952 :
吾輩は名無しである:02/09/12 14:24
>>950-951 をを、素早いうPありがトン!
>・(略)・・・・その結果は或る意味では必然的に
>「人間」ではなく「文学」そのものを機械的に描いた殆ど工業的と言える
>駄作の誕生なのです。著者は文学は「(過去の)文学」からではなく
>「生命を持つ人間」から生まれるものだという基本中の基本を
>忘却しているらしく、余りに人工化した不自然な全体の中に無意味な雑談
>を挿入することで意図的かつ人工的に「人間味」を出そうとしていますが、
>その稚拙な小細工が一層本作の機械性・工業性を目立たせることに
>なっているのです。
まるで『日蝕』にそのままあてはまりそうな評じゃないか?w
葬送は買う必要なし!
時間ムダにして読む必要なし! 決まりだなw
953 :
吾輩は名無しである:02/09/12 15:13
書籍とCDの売り上げランキングは、小売店の店頭販促媒体としての商品です。
HMVなどは、堂々と代理店向けにパンフレットを作っています。
オリコンとプラネットのランキングの違いも、
つきあいの深い事務所やレコード会社が上位にくるためです。
精神分析マニアのレビューより、その上にあるAmazon.co.jp の
レビュワーの文の方がよっぽど参考になったよ。精神分析マニア
のレビューは妙に物知り顔で、それこそ「誠に以って平凡というか
要するに陳腐」なような気がしたんだけど?
955 :
吾輩は名無しである:02/09/12 15:53
平野が、普通の文体で小説書いているよ〜
凄く驚いた。ありえん。マジかよ。
でも、売れそうに無いな〜。
せめて、読んであげよ。
956 :
吾輩は名無しである:02/09/12 17:49
>>954 あれは,宣伝文句に近いから駄目.
買って読んだ人の感想の方が正直なんじゃない.
>>956の「あれ」とは「Amazon.co.jp のレビュワーの文」
のことね.
精神分析マニアの言っていることは別に平凡ではないと
おもわれ.「豆腐のやうな文章」への過剰防衛なんて考え方は
かなり独特だし,O.Fenichelの引用も多少一般的だが,納得できる.
特に後者は過去の形式を経験することにより未来を遠望する,という
平野の目的への明確な反論になっている.本人がどう応えるか
みてみたいくらいだ.
第二部読了しました。簡単に感想を。
第一部に関しては結構評価するみたいなことを書いたんですが、
二部読んでやっぱり凡作なのかなぁとか思ってます。
死にゆく者としてのショパン、行きゆく者としてのドラクロワ。
よく調べられ、しかもこれだけの枚数を書いたということはすごいと思います。
特にドラクロワという人物の造詣については、素直に感心できました。
でも残念ながら、読了したときに僕が覚えた満足感は、
その長大な物語と較べて非常に矮小なものでしかありませんでした。
どこにも、僕が期待していたようなドラスティックな変革点はありませんでした。
作中人物のみならず、それを読む者までも、一種の悟りにも似た境地へと導く瞬間。
この小説はそういったことを目的としているのではないのかもしれません。
ただ、これだけの量の平凡な日常の反復(と言っていいでしょう)を読み進めさせることに、
筆者のどれだけの意図があったのかは結局僕にはわかりませんでした。
文体に関してさほど魅力的と感じることもなく、個々に興味深い部分はありましたが、
全体として面白いとは僕にはいえません。他のみなさんの意見もお聞かせください。
959 :
吾輩は名無しである:02/09/12 19:22
>>959 多いです。非常に。
個人的にドラクロワのそれは非常に興味深いものが多かった。
961 :
吾輩は名無しである:02/09/12 21:11
>「人間」ではなく「文学」そのものを機械的に描いた殆ど工業的と言える
>駄作の誕生なのです。著者は文学は「(過去の)文学」からではなく
>「生命を持つ人間」から生まれるものだという基本中の基本を
>忘却しているらしく、余りに人工化した不自然な全体の中に無意味な雑談
>を挿入することで意図的かつ人工的に「人間味」を出そうとしていますが、
>その稚拙な小細工が一層本作の機械性・工業性を目立たせることに
>なっているのです。
なんか、東浩紀いうところの
ポストモダン時代におけるデータベース=シミュラークル作品とかゆーのを
そのまま実践してるような気もするが。
962 :
吾輩は名無しである:02/09/12 22:40
完璧な文章というものは在りません。
完璧な絶望が無いように・・・
私は象については書けるかも知れませんが、
像使いについては、何も書けないかも知れないのです・・・
平野啓一郎
964 :
吾輩は名無しである:02/09/13 00:34
age
>>956 お疲れ様.ところで,平野の言っていた「未来を遠望する」
云々についてはどう感じた? あの長い小説を読了することで
新しい小説への展望が開けるような何かを得られたか?
