1 :
吾輩は名無しである:
2 :
吾輩は名無しである:02/06/21 06:14
2
3 :
吾輩は名無しである:02/06/21 06:37
堕罪汚叉鵡、読んだことねー。人間失格なんて内容すら知らん。写真の男を三葉見たことがあるって話なの?1行目しか知らん
4 :
吾輩は名無しである:02/06/21 18:40
かわいそうやけん、だれか、なんかかいちゃりーよ。
今「人間失格」読み終わったところです!
それまで「走れメロス」しか知らなかった私は太宰様のことを
馬鹿にしていたかもしれません。。
人間失格、凄すぎです。
親近感みたいなものがわいてきて最初の方なのに涙があふれました。
↑暗い気分の時に読んだから尚更でした(^^;
前スレで「斜陽」の評判が良いみたいなので
次は「斜陽」を読んでみたいと思いました。
ピカレスク、すっごく見たいんですけど、これって普通の地元とかの
映画館でも上映されるんでしょうかねぇ?
わざわざ東京に行くのめんどい。。(^^;
「ピカレスク人間失格」のページで予告編を見たら
もっと見たくなっちゃったよ、、。・゚・(ノД`)・゚・。
7 :
White rose ◆QGZrdAAA :02/06/22 16:05
余談ですが・・
去年学校で「走れメロス」の授業をしたときに、
矛盾点とか先生が指摘してたんですけど、、
太宰作品って何気にそういう矛盾してるところとかちょっと
文章的につじつまが合わなかったりするところとか多くないですか?
人間失格も結構そうですよね。
8 :
吾輩は名無しである:02/06/22 16:16
墓参りは行ったか?
9 :
White rose ◆QGZrdAAA :02/06/22 16:25
行ってないです、残念ながら・・。・゜・(ノД‘)・゜・。
行きたかったョゥ。
10 :
吾輩は名無しである:02/06/22 16:52
>6
俺も『人間失格』読んだときは衝撃走ったよ。発禁にせねばとかおも
たり(社会不適合者が増えそうな気がして)。
『走れメロン』のイメージが世間一般に浸透しちゃってるから、誤解さ
れてある意味損してるのかもね。教科書から削除するべき。
>7
矛盾点、具体的におせーれ。興味ある。
11 :
吾輩は名無しである:02/06/22 20:23
「太宰は文学に殉じた」ということがあまり知られていないのは何とも言えない。
もちろんここに来てるような人はみんな知ってるけど、一般的にはね・・・。
12 :
吾輩は名無しである:02/06/22 20:40
太宰好きな女ってひっかけやすそうだな。
13 :
吾輩は名無しである:02/06/22 21:22
をいオマエラ、ちょっと聞いてください。
漏れ、普段は活字とは全く縁のない人間だが、
今日なんとなく太宰治の本を読んでみたから、ひとこと感想いわせれ。
お竹さん… (;´Д`)…ハァハァ
>>10 矛盾点、あくまでも国語の先生が言っていたってことと、
ちょっとうろ覚えみたいになっちゃってるからあんまり自信
ないんですけど、、(^^;)確か
「走れメロス」の場合は、、
文章の最初の方で「この妹は、村のある律儀な一牧人を、近々、
花婿として迎えることになっていた。結婚式も間近なのである。メロスは、
それゆえ、花嫁の衣装やら祝宴のごちそうやらを買いに、はるばる市にやってき
たのだ。」・・・ってあるじゃないですか、
んで、メロスが王に時間をもらって、花婿を説得する時に、
「婿の牧人は驚き、それはいけない、こちらにはまだなんの支度も
できていない、ぶどうの季節まで待ってくれ、と答えた。」
近々結婚式を挙げるとか最初に言っておきながら、「ぶどうの季節まで
待ってくれ」はないでしょう。
しかも、「祝宴のごちそう」とかも買いに行ってるじゃあないですか。
・・・もしぶどうの季節に式を挙げるとメロスが最初からわかってたんなら
腐りますよ?ごちそう。
・・たいした矛盾じゃないし、なんか説明下手で・・スミマセン(´Д`)
15 :
White rose ◆QGZrdAAA :02/06/22 23:21
あと、「人間失格」の解説(奥野健男)で、
「小説構成上の不備や、方法上、表現上の欠点など、『人間失格』という
作品のもっている弱点は、いくつも指摘することができる。」
って書いてあったからです。。
<<7の自分の発言は思いっきり知ったかぶってました、、
でも、なんか矛盾してるというか、「手記」と「はしがき・あとがき」
の内容がスッキリと結びついてくれないというか。。
最後まで読んでも気持ちの中にもやもやしたものが残る感じなんですよね、、
これは一体どうしてなんでしょう?
「はしがき・あとがきで三葉の写真を見た人物」と「葉ちゃん」が、
結局は両方とも太宰本人っていうことになってしまうからでしょうか?
謎です、、。
>>14-15 「走れメロス」の件は確かに矛盾と言えなくもないが、
「ぶどうの季節まであと何日ぐらいなんだゴルァ!」とか
「その御馳走の賞味期限はどのくらいだゴルァ!」とか
そういう問題になっちまうので、たいした事ではないと思われ(w
人間失格についてだが、これが自伝的な小説であることは誰もが認めるところだろうで、
もちろん登場人物に自分を重ね合わせてる部分もたくさんあるだろうが、
かといって自分の体験をスラスラと綴ったもんでもなく、
むしろ結構書き直しに書き直しを重ねてできたもんらしいし、
もともと太宰は随想っぽい作品にも多くの虚構を交えて書く人だそうなので、
あんまり「葉ちゃん=太宰」とか「写真をみたヤシ=太宰」とか、
そんな事にこだわる必要はないと思われ。小説構成上の不備云々は知らんが(w
…と、漏れも知ったかぶってみる。長文スマソ。
上のレスの6行目、
×これが自伝的な小説であることは誰もが認めるところだろうで、
↓
○これが自伝的な小説であることは誰もが認めるところで、
スマソ。恥ずかしいっす。
漏れなんかキーボードで文章打ってもこんな間違いしちゃうんだから、
太宰とか昔の人は大変だったろうなぁ。
しかしながら恥の上塗りに言わせてもらうと、漏れは「人間失格」は好きじゃないっす…
あんまりメソメソ泣いているとこばっか見せられても、こっちが死にたくなっちゃうだけだよ(w
つーか太宰も自殺する暇あったら「走れメロス」「富嶽百景」とか、
あーゆーの、もっと書いてくれよゴルァ!
18 :
吾輩は名無しである:02/06/23 08:23
暇で自殺したんじゃないよ。小説を書くのが嫌になったんだよ。
>>17 僕は初めて読んだ太宰作品が「人間失格」でかなりの影響を受けてしまったので、「走れメロス」のような作品にはいまいち感じるものがありません。無理矢理人間っていいもんだと思い込もうとしてるというか・・・。僕の理解力不足でしたら申し訳ないです。
>>18 ドッペルゲンガーって太宰でしたっけ?
あまり良く知らないんですが。
20 :
吾輩は名無しである:02/06/23 18:06
「走れメロス」って、今でも中学の全ての教科書に載ってるよね。
それに対して小谷野敦が「こういう不自然で厭らしいものはもうやめてほしい」と
言ってたけど……。(「文学界」で)
ともかくも、中学生が「走れメロス」で太宰のイメージをつくってしまったら、
もったいないかも。(まぁ、それ以外の作品も読む人は読むだろうけど)
21 :
吾輩は名無しである:02/06/23 18:12
教科書に載せるなら惜別とかいいと思うけどなぁ。まぁ教科書に載せるには長すぎるけど。
22 :
吾輩は名無しである:02/06/23 18:13
ドッペルゲンガーは芥川じゃないっけ?
23 :
White rose ◆QGZrdAAA :02/06/23 18:39
>>16-17 確かに走れメロスの件は、そんな矛盾じゃなかったですね・・(^^;
太宰って随想にも虚構を入れてたんですか!?
意外です。全然そうは思いませんでした。
メロスは読んだ事あるけど、富岳百景はまだ読んだ事ありません。
>>19 前向きな時期の太宰の作品と、鬱のときの太宰の作品では、
まるで人が違うかのようですよね。
オイオイ、精神分裂病か!?とか思っちゃうほど違いますし(ハァ?
私もどちらかというと鬱のときの太宰のほうがホンネっぽくって好きです。
確かに、生きようと必死で自分の気持ちをまぎらわして書いたような気が
します。。
ドッペルゲンガー??太宰か芥川にそういう作品があるんですか??
まったく知りません、ぅぅ。
私、芥川も好きなんですよ。
>>20 私、中学生ですよ。
周りの、「走れメロス」しか読んだことのない人達に「太宰好き」とか
言ったら、絶対変だと思われますよ。
どうして文部省はこういう作品とかしか載せないんでしょう。
暗かったり、グロかったりする部分はどんどん排除されていきます。
本当、やめてほしい。
教科書だけでなく、国語便覧の太宰のページにも、
「津軽」「富岳百景」「走れメロス」しか引用されてません。
こんな偽善的な教育(?)したって、どうせ無駄なのに・・。
ところで、太宰ってやっぱりナルシストなんですよね。
読む前は、劣等感が強い人なのかなぁとか思ったんですけど、
読んだら「うぉ・・ナルシストだったんだ!」って思いました。
24 :
吾輩は名無しである:02/06/23 19:04
>>23 ナルシストか。そういう単純な言葉で括るのはどうかと思うけど、
他に言い様がないか。
僕が太宰をナルシストだなんて思わないのは、僕もナルシストだからなのかな。
むしろナルシストとは全く逆に見えるんだけど。
25 :
White rose ◆QGZrdAAA :02/06/23 19:16
>>24 たしかに単純な言葉すぎましたね、、。
自分のことを「美貌」とか書いてたりするところとか、
サッチャンに向かって「僕はどうしてこう女に惚れられてしまうんだ!」
という発言までしたらしいというあたりでそう思ってしまいました・・(^^;
なんていうか・・自分に浸ってるというか・・
何かのテレビでやってたんですけど、人間って皆何かしらの分野
でナルシストらしいです。。
ぅ〜ん、太宰は劣等感と優越感を両方持ち合わせていたのかもしれませんね。
複雑な考え方をする人なんでしょう・・。
もっといろいろな作品を読んで考えてみます。
修行が足りないです、、スミマセン;
26 :
吾輩は名無しである:02/06/23 19:42
単純に、自分を客観視する目に長けていただけじゃないかな。
太宰の自己否定ぶりは凄まじいものがあるけどなぁ。
治のは、倒錯的な肯定だと思うわ。
28 :
縞栗鼠(シマリス)の親方:02/06/23 19:51
大検・大学受験予備校の中央高等学院では
一流プロ講師による責任指導、四年制大学の絶対合格を餌に
知的障害児童の保護者から法外な授業料をボッタクリまくっています。
また中央高等学院の従業員「西部」は女子トイレに闖入し
汚物入れを物色して女子生徒の使用済みタンポン・ナプキン等を
個人的に収集しているというのは事実。
中央高等学院では
生徒及びその保護者の個人情報を名簿図書館等に売却しています。
中央高等学院
http://chs-f.com/index.html 中央高等学院福岡校
http://www.chuo-school.ac/
29 :
吾輩は名無しである:02/06/23 20:42
つーか、太宰がナルシストって話は、一体どこから出てきたんだろう?
25のスタコラさっちゃんの件以外にも何かそういう逸話があるんだろうか?
少なくともルックスに自信をもっていたようではなさそうだが。
漏れから見れば十分イロオトコだけどな(w
作品を通して呼んでみた限り、漏れには殆ど劣等感のカタマリのように見えたぞ。
もちろん過去に地方の有力者の息子でありエリートであったが故の優越感も持っとっただろうが、
むしろそこから転げ落ちたが故の劣等感の方が強いような…
以上、漏れのナンチャッテ太宰観ですた。
>>25 …て、自分で自分のこと美貌だって書いてたんか!?
そんなんあったっけ… 欝だ、読み直そう。
31 :
吾輩は名無しである:02/06/23 20:49
ええと、少し質問したいのですが。
「人間失格」のなかでドフトは罪と罰をシノニムだと考えていたのじゃないか。
というくだりがありますよね。
ラスコーリニコフは、老婆を殺したことに対する良心の呵責に苦しんでいたわけではありませんよね。
彼が半狂乱になるのは、これから与えられるかもしれない法律による裁きによってですよね。
つまり、良心というのは常に利己的なものだと言うことですか?
そして、それは虚栄の良心という罪なのでしょうか。
それは、人間に対して神が与えた罰なのでしょうか。
それとも、原罪によって、「良心」という罰が与えられたのでしょうか。
この二つはぐるぐるとお互いにかみついた蛇のように絡まっていて、
どちらが先なのかは分からないし、そこから人間は逃げ出すことが出来ないのだ。
ただ、無力なまま時間だけが過ぎていくのだ。
と、考えていいのですか?
あれ電波みたくなってる? 難しくてうまくかけないです。
そして、罪のアントとして、神があるのでしょうか・・・
>>32 ラスコーリニコフ?なんのことやら・・
やっぱり無知だ(´ー`)
レベルが高すぎて答えられませんよ(汗)
でも、私も「罪」と「罰」のことは気になります。
シノニムって対義語のことでしたよね。
罪と罰は対義語ではないと思うんです・・
アントって類義語のことでしたっけ?(もう一度良く読まないと駄目だなぁ)
確かに、神は生命を作り出してしまった・・と考えれば罪と考えても
おかしくない、と思います。
(ありゃ・・自分の方がよっぽどデムパ)
>>31 ほおづえついてる写真ならたくさんありますよー
若い時の太宰の写真はカコイイ!と思います。
例えば、国語便覧に載ってたのを見たんですけど、
井伏鱒二と岩か何かに座っている、ベレー帽をかぶった若い時の
写真とか・・見るべきですよ〜!
歳とともに芥川ヘアーになる太宰・・
シノニムが類義語で・・・アントが対義語だったような。
ところで、太宰の作品って読点が多いと思ったんですけど、
皆さんの中でもそう思った人いませんか??
なんか、あの「〜、〜、」っていう、頻繁に読点をうってる文体が、
自分に話し掛けられてるみたいな感じを受けるんです・・。(私だけ?)
あと、「走れメロス」は「〜だ、〜である」っていう語尾で終わっていますが、
「人間失格」では手記の語尾が「〜です、〜ます」になってますよね。
この2つの作品以外は、どうなんですか?
太宰の文章は、句読点が多いですね。
私は、太宰の作品をすべて読んでいるわけでは無いのである。
そんな人間が彼について語るのはいささか問題が生じることもあるかもしれないし、
へたなことをしたり顔で話ぜば五万といる太宰ファンに殴り倒されるかもしれない。
私は小心者なのである、けれども、だけれども一ファンとして言わせてもらえるならば、
37さんに 禿同 と言いたい。
太宰の作品はほとんど、ですます、である、で書かれていますです。
ですますは、深刻な話に使われているような気もします。
「渡り鳥」なんかは体言止めが多くてどちらにも属していないのかな?
そう言った意味では珍しい作品なのかも。
>>23 太宰の随想っぽい作品の中の虚構についてだが…
例えば「富嶽百景」には太宰と井伏鱒二が山登りをする場面で、
「井伏氏はつまらなそうに…放屁なされた、云々」
ってな感じの描写があるんだが、これは作り話らしい。
どこからが虚構か漏れは分からんが、少なくとも屁はこいてないらしい(w
でも事実か否かは関係なしに面白いんだよな。
だから作中に「太宰」なる人物が出てきても、
フィクションと割り切って読んだほうが良いと思われ。
つーか、「富嶽百景」よんだことないんだっけ… 読め。これ最高。
あと「駆け込み訴え」 これも嫁。 これも最高。 …と、漏れは思う。
41 :
吾輩は名無しである:02/06/24 08:04
ここに集まっているのは太宰厨らしいね。
激しく既出ネタを何度も持ち出す辺りが。
恥知らずめ。よくそんな恥ずかしい真似が出来るね。
せめて過去ログ読んでから書き込んでね。
43 :
吾輩は名無しである:02/06/24 08:34
既出ネタだから下げで書き込んでいるのであるよ。
>>41、42のような立派な方が
わざわざあげて、いうほどのことでは無い。
>>43 既出ネタであることを理解している素振りは全く見られないのだけど。
すみません。私ももしかしたら既出ネタを持ち出していたかもしれません。
次に書き込む時は気をつけます。
過去ログはとびとびに読んでたんで・・全部読むべきでした。
というか、最初に厨房発言をしたのはおそらく私ですよね、すみませんでした。
それほど気にする必要はないと思います。
すでに死んでしまった作家ですから、ほぼすべてが既出ネタです。
だから、曲解してくれるとうれしい。
47 :
吾輩は名無しである:02/06/24 22:56
ものすごく古臭い(自分としては)ものを持ち出して悪いですけど、太宰の文体が、
一人称や三人称でも話し掛けてられているかのようであることを指したものとして、
「潜在二人称」っていう便利な言葉があります。
(詳しくは奥野健男「太宰治再説」を参照してください。)
48 :
吾輩は名無しである:02/06/24 23:06
「治」の文字の後ろには須らく「虫」の字をつけるべきなのだ。
太宰とて例外ではない。
っていうか堕罪人気ないね
心底太宰に共感してしまうような人間は、
2ちゃんでは生きていけません。
「潜在二人称」調べてみます。どうもありがとう。
51 :
吾輩は名無しである:02/06/25 10:47
ところで、ピカレスクっていつから上映?
長谷部氏の『桜桃とキリスト』読んだ人、いる?
感想キボンヌ。
53 :
吾輩は名無しである:02/06/25 11:13
文学界に書評あったね。僕も知りたい。
罪のアントは「賞」と思ってみたり・・。
>51
確か、ピカレスクは7月中旬くらいからでは?
>>53 書評だけはあちこちでみかけるが…
美知子夫人ってのは
師範学校卒で先生していたんだってな?
兄は東大医学部卒の医師・・・
当時としてはエリート中のエリートの家庭だったわけだ。
太宰は芸妓を妻にしたり別れたりクスリ中毒になったり心中事件で相手を
死なせたり、小説ばかり書いて東大仏文は卒業できそうもなく…
行き詰まった中で、再起を期しての結婚だった。
青森きっての名家、貴族院議員津島家としても、これなら、と
喜んだ縁組みだったろう。…イマまで、妻側に光あてた評伝は無かったから、
意味ある仕事といえるだろうな。
>>51 上映、って…『ピカレスク』映画になるのか?
げぇえ、だれだそんな馬鹿なこと考えたドアホは?
キモいに決まってるじゃないか、阿呆だなまったく。
猪瀬、映画化許したんか?
条件良かったんか、金欲しかったんか、馬鹿なことするなぁ。
57 :
吾輩は名無しである:02/06/26 09:26
葉桜とキリスト。
読んでないけど、太宰はキリストに信仰? 人間的な興味を持っていたような。
「人間失格」からものすごい宗教の臭いを感じるのだが。
神にすがって、蹴り飛ばされた人間。
と言うことか。
これって曲解? 過去ログよんだんですけど出てきていない気がするので
聞いてみました。
>>51 ピカレスクって、シネマスクエアとうきゅうとか大きなトコ以外に、
地元の映画館等でも上映してくれるんでしょうか?
「神」は、罪の意識から作られたものだからシノじゃないか?
「賞」は、・・・虚栄だよ。シノだね。
空豆食う? お道化ってこと?
道化は?
芸術か? あはは。シノだね。
60 :
吾輩は名無しである:02/06/26 13:07
つうか、かれこれ7年考えておる。
結論出ず。だれかおしえてけろ。
61 :
吾輩は名無しである:02/06/26 13:31
「ち○こ」のアントは「ま○こ」でよろしいですか?
それともシノニム?
62 :
吾輩は名無しである:02/06/26 13:32
俺にとってはシノ
おまえにとってはアント
63 :
吾輩は名無しである:02/06/26 13:56
太宰の若い時の写真ってありますか?
>>63 私も見たいです。
浜島書店の「国語便覧」の太宰のページに井伏鱒二と一緒に
うつってる若い写真ありました。
小さい写真で横顔だったからよくわからなかったけど、結構かっこよかった
っぽいですよ。
65 :
吾輩は名無しである:02/06/26 18:10
河出書房新社の『新文芸読本』太宰治編には
若い頃の写真、いっぱい載ってるよ。
「いい男だろう」などと、自分で書き込みをしている物もある。
作家別の写真ばっかり載ってる本が売ってた。
>>65のそれかもしれない。
頬杖の写真がやたら多かった気がする。
まぁ、作家なんだから写真なんてどうでもいいんだけど。
67 :
吾輩は名無しである:02/06/26 19:24
園子氏と写ってる写真が前スレかどっかにリンクされてた。
あいつの作品を読んだとき
「生きる気がないなら死ね」と思ったけど、
ホントに死んだので、偉い奴だと思うようになった。
マジレスしようか。「生きる気がない」、それは誤解。作品は飽くまで作品だよ。
自殺の前、太宰は既に末期の肺結核だったし、彼の自殺は文学に殉じるという意味があった。
詳しくは彼の遺書やらその辺りを研究した人の本を読んだら載ってるよ。
70 :
吾輩は名無しである:02/06/26 23:56
>>57 長部日出雄がどう書いてるのかまだ読んでないんだけど、
太宰にとっての「神」は決してクリスチャンが信奉している神ではないでしょう。
「宗教の臭い」と言えるのかどうか。
太宰の聖書理解はかなり独自のものだし、西洋の聖書解釈には反撥してた。
それに関しては太宰自身が「世界的」とか「一問一答」っていうエッセイで書いてる。
書かれたのが戦時中だから気をつけないといけないけど、彼の作品を読んで比較してみれば
だいたいこの通りだといえると思う。
71 :
White rose ◆LOVEg7IY :02/06/27 16:57
「斜陽」と「グッド・バイ」購入。
72 :
吾輩は名無しである:02/06/27 17:34
ちくまの太宰全集を買おうと思ってるんだけど、
新潮文庫なんかに集録されてない作品とかは入ってるんだろうか?
全集っていうからには何か長所があるんではと思うんだけど。
別にないのか?
73 :
16才自殺志願アイドルヲタ:02/06/27 17:45
ところで、お前ら中学生?
おいらは中学1年のとき太宰の作品を2,3読んで、内にとぐろを巻いている
青臭さがどうにも鼻についてすぐ見切りをつけた。
そのあとバルザックとかフォークナーを読んでこれこそ本物だと確信したな。
みんなも早く卒業したほうがいいよ!
74 :
吾輩は名無しである:02/06/27 17:49
まだ入学してません。
75 :
White rose ◆LOVEg7IY :02/06/27 18:21
・・中学生です。卒業するどころか買ってしまいました。
しばらく抜け出せなさそう
76 :
吾輩は名無しである:02/06/27 18:22
>>73 どうせ斜陽と人間失格と走れメロスだけしか読んでねえんだろお前は
乞食学生でも読んで出直して来い
77 :
16才自殺志願アイドルヲタ:02/06/27 18:47
>>76 いかにもダザイチックな題名だな(w
お前ら、志賀直哉みたいな怖いオジサンにしかられて目を醒ませ。
78 :
吾輩は名無しである:02/06/27 20:56
>>72 全集って言うからには学生時代の同人に載っけた作品とかも入ってるんじゃないの?
持ってないから知らないけど。俺は新潮を全部買ってしまったし。
79 :
吾輩は名無しである:02/06/27 21:03
80 :
吾輩は名無しである:02/06/27 21:17
太宰治って、作品よりも本人の方が面白いような気がしない?
ネタの宝庫じゃん。
酔っ払って便所にはまって、それが新聞に載っちゃったりとか…
太宰にはまる人へ、太宰を読むなら太宰が書いた順に読むことを強くオススメします。
晩年から始まり、グッドバイへ。売れた順とか有名順とかはもう最悪です。
私はそれをしなくてひどく後悔しました。今から太宰にまる人へ。飽くまではまる人です。
82 :
吾輩は名無しである:02/06/27 23:17
>>72 「ちくま」ってちくま文庫のこと?
あれは新仮名になっちゃってるし、同じ筑摩なら文庫でない全集を買うべきだと
思いますが。
自分は昭和51年発行のものを古書店で1万円で入手しました。
「日本の古本屋」ほかのサイトでも1万円未満で売ってるのをよく見かけます。
全集の長所はもちろん、太宰が公にしたすべての作品が入っているのと、初期の
習作(「モナコ小景」とか「哀蚊」とか多数)が収録されていることかな。
もちろん、新潮文庫に入ってないエッセイなんかもけっこうあるし。
83 :
吾輩は名無しである:02/06/28 22:52
>>82 全集って、古本屋で買うしかないのかな?
今普通の本屋では売ってないの?絶版?
84 :
White rose ◆LOVEg7IY :02/06/28 23:36
斜陽の最後のこの言葉の意図がよくわからないんですけど、
誰か説明してくれませんか?
