1 :
吾輩は名無しである:
語りましょう。
itteyoshi.
あれ、こんな有名な作家なのになかった?
でも
>>1はもうちょっと気取ったリード文を書かないと。
>語りましょう。
と言われてもね。
まず君はどの作品が好きなの?
4 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:15
モーパッサンはもうたくさん
5 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:39
「女の一生もう婆さん」って
昔流行ったよな
6 :
吾輩は名無しである:02/05/17 23:51
いい加減な観念の実験場と化した現代小説はもう一度モーパッサンに戻るがいい。
強靭なリアリズムこそ芸術の本懐。
7 :
吾輩は名無しである:02/05/17 23:52
馬鹿ハケーン↑
>>7みたいな馬鹿がいるから文学板も廃れてきたんだな(シミジミ
9 :
吾輩は名無しである:02/05/17 23:59
大学の頃、フランス語の先生が「『女の一生』だからUne vie。
Un vieなら『男の一生』」とギャグをとばしていた。
フランス語の教科書に載っている『プチ・ニコラ』を読んで、
ひとりで笑ってた。
ギャグは寒かったけれど、いい先生でした。
G先生、御冥福をお祈りします。
10 :
吾輩は名無しである:02/05/18 00:03
「脂肪の塊」しか読んだことないけど
本領は短編なんでしょ?
確か発狂して死んだんだっけ?
>>8 「きょうじんなりありずむ」なんていうほぼネタをまじめそうに
あげるばかがふえたからだよ(w
>>11 フーン。そんじゃ君は三島の「文化防衛論」の最初の3行も読んでないんだね。ふーん。
>>12 11はわけもわからずプルーストやジョイスを読んだと称するばか。
相手にスンナ。
14 :
吾輩は名無しである:02/05/18 00:43
梅毒が脳に廻って発狂したんだよね。
最期の言葉は「人生は暗い」
15 :
吾輩は名無しである:02/05/18 00:44
16 :
吾輩は名無しである:02/05/18 00:45
>>14 そういえばニーチェも梅毒で発狂。
顔も似てるよね。哲学もニヒルだったのかな?
17 :
吾輩は名無しである:02/05/18 00:46
三島オタのスレだったのか。どうりでね。
18 :
吾輩は名無しである:02/05/18 01:04
モーパッサン氏の描く人間のいやらしさのリアルなところに共感する。
日常で小説中のような俗物に出くわすとひそかに「モーパッサン先生」とつぶやきます。
19 :
吾輩は名無しである:02/05/18 01:10
>>18 ゾラは結構傾倒したけどモーパッサンの方が
完成度が高いらしいね。同じ自然主義でも。
今度読んでみよう。
20 :
吾輩は名無しである:02/05/18 01:19
河出文庫に収められていた「ピエールとジャン」は本当に素晴らしい。
自分の価値を疑うことを知らない単純な弟と内面に憂悶を抱える兄の
描き分け、特に終盤にかけての盛り上げ方のうまさに圧倒された。
個人的には「女と一生」よりはるかに傑作だと思う。
生々しい俗物描きに固執するモーッパサンしか知らない人にはぜひ
よんでもらいたい逸品。
21 :
吾輩は名無しである:02/05/18 01:33
一億総俗物と化した日本ではモーパッサンを読んでも「この人のどこがいけないの?」と
開き直られてしまうかもしれない。「ベラミ」の主人公などはむしろ世渡り上手の典型的人物
として実用書として秀逸かも。
実用書・・・ですか。カッパノベルズ? 日本実業之友社?
モーつながりで、モーリヤックが嫌いなんですけど、日本の作家では、
遠藤周作あたりが嫌いですね。
ジイドもそうだけど、カトリックの作家ってのは、屑が多いね。
なんで小説読んで悩まなくちゃなんないの?って思ってしまいます。
>>22 三笠書房「知的ビジネスマンの部下活用術」
同「女は人材」
25 :
吾輩は名無しである:02/05/18 01:50
ジイドをカトリックの作家といっていいものかどうか・・・
26 :
吾輩は名無しである:02/05/18 07:47
>>23 モーリヤックの「テレーズ・デスケイルー」は良かったよ。
全然宗教臭さが無かった。読んでみな。
27 :
吾輩は名無しである:02/05/18 11:43
俺は脂肪の塊とテリエ館しか読んだことないんだけど,
女の一生っておもしろくないの?訳者がマズいのか?
28 :
吾輩は名無しである:02/05/20 07:10
age
29 :
吾輩は名無しである:02/05/20 18:46
狂死
30 :
吾輩は名無しである:02/05/21 22:15
すでに少し候補が出てるけど,なんかオススメの短編ない?
