板のほうがこういうのは詳しいのかな
「純粋に文学の技法としての『意識の流れ』とは
いったい何のことでしょうか? わからないので教えてください。
本来は質問スレッドに書くべきなのでしょうが、
私は厚かましいので、鯖の負担も板の迷惑をも顧みず、あえて
新しいスレを立ててしまいました。すみませんが、許してください」
6 :
吾輩は名無しである:02/08/20 02:19
漏れも「純粋に文学の技法としての『意識の流れ』」って奴が何なのか知りたい。
おしえろ
「もしかしたら、こういう話題は
創作板へ逝った方がよい話題なのでしょうか? だとしたら、
早とちりで、板汚ししてしまいました。申し訳ありません。
創作板へ逝ってきます」
8 :
吾輩は名無しである:02/08/20 02:21
そんなぁ、逝かないでよぉ、女の子大歓迎なんだよぉ…ハァハァ
9 :
吾輩は名無しである:02/08/20 02:26
意識の流れの技法が使われている小説を読んだことが
ないのかああ残念だなでも今の小説で意識の流れはあまり
使われないから知らないのはしょうがないかどんなものか
知りたいのなジョイスのユリシーズやフォークナーの作品でも
読んで見たらよいと思われ
10 :
吾輩は名無しである:02/08/20 02:28
ヴァージニア・ウルフだな。
11 :
吾輩は名無しである:02/08/20 02:42
H・ジィムズ、J・ジョイス、W・フォークナー、M・プルースト、V・ウルフ
なんかが代表格。
とっつき易さでいえばH・ジェイムズだろうね。
日本では小田実がやっていたような気がする。
誰に聞いても判然としない答えばかりなんだよな。
百人百様でバラバラの答えをされるから、
きちんとした定義というか、こういうもんだってのが知りたい。
今まで聞いた「意識の流れ」としては――
・思ったことを書いてるだけ
・Aさんが思う、Bさんが思う。その思いを軸としてAからBへ移る事
・重層的修飾、つまりA(対象物)はB(思い出)であり
C(思い出)でありD(思い出)である、そんなAを思う。
・人物の会話等とは無関係に強調される感情
こんな感じでみんなバラバラなんだよな。
一体どーなんでしょう?
13 :
吾輩は名無しである:02/08/20 02:56
「意識の流れ」ってなことを最初に言いだしたのはW・ジェイムズだよ。
14 :
吾輩は名無しである:02/08/20 02:57
なんか俺が今考えてたことと同じかもしれない。
時々2ちゃんが役に立つ折れはシロヲトだからだな。
とりあえず良い解説を待ってる。
メタフィクションの定義を教えれ
>>15 それも色んな人に聞いてみると答えが全然違うんだよな。
各人のイメージで勝手に解釈されてるとおもう。
「 今まで聞いた「意識の流れ」としては――
・思ったことを書いてるだけ
・Aさんが思う、Bさんが思う。その思いを軸としてAからBへ移る事
・重層的修飾、つまりA(対象物)はB(思い出)であり
C(思い出)でありD(思い出)である、そんなAを思う。
・人物の会話等とは無関係に強調される感情
――つまり、言ってることは皆、結局同じなのですよね。
それを分析し分類してみても全く無意味だとはわかっているんですが、
脅迫的にひっかかってしまう私としては、何処かの板に粘着して
カラんでみたいんです。ホントは『意識の流れ』は
存在のあり方そのものだから、視角と視座によってどうにでも表出も
表現もできるのだということを、漠然とわかっているのですが…。
なにしろ、カマッテほしい粘着女ですので、すみません。逝きます」
>>17 ハイハイ、気をつけて逝きなはれや、夜道はコワいでのぉ。
>『意識の流れ』は
>存在のあり方そのものだから、視角と視座によってどうにでも表出も
>表現もできるのだということ
ん?存在のあり方そのもの、が何なの?
つまり意識の流れ前と意識の流れ後では
「存在のあり方そのもの」がどう変わったの?
>>17←こういうのどっかで流行ってる?
ちーとも面白くないんだが。
21 :
吾輩は名無しである:02/08/20 03:12
むにゃむにゃ。「意識の流れ」っていうのは思ったことを書いているだけというと
簡単にすぎるけど人間の内面の変化を描写することによって外面のみを書くことによって
は達成しえなかった現実のあり方を書けるのではないか、つうこころみ手法のことではないで
しょうか?