「これは、直治が、或る女の人に内緒に生ませた子ですの。」
かずちゃんは、一体、何が言いたかったの・・?
しかも最後「マイ・コメディアン」で終わるとは。
>81
確かに、順番に読んだほうがいいと思います、私も。
というか、太宰以外の作品もそうだと思います。
もっと全体的に言えば、時代背景や、思想・文化、小説の「流行」の変遷
を読み取るために、文学自体を年代順に読むべきだと思うんですよね。
でも、それさすがに難しそうです・・。
>>84 説明か。人に聞くよりはわかるまで読むのがいいと思うけど、
或いはわかるようになってから読むとか。もう一生自分で理解することは
出来ないなら、これ以上上達しないなら、聞くしかないけど。
それに、主観をもっと大切にしたほうがいいと思う。他人の意見よりも
自分がどう感じ取ったか。
>>85 そうですね、何度も読んでみることにします。
やっぱり自分で考えることって大事ですよね・・。
>>86 僕は今20代前半なんですが、中学や高校の頃読んで理解できなかった小説を読み返してみると、少し分かるようになっていてまた面白いですよ。
だけど中学や高校の頃の感じ方もその時しか無いものなので大事かなと思ったりします。
>>87 他の人と自分の解釈の仕方がいろいろ違ったり、
年齢につれて解釈の仕方が変わってきたり。。
本って、面白いですよね。
89 :
吾輩は名無しである:02/06/30 18:58
>>83 売ってるけど、とても高いと思われます。
お金に余裕あるならどうぞ。
最新版の全集は本文異同が詳述してある上に、膨大な量の研究論文の一覧まで
ついてる。本当はそれがいちばんいいけど……。
90 :
吾輩は名無しである:02/07/01 20:02
我は山賊。うぬが袴を掠め取らん。
太宰や芥川のアフォリズムや名ゼリフで1000を目指さないかい?
91 :
White rose ◆QGZrdAAA :02/07/01 23:47
名台詞、いいですね!
読んでるときに、「イイ!」と思った台詞を見つけたら書き込みます。
>>57 私も、「十五年間」を読んでみてとてもそう思いました。
太宰はキリスト信者の気があるような・・と。
「おのれを愛するが如く、汝の隣人を愛せよ」
こんなこと書いてあれば、キリスト教信者とまで言わないけれど、キリスト教に
少し興味があったのかな・・?と思います。
>>90 名ゼリフと言うより名言だろ。
>>91 あなたはあまりにも無知です。
せめて太宰作品を半分くらい読んでから発言してください。
読んでる方が恥ずかしい。
古井由吉。
この内向の世代を代表する作家は不当に過小評価されている。
彼の作品を読んで再評価しよう。
しかし彼の作品のほとんどは絶版となっており入手が難しい状態にある
もっとも手に入れやすい作品に新潮文庫の『楽天記』という作品がある。
手始めにこの作品から読んでいただきたい。
そうすれば彼の他に比類のない表現の豊かさ細やかさに触れることができるでしょう
>>92 同意。91が書いてる事は、太宰を読んでる人にはとっては
一般常識とされているようなことばかり。
でも国語便覧、懐かしいね〜。厨房の時使ってたよ。
太宰の写真がいっぱい見たいのなら、「文学アルバム」ってのに載ってる。
95 :
吾輩は名無しである:02/07/02 12:10
>>92 >>94 まあまあ。White roseは本物の中学生なんだから大目に見てやろうよ。
96 :
吾輩は名無しである:02/07/02 12:37
若いから大目に見るのか。変なの。
じゃあ俺、綿谷も大目に見るよ。
>>92 >>94 >>95 すみません、中学生だからといってごまかす気はないんです。
無知には変わりありませんでした。
思えば当たり前のことばかり書いて迷惑かけていました。
もっと勉強してからこの板に来ようと思います。
>>94 国語便覧は読んでると結構面白いですよね。
>>97 煽りなんか気にするな。
やつらだって何にも自分の意見を言っていないじゃないか。
99 :
吾輩は名無しである:02/07/03 00:33
>>98 意見はいいね確かに。でも質問は・・・もっと読めとしか言えない
_ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,γ´wwヽ < 百と百尋の金隠し
( i.q|゜_ ゜|! \_________
j;从!ー、'!
c《ミゝ〉 ▽⌒▽
ノ;| ト┤ /´仝` ヽζ < ブヒ
==〈り-イ============
|| !`T'i′ ||v ||v ||ノ.||
|| 仁)二) ||'V||'V|| ||
101 :
吾輩は名無しである:02/07/03 19:56
「中学生だ」なんて言わない中学生もたくさんいます。
厨房だからって2chは2ch。
102 :
吾輩は名無しである:02/07/03 22:28
>>93 スレ違いも甚だしい…が、そう思う。
寡作なんだよな。
103 :
吾輩は名無しである:02/07/05 06:40
河村隆一の映画でまた太宰読者が増えることでしょう
>>103 うげぇえええ、と思わず言ってしまう朝っぱら。
↑あ、べつに太宰はよろしんで、問題は河村・・・げぇええっ
ミルクを沸かして飲んだことはあるんです。
107 :
吾輩は名無しである:02/07/05 11:46
ヤク中時代のおさむちゃんって、やたら怖いんですけど。
108 :
吾輩は名無しである :02/07/05 12:04
>>107 あったことあるんですか!?今でも会えますか!?
109 :
練馬少年鑑別所:02/07/05 12:24
110 :
自称パンクス:02/07/05 12:38
津島修治にシド・ヴィシャスを見た!
111 :
吾輩は名無しである:02/07/05 13:20
河村と太宰っておんなじようなモンだろ?
>>32 ドストエフスキーの『罪と罰』を参照。
あと、太宰好きなら、坂口安吾の『不良少年とキリスト』も読んでおくべき。
114 :
吾輩は名無しである:02/07/05 23:43
ガイシュツだったらスマソ。
今日、山田詠美の「僕は勉強ができない」を読んでたら
人間失格の一場面の描写があって妙に嬉しかった。
(葉蔵に竹一が「わざ」っていうところ。)
来てみたらレスがあったので・・。
>>112 わかりました。ドスちゃんと坂口安吾には興味あるので、今度読んでみます。
なんか…映画見てから原作にはまりそうな人が増えそうで
イヤだなぁ。邪道だと思うよ…。しかも河村信者が...ぁぁ、ぃゃだ
116 :
吾輩は名無しである:02/07/07 13:19
いや、映画はどうせクソだから大丈夫。
117 :
吾輩は名無しである:02/07/07 13:29
蟹工作船ってどんな内容?
118 :
吾輩は名無しである:02/07/08 18:28
>>115 ルパンとか、太宰ゆかりの地に河村信者が押しかけそうで嫌だな。
別に映画見てから原作にハマルのは全く問題ないと思うんだが、
太宰自身には興味ないけど…ってのは、ちょっとねぇ。
ちなみに漏れは安吾ヲタなんだが、
「不良少年とキリスト」は安吾の作品の中でも読みやすくていいと思う。
もっと興味がわいてきたら、
「夜長姫と耳男」「桜の森の満開の下」「堕落論」なんかも読んでみれ。
119 :
吾輩は名無しである:02/07/09 12:25
相楽総三の墓にるろ剣ファンがおしかけるようなもの?
ええと、「罪と罰」を参照してみました。
ドストエフスキーはアントとしておいていたのでは無いか。
というくだりはつまり、純粋な罪の無い人間にこそ、罰がくるのだ。
と言うことでいいのかな?
獣が・・二匹絡まっていました・・・ 「何にもしないって、言ったから」
と言うことと繋がるのね。ふむー
121 :
吾輩は名無しである:02/07/09 14:44
センキュー
123 :
吾輩は名無しである:02/07/10 12:27
太宰パンクス説
124 :
吾輩は名無しである:02/07/10 18:22
一人で持たすか・・・。
誰か来てくれ!
126 :
吾輩は名無しである:02/07/11 10:20
死人に口なしと言いましてな。
127 :
吾輩は名無しである:02/07/11 13:36
>>91 長部氏の評伝『桜桃とキリスト』読んだ?
漏れもまだなんだが・・・だれか読んだ人いたら、感想きぼんぬ!
128 :
吾輩は名無しである:02/07/12 10:23
田中英光って、太宰治の墓の前で自殺したひと?
129 :
吾輩は名無しである:02/07/13 11:45
昨日、「グッドバイ」を買って読んだのですが、途中で終わってしまいました。
続きはいつ出版されるのでしょうか?
130 :
吾輩は名無しである:02/07/13 13:01
人間失格読んだんだけど、最後全部お父さんのせいにしてるのは萎えた。
というか葉蔵にそういうこと言わせるならまだいいが、その手記を見たり話したりする
客観的な部分でそれをいうところに萎えた。
そんなに気にしなくてもいいところなんですかね?
131 :
吾輩は名無しである:02/07/14 00:53
>>130 いや、あれがあるから救われるようなもんだろ。
132 :
吾輩は名無しである:02/07/14 01:08
>>129 「グッドバイ」執筆中にサッチャンと心中したから、続きは無いと思う。
私も続きが気になります…。
あ〜書き終わってから心中してよ〜太宰のばかぁ…。
133 :
吾輩は名無しである:02/07/14 01:16
グッドバイて赤川ジローの原型かとオモタ
134 :
吾輩は名無しである:02/07/14 01:32
>>129 続きが読みたいと思うほど面白くなかったのですが?
もう作家としても終わってるって感じで。
太宰さんはちょうどいい時期に死んだなぁ……。
太宰治=ただの怠け者
自分が怠ける為に必死に言い訳考えて、それにまんまと載せられたお前らプ
結局奥さんを愛してたのね…
137 :
吾輩は名無しである:02/07/14 13:15
太宰の死に顔はとても安らかだったらしい。対して山崎富栄は、さながら
夜叉のような苦悶の表情だったらしい。
これは太宰の死因が溺死ではないことを示している。
つまりあれは、心中ではない。
「ピカレスク」にそんなことが書いてありました。
138 :
吾輩は名無しである:02/07/14 13:50
決めた。っていうのが好きだな。
富嶽百景の。
139 :
吾輩は名無しである :02/07/14 19:06
河村が今度出す映画の主題歌入りのアルバムの初回特典に
太宰になりきって書いた詩集(?)をつけるらしいね。
140 :
吾輩は名無しである:02/07/14 20:45
>>139 やめてくれ…なりきり詩集。
いくら同じナルシストだからって、太宰になれるわけないでしょ。
CDって、17日発売のやつでしょ?
141 :
吾輩は名無しである:02/07/16 23:45
個人的には、「グッバイ」よりも「火の鳥」の続きがすごく読みたい。
>>127 「桜桃とキリスト」読んだよ。今まであまり語られてなかった
奥さん側のことが詳しく書いてあって興味深かった。
でも既出事実が多くて、全体的に新鮮な印象はなかったです。
あと筆者の長部が、テレビなどで太宰について間違って説を唱えてたのを
この本の中で訂正してました。
間違って→間違った
10年以上前に学部生だったんですが、
この10年太宰治の作品に関する研究って何か画期的な進展ってあった?
当時、作品論でも「作家論」的アプローチが多くてうんざりしてたんだけど・・・。
例:このように太宰の心はすばらしかった、ゆえに作品もすばらしいに決まってる。
まぁ、あくまでも「作品」として捉えるっていう動きもないではなかったけど、
まだまだ充分に成果があがってないって感じだったんだけど・・・。
最近の動向に詳しい方、教えて下され。
河村隆一主演の映画の監督は、太宰の本読んだことあるのか?
太宰役に河村隆一はありえないだろ?
145 :
吾輩は名無しである:02/07/17 16:17
>>144 禿同!!!
河村がやるって知って心底ガカーリ。。。
「映画降りて欲しいんだけど、、」
「わー(か)った!降りてみよ!」 −某CMより−
ってなんないかなああ。。
146 :
吾輩は名無しである:02/07/17 16:24
太宰のじゃない「人間失格」って誰が書いたか
知ってる人いる?昔ドラマになってたやつ。
147 :
吾輩は名無しである:02/07/17 17:25
148 :
吾輩は名無しである:02/07/17 17:52
意外とイケルと思うけどな・・・<河村
太宰がそんな崇高なもんでもあるまいし
149 :
無名草子さん:02/07/17 18:51
太宰だったら田村正和に演じて欲しい気が…
誰か僕に芥川賞下さい…
151 :
吾輩は名無しである:02/07/17 18:59
152 :
吾輩は名無しである:02/07/17 19:21
田村正和だったら良かったのになぁ。
年齢的にきついのか?いや、大丈夫だろ
153 :
吾輩は名無しである:02/07/17 19:22
稲垣吾郎とか適役だと思う。キャラ的に。
154 :
吾輩は名無しである:02/07/17 19:27
>>153 キャラ的にはいいのかも知れないが、僕は厭だYO。
ヴィンセントギャロあたりがやってくれないかな。
とバッファロー66を見ておもた。
イシダイッセイでいいよ
ヤクチュウだし
156 :
吾輩は名無しである:02/07/17 20:56
今は亡き森雅之だけだろうな。太宰を演じられるとしたら。
河村隆一はあまりに真面目に(奥野健男風に)太宰を受け取ってるんじゃないといいけど。
……でもたぶん、猪瀬の太宰観は奥野の太宰観へのアンチテーゼみたいなものだけれども、
そんなこと分からずにやってるんだろうな……。
157 :
吾輩は名無しである:02/07/18 00:56
>146
石坂こうじがテレビでやったよ。
多分20年くらいは前。
>>141さん
おお、レスありがとう! 参考になったよ。
焦って買わなくてもよさそうだな、図書館、図書館(w
159 :
吾輩は名無しである:02/07/18 16:58
以前の窪塚(髪が長かった頃の)も太宰にハマってると思う。。
今となっては( ´,_ゝ`)プッと言われそうだが
はっはっは、このたわけが!一切の虚飾を排した剥き出しの情念とは笑止千万!
太宰治の文学はむしろ虚飾と媚びに塗り固められ、大濁りに濁っておる。
この男の綴る下品で支離滅裂な文章は、そのまま作り手の語彙や想像力の貧しさを
表しているに過ぎぬ。耳障りの良い言葉を選んでフレーズにあてはめているだけで、
何の主張も文学性も無いものなのだ。だが低俗ゆえに文章として奇抜に映るフレーズを
用いたり、全体的に意味不明な文章を書いたりすれば、知性も教養も無い俗物がうまく
騙されて、高度なものとして祭り上げてくれる。さらにこの男の下世話ではしたない発言や
憂いを演出した淫らなポーズも、その俗物どもの心理を利用した計算ずくの販促活動なのだ。
すべてが知性の欠如に対する開き直りから発した、浅ましい打算に満ちた文学。
このようなクズをもてはやすのは文学に対する冒涜だ!
161 :
吾輩は名無しである:02/07/19 00:26
>>160 読んだこと、ないだろ実は? かわいそーに(w
日本文学珠玉の作品を、勿体無いなー、読まずに死ぬのかオマエは(w
162 :
吾輩は名無しである:02/07/19 15:46
「秋風記」のkっていう女性のモデルっているの?
戦時中だってのにヌケる文章を書くとはすげえ。
164 :
吾輩は名無しである:02/07/20 11:55
>>163 だよねぇ。なんつーか太宰のひねくれというか変わってる性格というか…
普通、戦時中にウトゥになるだろぉぉ。
なんか戦後の「冬の花火」と「春の枯葉」でかなりウトゥになってるし…
太宰変だ。
「トカトントン」
166 :
吾輩は名無しである:02/07/21 10:37
戦争が終った直後の日本人の心境がよくわかる作品ですね。
太宰好きの人は多弁な人が多いような印象がありますね。
これも太宰の影響なのかなぁ。
168 :
吾輩は名無しである:02/07/21 11:49
修治はワル。
169 :
吾輩は名無しである:02/07/21 14:20
太宰好きは少ないのか?
170 :
吾輩は名無しである:02/07/21 14:50
>>167 周りに太宰好きの人がいないからわからないんですけど、そうなのかなぁ?
私は、どちらかというと口ベタな方なんですよね…(ーー;)ハァ・・
でも珍しく発する自分の発言がなぜかいつも周囲にウケるので多弁になれば
凄いヤシに見られるかもしれません…(自分で言ってどうすんだ?)
内面は鬱でも、周りの人達を喜ばせたり笑わせたりできる太宰に憧れてます。
ピカレスク見にいこうと思ってます…。横須賀在住なんですがやっぱ東京に
行くしかないですよね?遠い(TT)
171 :
吾輩は名無しである:02/07/21 14:55
太宰好きな人って、誰の作品が嫌いなのかなぁ
172 :
吾輩は名無しである:02/07/21 15:19
>170
今月の17日の試写会に行った。
映画館で見るより、家でじっくり見た方がいい作品だと思った。
173 :
吾輩は名無しである:02/07/22 03:21
最近になって太宰作品読んでます。
読んだのは「人間失格」「乞食学生」「彼は昔の彼ならず」だけだけど。
普段あまり読書などしない自分ですが、この人の作品、かなり面白いです。
こういう独特の文体で書く作家は他にいますか?いたら教えてください。
フォスフォレッセンス、結構マイナーな方かもしれないけど好きだな。
終わり方とかも、御洒落で好き。
175 :
吾輩は名無しである:02/07/23 11:21
惜別が好きってゆうのは普通か?
>>173 町田康呼んでちょっと似とると思った。
文体だけだけど。しかも、部分的に。
177 :
吾輩は名無しである:02/07/23 13:07
修治パンクス説が立証されたな?
178 :
吾輩は名無しである:02/07/24 00:03
いや、武者小路実篤こそパンクスだ!
>>175 俺も好き。インポテンツを連呼しなければ教科書に載ってもいいぐらいだと思う。
「猿面冠者」読んだ人居る?
あの作品の中に出てくる「男」とか「彼」は太宰の事で良いんだよね?
とりあえず、何故最後の最後で「風の便り」→「猿面冠者」
にしたのかが何回読んでもわからないんだけど・・・
河村age
182 :
吾輩は名無しである:02/07/24 01:28
猿面冠者、道化の華などにみられる
場面場面の間に作者が読者に語りかける部分があるのは独特だね。
183 :
吾輩は名無しである:02/07/24 01:35
リサタン
184 :
吾輩は名無しである:02/07/24 02:02
誤爆かよ(w
185 :
吾輩は名無しである:02/07/24 02:08
>>182 猿面冠者にそんなシーンあったっけ?
道化の華にはあったね。
読者=君 というかたちで語りかけるってところが。
さるめんかんじゃは−
別な作品を読めば分かるようになっているよ!
たぶん「思い出」だったかな?
所で太宰は、人を川に突き落とすシーンが繰り返し使われていますよね。
覚えてるだけでも3、4回あったはず。黒木俊平の時も入れてね。
これって、小さいときの犯罪を告白してるのか、
情死幾田を揶揄しているのか。どっちなんだろーなー
187 :
吾輩は名無しである:02/07/24 04:46
>>180 太宰は「風の便り」で自分を戯画してるから、それについて
自嘲的な意味をこめて「猿面冠者」とつけたんだと思う。
>>182 読者への語りというか、メタフィクション(小説の中の小説)の形式が
取り入れられてるよね。
>>186 「思い出」と「猿面冠者」ってシンクロするとこあったっけ?
ええとね。
その傍でみよが、赤い猿の面の絵団扇で〜
というくだりがあるんだけど、シンクロしてないかな?
もちろんここの文章そのものとシンクロって意味じゃなくて
僕が言っているのはつまりストーリー的、心情的なシンクロであります。
あー、だから猿面冠者にしたのか! とポンと膝をたたけるように作ってある。
晩年はストーリー的な繋がりが濃いから、一作だけぬいて読むと訳分からなく
なりそう。見当はずれかな。酔っているから、明日見て恥ずかしかったら
また書き直します。
189 :
吾輩は名無しである:02/07/24 05:06
>>182>>185 ソシュールもバルトもいないのに脱構築をやってしまったと高く評価されている(余談)。
190 :
吾輩は名無しである:02/07/24 13:58
>179
教育界は国策小説ってだけで毛嫌いする。
オイラの高校時代の国語の資料集では、惜別の存在自体が抹殺されている。
191 :
吾輩は名無しである:02/07/24 18:04
夫人の本をこれから読みます。
どんな事が書いてあるのか楽しみ。
192 :
吾輩は名無しである:02/07/24 18:23
>>188 あ、ほんとだ。読み返したらそのくだりあるねえ。
あと「私には十重二十重の仮面がへばりついていたので〜」とかもそうなのかも。
心情的なシンクロというと、この二編だけじゃなく太宰の一見自伝的な作品は
どれもシンクロしてるような気がする。
猿の面というのには、何かしら思い入れがあったのではないかな?
人間失格でも「猿の顔だ! 猿の笑顔だ!」と書いているし、
思い出、でもにやにや笑いながら、みよに猿の団扇で仰がれ、
その風量を以てみよの内情を探ろうとしている。
このときの太宰は所謂猿の笑顔だったんじゃないかな。
しょせん、作り物の笑顔。精一杯の作り笑い。
この時の気持ちは、猿面冠者のラストに共通しているのだろう、とも思います。
精一杯の笑いと言うより、太宰流にいうなら、にがりきった笑み、
ということになるのかも知れないですね。
太宰の自伝的な作品は、彼について知っていないとあんまり理解できないですよね。
私小説だから仕方ないのかも知れませんけれど。
195 :
吾輩は名無しである:02/07/25 06:01
「ピカレスク」見た方もういらっしゃるんですか?
ぜひ詳しい感想をお聞かせください。
自分は河村隆一が本当に大嫌いなんです。
日本の音楽シーンを汚した犯罪者と思っていますから…
太宰治とは正反対の物体だと思ってます。
はたして、その感情を押し殺して見る価値があるのか…
196 :
吾輩は名無しである:02/07/25 10:08
ダザイスレの住人でピカレスクオフ会しましょうよ!
197 :
吾輩は名無しである:02/07/25 12:08
>195
試写会に行って来た者ですけど、私も河村は嫌いです。激しく(藁
でも、スクリーンの中の主人公は、あの厭な河村ではなかった。少なくても。
だからといって、太宰だとは到底思えなかったけども。
ビデオ出てから、レンタルすればいいと思いますが、私は。
周りの女性達の演技は、ちょっと一見の価値あるかもしれませんから。
あと、河村は…、映画なのに影が薄すぎでした(爆
太宰は、あんな影薄くねぇと激しく思いました。
198 :
吾輩は名無しである:02/07/25 13:44
ヤク中時代の写真は妖怪ですからねー。
影薄くはないね。
199 :
吾輩は名無しである:02/07/25 20:09
「晩年」に使われたという、つえ持ってる写真は
ほんと妖鬼って感じだよね。
200 :
吾輩は名無しである:02/07/25 23:28
>>197 じゃあ駄作だとかハズレってわけじゃないんでしょうかね。
いろんな映画見てきたから糞だったら一発で分かってしまうんだけど。
201 :
吾輩は名無しである:02/07/26 01:24
>>197 195です。
感想ありがとうございます!!
ビデオレンタルを待って見ることにします。
202 :
吾輩は名無しである:02/07/26 01:50
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203 :
吾輩は名無しである:02/07/26 03:07
地方都市生活者の私もひたすらビデオレンタルを待ちます。
(個人的に緒川たまきが好き)
204 :
吾輩は名無しである:02/07/26 13:13
関西では公開すんのかな?
>>195 たしかに。
太宰がもっとも嫌う種類だ<河村
唾棄すべき成り行きだな、世も末だわ(藁
206 :
吾輩は名無しである:02/07/26 14:00
パンクス修治にとって河村は唾棄すべき存在。
207 :
吾輩は名無しである:02/07/26 14:44
太宰治でレポート書かなきゃ・・・・どうしよう。
レポート用紙5枚。
208 :
吾輩は名無しである:02/07/26 16:23
画像が見たい>ヤク中
209 :
吾輩は名無しである:02/07/26 16:58
>204
今のところ以下の場所で公開決定らしい。
東京 シネマスクエアとうきゅう 7月27日より
大阪 テアトル梅田 9月下旬
神戸 三宮アサヒシネマ 9月下旬
名古屋 名古屋グランド 9月下旬
札幌 札幌劇場(スガイシネプレックス) 時期未定
京都 京都朝日シネマ 時期未定
210 :
吾輩は名無しである:02/07/26 17:16
一般書籍板でずいぶん前から「河村隆一が太宰役」スレたってたよ。
>>208 太宰のその頃の写真あるだろが、ひょろひょろのユーレイみたいな…。
どう演技しようと、モノホンの凄みには近づけるわけもない。
212 :
吾輩は名無しである:02/07/26 22:59
パビナールってどんな薬物なんだろう・・・
213 :
吾輩は名無しである:02/07/27 00:53
誰か太宰の若い時の写真見れるサイト教えて!!