31 :
吾輩は名無しである:02/05/21 23:21
>>30 新潮文庫「モーパッサン短編集(1〜3)」
「メゾン・テリエ」
チョト萌えた
女の一生はもうだめぽ。
今どき結婚するまで何にも知らない女の話な(以下略
34 :
吾輩は名無しである:02/06/09 19:52
sineyo
antagane
36 :
吾輩は名無しである:02/06/15 22:50
>21
そうかも。
須賀敦子の書評に惹かれて読んだけど、
予想と違っておもしろくなかった。
37 :
吾輩は名無しである:02/06/15 23:27
やっぱ描写テクニックが優れてると思う。
リア厨の頃、「脂肪の塊」を読んだんだけど、
ラストでは「この腐れブルジョワが!」と義憤に駆られてた(藁
今読むとちょっと露骨に書きすぎてるな。
漏れも成長しました(藁
38 :
吾輩は名無しである:02/06/18 00:09
俺はブルジョワ批判よりも
民主主義者のラ・マルセイエーズと娼婦の涙という組み合わせに震えたが。
39 :
吾輩は名無しである:02/06/18 00:17
というかもっと短編の話を聞きたいagw
41 :
吾輩は名無しである:02/06/26 22:25
死のごとく強し
42 :
吾輩は名無しである:02/06/26 22:32
あーあ。
43 :
吾輩は名無しである:02/07/01 23:27
けっこう怪奇作品も書いてるよね。「誰が知ろう?」が好き。これを読んでると
漫画日本昔話にしたくなる。古本屋で「モーパッサン怪奇傑作集」(福武文庫)を
買ったんだけど、どういうわけか強い香水のにおいが本に染み付いていて少々不気味
であった。
短編好き。
怪奇作品も(「夜」とか)さすが最期狂っちゃうだけあって怪奇作品もイイ!
小役人ものも、なんだか好きだ。パチソー君とか。
御恥ずかしい話ですが「シモンのとうちゃん」何度読んでもちょっと半泣きだ!
↑以上、
モースレはじめて見たので書いてみました。
怪奇ものなら『オルラ』もいいですね。
人類の次にきたるべき新生物。
主人公がモン・サン・ミッシェルに旅をする
シーンは強い印象を受けました。
新潮文庫の短編集1〜3はいまだに愛読しています。
46 :
吾輩は名無しである:02/07/03 22:06
オルラ、かなり昔に映画になってる。
大昔に見たので記憶が曖昧だけど、なんか殺人事件がメインだった
気がする。オルラってそんな小説だっけ?
47 :
吾輩は名無しである:02/07/03 22:09
ムキッ〜〜〜〜〜〜〜!(怒)
目に見えないなにものかにとりつかれて
衰弱していく男の、独白の小説です。
映画化されたなら、話にメリハリつけるために
「殺人」とかの要素も入れたかもしれませんね。
原作には無かったと思うけど。
>新潮文庫の短編集1〜3は、私も愛読してます。
女の一生なんかは、いまさら気軽に読めないけど。
女なんか、徒労の一生なのねー。
51 :
吾輩は名無しである:02/07/05 01:34
新潮,訳はいい訳なの?
>51
昔から定評のある青柳瑞穂訳。いいですよ。
新潮文庫、私としては表紙デザインを変えて欲しい。
モーム短編の装丁なんかは、すごく好きなのですが。(青×緑)
白地に女性の絵だったっけ?
別の文庫はなんかのどかな田園風景の写真。
それがモーパッサンのイメージなのかなー。
54 :
吾輩は名無しである:02/07/07 20:44
ジフィリスが脳に来て誇大妄想狂になった後の、モーパッサンの語録が読める本ってある?
地面に木の棒を刺して「ここからモーパッサンの子孫が何人も生まれるのだ!!」って叫んだり
「俺は世界一に傘を300本買ったが、これはその一本だ」って言って、
近くの人を傘で殴ったり、いろいろしたらしいけど。
55 :
吾輩は名無しである:02/07/07 20:45
56 :
吾輩は名無しである:02/07/07 20:47
利家と松が終わったらレスが増え始めたという罠
>>56 そんなの、気付かなかった・・・
>>54 ちょっとよんで見たい、でもよんだら凹みそう。
58 :
オーシュコルンとっさん:02/07/15 04:03
リア厨のとき、現国の教科書に「紐」が載ってた。
それ以来、ときおり短編集を読み返してみたり。
短編読んでないのも沢山あるはずだけど、
なかなかめぐりあえない。
>>58 紐ってどんな話だったっけ?