966 :
吾輩は名無しである:02/09/13 09:34
>>965 4500円のせいで今月のガス代が払えないという
未来がわかりました
山城むつみ △
千葉 一幹 △
鎌田 哲哉 ×
石川 忠司 ×
丸川 哲史 △
大杉 重男 △
中島 一夫 −
城殿 智行 ×
池田 雄一 −
969 :
吾輩は名無しである:02/09/14 12:19
平野の新潮での対談って、突飛なギャグを言ってみた
ものの誰もわかってくれず白い目でみられたから
「っだーかーら、ここではこことここがおもしろいんだってば」
と、自分のギャグの解説を始めてしまう小学生みたいだな。
970 :
吾輩は名無しである:02/09/14 17:26
一月物語の文庫の表紙。桜井亜美かと思った・・
971 :
吾輩は名無しである:02/09/15 00:11
>>962 大体、平野は小説と毎日の生活が「ロマンティック浮かれモード」だからな(w
972 :
吾輩は名無しである:02/09/15 02:13
ロ マ ン テ ィ ッ ーーー ク
973 :
吾輩は名無しである:02/09/15 02:22
おまえら むのうは ねたんでしね
974 :
吾輩は名無しである:02/09/15 02:31
973 名前:ヒラノ :02/09/15 02:22
おまえら むのうは ねたんでしね
974 名前:ヒラノ :02/09/15 02:28
>>973 なんか本物っぽい…
975 :
吾輩は名無しである:02/09/15 02:38
974 名前:吾輩は名無しである :02/09/15 02:31
973 名前:ヒラノ :02/09/15 02:22
おまえら むのうは ねたんでしね
974 名前:ヒラノ :02/09/15 02:28
>>973 なんか本物っぽい…
976 :
吾輩は名無しである:02/09/17 22:55
>>972 はしゃいじゃ〜あってよいのかな〜♪
あ、これちゃうわ(w
977 :
吾輩は名無しである:02/09/18 05:12
結局殆ど誰も読んでないと...良いなら金出していっかと思ってたが。
俺は「葬送」発売を知って平野啓一郎を思い出し「日蝕」読んで「一月物語」今読んでる。
試験中だから時間なくて読み進まん。
まあ基本的に文章は綺麗だし(「日蝕の擬古文は最初違和感を感じたが慣れればそうでも
なくなった」)描写も悪くない。
「日蝕」のラストはなんだか意味がわからんが迫力と美を感じた。
でも、時代設定を中世にするのはいいが、そこから通じ描くべき現代性の提起がない。
過去ログで読んだ人も「葬送」にはドラスティックな変革がないと言ってるが、
この辺が平野の弱点か。
彼の作品は綿密な考証と自慢の文体で自己満を繰り返す児戯なのかしらん。
一般に本は出版された時点で初版分の印税は入るらしい。
ってことは本当に20万刷ったなら、すでに平野に8600万は入ってる。
次作は最高でも初版で5分の1にはなるだろうから、予めそれを計算してたのかな。
稼げるうちに稼ぐために、不当に長いものを書いた気さえする。
979 :
吾輩は名無しである:02/09/18 18:37
>>978 ということは「現代を舞台にした短編」
は、売れないことが自分でも分かっているわけだ(w
980 :
吾輩は名無しである:02/09/18 18:58
>>977 図書館で借りれ!どうせ、誰も借りてないよ。
981 :
吾輩は名無しである:02/09/18 19:23
>>978 つまんないこと聞いて悪いが、その初版分って
半分程度、またはそれ以下しか売れなかったとしても返却義務はないの?
