ナボコフ 2

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942吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 01:56:48
> 朝、ソックスを片方だけはきかけて立つ4フィート10インチの彼女はロだ。ただのロだ。

> 朝、四フィート10インチの背丈で靴下を片方だけはくとロー、ただのロー。

上の文章のほう読みやすいと感じる軟弱な俺は文庫版を読んだ方がいいだろうか
943吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 02:00:08
原書で読もうよ。
944吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 02:04:16
英語わかる人でも原書は難しいってこと知らないんだろうか。
945吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 02:09:53
もちろん難解な英文だけどそこがまた面白いんだよ。
946吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 02:12:56
>>945
うん、その言い分はわかる。
でも難解な英文を、プロの翻訳家がどう訳すかってのにも興味わくんだよ。
947吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 02:15:42
あれ、ここはナボコフの文学を楽しむのが主旨じゃないのか?
ところで六翼天使というのはポーのアナベル・リーという詩から来ているんじゃないの?
948吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 02:52:31
ナボコフの文学を楽しむためにも翻訳はひとつの重要な要素ですから。
949吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 02:56:57
買うのは文庫版で、若島新訳は図書館で借りるというのがよさそうですね。
950吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 03:13:32
>>928
しかしナボコフ自身の「オネーギン」の訳には
本文の倍の注釈が付いている。
951吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 03:34:01
原書を読んだ立場から感想を述べますと大久保訳はかなり優秀ですね。
むしろ原文より表現が面白かったりします。
952吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 12:31:14
>>951
原文より表現が面白いって致命的じゃね?
953吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 12:56:38
>>918
俺は上が良いと思う。下は機械っぽい。
954吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 13:07:25
勃起筋と戯れる云々。
955吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 15:26:28
若島のあとがき見たけどいいじゃないですか
大久保の翻訳を認めたうえで、新しい方針で訳してる
ロシア、フランス語版も参照している
956吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 15:30:01
大久保の翻訳を認めてるならわざわざハードカバーで新訳出すなと。

『冷血』も同じだよなあ。ある程度ちゃんとした翻訳が文庫で出てるのにハードカバー新訳。
両方とも新潮社か。
957吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 16:58:16
【ほぼ日刊鍛錬場news】
□11月29日  
■【3】リピート◇ヘロ
■【3】まるい空に欠けた月◇渋谷
■【1】生きるために◇Kira
■【1】女心と冬の夜◇生肉
■【2】夢の終りに月の砂漠で◇エンガワ
■【3】あした、きっと◇悠々
■【3】Redemption(Yahoo!文学賞投稿作品)◇本野探花
■【1】気付くと◇執権ルピア
■【2】だって、けど、それでも◇明日みるこ

◇さっくん氏(Redemption簡素より)
文章としてあまり面白みのない冒頭でした。冒頭において、
読者は主人公の過去やその背後関係を知らないのですから、
それを予見させるようなものを書くにしろ、内容それ自体に対す
る面白みを見出すことは難しいでしょう。だから、この部分は、
もっと文章をよくして、内容よりも、その響きによって読者の心
に何かを届けなければならない(特に短編ならば)とも思います。
958吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 17:07:51
新訳を文庫で出してくれる岩波のほうがよっぽどましだな
959吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 18:06:41
貧乏人は麦でも食ってろ
960吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 19:43:20
どうやら、白米ばかり食べている貴族が遊びに来ているようですね。
961吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 19:54:29
大久保訳の株が暴騰だな。
俺はもともと、あれはかなりいい訳だと思っていたよ。
962吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 19:55:56
ただナボコフの本格的研究を経たものじゃないでしょ
963吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 20:10:47
むしろ麦の方が高いよ

やっとアマゾン発送されたわ。キャンセルするか迷ったけど。
964吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 20:19:56
>>956
新訳が文庫で出たら旧訳文庫を一般書店で買えなく(売れなく)なっちゃうでしょ。
965吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 20:25:00
別に買えなくてもいいよ
966吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 22:42:38
若島訳読了。
あとがきに、比喩もそのまま直訳したとある。
大久保は比喩を捨てて意味を取った訳。

若島の基底通音の、ドロレス像を破壊するという目論見が成功しているかどうかは、
よくわからない。
大久保訳のほうがストーリーに入りやすいため、
おろおろしているハンバートの姿が浮き彫りになっていると言えなくもない。