群盲、象を撫でる。みたいな。「群盲」ってのが書かれた「意識の流れ」であって、「象」
っていうのが自意識に対象化されるところの客体です。「なんか、赤くて、ぬるぬるしてて、
ぐにゃぐにゃしてて、まとわりついてきて、黒い液体を吐いたりする・・」「って、
蛸かい!」みたいなふうですと理解しています、はい。もしくは川上宗薫みたいな。
「あ、先生のが。。。するっと、はいった。。。い、いっぱい!」みたいな。
ある種の唯物論にもつながるのですけれども(時間が経過するから物質が変化するのではなく、
物質の変化こそ、時間の経過の証明であるとか)、そもそも「意識」とか「無意識」とかいう
概念を発見したのはそんなに昔のことではないのれす。
ん?意識の流れ前と意識の流れ後があるの?
存在のあり方そのものが、変わるの?
何がそれを意識しているの?
>>19←こういうの、ちーとも面白くないんだが。
あー、ま〜たループだ罠・・
>>23 ほっといて。
どうせ時間つぶしなんだから。
>>21 あーなるほど。それで現象学とかなんとかでてくるんだな。
主観とか客観とかややこしい話なのか。
でもやってることは思ったことを書いてるだけ、なんだな。
26 :
吾輩は名無しである:02/08/20 03:27
主体の内面である意識それ自体を対象化することによって
その集合体である社会(意識)を構造化した、
というのが文学史的解説。
とくにジョイスやプルーストあたりの。
でも、そんな事をいったらヌーヴォーロマンも
似たような試みだから、悩むところ。
27 :
吾輩は名無しである:02/08/20 03:46
一言で思考の経路、じゃダメなの?
28 :
吾輩は名無しである:02/08/20 03:49
>主体の内面である意識それ自体を対象化することによって
>その集合体である社会(意識)を構造化した
とは言い条、世の中の事象を無理矢理「彼」とか「彼女」の中に
押し込めた、という印象しかないんですが。
極端に言えば「今日は8月20日だ、と彼女は思った」てな感じ?
29 :
吾輩は名無しである:02/08/20 03:54
意識という言葉の定義がはっきりしていない。
30 :
吾輩は名無しである:02/08/20 03:56
ジェイムズ兄弟の功績。
兄の哲学者ウィリアムが『心理学』(岩波文庫あり)で分析した
意識の問題系。
哲学だとベルクソンにつながっていく。
弟の小説家ヘンリーが
「信頼できないナレーター」を登場させたことによる、
語りの技法上の衝撃。
ウルフ、ジョイス、プルーストなどに受け継がれる。
この兄弟スゲー
31 :
吾輩は名無しである:02/08/20 03:57
ほーら、ま〜たループだぁ・・・・だから哲板逝って、
言葉のかっちりした定義から始めれってゆーてんやんけ。
32 :
吾輩は名無しである:02/08/20 03:59
そうだね。しぼった方がいいのかな?にしても、どう絞るべきか‥
33 :
吾輩は名無しである:02/08/20 03:59
34 :
吾輩は名無しである:02/08/20 04:00
アウエルバッハ『ミメーシス』の最終章でも読め
35 :
吾輩は名無しである:02/08/20 04:02
文学における意識=登場人物の考え。一般的にはかぎ括弧で表現されないことが多い。
ってのはどう?