太宰っひっひっ・・・凡レス
215 :
吾輩は名無しである:02/07/27 01:00
太宰のようになりたくて、ドラッグに手を出してしまいました。
>>209 おお!ありがと!
京都市民なんで、京都でも公開されるのうれすぃ。でも時期未定か・・・
>>215 太宰みたくなりたいなら、盲腸手術しれ。
んで、医者に痛み止めの注射たっぷりしてもらえ。
習慣性のクスリ使う医者に当たれば、苦もなくヤク中になれらあ。
>>212 パピナールは、鎮痛剤だよ。当時、医者が普通に使ってた薬。
麻薬の類いじゃない。
イマでも、甘〜い咳止めの薬で中毒になっとるヤシがおろうが。
何でも、ハマるとヤバいんや。煙草かて、ニコチン中毒だから、
自分の意志ではなかなかやめられないんや。カラダが中毒しとるから。
太宰みたいな才能あるヤツが薬中になるならまだしも、
おいらみたいな凡人がそれになったら手がつけられんな。
皆さんも気を付けましょう。
220 :
吾輩は名無しである:02/07/27 13:49
シド・ヴィシャスはどっちなの?
アメリカツアー時にはベース人並みに弾けるようになってたらしいけど。
221 :
吾輩は名無しである:02/07/28 19:42
でも太宰だって薬中になりたくてなったわけじゃないし、実際に手がつけられなく
なって「脳病院」に入院させられたじゃん。
鉄格子にしがみついて「出せ」と叫んでいたりとか、記録が残ってるけど。
222 :
吾輩は名無しである:02/07/29 01:16
そういえば、太宰が入院してた時の主治医が出した本を前に読んだな。
223 :
吾輩は名無しである:02/07/29 22:07
224 :
吾輩は名無しである:02/07/29 23:47
>223
「主治医の記録」中野嘉一
のことでしょ??
私持ってるよ、その本。
もう、絶版だから、図書館にでも行って借りれば??
225 :
吾輩は名無しである:02/07/29 23:48
ヘノモチン、か。
226 :
吾輩は名無しである:02/07/29 23:54
カルモチンも忘れずに持ってけ。
227 :
吾輩は名無しである:02/07/30 00:09
下剤はどっちだっけか?
228 :
吾輩は名無しである:02/07/30 01:14
「せっかくの夏休みなのに、なんでこんなところに来てるんですか?(笑)」な
どと講演者の一人高橋源一郎に言われながらも、近代文学館の夏の文学教室の初
日に行って来ました。ゼミの教授に招待券をもらったので。
曾根先生も源一郎氏も面白かったですが、主な目当ては猪瀬直樹氏の「ピカレス
ク 太宰治伝」と題する講演。
「文学界」の連載などを抱えやうえでの道路関係四公団民営化推進委員としての
仕事が非常に忙しいようで、その疲れのせいかなんだか話が核心に入る前に終わっ
てしまったような感じもしましたし、「NHK人間講座」で話してた内容とほとん
ど重なっていたのですが(しかし会場はかなり笑わされていた=源一郎以上に)、
太宰が道路公団(や国鉄)の民営化を既に50年以上前に提唱しており、そんな
ふうに作家の感覚というのはすごいものなのだとか、「ピカレスク」(本のほう)
にあるように決して弱々しい人間じゃなかったことなどを強調していました。
映画版「ピカレスク」の河村隆一については、ナルシストな点と、最近の若い人
には太宰を知らないようなのも多いので、彼みたいな人がやってくれると太
宰がもっと知られるのではないかという点で、いいみたいなことを言っていまし
た(かなり宣伝を兼ねて=自分も文治役で出てることとか)。
http://www1.odn.ne.jp/bungakukan/annai/annai.htm#kyousitu
229 :
吾輩は名無しである:02/07/30 14:32
河村がどんなキャラクターか知らんのやろ。
230 :
吾輩は名無しである:02/07/31 20:17
>>213 近所の中高生に国語便覧でも借りてみれ。
または日本文学アルバムとかね。
231 :
吾輩は名無しである:02/07/31 23:31
232 :
吾輩は名無しである:02/07/31 23:33
697 :吾輩は名無しである :02/07/28 01:13
http://www.aozora.gr.jp/cards/dazai/htmlfiles/joseito_matsu.html りさたんの新作だよ!
太宰治という人が書いてることになってるけど、りさたんの文だもんね!
698 :吾輩は名無しである :02/07/28 01:21
りさたん、りさたん、華奢なりさたん。
船の舳先に佇むりさたん。キス・ミー♪♪♪
買い物帰りにそっと溜息、りさたんLOVE!
YA!YA!YA!りさたん、カヨワイ雛鳥、りさたんLOVE!
チュッ!チュッ!りさたん、唇、ゲッチュウりさたん。
ハートで答えて、死ぬほどしごいて、飛び蹴り、膝蹴り、
四の地固め、一本背負いに微かな胸チラ!りさたんLOVE!
締めてよ、締めてよ、黒帯び締めてよ、りさたんLOVE!
聡明な瞳に無垢の眼にそっと漂う妖艶、不思議なりさたん。
(この間、クマさんのぬいぐるみを贈ったよね。そっと抱きしめて、
そっと呟いて、「これを貴方だと想って私、大切にするわ」、そう、
女神さ、仏さ、キリストさ、世界の贈り物、それはりさ!)
りさたん、りさたん、美しりさたん。love!Love!LOVE!
りさたん、オンリー、りさたん。チュッ!チュッ!チュッ!
りさヲタはこの曲を歌ってシコシコやっときなさい
233 :
吾輩は名無しである:02/07/31 23:34
暇人嵐
234 :
吾輩は名無しである:02/08/01 00:35
>231
売ってるよ。
1200円ぐらいだっぴ
235 :
吾輩は名無しである:02/08/02 18:13
津島がお札の肖像になる日は来る?
こないこない、そんなの体で阻止したる!
冒涜以外のなにものでもない。
237 :
吾輩は名無しである:02/08/02 18:16
238 :
吾輩は名無しである:02/08/02 23:53
>>235 因みに、自殺したやつは札にならないぞ。だから川端も芥川もなってない。
239 :
吾輩は名無しである:02/08/02 23:56
「女神」ワラタ。ドキュン化した友人の痴語も素敵だが、それに切れかけた
太宰がそいつを殴り倒したい衝動に駆られるところとか。
240 :
吾輩は名無しである:02/08/03 14:00
御伽草子の浦島さんはいいね。
私はエデンの園の蛇ではない、はばかりながら日本の亀だ。
う、「女神」って何に収録されてる?
242 :
吾輩は名無しである:02/08/03 14:37
243 :
吾輩は名無しである:02/08/03 14:39
補足。青空文庫でも読めます。
244 :
吾輩は名無しである:02/08/03 14:44
第三書館の「ザ・太宰治」には、太宰治のペンネームで書いた作品が
全部入ってるぞ。しかも旧字体で。
「火の鳥」も「グッド・バイ」もそのまま読める。
>>244 あのシリーズっていろいろあるけど、どれも読みにくいんですよねぇ。
文字も小さいし、紙の色もなんか変だし…。
”全一冊”ってところを売りにしてるんだろうけど、
買った人のどれだけが読破しているのか、いつも疑問に思ってます。
「青空文庫」のほうがまだ読みやすいですね。
246 :
無名草子さん:02/08/04 00:26
青空文庫もイイけど、あれ目がつかれるんだよ。文庫で読もうぢゃないか。
247 :
吾輩は名無しである:02/08/04 01:04
>>238 違うよ。津島は山崎富栄に殺されたの。
ピカレスクでやってた。
249 :
吾輩は名無しである:02/08/04 03:45
うーん、あれを心中ととるか無理心中ととるか・・・
真実は本人達のみぞ知るってこったね。
251 :
吾輩は名無しである:02/08/04 14:10
>245
私は読んだ。
252 :
吾輩は名無しである:02/08/04 14:35
ここは太宰マンセーだから、殺したよりは殺されたと見たいんだろうな。
友人達、当時の文壇、読者…みなそう思いたかったんだな、
そうとっておるな。猪瀬は別に新機軸を出したわけじゃない、
スタコラサッチャンに焦点をあてた評論も、とっくにガイシュツだぁな、
なんせ、50年以上前の話だ・・・。
真実は、あの世へ逝って二人に訊くしかない。
としても、二人とも各々の立場で捉えるわけだから、二人の見解が
一致するわけはない。
まあ、もっと若い時の心中では、女は死んで自分だけが生き残った訳だから、
人殺しっちゃあ人殺しやな。
256 :
吾輩は名無しである:02/08/06 22:09
生まれてすいませんって、どの作品に出てきた言葉でしたっけ?
257 :
吾輩は名無しである:02/08/06 22:11
ビートたけしの本かな?
258 :
吾輩は名無しである:02/08/07 01:43
259 :
吾輩は名無しである :02/08/07 17:06
>>255の太宰心中三部作の著者・長篠康一郎は熱狂的な太宰信者に
命狙われて、ガードマンがついてないと危なくて公演とか研究発表
ができなかったとか。今はどうか知らんが。
さんくす!
たけしもそんなん書いてたのか
261 :
吾輩は名無しである:02/08/08 01:28
>>256 その言葉って、太宰が山岸の従兄弟である無名詩人(名前失念)から
パクッたんだよね。
それが原因かどうかはわからないけど、その後、その詩人は失踪して
結局自殺したんだっけ?
>>259 こわー…(((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
なんで命狙われたんだろ?
262 :
吾輩は名無しである:02/08/08 04:28
ただ一切は過ぎて行きまつ。薬の為にキスしたりちんぽハメたりは(・А・)イクナイ!
263 :
吾輩は名無しである:02/08/09 20:34
ピカレスクの井伏さんはヒドイ!(・ο・`)
264 :
吾輩は名無しである:02/08/10 16:49
最低の事勿れ主義者に描かれてますね。
265 :
吾輩は名無しである:02/08/10 16:51
>>256 正しくは、“生まれてすいません”じゃなくて、“生れて、すみません。”。
266 :
吾輩は名無しである:02/08/10 16:51
第九聞きながら、2CHで文学語ってる俺って・・・・
267 :
吾輩は名無しである:02/08/10 17:01
叩かれることへの恍惚と不安と、二つ我に有り。
ヴァレソィ
268 :
吾輩は名無しである:02/08/10 17:03
269 :
吾輩は名無しである:02/08/10 18:45
270 :
吾輩は名無しである:02/08/10 19:53
綿矢りさにパクられたね。おめでとう。
271 :
吾輩は名無しである:02/08/10 21:20
ピカレスクの太宰、なんかやだ。
個人的には、壇一雄の「小説太宰治」のほうがいい。
>>271 桜桃忌で「太宰を分かってるのは俺だけだ」とばかりに誰とも話さずに立っている
タイプですか?もしかして。
オマエラわかってない。修ちゃんのこと、なんにもわかってない。
274 :
吾輩は名無しである:02/08/11 14:32
>272
桜桃忌って、そんな人ばっかり集まってるイメージあったんで
行ったことないんですけど…
来年行ってみるか。冒険のつもりで。
よるべなき弱きものを傷つけ殺した卑劣漢津島修二
277 :
吾輩は名無しである:02/08/11 16:15
いのせさんは悪い人です
278 :
S−ist:02/08/11 16:36
日の出前が名作だと思うんですが何か?
279 :
吾輩は名無しである:02/08/11 16:45
りさたん、りさたん、華奢なりさたん。
船の舳先に佇むりさたん。キス・ミー♪♪♪
買い物帰りにそっと溜息、りさたんLOVE!
YA!YA!YA!りさたん、カヨワイ雛鳥、りさたんLOVE!
チュッ!チュッ!りさたん、唇、ゲッチュウりさたん。
ハートで答えて、死ぬほどしごいて、飛び蹴り、膝蹴り、
四の地固め、一本背負いに微かな胸チラ!りさたんLOVE!
締めてよ、締めてよ、黒帯び締めてよ、りさたんLOVE!
聡明な瞳に無垢の眼にそっと漂う妖艶、不思議なりさたん。
(この間、クマさんのぬいぐるみを贈ったよね。そっと抱きしめて、
そっと呟いて、「これを貴方だと想って私、大切にするわ」、そう、
女神さ、仏さ、キリストさ、世界の贈り物、それはりさ!)
りさたん、りさたん、美しりさたん。love!Love!LOVE!
りさたん、オンリー、りさたん。チュッ!チュッ!チュッ!
280 :
吾輩は名無しである:02/08/11 17:33
辻馬衆二
281 :
吾輩は名無しである:02/08/11 17:36
ハボタンの小説と園タンの小説、ドッチガ好きですかぃ。
いまいち良レスが無いね…太宰スレ。もしや、もうネタ尽きた?
ピカレスク語ろうよ。
284 :
吾輩は名無しである:02/08/12 01:49
285 :
吾輩は名無しである:02/08/13 14:13
小菅銀吉
286 :
吾輩は名無しである:02/08/13 14:59
黒木舜平
287 :
吾輩は名無しである:02/08/14 13:19
乞食学生では本名を「木村武雄」と言っていた。
私もだまされかけたクチ。
288 :
吾輩は名無しである:02/08/14 16:59
檀さんの「小説太宰治」ってどんな表紙ですか?
>>288 いや、古本で買ったので、表紙はなっかたですね。すみません。
あぼーん
それとも文庫本だったから表紙がなかったのか?
292 :
吾輩は名無しである:02/08/14 20:34
新潮社から出た昭和23年初版の『晩年』って、
今どれくらいの価値があると思います??
マジレス、キボン
293 :
吾輩は名無しである:02/08/14 20:49
女々しい太宰は、月見草食いながら、多摩川に沈め。
294 :
吾輩は名無しである:02/08/14 22:17
翁とみえの日記はよう読めんですわ。ストーカーでしょ
>>292 実際に古書店に問い合わせた方が速いぞ。
初版本の一般的価値はもの凄く下がってしまっているが、
美本だったり希少度が高かったり需要が多かったりすれば、
それなりの値がつく。中身はネットでも無料で読めるわけだから、
要するに骨董的価値。
>>393 多摩川? タマガワ違いじゃわ、たまがっちゃうやんけ。
昭和23年のじゃ、そんなに高くはないだろうなぁ。
砂子屋書房の初版だったら1000部くらいしか刷ってないはずだし、かなり高そうだけど。
>>293 どうでもいいけど、「富嶽百景」の月見草と書いてある花って、実は月見草じゃないって知ってる?
なんとかいう別の花だそうだ。本当の月見草は白い花。
298 :
吾輩は名無しである:02/08/15 12:44
多摩川の人気者・アザラシのタマちゃんは実は太宰の生まれ変わり。
299 :
かず子べったり:02/08/15 23:04
あぼーん
302 :
吾輩は名無しである:02/08/16 16:18
神様みたいないい子でしたか?
303 :
吾輩は名無しである:02/08/16 16:21
太宰ヲタと呼ばれてもいい。
305 :
吾輩は名無しである:02/08/16 16:47
>>304 304=273でしょうか?
あなた愛にあふれてる。
306 :
吾輩は名無しである:02/08/16 16:49
「ぽ」って何?
307 :
吾輩は名無しである:02/08/16 22:20
┌''ニ三三三三三ミミミ=、,
,.-┤三三三三三三ミミミミ,\
,/,彡l三三三三三三ミミミミミミミミ\
/〃,彡レべキ三三三三ミミミミミミミミミヾ、
,//〃彡{" ~゙''=ニ三ミミミミミミミミミミミ;;}
レ〃三l; ,, ~゙"''ーーー=弌ミミ三;}
l/彡三;j , . - ' ' , :._,,..-―‐‐、ヾ;三j
,!;三;三j ,.-'''~ ̄`ヽ i ::.,,..-―‐'' 、_!'i"
'ヾ;三;;j ,.:-'ニ二ニ'⊥ ≡~ ̄ !i
ヾツ ; .:;l i;_ !l 「ぽい」の略よ!
l! ;!:: ':;l,_;;.. r-' ヽ、, l !
.} ;{:::. ,  ̄ ヽ, |"
{,,.j::::;:: ::'' _,. -― ''''ユ∧ !
゙:, ヽ. :.弋;;;:::ニニニ‐" /
,入.ヽ, 、 = = = ,/
_,,.:ぐi. ゙ヾ:; ゝ.. ノト、
,,,.. --::ァ'':::::::::::l#ii_ ゙ヽ:;,_ ,.-'' j#;lヽ
:::::::::::/::::::::::::::::::!####llliii~~゙""~,,,,.::iii##l::::\
::::::;/:::::::::::::::::::::::::l#################!::::::::::::ヽ、
あぼーん
309 :
吾輩は名無しである:02/08/16 22:44
あぼーん
あぼーん
2CHの対厨房・鉄則=【完全無視]
2CHの対厨房・鉄則=【完全無視] sageでもレスしないこと。
315 :
吾輩は名無しである:02/08/16 23:22
高校からの友達と遊びました。
ケンタで昼ご飯食べて…ケンタって高いね。
フローズンパフェとか頼んだら700円以上になったわよ。
マックなら絶対500円もいかないのに。
昼ご飯食べた後はあさみさんの家に行った。
久しぶりにあさみさんの家に行きましたわ。
で、ずーっとお笑いのビデオとDVD見てた。
笑いっぱなしでほっぺた痛くなった。
超おもしろかったよ。
ハリガネとかロザンとかチュートリアルとかランディーズとか…。
お笑い最高!
6時間ぐらいテレビの画面見っぱなしでございました。
316 :
吾輩は名無しである:02/08/16 23:25
我孫子EDは見たくなかったな
あぼーん
あぼーん
あぼーん
320 :
吾輩は名無しである:02/08/18 19:46
太宰はメンヘラーだったのか?
アダルトチルドレン、不安神経症…etc.
ところでなんでこんなに文学板荒れてるのさ
太宰のことを「永遠の青年文学」ってすげぇ皮肉。
322 :
吾輩は名無しである:02/08/19 18:34
太宰は読む価値なし。甘やかす価値なし。女と死んでよし。
女にもてない奴は読んでもわかんないだろうし
もてる奴は読む暇ないだろうし。
って 書いているわたしはもちろん女だよ。
ヒトの命を生命の循環に組み込めないような外科医は逝ってよし
324 :
吾輩は名無しである:02/08/19 20:34
>>320 アダルトチルドレンや不安神経症がそんなに珍しい?
>>322 マ ジ レ ス し て 欲 し い で す か ?
325 :
吾輩は名無しである:02/08/20 00:59
「親友交歓」のモデルって、美智子夫人によると
色んな人が「俺だ俺だ」って言ってたらしいけど、本当は誰だったんだろう。
326 :
吾輩は名無しである:02/08/20 02:38
327 :
吾輩は名無しである:02/08/20 12:02
>>324 珍しくはないだろうけど…やっぱり太宰もそうなのかな、って。
328 :
吾輩は名無しである:02/08/22 16:52
>325
あの作品の「友人」のモデルについて
「俺だ俺だ」って名乗り上げる奴らって
どうなんだろう。
329 :
吾輩は名無しである :02/08/22 22:46
上の方に「教科書に『走れメロス』が〜」ってありましたが、
最近の教科書には『清貧譚』が載ってるのもありますよ。
教育実習で使った教科書がそうでした。
はじめてここ来たのですが、太宰好きってやっぱりうしろめたいことなんですかね?
太宰に共感出来てしまうってそんなに駄目なんでしょうか。
私は鬱作品の中に余りに共感してしまう部分があるのが面白くて読んでいるのですが。
330 :
吾輩は名無しである:02/08/22 22:50
自分が昔習った教科書には「貧の意地」が載ってました。
漏れんとこの教科書には「富嶽百景」があったな。
別に太宰好きだからウシロメタイとかダメだとかいうこたぁねーだろ。
太宰の悩み、苦しみ、ぜんぶ理解できるのは漏れだけだ…
てなこと本気で思ってるとしたらサスガに痛いだろうけどな。
んなヤシほとんどいないだろうとは思うけど(w
332 :
吾輩は名無しである:02/08/22 23:15
イギリスでボクシングやラグビーが発達したのは、反社会的な少年たちをそれらに熱中させることによって、
社会に取り込もうとしたからである。
大戦後アメリカで「3S」と呼ばれるScreen(映画)、Sports(スポーツ)、Sex(セックス)が社会に氾濫したのも、
反社会的な運動のエネルギーを逸らすためだったと言われる。
太宰も同じである。
学校の教科書に掲載され、社会に認められた「堕落」となっている。
生徒たちはこれを読むことで擬似的な堕落や社会的な反逆を経験できる。
要するに、反抗のバーチャル・リアリティである。
仮想的に体験することで、実際に社会にたてつくことは無くなる。
ここに社会権力の狙いが存在するのである。
真の堕落・反逆・無頼への道は、太宰を捨てるところから始まる。
333 :
吾輩は名無しである:02/08/23 01:17
334 :
吾輩は名無しである:02/08/23 01:20
所でどの短編集が好きかね?
御伽草子が評価されてるみたいだけど
俺は「晩年」が好き。堅い文体がたまらん。
335 :
吾輩は名無しである:02/08/23 09:14
「集」じゃないとダメ?
短編だと『トカトントン』が好きなんだけども。
あぼーん
>>332 なるほど。
少年は少女を含んだ意味合いですか?
>>337 もちろん、女子も含んでいます。
でもラグビー、ボクシングに女子は少ないですね。
3Sの方は、女子がいないと成立しません。
男同士でSしてもいいけどさ・・・
あげると「おさむ」が乱入してきそうでやだな
339 :
吾輩は名無しである:02/08/23 22:55
リア中時代に人間失格に激しく共感を覚えた自分は普通ですか?
340 :
吾輩は名無しである:02/08/23 23:07
>>334 「女生徒」は、高校生作家綿矢りささんの「インストール」を模倣したんですよね。だから好きではありません。
341 :
吾輩は名無しである:02/08/23 23:10
>>334 ん?太宰が綿谷りさの妄想絵日記を借り受けて作品化したと聞いたが?
342 :
吾輩は名無しである:02/08/23 23:11
リンクミスしてるわけですよ一生懸命ですから
341=340へのレスでした…などと訂正するのもバカらしいや。
>>341 そうなんですか!
勘違いしてました。
さすが天才女子高生作家(未来の芥川候補)ですね!
ここまでのスレの流れをまとめると、本当の太宰の気持ちを理解できる
のはボクだけって結論になるね。
346 :
吾輩は名無しである:02/08/23 23:35
そーゆーこと
347 :
吾輩は名無しである:02/08/24 18:06
348 :
吾輩は名無しである:02/08/24 18:07
>>348 その前に、「女生徒」自体が有明淑子っていうファンの日記の盗用だよ。
模倣だのパクりだのって、そういうことを喧伝する人が思ってるほど大したことじゃないんだよね。
煎じ詰めればパクりでない芸術なんか有り得ないんだから。
あ、おもわずマジレスしちゃった……
350 :
吾輩は名無しである:02/08/25 14:49
「女生徒」の続編もなかったっけか?
太宰ヲタは寛大です!
ありがとう! もっと稼がせてもらいます!
352 :
吾輩は名無しである:02/08/25 17:35
山田梨沙(ニックネーム:りっちー)
現在18歳(2月生まれ)
京都市出身(田舎の方ね)
早稲田一文ではなく、教育一芸(本人の強い希望により)
模試の偏差値、京都産業大学レベル(関関同立にも及ばず)
高校は英語科、しかし早稲田の語学は講義内容に付いていけず(予習欠かさず)
好きな作家、太宰治・吉本ばなな・町田康・野ばら(コピペ大好き)
趣味、オンラインでボーイズラブを読むこと(エロのお手本)
最近のお気に入り、エルメスのトート(メイクアイテムはアナスイ)
夢、電通に就職、東大卒と結婚(現在の彼氏・早稲田政経とは結婚に至らず)
次回作、女子大生の性生活を赤裸々に綴る(中年男性作家、絶賛!)
東京都内にマンション購入計画、進行中(スペシャルアドバイザー:保坂和志)
353 :
吾輩は名無しである:02/08/25 21:33
>>350 続編って言うか、「女生徒」の少女が出てくる短編はあるよね。
「俗天使」っていうの。
354 :
吾輩は名無しである:02/08/25 21:34
356 :
吾輩は名無しである:02/08/26 23:25
なんでこんな糞スレ化してしまったのか・・・
357 :
吾輩は名無しである:02/08/26 23:29
(,*’∀’)ウンコりさ!!!!
358 :
吾輩は名無しである:02/08/27 10:59
糞スレ化して凄く悲しい(´-`)ショボーン
>>350 「続・女生徒〜女になった覚えはねぇ!!」岩下志麻主演(東映)
360 :
吾輩は名無しである:02/08/27 22:29
夏休み終われば元戻るでしょ。
361 :
吾輩は名無しである:02/08/27 23:21
今日の出来事(よみうりテレビ)で猪瀬直樹が「太宰治が昭和23年に道路公団
民営化を言っていたんだ」といってました。引用はなんだっけ?
