1 :
吾輩は名無しである:
おまえらフローベールも読んでないんだねださ
うちのオヤジが一番好きな作家。今も畳にねそべって読んでる。
今読んでるのは、フローベール全集3巻の「感情教育」だってさ。
勧められたけど読みたくねぇ。
お薦めはジドも愛読書の一つに挙げてる書簡集。
age
いいか、書きこめよ!! 明日までに50レス行かないと、首だ!
高校の頃「ボヴァリー夫人」を読んで(どちらかというと
ロマン的なものが好きなものだから)なんでこんなの面白い
んだと思ったが今にして思うと傑作という気がする。
エマみたいな女は増えてきてるよね。よく新聞の社会面を
賑わす夫を殺したりする恐い女もおそらくエマのような渇望を
抱いていたのだと思う。
のこり44レス...
一つぐらいは埋めてやるか
おい
なんでフローベール人気ねんだよ
俺イチバン好きなんだよ モパサンとかゾラじゃだめなんだよ
ましてやスタンダールはひっこんでろよ
フローベールなんだよ
あの構成と文章の完ぺきさなんだよ
だいたいマダムボバリーしか読んでない奴多すぎなんだよ
ふざけんなよ
9 :
吾輩は名無しである:02/06/09 10:00
>あの構成と文章の完ぺきさなんだよ
Un coeur simple とかいいね。
>>8 せっかくレスしてやったのにスタンダールを軽んじて
いるようなのでもう書き込まない。
確かにスタンダールは構造的な作家ではなかったけど
面白さでは断然フローベールより上だよ。
芸術的な価値が方法論だけでは生まれない良い対比。
ウソです。
実はスタンダールのほうが好きです
通ぶろうとして書いてしまいました
赤と黒が未だに好きです
マチルドがかわいくてたまらないんです
とくにジュリアンに「おしおきしてください」と懇願するところなんて
最高なんです
だけどスタンダールはメジャーだからバカにされると思って
フローベールをもちあげてしまいました
どうか書きこんでください
おねがいします
12 :
吾輩は名無しである:02/06/09 20:24
フローベールとスタンダール、どっちも好きなんですが、
だめですか?
どちらも代表作は、ひとつしか読んでないんですが、
それもダメですか?
フローベール「感情教育」
スタンダール「パルムの僧院」
傑作だと思う。
14 :
吾輩は名無しである:02/06/09 23:15
「フローベールはおぼっちゃん。
弟子のモーパッサンは大人である」
―――― 太宰治
15 :
吾輩は名無しである:02/06/10 00:05
プベールとペキッシュ(?)だっけ、
面白いね。
岩波文庫の記念復刊で購入。
最近、岩波の復刊チェックしてないな・・・
けっこう面白いのがあるよね。
何げに「紋切り型辞典」好き。
17 :
考える名無しさん:02/06/10 03:42
ボバリー婦人って誰の訳がいちばんいいの?
フローベールスレッド2002 応援テーマ曲
「頑張れフロベー」
新潮のず太い 文庫しか でてないから
あんまし 読まれてないんだよ フローベールは
古典の短所は 知らずして 読まれない ということだ
(誰かの 言ったことを 引用しては いけない)
いま フローベールが 熱い
頑張れ フローベール
ゾラもいい モーパッサンもいい
スタンダールもいい
だが フローベールは 素晴らしい
19 :
吾輩は名無しである:02/06/10 19:39
ヘロデイアスがいい。漱石もイイと言ってたらしいのはどうでもいいが、
とりあえずあの派手な陰惨さがイイ。
20 :
吾輩は名無しである:02/06/10 19:58
「フロオベエルの私に教えたものは美しい退屈もあると云ふことである」
by.芥川龍之介
21 :
吾輩は名無しである:02/06/10 20:01
フロオベエルってどこが面白いのですか?
>>21 読者が必死に語ってるのを観察してると面白い
かなり前に読んだんでうろ覚えでスマソなんだが、農業組合大会(?)の
お祭りの傍らでエンマがすけこましと乳繰り合う場面が印象に残っている。
高邁な理想を声高に掲げる人々の一方で破廉恥にまぐわう男女。
結局、偉そうなこと吠えているお前らも破廉恥なんだよ!って言ってる
フロベール君のペシミズムに共感を覚えた若き日・・・。
24 :
吾輩は名無しである:02/06/23 23:02
「感情教育」ほど素晴らしいものはないね。
25 :
吾輩は名無しである:02/06/24 17:32
agege
26 :
吾輩は名無しである:02/06/24 20:22
ボバ読んでガッカリしたんだけんども、感情なんたらはそんないいのけ?