36 :
吾輩は名無しである:02/08/20 04:04
>>33 それは文学の傲慢。哲学は用語の緻密な定義から始まる(w
、
37 :
吾輩は名無しである:02/08/20 04:04
38 :
吾輩は名無しである:02/08/20 04:05
39 :
吾輩は名無しである:02/08/20 04:06
文学手法って言われたら読むしかないよね
40 :
吾輩は名無しである:02/08/20 04:09
しったか多いね
41 :
吾輩は名無しである:02/08/20 04:12
>>40 じゃあ解説してくれよ
みんな正しいのを待ってるんだから
42 :
吾輩は名無しである:02/08/20 04:40
意識とは過程である(W・ジェームズ)
すべてはこれから始まったのよ。
43 :
吾輩は名無しである:02/08/20 06:19
定義的にはジェームズのでいいんだが、
作品傾向としてはかなりのバラつきがあるから難しい。
横光利一だってそうだとは言えなくもない。
44 :
吾輩は名無しである:02/08/20 07:45
(主に語り手の)考えていることが、
何らかのきっかけで違った場所や時間へ
自由に飛びつつ(流れつつ)物語が展開するような小説。
45 :
吾輩は名無しである:02/08/20 07:50
表面的だな
>>36 知の欺瞞を読むと哲学用語がいかに緻密に
定義されているかということが分かるよねw
47 :
吾輩は名無しである:02/08/20 08:33
>>45 そもそも手法の定義なんてシンプルなもんだよ。
逆に言えば、シンプルに説明できない方法は認知されない。
48 :
吾輩は名無しである:02/08/20 10:00
むにゃむにゃ。わたしも詳しくは知らないのですが、「意識」もしくは「意識/無意識」
という概念が使われるようになったのは、フロイトあたりからではないでしょうか?
とくに、「無意識の発見」っていうのは革命的であったらしくて、シュルレアリズムを
含めて、まあいろんなことが起こったわけです。先に出た、ヌーボーロマンもその
流れを組んでいるでしょう。あっしの理解では、「意識」というものがあるんだと
設定することにより、人間の内面を測定可能な領域みたいに外在化させられるのだ!
って考えたのではと、そう思うのです。
その結果が、自動書記の作品であったり、
「ユリシーズ」のペネロペ(最終章)であったりする。とくにペネロペにおいては、
筒井康隆がぱくってますが、「文字の量=意識の量」っていうような印象を読むものは受ける
のですね。つまり、意識の流れっていう方法(?)によって書かれた場合、その作品において
文章が長ければそれだけ主人公が長い時間、もしくは深い考察をしていたと想定され
得るということでは? ヌーボーロマンにおいて、「見ること」を外に繰り出した
ように。いずれにせよ、19世紀から20世紀にかけての、物質化つーか、
なんでもモノにしてみよう!っていう傾向のあらわれのひとつではと、思っています。
主体意識の回復を唱えて客体を否定した。
粘着さんの意見が好きだ。
>Aさんが思う、Bさんが思う。その思いを軸としてAからBへ移る事
ウルフの『波』はこれ。
意識の流れ、用語としては、ストリーム・オブ・コンシャスネス。
多分、作品を読むよりは、各作家の文学論とか書簡とかをあたった
ほうが早いかもしれない。多分。詳しい人〜だれかー!!
結局、大した技法じゃないんだろ?
このスレの書き込みの中で、アイツはこう思い、コイツはこう思い、という
言葉が一つの意識のように流れていくことなのかなぁ?
なんともないんだけど、一人の作家の頭の中でやると大変なんじゃないかと。
新潮文庫の解説で恐縮だけど、カール・ヴァンドーレン「ねじの回転」
についての論文の孫引き。(解説者をおとしてるんじゃないですよ!)
いわゆる批評家たちが”ねじの回転”の中に発見した“秘めたる意味“
というのは、とりもなおさず彼らが自分で発明し,そこの挿入したもの
であって――これこそジェイムズ自身が細心の注意を払って実に細密に,
明快に、説明し尽くしていることを、全く無視しているものである――
意識の流れ、の手法を分析しようと思ったら,作者が既に作品の中で
書き尽くしていた、という目にあったことがあります。それを開いて
いきたい誘惑に駆られたけど、「小説」の形で世にあるならそれも愚
なことか、と思った。ヴァージニアウルフは怖くない!なんて言うけど
怖かったよ!!
53 :
吾輩は名無しである:02/08/22 19:43
age
意識の流れを感じるのは
日本の近年の少女マンガの
セリフとコマ割りデザインだと
ある外人研究家が言ってたことが
あったっけ。
外国には少女マンガという
ジャンルが無いのでショックだった
わけね。
我田引水 俄然淫水
そうか。
うむ。納得。でも俺は男だった。
228 名前:おさむ ◆LQPM.CMA 本日の投稿:02/08/22 22:15
>225
意識の流れと言えばドゥールーズもじゃないかな?
意識の流れっていうと、ジェイムスやヴァージニアウルフよりも
ジョイスやプルーストのほうが評価されてるのは
どういう理由なんでしょうね?