確か「鉄道や道路は商人に任せておけばいいんだ。商人は商売がうまい。」
みたいなこといってました。これってどの作品の引用だろう?
ピンときた方は教えて下され。
362 :
吾輩は名無しである:02/08/28 02:04
>>361 それ、この前の近代文学館の夏の文学教室でも言ってた。
著作集で出たほうの「ピカレスク」を見れば引用してあるらしい。
スマソ。きっとそのシーンがテレビで放送されたんだね。
それで日本テレビのカメラが来てたのか。
364 :
吾輩は名無しである:02/08/28 02:09
>>361 わははははは、笑ってしまった。
牽強付会もいいとこでないか? 「道路公団民営化」はないだろうよ、
「商人にまかせておけばいいんだ」とは言っただろうが、な。
とにかく可笑しい、猪瀬はいまや、道路公団叩きの鬼と化してるからな、
太宰まで引っ張り込んで応援させようってか?(w
さぞや太宰が苦笑いしているだろうよ。でもまあ、官僚あがりの娘婿が
体制側ベッタリで御用大臣やら嬉々としてやってんのよりは、
はるかにイイ。あの婿はなぁ、dでもないわなぁ。
>太宰まで引っ張り込んで応援させようってか?
ここワロタよん。
>>364 「道路でも鉄道でも、商人にまかせておけばいい。商人につくらせればいいものをつくってくれますよ」とちゃんと言ってますよ。
そもそも、道路公団の民営化は既に法律で決まってることですしねぇ。
あなた、猪瀬の言ってることをあまり知らないように読めますが。
猪瀬の言い分に納得が行かない部分があるのは分かりますが、どういう主張をしてるのかも知らずに、
メディアに現れる部分だけを見て批判するのは慎重さや礼儀に欠けてませんか。
猪瀬さんが講演会で言ってたのをテレビで見たんです。
たぶん聴衆に自分の論を訴えるのに「親近感」?を持たせたかったんだと思いました。
まさか聞いた人が「そうなんだぁ!」って思うのはなさそうだけど。
>>367 いえ、会場は拍手喝采でしたよ。おじさま・おばさま方が多かったからかな。
でも講演の内容は道路公団と関係ないので、つかみとして出しただけです。
>>368 ああ、そうなんですか。てっきり道路公団がメインの講演会だと思ってました。
ですよね。つかみとして出したものと思いますね。
370 :
吾輩は名無しである:02/08/30 18:22
age
371 :
吾輩は名無しである:02/08/31 15:21
猪瀬、小説だけ書いてればよかったのに。
372 :
吾輩は名無しである:02/08/31 16:08
太宰なんて綿矢に比べたらウンコだよ
373 :
吾輩は名無しである:02/08/31 16:13
374 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/08/31 16:19
猪瀬直樹って胡散臭いよね・・・
375 :
吾輩は名無しである:02/08/31 16:20
年がら年中鼻がつまってるみたいだしね。
376 :
吾輩は名無しである:02/08/31 17:57
猪瀬タソ・・・・神剣・ずー代さぼり場にも出とったワイ
しかもかなり駄目ぽだった
なんか綿矢&猪瀬スレ状態。
もうネタ尽きちゃったみたいだね。悲。
379 :
色男no、1:02/09/02 23:50
みなさん、こんにちは。私が色男です。
「中世 剣」(講談社文芸文庫)収録の安藤武が作成した年譜によると、三島は12歳で太宰の「虚構の彷徨 ダス・ゲマイネ」を同じ痛みを感得して読んだとあります。
そして、「国文学 解釈と鑑賞」11月号に掲載された「対談『十代書簡集』をめぐって 安藤武──富岡幸一郎」中の安藤発言によると、あの出会いの事前に作家の三島由紀夫だと言う事を教えてくれていれば、
もっと話の仕方があったと大変残念がって太宰が言っていたという事を、太宰と交流のあった林富士馬から聞いたと言うエピソードが紹介されています。「含羞の人 私の太宰治」の著者矢代静一は、太宰が、
三島由紀夫なんて小説家知らねぇと上機嫌で言ったと書いていますが、今回、太宰の中で三島の顔と名前が一致していなかったと言う話が出てきて、
私はそれまで知りませんでした。
ただ、これも松本徹の年譜によると、太宰が山崎富栄と行方不明になって捜索されていた6月16日の午後、
三島は「古今集の古典性」と題して、国学院大で講演していましたが、そのとき、亀井勝一郎も一緒だったということです。太宰と三島の出会いに同席していた亀井が、太宰の遺体が引き上げられる3日前に、
三島と共に講演していたと言うのです。私も根拠はないのですが、なんだか、太宰は三島のことを知っていたような気がしています。
http://laspara.tripod.co.jp/
だから何だ?
381 :
吾輩は名無しである:02/09/03 19:39
生きているのは嫌になる時、うしろめたいと感じる時、太宰の文章の魔力が沼の底からぐぐっと出てきて足を
すくう。罪悪感、死のにおいを背負い、命懸けで文学と死闘した作家は、漱石と太宰、三島くらい。
太宰は生と死のギリギリのところで書いている。だから、今も読むと、魅惑され、惑乱するのです。
>命懸けで文学と死闘した作家は、漱石と太宰、三島くらい。
つーか、それしか作家の名前を知らないんでしょ?
しかも漱石や三島の作品をちゃんと読んでるとは到底思えない。
太宰の小説の中で
醜い生き物が、隠れながら、すごい綺麗な歌声で歌っていて
その歌声に引かれて、人魚だかが集まって来る話なかったけ?
で、その生き物は決して姿を見せてはいけない、とかいうやつ。
タイトル知ってたら教えて。
384 :
吾輩は名無しである:02/09/05 21:37
桜桃忌に行った事あるやつ手上げろ!!!!
386 :
吾輩は名無しである:02/09/06 13:43
387 :
吾輩は名無しである:02/09/11 07:39
age
糞小説家スレsage
389 :
吾輩は名無しである:02/09/11 07:56
アニータも本だしてるよ
390 :
堕罪オタク:02/09/11 10:27
>>383 あれだろ? 芸術家の喩えとして或る画家の絵を取り上げている奴だろ?
その笛の音はとても美しいが、笛吹きは醜いのだ。
文豪の青春時代は等しく醜い。と言う奴だろ?
「十五年間」
391 :
堕罪オタク:02/09/11 10:32
因みに、最後の短編集「グッド・バイ」に入っている。
所で、太宰の作品は前期中期後期の三つに分けられるのだけれど、
これは、果たして本人が意識して作り上げたものなのだろうか?
たとえば、太宰の著作には、次のような記述がある。
素人から、玄人になって、そうして最後はまた素人に戻る。
初期作品が、青さを保ちつつ、
一番評価されている中期作品、御伽草紙、人間失格が玄人、
後期作品は、技巧的。
太宰自身、自身の未来を小説によって予言する作業が好きだったらしく、
行く末を暗示した個所が作中のいたるところにある。
これはもちろん、自殺とそれに関連したものだけでもないよ。
392 :
堕罪オタク:02/09/11 10:46
>>379 あの、1946年に三島と太宰は会っていたでしょ?
393 :
吾輩は名無しである:02/09/11 16:46
>>391 もちろん、亀井勝一郎だか奥野健男だかが勝手に分けただけだよ。>前中後期
便利だから浸透してるけど。
個人的には「燈籠」が前期の最後になるのがちょっと変だなと思うけど、
そんなことで論文が書けるわけでもないしねぇ……
394 :
堕罪オタク:02/09/11 17:04
うむ。確かに論文には成らないだろうね。
それに、書き方がまずかった。ほんとうなら
【果たして、本人が意識してはいなかっただろうか?】
【自身の小説中で予言した構造を作り上げようとしてなかったか?】
とにかく、こんな事をいくら話しても、なんの足しにも成らないだろうね。
酒肴にでも成れば、と思ったのだけれども、なかなか、そうもうまくはいかないようだ。
まして、人を侮ることで存在する人間達とは、こういった話は出来ない。
残念です。けれど、仕方ない。投げた。君とは飲めない。
395 :
吾輩は名無しである:02/09/11 19:36
太宰の写真見れるサイト知りませんか?
396 :
吾輩は名無しである:02/09/11 20:30
397 :
吾輩は名無しである:02/09/11 21:22
<<396
(・∀・)イイ!
<<396
(・∀・)イイ!
>>394 別に侮ってないです。後半二行は単なる呟き。あなたの考えすぎ。
太宰の真髄は「HUMAN LOST」にある
401 :
吾輩は名無しである:02/09/12 16:51
太宰の真髄は「蓄犬談」にある
403 :
吾輩は名無しである:02/09/12 23:55
>>396 みたことない写真があった
ありがとう〜〜ありがとう!!
404 :
吾輩は名無しである:02/09/13 05:37
396の写真、萌え。
生原稿萌え。
寺山修司は
「太宰治さん。あなたの『魚服記』を読み返しながらぼくの思ったことは、
もし、同じ時代に生きてもあなたとは友だちになりたくなかった、ということです。・・・(以下略)」
と語っている。
三島由紀夫は
「私が太宰治に対して抱いている嫌悪は、一種猛烈なものだ。
第一私はこの人の顔が嫌いだ。
第二にこの人の田舎者のハイカラ趣味が嫌いだ。
第三にこの人が、自分に適しない役を演じたのが嫌いだ。」
と語っている。
これを読んでニヤリとする太宰ファンは多いだろう。
他に太宰に対し罵詈雑言の文があれば紹介してホスィ。
406 :
吾輩は名無しである:02/09/13 23:18
ほぇ〜寺山修司もそんなこと言ってたのか。
>>390 それだ!サンクス!
さすが堕罪オタク。
408 :
吾輩は名無しである:02/09/14 04:13
396におにぎりわっしょいの画像も引っかかってるのがワラタ
「グッド・バイ」って典拠あるのでしょうか?
三匹生まれた犬の子も およそへやったらグッドバイバイ
411 :
吾輩は名無しである:02/09/14 20:27
412 :
吾輩は名無しである:02/09/15 00:37
>>409 詳細教えて下さい。既に誰かが書いてますか?
万の文反古に似てるのがあるように感じたのですが…
414 :
吾輩は名無しである:02/09/18 11:09
太宰は死ぬ前に全部借金を返したんでしょうか。
415 :
吾輩は名無しである:02/09/18 21:19
ジーク・太宰!ジーク・太宰!ジーク・太宰!ジーク・太宰!ジーク・太宰!ジーク・太宰!
,、
//
///)
/,.=゙''"/ _,r'三 ̄`ヽ、
i f ,.r='"-‐'つ /ヘ/" ゙̄\,ミ\
/ _,.-‐'゙~ ,! 、!r r。-r ミ i 諸君が愛してくれた太宰は死んだ!
,i ,二ニー; ドツ ヽ ̄ fハ, il
ノ il゙ ̄ ̄ l ー-_゙ ,、/ / 何 故 だ ! ?
,イ「ト、 ,!,! ゙! )二」゙ ,!i Y
/ iトヾヽ_/ィ"___. ヽ.t _/,! i 国民よ!悲しみを怒りに変えて
r; !\ヽi._jl/゙_ブ,フヽヾーtー:、__ ,トf-≦-=、_,L
∧l \゙7'゙ .j!/ / /\jr=ニ:ー-゙┴、 ゙ミ三ヽi]l「/l 立 て よ 国 民 よ !
./ i ! \.// /./ ./ \ ┌‐ヽミ≦‐十'"!
/ i゙i /  ̄ ̄ ̄ i .l ッー-、\_ミ「彡゙ー=r.、
ノ ヾ、 / i! ! \_ ̄i i l r‐へ__\ー-、
/ ゙''y' l .i 、 l !.j .l l 「,> ゙t.,>‐fi
ジーク・太宰!ジーク・太宰!ジーク・太宰!ジーク・太宰!ジーク・太宰!ジーク・太宰!
416 :
吾輩は名無しである:02/09/18 21:21
ゴーヤチャンプル
ジーク・太宰!!
葉ちゃん
420 :
吾輩は名無しである:02/09/20 17:59
イ < ・>
| |< ・>,
ヽ / /
`、 ( _ | /
、 、 ;: ー/` 、 / ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ~`〜'/ \ < お茶目。
>、 __/ __ ヽ \____
421 :
吾輩は名無しである:02/09/23 21:39
斜陽館に行ってみたいなぁ。。。
422 :
吾輩は名無しである:02/09/24 00:30
/ / ̄⌒ ̄\
/ / ⌒ ⌒ | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| / (・) (・) | | 蟹田にも行きたいだと!ゴルァァァァ!!
/⌒ (6 つ | |
( | / ___ | <
− \ \_/ / \__________________
// ,,r'´⌒ヽ___/ ,ィ
/ ヽ ri/ 彡
/ i ト、 __,,,丿)/ ζ
| ! )`Y'''" ヽ,,/ / ̄ ̄ ̄ ̄\
! l | く,, ,,,ィ'" /. \
ヽヽ ゝ ! ̄!~〜、 / |
ヽ / ̄""'''⌒ ̄"^'''''ー--、 :::|||||||||||||||||||||||||||||||||
Y'´ / """''''〜--、|||||||||||||||||) < 小泊にも・・・
( 丿 ,,;;'' ....::::::::::: ::::r''''"" ̄""ヽ |
ゝ ー--、,,,,,___ ::: ::,,,,,ー`''''''⌒''ーイ ./
ヽ \  ̄""'''"" ̄ \____/-、
ヽ ヽ :::::::::::::::::::: / `ヽ
ヽ 丿 ) / ノ ゝ ヽ ,〉
ゝ ! / ∀
! | / 人 ヽ ヽ
| ,;;} !ー-、/ ヽ _,,,-ー'''''--ヘ
|ノ | | / Y ヽ
{ | | j ) ヽ
〈 j ト-.| / )
新潮文庫にある作品以外にはいくつ位あるのでしょうか
>>423 よー分からんが、ちくま文庫の太宰治全集かなんかで
サラッと確認してみたらいかがでせうか。
芥川賞事件ってなんですか?
GOOGLEで検索しても目ぼしいものがでなかったので教えてください!
AGE
427 :
吾輩は名無しである:02/09/25 14:37
>>425 「太宰治辞典」實方清 編著から。
昭和十年、七月から八月にかけて、第一回芥川賞の選考が行われた。
この時、太宰治「逆行」が予選に残ったが、賞は石川達三「蒼氓」に決定、「逆行」は
外村繁「草筏」、高見順「故旧忘れ得べき」、衣巻省三「けしかけられた男」と共に、次席に止まった。
八月二十一日、山岸外史に伴われて、芥川賞選考委員の一人であり、彼の支持者であった佐藤春夫を訪問。
ところが、八月の末、「文芸春秋」九月号が発行され、それに所載の「芥川龍之介賞経緯」の川端康成評を読み
太宰治は逆上、これに対する駁論「川端康成へ」を「文芸通信」十月号に投稿した。
この後、太宰治の駁論に対して、川端康成の返答その他、賛否両論がある等、種々文壇的に問題となったが、
その後の十二月二十五日太宰治は、芥川賞および賞金五百円はやがて君のものとなる、という旨の
佐藤春夫の激励の葉書を落手、次回芥川賞は自分のものと錯覚した。
しかし、第二回芥川賞は該当なしで見送りとなり、第三回芥川賞は鶴田知也「コシャマイン記」と
小田嶽夫「域外」に決定、太宰治は候補にも入っていなかった。
第三回芥川賞が発表された昭和十一年八月、太宰治は群馬県水上村谷川温泉で保養中であったが、
新聞で知って強い衝撃を受けた。
その衝撃の中で、八月十一日、執筆途中の「創世記」の中に「山上通信」と題して、
佐藤春夫はくれるといったのにと、その経緯と落ちた怨みを書いて「新潮」十月号に発表。
これを読んだ中条百合子は「東京日日新聞」の「文芸時評」(9.27)で、痛烈に批判した。
中条百合子の批判を読んだその日、太宰治は「先生三人」と題する感想を書き、
「文芸通信」十一月号に投稿発表した。
しかし佐藤春夫は、中条百合子と太宰治の文章に怒り、実名の暴露小説「芥川賞」を書き「改造」十一月号に発表、
「創世記」に書かれていることは事実ではない、太宰治の妄想から生じたものだ、
私は芥川賞に関して、誤解されるような言動は示した記憶がない、と批判したのであった。
この間、十月十三日、太宰治は武蔵野病院に入院して監禁され、
十一月四日、病院内で佐藤春夫「芥川賞」を読んだようである。
>>425 辞典からの引用は427にガイシュツのようだから、背景の補足。
第1回で次点になった太宰には、文藝春秋から原稿依頼が来て
『ダス・ゲマイネ』が掲載されたが、その原稿料をもらうとすぐに、
壇一雄とか山岸外史等の友人連中と共に湯河原で豪遊して
一晩で使ってしまったというエピソードがある。
当時、太宰は追いつめられていた。
東大仏文科に在籍していたが、小説ばかり書いて大学には行かず、
卒業時を目前にして、卒業の見込みはなかった。言わば親元を
だまし続けていたわけで、なんとかキチンとした職業につくとか
しなければならない。それで都新聞の入社試験を受けてみたが、
それも落ちて、鎌倉の山で縊死しようとし、失敗してもいる。
大金持ちの親元からは充分な仕送りがあったが、たまたま盲腸の
手術の際に処方された鎮痛剤パピナールの中毒になり、
クスリを買う為に送金だけではとても足りず、周囲の人達に
借金を重ねていた。それらも清算する必要があった。
両方を一度に片づけるには、受賞することがどうしても必要だった。
つまり故郷を納得させ小説家として立つ為のパスポート「芥川賞」と
その賞金(昭和10年当時の5百円)が。
429 :
428続き:02/09/25 15:51
そこで、第1回の後訪問し師事していた選考委員の佐藤春夫に、
賞を懇請する手紙を書いた。巻紙に下手な毛筆で、必死の思いを伝える…
というふうな切々たる文面の手紙だが、それが今も現存している。
その頃の太宰の手紙は、誰宛のものであっても、大仰な身振りの目立つ
感情的なもので、クスリ中毒で心身共に追い詰められた情況が
うかがわれる痛々しいものだ。
佐藤春夫の紹介で病院にも入ったが完治せず、中毒は進んだ。
処女創作集『晩年』を出版した後、ついに故郷の家の番頭サンが出てきて
井伏鱒二に相談し、精神病院(武蔵野病院)に入院させて中毒は完治した。
太宰は、退院の夜から「HUMAN LOST」を書き始めたという。
芥川賞は結局、選考委員から「才あれども、生活に嫌な陰あり」などと
評され、受賞には至らなかった。才能は認めるが、荒れた生活ぶりが
非難されたわけだ。427にあるのは、その間の経緯。
しかし、『晩年』をはじめ、その後文芸誌に発表する小説が
当時の若者達の熱い支持を受け、賞など関係なく、
自力で流行作家になっていった。その辺は三島や村上春樹と同じだ。
――ちなみに、これら全ては太宰が27、8歳までの出来事である。
「川端康成氏へ」はよかった
2chの煽りに真っ赤になって反論してるみたいな文章
太宰の電波ぶりがフルに発揮されててサイコー
川端康成にしてみれば「(゚Д゚)ハァ?こいつ何言ってんの?」だろうけど
でも太宰はよっぽど芥川賞欲しかったんだろうな。可哀相に
ちなみに新潮文庫の「もの思う葦」に収録されてますよ
432 :
吾輩は名無しである:02/09/26 06:31
斜陽館に、その川端氏へ書いた手紙が陳列されてるよ。
433 :
吾輩は名無しである:02/09/26 09:15
9/29(日)NHK総合 18:10〜18:45
「課外授業ようこそ先輩」に太田治子が出るよ
434 :
吾輩は名無しである:02/09/26 10:32
太宰治の「きりぎりす」の、あの奥さんの純粋さ、
そして、汚い物を拒絶する心(精神?)に、惹かれるねぇ・・・。
太宰の出生した家族の家族構成を教えてもらえるとうれしいです!
2回目で最後のお願いです!
437 :
吾輩は名無しである:02/09/26 21:56
>>434 私も「きりぎりす」の巻末の所では涙してしまいました。
あの作品で間接的に井伏鱒二を批判しているのでしょうか?
年代背景はよく分からないのですが・・・
438 :
吾輩は名無しである:02/09/26 22:33
>>435 おいおい、自分で検索した方が早いと思われ・・・
やり方知ってるだろう? とりあえず
「父:貴族院議員・津島源右衛門、母たねの間の六男として明治42年
(1909年)6月19日に誕生。長男総一郎(夭折)次男勤三郎(夭折)
文治、英治、圭治、の兄達と、たま、とし、あい、きやう、の四姉が
あった。後に、三歳下の弟礼治が生まれた。
生母が病弱だったため、乳母の乳で育てられた。三歳の時子守のたけの
手にゆだねられ、小学校に進むまでたけから色々と教育された。
小学校、成績優秀6年間首席、中学から小説、エッセイを同人誌に
発表し始めた・・・」
兄弟姉妹がやたら多いようだが、
当時としては普通。若年死亡率が高く、赤ん坊で死ぬ場合も多かった。
むろん、現在のような避妊の方法も無かったし、
子沢山で貧乏や飢餓にあえぐ発展途上国の時代だったわけだ。
ただし、太宰の生家は、広大な田畑を所有する大金持ち、
父親が高額納税者のみで構成される貴族院議員だったことでも
その富裕ぶりがわかる。
散々ガイシュツだろうが…
津島一族ってのは今でも青森じゃ結構な名門なんだよな、たしか。
現職の国会議員もいるんだっけ?
441 :
吾輩は名無しである:02/09/26 23:22
442 :
吾輩は名無しである:02/09/27 00:11
>>440 だからこの数ヶ月テレビでよく見かけた衆議院の予算委員会で
「辻本清美君〜」だの「鈴木宗男君〜」だのって平板な声で呼んでいた
バーコードの爺さんが太宰の娘婿だってば。
津島雄二くんである。
444 :
吾輩は名無しである:02/09/29 00:43
agege
445 :
吾輩は名無しである:02/09/30 03:23
太宰の悩みなんか、朝起きてラジオ体操したら吹っ飛んじゃうよ
んー、いい天気。今日も一日がんばろー
446 :
吾輩は名無しである:02/09/30 03:24
三島
川端
谷崎
うんこ
450 :
吾輩は名無しである:02/10/05 17:36
age
451 :
吾輩は名無しである:02/10/07 21:25
「佐渡」の書き出しが好き。
おれは畜犬談の書き出しが好きだ。
何度読んでも笑える。
453 :
吾輩は名無しである:02/10/07 21:56
>>433 太田治子、太宰にソックリでびびった・・・。
454 :
吾輩は名無しである:02/10/07 22:15
| さいたまさいたまさいたま!をやっていいですか?
\____ ________________/
/||ミ V
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|:::::::::::::::|| ̄\ ガチャッ
|:::::::::::::::||゚ ∀゚) ||
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|:::::::::::::::|| ゚∀゚)/ .||
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|:::::::::::::::||,,/\」......|| …
\:::::::::::|| ̄ ̄ ̄ ̄ ∧_∧
\ ::::|| ___\(・∀・; ) < こ、こでやるのかよ・・・
\|| \_/⊂ ⊂_ )
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
455 :
吾輩は名無しである:02/10/07 23:42
>>453 ネ。
鼻が激似。
津島佑子も太宰そっくりな顔してる。当たり前だが。
456 :
吾輩は名無しである:02/10/08 01:19
太田治子の番組よかったね。
でも、彼女も大分年を取りましたね。
457 :
吾輩は名無しである:02/10/10 19:46
>>405さん。
僕は
>>457なのに阿呆ですが、
たしかに三島由紀夫さんの作品にそう言うにおいがあるような気がしてました。
潮騒しか読んだことないですが、なんか肯定と否定がまざっていたような気がします。
なんか潮騒を読んでいてふと、太宰治さんのにおいがしたっていうか・・・
目立ちたがりですみません。得意になりたいっていう意思もあります。
本当、厨房ですみません。でもなんか、言いたかったんです。
458 :
吾輩は名無しである:02/10/10 19:54
寺山の友達云々が本当なら最悪だ。
作家同士の馴れ合いほどキモイものはない。
まあ、寺山はそもそも田代のようなキモイ存在だったのだろうが。
三島のは真摯な態度で作家として正しい。
459 :
吾輩は名無しである:02/10/10 19:59
太宰治さんの本って聖書みたいなもんだって思うんですがどうですか?
なんか俺はキリスト教徒ならぬ太宰教徒になってる気がするんですよねぇ・・・
それでなければ鏡とか・・・
風の便りでいってましたけど、なんだか自分の駄目さを見てるような・・・
太宰さんの考えって、わりと誰にでもありませんか?
こんな感じだから主張性がないとか言われるのかな?