蓮實の恩師が誉めとったのをどこかで読んだのう。感情なんたらって全集でしか
出てねえのけ?
27 :
吾輩は名無しである:02/06/24 23:53
晩年に公園を散歩していて、乳母車を押す家族ずれを見て、
「私もああいう生涯を送ることもできたのだ」と言ったとか。
随分と切ない話だけど、フロベールってずっと一人身だったの?
28 :
吾輩は名無しである:02/06/25 19:03
age
29 :
吾輩は名無しである:02/07/01 23:04
>>27 確か、恋人がいたはずだYO
今、手許に資料ないけどさ。
『ブヴァールとペキュシェ』は最高に面白い。
ああいうムチャクチャな内容の小説って他にないですか?
31 :
吾輩は名無しである:02/07/07 16:38
ひとつの極北ではあるよね。
感情教育は確かに傑作だ。素晴らしい。すごく退屈だけど。退屈なのに2日で
読めてしまった。
凡人が凡庸に磨り減っていく話。技術ではありません。
気になるので。
フローベールとは、おれのことかとフロベール言い。
へんなとこ延ばさないように。
「聖アントワーヌの誘惑」が最高傑作。
好みから言えばスタンダールのほうが好きだけど・・・
Le rouge et le noir は5、6回読み返した。
34 :
吾輩は名無しである:02/07/13 19:44
>へんなとこ延ばさないように。
別にヘンじゃないが?
35 :
吾輩は名無しである:02/07/13 19:46
Flaubertのauは長母音じゃないです。へんです。いもです。
36 :
吾輩は名無しである:02/07/13 19:50
言いたいことは解るが、♪オー・シャンゼリゼ って歌では伸ばしてる。
伸ばしたところで「ヘン」とは言いきれない。
37 :
吾輩は名無しである:02/07/13 19:58
38 :
吾輩は名無しである:02/07/13 20:17
フロベール/フローベール
ジイド/ジッド
スタンダール/スタンダアル
いろいろあるみたいね。
Le Rouge et le noirのRenalもレナール/レーナル両方
あるようだし。
あ、あとフロベエルというのもあるか。
チョピンとはおれのことかとショパン言い。
39 :
吾輩は名無しである:02/07/13 20:31
>>35 そもそも仏語には長母音・短母音って概念がないでしょ。
伸ばしても縮めてもauはau。
40 :
吾輩は名無しである:02/07/13 20:41
そう、ふつうに言ってフロベール。
41 :
吾輩は名無しである:02/07/13 21:52
そもそもフランス語のカタカナ表記そのものが問題ありなんだよね。
だからがたがた言ってもしかたない話。
私はフロベールでもフローベールでも気にしないが・・・
ま、自分で書く時はフロベールかな。
42 :
吾輩は名無しである:02/07/29 23:13
age
43 :
吾輩は名無しである:02/07/29 23:21
じゃあ、そろそろ内容に入りましょ。
きちっと行きましょ、
ええと「三つの物語」から語り倒すってことでいかが?
ターザン山本の青春の一冊「三つの物語」
43はまさか本人?
45 :
吾輩は名無しである:02/08/10 17:53
フロベールよんでるやついないってことね。
ボヴァリー萌え〜
47 :
吾輩は名無しである:02/08/11 01:59
アルヌー夫人萌え萌え
48 :
吾輩は名無しである:02/08/11 02:25
ギュスターブage〜
49 :
吾輩は名無しである:02/08/11 04:18
つまんないよ。フローベール。
内容が。
『ブヴァールとペキュシェ』サイコー。
フロベールの『ドンキ・ホーテ』『ファウスト』だな。
未完なのが残念で仕方ない。
51 :
吾輩は名無しである:02/08/11 09:05
ドン・キホーテだろ
52 :
吾輩は名無しである:02/08/11 22:24
53 :
吾輩は名無しである:02/08/27 06:44
さがってんの
54 :
吾輩は名無しである:02/09/19 15:17
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄
∧( ´∀`)< age
( ⊂ ⊃ \____
( つ ノ ノ
|(__)_)
(__)_)
そろそろハスミさんヲタがあらわれるな。。
56 :
吾輩は名無しである:02/10/04 19:49
モウムの勝手に世界十大小説の一つですが、なにか?