しかし、あれで20万部ってのもねえ。
作家、出版社共に、読者をナメきってると思うがねえ・・・・。
978です。
>>979 っていうかもう自分の賞味期限が切れてることを知っていたんだろうなと。
満を持した長編って売り方も今回かぎりでしょう。それをわかっているから、
初版印税を目的にして、単価のあがる長さにしたのかなって。下衆の勘ぐりかな。
>>981 通常なら返却義務はないはず。たぶんこの場合もそうでしょう。
確かに読者を馬鹿にしてると思う。話題性だけで売ろうとしてるわけだからね。
みんな読んだの?とくに
>>980>>978さん。
上下合わせて4000円は手ー出しにくいよ。
俺は本はそんな金あるわけじゃないけど買う派。買う価値ないなら読まないし。
いまだに買おうかと思ってる。表紙カコイイし。売れてなそうだが。
一月物語もかなりいいんじゃないの?と読んでる半ばにして思っちゃったりしてる。
とくに現実と幻(夢)が交わり合うときの記述が今んとこ最高。
>>977 まったくの同意見です。
前回の補足みたいになるのですが、「葬送」には、
従来の自分の世界の枠を根本から揺るがすほどの不安感ですとか、
部屋で引きこもってるのをやめて今すぐ街に飛び出したくなるほどの昂揚感、
実際に真似してみたくなるような魅力的なシチュエーションや台詞回し、
そういった読者に何らかの意識改変を迫るような求心力とでも言うべきものが、
備わっていなかったように思えるのです。
言い換えるなら、読む前の自分と、読み終えた後の自分に何ら変るところがない。
「日蝕」についてはその擬古文的な書き方自体に、
何らかの力みたいなのがこめられていたようにも思えますが、
「葬送」では、ショパンでも聞いてみるか、ドラクロワの絵でも見てみるか、
程度のことを思ったにすぎませんでした。
まあ期待が大きすぎたのかもしれませんし、僕の読み方が悪いのかもしれません。
逆に「葬送」読んで何か感じるところのあった人がいたら教えてほしいです。
985 :
吾輩は名無しである:02/09/19 15:15
>961
だから東は平野作品の人工性を批判するんだと思う。
東の考えは、「文学というのは人間を描くべきであって、上滑りな
シミュラークル作品は文学とは言えない」というものだと思う。
オタク文化は文学の持っている「人間を描く」という高尚な目的を
はじめから担わされていないから(たぶん退屈な日常に強度を与え
てくれるドラッグのようなものでしかないから)、「シミュラーク
ルの大量生産、大量消費はぜんぜんオッケー」という考えに行き着
く。でも文学はそういうわけにはいかない。東は平野に「文学の領
域でそれをやっちゃあだめだよ」と言いたいのだと思う。俺も平野
に「だめだよ」と言いたい。福田は前二作について「ファンタジー
小説の域を出ない」と言ってたけど、そのこととも重なる東の洞察
だと思う。
>>983は俺ね。
>>984-985 かなり同意。
特に東って評論家?の言うてることは俺の感じてたことを見事に表現してる。
評論家に同意すんのはあんま好きじゃないけど、こういうの見ると流石って感じする。
987 :
吾輩は名無しである:02/09/19 16:49
東や福田、その他の評論家の方が、今でも「本当の文学」を信じている
ということか・・・
988 :
吾輩は名無しである:02/09/19 16:55
まんこ
989 :
吾輩は名無しである:02/09/19 16:56
まんこ
990 :
吾輩は名無しである:02/09/19 16:57
まんこまんこ
991 :
吾輩は名無しである:02/09/19 16:57
まんこまんこまんこ
992 :
吾輩は名無しである:02/09/19 16:57
まんこまんこまんこまんこ
993 :
吾輩は名無しである:02/09/19 16:58
八木さきハアハアハアハアハアハア
994 :
吾輩は名無しである:02/09/19 16:59
343 :ヒラノ :02/07/06 04:22
大御所ってのはチマチマ書くようなミットモナイことはしないもんだよ。
まあ俺様クラスになると4〜5年に一作品を発表すれば十分だと思うけど
ね。芸術家ヒラノとしては質の高い作品を世界に発表する義務があるんだ
よ、ハハハ。
まあ気長に待っててくれよ。君たちの期待を裏切らない傑作を届けること
を約束するよ。
344 :ヒラノ :02/07/06 04:25
>>343 なんか本物っぽい…
995 :
吾輩は名無しである:02/09/19 17:00
まんこまんこまんこまんこまんこ
996 :
吾輩は名無しである:02/09/19 17:00
まんこまんこまんこまんこまんこまんこ
2げっとー
998 :
吾輩は名無しである:02/09/19 17:04
まんこちんこまんこいぇーまんこちんこまんこいぇーや
999 :
吾輩は名無しである:02/09/19 17:05
1000を世紀末救世主平野啓一郎氏に
343 :ヒラノ :02/07/06 04:22
大御所ってのはチマチマ書くようなミットモナイことはしないもんだよ。
まあ俺様クラスになると4〜5年に一作品を発表すれば十分だと思うけど
ね。芸術家ヒラノとしては質の高い作品を世界に発表する義務があるんだ
よ、ハハハ。
まあ気長に待っててくれよ。君たちの期待を裏切らない傑作を届けること
を約束するよ。
344 :ヒラノ :02/07/06 04:25
>>343 なんか本物っぽい…
1000 :
吾輩は名無しである:02/09/19 17:05
1000!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。