460 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:00
自分を見てて阿呆に思えた・・・
一人して悲しい奴・・・
ごめんなさい。
もうやめます。
461 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:01
太宰って昔の文豪にしてはハンサムだよな。
462 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:05
>>459さん。
三島さんってなんていうか『漢』ですもんね。
凄くかっこいい。
やたら堂々としてるし・・・
463 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:05
なんか会話がずれてるごめんなさい
464 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:08
かっこよくない写真もありますけど、いつもかっこいい。
哀愁の漂っている感じが・・・
作品と似てる。
465 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:10
ていうか、どんな作家さんも皆、顔と作品が似てる気がする。
466 :
名無しだよ:02/10/10 20:11
467 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:12
写真って真実を写しますね・・・
そんな気がする。
468 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:13
469 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:16
「鬱だ氏のう」って太宰さんから来てるんですか?
なんとなく思った・・・
470 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:17
太宰の小説って男のコンプレックスを克明に描いてるんで共感できたんだけど
写真見たらすげー顔かっこいいんで逆に幻滅したという覚えがある。
顔のかっこいい男にブ男の苦悩がわかるわけがない。
471 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:24
俺も最初はむかつきましたw
でも読んでてなんとなくこの人はいやらしい人じゃないなと・・・
人間関係ってそう言うすれ違い多いっすよね・・・
まぁ、こんな風なことなんて子供でも知ってますよね・・・
んー、ここの人って太宰さんを嫌ってるってことは、ヘミングウェイも嫌ってるのかな?
472 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:27
473 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:29
みんな文学ってのに浸って、えらぶってんのかな・・・
なんか文学とその周りの人たちが間抜けに思えてきた。
んー思い切り文句いわれそうw
それとも無視かw
474 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:30
太宰さんの真似でごめんなさい。
475 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:32
うむ、誰も嫌ってないよ。
ただあの時代の小説のメソッド自体が、
現在否定される傾向には在る。
もちろんそれもただの流行。
476 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:35
なるほど・・・
なんか恥ずかしい・・・
間抜けは俺一人ぃ。
こんなこといってさらに間抜けですね。
477 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:37
うーん。
駄目だな。
ろくに本も読んでないのに・・・
478 :
吾輩は名無しである:02/10/10 20:38
もっと読もう。
479 :
吾輩は名無しである:02/10/14 06:00
あげとく
480 :
吾輩は名無しである:02/10/14 22:15
太宰って三鷹のどの辺に住んでたの?
どなたか御存知の方・・・
481 :
吾輩は名無しである:02/10/14 22:56
井の頭公園の南西1kmってとこかしら。
新潮日本文学アルバムの太宰版に、彼が描いた略図が載ってるよ。
482 :
吾輩は名無しである:02/10/14 23:06
228 :吾輩は名無しである :02/10/14 00:38
今、「インストール」の写真に近づくように手術中。
セラシーンゴールドも飲んでる。
229 :吾輩は名無しである :02/10/14 00:40
インストールって本。読んだこと無いけど正直どんなかんじですか?
綿矢りさ本人のルックスはどうでもいいので
本の感想だけ聞いてみたいかも。。
っていうか、なんでみんな本の話しないのさ?
230 :吾輩は名無しである :02/10/14 00:45
文学板ってこんなもんよ?
ランディが上にあるのがよい証拠。
231 :吾輩は名無しである :02/10/14 00:54
セクース、生理用ナプキン、濡れた、ブラジャー、スカトロ、宇多田ヒカル、早稲田、処女
以上、インストールにおける重要キーワードなり
483 :
吾輩は名無しである:02/10/14 23:57
>>480 三鷹駅から歩いてジブリ美術館に向かうと、途中で付近を通ります。
484 :
吾輩は名無しである:02/10/15 00:17
ノ_、_ヽ
| _」`/ …
485 :
吾輩は名無しである:02/10/15 02:58
「すまいとばし思うて?」ってどういう意味?
486 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:06
487 :
吾輩は名無しである:02/10/16 12:01
>>486 えっ。それって誰かが言った言葉なんですか?
てっきり445さん自体の考えかと・・・。
488 :
吾輩は名無しである:02/10/17 14:54
486は485にレスしたかったんじゃないかしら?
489 :
吾輩は名無しである:02/10/17 15:11
あれほど言ったのに、まだそんなカキコするですか!もう許さんです!
あんたを許すわけにはいかんです!こんなカキコでレスたくさん付くとでも
思ってるなんて頭おかしーよです!あんたみたいなバカ初めて見たです!
あんたみたいなバカ、ゴキブリ以下です!あんたみたいなバカ、ウジ虫以下です!
死んでほしーです!つーか、死ぬべきです!あんたは絶対に許されないです!
勘違いしたバカを許すわけにはいかんのです!面白半分にいい加減なカキコ
するヤツなど許さんです!キャラメルコーンのピーナッツをケツの穴に詰めて
死ねよです!!!
今まであんたがどんな生き方してきたか知らんけど、どーせひどい生き様
だったと想像出来るです!あんたのカキコから読みとれるです!バカ特有の
匂いがするです!あんたのことが全く理解出来んです!あんたは絶対許さんです!
死んでも許さんです!地獄で苦しめよです!それでも足らんくらいです!
豆腐の角に頭ぶつけて死ねよです!!!
あんたもっと現実を知れよです!いつまでも引きこもってネクラなことしてる
場合じゃないよです!でも、もー手遅れです!あんたは何をやってもダメです!
この世に生まれてきたことを後悔してもダメです!あんたは生まれ変わっても
どうせダメ人間に決まってるです!絞め殺したいけどあんたに触るのが嫌なので
やめるです!でも、あんたみたいなカスは死ねよです!風呂の排水溝に吸い込まれて
死ねよです!!!
絶対許さんです!絶対許さんです!絶対許さんです!あんたみたいなヤツは
絶対許さんです!早く消えろです!さっさとこの世からいなくなれよです!!!
いつまでも勘違いしたまま生きていけると思ったら大間違いだよです!この
まま生きててもお前にはいーことなんにもねーよです!何でもいいからさっさと
死ねよです!!!
490 :
吾輩は名無しである:02/10/17 15:15
どうしちゃったの だいじょうぶ?
491 :
吾輩は名無しである:02/10/17 16:05
何?誰に怒ってるのさ。血管切れるよ。コピペ?
492 :
吾輩は名無しである:02/10/17 17:22
>>486 三島由紀夫の言葉を自分なりに言い換えているつもりだと思われます。
493 :
天之御名無主:02/10/17 17:38
やれやれ
494 :
吾輩は名無しである:02/10/18 15:44
乞食学生読め。人生観変わらんぞ。
495 :
吾輩は名無しである:02/10/19 00:32
>488
>485は「新ハムレット」に出てくる坪内逍遙の書いたせりふの孫引き。
それは分かるけど意味はわからないや。
496 :
吾輩は名無しである:02/10/19 09:14
498 :
吾輩は名無しである:02/10/19 10:57
ぐはっ。
なんか名前が1に・・・
499 :
吾輩は名無しである:02/10/19 18:17
1に、何ですか?
500
自己レスです。
さっきふと「すまいとばし思うて?」を
古文的に読み解くということを思いつきました。
「すまい(するまい)」「と」「ば」「し」「思うて(思って)?」と分けてみて、
「ば」は「手紙をば出そう」とかいうときの「ば」と同じで無視してよし、
「し」は強調の「し」で無視してよし、
その前のハムのせりふを考えてみたら
「フランスの兄さんに音信しろよ」
「しないと思いますか?」ということですよね。
自分で聞いておいてすみません。m(..;)m
原書の英語にあたればあってるかどうかわかりそうだけど、
シェイクスピア時代の英語なんて判らないからなあ。
英語板で聞こうかしら。
間違えました。
×ハムのせりふ
○レヤチーズのせりふ
重ね重ねすみません。
503 :
吾輩は名無しである:02/10/22 15:09
美味そうな名前。
504 :
キャロルくん:02/10/22 17:52
太宰の最高傑作は「逆行」の中の「盗賊」だと言ってみる
>>501 小難しく考えなくても、方言にあるw<九州地方
「おまえが、アレばしたとや?! ほんとに?」
「ああ、俺がした! せんとばし思うたか?」
解説)「お前が、アレをしたのか?! ほんとうに?」
「ああ、俺がしたんだ!(オレハ)しないとでも思ったか?」
507 :
吾輩は名無しである :02/10/26 00:22
直治の遺書 泣ける
508 :
吾輩は名無しである:02/10/26 22:21
太宰って胡散臭い・・・
都合悪くなったら死ぬふりしたり、他人の日記を盗作したり・・・
ダメ男だね。
晩年のころの作品は大好きだっただけに、他人の日記がネタとは残念。
509 :
吾輩は名無しである:02/10/27 05:43
”パンドラの厘”好きな方いませんか?
ちなみに、”正義と微笑”も好きだったりします。
他人の日記がネタって処が残念なのは同感ですが・・。
基の日記見てないんで、どこまで脚色があったにも拠ると思いますがなんとも言えませんね。
まー、とりあえず、好きです (w
510 :
吾輩は名無しである:02/10/27 13:03
>>509 パンドラ好きだー。
あれ、確か「雲雀の声」っていう長編小説があったけど、戦争で焼けちゃったんだよね。
「雲雀の声」読みてー。
「微笑を持って正義をなせ!」
いいモットオができた。
のセリフに萌えた。
太宰も3回目でやっと心中できた。
前の2回はなんだったんだろう?
512 :
吾輩は名無しである:02/10/27 14:09
>>511 評伝でもなんでもいいからもっと読みなさいYO
513 :
吾輩は名無しである:02/10/27 14:12
>>510 おお!友がいた!
”パンドラ〜”いいですよね!
因みに、私の好きなセリフは「或いはね」←母さんヴァージョンです。
我ながら、けっこー、マニアックかも。(・∀・)
関係ないですが、此間、”パンドラ”を電車に置き忘れてしまいました。
もう幾度となく読み返してはいたんですが、やはり、かなり鬱でした。
↑コメ。
514 :
でんじゃらーす:02/10/27 20:46
グッド・バイ 良い!
途中で終わってしまって悲しい。
太宰好きには邪道な作品かもしれないけど、面白いとおもう。。
みなさんドデスカ?
515 :
吾輩は名無しである:02/10/27 21:37
グッド・バイ面白い!さっぱりした雰囲気が(・∀・)イイ!
最初読んだときは、
女の美容師のモデルが美智子夫人だってことに気付きませんでした。
ピカレスクの美智子夫人の台詞を聞いてやっと気付いた(アホゥです
516 :
吾輩は名無しである:02/10/27 22:44
水村美苗みたいに誰かグッド・バイの続きを書いてやったらいいのに
517 :
吾輩は名無しである:02/10/28 21:21
>>509 『斜陽』はほとんど丸写しに近かったような、、。
「戦闘、開始」は山崎富栄の日記からのようだが、太宰が勝手に日記を
読んだのか?富栄が読ませてたのか?
518 :
吾輩は名無しである:02/10/28 21:23
斜陽は大しておもろくない
「グッドバイ」って本当に完結させる気があったのかね。
初めから13回目で終わらせるために引き受けた連載じゃないかという気もするんだが。
このスレで出ている疑問の大半は、
『ピカレスク』猪瀬直樹著と
『桜桃とキリスト』長部日出雄著 を読めば、全て氷解する。片方だけでは
偏った見方になってしまうから、要注意。
過去に発表された主要な太宰論をも踏まえているから、この2冊を読めば、
評伝的な太宰像は、ハッキリするはず。図書館にあるはず、まずは2冊を読め、
その上で、太宰を語ろうぜ
521 :
吾輩は名無しである:02/10/30 14:59
だーかーらー、太宰はパンクだって!
いたちの糞をまぶしたミミズのマカロニがいい。
狸が可愛くてしようがない
524 :
吾輩は名無しである:02/11/01 23:45
パンクって何
525 :
吾輩は名無しである:02/11/02 00:20
526 :
吾輩は名無しである:02/11/03 20:47
太宰の「お伽草紙」って、芥川の「猿蟹合戦」「桃太郎」に影響されたものなのですか?
527 :
吾輩は名無しである:02/11/04 20:05
>>526 「桃太郎」を書かなかったのは偉い、って言われてるけど、芥川の影響なら
単に先に書かれてたから書かなかっただけってことになるな……。そうなのか?
528 :
吾輩は名無しである:02/11/06 15:19
アニメ「桃太郎空の神兵」の影響じゃねえかと思うが、どうだろう。
手塚治虫はそれを見て「これからはアニメだ!」と思ったらしい。
529 :
太宰はん(似てる?):02/11/08 02:19
/´,,,._`ヽ
( ノノ _.ヾ、)
f、 "_.ノゞ´
_| ー \,; シュボッ
/ / / (),
`´ |E|
___
/´,,,._`ヽ
( ノ _.ヾ、) ふふ、
f、 ,_.ノゞ´ 生まれて
_| ー,´_ すみません
/ / /__ ヽ
`´ /ミ)━・~~~
人一日と一日と人人一歩
人は人に影響を与えることもできず、また、人から影響を受けることもできない。
弱さの美しさ、道化、虚構、ナルチシズム、一歩進めばそこは死か?果ては、虚構か?
もしくは、井伏さんは悪い人か?
大学時代に愛読していて、当時恋愛にも受験にも失敗した自分は、もう少しで
自殺するところでした。 余りにも感化受けていたんですね。
533 :
吾輩は名無しである:02/11/08 15:21
デストローイ
534 :
吾輩は名無しである:02/11/08 17:21
太宰ファンの方々に質問。
「女生徒」って人気作がゼミで取り上げられたのだが、
「あたし、東京のどこにいるかわかりますか?」 と謎かけをして終わるところが
どうしても腑に落ちない。
あの娘はどこ行っちゃったわけ?
浅学恐縮。ご高説きぼーん!
535 :
吾輩は名無しである:02/11/08 17:56
ガラッ!!
_____
|∧ ∧ .|| .| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|( ゜Д゜) ||o | | .< もう、ふたたびお目にかかりません。
|/ つ | | \______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
↓
パタン
ヾ'_____
|| | |
||o .| |
|| | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
536 :
吾輩は名無しである:02/11/08 18:03
>>534 あの地平線、輝くのは、どこかに君を隠しているから
たくさんの灯がなつかしいのは、あのどれかひとつに君がいるから
537 :
吾輩は名無しである:02/11/08 18:28
お題:もし女生徒が2チャンネラーだったら
538 :
吾輩は名無しである:02/11/08 18:40
もう、ふたたびコテになりません。
539 :
吾輩は名無しである:02/11/08 18:45
半可通かと
540 :
吾輩は名無しである:02/11/09 00:49
最近出たちくま新書の安藤宏著『太宰治 弱さを演じるということ』を
いちおう読んでみます。どうでしょうか。
>>531 アンチすれにあった。↓
124 :吾輩は名無しである :02/10/16 00:28
井伏はよう面倒みとるんだぜ、太宰の。
美知子夫人とケコーンできたのも、元はといえば井伏の口利きが発端。
お茶の水大(当時の名は東京女子高等師範学校=女の東大と言われた)
卒で、クラシックピアノも弾けばスキー大会にも出る、
東大医学部の兄の愛読書のゲーテなんぞも読む(原書で)……非常な
インテリでしかも教職にありあの時代に自立さえしていた女性<石原
美知子>を、
弘前から連れてきた芸妓初枝と離婚したりクスリ中毒になったり心中未遂
やったりした後の太宰が、どーして嫁に迎えることができたか?
無論、貴族院議員の大金持ちの息子という出自も大きいが、それに
早くも独自の光を放っていた文学の才能がモノを言ったこともあるが、
しかしなお、井伏夫妻の貢献度はカナ〜リ高いと言わなければならない。
井伏というシトは、早くから弟子希望者が回りにイパーイいたくらい
懐の深い一面があったようだ。
有名な「井伏さんは悪人です」という遺書の中の一文は、
あくまでも文学というキビしい土俵での話で、そこでの曖昧さが
絶対許せなかったのは、むしろ太宰の方の才の潔癖さ、純烈さを
意味するものだろう。
542 :
吾輩は名無しである:02/11/11 01:29
>>541 美知子さんは才女すぎて、近隣に釣り合う男がいなくて行き遅れそうになってたんだよね。
昔はそういうことを気にするし、戦争に出征する人も増えてきてたから、
今のうちに何とかしないと、っていうのも石原家のほうの思惑としてあった。
そこへちょうど太宰が現れて、曲がりなりにも帝大中退だし、津軽の素封家の
息子だしっていうんで、良縁だってことになったんでしょう。
美知子さんは結婚するまで修治が心中未遂してたことも知らなかったんじゃなかったっけ?
井伏の話と関係ないけど。
>>542 全部知ってケコーンしたのさっ。
知ったかもいいが、せめ
最近の評伝くらいは読んでから書け、2度手間やんけ、ウザい。
544 :
吾輩は名無しである:02/11/11 09:16
今日の堕罪
今日は皆さん眉山を読みましょう
でも美知子さんって若い頃の写真を見てもブスだよね。一方で、太宰は役者にも珍しいほどの二枚目。
美知子さんが逝きおくれていたのは単にブスで、まともな男から相手にされなかったせいだよね。太宰があんな不細工な女と結婚したのは、心中未遂や逮捕歴など数々の後ろ暗い前歴があったから。キャッ、言っちゃった(w
546 :
吾輩は名無しである:02/11/11 15:33
贋美香ブームは去らないね・・・
>キャッ、言っちゃった(w
飲みの席とかで、こんなセリフを美香=ネカマに吐かれたら、
グーで殴ってしまうだろうな。それはそれで痛快。
547 :
吾輩は名無しである:02/11/11 15:34
まぁ、546さん、男らしい!そういうヒトがだ・い・す・き…うふ
キャッ、言っちゃった(w
548 :
吾輩は名無しである:02/11/11 15:35
ガスッ! ボコッ!
私って、自分がブスだし学歴は無いし、現実世界ではまるきり男から相手に
されないし、ピアノだのスキーだの縁の無いヒッキーだし、ホモ漫画にのめ
りこんでオナってるのが趣味だから、とてもまともなケコーンなんか出来ない。
美知子さんみたく父も兄も東大出の超エリートの家庭に生まれたかった…。
そしたら太宰みたく、大金持ちの貴族院議員のお坊ちゃんで、女に優しくて
一緒に心中してくれそうな才能のある作家に…いっぺんくらいは抱いて
もらえるかもしれないのに・…うらやましい。キャッ、言っちゃった(w
>>545 本物も馬鹿だけど、偽者はさらに馬鹿だな、どブスか、お前?
とうに死んでしまった相手がうらやますいか? というより、お前は542で
自分の無知を
>>543に叩かれたもんで、
悔しまぎれに他人のHNで煽りカキコをした・・・それが真相だな。
ちょっと読書すれば、阿呆さが少しは直るだろうにw
なんの知識もなく知ったかでレスすれば、自分の馬鹿さを晒すだけだ罠w
本物よりさらに愚かな女だ、お前はw
551 :
吾輩は名無しである:02/11/11 18:36
いや、オリジナル美香だったら
>>545に負けず痴性まるだしの発言をしてくれることでしょう。
552 :
吾輩は名無しである:02/11/11 18:39
堕罪長務の刑に処す
553 :
吾輩は名無しである:02/11/11 21:35
新郎と男女同権(だっけ?)が好きっす。
554 :
吾輩は名無しである:02/11/12 13:02
チンポ丸出しで生まれて、すみません
555 :
吾輩は名無しである:02/11/12 14:38
今日の堕罪
美少年と煙草
556 :
吾輩は名無しである:02/11/12 14:43
新潟で講演したときの、佐渡に行ったはなし。
557 :
吾輩は名無しである:02/11/12 19:29
558 :
吾輩は名無しである:02/11/12 19:57
愛人宅で桜桃。
559 :
吾輩は名無しである:02/11/12 23:11
>>543 ハァ?最近の評伝くらい読んでますが?記憶があいまいになってただけで。
っていうか、2度手間って、別にあなたに手間をかけさせた覚えはないが。
ウザいのはあなた。
評伝を読んでないと書き込んじゃいけないわけ?
なんでそんなこと勝手に決められなきゃいけないんだ?
言っておくけど、前スレ、前々スレと合わせて、同じ話題が出てることなんて
何度もあるぞ。それはいけないのか?
それに541→542なんて別に普通のなんてことないような展開じゃないか。
評伝を読んだことくらいの知識をひけらかしたいなら他人に絡むなよ。
今月の國文学、太宰の特集ですよ
さらっと読んでみたけど良さ気でした
小説太宰治ヨカター
563 :
吾輩は名無しである:02/11/14 23:04
『眉山』よみますたが、おもしろかたーよ
564 :
吾輩は名無しである:02/11/15 16:20
>>562 壇は面白いよねー。
ときたら次は山岸外史の「人間太宰治」ですか。
おっと、檀ちがい。
>>564 卒論書いてるから外史のも読んだほうがいいかも知らんけど、量が多すぎるー
佐古純一郎のはよく読んだけど・・・。あとは奥野健男さん。定番すぎて平凡な
ものになりそうです。ヽ(`Д´)ノ ウワァァン
567 :
吾輩は名無しである:02/11/17 17:45
568 :
吾輩は名無しである:02/11/18 00:11
>>567さん、ありがとう。
ところで結構奥野健男氏にはみなさんあんましいい印象持ってないみたいですね。
僕は佐古さんのやつ読んだからキリスト教抜きにして語れんなということで、聖書
を見たり、キリスト教のいろは読んだりしてます。「身と魂をゲヘナにて・・・」という
ところに着目してツマラン論文書いてます。
>>568さん、不勉強なので読んだことないです。すんません。
570 :
吾輩は名無しである:02/11/18 03:05
571 :
吾輩は名無しである:02/11/18 03:19
陰火の妙なリズムが好きです
572 :
吾輩は名無しである:02/11/18 04:22
なんか、今の時点でこういうこと言うのもなんだけど、佐古純一郎も
なんでも聖書と関連付けちゃう人だから、単に読むのはいいとしても、
「まぁ、こういうのもあります。参考程度に。」みたいな扱いになりつつある。
太宰に限らず、芥川関連の論文(?)でもそうらしい。
というか、以前からそうでした?
キリスト者の研究者にはありがちなことなんだけど……
でもその分、気落ちしたときに読むと聖書の言葉と相まって勇気がわいてくる、と
言っている先輩もしましたが(w
いや、奥野や佐古は研究者ですらないか……
安藤先生はようやく「(奥野的)印象批評」から脱してきた世代の研究者だよね。
先月出たちくま新書はあまりにも初心者向けって気がしなくもなかったけど。
573 :
吾輩は名無しである:02/11/18 05:01
>>572 >>先月出たちくま新書はあまりにも初心者向けって気がしなくもなかったけど。
「太宰治 弱さを演じるということ」っすね。
私が先日この本を読んでたら友達が
「演じてるんじゃなくて実際弱いんでしょ?w」と言いました。
この友達は太宰読んだことないらしいんだけど
それでも「太宰」と聞くと、やっぱりそういうイメージを持ってるらしいです。
非常に奥野的な。安藤さんみたいな人が「初心者向け」の新書を出すのって
結構意味のあることだと思うっす。
>>573。
そ、そうです。我ながら偉そうな書き込み。失礼しました。
「弱さを演じる」ってところが、大事なんだよね。実際どうか、ということよりも。
それも方法なわけだから……。
575 :
◆GQgggggggg :02/11/19 01:29
「弱さを演じる」という姿勢は荷風とも共通したものがあるね。
もっとも太宰の場合、薬や女を絶つことができずに自殺してしまったところが荷風とは決定的に違う。
「演じてるんじゃなくて実際弱いんでしょ?」と思われてしまう原因もまた、そのあたりにありそうだ。
>>572 全然偉そうじゃないですよ。
572さんに賛成した書き込みをしたつもりだったのですが(^^;スミマセン
577 :
吾輩は名無しである:02/11/20 23:12
不良とは、優しさの事ではないかしら
ってどういうことでしょうか?わからず。
人間失格に
「こんなこと言わなきゃ、太宰ちゃんは可愛いのに・・」ってあとがき書いてた
バカ女、誰だっけ?
あれよんでつくづく感じた。
男は女とは無縁の生き物だと思うんだよな・・
いつも女が側にいても、内面的に無縁。
知り合いのナンパ師にそっくりなのが居る。
女って、実は絶対に反省せんだろ?
観念なんてもので生活を犠牲にしたりするところが微塵も無かろう?
欲張りの嘘つきばかりだしな。
女の理論ってのは
「現在位置」→→「倫理・人間性」→→「欲望」
2者間の障害である「倫理・人間性」をいかに誤魔化しつつ
いかに認識をはぐらかしつつ、「欲望」に到達するかという為の言葉だろ?
女というのは突き詰めると「気持ちいい」「気持ちよくない」の価値観しか
持っていないことに気づいて、いつも愕然となる・・
だから、無縁だろ?