聖ジュリヤン傳がよかった。
58 :
吾輩は名無しである:02/10/07 01:54
草稿研究以外で面白い読解はないの?
sage
60 :
吾輩は名無しである:02/10/23 02:21
で、マダムBは何でこのスレに現れないの?
フ、フ、フローベール(w
おお!フェリシテ!
63 :
吾輩は名無しである:02/10/25 23:59
田口検証本、本日堂々発売!
馬鹿ども買え!!
我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
上記の無礼なカキコについてのお詫び。
田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの
評判を落とすためのなりきりカキコを、
あちこちのスレで乱発しています。
こちらのスレッドを無礼なカキコを汚して申しわけありません。
どうかお許し下さい。m(_ _)m
ちょっと前に短命に終わったスレを探してるが、みつからねえ・・・。
66 :
吾輩は名無しである:02/11/07 15:03
サランボー角川訳に萎えたのですが、
全集訳が良いのですか?
67 :
吾輩は名無しである:02/11/18 03:08
ボヴァリー夫人買いました
68 :
吾輩は名無しである:02/11/23 01:38
ハスミヲタまだ?
69 :
吾輩は名無しである:02/11/23 01:40
ハスミヲタきますた。
なにか喋りましょうか。
70 :
吾輩は名無しである:02/11/23 01:41
無責任な選択に対する責任とかw。
71 :
吾輩は名無しである:02/11/23 01:44
何やらわけのわからないものと遭遇する「遭遇体験」です。
フローベールを翻訳で読む意味はあるんでしょうか
>>72 それは「フローベールなんて読む意味あるのか」という問いと同程度に難しい問いですね。
74 :
吾輩は名無しである:02/12/01 20:36
age
75 :
吾輩は名無しである:02/12/01 23:59
みっつの物語「聖ジュリアン伝」に一票
仏語中級の授業で読んだけど、美しい言葉がいっぱいちりばめられてる。
それは、日本語に翻訳した後も残っているよ。
結構、男なのに、繊細できらきらして、純粋でかわいいものがすきだよね。
そこが女性読者をも取り込む秘訣かな。ていうか、読者はほとんど女性??
76 :
吾輩は名無しである:02/12/02 00:20
ボヴァリー、本屋で立ち読みしたら岩波文庫の訳が自分には一番
読みやすくてそれ買った。
意外なくらい面白かったよ。
でもって感情教育と聖アントワヌも岩波文庫で出てたから買ったんだけど、
スレ読む限りだと、もう絶版しちゃったのかな?
77 :
吾輩は名無しである:02/12/12 11:38
名前がいいね>1
78 :
吾輩は名無しである:02/12/12 23:03
>>76 岩波文庫には、絶版はない。品切れ。
要望が高まってくると重版再開。
感情教育を新潮世界文学9の清水徹訳で読み始めたが……駄目だ。
下船後の旧友との語り合いで挫折。
ここまで引きつけるものの無い小説とはいったい何なのだ。
カラマーゾフの100分の1の面白みも無い。
時間をあけて再チャレンジしてはみるが……。
80 :
吾輩は名無しである:02/12/16 19:54
感情教育に清水徹訳があったのか。
生島訳しかないと思っていた。
どちらにしても、不評っぽいね…。
>>79 10年位前に読んだけど、何一つ覚えていない。
つまんないと思った本を最後まで読む必要はないと思うよ。
フロベールは「ボヴァリー」と「ブヴァール」で永遠なのだ。
フローベールはあんまり愉快な小説を書く人じゃないけど、
>>18を見る限りじゃ、
1さんはフローベールと違ってお隣に座らせてほしいと人に思わせるタイプの方のようですね。
83 :
吾輩は名無しである:02/12/25 16:08
フローベール「ボヴァリー夫人」(新潮)
今読んでるんですが、読みにくくありませんか?