60 :
吾輩は名無しである:02/07/17 22:09
泣ける短編も多いんだよな。
『ミス・ハリエット』も残酷で悲しいはなしだった。
61 :
吾輩は名無しである:02/07/17 22:46
有名なところだけど『首飾り』の
皮肉な結末も好きです。
>>59 オーシュコルンとっさんが道端にかがみこんで一本の紐を拾う。
その動作を別の村人に見られる。
財布を落とした人がいて、とっさんに嫌疑がかかる。
いくら紐を拾っただけだと抗弁しても信用されない。
そこへ、他の村人が、財布を拾ったと言って届け出る。
一件落着かと思いきや、それでも村の人たちの、とっさんを見る目がおかしい。
届けた男とグルになっているんだろうなどと思われてしまい、疑いは晴れない。
死に際まで、とっさんは、「拾ったのは紐だ」とつぶやき続ける。
といったような話ですだ。辛い話だけど、妙に乾いた感じがあって、印象に残ってる。
因みに70年代の少年マガジンに連載していた、ジョージ秋山の「デロリンマン」で、
これをそっくり翻案して漫画化した回がありました。
63 :
吾輩は名無しである:02/07/19 08:21
「モントリオール」が入手できん。
一回ボロボロの単行本を見つけたが、5000円の値がついていたのであきらめた。
岩波文庫のは(山陽道支店でも)見かけたことがない。
>>62 くわしいあらすじ、ありがとうございます。
読んだ事あるかも・・・
オーシュコルンとっさん、難儀です。
落ちたら悲しいのでage.
66 :
吾輩は名無しである:02/07/22 21:37
モーパッサンはおもしろい。
これから再発見されるね。おれも読み直そうと思ってる。
67 :
吾輩は名無しである:02/07/28 01:16
ジャンルや区分けは、よく分からないので、
同じ田舎紳士的イメージで田山花袋を読んでみました。
読めませんでした。
モーパッサンのいいオチのついた短編にはかないません。
68 :
吾輩は名無しである:02/08/03 00:59
パッサー
モーパッサーン!
70 :
吾輩は名無しである:02/08/08 03:18
>>63 昔古本屋で、角川文庫の温泉マークのついた「モントリオル」を見た。
なんじゃこりゃ?と驚いたけど買っとけばよかったと後悔(600円だった)。
温泉マーク・・・
萌。
温泉マークage
73 :
吾輩は名無しである:02/08/23 01:33
パッサー
74 :
吾輩は名無しである:02/08/23 23:03
岩波文庫から短編集がでるね。
やはりこの人は短編しかないね。
紐とかもいいが、俺は「蝿」が最高に好きだな。
単に面白い、ほのぼのした話として読めば読めるし、
「既成概念を根底からくつがえす、これが文学だ!」
などとたいそうに言おうと思えばいえる。ところもある。
76 :
吾輩は名無しである:02/08/25 05:37
『ロンドリ姉妹』好きな人っている?
ストーリーにこれといった捻りはないけど、なんとなくお気に入り。
77 :
吾輩は名無しである:02/09/09 22:42
age
78 :
吾輩は名無しである:02/09/17 01:59
ほんと、短編の名手だよね。
最初に高校時代に読んでそれほど感動しなかったんだけど、久しぶりに読み返してみると、構成の緻密さと描写が繊細なのに驚く。
79 :
吾輩は名無しである:02/09/21 12:01
ミス・ハリエットage
80 :
吾輩は名無しである:02/10/01 21:04
age
81 :
吾輩は名無しである:02/10/02 19:50
フラ語の授業で読まされたんだけど、深かった。
2人の友達、みたいな題名だったような・・・。
戦争の話です。トルコ兵が敵なの。
誰かどの作品がしりませんか?
82 :
吾輩は名無しである:02/10/05 17:00
age
83 :
吾輩は名無しである:02/10/06 01:43
「木靴」と「蝿」が好きでつ。わらっちまうー
84 :
吾輩は名無しである:02/10/13 18:40
この人ってエッセイとか書いてますか?
>>84 『水の上』がそうです。
私は未読ですが、モー氏らしく、かなり厭世的なエッセイらしい。
86 :
吾輩は名無しである:02/10/20 16:45
age
87 :
吾輩は名無しである:02/10/31 20:20
age
88 :
吾輩は名無しである:02/11/21 04:09
あげ
sage
あげ
保守
女の一生あげ!
ハンパネーーーーーー!!!
94 :
吾輩は名無しである:02/12/09 01:25
ハンパネーーーーーー!!!ってなに?
95 :
吾輩は名無しである:02/12/14 00:52
age
97 :
吾輩は名無しである:02/12/18 17:02
女は恋愛のプロだが、男は永遠にアマチュアである。
・・・たしかモーパッサンだったと思うんですが、自分のことにしても友達の
ことにしても、恋の話を聞くといつもこの言葉を思い出します。
98 :
吾輩は名無しである:02/12/18 17:30
雑談厨は良スレだけは荒らすな!!!
100 :
吾輩は名無しである:
” (゚Д゚)ハンパネー!!!100GET!!!