本物の男とは?
つまり、俺たちの中には2種類の心がいるんだ
ドイツ人とイタリア人
前者が男、後者が女。
後者は戦争と哲学と機械が得意。
後者は恋愛と料理とファッションが得意。
男の心に女はいらない。
ドイツは男のロマン。
アウスボーデン!!!
581 :
吾輩は名無しである:02/11/21 03:20
えーっと。どうしよう。
582 :
吾輩は名無しである:02/11/21 21:54
>>575 太宰は酒と女を断つことができなかったから自殺したのだろうか。
河盛好蔵宛ての書簡で「優しさという字は人編に憂いとしている。淋しい、侘しいひとに優しくできることで
はないか、その人は含羞(はにかみ)の顔をしている」ということがあることから、斜陽の直治は不良で
直治はそういう人だったということかな。しかも「札付き」だし。拙文すみません。意見求む。
584 :
吾輩は名無しである:02/11/24 15:11
斜陽ははっきり言って嫌い。
同じ有名どころなら人間失格のほうがいい。
585 :
吾輩は名無しである:02/11/24 16:44
私は人間失格のほうがきらいです。
586 :
吾輩は名無しである:02/11/24 16:59
「斜陽」は嫌いというか、技術的にひどく拙劣な小説という気がする。華族社会という太宰が全く知らない世界を描こうとムリをしたせいかな。
華族の老婦人が庭で小便をするというエピソードは、太宰は中世のフランス貴族の話を参考にして真面目に書いたのかもしれないが、日本の華族社会ではおよそあり得ないことである。
他の作品ではあざといほどのテクニックを見せていた太宰が、「斜陽」一作については何故あれほどギクシャクした書き方になってしまったのやら。
太宰自身に貴族願望があったせいで冷静になれなかった、ということもありそうだ。
587 :
吾輩は名無しである:02/11/24 17:02
志賀直哉がエセ貴族趣味を鼻で笑ひましたとさ。
588 :
吾輩は名無しである:02/11/24 17:09
三島由紀夫も笑ってたな。
589 :
吾輩は名無しである:02/11/25 01:05
別にそんなマジメに書いてないと思うよ斜陽って。
世間離れした低脳女をオモシロオカシク書いてるだけ。バカニシテルノわかんないかな?
三島のベルバラマッチョの方が恥ずかしい。
不似合あいだよ日本人には。
590 :
吾輩は名無しである:02/11/25 02:58
個人的には、『斜陽』という作品は
自己の生への手がかりのようなものを(自身)見いだすような
彼の決意といいますか、希望のようなものを感じさせました。
みしまゆきおが斜陽を笑っていたのか。
どちらかといえば、美徳のよろめきのほうがつまらんけどなぁ。
なんとなく似てない?
592 :
吾輩は名無しである:02/11/25 13:07
斜陽大好きだけどな。単純に、分かりやすいし言葉のリズムがおもしろい。
斜陽は稚拙であるとかよく言われてるけど、そういう部分も含めて大好きな作品だなぁ
>三島のベルバラマッチョ
擦れ違いだがワラタ
太宰は畜犬談がサイコーだよ
595 :
吾輩は名無しである:02/11/26 01:27
>>591 ゆきおが社用をわらったのは、言葉が変だったから
三島は作品というより田舎モノの作者をわらった
598 :
吾輩は名無しである:02/11/26 13:07
治は東京生まれの東京育ちが大嫌い。コムプレックスがあるから。
典型的東北人。
ちなみに私はやはり東京人が大嫌いですが、
東京人はみな虚塵ファンであるという偏見があるからDEATH。
基本的な評伝すら読んでいない厨房が多いナ・・・
600 :
吾輩は名無しである:02/11/26 13:37
軽やかに600ゲット
601 :
吾輩は名無しである:02/11/26 13:39
>>598 戦前・戦後を通じてここまでの偏見には出会ったことがない。
全然関係ないけど>596の「社用」に禿しくワラタです
603 :
吾輩は名無しである:02/11/27 05:37
>>599 如是我聞でも滋賀の作品のこといってたね。「お殺せになさいますの?」ってとこ。
オラア、オッタマゲタ www
605 :
吾輩は名無しである:02/11/27 10:22
雑誌「GON!」2000年8月号の記事、
「GON!流 大人のたしなみ講座 純・家出娘と『りびんぐゲーム』」に
下記のような一文がありますが、こんなこと太宰が言ってましたっけ?
こんな文体を太宰が使うとは思えませんが・・・
「昔、太宰治が『12、3歳の少女の話をまじめに聞ける人、ひとりまえの
男といふべし』と言いました。そう、我々は太宰が言うところの本当の大人を
目指し、大きな愛をもって少女と暮らすのです。」
606 :
ころにゃん ◆VAfyLa8LAA :02/11/27 11:08
太宰って面白いよね。
思い出だっけ?
ケツ叩かれて身を切るような恥辱を感じたってとこで、
爆笑した。
607 :
吾輩は名無しである:02/11/28 03:48
>605
太宰にはかなりくわしいつもりだけど
それは聞いたことないなあ・・・
太宰は本棚にあると恥ずかしい。特に全集。
好きなんだけど好きだって知られたくない。そんな感覚。
609 :
吾輩は名無しである:02/11/28 16:30
俺は最近太宰を読み始めたけど、面白いよ。
ところどころで爆笑することもあり、共感するところもあり。
長編作品がないところもよい。「水仙」がお気に入りです。
610 :
◆GQgggggggg :02/11/28 17:49
>12、3歳の少女の話をまじめに聞ける人、ひとりまえの男といふべし
HUMAN LOSTの一節だね。
612 :
吾輩は名無しである:02/11/28 22:23
太宰はやっぱりストーリーテラーとして優れているね。
私小説っていうとどろどろで嫌な感じがするのが多いけど、
太宰は自分を面白おかしく伝える術にもたけていて、私小説
なんだろうけど面白い。もちろん「斜陽」とかの私小説ではないものもナイスだね。
613 :
吾輩は名無しである:02/11/28 22:29
人間失格で葉ちゃんが描いた化け物よりも恐ろしい自画像って、
ピカレスクの表紙のあの太宰が描いた自画像が関係していたりするの
でしょうか?
ま、多分関係ないわな。
614 :
吾輩は名無しである:02/11/28 22:59
過去ログで、河村某が太宰役を演じたことがミスキャストだというご意見が
主流だったと思いますが、自分は辻仁成がやらないうちはまだ安心だと
思っています。
彼、そのうち「自分は平成の太宰治だ」と言いそうな気がしてならないん
ですが・・
615 :
吾輩は名無しである:02/11/28 23:12
田村正和なんか、太宰治そっくりじゃないかと思うのだが。
616 :
吾輩は名無しである:02/11/28 23:20
俳優の役所なんてどう?
617 :
吾輩は名無しである:02/11/28 23:34
>>615 んー微妙。 確かに似てるけど何かが違ーう。
618 :
吾輩は名無しである:02/11/28 23:35
太宰typeが芸能人やれるわけない。
619 :
吾輩は名無しである:02/11/29 02:04
>>617 役所工事が似てるって前に誰かいってたなぁ・・・
620 :
吾輩は名無しである:02/11/29 02:05
役所広司はテレビドラマで太宰を演じたことがあるよ。
>>605 そういう鬼畜なこと言いそうだけどね、あのヒト。
ソースが「GON!」ってのがちょっと。
622 :
吾輩は名無しである:02/11/29 08:59
映画版の「火宅の人」に出てた太宰役はかなり似せてた。
623 :
吾輩は名無しである:02/11/29 09:22
624 :
吾輩は名無しである:02/11/29 17:57
役所広司は確かに似てますねぇ。
太宰さんは犬が嫌いだったらしい・・・って可愛すぎる!
太宰が中1の時に、教師が「花子さん」という文を読み、生徒たちは感動し
机を叩いて泣き、その文が同級生の津島修治だーってことを言ったっていう
エピソードがあったらしいですね。
その例の「花子さん」、凄く読んでみたいんですけど・・・。
中1の書く感動して泣くような文ってどんなか、気になる。
かなり読んでみたいんですけど、読めるサイトとか、多分無いよなぁ・・?
625 :
吾輩は名無しである:02/11/29 19:54
おれはガクトがイイと思う。
いやマジで。
626 :
吾輩は名無しである:02/11/29 20:00
627 :
吾輩は名無しである:02/11/29 21:53
>>622 飲み屋で中原中也?に喧嘩を売られ、殴られるシーンがありませんでしたっけ?
そこだけ覚えてる
628 :
吾輩は名無しである:02/12/01 16:57
>624
なんか文章おかしいぞ。ちとよくわからない
>>628 訂正
×この文が津島修治⇒○この文を書いたのが津島修治
DQNなので訂正しても変な文かもしれないです。
>>627 そうそう。中原中也役の真田広之も長髪にして似せてたなあ。
汚れっちまった悲しみに〜今日も小雪の降りかかる〜
631 :
吾輩は名無しである:02/12/02 18:22
633 :
◆GQgggggggg :02/12/02 22:37
全集には当然ながら太宰の中学時代の日記も収録されていて、読んでみるとなかなか面白いね。
「今日うちに来た女の子があんまり可愛かったので姦淫の心を抱いた」ということが暗号じみた万葉仮名で書かれてあったりする。
今も昔も、この年頃の男が考えることは同じだ。もっとも当時の津島修治少年は、まさか自分の日記が将来活字になって公開されることになろうとは夢にも思わなかったに違いないが(w
文学を志すような人間は、たとえ日記といえども迂闊なことを書かないほうがよいという好例である。
634 :
吾輩は名無しである:02/12/02 22:39
>>633 当たり前のことをごちゃごちゃ言うな!死ねよ。
635 :
吾輩は名無しである:02/12/02 22:56
>>634 ◆GQgggggggg に叩かれたことを今なお根に持ち続ける美香哀れ。もっとまともなレスが付けられるように、もっと勉強しなさい(ワラ
636 :
吾輩は名無しである:02/12/02 22:57
身かうざっ、新スレ建ったら荒そ(w
太宰は麻疹みたいなものだって誰か言ってたな。
>>636 前スレも合わせて、もう何度も書き込まれてます、それ……。
638 :
吾輩は名無しである:02/12/03 16:27
太宰はマンマシーン、てか。クラフトワーク。
おもしろくありませんでした。すいません。
640 :
吾輩は名無しである:02/12/03 21:27
今日太宰と一緒に入水自殺した女性を取り上げた本を読んだけど正直泣けた
あまりにけなげ過ぎて
小心者癖に女に手出しすぎ
でも「死ぬ気で恋愛しないか?」とあのマスクで言われたら誰でも落ちるだろう
長篠康一郎の「太宰治武蔵野心中」かな?
へえ どんな風に泣けたん?
ちょっと読んでみたい。
長篠さんはおもしろい人だよね。ある意味頭がおかしいと思うよ。
644 :
吾輩は名無しである:02/12/04 16:00
そうだね、あんな詳細に心中事件の現場や様子なんかを調べて
どうするんだろうと思う。
堕罪は純粋を貫き通したんじゃないの
646 :
吾輩は名無しである:02/12/06 01:18
なんの続き?
647 :
吾輩は名無しである:02/12/06 16:00
しらん。
笑ったもん勝ち=太宰文学
649 :
吾輩は名無しである:02/12/08 17:27
昨日,小泊に行って来た。
650 :
吾輩は名無しである:02/12/08 18:03
運動会やってた?
651 :
吾輩は名無しである:02/12/08 19:35
清貧譚の感想ってあります?
>>649 「津軽」の抜書き文を刻んだ石碑があっちこっちに建ったよね。
太宰治の本の題名を教えてください。
内容
乗船していた船が沈没しました。その結果、死ぬのは確実です。
主人公は男性で奥さんと一緒に乗船していました。
主人公は奥さんの名前を呼びつづけました。
しかし、奥さんが呼んだのは主人公の名前ではなかった、という内容です。
つまり、自分が相手のことを愛していても、
相手は自分と同じ位愛してくれるとは、限らない。
恋愛はエゴのかたまり、というのが、結論ということです。
太宰治は短編小説が多く、題名がわかりません。
知っている方はお教えください。
田部あつみと江ノ島の海に入水した話のことだと思われますが
なんだかやけに伝言ゲームのようにヘンチクリンに伝わってますね。
「葉」「道化の華」「狂言の神」「虚構の春」「東京八景」「人間失格」
あたりでその時の体験を扱っていますが、とりあえず
女が波に呑まれながら叫んだ名前が「俺の名ではなかった」と言わせてるのは
『晩年』のなかの「葉」です。
/:::::::::::::/ ゙: / ゙、:::::::::::l
/:::::::::::::/ ゙: 。 / ゙、:::::::::l
./::::::::::::::/ ゙、 ,;r -ー---ー- 、 / !:::::::::l
/:::::::::::::::/ ヽ . Y _ Y / !:::::::::l
./:::::::::::::::::l ヽ. l゚l / !:::::::::l
l:::::::::::::::::::l ヽ、 |l| / l:::::::::l ←リアルなマムコに修正キボンヌ!!
゙、::::::::::::::::l ヽ |l| / .l:::::::::l
. ゙、:::::::::::::l ゙、 U / l:::::::::l
゙、::::::::::l `、 / l::::::::::!
゙、:::::::l Y ー Y l::::::::/
゙ー-゙. * .!-ー'"
゙:、 /
゙ヽ Y _/
`ヽ、 /゙、 _,r'"
`゙ヽ、 /.:::..ヽ _,,r'"
`゙ー-、_____/.:::::::::::::..\______,,,r-ー''
657 :
吾輩は名無しである:02/12/13 02:45
age
658 :
吾輩は名無しである:02/12/13 09:12
age
659 :
吾輩は名無しである:02/12/13 19:46
「創生記」ってわっけわかんね
「母」での くだり
「聖母を明るみに引き出してはいけない。」が、よかった。
661 :
吾輩は名無しである:02/12/13 22:36
>659
ヤク中の時に書いたからねえ。
662 :
吾輩は名無しである:02/12/15 15:13
水仙で登場人物と何故水仙の絵を破ったのか分かる人いませんか?
質問は日本語で書いてください。
664 :
吾輩は名無しである:02/12/15 16:43
665 :
吾輩は名無しである:02/12/15 16:57
>>662 「善魔」という言葉の意味が分かれば多分(r
667 :
吾輩は名無しである:02/12/15 18:42
わからない・・・
皆さんはどう思います?
668 :
吾輩は名無しである:02/12/15 20:39
わからん。おれも読んだ時びっくりした。
でも太宰の性格考えると
こうやっておれたちがあーだこーだと
議論している姿を想像して
ほくそえんでる節がある。
多分リアルタイムの太宰ファンはまさにそうだったろうし。
それこそが彼が自称する「サービス精神」なのだろう。
作者というのも不思議なもので
自分の作品を100パーセント
把握しているわけではない
読者への謎かけをしておきながら
自分はその解答を用意していないこともある
おれはそう思った
>自分の作品を100パーセント把握しているわけではない
ヤク中の時に書いたからねえ。
( ´D`)< 破かなかったら何の感興も湧かないのれす
671 :
吾輩は名無しである:02/12/16 00:40
,-、 ,.-、
./:::::\ /:::::::|
/::::::::::::;ゝ--──-- 、._/:::::::::::::|
/,.-‐''"´ \:::::::::::|
/ ヽ、::::|
/ ヽ|
l l
.| ● |
l //∪// ● l ヤクやって読むぽ・・・
` 、 (_人__丿 //∪/ /
`ー 、__ 。ノ /
/`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''""´
./ ___ l __
l ./ / |/ |
`ー-< / ./ ./
`ー‐--{___/ゝ、,ノ
672 :
吾輩は名無しである:02/12/16 02:38
あの頃の作品に関しては、太宰自身が、
けれども、私は過去のその数十篇の小説のなかから、二、三、病中の手記を除かなければいけない。
これは断じて、断じてという言葉を二度使ったわけであるが、断じて除外しよう。いま読みかえし、
私自身にさえ、意味不明の箇所が、それらの作品には散見されるのである。意味不明の文章が
散見されるということだけでも、私は大いに恥じなければいけない。これはたしかに、
私にとって不名誉の作品である。
なんてことを書いてるね。(「春の盗賊」)
「創世記」も入るのかな。
673 :
吾輩は名無しである:02/12/17 00:24
ヤク中の時に書いたからねえ。
674 :
吾輩は名無しである:02/12/17 11:44
ヤク中のときの写真、力石みたいだった。
675 :
吾輩は名無しである:02/12/17 12:05
カプリコーンみたいな頭してるよな
>>675 それ、今ならベッカム・ヘアと言うところだよ。
677 :
パッツィー:02/12/17 12:18
太宰治賞の本、読んだ?今年は
緊縛
だよ。ああいう賞ってのは、太宰治の作風のものが受賞の対照に
なるのかな。だとしたら、ちょっと違うように思ったんだけど、
みんなはどうかな
カプリコーンってなんだよ。
それを言うならジャイアントカプリコだろ。
晩年の口絵写真だな。
679 :
吾輩は名無しである:02/12/19 00:41
>>677 宮尾登美子って太宰風ですかね?
宮本輝……は、ほんのちょっとそうかも知れないけど。
作風はあんまり関係ない気がするな……
680 :
吾輩は名無しである:02/12/19 01:47
あのさ、ちょっと聞きたいんだけど、ダザイストはどんな政治思想
もってるの?やっぱりマルキシスト(共産主義者)?
つーか、共産党に入った奴とかいそうだな、ゲラ
681 :
吾輩は名無しである:02/12/19 10:51
>>680 共産党でしょ。思い切り運動してたらしいし。
682 :
吾輩は名無しである :02/12/19 11:09
683 :
吾輩は名無しである:02/12/19 23:19
ゲラ
684 :
吾輩は名無しである:02/12/20 15:34
田部あつみは美人だね!
お嫁さんにしたいな!
初代さんより絶対イイでしょ!
スタコラサッちゃんも健気でイイけど。
しかし太田治子さんって、父親の面影ありすぎの容貌ですね。
まだ、正妻系の人々は、つきあい拒否してるのかしら。
685 :
吾輩は名無しである:02/12/20 23:36
ノノノノハヽ
川VvV从 < フィロストラトスは、セリヌンティウスに氏んでもらいたかった
686 :
吾輩は名無しである:02/12/20 23:41
大仏次郎賞とった部日出雄『桜桃とキリスト』ってどうよ?
長部日出雄だった
688 :
吾輩は名無しである:02/12/24 23:35
「斜陽」が好きです。
「お母さま」の存在が爽やか。
「かず子」「お母さま」「直治」の生活・悩みも、
身分の高い人の脳天気さが伺えて微笑ましい。
cf. 火事を起こしたかず子が西山さんのお嫁さんに「びしびし叱られる場面」
・・・「宮様だか何様さまだか知らないけれども、私は前から、あんたたちの
ままごとみたいな暮し方を、はらはらしながら見ていたんです。子供
が二人で暮らしているようなんだから、〜」
文体も軽やかでお洒落。
でも、全体に翳りが掛かっておりチャラチャラしていない。
お気にのソープ嬢も好きな小説の1つに挙げていました。
M・C = My Caress
689 :
吾輩は名無しである:02/12/26 23:42
>686
このスレでも前に話題が出てたよ。
個々のエピソードはすでに知ってるのが多かったけど、
奥さんに焦点を当てた作品って今までなかったから(知ってる限り)
なかなか新鮮だった。
読む価値はあるでしょう。
今まで読んだ太宰作品の中で、唯一最後まで読めなかったのが「斜陽」でした。
なんか魂がこもってないっていうか・・・。
691 :
吾輩は名無しである:02/12/26 23:43
斜陽で良かったのは直治の遺書のくだりだけだな。
お母様、とっとと死ねよ!って思いながら読んでた。
693 :
吾輩は名無しである:02/12/27 00:07
正直、お母様が死ぬところで大泣きした。
正直、お母様がおちんぽをおくわえになるところで大ヌキした。
695 :
吾輩は名無しである:02/12/27 01:08
太宰の作品で泣いたりぬいたりするなよ。
「軽さ」を愉しむんだよ。そこに味わいがある。
パンドラの箱の竹さんでヌキましたが、何か?
698 :
吾輩は名無しである:02/12/27 15:42
>695
松尾芭蕉言うところの「かるみ」だっけか。
ぬけるっていったら
やはり ぎょふくき でしょ。
そぼくな純真娘 が おとう に処女を奪われ
滝に身を投げる。 本当はヌくとかじゃなく
美しくて切ない話でマジにジーンです。
だけど「晩年」は本当に佳作名作の宝庫。
「斜陽」は太宰作品中、もっとも通俗風で好きではありません。
「20世紀旗手」も大好きで太宰熱におかされてる私でも
「斜陽」は恥ずかしすぎます。
まるで、別の作家の作品と思いたいほど。
700 :
吾輩は名無しである:02/12/27 23:43
えてして駄作が代表作としてもてはやされるということがある。
逆にいえば、有名作家の無名作品のなかに名作が潜んでいる場合がある
ともいえる。
701 :
◆Mr9V2vK5bw :02/12/27 23:44
なんにしても極論は良くない。
名作は自分に問うてこそと考えるのが賢いのではないだろうか。
・・・そうですか。
「斜陽」は太宰の作品の中で傑作ではないんですね。
実は、まだ全作品読破してません。
太宰はやはり敷居が高いようですね、出直してきます。
703 :
吾輩は名無しである:02/12/28 14:45
まあ斜陽は、太宰のオリジナルではないからねえ
704 :
吾輩は名無しである:02/12/28 14:46
>>1さん
私は障碍歴約40年の男です。前からこのホームペイジを見ていて不思議に思い
また、憤りをおぼえていた者です。
この掲示板では、feelさん、前の大野氏いずれも障害者としての正当な権利や意
見の主張をしたに過ぎず、それを受け入れないばかりか他の主張も、健常者に媚
び諂い、同じ障害者を援護するどころか、貶めている傾向がある。
過去と現在の障碍者を取り巻く扱いは明らかに不当であり、差別であった事は
火を見るより明らかな事実であってそれを改善するという正義の革命は
今以上に性急に行わねばならない障害者の権利は、これを健常者が無条件で
受け入れねばならず、それに異論を唱えるものはすべて差別主義者であると言
わざるを得ない。
あらゆる物事、結婚、就職、就学などに障碍を理由にして断わられる事はあっ
てはならない
もしそれらを行った場合、その個人または団体に対し、刑事または民事で訴え
られるような法律の整備こそが最優先で、また、障碍者差別をなくす唯一の方
法であると確信しています。
障碍、健常のお互いの理解などは不可能です
健常である事は暴君であり、障碍を得ている者は市民であり、強者と弱者、お
互いにお互いの心など酌みようがないのはあたりまえと言えばあたりまえであり
仕方のないことである。
小生も40代にして、いまだに独身なのは障碍のせいではなく障碍を差別視する
世の中の風潮や、世の中の女性の悪しき思想のせいであることは言うまでもなく、
今まで何人もの女性に自分の偽りのない愛を告白して来たが、みな障碍を理由に
断わられてきたという、あからさまな差別を受けてきたのである。
真のバリアフリーや真に差別をなくすという事は健常者と障碍者が話し合い行う
ものではなく、障害者の要求と要望をすべて健常者と社会が受け入れるべき
なのである、現在のような差別発言や、差別発言を行う者への援護の書き込みは
厳に慎まれたい。
障害者特別性交特権の早期実現を!
705 :
吾輩は名無しである:02/12/28 15:13
↑はマジなのだろうか。
マジならそれはそれでいいが、ここに書きこむなや。
706 :
吾輩は名無しである:02/12/28 15:47
多分コピペだと思われ。
707 :
吾輩は名無しである:02/12/28 18:41
そこらじゅうにべたべた貼ってるよ
トカトントン
走れメロスは評判悪いみたいだけど結構好きだ。
709 :
吾輩は名無しである:02/12/30 01:46
最後のオチがいいよねえ。あれが太宰のよさだと思う。
「走れメロス」の評判が悪いのは、多分に学校での教え方が……
711 :
吾輩は名無しである:02/12/30 17:18
何日か前の新聞で、教科書から鴎外や漱石が消えて太宰が残ったのを嘆いてる人がいた
友人だったら勝手に人質に決めたりしたらアカンやろ、みたいなこと書いてた
712 :
吾輩は名無しである:02/12/30 17:23
>>711 ああ、安野光雅か。津和野の画家だね。
1週間ぐらい連載していたらしい。
エッセイがおもしろい人と評判がいいらしい。
>>711 というか、メロスが残ったのを嘆くんだったら、それより、むしろ教師が
そういう批判的な視点で授業を出来ないのかと問いかけるべきだと思う。
「愛と信頼の物語」みたいな教え方をするよりは、ずっと面白そう。
でも現行の中学校の在り方では無理なのか……。
714 :
吾輩は名無しである:02/12/30 18:32
715 :
吾輩は名無しである:02/12/30 19:35
太宰(・∀・)イイ!!