しかも一つ一つの出来事がサラッと流れて、読み進むうちに前のページに何が書かれてあったか
忘れてしまうのですが。
なんか予想して便り結構時間掛かりそうです。
>>83 私の場合、あの過剰な描写を読みにくいと感じたりはしないんだけど、
話の筋がつまらないと思ってしまいます。
ここのスレによると、感情教育はもっとつまらなさそうですね・・・。
85 :
吾輩は名無しである:03/01/04 08:14
ボヴァリー夫人あげ
86 :
吾輩は名無しである:03/01/04 11:50
>>1はボバリーを軽蔑しているようだが?
感情教育もダメとなると、フロベーの何を読めばいいのよ。
87 :
吾輩は名無しである:03/01/13 08:42
モーパッサンが落ちた。
ここの陥落も時間の問題だな。
88 :
吾輩は名無しである:03/01/13 12:10
本当に蓮実ヲタってフローベール読んでるのか?
陥没地帯>>>>>>>>>>>>>>>>>>>マダムB
90 :
吾輩は名無しである:03/01/15 23:02
>>83 我慢してエマが死ぬまで読んで下さい。
後悔はしません。
91 :
吾輩は名無しである:03/01/16 06:31
読んでも忘れちゃうなら、いっそエマが死ぬところから読んでみては?
(^^)
83は後悔したのだろうか。
深度348で紅茶を啜りつつ独り言を書く。
94 :
吾輩は名無しである:03/01/28 01:01
>>83 それは翻訳のせいです。
と、ここで質問、『感情教育』と『ボヴァリー夫人』、
どっちが好きですか? できれば、理由もね。
両方読んでる人すくなそうだけど・・・。
>>94 どっちも途中読みだけど、『感情教育』のほうが面白い。
不倫ものに感情移入できないからっていうのが理由。
他の人はどうですか?
96 :
吾輩は名無しである:03/01/28 01:55
春樹の風の声を聴けで主人公の僕が感情教育を読んでいた。
97 :
吾輩は名無しである:03/01/28 09:40
>>96 と、知ったとたんに、『感情教育』を読む気が激萎えする
村上春樹大嫌い男なおれ。
98 :
吾輩は名無しである:03/01/28 10:38
『ボヴァリー夫人』って、ずーっと昔に1回だけ読んだことがある。
どういう感想を持ったのか覚えていないぐらいだから、たいして感心しなかったんだと思う。
ところが!最近読み返す機会があって驚いたよ。
とにかく主人公の夢見がちな性格や、それと現実との葛藤の描写が余りにもリアル。
いわゆるカッコ付きの「名作」の力は侮れないと思ったね。
主人公はかなり子供っぽい奴だけど、そうした感性を引きずりながらも普通の社会生活
を送っている大人にこそ読まれるべき。
99 :
吾輩は名無しである:03/01/28 13:25
『感情教育』はマザコンだったら面白く読めるんでしょうか?
ルソーの『告白』でヴァランス夫人に激萌えしたおいらなんですが・・・
100 :
吾輩は名無しである:03/01/28 16:39
100
『感情教育』より『サランボー』が、
『サランボー』より『プヴァールとペキシュ』が好きだ。
横からすみません。
クロワッセのフロベールをはじめ、ロンドンの夏目漱石、
コルク部屋のプルースト、ドストエフスキー等、
ひきこもりとも言える偉人の精神状態について興味があります。
わたしも一時そのような状態でしたが、なにも産み出しはしませんでした。
今ではどこにでも出歩く阿呆の体です。きっと出力の人間でなく、入力の人間なのかもしれません。
引き籠もって本を読まずにいられなかった私と、引き籠もって吐き出さずにいられなかった人間の違い。
ああ私はなにを書いているのでしょう。分からなくなってきました。
これも入力側の、下の下の人間たる所以でしょうか。
恥ずかしいのでさげます。
出力しても、村上春樹みたいな才能なしもいるけどな。
>>101 『プヴァールとペキシュ』はどのあたりを楽しんで読めばいいですか?
最初の2,3ページが退屈で読むのやめてしまいました。
プヴァールとペキシュは老人2人が田舎であらゆる分野の知識を獲得せんと
勉強を始めるところからがおもしろくなるよ。
106 :
吾輩は名無しである:03/02/23 00:03
生田長江訳の『サランボー』を探しているのですが、
初版本以外の何かに収録されたという話を
誰かご存じないでしょうか?