どっちでもいんじゃね? 翻訳なんだし。
ナボコフ好きで若島ファンなら買えばいいし、
どっちみち翻訳なんだから言葉の魔術師の手腕は、原文でしか判らん。
967吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 23:10:26
読むの早えなおい
968吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 23:59:26
翻訳者が「わが娘に捧げる」とか舞い上がっているのはいかがなものか。
あれはナボコフ夫人に捧げられているはずなんだが。
969吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 00:45:08
生田耕作も、シュルレアリスム宣言誰かに捧げてたような気がする
京大つながりってことで
970吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 03:26:24
木田元も翻訳を故人に捧げてたよ。共同でやってた翻訳者が死んじゃったからってその人に。哲学だけど〜。
971吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 03:39:48
>>970
生松敬三?
972吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 23:02:55
日本の作家でナボコフ的な人といったら誰でしょう?
あんまり思い浮かばないんですが。
思いつくままにあげれば室井光広とか。
973吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 23:15:06
山田太一の『飛ぶ夢をしばらく見ない』はナボコフ的。
てゆーか『ロリータ』的ってゆーか。すごくエロチック。
974吾輩は名無しである:2005/12/01(木) 23:16:34
泉鏡花
凝ってて美感にうるさいとこ
魔術師だし、偏屈ぽいし
975張吉山:2005/12/02(金) 12:33:12
 まだ読み始めですが、やはり注釈がほとんどないのが残念です。いちいち、大久保
訳の注釈を参照したりしています。もちろん、最初に出た原書には注釈なんてないの
だから、それで良いのだという考えもあるでしょうが、最初の方に出てくるエドガー・
アラン・ポーと若妻の話などは、ハリー・エドガーとヴァージニアと書かれているだ
けなので、「ムッシュー・ポー=ポー」などと書かれても、単にpoetの略かと思って、
意味不明でした。poetとPoeの両方にかけている訳でしょうけど。

 仏語の部分も、例えばロリータの母親の下手な仏語を「ヌ・モントレ・パ・ヴォ・
ザーンブ」と表記して、その後で、彼女が仏語がうまいと思っているとかなんとか
いう作者の注釈だけで済ませていますが、これじゃ日本の読者は何のことやら分ら
ないのではないでしょうか。大久保訳ではちゃんと、本来は「ジャンブ」であると
ころが、「ザンブ」となまっていることを注記しているので、ニュアンスは分る
のですが。せめて訳の方ででも、そのなまった感じを出すべきだと思いました。
 単に「脚を見せちゃいけませんよ」ではなく、「脚(あす=ルビで)を見せちゃ
ダメよ」とでもして、仏語はその後に(ne montrez pas vos zhambes)とする
など。
 zhambesがどんな綴りか調べてみたら、原文はこんなサイトでも読めるんですね。

 http://www.uweb.ucsb.edu/~thong/lolita.html
976吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 13:55:00
なるほどね。
よく読んでますね。

そういう風に聞くと、あまり出来映えはよくないのかも、と思う。
でも、結局かうだろうな。
ナボコフ大好きだからなあ。

まあ、この調子で他の訳も刊行されるといいな。
とくに『アーダ』がよみたいな。
復刊ドットコムみると、『アーダ』は交渉中になってるけど
復刊されないのだろうか。
まあ、早川はそういうの熱心じゃないからなあ。
977吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 14:55:18
新訳自体はありがたいが、この値段でこれかって気はするわな。
もうちょっとまともな注釈つけてくれよって感じ。
978吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 16:38:49
若島の旧著をよんで
ロリータ論を待ちなさい
979吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 16:42:11
芋蔓商法
気がつくと本棚には若島の著作だらけ
980吾輩は名無しである:2005/12/02(金) 23:27:20
俺も若島の策略にまんまと嵌ってる。
まあ今更ロリータを高い金払って読む人間は
それなりにナボコフを分かってる奴だろw
981吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 12:33:23
(´・ω・`)つ[//////] みなさんホワイトロリータどぞー
982吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 13:52:25
若島
Amazon.co.jp 売上ランキング: 本で14,700位

大久保
Amazon.co.jp 売上ランキング: 本で12,849位
983吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 14:39:01
読み始めた。
文体が知的で素敵。
読み終わったら原書に挑戦するじょ。

(ちょっと韻を踏んでみました。)
984吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 14:52:13
>>982
やっぱり安いほうに行くわな。
それにしてもちょっとやばいな、それ。
985吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 15:05:39
おい、ロリータの新訳皮切りに最近女の子が殺されまくってるぞ。
責任取れよナボコフ野郎!!!!!!!1
986吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 15:18:30
いまごろヤギカルは自分の『ロリータ』を書いてるところだろう
987吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 17:08:20
これで初めてナボコフに触れます、って人の含有率は相当に低そうだ。
988吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 17:11:42
ナボコフの逐語訳は挑戦してみてもいいと思うし
450ページ以上あるから値段も仕方ないと思う
とは言いつつ最近の本はこの本に限らず軒並み高すぎると思うが…
989吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 17:17:18
参考データ

「冷血」新訳単行本
Amazon.co.jp 売上ランキング: 本で39,108位

「冷血」新潮文庫版
Amazon.co.jp 売上ランキング: 本で16,366位
990吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 18:05:07
「ソラリス スタニスワフ・レム コレクション」71,996位

「ソラリスの陽のもとに ハヤカワ文庫 SF 237」23,751位
991吾輩は名無しである
まあ文庫のほうが売れるだろうが、
『ロリータ』の場合は初動だからなぁ