>>711 漱石は教科書に載ってますよ。
「坊っちゃん」が。
中学の教科書からは消えたでしょ。
で、今度は高校の教科書からも消える。>鴎外と漱石。
セッカチピンちゃん
719 :
吾輩は名無しである:02/12/31 14:02
走ラヌ名馬が好きだ。短いけど
720 :
吾輩は名無しである:02/12/31 14:24
舞姫なんて鬼畜だよな
この野郎。キスしてやるぞ。
722 :
吾輩は名無しである:02/12/31 17:59
ノルェウイの森
シャヨーゥ
人間(・Å・)シカーク
ノックアウトされたぜ・・・
漏れはキンカクシに殺られた
724 :
吾輩は名無しである:03/01/02 16:19
太宰が夢に2度も出てきてからというものの
日夜、頭から離れなくなっており
太宰という名の麻薬に溺れて生きております。
あぁ、私はしあわせものでございます。
725 :
吾輩は名無しである:03/01/03 02:29
ところで石坂浩二主演の「私の線香花火」は市販してないのだろーか?
もしあったら、教えてくだされ。
726 :
吾輩は名無しである:03/01/04 00:35
「如肯我聞」は、志賀直哉を併行して読んでいる自分には厳しかったですね。
共感できない訳でもなかったのですが・・
太宰が自殺した原因教えて!!
天国逝って聞いて来い
729 :
吾輩は名無しである:03/01/04 13:29
「葉桜と魔笛」が好き。
漏れも大好きであります
731 :
吾輩は名無しである:03/01/05 17:29
>729
少女雑誌に掲載されたんだよね。
確かにほのぼのした話だ。
あんな優しいお父さんが欲しいと思った
死の3日前の妹の告白がほんと可哀相。
「あたしの手が、指先が、髪が、可哀そう。死ぬなんて、いやだ。いやだ」
734 :
吾輩は名無しである:03/01/06 22:08
たしか、「男の方にしっかりと抱いてもらいかった」
とかいう台詞もあったような・・・。
昔読んだときちょっとギョっとしたが
今思うと、とてもせつない台詞だったのが分かってくる。
735 :
テスター ◆NA8/cqTB9w :03/01/06 22:18
恋人どころか男の人としゃべったこともなかった美しい妹が、
あんまり淋しいもんだから自分に宛てて手紙を投函してたんだよね。
病に伏して初めて青春というものがどんなに大事なものかわかったんだよね。
本当に切ないお話。
737 :
吾輩は名無しである:03/01/07 16:33
Brrrrrr
738 :
贋作鶏のジョナサン:03/01/07 18:20
三島と並べてバカにしてやりたい作家。
ただし「人物論」として。どちらも情死。
太宰作品は『晩年』だけが厨房の観賞に堪える。…そういいながら
全部読んじゃったけど。まあ「語り」の作家としては一流ですな、と大人読み。
>>738 君のその幸せそうな生き方がうらやましいよ。
740 :
吾輩は名無しである:03/01/08 00:20
桜桃忌に行ったことある人はいますか?
行ってみたいんだけど東京から遠すぎて
行けない・・・。
斜陽館には行ったけど。
どんな感じかとか教えて下さい。
「ヴィヨンの妻」のヴィヨンって、発音は「ビヨン」で良いんでしょうか?
742 :
テスター ◆NA8/cqTB9w :03/01/09 01:11
>>738 三島のあれは「情死」なのかいw?
あとはほぼ同意しとく。
743 :
吾輩は名無しである:03/01/09 01:20
太宰の小説って読みやすいからスキだよ
744 :
吾輩は名無しである:03/01/09 01:38
745 :
吾輩は名無しである:03/01/09 17:33
初めて太宰の小説を読んでみた。「富嶽百景」を読んだ。
ラストに爆笑しますた。
746 :
bloom:03/01/09 17:34
747 :
吾輩は名無しである:03/01/14 00:46
こんな位置関係だっけ?
森鴎外
太宰治
笑えるって言ったら「ヴィヨンの妻」も。
大谷さんが酒飲んでお金払わないあたりの説明、
何度読んでも笑える。
749 :
テスター ◆NA8/cqTB9w :03/01/17 00:12
750 :
吾輩は名無しである:03/01/17 00:23
太宰の作品は、大概笑えるものでしょう。
本人も、喜劇の道化を提供してたワケだから。
私生活は兎も角ね。
「私」って仮面を付けた道化を第三者的に描いたのが太宰の作品では?
「性格の喜悲劇」って言葉を太宰自身使っていたと思うけど、
悲劇的喜劇が根底にあるから、読む方も楽に読める。
「性格の悲喜劇」でしょう。
『お伽草紙』の「瘤取り」に出てくる。
>749
ヴィヨンの妻は、人妻が犯されるお話です。
753 :
吾輩は名無しである:03/01/17 15:22
じゃあ家庭の幸福は?
754 :
吾輩は名無しである:03/01/17 17:37
富嶽百景で笑えるのはバスの中でキレイな景色に見向きもせず、憂鬱な表情で
なにやら考え事をしているおばあさんに勝手に共感して同じ方向を向き、
同じような態度を取って賛同したような気になっているところ。
人の事を勝手に想像して決め付けすぎw
>>753 官僚の態度にぶちきれる所と、興奮して泣く所と、
官僚の生活を妄想しまくる所が笑える。
内容もだけど、語り口がやはり良い。
最後まで読むと、この短編の構成に感心してしまって
笑った事も忘れそうになるが。
太宰治って怠け者のように見えて、なかなか多くの作品を残してるよね。
757 :
テスター ◆NA8/cqTB9w :03/01/18 16:00
>>756 全作品を並べたら結構な数にはなるな。
でもやはり寡作の部類に入るんじゃないかな。
758 :
吾輩は名無しである:03/01/18 16:24
第三書館に全部1冊にまとめられたからねえ。
759 :
吾輩は名無しである:03/01/19 00:20
「座興にあらず」ってどんなお話なんでしょう?
是非教えていただきたいのですが
>760
ありがとうございます
助かりました
762 :
吾輩は名無しである:03/01/19 01:54
怠け者どころか、朝5時に起きて、午前中にせっせと仕事を済ませていたそうですよ。
漱石や春樹みたいに。
763 :
テスター ◆NA8/cqTB9w :03/01/19 09:09
彼は朝型だったのか?
一時期そういう健康的な生活パターンを守ろうと
努力した時期があった、ていう
話じゃなかったっけ?
764 :
吾輩は名無しである:03/01/19 09:50
午前中にはきちんと原稿を書き、午後は読書や交友、
そして夜は全く野放図に酒を飲んで楽しむという風であったが、
それが実に規則的なのだ。
外観はだらしなく見えるし、事実彼はだらしなさそうに、
つまり無頼派風に振舞ったけれど、それは彼にとっては友人への奉仕であり、
根は実に勤勉で実直な人であった。
だって。
太宰作品は最新版全集でも全13巻(未定稿・書簡集とか含めて)だから、
それほど多くはない。けど、新潮文庫から沢山出てるからいいよなぁ!
太宰の倍以上の小説書いてて、一冊も(または一冊しか)文庫になって
ない作家も沢山いるのに……。
766 :
テスター ◆NA8/cqTB9w :03/01/19 20:44
>>764 なるほどね。理想的な生活かもw。
(二度目の結婚した後かな)
767 :
吾輩は名無しである:03/01/20 00:11
768 :
吾輩は名無しである:03/01/20 00:50
いや、天下茶屋で書いてたころは別でしょ。
午前中に仕事して、っていうのは、美知子さんと結婚してからの話ですよ。たぶん。
……でも、11時に起きてくるというのさえ、自分にはけっこう早起きという気がする。
「座興に非ず」読み直したけど、いいね…。
こういうタイトルの付け方大好き。
770 :
吾輩は名無しである:03/01/21 00:22
昔々,石坂浩二が太宰治を演じていた連続テレビドラマ「冬の花火」は
なぜ1回も再放送しないんでしょうか(確かTBS系列)?
なかなかの出来だと思って当時見ていたのですが。
下駄はいて線路!
771 :
吾輩は名無しである:03/01/21 15:13
役所広司は太宰に似てると「どら平太」を見て思った。
772 :
テスター ◆NA8/cqTB9w :03/01/21 15:46
役所広司って太宰役やったことあるよね?
773 :
吾輩は名無しである:03/01/21 16:19
へー、
やはり。
774 :
吾輩は名無しである:03/01/21 16:45
普段の髪型からして似てるな
775 :
テスター ◆NA8/cqTB9w :03/01/21 17:39
中也の話だっけ?おれ観てないけど。
776 :
吾輩は名無しである:03/01/21 18:32
役所広司が太宰役やったのは「グッド・バイ 私が殺した太宰治」(1992・
フジ)。最初に、太宰が頬杖ついてアンニョイな顔をしてる有名な写真と同
じポーズを役所がやるんだけど、激似。
中也は別のドラマで、三上博がやってた。これまた似てた。
777 :
吾輩は名無しである:03/01/21 18:48
777
>764
そういう先入観を逆手に取った短編も書いてたよね(「恥」)。
作品を読むとだらしない生活をしているとしか思えない作家なのに
実際会ったらきちんとした生活。
だから今まで注意の手紙を出してた女が大恥をかいてた話。
779 :
吾輩は名無しである:03/01/22 12:35
で,映画「ピカレスク」の評判は?
781 :
吾輩は名無しである:03/01/22 12:53
太宰の面白さがわかりない。芥川は好きで全集もってるけど。
782 :
吾輩は名無しである:03/01/22 12:59
畜犬談読むべし。心あたたまるよ。
783 :
吾輩は名無しである:03/01/22 13:55
太宰はトカトントンが最高傑作だろ。
784 :
吾輩は名無しである:03/01/22 13:58
津軽だべ
785 :
吾輩は名無しである:03/01/22 14:03
「美少女」のいる混浴温泉に入りたい。
786 :
吾輩は名無しである:03/01/22 14:06
「美少女」と「女生徒」ってどっちがどっちだか分からなくなるときがあるな。
787 :
吾輩は名無しである:03/01/22 16:14
ヴィヨンの妻は無気力。
788 :
テスター ◆NA8/cqTB9w :03/01/22 19:14
「女生徒」はちょっと読んでて恥かしいね。
「含羞の人」らしからぬ作品。
>>788 おまえのカキコの方が見てて恥ずかしいよ、マヂで。
790 :
吾輩は名無しである:03/01/22 21:45
ウチのおじいちゃんが、金沢の映画館で太宰に会ったことあるそうだ。
太宰に、いい映画でしたね。って話し掛けられたらしい。いいなあ。
791 :
吾輩は名無しである:03/01/22 22:19
ダザイって何才のときにアンマを覚えたんだろ。
792 :
吾輩は名無しである:03/01/22 22:38
彼は昔の彼ならずに出てくる家賃払わない人の名前なんて読むの?青ナントカ 小卒なもんでごめんなさい
793 :
吾輩は名無しである:03/01/22 22:52
794 :
吾輩は名無しである:03/01/22 23:05
太宰って金沢には行ってないんじゃ?行ってたのかなあ?
別の昔居た、役者の太宰かなあ?
795 :
吾輩は名無しである:03/01/23 15:45
太宰久雄? タコ社長?
夏に斜陽館に行ったら、おば様グループに遭遇。
「やっぱり作家さんの字っこは上手だっきゃのぅ」という声が聞こえてきたので
何を見てるのかと思ったら、太宰から川端康成への手紙でした。
手紙の内容と感想とのギャップに、なんだか切なくなりました。
797 :
吾輩は名無しである:03/01/24 16:25
ヤク中の手紙をおばはんに読ましてみ。エライ事なるでえ。
あと、太宰は京都移住計画立ててたらしいね。そこんとこどうなの?
おばはんに相対するときは、楽観、油断、期待は禁物であると昔の人も言っておられる。
799 :
吾輩は名無しである:03/01/24 17:34
それは2ちゃねらーに相対する時にもいえることだ。
800 :
テスター ◆NA8/cqTB9w :03/01/24 20:18
801 :
吾輩は名無しである:03/01/25 00:15
でも正直、太宰の字って達筆ではない気が……。
802 :
吾輩は名無しである:03/01/25 01:14
川端モナー
ただ、もし筆でサラサラっと書いてあって、それが文豪の手によるもの
という先入観があれば、なんでも上手く思えるかも。
804 :
吾輩は名無しである:03/01/25 18:23
age
805 :
吾輩は名無しである:03/01/25 18:53
>>803 三島の筆跡です。現代の日本の文学者の中じゃ、間違いなく三島が一番達筆だね。慎太郎は三島の爪の垢を煎じて飲むべし。
806 :
吾輩は名無しである:03/01/25 20:44
>>805 李良枝が、自分の知っている小説家のなかでは
一番上手でした<筆跡
807 :
吾輩は名無しである:03/01/25 20:53
三島って、原稿もすごくきれいな字だよね。
原稿とは思えないくらい。
>805,807
そうなのですか。
教えてくださってありがとうございます。
809 :
吾輩は名無しである:03/01/26 12:34
で、一番大事な太宰の字は?
大ガラスの原稿みた時点では、わしよりはうまいな、と。
>>791 この小説(「思い出」)によると、太宰を性に目覚めさせたのは、使用人の子守娘と下男だった。
小学校に入ってすぐの八つくらいの頃、弟の礼治の子守であった十四、五の娘から、
息苦しいことを教えられ、蔵の中だの押入れの中だのに隠れて遊んだという。
具体的にどういうことをして遊んだのかは書かれていないが、想像はつく。
やはり小学生の頃、下男がふたりがかりで太宰にあんま(オナニー)を教えるが、
これは事実そのとおりだったのだろう。
高校時代に書いた「長編小説 無間奈落」という小説でも、太宰自身を戯画化したと
思われる大村乾冶は、六、七歳のころからもう女中や下男から淫らな露骨な性教育を受けている。
そのため太宰は、性については人一倍早熟な少年だったのだが、
しかし早熟であることが、ひとよりも性欲が強いことには必ずしもならない。
しかし少年太宰はいちずにそう思い込み、たとえば顔に吹き出物ができたりすると、
それを欲情の象徴と考えて眼の先が暗くなるほど恥ずかしく思う。
一種の妄想癖といってよく、いかにも太宰治らしいではないか。
しかし太宰の小説はどこまでが本当か判らんからな
812 :
吾輩は名無しである:03/01/26 20:06
>>810 >弟の礼治の子守であった十四、五の娘から
『娘』じゃないんじゃないの?男だったように思うが。
814 :
吾輩は名無しである:03/01/27 22:54
太宰の高校生、二十歳くらいの頃の小説読んだことある?
下手くそすぎてビックリする。とても才能が有るようには思えない。
あれが、どうやって上手になったのか?
突発的な成長があったのか?ほんの数年で晩年までいけたのが謎。
815 :
吾輩は名無しである:03/01/27 22:56
>>814 それどこで読めますか?
すごく興味深いです。
816 :
ガディワッツ2:03/01/27 23:00
晩年について、物思う葦で書いていた原稿用紙五万枚、というのはあながち
誇張では無いのかも知れないね。
817 :
吾輩は名無しである:03/01/27 23:04
そうかね。「地図」「口紅」「哀蚊」なんか面白いと思うがな。
818 :
ガディワッツ2:03/01/27 23:13
地図? 地球図のことですか?
哀蚊という短編があるの? 太宰のばあちゃんが殺さないように言った哀れ蚊
とも、また違うのですよね。
読みたいー。どこで、読めるのですか? 筑摩あたりの全集に載ってるかな?
819 :
吾輩は名無しである:03/01/27 23:15
ん。筑摩の全集第12巻に習作が収まってる。
ありがとー!
明日県立図書館に行ってみます! さすが、文学板だ!
821 :
吾輩は名無しである:03/01/27 23:46
県立図書館に収められている本は全て「門外不出」だった様な気がするが、、、
余談だが。
失礼。調べたらちゃんと貸し出ししていた。
因みに俺は、戦争中に書かれた作品が面白いと思う。
太宰治の人生は幸福だったのだろうか?
824 :
吾輩は名無しである:03/01/28 00:44
まぁ、最新版の全集だと、習作は第一巻だけどね。
戦争中の作品は確かに素晴らしいですね。お伽草紙は2番目に好きな短編集です。
一番好きなのは晩年です。
826 :
吾輩は名無しである:03/01/28 16:04
大ガラス読みたかった。
827 :
吾輩は名無しである:03/01/29 16:48
大ガラス知らん人はおらんと思ってたけど…知らんの?
828 :
吾輩は名無しである:03/01/29 20:25
太宰と同年代で戦時中に作品出してた人ってどんな人がいるんでそ?
本棚に5年前に教育テレビでやってた長部日出雄の人間大学のテキストがあった
当時は太宰の本は一つも読んだことなかったのにこの番組が面白かったのでテキスト買ったんだった
>>827 いくら太宰スレでも、知らない人のほうが圧倒的に多いでしょう……。頭大丈夫ですか?
きちんと世に出た作品ならともかく……。たとえ世に出ていたって、
「洋之助の気焔」とか「断崖の錯覚」とかを「知らん人はおらん」と言えますかね。
830 :
吾輩は名無しである:03/01/31 14:56
>>829 頭は大丈夫だ。
大ガラスの書き出しが、えらく印象にのこったのだ。
もうタイトルしかオボエテナイけどな。
831 :
テスター ◆NA8/cqTB9w :03/01/31 18:13
>>814 そういう指摘できる香具師貴重。
ほんと文才て突発的なところがある。
太宰に関しても「栴檀双葉より芳し」的な議論しかない
のは不自然だと思っていた。
832 :
吾輩は名無しである:03/01/31 19:51
河村隆一主演の映画って、けっこう楽しみにしてたんだけど
気づいたらもう公開おわっとったよ
見た人いますか
>>813 年賀状ワラタ!!
833 :
吾輩は名無しである:03/02/01 16:02
河村隆一より役所広司を出すべきでしゅ。
834 :
吾輩は名無しである:03/02/02 21:52
役所広司!禿しく同意!
835 :
吾輩は名無しである:03/02/02 22:25
古尾谷雅人はダメ?
836 :
吾輩は名無しである:03/02/03 03:43
さくさくさくさく お〜ざっく さくさくさくさくさく お〜ざっく
837 :
吾輩は名無しである:03/02/04 03:28
>>832-835のように、同じ話題を繰り返すようになると、スレも終りだそうです。
そんなわけで、また「満願」の話でもします?
838 :
吾輩は名無しである:03/02/04 04:08
「満願」よりも「令嬢アユ」のほうが好きだぜ。個人的には。
どうして志賀直哉と仲悪かったの?
841 :
吾輩は名無しである:03/02/04 14:38
>>839 太宰の「如是我聞」と志賀の「太宰治の死」を読みんさい
842 :
吾輩は名無しである:03/02/04 14:53
如是我聞で出したとおりのことを志賀直哉が言っていたとしたら
まさしくファック野郎でしょう。
安岡章太郎(だったっけ?)のことを、
「なんだ、ただのグレン隊じゃないか」と吐き捨てたという前科もあるし。
843 :
吾輩は名無しである:03/02/04 15:10
志賀は、「斜陽」と「犯人」と「人間失格(ちょっとだけ)」、
あとほんの少しの作品しか読まずにダメダコリャと言ってしまったからまずかった。
秀作を読んでればそれなりの評価をしてあげられたかもしれないのに。
しかし、太宰の志賀に対する嫌悪よりも、憧れと嫉妬のほうが強いようにも読めるのだが。
844 :
吾輩は名無しである:03/02/04 17:01
昔憧れてただけに、失望と憎しみが倍倍ゲームで増殖していったのでしょうか。
杉森久英によると、二人の仲が悪くなり始めたのは、太宰が「津軽」の中で暗に直哉を批判したことに端を発している。
その「津軽」を読んでカチンときた直哉が対談で太宰をこきおろし、それを読んだ太宰が逆上して「如是我聞」で直哉を罵倒、という流れだったようだ。
つまり嫉妬とか憧れとかいった深い問題ではなく、要は単なる太宰側の逆ギレだったものと思われる。
846 :
吾輩は名無しである:03/02/04 17:21
太宰のそういうところが面白いという意味では好き。
847 :
吾輩は名無しである:03/02/04 17:35
志賀はバカだから、太宰の逆キレも許される。
志賀の前科=シンガポール陥落の駄文・フランス語国語化論。
848 :
吾輩は名無しである:03/02/04 18:25
仲がよくなるとか悪くなるとか・・・2人は会ったことがないんだよ。
後年志賀は「織田作や太宰に生前に会っていたら療養するのを勧めたろう」と
言っている。せめて会ってほしかった。
>>842 >安岡章太郎(だったっけ?)のことを「なんだ、ただのグレン隊じゃないか」と吐き捨てた
これはスタンダール「パルムの僧院」の主人公のファブリスについて。
太宰だって戦時中はずいぶん賛戦的な文章を書いていたんだよ。なのに自分のことを棚に上げて、一方的に直哉を非難したのは
卑怯という他ない。
以下に、賛戦的な文章の一例を示す。別に太宰自身の視点から語っているわけではないが、太宰が語り手に対して批判的な意図を
持っているわけではないことは明らかである。
>目色、毛色が違うという事が、之程(これほど)までに敵愾心(てきがいしん)を起させるものか。滅茶苦茶に、ぶん殴りたい。
>支那を相手の時とは、まるで気持がちがうのだ。本当に、此の親しい美しい日本の土を、けだものみたいに無神経なアメリカの
>兵隊どもが、のそのそ歩き廻るなど、考えただけでも、たまらない、此の神聖な土を、一歩でも踏んだら、お前たちの足が腐る
>でしょう。お前たちには、その資格が無いのです。日本の綺麗な兵隊さん、どうか、彼等を滅(め)っちゃくちゃに、やっつけて
>下さい。これからは私たちの家庭も、いろいろ物が足りなくて、ひどく困る事もあるでしょうが、御心配は要(い)りません。
>私たちは平気です。いやだなあ、という気持は、少しも起らない。こんな辛(つら)い時勢に生れて、などと悔やむ気がない。
>かえって、こういう世に生れて生甲斐(いきがい)をさえ感ぜられる。こういう世に生れて、よかった、と思う。ああ、誰かと、
>うんと戦争の話をしたい。やりましたわね、いよいよはじまったのねえ、なんて。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/253.html
851 :
吾輩は名無しである:03/02/05 05:48
>太宰が語り手に対して批判的な意図を
>持っているわけではないことは明らかである。
なんでそう思うの?私はこの文章からは、嫌味を感じますが。
露骨じゃん。「日本の綺麗な兵隊さん」とかさ。
852 :
(。・_・。)ノ:03/02/05 05:50
853 :
吾輩は名無しである:03/02/05 14:54
>>850 シンガポール陥落の一文だけで非難したのではない。
戦後になってコロッと態度を変えて「自分が軍国主義に染められずにすんだのは
ひとえに内村鑑三先生の教えのおかげ」とかなんとかほざきたれたからでしょ。
それに対して「お前はこんな恥知らずな文章を書いて戦争に協力してたじゃねえか」
と太宰は怒ってシンガポール陥落の一文をバクロしたんです。
太宰は手紙の中で「日本人はみな、戦争に協力したのです」と明言してる。
男の中の男だと思います。
854 :
吾輩は名無しである:03/02/05 17:15
(,,゚Д゚)∩<先生質問!
「津軽」で国防上の理由云々で地形の説明省略の繰り返しも一種の皮肉
あるいはギャグでしょうか
わざわざ書いてしかも繰り返すというのは確信犯かな、と思ったんだけど
856 :
吾輩は名無しである:03/02/05 22:58
>>850 それは……違うよ。
「十二月八日」は全文読んでますよね?この部分だけを見て、戦争賛美だなんて……。
この作品は、むしろその逆ですよ。戦後に反戦作品集に選ばれたくらい。
これは女性の独白形式(この場合は日記)の作品ですけど、この結び、
>どこまで正気なのか、本当に、呆(あき)れた主人であります。
ここに出てるよね?太宰のスタンスが。
こんな非常時にも、国民服を着ることもなく、遊び歩いて、愛人すらいるらしい人物としての
この夫の在り方ですよ。
もっと言えば、天皇制イデオロギーの一部分としての「家族」をほとんど顧みていない男。
この作品が何らかの点で一部の人に責められるべきだとしたら、無知で・時代思潮に流されるだけで、
よって戦争賛美さえしてしまう人物である語り手を、「女性」性を前面に出しつつ描いてる点でしょう。
発表媒体の問題としてだけではなく、男を語り手としては書けなかった作品なんですよ。これは。
だいいち、こういう書き方でなければ、当時は作品の発表も難しかったわけで……。
857 :
吾輩は名無しである:03/02/05 23:14
浅田次郎って太宰のこと思いっきり嫌ってるらしいけどなんで?