107 :
吾輩は名無しである:03/02/28 01:25
今、「ボヴァリー夫人」を新潮文庫と原書を照らし合わせながら
読んでいるけど
ストーリーそのものは、確かにそんなに山や谷があるわけでもないけど
ディテールの描写というか語り口は非常に面白いぞ
さりげない事柄を選んで語るスタイルに、作者の毒電波みたいなものを
ばりばり感じるんだが・・・
108 :
吾輩は名無しである:03/03/03 10:32
>>23 >かなり前に読んだんでうろ覚えでスマソなんだが、農業組合大会(?)の
>お祭りの傍らでエンマがすけこましと乳繰り合う場面が印象に残っている。
>高邁な理想を声高に掲げる人々の一方で破廉恥にまぐわう男女。
>結局、偉そうなこと吠えているお前らも破廉恥なんだよ!って言ってる
>フロベール君のペシミズムに共感を覚えた若き日・・・。
遅いレスだが
漏れは、むしろ逆に読んだ。
つまり、
「偉そうに儀式でしゃべってる連中も破廉恥だ」
というのではなく、
「恋愛の甘い会話も、ロマンチックなようで、実は紋切り型の儀式の演説並みに
空虚な言葉に過ぎない」
ってことじゃないのかな。
109 :
吾輩は名無しである:03/03/03 23:29
「巴旦杏水」って一体なに??なんて読むの??
出所
<霊感を信用するのは止めましょう>
「何事も冷静に、落ち着いて為されなければなりません。
ルゥヴェルがペリー公を殺そうと思ったとき
彼は巴旦杏水を一びん飲みほし、しくじりませんでした。
これはあの亡きブランディエの譬え話でしたが、
いつも私に感銘を与えました。
これはその意味が理解できるものにとっては
深い教訓を含んでいるのです」
(フローベール)
↑出所
フローベール「書簡集」第三巻 p103
ルイズコレ宛、1853.2.27-28
>>110 >>111 なるほど、サンキューです。
(「巴旦杏水」で検索しちゃったので全然引っかかりませんでした)
「巴旦杏水を一びん飲みほし」ってどんなイメージですかね、
あんまり意味ないのかな。
115 :
吾輩は名無しである:03/03/20 11:00
フローベールは、日常生活に飽き足らず
ロマンチックな幻想というか夢想の世界に
逝ってしまったエマという主人公を「ボヴァリー夫人」で
描いたわけで
「ボヴァリー夫人は私だ」という有名なセリフがあるように
フローベール自身がそういう人だったわけで
フローベールは、現実逃避して夢想する人であり、しかも
その現実逃避して夢想する人を、冷徹に外部から眺めて
描くこともできる人だったわけで
夢想的な作品と、リアルな作品と、両方の系列を書いたのも
そういうことなわけで
ここで結局なにがいいたいかというと、まあ言い古されたことを
繰り返してみただけで、特に深い意味はないわけで
ガキのころ,「ボヴァリー」を読んだ.
「肉の喜び」って二人してステーキ食ってる
んだと思っていた.
(^^)
山崎渉の騙り唐ageはヤメロやヴォゲッ!
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
120 :
吾輩は名無しである:03/05/19 07:36
一ヶ月ぶりの揚げ♪
語る事は、無い。
が、落ちたら、また再建されるだけであろう。
それは、あまりに馬鹿馬鹿しいので、この保守の連続を以って
「フローベール語るに足らず」の証しとしたい。
121 :
吾輩は名無しである:03/05/19 10:51
「感情教育」評判わるいんだな。
優柔不断な主人公に魅力を感じないってことかな。
でも、我慢して読み進めていくと、最後の方で突然時間が飛び、
白髪まじりのアルヌー夫人と再会するくだり、
フランス文学でも屈指の名場面だよ。
結びの会話も味わい深い。
122 :
吾輩は名無しである:03/05/19 14:29
紋切り型事典は面白かった。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
だいぶ昔にスタンダールスレは落ちたみたいね。
あぼーん
126 :
吾輩は名無しである:03/06/09 21:59
フローベールって「ヴォバリー夫人」と「紋きり辞典」しか文庫出てないんですよね?
