『抱擁家族』読み終わった。イヤハヤ、とんでもない小説ですね、これ。
文芸文庫の解説で大橋さんも指摘している、
「カメの中に水があった。水がなぜ気にかかるのだろう。なぜカメの中の、
とるにたらぬ、水がそこに在る、そこに在ると思えるのだろう。」
という記述は、小島信夫なりの実存的問題、モノそのものとの対峙を如実に
表わしていて印象的ですね。
家族小説、病妻もの、成長物語、いずれにも分類不可能な小説だと感じました。
次は『うるわしき日々』を読みます。
932 :
923:2007/01/28(日) 21:41:39
>>929,930
ありがとうございました。すみませんでした。
別れる理由は何故復刊しないんですか??
俺はどうしても別れる理由を読み切ることができない
わざわざ古本で全巻買ったのにな
>>934 私見だが、この辺の作品はそういう読み方もありだと思う。
読んでる最中のトランス感というかグルーブ感を楽しむっていうか。
スクリプトは第一義では決して無い(と思う)
=935
X スクリプト
O プロット
937 :
吾輩は名無しである:2007/02/05(月) 21:14:11
『平安』、800円くらいで売ってたが
スルーしてしまった。
買っといたほうがよかったかな?
今までで誰が最も高齢の作家だった?
たぶん、弥生子ちゃん
別れる理由がほぼ新品とはいえ署名本でもないのに
\27,000(オクで)
あんまし相場あげないでちょーだい。
「犬」って芥川賞選考の前月に出たのか。怖いもの知らずだな。
942 :
吾輩は名無しである:2007/03/24(土) 05:39:30
森敦『月山』の巻末解説文は、いかにも小島らしい一文だな
いつだっけな。十年ぐらい前かな。
本を大量に処分したことがあるが、その中で
処分して少し後悔している作家の一人が小島信夫だな。。。
今読みたくても中々手に入らないからな〜。
しかし、小島信夫は全集出るやろうと思ってるんだが、
その話、聞かないな。。。
出ないの。。。か?
無理だろう、あの分量は。
そうかな?
吉行、遠藤、と全集が出たんで期待してたんだが。。。
しかし知名度や売れ行きは二人に比べると落ちるだろうし。。。
確かに出ない気がしてきた。
あー、ミスッた。
別れる理由と作家遍歴でもうかなりの分量。まあ出たら必ず買うけどさ。
この人と、後古井くらいか、出すべき人だとは思うけど。
講談社とか無理かなあ。
いいこと言うね(笑)
俺も小島、古井は買う。
昨日、『殉教/微笑』Get!
おめ
数少ない同郷出身の作家でありながら小銃しか読んだことなくて、亡くなってからいろいろ図書館で借りて読んでます
もし全集が出たら本当に嬉しいのですが…
誰それと同郷という感覚が分かる人が羨ましい。
小島さんって美濃だっけ?
|::::::::::∩::::::::::
| ̄ ̄ ヽ:::::: 小島・・・死んでしまったか。合掌。
| ● |:::::
|( _●_) ミ::: これからはあんたを「クマ」として語るくま。
| |∪| ノ::::
| ヽノ i::::
954 :
吾輩は名無しである:2007/06/16(土) 23:39:25
作家遍歴いつになったら出るのかな
アメリカン・スクール何度も読める
箸を落とすシーンはかなり悲しくも可笑しい
菊池栄一の唱和の世界を2500円でゲット
まじ得したー
957 :
:2007/07/22(日) 21:48:22
抱擁家族とうるわしき日々 買った 並行して読む
まだこのスレあったのかよ。
『暮坂』読了。
いまいちだな。
そりゃ、ごくろーさん。
私たちがオーラルメソッドをやってみせるということはないのですか
それしか意味ないと思うんだ
963 :
吾輩は名無しである:2007/08/04(土) 20:39:19
残光はひどかったな。
うんこ垂れ流しの文章
残光は仕方ない。年だし。
おれは残光好きだけどな。暮坂とかのほうがきつい。
966 :
吾輩は名無しである:2007/08/05(日) 01:48:47
>>963-964 前にもあったレスだなw
おおやけに出版された本で、著者の最高齢記録って何歳なんだろうな?
おおやけに出版されたっていう定義が難しいがw
967 :
吾輩は名無しである:2007/08/06(月) 02:59:52
こんなスレがあるとは!
968 :
吾輩は名無しである:2007/08/06(月) 15:27:56
9月 講談社文芸文庫 墓碑銘 小島信夫
うるわしき日々 夢の話と建築の話中だるみしてない?
全部
推敲しないからな。
だらだらだらだらしてる
>>971 小島の文章はブログ的だからな
時代を先取りしていたとも言える
わたしも「残光」は80年代終わりから90年代はじめの作品よりいいと思う。
「原石鼎」あたりで持ち直したんじゃないか。文体は名だたる論者たちが
昔から「メリハリがない」(篠田)「いちいち梯子を外されるような」
(富岡)「いらだたさい」(柄谷)その他けなしているとしか思えない
言いまわしでほめている。極めつけは宇野浩二だったか「この人の小説は
こんな文章でないと面白くないかもしれない」
975 :
974:2007/08/08(水) 04:53:56
「富岡」は多恵子です。
伊佐にならって黒い箸を新聞紙で包む
977 :
吾輩は名無しである:2007/08/16(木) 23:31:48
第3の新人だったな。
文藝文庫の 月光 暮坂 読みにくくない?
全部読みにくいよ
そうじてコジノブの小説は読みにくい