858 :
吾輩は名無しである:03/02/06 15:08
東北人のくせに東京に住んで東京人っぽい生活してたからじゃねえの?
やつは東京出身のくせに東北地方にやたら思い入れを持ってるからねえ。
「鉄道員」「壬生義士伝」でそれはあきらか。
859 :
吾輩は名無しである:03/02/08 17:37
age
860 :
吾輩は名無しである:03/02/08 21:49
三鷹の太宰の家は今もあるのですか?
861 :
吾輩は名無しである:03/02/09 00:43
山田詠美って浅田のこと思いっきり嫌ってるらしいけどなんで?
浅田彰vs山田詠美・中沢新一
太宰の中の人は大変だったろうな。
864 :
吾輩は名無しである:03/02/09 20:35
太宰治に実際に会ったことがある有名人:
吉本隆明、橋川文三、藤田田、……
他に知りませんか。存命中の人と、わりと最近まで生きてた人で。
866 :
吾輩は名無しである:03/02/09 21:05
有名人じゃないけど2年位前に、教育テレビで『道化の華』に出てくる友人や、
初絵さんと浮気した弟分の画家が出てた。90才前後だったと思うけど、
非常に卑しい感じの老人達で、太宰に対して非常に冷ややかなのが印象的だった。
もう半世紀も前に死んだ友人なのに、と不思議な感じがした。
それと小説に書いてあることは、そのまま実話だと言うことにも驚いた。
弟分の画家はトイレだったか二人きりになった時、浮気したことを太宰に言ったんだって。
太宰は「そうか」と言ったきり、何でもない風だったと言ってた。
それを言う爺さんがまた、悪びれる風ではなくニヤリと言う卑しい様子で…
太宰は演技とか何とかではなく、単に本当に辛かったんだろうなあ、と思った。
867 :
吾輩は名無しである:03/02/09 22:01
868 :
吾輩は名無しである:03/02/09 22:32
小館善四郎まだ逝きてんのかよ・・・
869 :
吾輩は名無しである:03/02/09 23:50
>>864 吉本りゅうめいと太宰は、いつどこで、なんの理由で会っていたのですか?
870 :
色男no、1:03/02/10 00:21
こんばんは、みなさん、私が色男です。
860さん、今はありません。
864さん、元NHKアナウンサーの鈴木健二や女優の高峰秀子が会っています。
869さん、確か太宰の戯曲の上演許可を得るためにあったはずです。その時にあなたじゃないの、あなたじゃない、あなたを待っていたのじゃない、
の「あなた」はアメリカの事だよ、と吉本に語ったという事です。
http://laspara.tripod.co.jp/
>>864 三島由紀夫、中井英夫、野原一夫、矢代静一、桂英澄、田中英光など。
中井英夫は太宰に向かって「先生はいつも死ぬ死ぬとおっしゃいますが、いつ死ぬんですか」と小一時間問いつめたらしい。
864の文をよく読めよ・・・
>>866 小館氏としては、太宰の小説に「妻を寝取った男」という形で登場しただけで、
かなりの嫌な目に遭っているでしょうねぇ。イタいファンが嫌がらせをしたり……
太宰が死んでなお、多少うらんでいるとしても、それは仕方のないことでしょう。
太宰の作品の読者は未だに再生産され続けているわけですから、彼にとっては「現在」の
苦しみであるはずです。
>>869 「春の枯葉」の上演許可を得に行ったそうです。自宅を訪問したら不在で、どこそこの
屋台に行ったら会えますとお手伝いのおばあさんに言われて、そこで会ったそうです。
ちなみに橋川文三も屋台で会ったそうで。
>>870 だれか女優と会っていた気がしたんですが、高峰秀子でしたね。
ジョン・ダワーも『敗北を抱きしめて』で「あなた=アメリカ」を取り上げてましたね。
>>871 三島由紀夫を忘れてました。
平野謙も対談してますね。
水上勉はニアミスで結局会えずじまいだったと残念そうに書いてる。
>>873 なに、きーた風なことをくっちゃべってるんだいw
小館善四郎はもともと太宰の親戚だよ。
親しい親族として出入りしていた太宰宅で、
パピナール中毒を治す為に入院していた太宰の留守中に、
太宰の最初の妻で弘前の芸妓あがりの初代を、寝盗ったわけだ。
TVに顔晒すとこなんぞ・・・ボケたとしか思えない愚劣。
>>874 まだ「姦通罪」があった時代の話だから、
イマドキの軽い不倫とは意味が違う。
そのことをきっかけに、初代がじつは弘前時代にもケイケンがあって、
太宰が初めての男ではなかったのだということが、バレる。
弘前高校時代に通って惚れて、駆け落ちまでして女房にしたのに、
長い間ダマされていたわけだ…。それでも、
離縁した初代への太宰の最後の手紙は、実に情のこもった懇切なもので、
哀れな初代へのいたわりに満ちたヒューマンな内容。さすが、だ。
>>874 太宰の親戚だということは存じ上げてますよ(忘れかけてたけど)。
で、なにか「きーた風」なことなんでしょうか。
少なくとも、あなたの書き込みの内容は知ってることばかりですが……。
877 :
吾輩は名無しである:03/02/11 02:00
しかし小館さんは純粋だったのかなあ?
黙ってれば良かったのに、と思うのは不純なのかなあ?
またもし純粋だったら、別れた後の彼女を引き受ければよかったような。
あのテレビで彼は遊びだったと言うようなことを言っていたのだが、
あれはその語の屈折の言わせた言葉なのかなあ?
まあ結局分からん訳だが。
878 :
吾輩は名無しである:03/02/11 05:02
>>875 相馬正一氏は、初代が処女でなかったからショックを受けたっていう説に
疑念を述べてましたよね。
芸者だったんだから、そのくらい太宰にだって分かってたはすだと……
どうなんでしょう。
>>877 太宰=被害者、小館善四郎こそ悪者、みたいな感じにのみ受け取るわけにはいきませんよね。
879 :
吾輩は名無しである:03/02/11 10:05
小館さんは画家としてもそう成功しなかったみたいだし、
そうすると彼を有名にしたのは太宰の小説だけと言うことになり、
それを読んで彼に逢う人は、みんな肯定否定に関わらず、ニヤッて顔で彼を見たんだろうね。
それが半世紀以上続き、彼に人生にどのような影響を与えたか、
と言うことを考えると、空恐ろしい気もする。
バラバと同様に小説で読みたいような興味を感じます。
真にユダの苦しみを得ていたのは太宰より彼だったのかも。
881 :
吾輩は名無しである:03/02/11 12:48
恥ずかしげもなくよくそんなことが言えるねえ。感心しちゃう。↑
小舘も芸術家としては偽者、まがいもの、三流の食わせ者。それでも地元じゃ名士気取りでそっくり返ってやがるんだろう。くたばれ。
884 :
吾輩は名無しである:03/02/11 21:19
90歳にもなる小舘氏の絵が、いまだに文学を引きずっていて、
それも基次郎ってのは、何か複雑なものを感じる。
885 :
吾輩は名無しである:03/02/12 00:23
その同じ時、小館善四郎も自殺未遂で手首を切り、近くの病院に入院中であった。
郷里から善四郎の母親が面倒を見に来ていたが、善四郎が快方に向っていることもあり、
郷里に戻るという。その母は、後の面倒を初代に託す。太宰が退院するまででいいから、
面倒をみてやってくれないか、と。親戚筋という気安さ、太宰がいない淋しさ、
津軽弁で話し合える安心感、初代は快諾した。そして、これが間違いの元だった。
太宰に真相が知れてから数日後に、善四郎と初代と太宰の前に二人で膝をそろえ、
こうなったからには一緒にさせて欲しいと願い出た。あまりの恥知らずな行為に
狼狽する太宰の姿を、善四郎は山岸外史にこう話した。
「あのひとは、平生、どんなことがあっても、人間は寛大でなければならないと、
トルストイのようなことを言っていたのに、まったく、意外でした。(中略)
口ほどにもない人だと、そのときぼくたちは思いました。」
886 :
吾輩は名無しである:03/02/12 00:25
887 :
吾輩は名無しである:03/02/12 00:31
クイズミリオネア
太宰の走れメロスの書き出し。
こんなもん分からないのかよ。
あーあ五百万損した。
889 :
吾輩は名無しである:03/02/13 23:17
>>888 回答者のおばはん「前後のプロットから推察すると・・・」
書き出しって 言うてるやん・・・
890 :
吾輩は名無しである:03/02/13 23:19
Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ハァハァ (* ´Д`)< オナーニ中に難しい事言わないでくれる?
_ (||||__⊂)__ \_______________
/旦/三/ /|
((| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ))カタカタ
|愛媛みかん|/
おばちゃん勝手に選択肢から正解外してあぼーんしたのはワラタよ
893 :
吾輩は名無しである:03/02/17 22:07
太宰スレなら按摩の方が良いのでは
それで猫背になる……と。
俺は按摩のせいで腰痛持ちです
896 :
吾輩は名無しである:03/02/20 16:06
如是我聞見て志賀直哉の暗夜行路読んでみたが、
読みにくいわ下らんわ…
897 :
吾輩は名無しである:03/02/20 17:17
どっちが?
898 :
吾輩は名無しである:03/02/20 19:42
昔、ラジオ放送で太宰が自分の作品を朗読するっていう番組が
あったらしい。
もしそのときの録音テープが残存してたら、、、激レアだな。
なお、この情報の真偽のほどは不明。
899 :
吾輩は名無しである:03/02/20 21:44
>>898 それは興味深い。
でも無いだろうなあ。
あったらこれまでに聞いてないはずは無さそうな…
でも太宰の声聞いてみたいなあ。
900 :
吾輩は名無しである :03/02/21 00:29
昔、太宰の顔の骨格から割り出した
コンピューター合成の声を聞いたことがあるが
想像よりも遥かに高い声で・・・ちょっと萎えたw
谷崎なんかのは、あるがなぁ。
902 :
吾輩は名無しである:03/02/21 00:47
芥川の木登り映像、初めて見た時、インパクトあった。
903 :
吾輩は名無しである:03/02/21 07:07
太宰治の声が聞きたい。
904 :
吾輩は名無しである:03/02/21 10:32
確かラジオ用に作ったのは「リイズ」じゃなかったっけ
905 :
吾輩は名無しである:03/02/21 11:29
太宰の映像も見たい。
906 :
吾輩は名無しである:03/02/21 12:46
まあ、太宰は時代のわりにそういう資料が少ないから
その類のフラストレーションは発生し勝ちだろうな。
907 :
吾輩は名無しである:03/02/21 15:44
太宰が現代人だったらパンクにハマッてたと思いませんか?
…思わない? あっ、そう…
>>178 今更ですまんが、武者小路実篤はパンクスじゃなくてヒッピーでしょ。
908 :
吾輩は名無しである:03/02/21 15:46
いや、フーテンだろ。
909 :
吾輩は名無しである:03/02/23 10:42
>>907 2ch で「川端康成Uzeeee!!」ってスレたててると思われ。
910 :
吾輩は名無しである:03/02/23 13:06
>909
ワロタ
苦闘
苦闘はずれ、がびーん。
913 :
吾輩は名無しである:03/02/23 19:17
川端康成?志賀直哉じゃなくて?
川端は、芥川賞事件後、「女生徒」を激賞したけど、太宰のほうに
わだかまりは残ってたのかな。
>910
自分の立てたスレッドが伸びている
↓
レスをつけなければ
↓
スレッドが倉庫行きになるまで生きていようと思った
ってパターンに陥りそうだな。
915 :
吾輩は名無しである:03/02/24 16:08
葉桜と魔笛って、当時としては大胆な作品だよね。
ああ切ない。
>915
確かに或る意味大胆だろうが、何で切ないんだ?
917 :
吾輩は名無しである:03/02/24 19:48
え、葉桜の魔笛ってすごいせつない話だと思ってたけど。
そういう意味で書いたんじゃ?
918 :
吾輩は名無しである:03/02/25 16:29
右大臣実朝について誰も語らんのはなぜ?
相州こと北条義時がめっちゃ悪人に見えた。
919 :
吾輩は名無しである:03/02/25 16:43
まず読みづらい
920 :
吾輩は名無しである:03/02/26 19:58
ああ、今夜はあんまがしたい……(´・ω・`)
921 :
吾輩は名無しである:03/02/27 11:31
太宰の作品ってホント、笑える。
ろまん燈篭なんて、
初めて読んだときマジ、腹抱えて笑ったよ。
畜犬談とかさ。
「ぬぬひゃく」とかも笑えない?
>>921 笑えるに同意。
電車の中で爆笑したことある。
なにかにつけて「身を切られるような恥辱を感じた」でしめたり(w
923 :
吾輩は名無しである:03/02/27 15:37
だだっ子ダザイさんはB型かしら?
924 :
吾輩は名無しである:03/02/27 17:04
メリイクリスマスであの戦争でなくなった母親の名前なんていいましたっけ?
あと、最後なんでうなぎの蒲焼とお酒を3皿も注文したのですか?
925 :
吾輩は名無しである :03/02/27 17:46
なんでわからないかがわからないんですけど・・・
927 :
吾輩は名無しである:03/02/28 01:15
そうか?読みづらいと思ったことないから、なんとも感じなかったが。
いや笑えるよ。読みずらいのかどうかは判断つかないけど俺はすんなり入っていけた。
笑う笑う。おもしれえよこいつ。中学くらいにクラスにいたら絶対いじめてたね。
929 :
吾輩は名無しである:03/02/28 02:05
短編が良い。ものすごくいぢわる。
失礼。自分の書き込みは「右大臣実朝」に関して、です。
931 :
吾輩は名無しである:03/03/02 16:35
そろそろ次スレ立てる?
太宰の何がパンクかって、生き様がよう。
932 :
吾輩は名無しである:03/03/02 16:39
933 :
吾輩は名無しである:03/03/02 16:47
>>931 次スレは1000直前でいいと思います。
この書き込みのペースだとあと一ヶ月近くはもちそう。
934 :
吾輩は名無しである:03/03/02 17:56
昨日遅ればせながらピカレスク見ました。
太宰の女遍歴をさらっとなぞってあるだけで、見ごたえのない映画でした。
でもところどころに小説の引用があり、また久々に読みたい気分になったので、
そこは良かったかも。
935 :
ラッキーアイテム:03/03/02 21:36
936 :
吾輩は名無しである:03/03/03 12:04
妹の結婚相手に「式はぶどうの季節まで待ってくれ」と言われたのに
何故メロスは勝手に衣装やら食べ物を買いに出かけていたのだろうか。
せっかちそうな人だから、暇な時に早め早めに用意したのでは?
食べ物も腐らない物を買い揃えたのだろうし、と予想。
938 :
吾輩は名無しである:03/03/03 15:30
干物と乾パンでいぱーいの結婚式か・・・苗〜w
939 :
吾輩は名無しである:03/03/03 17:16
あ、死体画像なんで(布かぶせてあるしグロくないけど)
苦手な人は注意。
941 :
吾輩は名無しである:03/03/03 19:16
冒頭の一部には「・・・この妹は、村の或る律儀な一牧人を、近々、花婿として
迎えることになっていた。結婚式も間近かなのである。・・・」とある。
間近というからには日取りは決まってると思うのだが。
しかし「式はぶどうの季節まで待ってくれ」である。
これでは結婚式がいつなのかまだ決まっていない気がする。
おかしいなあ。
>>936 そのへんのことについて解釈を試みている論文が手元にあるけど……
よければ引用しましょうか?
でもこの論文自体が非常に、なんというか、フェミニストの人が読んだら
「セクハラだ」とかって怒り出しそうな淫靡な書き方なんですけど(w
遅い話題ですが太宰はパンクというよりロックンロールだと思ってますた。
タナトスへの暴走。爆走。
一生青春!!な辺りがw
今日斜陽館行ってきました。
すごい所で生まれ育ったんだなあと。
昨日だったわ。
946 :
吾輩は名無しである:03/03/04 08:27
>>942 そんなことを語ってる論文があるんですか・・・
学者さんはどう書いてるんだろう?
ちょっくら引用、お願いしまーす。
>>944 芦野公園にも逝ってきた?
947 :
吾輩は名無しである:03/03/04 08:54
948 :
吾輩は名無しである:03/03/04 14:23
>>943 パンクとはすなわちロッキンロール!
太宰を例えるならクラッシュではなくやっぱピストルズでしょ。
刹那。デストロイ。ノーフューチャー。家庭の幸福は諸悪の元。
>>946 寒くて車から見るしかなかったです。
芦野公園の近くの店で昼を食べたんですが
その店の中に「太宰治餅・600円」
と書いてある紙が貼ってありました。
あれは一体どんな餅なんだろう…。
ぐぐって見たけどどんなのかは分からなかったし
店の人に聞いてみるんだったなあ。
950 :
吾輩は名無しである:03/03/04 22:24
>>948 パンクとロックは自分の中ではちょっと違うのさ。
パンクと言われてすぐ思いつくのは中島らもだw
パンクってロックよりちょっとポップっつーか大人な感じでさ。
…ワケワカメ。語彙が貧困すぎるので逝ってきます。
>>949 太宰治餅に藁タ
951 :
吾輩は名無しである:03/03/05 01:22
斜陽館の向かいのお土産屋には太宰ラーメン?が売ってた気がする。
952 :
吾輩は名無しである:03/03/05 13:59
太宰ってPUNKかぁー??
ニューウェーブかオルタナならまだわかるが
953 :
吾輩は名無しである:03/03/05 16:19
無茶苦茶やって自爆したんだからパンクさ。
>>946 レスどうも(w
ええと、要するに、メロスは妹を深層心理では犯したがっていたので、
婚礼の話が持ち上がった時点でいても立ってもいられず街に出たと。
つまり妹と結ばれたがっている自分を「婚礼の準備をする」という形で罰するために。
「妹の婚礼はまた、健康な若者メロスに独身であることを意識させるはずだが、
メロスの脳裏には他の女性の姿も名も浮かぶことがない。メロスの頭にあるのは、
ただ『妹』の一字なのである。」だそうで。
で、メロスの妹への当人も明確には意識していない性的な志向は、太宰自身のそれが投影されている、
ということだそうです。
いや、論文が性的なことを扱うのは別に必要があるなら当然なんだけど、なんか
書き方というか言葉の選び方が論文っぽくなくて、これを書いた人の性欲が見え透きそうで、
そこがね……。まぁ、そういう論文って珍しくないけど……。
955 :
名無しさん:03/03/05 21:21
ブサイクな女性が自分のことを美人と勘違いして、その勘違いぶりを傍からみていた
太宰が自暴自棄に陥ったっていう作品ってありましたっけ?
友達がいってたんですけど、太宰か三島の作品って聞いたんで
その作品名を教えてください
956 :
吾輩は名無しである:03/03/05 22:56
眉山??じゃあないよなぁ。
>>954 ははあ、なるほど。
いろいろとまあ、考える人がいるんですね。
958 :
吾輩は名無しである:03/03/06 21:23
959 :
吾輩は名無しである:03/03/06 21:31
>>954 なんていう論文ですか?
タイトル教えてください。
960 :
吾輩は名無しである:03/03/06 23:48
961 :
吾輩は名無しである:03/03/08 15:49
太宰治の写真はあんまりみたことがなくて、あんまりかっこいいとは思わなかったんだけれども、
昨日学校の図書館にあった太宰治なんとかという分厚い本に載ってる、大学時代の写真は凄くかっこよかった。
962 :
吾輩は名無しである:03/03/08 17:59
『新潮日本文学アルバム太宰治』の39・43ページとかの写真はかっこよすぎる。
特に39ページの方はYOSHIKIみたいな感じがする。
新潮文庫の写真はイメージが悪いかもしれない。暗く写り過ぎだし。
若い頃のをあそこに貼ったら女性信者が増えることは間違い無しだと思うんだが。
売上が伸びるからそういうことも検討とかしないのだろうか。
963 :
吾輩は名無しである:03/03/08 21:35
>>962 YOSHIKIがカッコイイのか?w
そのセンスはどうかと思うけど。
太宰自体はカッコイイが
964 :
吾輩は名無しである:03/03/08 21:41
YOSHIKIはカッコイイよ!
965 :
吾輩は名無しである:03/03/08 23:11
新潮の腕時計欲しいよね。
アフォか
967 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:49
小泊に逝ってきた。
なんとまぁ、越野金物店まだあったよ・・・びっくり。
968 :
吾輩は名無しである:03/03/10 00:59
何を今さら・・・・・・・・・・
970 :
吾輩は名無しである:03/03/10 10:11
はい私は趣味が悪いんです。ごめんなさい。
971 :
吾輩は名無しである:03/03/10 12:32
河村隆一もYOSHIKIもどちらもうんざりだ
972 :
吾輩は名無しである:03/03/10 17:23
2冊目は太宰治『人間失格』。
「どこでも言っているので、もう布教者って感じですが」と、照れながらの推薦です。
中1のときにタイトルも著者名も見ずに読み、おどろおどろしい雰囲気に江戸川乱歩の作品だと勝手に思った本だそうですが、
高校で読み直し、スケールの大きさに圧倒されたと言います。
「あの人のアクの強さが全部出たのが『人間失格』。
だからこの主人公が嫌いにならなかったら、太宰の他の作品も読んでみて」。
太宰の世界にはまれるかどうかの試金石だとのこと。
以上、太宰を語らせたら右に出る者はいないであろう、綿矢りさ嬢の有難い御言葉でした。
「あの人のアクの強さ」……意味不明。
作家って、研究者の論文で勉強したりしないのかな?
してる人もいると思うけどねぇ。
作家って、批評家や研究者を本能的に嫌悪している人、多そう(w
『人間失格』を堂々とパブリックに推薦した綿矢りさはすごいと思います。
綿矢りさ終わったな。
976 :
吾輩は名無しである:03/03/11 14:31
べつになにも凄くないと思うが・・
977 :
吾輩は名無しである:03/03/11 15:01
ところで、太宰治ってAB型でしたよね?
平野啓一郎も双子座AB型だな〜って思ったよ。
978 :
吾輩は名無しである:03/03/11 22:41
皆さんの持っている新潮文庫の『晩年』の『逆行』で、<盗賊>の文章に関してです。
「自分自身をさえ救うことができなんだ。・・・・・・こそは、お坊ちゃん。以上。」
の・・・・・・の部分はどうなっていますか?
ちなみに私のはフロオベエル。新潮文庫、昭和52年1月20日51刷のもの。
昭和43年4月10日34刷改版している。昭和22年12月10日発行。
新潮社の赤いカバーの日本文学全集太宰治は、ボオドレエルになっている。昭和34年9月10日発行。
私が持っているのは、昭和38年3月30日13刷。今、本屋で売っているものはボオドレエルになっている。
これってどっちが正しいのですか?恐らくボオドレエルだとは思うけど。でも文章からしてここがボオドレエルだと矛盾している点が気になる。
フロオベエルの話ししているのに、なんでいきなりボオドレエル?という気分です。
いかが思います??
979 :
吾輩は名無しである:03/03/11 23:24
「弟子のモオパスサンは〜」ってなってるしフロオベエル
980 :
吾輩は名無しである:03/03/11 23:47
こんな葉ちゃんは嫌だ!
手塚治虫をライバル視する葉ちゃん
981 :
吾輩は名無しである:03/03/12 01:35
>>978 私の新潮文庫(平成8年9月15日97刷)は「ボオドレエル」、
同じく私の所持する『太宰治全集』(昭和51年3月)も「ボオドレエル」、
青空文庫にUPされている、最新版の『太宰治全集』(平成10年5月)を底本にした
というテキストも「ボオドレエル」。
あるいは砂子屋書房版と戦後に出た養徳社版で異同があり、どちらを底本としたかの
違いなのかもしれませんが、この「ボオドレエル」は太宰が意図した間違いでしょう。
参考になるか分かりませんが、こんなページを見つけました。↓
http://sun-cc.juen.ac.jp:8080/~yuji/dazai-gyakkou.htm
重箱の隅をつついて、なんとする
983 :
吾輩は名無しである:03/03/12 01:44
太宰治の作品で「場面」という作品はあるのでしょうか?
984 :
吾輩は名無しである:03/03/12 16:23
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/ 〃 _,ァ---‐一ヘヽ
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ヤヽリ ´゚ ,r "_,,>、 ゚'}
ヽ_」 ト‐=‐ァ' !
ゝ i、 ` `二´' 丿
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/ ̄/ | /`又´\| |  ̄\
1000はまだでしょうか。
巷に雨が降る
986 :
吾輩は名無しである:03/03/13 15:45
最近このスレがつまらない。
>>959 遅くなりました。あまり来ないもので……。
「太宰治試論−『走れメロス』について−」日置俊次
東京医科歯科大学紀要30 2000.3
「走れメロス」に関しては「太宰治『走れメロス』作品論集」
なんてのも出てますので、興味があったら図書館でどうぞ。
余計なお世話ですが。