127 :
吾輩は名無しである:03/06/09 22:59
しらない。
フローベールの文庫になんて、お目にかかった事も無い。
僕より君の方が遥かに詳しそうだから、きっと君の主張する通りなのだろう。
128 :
吾輩は名無しである:03/06/09 23:14
そうだね。さぞかし頭いいんだろうから、ほおって置こう。
聖アントワーヌの誘惑
だろ!全集でしか出てないから古書店巡って数万円払って手に入れたよ。
にしても、フローベールの作品は登場人物多いよな。
130 :
吾輩は名無しである:03/06/11 00:33
>にしても、フローベールの作品は登場人物多いよな。
数万払ってコレ一言とは、フロベーが草葉の陰で泣いてるぞ(w
>130
いや〜聖アントワーヌは、フローベルの周囲からも不評だった
らしいし、本当にはちゃめちゃで感想の書きようがないよ・・・
>>130 そうなのか。フロベールの作品の中では『聖アントワヌ』が一番好きだけどな。
それにしても
>>129の数万円はすごいな。山陽道支店なら岩波文庫の『聖アントワヌの誘惑』が1000円かせいぜい2000円で買えるのに。
渡辺一夫訳を避けたかったのかな?
>132
正しくは聖アントワヌの入ったものが全集で欲しかった・・・です。
書き方間違ったスマン。当時全集のバラ売りをしてくれる古書店が
どうにも見当たらなくて、迷った末セットで買いました。
岩波のは3000円してるところもあるね。
友人にメイドさん物と偽って「純な心」を読ませますた。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
137 :
吾輩は名無しである:03/07/21 18:04
「ボヴァリー夫人」、新潮文庫と岩波文庫のどちらの訳がお勧めですか?
138 :
吾輩は名無しである:03/07/28 13:27
どっちなんだよゴルァ!
あぼーん
原書で読みなさい
141 :
吾輩は名無しである:03/07/28 14:39
んだんだ、それが一番だ
142 :
吾輩は名無しである:03/07/28 17:34
そうだね、そうするよ。
できれば世話ないんじゃゴルァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!
143 :
吾輩は名無しである:03/07/28 18:43
ここはボヴァリー夫人なインターネットですね。
あぼーん
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
146 :
吾輩は名無しである:03/09/03 23:45
やっぱ一番好きなのは「ブヴァールとペキュシェ」かな。
まだ読んでないけどな。
147 :
吾輩は名無しである:03/09/24 17:30
age
148 :
日本フランス文学協議会:03/09/24 18:10
「フローベール」(ダセーな、変なとこ伸ばすなよ!)の皆様いつもご苦労様です。
こちらは日本フランス文学協議会です。
本日の本会議での決議事項を2ちゃんねるの関連スレにご案内中です。
こちらのスレに関連する決議事項は下記一項のみです。
決議事項第1335661:フロベールよりモパッサンのはうがおもろい!
以上です。
149 :
吾輩は名無しである:03/09/24 22:54
フローベールで抜いてもいいですか?
150 :
吾輩は名無しである:03/09/28 00:48
思えば10年とちょっと前、『フローベールの鸚鵡』を読もうとして
予備知識を仕入れるために、当時文庫で入手可能だったボヴァ夫人、
サランボオ、感情教育を読んだのがフローベールとの出会いだった。
そんな俺は厨かな?
>>151 何年か後で岩波文庫で復刊されてから読みました。
書店で見かけて「こ、これが…!」と飛びついた。
154 :
吾輩は名無しである:03/09/29 01:36
誰か福武文庫の「三つの物語」レポきぼん
155 :
吾輩は名無しである:03/09/29 03:32
すいません。
フローベルを読んで無いのに
「フローベルの鸚鵡」を読みました。
あれは、10年も前かな。
で、ものすごく面白かったです。
で、フローベルを読もうとしたんですが
まだ読んでません。
156 :
吾輩は名無しである:03/10/19 22:37
フロベーの本、積んでたのが崩れて、あげく踏んじゃったよ…。
読もう読もうと思っても挫折してしまう。
スカイラークシリーズの方がよっぽど面白いなぁ。
『感情教育』安く売っているところ、教えてくれ。
159 :
吾輩は名無しである:03/10/20 21:34
思春期の『感情教育』。
160 :
吾輩は名無しである:03/11/04 13:17
>>158 上手くすれば50円から200円で入手できますな。
さて、11月も終わりに近づいてきた。
全国のフロらーたちは元気にしているだろうか。
文学の衰退云々を考えているときにふと思い出して『ボヴァリー夫人』を読んだ。
坪内逍遥が「小説」と訳した理由について調べようと思う。