59 :
吾輩は名無しである:02/09/02 21:50
>>57 誰かの評論で、ドゥルーズも意識の流れだとか書いてはあったけど…。
60 :
おさむ ◆LQPM.CMA :02/09/02 22:09
意識の流れと言ったらベルグソンもじゃないかな?
62 :
吾輩は名無しである:02/09/03 01:24
意識の流れって風俗店があったよ。
63 :
吾輩は名無しである:02/09/03 01:25
64 :
吾輩は名無しである:02/09/03 01:34
文学意識が失禁している状態だよね。
東五反田の意識はドピュ!と飛ばず
トローリ流れる?
好きです、そいった店。
66 :
吾輩は名無しである:02/09/21 20:20
>>64 30分12000円だった。コストパフォーマンスは高い。
67 :
吾輩は名無しである:02/09/22 01:19
フランス語の自由間接話法って、文法的にどうなのでした。
直接話法+「引用」
直接話法+接続詞+「間接話法」
がオーソドックスだとすると、
上記直接話法のところに、ダイレクトに「間接話法」を
(いきなり)「間接話法」.ってこと??
69 :
吾輩は名無しである:02/09/22 01:25
>>67 それはむしろ「ボヴァリー夫人」参照。
地の文で
なんて素敵な〜だろうか。
といった作中人物の判断を差し挟む技法だと思ったよ
70 :
吾輩は名無しである:02/09/22 01:38
おれはゼミでやりました。
文学は数学と同じようにガクモンの一つであって・・・。
小説の書き方についての講義が面白かったなあ。
文学理論一度かじってみたらいいんじゃない?
そしたら「作者がどう思っているか」なんていう設問が如何にくだらないかって
わかるよ。
71 :
吾輩は名無しである:02/09/22 02:01
「意識の流れ」っていう言葉が具体的には良く分からないが
ユリシーズのペーネロペイア(最終章)ってことで雰囲気は
よくわかった。
ロシア文学には伝統的に使われている気がする。
くだらないことから思いつきまで、登場人物自信でさえ意識
していないような深窓の発想みたいなものを表現するってこと?
自己レスだす。googleで発見。ありがと引用もとさん。
定義:間接話法の主節と接続詞を省略したもの
<人称・叙法・時制は間接話法と同じ>
人物の「言ったこと」や「考えたこと」を表す
Elle se regarda dans la glace ;elle etait encore jeune.
(=〜,elle se dit qu'elle etait encore jeune.)
「彼女は氷に映っている自分の姿を見た。そしてまだ若いと思った。」
ということは、直接話法、間接話法にうるさくない、日本語
では、「」をつかわない叙述は、みんな自由間接話法に相当
するのか??
74 :
吾輩は名無しである:02/09/22 02:38
>>73 それはちょっと曲解。
そこの例文も、
「彼女は氷に映っている自分の姿を見た。まだまだ若いわ。」
て感じのニュアンスで解してみて下され。
ちなみにフローベールはわざと愚かな判断を
この技法で客観的に描写することで、
シニカルな効果を得ているよ。
75 :
吾輩は名無しである:02/09/22 02:39
意識の流れと自由間接話法は別物なんだけどね……
test
77 :
吾輩は名無しである:02/10/15 23:12
550番すぎたからageておきます。
78 :
吾輩は名無しである:02/10/15 23:16
79 :
吾輩は名無しである:02/10/15 23:16
意識の流れって時代遅れだよね…
じゃあ今は何だ? シュルレアリスムか?
映画「第三の男」でジョセフ・コットンがしどろもどろしていたな。
83 :
吾輩は名無しである:02/11/08 16:04
84 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :02/11/16 06:33
【私信】
「ボク」は元気にしてる?
受験は年明けてからが勝負だからまだまだ遊んでいても大丈夫。
勉強はからだに毒。あたまの良さなんて医者には関係ないのですから。
ぜひぜひブラックジャックのようなすばらしいお医者さんになってください。
小論文スレ、1ヶ月近く気づかなくてごめんなさい(w
63 名前:美香 ◆FE5qBZxQnw :02/11/16 07:19
あの、ボクさ、偽者と本物のちがいわかっている?
釣られたら恥だよ。